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JP2008102152A - 走査型プローブ顕微鏡 - Google Patents

走査型プローブ顕微鏡 Download PDF

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JP2008102152A
JP2008102152A JP2007311044A JP2007311044A JP2008102152A JP 2008102152 A JP2008102152 A JP 2008102152A JP 2007311044 A JP2007311044 A JP 2007311044A JP 2007311044 A JP2007311044 A JP 2007311044A JP 2008102152 A JP2008102152 A JP 2008102152A
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Masato Iyogi
誠人 伊與木
Masayuki Iwasa
真行 岩佐
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Hitachi High Tech Analysis Corp
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SII NanoTechnology Inc
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Abstract

【課題】 S/N比を向上させて、より正確に被測定物の表面形状や物性を測定
することができる走査型プローブ顕微鏡を提供すること。
【解決手段】 カンチレバー10の先端に対向する被測定物Sの測定領域から放
射される観察光L3を集光し受光する観察光受光機構30と、カンチレバー10
に観察光L3と異なる波長の検出光L1を照射してカンチレバー10で反射した
検出光L1を測定し、カンチレバー10の変位を検出する変位検出機構20とを
備え、検出光L1の光路と観察光L3の光路とが、少なくとも一部で共通光路を
透過するように設定され、該共通光路上に、観察光L3の透過率が検出光L1よ
りも高い光学特性を有した誘電体ビームスプリッタ(光学フィルタ)32が配設
されている走査型プローブ顕微鏡1を提供する。
【選択図】 図1

Description

発明の詳細な説明
発明の属する技術分野
本発明は、例えば、走査型近接場顕微鏡等のカンチレバーと被測定物とを相対
的に移動させて被測定物の表面形状又は物性を測定する走査型プローブ顕微鏡に
関する。
従来の技術
周知のように、電子材料、生体サンプル、半導体デバイス等の試料を微小領域
にて測定し、試料の表面形状の観察、局所特性の測定等を行うための装置は、現
在様々なものが知られている。その一つとして、先端に微小な探針を有するカン
チレバーを利用することで、試料表面の凹凸形状や、物性を高分解能で測定する
ことができる走査型プローブ顕微鏡(SPM:Scanning Prove Microscope)が
知られている(例えば、非特許文献1参照)。
この走査型プローブ顕微鏡は、円筒型の圧電素子により構成された3軸微動機
構上に試料ホルダを設け、試料ホルダ上に試料を搭載している。また、試料の上
方には、カンチレバーホルダに固定された、先端に探針を有するカンチレバーが
配置されている。この探針を試料表面に近づけた場合には、探針と試料間に働く
原子間力により、カンチレバーに撓みが生じる。この原子間力の大きさは、試料
と探針間との距離に依存しており、探針が試料に近づくに従って、指数関数曲線
に乗って増加するものである。従って、試料と探針との間の距離を一定(即ち、
カンチレバーの撓み量が一定)になるように、微動機構により試料と探針との間
の距離を制御すると共に、試料を微動機構により二元的平面内で走査することに
より、試料表面の凹凸像を得ることが可能である。
更に、カンチレバーホルダに圧電素子などの加振機構を設け、加振機構により
カンチレバーを共振周波数近傍で振動させながら、試料に近接させて、カンチレ
バーとサンプル表面との間に働く原子間力や、間欠的な接触力によるカンチレバ
ーの振幅や位相の変化を検出し、これらのパラメータを用いて試料と探針との間
の距離制御を行う場合もある。
また、この走査型プローブ顕微鏡では、カンチレバーの変位量を測定するため
の方法として、光てこ方式の光学式変位検出機構による方法が採用されている。
この光てこ方式の変位検出機構は、カンチレバーの微小な変位を高感度で測定す
ることが可能であると共に最も一般的に用いられている変位検出機構である。即
ち、この光てこ方式の変位検出機構は、半導体レーザを用いた光源からのレーザ
光をビームスプリッタにより反射させて、カンチレバーの背面に照射させる。そ
して、カンチレバーの背面で反射した反射光の強度をポジションセンシティブデ
ィティクタ(PSD)と呼ばれる光検出器で検出する。なおPSDは、通常受光
面を4分割した半導体光検出器が用いられている。
