JP2008104751A - 血糖値測定装置および血糖値測定方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】血糖値測定装置を小型化させ非侵襲とさせて容易な測定を可能とさせる。また、血糖値測定方法を非侵襲とさせ容易な測定を可能とさせる。
【解決手段】透過光を使用して、血糖値を測定する場合に、グルコースによる吸収率の高い近赤外レーザと、グルコースによる吸収がない可視光とを被測定部位に透過させる。可視光の透過量を基準とすることにより、被測定部位の皮膚組織の状態による変化が補正できる。また、測定時に光路長も算出することにより、被測定部位にばらつきによる光路長変化に伴う透過量の変化を補正でき、高精度な測定、小型化が可能とされ、非侵襲の血糖値測定装置および血糖値測定方法を提供できる。
【選択図】図3
【解決手段】透過光を使用して、血糖値を測定する場合に、グルコースによる吸収率の高い近赤外レーザと、グルコースによる吸収がない可視光とを被測定部位に透過させる。可視光の透過量を基準とすることにより、被測定部位の皮膚組織の状態による変化が補正できる。また、測定時に光路長も算出することにより、被測定部位にばらつきによる光路長変化に伴う透過量の変化を補正でき、高精度な測定、小型化が可能とされ、非侵襲の血糖値測定装置および血糖値測定方法を提供できる。
【選択図】図3
Description
本発明は、血糖値測定装置および血糖値測定方法に係り、特に非侵襲、小型化で測定が容易な血糖値測定装置および血糖値測定方法に関する。
血糖値の測定方法としては、採血法(侵襲法)と無採血法(非侵襲法)とがある。採血法は、採血した血液を通常はグルコース酸化酵素法により、簡便法としては試薬と反応させ、その反応色から比色を用いて血糖値を求める方法が行われている。無採血法は、さまざまな手法が報告されているが、例えば光学的に測定する方法が知られている。
光学的な測定方法の一つとして、近赤外光のグルコースによる吸収量の差異を検出する方法がある。具体的には、近赤外光をある部位において透過させ、その透過光量から血糖値の測定とする方法である。その方法として、最も有用な部位として、指先かどが考えられている(例えば特許文献1、特許文献2参照。)。
特許第3093871号公報(第2,3頁、第1図)
特許第3692751号公報(第3頁、第1図)
しかしながら、透過光を使用した場合、透過させる部位(被測定部位)の位置によって、透過する光の量が変化してしまい、その結果、測定値に誤差が生じる。特に、グルコースの吸収量は非常に小さいため、測定部位の位置や、部位への接触方法の変化によって、測定値再現性が低いものとなっている。この変化の要因は、指などでは透過させる部位を常に一定に保つことが困難であり、透過する光路長の変化があるためである。被測定部位の安定のため、例えば爪にくぼみをつけ、測定部位の安定を図る方法も考えられるが、簡便性に欠けるものである。また、被測定部位の皮膚組織の状態によって透過光も変化し、被測定者への再現性も保てない問題があった。
本発明は、上記した問題点を解決することにある。
本発明は上述した諸々の事情に鑑み成されたもので、第1に、生体の被測定部位におけるグルコースの濃度を測定する血糖値測定装置であって、表示部と、第1導波路と第2導波路とを有し、該第1導波路および該第2導波路により前記被測定部位を挟持する測定部と、前記グルコースによる吸収率が高い第1出射光および基準となる第2出射光を該第1導波路を介して該被測定部位に出射する発光部と、該第1出射光および該第2出射光のうち該被測定部位を透過して該第2導波路に入射された光を第1透過光および第2透過光として受光する受光部と、該被測定部位内の光路長を検出する光路長検出部と、該第1透過光に基づき該第1出射光の該被測定部位における透過量を算出し、該透過量を該第2透過光および該光路長に基づいて補正して血糖値データに換算し、該血糖値データを該表示部に表示する制御部と、を具備することにより解決するものである。
また、前記第1出射光は、近赤外レーザ光であり、前記第2出射光は、可視光であることを特徴とするものである。
また、前記発光部は、前記第1出射光を出力する第1発光部および前記第2出射光を出力する第2発光部を有し、該第1出射光および該第2出射光を合成することを特徴とするものである。
また、前記発光部は、前記第1出射光を出力する第1発光部および前記第2出射光を出力する第2発光部を有し、該第1出射光および該第2出射光を順次個別に出力することを特徴とするものである。
また、前記受光部は、第1受光部および第2受光部を有し、該第1受光部で前記第1透過光を受光し、該第2受光部で前記第2透過光を受光することを特徴とするものである。
また、前記制御部は、前記第2透過光に基づく他の透過量を算出し、前記透過量を該他の透過量により補正することを特徴とするものである。
また、前記制御部は、前記光路長の変化量に基づき前記透過量を補正することを特徴とするものである。
また、前記制御部は、前記第1導波路と前記第2導波路とでなす角度を検出する角度検出部を有し、該角度により前記光路長を算出することを特徴とするものである。
また、前記角度の最大角度は、前記生体の端部の所定部位を挟持可能な程度に小さく設定されたことを特徴とするものである。
