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JP2008199308A - 復号装置および復号方法 - Google Patents

復号装置および復号方法 Download PDF

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Makiko Yamamoto
真紀子 山本
Mineshi Yokogawa
峰志 横川
Toshiyuki Miyauchi
俊之 宮内
Satoshi Okada
諭志 岡田
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Abstract

【課題】繰り返し二回目以降の量子化ビット数を少なくすることが可能で、ひいては回路規模を小さくできる復号装置および復号方法を提供する。
【解決手段】受信語の信頼度の大きさに従いソートし、その順番に対角化されたパリティ検査行列を用いて、信頼性伝播(Belief propagation:BP)を行って信頼度を更新し、その更新された値に対して、再び上記動作を繰り返す復号装置30であって、受信語の信頼性の量子化ビット数と比較して、それ以降の信頼性の量子化ビット数を少なくする。
【選択図】図6

Description

本発明は、たとえば代数的手法を用いた誤り訂正符号技術を実現するための回路およびプログラム記憶媒体に関して適用される復号装置および復号方法に関するものである。
代数幾何符号、たとえばリードソロモン(Reed−Solomon)符号やその部分体部分符号としてのBCH符号には、その代数的性質を利用した、性能・計算コスト共に良い復号法が知られている。
たとえば、符号長n、情報長k、定義体GF(q)(q=p,p:素数)、最小距離d=n−kのReed−Solomon符号をRS(n,k)とすると、硬判定受信語をハミング(Hamming)距離が最小の符号語に復号する最小距離復号(通常復号)はt<d/2を満たすt個の誤りシンボルの訂正を保証するものとして良く知られている。
また、グルスワミ−スーダン(Guruswami−Sudan)によるリスト復号(以下G−Sリスト復号)は、t<√nkを満たすt個の誤りシンボルの訂正を保証している(非特許文献1参照)。
Guruswami−Sudanのリスト復号の拡張版として軟判定受信語を用いたコータ−バルディ(Koetter−Vardy)によるリスト復号(以下K−Vリスト復号)は、Guruswami−Sudan同様に(1)受信情報から各シンボルの信頼性を算出、(2)信頼性から2変数多項式補間条件の抽出、(3)2変数多項式の補間、(4)補間多項式の因数分解を行い復号語リスト作成、の4つの手順により構成され、硬判定復号時に比べてより高い性能を持つことが知られている(非特許文献2参照)。
また、リエンコード(Re−encode)により、その計算コストも現実的な範囲まで削減できることが知られている(非特許文献3参照)。
一方、線形符号としては、信頼性伝播(belief propagation:BP)を用いた繰り返し復号により限界性能に近い高性能を得られる低密度パリティ検査符号(Low density parity−check code,LDPC符号)が昨今注目されている(非特許文献4参照)。
LDPC符号に用いられる信頼性伝播(BP)は、一般に低密度なパリティ検査行列を持つ線形符号にしか有効でないことが理論的に知られており、また、Reed−Solomon符号やBCH符号のパリティ検査行列を低密度化することはNP−hardであることが知られている(非特許文献5参照)。
よって、Reed−Solomon符号やBCH符号に信頼性伝播(BP)を適用することは困難であるとされてきた。
しかし、2004年、受信語の信頼性に応じて対角化を行ったパリティ検査行列を用いてReed−Solomon符号やBCH符号、その他低密度でないパリティ検査行列を持つ線形符号への信頼性伝播(BP)の適用が効果的であることがナラヤナン(Narayanan)等によって紹介された(非特許文献6参照)。
この手法は、適応的信頼性伝播(ABP:Adaptive Belief Propagation)復号と呼ばれる。以下、このABP復号法について説明する。
