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JP2008100478A - プリンタ - Google Patents

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JP2008100478A
JP2008100478A JP2006286726A JP2006286726A JP2008100478A JP 2008100478 A JP2008100478 A JP 2008100478A JP 2006286726 A JP2006286726 A JP 2006286726A JP 2006286726 A JP2006286726 A JP 2006286726A JP 2008100478 A JP2008100478 A JP 2008100478A
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Shinichi Kikawa
伸一 木川
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Funai Electric Co Ltd
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】フィードモータにステッピングモータを用いたプリンタにおいて、全ての印刷モードでフィードモータの回転停止精度を向上して印刷品位を高める。
【解決手段】プリンタは、印刷用紙への所定印刷幅の印刷と印刷用紙の所定印刷幅分の搬送とを繰り返して、印刷用紙全体への印刷動作を実行する。印刷用紙を搬送するためのフィードモータは、ステッピングモータから成り、印刷動作の実行中において、印刷モード毎に定められたフィードモータの位相総数の整数倍のステップ数単位で回転駆動される。プリンタは、印刷指示を受けると(#1でYES)、フィードモータがそのときの印刷モードにおいて安定して停止する最適位相に在る状態となるように、フィードモータの位相合わせを実行し(#2)、この状態から、フィードモータをそのときの印刷モードにおけるステップ数単位で回転駆動して、印刷動作を実行する(#3)。
【選択図】図3

Description

本発明は、印刷用紙に画像を印刷するプリンタに関するものである。
従来から、プリンタにおいて、印刷用紙にインクを噴射して画像を印刷する、いわゆるインクジェットプリンタがある。この種のプリンタでは、一般的に、印刷ヘッドを走査しつつ(往路移動又は復路移動させつつ)印刷ヘッドからインクを噴射させることにより、印刷用紙に所定印刷幅の画像を印刷するようになっており、印刷ヘッドによる所定印刷幅の印刷と印刷用紙の所定印刷幅分の搬送とを繰り返すことにより、印刷用紙の全体に画像を印刷するようになっている。印刷用紙の搬送は、フィードローラにより行われ、フィードローラは、フィードモータにより回転されるようになっている。このようなプリンタとしては、フィードモータにステッピングモータを用いたものがある。
ステッピングモータは、複数の励磁コイルを備えており、励磁コイルの励磁状態(位相)が切り換えられる毎に、一定の回転角度ずつステップ駆動されるモータである。また、ステッピングモータは、複数の歯を備えており、励磁コイルの励磁状態(位相)が一巡することにより、歯1つ分の回転をするようになっている。励磁コイルの励磁状態の切り換え(すなわちステッピングモータの回転駆動)は、モータ駆動回路により行われる。つまり、モータ駆動回路は、制御部からステップパルスを受ける毎にステッピングモータの励磁コイルの励磁状態を順次切り換えることにより、ステッピングモータを回転駆動するようになっている。モータ駆動回路によるステッピングモータの駆動方式には、幾つかの方式があり、例えばW1−2相励磁方式の場合には、励磁コイルの励磁状態は16種類(つまり位相総数が16)ある。従って、例えばW1−2相励磁方式の場合には、制御部から16個のステップパルスを出力することによって、ステッピングモータの励磁コイルの励磁状態(位相)が一巡して、ステッピングモータが歯1つ分の回転をする。
ところで、ステッピングモータは、回転駆動を停止したときに本来停止すべき位相から位相ずれ(回転停止位置の位置ずれ)を起こし易いとされる位相と、回転駆動を停止したときに本来停止すべき位相から位相ずれを起こすことなく安定して停止し易いとされる位相がある。プリンタにおいて、フィードモータの回転停止位置が位置ずれを起こすと、印刷用紙の搬送停止位置にずれが生じ、その結果、印刷用紙を所定印刷幅分搬送する前後の画像(すなわち印刷ヘッドのある1回の走査による所定印刷幅の画像と次の走査による所定印刷幅分の画像)がずれてしまい、印刷品位が低下する。
