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JP2008193008A - 固体撮像装置およびその製造方法 - Google Patents

固体撮像装置およびその製造方法 Download PDF

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JP2008193008A
JP2008193008A JP2007028630A JP2007028630A JP2008193008A JP 2008193008 A JP2008193008 A JP 2008193008A JP 2007028630 A JP2007028630 A JP 2007028630A JP 2007028630 A JP2007028630 A JP 2007028630A JP 2008193008 A JP2008193008 A JP 2008193008A
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Yoshihiro Matsushita
佳弘 松下
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】行列状に配置された複数の受光部と、前記受光部に対応して形成されたカラーフィルタおよびマイクロレンズアレイとを具備する固体撮像装置において、隣接カラーセルへの光入射による混色を抑制し、ライン濃淡を低減する。
【解決手段】カラーフィルタ10は、一定方向に視たときの奇数行にシアン(以下CA)セルとイエロー(以下YE)セルとが交互に並び、偶数行にマゼンタ(以下MG)セルとグリーン(以下GR)セルとが交互に並び、かつ、MGセルとGRセルの並び順序が互いに隣り合う偶数行間で異なる補色色差順次配列にて形成され、CAセルとYEセルのうち少なくとも一方の下面がMGセルとGRセルの下面よりも受光部フォトダイオード2に位置するように構成される。ここでは、平坦化層9の凹部9Aに配置されるカラーセル10a,10cがCAセル,YEセルとされ、凸部9Bに配置されるカラーセル10b,10dは、入射光が混色してもライン濃淡の原因とならないMGセル,GRセルとされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体基板上に受光部とカラーフィルタとを有する固体撮像装置およびその製造方法に関する。
デジタルスチルカメラやビデオカメラ等は、解像度をさらに高くすることが求められており、これらに用いられる固体撮像装置は高画素化及び微細化がさらに加速されると予想される。固体撮像装置の微細化と同時に、カメラレンズと固体撮像装置との短射出瞳距離化も進んでいる。
ところが、画素の微細化が進むことと、カメラレンズと固体撮像装置との短射出瞳化に伴って入射光の入射角度が大きくなることとにより、縞状の画像不良であるライン濃淡が発生しやすくなる。ライン濃淡が発生する要因は、あるカラーセルに入射する光が隣接カラーセルをかすめることにより混色が発生することであると考えられる。
斜め光はかかる混色や光感度低下を来たすもので、その対策として、半導体基板(受光部)表面からマイクロレンズ下面までの距離を短くすることが行われている。そのためにカラーフィルタの薄膜化も検討されているのであるが、補色カラーフィルタでは、グリーンセルはシアンセルとイエローセルとの積層構造となるため、膜厚はある程度大きくなってしまう。
この解決策として、積層構造のカラーフィルタについては、感光材成分を含まないカラーフィルタ被膜を形成し、選択エッチングして、一層目のカラーセルとし、その上に感光材成分を含むカラーフィルタ被膜を形成し、リソグラフィによりパターニングして、二層目のカラーセルとする方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。この方法によれば、両層ともリソグラフィ法を利用して作製する場合よりも薄膜化が可能となる。
その他に、薄膜化するのでなく、グリーンセルの下面を他の色のセルの下面よりも受光部側に配置することで、グリーンセルの突出度を抑え、受光部とマイクロレンズ間の距離を短くする方法が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−249218号公報 特開2002−184965号公報
しかしながら、上述のようにカラーフィルタの薄膜化を進めても、発色のための色材(顔料、染料)分の膜厚は必要であるため限界があり、薄膜化だけで光感度低下や隣接画素との混色を抑えることは困難である。
