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JP2008198782A - 発光装置 - Google Patents

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Masayuki Kaneko
真之 金子
Shota Shimonishi
正太 下西
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

【課題】的確に封止樹脂の剥離を防止することのできる発光装置を提供する。
【解決手段】LED素子2と、LED素子2を上面に搭載しセラミックからなるマウント部3と、マウント部3の上面に形成され金属からなる回路パターン5と、LED素子2を包囲するようマウント部3上に配置されセラミックからなるリフレクタ部4と、マウント部3とリフレクタ部4との間に介在し回路パターン5と離隔するよう配置されセラミックからなる介在シート部8と、マウント部3、介在シート部8及びリフレクタ部4により形成された空間に充填された封止樹脂7と、マウント部3の露出部3b、介在シート部8の側面8a及びリフレクタ部4の下面4cにより形成され封止樹脂7の一部が受容される凹部10と、を備え、凹部10にて封止樹脂7がセラミックと強固に接合されるようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、セラミックからなるマウント部に発光素子が搭載され、発光素子の光を反射させるリフレクタ部がマウント部上に配置された発光装置に関する。
従来から、発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)等の発光素子をエポキシ系、シリコーン系等の透光性の封止樹脂で封止した発光装置が知られている。この種の発光装置として、セラミック製のベース基板にLEDが実装され、ベース基板の上面に金属リングを介して光反射面を形成する金属製の枠体が接合されたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、透光性の封止樹脂は、金属との接合力がセラミックとの接合力よりも劣ることが知られている。すなわち、特許文献1に記載の発光装置では、枠体及びベース基板により形成された空間に、加熱により軟化させた封止樹脂を充填して固化させると、熱収縮により封止樹脂が枠体から剥離してしまうという問題点があった。
また、この種の発光装置として、発光素子のマウント部及びリフレクタ部をセラミックにより形成し、リフレクタ部に金属層を形成して光反射部とするものも知られている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2に記載の発光装置では、光反射部の周囲にセラミック素地部を露出させ、セラミック素地部における封止樹脂との密着力により、熱ストレスによる封止樹脂の剥離が防止されるとされている。しかし、この発光装置においても、リフレクタ部の大半が金属層により覆われていることから、熱収縮による封止樹脂の剥離が生じやすい構造となっている。
さらに、この種の発光装置として、リフレクタ部に金属層を形成せず表面を全面的にセラミックとし、リフレクタ部に封止樹脂を保持するための窪みを形成したものも提案されている(例えば、特許文献3参照)。マウント部の表面には発光素子へ電力を供給する回路パターンが形成され、回路パターンは、マウント部とリフレクタ部との接合部分から、マウント部の発光素子搭載部分まで延びるよう形成されている。
特開2006−269485号公報 特開2004−111937号公報 特開平11−74561号公報
しかしながら、特許文献3に記載の発光装置では、回路パターンが金属からなることから、セラミックと比較して封止樹脂との接合力が小さい。そして、この回路パターンがマウント部とリフレクタ部の会合部分にまで形成されていることから、封止樹脂の収縮時に最も大きな応力が生じるマウント部とリフレクタ部の角部近傍において剥離が生じやすいという問題点があった。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、的確に封止樹脂の剥離を防止することのできる発光装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明では、発光素子と、前記発光素子を上面に搭載し、セラミックからなるマウント部と、前記マウント部の上面に形成され、金属からなる回路パターンと、前記発光素子を包囲するよう前記マウント部上に配置され、セラミックからなるリフレクタ部と、前記マウント部と前記リフレクタ部との間に介在し、前記回路パターンと離隔するよう配置され、セラミックからなる介在シート部と、前記マウント部、前記介在シート部及び前記リフレクタ部により形成された空間に充填され、前記発光素子を封止する封止樹脂と、前記マウント部の上面、前記介在シート部の側面及び前記リフレクタ部の下面により形成され、前記封止樹脂の一部が受容される凹部と、を備えたことを特徴とする発光装置が提供される。