そこで、従来のフィードモータにステッピングモータを用いたプリンタでは、フィードモータの回転駆動を、位相ずれを起こすことなく安定して停止し易いとされる位相から、フィードモータの位相総数の整数倍のステップ数単位で制御するようにしている。このようにフィードモータの回転駆動を制御することにより、フィードモータの回転駆動を停止するときの位相(回転停止位置)は、常に、位相ずれを起こすことなく安定して停止し易いとされる位相となり、これにより、フィードモータの回転停止精度(すなわち印刷用紙の搬送停止精度)が向上し、印刷用紙を所定印刷幅分搬送する前後の画像のずれが抑えられ、印刷品位が高められる。
一方、印刷ヘッドを保持するキャリアを移動させるためのステッピングモータから成るキャリアモータの位相を、キャリアを印刷開始位置に停止させるときに常に安定した位相となるようにし、これにより、印刷動作に移行したときにキャリアの安定した移動を可能にし、高い印字品質を得るようにしたプリンタが知られている(例えば特許文献1参照)。また、ステッピングモータから成るキャリアモータの位相を、キャリアを印刷ヘッド交換位置に停止させるときに常に消費電力が最小となる位相となるようにし、これにより、印刷ヘッド交換時における消費電力を低減するようにしたプリンタが知られている(例えば特許文献2参照)。また、ステッピングモータから成るキャリアモータ及びステッピングモータから成るフィードモータの回転駆動を、動作モードに応じて所定の位相に分割して制御するようにし、これにより、各動作モードにおいて要求される分解能でモータを駆動するようにしたプリンタが知られている(例えば特許文献3参照)。また、印刷用紙を搬送するに先立って印刷用紙搬送装置の周期的な速度変動もしくはトルク変動を検出しておき、この周期的な速度変動もしくはトルク変動の位相角と目標駆動停止位置である停止位相角との相対的なオフセット位相角を一定かつ最適に保つように印刷用紙の搬送を制御することにより、印刷用紙の搬送精度を高めるようにしたプリンタが知られている(例えば特許文献4参照)。
特開2000−211201号公報 実用新案登録第3067736号公報 特開平10−225188号公報 特開2002−137469号公報
ところで、上述した従来のフィードモータにステッピングモータを用いたプリンタにおいて、印刷品位に関する複数の印刷モード(例えば、ベストモード、ベターモード、ノーマルモード、ドラフトモード等)を有している場合には、フィードモータの回転駆動を各印刷モード毎に定められたステップ数単位(但し、いずれの印刷モードにおいてもフィードモータの位相総数の整数倍のステップ数単位)で制御するようにし、そして、各印刷モードにおいて、フィードモータの回転駆動を、位相ずれを起こすことなく安定して停止し易いとされる位相から、各印刷モード毎に定められたステップ数単位で制御することが考えられる。このようにフィードモータの回転駆動を制御することにより、フィードモータの回転駆動を停止するときの位相(回転停止位置)は、いずれの印刷モードにおいても、常に、位相ずれを起こすことなく安定して停止し易いとされる位相となり、これにより、全ての印刷モードにおいてフィードモータの回転停止精度が向上して印刷品位が高められると考えられる。
ところが、試験を行った結果、フィードモータ(ステッピングモータ)が位相ずれを起こすことなく安定して停止し易い位相は、フィードモータの回転駆動を制御するステップ数単位(すなわち印刷モード)に依存して異なる、という結果が得られた。つまり、従来のプリンタでは、ある印刷モードにおいては位相ずれを起こすことなく安定して停止し易い位相であっても、他の印刷モードにおいては必ずしもそうであるとは限らず、従って、上記の方法で各印刷モードにおいてフィードモータの回転駆動を制御したとしても、全ての印刷モードにおいてフィードモータの回転停止精度を向上して印刷品位を高めることはできない。