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JP2008104288A - コンデンサ電動機とその製造方法 - Google Patents

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JP2008104288A JP2006284539A JP2006284539A JP2008104288A JP 2008104288 A JP2008104288 A JP 2008104288A JP 2006284539 A JP2006284539 A JP 2006284539A JP 2006284539 A JP2006284539 A JP 2006284539A JP 2008104288 A JP2008104288 A JP 2008104288A
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Abstract

【課題】磁性粉末を所定の形状に成型した圧粉磁心からなる固定子鉄芯を有するコンデンサ電動機の電動機効率の改善が必要である。
【解決手段】4個の歯部3と外周部分の継鉄部5とで4個のスロット1を形成する固定子鉄芯2を、方向性電磁鋼板を打抜き・積層して形成するともに巻線を装着又は直巻巻装する歯部3を形成する4個の分割鉄芯体A4と、磁性粉末を所定の形状に成型してなる圧粉磁心で形成するとともに相隣接する分割鉄芯体A4相互を連結し外周部の磁路をなす継鉄部5を形成する分割鉄芯体B6とに分割してなる構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、電磁鋼板を打抜き・積層した積層鉄芯体と、磁性粉末からなり所定の形状に形成した圧粉磁心とを組合わせ、合体してなる固定子鉄芯および固定子を有する構成のコンデンサ電動機とその製造方法に関する。
従来、この種の電動機は、アーマチュアコア(固定子鉄芯、以下同)を複数に分割し、各部を磁性粉末で構成するとともに、ステータティース(歯部、以下同)にコイル(巻線、以下同)を施工したのち、この歯部を環状に形成したアーマチュアヨーク(継鉄部、以下同)と一体化する構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その電動機の構成について図15を参照しながら説明する。
図に示すように、絶縁物からなる軟質磁性材料(磁性粉末、以下同)または導電性の低い磁性粉末により構成され、巻線201巻回部に直接巻線を巻回した別体の部品からなる複数個の歯部202と、磁性粉末により構成され、前記歯部を連結する継鉄部203からなり、これらを合体して構成された固定子鉄芯204を有する構成の固定子であった。
また、この種の電動機には固定子鉄芯を電磁鋼板を打抜き・積層した積層鉄芯体と磁性粉末を使用した圧粉磁心を併用した固定子鉄芯からなる固定子とそれを製造する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
以下、その電動機の構成について図16を参照しながら説明する。
図に示すように、鋼板を積層してなる鋼板製のコア構成体(積層鉄芯体、以下同)301と磁性粉体と絶縁部材との複合材料で形成された粉体性のコア構成体(圧粉磁心、以下同)302とを接合して構成され、前記積層鉄芯体301の積層方向の両端部は対にして設けた圧粉磁心302により挟持され、各々が接合された構成のコア(固定子鉄芯、以下同)であった。
また、一般的に磁性粉末で歯部402および継鉄部401により固定子鉄芯を構成した場合、電磁鋼板に比較し最大磁束密度が低いため磁束量の増大を図るためには、図17に示すように、固定子鉄芯を磁性粉末により構成した場合は一般的に各部の寸法、例えば歯部402の幅寸法Kは積層電磁鋼板で構成した場合に比較し、大きくとる(軸方向寸法が同一の場合)構成であった。
