JP2008193159A - 信号処理装置 - Google Patents
信号処理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008193159A JP2008193159A JP2007022304A JP2007022304A JP2008193159A JP 2008193159 A JP2008193159 A JP 2008193159A JP 2007022304 A JP2007022304 A JP 2007022304A JP 2007022304 A JP2007022304 A JP 2007022304A JP 2008193159 A JP2008193159 A JP 2008193159A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- signal
- quantizer
- threshold values
- threshold
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
- Amplifiers (AREA)
Abstract
【課題】1ビットアンプを搭載する機器の仕様や状態に応じた、様々な情報に基づいて、量子化器の2つの閾値を設定し、スイッチング回路のスイッチング周波数を制御することが可能な1ビットアンプを提供する。
【解決手段】本発明の1ビットアンプ1は、第1の電気信号を積分する積分器群11と、積分器群11からの信号を、2つの閾値で量子化し、3値デジタル信号を出力する量子化器12と、量子化器12からの3値デジタル信号の電力を増幅し、出力するスイッチング回路20と、量子化器の2つの閾値を変更する閾値変更回路40とを備えた信号処理装置であって、閾値変更回路40は、外部からの2つの閾値を設定するための元信号に基づいて、量子化器12の2つの閾値を設定する。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の1ビットアンプ1は、第1の電気信号を積分する積分器群11と、積分器群11からの信号を、2つの閾値で量子化し、3値デジタル信号を出力する量子化器12と、量子化器12からの3値デジタル信号の電力を増幅し、出力するスイッチング回路20と、量子化器の2つの閾値を変更する閾値変更回路40とを備えた信号処理装置であって、閾値変更回路40は、外部からの2つの閾値を設定するための元信号に基づいて、量子化器12の2つの閾値を設定する。
【選択図】図1
Description
本発明は、入力された外部からの電気信号を、ΔΣ変調を用いて、3値デジタル信号に変調し、該3値デジタル信号の電力を増幅して、アナログ信号を出力する信号処理装置に関するものである。
近年、1ビットアンプと呼ばれる、ΔΣ変調方式を採用したスイッチングアンプは、変換効率や集積回路での実現性が優れていることから、広く使用されている。
上記1ビットアンプにおいては、アナログオーディオ信号またはデジタルオーディオ信号である電気信号を、ΔΣ変調することにより、デジタル信号を生成し、このデジタル信号を、スイッチング回路で所定の振幅に増幅する方法が利用されている。
ここで、図15を参照して、ΔΣ変調を用いた、1ビットアンプを説明する。
図15は、ΔΣ変調回路、およびスイッチング回路を備えた、1ビットアンプの構成の一例を示すブロック図である。
図15は、ΔΣ変調回路、およびスイッチング回路を備えた、1ビットアンプの構成の一例を示すブロック図である。
同図に示すように、1ビットアンプ100は、ΔΣ変調回路110と、スイッチング回路120とにより構成されており、さらに、ΔΣ変調回路110は、積分器群111と、量子化器112とから構成される。
以下に、1ビットアンプ100における制御について説明する。入力部(図示せず)からのアナログオーディオ信号またはデジタルオーディオ信号である電気信号は、ΔΣ変調回路110に入力される。ΔΣ変調回路110に入力された電気信号は、積分器群111により積分され、積分されたデータを、量子化器112が量子化し、3値デジタル信号に変調する。次に、ΔΣ変調回路110で生成された3値デジタル信号は、スイッチング回路120に入力される。スイッチング回路120は、入力した3値デジタル信号の値に基づいて、内部に備えたスイッチのON・OFFを切り替え、3値デジタル信号の電力を増幅し、スピーカー130に出力している。
なお、量子化器112は、内部に2つの閾値であるHigh側スレッショールド(以下、閾値Aとする)およびLow側スレッショールド(以下、閾値Bとする)を有し、積分器群111からの信号に対して、この2つの閾値Aおよび閾値Bで量子化して、3値デジタル信号を生成している。
ここで、外部からΔΣ変調回路110へ入力されたオーディオ信号をS(t)とし、積分器群111から量子化器112への出力信号をX(t)とする。さらに、S(t)がフルスイングのオーディオ信号であった場合の、X(t)から出力される信号を「−2<X(t)<2」とすると、例えば、
X(t)≦−(2/3) の場合、量子化器112より出力される3値デジタル信号の値は、『−1』となり、
−(2/3)<X(t)<(2/3)の場合、量子化器112より出力される3値デジタル信号の値は、『0』となり、
(2/3)≦X(t)の場合、量子化器112より出力される3値デジタル信号の値は、『+1』となる。このとき、量子化器112における2つの閾値は、閾値Aが(2/3)であり、閾値Bが−(2/3)としている。
X(t)≦−(2/3) の場合、量子化器112より出力される3値デジタル信号の値は、『−1』となり、
−(2/3)<X(t)<(2/3)の場合、量子化器112より出力される3値デジタル信号の値は、『0』となり、
(2/3)≦X(t)の場合、量子化器112より出力される3値デジタル信号の値は、『+1』となる。このとき、量子化器112における2つの閾値は、閾値Aが(2/3)であり、閾値Bが−(2/3)としている。
ここで、上記閾値Aおよび閾値Bの差を大きくした場合、たとえば、閾値Aを(4/3)とし、閾値Bを−(4/3)とした場合、量子化器112において、『0』を出力する範囲を広くすることになる。このとき、ΔΣ変調回路110に、たとえ振幅が大きい信号が入力された場合でも、量子化器112からの出力は、『0』となりやすくなる。結果、量子化器112における2つの閾値の差を大きくすることにより、3値デジタル信号の値は、『0』から『−1』や『+1』に切り替わりにくくなり、3値デジタル信号に基づいてスイッチのON・OFFを切り替える、スイッチング回路120のスイッチング周波数が低くなる。
一方、上記閾値Aおよび閾値Bの差を小さくした場合、たとえば、閾値Aを(1/3)とし、閾値Bを−(1/3)とした場合、ΔΣ変調回路110に、振幅が小さい信号が入力された場合でも、量子化器112からの出力値は、『+1』または『−1』に切り替わりやすくなる。結果、量子化器112における2つの閾値の差を小さくすることにより、3値デジタル信号の値は切り替わりやすくなり、3値デジタル信号に基づいてスイッチのON・OFF切り替える、スイッチング回路120のスイッチング周波数が高くなる。
ここで、1ビットアンプ100では、量子化器112における2つの閾値の差を小さくし、スイッチング周波数を高くするほど、積分器群111からの出力信号に対する、時間分解能が上がり、オーディオ性能が向上することになる。
しかしながら、オーディオ性能が向上することに反して、スイッチング周波数が高くなると、スイッチング回路120より出力される信号のTHD(Total Harmonic Distortion)や、スイッチング回路120における発熱、不要輻射および消費電力が問題となる。なお、上記THDは、信号波形の歪みの度合いを数値化したものである。
具体的には、スイッチング周波数が高くなると、スイッチング回路120で発生する非線型成分や、オーバーシュートなどの波形崩れの、1つのスイッチングパルスあたりの影響が、相対的に大きくなり、THDが悪化することになる。
また、スイッチング回路120内のスイッチがONからOFFへ、またはOFFからONへの切り替わる際に、スイッチの電力損失が発生する。この電力損失は熱に変換され、スイッチング周波数が高くなるにつれ、スイッチの切り替え回数が多くなるため、消費される電力と、スイッチによって発せられる熱とが高くなるという問題が発生する。
さらに、スイッチング周波数が高くなることの、もう1つの弊害として、EMI(Electromagnetic Interference:電磁障害)を引き起こす不要輻射等の電磁波ノイズが増えるという問題がある。この不要輻射等の電磁波ノイズは、国際的な規格によって、ある一定のレベルに抑えることに決められている。したがって、上記不要輻射等の電磁波ノイズを対策するためには、新たな部品等がオーディオ機器に必要となり、さらなるコストアップにつながるという問題が発生する。
以上のように、1ビットアンプ100のオーディオ性能と、THD、発熱、不要輻射、および消費電力とは、相反する関係となる。
なお、特許文献1では、ΔΣ変調回路に入力されるオーディオ信号の波高値に基づいて、量子化器の閾値を設定する方法が開示されている。
特開平7−131881号(平成7年5月19日 公開)
1ビットアンプ100は、様々な種類の機器に搭載されるため、搭載される機器の仕様や状態に応じた、様々な情報に基づいて、スイッチング回路120のスイッチング周波数を制御する必要がある。
しかしながら、特許文献1においては、ΔΣ変調回路110に入力される情報は、オーディオ信号の波高値のみであるため、1ビットアンプ100を搭載する機器の仕様や状態に応じて、スイッチング回路120のスイッチング周波数を制御していることができない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、信号処理装置を搭載する機器の仕様や状態に応じた、様々な情報に基づいて、量子化器の2つの閾値を設定し、スイッチング回路のスイッチング周波数を制御することが可能な、信号処理装置を提供することにある。
本発明に係る信号処理装置は、上記課題を解決するために、
第1の電気信号を積分する積分回路と、上記積分回路からの信号を、2つの閾値で量子化し、3値デジタル信号を出力する量子化器と、上記量子化器からの3値デジタル信号の電力を増幅し、出力するスイッチング回路と、上記量子化器の2つの閾値を変更する閾値変更回路とを備えた信号処理装置であって、上記閾値変更回路は、外部からの上記2つの閾値を設定するための元信号に基づいて、上記量子化器の2つの閾値を設定することを特徴としている。
第1の電気信号を積分する積分回路と、上記積分回路からの信号を、2つの閾値で量子化し、3値デジタル信号を出力する量子化器と、上記量子化器からの3値デジタル信号の電力を増幅し、出力するスイッチング回路と、上記量子化器の2つの閾値を変更する閾値変更回路とを備えた信号処理装置であって、上記閾値変更回路は、外部からの上記2つの閾値を設定するための元信号に基づいて、上記量子化器の2つの閾値を設定することを特徴としている。
上記の構成によれば、信号処理装置は、入力した第1の電気信号を、積分回路によって積分する。次に、積分回路によって積分されたデータは、上記量子化器によって、量子化器における2つの閾値で量子化され、3値デジタル信号に変調される。次に、スイッチング回路は、量子化器で変調された3値デジタル信号の値に基づいて、スイッチング回路内のスイッチの切り替えを行い、3値デジタル信号の電力を増幅して出力している。
さらに、上記信号処理装置は、量子化器における2つの閾値を変更する、閾値変更回路を備えている。閾値変更回路は、外部からの2つの閾値を設定するための元信号に基づいて、量子化器の2つの閾値を設定している。
ここで、閾値変更回路は、外部から入力した元信号に基づいて、量子化器における2つの閾値を変更することで、量子化器より出力される3値デジタル信号の周波数は変化し、結果、スイッチング回路におけるスイッチング周波数を変更することとなる。閾値変更回路が、量子化器における2つの閾値を、2つの閾値の差が小さくなるような値に設定することにより、スイッチング回路のスイッチング周波数を高くすることになる。さらに、閾値変更回路の2つの閾値を、2つの閾値の差が小さくなるような値に設定することにより、量子化器から出力される3値デジタル信号の周波数は高くなり、量子化器によって発生する量子化ノイズを低減することができる。結果、量子化器より出力される信号の理論SNRの値は大きくなり、理論SNRの値が大きい高性能の信号を、信号処理装置は出力できることになる。
一方、閾値変更回路が、量子化器における2つの閾値を、2つの閾値の差が大きくなるような値に設定することにより、スイッチング回路のスイッチング周波数を低くすることになる。結果、スイッチング周波数を低くすると、スイッチング回路におけるスイッチのON,OFFの切り替えによって発生する電力損失を抑えることになり、スイッチング回路における発熱や消費電力を抑えることとなる。さらには、スイッチング回路のスイッチング周波数を低くすることにより、スイッチング回路から出力される信号の波形の歪みであるTHDを低減することになり、また、不要輻射を低減することにもなる。
以上のように、上記信号処理装置は、外部からの量子化器の2つの閾値を設定するための元信号に基づいて、スイッチング回路におけるスイッチング周波数を制御することが可能となる。ここで、外部より信号処理装置に入力される元信号を、信号処理装置が搭載される機器の仕様や状態に応じて変化させることにより、信号処理装置が搭載される機器の仕様や状態に応じた、様々な情報に基づいて、スイッチング回路のスイッチング周波数を制御することが可能となる効果を奏する。
例えば、信号処理装置を搭載する機器が、携帯型の機器であった場合、低消費電力を目的とした仕様になる。このような場合は、外部より信号処理装置に入力される元信号として、量子化器における2つの閾値の差を大きくする信号を、信号処理装置に入力することで、閾値変更回路は、量子化器における2つの閾値の差を大きくし、スイッチング周波数を低くする。結果、信号処理装置の消費電力を低減することが可能となる。
また、例えば、信号処理装置を備える機器がオーディオ機器であり、ユーザーが信号処理装置の出力先であるスピーカーを、異なる機種のスピーカーに交換した場合、信号処理装置の出力先となるスピーカーのインピーダンス等の特性が変わる。これに伴い、量子化器における2つの閾値の、最適な値も変わることになる。このような場合も、外部より信号処理装置に入力される元信号として、交換したスピーカーの機種に応じた2つの閾値を、信号処理装置に入力することにより、量子化器における2つの閾値を、最適な値に設定することが可能となる。
以上のように、本発明の信号処理装置は閾値変更回路を備え、かつ、閾値変更回路が、外部からの2つの閾値を設定するための元信号に基づいて、量子化器の2つの閾値を設定し、スイッチング回路のスイッチング周波数を制御している。さらに、上記元信号を、信号処理装置を搭載する機器の仕様や状態に応じて変化させることにより、信号処理装置は、信号処理装置を搭載する機器の仕様や状態に応じた、様々な情報に基づき、スイッチング回路のスイッチング周波数を制御することが可能となる効果を奏する。
本発明に係る信号処理装置は、
少なくとも上記積分回路と量子化器とから構成されるΔΣ変調回路を有しており、
上記第1の電気信号は、ΔΣ変調回路の外部から入力される第2の電気信号と量子化器またはスイッチング回路からの出力信号とを減算して求められるものであり、外部からの上記2つの閾値を変更するための元信号として、上記閾値変更回路には、上記第2の電気信号を減衰または増幅する、上記第2の電気信号の減衰率または増幅率が入力されるようになっており、上記減衰率または増幅率のそれぞれの値に対応する、2つの閾値が複数組記録された記録手段を備え、上記閾値変更回路は、上記量子化器の2つの閾値を、上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値のうち、入力された減衰率または増幅率に対応する、2つの閾値に設定することを特徴としている。
