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JP2008199588A - アレーアンテナ装置及び無線通信装置 - Google Patents

アレーアンテナ装置及び無線通信装置 Download PDF

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JP2008199588A JP2008003379A JP2008003379A JP2008199588A JP 2008199588 A JP2008199588 A JP 2008199588A JP 2008003379 A JP2008003379 A JP 2008003379A JP 2008003379 A JP2008003379 A JP 2008003379A JP 2008199588 A JP2008199588 A JP 2008199588A
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Abstract

【課題】簡単な構成でありながら、給電素子間のアイソレーションを十分に確保するとともに、複数の周波数帯で動作することが可能なアレーアンテナ装置を提供する。
【解決手段】アレーアンテナ装置は、給電素子1,2と、給電素子1,2にそれぞれ容量結合された無給電素子5とを備え、高域側の周波数帯において、給電素子1,2は互いに独立にそれぞれ実質的に共振し、低域側の周波数帯において、給電素子1,2と無給電素子5とによって所定の電気長を有して形成されるループアンテナが実質的に共振するように構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、主として移動体通信用のアレーアンテナ装置と、それを備えた無線通信装置に関する。
携帯電話機等の携帯無線通信装置の小型化、薄型化が急速に進んでいる。また、携帯無線通信装置は、従来の電話機として使用されるのみならず、電子メールの送受信やWWW(ワールドワイドウェブ)によるウェブページの閲覧などを行うデータ端末機に変貌を遂げている。取り扱う情報も従来の音声や文字情報から写真や動画像へと大容量化を遂げており、通信品質のさらなる向上が求められている。このような状況にあって、複数のアンテナ素子を備えて構成されたアレーアンテナ装置や、指向性を切り換えることが可能なアンテナ装置が提案されている。
特許文献1においては、長方形形状の導電性の基板と、前記基板上に誘電体を介して設けられた平板状のアンテナとを備えたアンテナ装置が開示され、このアンテナ装置は、アンテナを所定方向に励振させることにより基板上の一方の対角線方向に電流を流れさせるとともに、アンテナを異なる方向に励振させることにより基板上の他方の対角線方向に電流を流れさせることを特徴とする。このように、特許文献1のアンテナ装置では、基板上を流れる電流の方向を変えることによって、アンテナ装置の指向性及び偏波方向を変更することができる。
特許文献2においては、第1筐体と第2筐体とをヒンジ部で連結して開閉自在な機構を有する折り畳み式携帯無線機であって、前記第1筐体内の第1の面側に前記第1筐体の長さ方向に沿って配置された第1板状導体と、前記第1筐体内の第1の面と向かい合う第2の面側に前記第1筐体の長さ方向に沿って配置された第2及び第3板状導体と、前記第1板状導体に給電するとともに、前記第1板状導体を給電する位相に対して異なる位相で前記第2又は第3板状導体に選択的に給電する給電手段とを具備した携帯無線機が開示されている。特許文献2の携帯無線機では、受信レベルの低下に応答して第2及び第3板状導体を切り換えることにより、通信性能を向上させることができる。
特許文献3においては、ダイポールアンテナと、ダイポールアンテナを構成する2つのアンテナ素子のうちの一方にそれぞれ接続された2つの給電手段とを備えた携帯無線機が開示されている。
国際出願の国際公開WO02/39544号。 特開2005−130216号公報。 国際出願の国際公開WO01/97325号。
最近になって、通信容量を増大させて高速通信を実現するために、複数のチャンネルの無線信号を空間分割多重により同時に送受信するMIMO(Multi−Input Multi−Output)技術を採用したアレーアンテナ装置が登場している。MIMO通信を実行するアレーアンテナ装置は、空間分割多重を実現するために、指向性又は偏波特性などを相違させることにより、互いに低相関である複数の無線信号の送受信を同時に実行する必要がある。特許文献1のアンテナ装置は、異なる指向性になるように切り換えることはできても、異なる指向性の状態を同時に実現することはできない。特許文献2の携帯無線機は、複数のアンテナ素子(板状導体)を必要とするために構造が複雑化し、さらに特許文献1のアンテナ装置と同様に、異なる指向性になるように切り換えることはできても、異なる指向性の状態を同時に実現することはできない。特許文献3の携帯無線機は、指向性を切り換えることができず、また異なる指向性の状態を同時に実現することもできない。
また、携帯電話機のような小型の無線通信装置にアレーアンテナを設ける場合、給電素子間の距離が短くなることを余儀なくされ、そのため、給電素子間のアイソレーションが不十分になるという問題点があった。
さらに、例えば複数のアプリケーションに係る通信を行うために、MIMO通信を実行可能であることに加えて、複数の周波数帯で動作することが可能なアンテナ装置を提供することが望ましい。特許文献1乃至3には、このようなアンテナ装置は開示されていなかった。
本発明の目的は、以上の問題点を解決し、例えばMIMO通信などに使用可能なアレーアンテナ装置であって、簡単な構成でありながら給電素子間のアイソレーションを十分に確保するとともに、複数の周波数帯で動作することが可能なアレーアンテナ装置、及びそのようなアレーアンテナ装置を備えた無線通信装置を提供することにある。
本発明の第1の態様に係るアレーアンテナ装置は、
第1の給電点を備えた第1の給電素子と、
第2の給電点を備えた第2の給電素子と、
上記第1及び第2の給電素子にそれぞれ電気的に接続された第1の無給電素子とを備え、
第1の周波数帯において、上記第1及び第2の給電素子間の電磁的な相互結合を解消させ、上記第1の給電点を介して上記第1の給電素子を励振させるとともに上記第2の給電点を介して上記第2の給電素子を励振させることにより、上記第1及び第2の給電素子は互いに独立にそれぞれ実質的に共振し、
上記第1の周波数帯よりも低い第2の周波数帯において、上記第1及び第2の給電素子と上記第1の無給電素子とによって所定の電気長を有するループアンテナが形成され、上記第1の給電点を介して上記第1の給電素子を励振させることにより、上記ループアンテナが実質的に共振するように構成されたことを特徴とする。
上記アレーアンテナ装置では、
上記第1の周波数帯において、上記第1の無給電素子が存在しない場合の上記第1及び第2の給電素子間の相互インピーダンスの虚数部と、上記第1の無給電素子が上記第1及び第2の給電素子にそれぞれ容量結合されたことによって生じるインピーダンスの虚数部とが相殺するように設定することにより、上記第1及び第2の給電素子間の電磁的な相互結合を解消させる一方、
上記第2の周波数帯において、上記第1の無給電素子が存在しない場合の上記第1及び第2の給電素子間の相互インピーダンスの虚数部と、上記無給電素子が上記第1及び第2の給電素子にそれぞれ容量結合されたことによって生じるインピーダンスの虚数部とは相殺せず、これにより、上記第1及び第2の給電素子と上記第1の無給電素子とによって上記ループアンテナが形成されるように構成されたことを特徴とする。
また、上記アレーアンテナ装置では、上記第1及び第2の給電素子はそれぞれ、容量結合を介して上記第1の無給電素子に電気的に接続されたことを特徴とする。
さらに、上記アレーアンテナ装置では、上記第1及び第2の給電素子はそれぞれ、LC共振回路を介して上記第1の無給電素子に電気的に接続されたことを特徴とする。
またさらに、上記アレーアンテナ装置では、上記第1の無給電素子は接地されたことを特徴とする。
また、上記アレーアンテナ装置は、上記第1の無給電素子は容量を介して接地されたことを特徴とする。
さらに、上記アレーアンテナ装置では、上記第1及び第2の給電素子は、互いに等しい素子長を有することを特徴とする。
またさらに、上記アレーアンテナ装置では、上記第1及び第2の給電素子は、互いに異なる素子長を有することを特徴とする。
また、上記アレーアンテナ装置では、
上記第1及び第2の給電素子にそれぞれ容量結合された第2の無給電素子をさらに備え、
上記第1の周波数帯において、上記第1及び第2の無給電素子が存在しない場合の上記第1及び第2の給電素子間の相互インピーダンスの虚数部と、上記第1及び第2の無給電素子が上記第1及び第2の給電素子にそれぞれ容量結合されたことによって生じるインピーダンスの虚数部とが相殺するように設定することにより、上記第1及び第2の給電素子間の電磁的な相互結合を解消させる一方、
上記第2の周波数帯において、上記第1及び第2の無給電素子が存在しない場合の上記第1及び第2の給電素子間の相互インピーダンスの虚数部と、上記第1及び第2の無給電素子が上記第1及び第2の給電素子にそれぞれ容量結合されたことによって生じるインピーダンスの虚数部とは相殺せず、これにより、上記第1及び第2の給電素子と上記第1の無給電素子とによって上記ループアンテナが形成されるように構成されたことを特徴とする。
本発明の第2の態様に係るアレーアンテナ装置は、
第1の給電点を備えた第1の給電素子と、
第2の給電点を備えた第2の給電素子と、
第3の給電点を備えた第3の給電素子と、
上記第1、第2及び第3の給電素子にそれぞれ電気的に接続された無給電素子とを備え、
第1の周波数帯において、上記第1、第2及び第3の給電素子のうちの少なくとも2つの給電素子間の電磁的な相互結合を解消させ、上記少なくとも2つの給電素子のうちの1つの給電素子の給電点を介して当該給電素子を励振させるとともに上記少なくとも2つの給電素子のうちのもう1つの給電素子の給電点を介して当該給電素子を励振させることにより、上記少なくとも2つの給電素子は互いに独立にそれぞれ実質的に共振し、
上記第1の周波数帯よりも低い第2の周波数帯において、上記第1の給電素子と、上記無給電素子と、上記第2及び第3の給電素子のうちのいずれか1つとによって所定の電気長を有するループアンテナが形成され、上記第1の給電点を介して上記第1の給電素子を励振させることにより、上記ループアンテナが実質的に共振するように構成されたことを特徴とする。
また、本発明の第3の態様に係るアレーアンテナ装置は、
第1の給電点を備えた第1の給電素子と、
第2の給電点を備えた第2の給電素子と、
第3の給電点を備えた第3の給電素子と、
上記第1及び第2の給電素子にそれぞれ電気的に接続された第1の無給電素子と、
上記第2及び第3の給電素子にそれぞれ電気的に接続された第2の無給電素子とを備え、
第1の周波数帯において、上記第1、第2及び第3の給電素子のうちの少なくとも2つの給電素子間の電磁的な相互結合を解消させ、上記少なくとも2つの給電素子のうちの1つの給電素子の給電点を介して当該給電素子を励振させるとともに上記少なくとも2つの給電素子のうちのもう1つの給電素子の給電点を介して当該給電素子を励振させることにより、上記少なくとも2つの給電素子は互いに独立にそれぞれ実質的に共振し、
上記第1の周波数帯よりも低い第2の周波数帯内の第1の周波数において、上記第1及び第2の給電素子と上記第1の無給電素子とによって第1の電気長を有する第1のループアンテナが形成され、上記第1の給電点を介して上記第1の給電素子を励振させることにより、上記第1のループアンテナが実質的に共振し、
上記第2の周波数帯内の、上記第1の周波数とは異なる第2の周波数において、上記第2及び第3の給電素子と上記第2の無給電素子とによって上記第1の電気長とは異なる第2の電気長を有する第2のループアンテナが形成され、上記第3の給電点を介して上記第3の給電素子を励振させることにより、上記第2のループアンテナが実質的に共振するように構成されたことを特徴とする。
また、上記第1乃至第3の態様に係るアレーアンテナ装置では、上記第1の周波数帯において、上記互いに独立にそれぞれ実質的に共振する給電素子はMIMO通信方式に係る複数のチャンネル信号をそれぞれ受信することを特徴とする。
本発明の第4の態様に係る無線通信装置は、本発明の第1乃至第3の態様に係るアレーアンテナ装置を備えたことを特徴とする。
以上説明したように、本発明に係るアレーアンテナ装置及び無線通信装置によれば、例えばMIMO通信などに使用可能なアレーアンテナ装置であって、簡単な構成でありながら給電素子間のアイソレーションを十分に確保するとともに、複数の周波数帯で動作することが可能なアレーアンテナ装置、及びそのようなアレーアンテナ装置を備えた無線通信装置を提供することができる。
従って、本発明によれば、高域側の周波数帯においてMIMO通信を行うときに、給電素子間の十分なアイソレーションを確保することができる。さらに、給電素子数を増大させることなく、低域側の周波数帯において他のアプリケーションのための通信を行うことができる。
本発明による最大の効果としては、所定の電気長を有する無給電素子を各給電素子に容量結合させることにより、アレーアンテナ装置のマルチバンド化を実現することができる。2つの給電素子のそれぞれに無給電素子を近接することにより、各給電素子自体の動作周波数(高域側の周波数帯)に加え、2つの給電素子と無給電素子で構成されるループアンテナの共振により低域側の周波数帯において動作し、複数の周波数帯で共振することが可能となる。高域側の周波数帯で動作する場合には、給電素子間の相互インピーダンス(第1の給電素子上の給電点と第2の給電素子上の給電点との間のインピーダンス)の虚数部が解消されるように無給電素子の電気長を調整することにより、給電素子間のアイソレーションを向上させることが可能となり、MIMO通信を実行するときに給電素子間の相関係数を低くすることができる。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、同様の構成要素については同一の符号を付している。
第1の実施形態.