特開平09−215230号公報 特開2004−201483号公報
このような従来の電動機の固定子鉄芯、または固定子の構成および製造方法では、巻線を巻装する歯部の一部または全体が磁束密度の低い磁性粉末の圧粉磁心で形成されているため、所定の磁束量を確保するためには断面積(歯部の軸方向長さ×幅寸法)を積層鉄芯体比で大きく構成する必要があり、その結果、歯部に巻装する巻線の周長が長くなり、巻線で消費される損失が大きくなることから、電動機の効率が低下するという課題があった。
本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、4個の歯部と外周部分の継鉄部とで4個のスロットを形成する固定子鉄芯を、歯部とこの外周部の継鉄部の一部とを一体に形成するスロット数と同数の分割鉄芯体Aと、相隣接する分割鉄芯体A相互を連結し外周部の磁路をなす継鉄部を形成する分割鉄芯体Bとに分割してなり、前記分割鉄芯体Aは回転子軸と直角方向の径方向に磁化容易な特性を持つ方向性電磁鋼板を打抜き・積層して形成し、前記分割鉄芯体Bは磁性粉末を所定の形状に成型してなる圧粉磁心で形成してなり、かつ前記分割鉄芯体Aの回転子軸方向の厚み寸法よりも長く形成し、前記分割鉄芯体Aを回転子孔の周囲に放射状を成すように配置した状態で各々の歯部に対し集中巻で巻線を巻装したあと、または前記分割鉄芯体Aの歯部に巻線を装着し回転子孔の周囲に放射状をなすように配置したあと、前記分割鉄芯体Bとを合体し固定子の組立・一体化をした構成とすることにより電動機効率を向上することのできるコンデンサ電動機とその製造方法を提供することを目的としている。
本発明のコンデンサ電動機は、4個の歯部と外周部分の継鉄部とで4個のスロットを形成する固定子鉄芯を、歯部とこの外周部の継鉄部の一部とを一体に形成するスロット数と同数の分割鉄芯体Aと、相隣接する分割鉄芯体A相互を連結し外周部の磁路をなす継鉄部を形成する分割鉄芯体Bとに分割してなり、前記分割鉄芯体Aは回転子軸と直角方向の径方向に磁化容易な特性を持つ方向性電磁鋼板を打抜き・積層して形成し、前記分割鉄芯体Bは磁性粉末を所定の形状に成型してなる圧粉磁心で形成してなり、かつ前記分割鉄芯体Aの回転子軸方向の厚み寸法よりも長く形成し、前記分割鉄芯体Aを回転子孔の周囲に放射状を成すように配置した状態で各々の歯部に対し集中巻で巻線を巻装したあと、または前記分割鉄芯体Aの歯部に巻線を装着し回転子孔の周囲に放射状をなすように配置したあと、前記分割鉄芯体Bとを合体し固定子の組立・一体化をした構成としたものである。
この手段により、巻線を巻装する歯部の磁路断面積増大と巻線周長の増大を防止し、巻線で消費される電力を削減することで電動機効率を向上することができ、また固定子鉄芯外径を拡大することなく、継鉄部の磁路断面積を拡大することで磁束密度を低減することができ、電動機効率を向上することができるコンデンサ電動機を提供することができる。
また他の手段は、分割鉄芯体Aは電磁鋼板を周方向に積層してなる構成としたものである。
この手段により、分割鉄芯体Aの巻線を巻装する歯部の打抜き・積層枚数不変すなわち断面積を変更することなく、分割鉄芯体Aの打抜き形状を変更することで分割鉄芯体Bとの接合面および回転子対向面の軸方向長さを変更し、分割鉄芯体Bとの接合面面積および回転子対向面の面積を自由に増減できるコンデンサ電動機を提供することができる。
また他の手段は、分割鉄芯体Aは電磁鋼板を周方向に積層してなり回転子対向面および分割鉄芯体Bとの接合面では軸方向長さがその他の部分よりも長く構成としたものである。
この手段により、分割鉄芯体Aの巻線を巻装する歯部の打抜き・積層枚数不変すなわち断面積を変更することなく、分割鉄芯体Aの打抜き形状を変更することで分割鉄芯体Bとの接合面および回転子対向面の軸方向長さを延長し、分割鉄芯体Bとの接合面面積および回転子対向面の面積を増大し、その結果、分割鉄芯体Bとの接合部の接触抵抗を低減すると共に回転子対向面の面積を拡大し空隙部磁束密度低減することで電動機効率を向上することができるコンデンサ電動機を提供することができる。
