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JP2008192835A - 成膜方法,基板処理装置,および半導体装置 - Google Patents

成膜方法,基板処理装置,および半導体装置 Download PDF

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JP2008192835A
JP2008192835A JP2007025876A JP2007025876A JP2008192835A JP 2008192835 A JP2008192835 A JP 2008192835A JP 2007025876 A JP2007025876 A JP 2007025876A JP 2007025876 A JP2007025876 A JP 2007025876A JP 2008192835 A JP2008192835 A JP 2008192835A
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film
titanium
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tungsten
film forming
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JP2007025876A
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Satoru Wakabayashi
哲 若林
Kensaku Narishima
健索 成嶋
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Tokyo Electron Ltd
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Tokyo Electron Ltd
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    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
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    • C23C16/22Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the deposition of inorganic material, other than metallic material
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Abstract

【課題】タングステンを埋め込むときのバリア層を形成する際に,チタン膜を形成し,そのチタン膜をすべて窒化して単一の窒化チタン膜をバリア層として形成することで,チタン層の変質によるタングステン膜の剥離を防止しつつ,従来よりもバリア層を薄くして,生産性を向上させる。
【解決手段】層間絶縁膜520上およびコンタクトホール530底部のシリコン含有表面512上にチタン膜を形成するチタン膜形成工程と,このチタン膜をすべて窒化し,単一の窒化チタン膜550を形成する窒化工程と,窒化チタン膜上にタングステン膜560を形成するタングステン膜形成工程とを有する。
【選択図】図7C

Description

本発明は,半導体ウエハ,FPD(Flat Panel Display)基板などの被処理基板上に所定の膜を成膜する成膜方法,基板処理装置,および所定の膜構造を有する半導体装置に関する。
高集積化や高密度化が進んだ近年の半導体デバイスは,複数の配線層から成るいわゆる多層配線構造を有している。このような半導体デバイスにおいては,良好な電気的特性を得るためにも,シリコン(Si)基板と配線層とを電気的に接続するためのコンタクトホールや上側配線層と下側配線層とを電気的に接続するためのバイアホールに対する金属の埋め込み技術がより重要となってきている。特に近年では,埋め込み性能がより高いなどの理由から,コンタクトホールやバイアホールには,主としてCVD(Chemical Vapor Deposition)法によってタングステン(W)が埋め込まれる傾向にある。
タングステンが埋め込まれたシリコン基板10における一般的なコンタクト構造を図10に示す。このようなコンタクト構造を得るためには例えば,まずシリコン基板10上の絶縁膜20のうち,不純物拡散層12に対応する領域をエッチングしてコンタクトホール30を形成する。
次に,コンタクトホール30内にタングステンを埋め込む。この場合,タングステン膜の密着性やコンタクトホール30の電気的特性などを向上させるため,コンタクトホール30内の表面を含むウエハ表面全体に,チタン(Ti)膜40と窒化チタン(TiN)膜50を順に形成してから,その上にタングステン膜60を形成する。
従来,これらの各成膜工程を基板処理装置に設けられる複数の処理室で行うようになっていた。先ず,第1の処理室にシリコン基板10を搬送し,例えば四塩化チタン(TiCl)ガスと水素(H)ガスとを用いてプラズマCVD法等により,コンタクトホール30内を含めてシリコン基板10の表面全体にチタン膜40を形成する。このとき,不純物拡散層12の表面には,チタンシリサイド(TiSi)層(図示せず)が形成される。
続いて,このシリコン基板10を第2の処理室へ搬送して,例えば四塩化チタンガスとアンモニア(NH)ガスとを用いて熱CVD法により,窒化チタン膜50を形成する。そして,このシリコン基板10を第3の処理室へ搬送して,例えばモノシラン(SiH)ガスと水素ガスとの両方又は一方のガスと六フッ化タングステン(WF)ガスを用いて熱CVD法によりタングステン膜60を形成する。これによって,コンタクトホール30内にはタングステンが埋め込まれる。