第2に、生体の被測定部位におけるグルコースの濃度を測定する血糖値測定方法であって、前記グルコースによる吸収率が高い第1出射光および基準となる第2出射光を前記被測定部位に出射する工程と、該第1出射光および該第2出射光のうち該被測定部位を透過した光を第1透過光および第2透過光として受光する工程と、該第1出射光の該被測定部位内の光路長を検出する工程と、該第1出射光の該被測定部位における透過量を算出し、該透過量を該第2透過光および該光路長に基づいて補正して血糖値データに換算する工程と、を具備することにより解決するものである。
また、前記第1出射光は、近赤外レーザ光であり、前記第2出射光は、可視光であることを特徴とするものである。
また、前記第1出射光および前記第2出射光は、合成されて前記被測定部位に出射されることを特徴とするものである。
また、前記第1出射光および前記第2出射光は、順次個別に前記被測定部位に出射されることを特徴とするものである。
また、前記第1透過光および前記第2透過光を分離して受光することを特徴とするものである。
また、前記第2透過光に基づく他の透過量を算出し、前記透過量を該他の透過量により補正することを特徴とするものである。
本発明によれば、小型化が可能とされ、非侵襲であり容易に測定が可能な血糖値測定装置および血糖値測定方法を提供できる。
第1に、被測定部位に近赤外レーザ光を出射および透過させてこの透過量に基づき被測定部位のグルコース濃度を測定するので、測定装置の小型化が実現し、非侵襲で容易な測定が可能である。このとき、被測定部位の皮膚組織の状態による変化と、被測定部位の変化(ばらつき)による透過量の変化とを自動的に補正することができるので、容易に光学式の血糖値測定装置の測定精度を向上させることができる。
より具体的には、近赤外レーザ光に加えて、基準となる可視光(可視レーザ光)を被測定部位に出射、透過させて被測定部位における可視光の透過量を測定し、この変化量に基づき近赤外レーザ光の透過量を補正する。これにより、皮膚組織の状態による透過量の変化を測定値に反映させることができ、測定誤差を低減できる。また、被測定部位を透過する光の光路長を検出し、この変化量によっても測定値を補正することで、より測定精度を高めることができる。
第2に、測定部は、一端が固定され他端が開閉可能な第1導波路と第2導波路とで被測定部位を挟持する構成であるので、第1導波路と第2導波路とが最大に開いた状態での角度が固定される。これにより、測定部で挟持できる生体の部位をほぼ限定することができ、測定値のばらつきを低減できる。
第3に、第1導波路および第2導波路で成す角度を検出し、この角度により被測定部位を透過する近赤外レーザ光の光路長を算出して被測定部位の透過量を補正する。これにより、被測定部位のばらつきによる透過量の変化を測定値に反映させることができ、測定誤差を低減できる。
第4に、第1導波路と第2導波路でなす角度の最大角度を、例えば指先や耳たぶなど、生体端部の限られた部位を挟持可能な程度にすることで、測定部で挟持できる生体の部位をより詳細に限定でき、被測定部位の安定性が向上する。
第5に、近赤外レーザ光および可視光(可視レーザ光)を合成した出射光を被測定部位に照射することにより、出射光が被測定部位を透過する光路を一つにすることができるので、実際に血糖を測定する部位で、基本的な透過光量を測定できる。
また、異なる波長の近赤外レーザ光および可視光を利用する測定であっても、測定は一度で済むため、近赤外レーザ光と可視光を逐次切り替えて測定する場合と比較して、測定時間を短くできる。また、近赤外レーザ光は視認できないため、可視光が同時に出射されていることで、測定中であることを認識することができる。
第6に、近赤外レーザ光および可視光(可視レーザ光)を個別に出射する(逐次レーザの発光波長を切り替える)場合、両者を合成した出射光を出力する場合と比較して光検知器やダイクロイックミラー等の光学系の部品を省略することができる。
通常の生活の中で、生活習慣病または将来に渡っての疾病を予防する意味で、血糖値の測定および管理は非常に重要である。本発明によれば、普通の生活の中で、手軽に測定が可能で且つ測定精度を向上させた血糖値測定装置および血糖値測定方法を提供できる。
以下に本発明に係る血糖値測定装置および血糖値測定方法の実施形態の一例を、図1から図6を参照して詳細に説明する。
まず、図1から図3を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。図1は、第1の実施形態における血糖値測定装置の一例を示す図であり、図1(A)が外観平面図、図1(B)が図1(A)のa−a線断面図である。
本実施形態の血糖値測定装置100は、表示部2と、測定部3と、発光部11と、受光部12と、光路長検出部19と、制御部6とから構成される。
血糖値測定装置100の外部筐体8の一主面には、例えば電源スイッチ4、測定開始・停止ボタン5、表示部2等が設けられている。外部筐体8の上部には、被測定部位との接触部となる測定部3が設けられている。
測定部3は、第1導波路31と第2導波路32とを有し、これらにより被測定部位を挟持する。ここでは一例として第1導波路31および第2導波路32は、例えばそれぞれの一端が固定され、他端が開閉可能な構成とされ、他端の開閉により被測定部位を挟んで保持(以下挟持)するクリップ状とする。
測定部3は、第1導波路31と第2導波路32とが最大に開いた状態でも、生体端部の限られた部位を挟持可能な程度に小さく設定されている。また、測定部3は、被測定部位を常に所定の負荷で挟持できる構成とされている。第1導波路31と第2導波路32とをクリップ状に構成することにより、測定部3で挟持できる生体の部位を限定でき、被測定部位が測定部3によって挟まれて血糖値が計測されるときの測定安定性が向上する。