また他の手段は、分割鉄芯体Aは同一形状で打抜き・積層してなり、回転子鉄芯外周面に対しほぼ同寸法の空隙を介して配置された構成としたものである。
この手段により、分割鉄芯体Aは1種類の打抜き金型のみで同鉄芯の打抜き・積層が可能となり金型構造の簡略化による合理化が可能なコンデンサ電動機及びその製造方法を提供することができる。
また他の手段は、分割鉄芯体Bは、回転子軸と直角方向に2分割して各々分割鉄芯体Ba、Bbをなし、前記分割鉄芯体Baおよび/またはBbの周上を分割鉄芯体Aまたはスロット数と同数に等分する位置に取付部を設け、分割鉄芯体Aの外周側先端部分を前記分割鉄芯体Baおよび/またはBbの取付部によって上下から挟み込む形で合体し固定子の組立・一体化をした構成としたものである。
この手段により、分割鉄芯体Aを分割鉄芯体Bに設けた取付部に挟持することで精度よく、容易に固定子鉄芯の組立ができるコンデンサ電動機及びその製造方法を提供することができる。
また他の手段は、複数個の歯部と外周部分の継鉄部とで同数のスロットを形成する固定子鉄芯を、歯部とこの外周部の継鉄部の一部とを一体に形成するスロット数と同数の分割鉄芯体Aと、相隣接する分割鉄芯体A相互を連結し外周部の磁路をなす継鉄部を形成する分割鉄芯体Bとに分割してなり、前記分割鉄芯体Aは、電磁鋼板を打抜き・積層して形成し、前記分割鉄芯体Bは磁性粉末を所定の形状に成型してなる圧粉磁心で形成してなり、前記分割鉄芯体Aを回転子孔の周囲に放射状を成すように配置した状態で各々の歯部に対し集中巻で巻線を巻装したあと、または前記分割鉄芯体Aの歯部に巻線を装着し回転子孔の周囲に放射状をなすように配置したあと、前記分割鉄芯体Bとを合体し固定子の組立・一体化をする製造方法としたものである。
この手段により、巻線を巻装する歯部の磁路断面積増大と巻線周長の増大を防止し、巻線で消費される電力を削減することで電動機効率の向上が可能なコンデンサ電動機の製造方法を提供することができる。
本発明のコンデンサ電動機及びその製造方法によれば、巻線を巻装する歯部の磁路断面積増大と巻線周長の増大を防止し、巻線で消費される電力を削減することで電動機効率を向上でき、固定子鉄芯外径を拡大することなく、継鉄部の磁路断面積を拡大することで磁束密度を低減することができ、電動機効率を向上することができる。
また、分割鉄芯体Aの巻線を巻装する歯部の打抜き・積層枚数不変すなわち断面積を変更することなく、分割鉄芯体Aの打抜き形状を変更することで分割鉄芯体Bとの接合面および回転子対向面の軸方向長さを変更し、分割鉄芯体Bとの接合面面積および回転子対向面の面積を自由に増減できる。
また、分割鉄芯体Aの巻線を巻装する歯部の打抜き・積層枚数不変すなわち断面積を変更することなく、分割鉄芯体Aの打抜き形状を変更することで分割鉄芯体Bとの接合面および回転子対向面の軸方向長さを延長し、分割鉄芯体Bとの接合面面積および回転子対向面の面積を増大し、その結果、分割鉄芯体Bとの接合部の接触抵抗を低減すると共に回転子対向面の面積を拡大し空隙部磁束密度低減することで電動機効率を向上することができる。
また、分割鉄芯体Aは1種類の打抜き金型のみで同鉄芯の打抜き・積層が可能となり金型構造の簡略化による合理化が可能となる。
また、分割鉄芯体Aを分割鉄芯体Bに設けた取付部に挟持することで精度よく、容易に固定子鉄芯の組立ができるコンデンサ電動機及びその製造方法を提供することができる。
また、巻線を巻装する歯部の磁路断面積増大と巻線周長の増大を防止し、巻線で消費される電力を削減することで電動機効率の向上が可能なコンデンサ電動機の製造方法を提供することができる。