図1(a)は本発明の第1の実施形態に係るアレーアンテナ装置の概略構成を示す正面図であり、図1(b)はその側面図である。本実施形態のアレーアンテナ装置は、2つの給電素子1,2と、給電素子1,2のそれぞれに容量結合された無給電素子5とを備え、高域側の周波数帯において動作するときは、給電素子1,2を独立に励振させてMIMO通信を行う一方、低域側の周波数帯において動作するときは、互いに容量結合された給電素子1、無給電素子5及び給電素子2をループアンテナとして励振させて通信することを特徴とする。
図1において、アレーアンテナ装置は、長方形形状の導体板にてなる給電素子1,2を備え、給電素子1,2は、同一平面内にあって、互いに所定距離だけ離隔するように設けられる。さらに、給電素子1,2が設けられた平面から所定距離だけ離隔した平面内において、給電素子1,2にそれぞれ近接させて、長方形形状の導体板にてなる無給電素子5が設けられる。無給電素子5の一端は、給電素子1の一部に対して近接させることにより給電素子1と容量結合するように設けられ、無給電素子5の他端は、給電素子2の一部に対して近接させることにより給電素子2と容量結合するように設けられる。これらの容量結合する部分は、図1(a)において点線で図示した給電素子1及び無給電素子5の重なり部分と、給電素子2及び無給電素子5の重なり部分とに相当する。さらに、給電素子1,2から所定距離だけそれぞれ離隔して、長方形形状の接地導体11が設けられる。給電素子1の端部に給電点P1が設けられ、給電点P1は、給電線F1を介して無線信号処理回路10に接続される。同様に、給電素子2の端部に給電点P2が設けられ、給電点P2は、給電線F2を介して無線信号処理回路10に接続される。給電線F1,F2は、例えば、50Ωのインピーダンスを有する同軸ケーブルにてそれぞれ構成されることが可能であり、この場合、各同軸ケーブルの内部導体は無線信号処理回路10と給電点P1,P2とを接続し、一方、各同軸ケーブルの外部導体は接地導体11にそれぞれ接続される。
本実施形態において、給電素子1,2及び無給電素子5はそれぞれ、所定の長手方向の素子長を有する導体ストリップとして構成される。各給電素子1,2は、高域側の周波数帯で共振する素子長を有し、例えば、高域側の周波数帯の波長λを基準として約λ/4の素子長を有するように構成されてもよい。給電素子1,2は、その長手方向が互いに平行になるように並設され、かつその長手方向における一方の端部(図1では、下側の端部)が接地導体11に近接するように設けられる。各給電点P1,P2は、各給電素子1,2上において、接地導体11に近接した側の長手方向の端部にそれぞれ設けられる。無給電素子5の長手方向の一端は、給電素子1の長手方向のほぼ中央部に容量結合し、無給電素子5の長手方向の他端は、給電素子2の長手方向のほぼ中央部に容量結合する。
図2(a)は、図1の給電素子1,2及び無給電素子5の等価回路を示す図である。図1の給電素子1における上端の点、無給電素子5に近接した点、及び下端の点をそれぞれ、点1a,1b,1cによって表し、同様に、図1の給電素子2における上端の点、無給電素子5に近接した点、及び下端の点をそれぞれ、点2a,2b,2cによって表し、図1の無給電素子5における左端の点(給電素子1に近接した点)及び右端の点(給電素子2に近接した点)をそれぞれ、点5a,5bによって表す。点1cが給電点P1に対応し、点2cが給電点P2に対応する。前述のように、給電素子1と無給電素子5とは互いに近接することにより容量結合し、このことを、点1bと点5aとの間の容量C1によって表す。同様に、給電素子2と無給電素子5とは互いに近接することにより容量結合し、このことを、点2bと点5bとの間の容量C2によって表す。また、給電素子1,2及び無給電素子5を構成する導体板は所定のインダクタンスを有する。給電素子1のインダクタンスを、点1a,1b間のインダクタンスL1と、点1b,1c間のインダクタンスL2とによって表し、給電素子2のインダクタンスを、点2a,2b間のインダクタンスL3と、点2b,2c間のインダクタンスL4とによって表し、無給電素子5のインダクタンスを、点5a,5b間のインダクタンスL5によって表す。
本実施形態のアレーアンテナ装置が高域側の周波数帯(例えば、2GHz付近の周波数帯)で動作するとき、給電素子1上の点1bから無給電素子5及び給電素子2を見たときの入力インピーダンスと、給電素子2上の点2bから無給電素子5及び給電素子1を見たときの入力インピーダンスとは、所定の高値(実質的に無限大)になるように構成される。従って、高域側の周波数帯では、給電素子1,2は、給電点P1,P2を介してそれぞれ独立に励振させることにより、互いに独立に動作することが可能になり(すなわち、互いに独立に実質的に共振することが可能になり)、MIMO通信などに利用することができる。このとき、給電素子1,2は、実質的に電磁的に結合していない状態にある。また、本実施形態のアレーアンテナ装置が低域側の周波数帯(例えば、1GHz付近の周波数帯)で動作するとき、給電素子1上の点1bから無給電素子5及び給電素子2を見たときの入力インピーダンスと、給電素子2上の点2bから無給電素子5及び給電素子1を見たときの入力インピーダンスとは、上記高値よりも小さな値になるように構成される。従って、低域側の周波数帯では、給電素子1、無給電素子5及び給電素子2は、給電点P1,P2のいずれか一方を介して励振させることにより、給電素子1の点1cから点1b、容量C1、無給電素子5の点5a,5b、容量C2、給電素子2の点2bを介して点2cにいたる(又はその逆の)1つのループアンテナとして共振して動作することが可能になる。以下、上述の動作の動作原理について詳述する。
図1のアレーアンテナ装置の構成において、無給電素子5が存在しなかったとしたときの給電点P1,P2間の相互インピーダンスをZmとする。このインピーダンスZmは給電素子1,2間の相互結合を表すが、この場合の給電素子1,2間の結合は導体板と導体板とのギャップの部分で発生するのでほぼ容量性となる。この容量を、図2(b)の容量C0により表す。給電素子1,2間の相互結合を解消するためには、インピーダンスZmに対して複素共役の値を有するインピーダンスZmを設ける必要があるが、インピーダンスZmが容量性であるので、インダクタンス性を有する回路素子を追加すればよい。このため、インピーダンスZmの虚数部Im(Zm)を相殺するように、インダクタンスL5を有する無給電素子5を、容量C1,C2を介して給電素子1,2に容量結合する。ここで、インダクタンスL5及び容量C1,C2の値は、インピーダンスZmの虚数部Im(Zm)と、無給電素子5を給電素子1,2にそれぞれ容量結合することによって生じるインピーダンスの虚数部とが相殺するように設定される。この結果、給電素子1,2間の相互結合が解消され、従って、給電素子1,2間のアイソレーション(すなわち、前述の入力インピーダンス)は、これらの給電素子1,2が独立して動作するのに十分なだけ大きくなるように改善される。詳しくは、アレーアンテナ装置が高域側の周波数帯で動作しているときには、給電素子1,2間のインピーダンスZmとその共役インピーダンスZmの虚数部が相殺して、給電素子1,2間の相互結合が解消される(アイソレーション大)。また、アレーアンテナ装置が低域側の周波数帯で動作しているときには、インピーダンスZm及び共役インピーダンスZmが変化するのでこれらの虚数部は相殺せずに相互結合が維持されるとともに、互いに容量結合された給電素子1,2及び無給電素子5は一体となって共振する。この場合、給電素子1の点1cから点1b、容量C1、無給電素子5の点5a,5b、容量C2、給電素子2の点2bを介して点2cにいたる(又はその逆の)ループアンテナが形成され、このループアンテナの電気長は各給電素子1,2の電気長よりも長いので、低域側の周波数帯で共振して動作することが可能になる。
このとき、給電素子1上の点1bから、無給電素子5、及び給電素子2上の点2bを介して点2cにいたるまでの電気長(すなわち、給電素子1上の容量結合部の点1bから給電点P2までの電気長)は、高域側の周波数帯の波長λと、0以上の整数n1とに対して、「λ/4+n1λ」の関係式を満たす。同様に、給電素子2上の点2bから、無給電素子5、及び給電素子1上の点1bを介して点1cにいたるまでの電気長(すなわち、給電素子2上の容量結合部の点2bから給電点P1)は、「λ/4+n2λ」の関係式を満たす(n2は0以上の整数)。これらの関係式からわかるように、一方の給電素子上の容量結合部から他方の給電素子の給電点までの電気長を適切に調整することにより、周期的に(すなわち波長λの整数倍毎に)、給電素子1,2間の十分なアイソレーションを確保することができる。ここで、上記関係式の「λ/4」の項は、給電素子1,2間の相互結合の強弱に依存して変動するので、「λ/4」の値は好ましい実施例における一例にすぎない。従って、高域側の周波数帯で動作する場合には、給電素子1,2間の相互インピーダンスの虚数部が解消されるように無給電素子5の電気長を調整することにより、給電素子1,2間のアイソレーションを向上させることが可能となり、MIMO通信を実行するときに給電素子1,2間の相関係数を低くすることができる。
図3に、図1のアレーアンテナ装置の実装例である携帯電話機の構成を示す。図3(a)はこの実装例の携帯電話機の正面図であり、図3(b)はその側面図であり、図3(c)は図3(a)の左側ヒンジ部103a及び右側ヒンジ部103bを示す斜視図であり、図3(d)は図3(c)の左側ヒンジ部103a及び右側ヒンジ部103bに内部導体103ad及び103bdがそれぞれ挿入された状態を示す斜視図である。図3(a)及び(b)において、本実装例の携帯電話機は、ほぼ直方体形状の上側筐体101と下側筐体102とを備え、上側筐体101と下側筐体102は円筒形状のヒンジ部103を介して折りたたみ可能となるように連結されている。上側筐体101は、携帯電話機の使用時にユーザに近接した側(以下の説明では、携帯電話機の「内側」という。)に位置する上側第1筐体部101aと、ユーザから離れた側(以下、携帯電話機の「外側」という。)に位置する上側第2筐体部101bとを備えて構成される。上側第1筐体部101a及び上側第2筐体部101bは、上側筐体101の内側の左下部において、ネジ107によって固定され、上側筐体101の内側の右下部において、ネジ108によって固定される。上側第1筐体部101a、上側第2筐体部101b及び下側筐体102はそれぞれ誘電体(例えばプラスチック)にて構成される。また、ヒンジ部103は、上側第1筐体部101aに機械的に連結された左側ヒンジ部103a及び右側ヒンジ部103bと、下側筐体102に一体的に形成され、左側ヒンジ部103a及び右側ヒンジ部103bの間に嵌合した中央ヒンジ部103cとを備え、左側ヒンジ部103a、中央ヒンジ部103c及び右側ヒンジ部103bにわたって内部に延在する回転軸(図示せず。)により、上側筐体101と下側筐体102とは互いにヒンジ部103で回転可能となり折りたたみ可能となっている。また、上側第1筐体部101aのほぼ中央部にディスプレイ106が配置され、当該ディスプレイ106の上部にスピーカ104が配置される。さらに、携帯電話機の内側であって下側筐体102の下端部付近にマイクロホン105が配置され、また、下側筐体102のマイクロホン105とは反対側(すなわち携帯電話機の外側)に充電池110が配置される。下側筐体102の内部であって下側筐体102の厚さ方向のほぼ中央部には、長方形形状のプリント配線基板109が配置される(図示の簡単化のために、プリント配線基板109の厚さの描写は省略する。)。プリント配線基板109の外側の面には全体に導体パターンが形成され、図1の接地導体11として作用する一方、プリント配線基板109の内側の面には、無線信号処理回路10が設けられる。下側筐体102は導体にて構成されてもよく、この場合は、プリント配線基板109に代わって下側筐体102が接地導体10として作用する。