第1導波路31の一端は、光学ユニット1内の発光部11と接続され、他端には例えばミラー311および集光レンズ312が設けられる。発光部11から出力された光(以下出射光21)は、矢印の如く、第1導波路31を介してミラー311で反射され集光レンズ312で集光されて、被測定部位に出射される。
第2導波路32の一端は受光部12と接続され、他端には例えばミラー321および集光レンズ322が設けられている。被測定部位を透過した出射光の一部(以下透過光22)は、破線矢印の如く集光レンズ322で集光され、ミラー321で反射され、第2導波路32を介して受光部12で受光される。
第1導波路31および第2導波路32は、出射光21および透過光22が外部に漏れないような形状(例えば筒状)および材質であり、発光部11及び受光部12と共に光学ユニット1の一部を構成する。
血糖値を測定するには、生体内のグルコース濃度を検出するのが効率的である。また、血糖値を非侵襲(無採血)で測定する場合、人体に対して透過性を有する波長帯の光を使用することになるが、グルコースの場合、近赤外帯光のいくつかのスペクトルに対して吸光特性を有することが知られている。そこで、被測定部位に近赤外レーザ光を透過させ、グルコースによる吸収率を検出することで、血糖値を測定する。
発光部11は、グルコースによる吸収率が高い第1出射光と、基準となる第2出射光とを出力する。詳細は後述するが、発光部11は半導体レーザを備え、第1出射光として単一波長の近赤外レーザ光を出力する。近赤外レーザ光は、透過光においてグルコースによる吸収率が高い例えば1580nmの波長を採用する。
また、発光部11は、他の半導体レーザまたはLED(Light Emitting Diode)を備え、第2出射光として可視光を出力する。本実施形態では可視光として、例えば波長660nmのレーザ光(可視レーザ光)を採用する。この波長は、グルコースに対して吸収が無いか又は極めて少ない波長であり、なおかつある程度波長が長く、被測定部位の皮膚組織によってある程度の減衰が認められる波長である。可視光を基準とすることで、近赤外レーザ光の測定部位による「ばらつき」を補正することができる。
受光部12は、例えば光検知器(Photo Detector)を備え、第1出射光(近赤外レーザ光)のうち被測定部位を透過して第2導波路32に入射された光を第1透過光(以下レーザ透過光)として受光する。また、第2出射光(可視光)のうち被測定部位を透過して第2導波路32に入射された光を第2透過光(以下可視透過光)として受光する。
受光部12が、可視透過光を検知することにより、被測定部位における可視光の透過量(透過率)を算出できる。従ってこれを基準として近赤外レーザ光の透過量を補正できる。
光路長検出部19は、第1導波路31と第2導波路32とによって被測定部位を透過する光の光路長を検出するものであり、例えば角度検出部である。
角度検出部19は、第1導波路31と第2導波路32とでなす角度θを検出する。角度検出部19は、例えば、エンコーダからのパルスをカウントするデジタルカウンタ、およびスリットが設けられた回転板などにより構成され、第1導波路31と第2導波路32とが被測定部位を挟持する際の角度θによってこれらの移動量を距離に換算する。
なお、光路長検出部は角度検出部19に限らず、例えばマイクロメータなどのように第1導波路31と第2導波路32との移動量を距離に換算するものであってもよい。測定部3がクリップ状ではなく、例えば第1導波路31および第2導波路32のスライドにより被測定部位を挟持するような構成の場合には、そのスライド量により被測定部位の光路長が検出できる。しかしながら、測定部3をクリップ状にすることにより、被測定部位に対する負荷の安定化が可能である。測定部3をクリップ状とさせて挟持できる被測定部位がある程度限定できる等の利点を考慮し、本実施形態では以下角度検出部19を採用した場合を例に説明する。
制御部6は、例えばプリント基板上に集積化された半導体集積回路により構成され、演算処理部を有する。演算処理部は、受光部12が検知したレーザ透過光の光量より、被測定部位における近赤外レーザ光の透過量(または透過率)を算出する。
また、演算処理部は、受光部12が検知した可視透過光の光量より、被測定部位における可視光の透過量(または透過率)を算出する。
さらに、演算処理部は、角度検知部19が検出した第1導波路31と第2導波路32とで成す角度θによって、被測定部位内における近赤外レーザ光の光路長を算出する。
そして、可視光の透過量(以下可視透過量)および光路長により、近赤外レーザ光の透過量(以下レーザ透過量)を補正する。
詳細は後述するが、可視透過量の変化量に基づいて、これと同一の被測定部位を透過したレーザ透過量を補正することで、被測定部位の変化や、被測定部位における皮膚組織の変化の「ばらつき」による測定誤差を低減化させることができる。
また、被測定部位の光路長に基づきレーザ透過量を補正することで、被測定部位の「ばらつき」による測定誤差を低減化させることができる。
さらに演算処理部は、上記の如く、補正したレーザ透過量を血糖値データに換算し、制御部6は、表示ドライバによって血糖値データを表示部2に表示する。
