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JP2008198271A - 光ピックアップ用受光装置および光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ用受光装置および光ピックアップ装置 Download PDF

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JP2008198271A
JP2008198271A JP2007030944A JP2007030944A JP2008198271A JP 2008198271 A JP2008198271 A JP 2008198271A JP 2007030944 A JP2007030944 A JP 2007030944A JP 2007030944 A JP2007030944 A JP 2007030944A JP 2008198271 A JP2008198271 A JP 2008198271A
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Keita Miyaji
慶太 宮地
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Abstract

【課題】後段増幅器の共有化を図りつつ、後段増幅器から出力される電圧信号に含まれているノイズを低減する。
【解決手段】2種類の波長にそれぞれ対応して同一半導体チップ上に形成された受光素子A,aと、作動・作動停止制御が可能に構成されると共に各受光素子A,aのうちの対応する1つが接続された2個の第1増幅回路21,31と、各第1増幅回路21,31から出力される電圧信号V1,V2を増幅して電圧信号Vaとして出力する1つの第2増幅回路(後段増幅器)41とを備え、受光素子Aおよびこの受光素子Aに対応する第1増幅回路21を作動させているときに、作動中の受光素子Aを除く他の受光素子aに対して対応する第1増幅回路31との接続を解除すると共に直流定電圧(逆バイアス電圧)Vbsを印加し、かつ作動中の第1増幅回路21を除く他の第1増幅回路31の作動を停止させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、n(nは2以上の整数)種類の異なる波長に対応したn個の受光部を備えた光ピックアップ用受光装置、およびその光ピックアップ用受光装置を備えた光ピックアップ装置に関するものである。
この種の光ピックアップ用受光装置として、特開2004−22051号公報に開示された受光装置(受光アンプ素子)が知られている。この受光装置は、DVDおよびCDに対する再生装置に使用されるものであり、DVD用およびCD用の2つの受光部と、各受光部に接続されたDVD用およびCD用の2つのトランスインピーダンス型増幅器と、各トランスインピーダンス型増幅器の出力を電圧増幅する電圧増幅器とを備えている。この場合、DVD側およびCD側の各トランスインピーダンス型増幅器は、差動器、カレントミラー回路、出力バッファ回路および帰還回路でそれぞれ構成されている。また、カレントミラー回路は、DVD側およびCD側の各差動器に対する共通の能動負荷であり、2つの差動器に対する共通の出力であるその一方のトランジスタのコレクタは、1つの出力バッファ回路を介して信号出力を行っている。また、各トランスインピーダンス型増幅器の各帰還回路は、その一端が対応する受光部のカソード端子(信号出力点)に接続されると共に、その他端は共通の出力バッファ回路に共に接続されている。
また、他の例として、DVD側およびCD側の各トランスインピーダンス型増幅器に接続された2つの受光部の信号出力点が互いに接続された受光装置が開示されている。
これらの受光装置では、DVD用およびCD用の2つの受光部と、各受光部に接続されたDVD用およびCD用の2つのトランスインピーダンス型増幅器とを備える構成とし、かつ各トランスインピーダンス型増幅器の帰還定数(利得)をDVD用およびCD用の各レーザー波長に対して最適値に設定して、2波長レーザー光に対応した出力を得ると共に、2つのトランスインピーダンス型増幅器の出力段(上記の出力バッファ回路)を共通化することにより、チップサイズの拡大を抑制している。
特開2004−22051号公報(第4−8頁、第3−6図)