たとえば、符号長n=6、情報長k=3、符号化率r=1/2の符号で、以下の3×6行列Hをパリティ検査行列として持つような線形符号Cを考える。
Figure 2008199308
符号空間Cは、次のように表される。
Figure 2008199308
ある符号語があるチャネル、たとえばBPSK変調+AWGNチャネル(Additive White Gaussian Noiseチャネル)を通った後、次のような受信語rとして受信機が受け取ったとする。
Figure 2008199308
このとき、受信値の各絶対値の大きさは受信語の信頼性の高さを表す。つまり、信頼性の低い順に番号をつけると以下のようになる。
Figure 2008199308
次に、信頼性の低いシンボルに対応する列より順にパリティ検査行列Hの対角化を行う。この例においては、信頼性の低いシンボルに対応する列は順に第3列、第5列、第1列、第4または第6列、第2列となるので、その優先順位に従ってHの対角化を行う。
Figure 2008199308
Figure 2008199308
Figure 2008199308
対角化を試みた列がそれ以前に対角化した列と線形従属であった場合は、その列はそのまま残し、次の順位の列で対角化を試みる。
このようにして行列Hのランク分対角化が行われた結果得られる新たなパリティ検査行列Hnewを用いて、信頼性伝播(BP)による信頼性の更新を行う。
図1はパリティ検査行列Hnewに対応するタナーグラフである。
信頼性伝播(BP)はタナーグラフのエッジに沿ってメッセージを行き来させることによって実現される。
行列の各列に対応するノードを可変(variable:バリアブル)ノード1、各行に対応するノードを検査(check:チェック)ノード2と呼ぶ。
i番目のバリアブルノードからj番目のチェックノードへのメッセージをQi,j、j番目のチェックノードからi番目のバリアブルノードへのメッセージをRi,j、さらにi番目のバリアブルノードに連接するチェックノードのインデックス集合をJ(i)、j番目のチェックノードに連接するバリアブルノードのインデックス集合をI(j)とした場合、それぞれの更新式は以下のようになる。
Figure 2008199308
ここで、θはバーティカルステップダンピングファクタ(vertical step damping factor)と呼ばれる係数を示し、0<θ≦1なる条件を満足する。Qi,jの初期値はrjが設定され、外部情報(extrinsic information)Λ 更新は次式により行われる。
Figure 2008199308
さらに、各符号ビットのLLRΛ の更新は、次式により行われる。
Figure 2008199308
ここで、α1は適応的信頼性伝播ダンピングファクタ(adaptive belief propagation damping factor)と呼ばれる係数を示し、0<α1≦1なる条件を満足する。
この信頼性伝播(BP)によるLLRの更新は事前に用意された繰り返し停止条件を満たすまで、たとえば最大繰り返し数Itに達成するまで繰り返される。
また、LLRを更新する列は、全ての列を対象とせずとも一部の列、たとえば対角化の対象となった列についてのみ行ってもよい。
信頼性伝播(BP)によって更新されたLLRの信頼性を用いて、つまり、LLRの絶対値の大きさを信頼性として、信頼性の低いシンボルに対応する列順に対角化を行うことにより、新たな信頼性伝播(BP)による繰り返し復号を行うことができる。
これを内側繰り返し復号と呼ぶ。このLLRの更新は事前に用意された内側繰り返し復号停止条件SC1を満たすまで繰り返される。
さらに、パリティ検査行列の列の対角化優先順位の初期値として、受信値の信頼性順以外の順位を複数用意する。複数の順位を用いて、シリアルもしくはパラレルに繰り返し内側繰り返し復号を行う。
これを外側繰り返し復号と呼ぶ。このLLR更新は事前に用意された外側繰り返し復号停止条件SC2を満たすまで繰り返される。
以上のABP(adaptive belief propagation)手順により繰り返し更新されたLLRを入カとして、復号器により復号を行う。
今、対象となる線形符号がReed−Solomon符号であった場合、繰り返し復号停止条件SC1、SC2として、たとえば以下のものが考えられる。
(A) H・d == 0または繰り返し数t≧N、
(B) 限界距離復号成功または繰り返し数t≧N、