表示部2は、制御部6の一部である表示ドライバに接続される。表示部2は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)パネル、有機EL(Electronic Luminescent)表示パネル等であり、血糖値やその他測定情報(例えば測定エラーの通知、日時等)が測定者に認識可能に表示されるものであればよい。また、制御部6に接続される電源部(不図示)が設けられる。電源は、ACアダプターによる充電や電池またはこれらの併用等とされている。
なお、第1導波路31および第2導波路32に、接触検知センサが設けられ、正常な接触が検知されたのちに測定装置を動作させる構成としても良い。
図2は、血糖値の被測定部位25と血糖値測定装置100とを示す概要図である。
本実施形態の血糖値測定装置100により挟まれる被測定部位25について説明すると、例えば手の指の間(図2(A))や耳たぶ(図2(B))など、比較的その厚みが薄いひだ状の部分を被測定部位25とすると好適である。被測定部位を透過する光の光路長が短い方が、測定誤差も少なくできるからである。また、図は省略するが、被測定部位は、指先であっても良い。このようにして、被測定部位25の真皮層及び、毛細血管中のグルコース濃度を測定する。
第1導波路31および第2導波路32は、それぞれの一端が例えば角度検出部19で固定され、他端が開閉可能なクリップ状の構成であり、これにより被測定部位25を挟持する。このとき、被測定部位25に常に所定の負荷がかかるようにすることで、再現性の向上が図られる。
また、第1導波路31と第2導波路32とでなす角度θは、最大角度が、生体端部の限られた部位を挟持可能な程度に小さく設定される。詳しく説明すると、測定部3を最大に開いた状態でも、生体のひだ状部など、薄く限られた部位しか挟めない構成とすることで、被測定部位をある程度限定することが可能となる。例えば、第1導波路31と第2導波路32との最大開き角度として、第1導波路31の先に位置する集光レンズ312と、第2導波路32の先に位置する集光レンズ322との間の距離が、1cm程度までしか開かないような最大角度とすることで、これらに挟持される被測定部位は、例えば指の間や耳たぶ等の特定部位に限定され、指先であっても先端部分のみに限定されるなど、被測定部位により測定値に大きな「ばらつき」が生じることを回避させることができる。また、光路長も短くなるので、測定誤差を小さくすることができる。
図3は、本実施形態の血糖値測定装置100および光学ユニット1の概略を示す図である。図3(A)は、回路ブロック図の一例であり、光学ユニット1は破線で示した。また、図3(B)は、測定部3により被測定部位25が挟まれた状態で、出射光21および透過光22が被測定部位25を通る様子を示す概略図である。
発光部11は、第1発光部LD1および第2発光部LD2、ダイクロイックミラー17を有する。第1発光部LD1は例えば半導体レーザであり、第2発光部LD2は半導体レーザまたはLEDである。ここでは第2発光部LD2として半導体レーザを採用する場合を例に説明する。
第1発光部LD1は、制御部6のレーザドライバ63aにより駆動され、出射波長が例えば1580nmの第1出射光(近赤外レーザ光)211を出力する。第2発光部LD2は、制御部6のレーザドライバ63bにより駆動され、出射波長が例えば660nmの第2出射光(可視光:レーザ光)212を出力する。なお、第2発光部LD2の出射波長は、近赤外レーザ光211と異なる波長であり、グルコースに対する吸収が無いか又は極めて少なく、皮膚組織によってある程度の減衰が認められる波長であれば、660nmに限られないが、660nmの出射波長の半導体レーザであれば一般的であり安価である。
第1発光部LD1から出力された近赤外レーザ光211の一部は、ハーフミラー15aおよびFMD(Front Monitor Diode)16aを介してAPC(Auto Power Control)13aに入力される。
第2発光部LD2から出力された可視光212の一部は、ハーフミラー15bおよびFMD(Front Monitor Diode)16bを介してAPC(Auto Power Control)13bに入力される。
APC13a、13bは、それぞれ近赤外レーザ光211、可視光212のパワーを一定に維持する等の制御を行う。
また、近赤外レーザ光211と可視光212とは、一方を透過させ、もう一方を反射させるダイクロイックミラー17によって合成され、レンズ18により平行光とされ一つの出射光21として第1導波路31内に導かれる。
出射光21は、第1導波路31の端部でミラー311にて反射され集光レンズ312で集光されて被測定部位25に出射される。被測定部位25中で出射光21の一部は、グルコースにより吸収され、また、皮膚組織により若干減衰するなどして、透過光22として第2導波路32の端部の集光レンズ322で集光されミラー321にて反射されて、受光部12で検知される。
このように、近赤外レーザ光211および可視光212を合成した出射光21を被測定部位25に照射することにより、出射光21が被測定部位25を透過する光路を一つにすることができるので、実際に血糖を測定する部位で、基本的な透過光22の光量を測定できる。
また、異なる波長の近赤外レーザ光211および可視光212を利用する測定であっても、測定は一度で済むため、近赤外レーザ光211と可視光212を逐次切り替えて測定する場合と比較して、測定時間を短くできる。また、近赤外レーザ光211は視認できないため、可視光212が同時に出射されていることで、測定中であることを認識することができる。