上記光てこ方式の変位検出機構を用いたカンチレバーの変位量測定では、まず
半導体レーザを動かして、レーザスポットがカンチレバーの背面に当たるように
半導体レーザの位置決めをする。次に、カンチレバー背面での反射率が、PSD
の中心に当たるようにPSDを動かして位置決めする。
次いで、カンチレバーを走査して試料を測定する際、カンチレバーに撓みが生
じるとスポットがPSD上で移動する。即ち、4分割された検出器上をスポット
が移動する。これにより、スポットの移動方向に対応したディティクタの各領域
の差分の出力から、カンチレバーの撓み量を検出することが可能である。また、
カンチレバーのねじれ量についても、ディティクタの各領域の差分の出力から測
定することが可能であり、更に、カンチレバーのねじれ方向に試料を移動した際
の摩擦力の測定も可能になる。
また、変位検出機構の上方には、対物レンズが配置されている。この対物レン
ズは、試料表面の観察や、変位検出機構のレーザスポットをカンチレバーの背面
に位置合わせするときのスポット観察用に用いられる。つまり、光てこ方式の変
位検出機構では、試料の上方から対物レンズで観察することが必須とされている
。即ち、対物レンズの光路を確保するように変位検出機構を配置する必要がある
。そのために、半導体レーザをカンチレバーに対して斜め方向から照射して、対
物レンズの上方に空間を設けることにより、対物レンズの光路を確保する方式が
考えられるが、この方式では、スポットの大きさが変わってしまうので光軸合わ
せが困難である。
そこで通常は、この走査型プローブ顕微鏡が採用しているように、レーザから
の光を一旦水平に飛ばし、カンチレバーの真上に配置されたミラーで90°曲げ
て真上から光を照射する方式が用いられる。この際、レーザをミラーに対して上
下左右方向に動かすことにより、スポットの位置決めを行うことができる。また
、ミラーは、通常透過率と反射率とがそれぞれ50%程度のビームスプリッタが
用いられている。これにより、ミラーは、レーザ光の約50%を反射してカンチ
レバーに照射する共に、上方からの落射照明のうちビームスプリッタを透過する
約50%の照明光により、試料表面の観察やカンチレバーとレーザスポットの位
置決めを行っている。
安武正敏著,「BASIC RESEARCH OF THE ATOMIC FORCE MICROSCOPE FOR INDUSTRIAL USE」,東京工業大学博士論文,October 1996,P18-74
ところで、上記非特許文献1記載の走査型プローブ顕微鏡では、ミラーの透過
率及び反射率が50%のビームスプリッタであるので、上述したように、対物レ
ンズと試料との間にビームスプリッタを配置した場合、試料表面の観察を行う照
明光が50%しか透過しない。即ち、試料の観察に必要な観察光が効率よく集光
できず、S/N比が低下してしまうといった不都合があった。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、S/N
比を向上させて、より正確に被測定物の表面形状や物性を測定することができる
走査型プローブ顕微鏡を提供することである。
上記の目的を達成するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明の走査型プローブ顕微鏡は、先端に探針を有するカンチレバーを被測定
物の表面に近接又は接触させた状態で、カンチレバーと被測定物とを相対的に移
動させて被測定物の表面形状又は物性を測定する走査型プローブ顕微鏡であって
、前記カンチレバーの先端に対向する前記被測定物の測定領域から放射される観
察光を集光し受光する観察光受光機構と、前記カンチレバーに前記観察光と異な
る波長の検出光を照射してカンチレバーで反射した検出光を測定し、カンチレバ
ーの変位を検出する変位検出機構とを備え、前記検出光の光路と前記観察光の光
路とが、少なくとも一部で共通光路を透過するように設定され、前記共通光路上
に、前記観察光の透過率が前記検出光よりも高い光学特性を有した光学フィルタ
が配設されていることを特徴とする。
この発明に係る走査型プローブ顕微鏡においては、共通光路上に、観察光の透
過率が検出光よりも高い光学特性を有した光学フィルタが配設されているので、
光学フィルタを透過する際、検出光よりもより多くの観察光が透過して観察光の
伝達効率が向上する。従って、観察受光機構において、高効率な観察光の受光に
よりS/N比を向上させることができ、より正確に被測定物の表面形状や物性を
測定させることができる。
本発明の走査型プローブ顕微鏡は、上記本発明の走査型プローブ顕微鏡におい
て、前記観察光受光機構が、前記観察光を集光する対物レンズを備え、前記変位
検出機構が、前記検出光を前記対物レンズを通して前記照射を行うように設定さ
れ、前記光学フィルタが、前記被測定物に対して前記対物レンズの後方の前記共
通光路上に配されていることを特徴とする。
この発明に係る走査型プローブ顕微鏡においては、光学フィルタが、対物レン
ズの後方に配されると共に、変位検出機構が、検出光を対物レンズを通して照射
可能であるので、対物レンズと被測定物との距離が短くなる。即ち、対物レンズ
の作動距離(WD)が短くなる。従って、開口数(NA)の大きい対物レンズを