本発明の請求項1または6に記載の発明は、4個の歯部と外周部分の継鉄部とで4個のスロットを形成する固定子鉄芯を、歯部とこの外周部の継鉄部の一部とを一体に形成するスロット数と同数の分割鉄芯体Aと、相隣接する分割鉄芯体A相互を連結し外周部の磁路をなす継鉄部を形成する分割鉄芯体Bとに分割してなり、前記分割鉄芯体Aは回転子軸と直角方向の径方向に磁化容易な特性を持つ方向性電磁鋼板を打抜き・積層して形成し、前記分割鉄芯体Bは磁性粉末を所定の形状に成型してなる圧粉磁心で形成してなり、かつ前記分割鉄芯体Aの回転子軸方向の厚み寸法よりも長く形成し、前記分割鉄芯体Aを回転子孔の周囲に放射状を成すように配置した状態で各々の歯部に対し集中巻で巻線を巻装したあと、または前記分割鉄芯体Aの歯部に巻線を装着し回転子孔の周囲に放射状をなすように配置したあと、前記分割鉄芯体Bとを合体し固定子の組立・一体化をした構成としたもので、巻線を巻装する歯部の磁路断面積増大と巻線周長の増大を防止し、巻線で消費される電力を削減することで電動機効率を向上することができ、固定子鉄芯外径を拡大することなく、継鉄部の磁路断面積を拡大することで磁束密度を低減することができ、電動機効率を向上することができるコンデンサ電動機を提供することができるコンデンサ電動機およびその製造方法を提供することができる。
また、本発明の請求項2に記載の発明は、分割鉄芯体Aは電磁鋼板を周方向に積層してなる構成としたもので、分割鉄芯体Aの巻線を巻装する歯部の打抜き・積層枚数不変すなわち断面積を変更することなく、分割鉄芯体Aの打抜き形状を変更することで分割鉄芯体Bとの接合面および回転子対向面の軸方向長さを変更し、分割鉄芯体Bとの接合面面積および回転子対向面の面積を自由に増減できるコンデンサ電動機を提供することができる。
また、本発明の請求項3に記載の発明は、分割鉄芯体Aは電磁鋼板を周方向に積層してなり回転子対向面および分割鉄芯体Bとの接合面では軸方向長さがその他の部分よりも長く構成したもので、分割鉄芯体Aの巻線を巻装する歯部の打抜き・積層枚数不変すなわち断面積を変更することなく、分割鉄芯体Aの打抜き形状を変更することで分割鉄芯体Bとの接合面および回転子対向面の軸方向長さを延長し、分割鉄芯体Bとの接合面面積および回転子対向面の面積を増大し、その結果、分割鉄芯体Bとの接合部の接触抵抗を低減すると共に回転子対向面の面積を拡大し空隙部磁束密度低減することで電動機効率を向上することができるコンデンサ電動機を提供することができる。
また、本発明の請求項4に記載の発明は、分割鉄芯体Aは同一形状で打抜き・積層してなり、回転子鉄芯外周面に対しほぼ同寸法の空隙を介して配置された構成としたもので、 分割鉄芯体Aは1種類の打抜き金型のみで同鉄芯の打抜き・積層が可能となり金型構造の簡略化による合理化が可能なコンデンサ電動機及びその製造方法を提供することができる。
また、本発明の請求項5に記載の発明は、分割鉄芯体Bは、回転子軸と直角方向に2分割して各々分割鉄芯体Ba、Bbをなし、前記分割鉄芯体Baおよび/またはBbの周上を分割鉄芯体Aまたはスロット数と同数に等分する位置に取付部を設け、分割鉄芯体Aの外周側先端部分を前記分割鉄芯体Baおよび/またはBbの取付部によって上下から挟み込む形で合体し固定子の組立・一体化をした構成としたもので、分割鉄芯体Aを分割鉄芯体Bに設けた取付部に挟持することで精度よく、容易に固定子鉄芯の組立ができるコンデンサ電動機およびその製造方法を提供することができる。
(実施の形態1)
図1〜図6に示すように、本発明のコンデンサ電動機は、4個のスロット1を有する固定子鉄芯2を各々主に歯部3を形成する分割鉄芯体A4が4個と、この分割鉄芯体A4およびスロット1の外周側で継鉄部5として磁路を形成し、前記分割鉄芯体A4の回転子軸方向の厚み寸法より長く形成した分割鉄芯体B6とに分割する。前記各々の分割鉄芯体A4は電磁鋼板を打抜き・積層してなり、各々の歯部3には絶縁ボビン7に巻装されたA相巻線8またはB相巻線9が装着される。前記A相巻線8が装着された分割鉄芯体A4とB相巻線9が装着された分割鉄芯体A4とは交互に、また、回転子孔18の周囲で放射状かつ環状に配列される。