ところが、従来の受光装置には、以下の問題点がある。すなわち、この受光装置では、2つの受光部の信号出力点が、直接、または帰還回路を介して互いに接続されている。このため、例えば、DVDの再生時において、DVD用のレーザー光がCD用の受光部に入射した際にCD用の受光部において発生する光電流が、DVD用の受光部において発生している光電流に影響を与えることがある。また、CDの再生時においても、同様にして、DVD用の受光部において発生する光電流が、CD用の受光部において発生している光電流に影響を与えることがある。したがって、この受光装置には、ノイズが多いという問題点が存在している。
本発明は、かかる問題点を解決すべくなされたものであり、後段増幅器の共有化を図りつつ、後段増幅器から出力される電圧信号に含まれているノイズを低減し得る光ピックアップ用受光装置および光ピックアップ装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく本発明に係る光ピックアップ用受光装置は、n(nは2以上の整数)種類の異なる波長にそれぞれ対応して同一半導体チップ上に形成されたn個の受光素子と、作動・作動停止制御が可能に構成されると共に前記各受光素子のうちの対応する1つが接続され、かつ当該接続された受光素子を逆バイアス状態に移行させると共に当該受光素子を流れる光電流を電圧信号に変換するn個の前段増幅器と、前記各前段増幅器から出力される前記電圧信号を増幅する1つの後段増幅器とを備え、前記n個の受光素子のうちの少なくとも1つの受光素子および当該少なくとも1つの受光素子に対応する前記前段増幅器を作動させているときに、当該作動中の受光素子を除く他のすべての受光素子に対して対応する前記前段増幅器との接続を解除すると共に逆バイアス電圧を印加し、かつ当該作動中の前段増幅器を除く他のすべての前段増幅器の作動を停止させる。
また、本発明に係る光ピックアップ用受光装置は、前記逆バイアス電圧を生成する電源と、前記各受光素子に対する前記電源からの前記逆バイアス電圧の印加および非印加を切り替えると共に当該各受光素子と前記対応する前段増幅器との接続および非接続を切り替えるスイッチ回路とを備え、前記スイッチ回路は、前記少なくとも1つの受光素子および当該少なくとも1つの受光素子に対応する前記前段増幅器を作動させるときに、当該少なくとも1つの受光素子に対して前記逆バイアス電圧を非印加状態に維持すると共に、当該少なくとも1つの受光素子と対応する前記前段増幅器とを接続状態に維持し、かつ前記作動中の受光素子を除く他のすべての受光素子に対する前記逆バイアス電圧を印加状態に維持すると共に前記対応する前段増幅器との非接続状態を維持する。
また、本発明に係る光ピックアップ装置は、上記の光ピックアップ用受光装置と、n種類の異なる波長のレーザー光を出射する発光部と、前記レーザー光を光ディスクに照射すると共に当該光ディスクからの反射光を前記光ピックアップ用受光装置に導く光学系とを備えている。
本発明に係る光ピックアップ用受光装置および光ピックアップ装置では、n個の受光素子のうちの少なくとも1つの受光素子、およびこの少なくとも1つの受光素子に対応する前段増幅器を作動させているときに、作動中の受光素子を除く他のすべての受光素子に対して、対応する前段増幅器との接続を解除すると共に逆バイアス電圧を印加し、かつ作動中の前段増幅器を除く他のすべての前段増幅器の作動を停止させる。したがって、この光ピックアップ用受光装置および光ピックアップ装置によれば、使用されない受光素子が対応しない波長のレーザー光を入射したとしても、その内部に発生したキャリアが、光電流としてこの受光素子から出力されるため、このキャリアが内部に蓄積されて拡散するという事態を回避することができる。また、これにより、使用されない受光素子の内部に発生したキャリアが、使用されている受光素子に達してこれらの受光素子に発生したキャリア、すなわちこの受光素子に流れる光電流に漏れ込んで影響を与えるという事態を確実に回避することができる。また、作動中の前段増幅器を除く他のすべての前段増幅器の作動を停止させることにより、受光素子の非接続状態で前段増幅器が作動する事態を確実に防止することができる。したがって、この光ピックアップ用受光装置および光ピックアップ装置によれば、後段増幅器の共有化を図ってチップサイズの拡大を抑制しつつ、後段増幅器から出力される電圧信号に含まれるノイズ成分を十分に低減することができる。