このようなタングステン膜60を形成する際に用いられる六フッ化タングステンガスは,チタンなどの金属と高い反応性を示すフッ素(F)を含むため,もし窒化チタン膜50を形成せずに,チタン膜40上に直接タングステン膜60を形成すると,このチタン膜40がフッ素によりエッチングされてしまう。つまり,タングステン膜60とチタン膜40との間に形成される窒化チタン膜50は,タングステン膜60の形成工程におけるフッ素の拡散を防止するバリア層として機能するものであり,これによって,チタン膜40はフッ素の侵入を受けることなく良好な状態に保たれる。
このような理由により,従来,チタン膜40上には窒化チタン膜50を形成していた。ただし,チタン膜40を形成した後,窒化チタン膜50を形成する前に,チタン膜40の表面を例えばプラズマにより窒化する処理を行っていた。これにより,チタン膜40表面(上層部)に窒化チタン層44が形成されるため,次の例えば熱CVD法による窒化チタン膜50の成膜工程で使用される四塩化チタンガスによってチタン膜40の表面がエッチングされてしまうことを防止できる。
特開2003−142425号公報 特表2002−542399号公報
しかしながら,従来,チタン膜40の表面のみを窒化するので,チタン膜40にはチタン層42が残っていた。このため,チタン膜40の窒化チタン層42及び窒化チタン膜50に十分な膜厚がなければ,フッ素の一部が窒化チタン層40及び窒化チタン膜50を通過してチタン膜40のチタン層に達してしまい,脆弱なフッ化チタン(TiF)が生成される可能性があった。このようにフッ化チタンが生成されると,窒化チタン膜50とタングステン膜60は,下地層との密着性が劣化し,シリコン基板10の表面から剥離するおそれがある。
ところで,近年では,半導体デバイスの高精度化に伴って基板上に形成される素子の電気的特性等向上の要請も高まる一方で,生産性向上の要請も益々高まっている。このような背景の中,上述したようなコンタクトホールやバイアホールの埋め込み工程についても生産性を向上すべく,様々な取り組みがなされている。
例えば特許文献1には,低いプロセス温度下でのタングステン膜の形成工程を用いることにより,十分な膜厚を得るために従来行われていた熱CVDによる窒化チタン膜の形成工程を省略する技術が開示されている。具体的にはこの技術によれば,低温のプロセス温度によるタングステン膜の形成工程を用いることで,バリア層を従来よりも薄くすることができるようになる。このため,熱CVD法による窒化チタン膜の代わりにチタン膜の表面を窒化処理して得られる窒化チタン層をバリア層として機能させ,熱CVD法による窒化チタン膜の形成工程を省略することができる。また,特許文献2には,バリア層を構成するチタン膜の成膜工程と窒化チタン膜の成膜工程を1つの処理室で行う技術が開示されている。
ところが,これらの技術においても,チタン膜についてはその表面のみが窒化処理されるため,チタン膜にはチタン層が残ることになる。このため,上述したようにチタン膜の窒化チタン層又は窒化チタン膜に十分な膜厚がなければ,フッ素の一部が窒化チタン層及び窒化チタン膜を通過してチタン膜のチタン層に達して,フッ化チタンが生成され,シリコン基板の表面から窒化チタン膜とタングステン膜が剥離するおそれがある。
そこで,本発明は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的とするところは,まずチタン膜を形成し,そのチタン膜をすべて窒化することにより,下地にチタン層が残らないバリア層としての単一の窒化チタン膜を形成することで,タングステン膜の剥離を防止できる成膜方法などを提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,シリコン含有表面上に形成された絶縁膜と,前記絶縁膜に形成され,前記シリコン含有表面まで達するホールと,を有する被処理基板に対する成膜方法であって,前記絶縁膜上および前記ホール底部の前記シリコン含有表面上にチタン膜を形成するチタン膜形成工程と,前記チタン膜をすべて窒化し,単一の窒化チタン膜を形成する窒化工程と,前記窒化チタン膜上にタングステン膜を形成するタングステン膜形成工程と,を有することを特徴とする成膜方法が提供される。
また,シリコン含有表面上に形成された絶縁膜と,前記絶縁膜に形成され,前記シリコン含有表面まで達するホールと,を有する被処理基板に対して窒化チタン膜を形成する処理室と,前記処理室内に少なくともチタン化合物ガスおよび還元ガスを供給するガス供給手段と,前記処理室内にプラズマを生成するプラズマ生成手段と,前記処理室内に載置された前記被処理基板の温度を調整する温度調整手段と,前記ガス供給手段,前記プラズマ生成手段,および前記温度調整手段の動作を制御する制御部と,を備えた基板処理装置であって,前記制御部は,前記絶縁膜上および前記ホール底部の前記シリコン含有表面上にチタン膜を形成するチタン膜形成工程と,前記チタン膜をすべて窒化し,単一の窒化チタン膜を形成する窒化工程と,を行うことを特徴とする基板処理装置が提供される。
また,シリコン含有表面上に形成された絶縁膜と,前記絶縁膜に形成され,前記シリコン含有表面まで達するホールと,前記絶縁膜上および前記ホール底部の前記シリコン含有表面上に形成されたチタン膜をすべて窒化して形成された単一の窒化チタン膜と,前記窒化チタン膜の上に形成されたタングステン膜と,を有することを特徴とする半導体装置が提供される。