(C) Koetter−Vardy軟判定リスト復号成功または繰り返し数t≧N。
ここで、d=(d,d,・・・,d)はΛの硬判定結果、d={Λ >0なら1,Λ ≦0なら0}であり、Nは事前に決めた最大繰り返し回数である。
また、復号方法として、たとえば以下のものが考えられる。
(a) 硬判定復号
(b) 限界距離復号
(c) Koetter−Vardy軟判定リスト復号
図2は、ABP復号法を用いた繰り返し復号のフローチャートである。
受信語の信頼性順の探索を行い(ST1)、順序変換を行う(ST2)。
変換した順序に応じてパリティ検査行列の対角化を行い(ST3)、このパリティ検査行列を用いて信頼性伝播(BP)を行う(ST4)。
次に、LLRを計算し(ST5)、計算したLLRの信頼性順を探索し(ST6)、復号を行い、復号語をリストへ追加する(ST7)。
そして、繰り返し復号停止条件N1,N2を満足するまで以上の処理を繰り返す(ST8、ST9)。
そして、復号語を1つ選択する(ST10)。
V.Guruswami,M.Sudan,Improve decoding of Reed−Solomon and Algebraic−Geometry codes,IEEE Transactions on Information Theory,vol.45,pp.1757−1767,1999 R.Koetter,A.Vardy,Algebraic soft−decision decoding of Reed−Solomon codes,IEEE Transactions on Information Theory,2001 R.Koetter,J.Ma,A.Vardy,A,Ahmed,Effcient Interpolation and Factorization in Algebraic Soft−Decision Decoding of Reed−Solomon codes,Proceedings of ISIT2003 D.MacKay,Good Error−Correcting Codes Based on Very Sparse Matrices,IEEE Transactions on Information Theory,1999 Berlekamp,R.McEliece,H.van Tilborg,On the inherent intractability of certain coding problems,IEEE Transactions on Information Theory,vol.24,pp.384−386,May,1978)。 Jing Jiang,K.R.Narayan,Soft Decision Decoding of RS Codes Using Adaptive Parity Check Matrices,Proceeding of IEEE International Symposium on Information Theory 2004
図3は、RS(204,188)を想定したABP復号器のフローを示す図である。
受信語をソートした後に、対角化対象列128列に対してパリティ検査行列の対角化を行い、対角化された行列を使って信頼性伝播(BP)を行うことを繰り返す。
たとえば、受信語に対して量子化を行い、ABP復号器において量子化されたLLRを扱う場合、繰り返し一回目に入力される受信LLRについては、対角化対象列になる列とならない列の境界が重要になるため、量子化のダイナミックレンジを広くする必要がある。
さらに、信頼性伝播(BP)においては、量子化のステップ幅をより細かくし、精度の高いLLR更新を行う必要がある。
以上より、LLRの量子化ビット数をかなり大きめに取らないと性能の良いABP復号は実現できない。しかし、量子化ビット数が大きいと回路規模も大きくなる。
本発明は、繰り返し二回目以降の量子化ビット数を少なくすることが可能で、ひいては回路規模を小さくできる復号装置および復号方法を提供することにある。
本発明の観点は、受信語の信頼度の大きさに従いソートし、その順番に対角化されたパリティ検査行列を用いて、信頼性伝播(Belief propagation:BP)を行って信頼度を更新し、その更新された値に対して、再び上記動作を繰り返す復号装置および方法であって、受信語の信頼性の量子化ビット数と比較して、それ以降の信頼性の量子化ビット数を少なくする。