またグリーンセルの下面を他の色のセルの下面よりも受光部側に配置する方法は、マイクロレンズと受光部との距離を短くすることのみ考慮されているもので、入射光が隣接セルをかすめることによる混色は依然として発生すると推測される。
本発明は、上記問題に鑑み、隣接カラーセルへの光入射による混色を抑制し、ライン濃淡が発生しにくい固体撮像装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の固体撮像装置は、行列状に配置された複数の受光部と、前記受光部に対応して形成されたカラーフィルタおよびマイクロレンズアレイとを具備する固体撮像装置において、前記カラーフィルタは、一定方向に視たときの奇数行にシアンセルとイエローセルとが交互に並び、偶数行にマゼンタセルとグリーンセルとが交互に並び、かつ、前記マゼンタセルとグリーンセルの並び順序が互いに隣り合う偶数行間で異なる補色色差順次配列にて形成されており、前記シアンセルとイエローセルのうち少なくとも一方の下面が前記マゼンタセルとグリーンセルの下面よりも受光部側に位置している構造としたことを特徴とする。
また、行列状に配置された複数の受光部と、前記受光部に対応して形成されたカラーフィルタおよびマイクロレンズアレイとを具備する固体撮像装置において、前記カラーフィルタは、一定方向に視たときの奇数行にシアンセルとイエローセルとが交互に並び、偶数行にマゼンタセルとグリーンセルとが交互に並び、かつ、前記シアンセルとイエローセルの並び順序が互いに隣り合う奇数行間で異なる補色色差順次配列にて形成されており、前記マゼンタセルとグリーンセルのうち少なくとも一方の下面が前記シアンセルとイエローセルの下面よりも受光部側に位置している構造としたことを特徴とする。
さらに、行列状に配置された複数の受光部と、前記受光部に対応して形成されたカラーフィルタおよびマイクロレンズアレイとを具備する固体撮像装置において、前記カラーフィルタは、原色ベイヤー配列にて形成されており、ブルーセルとレッドセルのうち少なくとも一方の下面がグリーンセルの下面よりも受光部側に位置している構造としたことを特徴とする。
本発明の固体撮像装置の製造方法は、上記のいずれかの固体撮像装置を製造する際に、複数の受光部が形成された半導体基板上に平坦化材料を塗布し、前記平坦化材料の所定のカラーセル位置にグレースケールマスクを用いるリソグラフィ法で凹部を形成するか、あるいは、前記平坦化材料上に透明樹脂を塗布した後に所定のカラーセル位置にリソグラフィ法で凸部をパターニングすることにより、表面に凹部と凸部とを有する平坦化層を形成する工程と、前記平坦化層の凹部と凸部に所定の配列でカラーセルを形成する工程とを行うことを特徴とする。
所定の配列でカラーセルを形成する工程では、平坦化層の表面に第1のカラーレジストを塗布し、グレースケールマスクを用いるリソグラフィ法により前記平坦化層の凹部と凸部に所望の膜厚の第1のカラーレジスト層を形成し、その後に、前記第1のカラーレジスト層上に第2のカラーレジストを塗布し、グレースケールマスクを用いるリソグラフィ法により前記凸部の第1のカラーレジスト層上に第2のカラーレジスト層をパターニングすることにより、前記凹部に前記第1のカラーレジスト層よりなるカラーセルを形成し、前記凸部に前記第1のカラーレジスト層と第2のカラーレジスト層との積層構造のカラーセルを形成することができ、好都合である。
本発明の固体撮像装置は、補色色差順次配列あるいは原色ベイヤー配列にて構成されるカラーフィルタについて、所定のカラーセルの下面を他のカラーセルの下面よりも受光部側に位置させるようにしたことにより、隣接カラーセルへの光入射、それによる混色を抑制し、ライン濃淡の発生を抑えることが可能になった。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の第1の実施形態の固体撮像装置の構成を示す。図1(a)は同固体撮像装置のカラーフィルタの平面配列を示した上面模式図であり、図1(b)(c)はそれぞれ、同固体撮像装置の図1(a)におけるA−A’線、B−B’線での断面図である。
この固体撮像装置においては、図1(a)に示すように、シアン(CAと記す)フィルタ、マゼンタ(MGと記す)フィルタ、イエロー(YEと記す)フィルタ、及びグリーン(GRと記す)フィルタが、補色色差順次配列を構成するように配置されている。これらカラーフィルタは、後述する半導体基板1に行列状に配置された複数のフォトダイオード2に対応している。