本発明によれば,チタン膜をすべて窒化することによって得られる単一の窒化チタン膜がタングステンに対するバリア層として機能し,しかもこのバリア層の下にはチタン膜が残らないため,タングステン膜を形成する際のフッ素の拡散を防止することができるとともに,たとえフッ素がバリア層を通過しても,フッ化チタンが生成されないため,タングステン膜の剥離を確実に防止することができる。さらに,従来行われた熱CVDによる窒化チタン膜の形成工程を省略することが可能となる。したがって,より少ない工程でホールへのタングステンの埋め込みを完了することができる。
前記チタン膜形成工程では,前記被処理基板を収容した処理室内にチタン化合物ガスと還元ガスを導入しつつこの処理室内にプラズマを生成して前記チタン膜を形成することが好ましい。これによれば,前記被処理基板の温度が550℃以下の比較的低温下であればステップカバレッジの良好なチタン膜を形成することができる。したがって,このチタン膜をすべて窒化することによって得られる単一の窒化チタン膜のステップカバレッジも良好なものとなる。
また,前記チタン膜形成工程では,前記シリコン含有表面のシリコンと前記チタン膜のチタンとが反応して前記シリコン含有膜表面上にチタンとシリコンの合金層(チタンシリサイド層)が形成されるように前記被処理基板を第1の温度に調整することが好ましい。このように合金層を形成すれば,タングステン膜とシリコン含有表面との間の電気抵抗を低く抑えることができる。この場合,前記被処理基板を400〜550℃に調整することが好ましい。
前記チタン膜形成工程にて形成される前記チタン膜の膜厚は,6nm以下,好ましくは5nm以下とされる。このようにチタン膜を薄く形成すれば,このすべてを窒化して得られる窒化チタン膜も薄くなる。このように,窒化チタン膜を薄くすることによって,ホール内により多くのタングステンを埋め込むことができる。窒化チタンに比べてタングステンの電気抵抗は小さいため,例えばホールがコンタクトホールの場合,コンタクト抵抗を低減することができる。
前記チタン膜形成工程と前記窒化工程を交互に複数回繰り返すことによって窒化チタン膜を形成するようにしてもよい。これによれば,成膜中の被処理基板の温度をより低く抑えることができる。この結果,不純物の極めて少ない良質な窒化チタン膜を形成することができる。
また,前記タングステン膜形成工程は,前記被処理基板の温度を,フッ素と前記合金層の合金(シリコン含有表面上に形成されたチタンシリサイド)とが反応しない第2の温度に維持しつつ前記被処理基板を収容した処理室内にフッ化タングステンガスと還元ガスを交互に複数回導入して第1のタングステン膜を形成する第1のタングステン膜形成工程を含むことが好ましい。この方法によれば,窒化チタン膜下のシリコン含有表面,前記絶縁膜表面の層に対して,フッ素のダメージが実質的に及ばなくなる。そのための前記第2の温度は,例えば250〜350℃とすることが好ましい。しかも,本発明によれば,上記のような比較的低い第2の温度に調整しても,良好な膜質を有する第1のタングステン膜を効率よく形成することができる。
前記タングステン膜形成工程はさらに,前記処理室内に前記フッ化タングステンガスと前記還元ガスを共に導入して前記第1のタングステン膜上に第2のタングステン膜を形成する第2のタングステン膜形成工程を含むことが好ましい。これによれば,各膜を良好な膜質に保ちつつ,より短時間でタングステン膜を形成することができる。
前記チタン膜形成工程の前に,フッ化水素ガスを含むクリーニングガスによって前記被処理基板上に付着した異物を除去するクリーニング処理を行うようにしてもよい。この場合,前記クリーニング処理は,前記異物を前記クリーニングガスと反応させることによって生成物を生成し,前記被処理基板を加熱して前記生成物を気化させる処理であることが好ましい。また,前記クリーニング処理は,前記フッ化水素ガスと水分を用いて前記異物を除去する処理であってもよい。
本発明によれば,先ずチタン膜を形成し,そのチタン膜をすべて窒化することにより,下地にチタン層が残らないバリア層としての単一の窒化チタン膜を形成するため,タングステン膜の剥離を防止することができる。また,従来よりもバリア層を薄くすることができるので,バリア層の形成にかかる時間を短縮することができるとともに,従来行われていた熱CVD法による窒化チタン膜の形成工程を省略することができ,これにより生産性を向上させることができる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書および図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(基板処理装置の構成例)
本発明の実施形態にかかる基板処理装置の構成例を図面を参照しながら説明する。図1は本実施形態にかかる基板処理装置の一例を示す概略構成図である。図1に示すように,基板処理装置100は,略多角形状(例えば六角形状)に形成された共通搬送室(処理室側搬送室)102,真空引き可能に構成された複数(例えば4つ)の処理室104A〜104D,真空引き可能に構成された2つのロードロック室108A,108B,略長方形状の搬入側搬送室110,被処理基板の一例としての半導体シリコンウエハ(以下,単に「ウエハ」とも称する)Wを複数枚収容できるカセットを載置する複数(例えば3つ)の導入ポート112A〜112C,およびウエハWを回転してこの偏心量を光学的に求めて位置合わせを行うオリエンタ114を有する。
処理室104A〜104Dはそれぞれ,共通搬送室102の周囲にゲートバルブ106A〜106Dを介して連結されている。各処理室104A〜104DにはウエハWを載置する載置台105A〜105Dが設けられている。各処理室104A〜104Dはそれぞれ,載置台105A〜105Dに載置されたウエハWに対して所定の処理を施し得るよう構成されている。