なお、上述した特許文献1乃至特許文献4に開示の内容を適用したとしても、上記の問題を解決することはできない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、フィードモータにステッピングモータを用いたプリンタにおいて、全ての印刷モードでフィードモータの回転停止精度を向上して印刷品位を高めることができるプリンタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、印刷用紙を搬送するためのフィードローラと、フィードローラにより搬送される印刷用紙に所定印刷幅分の画像を印刷するための印刷ヘッドと、フィードローラを回転させるためのフィードモータと、フィードモータを回転駆動するためのフィードモータ駆動回路と、本装置の動作を制御する制御手段とを備え、フィードモータは、ステップ駆動される2相式のステッピングモータから成り、フィードモータ駆動回路は、フィードモータをW1−2相励磁方式で駆動し、制御手段は、フィードモータ駆動回路によるフィードモータの回転駆動を制御することによって、フィードローラによる印刷用紙の搬送を制御し、フィードローラによる印刷用紙の搬送と、印刷ヘッドによる所定印刷幅の印刷とを繰り返すことにより、印刷用紙の全体に画像を印刷する印刷動作を実行し、印刷動作を実行するとき、フィードモータの回転駆動を、印刷品位に関する印刷モード毎に定められたフィードモータの位相総数の整数倍のステップ数(以下、「送りステップ数」という)単位で制御し、本装置による印刷動作をコンピュータからの操作により行うためのプリンタドライバがコンピュータにインストールされ、該プリンタドライバにより指定された印刷モードで印刷動作を行うプリンタにおいて、フィードモータを印刷モード毎に定められた送りステップ数単位で回転駆動して回転駆動を停止したときにフィードモータが本来停止すべき位相から位相ずれを起こすことなく安定して停止する位相である最適位相を示す最適位相データを、印刷モード毎に対応付けて記憶したメモリをさらに備え、制御手段は、プリンタドライバからの指示を受けて印刷動作を実行するとき、印刷動作の開始前に、メモリに記憶している最適位相データに基いて、フィードモータがプリンタドライバにより指定された印刷モードに対応する最適位相に在る状態となるように、フィードモータを駆動してフィードモータの位相合わせを実行し、位相合わせを実行した後に、フィードモータをプリンタドライバにより指定された印刷モードに対応する最適位相に在る状態から、プリンタドライバにより指定された印刷モードにおける送りステップ数単位で回転駆動して、印刷動作を実行するものである。
請求項2の発明は、印刷用紙を搬送するためのフィードローラと、フィードローラにより搬送される印刷用紙に所定印刷幅分の画像を印刷するための印刷ヘッドと、フィードローラを回転させるためのフィードモータと、フィードモータを回転駆動するためのフィードモータ駆動回路と、本装置の動作を制御する制御手段とを備え、フィードモータは、ステップ駆動されるステッピングモータから成り、制御手段は、フィードモータ駆動回路によるフィードモータの回転駆動を制御することによって、フィードローラによる印刷用紙の搬送を制御し、フィードローラによる印刷用紙の搬送と、印刷ヘッドによる所定印刷幅の印刷とを繰り返すことにより、印刷用紙の全体に画像を印刷する印刷動作を実行し、印刷動作を実行するとき、フィードモータの回転駆動を、印刷品位に関する印刷モード毎に定められたフィードモータの位相総数の整数倍のステップ数(以下、「送りステップ数」という)単位で制御するプリンタにおいて、フィードモータを印刷モード毎に定められた送りステップ数単位で回転駆動して回転駆動を停止したときにフィードモータが本来停止すべき位相から位相ずれを起こすことなく安定して停止する位相である最適位相を示す最適位相データを、印刷モード毎に対応付けて記憶したメモリをさらに備え、制御手段は、印刷動作を実行するとき、印刷動作の開始前に、メモリに記憶している最適位相データに基いて、フィードモータが印刷動作での印刷モードに対応する最適位相に在る状態となるように、フィードモータを駆動してフィードモータの位相合わせを実行するものである。
請求項3の発明は、請求項2に記載のプリンタにおいて、フィードモータは、2相式のステッピングモータから成り、フィードモータ駆動回路は、フィードモータをW1−2相励磁方式で駆動するものである。
請求項1、2、3の発明によれば、フィードモータは、印刷動作の開始前に、印刷モードに対応する最適位相(その印刷モードにおいて位相ずれを起こすことなく安定して停止する位相)に在る状態とされる。そして、この状態からフィードモータを印刷モード毎に定められたフィードモータの位相総数の整数倍のステップ数(送りステップ数)単位で回転駆動制御することによって、フィードローラによる印刷用紙の搬送を制御し、フィードローラによる印刷用紙の所定印字幅分の搬送と印刷ヘッドによる所定印刷幅の印刷とを繰り返すことにより、印刷用紙の全体に画像を印刷する印刷動作が実行される。これにより、いずれの印刷モードで印刷動作を実行する場合でも、印刷用紙の所定印字幅分の搬送を終えてフィードモータが回転を停止するときの位相(回転停止位置)は、常に、その印刷モードにおいて位相ずれを起こすことなく安定して停止する最適位相となる。従って、全ての印刷モードにおいて、フィードモータの回転停止精度(すなわちフィードローラによる印刷用紙の搬送停止精度)が向上し、印刷用紙を所定印刷幅分搬送する前後の印刷画像のずれが抑えられ、印刷品位を高めることができる。