前記分割鉄芯体A4の外周側先端部分に設けられた突起10の凹部A11および凸部A12は、外周部に配置されて磁性粉末を所定の形状に成型した圧粉磁心で形成した分割鉄芯体B6の切欠き13の凸部B14及び凹部B15とは、圧入嵌合など単なる機械的組立または必要に応じ溶接、接着など、これらと組合せた方法などにより合体することで固定子16が構成される。17はスロット絶縁フィルムであり、前記絶縁ボビン7とともに、巻線と固定子鉄芯2の間を電気的に絶縁するために配置される。
上記構成において、主に歯部3を形成し巻線を装着または巻装する分割鉄芯体A4を、電磁鋼板を打抜き・積層して形成したため、その一部または全部を磁性粉末で構成した場合に比較し、磁路断面積が少なくてすむ。したがって前記歯部3に装着または巻装するA相巻線8またはB相巻線9の周長は短縮されることになり、巻線の抵抗値が減少することで巻線で消費される損失が低減する。さらに分割鉄芯体B6の回転子軸方向長さを分割鉄芯体A4の回転子軸方向長さより長く構成することで磁路断面積を増加し総磁束数を増加でき電動機効率が向上する。また、分割鉄芯体A4は、歯部3がその外周部端部まで同一形状(幅、厚み)であるため、絶縁ボビン7に巻装された巻線の装着および分割鉄芯体A4に装着した絶縁ボビン7に対する直接巻線が可能となる。また、圧入嵌合または組合せなどで分割鉄芯体A4と分割鉄芯体B6の合体、組立ができる。
なお、本実施の形態において、固定子鉄芯のスロット数は4個としたが、4の倍数個であればいくつでもよく、また、各相巻線と固定子鉄芯2との絶縁は主に絶縁ボビンによったが、絶縁フィルムおよび粉体を使用することも可能である。
(実施の形態2)
図7〜図10において、実施の形態1と異なるところは、磁性粉末を所定の形状に成型した圧粉磁心で形成した分割鉄芯体B6を回転子軸に対し直角方向に2分割し、各々分割鉄芯体Ba6a、Bb6bとし、この分割鉄芯体Ba6a、Bb6bの内周上を4分する位置に取付部19を設け、この取付部19に前記分割鉄芯体A4の外周部分を配置し、前記分割鉄芯体Ba6a、Bb6bにより挟み込む形で合体した構成とした点である。また、図1から図6と同じ構成要素については同じ符号を用いその説明を省略する。
上記構成において、主に歯部3を形成し巻線を装着または巻装する分割鉄芯体A4を、電磁鋼板を打抜き・積層して形成したため、その一部または全部を磁性粉末で構成した場合に比較し、磁路断面積を削減できる。したがって前記歯部3に装着または巻装するA相巻線8またはB相巻線9の周長は短縮されることになり、巻線の抵抗値が減少することで巻線で消費される損失が低減する。さらに分割鉄芯体B6の回転子軸方向長さを分割鉄芯体A4の回転子軸方向長さより長く構成することで磁路断面積を増加し総磁束数を増加でき電動機効率が向上する。また、分割鉄芯体A4は、歯部3がその外周部端部まで同一形状(幅、厚み)であるため、絶縁ボビン7に巻装された巻線の装着および分割鉄芯体A4に装着した絶縁ボビン7に対する直接巻線が可能となる。また、分割鉄芯体Ba6a、Bb6bの内周部を分割鉄芯体Aまたはスロット数と同数に等分する分割鉄芯体Aまたはスロット数と同数に等分する位置に設けた取付部19に対し分割鉄芯体Aを配置するため、分割鉄芯体Aの周方向の位置決めが精度よく確実にかつ容易に固定装着ができることとなる。
また、分割鉄芯体B6を軸方向1/2の位置で上下2分割して分割鉄芯体Ba6a、Bb6bとしたとき、非分割のものに比較して成型金型の小型化ができ、金型費用の削減が可能である。
また、分割鉄芯体A4の固定は、圧入嵌合に加えて分割鉄芯体Ba6a、Bb6bによる上下方向からの挟持(挟みつけ)により、さらに強固に固定することができ、分割鉄芯体A4を形成する電磁鋼板の上下方向振動を軽減することができる。