共通搬送室102内には,ウエハWを保持する2つのピック116A,116Bを有して屈伸および旋回可能に構成された処理室側搬送機構(真空圧側搬送機構)116が設けられている。共通搬送室102には,2つのロードロック室108A,108Bを介して搬入側搬送室110が連結されている。ロードロック室108Aは,共通搬送室102と搬入側搬送室110にゲートバルブ107Aを介して接続されており,ロードロック室108Bは,共通搬送室102と搬入側搬送室110にゲートバルブ107Bを介して接続されている。
なお,共通搬送室102と2つのロードロック室108A,108Bの内のいずれか一方,例えばロードロック室108Aとの連結部の搬送口109AはウエハWを共通搬送室102内に搬入する搬入口として用いられ,他方のロードロック室108Bとの連結部の搬送口109BはウエハWを共通搬送室102外に搬出する搬出口として用いられる。
上記搬入側搬送室110には,例えば3つの導入ポート112A〜112Cおよびオリエンタ114が連結されている。また,搬入側搬送室110内には,ウエハWを保持する2つのピック118A,118Bを有して屈伸,旋回,昇降および直線移動可能に構成された搬入側搬送機構(大気圧側搬送機構)118が設けられている。
そして,基板処理装置100には,制御部200が接続されており,この制御部200によって基板処理装置100の各部が制御される。
(制御部の構成例)
基板処理装置100の制御部200の構成例を図面を参照しながら説明する。制御部200は,図2に示すように,CPU(中央処理装置)210,CPU210が各部を制御するデータなどを格納するROM(Read−Only Memory)220,CPU210が行う各種データ処理のために使用されるメモリエリアなどを設けたRAM(Random−Access Memory)230,操作画面や選択画面などを表示する液晶ディスプレイなどで構成される表示手段240,オペレータによる種々のデータの入出力などを行うことができる入出力手段250,例えばブザーのような警報器などで構成される報知手段260,基板処理装置100の各部を制御するための各種コントローラ270,基板処理装置100に適用される各種プログラムデータを格納するプログラムデータ記憶手段280,およびプログラムデータに基づくプログラム処理を実行するときに使用する各種設定情報を記憶する設定情報記憶手段290を備える。プログラムデータ記憶手段280と設定情報記憶手段290は,例えばフラッシュメモリ,ハードディスク,CD−ROMなどの記録媒体で構成され,必要に応じてCPU210によってデータが読み出される。
プログラムデータ記憶手段280には,例えば処理室側搬送機構116と搬入側搬送機構118の動作を制御する搬送プログラム282と,各処理室104におけるウエハWに対するプロセス処理時に実行されるプロセス処理プログラム284の記憶領域が確保されている。
また,設定情報記憶手段290には,例えば処理室側搬送機構116と搬入側搬送機構118がアクセスするポイントの位置座標等の搬送設定情報292と,プロセス処理における処理室内圧力,ガス流量,高周波電力などのレシピデータ等のプロセス処理設定情報294を記憶する記憶領域が確保されている。
これらのCPU210,ROM220,RAM230,表示手段240,入出力手段250,報知手段260,各種コントローラ270,プログラムデータ記憶手段280,および設定情報記憶手段290は,制御バス,システムバス,データバスなどのバスラインによって電気的に接続されている。
(処理室の構成例)
次に,図1に示す基板処理装置100における処理室の構成例を説明する。基板処理装置100は,ウエハW上の自然酸化膜などの異物を水成分や減圧下でプラズマを用いずに除去する異物除去処理,この異物除去処理が施されたウエハWのシリコン表面上にチタン膜を形成するチタン膜形成処理,チタン膜をすべて窒化して窒化チタン膜を形成するチタン膜全窒化処理,および窒化チタン膜の上にタングステン膜を形成するタングステン膜形成処理を連続して実行可能なように構成されている。
本実施形態では,例えば処理室104A〜104Dのうちのいずれか一室を,異物除去処理が可能なように構成し,他の一室をチタン膜形成処理(Ti膜の自己整合的なシリサイド化処理を含む)およびチタン膜全窒化処理が可能なように構成し,さらに他の一室をタングステン膜形成処理が可能なように構成する。また,異物除去処理を生成物生成処理(例えばCOR(Chemical Oxide Removal)処理)と,生成物除去処理(例えばPHT(Post Heat Treatment)処理)との2段階に分けて行う場合には,処理室104A〜104Dのうちのいずれか二室をそれぞれに割り当てる。このように,基板処理装置100において実施するプロセス処理の内容に応じて各処理室104A〜104Dを構成する。
ここで,例えばコンタクトホールが形成されたウエハWを基板処理装置100に導入し,このウエハWに対して上述したような異物除去処理としてのCOR処理,PHT処理を連続して実行した後,チタン膜形成処理,チタン膜全窒化処理,およびタングステン膜形成処理を連続して実行する場合の基板処理装置100における処理室の構成例を図3に示す。
図3に示すように,本実施形態にかかる基板処理装置100において,処理室104A,104B,104C,104Dはそれぞれ,COR処理室,PHT処理室,チタン膜形成・チタン膜全窒化処理室(以下,単に「チタン膜処理室」という),およびタングステン膜形成処理室として構成されている。各処理室104A〜104Dにおける処理はそれぞれ,制御部200によって制御される。より具体的には,制御部200のCPU210は,プログラムデータ記憶手段280から必要なプロセス処理プログラム284を読み出すと共に,設定情報記憶手段290からプロセス処理設定情報294として例えばプロセスレシピ情報等を読み出して所定のプロセス処理を実行する。