使用でき、S/N比を向上させることができる。
本発明の走査型プローブ顕微鏡は、上記本発明に記載の走査型プローブ顕微鏡
において、前記光学フィルタが、ビームスプリッタであり、前記検出光の光路と
前記観察光の光路とが、前記ビームスプリッタで分岐されていることを特徴とす
る。
この発明に係る走査型プローブ顕微鏡においては、検出光の光路と観察光の光
路とが、例えば、誘電体ビームスプリッタ等のビームスプリッタで分岐されるの
で、変位検出機構と観察光受光機構とを別々の位置に離して配置可能であり、配
置自由度が向上する。従って、装置をコンパクトに構成することができる。
本発明の走査型プローブ顕微鏡は、上記本発明の走査型プローブ顕微鏡におい
て、前記ビームスプリッタが、前記カンチレバーの真上に配され、前記検出光が
、前記カンチレバーの真上から照射されることを特徴とする。
この発明に係る走査型プローブ顕微鏡においては、検出光をカンチレバーの真
上から照射可能であるので、変位検出機構を位置決めする際、検出光のスポット
の大きさを変えずに光軸合わせをすることが容易となる。
本発明の走査型プローブ顕微鏡は、上記本発明のいずれかに記載の走査型プロ
ーブ顕微鏡において、前記変位検出機構が、前記カンチレバーから反射された前
記検出光の光路上に配され、前記検出光を透過させると共に前記観察光をカット
する波長フィルタを備えていることを特徴とする。
この発明に係る走査型プローブ顕微鏡においては、変位検出機構が波長フィル
タを備えているので、該波長フィルタによってカンチレバーからの光に含まれる
観察光がカットされ、検出光の受光精度が高くなりカンチレバーの変位をより高
精度で検出することができる。
本発明の走査型プローブ顕微鏡は、上記本発明のいずれかに記載の走査型プロ
ーブ顕微鏡において、前記被測定物にエバネッセント光を発生させるエバネッセ
ント光発生手段を備えていることを特徴とする。
この発明に係る走査型プローブ顕微鏡においては、被測定物にエバネッセント
光を発生させるエバネッセント光発生手段を備えているので、エバネッセント光
と被測定物との相互作用により発生した観察光を、観察光受光機構により集光し
受光することが可能になる。従って、回折限界を超えた高分解能でS/N比を向
上させつつ、被測定物の測定を行うことできる。
本発明の走査型プローブ顕微鏡は、上記本発明の走査型プローブ顕微鏡におい
て、前記エバネッセント光発生手段が、前記探針の先端部に形成された直径10
0nm以下の開口部と、前記開口部内に照射光を照射して開口部近傍にエバネッ
セント光を発生させ、前記測定領域にエバネッセント光を照射するエバネッセン
ト光照射機構とを備え、前記測定領域で生じた観察光を前記開口部で集光して前
記光学フィルタへ入射させることを特徴とする。
この発明に係る走査型プローブ顕微鏡においては、被測定物表面に近接又は接
触させた状態の探針開口部から、エバネッセント光と被測定物との相互作用によ
って発生した観察光の集光を行えると共に、被測定物に対して効率よくエバネッ
セント光を照射可能である。従って、観察光の集光率が増加し、S/N比をより
向上させることができる。
本発明の走査型プローブ顕微鏡は、上記本発明の走査型プローブ顕微鏡におい
て、前記カンチレバーの少なくとも先端部が、前記観察光を透過可能な材料で形
成され、前記観察光受光機構が、前記カンチレバーの先端部を透過した前記観察
光を受光することを特徴とする。
この発明に係る走査型プローブ顕微鏡においては、カンチレバーの少なくとも
先端部が、観察光を透過可能な材料で形成されているので、カンチレバー先端の
開口加工等を施す必要がない。また、先端形状の設定により観察光を効率的に集
光することが可能となる。
本発明の走査型プローブ顕微鏡は、上記本発明の走査型プローブ顕微鏡におい
て、前記被測定物表面に発生した前記エバネッセント光を前記カンチレバー先端
で散乱させ、前記観察光受光機構が、前記カンチレバー先端での散乱光を受光す
ることを特徴とする。
この発明に係る走査型プローブ顕微鏡においては、カンチレバー先端に電場増
強効果のある金属薄膜などを蒸着することにより、より強い観察光を集光するこ
とが可能となる。
本発明の走査型プローブ顕微鏡においては、以下に示す効果を奏することがで
きる。即ち、観察光の透過率が検出光よりも高い光学特性を有した光学フィルタ
が、共通光路上に配設されているので、観察光の伝達効率が向上する。従って、
高効率な観察光の受光によりS/N比を向上させることができ、より正確に被測
定物の表面形状や物性を測定させることができる。
発明の実施の形態
以下、本発明に係る第1の実施形態について、図1から図3を参照して説明す
る。
本実施形態の走査型プローブ顕微鏡は、図1に示すように、回折限界を超える
高分解能でサンプルS表面の測定が可能な近接場顕微鏡を組み合わせた走査型近
接場顕微鏡(SNOM;Scanning Near Field Optical Microscope)1であって
、蛍光染色された生体細胞等のサンプル(被測定物)Sの表面に対して先端に探
針11を有するカンチレバー10を近接させた状態で、カンチレバー10とサン
プルSとを相対的に移動させてサンプルSの表面形状又は物性を測定するもので