また、製造する際には、分割鉄芯体Ba6a(または分割鉄芯体Bb6b)に設けた取付部19に巻線を装着または直巻巻装した分割鉄芯体A4を4個同時に、または1個ずつ順番に4個を装着したあと、分割鉄芯体Bb6b(または分割鉄芯体Ba6a)を装着しして固定子鉄芯を組み立てる。このとき、分割鉄芯体Baと分割鉄芯体Bbとは接着、溶接あるいはその他の方法で接合するか、または、積層した歯部で保持するなど接合しないことも可能である。これにより、分割鉄芯体B6に分割鉄芯体4を装着するには、特別な自動組立装置を必要とすることなく、手作業で組み立てることが可能である。もちろん、自動組立装置による全自動化もできる。
なお、本実施の形態では、分割鉄芯体A4の個数およびスロット1の個数は4、極数は2としたが、スロット1の個数、極数とも4の倍数であればいくつの場合でもよい。
(実施の形態3)
図11において、実施の形態2と異なるところは、分割鉄芯体A4を回転子軸に直角で径方向に磁化容易な特性を持つ方向性電磁鋼板(方向性珪素鋼板)を打抜き・積層して構成した点である。
上記構成において、分割鉄芯体A4−1では、回転子軸に対し垂直に放射する方向に磁力線が通りやすいことになるため、一般の無方向性電磁鋼板を打抜き・構成した場合に比して磁束密度を高めることが可能で、さらに磁路断面積の削減が可能となることから各々の歯部3に巻装するA相巻線8またはB相巻線9の周長は短縮されることになり、巻線の抵抗値が減少することで巻線で消費される損失が低減し、電動機効率を向上できる。
(実施の形態4)
図12、図13に示すように、実施の形態2と異なるところは、分割鉄芯体A4−2は電磁鋼板を周方向に積層し、また、分割鉄芯体A4−2は分割鉄芯体B6との接合面および回転子孔18の対向面において、軸方向長さがその他の部分よりも長く構成した点である。
上記構成において、分割鉄芯体A4−2の巻線を巻装する歯部の打抜き・積層枚数不変すなわち断面積を変更することなく、分割鉄芯体A4−2の打抜き形状を変更することで分割鉄芯体B6a−1、6a−2との接合面および回転子(図示せず)の対向面の軸方向長さを延長し、分割鉄芯体B6a−1、6a−2との接合面面積および回転子対向面の面積を増大し、その結果、分割鉄芯体B6a−1、6a−2との接合部の接触抵抗を低減すると共に回転子対向面の面積を拡大し空隙部磁束密度を低減することで電動機効率を向上することができる。
なお、本実施の形態では、分割鉄芯体A4−2の個数およびスロット1の個数は8、極数は4としたが、スロット1の個数、極数とも4の倍数であればいくつの場合でもよい。
(実施の形態5)
図14に示すように、実施の形態4と異なるところは、分割鉄芯体A4−3は同一形状で打抜き・積層してなり、回転子孔18の外周面に対しほぼ同寸法の空隙を介して配置された構成とした点である。
上記構成のおいて、分割鉄芯体A4−3は1種類の打抜き金型のみで同鉄芯の打抜き・積層が可能となり金型構造の簡略化による合理化が可能となる。
なお、以上の実施の形態1〜3および6では、4スロットの固定子鉄芯とし、実施の形態4,5では、8スロットの固定子鉄芯としたが、本発明の効果はスロット数に限定されることは無く、コンデンサ電動機のほか集中巻で巻線を巻装するその他の電動機に対しても有効となる。また、分割部分の組立一体化は接着、溶接などのほか、機械的組立その他に対応した構造も可能である。
本発明にかかるコンデンサ電動機は、電動機効率の向上、組立の容易化および合理化が可能であり、扇風機、換気扇など小型家電製品のファン送風用に使われる電動機などに適用できる。