また、本発明に係る光ピックアップ用受光装置および光ピックアップ装置では、逆バイアス電圧を生成する電源、および各受光素子に対する電源からの逆バイアス電圧の印加および非印加を切り替えると共に各受光素子と対応する前段増幅器との接続および非接続を切り替えるスイッチ回路とを備え、使用される受光素子については、スイッチ回路により、電源との非接続状態が維持されて電源からの逆バイアス電圧の非印加状態が維持されると共に、対応する前段増幅器との接続状態が維持されて前段増幅器から逆バイアス電圧が印加される。一方、使用されない受光素子については、スイッチ回路により、電源との接続状態が維持されて電源からの逆バイアス電圧の印加状態が維持されると共に、対応する前段増幅器との非接続状態が維持される。したがって、この光ピックアップ用受光装置および光ピックアップ装置によれば、使用されない受光素子に対して、専用の電源から逆バイアス電圧を印加して、作動し得る状態に確実に移行させることができるため、後段増幅器から出力される電圧信号に含まれるノイズ成分を確実に低減することができる。
以下、本発明に係る光ピックアップ用受光装置および光ピックアップ装置の最良の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、光ピックアップ装置1の構成について、図面を参照して説明する。
図1に示す光ピックアップ装置1は、DVD−R、DVD+R、DVD−RW、DVD+RWおよびDVD−RAMなどの記録型DVDや、CD−RおよびCD−RWなどの記録型CDのように、記録および再生の双方が行われる情報媒体10に対する記録・再生動作、およびDVD−ROMやCD−ROMなどの再生のみが行われる情報媒体10に対する再生動作を実行する記録再生装置に使用される光ピックアップ装置であって、同図に示すように、レーザーダイオード2、光学系3、および光ピックアップ用受光装置(以下、「受光装置」ともいう)4を備えて構成されている。なお、以下において、特に区別しないときには、DVD−R、DVD+R、DVD−RW、DVD+RW、DVD−RAMおよびDVD−ROMを総称して「DVD」ともいう。同様にして、CD−R、CD−RWおよびCD−ROMを総称して「CD」ともいう。
レーザーダイオード2(本発明における発光部)は、n(nは2以上の整数。本例では一例として、n=2)波長レーザーダイオードであって、CDの記録・再生に必要な780nm帯レーザー光とDVDの記録・再生に必要な650nm帯レーザー光を一つのパッケージから出力(出射)可能に構成されている。光学系3は、一例として、プリズム3aと集光レンズ3bを備えている。また、光学系3は、レーザーダイオード2から出力されたレーザー光を集光レンズ3bで集光して情報媒体10に照射すると共に、情報媒体10で反射されたレーザー光をプリズム3aで受光装置4側に屈折させて、レーザー光を受光装置4に導くように構成されている。
受光装置4は、図2,3に示すように、n種類の異なる波長にそれぞれ対応して設けられたn個(本例では2個)の受光部11,12、および複数(本例では一例として8個)の変換部13a〜13hを備え、1つの半導体チップ(1つのシリコンウェハ)上に形成されて1つの半導体装置(PDIC)として構成されている。この場合、受光部11は、DVD用の受光部であって、図3に示すように、複数(本例では一例として12個)の受光素子A,B,C,D,E1〜E4,F1〜F4を備えている。一方、受光部12は、CD用の受光部であって、同図に示すように、複数(本例では一例として8個)の受光素子a,b,c,d,e1,e2,f1,f2を備えている。また、各受光素子A〜F4,a〜f2は、図6に示すように、アノード領域となる共通のp型シリコンウェハ51上に低不純物濃度のn型半導体層52(第1半導体層)が全面に形成され、さらにこのn型半導体層52にカソード領域を構成する複数の高不純物濃度のn型半導体層(第2半導体層)53が形成されてアノードコモン型フォトダイオードとして構成されている。また、各受光素子A〜F4,a〜f2間には、高不純物濃度のp型半導体層(第3半導体層)54が形成されて、各受光素子A〜F4,a〜f2を分離する分離層として機能している。なお、同図では、一例として各受光素子A,B,a,bの断面構造を模式的に示しているが、各受光素子D,C,d,cの組、各受光素子E1,E2,e1の組、各受光素子E4,E3,e2の組、各受光素子F1,F2,f1の組、および各受光素子F4,F3,f2の組の断面構造も同様に構成されている。
また、受光部11を構成する各受光素子A〜F4は、図3に示すように3群に分けて配設されて、各受光素子A,B,C,Dで構成される1群は、受光部11におけるメイン受光群11aを構成する。一方、メイン受光群11aを挟むようにして配設された受光素子E1〜E4で構成される1群、および受光素子F1〜F4で構成される1群は、受光部11におけるサブ受光群11b,11cをそれぞれ構成する。同様にして、受光部12を構成する各受光素子a〜f2も、同図に示すように3群に分けて配設されて、各受光素子a,b,c,dで構成される1群は、受光部12におけるメイン受光群12aを構成する。一方、メイン受光群12aを挟むようにして配設された受光素子e1,e2で構成される1群、および受光素子f1,f2で構成される1群は、受光部12におけるサブ受光群12b,12cをそれぞれ構成する。