受光部12は、第1受光部PD1と、第2受光部PD2と、ダイクロイックミラー23とを有する。透過光22は、レンズ24を介してダイクロイックミラー23により、第1透過光(レーザ透過光)221と、第2透過光(可視透過光)222とに分離される。レーザ透過光221は、第1受光部PD1で検知され、可視透過光222は、第2受光部PD2で検知される。検知されたレーザ透過光221の受光量(以下レーザ透過量N)が、実際の測定値である。
第1受光部PD1および第2受光部PD2のいずれも例えばInGaAsフォトダイオードなどであり、それぞれ受光した透過光22を電気信号に変換する。電気信号は、受光した光の強度に比例し、増幅器14a、14bにより増幅され、制御部6のA/D変換器62に出力される。
制御部6は、DSP(Digital signal processor)61と、A/D変換回路62と、レーザドライバ63a、63bと、演算処理部65とを有する。また、制御部6は、測定結果等のデータを表示部に出力するための表示ドライバ64や、他の制御に必要な他の回路(不図示)等も有する。
光学ユニット1で増幅された受光量に基づく信号(受信信号)は、A/D変換回路62によりデジタル信号に変換され、DSP61内の演算処理部65に入力される。
演算処理部65は、受信信号に基づき、被測定部位のグルコース濃度を算出する。本実施形態では、グルコースによる吸収が大きい波長の近赤外レーザ光211を用いて、その吸光率Iに基づきグルコース濃度を算出する。吸光率Iは、発光部11から照射された近赤外レーザ光211の出射光量(強度)と、被測定部位25を透過したレーザ透過光221の受光量(強度)とで求めることができる。被測定部位25に出射される波長λの出射光21の強度をL0(λ)とし、受光した波長λの透過光22の強度をL(λ)とすると、被測定部位25の吸光率I(λ)は、ln(L(λ)/L0(λ))で求められる(なお、出射光21が一定の場合には、受光強度そのものが吸光率と等価である。)。
吸光率Iは、グルコース濃度と所定の相関関係を有する。従って、制御部6に吸光率Iとグルコース濃度の相関関数を保持させることにより、被測定部位25のグルコース濃度を演算することができる。
さらに本実施形態では、制御部6において、被測定部位25の皮膚組織の状態変化に伴うレーザ透過量N(測定値)の変化を補正する。さらに、被測定部位25の変化による光路長変化に伴ったレーザ透過量Nの変化を補正する。以下これについて説明する。
皮膚組織の状態の変化に伴うレーザ透過量Nの変化は、同一の被測定部位25に出射された可視光212の透過量(以下可視透過量V)によって補正する。
既述の如く、可視光212は、グルコースによる吸収がなく、皮膚組織によってある程度の減衰が認められる波長である。従って、可視透過量Vの変化量によって基準となる透過状態が測定できる。
詳しく説明すると、予め生体の特定部位の透過量(以下参照透過量)を測定させて制御部6に保持させ、これと可視透過量Vとを比較する。これにより、可視透過量Vの変化量(可視透過量と参照透過量の差分)は、被測定部位25そのものの変化(ずれ)や、皮膚組織の状態の変化、又は、皮膚組織の組織変化を示す第1のシフト量として測定できる。
近赤外レーザ光211は、可視光212と同一の被測定部位25を透過するため、測定されたレーザ透過量N(測定値)には、第1の基準シフト量が含まれている。そこで、演算処理部65によって、第1のシフト量に基づきレーザ透過量Nを補正する演算を行う。
また、演算処理部65は、角度検出部19が検出した第1導波路31と第2導波路32とでなす角度θによって、被測定部位25内における近赤外レーザ光211の光路長Lを算出する(図3(B)参照)。被測定部位25がばらつくと、被測定部位25を透過するレーザ透過量Nも変化し、測定誤差の要因となる。本実施形態では、制御部6にあらかじめ期待値が保持されており、その期待値からの被測定部位25の光路長Lの変化量(第2のシフト量)を算出することにより、多少の被測定部位の「ばらつき」があっても、これを補正することができる。
これにより、被測定部位25が、例えば指先の爪の部分や、指の間、耳たぶなどと変化した場合であっても、常にその部位に特有の変化量および光路長の変化量で補正したレーザ透過量Nを得ることができる。
詳しく説明すると、演算処理部65は、以下の(1)式により、第1のシフト量および第2のシフト量を算出し、皮膚組織等の状態の変化や光路長の変化によるレーザ透過量Nの測定誤差を排除した血糖値データGを算出する。
G=f(N,A,V) … (1)
ここで、N:レーザ透過量、A:第1導波路31と第2導波路32とでなす角度(θ)、V:可視透過量。
ここで、N:レーザ透過量、A:第1導波路31と第2導波路32とでなす角度(θ)、V:可視透過量。
制御部6は、表示ドライバ64によって血糖値データGを測定結果として表示部2に表示する。さらに、測定部6は、測定開始・停止のボタンの押下や、測定状態の監視等に対応した既知の各種制御を行う。また、測定部3に接触検出センサを設けた場合には、制御部6は、正常な接触を検知した後に測定処理(レーザ駆動等)を開始する等、接触状態の検出に関する処理を行う。
図1〜図3に示す小型化されたクリップ式の光学式簡易血糖値測定装置100が用いられて、生体の血糖値の測定が行われることにより、生体の血糖値測定を容易に非侵襲方式で行うことができる。