少なくとも上記積分回路と量子化器とから構成されるΔΣ変調回路を有しており、
上記第1の電気信号は、ΔΣ変調回路の外部から入力される第2の電気信号と量子化器またはスイッチング回路からの出力信号とを減算して求められるものであり、外部からの上記2つの閾値を変更するための元信号として、上記閾値変更回路には、上記第2の電気信号を減衰または増幅する、上記第2の電気信号の減衰率または増幅率が入力されるようになっており、上記減衰率または増幅率のそれぞれの値に対応する、2つの閾値が複数組記録された記録手段を備え、上記閾値変更回路は、上記量子化器の2つの閾値を、上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値のうち、入力された減衰率または増幅率に対応する、2つの閾値に設定することを特徴としている。
上記信号処理装置を搭載する機器は、上記信号処理装置に入力される第2の電気信号に、減衰率または増幅率を掛けており、この減衰率または増幅率を調整することで、出力する信号のボリュームを調整している。つまり、信号処理装置を搭載する機器が、ユーザーよりボリュームを小さくする指示を受けた場合、信号処理装置を搭載する機器は、第2の電気信号に掛ける減衰率を大きくして、信号処理装置に入力される第2の電気信号の振幅を小さくする。一方、信号処理装置を搭載する機器が、ユーザーよりボリュームを大きくする指示を受けた場合、信号処理装置を搭載する機器は、第2の電気信号に掛ける増幅率を大きくして、信号処理装置に入力される第2の電気信号の振幅を大きくする。
ここで、閾値変更回路は、第2の電気信号を減衰または増幅する、減衰率または増幅率を入力している。さらに、閾値変更回路は、第2の電気信号に掛ける減衰率または増幅率のそれぞれの値に対応する、2つの閾値が複数組記録された記録手段を備えている。閾値変更回路は、入力された減衰率または増幅率に対応する2つの閾値を、記録手段より取得する。次に、閾値変更回路は、記録手段から取得した2つの閾値を、量子化器に出力することにより、量子化器の2つの閾値を設定している。
以上のように、上記信号処理装置は、第2の電気信号を減衰または増幅する、減衰率または増幅率に基づき、量子化器の2つの閾値を変更することができ、結果、スイッチング回路のスイッチング周波数を調整することが可能となる。よって、上記信号処理装置は、量子化器の2つの閾値を、減衰率または増幅率に応じた、最適な値に設定できるという効果を奏する。
さらに、本発明に係る信号処理装置は、上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値は、上記減衰率が大きければ大きいほど、上記量子化器の2つの閾値の差が小さくなる値となり、上記増幅率が大きければ大きいほど、上記量子化器の2つの閾値の差が大きくなる値となることを特徴としている。
ここで、第2の電気信号を減衰する減衰率が大きい場合、言い換えれば、信号処理装置に入力される第2の電気信号の振幅が小さくなる場合には、量子化器から出力される信号の理論SNRが小さくなり、結果、オーディオ性能が悪くなる。これは、信号処理装置に入力される第2の電気信号の振幅が小さい場合には、量子化器から出力される3値デジタル信号の周波数が低くなることに起因する。この問題を解決するためには、信号処理装置に入力される第2の電気信号の振幅が小さくなる場合には、量子化器における2つの閾値の差を小さい値に変更して、量子化器から出力される3値デジタル信号の周波数の低下を、言い換えれば、スイッチング回路のスイッチング周波数の低下を防ぐ必要がある。
ここで、上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値は、上記減衰率が大きければ大きいほど、上記量子化器の2つの閾値の差が小さくなる値となり、上記増幅率が大きければ大きいほど、上記量子化器の2つの閾値の差が大きくなる値となっている。
したがって、第2の電気信号を減衰する減衰率が大きい場合には、閾値変更回路は、量子化器の2つの閾値を、量子化器の2つの閾値の差が小さくなるような値に設定し、スイッチング回路のスイッチング周波数が低下することを防ぐことができる。結果、信号処理装置は、スイッチング周波数の低下を防ぐことにより、オーディオ性能の低下を防止することができるという効果を奏する。
また、第2の電気信号を増幅する増幅率が大きい場合には、閾値変更回路は、量子化器の2つの閾値を、量子化器の2つの閾値の差が大きくなるような値に設定し、スイッチング回路のスイッチング周波数を増加させることができる。結果、信号処理装置は、スイッチング周波数を増加させることにより、スイッチング回路における発熱や消費電力や不要輻射を低減する効果を奏する。
本発明に係る信号処理装置は、
外部からの上記2つの閾値を変更するための元信号として、上記閾値変更回路には、上記信号処理装置を搭載する機器のバッテリー残量を示す信号が入力されるようになっており、上記バッテリー残量を示す信号のそれぞれの値に対応する、2つの閾値が複数組記録された記録手段を備え、上記閾値変更回路は、上記量子化器の2つの閾値を、上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値のうち、入力されたバッテリー残量を示す信号の値に対応する、2つの閾値に設定することを特徴としている。
外部からの上記2つの閾値を変更するための元信号として、上記閾値変更回路には、上記信号処理装置を搭載する機器のバッテリー残量を示す信号が入力されるようになっており、上記バッテリー残量を示す信号のそれぞれの値に対応する、2つの閾値が複数組記録された記録手段を備え、上記閾値変更回路は、上記量子化器の2つの閾値を、上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値のうち、入力されたバッテリー残量を示す信号の値に対応する、2つの閾値に設定することを特徴としている。
上記の構成によれば、閾値変更回路は、信号処理装置が搭載された機器のバッテリー残量を示す信号を入力している。さらに、閾値変更回路は、入力されたバッテリー残量に対応する2つの閾値を、記録手段より取得する。次に、閾値変更回路は、記録手段より取得した2つの閾値を、量子化器に出力することにより、量子化器の2つの閾値を設定している。
以上のように、上記信号処理装置は、信号処理装置が搭載された機器のバッテリー残量の情報に基づき、量子化器の2つの閾値を設定し、スイッチング回路のスイッチング周波数を制御することができる。よって、上記信号処理装置は、量子化器の2つの閾値を、搭載された機器のバッテリー残量に応じた、最適な値に設定できるという効果を奏する。
さらに、本発明に係る信号処理装置は、
上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値は、上記バッテリー残量が少なければ少ないほど、上記量子化器の2つの閾値の差が大きくなる値となることを特徴している。
上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値は、上記バッテリー残量が少なければ少ないほど、上記量子化器の2つの閾値の差が大きくなる値となることを特徴している。
上記の構成を備えたことにより、信号処理装置が搭載された機器のバッテリー残量が少ない場合、閾値変更回路は、量子化器における2つの閾値の差を大きくして、スイッチング周波数を低減することができる。結果、信号処理装置は、スイッチング周波数を低減することにより、スイッチング回路における消費電力を低減することが可能となる効果を奏する。
また、信号処理装置が搭載された機器のバッテリー残量が多い場合、閾値変更回路は、量子化器における2つの閾値の差を小さくして、スイッチング周波数を増加させることができる。結果、信号処理装置は、スイッチング周波数を増加させたことにより、オーディオ性能を向上させることができるという効果を奏する。
本発明に係る信号処理装置は、
第1の電気信号を積分する積分回路と、上記積分回路からの信号を、2つの閾値で量子化し、3値デジタル信号を出力する量子化器と、上記量子化器からの3値デジタル信号の電力を増幅し、出力するスイッチング回路と、上記量子化器の2つの閾値を変更する閾値変更回路とを備えた信号処理装置であって、上記閾値変更回路は、上記スイッチング回路の動作状態を反映した信号を入力し、その信号に基づいて、上記量子化器の2つの閾値を設定することを特徴としている。
第1の電気信号を積分する積分回路と、上記積分回路からの信号を、2つの閾値で量子化し、3値デジタル信号を出力する量子化器と、上記量子化器からの3値デジタル信号の電力を増幅し、出力するスイッチング回路と、上記量子化器の2つの閾値を変更する閾値変更回路とを備えた信号処理装置であって、上記閾値変更回路は、上記スイッチング回路の動作状態を反映した信号を入力し、その信号に基づいて、上記量子化器の2つの閾値を設定することを特徴としている。
上記の構成を備えたことにより、信号処理装置は、スイッチング回路からの情報に基づいて、量子化器の2つの閾値を設定している。ここで、スイッチング回路からの情報を、信号処理装置が搭載される機器の仕様や状態に応じて変化させることにより、信号処理装置は、スイッチング回路からの様々な情報に基づいて、量子化器の2つの閾値を設定することができ、さらに、スイッチング回路のスイッチング周波数を制御できるという効果を奏する。
本発明に係る信号処理装置は、
上記スイッチング回路の動作状態を反映した信号として、上記スイッチング回路におけるスイッチング回数を測定するスイッチング回数測定回路と、上記スイッチング回数測定回路にて測定された、スイッチング回数を示す信号のそれぞれの値に対応する、2つの閾値が複数組記録された記録手段とを備え、上記閾値変更回路には、上記スイッチング回数測定回路より、上記スイッチング回数を示す信号が入力されるようになっており、上記閾値変更回路は、上記量子化器の2つの閾値を、上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値のうち、入力された上記スイッチング回数を示す信号の値に対応する、2つの閾値に設定することを特徴としている。
上記スイッチング回路の動作状態を反映した信号として、上記スイッチング回路におけるスイッチング回数を測定するスイッチング回数測定回路と、上記スイッチング回数測定回路にて測定された、スイッチング回数を示す信号のそれぞれの値に対応する、2つの閾値が複数組記録された記録手段とを備え、上記閾値変更回路には、上記スイッチング回数測定回路より、上記スイッチング回数を示す信号が入力されるようになっており、上記閾値変更回路は、上記量子化器の2つの閾値を、上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値のうち、入力された上記スイッチング回数を示す信号の値に対応する、2つの閾値に設定することを特徴としている。
上記の構成によれば、信号処理装置は、スイッチング回路におけるスイッチング回数を測定するスイッチング回数測定回路を備えている。ここで、閾値変更回路は、スイッチング回数測定回路より、スイッチング回路からの情報として、スイッチング回路のスイッチング回数を示す信号を入力している。さらに、閾値変更回路は、スイッチング回数を示す信号のそれぞれの値に対応する、2つの閾値が複数組記録された記録手段を備えている。よって、閾値変更回路は、入力されたスイッチング回数に対応する2つの閾値を、記録手段より取得する。次に、閾値変更回路は、記録手段より取得した2つの閾値を、量子化器に出力することにより、量子化器の2つの閾値を変更している。
以上のように、上記信号処理装置は、スイッチング回路におけるスイッチング回数の情報に基づき、量子化器の2つの閾値を変更し、スイッチング回路におけるスイッチング回数を制御できる。よって、上記信号処理装置は、量子化器の2つの閾値を、スイッチング回路におけるスイッチング回数に応じた、最適な値に設定できるという効果を奏する。
さらに、本発明に係る信号処理装置は、
上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値は、上記スイッチング回数が少なければ少ないほど、上記量子化器の2つの閾値の差が小さくなる値となることを特徴としている。
上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値は、上記スイッチング回数が少なければ少ないほど、上記量子化器の2つの閾値の差が小さくなる値となることを特徴としている。
上記構成を備えたことにより、信号処理装置は、スイッチング回路におけるスイッチング回数が大きい場合、閾値変更回路によって、量子化器における2つの閾値の差を大きくして、スイッチング回数を低減できる。結果、信号処理装置は、スイッチング回路における発熱や消費電力や不要輻射を抑えることが可能となる効果を奏する。
また、信号処理装置は、スイッチング回路におけるスイッチング回数が小さい場合、閾値変更回路によって、量子化器における2つの閾値の差を小さくして、スイッチング回数を増加させることができる。結果、信号処理装置は、スイッチング回路より出力される信号のノイズレベルを低減することが可能となる効果を奏する。
本発明に係る信号処理装置は、
上記スイッチング回路の動作状態を反映した信号として、上記スイッチング回路における温度を測定する温度センサーと、上記温度センサーで測定された、上記スイッチング回路における温度のそれぞれの値に対応する、2つの閾値が複数組記録された記録手段とを備え、上記閾値変更回路には、上記温度センサーより、上記スイッチング回路の温度を示す信号が入力されるようになっており、上記閾値変更回路は、上記量子化器の2つの閾値を、上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値のうち、入力された上記スイッチング回路の温度に対応する、2つの閾値に設定することを特徴としている。
上記スイッチング回路の動作状態を反映した信号として、上記スイッチング回路における温度を測定する温度センサーと、上記温度センサーで測定された、上記スイッチング回路における温度のそれぞれの値に対応する、2つの閾値が複数組記録された記録手段とを備え、上記閾値変更回路には、上記温度センサーより、上記スイッチング回路の温度を示す信号が入力されるようになっており、上記閾値変更回路は、上記量子化器の2つの閾値を、上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値のうち、入力された上記スイッチング回路の温度に対応する、2つの閾値に設定することを特徴としている。
上記の構成によれば、信号処理装置は、スイッチング回路における温度を測定する温度センサーを備えている。ここで、閾値変更回路は、温度センサーより、スイッチング回路からの情報として、スイッチング回路における温度の情報を入力している。さらに、閾値変更回路は、スイッチング回路の温度のそれぞれの値に対応する、2つの閾値が複数組記録された記録手段を備えている。ここで、閾値変更回路は、入力されたスイッチング回路の温度に対応する2つの閾値を、記録手段より取得する。次に、閾値変更回路は、記録手段より取得した2つの閾値を、量子化器に出力することにより、量子化器の2つの閾値を設定している。
以上のように、信号処理装置は、温度センサーからのスイッチング回路の温度の情報を、閾値変更回路に入力することにより、スイッチング回路の温度に基づいて、量子化器の2つの閾値を設定し、スイッチング回路のスイッチング周波数を制御できる。よって、信号処理装置は、量子化器の2つの閾値を、スイッチング回路の温度に応じた、最適な値に設定できるという効果を奏する。
さらに、本発明の信号処理装置は、
