JP2008194882A - コンクリート製品の製造方法およびコンクリート製品 - Google Patents
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Abstract
【手段】 内側に合成樹脂が具備されたコンクリート製品の製造方法であって、スランプフローが65cm以上の高流動コンクリートを調製し、コンクリート打設後に取り外すことなくコンクリート製品の内面側を構成させる合成樹脂からなる内側の枠と、外側の型枠との間に、前記調製されたコンクリートを打設し、前記内側の枠及び外側の型枠を静置させたまま前記コンクリートを成形することを特徴とするコンクリート製品の製造方法による。
【選択図】 なし
Description
しかしながら、成形後の型崩れや変形、ダレ等を起こさないようにセメントペースト量を少なくし、また、水セメント比の小さい固練りのコンクリートを使用しているため、強力な振動下においても充填不足を招きやすく、その結果として振圧成形法によって得られるコンクリート管の表面には、角欠けや豆板等の空隙が生じやすいという問題を有している。
一方、合成樹脂管が内側に設けられたコンクリート管の製造方法であって、振圧成形法を採用したものとして、下記特許文献1のような技術がある。この当該特許文献1には、コンクリート管の内面となるように合成樹脂管を長手方向に立設して内型枠を形成するとともに、その合成樹脂管の外周面に接着剤を塗布し、さらに、内型枠の外側に所定間隔で内型枠と平行に外型枠を立設し、その後、内型枠と外型枠の間にコンクリートを打設する方法が開示されている。
さらに、遠心成形法や振圧成形法のような特別な装置を必要としないために生産性が高く且つ作業環境が良好であり、遠心成形時のノロのようなスラッジの発生もなく、表面美観に優れたコンクリート製品を簡易に製造することができる。
さらに、本発明に係るコンクリート製品は、表面美観に優れるとともに、製造コストの安価なものとなる。
従って、例えば、上記JIS記載の試験方法で得られた測定結果が、70.0×69.0(cm×cm)のスランプフローであった場合には、その平均値である69.5(cm)が本発明におけるスランプフローとなる。
斯かる性状の高流動コンクリートを使用すると、材料分離を起こすことなく型枠内に該コンクリートを均一且つ速やかに充填することができる。
尚、ここでいう水/結合材比とは、結合材となるセメント、及びポゾラン活性又は水硬性を有するセメント用混和材(例えば、シリカフューム、フライアッシュ、高炉スラグ微粉末など)の合計重量に対する水の重量比(%)である。
即ち、シリカフュームや減水剤等を配合して高流動コンクリートを調製することにより、水/結合材比を低く保ちつつフレッシュ状態における流動性を高めることができ、従って、硬化後のコンクリート製品の強度を高めうるという効果がある。
尚、シリカフュームのpHは、JIS Z 8802−1986「pH測定法」に基づいて測定されるものである。
尚、コンクリートの膨張量は、前記JIS A 6202 附属書2「膨張コンクリートの拘束膨張及び収縮試験方法」のB法に基づいて得られた「長さ変化率Lr(%)」を割合に換算した値、即ち、該「長さ変化率Lr(%)」を更に100で除した値をいう。
また、シリカフュームと膨張材とを併用する場合、シリカフュームと膨張材の混合比率(重量比)を、シリカフューム:膨張材=60:40〜70:30とすることが好ましく、シリカフューム:膨張材=60:40〜65:35とすることがより好ましい。
斯かる範囲の水/結合材比とすることにより、型枠への充填時においては優れた自己充填性を維持しつつ、充填した後には短時間での脱型が可能となり、しかも製造されたコンクリート製品は圧縮強度及び外圧強度の高いものとなる。
特に、水/結合材比を10〜20%として高強度のコンクリート管を製造することにより、製造されたコンクリート管は、推進管工法を採用して地中に敷設することが可能なものとなる。
また、本発明に係るコンクリート製品の製造方法によれば、成形時に大きな騒音が発生しないために作業環境が良好となり、スラッジも発生しないためにその処理費用が必要となることもない。
さらに、遠心成形装置や振動成形装置のような大型の装置を必要としないため、設備投資に要する費用が従来よりも安価になるという利点もある。
加えて、コンクリートと合成樹脂との一体性に優れたコンクリート製品が提供されるという利点がある。
調製例1〜5のコンクリートに関し、該コンクリートを調製した際のフレッシュ性状として、JIS A 1150「コンクリートのスランプフロー試験方法」に規定されたスランプフローを測定した。測定結果を下記表3に示す。
JIS A 1108「コンクリートの圧縮強度試験方法」に規定された試験方法に基