(チタン膜処理室の構成例)
次に,本実施形態において主要な処理室であるチタン膜処理室の構成例について図面を参照しながら説明する。チタン膜処理室は,上記のように,チタン膜を形成する処理とチタン膜をすべて窒化する処理を行うためのものであり,このチタン膜処理室としては,例えば図4に示すようなプラズマCVD処理室300を用いることができる。このプラズマCVD処理室300は,気密に構成された略円筒状の処理容器からなる処理室311を有している。
処理室311の中にはウエハWを水平に支持するためのサセプタ312がその中央下部に設けられた円筒状の支持部材313により支持された状態で配置されている。このサセプタ312は窒化アルミニウム(AlN)等のセラミックスからなり,その外縁部にはウエハWをガイドするためのガイドリング314が設けられている。
また,サセプタ312にはヒータ315が埋め込まれており,このヒータ315はヒータ電源340から給電されることによりウエハWを所定の温度に加熱する。すなわち,ヒータ315とヒータ電源340は温度調整手段を構成する。サセプタ312には,下部電極316がヒータ315の上に埋設されており,下部電極316は例えば接地(図示せず)されている。
処理室311の天壁311Aには,絶縁部材319を介してシャワーヘッド320が設けられている。このシャワーヘッド320は,大きく分けると上部分であるベース部材321と下部分であるシャワープレート322から構成されている。
ベース部材321には,ヒータ323が埋設されており,このヒータ323はヒータ電源341から給電されることにより,シャワーヘッド320を所定温度に加熱することが可能となっている。
シャワープレート322には処理室311内にガスを吐出する多数の吐出孔324が形成されている。各吐出孔324は,ベース部材321とシャワープレート322の間に形成されるガス拡散空間325に連通している。ベース部材321の中央部には処理ガスをガス拡散空間325に供給するためのガス導入ポート326が設けられている。ガス導入ポート326は,後述するガス供給手段330の混合ガス供給ライン338に接続されている。
ガス供給手段330は,チタン化合物ガスである四塩化チタンガスを供給する四塩化チタンガス供給源331,アルゴン(Ar)ガスを供給するアルゴンガス供給源332,還元ガスである水素ガスを供給する水素ガス供給源333,窒素化合物ガスであるアンモニアガスを供給するアンモニアガス供給源334を有している。
そして,四塩化チタンガス供給源331には四塩化チタンガス供給ライン331Lが接続されており,アルゴンガス供給源332にはアルゴンガス供給ライン332Lが接続されており,水素ガス供給源333には水素ガス供給ライン333Lが接続されており,アンモニアガス供給源334にはアンモニアガス供給ライン334Lが接続されている。各ガス供給ライン331L〜334Lにはそれぞれマスフローコントローラ(MFC)331C〜334Cおよびこのマスフローコントローラ331C〜334Cを挟んで2つのバルブ331V〜334Vが設けられている。
ガス混合部337は,上記の処理ガスを混合してシャワーヘッド320に供給する機能を有するものであり,そのガス流入側には,各ガス供給ライン331L〜334Lを介して処理ガス供給源331〜334が接続されており,そのガス流出側には混合ガス供給ライン338を介してシャワーヘッド320が接続されている。
プロセス時には,四塩化チタンガス,アルゴンガス,水素ガス,およびアンモニアガスの中から選択された一種類のガスまたは複数のガスの混合ガスが,シャワーヘッド320のガス導入ポート326とガス拡散空間325を経由して,複数の吐出孔324から処理室311内に導入される。
このように本実施形態にかかるシャワーヘッド320は,処理ガスを予め混合して処理室311内に供給するいわゆるプリミックスタイプで構成されているが,各処理ガスを独立して処理室311内に供給するポストミックスタイプで構成されるようにしてもよい。
シャワーヘッド320には,整合器342を介して高周波電源343が接続されており,成膜の際にこの高周波電源343からシャワーヘッド320に,例えば450kHzの高周波電力を供給することにより,シャワーヘッド320および下部電極316の間に高周波電界が生じ,処理室311内に供給された処理ガスがプラズマ化し,ウエハW上にチタン膜が形成され,またチタン膜が窒化される。すなわち,シャワーヘッド320,整合器342,高周波電源343,および下部電極316はプラズマ生成手段を構成する。
処理室311の底壁311Bの中央部には円形の穴317が形成されており,底壁311Bにはこの穴317を覆うように下方に向けて突出する排気室350が設けられている。排気室350の側面には排気管351が接続されており,この排気管351には排気装置352が接続されている。そしてこの排気装置352を作動させることにより処理室311内を所定の真空度まで減圧することができる。
サセプタ312には,ウエハWを支持して昇降させるための3本(2本のみ図示)のウエハ支持ピン360がサセプタ312の表面に対して突没可能に設けられ,これらウエハ支持ピン360は支持板361に固定されている。そして,ウエハ支持ピン360は,エアシリンダ等の駆動機構362により支持板361を介して昇降される。
処理室311の側壁311Cには,共通搬送室102との間でウエハWの搬入出を行うための搬入出口318と,この搬入出口318を開閉するゲートバルブ311Gが設けられている。
このような構成を有するプラズマCVD処理室300の全体の動作の制御,例えば各種処理ガスの供給開始と停止の制御,処理ガスの流量制御,ウエハWの温度制御,処理室311内の圧力制御は,上記の制御部200によって行われる。このプラズマCVD処理室300において行われるチタン膜形成処理およびチタン膜全窒化処理の詳細については後述する。