この発光装置によれば、凹部をなすマウント部の上面、介在シート部の側面及びリフレクタ部の下面が全てセラミックであり、凹部内に受容された封止樹脂はセラミックと接合されることとなる。そして、凹部を形成することにより接合面積が増大が図られていることから、封止樹脂は外縁下部にてセラミックと強固に接合される。
上記発光装置において、前記マウント部、前記介在シート部及び前記リフレクタ部は、積層されたグリーンシートを焼成することにより形成されることが好ましい。
上記発光装置において、前記マウント部、前記介在シート部及び前記リフレクタ部は、アルミナからなることが好ましい。
上記発光装置において、前記リフレクタ部は、内面が上方へ向かって拡がるよう形成されることが好ましい。
上記発光装置において、前記発光素子の発光部は、前記リフレクタ部の下端よりも上方に配置されることが好ましい。
本発明によれば、封止樹脂が外縁下部にてセラミックと強固に接合されるようにしたので、加工時等の熱ストレスにより封止樹脂が収縮し、封止樹脂にリフレクタ部の中心へ向かう内部応力が発生した際に、封止樹脂のマウント部、リフレクタ部等からの剥離を的確に防止することができる。
図1から図3は本発明の第1の実施形態を示し、図1は発光装置の概略上面図である。
図1に示すように、この発光装置1は、上面視にて全体として長方形状を呈し、フェイスアップ型のGaN系半導体材料からなる発光素子としてのLED素子2と、LED素子2を上面に搭載しセラミックからなるマウント部3と、マウント部3の上側に配置され上面視にてLED素子2を包囲するリフレクタ部4と、を備えている。また、基板3の上面には導電性の金属からなりLED素子2へ電力を供給する回路パターン5が形成され、LED素子2の上面に形成された電極と回路パターン5とがボンディングワイヤ6により電気的に接続されている。マウント部3、リフレクタ部4及び後述する介在シート部8によって形成される空間には、LED素子2を封止する封止樹脂7が充填される。
LED素子2は、マウント部3の中央に搭載され、回路パターン5上に接着ペースト9により固定されている。封止樹脂7はシリコーンからなり、上面視にて封止樹脂7を通じてリフレクタ部4の内側にマウント部3の底部が視認されるようになっている。尚、封止樹脂7は、例えばエポキシ等のような他の透明樹脂であってもよい。マウント部3の回路パターン5は、所定の距離をおいて形成される正極パターン5a及び負極パターン5bを有する。正極パターン5aと負極パターン5bは、マウント部3における直線状の絶縁領域3aにより離隔されて形成されている。図1に示すように、上面視にて、リフレクタ部4の内周面4aの内側に、絶縁領域3aを除いてマウント部3の回路パターン5が位置するよう構成されている。
図2は、図1のA−A断面図である。
図2に示すように、発光装置1は、平板状に形成されたマウント部3と、マウント部3とリフレクタ部4の間に介在する介在シート部8と、内周面4aが上方へ向かって拡径するよう形成されたリフレクタ部4と、が積層されて構成されている。マウント部3、介在シート部8及びリフレクタ部4は、全てセラミックからなり、本実施形態においてはアルミナが用いられている。マウント部3、介在シート部8及びリフレクタ部4は、焼成前の複数のグリーンシートに孔部を形成しておき、各グリーンシートを重ね合わせて焼成することにより形成される。本実施形態においては、マウント部3、介在シート部8及びリフレクタ部4は、同じ粒度分布及び平均粒径のアルミナを焼結して成型されている。
マウント部3は、縦寸法が2.0mm、横寸法が4.5mm、厚さ寸法が0.2mmである。回路パターン5は、マウント部3の上面に形成された厚さ10〜20μmのタングステン(W)に、厚さ2.0〜9.0μmのニッケル(Ni)を形成した後、厚さ4.0μmの銀(Ag)メッキを施すことにより形成されている。
介在シート部8は、厚さ寸法が0.2mmで、外縁がマウント部3と同形状であり、内縁が回路パターン5の端部と距離をおいて形成されている。この結果、図2に示すように、マウント部3の表面には、回路パターン5と介在シート部8との間に直接封止樹脂7と接合する露出部3bが形成される。本実施形態においては、介在シート部8の内縁(側面8a)はマウント部3に対して垂直に形成されている。