本発明の実施の形態1のコンデンサ電動機の固定子を示す部分断面図 同コンデンサ電動機の固定子を示す半断面図 同コンデンサ電動機の固定子鉄芯を示す平面図 同コンデンサ電動機の固定子の分割鉄芯体Bを示す斜視図 同コンデンサ電動機の固定子の分割鉄芯体Aを示す斜視図 同コンデンサ電動機の分割鉄芯体Aと分割鉄芯体Bを組み合わせた固定子鉄芯の斜視図 本発明の実施の形態2のコンデンサ電動機の固定子を示す部分断面図 同コンデンサ電動機の固定子を示す半断面図 同コンデンサ電動機の固定子の分割鉄芯体Baおよび分割鉄芯体Bbを示す斜視図 同コンデンサ電動機の分割鉄芯体Aと分割鉄芯体Bを組み合わせた固定子鉄芯の斜視図 同実施の形態3のコンデンサ電動機の固定子を示す部分断面図 同実施の形態4のコンデンサ電動機の固定子を示す部分断面図 同コンデンサ電動機の固定子を示す半断面図 同実施の形態5のコンデンサ電動機の固定子を示す部分断面図 従来のコンデンサ電動機の固定子鉄芯を示す平面図 同別のコンデンサ電動機の固定子鉄芯を示す斜視図 同別のコンデンサ電動機の固定子を示す平面図
符号の説明
1 スロット
2 固定子鉄芯
3 歯部
4 分割鉄芯体A
5 継鉄部
6 分割鉄芯体B
6a 分割鉄芯体Ba
6b 分割鉄芯体Bb
7 絶縁ボビン
8 A相巻線
9 B相巻線
10 突起
11 凹部A
12 凸部A
13 切欠き
14 凸部B
15 凹部B
16 固定子
17 スロット絶縁フィルム
18 回転子孔
19 取付部

Claims (6)

  1. 4個の歯部と外周部分の継鉄部とで4個のスロットを形成する固定子鉄芯を、歯部とこの外周部の継鉄部の一部とを一体に形成するスロット数と同数の分割鉄芯体Aと、相隣接する分割鉄芯体A相互を連結し外周部の磁路をなす継鉄部を形成する分割鉄芯体Bとに分割してなり、前記分割鉄芯体Aは回転子軸と直角方向の径方向に磁化容易な特性を持つ方向性電磁鋼板を打抜き・積層して形成し、前記分割鉄芯体Bは磁性粉末を所定の形状に成型してなる圧粉磁心で形成してなり、かつ前記分割鉄芯体Aの回転子軸方向の厚み寸法よりも長く形成し、前記分割鉄芯体Aを回転子孔の周囲に放射状を成すように配置した状態で各々の歯部に対し集中巻で巻線を巻装したあと、または前記分割鉄芯体Aの歯部に巻線を装着し回転子孔の周囲に放射状をなすように配置したあと、前記分割鉄芯体Bとを合体し固定子の組立・一体化をした構成のコンデンサ電動機。
  2. 分割鉄芯体Aは電磁鋼板を周方向に積層した構成の請求項1記載のコンデンサ電動機。
  3. 分割鉄芯体Aは電磁鋼板を周方向に積層してなり、回転子対向面および分割鉄芯体Bとの接合面では軸方向長さがその他の部分よりも長く構成した請求項2記載のコンデンサ電動機。
  4. 分割鉄芯体Aは同一形状で打抜き・積層してなり、回転子鉄芯外周面に対しほぼ同寸法の空隙を介して配置された構成の請求項2、3記載のコンデンサ電動機およびその製造方法。
  5. 分割鉄芯体Bは、回転子軸と直角方向に2分割して各々分割鉄芯体Ba、Bbをなし、前記分割鉄芯体Baおよび/またはBbの周上を分割鉄芯体Aまたはスロット数と同数に等分する位置に取付部を設け、分割鉄芯体Aの外周側先端部分を前記分割鉄芯体Baおよび/またはBbの取付部によって上下から挟み込む形で合体し固定子の組立・一体化をした構成の請求項1〜4記載のコンデンサ電動機。
  6. 4個の歯部と外周部分の継鉄部とで4個のスロットを形成する固定子鉄芯を、歯部とこの外周部の継鉄部の一部とを一体に形成するスロット数と同数の分割鉄芯体Aと、相隣接する分割鉄芯体A相互を連結し外周部の磁路をなす継鉄部を形成する分割鉄芯体Bとに分割してなり、前記分割鉄芯体Aは回転子軸と直角方向の径方向に磁化容易な特性を持つ方向性電磁鋼板を打抜き・積層して形成し、前記分割鉄芯体Bは磁性粉末を所定の形状に成型してなる圧粉磁心で形成してなり、かつ前記分割鉄芯体Aの回転子軸方向の厚み寸法よりも長く形成し、前記分割鉄芯体Aを回転子孔の周囲に放射状を成すように配置した状態で各々の歯部に対し集中巻で巻線を巻装したあと、または前記分割鉄芯体Aの歯部に巻線を装着し回転子孔の周囲に放射状をなすように配置したあと、前記分割鉄芯体Bとを合体し固定子の組立・一体化をするコンデンサ電動機の製造方法。
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