なお、図は省略するが、光学ユニット1に温度検出部(例えば温度センサ)を設けても良い。温度センサは、被測定部位25の温度(またはそれに加えて外気温)を測定するものである。近赤外レーザ光211によるグルコースの吸光特性は温度によって変化する。そこで温度センサによって血糖値の測定前に温度を測定し、その測定結果から近赤外レーザ光211の波長を微小な範囲で補正する。尚、可視光については温度の影響は受けず、温度補正は不要である。
例えば、第1発光部LD1から出射される近赤外レーザ光211の発振波長は、第1発光部LD1に供給される電流または第1発光部LD1の温度により変化する特性を有するので、予め測定したグルコースの吸光特性の温度依存性に基づき、近赤外レーザ光211を出射する第1発光部LD1の温度または駆動電流を制御する。例えば、近赤外レーザ光211の駆動電流で制御する場合には、レーザ駆動量を算出して、レーザドライバ63aにフィードバックさせる。これにより、近赤外レーザ光211は、被測定部位25の温度に応じてそれぞれ本実施形態の波長の条件を満たす範囲で最も効率の良い波長が選択され、例えば数nm程度シフトされる。これにより、さらに正確な血糖値が測定可能となる。
次に図4を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、光学ユニット1の発光部11の構成が第1の実施形態と異なるものであり、これ以外は第1の実施形態と同様であるので、同一の構成要素についてはその説明を省略する。
図4は、第2の実施形態における光学ユニット1の概略を示す回路ブロック図の一例である。
発光部11から出力される近赤外レーザ光211および可視光212は、合成されずに個別に被測定部位25に出射されてもよい。測定部3によって被測定部位25を挟み込む状態を維持していれば、近赤外レーザ光211および可視光212が所定の時間差で出射されても良く、可視透過光222によって同一の被測定部位25におけるレーザ透過光221の補正が可能である。
この場合、出射光21を合成する必要はないので、ダイクロイックミラー17は不要である。また例えば測定光(受光部12にて受光する光)として平行光を採用する場合は、半導体レーザは拡散光であるためコリメータレンズが必要となるが、拡散光をそのまま測定する場合にはレンズは不要である。
そして、発光を制御するCPUにて作成されたタイミングにより、所定の時間差で第1発光部LD1および第2発光部LD2からそれぞれ近赤外レーザ光211および可視光212が出力される。
また、受光部12においても、レーザ透過光221および可視透過光222が個別に受光されるので、ダイクロイックミラー23は不要である。
次に図5を参照して、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、光学ユニット1の発光部11および受光部12の構成が第1の実施形態と異なるものであり、これ以外は第1の実施形態と同様であるので、同一の構成要素についてはその説明を省略する。
図5は、第3の実施形態における光学ユニット1の概略を示す回路ブロック図の一例である。
受光部12は、レーザ透過光221(1580nm)および可視透過光222(660nm)の2つの波長を受光、検知できる1つのフォトダイオードPDを有する。受光部12にフォトダイオードを採用する場合、一般的にはフォトダイオードは受光感度が狭いので、第1の実施形態(図3)の如く、2つの波長のそれぞれに対応してフォトダイオードPD1、PD2を設ける。しかしながら、図5の如く、1つのフォトダイオードで受光できれば、これらを分離する必要はなく、増幅器14も1つでよいので、部品点数の削減や、装置の小型化に寄与できる。
なお、ここでは発光部11から出力される出射光21は、分離して出力した場合を示しており、第2の実施形態の如く、ダイクロイックミラー23を設けず、第1発光部LD1および第2発光部LD2から所定の時間差で近赤外レーザ光211および可視光212が出力される。しかしこれに限らず、第1の実施形態(図3)の如く合成した出射光21を出力してもよい。
本実施形態では、例えば、分光分析装置やFTIR分析装置などで要求される長い光路長や、ミラーなどの稼働部が不要であり、小型化を図ることができる。また、単一波長のレーザ光の透過光を受光するので、回折格子などにより分光する必要が無く、受光側のものは、例えば、レンズとPhoto Detectorとで構成できる。従って、血糖値測定装置100の小型化、軽量化が実現し、携帯性を大幅に向上させることができる。そのサイズは、例えば手のひらに収まり、片手での携帯および操作が十分可能な程度である。
さらに、本実施形態では、グルコースの吸光スペクトルのみを測定し、不要なスペクトルの測定をしないため、測定時間を短縮することが可能となる。
次に、図6を参照して、本発明に係る血糖値測定方法の一実施の形態について説明する。
本実施形態の血糖値測定方法は、生体の被測定部位におけるグルコースの濃度を測定する血糖値測定方法であって、グルコースによる吸収率が高い第1出射光および基準となる第2出射光を被測定部位に出射する工程と、第1出射光および第2出射光のうち被測定部位を透過した光を第1透過光および第2透過光として受光する工程と、第1出射光の前記被測定部位内の光路長を検出する工程と、第1出射光の被測定部位における透過量を算出し、透過量を第2透過光および光路長に基づいて補正して血糖値データに換算する工程と、から構成される。