リフレクタ部4は、厚さ寸法が0.5mmで、外縁がマウント部3及び介在シート部8と同形状に形成される。これにより、マウント部3、介在シート8及びリフレクタ部4の外縁は面一となっている。また、リフレクタ部4の内周面4aは、基板3の上面に対し一定の傾斜角をなすよう形成される。リフレクタ部4はアルミナにより形成され光反射率が良好であることから、LED素子2から出射された光のうち内周面4aに入射するものについては、リフレクタ部4の上部開口へ反射されることとなる。
また、図2に示すように、リフレクタ部4の下部には、介在シート部8よりも内側へ突出する突出部4dが形成されている。突出部4dの内側への突出量は、例えば、0.1mm〜0.5mmである。本実施形態においては、突出部4dの介在シート部8からの突出量と、介在シート部8及び回路パターン5の距離と、が等しいことから、マウント部3の露出部3bはリフレクタ部4と上面視にて重なっている。このようにして、リフレクタ部4の突出部4dの下面4cと、介在シート部8の内縁をなす側面8aと、マウント部3の露出部3bと、により、封止樹脂7の一部を受容する凹部10が形成されている。凹部10をなす露出部3b、側面8a及び下面4cが全てセラミックであり、凹部10内に受容された封止樹脂7はセラミックと接合されることとなる。そして、凹部10を形成することにより接合面積が増大が図られていることから、封止樹脂7は外縁下部にてセラミックと強固に接合される。
図3は、図2のB−B断面図である。
図3に示すように、本実施形態においては、凹部10がLED素子2を取り囲むよう形成されており、封止樹脂7の外縁下部が全周にわたって凹部10内へ入り込んでいる。
尚、マウント部3は、セラミックの積層構造をとっており、回路パターン5にはセラミックの層間に形成される層間パターン5cを通じて電力が供給される。この層間パターン5cは、マウント部3、リフレクタ部4の外縁角部の各切欠4b,8bに形成された金属からなる接続端子と、正極パターン5a及び負極パターン5bとを電気的に接続する。そして、各接続端子を用いて外部電源と導通をとることにより、LED素子2が発光するようになっている。
以上のように構成された発光装置1によれば、マウント部3の上面部分をなすグリーンシートと、介在シート部8をなすグリーンシートと、リフレクタ部4の下端部分をなすグリーンシートと、を積層して焼成することにより凹部10を有したセラミックパッケージを作製することができ、凹部10の製造が簡単容易である。
そして、加工時等の熱ストレスにより封止樹脂7が収縮すると、封止樹脂7にはリフレクタ部4の内周面4aの中心へ向かう内部応力が発生する。このとき、封止樹脂7内にて最大の内部応力が生じる外縁付近が凹部10を形成するセラミックと接合されているので、封止樹脂7のマウント部3、リフレクタ部4等からの剥離を防止することができる。
ここで、凹部10の表面は全てセラミックであることから、表面の一部が金属材により構成された場合のように、封止樹脂7の剥離方向の応力が局所的に生ずることはなく、内部応力を凹部10内にて分散させることができる。また、封止樹脂7とセラミックの接合面積を大きくとることにより、より大きな剥離方向への応力に抗することができる。
また、回路パターン5が金属からなり、回路パターン5においては封止樹脂7との接合力がセラミックに比して小さいものの、回路パターン5の外側の凹部10の露出部3bにてセラミックと接合していることから、回路パターン5における封止樹脂7の剥離を効果的に抑制することができる。
また、凹部10に入り込んだ封止樹脂7については、リフレクタ部4の突出部4dにより、内周面4aの中心への移動が阻害される。これにより、凹部10内の封止樹脂7に生ずる応力が低減され、凹部10内の封止樹脂7におけるセラミックからの剥離方向の応力が低減される。従って、凹部10内の封止樹脂7は、凹部10が全面的にセラミックにより構成されていることと、突出部4dにより応力が減じられることとの相乗作用により、封止樹脂7の剥離が効果的に抑制される。
尚、前記実施形態においては、LED素子2としてフェイスアップ型を示したが、フリップチップ型であってもよいことは勿論である。また、LED素子2として青色光を発するものを示したが、例えば緑色光や赤色光を発するものを用いてもよい。また、LED素子2としてGaN系半導体材料からなるものを用いた発光装置1を説明したが、例えばZnSe系やSiC系のように他の半導体材料からなる発光素子であってもよい。
また、前記実施形態においては、封止樹脂7が透明であり青色に発光する発光装置1を例示したが、封止樹脂7に、例えばYAG(Yttrium Aluminum Garnet)、珪酸塩等からなり、青色光により励起されると波長変換光として黄色光を発する黄色蛍光体を含有させ、白色に発光する発光装置としてもよいことは勿論である。さらに、LED素子が紫外光を発し、封止樹脂7に青色蛍光体、緑色蛍光体及び赤色蛍光体を含有させても白色の発光装置とすることができる。