以下、本発明を具体化した実施形態に係るプリンタについて図面を参照して説明する。図1は、プリンタの構成を示す。プリンタ1は、印刷用紙2に画像を印刷する装置である。このプリンタ1は、印刷用紙2にインクを噴射して画像を印刷する、いわゆるインクジェットプリンタである。
プリンタ1は、印刷用紙2が載置されるペーパレスト3と、印刷用紙2を搬送するための給紙ローラ4a、フィードローラ4b、及びエグジットローラ4cと、印刷用紙2に画像を印刷するための印刷ヘッド5m、5cと、印刷ヘッド5m、5cを保持し、印刷ヘッド5m、5cを移動させるためのキャリア6と、給紙ローラ4a、フィードローラ4b、及びエグジットローラ4cを回転させるためのフィードモータ7と、キャリア7を移動させるためのキャリアモータ8等を備える。
印刷用紙2は、1枚又は複数枚のものが重ねられて、その下端側が筐体10の給紙口11に挿入されて、ペーパレスト3に載置される。給紙ローラ4aは、ペーパレスト3に載置されている印刷用紙2を取り込んでフィードローラ4bへと搬送する。フィードローラ4bは、給紙ローラ4aから搬送された印刷用紙2を、印刷ヘッド5m、5cの下方を通して、エグジットローラ4cへと搬送し、エグジットローラ4cは、フィードローラ4bにより搬送された印刷用紙2をさらに搬送して、筐体10の排紙口12から排出する。給紙ローラ4a、フィードローラ4b、及びエグジットローラ4cは、フィードモータ7の駆動力により、不図示のギア等から成るローラ駆動機構を介して回転制御される。
印刷ヘッド5m、5cは、印刷用紙2に所定印刷幅分の画像を印刷するためにインクを噴射するインクジェット式の印刷ヘッドであり、キャリア6に着脱自在に保持されている。印刷ヘッド5mは、モノクロ用の印刷ヘッドであり、モノクロ(ブラック)インクを貯蔵しており、貯蔵しているインクをノズル51mから下方に向けて噴射する。印刷ヘッド5cは、カラー用の印刷ヘッドであり、カラー(シアン、マゼンダ、イエロー)インクを貯蔵しており、貯蔵しているインクをノズル51cから下方に向けて噴射する。
キャリア6は、ガイド軸21、22に摺動自在に支持されており、ガイド軸21、22に案内されて、ガイド軸21、22の伸びている方向に往復移動するようになっている。ガイド軸21、22は、フィードローラ4b及びエグジットローラ4cにより搬送される印刷用紙2の上方において、印刷用紙2の印刷面と平行であって印刷用紙2の搬送方向と直交する方向に伸びている。
つまり、キャリア6は、フィードローラ4b及びエグジットローラ4cにより搬送される印刷用紙2の上方を、印刷用紙2の印刷面に沿って、印刷用紙2の搬送方向と直交する方向に往復移動するようになっている。キャリア6に保持された印刷ヘッド5m、5cは、キャリア6が移動することにより、フィードローラ4bとエグジットローラ4cとの間において、キャリア6と共に印刷用紙2の搬送方向と直交する方向に往復移動し、そして、往路移動又は復路移動しつつインクを噴射することにより、フィードローラ4bとエグジットローラ4cとの間の位置において、印刷用紙2に所定印刷幅の画像を印刷する。キャリア6は、キャリアモータ8の駆動力により、不図示のキャリア用ベルト等から成るキャリア駆動機構を介して移動制御される。
このような構成のプリンタ1は、キャリア6(印刷ヘッド5m、5c)を走査しつつ(往路移動又は復路移動させつつ)印刷ヘッド5m、5cからインクを噴射させることにより、印刷用紙2に所定印刷幅の画像を印刷し、そして、このような印刷用紙2への所定印刷幅分の画像の印刷と印刷用紙2の所定印刷幅分の搬送とを繰り返すことにより、印刷用紙2の全体に画像を印刷するようになっている。また、このプリンタ1は、印刷品位に関する複数の印刷モードで画像を印刷するようになっている。印刷モードには、印刷品位の高い順に、ベストモード、ベターモード、ノーマルモード、ドラフトモードの4種類のモードがある。
図2は、プリンタ1の電気的ブロック構成を示す。プリンタ1は、上述の構成に加え、プリンタ1の動作を制御するためのCPU、ROM、及びRAM等からなる制御部41と、フィードモータ駆動回路42と、キャリアモータ駆動回路43と、ヘッド駆動回路44と、外部機器接続部45と、メモリ46等を備えている。プリンタ1は、外部機器であるPC(パーソナルコンピュータ)60に接続して使用されるようになっており、PC60には、プリンタ1による印刷動作をPC60からの操作により行うためのプリンタドライバ70がインストールされている。