各変換部13a〜13hのうちの変換部13aは、図4に示すように、n個(本例では2個)のトランスインピーダンス型増幅回路(以下、「第1増幅回路」ともいう)21,31と、1つの第2増幅回路41と、スイッチ回路42,43と、バイアス電源44とを備えている。詳細には、第1増幅回路21は、増幅器(本発明における前段増幅器)22および帰還回路23を備えて構成されている。同様にして、第1増幅回路31は、増幅器(本発明における前段増幅器)32および帰還回路33を備えて構成されている。
この場合、増幅器22は、演算増幅器で構成され、反転入力部に受光部11の受光素子Aがスイッチ回路42を介して接続されると共に、非反転入力部に基準電圧Vrefが入力され、かつ出力部が第2増幅回路41の入力部に接続されて構成されている。この構成により、増幅器22は、スイッチ回路42を介して接続された受光素子Aに対して、非反転入力部に入力されている基準電圧Vrefを反転入力部を介して逆バイアス電圧として供給可能となっている。また、増幅器22の反転入力部と出力部との間に帰還回路23が接続されている。また、第1増幅回路21(具体的には増幅器22)は、制御信号S1によって作動・作動停止制御が可能に構成されて、本例では一例として、図5に示すように、制御信号S1の非入力時に作動状態となり、制御信号S1の入力時に作動停止状態となる。
一方、増幅器32は、演算増幅器で構成され、反転入力部に受光部11の受光素子aが接続されると共に、非反転入力部に基準電圧Vrefが入力され、かつ出力部が増幅器22と同様にして第2増幅回路41の入力部に接続されて構成されている。この構成により、増幅器32は、スイッチ回路43を介して接続された受光素子aに対して、非反転入力部に入力されている基準電圧Vrefを反転入力部を介して逆バイアス電圧として供給可能となっている。また、増幅器32の反転入力部と出力部との間に帰還回路33が接続されている。また、第1増幅回路31(具体的には増幅器32)は、制御信号S1によって作動・作動停止制御が可能に構成されて、本例では一例として、図5に示すように、制御信号S1の非入力時に作動停止状態となり、制御信号S1の入力時に作動状態となる。このように各増幅器22,32、すなわち各第1増幅回路21,31は、一方が作動状態のときに他方が常に作動停止状態となる構成のため、1つの第2増幅回路41を共有可能な構成となっている。なお、基準電圧Vrefは、受光装置4の内部に配設された不図示の基準電圧生成部によって生成される。各帰還回路23,33は、並列接続された抵抗およびコンデンサで構成されている。第2増幅回路41は、第1増幅回路21,31から出力された電圧信号V1,V2を増幅して電圧信号Vaとして出力する。
スイッチ回路42は、スイッチ回路43と共に本発明におけるスイッチ回路を構成し、2つのスイッチ42a,42bを備えている(回路数が2極に構成されている)。この場合、スイッチ42aは、増幅器22の反転入力部と受光素子Aのカソード端子との間に配設されている。一方、スイッチ42bは、バイアス電源44と受光素子Aのカソード端子との間に配設されている。スイッチ回路43は、2つのスイッチ43a,43bを備えている。この場合、スイッチ43aは、増幅器32の反転入力部と受光素子aのカソード端子との間に配設されている。また、各スイッチ回路42,43は、制御信号S1によって各スイッチ42a,42b,43a,43bのオン・オフ制御が可能に構成されて、本例では一例として、図5に示すように、制御信号S1の非入力時にスイッチ42a,43bがオン状態で、かつスイッチ42b,43aがオフ状態となり、制御信号S1の入力時にスイッチ42a,43bがオフ状態で、かつスイッチ42b,43aがオン状態となる。この構成により、各スイッチ回路42,43は、各受光素子A,aに対する後述するバイアス電源44からの直流定電圧Vbs(バイアス電圧)の印加および非印加を切り替えると共に各受光素子A,aと対応する増幅器22,32との接続および非接続を切り替える。バイアス電源44は、所定の電圧(定電圧)である直流定電圧Vbsをすべての受光素子A〜F4,a〜f2に印加する逆バイアス電圧として生成して出力する。