本発明によれば、繰り返し一回目のソート以降にLLRを再量子化する機能を追加し、その再量子化ビット数を小さくする。
ABP復号の特徴として、繰り返し一回目に入力される受信LLRについては、対角化対象列になる列とならない列の境界が重要になるため、量子化のダイナミックレンジを広くする必要があるが、信頼性伝播(BP)においては、量子化のステップ幅は細かい必要はある。ところが、0付近のLLRが重要になるため、そのダイナミックレンジについては大きくとる必要はない。
よって、繰り返し一回目のソートのために、受信LLRの量子化ビット数を大きくしておけば、繰り返し一回目のソート以降はLLRの量子化ビット数を小さく設定しても性能に影響はない。
本発明によれば、繰り返し二回目以降の量子化ビット数を少なくすることが可能で、ひいては回路規模を小さくできる利点がある。
以下、本発明の実施形態を図面に関連付けて説明する。
本発明の実施形態に係る復号装置は、代数的手法を用いた誤り訂正符号技術を実現するための回路、たとえば適応的信頼性伝播(Adaptive Belief Propagation:ABP)復号器に応用できる。
ABP復号は、リードソロモン(Reed−Solomon:RS)符号やBCH符号、その他低密度でないパリティ検査行列を持つ線形符号に対する復号法であり、ある伝送路から符号語を受信すると、その受信語をより信頼できる値に更新する。
以下、ABP復号における復号装置の通信システム上の位置づけについて説明した後、本実施形態に係る復号装置の具体的な構成および機能について説明する。
図4は、デジタル信号受信機、たとえばデジタルテレビなどの誤り訂正システムにABP復号器を用いた通信システムの構成例を示す図である。
本通信システム10は、図4に示すように、RS符号化器11、インタリーバ12、畳み込み符号器13、畳み込み符号の軟出力復号器14、デインタリーバ15、RS符号の既知情報付きABP繰り返し復号器16、およびチャネル17を有する。
本通信システム10では、RS符号化、畳み込み符号化された送信語に対して、畳み込み符号の軟出力復号をした後にABP復号を行っている。
ここで言う畳み込み符号の軟出力復号とは、たとえばBCJRアルゴリズムやSOVAによる復号のことである。
ABP復号器16においては、ABPによる信頼性の更新後、硬判定後限界距離復号、リスト復号、もしくは、軟値をそのまま入力として軟判定リスト復号を行う。
図5は、MAP復号が後段についたABP復号器の構成例を示す図である。
この復号器20は、図5に示すように、ABP復号部21、限界距離(BD)復号部22、受信信頼度(LLR)保持部23、およびMAP復号部24を有している。
復号器20においては、ABP復号部21による信頼性(LLR)の更新後、硬判定してBD復号部22において、限界距離復号を行い、この結果をリストに集め、最終的にMAP復号部24において最大事後確率復号(Maximum a posteriori Probability:MAP)復号を行う。
図6は、ABP復号器の復号装置の構成例を示す図である。
図6のABP復号器30は、図4のABP復号器16や図5のABP復号部21に適用可能であり、ソート入力選択部31、ソート部32、パリティ検査行列の対角化部33、信頼度(LLR)保持部34、信頼性伝播(BP)部35、量子化部36、および再量子化部37を有している。
なお、再量子化部37やソート入力選択部31等により処理部が構成される。
ABP復号器30においては、量子化部36で量子化された入力として、たとえば7ビットの受信LLRS32がソート入力選択部31に入力される。
列インデックスS31は、入力された受信LLRの符号語の始まりからカウンタで0、1、2、3、、とカウントアップされた値を生成し利用する。
ソート入力選択部31で、初回は、列インデックスS31と量子化された受信LLRS32を選択し、繰り返し二回目以降は信頼性伝播(BP)後、更新LLRS40とその列インデックスS39を選択する。
図6に示すように、受信語が入力されたら、まず、ソート部32において、その信頼度(LLR)の大きさに応じて列インデックスのソートを行う。
次に、信頼度の低いシンボルに対応する列より順に、対角化部33でパリティ検査行列の対角化を行う。
最後に、対角化されたパリティ検査行列を用いて、信頼性伝播(BP)を行うことにより、値が更新される。