給電素子1,2及び無給電素子5は、上側筐体101内に設けられる。給電素子1,2は、上側筐体101の長手方向(上下方向)に沿って、上側筐体101の左端と右端にそれぞれ近接して延在するとともに、上側筐体101の外側を向いた面に接するように設けられる。無給電素子5は、各給電素子1,2から所定距離だけ離隔するように、各給電素子1,2よりも携帯電話機の内側に設けられる。本実装例において、各給電素子1,2は、導体にてなる左側ヒンジ部103a及び右側ヒンジ部103bを介して無線信号処理回路10にそれぞれ接続されるが、このとき、好ましくは、左側ヒンジ部103a及び右側ヒンジ部103b内に構成された容量を用いて容量給電される。左側ヒンジ部103a及び右側ヒンジ部103bはアルミニウム又は亜鉛などの導体材料にて構成され、図3(c)に示すように、左側ヒンジ部103aは羽根部103abと円筒部103acとを備えた一体構造を有し、右側ヒンジ部103bは羽根部103bbと円筒部103bcとを備えた一体構造を有する。羽根部103abは、ネジ107を受けるためのネジ穴103aaを有し、給電素子1の下端(図2(a)の点1c)と左側ヒンジ部103aとは、導体のネジ107によって電気的に接続される。同様に、羽根部103bbは、ネジ108を受けるためのネジ穴103baを有し、給電素子2の下端(図2(a)の点2c)と右側ヒンジ部103bとは、導体のネジ108によって電気的に接続される。左側ヒンジ部103aの円筒部103acには、図3(d)に示すように、導体材料にて構成された円筒形状の内部導体103adが回動可能であるように挿入される。円筒部103acの内側と内部導体103adの外側との少なくとも一方は誘電体にてコーティングされ、これにより、円筒部103acに内部導体103adが挿入されたとき、円筒部103acの内側の面と内部導体103adの外側の面との間には、所定の容量が形成される。右側ヒンジ部103bの円筒部103bcにも同様に、導体材料にて構成された円筒形状の内部導体103bdが回動可能であるように挿入され、円筒部103bcの内側の面と内部導体103bdの外側の面との間には、所定の容量が形成される。内部導体103ad,103bdはそれぞれ、同軸ケーブル等にてなる給電線F1,F2を介して無線信号処理回路10に接続される。本実装例では、給電線F1が内部導体103adに接続された点を給電点P1とみなし、給電線F2が内部導体103bdに接続された点を給電点P2とみなす。本実装例において、給電素子1,2はこのように容量給電されることが可能である。
図4は、図3の実装例におけるアレーアンテナ装置の回路の詳細構成を示すブロック図である。給電素子1の下端の点1cは、左側ヒンジ部103a及び給電線F1を介して、無線信号処理回路10におけるスイッチ回路21のスイッチ21−1に接続され、給電素子2の下端の点2cは、右側ヒンジ部103b及び給電線F2を介して、スイッチ回路11のスイッチ21−2に接続されている。図3を参照して前述したように、容量給電のために、左側ヒンジ部103aの円筒部103acと内部導体103adとの間には容量が形成され、右側ヒンジ部103bの円筒部103bcと内部導体103bdとの間には容量が形成され、図4では、これらの容量をそれぞれC11,C12により表す。スイッチ回路21は、詳細後述するようにコントローラ26の制御に従って、給電素子1を、第1の受信回路23と送信回路24と負荷22−1とのうちのいずれか1つに接続し、給電素子2を、第2の受信回路25と送信回路24と負荷22−2とのうちのいずれか1つに接続する。第1の受信回路23及び第2の受信回路25はそれぞれ、アレーアンテナ装置が高域側の周波数帯で動作しているときには、高域側の周波数帯におけるMIMO通信方式の受信信号に対する復調処理を行って復調後の信号をコントローラ26に出力する。さらに、第1の受信回路23及び第2の受信回路25の少なくとも一方(例えば、第1の受信回路23)は、アレーアンテナ装置が低域側の周波数帯で動作しているとき、低域側の周波数帯における受信信号に対する復調処理を行って復調後の信号をコントローラ26に出力する。送信回路24は、アレーアンテナ装置が高域側の周波数帯で動作しているとき及び低域側の周波数帯で動作しているときのそれぞれにおいて、コントローラ26から入力された信号に対する変調処理を行う。また、負荷22−1,22−2は、接地導体11等に接続されることにより接地される。各負荷22−1,22−2は、給電素子1又は2を所望の周波数帯でインピーダンス整合させるために、オープン、ショート、容量、インダクタンスのいずれかとして構成される。コントローラ26は、無線信号処理回路10の入出力端子27を介して、本実施形態のアレーアンテナ装置を備えた携帯電話機等の無線通信装置における他の回路(図示せず。)に接続される。
コントローラ26によるスイッチ回路21の制御と、アレーアンテナ装置の動作とは、以下の通りである。アレーアンテナ装置が高域側の周波数帯で受信動作を行っているとき、スイッチ21−1は第1の受信回路23に接続され、スイッチ21−2は第2の受信回路25に接続される。前述のように、アレーアンテナ装置が高域側の周波数帯で動作しているときには給電素子1,2間のアイソレーションが十分に大きくなるので、各給電素子1,2を介して、MIMO通信方式に係る複数のチャンネル(本実施形態では2チャンネル)の無線信号を同時に受信することができる。アレーアンテナ装置が高域側の周波数帯で送信動作を行っているとき、スイッチ21−1,21−2のいずれか一方が送信回路24に接続され、他方は負荷22−1又は22−2に接続される。このとき、送信回路24で変調された信号は、給電素子1,2のいずれかを介して送信される。アレーアンテナ装置が低域側の周波数帯で受信動作を行っているとき、スイッチ21−1が第1の受信回路23に接続され、スイッチ21−2は負荷22−2に接続される。このとき、第2の受信回路25が低域側の周波数帯における受信信号に対する復調処理機能を有する場合には、スイッチ21−2が第2の受信回路24に接続され、スイッチ21−1は負荷22−1に接続されてもよい。前述のように、アレーアンテナ装置が低域側の周波数帯で動作しているときには、給電素子1,2及び無給電素子5はループアンテナとして共振する。図4の場合には、給電点P1から、左側ヒンジ部103a、給電素子1、無給電素子5、給電素子2及び右側ヒンジ部103bを介して給電点P2(給電点P2は負荷22−2に接続される。)にいたるループアンテナが形成され、第1の受信回路23は、このループアンテナで受信された信号に対する復調処理を行う。アレーアンテナ装置が低域側の周波数帯で送信動作を行っているとき、スイッチ21−1,21−2のいずれか一方が送信回路24に接続され、他方は負荷22−1又は22−2に接続される。このとき、送信回路24で変調された信号は、受信動作時と同じループアンテナを介して送信される。
以上説明したように、本実施形態のアンテナ装置は、簡単な構成でありながら給電素子1,2間のアイソレーションを十分に確保するとともに、複数の周波数帯で動作することができる。従って、高域側の周波数帯では、例えばMIMO通信を用いるアプリケーションを実行可能であり、低域側の周波数帯では、MIMO通信を用いるアプリケーション以外の追加のアプリケーションを実行することもできる。
以下、図5乃至図15を参照して、本発明の第1の実施形態の変形例に係るアレーアンテナ装置について説明する。
図5(a)は本発明の第1の実施形態の第1の変形例に係るアレーアンテナ装置の概略構成を示す正面図であり、図5(b)はその側面図である。また、図7(a)は本発明の第1の実施形態の第2の変形例に係るアレーアンテナ装置の概略構成を示す正面図であり、図7(b)はその側面図である。図1の構成では、無給電素子5の一端は、給電素子1の長手方向のほぼ中央部に容量結合し、無給電素子5の他端は、給電素子2の長手方向のほぼ中央部に容量結合していたが、給電素子1,2と無給電素子5とは、異なる位置において容量結合されてもよい。図5の変形例では、無給電素子5の一端は、給電素子1において、給電点P1が設けられた側とは逆の端部(図5(a)では、上側の端部)に容量結合し、無給電素子5の他端は、給電素子2において、給電点P2が設けられた側とは逆の端部(図5(a)では、上側の端部)に容量結合する。一方、図7の変形例では、無給電素子5の一端は、給電素子1の給電点P1に近接した位置(図7(a)では、下側の端部)に容量結合し、無給電素子5の他端は、給電素子2の給電点P2に近接した位置(図7(a)では、下側の端部)に容量結合する。
図6は、図5の給電素子1,2及び無給電素子5の等価回路を示す図である。給電素子1と無給電素子5との容量結合を、点1aと点5aとの間の容量C1によって表し、同様に、給電素子2と無給電素子5との容量結合を、点2aと点5bとの間の容量C2によって表す。また、給電素子1のインダクタンスを、点1a,1c間のインダクタンスL11によって表し、給電素子2のインダクタンスを、点2a,2c間のインダクタンスL21によって表す。本変形例のアレーアンテナ装置が高域側の周波数帯で動作するとき、給電素子1上の点1aから無給電素子5及び給電素子2を見たときの入力インピーダンスと、給電素子2上の点2aから無給電素子5及び給電素子1を見たときの入力インピーダンスとは、所定の高値(実質的に無限大)になるように構成される。従って、高域側の周波数帯では、給電素子1,2は、給電点P1,P2を介してそれぞれ独立に励振させることにより、互いに独立に動作することが可能になる。また、本変形例のアレーアンテナ装置が低域側の周波数帯で動作するとき、給電素子1上の点1aから無給電素子5及び給電素子2を見たときの入力インピーダンスと、給電素子2上の点2aから無給電素子5及び給電素子1を見たときの入力インピーダンスとは、上記高値よりも小さな値になるように構成される。従って、低域側の周波数帯では、給電素子1、無給電素子5及び給電素子2は、給電点P1,P2のいずれか一方を介して励振させることにより、給電素子1の点1cから点1a、容量C1、無給電素子5の点5a,5b、容量C2、給電素子2の点2aを介して点2cにいたる(又はその逆の)1つのループアンテナとして共振して動作することが可能になる。
図8は、図7の給電素子1,2及び無給電素子5の等価回路を示す図である。給電素子1と無給電素子5との容量結合を、点1cと点5aとの間の容量C1によって表し、同様に、給電素子2と無給電素子5との容量結合を、点2cと点5bとの間の容量C2によって表す。本変形例のアレーアンテナ装置が高域側の周波数帯で動作するとき、給電素子1上の点1cから無給電素子5を見たときの入力インピーダンスと、給電素子2上の点2cから無給電素子5を見たときの入力インピーダンスとは、所定の高値(実質的に無限大)になるように構成される。従って、高域側の周波数帯では、給電素子1,2は、給電点P1,P2を介してそれぞれ独立に励振させることにより、互いに独立に動作することが可能になる。また、本変形例のアレーアンテナ装置が低域側の周波数帯で動作するとき、給電素子1上の点1cから無給電素子5を見たときの入力インピーダンスと、給電素子2上の点2cから無給電素子5を見たときの入力インピーダンスとは、上記高値よりも小さな値になるように構成される。従って、低域側の周波数帯では、給電素子1、無給電素子5及び給電素子2は、給電点P1,P2のいずれか一方を介して励振させることにより、給電素子1の点1cから、容量C1、無給電素子5の点5a,5b、容量C2を介して点2cにいたる(又はその逆の)1つのループアンテナとして共振して動作することが可能になる。
この第1の実施形態の第1及び第2の変形例の構成によれば、図1の構成と比較して、アレーアンテナ装置が低域側の周波数帯でループアンテナとして動作するときのループの電気長を変化させることができる。この電気長の変化によってループアンテナの共振周波数もまた変化し、アレーアンテナ装置の低域側の周波数帯に係る動作周波数を調整することができる。第1の変形例の構成によれば、ループの電気長が図1の場合よりも長くなっているので、ループアンテナの共振周波数と、アレーアンテナ装置の低域側の周波数帯に係る動作周波数とは低くなる。第2の変形例の構成によれば、ループの電気長が図1の場合よりも短くなっているので、ループアンテナの共振周波数と、アレーアンテナ装置の低域側の周波数帯に係る動作周波数とは高くなる。