以上のように構成された変換部13aは、制御信号S1によって作動状態となっている第1増幅回路21および第1増幅回路31のいずれか一方に接続されている受光素子Aまたは受光素子aの光電流を電圧信号に変換すると共に、変換した電圧信号(電圧信号V1または電圧信号V2)を第2増幅回路41で増幅して電圧信号Vaとして出力する。
次に、他の変換部13b〜13hについて説明する。なお、各変換部13b〜13hの基本構成は変換部13aと同一のため、相違する構成についてのみ説明する。
まず、変換部13bには、図2に示すように、変換部13aにおける受光素子A,aに代えて、受光素子B,bが接続されている。具体的には、受光素子Bは、変換部13bの増幅器22の反転入力部に接続され、受光素子bは、増幅器32の反転入力部に接続されている。この構成により、変換部13bは、受光素子Bまたは受光素子bの光電流を電圧に変換すると共に増幅して電圧信号Vbとして出力する。
同様にして、変換部13cには、受光素子C,cが接続され、このうちの受光素子Cは、変換部13cの増幅器22の反転入力部に接続され、受光素子cは増幅器32の反転入力部に接続されている。この構成により、変換部13cは、受光素子Cまたは受光素子cの光電流を電圧に変換すると共に増幅して電圧信号Vcとして出力する。また、変換部13dには、受光素子D,dが接続され、このうちの受光素子Dは、変換部13dの増幅器22の反転入力部に接続され、受光素子dは増幅器32の反転入力部に接続されている。この構成により、変換部13dは、受光素子Dまたは受光素子dの光電流を電圧に変換すると共に増幅して電圧信号Vdとして出力する。
一方、変換部13eには、図2に示すように、変換部13aにおける受光素子A,aに代えて、3つの受光素子E1,F1,e1が接続されている。具体的には、受光素子E1,F1は、共に、変換部13eの増幅器22の反転入力部に接続され、受光素子e1は、増幅器32の反転入力部に接続されている。この構成により、変換部13eは、受光素子E1,F1の合計光電流または受光素子e1の光電流を電圧に変換すると共に増幅して電圧信号Veとして出力する。同様にして、変換部13fには、受光素子E3,F3,e2が接続され、このうちの受光素子E3,F3は、共に、変換部13fの増幅器22の反転入力部に接続され、受光素子e2は、増幅器32の反転入力部に接続されている。この構成により、変換部13fは、受光素子E3,F3の合計光電流または受光素子e2の光電流を電圧に変換すると共に増幅して電圧信号Vfとして出力する。
また、変換部13gには、受光素子E2,F2,f1が接続され、このうちの受光素子E2,F2は、共に、変換部13gの増幅器22の反転入力部に接続され、受光素子f1は、増幅器32の反転入力部に接続されている。この構成により、変換部13gは、受光素子E2,F2の合計光電流または受光素子f1の光電流を電圧に変換すると共に増幅して電圧信号Vgとして出力する。また、変換部13hには、受光素子E4,F4,f2が接続され、このうちの受光素子E4,F4は、共に、変換部13hの増幅器22の反転入力部に接続され、受光素子f2は、増幅器32の反転入力部に接続されている。この構成により、変換部13hは、受光素子E4,F4の合計光電流または受光素子f2の光電流を電圧に変換すると共に増幅して電圧信号Vhとして出力する。
次に、光ピックアップ装置1の動作について、DVDの記録・再生およびCDの記録・再生についてそれぞれ説明する。
まず、DVDを記録・再生する際には、レーザーダイオード2から出力されるレーザー光の波長をDVD用の波長に設定すると共に、レーザー光のパワーをDVD再生用または記録用のパワーに設定し、かつ制御信号S1の入力状態を「非入力」とする。これにより、各変換部13a〜13hでは、使用される第1増幅回路21の増幅器22が作動状態に移行すると共に、使用されない第1増幅回路31の増幅器32が作動停止状態に移行する。また、スイッチ回路42のスイッチ42a,42bは、図4において実線で示す状態に移行して、使用される受光素子Aとバイアス電源44との接続を解除して受光素子Aに対する直流定電圧(逆バイアス電圧)Vbsを非印加状態に維持すると共に、受光素子Aと増幅器22とを接続状態に維持して増幅器22からの基準電圧Vrefを逆バイアス電圧として受光素子Aに印加する。また、スイッチ回路43のスイッチ43a,43bは、同図において実線で示す状態に移行して、使用されない受光素子aとバイアス電源44とを接続して受光素子aに対する直流定電圧(逆バイアス電圧)Vbsを印加状態に維持すると共に、受光素子aと増幅器32との接続状態を解除する。したがって、変換部13aでは、第1増幅回路21が、受光素子Aの光電流を電圧信号V1に変換して出力すると共に、第2増幅回路41が、入力した電圧信号V1を増幅して電圧信号Vaとして出力する。同様にして、変換部13b,13c,13dにおいても、受光素子B,C,Dの各光電流が電圧に変換されると共に増幅されて電圧信号Vb,Vc,Vdとして出力される。