ある。
この走査型近接場顕微鏡1は、カンチレバー10に例えば、波長785nmの
検出光L1を照射してカンチレバー10で反射した検出光L1を測定し、カンチ
レバー10の変位を検出する変位検出機構20と、カンチレバー10の先端に対
向するサンプルSの測定領域に、例えば、波長488nmの励起光L2を照射す
ると共に、ピーク波長530nmの蛍光を含んだ観察光L3を集光し受光する対
物レンズ31を有している観察光受光機構30と、サンプルSにエバネッセント
光を発生させるエバネッセント光発生手段40とを備えている。
上記観察光受光機構30は、観察光L3の透過率が検出光L1よりも高い光学
特性を有した誘電体ビームスプリッタ(光学フィルタ)32を備えている。該誘
電体ビームスプリッタ32は、検出光L1の光路と観察光L3の光路とが、少な
くとも一部で共通光路を透過する位置に配設されている。即ち、誘電体ビームス
プリッタ32は、サンプルSと対物レンズ31との間の共通光路上であって、カ
ンチレバー10の真上に位置するように配設されている。この誘電体ビームスプ
リッタ32は、図2に示すように、45°直角プリズムの斜面に誘電体多層膜3
2aを蒸着して接着し、周囲に反射防止膜を蒸着して形成されている。また、誘
電体多層膜32aは、特定の波長を高効率で透過可能にするフィルタ機能を有し
ている。本実施形態の誘電体多層膜32aは、450nmから650nmの範囲
の波長に対しては透過率が90%以上であり、785nmの波長に対しては反射
率及び透過率の割合が50%である。これにより、誘電体ビームスプリッタ32
は、観察光L3を検出光L1よりも高効率で透過可能であると共に、検出光L1
の光路と観察光L3の光路とを分岐している。
また、図1に示すように、誘電体ビームスプリッタ32に対して対物レンズ3
1の後方側には、観察光受光機構30として、ダイクロイックミラー36、吸収
フィルタ33、結像レンズ34及び光検出器35が配設されている。ダイクロイ
ックミラー36及び吸収フィルタ33は、誘電体ビームスプリッタ32を透過し
て対物レンズ31で集光された観察光L3のうち、励起光L2をカットして蛍光
を結像レンズ34に入射させる機能を有している。また、結像レンズ34の後方
側には、全反射ミラー37が抜き差し可能に配置されている。この全反射ミラー
37を光路上に挿入した場合には、光路上の光が曲げられて、CCDカメラ38
に入射し、光学像の観察が可能となる。この際、誘電体ビームスプリッタ32は
、検出光L1の波長に対して、50%の透過率を持つため、サンプルSで反射し
た検出光L1の一部は誘電体ビームスプリッタ32を透過し、対物レンズ31で
集光されて、CCDカメラ38で観察可能である。これにより、検出光L1とカ
ンチレバー10との位置合せや、サンプルSと探針11との位置合せが可能とな
る。
一方、蛍光を含んだ観察光L3は、結像レンズ34で結像された後、検出光L
1をカットするフィルタであるショートパスフィルタ39を透過して、光検出器
35に導入されるようになっている。本実施形態では、フィルタとして、波長6
50nm以上をカットし、波長650nm以下を透過させる特性を持つショート
パスフィルタ39を用いた。なお、蛍光を検出する場合には、全反射ミラー37
を光路上から退避させる。また、光検出器35は、受光面が数百μmと非常に小
さいアバランシェフォトダイオードが用いられている。なお、この種の光検出器
としては、他にもフォトマルや分光器等が使用される。
上記変位検出機構20は、レーザ光の検出光L1を照射する半導体レーザ等の
検出光発光部LDと、カンチレバー10で反射した検出光L1を受光して測定す
る検出光受光部PSDとを備えており、光てこ方式によりカンチレバー10の変
位を検出するものである。検出光発光部LDは、誘電体ビームスプリッタ32に
向けて水平に検出光L1を照射するように水平配置されている。これにより、検
出光発光部LDから照射された検出光L1は、誘電体ビームスプリッタ32によ
り反射されて下方に向きを変え、真上からカンチレバー10に照射可能とされて
いる。また、検出光受光部PSDは、受光面を4分割した半導体光検出器であり
、カンチレバー10で反射した検出光L1の強度を検出するものである。これに
より、例えば、カンチレバー10が撓んで検出光L1のビームスポットが移動す
ると、4分割された検出器のうち、スポットの移動方向に対応した各ディテクタ
が、強度差等の差分を測定してカンチレバー10の変位量やねじれ量等を検出す
ることが可能である。
また、変位検出機構20は、カンチレバー10から反射された検出光L1の光
路上に、検出光L1を透過させると共に観察光L3をカットする例えば、700
nm波長のロングパスフィルタ(波長フィルタ)21を検出光受光部PSDの手
前に有している。これにより、検出光受光部PSDには、観察光L3の混入が防
止されて、カンチレバー10から反射された検出光L1を高効率で受光可能であ
る。
上記サンプルSは、サンプルホルダ51に載置して固定されおり、該サンプル
ホルダ51は、円筒型圧電素子(ピエゾ素子)である微動機構52上に配設され
ている。この微動機構52は、円周に沿って一様に電極が設けられ、サンプルS