上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値は、上記スイッチング回路の温度が高ければ高いほど、上記量子化器の2つの閾値の差が大きくなる値となることを特徴としている。
上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値は、上記スイッチング回路の温度が高ければ高いほど、上記量子化器の2つの閾値の差が大きくなる値となることを特徴としている。
上記構成を備えたことにより、信号処理装置は、スイッチング回路における温度が高い場合、閾値変更回路によって、量子化器の2つの閾値を、量子化器における2つの閾値の差が大きくなるように値を設定して、スイッチング回路におけるスイッチング回数を低減させることができる。
スイッチング回路の温度は、スイッチング回数が高くなることに伴い、上昇するため、スイッチング回数を低くすることにより、スイッチング回路の温度は低下する。
したがって、上記信号処理装置は、スイッチング回路における温度が高い場合、量子化器の2つの閾値の差を大きくして、スイッチング回路におけるスイッチング周波数を低減できる。結果、信号処理装置は、スイッチング周波数を低減することにより、スイッチング回路における温度を低下させる効果を奏する。
また、上記信号処理装置は、スイッチング回路における温度が低い場合、量子化器の2つの閾値の差を小さくして、スイッチング回路におけるスイッチング周波数を増加させることができる。結果、信号処理装置は、スイッチング周波数を増加させることにより、オーディオ性能を向上させることができるという効果を奏する。
さらに、スイッチング回路を構成する回路部品は、自身の発熱で破壊することがある。このような場合においても、閾値変更回路は、スイッチング回路の温度に基づいて、量子化器の2つの閾値を設定し、スイッチング回路の温度を調整することができるため、発熱による回路部品の破壊を防ぐ効果も奏する。
本発明に係る信号処理装置は、
上記スイッチング回路の動作状態を反映した信号として、上記スイッチング回路より出力される信号のノイズレベルを測定するノイズ測定回路と、上記ノイズ測定回路で測定された、上記ノイズレベルのそれぞれの値に対応する、2つの閾値が複数組記録した記録手段とを備え、
上記閾値変更回路には、上記ノイズ測定回路より、上記ノイズレベルを示す信号を入力するようになっており、上記閾値変更回路は、上記量子化器の2つの閾値を、上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値のうち、入力された上記ノイズレベルの値に対応する、2つの閾値に設定することを特徴としている。
上記スイッチング回路の動作状態を反映した信号として、上記スイッチング回路より出力される信号のノイズレベルを測定するノイズ測定回路と、上記ノイズ測定回路で測定された、上記ノイズレベルのそれぞれの値に対応する、2つの閾値が複数組記録した記録手段とを備え、
上記閾値変更回路には、上記ノイズ測定回路より、上記ノイズレベルを示す信号を入力するようになっており、上記閾値変更回路は、上記量子化器の2つの閾値を、上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値のうち、入力された上記ノイズレベルの値に対応する、2つの閾値に設定することを特徴としている。
上記の構成によれば、信号処理装置は、スイッチング回路より出力される信号のノイズレベルを測定する、ノイズ測定回路を備えている。閾値変更回路は、ノイズ測定回路によって測定されたノイズレベルの値を入力している。さらに、閾値変更回路は、ノイズレベルのそれぞれの値に対応する、2つの閾値が複数組記録された記録手段を備えている。ここで、閾値変更回路は、入力されたノイズレベルの値に対応する2つの閾値を、記録手段より取得する。閾値変更回路は、記録手段より取得した2つの閾値を、量子化器に出力することにより、量子化器の2つの閾値を変更している。
以上のように、上記信号処理装置は、スイッチング回路より出力される信号のノイズレベルであるノイズレベルに基づき、量子化器の2つの閾値を変更し、スイッチング回路におけるスイッチング周波数を制御できる。よって、上記信号処理装置は、量子化器の2つの閾値を、ノイズレベルに応じた、最適な値に設定できるという効果を奏する。
さらに、本発明に係る信号処理装置は、
上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値は、上記ノイズレベルが高ければ高いほど、上記量子化器の2つの閾値の差が小さくなる値となることを特徴としている。
上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値は、上記ノイズレベルが高ければ高いほど、上記量子化器の2つの閾値の差が小さくなる値となることを特徴としている。
上記の構成を備えたことにより、信号処理装置は、スイッチング回路より出力される信号のノイズレベルが高い場合、閾値変更回路によって、量子化器の2つの閾値の差を小さくして、スイッチング周波数を増加させることができる。結果、スイッチング回路より出力されるノイズレベルを低減することができるという効果を奏する。
また、信号処理装置は、スイッチング回路より出力される信号のノイズレベルが低い場合、閾値変更回路によって、量子化器の2つの閾値の差を大きくして、スイッチング周波数を低減できる。結果、信号処理装置は、スイッチング周波数を低減することにより、スイッチング回路における発熱や消費電力や不要輻射を低減する効果を奏する。
本発明に係る信号処理装置は、
少なくとも上記積分回路と量子化器とから構成されるΔΣ変調回路を有しており、上記第1の電気信号は、ΔΣ変調回路の外部から入力される第2の電気信号と量子化器またはスイッチング回路からの出力信号とを減算して求められるものであり、基準信号を生成する基準信号生成回路と、上記ΔΣ変調回路に入力する信号として、上記第2の電気信号または上記基準信号を選択可能なセレクタとを備えていることが好ましい。
少なくとも上記積分回路と量子化器とから構成されるΔΣ変調回路を有しており、上記第1の電気信号は、ΔΣ変調回路の外部から入力される第2の電気信号と量子化器またはスイッチング回路からの出力信号とを減算して求められるものであり、基準信号を生成する基準信号生成回路と、上記ΔΣ変調回路に入力する信号として、上記第2の電気信号または上記基準信号を選択可能なセレクタとを備えていることが好ましい。
上記の構成を備えたことにより、ノイズ測定回路によって、スイッチング回路から出力される信号のノイズレベルを測定する際に、ΔΣ変調回路に基準信号を入力することができる。
ここで、ノイズ測定回路によって、スイッチング回路より出力される出力信号のノイズレベルを測定する場合、基準信号測定回路からの基準信号を用いて測定することにより、ノイズ測定回路は、出力信号のノイズレベルを正確に測定することができる。これは、通常の第2の電気信号のように不確定な信号ではなく、予め定められた基準信号をΔΣ変調回路に入力することにより、ノイズ測定回路は、ノイズ成分と、基準信号との判別を容易に行うことができるためである。
したがって、上記信号処理装置は、正確に測定したノイズレベルに基づいて、量子化器の2つの閾値を変更することにより、量子化器の2つの閾値を、最適な値に正確に設定することが可能となる効果を奏する。
本発明に係る信号処理装置は、
上記スイッチング回路の動作状態を反映した信号として、上記スイッチング回路より出力される信号の波形の歪みを測定する歪み測定回路と、上記歪み測定回路で測定された上記波形の歪みを示す信号のそれぞれの値に対応する、複数の閾値を記録する記録手段とを備え、上記閾値変更回路には、上記歪み測定回路より、上記波形の歪みを示す信号を入力するようになっており、上記閾値変更回路は、上記量子化器の2つの閾値を、上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値のうち、入力された上記波形の歪みを示す信号の値に対応する、2つの閾値に設定することを特徴としている。
上記スイッチング回路の動作状態を反映した信号として、上記スイッチング回路より出力される信号の波形の歪みを測定する歪み測定回路と、上記歪み測定回路で測定された上記波形の歪みを示す信号のそれぞれの値に対応する、複数の閾値を記録する記録手段とを備え、上記閾値変更回路には、上記歪み測定回路より、上記波形の歪みを示す信号を入力するようになっており、上記閾値変更回路は、上記量子化器の2つの閾値を、上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値のうち、入力された上記波形の歪みを示す信号の値に対応する、2つの閾値に設定することを特徴としている。
上記の構成によれば、信号処理装置は、スイッチング回路より出力される信号の波形の歪み測定する、歪み測定回路を備えている。閾値変更回路は、歪み測定回路によって測定された波形の歪みを示す信号を入力している。さらに、閾値変更回路は、波形の歪みを示す信号のそれぞれの値に対応する、2つの閾値が複数組記録された記録手段を備えている。ここで、閾値変更回路は、入力された波形の歪みの値に対応する2つの閾値を、記録手段より取得する。閾値変更回路は、記録手段より取得した2つの閾値を、量子化器に出力することにより、量子化器の2つの閾値を変更している。
以上のように、上記信号処理装置は、スイッチング回路より出力される信号の波形の歪みに基づき、量子化器の2つの閾値を変更し、スイッチング回路におけるスイッチング周波数を制御できる。よって、上記信号処理装置は、量子化器の2つの閾値を、波形の歪みに応じた、最適な値に設定できるという効果を奏する。
さらに、本発明に係る信号処理装置は、
上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値は、上記波形の歪みが大きければ大きいほど、上記量子化器の2つの閾値の差が大きくなる値となることを特徴としている。
上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値は、上記波形の歪みが大きければ大きいほど、上記量子化器の2つの閾値の差が大きくなる値となることを特徴としている。
上記の構成を備えたことにより、信号処理装置は、スイッチング回路より出力される信号の波形の歪みが大きい場合、閾値変更回路によって、量子化器の2つの閾値の差を大きくして、スイッチング周波数を低減できる。結果、信号処理装置は、スイッチング回路より出力される信号の波形の歪みを低減することができるという効果を奏する。
また、信号処理装置は、スイッチング回路より出力される信号の波形の歪みが小さい場合、閾値変更回路によって、量子化器の2つの閾値の差を小さくし、スイッチング周波数を増加させることができる。結果、信号処理装置は、スイッチング周波数を増加させることにより、オーディオ性能を向上させることができる。
本発明に係る信号処理装置は、
少なくとも上記積分回路と量子化器とから構成されるΔΣ変調回路を有しており、上記第1の電気信号は、ΔΣ変調回路の外部から入力される第2の電気信号と量子化器またはスイッチング回路からの出力信号とを減算して求められるものであり、基準信号を生成する基準信号生成回路と、上記ΔΣ変調回路に入力する信号として、上記第2の電気信号または上記基準信号を選択可能なセレクタとを備えていることが好ましい。
少なくとも上記積分回路と量子化器とから構成されるΔΣ変調回路を有しており、上記第1の電気信号は、ΔΣ変調回路の外部から入力される第2の電気信号と量子化器またはスイッチング回路からの出力信号とを減算して求められるものであり、基準信号を生成する基準信号生成回路と、上記ΔΣ変調回路に入力する信号として、上記第2の電気信号または上記基準信号を選択可能なセレクタとを備えていることが好ましい。
上記の構成を備えたことにより、ノイズ測定回路によって、スイッチング回路から出力される信号の波形の歪みを測定する際に、ΔΣ変調回路に基準信号を入力することができる。
ここで、歪み測定回路によって、スイッチング回路より出力される出力信号の波形の歪みを測定する場合、基準信号測定回路からの基準信号を用いて測定することにより、歪み測定回路は、出力信号の波形の歪みを正確に測定することができる。
したがって、上記信号処理装置は、正確に測定した波形の歪みの情報に基づいて、量子化器の2つの閾値を変更することにより、量子化器の2つの閾値を、最適な値に正確に設定することが可能となる効果を奏する。
本発明に係る信号処理装置は、
デジタル信号を積分する積分回路と、上記積分回路からの信号を、2つの閾値で量子化し、3値デジタル信号を出力する量子化器と、上記量子化器からの3値デジタル信号の電力を増幅し、出力するスイッチング回路と、上記量子化器の2つの閾値を変更する閾値変更回路と、上記デジタル信号のビット精度を測定するビット精度測定回路と、上記ビット精度のそれぞれの値に対応する、2つの閾値が複数組記録された記録手段とを備えた信号処理装置であって、上記閾値変更回路には、上記ビット精度測定回路より、上記ビット精度を示す信号を入力ようになっており、上記閾値変更回路は、上記量子化器の2つの閾値を、上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値のうち、入力されたビット精度を示す信号の値に対応する、2つの閾値に設定することを特徴としている。
デジタル信号を積分する積分回路と、上記積分回路からの信号を、2つの閾値で量子化し、3値デジタル信号を出力する量子化器と、上記量子化器からの3値デジタル信号の電力を増幅し、出力するスイッチング回路と、上記量子化器の2つの閾値を変更する閾値変更回路と、上記デジタル信号のビット精度を測定するビット精度測定回路と、上記ビット精度のそれぞれの値に対応する、2つの閾値が複数組記録された記録手段とを備えた信号処理装置であって、上記閾値変更回路には、上記ビット精度測定回路より、上記ビット精度を示す信号を入力ようになっており、上記閾値変更回路は、上記量子化器の2つの閾値を、上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値のうち、入力されたビット精度を示す信号の値に対応する、2つの閾値に設定することを特徴としている。
上記の構成によれば、信号処理装置は、入力されたデジタル信号のビット精度を読取るビット精度読取回路を備えている。ここで、閾値変更回路は、ビット精度読取回路より、デジタル信号のビット精度の情報を入力している。さらに、閾値変更回路は、ビット精度のそれぞれの値に対応する、2つの閾値が複数組記録された記録手段を備えている。ここで、閾値変更回路は、入力されたビット精度に対応する2つの閾値を、記録手段より取得する。次に、閾値変更回路は、記録手段より取得した2つの閾値を、量子化器に出力することにより、量子化器の2つの閾値を設定している。
以上のように、上記信号処理装置は、積分回路に入力されるデジタル信号のビット精度に基づき、量子化器の2つの閾値を設定し、スイッチング回路のスイッチング周波数を制御することができる。よって、上記信号処理装置は、量子化器の2つの閾値を、ビット精度に応じた、最適な値に設定できるという効果を奏する。
さらに、本発明に係る信号処理装置は、
上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値は、上記ビット精度が高ければ高いほど、上記量子化器の2つの閾値の差が小さくなる値となることを特徴している。
上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値は、上記ビット精度が高ければ高いほど、上記量子化器の2つの閾値の差が小さくなる値となることを特徴している。
ここで、入力されたデジタル信号が高いビット精度であった場合は、信号処理装置より出力される信号のノイズレベルを低減し、高いビット精度に見合う、性能の高い信号を出力することが好ましい。一方、入力されたデジタル信号が低いビット精度であった場合は、スイッチング回路より出力される信号のノイズレベルを低減しても、元のデジタル信号のビット精度が低いため、信号処理装置より出力される信号のノイズレベルを低減することができない。