詳細には、電荷信号を転送するV転送方向(垂直転送方向)に沿って奇数番目の行(奇数行という)にYEセルとCAセルとが配置され、偶数番目の行(偶数行という)にMGセルとGRセルとが配置されている。また転送回路(CCD)への読み出しを可能にするために、偶数行に配置されたMGセルとGRセルについて、隣り合う偶数行どうしで交互に「GR、MG、・・・」「MG、GR、・・・」となるように、並び順が入れ替えられている。
図1(b)(c)を参照して説明すると、シリコン等の半導体基板1に、複数のフォトダイオード2及び転送チャネル(図示せず)が形成され、基板表面に酸化シリコン膜等の絶縁膜3が形成され、前記転送チャネルの上に前記絶縁膜3を介して転送電極4が形成され、転送電極4を覆う絶縁膜5が形成されている。
また絶縁膜5の上に、転送電極4を覆い且つフォトダイオード2を露出する開口部を有する遮光膜6が形成され、遮光膜6の開口部を埋めて表面を平坦化する平坦化層7が形成され、平坦化層7の上にフォトダイオード2の上方となるようにインナーレンズ8が形成されている。
さらに、インナーレンズ8による凹凸を低減するように平坦化層9が形成され、平坦化層9の上にフォトダイオード2の上方となるようにカラーフィルタ10が形成され、カラーフィルタ10による凹凸を低減するように平坦化層11が形成され、平坦化層11の上にフォトダイオード2の上方となるようにマイクロレンズ12が形成されている。
この固体撮像装置の大きな特徴は、平坦化層9の表面に、各フォトダイオード2に対応して凹部9Aと凸部9Bとが形成されていて、その各々にカラーセル10a,10b,10c,10dが配置されている点である。
凹部9Aに配置されているカラーセル10a,10cは、CAセルまたはYEセルである。凸部9Bに配置されているカラーセル10b,10dは、MGセルまたはGRセルである。
以上のようにカラーフィルタ10が配置される理由を説明する。
上述した補色色差順次配列では、GRに関しては、CAセルとMGセルとに隣接するGR(GRcと記す)セルと、YEセルとMGセルとに隣接するGR(GRyと記す)セルという二種類のGRセルが存在する。またMGに関しては、YEセルとGRセルとに隣接するMG(MGyと記す)セルと、CAセルとGRセルとに隣接するMG(MGcと記す)セルという二種類のMGセルが存在する。このように、MGとGRについて、同色でありながら隣接セルが異なる二種類のセルが存在することが、ライン濃淡が発生する原因となる。
ライン濃淡が発生する理由は次の通りである。
GRcセルに入射するはずの光は、隣接セルであるCAセルやMGセルをかすめることで混色を発生させる。またGryセルに入射するはずの光は、隣接セルであるYEセルやMGセルをかすめることで混色を発生させる。さらに、GRcセルの隣接セルとGryセルの隣接セルとの内で共通していないCAセル,YEセルは、膜厚、色が異なる。これらの結果、混色の程度が異なり、GRcセルとGryセルとに感度差が発生する。このことは、MGセルについても同様であり、隣接セルの違いから、MGcセルとMGyセルとに感度差が発生する。この感度差により、隣接するライン間の感度差が発生することで、ライン濃淡が発生する。
これに対し、CAに関しては、MGセルとYEセルとGRセルとに隣接するCAセルしかない。YEに関しても、MGセルとGRセルとCAセルとに隣接するYEセルしかない。このように、CAとYEについては、同色のセルであって隣接セルが異なるセルは存在しないため、入射光が隣接セルをかすめることで発生する混色の差はなく、感度差は発生しない。
一般に、入射光が隣接セルをかすめることで発生する混色を低減するには、感度差を発生させる原因である隣接セルの薄膜化が効果的であるが、前述の理由で、セルの薄膜化には限界がある。
そこで、図1(a)に示した補色色差順次配列であるときに、薄膜化を図りながら、MG,GRのそれぞれに感度差を発生させる原因となる隣接のCAセル,YEセルの内、少なくとも一色の下面を、MGセル,GRセルの下面よりも受光部(フォトダイオード2)側に位置させる。
図2を参照して具体的に説明する。
図2(a)は従来のカラーフィルタ構造を示す。平坦化層9の表面は文字通り平坦であり、その上にカラーセル10a,10b,10cが配置されている。図示したように、カラーセル10bに入射する入射光が、隣接するカラーセル10cをかすめ、混色が発生する。
これに対し、図1を用いて説明した本発明のカラーフィルタ構造では、図2(b)に再び示すように、平坦化層9に凸部9B、凹部9Aを設けて、カラーフィルタ10cの下面をカラーフィルタ10bの下面よりも受光部側に配置したことで、カラーセル10bに入射する入射光は、カラーセル10cをかすめにくくなり、混色を低減することができ、ライン濃淡を低減できる。凹部9Aと凸部9Bとの段差は望ましくは0.2〜1μmである。凹部9Aは、CA用のものとYE用のものとで深さに差があってもよい。