とカンチレバー10との間の距離制御を行うためのZ微動機構52aと、円周上
を4分割した電極が設けられサンプルSを2次元平面内でXY方向に走査するた
めのXY微動機構52bとを有している。更に、この微動機構52は、サンプル
Sと探針11との位置決めをするためのXYステージ13を介して、粗動機構5
3上に配設されている。該粗動機構53は、例えばステッピングモータ等の駆動
源による送りネジ方式により、サンプルSをカンチレバー10の探針11に近づ
ける機能を有している。上述したZ微動機構52a、XY微動機構52b及び粗
動機構53を駆動する各駆動源は、制御部55によって総合的に制御されている
また、カンチレバー10は、カンチレバーホルダ15に固定されており、該カ
ンチレバーホルダ15には、カンチレバー10に微小振動を加える振動子15a
が設けられている。このカンチレバーホルダ15は、変位検出機構20と共にカ
ンチレバー10と対物レンズ31との光軸中心を合わせるためのXYステージ1
6を介してベース17に固定されている。このカンチレバー10は、図3に示す
ように、観察光L3を透過可能な酸化シリコン等の材料により形成されており、
探針11の先端部を除いてアルミニウムがコーティングされている。また、カン
チレバーの背面には、観察光L3の透過する部分を除き、検出光発光部LDから
照射された検出光L1を反射するアルミニウムの反射面10aが設けられ、探針
11の先端には、直径50nmの開口部10bが形成されている。このように構
成されたカンチレバー10は、励起光L2及び観察光L3の導波路として機能す
る。
更に、図1に示すように、例えば、488nmの波長の励起光(照射光)L2
を照射する励起光光源(エバネッセント光照射機構)41は、観察光受光機構3
0に配置されている。また、励起光光源41は、ダイクロイックミラー36によ
り光路を曲げられて、対物レンズ31によりカンチレバーの開口部10b と光
学的にカップリングされており、開口部10bに対して励起光L2を照射可能と
されている。即ち、励起光光源41は、開口部10b内に励起光L2を照射して
該開口部10b近傍にエバネッセント光を発生させ、サンプルSの測定領域にエ
バネッセント光を照射する機能を有している。またエバネッセント光の照射によ
り発生した観察光L3は、開口部10bで集光され、誘電体ビームスプリッタ3
2へ入射される。即ち、これら開口部10bを有するカンチレバー10及び励起
光光源41は、上記エバネッセント光発生手段40を構成している。
このように構成された走査型近接場顕微鏡1を用いて、サンプルSを測定する
場合について説明する。
まず、対物レンズ31に設けられたフォーカシング用ステージ12により、サ
ンプルSの表面に対物レンズ31の焦点を合わせる。次に、XYステージ16に
より対物レンズ31の光軸中心にカンチレバー10の探針11を位置決めする。
そして、対物レンズ31で観察しながら、変位検出器機構20の位置決めを行う
。即ち、検出光発光部LDを動かして検出光L1のレーザスポットが、カンチレ
バー10の反射面10aに当たるように位置決めを行う。検出光発光部LDが位
置決めされた後、反射面10aで反射した検出光L1が検出光受光部PSDの中
心に当たるようにPSDの位置決めを行う。更に、XYステージ13により探針
11とサンプルSとの位置決めを行う。
次に、探針11とサンプルSとの距離制御を行う。即ち、振動子15aにより
カンチレバー10を共振周波数近傍で振動させながら、サンプルSに近接させた
ときの振幅の減衰量をモニタしながら粗動機構53を動作させる。
そして、サンプルSと探針11との間に原子間力が働く領域若しくは接触する
領域までサンプルSを探針11に近接させた後、振幅が一定となるようにZ微動
機構52aによりサンプルSと探針11との間の距離制御を行う。即ち、検出光
発光部LDで照射された検出光L1は、誘電体ビームスプリッタ32で反射して
カンチレバー10の反射面10aに当たる。そして、反射面10aで反射した検
出光L1は、波長フィルタ21で不必要な光(例えば、後述する観察光)がカッ
トされて検出光受光部PSDに入射する。このとき、カンチレバー10の変位に
応じて検出光L1のレーザスポットが、検出光受光部PSDの4つの検出器上を
移動する。この各検出器の差分を測定してZ微増機構52aをフィードバック制
御することにより、距離制御が行える。
上記距離制御を行った状態で、イルミネーションコレクションモードによりサ
ンプルSの測定を行う。即ち、励起光光源41より励起光L2を照射して、カン
チレバー10の開口部10bよりサンプルSに対してエバネッセント光を照射す
る。該エバネッセント光により発生したサンプルSの観察光L3を、再度開口部
10bで集光する。この際、観察光L3は、励起光L2及び蛍光が含まれている
。また、集光された観察光L3は、カンチレバー10内を通り誘電体ビームスプ
リッタ32に入射する。この際、誘電体ビームスプリッタ32は、波長に応じて
異なる透過率に設定され、観察光L3を検出光L1よりも多く透過させる特性を
有しているので、観察光L3が高効率で透過する。
更に、誘電体ビームスプリッタ32を透過した観察光L3は、励起光L2成分