づき、調製例1〜5のコンクリートについて、φ10×20cm供試体の材齢14日の圧縮強度を測定した。測定結果を下記表3に示す。
JIS A 6202 附属書2「膨張コンクリートの拘束膨張及び収縮試験方法」のB法に準じてコンクリートの膨張量の測定を行った。結果を下記表3に示す。
合成樹脂管(外径114mm、管厚3.1mm、有効長300mm)を内枠として設置するとともに外側の型枠(外径200mm、管厚2.3mm、有効長300mm)を設置し、その合成樹脂管からなる内枠と、外側の型枠との間に、前記調製例によって得られたコンクリートを打設した。打設に際しては、前記型枠を有効長方向が鉛直となるように載置し、該型枠の上方からコンクリートを100mm/secの速度で流し込む方法により行った。次いで、打設後24時間で脱型し、材齢14日となるまで標準養生(20℃、水中)を行うことによりコンクリート管を作製した。
得られたコンクリート管を目視により観察し、表面美観の評価を行った。評価結果を下記表4に示す。
得られたコンクリート管を、径方向から外圧が加わるように耐圧試験機に設置し、載荷速度0.5mm/minで荷重を加え、ひび割れが確認された時点における荷重(kN/m)を測定し、ひび割れ荷重とした。結果を下記表4に示す。
Claims (6)
- 内側に合成樹脂が具備されたコンクリート製品の製造方法であって、スランプフローが65cm以上の高流動コンクリートを調製し、コンクリート打設後に取り外すことなくコンクリート製品の内面側を構成させる合成樹脂からなる内側の枠と、外側の型枠との間に、前記調製されたコンクリートを打設し、前記内側の枠及び外側の型枠を静置させたまま前記コンクリートを成形することを特徴とするコンクリート製品の製造方法。
- 前記高流動コンクリートが、スランプフロー50cm到達時間が5〜10秒であることを特徴とする請求項1記載のコンクリート製品の製造方法。
- 前記高流動コンクリートには、膨張材が添加されていることを特徴とする請求項1又は2記載のコンクリート製品の製造方法。
- コンクリートの膨張量が、150×10-6〜1000×10-6となるように、前記膨張材が添加されていることを特徴とする請求項3記載のコンクリート製品の製造方法。
- 前記膨張材がカルシウムサルホアルミネート系膨張材であり、該膨張材の添加量が、コンクリート1m3当り20〜50kgであることを特徴とする請求項3又は4記載のコンクリート製品の製造方法。
- 請求項1乃至5の何れかに記載のコンクリート製品の製造方法により製造されたことを特徴とするコンクリート製品。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2007030380A JP2008194882A (ja) | 2007-02-09 | 2007-02-09 | コンクリート製品の製造方法およびコンクリート製品 |
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| JP2008194882A true JP2008194882A (ja) | 2008-08-28 |
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| JP (1) | JP2008194882A (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58173219A (ja) * | 1982-04-05 | 1983-10-12 | Maeda Seikan Kk | 複合パイル |
| JP2001232620A (ja) * | 2000-02-24 | 2001-08-28 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | コンクリート管の製造方法 |
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2007
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Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2001232620A (ja) * | 2000-02-24 | 2001-08-28 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | コンクリート管の製造方法 |
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| JPN6012057288; コンクリート総覧 , 19980610, P.98〜100, 技術書院 * |
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