以上より、信号処理装置に入力されたデジタル信号のビット精度が高い場合、閾値変更回路は、量子化器における2つの閾値の差を小さくして、スイッチング回路におけるスイッチング周波数を高くすることができる。結果、信号処理装置は、高いビット精度に見合う、ノイズレベルを低減した信号を出力することが可能となる効果を奏する。
一方、入力されたデジタル信号のビット精度が低い場合、閾値変更回路は、量子化器における2つの閾値の差を大きくして、スイッチング回路におけるスイッチング周波数を必要以上に低減することを抑えることができる。結果、信号処理装置は、スイッチング回路における発熱や、消費電力、不要輻射を低減する効果を奏する。
本発明の信号処理装置は、以上のように、閾値変更回路が、外部からの量子化器の2つの閾値を設定するための元信号に基づいて、上記量子化器の2つの閾値を設定している。
また、本発明の信号処理装置は、以上のように、閾値変更回路が、上記スイッチング回路の動作状態を反映した信号を入力し、その信号に基づいて、上記量子化器の2つの閾値を設定している。
また、本発明の信号処理装置は、以上のように、上記閾値変更回路が、上記量子化器の2つの閾値を、上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値のうち、入力されたビット精度を示す信号の値に対応する、2つの閾値に設定している。
従って、本発明の信号処理装置は、該信号処理装置を搭載する機器の仕様や状態に応じた、様々な情報に基づいて、量子化器の2つの閾値を設定し、スイッチング回路のスイッチング周波数を制御することができる。
〔実施形態1〕
本発明の第1の実施形態について、図1〜図5を参照して以下に説明する。
本発明の第1の実施形態について、図1〜図5を参照して以下に説明する。
(1ビットアンプの構成)
まず、本実施形態に係る1ビットアンプの構成について、図1を参照して以下に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る1ビットアンプ1の基本的な構成を示すブロック図である。
まず、本実施形態に係る1ビットアンプの構成について、図1を参照して以下に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る1ビットアンプ1の基本的な構成を示すブロック図である。
同図に示すように、1ビットアンプ1(特許請求の範囲に記載の、信号処理装置に相当)は、例えば、オーディオ機器や大型液晶テレビに用いることができ、ΔΣ変調回路10と、スイッチング回路20と、閾値変更回路40とにより構成されている。さらに、ΔΣ変調回路10は、減算器と、積分器群11(特許請求の範囲に記載の、積分回路に相当)と、量子化器12とを備えている。
ΔΣ変調回路10へ入力される信号が特許請求の範囲に記載の第2の電気信号であり、積分回路へ入力される減算器からの信号が、特許請求の範囲に記載の第1の電気信号であるが、本実施の形態では、説明の便宜上、共に電気信号と称する。
(1ビットアンプ1の制御動作)
以下に、1ビットアンプ1における動作制御について説明する。入力部(図示せず)からのアナログオーディオ信号またはデジタルオーディオ信号である電気信号は、減算器において減算され、ΔΣ変調回路10に入力される。ΔΣ変調回路10に入力された電気信号は、積分器群11により積分され、積分されたデータを、量子化器12が量子化し、3値デジタル信号に変調する。次に、ΔΣ変調回路10で生成された3値デジタル信号は、スイッチング回路20に入力される。スイッチング回路20は、入力した3値デジタル信号に基づいて、内部に備えたスイッチのON・OFFを切り替え、3値デジタル信号の電力を増幅し、スピーカー30に出力している。
以下に、1ビットアンプ1における動作制御について説明する。入力部(図示せず)からのアナログオーディオ信号またはデジタルオーディオ信号である電気信号は、減算器において減算され、ΔΣ変調回路10に入力される。ΔΣ変調回路10に入力された電気信号は、積分器群11により積分され、積分されたデータを、量子化器12が量子化し、3値デジタル信号に変調する。次に、ΔΣ変調回路10で生成された3値デジタル信号は、スイッチング回路20に入力される。スイッチング回路20は、入力した3値デジタル信号に基づいて、内部に備えたスイッチのON・OFFを切り替え、3値デジタル信号の電力を増幅し、スピーカー30に出力している。
また、1ビットアンプ1においては、量子化器12より出力された3値デジタル信号を減算器を介して、積分器群11にフィードバックを行っている。これは、積分器群11および量子化器12において発生した量子化ノイズを含む3値デジタル信号を、積分器群11にフィードバックすることになる。積分器群11は、量子化ノイズを含む3値デジタル信号から、上記量子化ノイズ成分を抽出し、量子化ノイズ成分を打ち消す信号を、入力部からの電気信号に合わせて量子化器12に出力する。このように、量子化器12からの3値デジタル信号を、積分器群11にフィードバックすることにより、1ビットアンプ1は、上記3値デジタル信号の量子化ノイズを軽減している。
なお、図1に示した1ビットアンプ1は、量子化器12から出力される3値デジタル信号を積分器群11にフィードバックしているが、本発明に係る1ビットアンプは、これに限るものでなく、スイッチング回路20からの出力信号を積分器群11にフィードバックしてもよい。
(量子化器12の閾値変更)
次に、量子化器12は、内部に2つの閾値であるHigh側スレッショールド(以下、閾値Aとする)およびLow側スレッショールド(以下、閾値Bとする)を有し、積分器群11からの信号に対して、この2つの閾値Aおよび閾値Bで量子化し、3値デジタル信号を生成している。さらに、閾値変更回路40は、上記閾値Aおよび閾値Bの値を変更することが可能である。
次に、量子化器12は、内部に2つの閾値であるHigh側スレッショールド(以下、閾値Aとする)およびLow側スレッショールド(以下、閾値Bとする)を有し、積分器群11からの信号に対して、この2つの閾値Aおよび閾値Bで量子化し、3値デジタル信号を生成している。さらに、閾値変更回路40は、上記閾値Aおよび閾値Bの値を変更することが可能である。
上記閾値変更回路40は、1ビットアンプ1を搭載する機器の仕様や状態に応じた情報として、外部からの2つの閾値を設定するための元信号を入力している。ここで、上記閾値変更回路40は、外部より入力された元信号に基づいて、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bを設定している。
(閾値とスイッチング周波数との関係)
以下に、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bの値と、スイッチング回路20におけるスイッチング周波数との関係を説明する。
以下に、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bの値と、スイッチング回路20におけるスイッチング周波数との関係を説明する。
ここで、外部からΔΣ変調回路10への入力されたオーディオ信号をS(t)とし、積分器群11から量子化器12への出力信号をX(t)とする。さらに、S(t)がフルスイングのオーディオ信号であった場合の、X(t)から出力される信号を「−2<X(t)<2」とすると、例えば、
X(t)≦−(2/3)の場合、量子化器12より出力される3値デジタル信号の値は、『−1』となり、
−(2/3)<X(t)<(2/3)の場合、量子化器12より出力される3値デジタル信号の値は、『0』となり、
(2/3)≦X(t)の場合、量子化器12より出力される3値デジタル信号の値は、『+1』となる。このとき、量子化器12における2つの閾値は、閾値Aが(2/3)であり、閾値Bが−(2/3)としている。
X(t)≦−(2/3)の場合、量子化器12より出力される3値デジタル信号の値は、『−1』となり、
−(2/3)<X(t)<(2/3)の場合、量子化器12より出力される3値デジタル信号の値は、『0』となり、
(2/3)≦X(t)の場合、量子化器12より出力される3値デジタル信号の値は、『+1』となる。このとき、量子化器12における2つの閾値は、閾値Aが(2/3)であり、閾値Bが−(2/3)としている。
ここで、上記閾値Aおよび閾値Bの差を大きくした場合、たとえば、閾値Aを(4/3)とし、閾値Bを−(4/3)とした場合、量子化器12において、『0』を出力する範囲を広くすることになる。このとき、ΔΣ変調回路10に、振幅が大きい信号が入力された場合でも、量子化器12からの出力は、『0』となりやすくなる。つまり、量子化器12の閾値Aおよび閾値Bの差を大きくすることにより、3値デジタル信号の値は、『0』から『−1』や『+1』に切り替わりにくくなる。結果、3値デジタル信号の周波数が低くなることにより、3値デジタル信号に基づいてスイッチのON・OFFを切り替える、スイッチング回路20のスイッチング周波数は低くなる。
一方、上記閾値Aおよび閾値Bの差を小さくした場合、たとえば、閾値Aを(1/3)とし、閾値Bを−(1/3)とした場合、ΔΣ変調回路10に、振幅が小さい信号が入力された場合でも、量子化器112からの出力値は、『+1』または『−1』に切り替わりやすくなる。つまり、量子化器12の2つの閾値の差を小さくすることにより、3値デジタル信号の値は、『0』から『−1』や『+1』に切り替わりやすくなる。結果、3値デジタル信号の周波数が高くなることにより、3値デジタル信号に基づいてスイッチのON・OFF切り替える、スイッチング回路20のスイッチング周波数は高くなる。
以下に、具体的な、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bの値と、スイッチング周波数と、ΔΣ変調回路10より出力される信号の理論SNR(Signal to Noise Ratio)との関係を、図2を参照して説明する。尚、ここでは、説明の簡略化のため、スイッチング回路20からの出力信号に現れる、理論SNR以外の他のノイズ要因を排除し、ΔΣ変調回路10より出力される信号の理論SNRの値が大きくなれば、スイッチング回路20より出力される信号の実際のSNRの値も大きくなるものとする。さらに上記理論SNRとは、ΔΣ変調回路において発生した量子化ノイズに対する、ΔΣ変調回路10に入力されるオーディオ信号の比率を示すものである。
図2は、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bを、異なる複数の値に設定した際の、スイッチング回路20のスイッチング回数、およびΔΣ変調回路10から出力された信号の理論SNRの関係を示す説明図である。
同図においては、一定周波数となるオーディオ信号を、ΔΣ変調回路10に入力した場合の、各閾値に対応するスイッチング回数および理論SNRを示している。なお、ΔΣ変調回路10に入力されるオーディオ信号の大きさは、−0.9dBおよび−20.0dBの2つの場合をとする。さらに、同図におけるスレッショールドは、閾値Aおよび閾値Bの値を示しており、+の値が閾値Aに対応し、−の値が閾値Bに対応している。また、理論SNRの値が大きくなるほど、信号に対するノイズの値が小さいことを示し、言い換えれば、ΔΣ変調回路10からの出力信号のノイズが少ないことを示し、結果、オーディオ性能が向上していることを示す。
同図に示すように、閾値の差を小さくするほど、単位時間あたりのスイッチング回路20内のスイッチング回数は多くなる。つまり、スイッチング回路20におけるスイッチング周波数が高くなっている。また、閾値の差を小さくするほど、量子化器より出力される3値デジタル信号の周波数は高くなり、言い換えれば、スイッチング回路におけるスイッチング周波数が高くなり、理論SNRの値は大きくなる。具体的には、閾値の絶対値が0.33であり、入力されたオーディオ信号の大きさが−0.9dBであった場合、単位時間あたりのスイッチング回数は669回であり、理論SNRは、115.4dBとなっている。ここで、閾値の絶対値が1.50であり、入力されたオーディオ信号の大きさが−0.9dBであった場合、単位時間あたりのスイッチング回数は347回であり、理論SNRは、107.1dBとなっている。
さらに、ΔΣ変調回路10に入力されるオーディオ信号の大きさを、−0.9dBから−20.0dBに小さくした場合、スイッチング回数は低下し、理論SNRの値は小さくなっている。具体的には、閾値Aおよび閾値Bの値を±0.33とした場合の、ΔΣ変調回路10に入力されるオーディオ信号の値が、−0.9dBとなるときと、−20.0dBとなるときとを比較すると、オーディオ信号の値が−0.9dBのとき、理論SNRの値は−115.4dBとなっており、−20.0dBのとき、理論SNRの値は−113.1dBとなっている。つまり、ΔΣ変調回路10に入力されるオーディオ信号の値が小さくなるほど、理論SNRの値が小さくなり、オーディオ性能が低下していることがわかる。
次に、1ビットアンプ1における、ΔΣ変調回路10の出力信号の周波数特性を示すシミュレーション結果を図3(a)および(b)に示す。
図3(a)は、量子化器12の閾値Aを+0.2とし、閾値Bを−0.2とし、ΔΣ変調回路10に1kHzのオーディオ信号を入力した場合の、ΔΣ変調回路10からの出力信号の周波数成分を示す説明図であり、同図(b)は、閾値Aを+1.0とし、閾値Bを−1.0とし、その他は同図(a)と同条件とした場合の、ΔΣ変調回路10からの出力信号の周波数成分を示す説明図である。
図3(a)は、量子化器12の閾値Aを+0.2とし、閾値Bを−0.2とし、ΔΣ変調回路10に1kHzのオーディオ信号を入力した場合の、ΔΣ変調回路10からの出力信号の周波数成分を示す説明図であり、同図(b)は、閾値Aを+1.0とし、閾値Bを−1.0とし、その他は同図(a)と同条件とした場合の、ΔΣ変調回路10からの出力信号の周波数成分を示す説明図である。
まず、同図(a)においては、量子化器12の閾値Aおよび閾値Bを±0.2としており、このときのスイッチング回路20における、単位時間当たりのスイッチング回数は722k回/secとなる。一方、同図(b)においては、量子化器12の閾値Aおよび閾値Bを±1.0にしており、このときのスイッチング回路20における、単位時間当たりのスイッチング回数は120k回/secとなる。
同図の(a)と(b)とを比較すると、同図(a)においては、図中に矢印で示した、1kHz付近のノイズフロアレベルは、約−130dBとなっている。一方、同図(b)においては、図中に矢印で示した、1kHz付近のノイズフロアレベルは、約−120dBとなっている。これは、量子化器12の閾値Aおよび閾値Bを、±0.2から±1.0に変更したことにより、ノイズフロアレベルが上がったことがわかる。つまり、量子化器の閾値Aおよび閾値Bの差を、大きくしたことにより、ΔΣ変調回路10の出力信号におけるスイッチング周波数が低下し、結果、オーディオ性能の低下に繋がっていることが分かる。
以上より、閾値変更回路40は、閾値Aおよび閾値Bを変更することにより、ΔΣ変調回路10の出力信号、ひいては、スイッチング回路20における、単位時間あたりのスイッチング周波数を制御することができるとともに、オーディオ性能の一基準となる理論SNRの値を左右することになる。
(スイッチング周波数と、1ビットアンプに影響を及ぼす各要素との関係)
次に、スイッチング周波数と、1ビットアンプ1に影響を及ぼす要素毎との関係を、図4を参照して説明する。
図4は、閾値Aおよび閾値Bの差を大きくした場合と、小さくした場合とにおける、1ビットアンプに影響を及ぼす要素毎の関係を示した説明図である。
次に、スイッチング周波数と、1ビットアンプ1に影響を及ぼす要素毎との関係を、図4を参照して説明する。