の大部分が反射され、蛍光の大部分が透過するような特性をもつダイクロイック
ミラー36を透過し、さらに吸収フィルタ33により蛍光成分を選択的に透過さ
せ、励起光L2がカットされて蛍光のみが結像レンズ34に入射する。この蛍光
は、結像レンズ34で結像されて、光検出器35により検出される。これにより
、サンプルSの光学的な物性が測定される。なお、前述したように、検出光L1
の一部も観察光受光機構30に入射するが、この検出光L1は光検出器35の前
に配置されているショートパスフィルタ39によりカットされる。
また、上記測定の際、XY微動機構52bを走査することにより、サンプルS
の凹凸像等の表面観察も同時に測定可能である。
本実施形態の走査型近接場顕微鏡1では、観察光L3の透過率が検出光L1よ
りも高い光学特性を有した誘電体ビームスプリッタ32を備えているので、サン
プルSからの観察光L3を他の光に比べて高効率で透過させることができる。こ
れにより、観察光L3の伝達効率があがりS/N比を向上させることができる。
従って、より正確なサンプルSの表面形状や物性を測定することができる。
また、誘電体ビームスプリッタ32は、検出光L1の光路と観察光L3の光路
とを分岐するので、変位検出機構20と観察光受光機構40とを別々の位置に離
して配置可能であり配置自由度が向上するので、コンパクトに構成することがで
きる。
また、誘電体ビームスプリッタ32は、カンチレバー10の真上に配設されて
いるので、変位検出機構20を位置決めする際、検出光L1のスポットの大きさ
を変化させずに光軸合わせをすることが容易である。
更に、検出光受光部PSDの前に波長フィルタ21が配設されているので、カ
ンチレバー10からの光に含まれる観察光L3がカットされる。従って、検出光
受光部PSDは、検出光L1に対する受光精度が高くなることからも、カンチレ
バー10の変位をより高精度で検出することができる。
次に、本発明に係る第2の実施形態を、図4及び図5を参照して説明する。こ
の実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については
、同一の符号を付しその説明を省略する。
第2実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、イルミネー
ションコレクションモードによりサンプルSを測定したのに対し、第2実施形態
の走査型近接場顕微鏡100では、コレクションモードによりサンプルSを測定
する点である。
即ち、図4に示すように、エバネッセント光発生手段140は、例えば、13
00nmの波長の励起光L2を照射する励起光光源141を備えており、該励起
光光源141は、光ファイバー142を介して、サンプルSに励起光L2を導入
可能とする位置に配設されている。
また、本実施形態のサンプルSは、1300nmを通す光導波路が形成された
光学デバイスであり、励起光L2を導入するために光ファイバー142がサンプ
ルSに光学的にカップリングされている。また、誘電体ビームスプリッタ120
の誘電体多層膜120aは、例えば、1300nmの波長に対しては透過率が9
0%以上、670nmの波長に対しては反射率及び透過率の割合が50%に設定
されている。更に、検出光受光部PSDの前には、750nm波長のショートパ
スフィルタ(波長フィルタ)121が配設されている。更には、検出光発光部L
Dは、670nm波長の検出光L1を照射するように設定されている。
また、観察光受光機構130は、1300nmの光が集光可能な対物レンズ1
31、結像レンズ134、ビジコンカメラ138側に光を分岐するために抜き差
し可能に配置された全反射ミラー137、検出光観察に用いられるビジコンカメ
ラ138、観察光受光機構130に混入する検出光L1の成分を除去するために
用いられ波長800nmに閾値をもつロングパスフィルタ139及び光強度を測
定する光電子増倍管等の光検出器135から構成されている。
本実施形態の走査型近接場顕微鏡100を用いてサンプルSの測定を行う場合
、励起光光源141により、サンプルSに励起光L2を導入する。導入された励
起光L2は、サンプルSの光導波路内部を伝播する。このとき、図5に示すよう
に光導波路S1を有するサンプルS表面にエバネッセント光が発生する。このエ
バネッセント光成分を観察することにより、光導波路の評価を行うことができる
このエバネッセント光は、サンプルSと探針11との相互作用により周囲に観
察光L3として散乱する。また、観察光L3の一部は、探針11の開口部10b
で集光され、その後、誘電体ビームスプリッタ120、結像レンズ134及びロ
ングパスフィルタ139を通って光検出器135により検出される。この際、誘
電体ビームスプリッタ120では、観察光L3が90%以上の透過率で透過され
、光検出器35へ伝達される。
上述したように、本実施形態の走査型近接場顕微鏡100によれば、誘電体ビ
ームスプリッタ120により、観察光L3を高効率で光検出器35に入射可能で
あるため、コレクションモードによりS/N比を向上させて、サンプルSの測定
を行うことができる。
次に、本発明に係る第3の実施形態を、図6及び図7を参照して説明する。こ