図9(a)は本発明の第1の実施形態の第3の変形例に係るアレーアンテナ装置の概略構成を示す正面図であり、図9(b)はその側面図である。また、図10(a)は本発明の第1の実施形態の第4の変形例に係るアレーアンテナ装置の概略構成を示す正面図であり、図10(b)はその側面図である。給電素子1,2及び無給電素子5の間における容量結合の容量を変化させたり、給電素子1,2及び無給電素子5のインダクタンスを変化させたりするために、図1のような導体ストリップとは異なる形状の給電素子1,2及び無給電素子5を備えてもよい。図9のアレーアンテナ装置は、図1の無給電素子5よりも広い幅を有する導体ストリップにてなる無給電素子5Aを備えて構成され、これにより、給電素子1,2間の相互結合を解消するために、図1の場合とは異なる値のインダクタンスを用いることができる。図10のアレーアンテナ装置は、給電素子1,2に対する容量結合部の面積を図1の場合よりも増大させた無給電素子5Bを備えて構成され、これにより、給電素子1,2及び無給電素子5Bの間の容量を図1の場合よりも増大させることができる。図10に示した変形例とは逆に、給電素子1,2に対する容量結合部の面積を図1の場合よりも減少させ、給電素子1,2及び無給電素子5Bの間の容量結合部の容量を図1の場合よりも減少させてもよい。また、第3の変形例と第4の変形例とを組み合わせたアレーアンテナ装置を構成してもよい。図9及び図10の構成によれば、給電素子1,2及び無給電素子の間の容量結合部の容量や、無給電素子のインダクタンスを変化させ、給電素子1,2間のアイソレーションを制御することができる。
図11(a)は本発明の第1の実施形態の第5の変形例に係るアレーアンテナ装置の概略構成を示す正面図であり、図11(b)はその側面図である。アレーアンテナ装置は、給電素子1,2間の相互結合を解消するために、無給電素子5とは別にさらに無給電素子を備えてもよい。図11のアレーアンテナ装置は、図1の構成に加えて、給電素子1,2が設けられた平面から所定距離だけ離隔した平面(例えば、無給電素子5を含む平面)内において、給電素子1,2にそれぞれ近接させ、かつ無給電素子5よりも給電点P1,P2から離隔させて、導体ストリップにてなる無給電素子5Cをさらに備えて構成される。無給電素子5Cは、無給電素子5と同様に、各給電素子1,2に対して近接させることにより、これらの給電素子1,2に対してそれぞれ容量結合される。また、無給電素子5Cは無給電素子5と同様に所定のインダクタンスを有するが、必要に応じてそのインダクタンスを増大させるために、給電素子1,2間に延在した部分に加えて、給電素子1の左側に突出した部分と、給電素子2の右側に突出した部分とを備えてもよい。
図12は、図11の給電素子1,2及び無給電素子5,5Cの等価回路を示す図である。図11の給電素子1において、無給電素子5に近接した点1bよりも上側に位置し、かつ無給電素子5Cに近接した点を、点1dによって表し、同様に、図11の給電素子2において、無給電素子5に近接した点2bよりも上側に位置し、かつ無給電素子5Cに近接した点を、点2dによって表す。図11の無給電素子5Cにおいて、左端の点(給電素子1の左側に突出した点)、給電素子1に近接した点、給電素子2に近接した点、及び右端の点(給電素子2の右側に突出した点)をそれぞれ、点5Ca,5Cb,5Cc,5Cdによって表す。前述のように、給電素子1と無給電素子5Cとは互いに近接することにより容量結合し、このことを、点1dと点5Cbとの間の容量C3によって表す。同様に、給電素子2と無給電素子5Cとは互いに近接することにより容量結合し、このことを、点2dと点5Ccとの間の容量C4によって表す。給電素子1のインダクタンスを、点1a,1d間のインダクタンスL21と、点1d,1b間のインダクタンスL1と、点1b,1c間のインダクタンスL2とによって表し、給電素子2のインダクタンスを、点2a,2d間のインダクタンスL22と、2d,2b間のインダクタンスL3と、点2b,2c間のインダクタンスL4とによって表し、無給電素子5Cのインダクタンスを、点5Ca,5Cb間のインダクタンスL23と、点5Cb,5Cc間のインダクタンスL24と、点5Dd,5Cd間のインダクタンス25とによって表す。無給電素子5のインダクタンスは、図2の場合と同様である。
この第1の実施形態の第5の変形例では、給電素子1,2間の相互結合を解消するために、インダクタンスL5を有する無給電素子5を、容量C1,C2を介して給電素子1,2に容量結合するとともに、インダクタンスL23,L24,L25を有する無給電素子5Cを、容量C3,C4を介して給電素子1,2に容量結合する。給電素子1,2間における容量性の相互結合が強い場合には、長い素子長を有し、従って大きなインダクタンスL23,L25を有する無給電素子5Cを設けることによって、その相互結合の解消を促進することが期待される。結果として、給電素子1,2間の相互結合が解消され、従って、給電素子1,2間のアイソレーションは、これらの給電素子1,2が独立して動作するのに十分なだけ大きくなるように改善される。従って、アレーアンテナ装置が高域側の周波数帯で動作しているときには、給電素子1,2間のインピーダンスZmとその共役インピーダンスZm(後者は、無給電素子5及び無給電素子5Cによってもたらされる。)の虚数部が相殺して、給電素子1,2間の相互結合が解消される。また、アレーアンテナ装置が低域側の周波数帯で動作しているときには、インピーダンスZm及び共役インピーダンスZmが変化するのでこれらの虚数部は相殺せずに相互結合が維持されるとともに、互いに容量結合された給電素子1,2及び無給電素子5は一体となって共振する。この場合、給電素子1の点1cから点1b、容量C1、無給電素子5の点5a,5b、容量C2、給電素子2の点2bを介して点2cにいたる(又はその逆の)ループアンテナが形成され、このループアンテナの電気長は各給電素子1,2の電気長よりも長いので、低域側の周波数帯で共振して動作することが可能になる。また、2つの無給電素子5,5Cを備えた構成に限らず、3つ以上の無給電素子を備えた構成を採用してもよい。
図13(a)は本発明の第1の実施形態の第6の変形例に係るアレーアンテナ装置の概略構成を示す正面図であり、図13(b)はその側面図である。給電素子1,2は、互いに異なるサイズ及び/又は形状を有していてもよい。本変形例では、図1の給電素子2に代えて、より長い素子長を有する給電素子2Aを備えたことを特徴とする。また、図1の構成に代えて、より短い素子長を有する給電素子を備えてもよい。例えば、携帯電話機のユーザの手が触れやすい場所に配置されるアンテナ素子は、手などの人体部位の影響により共振周波数が低下しやすくなるので、給電素子1又は2は、その素子長を短くすることにより実際の使用時に最適な周波数で共振することが可能となる。さらに、給電素子毎の長さが異なることにより、給電素子1,2間の相互結合(すなわち、無給電素子5を設ける前の段階での相互結合)をできるかぎり小さくすることが期待できる。
図14(a)は本発明の第1の実施形態の第7の変形例に係るアレーアンテナ装置の概略構成を示す正面図であり、図14(b)はその側面図である。アレーアンテナ装置は、給電素子1,2間の相互結合を解消するために、図1のようなストリップ形状の無給電素子5に限定されない他の形状の無給電素子を有していてもよく、例えば、本変形例のような接地されたT字形の導体板にてなる無給電素子5Dを備えて構成される。無給電素子5Dは、図1の無給電素子5と同様に両端で給電素子1,2に容量結合され、実質的に水平方向に延在した第1の部分と、この第1の部分の長手方向のほぼ中央部から下側に分岐して、給電素子1,2と平行に延在した第2の部分とを備える。無給電素子5Dは、その第2の部分の下端において、容量C13を介して接地導体11に接続される。
図15は、図14の給電素子1,2及び無給電素子5Dの等価回路を示す図である。図14の無給電素子5Dの第1の部分(水平方向に延在した部分)における左端の点(給電素子1に近接した点)及び右端の点(給電素子2に近接した点)をそれぞれ、点5Da,5Dcによって表し、第1の部分のほぼ中央部の点を、点5Dbによって表し、第2の部分(点5Dbから下側に分岐して、給電素子1,2と平行に延在した部分)の下端の点を、点5Ddによって表す。給電素子1と無給電素子5Dとの容量結合を、点1bと点5Daとの間の容量C1によって表し、同様に、給電素子2と無給電素子5Dとの容量結合を、点2bと点5Dcとの間の容量C2によって表す。無給電素子5Dのインダクタンスを、点5Da,5Db間のインダクタンスL31と、点5Db,5Dc間のインダクタンスL32と、点5Db,5Dd間のインダクタンスL33とによって表す。
この第1の実施形態の第7の変形例では、図1の無給電素子5に代えて接地されたT字形の無給電素子5Dを備えたことにより、給電素子1,2間の相互結合をより良好に解消することができる。詳しくは、アレーアンテナ装置が高域側の周波数帯で動作しているときには、給電素子1,2間のインピーダンスZmとその共役インピーダンスZmの虚数部が相殺して、給電素子1,2間の相互結合が解消される(アイソレーション大)。また、アレーアンテナ装置が低域側の周波数帯で動作しているときには、インピーダンスZm及び共役インピーダンスZmが変化するのでこれらの虚数部は相殺せずに相互結合が維持されるとともに、互いに容量結合された給電素子1,2及び無給電素子5Dは一体となって共振する。この場合、給電素子1の点1cから点1b、容量C1、無給電素子5Dの5Da,5Db,5Dc、容量C2、給電素子2の点2bを介して点2cにいたる(又はその逆の)ループアンテナが形成され、このループアンテナの電気長は各給電素子1,2の電気長よりも長いので、低域側の周波数帯で共振して動作することが可能になる。無給電素子5Dの第2の部分は、アレーアンテナ装置が高域側の周波数帯で動作しているときには、給電素子1,2間の相互結合の解消のために寄与するが、アレーアンテナ装置が低域側の周波数帯で動作しているときには、その存在を無視してもよい。
この第1の実施形態の第7の変形例の構成と、他の変形例の構成とを組み合わせた構成を採用してもよい。例えば、第5の変形例のように複数の無給電素子を備えたアレーアンテナ装置において、その無給電素子のうちの少なくとも1つが接地されていてもよい。
図32(a)は本発明の第1の実施形態の第8の変形例に係るアレーアンテナ装置の概略構成を示す正面図であり、図32(b)はその側面図である。図32(a)及び(b)に示すように、図14(a)及び(b)の容量C13が省略され、無給電素子5Dが直接に接地導体11に接続されてもよい。
図33は、本発明の第1の実施形態の第9の変形例に係るアレーアンテナ装置の概略構成を示す正面図である。本変形例では、図1のアレーアンテナ装置のように給電素子1と無給電素子5とを容量結合しかつ給電素子2と無給電素子5とを容量結合することに代えて、無給電素子5の一端をLC共振回路31を介して給電素子1に接続し、無給電素子5の他端をLC共振回路32を介して給電素子2に接続している。LC共振回路31,32は、例えばLC並列共振回路として構成され、高域側の周波数帯において反共振状態になり、低域側の周波数帯において低インピーダンスの状態になる。これにより、高域側の周波数帯において、LC共振回路31,32により給電素子1,2及び無給電素子5は互いに切り離され、給電素子1,2は、給電点P1,P2を介してそれぞれ独立に励振させることにより、互いに独立に動作することが可能になる。また、低域側の周波数帯において、LC共振回路31,32が低インピーダンスになり導通することで、給電素子1,2及び無給電素子5はループアンテナを構成する。以上説明したように、本実施形態のアレーアンテナ装置は、給電素子1,2と無給電素子5とを容量結合する構成に限定されることなく、LC共振回路31,32を介した接続等の他の電気的な接続を含む構成も可能である。
第2の実施形態.