フィードモータ駆動回路42は、制御部41による制御のもと、フィードモータ7を駆動する。フィードモータ7が駆動されることにより、給紙ローラ4a、フィードローラ4b、及びエグジットローラ4cが回転して、印刷用紙2が搬送される。キャリアモータ駆動回路43は、制御部41による制御のもと、キャリアモータ8を駆動する。キャリアモータ8が駆動されることにより、キャリア6が移動して、印刷ヘッド5m、5cが移動する。ヘッド駆動回路44は、制御部41による制御のもと、印刷ヘッド5m、5cを駆動して、印刷ヘッド5m、5cからインクを噴射させる。
外部機器接続部45は、PC60と通信を行うものであり、USBケーブルを介してPC60が接続されるようになっている。外部機器接続部45は、制御部41による制御のもと、USBケーブルを介してPC60との間で各種データの送受信を行う。メモリ46は、プリンタ1の動作を制御するのに必要な各種データを記憶している。
制御部41は、フィードモータ駆動回路42によるフィードモータ7の回転駆動を制御することにより、給紙ローラ4a、フィードローラ4b、エグジットローラ4cによる印刷用紙2の搬送を制御する。また、制御部41は、キャリアモータ駆動回路43によるキャリアモータ8の回転駆動を制御することにより、キャリア6による印刷ヘッド5m、5cの移動を制御すると共に、ヘッド駆動回路44による印刷ヘッド5m、5cからのインクの噴射を制御して、印刷ヘッド5m、5cによる印刷用紙2への所定印刷幅の印刷を制御する。そして、制御部41は、これら印刷用紙2の搬送及び印刷用紙2への所定印刷幅の印刷を制御することにより、印刷用紙2の全体に画像を印刷する印刷動作を実行する。
プリンタドライバ70は、PC60における操作を受けてプリンタ1に対して印刷指示を行うようになっており、プリンタ1に対して印刷指示を行うときに印刷モードを指定するようになっている。つまり、プリンタドライバ70は、PC60における操作を受けてプリンタ1に対して印刷指示を行うときに、画像を印刷するための印刷データ及び印刷モードを指定するためのモード指定データ等を含む一連の各種データをプリンタ1に送信する。そして、プリンタ1の制御部41は、プリンタドライバ70から受信した一連の各種データに基いて、プリンタドライバ70によって指定された印刷モードで、上記印刷用紙2の全体に画像を印刷する印刷動作を実行する。
ここで、上記フィードモータ7の構成及び駆動方法について説明する。上記フィードモータ7は、一定の回転角度ずつステップ駆動されるステッピングモータから成っている。また、このフィードモータ7は、A相及びB相の2組の励磁コイルを持つ2相式のステッピングモータから成っている。つまり、フィードモータ7は、A相及びB相の2組の励磁コイルの励磁状態(位相)が切り換えられる毎に、一定の回転角度ずつステップ駆動されるようになっている。そして、フィードモータ7は、複数の歯を備えており、A相及びB相の2組の励磁コイルの励磁状態(位相)が一巡することにより、歯1つ分の回転をするようになっている。
フィードモータ7のA相及びB相の2組の励磁コイルの励磁状態の切り換え(すなわちフィードモータ7の回転駆動)は、フィードモータ駆動回路42により行われる。また、このフィードモータ駆動回路42によるフィードモータ7の励磁状態の切り換えは、制御部41からフィードモータ駆動回路42にステップパルスを与えることにより行われる。つまり、フィードモータ7の回転駆動は、制御部41によって制御され、制御部41からフィードモータ駆動回路42にステップパルスを与える毎に、フィードモータ駆動回路42によってフィードモータ7のA相及びB相の2組の励磁コイルの励磁状態が順次切り換えられて、フィードモータ7が一定の回転角度ずつステップ駆動される。従って、フィードモータ7は、制御部41からステップパルスを出力する(フィードモータ駆動回路42に与える)毎に、1ステップずつ(1位相ずつ)回転してゆく。
フィードモータ7(ステッピングモータ)の駆動方式には、幾つかの方式があり、本実施形態では、フィードモータ駆動回路42は、フィードモータ7をW1−2相励磁方式で駆動するようになっている。このW1−2相励磁方式では、フィードモータ7のA相及びB相の2組の励磁コイルの励磁状態は16種類(つまり位相総数が16)ある。従って、本実施形態では、制御部41から16個のステップパルスを出力することによって、フィードモータ7のA相及びB相の2組の励磁コイルの励磁状態(位相)が一巡して、フィードモータ7が歯1つ分の回転をする。