の実施形態においては、第1実施形態および第2実施形態における構成要素と同
一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第3実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、イルミネー
ションコレクションモードによりサンプルSを測定したのに対し、第3実施形態
の走査型近接場顕微鏡200では、散乱モードによりサンプルSの近接場分光分
析を行う点である。即ち、本実施形態のサンプルSは、高分子サンプルであり、
励起光L2を照射した場合のラマン散乱光を観察光受光機構230で集光して分
光分析を行い、高分子サンプルの構造分析を行うものである。
本実施形態では、図6に示すように、エバネッセント光発生手段240は、例
えば、488nmの波長の励起光L2を照射する励起光光源241を備えており
、該励起光光源241は、サンプルSに対して斜め上方から励起光L2を照射可
能とする位置に配設されている。
また、誘電体ビームスプリッタ220の誘電体多層膜220aは、例えば、目
的のラマン散乱光に対しては透過率が90%以上、785nmの波長に対しては
反射率及び透過率の割合が50%に設定されている。なお、本実施形態では、4
50nmから650nmの範囲に対して透過率を90%以上確保できるようにし
た。更に、検出光受光部PSDの前には、700nm波長のロングパスフィルタ
(波長フィルタ)221が配設されている。更には、検出光発光部LDは、78
5nm波長の検出光L1を照射するように設定されている。
本実施形態の走査型近接場顕微鏡200を用いてサンプルSの測定を行う場合
、励起光光源241により、サンプルSの表面に向けて斜め上方から励起光L2
を照射する。照射された励起光L2により、図7に示すようにサンプルS表面に
エバネッセント光が発生する。
また、カンチレバー210は、探針211がカンチレバー部210aよりも先
端に突出した形状をしており、探針の先端部211aはカンチレバー部210a
に遮ぎられることなく、対物レンズ31で観察可能である。
エバネッセント光は、サンプルSと探針先端部211aとの相互作用により周
囲に観察光L3として散乱する。このとき、散乱効率を向上させる目的で、探針
先端部211aには銀の薄膜を蒸着している。この観察光L3は、誘電体ビーム
スプリッタ220を通って、対物レンズ31で集光され、結像レンズ34を通っ
て分光器235に導かれる。この際、誘電体ビームスプリッタ220では、観察
光L3が90%以上の透過率で透過され、分光器235へ伝達される。なお、分
光器235の前には、検出光L1をカットするためのノッチフィルタ239と励
起光L2の光をカットするためのノッチフィルタ236とが挿入される。
上述したように、本実施形態の走査型近接場顕微鏡200によれば、誘電体ビ
ームスプリッタ220により、観察光L3を高効率で分光器235に入射可能で
あるため、散乱モードによりS/N比を向上させて、サンプルSの測定を行うこ
とができる。
なお、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明
の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記各実施形態では、光学フィルタとして誘電体ビームスプリッタ3
2、120、220を用いたが、これに限らず、観察光L3の波長の透過率が検
出光L1よりも高い光学特性を有する光学フィルタであれば構わない。例えば、
ビームスプリッタに金属膜を蒸着したものや、ゼラチンフィルタを蒸着したもの
や、色ガラスを用いたものでも構わない。また、基板としてビームスプリッタで
ある必要もなく、例えば、平行平面基板を斜めに配置しても構わない。
また、誘電体ビームスプリッタ32、120、220は、対物レンズ31、1
31とサンプルSとの間に配置した構成にしたが、観察光L3の光路と検出光L
1の光路とが少なくとも一部で共通する共通光路上に配置されていれば構わない
例えば、第1実施形態の他の例として、図8に示す走査型近接場顕微鏡300
では、誘電体ビームスプリッタ32が、サンプルSに対して対物レンズ31の後
方の共通光路上に配設されている。更に、誘電体ビームスプリッタ32の後方に
は、検出光発光部LDがサンプルSに向けて垂直に検出光L1を照射できるよう
に、鉛直下向きに配置されている。
この走査型近接場顕微鏡300では、検出光発光部LDが、検出光L1を対物
レンズ31を通して照射可能であるので、対物レンズ31とサンプルSとの距離
が短くなる。即ち、対物レンズ31の作動距離(WD)が短くなる。従って、開
口数(NA)の大きい対物レンズ31を使用することができ、S/N比を更に向
上させることができる。
また、上記各実施形態のカンチレバー10では、観察光L3を透過可能な材料
で形成して観察光を透過させたが、これに限られず、例えば、カンチレバーの背
面から探針先端に向かってFIBで微細な貫通孔を設けて導波路を確保する方式
でも構わない。
また、カンチレバー10を酸化シリコンで形成しているが、その他シリコンナ
イトライド等の透過可能な材料で形成しても構わない。
更に、制御方法としてカンチレバーの振幅を検出する方式を用いたが、制御方