更新された値に対して、再びソート、対角化、信頼性伝播(BP)を行う。繰り返し数が予め決められており、その繰り返し数だけこれを繰り返す。
LLR保持部34には、繰り返し一回目のソート以降に再量子化部37でLLRを再量子化し、その再量子化ビット数を小さくする(たとえば7ビットから5ビットに小さくする)。
このように、本実施形態のABP復号器30においては、繰り返し一回目のソート以降にLLRを再量子化する機能を追加し、その再量子化ビット数を小さくすることにより、回路規模が削減される。
以下、量子化について考察する。
図7は、ABP復号器のフローにおける受信語の量子化とLLRの関係を示す図である。
まず、受信語をソートした際、LLRを基準に並び替えられた列1632列に対するLLRは、量子化されていない場合、図7に示すように、対角化対象列から対角化非対象列になるにつれ、LLRの大きさが大きくなる。
ここで、受信語について、狭いダイナミックレンジA、広いダイナミックレンジBを用いて量子化された受信語が入力される場合についてそれぞれ考える。
図8は、受信語をダイナミックレンジAで量子化した場合の対角化対象列および非対象列とLLRとの関係を示す図であり、図9は、受信語をダイナミックレンジBで量子化した場合の対角化対象列および非対象列とLLRとの関係を示す図であり、図10は、受信語をダイナミックレンジBで量子化し、さらに再量子化した場合の対角化対象列および非対象列とLLRとの関係を示す図である。
ダイナミックレンジAを用いて量子化された受信語が入力されるシステムを考えた場合、図8に示すように、ソート後、対角化対象列のうちLLRの大きい列と対角化非対象列とのLLRの大きさが同じになる。
そのため、もともと対角化対象列に入る予定だった、誤っている可能性の高い受信値を対角化非対象列に含んでしまう可能性があり、性能を劣化させる。
また、対角化非対象列の中でもLLRの小さい列は、繰り返し二回目以降対角化対象列と入れ替わる可能性があるため、対角化非対象列の中でもLLRの小さい列集合は判別できる必要がある。
そのため、図9に示すように、より大きなダイナミックレンジBを使って受信語を量子化し、量子化しなかった場合に対角化対象列に入る予定だった列を量子化しても対角化対象列に入るようにし、かつ量子化しなかった場合に対角化非対象列のうちのLLRの小さい数列も量子化しても対角化非対象列の先頭に来る必要がある。
次に、信頼性伝播(BP)について考える。
図10に示すように、信頼性伝播(BP)については、量子化ステップ幅が小さい方が精度の高い信頼性伝播が可能なため、量子化ビット数を多く取る方が好ましいが、精度を高くしたいのは、特に0付近のLLRであるため、ダイナミックレンジはより狭くし、0付近のみ細かい量子化を行えばよい。
そのため、受信語の量子化と比較して、量子化ビット数は少なくてすむ。
以上のように、本実施形態によれば、回路によって異なる量子化ビット数を割り当てるため、よりABP復号器の回路規模を削減できる。
図6においては、ABP復号器30におけるLLR量子化ビット数を表している。
受信語の量子化部36だけでなく、LLR保持部34の入力手前にも再量子化部37が配置されている。
受信語のLLRを繰り返し一回目にソートするまでは、量子化ビット数を大きくとり、はじめに決まる対角化対象列の選別を精度良く行っている。それ以降は、LLRの量子化ビット数は小さくとっている。ただし、繰り返し二回目以降のソート入力選択部31の手前でLLRの最上位ビットに0を付加し、受信LLRの量子化後のビット数に合わせている。
信頼性伝播(BP)で扱うLLRは小さい量子化ビット数になるが、対角化対象列とそうでない列との選別がはじめに精度良くされていれば、0付近のLLRの量子化ステップ幅は細かく取っており特に問題はない。
これにより、量子化ビット数が小さくなった分回路規模が削減される。
たとえば、LLR保持部34のメモリの大きさが小さくなる。さらに、信頼性伝播(BP)におけるチェックノード(check node)演算の計算量も減り、信頼性伝播(BP)部35の回路規模も小さくなる。
図11は、シミュレーションモデルを示す図である。
このシミュレーションモデル40は、図11に示すように、RS符号化器41、BPS変調器42、AWGNチャネル43、BPSK復調器44、およびABP復号器45を有する。
図12は、シミュレーション結果を示す図である。