制御部41は、プリンタドライバ70からの指示を受けて印刷用紙2の全体に画像を印刷する印刷動作を実行するとき、フィードモータ7の回転駆動を、各印刷モード毎に予め定められたステップ数単位で制御する。印刷モードには、上述のようにベストモード、ベターモード、ノーマルモード、ドラフトモードの4種類のモードがあり、ベストモードでは、16ステップ単位で、ベターモードでは、32ステップ単位で、ノーマルモードは、64ステップ単位で、ドラフトモードは、128ステップ単位で、フィードモータ7の回転駆動を制御するようになっている。
いずれの印刷モードにおいても、フィードモータ7の位相総数である16の整数倍のステップ数単位で、フィードモータ7の回転駆動を制御するようになっている。従って、いずれの印刷モードにおいても、印刷動作の実行中(すなわち印刷用紙2への所定印刷幅分の画像の印刷と印刷用紙2の所定印刷幅分の搬送とを繰り返しているとき)、フィードモータ7の回転開始位置(回転を開始する前に停止しているときの位置)の位相と回転停止位置(回転を開始した後に停止するときの位置)の位相は、常に同じになる。
メモリ46は、これら各印刷モードにおけるステップ数単位を示すステップ数単位データを、各印刷モードに対応付けて予め記憶している。制御部41は、メモリ46に記憶されているステップ数単位データに基いて、印刷動作中におけるフィードモータ7の回転駆動を、印刷モード毎に定められたフィードモータ7の位相総数の整数倍のステップ数単位(16ステップ単位、32ステップ単位、64ステップ単位、128ステップ単位のいずれか)で制御する。なお、ステップ数単位とは、言い換えると、フィードモータ7の最小駆動ステップ数であり、従って、ステップ数単位の値は、印刷用紙2の最小搬送量に対応する。
ところで、フィードモータ7(ステッピングモータ)は、回転駆動を停止したときに本来停止すべき位相から位相ずれ(回転停止位置の位置ずれ)を起こし易い位相と、回転駆動を停止したときに本来停止すべき位相から位相ずれを起こすことなく安定して停止し易い位相である最適位相がある。このフィードモータ7が位相ずれを起こすことなく安定して停止し易い位相である最適位相は、フィードモータ7の回転駆動を制御するステップ数単位(すなわち印刷モード)に依存して異なる。
そこで、制御部41は、プリンタドライバ70からの指示を受けて印刷用紙2の全体に画像を印刷する印刷動作を実行するとき、印刷動作の開始前に、フィードモータ7がプリンタドライバ70から指示された印刷モードに対応する最適位相に在る状態となるように、フィードモータ7の位相合わせを実行する。上述のように、いずれの印刷モードにおいても、印刷動作の実行中(すなわち印刷用紙2への所定印刷幅分の画像の印刷と印刷用紙2の所定印刷幅分の搬送とを繰り返しているとき)、フィードモータ7の回転開始位置の位相と回転停止位置の位相は、常に同じになる。従って、印刷動作の開始前にフィードモータ7をそのときの印刷モードに対応する最適位相に在る状態としておくことで、その後の印刷動作の実行中において、フィードモータ7は、常に最適位相で停止するようになり、フィードモータ7の回転停止精度(すなわち印刷用紙2の搬送停止精度)が向上する。
メモリ46は、これら各印刷モードにおける最適位相(すなわちフィードモータ7を印刷モード毎に定められたステップ数単位で回転駆動して回転駆動を停止したときにフィードモータ7が本来停止すべき位相から位相ずれを起こすことなく安定して停止する位相)を示す最適位相データを、各印刷モードに対応付けて予め記憶している。これら各印刷モードにおける最適位相は、試験により求められるものである。制御部41は、メモリ46に記憶されている最適位相データに基いて、フィードモータ7の位相合わせを実行する。
図3は、上記プリンタ1の動作フローチャートを示す。プリンタ1の制御部41は、プリンタドライバ70から印刷指示を受けると(#1でYES)、まず、プリンタドライバ70により指定された印刷モードに対応するフィードモータ7の位相合わせを実行する(#2)。つまり、制御部41は、プリンタドライバ70から印刷指示を受けると、印刷動作の開始前に、メモリ46に記憶している最適位相データに基いて、フィードモータ7がプリンタドライバ70により指定された印刷モードに対応する最適位相に在る状態となるように、フィードモータ7を駆動して最適位相で停止させる。