図4は、閾値Aおよび閾値Bの差を大きくした場合と、小さくした場合とにおける、1ビットアンプに影響を及ぼす要素毎の関係を示した説明図である。
同図においては、閾値Aおよび閾値Bを変更して、スイッチング回路20におけるスイッチング周波数を変更した際の、ΔΣ変調回路10から出力される信号の理論SNRと、THD(Total Harmonic Distortion)と、スイッチング回路20における発熱量と、消費電力と、不要輻射との関係を示している。なお、同図における網掛けされた箇所は、1ビットアンプ1において、負の影響となることを示している。また、上記THDは、信号の歪みの度合いを数値化したもとのである。
さらに、同図において、
閾値の差は、閾値Aおよび閾値Bの差を小さくした場合を、下降を表す右下の矢印で示し、閾値Aおよび閾値Bの差を大きくした場合を、上昇を表す右上の矢印で示しており、
スイッチング周波数は、周波数が高くなる場合を、上昇を表す右上の矢印で示し、周波数が低くなる場合を、下降を表す右下の矢印で示しており、
理論SNRは、値が大きくなる場合を、上昇を表す右上の矢印で示し、値が小さくなる場合を、下降を表す右下の矢印で示しており、
THDは、値が大きくなる場合を、上昇を表す右上の矢印で示し、値が小さくなる場合を、下降を表す右下の矢印で示しており、
発熱量は、発熱が大きくなる場合を、上昇を表す右上の矢印で示し、発熱が小さくなる場合を、下降を表す右下の矢印で示しおり、
消費電力は、消費電力が大きくなる場合を、上昇を表す右上の矢印で示し、小さくなる場合を、下降を表す右下の矢印で示しており、
不要輻射は、不要輻射が多くなる場合を、上昇を表す右上の矢印で示し、少なくなる場合を、下降を表す右下の矢印で示している。
閾値の差は、閾値Aおよび閾値Bの差を小さくした場合を、下降を表す右下の矢印で示し、閾値Aおよび閾値Bの差を大きくした場合を、上昇を表す右上の矢印で示しており、
スイッチング周波数は、周波数が高くなる場合を、上昇を表す右上の矢印で示し、周波数が低くなる場合を、下降を表す右下の矢印で示しており、
理論SNRは、値が大きくなる場合を、上昇を表す右上の矢印で示し、値が小さくなる場合を、下降を表す右下の矢印で示しており、
THDは、値が大きくなる場合を、上昇を表す右上の矢印で示し、値が小さくなる場合を、下降を表す右下の矢印で示しており、
発熱量は、発熱が大きくなる場合を、上昇を表す右上の矢印で示し、発熱が小さくなる場合を、下降を表す右下の矢印で示しおり、
消費電力は、消費電力が大きくなる場合を、上昇を表す右上の矢印で示し、小さくなる場合を、下降を表す右下の矢印で示しており、
不要輻射は、不要輻射が多くなる場合を、上昇を表す右上の矢印で示し、少なくなる場合を、下降を表す右下の矢印で示している。
同図に示すように、閾値Aおよび閾値Bの差を小さくすることにより、スイッチング周波数は高くなり、さらに、理論SNRは大きくなりオーディオ性能が向上する。しかしながら、スイッチング周波数が高くなることで、スイッチング回路20から出力される信号の波形の歪みを示すTHDの値は大きくなる。さらに、スイッチング周波数が高くなることで、スイッチング回路20における発熱量、および消費電力が大きくなり、また、不要輻射も多くなってしまう。
一方、閾値Aおよび閾値Bの差を大きくすることにより、スイッチング周波数は低くなり、さらに、理論SNRは小さくなりオーディオ性能が低下する。しかしながら、スイッチング周波数が低くなることで、スイッチング回路20から出力される信号の波形の歪みを示すTHDの値は小さくなる。さらに、スイッチング周波数が低くなることで、スイッチング回路20における発熱量、および消費電力が小さくなり、また、不要輻射も少なくなる。
以上のように、閾値Aおよび閾値Bの変更において、オーディオ性能を示す理論SNRと、THD・発熱量・消費電力・不要輻射とは、相反する関係となる。したがって、1ビットアンプ1を搭載する機器の仕様や状態に応じて、閾値Aおよび閾値Bを変更することが必要となる。
具体的には、1ビットアンプ1を搭載する機器が、高いオーディオ性能を求めるものであれば、理論SNRとTHDとが最良となるように、閾値Aおよび閾値Bを設定する必要がある。
一方、1ビットアンプ1を備える機器が、高いオーディオ性能よりも、低いコストで製造されることを目的とする場合には、発熱や不要輻射をおさえるように閾値Aおよび閾値Bを設定する必要がある。これにより、発熱や不要輻射を対策する追加部品を極力抑えることができる。
以上が、第1の実施形態に係る、1ビットアンプ1の基本的な構成である。
さらに、第1の実施形態に係る、1ビットアンプ1は、記録手段を備えていることが好ましい。
図5の示すように、第1の実施形態に係る1ビットアンプ1は、閾値変更回路40の内部に記録手段42が設けられている。
以下に、記録手段を備えた第1の実施形態に係る1ビットアンプ1ついて、図5を参照して説明する。
同図に示すように、閾値変更回路は、1ビットアンプ1が搭載された機器の仕様や状態に応じた情報である、外部からの閾値Aおよび閾値Bを変更する元信号を入力している。さらに、閾値変更回路40は記録手段42を備えている。
同図に示すように、閾値変更回路は、1ビットアンプ1が搭載された機器の仕様や状態に応じた情報である、外部からの閾値Aおよび閾値Bを変更する元信号を入力している。さらに、閾値変更回路40は記録手段42を備えている。
上記記録手段42には、外部からの閾値Aおよび閾値Bを変更する元信号の、それぞれの値に対応する、閾値Aおよび閾値Bが複数組記録されている。ここで、上記閾値変更回路40は、上記量子化器12の閾値Aおよび閾値Bを、記録手段42に記録された複数組の閾値Aおよび閾値Bのうち、入力された元信号の値に対応する、閾値Aおよび閾値Bに設定している。具体的には、上記閾値変更回路40は、入力された元信号の値に対応する、閾値Aおよび閾値Bを、記録手段42から読み出す。さらに、閾値変更回路40は、記録手段42より読み出した閾値Aおよび閾値Bを、量子化器12に出力し、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bを変更している。
以上のように、外部から入力した元信号が、閾値を表すの信号以外であっても、入力された元信号に対応する、閾値Aおよび閾値Bを、記録手段42に予め記録していることにより、閾値変更回路40は、入力された情報に基づき、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bを設定することが可能となる。
つまり、記録手段42に記録する情報を書き換えることにより、閾値変更回路40は、様々な情報に基づいて、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bの値を設定することが可能となる。
ここで、本実施の形態においては、外部より量子化器12の2つの閾値を設定するための、上記元信号を入力する手段として、閾値変更回路40にマイコン50が接続されている。閾値変更回路40は、ユーザーからの指示をマイコン50からの信号として入力する。さらに、閾値変更回路40は、マイコン50からの信号に基づき、量子化器12の閾値Aおよび閾値Bを設定することができる。
例えば、スイッチング回路20の出力先に設けられたスピーカー30は、ユーザーが異なる機種のスピーカー30に交換することも考えられる。このとき、スピーカー30の機種が交換された場合、スイッチング回路20における出力先のインピーダンス等の特性が変わる。このような場合、図4に示す1ビットアンプに影響を及ぼす各要素のバランスも変わり、結果、量子化器12における最適な閾値の値も変わることになる。したがって、このような場合も、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bを変更することが必要となる。
このとき、ユーザーがマイコン50を介して、新たに交換したスピーカー30に対応する2つの閾値を、閾値変更回路40に入力することにより、閾値変更回路40は、量子化器12の閾値Aおよび閾値Bを最適な値に設定することができる。
さらに、閾値変更回路40は、記録手段42を備えている。ここで、記録手段42に、予めスピーカー30の様々な機種の機種名または機種番号に対応した閾値Aおよび閾値Bの値を記録しておく。これにより、1ビットアンプ1の出力先に設けられたスピーカー30を異なる機種に交換した場合に、閾値変更回路40に、スピーカー30の機種名または機種番号を入力するだけで、閾値変更回路40は、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bを、最適な値に変更することが可能となる。
なお、記録手段42は、閾値変更回路40の内部に備えられていることに限定されるものではなく、閾値変更回路40の外部に備えられてもよい。
また、記録手段42の代わりに演算回路を設けてもよい。具体的には、本実施の形態においては、閾値変更回路40に入力される信号のそれぞれの値に対応する、複数組の閾値Aおよび閾値Bを、閾値変更回路40が、記録手段42より読み出して、量子化器12の閾値Aおよび閾値Bを設定しているが、本実施の形態の構成はこれに限るものではない。つまり、閾値変更回路40に入力される信号のそれぞれの値に対応する、閾値Aおよび閾値Bを、演算回路によって算出し、閾値変更回路40が、演算回路によって算出された閾値Aおよび閾値Bを入力して、量子化器12に出力し、量子化器12の閾値Aおよび閾値Bを設定してもよい。
さらに、本実施の形態では、積分器群11に入力される信号をオーディオ信号としたが、本発明はこれに限るものではなく、オーディオ信号以外のアナログまたはデジタルの電気信号であってもよい。
以下、実施形態2から10に示す構成は、実施形態1の変形例となる。具体的には、実施形態1において、閾値変更回路に入力されたマイコンからの情報を、1ビットアンプを搭載する機器の仕様および状態に応じた、様々な情報に変化させたものである。
なお、以下の実施形態2から10では、上記の実施形態1と異なる箇所について説明し、重複する箇所についてはその説明を省略する。
〔実施形態2〕
本発明に係る第2の実施形態における、1ビットアンプ2の具体的な構成ついて、図6を参照して以下に説明する。
本発明に係る第2の実施形態における、1ビットアンプ2の具体的な構成ついて、図6を参照して以下に説明する。
本実施の形態では、搭載する機器の仕様に応じた、外部からの2つの閾値を設定するたもの元信号として、搭載する機器の音響のボリュームの情報を用いている。
同図に示すように、1ビットアンプ2を搭載する機器には、スピーカー30より出力する音響のボリュームを調整する、ボリューム調整手段250を備えている。
上記ボリューム調整手段250は、ΔΣ変調回路10に入力されるオーディオ信号を減衰または増幅するための、減衰率または増幅率を、該オーディオ信号に掛けており、この減衰率または増幅率を調整することで、スピーカー30より出力される音響の大きさを調整している。
具体的には、スピーカー30より出力される音響のボリュームを、ユーザーが調整する場合、ユーザーはボリューム調整手段250に指示を与える。このとき、ボリューム調整手段250が、ユーザーよりボリュームを大きくする指示を受けた場合は、ボリューム調整手段250は、上記オーディオ信号に掛ける増幅率を大きくし、ΔΣ変調回路10に入力されるオーディオ信号の振幅を大きくする。一方、ボリューム調整手段250が、ユーザーからのボリュームを小さくする指示を受けた場合は、ボリューム調整手段250は、上記オーディオ信号に掛ける減衰率を大きくし、ΔΣ変調回路10に入力されるオーディオ信号の振幅を小さくする。このように、ユーザーからの指示に従って、ボリューム調整手段250が、ΔΣ変調回路10に入力されるオーディオ信号の振幅を変更することにより、スピーカー30から出力する音響の大きさは調整される。
以上のように、スピーカー30より出力する音響の大きさの調整を、ΔΣ変調回路10に入力されるオーディオ信号の振幅を調整して行うことにより、ユーザーがボリュームを小さく設定した場合、ΔΣ変調回路10に入力されるオーディオ信号の値を小さくすることになる。ここで、図2で示したように、ΔΣ変調回路10に入力されるオーディオ信号を小さくなることより、ΔΣ変調回路10より出力される信号の理論SNRは小さくなる。
ここで、閾値変更回路240は、ボリューム調整手段250より出力される減衰率または増幅率を、外部からの閾値Aおよび閾値Bを設定するための元信号として入力している。また、記録手段242には、ボリューム調整手段250より出力される減衰率または増幅率のそれぞれの値に対応する、閾値Aおよび閾値Bが複数組記録されている。このとき、閾値変更回路240は、量子化器12の閾値Aおよび閾値Bを、記録手段242に記録された複数組の閾値Aおよび閾値Bのうち、入力された減衰率または増幅率に対応する、閾値Aおよび閾値Bに設定している。
具体的には、閾値変更回路240は、減衰率または増幅率に対応する閾値Aおよび閾値Bを、記録手段242より読み出す。次に、閾値変更回路240は、記録手段242より読み出した閾値Aおよび閾値Bを量子化器12に出力し、量子化器12の閾値Aおよび閾値Bを設定する。
また、記録手段242には、減衰率が大きければ大きいほど、上記量子化器12における閾値Aおよび閾値Bの差が小さくなるような値となり、増幅率が大きければ大きいほど、上記量子化器12における閾値Aおよび閾値Bの差が大きくなるような値となる、複数組の閾値Aおよび閾値Bが記録されている。
したがって、ユーザーがボリュームを小さくした場合、言い換えれば、ボリューム調整手段250を介して、ΔΣ変調回路10に入力されるオーディオ信号の振幅を小さくした場合、閾値変更回路240は、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bの差を小さくすることで、ΔΣ変調回路10から出力される信号の理論SNRが低下することを防止している。
また、ユーザーがボリュームを大きくした場合、言い換えれば、ボリューム調整手段250により、ΔΣ変調回路10に入力さえるオーディオ信号を大きくした場合、閾値変更回路240は、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bの差を大きくすることで、スイッチング回路20におけるスイッチング周波数が、必要以上に高くなることを抑えている。つまり、ΔΣ変調回路10より出力される信号の理論SNRが規定以上の値であれば、必要以上にスイッチング周波数を高くする必要はないため、スイッチング周波数を低く抑えることで、スイッチング回路20において発生する熱や消費電力を抑えていることになる。
〔実施形態3〕
本発明に係る第3の実施形態について、図7を参照して以下に説明する。なお、上述した第1の実施形態と共通する部材については、同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
本発明に係る第3の実施形態について、図7を参照して以下に説明する。なお、上述した第1の実施形態と共通する部材については、同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
同図に示すように、1ビットアンプ4は、ΔΣ変調回路10と、スイッチング回路20と、閾値変更回路440と、バッテリー残量測定回路450とにより構成されている。さらに、ΔΣ変調回路10は、積分器群11と、量子化器12とを備え、閾値変更回路440は記録手段442とを備えている。また、1ビットアンプ4を搭載する機器は、該機器に電力を供給するバッテリー460を備えている。