図1の固体撮像装置の製造方法の主要工程を説明する。
図3(a)に示すように、インナーレンズ8による凹凸を低減するようにアクリル樹脂等からなるの平坦化材料9´を塗布し、この平坦化材料9´を、図3(b)に示す透過率分布を持つグレースケールマスク21(マスクのクロム層に濃淡をつけたもの)を用いて露光し、現像して、図3(c)に示すように、所定の位置に凹部9Aを形成し、その間に凸部9Bを残すことにより、各フォトダイオード2に対応する凹部9Aと凸部9Bとを表面に持つ平坦化層9を形成する。
あるいは、図4(a)に示すように、インナーレンズ8による凹凸を低減するようにアクリル樹脂等の平坦化材料9´を塗布し、180℃〜260℃で熱硬化させる。1回の塗布のみでは平坦性が得られない場合は、平坦化材料9´の塗布、熱硬化を複数回行い、その後に所望の平坦化層膜厚となるまでドライエッチングにより薄膜化する。さらにその後に、図4(b)に示すようにさらにアクリル樹脂等からなる感光性材料9″を塗布し、図4(c)に示すように、フォトリソグラフィーにより、パターニングすることにより、所定の位置に凸部9Bを形成し、それにより、各フォトダイオード2に対応する凹部9Aと凸部9Bとを表面に持つ平坦化層9を形成する。
あるいは、上記と同様にして、平坦化材料9´の塗布、熱硬化を必要回数だけ行い、所望の平坦化層膜厚となるまでドライエッチングにより薄膜化し、その後に、感光性樹脂を塗布し、フォトリソグラフィーにより所定位置に開口を持つパターンを作製し、それをマスクとしてドライエッチングにより凹部9Aを作製し、パターンを除去することで、凹部9Aと凸部9Bとを表面に持つ平坦化層9を形成する。
次に、補色カラーフィルタのグリーンセル(シアンセルとイエローセルの積層構造)を製造する方法について説明する。
図5(a)に示すように、上述のように凹部9Aと凸部9Bとを表面に形成した平坦化層9の上に、シアンレレジスト101をスピンコートにより塗布し、このシアンレレジスト101を、図5(b)に示す透過率分布を持つグレースケールマスク22(マスクのクロム層に濃淡をつけたもの)を用いて露光し、現像する。これにより、図5(c)に示すように、凹部9A,凸部9Bのそれぞれに最適な膜厚のシアンセル102が一工程で形成される。その後に、図5(d)に示すように、凸部9Bの上にイエローセル103をシアンセル102と同様の方法で形成する。このことにより、シアンセル102よりなるシアンフィルタと、シアンセル102とイエローセル103とが積層されてなるグリーンセルとが形成される。
これに対し、平坦化層9の凸部9Bにグリーンセルを配置し、凹部9Aにシアンセルを配置するなら、凸部9Bにも凹部9Aにもシアンセルを形成する必要がある。凹凸のある平坦化層9の表面にシアンレジストを塗布すると、凸部9B部のシアンレジスト膜厚は薄くなり、凹部9A部のシアンレジスト膜厚は厚くなる。バイナリマスクを使用し、フォトリソグラフィーを行うと塗布時に発生する凸部9B部と凹部9A部のレジスト膜厚差がフォトリソグラフィー後にも転写される。所望の透過分光を得るためには、シアンセルのシアン膜厚、グリーンセル(シアンセルとイエローセルの積層構造)のシアン膜厚の制御が不可欠であるにも関わらず、この方法では、凸部9Bのグリーンセルと凹部9Aのシアンセルの両方に最適なシアン膜厚を得ることは困難である。
シアンセル、マゼンタセル、イエローセルは各々、各感光性を持ったカラー材料を塗布し、フォトリソグラフィーによりパターニングすることにより、得ることができる。
(第2の実施形態)
図6は本発明の第2の実施形態の固体撮像装置の構成を示す。図6(a)は同固体撮像装置のカラーフィルタの平面配列を示した上面模式図であり、図6(b)(c)はそれぞれ、同固体撮像装置の図6(a)におけるC−C’線、D−D’線での断面図である。図中、図1と同一の構成要素には同一の符号を附して説明を省略する。
この固体撮像装置では、第1の実施形態の固体撮像装置と同様に補色色差順次配列が構成されており、V転送方向に沿って奇数行にYEセルとCAセルとが配置され、偶数行にMGセルとGRセルとが配置されている。ただし第1の実施形態とは異なって、転送回路(CCD)への読み出しを可能にするために、奇数行に配置されたYEセルとCAセルについて、隣り合う奇数行どうしで交互に「YE、CA、・・・」「CA、YE、・・・」となるように、並び順が入れ替えられている。