このフィードモータ7の位相合わせは、給紙ローラ4aにより印刷用紙2を取り込んでから印刷ヘッド5m、5cにより印刷用紙2に最初の所定印刷幅の印刷を行うまでの間(すなわち印刷動作の開始前)に行われる。すなわち、制御部41は、給紙ローラ4aにより印刷用紙2を取り込んでフィードローラ4bへと搬送した後、印刷ヘッド5m、5cにより印刷用紙2に最初の所定印刷幅の印刷を行うためにフィードローラ4bによる印刷用紙2の搬送を停止させるときに、フィードモータ6をプリンタドライバ70により指定された印刷モードにおける最適位相で停止させる。これにより、フィードモータ7の位相合わせが行われ、フィードモータ7は、プリンタドライバ70により指定された印刷モードにおける最適位相に在る状態となる。
そして、制御部41は、プリンタドライバ70により指定された印刷モードで印刷動作を実行する(#3)。つまり、制御部41は、フィードモータ7の位相合わせを実行した後、フィードモータ7がプリンタドライバ70により指定された印刷モードに対応する最適位相に在る状態から、フィードモータ7をプリンタドライバ70により指定された印刷モードにおけるステップ数単位で回転駆動して、フィードローラ4bによる印刷用紙2の搬送と、印刷ヘッド5m、5cによる印刷用紙2への所定印刷幅の印刷とを繰り返してゆく。
このとき、フィードモータ7の回転駆動は最適位相から開始され、フィードモータ7を回転駆動するステップ数単位はフィードモータ7の位相総数の整数倍であるため、印刷ヘッド5m、5cにより次の所定印刷幅の印刷を行うためにフィードローラ4bにより印刷用紙2を所定印刷幅分搬送して停止させるとき、フィードモータ7は、常に、プリンタドライバ70により指定された印刷モードにおける最適位相で停止することになる。
このような構成のプリンタ1によれば、フィードモータ7は、印刷動作の開始前に、印刷モードに対応する最適位相(その印刷モードにおいて位相ずれを起こすことなく安定して停止する位相)に在る状態とされる。そして、この状態からフィードモータ7を印刷モード毎に定められたフィードモータ7の位相総数の整数倍のステップ数単位で回転駆動制御することによって印刷用紙2の搬送を制御し、印刷用紙2の所定印字幅分の搬送と印刷用紙2への所定印刷幅の印刷とを繰り返すことにより、印刷用紙2の全体に画像を印刷する印刷動作が実行される。これにより、いずれの印刷モードで印刷動作を実行する場合でも、印刷用紙2の所定印字幅分の搬送を終えてフィードモータ7が回転を停止するときの位相(回転停止位置)は、常に、その印刷モードにおいて位相ずれを起こすことなく安定して停止する最適位相となる。従って、全ての印刷モードにおいて、フィードモータ7の回転停止精度(すなわち印刷用紙2の搬送停止精度)が向上し、印刷用紙2を所定印刷幅分搬送する前後の印刷画像のずれが抑えられ、印刷品位を高めることができる。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られず、種々の変形が可能である。例えば、フィードモータ7は、W1−2相励磁方式に限られず、他の励磁方式で駆動してもよい。また、フィードモータ7は、2相式のステッピングモータに限られず、他のステッピングモータであってもよい。プリンタ1は、外部機器にインストールされたプリンタドライバ70から受信したデータに基いて画像を印刷するものに限られず、例えば、画像読取手段を備え、画像読取手段により画像を読取って得たデータを基に画像を印刷するものであってもよい。この場合、印刷モードの指定は、例えばプリンタ1に備えられた操作部を操作することによってなされる。
本発明の一実施形態に係るプリンタの概略構成を示す斜視図。 同プリンタの電気的ブロック構成図。 同プリンタの動作を示すフローチャート。
符号の説明
1 プリンタ
2 印刷用紙
3 ペーパレスト
4a 給紙ローラ
4b フィードローラ
4c エグジットローラ
5m、5c 印刷ヘッド
6 キャリア
7 フィードモータ
8 キャリアモータ
10 筐体
11 給紙口
12 排紙口
21、22 ガイド軸
41 制御部
42 フィードモータ駆動回路
43 キャリアモータ駆動回路
44 ヘッド駆動回路
45 外部機器接続部
46 メモリ
51m、51c ノズル
60 PC(パーソナルコンピュータ)(外部機器)
70 プリンタドライバ

Claims (3)

  1. 印刷用紙を搬送するためのフィードローラと、前記フィードローラにより搬送される印刷用紙に所定印刷幅分の画像を印刷するための印刷ヘッドと、前記フィードローラを回転させるためのフィードモータと、前記フィードモータを回転駆動するためのフィードモータ駆動回路と、本装置の動作を制御する制御手段とを備え、