一方、変換部13eでは、第1増幅回路21が、受光素子E1,F1の合計光電流を電圧に変換すると共に、第2増幅回路41が、入力した電圧信号V1を増幅して電圧信号Veとして出力する。同様にして、変換部13f,13g,13hにおいても、受光素子E3,F3の合計光電流、受光素子E2,F2の合計光電流、受光素子E4,F4の合計光電流が電圧に変換されると共に増幅されて電圧信号Vf,Vg,Vhとして出力される。この場合、各変換部13a〜13hから出力される電圧信号Va〜Vhは、データ信号(RF信号)、およびサーボ信号(フォーカス用信号、トラッキング用信号)として使用される。以下において述べるCD再生においても同様である。
この場合、各受光素子A〜Dの近傍に形成された各受光素子a〜dは、スイッチ回路43により、第1増幅回路31の増幅器32と非接続状態に維持されるものの、バイアス電源44と接続されて逆バイアス状態(作動状態)に維持されている。これにより、DVD用の波長のレーザー光が各受光素子a〜dに入射したとしても、このレーザー光の入射によって受光素子a〜dの第1半導体層中に発生したキャリアは光電流として各受光素子a〜dから出力されるため、このキャリアが第1半導体層内に蓄積されて第1半導体層中を拡散するという事態が回避される。したがって、受光素子a〜dの第1半導体層中に発生したキャリアが、各受光素子A〜Dに達してこれらの受光素子A〜Dに発生したキャリア(つまり受光素子A〜Dに流れる光電流)に漏れ込んで影響を与えるという事態が回避される。同様にして、各受光素子E1〜E4の近傍に形成された各受光素子e1,e2、および各受光素子F1〜F4の近傍に形成された各受光素子f1,f2についても、第1増幅回路31の増幅器32と非接続状態に維持されるものの、バイアス電源44と接続されて逆バイアス状態(作動状態)に維持される。したがって、各受光素子e1,e2,f1,f2において発生したキャリアが、近傍に形成された各受光素子E1〜E4および各受光素子F1〜F4に流れる各光電流に漏れ込んで影響を与えるという事態が回避される。
一方、CDを記録・再生する際には、レーザーダイオード2から出力されるレーザー光の波長をCD用の波長に設定すると共に、レーザー光のパワーをCD再生用またはCD記録用のパワーに設定し、かつ制御信号S1の入力状態を「入力」とする。これにより、各変換部13a〜13hでは、使用されない第1増幅回路21の増幅器22が作動停止状態に移行すると共に、使用される第1増幅回路31の増幅器32が作動状態に移行する。また、スイッチ回路42のスイッチ42a,42bは、図4において破線で示す状態に移行して、使用されない受光素子Aとバイアス電源44とを接続して受光素子Aに対する直流定電圧(逆バイアス電圧)Vbsを印加状態に維持すると共に、受光素子Aと増幅器22との接続状態を解除する。また、スイッチ回路43のスイッチ43a,43bは、同図において破線で示す状態に移行して、使用される受光素子aとバイアス電源44との接続を解除して受光素子aに対する直流定電圧(逆バイアス電圧)Vbsを非印加状態に維持すると共に、受光素子aと増幅器32とを接続状態に維持して増幅器32からの基準電圧Vrefを逆バイアス電圧として受光素子aに印加する。したがって、変換部13aでは、第1増幅回路31が、受光素子aの光電流を電圧信号V2に変換して出力すると共に、第2増幅回路41が、入力した電圧信号V2を増幅して電圧信号Vaとして出力する。同様にして、変換部13b,13c,13dにおいても、受光素子b,c,dの各光電流が電圧に変換されると共に増幅されて電圧信号Vb,Vc,Vdとして出力される。
また、変換部13eにおいても、第2増幅回路31が、受光素子e1の光電流を電圧信号V2に変換して出力すると共に、第2増幅回路41が、入力した電圧信号V2を増幅して電圧信号Veとして出力する。また、変換部13f,13g,13hにおいても、同様にして、受光素子e2,f1,f2の光電流が電圧に変換されると共に増幅されて電圧信号Vf,Vg,Vhとして出力される。