(タングステン膜形成処理室の構成例)
続いて,本実施形態にかかるタングステン膜形成処理室の構成例について図面を参照しながら説明する。タングステン膜形成処理室としては,例えば図5に示すような熱CVD処理室400を用いることができる。この熱CVD処理室400は,例えば断面が略円筒形状のアルミニウム製の処理容器からなる処理室414を有している。
この処理室414内の天井部には,シャワーヘッド416が備えられている。このシャワーヘッド416は,下面に多数のガス噴射口420が形成されており,ここから処理空間Sに向けて各種処理ガスが噴射される。なお,本実施形態にかかるシャワーヘッド416は,処理ガスを予め混合して処理室414内に供給するいわゆるプリミックスタイプで構成されているが,各処理ガスを独立して処理室414内に供給するポストミックスタイプで構成されるようにしてもよい。
本実施形態では処理ガスとして,ジボラン(B)ガス,六フッ化タングステンガス,モノシランガス,水素ガス,窒素(N)ガス,アルゴンガスが用いられる。このうちジボランガスは,水素ガスによって例えば5%まで希釈してもよい。各処理ガスは,マスフローコントローラのような流量制御器を含むガス供給手段(図示せず。図4のガス供給手段330参照)を介して処理室414内に供給される。
処理室414内には,底部に立設された円筒状のリフレクタ422と,ウエハWを載置するための載置台426が設けられている。載置台426は,リフレクタ422の上にL字状の3個の保持部材424(図5には2個のみ示す)によって取り付けられている。
処理室414の側壁には,共通搬送室102との間でウエハWの搬入出を行うための搬入出口418と,この搬入出口418を開閉するゲートバルブ414Gが設けられている。
載置台426の下方には,複数本例えば3本のL字状のウエハ支持ピン428(図5には2本のみ示す)が配置されている。各ウエハ支持ピン428の先端は上方を向いており,各ウエハ支持ピン428の基端は,リフレクタ422に形成されている挿通孔(図示せず)を通ってリング部材430に共通に接続されている。リング部材430は,処理室414の底部の貫通孔432を通るように設けられたシャフト434を介してアクチュエータ440に連結されており,このアクチュエータ440の動作に伴って上下動する。リング部材430が上下動すると,各ウエハ支持ピン428の先端が載置台426に形成されているピン孔436を通って載置台426の表面に対して突没する。このような動作によって,各ウエハ支持ピン428に支持されているウエハWは,載置台426に載置され,また載置台426に載置されているウエハWは,ウエハ支持ピン428によって持ち上げられ支持される。なお,シャフト434が通される処理室414の底部の貫通孔432には,処理室414の気密状態を維持するために,ベローズ438が取り付けられている。
処理室414の底部の周縁部には排気口442が設けられ,この排気口442には排気装置444が接続されている。そしてこの排気装置444を作動させることにより処理室414内を所定の真空度まで減圧することができる。
処理室414の底部のうち載置台426の直下の領域には,石英等の熱線透過材料よりなる透過窓451が気密に取り付けられており,さらにその下方には,透過窓451を囲むように箱状の加熱室452が設けられている。この加熱室452内では,加熱手段としての複数の加熱ランプ454が,反射鏡も兼ねる回転台456に取り付けられている。この回転台456は,加熱室452の底部に設けられたモータ458の回転軸に接続されており,モータ458の動作に従って回転する。
加熱ランプ454から放出された熱線は,透過窓451を透過して載置台426の下面に達しこれを加熱する。この熱は,載置台426上のウエハWに達する。このように,加熱ランプ454は,ウエハWを間接的に加熱することができる。しかも,回転台456が回転するため,熱線が載置台426の下面のより広い範囲に照射される。したがって,ウエハWの面内温度の均一化が実現する。なお,加熱手段として加熱ランプ454に代えて,抵抗加熱ヒータを採用するようにしてもよい。
このような構成を有する熱CVD処理室400の全体の動作の制御,例えば各種処理ガスの供給開始と停止の制御,処理ガスの流量制御,ウエハWの温度制御,処理室414内の圧力制御は,上記の制御部200によって行われる。この熱CVD処理室400において行われるタングステン膜形成処理の具体例については後述する。
(ウエハ搬送処理の具体例)
ここで,図3に示すように構成された基板処理装置100のウエハ搬送処理について説明する。共通搬送室102を基点にウエハWは処理室104A,104B,104C,104Dの順に搬送されて処理される。つまりウエハWの搬送経路は図3に示す実線矢印のようになる。
このようなウエハ搬送処理は,制御部200によって制御される。より具体的には,制御部200のCPU210は,プログラムデータ記憶手段280から必要な搬送プログラム282を読み出すと共に,設定情報記憶手段290から搬送設定情報292として例えばピック116A,116B,118A,118Bのアクセスポイントの座標等を読み出して所定の搬送処理を実行する。
まず,搬入側搬送室110内の搬送処理について説明する。ロードロック室108B内に処理室104Dでの処理が終了したウエハWが収容されているものとすると,制御部200は,この処理済のウエハWを,搬入側搬送機構118によって所定の導入ポート(例えば,導入ポート112B)へ搬送し(搬送経路X11),ここに収容する。