法はこれに限定されず、例えばカンチレバーを振動させずに変位を検出する方法
でもよい。
更に、走査型プローブ顕微鏡は、上述したようにエバネッセント光を利用して
サンプルSを観察する走査型近接場顕微鏡に適用したが、他の観察光で観察する
走査型プローブ顕微鏡でも構わない。例えば、顕微分光計等に適用しても良い。
本発明の第1実施形態に係る走査型プローブ顕微鏡を示す構成図である。 図1に示す走査型プローブ顕微鏡の誘電体ビームスプリッタを示す斜視図である。 図1に示す走査型プローブ顕微鏡において、サンプルから観察光を集光している状態を示すサンプル及びカンチレバーの断面図である。 本発明の第2実施形態に係る走査型プローブ顕微鏡を示す構成図である。 図3に示す走査型プローブ顕微鏡において、サンプルから観察光を集光している状態を示すサンプル及びカンチレバーの断面図である。 本発明の第3実施形態に係る走査型プローブ顕微鏡を示す構成図である。 図6に示す走査型プローブ顕微鏡において、サンプルから観察光を集光している状態を示すサンプル及びカンチレバーの断面図である。 本発明の第1実施形態に係る走査型プローブ顕微鏡の他の例を示す構成図である。
符号の説明
L1 検出光
L2 励起光(照射光)
L3 観察光
S サンプル(被測定物)
1、100、200、300 走査型近接場顕微鏡(走査型プローブ顕微鏡)
10、210 カンチレバー
10b カンチレバーの開口部
11、211 探針
20 変位検出機構
21、221 ロングパスフィルタ(波長フィルタ)
30、130、230、330 観察光受光機構
31、131 対物レンズ
32、120、220 誘電体ビームスプリッタ(光学フィルタ)
40、140、240 エバネッセント光発生手段
41、141、241 励起光光源(エバネッセント光照射機構)
121 ショートパスフィルタ(波長フィルタ)

Claims (9)

  1. 先端に探針を有するカンチレバーを被測定物の表面に近接又は接触させた状態で、カンチレバーと被測定物とを相対的に移動させて被測定物の表面形状又は物性を測定する走査型プローブ顕微鏡であって、
    前記カンチレバーの先端に対向する前記被測定物の測定領域から放射される観察光を集光し受光する観察光受光機構と、
    前記カンチレバーに前記観察光と異なる波長の検出光を照射してカンチレバーで反射した検出光を測定してカンチレバーの変位を検出する変位検出機構とを備え、
    前記検出光の光路と前記観察光の光路とが、少なくとも一部で共通光路を通過するように設定され、前記共通光路上に前記観察光の透過率が前記検出光よりも高い光学特性を有した光学フィルタが設け、
    前記変位検出機構が、前記カンチレバーから反射された前記検出光の光路上に配され、
    前記検出光を透過させると共に前記励起光または/および前記観察光をカットする波長フィルタを備えていることを特徴とする走査型プローブ顕微鏡。
  2. 前記観察光受光機構が、前記観察光を集光する対物レンズを備え、
    前記変位検出機構が、前記検出光を前記対物レンズを通して前記照射を行うように設定され、前記光学フィルタが、前記被測定物に対して前記対物レンズの後方の前記共通光路上に配されていることを特徴とする請求項1に記載の走査型プローブ顕微鏡。
  3. 前記光学フィルタが、ビームスプリッタであり、前記検出光の光路と前記観察光の光路とが、前記ビームスプリッタで分岐されていることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の走査型プローブ顕微鏡。
  4. 前記ビームスプリッタが、前記カンチレバーの真上に配され、前記検出光が、前記カンチレバーの真上から照射されることを特徴とする請求項3に記載の走査型プローブ顕微鏡。
  5. 前記ビームスプリッタが、前記検出光の反射率が前記観察光の反射率よりも高い光学特性を有することを特徴とする請求項3に記載の走査型プローブ顕微鏡。
  6. 前記被測定物にエバネッセント光を発生させるエバネッセント光発生手段を備えていることを特徴とする請求項7から11のいずれかに記載の走査型プローブ顕微鏡。
  7. 前記エバネッセント光発生手段が、前記探針の先端部に形成された直径100nm以下の開口部と、
    前記開口部内に励起光を照射して開口部近傍にエバネッセント光を発生させ、前記測定領域にエバネッセント光を照射するエバネッセント光照射機構とを備え、
    前記測定領域で生じた観察光を前記開口部で集光して前記光学フィルタへ入射させることを特徴とする請求項6に記載の走査型プローブ顕微鏡。
  8. 前記カンチレバーの少なくとも先端部が、前記観察光を透過可能な材料で形成され、前記観察光受光機構が、前記カンチレバーの先端部を透過した前記観察光を受光することを特徴とする請求項6に記載の走査型プローブ顕微鏡。
  9. 前記被測定物表面に発生した前記エバネッセント光を前記カンチレバー先端で散乱させ、前記観察光受光機構が、前記カンチレバー先端での散乱光を受光することを特徴とする請求項6に記載の走査型プローブ顕微鏡。
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