ここで、バッテリー460のバッテリー残量が、少なくなった場合、1ビットアンプ4を搭載する機器の消費電力を抑える必要がある。このとき、図4に示したように、スイッチング回路20でのスイッチング周波数が高くなることに伴い、1ビットアンプ4における消費電力は増加する。したがって、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bの差を大きくし、スイッチング回路20でのスイッチング周波数を低くすることにより、1ビットアンプ4における消費電力を抑えることになる。一方、バッテリー460のバッテリー残量が多い場合には、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bの差を小さくし、ΔΣ変調回路10より出力される信号の理論SNRを大きくすることで、オーディオ性能を良くすることになる。
ここで、バッテリー460より出力される電圧は、バッテリー460のバッテリー残量によって変動する。また、1ビットアンプ4は、バッテリー460より出力される電源の電圧を、バッテリー残量を示す信号として、閾値変更回路440に入力している。また、記録手段442には、バッテリー残量を示す信号の値に対応する、閾値Aおよび閾値Bが複数組記録されている。このとき、閾値変更回路440は、量子化器12の閾値Aおよび閾値Bを、記録手段442に記録された複数組の閾値Aおよび閾値Bのうち、入力されたバッテリー残量に対応する、閾値Aおよび閾値Bに設定している。
具体的には、閾値変更回路440は、バッテリー460のバッテリー残量に対応する閾値Aおよび閾値Bを、記録手段442より読み出す。次に、閾値変更回路440は、記憶手段442より読み出した閾値Aおよび閾値Bを量子化器12に出力し、量子化器12の閾値Aおよび閾値Bを設定している。
また、記録手段442に記録されている複数組の閾値Aおよび閾値Bは、バッテリー460のバッテリー残量が少なければ少ないほど、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bの差が大きくなるような値となり、バッテリー残量が多ければ多いほど、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bの差が小さくなるような値となっている。
このように、バッテリー460のバッテリー残量に応じて、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bの値を変更することにより、上記バッテリー残量が少ない場合、閾値変更回路440は、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bの差を小さくして、スイッチング回路20のスイッチング周波数を低くしている。結果、スイッチング回路20におけるスイッチング周波数を低くすることで、1ビットアンプ5における消費電力を低減することができる。
一方、バッテリー460のバッテリー残量が大きい場合、閾値変更回路440は、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bの差を小さくして、ΔΣ変調回路10より出力される信号の理論SNRを大きくし、高いオーディオ性能を実現することができる。
〔実施形態4〕
本発明に係る第4の実施形態について、図8を参照して以下に説明する。なお、上述した第1の実施形態と共通する部材については、同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
本発明に係る第4の実施形態について、図8を参照して以下に説明する。なお、上述した第1の実施形態と共通する部材については、同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
同図に示すように、1ビットアンプ3は、ΔΣ変調回路10と、スイッチング回路20と、閾値変更回路340と、スイッチング回数測定回路350とにより構成されている。さらに、ΔΣ変調回路10は、積分器群11と、量子化器12とを備え、閾値変更回路340は記録手段342を備えている。
上記スイッチング回路20におけるスイッチは、量子化器12より出力される3値デジタル信号の値に基づいて、ON・OFFの切替を行っている。したがって、3値デジタル信号の値の変化回数が、スイッチング回路20におけるスイッチング回数となる。
上記スイッチング回数測定回路350は、量子化器12から出力される3値デジタル信号を入力し、3値デジタル信号の値の変化を検知することで、スイッチング回路20における単位時間あたりのスイッチング回数を測定している。
ここで、スイッチング回数測定回路350は、測定した単位時間あたりのスイッチング回数を表す信号を、閾値制御回路340に出力する。閾値変更回路340は、スイッチング回数測定回路350からの、スイッチング回数の情報である信号を入力する。なお、記録手段342には、スイッチング回数測定回路350より出力されるスイッチング回数のそれぞれの値に対応する、閾値Aおよび閾値Bが複数組記録されている。このとき、閾値変更回路340は、量子化器12の閾値Aおよび閾値Bを、記録手段342に記録された複数組の閾値Aおよび閾値Bのうち、入力されたスイッチング回数に対応する、閾値Aおよび閾値Bに設定する。
具体的には、閾値変更回路340は、スイッチング回数測定回路350からのスイッチング回数に対応する閾値Aおよび閾値Bを、記録手段342より読み出す。次に、閾値変更回路340は、記録手段342より読み出した閾値Aおよび閾値Bを量子化器12に出力し、量子化器12の閾値Aおよび閾値Bを設定している。
また、記録手段342に記録された複数組の閾値Aおよび閾値Bは、スイッチング回数が多ければ多いほど、量子化器12の閾値Aおよび閾値Bの差が大きくなるような値となり、スイッチング回数が少なければ少ないほど、量子化器12の閾値Aおよび閾値Bの差が小さくなるような値となる。
したがって、閾値変更回路340は、スイッチング回数が多い場合には、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bの差を大きくして、スイッチング回路20における消費電力や発熱を抑えることができる。一方、閾値変更回路340は、スイッチング回数が少ない場合には、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bの値を小さくして、ΔΣ変調回路10から出力される信号の理論SNRを大きくし、オーディオ性能を向上させることができる。
以上のように、1ビットアンプ3は、スイッチング回数測定回路350で測定したスイッチング回数の情報を基に、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bを変更することができる。
このように、スイッチング回路20におけるスイッチング回数を測定し、このスイッチング回数に応じて、量子化器12の閾値Aおよび閾値Bの値を変更することにより、スイッチング回数増加に伴う、スイッチング回路20における消費電力の増加や、発熱の増加を低減することができる。
〔実施形態5〕
本発明に係る第5の実施形態について、図9を参照して以下に説明する。なお、上述した第1の実施形態と共通する部材については、同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
本発明に係る第5の実施形態について、図9を参照して以下に説明する。なお、上述した第1の実施形態と共通する部材については、同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
同図に示すように、1ビットアンプ6は、ΔΣ変調回路10と、スイッチング回路20と、閾値変更回路640と、温度センサー650とを備えている。さらに、ΔΣ変調回路10は、積分器群11と、量子化器12とを備え、閾値変更回路640は記録手段642を備えている。
スイッチング回路20におけるスイッチング周波数が高くなることに伴い、スイッチング回路20において、スイッチング損失を原因とする発熱が増加する。
ここで、1ビットアンプ6は、スイッチング回路20における温度を測定する、温度センサー650を備えている。温度センサー650は、測定したスイッチング回路20における温度の情報を、閾値変更回路640に出力する。次に、閾値変更回路640は、温度センサー650からの、スイッチング回路20における温度を表す入力信号を入力する。また、記録手段642には、温度センサー650より出力されるスイッチング回路20の温度のそれぞれの値に対応する、閾値Aおよび閾値Bが複数組記録されている。このとき、閾値変更回路640は、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bを、記録手段642に記録された複数組の閾値Aおよび閾値Bのうち、入力されたスイッチング回路20の温度に対応する、閾値Aおよび閾値Bに設定している。
具体的には、閾値変更回路640は、スイッチング回路20における温度に対応する閾値Aおよび閾値Bを、記録手段642より読み出す。次に、閾値変更回路640は、記録手段642より読み出した閾値Aおよび閾値Bを、量子化器12に出力し、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bを設定している。
また、記録手段642に記録されている複数組の閾値Aおよび閾値Bは、スイッチング回路20の温度が低ければ低いほど、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bの差が小さくなるような値となり、スイッチング回路20の温度が高ければ高いほど、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bの差が大きくなるような値となっている。
このように、スイッチング回路20における温度に応じて、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bの値を変更することにより、スイッチング回路20における温度が高い場合には、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bの差を大きくして、スイッチング回路20におけるスイッチング周波数を低くする。結果、スイッチング周波数を低くすることで、スイッチング回路20における温度を低くすることができる。
一方、スイッチング回路20における温度が低い場合には、上記閾値Aおよび閾値Bの差を小さくして、ΔΣ変調回路10より出力される信号の理論SNRを大きくし、高いオーディオ性能を実現することができる。
また、スイッチング回路20を構成する電子部品は、自身が発生する発熱によって破壊されることがある。このような場合でも、1ビットアンプ6は、スイッチング回路20の温度を温度センサー650で測定し、スイッチング回路20のスイッチング周波数を制御することで、スイッチング回路20を構成する電子部品の破壊を防止することも可能となる。
〔実施形態6〕
本発明に係る第6の実施形態について、図10を参照して以下に説明する。なお、上述した第1の実施形態と共通する部材については、同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
本発明に係る第6の実施形態について、図10を参照して以下に説明する。なお、上述した第1の実施形態と共通する部材については、同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
同図に示すように、1ビットアンプ7aは、ΔΣ変調回路10と、スイッチング回路20と、閾値変更回路740と、ノイズ測定回路750とを備えている。さらに、ΔΣ変調回路10は、積分器群11と、量子化器12とを備え、閾値変更回路740記録手段742を備えている。
ここで、1ビットアンプ7aは、スイッチング回路20より出力される信号のノイズレベルであるSNRを測定する、ノイズ測定回路750を備えている。さらに、閾値変更回路740は、ノイズ測定回路750からの、ノイズレベル、もしくはノイズレベルから計算されるSNRを示す信号を入力している。また、記録手段742には、ノイズ測定回路750より出力されるノイズレベル又はSNRのそれぞれの値に対応する、閾値Aおよび閾値Bが複数組記録されている。ことのき、閾値変更回路740は、量子化器12の閾値Aおよび閾値Bを、記録手段742に記録された複数組の閾値Aおよび閾値Bのうち、入力されたノイズレベル又はSNRに対応する、閾値Aおよび閾値Bに設定している。
具体的には、閾値変更回路740は、ノイズ測定回路より入力されたノイズレベル又はSNRに対応する閾値Aおよび閾値Bを、記録手段742より読み出す。次に、閾値変更回路740は、読み出した閾値Aおよび閾値Bを、量子化器12に出力し、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bの値を設定している。
また、記録手段742に記録されている複数組の閾値Aおよび閾値Bは、ノイズレベルが小さい、すなわち、SNRの値が大きければ大きいほど、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bの差が大きくなるような値となり、ノイズレベルが大きい、すなわち、SNRが小さければ小さいほど、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bの差が小さくなるような値となっている。
このように、スイッチング回路20より出力される信号のノイズレベル又はSNRに応じて、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bを変更することにより、ノイズレベルが大きい場合、すなわち、SNRの値が小さい場合は、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bの差を小さくして、ノイズレベルを小さく、すなわち、SNRを大きくし、オーディオ性能の向上させることができる。一方、ノイズレベルが小さい場合、すなわち、SNRが大きい場合は、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bの差を大きくして、スイッチング回路20における発熱や消費電力を低減することができる。
〔実施形態7〕
本発明に係る第7の実施形態について、図11を参照して以下に説明する。なお、上述した第1の実施形態と共通する部材については、同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
本発明に係る第7の実施形態について、図11を参照して以下に説明する。なお、上述した第1の実施形態と共通する部材については、同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
同図に示すように、1ビットアンプ7bは、ΔΣ変調回路10と、スイッチング回路20と、閾値変更回路740と、ノイズ測定回路750と、基準信号生成回路760と、セレクタ770とを備えている。さらに、ΔΣ変調回路10は、積分器群11と、量子化器12とを備え、閾値変更回路740は記録手段742を備えている。
また、上記基準信号生成回路760で生成される基準信号は、例えば、1kHzおよび0dBとなる正弦波などの、一定の周波数であることが好ましい。
ここで、1ビットアンプ7bは、スイッチング回路20より出力される信号のSNRを測定する際に、ΔΣ変調回路10に、基準信号生成回路760によって生成された基準信号を入力している。また、ΔΣ変調回路10に入力される信号は、セレクタ770によって、外部からの電気信号から、基準信号生成回路760からの基準信号に、切り替えられている。
次に、上記ΔΣ変調回路10に基準信号を入力した際の、スイッチング回路20より出力される信号のSNRを、ノイズ測定回路750が測定する。ノイズ測定回路750によって測定されたSNRの情報は、閾値変更回路740に出力される。さらに、閾値変更回路740は、入力したSNRの情報に基づいて、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bを変更する。