また,中央の導入ポート112Bに収容されている処理前のウエハWを,搬入側搬送機構118によってオリエンタ114へ搬送し(搬送経路X12),ここで位置合わせを行い,再度,搬入側搬送機構118によってロードロック室108Aへ搬送し(搬送経路X13),ここで待機させる。制御部200は,以上の搬送制御をウエハWの処理が進む毎に繰り返し実行する。
次に,共通搬送室102内でのウエハWの搬送処理について説明する。まず,制御部200は,処理室側搬送機構116により処理室104Dに収容されている処理済のウエハWを取りに行き,これを空き状態のロードロック室108B内に置く(搬送経路Y11)。
続いて,処理室側搬送機構116によって処理室104C内に収容されている処理済のウエハWを取りに行き,これを空き状態の処理室104D内へ搬入し(搬送経路Y12),処理室104D内での所定の処理,例えばタングステン膜形成処理を開始する。
次いで,処理室側搬送機構116によって処理室104B内に収容されている処理済のウエハWを取りに行き,これを空き状態の処理室104C内へ搬入し(搬送経路Y13),処理室104C内での所定の処理,例えばチタン膜形成処理を開始する。
さらに,処理室側搬送機構116によって処理室104A内に収容されている処理済のウエハWを取りに行き,これを空き状態の処理室104B内へ搬入し(搬送経路Y14),処理室104B内での所定の処理,例えばPHT処理を開始する。
そして,ロードロック室108A内で待機させておいた処理前のウエハWを処理室側搬送機構116によって取りに行き,これを空き状態の処理室104A内へ搬入し(搬送経路Y15),この処理室104A内での所定の処理,例えばCOR処理を開始する。
なお,ウエハWの搬出入の際,制御部200は,各ゲートバルブ106A〜106D,107A,107Bのうち,ウエハWの搬出入に必要なゲートバルブのみを開閉する。そして,制御部200は,以上の搬送制御を各処理室104A〜104DにてウエハWの処理が完了する毎に繰り返し実行する。
(ウエハ処理の具体例)
次に,上述した本実施形態にかかる基板処理装置100が行う被処理ウエハに対する処理ついて図面を参照しながら説明する。図6は,本実施形態にかかるウエハ処理の工程を示すフローチャートである。また,図7A〜図7Cは,工程ごとの被処理ウエハ500の膜構造を示す断面図である。
基板処理装置100は,例えば図7Aに示すような膜構造を有する被処理ウエハ500に対して処理を行う。被処理ウエハ500は,シリコンベアウエハ510上に,酸化シリコン(SiO)膜などの層間絶縁膜520を形成し,エッチングによりコンタクトホール530を形成し,コンタクトホール530の底部にシリコン含有表面512を露出させたものである。なお,予めシリコンベアウエハ510に不純物拡散層またはシリサイド層を形成して,これらの層の表面をシリコン含有表面として露出させるようにしてもよい。シリサイド層としては,例えばコバルトシリサイド(CoSi)層やニッケルシリサイド(NiSi)層が挙げられる。また,ポリシリコン(poly−Si)膜表面をシリコン含有表面として,ここにチタンシリサイド層を形成するようにしてもよい。
まず,図6に示すようにステップS100にて,シリコン含有表面512上の異物(例えばエッチング残渣などのコンタミネーション,パーティクル,自然酸化膜など)を除去する異物除去処理を行う。これにより,シリコン含有表面512は,自然酸化膜などの異物がないフラットで均一な面となる。従来は,この異物除去処理として,アルゴンプラズマスパッタによるエッチングを実施していた。これはプラズマによってイオン化したアルゴンイオンをシリコンウエハに印加したバイアス電圧によって加速し,シリコンウエハに付着した自然酸化膜を含む異物をスパッタエッチングする技術である。ところが,近年半導体デバイスの微細化に伴い,コンタクトホールの形状も微細になっており,アルゴンプラズマスパッタを用いたのではコンタクトホール底部から異物を除去することが困難になっている。
そこで,本実施形態では,減圧下においてプラズマを用いない異物除去処理を実行する。この異物除去処理は,例えばシリコンウエハに付着した自然酸化膜を含む異物とガス成分とを化学反応させて生成物を生成する生成物生成処理と,シリコンウエハ上に生成された生成物を熱処理により除去する生成物除去処理との2段階の処理によって構成される。
本実施形態では,生成物生成処理としてのCOR処理を処理室104Aにて行い,これに連続して,生成物除去処理としてのPHT処理を処理室104Bにて行う。COR処理によれば,シリコンウエハ上に付着した異物例えば自然酸化膜などの酸化膜と例えばアンモニアガスおよびフッ化水素(HF)ガスなどのガス分子とが化学反応し,生成物(主に(NHSiF)が生成される。そして,PHT処理によれば,COR処理が施されたシリコンウエハが加熱され,COR処理の化学反応によってシリコンウエハ上に生成された生成物が気化(昇華)してシリコンウエハから除去される。
このように,本実施形態では,減圧下においてプラズマを用いない異物除去処理が実行されるため,次に連続して行うチタン膜形成処理において膜の密着性,強度を向上させることができる。また,本実施形態にかかる異物除去処理ではプラズマを用いないため,チタン膜の下地となるシリコン含有表面512にプラズマ起因のチャージアップダメージが及ばず,シリコン含有表面512が削られてしまうことを防止することができる。したがって,シリコン含有表面512の平滑性が損なわれず,結果として低抵抗のコンタクトを形成することができる。
次いで,被処理ウエハ500を大気に曝すことなく処理室104Cに搬送し,ステップS110にて,被処理ウエハ500に対してチタン膜形成処理とチタン膜全窒化処理を行う。これによって,図7Bに示すように,シリコン含有表面512と層間絶縁膜520の表面を覆うように窒化チタン膜550が形成される。この窒化チタン膜550の膜厚は,6nm以下,好ましくは5nm以下とする。なお,このステップS110の処理において,シリコン含有表面512にチタンを堆積させるときに,被処理ウエハ500を例えば400〜550℃に調整すれば,このチタンとシリコン含有膜512中のシリコンとが反応して,自己整合的にチタンシリサイド層514が形成される。