図6は、本実施形態の血糖値測定方法の一例を示すフロー図であり、この図および第1の実施形態の回路ブロック(図3)を参照して説明する。
第1工程(ステップS1):グルコースによる吸収率が高い第1出射光および基準となる第2出射光を被測定部位に出射する工程。
まず被測定部位の体温(および外気温)を測定する。測定温度とグルコースの温度依存特性に基づき、規定の(本実施形態の)レーザ波長の条件を満たす波長または規定のレーザ波長の条件に最も近い波長を出射するレーザ駆動量を算出する(ステップS11)。なお、可視光は温度による補正は行わなくても良い。
(算出されたレーザ駆動量に応じて、)グルコースによる吸収率が高い第1出射光(近赤外レーザ光)211を第1発光部LD1から出力し、基準となる第2出射光(可視光)212を第2発光部LD2から出力して、これらの出射光21を第1導波路31を介して被測定部位25に照射する。なお、図3では、ダイクロイックミラー17によりこれらを合成した出射光21としているが、第2の実施形態(図4)の如く、近赤外レーザ光211および可視光212を所定の時間差で個別に出力しても良い(ステップS12)。
第2工程(ステップS2):第1出射光および第2出射光のうち被測定部位を透過した光を第1透過光および第2透過光として受光する工程。
受光部12の第1受光部PD1は、第2導波路32に入射された透過光22を分離して受光する。詳しく説明すると、受光部12の第1受光部PD1は、近赤外レーザ光211のうち被測定部位25を透過して第2導波路32に入射された光を第1透過光(レーザ透過光)221として受光する。また、受光部12の第2受光部PD2は、可視光212のうち被測定部位25を透過して第2導波路32に入射された光を第2透過光(可視透過光)222として受光する。
なお、第3の実施形態(図5)の如く、2つの透過光を分離せず1つのフォトダイオードPDで受光させてもよい。
第3工程(ステップS3):第1出射光の被測定部位内の光路長を検出する工程。
測定部3が被測定部位25を挟持した状態で、角度検出部19(図3)が第1導波路31および第2導波路32でなす角度θを検出する。角度検出部19は、デジタルカウンタおよびスリットが設けられた回転板などにより構成されており、第1導波路31および第2導波路32のそれぞれの一端が角度検出部19に固定されたクリップ状の構成とすることにより、測定部3で被測定部位25を挟持すると同時に第1導波路31および第2導波路32でなす角度θが測定できる。制御部6は、この角度θを測定することにより、被測定部位内の光路長Lを算出する。
なお、角度検出部19で角度θを検出するのではなく、例えばマイクロメータのように第1導波路31および第2導波路32の移動量を距離に換算して光路長を測定させてもよい。
第4工程:(ステップS4):第1出射光の被測定部位における透過量を算出し、透過量を第2透過光および光路長に基づいて補正して血糖値データに換算する工程。
制御部6は、第1受光部PD1により検出されたレーザ透過光221の透過量(レーザ透過量)Nに基づき、被測定部位25のグルコースに吸収された近赤外レーザ光211の吸光率を算出し、吸光率とグルコース濃度との相関関数により、被測定部位における実測グルコース濃度G’を算出する(ステップS41)。
このとき制御部6は、被測定部位25の皮膚組織の状態変化に基づくレーザ透過量Nの変化を補正し、被測定部位25の変化に伴った光路長Lに基づくレーザ透過量Nの変化を補正する。
具体的には、第2受光部PD2により検出された可視光212の透過量(可視透過量)Vと、予め測定され制御部6に保持される生体の特定部位の透過量(参照透過量)とを比較することにより、被測定部位25そのものの変化(ずれ)や、皮膚組織の状態の変化、または、皮膚組織の組織変化を示す第1のシフト量を演算する。
測定されたレーザ透過量Nには、第1の基準シフト量が含まれているため、演算処理部65によって、第1のシフト量に基づきレーザ透過量Nを補正する演算を行う(ステップS42)。
また、演算処理部65は、角度検知部19が検出した第1導波路31と第2導波路32とでなす角度θによって、被測定部位25内における近赤外レーザ光211の光路長を算出する。そして、被測定部位25の光路長Lの変化に基づく第2のシフト量を算出し、これによりレーザ透過量Nをさらに補正する(ステップS43)。
詳しく説明すると、演算処理部65は、以下の(1)式により、血糖値データGを算出する。
G=f(N,A,V) … (1)
ここで、N:レーザ透過量、A:第1導波路31と第2導波路32とでなす角度(θ)、V:可視透過量。
ここで、N:レーザ透過量、A:第1導波路31と第2導波路32とでなす角度(θ)、V:可視透過量。
これにより、実測グルコース濃度G’から皮膚組織等の状態の変化や光路長の変化によるレーザ透過量Nの測定誤差を排除した血糖値データGが得られる。
小型化されたクリップ式の光学式簡易血糖値測定装置100を用いて生体の血糖値を測定することにより、生体の血糖値測定方法を容易に非侵襲方式で行うことができる。
1 光学ユニット
2 表示部
3 測定部
4 電源スイッチ
5 測定開始・停止ボタン
6 制御部
8 外部筐体
11 発光部
12 受光部
13a、13b APC
14a、14b 増幅器
15a、15b ハーフミラー