このように、一定周波数で、かつ、単純な信号である基準信号を、ΔΣ変調回路10に入力した場合、ノイズ測定回路750における、SNRの測定を正確に行うことが可能となる。したがって、1ビットアンプ7bにおけるオーディオ性能を正確に測定することになる。結果、正確に測定されたSNRの情報に基づいて、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bを変更することにより、最適な閾値Aおよび閾値Bを設定することが可能となる。
また1ビットアンプ単体でSNRを測定することが可能となり、従って、特別な機器を用いることなく、ユーザーの手元でのSNR測定が可能となる。
〔実施形態8〕
本発明に係る第8の実施形態について、図12を参照して以下に説明する。なお、上述した第1の実施形態と共通する部材については、同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
本発明に係る第8の実施形態について、図12を参照して以下に説明する。なお、上述した第1の実施形態と共通する部材については、同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
同図に示すように、1ビットアンプ8aは、ΔΣ変調回路10と、スイッチング回路20と、閾値変更回路840と、歪み測定回路850とを備えている。さらに、ΔΣ変調回路10は、積分器群11と、量子化器12とを備え、閾値変更回路840は記録手段842を備えている。
ここで、1ビットアンプ8aは、スイッチング回路20より出力される信号の、波形の歪みを示すTHDを測定する、歪み測定回路850を備えている。歪み測定回路850によって測定されたTHDの情報は、閾値変更回路840に出力される。また、記録手段842には、歪み測定回路850より出力されるTHDのそれぞれの値に対応する、閾値Aおよび閾値Bが複数組記録されている。このとき、閾値変更回路840は、量子化器12の閾値Aおよび閾値Bを、記録手段842に記録された複数組の閾値Aおよび閾値Bのうち、入力されたTHDに対応する、閾値Aおよび閾値Bに設定している。
具体的には、閾値変更回路840は、THDに対応する閾値Aおよび閾値Bを、記録手段842より読み出す。次に、閾値変更回路840は、読み出した閾値Aおよび閾値Bを、量子化器12に出力し、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bを設定している。
また、記録手段842に記録された複数組の閾値Aおよび閾値Bは、THDの値が高ければ高いほど、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bの差が大きくなるような値となり、THDの値が低ければ低いほど、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bの差が小さくなるような値となっている。
このように、スイッチング回路20より出力される信号のTHDに応じて、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bを設定することにより、THDの値が高い場合は、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bの差を大きくして、THDを小さくし、一方、THDの値が低い場合は、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bの差を大きくして、ΔΣ変調回路10より出力される信号の理論SNRの値を大きくする。このように、THDと理論SNRとのバランスをとるように、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bの値を変更することにより、最適なオーディオ性能を実現することが可能となる。
〔実施形態9〕
本発明に係る第9の実施形態について、図13を参照して以下に説明する。なお、上述した第1の実施形態と共通する部材については、同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
本発明に係る第9の実施形態について、図13を参照して以下に説明する。なお、上述した第1の実施形態と共通する部材については、同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
同図に示すように、1ビットアンプ8bは、ΔΣ変調回路10と、スイッチング回路20と、閾値変更回路840と、歪み測定回路850と、基準信号生成回路860と、セレクタ870とを備えている。さらに、ΔΣ変調回路10は、積分器群11と、量子化器12とを備え、閾値変更回路840は記録手段842を備えている。
また、上記基準信号生成回路860で生成される基準信号は、例えば、1kHzおよび0dBとなる正弦波などの、一定の周波数であることが好ましい。
ここで、1ビットアンプ8bは、スイッチング回路20より出力される信号のTHDを測定する際に、ΔΣ変調回路10に、基準信号生成回路860によって生成された基準信号を入力している。また、ΔΣ変調回路10に入力される信号は、セレクタ870によって、外部からの電気信号から、基準信号生成回路860からの基準信号に、切り替えられている。
次に、上記ΔΣ変調回路10に基準信号を入力した際の、スイッチング回路20より出力される信号のTHDを、ノイズ測定回路850が測定する。歪み測定回路850によって測定されたTHDの情報は、閾値変更回路840に出力される。さらに、閾値変更回路840は、歪み測定回路850からの、上記THDの情報である入力信号を入力する。閾値変更回路840は、ノイズ測定回路850より入力した、上記THDの情報に基づいて、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bの値を変更する。
このように、一定周波数で、かつ、単純な信号である基準信号を、ΔΣ変調回路10に入力した場合、歪み測定回路における、THDの測定を正確に行うことが可能となる。したがって、1ビットアンプ8bにおけるオーディオ性能を正確に測定することになり、この正確に測定されたTHDの情報に基づいて、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bを変更することにより、最適な閾値Aおよび閾値Bを設定することが可能となる。
また1ビットアンプ単体でTHDを測定することが可能となり、従って、特別な機器を用いることなく、ユーザーの手元でのTHD測定が可能となる。
〔実施形態10〕
本発明に係る第10の実施形態について、図14を参照して以下に説明する。なお、上述した第1の実施形態と共通する部材については、同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
本発明に係る第10の実施形態について、図14を参照して以下に説明する。なお、上述した第1の実施形態と共通する部材については、同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
同図に示すように、1ビットアンプ5は、ΔΣ変調回路10と、スイッチング回路20と、閾値変更回路540と、ビット精度読取回路550とを備えている。さらに、ΔΣ変調回路10は、積分器群11と、量子化器12とを備え、閾値変更回路540は記録手段542を備えている。
1ビットアンプ5に入力されるオーディオ信号がデジタルオーディオ信号であった場合、このデジタルオーディオ信号は、高いビット精度でオーディオ信号を細かく表現したものもあれば、低いビット精度でオーディオ信号を荒く表現したものもある。
ここで、1ビットアンプ5に入力されたデジタルオーディオ信号が、高いビット精度であった場合は、入力したデジタルオーディオ信号の高いビット精度に見合う、高いオーディオ性能を実現することが好ましい。したがって、ΔΣ変調回路10より出力される信号の理論SNRを大きくする必要がある。このためには、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bの差を小さくし、図3(a)および(b)で示した、スイッチング回路20より出力される信号のノイズフロアを低く抑えることが必要となる。
一方、1ビットアンプ5に入力されたデジタルオーディオ信号が、低いビット精度であった場合は、ΔΣ変調回路10より出力される信号の理論SNRを、必要以上に大きくする必要がない。これは、1ビットアンプ5に入力されるデジタルオーディオ信号のビット精度が低い場合は、ΔΣ変調回路10より出力される信号のノイズフロアが、量子化器12で発生する量子化ノイズではなく、デジタルオーディオ信号そのものに含まれる量子化ノイズにより決定され、理論SNRが小さくなるため、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bの差を小さくしても、高いオーディオ性能を実現することができないためである。
ここで、1ビットアンプ5は、入力されたデジタルオーディオ信号のビット精度を読取る、ビット精度読取回路550を備えている。さらに、閾値変更回路540は、ビット精度読取回路550からの、上記ビット精度を示す信号を入力している。また、記録手段542には、ビット精度測定回路550より出力されるビット精度のそれぞれの値に対応する、閾値Aおよび閾値Bが複数組記録されている。このとき、閾値変更回路540は、量子化器12の閾値Aおよび閾値Bを、記録手段542に記録された複数組の閾値Aおよび閾値Bのうち、入力されたビット精度に対応する、閾値Aおよび閾値Bに設定している。
具体的には、閾値変更回路540は、ビット精度に対応する閾値Aおよび閾値Bを、記録手段542より読み出す。次に、閾値変更回路540は、読み出した閾値Aおよび閾値Bを、量子化器12に出力することで、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bを設定している。
また、記録手段542に記録された複数組の閾値Aおよび閾値Bは、ビット精度が高ければ高いほど、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bの差が小さくなるような値となり、ビット精度が低ければ低いほど、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bの差が大きくなるような値となる。
このように、1ビットアンプ5に入力されるデジタルオーディオ信号のビット精度に応じて、量子化器12における閾値Aおよび閾値Bの値を変更することにより、上記ビット精度が高い場合には、上記閾値Aおよび閾値Bの差を小さくして、ΔΣ変調回路10より出力される信号の理論SNRを大きくする。結果、ΔΣ変調回路10より出力される信号の理論SNRを大きくすることで、1ビットアンプ5に入力されたデジタルオーディオ信号に見合う、高いオーディオ性能を実現することができる。
一方、上記ビット精度が低い場合には、上記閾値Aおよび閾値Bの差を大きくして、スイッチング回路20におけるスイッチング周波数を低くする。結果、スイッチング周波数を低くすることで、スイッチング回路20における発熱や消費電力を低減する低減することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、1ビットアンプにおいて、量子化器における2つの閾値を、1ビットアンプを搭載する機器の仕様に応じて変更することで、1ビットアンプからの出力信号の理論SNRを重視したものや、低消費電力および低コストを目的としたものなど、様々な仕様に応じた1ビットアンプを提供することができ、特に、1ビットアンプを備えたオーディオ機器や、携帯電話、大型液晶テレビ等の音声を出力する機器において利用することが可能である。
1 1ビットアンプ(信号処理装置)
2 1ビットアンプ(信号処理装置)
3 1ビットアンプ(信号処理装置)
4 1ビットアンプ(信号処理装置)
5 1ビットアンプ(信号処理装置)
6 1ビットアンプ(信号処理装置)
7a 1ビットアンプ(信号処理装置)
7b 1ビットアンプ(信号処理装置)
8a 1ビットアンプ(信号処理装置)
8b 1ビットアンプ(信号処理装置)
9 1ビットアンプ(信号処理装置)
10 ΔΣ変調回路
11 積分器群(積分器)
12 量子化器
20 スイッチング回路
40 閾値変更回路
42 記録手段
240 閾値変更回路
242 記録手段
250 ボリューム調整手段
340 閾値変更回路
342 記録手段
350 スイッチング回路測定回路
440 閾値変更回路
442 記録手段
450 バッテリー残量測定回路
540 閾値変更回路
542 記録手段
550 ビット精度読取回路
640 閾値変更回路
642 記録手段
650 温度センサー
740 閾値変更回路
742 記録手段
750 ノイズ測定回路
760 基準信号生成回路
770 セレクタ
840 閾値変更回路
842 記録手段
850 歪み測定回路
860 基準信号生成回路
870 セレクタ
940 閾値変更回路
942 記録手段
2 1ビットアンプ(信号処理装置)
3 1ビットアンプ(信号処理装置)
4 1ビットアンプ(信号処理装置)
5 1ビットアンプ(信号処理装置)
6 1ビットアンプ(信号処理装置)
7a 1ビットアンプ(信号処理装置)
7b 1ビットアンプ(信号処理装置)
8a 1ビットアンプ(信号処理装置)
8b 1ビットアンプ(信号処理装置)
9 1ビットアンプ(信号処理装置)
10 ΔΣ変調回路
11 積分器群(積分器)
12 量子化器
20 スイッチング回路
40 閾値変更回路
42 記録手段
240 閾値変更回路
242 記録手段
250 ボリューム調整手段
340 閾値変更回路
342 記録手段
350 スイッチング回路測定回路
440 閾値変更回路
442 記録手段
450 バッテリー残量測定回路
540 閾値変更回路
542 記録手段
550 ビット精度読取回路
640 閾値変更回路
642 記録手段
650 温度センサー
740 閾値変更回路
742 記録手段
750 ノイズ測定回路
760 基準信号生成回路
770 セレクタ
840 閾値変更回路
842 記録手段
850 歪み測定回路
860 基準信号生成回路
870 セレクタ
940 閾値変更回路
942 記録手段
Claims (18)
- 第1の電気信号を積分する積分回路と、
上記積分回路からの信号を、2つの閾値で量子化し、3値デジタル信号を出力する量子化器と、
上記量子化器からの3値デジタル信号の電力を増幅し、出力するスイッチング回路と、
上記量子化器の2つの閾値を変更する閾値変更回路とを備えた信号処理装置であって、
上記閾値変更回路は、外部からの上記2つの閾値を設定するための元信号に基づいて、上記量子化器の2つの閾値を設定することを特徴とする、信号処理装置。 - 少なくとも上記積分回路と量子化器とから構成されるΔΣ変調回路を有しており、
上記第1の電気信号は、ΔΣ変調回路の外部から入力される第2の電気信号と量子化器またはスイッチング回路からの出力信号とを減算して求められるものであり、
外部からの上記2つの閾値を変更するための元信号として、上記閾値変更回路には、上記第2の電気信号を減衰または増幅する、上記第2の電気信号の減衰率または増幅率が入力されるようになっており、
上記減衰率または増幅率のそれぞれの値に対応する、2つの閾値が複数組記録された記録手段を備え、
上記閾値変更回路は、上記量子化器の2つの閾値を、上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値のうち、入力された減衰率または増幅率に対応する、2つの閾値に設定することを特徴とする、請求項1に記載の信号処理装置。 - 上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値は、
上記減衰率が大きければ大きいほど、上記量子化器の2つの閾値の差が小さくなる値となり、