この場合、各受光素子a〜dの近傍に形成された各受光素子A〜Dは、スイッチ回路42により、第1増幅回路21の増幅器22との非接続状態が維持されると共に、バイアス電源44に接続されて逆バイアス電圧の印加状態(作動状態)が維持されている。これにより、CD用の波長のレーザー光が各受光素子A〜Dに入射したとしても、このレーザー光の入射によって受光素子A〜Dの第1半導体層中に発生したキャリアは光電流として各受光素子A〜Dから出力されるため、このキャリアが第1半導体層内に蓄積されて第1半導体層中を拡散するという事態が回避される。したがって、各受光素子A〜Dの第1半導体層中に発生したキャリアが、各受光素子a〜dに達してこれらの受光素子a〜dに発生したキャリア(つまり受光素子a〜dに流れる光電流)に漏れ込んで影響を与えるという事態を確実に回避することができる。また、各受光素子e1,e2の近傍に形成された各受光素子E1〜E4、および各受光素子f1,f2の近傍に形成された各受光素子F1〜F4についても、第1増幅回路21の増幅器22との非接続状態が維持されると共に、バイアス電源44に接続されて逆バイアス電圧の印加状態が維持されるため、発生したキャリアが、近傍に形成された各受光素子e1,e2および各受光素子f1,f2に流れる各光電流に影響を与えるという事態を確実に回避することができる。
このように、この受光装置4および光ピックアップ装置1では、記録型DVDへの記録、DVDの再生、記録型CDへの記録、およびCDの再生のいずれの処理においても、共通する1つの第2増幅回路41に接続されているDVD用の第1増幅回路21、CD用の第1増幅回路31、第1増幅回路21に接続されている各受光素子A等、および第1増幅回路31に接続されている各受光素子a等に関して、対応する波長のレーザー光を受光して作動させる受光素子(使用する受光素子)については対応する第1増幅回路21,31との接続状態が維持されると共に逆バイアス電圧の非印加状態が維持され、かつこの受光素子が接続された第1増幅回路21,31については作動状態に制御される。一方、対応しない波長のレーザー光を受光する可能性のある受光素子(使用されない受光素子)については対応する第1増幅回路21,31との非接続状態が維持されると共に逆バイアス電圧の印加状態が維持され、かつこの使用されない受光素子に対応する第1増幅回路21,31については停止状態に制御される。したがって、この受光装置4および光ピックアップ装置1によれば、使用されない受光素子が対応しない波長のレーザー光を入射したとしても、その第1半導体層中に発生したキャリアが光電流としてこの受光素子から出力されるため、このキャリアが第1半導体層内に蓄積されて第1半導体層中を拡散するという事態を回避することができる。これにより、使用されない受光素子の第1半導体層中に発生したキャリアが、使用されている受光素子に達してこれらの受光素子に発生したキャリア、すなわちこの受光素子に流れる光電流に漏れ込んで影響を与えることを確実に回避することができる。また、作動中の第1増幅回路を除く他のすべての第1増幅回路の作動を停止させることにより、受光素子の非接続状態でこれら第1増幅回路が作動する事態を確実に防止することができる。したがって、第2増幅回路41の共有化を図ってチップサイズの拡大を抑制しつつ、変換部から出力される電圧信号に含まれるノイズ成分を十分に低減することができる。
また、この受光装置4および光ピックアップ装置1では、バイアス電源44および各スイッチ回路42,43を備え、使用される受光素子については、スイッチ回路42,43により、バイアス電源44との非接続状態が維持されて直流定電圧(逆バイアス電圧)Vbsの非印加状態が維持されると共に、対応する第1増幅回路21,31との接続状態が維持される。一方、使用されない受光素子については、スイッチ回路42,43により、バイアス電源44との接続状態が維持されて直流定電圧(逆バイアス電圧)Vbsの印加状態が維持されると共に、対応する第1増幅回路21,31との非接続状態が維持される。したがって、この受光装置4および光ピックアップ装置1によれば、使用されない受光素子に対して、専用のバイアス電源44から直流定電圧(逆バイアス電圧)Vbsを印加して、作動し得る状態に確実に移行させることができるため、使用される受光素子が接続されている変換部13a〜13hから出力される電圧信号Va〜Vhに含まれるノイズ成分を確実に低減することができる。
なお、本発明は、上記の構成に限定されない。例えば、各第1増幅回路21,31の増幅器22,32に対する動作制御(作動状態にするか停止状態にするかの制御)と、各スイッチ回路42,43に対する切替制御を1つの制御信号S1で行う例について上記したが、個別の制御信号で動作制御や切替制御を行う構成を採用することもできる。また、回路数が4極の1つのスイッチ回路で、各スイッチ回路42,43を構成することもできるし、1極の4つのスイッチ回路で、各スイッチ回路42,43を構成することもできる。