16a、16b FMD
17、23 ダイクロイックミラー
18、24 レンズ
19 光路長検出部(角度検出部)
21 出射光
211 第1出射光
212 第2出射光
22 透過光
221 第1透過光
222 第2透過光
25 被測定部位
31 第1導波路
32 第2導波路
311、321 ミラー
312、322 集光レンズ
61 DSP
62 A/D変換回路(A/D変換器)
63a、63b レーザドライバ
64 表示ドライバ
65 演算処理部
100 血糖値測定装置
LD1 第1発光部
LD2 第2発光部
PD フォトダイオード(受光部)
PD1 フォトダイオード(第1受光部)
PD2 フォトダイオード(第2受光部)
2 表示部
3 測定部
4 電源スイッチ
5 測定開始・停止ボタン
6 制御部
8 外部筐体
11 発光部
12 受光部
13a、13b APC
14a、14b 増幅器
15a、15b ハーフミラー
16a、16b FMD
17、23 ダイクロイックミラー
18、24 レンズ
19 光路長検出部(角度検出部)
21 出射光
211 第1出射光
212 第2出射光
22 透過光
221 第1透過光
222 第2透過光
25 被測定部位
31 第1導波路
32 第2導波路
311、321 ミラー
312、322 集光レンズ
61 DSP
62 A/D変換回路(A/D変換器)
63a、63b レーザドライバ
64 表示ドライバ
65 演算処理部
100 血糖値測定装置
LD1 第1発光部
LD2 第2発光部
PD フォトダイオード(受光部)
PD1 フォトダイオード(第1受光部)
PD2 フォトダイオード(第2受光部)
Claims (15)
- 生体の被測定部位におけるグルコースの濃度を測定する血糖値測定装置であって、
表示部と、
第1導波路と第2導波路とを有し、該第1導波路および該第2導波路により前記被測定部位を挟持する測定部と、
前記グルコースによる吸収率が高い第1出射光および基準となる第2出射光を該第1導波路を介して該被測定部位に出射する発光部と、
該第1出射光および該第2出射光のうち該被測定部位を透過して該第2導波路に入射された光を第1透過光および第2透過光として受光する受光部と、
該被測定部位内の光路長を検出する光路長検出部と、
該第1透過光に基づき該第1出射光の該被測定部位における透過量を算出し、該透過量を該第2透過光および該光路長に基づいて補正して血糖値データに換算し、該血糖値データを該表示部に表示する制御部と、
を具備することを特徴とする血糖値測定装置。 - 前記第1出射光は、近赤外レーザ光であり、前記第2出射光は、可視光であることを特徴とする請求項1に記載の血糖値測定装置。
- 前記発光部は、前記第1出射光を出力する第1発光部および前記第2出射光を出力する第2発光部を有し、該第1出射光および該第2出射光を合成することを特徴とする請求項1に記載の血糖値測定装置。
- 前記発光部は、前記第1出射光を出力する第1発光部および前記第2出射光を出力する第2発光部を有し、該第1出射光および該第2出射光を順次個別に出力することを特徴とする請求項1に記載の血糖値測定装置。
- 前記受光部は、第1受光部および第2受光部を有し、該第1受光部で前記第1透過光を受光し、該第2受光部で前記第2透過光を受光することを特徴とする請求項1に記載の血糖値測定装置。
- 前記制御部は、前記第2透過光に基づく他の透過量を算出し、前記透過量を該他の透過量により補正することを特徴とする請求項1に記載の血糖値測定装置。
- 前記制御部は、前記光路長の変化量に基づき前記透過量を補正することを特徴とする請求項1に記載の血糖値測定装置。
- 前記制御部は、前記第1導波路と前記第2導波路とでなす角度を検出する角度検出部を有し、該角度により前記光路長を算出することを特徴とする請求項1に記載の血糖値測定装置。
- 前記角度の最大角度は、前記生体の端部の所定部位を挟持可能な程度に小さく設定されたことを特徴とする請求項8に記載の血糖値測定装置。
- 生体の被測定部位におけるグルコースの濃度を測定する血糖値測定方法であって、
前記グルコースによる吸収率が高い第1出射光および基準となる第2出射光を前記被測定部位に出射する工程と、
該第1出射光および該第2出射光のうち該被測定部位を透過した光を第1透過光および第2透過光として受光する工程と、
該第1出射光の該被測定部位内の光路長を検出する工程と、
該第1出射光の該被測定部位における透過量を算出し、該透過量を該第2透過光および該光路長に基づいて補正して血糖値データに換算する工程と、
を具備することを特徴とする血糖値測定方法。 - 前記第1出射光は、近赤外レーザ光であり、前記第2出射光は、可視光であることを特徴とする請求項10に記載の血糖値測定方法。
- 前記第1出射光および前記第2出射光は、合成されて前記被測定部位に出射されることを特徴とする請求項10に記載の血糖値測定方法。
- 前記第1出射光および前記第2出射光は、順次個別に前記被測定部位に出射されることを特徴とする請求項10に記載の血糖値測定方法。
- 前記第1透過光および前記第2透過光を分離して受光することを特徴とする請求項10に記載の血糖値測定方法。
- 前記第2透過光に基づく他の透過量を算出し、前記透過量を該他の透過量により補正することを特徴とする請求項10に記載の血糖値測定方法。
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