図16(a)は本発明の第2の実施形態に係るアレーアンテナ装置の概略構成を示す正面図であり、図16(b)はその側面図である。本発明の実施形態に係るアレーアンテナ装置は、図1のように2つの給電素子1,2を備えた構成に限定されるものではなく、3つ以上の給電素子を備えて構成されてもよい。
図16において、アレーアンテナ装置は、長方形形状の導体板にてなる給電素子1,2,3を備え、給電素子1,2,3は、同一平面内にあって、互いに所定距離だけ離隔するように設けられる。さらに、給電素子1,2,3が設けられた平面から所定距離だけ離隔した平面内において、給電素子1,2,3にそれぞれ近接させて、長方形形状の導体板にてなる無給電素子5Eが設けられる。無給電素子5は、各給電素子1,2,3に近接させることにより、これらの給電素子1,2,3とそれぞれ容量結合するように設けられる。さらに、給電素子1,2,3から所定距離だけそれぞれ離隔して、長方形形状の接地導体11が設けられる。給電素子1,2,3の各端部に給電点P1,P2,P3がそれぞれ設けられ、各給電点P1,P2,P3は、給電線F1,F2,F3を介して無線信号処理回路10Aに接続される。給電線F1,F2,F3は、例えば、50Ωのインピーダンスを有する同軸ケーブルにてそれぞれ構成されることが可能であり、この場合、各同軸ケーブルの内部導体は無線信号処理回路10Aと給電点P1,P2,P3とを接続し、一方、各同軸ケーブルの外部導体は接地導体11にそれぞれ接続される。
本実施形態において、給電素子1,2は図1の場合と同様に構成される。給電素子3及び無給電素子5Eもまた、給電素子1,2と同様に、所定の長手方向の素子長を有する導体ストリップとして構成される。各給電素子1,2,3は、例えば、高域側の周波数帯の波長λを基準としてλ/4の素子長を有するように構成されてもよい。給電素子3は、その長手方向が給電素子1,2と平行になるように、これらの給電素子1,2の間に並設される。給電点P3は、給電素子3上において、接地導体11に近接した側の長手方向の端部(図16では、下側の端部)にそれぞれ設けられる。無給電素子5の長手方向の一端は、給電素子1の長手方向のほぼ中央部に容量結合し、無給電素子5の長手方向の他端は、給電素子2の長手方向のほぼ中央部に容量結合し、無給電素子5の長手方向の中央部は、給電素子3の長手方向のほぼ中央部に容量結合する。
図17は、図16の給電素子1,2,3及び無給電素子5Eの等価回路を示す図である。図16の給電素子3における上端の点、無給電素子5Eに近接した点、及び下端の点をそれぞれ、点3a,3b,3cによって表し、図16の無給電素子5Eにおける左端の点(給電素子1に近接した点)、給電素子3に近接した点、及び右端の点(給電素子2に近接した点)をそれぞれ、点5Ea,5Eb,5Ecによって表す。点3cは給電点P3に対応する。給電素子1と無給電素子5Eとの容量結合を、点1bと点5Eaとの間の容量C1によって表し、給電素子2と無給電素子5Eとの容量結合を、点2bと点5Ecとの間の容量C2によって表し、給電素子3と無給電素子5Eとの容量結合を、点3bと点5Ebとの間の容量C5によって表す。給電素子3及び無給電素子5Eを構成する導体板もまた所定のインダクタンスを有し、給電素子3のインダクタンスを、点3a,3b間のインダクタンスL41と、点3b,3c間のインダクタンスL42とによって表し、無給電素子5Eのインダクタンスを、点5Ea,5Eb間のインダクタンスL43と、点5Eb,5Ec間のインダクタンスL44とによって表す。
本実施形態のアレーアンテナ装置が高域側の周波数帯(例えば、2GHz付近の周波数帯)で動作するとき、給電素子1上の点1bから無給電素子5E及び給電素子2,3を見たときの入力インピーダンスと、給電素子2上の点2bから無給電素子5E及び給電素子1,3を見たときの入力インピーダンスと、給電素子3上の点3bから無給電素子5E及び給電素子1,2を見たときの入力インピーダンスとは、所定の高値(実質的に無限大)になるように構成される。すなわち、高域側の周波数帯では、給電素子1,2,3間のアイソレーションは大きくなる。従って、高域側の周波数帯では、給電素子1,2,3は、給電点P1,P2,P3を介してそれぞれ独立に励振させる(後述のように、本実施形態では給電素子1,2,3のうち2つを励振させる)ことにより、互いに独立に動作することが可能になり、MIMO通信などに利用することができる。また、本実施形態のアレーアンテナ装置が低域側の周波数帯(例えば、1GHz付近の周波数帯)で動作するとき、給電素子1上の点1bから無給電素子5E及び給電素子2,3を見たときの入力インピーダンスと、給電素子2上の点2bから無給電素子5E及び給電素子1,3を見たときの入力インピーダンスと、給電素子3上の点3bから無給電素子5E及び給電素子1,2を見たときの入力インピーダンスとは、上記高値よりも小さな値になるように構成される。従って、低域側の周波数帯では、給電素子1,2,3及び無給電素子5Eは、給電点P1を介して励振させることにより、給電素子1の点1cから点1b、容量C1、無給電素子5Eの点5Ea,5Eb、容量C5、給電素子3の点3bを介して点3cにいたるループアンテナ、ならびに、給電素子1の点1cから点1b、容量C1、無給電素子5Eの点5Ea,5Eb,5Ec、容量C2、給電素子2の点2bを介して点2cにいたるループアンテナとして共振して動作することが可能になる。低域側の周波数帯ではまた、給電素子1,2,3及び無給電素子5Eは、給電点P2を介して励振させることにより、給電素子2の点2cから点2b、容量C2、無給電素子5Eの点5Ec,5Eb、容量C5、給電素子3の点3bを介して点3cにいたるループアンテナ、ならびに、給電素子2の点2cから点2b、容量C2、無給電素子5Eの点5Ec,5Eb,5Ea、容量C1、給電素子1の点1bを介して点1cにいたるループアンテナとして共振して動作することが可能になる。低域側の周波数帯ではさらに、給電素子1,2,3及び無給電素子5Eは、給電点P3を介して励振させることにより、給電素子3の点3cから点3b、容量C5、無給電素子5Eの点5Eb,5Ea、容量C1、給電素子1の点1bを介して点1cにいたるループアンテナ、ならびに、給電素子3の点3cから点3b、容量C5、無給電素子5Eの点5Eb,5Ec、容量C2、給電素子2の点2bを介して点2cにいたるループアンテナとして共振して動作することが可能になる。
図18(a)は図16のアレーアンテナ装置の実装例を示す携帯電話機の正面図であり、図18(b)はその側面図である。図18の携帯電話機の筐体は、図3の場合と同様に構成される。プリント配線基板109の内側の面には、無線信号処理回路10Aが設けられる。給電素子1,2,3及び無給電素子5Eは、上側筐体101内に設けられる。給電素子1,2,3は、上側筐体101の長手方向(上下方向)に沿って、上側筐体101の左端と右端と中央とに延在するとともに、上側筐体101の外側を向いた面に接するように設けられる。無給電素子5Eは、各給電素子1,2,3から所定距離だけ離隔するように、各給電素子1,2,3よりも携帯電話機の内側に設けられる。各給電素子1,2は、図3の場合と同様に、導体にてなる左側ヒンジ部103a及び右側ヒンジ部103bを介して無線信号処理回路10Aにそれぞれ接続されるが、このとき、左側ヒンジ部103a及び右側ヒンジ部103b内に構成された容量を用いて容量給電される。給電素子3は、図18の実装例では同軸ケーブルにてなる給電線F3を介して無線信号処理回路10Aに接続されているが、給電点P1,P2と同様に容量給電されてもよい。
図19は、図18の実装例におけるアレーアンテナ装置の回路の詳細構成を示すブロック図である。給電素子1の下端の点1cは、図4の場合と同様に左側ヒンジ部103a及び給電線F1を介して、無線信号処理回路10Aにおけるスイッチ回路21Aのスイッチ21−1に接続され、給電素子2の下端の点2cは、図4の場合と同様に右側ヒンジ部103b及び給電線F2を介して、スイッチ回路11のスイッチ21−2に接続されている。給電素子3の下端の点3cは給電点P3であり、給電線F3を介してスイッチ回路21Aのスイッチ21−3に接続されている。スイッチ回路21Aは、詳細後述するようにコントローラ26Aの制御に従って、給電素子1を、第1の受信回路23と送信回路24と負荷22−1とのうちのいずれか1つに接続し、給電素子2を、第2の受信回路25と送信回路24と負荷22−2とのうちのいずれか1つに接続し、給電素子3を、第1の受信回路23と第2の受信回路25と送信回路24と負荷22−3とのうちのいずれか1つに接続する。負荷22−3は、接地導体11等に接続されることにより接地される。ここで、負荷22−3は、給電素子3を所望の周波数帯でインピーダンス整合させるために、オープン、ショート、容量、インダクタンスのいずれかとして構成される。第1の受信回路23、送信回路24及び第2の受信回路25はそれぞれ、図4の場合と同様に構成される。コントローラ26Aは、無線信号処理回路10Aの入出力端子27を介して、本実施形態のアレーアンテナ装置を備えた携帯電話機等の無線通信装置における他の回路(図示せず。)に接続される。
コントローラ26Aによるスイッチ回路21Aの制御と、アレーアンテナ装置の動作とは、以下の通りである。
アレーアンテナ装置が高域側の周波数帯で受信動作を行っているとき、スイッチ21−1,21−2,21−3のうちの2つは第1の受信回路23及び第2の受信回路25にそれぞれ接続され、残りの1つのスイッチは対応する負荷に接続される。従って、スイッチ回路21Aは、給電素子1,2が第1の受信回路23及び第2の受信回路25にそれぞれ接続され、給電素子3が負荷22−3に接続された状態と、給電素子1,3が第1の受信回路23及び第2の受信回路25にそれぞれ接続され、給電素子2が負荷22−2に接続された状態と、給電素子3,2が第1の受信回路23及び第2の受信回路25にそれぞれ接続され、給電素子1が負荷22−1に接続された状態とのいずれかに切り換える。アレーアンテナ装置が高域側の周波数帯で動作しているときには給電素子1,2,3間のアイソレーションが十分に大きくなるので、給電素子1,2,3のうちの2つを介して、MIMO通信方式に係る複数のチャンネル(本実施形態では2チャンネル)の無線信号を同時に受信することができる。アレーアンテナ装置が高域側の周波数帯で送信動作を行っているとき、スイッチ21−1,21−2,21−3のいずれか1つが送信回路24に接続され、他の2つのスイッチは対応する負荷に接続される。このとき、送信回路24で変調された信号は、給電素子1,2,3のいずれか1つを介して送信される。