したがって、この色差順次配列では、CAに関して、YEセルとMGセルとに隣接するCA(CAmと記す)セルと、YEセルとGRセルとに隣接するCA(CAgと記す)セルという二種類のCAセルが存在する。またYEに関して、CAセルとGRセルとに隣接するYE(YEgと)セルと、CAセルとMGセルとに隣接するYE(YEm)セルという二種類のYEセルが存在する。このように、CAとYEについて、同色でありながら隣接セルが異なる二種類のセルが存在することが、上述したのと同様の理由で、混色差、感度差、ライン濃淡が発生する原因となる。
このため、CA,YEのそれぞれに感度差を発生させる隣接セルMG,GRの内、少なくとも一色の下面が、MG,GRの下面よりも受光部(フォトダイオード2)側に配置される。
つまり、凹部9Aに配置されるカラーセル10b,10dが、MGセルまたはGRセルとされている。このことにより、CA,YEに入射する光が隣接セルGR,MGをかすめることで発生する混色を低減できる。凸部9Bに配置されるカラーセル10a,10cは、入射光が混色してもライン濃淡の原因とならないCAセル,YEセルとされる。凹部9Aと凸部9Bとの段差は望ましくは0.2〜1μmである。凹部9Aは、MG用のものとGR用のものとで深さに差があってもよい。
(第3の実施形態)
図7は本発明の第3の実施形態の固体撮像装置の構成を示す。図7(a)は同固体撮像装置のカラーフィルタの平面配列を示した上面模式図であり、図7(b)(c)はそれぞれ、同固体撮像装置の図7(a)におけるE−E’線、F−F’線での断面図である。図中、図1と同一の構成要素には同一の符号を附して説明を省略する。
この固体撮像装置では、図7(a)に示すように、レッド(Rと記す)フィルタ、グリーン(Gと記す)フィルタ、ブルー(Bと記す)フィルタが、ベイヤー配列を構成するように配置されている。ベイヤー配列は、Gフィルタ(セル)の市松配列の間にB,Rフィルタ(セル)が形成される配列である。
このベイヤー配列では、各Gセルとも、隣接セルはRセルとBセルとであって同じである。ただし、Rセル,Bセルに隣接する方向が異なる2種類のGセルがある。つまり、一方のG(Gr)セルは、行方向(V転送方向)にRセルと隣接し、列方向にBセルと隣接しているのに対し、もう一方のG(Gb)セルは、行方向にBセルと隣接し、列方向にRセルと隣接している。
このような配列では、遮光膜6の開口の形状やセルサイズの縦横寸法から受ける影響で、行方向に隣接するセルをかすめることで発生する混色と、列方向に隣接するセルをかすめることで発生する混色とが異なることになる。そのため、GrセルとGbセルに感度差が発生し、ライン濃淡となる。
このため、Gr,Gbのそれぞれに感度差を発生させる隣接のRセル,Bセルの内、少なくとも一色の下面が、Grセル,Gbセルの下面よりも受光部(フォトダイオード2)側に配置される。
つまり、凹部9Aに配置されるカラーセル10e,10gが、RセルまたはBセルとされている。このことにより、Grセル,Gbセルに入射する光が隣接のRセル,Bセルをかすめることで発生する混色を低減できる。凸部9Bに配置されるカラーセル10fは、入射光が混色してもライン濃淡の原因とならないGrセル,Gbセルとされる。凹部9Aと凸部9Bとの段差は望ましくは0.2〜1μmである。凹部9Aは、R用のものとB用のものとで深さに差があってもよい。
(第4の実施形態)
図8は本発明の第4の実施形態の固体撮像装置の構成を示す。
本発明に係るカラーフィルタ構造、具体的には第3の実施形態で説明したカラーフィルタ構造をMOS型固体撮像装置(CMOSセンサー)に適用したものである。
図示したように、MOS型固体撮像装置では、画素内に2層以上の多層配線が形成される場合が多い。13は層間絶縁膜、14は配線、15は導電プラグ、16は読出しゲート、17は反射防止積層膜である。
したがって一般に、フォトダイオード1とマイクロレンズ12までの距離はCCD型固体撮像装置よりも長くなる。このため、このようなカラーフィルタ構造をMOS型固体撮像装置(CMOSセンサー)に用いた場合は、CCD型固体撮像装置に用いた場合よりもライン濃淡不良などの不良低減効果が大きい。
なお、ここで用いたカラーフィルタ構造に限らず、第1、第2の実施形態で説明したカラーフィルタ構造をMOS型固体撮像装置(CMOSセンサー)に用いることもできる。
また、以上の第1〜第4の実施形態では、上方向に凸形状のインナーレンズ8を備えているとして図示および説明したが、下方向に凸形状のインナーレンズを備えていてもよく、さらにはインナーレンズを備えていなくてもよい。