また、CDの記録・再生に必要な780nm帯レーザー光とDVDの記録・再生に必要な650nm帯レーザー光を一つのパッケージから出力する2波長レーザーダイオードに対応して2個(n=2)の受光部11,12を備えた受光装置4を例に挙げて説明したが、受光装置の受光部の数は受光するレーザー光の波長の種類に対応させて3個以上とすることもでき、この構成においても本発明を適用できるのは勿論である。例えば、上記の780nm帯レーザー光と650nm帯レーザー光とに加えて、さらにBD(Blu−ray Disc(登録商標))の記録・再生に必要な405nm帯レーザー光も出力可能な3波長レーザーダイオードを用いた光ピックアップ装置では、図示はしないが、共通の1つの第2増幅回路41に接続される第1増幅回路の数を3つとし、各第1増幅回路と対応する各受光素子との間にそれぞれスイッチ回路42,43と同種のスイッチ回路を配設して、対応する第1増幅回路における増幅器の反転入力部およびバイアス電源44のいずれか一方に対して受光素子のカソード端子を選択的に接続する。また、この光ピックアップ装置では、3個の受光素子のうちの1つの受光素子およびこの1つの受光素子に対応する第1増幅回路を作動させているときに、スイッチ回路により、作動中の受光素子を除く他のすべて(他の2つ)の受光素子に対して、対応する第1増幅回路との接続を解除すると共にバイアス電源44から直流定電圧(逆バイアス電圧)Vbsを印加し、かつ作動中の第1増幅回路を除く他のすべて(他の2つ)の第1増幅回路の作動を停止させる。
光ピックアップ装置1の構成図である。 受光装置4の構成図である。 受光装置4の平面図である。 変換部13a〜13hの構成図である。 制御信号S1の非入力・入力状態と、増幅器22の作動・作動停止状態、および各スイッチ回路42,43のオン・オフ状態との関係を示す関係図である。 図3におけるX−X線断面図(受光素子A,B,a,bの断面図)である。
符号の説明
1 光ピックアップ装置
2 レーザーダイオード
3 光学系
4 受光装置
21,31 第1増幅回路(前段増幅器)
22,32 増幅器
A〜D,a〜d,E1〜E4,F1〜F4,e1,e2,f1,f2 受光素子
Vbs 直流定電圧

Claims (3)

  1. n(nは2以上の整数)種類の異なる波長にそれぞれ対応して同一半導体チップ上に形成されたn個の受光素子と、
    作動・作動停止制御が可能に構成されると共に前記各受光素子のうちの対応する1つが接続され、かつ当該接続された受光素子を逆バイアス状態に移行させると共に当該受光素子を流れる光電流を電圧信号に変換するn個の前段増幅器と、
    前記各前段増幅器から出力される前記電圧信号を増幅する1つの後段増幅器とを備え、
    前記n個の受光素子のうちの少なくとも1つの受光素子および当該少なくとも1つの受光素子に対応する前記前段増幅器を作動させているときに、当該作動中の受光素子を除く他のすべての受光素子に対して対応する前記前段増幅器との接続を解除すると共に逆バイアス電圧を印加し、かつ当該作動中の前段増幅器を除く他のすべての前段増幅器の作動を停止させる光ピックアップ用受光装置。
  2. 前記逆バイアス電圧を生成する電源と、
    前記各受光素子に対する前記電源からの前記逆バイアス電圧の印加および非印加を切り替えると共に当該各受光素子と前記対応する前段増幅器との接続および非接続を切り替えるスイッチ回路とを備え、
    前記スイッチ回路は、前記少なくとも1つの受光素子および当該少なくとも1つの受光素子に対応する前記前段増幅器を作動させるときに、当該少なくとも1つの受光素子に対して前記逆バイアス電圧を非印加状態に維持すると共に、当該少なくとも1つの受光素子と対応する前記前段増幅器とを接続状態に維持し、かつ前記作動中の受光素子を除く他のすべての受光素子に対する前記逆バイアス電圧を印加状態に維持すると共に前記対応する前段増幅器との非接続状態を維持する請求項1記載のピックアップ用受光装置。
  3. 請求項1または2記載の光ピックアップ用受光装置と、
    n種類の異なる波長のレーザー光を出射する発光部と、
    前記レーザー光を光ディスクに照射すると共に当該光ディスクからの反射光を前記光ピックアップ用受光装置に導く光学系とを備えている光ピックアップ装置。
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