アレーアンテナ装置が低域側の周波数帯で受信動作を行っているとき、スイッチ21−1,21−3の一方が第1の受信回路23に接続され、スイッチ21−1,21−3の他方及びスイッチ22−2は対応する負荷に接続される。従って、スイッチ回路21Aは、給電素子1が第1の受信回路23に接続され、給電素子2,3が負荷22−2,22−3にそれぞれ接続された状態と、給電素子3が第1の受信回路23に接続され、給電素子1,2が負荷22−1,22−2にそれぞれ接続された状態とのいずれかに切り換える。アレーアンテナ装置が低域側の周波数帯で動作しているときには、給電素子1,2,3及び無給電素子5Eはループアンテナとして共振する。給電素子1が第1の受信回路23に接続され、給電素子2,3が負荷22−2,22−3にそれぞれ接続された場合には、給電点P1から、左側ヒンジ部103a、給電素子1、無給電素子5E、給電素子3上の点3c(すなわち給電点P3:給電点P3は負荷22−3に接続される。)にいたるループアンテナと、給電点P1から、左側ヒンジ部103a、給電素子1、無給電素子5E、給電素子2、及び右側ヒンジ部103bを介して給電点P2(給電点P2は負荷22−2に接続される。)にいたるループアンテナとが形成され、第1の受信回路23は、これらのループアンテナで受信された信号に対する復調処理を行う。給電素子3が第1の受信回路23に接続され、給電素子1,2が負荷22−1,22−2にそれぞれ接続された場合には、給電素子3上の点3cから、無給電素子5E、給電素子1、左側ヒンジ部103aを介して給電点P1(給電点P1は負荷22−1に接続される。)にいたるループアンテナと、給電素子3上の点3cから、無給電素子5E、給電素子2、右側ヒンジ部103bを介して給電点P2(給電点P2は負荷22−2に接続される。)にいたるループアンテナとが形成され、第1の受信回路23は、これらのループアンテナで受信された信号に対する復調処理を行う。また、第2の受信回路25が低域側の周波数帯における受信信号に対する復調処理機能を有する場合には、スイッチ21−2,21−3の一方が第2の受信回路25に接続され、スイッチ21−2,21−3の他方及びスイッチ22−1が対応する負荷に接続されてもよい。この場合、給電素子1又は3が第1の受信回路23に接続されるときと同様に、第2の受信回路は、給電素子1,2,3及び無給電素子5Eによって形成されるループアンテナで受信された信号に対する復調処理を行う。アレーアンテナ装置が低域側の周波数帯で送信動作を行っているとき、スイッチ21−1,21−2,21−3のいずれか1つが送信回路24に接続され、他の2つのスイッチは対応する負荷に接続される。このとき、送信回路24で変調された信号は、受信動作時と同じループアンテナを介して送信される。
以上説明したように、本実施形態のアレーアンテナ装置によれば、簡単な構成でありながら給電素子間のアイソレーションを十分に確保するとともに、複数の周波数帯で動作することができる。また、本実施形態の携帯電話機は、アレーアンテナ装置が高域側の周波数帯で動作しているとき、給電素子1,2,3の2つのみを用いたMIMO通信に限らず、給電素子1,2,3のすべてを用いてMIMO通信を実行するように構成されてもよい。給電素子1,2,3は、図13を参照して説明したように、他とは異なる素子長を有する少なくとも1つの給電素子を含んでいてもよい。さらに、本実施形態と同様に、4素子以上の給電素子を備えたアレーアンテナ装置を構成してもよい。
図20(a)は本発明の第2の実施形態の第1の変形例に係るアレーアンテナ装置の概略構成を示す正面図であり、図20(b)はその側面図である。3つ以上の給電素子を備えたアレーアンテナ装置は、図16のように単一の無給電素子5Eを備えた構成に限定されるものではなく、複数の無給電素子を備えてもよい。図20のアレーアンテナ装置は、給電素子1,3間に、導体板(導体ストリップ)にてなる無給電素子5Fを備え、給電素子2,3間に、導体板(導体ストリップ)にてなる無給電素子5Gを備えて構成され、給電点P1,P3から無給電素子5Fまでの距離と、給電点P2,P3から無給電素子5Gまでの距離とが異なっていることを特徴とする。
図21は、図20の給電素子1,2,3及び無給電素子5F,5Gの等価回路を示す図である。図20の給電素子1において無給電素子5Fに近接した点を、点1bによって表し、図20の給電素子2において無給電素子5Gに近接した点を、点2bによって表し、図20の給電素子3において無給電素子5Fに近接した点及び無給電素子5Gに近接した点をそれぞれ、点3b,3dによって表す。また、図20の無給電素子5Fにおける左端の点(給電素子1に近接した点)及び右端の点(給電素子3に近接した点)をそれぞれ、点5Fa,5Fbによって表し、図20の無給電素子5Gにおける左端の点(給電素子3に近接した点)及び右端の点(給電素子2に近接した点)をそれぞれ、点5Ga,5Gbによって表す。給電素子1と無給電素子5Fとの容量結合を、点1bと点5Faとの間の容量C6によって表し、給電素子3と無給電素子5Fとの容量結合を、点3bと点5Fbとの間の容量C7によって表し、給電素子3と無給電素子5Gとの容量結合を、点3dと点5Gaとの間の容量C8によって表し、給電素子2と無給電素子5Gとの容量結合を、点2bと点5Gbとの間の容量C9によって表す。給電素子1のインダクタンスを、点1a,1b間のインダクタンスL51と、点1b,1c間のインダクタンスL52とによって表し、給電素子2のインダクタンスを、点2a,2b間のインダクタンスL53と、点2b,2c間のインダクタンスL54とによって表し、給電素子3のインダクタンスを、点3a,3b間のインダクタンスL55と、点3b,3d間のインダクタンスL56と、点3d,3c間のインダクタンスL57とによって表す。無給電素子5F,5Gを構成する導体板もまた所定のインダクタンスを有し、無給電素子5Fのインダクタンスを、点5Fa,5Fb間のインダクタンスL58によって表し、無給電素子5Gのインダクタンスを、点5Ga,5Gb間のインダクタンスL59によって表す。
この第2の実施形態の第1の変形例のアレーアンテナ装置が高域側の周波数帯で動作するとき、図16の場合と同様に、給電素子1,2,3は、給電点P1,P2,P3を介してそれぞれ独立に励振させることにより互いに独立に動作し、MIMO通信などに利用することができる。また、本変形例のアレーアンテナ装置の給電素子1,2,3及び無給電素子5Eは、低域側の周波数帯において以下のように動作する。給電素子1,2,3及び無給電素子5Eは、低域側の周波数帯内の所定の周波数において給電点P1を介して励振させることにより、給電素子1の点1cから点1b、容量C6、無給電素子5Fの点5Fa,5Fb、容量C7、給電素子3の点3b,3dを介して点3cにいたるループアンテナとして共振して動作し、また、低域側の周波数帯内の別の周波数において給電点P1を介して励振させることにより、給電素子1の点1cから点1b、容量C6、無給電素子5Fの点5Fa,5Fb、容量C7、給電素子3の点3b,3d、容量C8、無給電素子5Gの点5Ga,5Gb、容量C9、給電素子2の点2bを介して点2cにいたるループアンテナとして共振して動作する。これら2つのループアンテナは、励振される周波数に応じて共振するように、互いに異なる所定の電気長をそれぞれ有する。同様に、給電素子1,2,3及び無給電素子5Eは、低域側の周波数帯内の所定の周波数において給電点P2を介して励振させることにより、給電素子2の点2cから点2b、容量C9、無給電素子5Gの点5Gb,5Ga、容量C8、給電素子3の点3dを介して点3cにいたるループアンテナとして共振して動作し、また、低域側の周波数帯内の別の周波数において給電点P2を介して励振させることにより、給電素子2の点2cから点2b、容量C9、無給電素子5Gの点5Gb,5Ga、容量C8、給電素子3の点3d,3b、容量C7、無給電素子5Fの点5Fb,5Fa、容量C6、給電素子1の点1bを介して点1cにいたるループアンテナとして共振して動作する。さらに、給電素子1,2,3及び無給電素子5Eは、低域側の周波数帯内の所定の周波数において給電点P3を介して励振させることにより、給電素子3の点3cから点3d,3b、容量C7、無給電素子5Fの点5Fb,5Fa、容量C6、給電素子1の点1bを介して点1cにいたるループアンテナとして共振して動作し、また、低域側の周波数帯内の別の周波数において給電点P3を介して励振させることにより、給電素子3の点3cから点3b、容量C8、無給電素子5Gの点5Ga,5Gb、容量C9、給電素子2の点2bを介して点2cにいたるループアンテナとして共振して動作する。
この第2の実施形態の第1の変形例では、アレーアンテナ装置が低域側の周波数帯で動作するとき、複数の無給電素子5F,5Gを設けたことにより電気長が互いに異なる複数のループを形成することができるので、複数の異なる共振周波数を用いることができる。これによれば、低域側の周波数帯において複数のアプリケーションのための通信を実行する必要があるとき、アプリケーション毎に異なる周波数を用いて通信することが可能になる。
本発明の第1の実施例では、無給電素子5を設けることによりアレーアンテナ装置の動作周波数範囲が低域側に広がることを説明する。
図22は、本発明の第1の実施形態に係る第1のシミュレーションにおいて用いたアレーアンテナ装置の構成であって、(a)は無給電素子を持たない比較例のアレーアンテナ装置の概略構成を示す正面図であり、(b)はその側面図である。給電素子1,2及び接地導体11は、図22(a)に示す寸法を有する導体板にてなり、同一平面内に存在する。図23は、図22のアレーアンテナ装置の給電点P1に関連付けられた、周波数に対するVSWR(反射特性)を示すグラフである。ここで、VSWRは、50Ωの給電線F1を介して給電点P1に接続された無線信号処理回路10上のポートにおける値を示す。図23を参照すると、図22のアレーアンテナ装置は約1.5GHzよりも高い周波数において良好なVSWRを維持するが、1.5GHz以下の周波数では、VSWRが悪化することがわかる。
図24は、本発明の第1の実施形態に係る第1のシミュレーションにおいて用いたアレーアンテナ装置の構成であって、(a)は図1のアレーアンテナ装置の第1の実施例の構成を示す正面図であり、(b)はその側面図である。図24のアレーアンテナ装置は、図22の構成に加えて、無給電素子5をさらに備えて構成される。図25は、図24のアレーアンテナ装置の給電点P1に関連付けられた、周波数に対するVSWRを示すグラフである。図25を参照すると、図24のアレーアンテナ装置は、図22のアレーアンテナ装置よりも低い周波数帯までカバーできることがわかる。好ましくは、例えば、2.2GHzの周波数において、給電素子1,2を独立に用いてMIMO通信を実行し、1.3GHzの周波数において、給電素子1,2及び無給電素子5から形成されるループアンテナを用いて通信することができる。
本発明の第2の実施例では、無給電素子5を設けることにより給電素子1,2間の相互結合が解消されることを説明する。