本発明によれば、固体撮像装置のライン濃淡不良を低減できるので、かかる固体撮像装置を搭載するデジタルスチルカメラやビデオカメラ等に有用である。
本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の構成図 図1の固体撮像装置でライン濃淡を低減できる原理を説明する断面図 図1の固体撮像装置における平坦化層を製造する第1の製造方法を工程順に示す断面図 図1の固体撮像装置における平坦化層を製造する第2の製造方法を工程順に示す断面図 図1の固体撮像装置におけるカラーフィルタを製造する方法を工程順に示す断面図 本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置の構成図 本発明の第3の実施形態に係る固体撮像装置の構成図 本発明の第4の実施形態に係る固体撮像装置の構成図
符号の説明
1 半導体基板
2 フォトダイオード
3 絶縁膜
4 転送電極
5 絶縁膜
6 遮光膜
7 平坦化層
8 インナーレンズ
9 平坦化層
9A 凹部
9B 凸部
10 カラーフィルタ
10a〜10d カラーセル(補色)
10e〜10g カラーセル(原色)
11 平坦化層
12 マイクロレンズ

Claims (5)

  1. 行列状に配置された複数の受光部と、前記受光部に対応して形成されたカラーフィルタおよびマイクロレンズアレイとを具備する固体撮像装置において、前記カラーフィルタは、一定方向に視たときの奇数行にシアンセルとイエローセルとが交互に並び、偶数行にマゼンタセルとグリーンセルとが交互に並び、かつ、前記マゼンタセルとグリーンセルの並び順序が互いに隣り合う偶数行間で異なる補色色差順次配列にて形成されており、前記シアンセルとイエローセルのうち少なくとも一方の下面が前記マゼンタセルとグリーンセルの下面よりも受光部側に位置していることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 行列状に配置された複数の受光部と、前記受光部に対応して形成されたカラーフィルタおよびマイクロレンズアレイとを具備する固体撮像装置において、前記カラーフィルタは、一定方向に視たときの奇数行にシアンセルとイエローセルとが交互に並び、偶数行にマゼンタセルとグリーンセルとが交互に並び、かつ、前記シアンセルとイエローセルの並び順序が互いに隣り合う奇数行間で異なる補色色差順次配列にて形成されており、前記マゼンタセルとグリーンセルのうち少なくとも一方の下面が前記シアンセルとイエローセルの下面よりも受光部側に位置していることを特徴とする固体撮像装置。
  3. 行列状に配置された複数の受光部と、前記受光部に対応して形成されたカラーフィルタおよびマイクロレンズアレイとを具備する固体撮像装置において、前記カラーフィルタは、原色ベイヤー配列にて形成されており、ブルーセルとレッドセルのうち少なくとも一方の下面がグリーンセルの下面よりも受光部側に位置していることを特徴とする固体撮像装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の固体撮像装置の製造方法であって、複数の受光部が形成された半導体基板上に平坦化材料を塗布し、前記平坦化材料の所定のカラーセル位置にグレースケールマスクを用いるリソグラフィ法で凹部を形成するか、あるいは、前記平坦化材料上に透明樹脂を塗布した後に所定のカラーセル位置にリソグラフィ法で凸部をパターニングすることにより、表面に凹部と凸部とを有する平坦化層を形成する工程と、前記平坦化層の凹部と凸部に所定の配列でカラーセルを形成する工程とを行うことを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  5. 所定の配列でカラーセルを形成する工程では、平坦化層の表面に第1のカラーレジストを塗布し、グレースケールマスクを用いるリソグラフィ法により前記平坦化層の凹部と凸部に所望の膜厚の第1のカラーレジスト層を形成し、その後に、前記第1のカラーレジスト層上に第2のカラーレジストを塗布し、グレースケールマスクを用いるリソグラフィ法により前記凸部の第1のカラーレジスト層上に第2のカラーレジスト層をパターニングすることにより、前記凹部に前記第1のカラーレジスト層よりなるカラーセルを形成し、前記凸部に前記第1のカラーレジスト層と第2のカラーレジスト層との積層構造のカラーセルを形成することを特徴とする請求項4記載の固体撮像装置の製造方法。
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