    前記フィードモータは、ステップ駆動される2相式のステッピングモータから成り、
    前記フィードモータ駆動回路は、前記フィードモータをW1−2相励磁方式で駆動し、
    前記制御手段は、
    前記フィードモータ駆動回路による前記フィードモータの回転駆動を制御することによって、前記フィードローラによる印刷用紙の搬送を制御し、
    前記フィードローラによる印刷用紙の搬送と、前記印刷ヘッドによる所定印刷幅の印刷とを繰り返すことにより、印刷用紙の全体に画像を印刷する印刷動作を実行し、
    前記印刷動作を実行するとき、前記フィードモータの回転駆動を、印刷品位に関する印刷モード毎に定められた前記フィードモータの位相総数の整数倍のステップ数(以下、「送りステップ数」という)単位で制御し、
    本装置による印刷動作をコンピュータからの操作により行うためのプリンタドライバがコンピュータにインストールされ、該プリンタドライバにより指定された印刷モードで印刷動作を行うプリンタにおいて、
    前記フィードモータを前記印刷モード毎に定められた送りステップ数単位で回転駆動して回転駆動を停止したときに前記フィードモータが本来停止すべき位相から位相ずれを起こすことなく安定して停止する位相である最適位相を示す最適位相データを、前記印刷モード毎に対応付けて記憶したメモリをさらに備え、
    前記制御手段は、
    前記プリンタドライバからの指示を受けて前記印刷動作を実行するとき、
    前記印刷動作の開始前に、前記メモリに記憶している最適位相データに基いて、前記フィードモータが前記プリンタドライバにより指定された印刷モードに対応する最適位相に在る状態となるように、前記フィードモータを駆動して前記フィードモータの位相合わせを実行し、
    前記位相合わせを実行した後に、前記フィードモータを前記プリンタドライバにより指定された印刷モードに対応する最適位相に在る状態から、前記プリンタドライバにより指定された印刷モードにおける送りステップ数単位で回転駆動して、前記印刷動作を実行する、
    ことを特徴とするプリンタ。
  2. 印刷用紙を搬送するためのフィードローラと、前記フィードローラにより搬送される印刷用紙に所定印刷幅分の画像を印刷するための印刷ヘッドと、前記フィードローラを回転させるためのフィードモータと、前記フィードモータを回転駆動するためのフィードモータ駆動回路と、本装置の動作を制御する制御手段とを備え、
    前記フィードモータは、ステップ駆動されるステッピングモータから成り、
    前記制御手段は、
    前記フィードモータ駆動回路による前記フィードモータの回転駆動を制御することによって、前記フィードローラによる印刷用紙の搬送を制御し、
    前記フィードローラによる印刷用紙の搬送と、前記印刷ヘッドによる所定印刷幅の印刷とを繰り返すことにより、印刷用紙の全体に画像を印刷する印刷動作を実行し、
    前記印刷動作を実行するとき、前記フィードモータの回転駆動を、印刷品位に関する印刷モード毎に定められた前記フィードモータの位相総数の整数倍のステップ数(以下、「送りステップ数」という)単位で制御するプリンタにおいて、
    前記フィードモータを前記印刷モード毎に定められた送りステップ数単位で回転駆動して回転駆動を停止したときに前記フィードモータが本来停止すべき位相から位相ずれを起こすことなく安定して停止する位相である最適位相を示す最適位相データを、前記印刷モード毎に対応付けて記憶したメモリをさらに備え、
    前記制御手段は、
    前記印刷動作を実行するとき、
    前記印刷動作の開始前に、前記メモリに記憶している最適位相データに基いて、前記フィードモータが前記印刷動作での印刷モードに対応する前記最適位相に在る状態となるように、前記フィードモータを駆動して前記フィードモータの位相合わせを実行する、
    ことを特徴とするプリンタ。
  3. 前記フィードモータは、2相式のステッピングモータから成り、
    前記フィードモータ駆動回路は、前記フィードモータをW1−2相励磁方式で駆動する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のプリンタ。

JP2006286726A 2006-10-20 2006-10-20 プリンタ Withdrawn JP2008100478A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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