図26は、本発明の第1の実施形態に係る第2のシミュレーションにおいて用いたアレーアンテナ装置の構成であって、(a)は無給電素子を持たない比較例のアレーアンテナ装置の概略構成を示す正面図であり、(b)はその側面図である。給電素子1,2及び接地導体11は、図26(a)に示す寸法を有する導体板にてなり、同一平面内に存在する。高域側の周波数帯として、2GHz付近の周波数帯において動作させることを想定する。この場合、その周波数帯に係る波長λの1/4の長さは約35mmであるが、整合回路を設けることなしにVSWRを最適化するために、給電素子1,2の素子長(物理長)を85mmにする。この構成では、周波数が2GHzであるとき、VSWRは約2になる。図27は、図26のアレーアンテナ装置における周波数に対するアイソレーションを示すグラフである。ここで、給電素子1,2間のアイソレーションを示すために、50Ωの給電線F1を介して給電点P1に接続された無線信号処理回路10上の第1のポートから、50Ωの給電線F2を介して給電点P2に接続された無線信号処理回路10上の第2のポートへの伝達係数のパラメータS21(以下、アンテナ間結合係数S21という。)を用いる。図27を参照すると、周波数が2GHzであるときに、アンテナ間結合係数S21は−9.5dBになることがわかる。ここでは、VSWRを最適化するように給電素子1,2の素子長を長くしたので、アンテナ間結合係数S21の悪化を引き起こしている。しかしながら、2GHz付近の周波数帯においてMIMO通信を実行するようにアレーアンテナ装置を動作させるには、アンテナ間結合係数S21をより向上させることが望ましい。
図28は、本発明の第1の実施形態に係る第2のシミュレーションにおいて用いたアレーアンテナ装置の構成であって、(a)は図1のアレーアンテナ装置の第2の実施例の構成を示す正面図であり、(b)はその側面図である。図28のアレーアンテナ装置は、図26の構成に加えて、無給電素子5をさらに備えて構成される。無給電素子5は、給電素子1の上端から上方に長さXにわたって延在する第1の部分と、第1の部分から右方に延在する第2の部分と、第2の部分の右端から下方に長さXにわたって延在して給電素子2の上端に達する第3の部分とを備え、給電素子1,2の上端部を橋絡するように設けられる。給電点P1,P2間の物理長は、85+10+X+25+X+10+85=215+2×Xmmになる。この物理長は、給電素子1,2と無給電素子5との間の容量結合や素子上の電流経路などに起因して実際の給電点P1,P2間の電気長とは異なる可能性があるが、以下では簡単化のために、給電点P1,P2間の物理長を参照して説明する。
図28の無給電素子5の構成における長さXのみを変化させたときのシミュレーション結果を図29乃至図31に示す。
図29は、図28のアレーアンテナ装置において長さX=20mmであるときの、周波数に対するアンテナ間結合係数S21を示すグラフである。図26の構成に対して長さX=20mmの無給電素子5を追加したことにより、給電素子1,2間の相互結合が解消され、2GHzの周波数においてアンテナ間結合係数S21が劇的に改善されていることがわかる。ここでは、2GHzの周波数に対してアンテナ間結合係数S21が最適化され、2GHzの周波数において、MIMO通信を行うために十分なアンテナ間結合係数S21=−23dBが達成されている。給電点P1,P2間の物理長は215+2×20=255mmになるが、2GHzの周波数に係る波長λは150mmであるので、給電点P1,P2間の物理長は1.7λに相当する。
図30は、図28のアレーアンテナ装置において長さX=60mmであるときの、周波数に対するアンテナ間結合係数S21を示すグラフである。この場合には、2GHzの周波数においてアンテナ間結合係数S21=−8dBであり、図27の場合と比較してアンテナ間結合係数S21は改善されていないことがわかる。給電点P1,P2間の物理長は215+2×60=335mmになり、(長さX=20mmの場合の物理長)+約λ/2に相当する。従って、図30は、図29の場合よりも無給電素子5の物理長が約λ/2だけ増大した場合を示す。このように、無給電素子5の長さが適切でない場合には、給電素子1,2間の相互結合は解消されない。
図31は、図28のアレーアンテナ装置において長さX=95mmであるときの、周波数に対するアンテナ間結合係数S21を示すグラフである。無給電素子5の長さX=95mmとしたことにより、給電素子1,2間の相互結合が解消され、2GHzの周波数においてアンテナ間結合係数S21が劇的に改善されていることがわかる。ここでは、2GHzの周波数において、MIMO通信を行うために十分なアンテナ間結合係数S21=−23dBが達成されている。給電点P1,P2間の物理長は215+2×95=405mmになり、(長さX=20mmの場合の物理長)+約1λに相当する。従って、図31は、図29の場合よりも無給電素子5の物理長が約1λだけ増大した場合を示す。このように、給電素子1,2間の相互結合は、周期的(1波長毎)に解消される。
図26乃至図31を参照して以上に説明したように、無給電素子5を設けることにより、給電素子1,2間の相互結合が解消されてアンテナ間結合係数S21が向上する。図29乃至図31により、周期的(1波長毎)にアンテナ間結合係数S21が改善されることがわかる。
変形例.
第1の実施形態に係る給電素子1,2及び無給電素子5等の形状は長方形に限定されるものではなく、給電素子1及び無給電素子5との間において、また給電素子2及び無給電素子5との間において、互いに容量的に結合することが可能な部分を含む形状であればよい。また、給電素子1,2は、同一平面内に設けられることに限定されるものではなく、無給電素子5との間で容量結合されるならば任意の位置に設けられることが可能である。例えば、給電素子1,2及び無給電素子5は、直線状の導体素子でもよく、また曲線状の導体素子であってもよい。第2の実施形態に係る給電素子1,2,3及び無給電素子5E等についても同様である。また、例えば、第2の実施形態の給電素子1,2,3は、互いに平行でありかつ空間的に互いに等距離だけ離隔されるように設けられてもよい。接地導体11もまた、長方形に限らず、任意の形状を採用することが可能である。図1及び図3などでは、無線信号処理回路10は接地導体11に一体化されているように図示されているが、無線信号処理回路10と接地導体11とを分離して設けてもよい。
また、給電素子1,2及び無給電素子5の間の容量結合は、互いに近接した導体板によって形成されるのではなく、素子間にチップコンデンサを装荷することによって形成されてもよい。なお、容量結合部分は平衡でなくてもよく、また、所望の容量値が得られるならば任意の形状を採用してよい。
高域側の周波数帯を2GHzの周波数帯とし、低域側の周波数帯を1GHzの周波数帯として説明したが、これらとは異なる他の任意の周波数帯を採用してよい。
図4及び図19では、アレーアンテナ装置が高域側の周波数帯において送信動作している場合、単一の給電素子を介して送信する構成について説明したが、アレーアンテナ装置は送信時にもMIMO通信を行うように構成されてよい。また、アレーアンテナ装置が高域側の周波数帯において動作するとき、MIMO通信に限らず、給電素子1,2(又は給電素子1,2,3)間のアイソレーションが大きいことを必要とする他の任意の通信を行うことが可能である。例えば、アレーアンテナ装置は、高域側の周波数帯において動作するとき、独立した複数の無線信号の変復調を実行してもよく、この場合、アレーアンテナ装置は複数のアプリケーションに係る無線通信を同時に実行したり、複数の周波数帯での無線通信を同時に実行したりすることが可能になる。それに代わって、アレーアンテナ装置は、高域側の周波数帯において動作するとき、フェーズドアレーアンテナとして動作するように構成されてもよい。
図4及び図19では、アレーアンテナ装置が低域側の周波数帯において動作している場合、不平衡給電(すなわち、1つの給電素子のみにおいて給電され、他の給電素子は負荷に接続される)を行う構成について説明したが、アレーアンテナ装置は平衡給電を行うように構成されてもよい。この場合、例えば図4の構成では、受信時に第1の受信回路23は給電素子1,2の両方に接続され、送信時に送信回路24は給電素子1,2の両方に接続される。
本発明の各実施形態に係るアレーアンテナ装置の実装例としては、携帯電話機に限定されず、無線通信機能を備えた他の任意の装置を構成することが可能である。例えば、各実施形態に係るアンテナ装置を備えた、ノートブック型パーソナルコンピュータ、ハンドヘルド型パーソナルコンピュータ、折りたたみ型ではない携帯電話機、又は他の携帯端末装置などを構成することが可能である。
また、説明した各実施形態及び各変形例の構成をさらに組み合わせた構成を実施してもよい。
以上説明したように、本発明に係る各実施形態のアレーアンテナ装置は、簡単な構成でありながら給電素子間のアイソレーションを十分に確保するとともに、複数の周波数帯で動作することができる。
本発明のアンテナ装置及び無線通信装置によれば、例えば携帯電話機として実装することができ、あるいは無線LAN用の装置として実装することもできる。このアンテナ装置は、例えばMIMO通信を行うための無線通信装置に搭載することができるが、MIMOに限らず、給電素子間のアイソレーションが大きいことを必要とする他の任意の通信のための無線通信装置に搭載することも可能である。
(a)は本発明の第1の実施形態に係るアレーアンテナ装置の概略構成を示す正面図であり、(b)はその側面図である。 (a)は図1の給電素子1,2及び無給電素子5の等価回路を示す図であり、(b)は図1の給電素子1,2のみの等価回路を示す図である。 (a)は図1のアレーアンテナ装置の実装例を示す携帯電話機の正面図であり、(b)はその側面図であり、(c)は(a)の左側ヒンジ部103a及び右側ヒンジ部103bを示す斜視図であり、(d)は(c)の左側ヒンジ部103a及び右側ヒンジ部103bに内部導体103ad及び103bdがそれぞれ挿入された状態を示す斜視図である。 図3の実装例におけるアレーアンテナ装置の回路の詳細構成を示すブロック図である。 (a)は本発明の第1の実施形態の第1の変形例に係るアレーアンテナ装置の概略構成を示す正面図であり、(b)はその側面図である。 図5の給電素子1,2及び無給電素子5の等価回路を示す図である。 (a)は本発明の第1の実施形態の第2の変形例に係るアレーアンテナ装置の概略構成を示す正面図であり、(b)はその側面図である。 図7の給電素子1,2及び無給電素子5の等価回路を示す図である。 (a)は本発明の第1の実施形態の第3の変形例に係るアレーアンテナ装置の概略構成を示す正面図であり、(b)はその側面図である。 (a)は本発明の第1の実施形態の第4の変形例に係るアレーアンテナ装置の概略構成を示す正面図であり、(b)はその側面図である。 (a)は本発明の第1の実施形態の第5の変形例に係るアレーアンテナ装置の概略構成を示す正面図であり、(b)はその側面図である。 図11の給電素子1,2及び無給電素子5,5Cの等価回路を示す図である。 (a)は本発明の第1の実施形態の第6の変形例に係るアレーアンテナ装置の概略構成を示す正面図であり、(b)はその側面図である。 (a)は本発明の第1の実施形態の第7の変形例に係るアレーアンテナ装置の概略構成を示す正面図であり、(b)はその側面図である。 