図12は、RS(204,188)を想定した場合のフレームエラーレート(Frame Error Rate)を示す図であって、Aで示す曲線が既存手法の復号性能を示し、Bで示す曲線が本実施形態に手法における復号性能を示している。
既存技術と比較して、図11に示すようなシミュレーションモデル40において、図12に示すように性能劣化はほとんど発生しないことがシミュレーションにより示されている。
なお、以上詳細に説明した方法は、上記手順に応じたプログラムとして形成し、CPU等のコンピュータで実行するように構成することも可能である。
また、このようなプログラムは、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク等の記録媒体、この記録媒体をセットしたコンピュータによりアクセスし上記プログラムを実行するように構成可能である。
パリティ検査行列Hnewに対応するタナーグラフである。 ABP復号法を用いた繰り返し復号のフローチャートである。 ABP復号装置の繰り返し毎のフローの一列を示す図である。 デジタル信号受信機、たとえばデジタルテレビなどの誤り訂正システムにABP復号器を用いた通信システムの構成例を示す図である。 MAP復号が後段についたABP復号器の構成例を示す図である。 ABP復号器の復号装置の構成例を示す図である。 ABP復号器のフローにおける受信語の量子化とLLRの関係を示す図である。 受信語をダイナミックレンジAで量子化した場合の対角化対象列および非対象列とLLRとの関係を示す図である。 受信語をダイナミックレンジBで量子化した場合の対角化対象列および非対象列とLLRとの関係を示す図である。 受信語をダイナミックレンジBで量子化し、さらに再量子化した場合の対角化対象列および非対象列とLLRとの関係を示す図である。 シミュレーションモデルを示す図である。 シミュレーション結果を示す図である。
符号の説明
10・・・通信システム、11・・・RS符号化器、12・・・インタリーバ、13・・・畳み込み符号器、14・・・畳み込み符号の軟出力復号器、15・・・デインタリーバ、16・・・ABP繰り返し復号器、17・・・チャネル、20・・・復号器、21・・・ABP復号部、22・・・限界距離(BD)復号部、23・・・受信信頼度(LLR)保持部、24・・・MAP復号部、30・・・ABP復号器、31・・・ソート入力選択部、32・・・ソート部、32A,32B・・・データソート装置、33,33A・・・パリティ検査行列の対角化部、34・・・信頼度(LLR)保持部、35・・・信頼性伝播(BP)部、36・・・量子化部、37・・・再量子化部。

Claims (6)

  1. 受信語の信頼度の大きさに従いソートし、その順番に対角化されたパリティ検査行列を用いて、信頼性伝播(Belief propagation:BP)を行って信頼度を更新し、その更新された値に対して、再び上記動作を繰り返す復号装置であって、
    受信語の信頼性の量子化ビット数と比較して、それ以降の信頼性の量子化ビット数を少なくする処理部
    を有する復号装置。
  2. 前記処理部は、
    受信語の信頼性の量子化のダイナミックレンジと比較して、それ以降の信頼性の量子化のダイナミックレンジを狭くする
    請求項1記載の復号装置。
  3. 前記処理部は、
    受信語の信頼性の量子化ステップ幅と比較して、それ以降の信頼性の量子化ステップ幅を等しくする
    請求項2記載の復号装置。
  4. 受信語の信頼度の大きさに従いソートし、その順番に対角化されたパリティ検査行列を用いて、信頼性伝播(Belief propagation:BP)を行って信頼度を更新し、その更新された値に対して、再び上記動作を繰り返す復号方法であって、
    受信語の信頼性の量子化ビット数と比較して、それ以降の信頼性の量子化ビット数を少なくする
    復号方法。
  5. 受信語の信頼性の量子化のダイナミックレンジと比較して、それ以降の信頼性の量子化のダイナミックレンジを狭くする
    請求項4記載の復号方法。
  6. 受信語の信頼性の量子化ステップ幅と比較して、それ以降の信頼性の量子化ステップ幅を等しくする
    請求項5記載の復号方法。
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