上記増幅率が大きければ大きいほど、上記量子化器の2つの閾値の差が大きくなる値となることを特徴とする、請求項2に記載の信号処理装置。 - 外部からの上記2つの閾値を変更するための元信号として、上記閾値変更回路には、上記信号処理装置を搭載する機器のバッテリー残量を示す信号が入力されるようになっており、
上記バッテリー残量を示す信号のそれぞれの値に対応する、2つの閾値が複数組記録された記録手段を備え、
上記閾値変更回路は、上記量子化器の2つの閾値を、上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値のうち、入力されたバッテリー残量を示す信号の値に対応する、2つの閾値に設定することを特徴とする、請求項1に記載の信号処理装置。 - 上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値は、
上記バッテリー残量が少なければ少ないほど、上記量子化器の2つの閾値の差が大きくなる値となることを特徴とする、請求項4に記載の信号処理装置。 - 第1の電気信号を積分する積分回路と、
上記積分回路からの信号を、2つの閾値で量子化し、3値デジタル信号を出力する量子化器と、
上記量子化器からの3値デジタル信号の電力を増幅し、出力するスイッチング回路と、
上記量子化器の2つの閾値を変更する閾値変更回路とを備えた信号処理装置であって、
上記閾値変更回路は、上記スイッチング回路の動作状態を反映した信号を入力し、その信号に基づいて、上記量子化器の2つの閾値を設定することを特徴とする、信号処理装置。 - 上記スイッチング回路の動作状態を反映した信号として、上記スイッチング回路におけるスイッチング回数を測定するスイッチング回数測定回路と、
上記スイッチング回数測定回路にて測定された、スイッチング回数を示す信号のそれぞれの値に対応する、2つの閾値が複数組記録された記録手段とを備え、
上記閾値変更回路には、上記スイッチング回数測定回路より、上記スイッチング回数を示す信号が入力されるようになっており、
上記閾値変更回路は、上記量子化器の2つの閾値を、上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値のうち、入力された上記スイッチング回数を示す信号の値に対応する、2つの閾値に設定することを特徴とする、請求項6に記載の信号処理装置。 - 上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値は、
上記スイッチング回数が少なければ少ないほど、上記量子化器の2つの閾値の差が小さくなる値となることを特徴とする、請求項7に記載の信号処理装置。 - 上記スイッチング回路の動作状態を反映した信号として、上記スイッチング回路における温度を測定する温度センサーと、
上記温度センサーで測定された、上記スイッチング回路における温度のそれぞれの値に対応する、2つの閾値が複数組記録された記録手段とを備え、
上記閾値変更回路には、上記温度センサーより、上記スイッチング回路の温度を示す信号が入力されるようになっており、
上記閾値変更回路は、上記量子化器の2つの閾値を、上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値のうち、入力された上記スイッチング回路の温度に対応する、2つの閾値に設定することを特徴とする、請求項6に記載の信号処理装置。 - 上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値は、
上記スイッチング回路の温度が高ければ高いほど、上記量子化器の2つの閾値の差が大きくなる値となることを特徴とする、請求項9に記載の信号処理装置。 - 上記スイッチング回路の動作状態を反映した信号として、上記スイッチング回路より出力される信号のノイズレベルを測定するノイズ測定回路と、
上記ノイズ測定回路で測定された、上記ノイズレベルのそれぞれの値に対応する、2つの閾値が複数組記録した記録手段とを備え、
上記閾値変更回路には、上記ノイズ測定回路より、上記ノイズレベルを示す信号を入力するようになっており、
上記閾値変更回路は、上記量子化器の2つの閾値を、上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値のうち、入力された上記ノイズレベルの値に対応する、2つの閾値に設定することを特徴とする、請求項6に記載の信号処理装置。 - 上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値は、
上記ノイズレベルが高ければ高いほど、上記量子化器の2つの閾値の差が小さくなる値となることを特徴とする、請求項11に記載の信号処理装置。 - 少なくとも上記積分回路と量子化器とから構成されるΔΣ変調回路を有しており、
上記第1の電気信号は、ΔΣ変調回路の外部から入力される第2の電気信号と量子化器またはスイッチング回路からの出力信号とを減算して求められるものであり、
基準信号を生成する基準信号生成回路と、
上記ΔΣ変調回路に入力する信号として、上記第2の電気信号または上記基準信号を選択可能なセレクタとを備えたことを特徴とする、請求項11または請求項12に記載の信号処理装置。 - 上記スイッチング回路の動作状態を反映した信号として、上記スイッチング回路より出力される信号の波形の歪みを測定する歪み測定回路と、
上記歪み測定回路で測定された上記波形の歪みを示す信号のそれぞれの値に対応する、複数の閾値を記録する記録手段とを備え、
上記閾値変更回路には、上記歪み測定回路より、上記波形の歪みを示す信号を入力するようになっており、
上記閾値変更回路は、上記量子化器の2つの閾値を、上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値のうち、入力された上記波形の歪みを示す信号の値に対応する、2つの閾値に設定することを特徴とする、請求項6に記載の信号処理装置。 - 上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値は、
上記波形の歪みが大きければ大きいほど、上記量子化器の2つの閾値の差が大きくなる値となることを特徴とする、請求項14に記載の信号処理装置。 - 少なくとも上記積分回路と量子化器とから構成されるΔΣ変調回路を有しており、
上記第1の電気信号は、ΔΣ変調回路の外部から入力される第2の電気信号と量子化器またはスイッチング回路からの出力信号とを減算して求められるものであり、
基準信号を生成する基準信号生成回路と、
上記ΔΣ変調回路に入力する信号として、上記第2の電気信号または上記基準信号を選択可能なセレクタとを備えたことを特徴とする、請求項14または請求項15に記載の信号処理装置。 - デジタル信号を積分する積分回路と、
上記積分回路からの信号を、2つの閾値で量子化し、3値デジタル信号を出力する量子化器と、
上記量子化器からの3値デジタル信号の電力を増幅し、出力するスイッチング回路と、
上記量子化器の2つの閾値を変更する閾値変更回路と、
上記デジタル信号のビット精度を測定するビット精度測定回路と、
上記ビット精度のそれぞれの値に対応する、2つの閾値が複数組記録された記録手段とを備え、
上記閾値変更回路には、上記ビット精度測定回路より、上記ビット精度を示す信号を入力するようになっており、
上記閾値変更回路は、上記量子化器の2つの閾値を、上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値のうち、入力されたビット精度を示す信号の値に対応する、2つの閾値に設定することを特徴とする、信号処理装置。 - 上記記録手段に記録された複数組の2つの閾値は、
上記ビット精度が高ければ高いほど、上記量子化器の2つの閾値の差が小さくなる値となることを特徴とする、請求項17に記載の信号処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007022304A JP2008193159A (ja) | 2007-01-31 | 2007-01-31 | 信号処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007022304A JP2008193159A (ja) | 2007-01-31 | 2007-01-31 | 信号処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2008193159A true JP2008193159A (ja) | 2008-08-21 |
Family
ID=39752869
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2007022304A Pending JP2008193159A (ja) | 2007-01-31 | 2007-01-31 | 信号処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2008193159A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016040869A (ja) * | 2014-08-12 | 2016-03-24 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | スペクトラム拡散クロック生成回路 |
| JP2019103100A (ja) * | 2017-12-08 | 2019-06-24 | 日本電気株式会社 | 信号生成装置、及び信号生成方法 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0621823A (ja) * | 1992-04-17 | 1994-01-28 | Crystal Semiconductor Corp | 低熱雑音特性を有するアナログ−デジタルコンバータ用デルタ−シグマ変調器 |
| JPH07131881A (ja) * | 1993-10-29 | 1995-05-19 | Sharp Corp | スピーカ駆動装置 |
| JPH08265769A (ja) * | 1995-03-06 | 1996-10-11 | Texas Instr Inc <Ti> | 画像データの適応型量子化方法及びその装置 |
| JPH11112245A (ja) * | 1997-09-29 | 1999-04-23 | Sharp Corp | ディジタルスイッチングアンプ |
-
2007
- 2007-01-31 JP JP2007022304A patent/JP2008193159A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0621823A (ja) * | 1992-04-17 | 1994-01-28 | Crystal Semiconductor Corp | 低熱雑音特性を有するアナログ−デジタルコンバータ用デルタ−シグマ変調器 |
| JPH07131881A (ja) * | 1993-10-29 | 1995-05-19 | Sharp Corp | スピーカ駆動装置 |
| JPH08265769A (ja) * | 1995-03-06 | 1996-10-11 | Texas Instr Inc <Ti> | 画像データの適応型量子化方法及びその装置 |
| JPH11112245A (ja) * | 1997-09-29 | 1999-04-23 | Sharp Corp | ディジタルスイッチングアンプ |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016040869A (ja) * | 2014-08-12 | 2016-03-24 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | スペクトラム拡散クロック生成回路 |
| JP2019103100A (ja) * | 2017-12-08 | 2019-06-24 | 日本電気株式会社 | 信号生成装置、及び信号生成方法 |
| JP7006214B2 (ja) | 2017-12-08 | 2022-01-24 | 日本電気株式会社 | 信号生成装置、及び信号生成方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN105519133B (zh) | 用于mems电容式换能器的信号处理 | |
| US10637423B2 (en) | Tracking and correcting gain of open-loop driver in a multi-path processing system | |
| US8362936B2 (en) | Circuit and method for optimizing dynamic range in a digital to analog signal path | |
| US9391576B1 (en) | Enhancement of dynamic range of audio signal path | |
| CN111900935B (zh) | D类放大器电路及包括其的集成电路和电子设备 | |
| US6466087B2 (en) | Method and apparatus providing digital error correction for a class D power stage | |
| KR20160144460A (ko) | 스위칭가능한 2차 재생 경로 | |
| GB2563093A (en) | Analogue signal paths | |
| KR20080005147A (ko) | 자동 이득 제어 회로 | |
| US11329620B2 (en) | Tracking and correcting gain of open-loop driver in a multi-path processing system | |
| KR102374789B1 (ko) | 차지 펌프 잡음을 감소시키기 위한 신호 경로의 잡음 전달 함수의 제어 | |
| US10404248B2 (en) | Calibration of a dual-path pulse width modulation system | |
| US10979010B2 (en) | Audio signal processing | |
| JP2005109665A (ja) | 負荷駆動装置 | |
| JP2008193159A (ja) | 信号処理装置 | |
| JP2008278117A (ja) | デジタル/アナログ変換器のオフセットキャンセル回路 | |
| KR102813905B1 (ko) | 오디오 프로세싱 회로 | |
| JP4818900B2 (ja) | ディジタルアンプおよびスイッチング回数制御方法 | |
| CN114374911B (zh) | 应用在信号处理电路中的偏压补偿电路及偏压补偿方法 | |
| JP2012160811A (ja) | オーディオ装置 | |
| JP2006093766A (ja) | ディジタル音声再生装置 | |
| KR20130088679A (ko) | 디지털 앰프의 잡음성형 방법 및 잡음성형기 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090218 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110121 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110125 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110705 |