また、前記実施形態においては、LED素子2の発光層がリフレクタ部4の下端よりも低い位置であるものを示したが、介在シート部8、接着ペースト9等の厚さ寸法を調整することにより、LED素子2の発光層がリフレクタ部4の下端よりも高い位置となるようにしてもよい。
また、前記実施形態においては、介在シート部8の側面8aがマウント部3の上面に対して垂直であるものを示したが、例えば図4及び図5に示すように、側面8aと上面とが垂直でなくともよい。図4は介在シート部8の側面8aが上方へ向かって拡がるよう形成された変形例を示し、図5は介在シート部8の側面8aが上方へ向かって窄むよう形成された変形例を示す。
また、前記実施形態においては、介在シート部8が一枚のグリーンシートからなるものを示したが、例えば図6に示すように、介在シート部81,82を複数のグリーンシートにより積層して構成してもよい。図6には、2枚のグリーンシートにより介在シート部を構成したものを示す。具体的には、下側の介在シート部81が上方へ向かって拡がり、上側の介在シート部82が上方へ向かって窄むようになっている。これにより、凹部10を形成するセラミックの表面の面積を増大させるとともに、表面の接合部の角度を緩やかにして応力集中をさらに低減することができる。
また、前記実施形態においては、マウント部3、介在シート部8及びリフレクタ部4が同じ粒度分布及び平均粒径のアルミナの焼結体であるものを示したが、粒度分布及び平均粒径や添加物が互いに異なるようにしてもよい。例えば、リフレクタ部4についてはマウント部3及び介在シート部8に比して光反射率の高い焼結体としたり、マウント部3及び介在シート部8についてはリフレクタ部4よりも封止樹脂7との接合力の高い焼結体としてもよい。
また、前記実施形態においては、発光素子としてLED素子を用いたLEDを説明したが、発光素子はLED素子に限定されるものではない。さらに、マウント部3、リフレクタ部4等の形状も任意であるし、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
本発明の一実施形態を示す発光装置の概略上面図である。 図1のA−A断面図である。 図2のB−B断面図である。 変形例を示す発光装置の一部断面図である。 変形例を示す発光装置の一部断面図である。 変形例を示す発光装置の一部断面図である。
符号の説明
1 発光装置
2 LED素子
3 マウント部
3a 絶縁領域
3b 露出部
4 リフレクタ部
4a 内周面
4b 切欠
4c 下面
4d 突出部
5 回路パターン
5a 正極パターン
5b 負極パターン
5c 層間パターン
6 ボンディングワイヤ
7 封止樹脂
8 介在シート部
8a 側面
8b 切欠
9 接着ペースト
10 凹部
81 介在シート部
82 介在シート部

Claims (5)

  1. 発光素子と、
    前記発光素子を上面に搭載し、セラミックからなるマウント部と、
    前記マウント部の上面に形成され、金属からなる回路パターンと、
    前記発光素子を包囲するよう前記マウント部上に配置され、セラミックからなるリフレクタ部と、
    前記マウント部と前記リフレクタ部との間に介在し、前記回路パターンと離隔するよう配置され、セラミックからなる介在シート部と、
    前記マウント部、前記介在シート部及び前記リフレクタ部により形成された空間に充填され、前記発光素子を封止する封止樹脂と、
    前記マウント部の上面、前記介在シート部の側面及び前記リフレクタ部の下面により形成され、前記封止樹脂の一部が受容される凹部と、を備えたことを特徴とする発光装置。
  2. 前記マウント部、前記介在シート部及び前記リフレクタ部は、積層されたグリーンシートを焼成することにより形成されることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記マウント部、前記介在シート部及び前記リフレクタ部は、アルミナからなることを特徴とする請求項1または2に記載の発光装置。
  4. 前記リフレクタ部は、内面が上方へ向かって拡がるよう形成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の発光装置。
  5. 前記発光素子の発光部は、前記リフレクタ部の下端よりも上方に配置されることを特徴とする請求項4に記載の発光装置。
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