図14の給電素子1,2及び無給電素子5Dの等価回路を示す図である。 (a)は本発明の第2の実施形態に係るアレーアンテナ装置の概略構成を示す正面図であり、(b)はその側面図である。 図16の給電素子1,2,3及び無給電素子5Eの等価回路を示す図である。 (a)は図16のアレーアンテナ装置の実装例を示す携帯電話機の正面図であり、(b)はその側面図である。 図18の実装例におけるアレーアンテナ装置の回路の詳細構成を示すブロック図である。 (a)は本発明の第2の実施形態の第1の変形例に係るアレーアンテナ装置の概略構成を示す正面図であり、(b)はその側面図である。 図20の給電素子1,2,3及び無給電素子5F,5Gの等価回路を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る第1のシミュレーションにおいて用いたアレーアンテナ装置の構成であって、(a)は無給電素子を持たない比較例のアレーアンテナ装置の概略構成を示す正面図であり、(b)はその側面図である。 図22のアレーアンテナ装置の給電点P1に関連付けられた、周波数に対するVSWRを示すグラフである。 本発明の第1の実施形態に係る第1のシミュレーションにおいて用いたアレーアンテナ装置の構成であって、(a)は図1のアレーアンテナ装置の第1の実施例の構成を示す正面図であり、(b)はその側面図である。 図24のアレーアンテナ装置の給電点P1に関連付けられた、周波数に対するVSWRを示すグラフである。 本発明の第1の実施形態に係る第2のシミュレーションにおいて用いたアレーアンテナ装置の構成であって、(a)は無給電素子を持たない比較例のアレーアンテナ装置の概略構成を示す正面図であり、(b)はその側面図である。 図26のアレーアンテナ装置における周波数に対するアンテナ間結合係数S21を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態に係る第2のシミュレーションにおいて用いたアレーアンテナ装置の構成であって、(a)は図1のアレーアンテナ装置の第2の実施例の構成を示す正面図であり、(b)はその側面図である。 図28のアレーアンテナ装置において長さX=20mmであるときの、周波数に対するアンテナ間結合係数S21を示すグラフである。 図28のアレーアンテナ装置において長さX=60mmであるときの、周波数に対するアンテナ間結合係数S21を示すグラフである。 図28のアレーアンテナ装置において長さX=95mmであるときの、周波数に対するアンテナ間結合係数S21を示すグラフである。 (a)は本発明の第1の実施形態の第8の変形例に係るアレーアンテナ装置の概略構成を示す正面図であり、(b)はその側面図である。 本発明の第1の実施形態の第9の変形例に係るアレーアンテナ装置の概略構成を示す正面図である。
符号の説明
1,2,2A,3…給電素子、
5,5A〜5G…無給電素子、
10,10A…無線信号処理回路、
11…接地導体、
21,21A…スイッチ回路、
21−1,21−2,21−3…スイッチ、
22−1,22−2,22−3…負荷、
23…第1の受信回路、
24…送信回路、
25…第2の受信回路、
26,26A…コントローラ、
27…入出力端子、
31,32…LC共振回路、
101…上側筐体、
101a…上側第1筐体部、
101b…上側第2筐体部、
102…下側筐体、
103…ヒンジ部、
103a…左側ヒンジ部、
103b…右側ヒンジ部、
103aa,103ba…ネジ穴、
103ab,103bb…羽根部、
103ac,103bc…円筒部、
103ad,103bd…内部導体、
103c…中央ヒンジ部、
104…スピーカ、
105…マイクロホン、
106…ディスプレイ、
107,108…ネジ、
109…プリント回路基板、
110…充電池、
C1〜C9,C11〜C13…容量、
F1〜F3…給電線、
L1〜L5,L11,L12,L21〜L25,L31〜L33,L41〜L44,L51〜L59…インダクタンス、
P1〜P3…給電点。

Claims (13)

  1. 第1の給電点を備えた第1の給電素子と、
    第2の給電点を備えた第2の給電素子と、
    上記第1及び第2の給電素子にそれぞれ電気的に接続された第1の無給電素子とを備え、
    第1の周波数帯において、上記第1及び第2の給電素子間の電磁的な相互結合を解消させ、上記第1の給電点を介して上記第1の給電素子を励振させるとともに上記第2の給電点を介して上記第2の給電素子を励振させることにより、上記第1及び第2の給電素子は互いに独立にそれぞれ実質的に共振し、
    上記第1の周波数帯よりも低い第2の周波数帯において、上記第1及び第2の給電素子と上記第1の無給電素子とによって所定の電気長を有するループアンテナが形成され、上記第1の給電点を介して上記第1の給電素子を励振させることにより、上記ループアンテナが実質的に共振するように構成されたことを特徴とするアレーアンテナ装置。
  2. 上記第1の周波数帯において、上記第1の無給電素子が存在しない場合の上記第1及び第2の給電素子間の相互インピーダンスの虚数部と、上記第1の無給電素子が上記第1及び第2の給電素子にそれぞれ容量結合されたことによって生じるインピーダンスの虚数部とが相殺するように設定することにより、上記第1及び第2の給電素子間の電磁的な相互結合を解消させる一方、
    上記第2の周波数帯において、上記第1の無給電素子が存在しない場合の上記第1及び第2の給電素子間の相互インピーダンスの虚数部と、上記無給電素子が上記第1及び第2の給電素子にそれぞれ容量結合されたことによって生じるインピーダンスの虚数部とは相殺せず、これにより、上記第1及び第2の給電素子と上記第1の無給電素子とによって上記ループアンテナが形成されるように構成されたことを特徴とする請求項1記載のアレーアンテナ装置。
  3. 上記第1及び第2の給電素子はそれぞれ、容量結合を介して上記第1の無給電素子に電気的に接続されたことを特徴とする請求項1又は2記載のアレーアンテナ装置。
  4. 上記第1及び第2の給電素子はそれぞれ、LC共振回路を介して上記第1の無給電素子に電気的に接続されたことを特徴とする請求項1又は2記載のアレーアンテナ装置。
  5. 上記第1の無給電素子は接地されたことを特徴とする請求項1又は2記載のアレーアンテナ装置。
  6. 上記第1の無給電素子は容量を介して接地されたことを特徴とする請求項5記載のアレーアンテナ装置。
  7. 上記第1及び第2の給電素子は、互いに等しい素子長を有することを特徴とする請求項1又は2記載のアレーアンテナ装置。
  8. 上記第1及び第2の給電素子は、互いに異なる素子長を有することを特徴とする請求項1又は2記載のアレーアンテナ装置。
  9. 上記第1及び第2の給電素子にそれぞれ容量結合された第2の無給電素子をさらに備え、
    上記第1の周波数帯において、上記第1及び第2の無給電素子が存在しない場合の上記第1及び第2の給電素子間の相互インピーダンスの虚数部と、上記第1及び第2の無給電素子が上記第1及び第2の給電素子にそれぞれ容量結合されたことによって生じるインピーダンスの虚数部とが相殺するように設定することにより、上記第1及び第2の給電素子間の電磁的な相互結合を解消させる一方、
    上記第2の周波数帯において、上記第1及び第2の無給電素子が存在しない場合の上記第1及び第2の給電素子間の相互インピーダンスの虚数部と、上記第1及び第2の無給電素子が上記第1及び第2の給電素子にそれぞれ容量結合されたことによって生じるインピーダンスの虚数部とは相殺せず、これにより、上記第1及び第2の給電素子と上記第1の無給電素子とによって上記ループアンテナが形成されるように構成されたことを特徴とする請求項1記載のアレーアンテナ装置。
  10. 第1の給電点を備えた第1の給電素子と、
    第2の給電点を備えた第2の給電素子と、
    第3の給電点を備えた第3の給電素子と、
    上記第1、第2及び第3の給電素子にそれぞれ電気的に接続された無給電素子とを備え、
    第1の周波数帯において、上記第1、第2及び第3の給電素子のうちの少なくとも2つの給電素子間の電磁的な相互結合を解消させ、上記少なくとも2つの給電素子のうちの1つの給電素子の給電点を介して当該給電素子を励振させるとともに上記少なくとも2つの給電素子のうちのもう1つの給電素子の給電点を介して当該給電素子を励振させることにより、上記少なくとも2つの給電素子は互いに独立にそれぞれ実質的に共振し、
    上記第1の周波数帯よりも低い第2の周波数帯において、上記第1の給電素子と、上記無給電素子と、上記第2及び第3の給電素子のうちのいずれか1つとによって所定の電気長を有するループアンテナが形成され、上記第1の給電点を介して上記第1の給電素子を励振させることにより、上記ループアンテナが実質的に共振するように構成されたことを特徴とするアレーアンテナ装置。
  11. 第1の給電点を備えた第1の給電素子と、
    第2の給電点を備えた第2の給電素子と、
    第3の給電点を備えた第3の給電素子と、
    上記第1及び第2の給電素子にそれぞれ電気的に接続された第1の無給電素子と、
    上記第2及び第3の給電素子にそれぞれ電気的に接続された第2の無給電素子とを備え、
    第1の周波数帯において、上記第1、第2及び第3の給電素子のうちの少なくとも2つの給電素子間の電磁的な相互結合を解消させ、上記少なくとも2つの給電素子のうちの1つの給電素子の給電点を介して当該給電素子を励振させるとともに上記少なくとも2つの給電素子のうちのもう1つの給電素子の給電点を介して当該給電素子を励振させることにより、上記少なくとも2つの給電素子は互いに独立にそれぞれ実質的に共振し、
    上記第1の周波数帯よりも低い第2の周波数帯内の第1の周波数において、上記第1及び第2の給電素子と上記第1の無給電素子とによって第1の電気長を有する第1のループアンテナが形成され、上記第1の給電点を介して上記第1の給電素子を励振させることにより、上記第1のループアンテナが実質的に共振し、
    上記第2の周波数帯内の、上記第1の周波数とは異なる第2の周波数において、上記第2及び第3の給電素子と上記第2の無給電素子とによって上記第1の電気長とは異なる第2の電気長を有する第2のループアンテナが形成され、上記第3の給電点を介して上記第3の給電素子を励振させることにより、上記第2のループアンテナが実質的に共振するように構成されたことを特徴とするアレーアンテナ装置。
  12. 上記第1の周波数帯において、上記互いに独立にそれぞれ実質的に共振する給電素子はMIMO通信方式に係る複数のチャンネル信号をそれぞれ受信することを特徴とする請求項1乃至11のうちのいずれか1つに記載のアレーアンテナ装置。
  13. 請求項1乃至12のうちのいずれか1つに記載のアレーアンテナ装置を備えたことを特徴とする無線通信装置。
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