このステップS110において,窒化チタン膜550を形成するためには,薄いチタン膜を形成してこれを窒化する工程を何度か繰り返して窒化チタン膜550を形成するプラズマSFD(Sequential Flow Deposition)法を用いることができる。このプラズマSFD法による窒化チタン膜550の形成処理(以下,「プラズマSFD窒化チタン膜形成処理」という)では,例えば,処理室104Cに対してチタン化合物ガスとアルゴンガスと水素ガスを同時期に供給しつつプラズマを生成して,薄いチタン膜を形成する工程と,処理室104Cに対してアンモニアガスとアルゴンガスと水素ガスを同時期に供給しつつプラズマを生成して,その薄いチタン膜のすべてを窒化する窒化工程を1サイクルとして,これを窒化チタン膜が所定の膜厚に達するまで複数回繰り返す。
このように本実施形態にかかるプラズマSFD窒化チタン膜形成処理によれば,図7Bに示すように,シリコン含有表面512と層間絶縁膜520の表面に,チタン膜を介在させることなく直接これらを覆う窒化チタン膜550が形成される。
また,本実施形態にかかるプラズマSFD窒化チタン膜形成処理によれば,プロセス温度(被処理ウエハ500の温度)を比較的低い温度範囲,例えば400〜550℃以下の温度範囲に設定することができる。このため,半導体デバイスのサーマルバジェットを低減させることができる。したがって,窒化チタン膜550とチタンシリサイド層514の中に含まれる塩素などの不純物の濃度を低減させ,良質な膜を維持することができる。本実施形態にかかるプラズマSFD窒化チタン膜形成処理の具体的なプロセスレシピについては後述する。
なお,この他,窒化チタン膜550を形成するために,一般的なプラズマCVD法またはプラズマSFD法を用いて約5nmの膜厚のチタン膜を形成した後に,そのチタン膜のすべてをプラズマによって窒化する方法を採用するようにしてもよい。
次に,被処理ウエハ500を大気に曝すことなく処理室104Dに搬送し,ステップS120にて,被処理ウエハ500に対してタングステン膜形成処理を行う。これによって,図7Cに示すように,窒化チタン膜550の上にタングステン膜560が形成され,コンタクトホール530内にタングステンが埋め込まれる。
このステップS120において,薄いタングステン膜を形成する工程を複数回繰り返してタングステン膜560を形成するSFD法を用いることが好ましい。このSFD法によるタングステン膜560の形成処理(以下,「SFDタングステン膜形成処理」という)では,例えば,処理室104Dに対して還元ガスであるモノシランガスとタングステン含有ガスである六フッ化タングステンガスを交互に繰り返し供給する。
このSFDタングステン膜形成処理によれば,プロセス温度を比較的低い温度範囲,例えば250〜350℃の温度範囲に設定することができる。このため,六フッ化タングステンガスの分解により発生するフッ素の活性化を抑えることができ,上記のように窒化チタン膜550の膜厚が例えば5nmと薄い場合であっても,フッ素がこの窒化チタン膜550を通過しないようにすることができる。本実施形態にかかるSFDタングステン膜形成処理の具体的なプロセスレシピについては後述する。
以上のようにして,本実施形態にかかるウエハ処理によれば,シリコン含有表面512にチタンシリサイド層514が形成されるとともに,被処理ウエハ500のコンタクトホール530内と層間絶縁膜520の上面にはチタン膜を介在させることなくバリア層としての薄い窒化チタン膜550が形成される。そして,窒化チタン膜550によって下地にダメージが及ばないようにしつつタングステン膜560が形成され,コンタクトホール530がタングステンで埋められる。
(プラズマSFD窒化チタン膜形成処理の具体例)
上述した各プロセス処理のうち,本発明の主要プロセス処理であるSFD窒化チタン膜形成処理とSFDタングステン膜形成処理について,より詳細に説明する。
まず,プラズマSFD窒化チタン膜形成処理について図面を参照しながら説明する。上述のように,このプラズマSFD窒化チタン膜形成処理は,被処理ウエハ500に窒化チタン膜550を形成するためのものであり,プラズマCVD処理室300(処理室104C)にて行われる。このプラズマSFD窒化チタン膜形成処理の具体例を図8に示す。
プラズマSFD窒化チタン膜形成処理を行うにあたり,プラズマCVD処理室300のサセプタ312に埋め込まれているヒータ315にヒータ電源340から電力を供給して,被処理ウエハ500の温度を例えば450℃に調整する。そして,期間P11(ガス安定化工程)にて,プラズマCVD処理室300内に四塩化チタンガス(チタン化合物ガス)と水素ガス(還元ガス)とアルゴンガスを供給する。このとき,四塩化チタンガスの流量を例えば12sccmに調整し,水素ガスの流量を例えば4000sccmに調整し,アルゴンガスの流量を例えば1600sccmに調整する。なお,この期間P11の主な目的は,次の期間P12に先立って処理室内の処理ガスを安定化させることにある。期間P11の時間は例えば0〜2秒とする。
次に,期間P12にて,四塩化チタンガス,水素ガス,およびアルゴンガスを,期間P11から同じ流量で継続して処理室内に供給したまま,シャワーヘッド(上部電極)320に例えば800Wの高周波電力を印加して処理室内にプラズマを形成する。これによって,シリコン含有表面512と層間絶縁膜520上にチタンが堆積する。このうちシリコン含有表面512では,堆積したチタンは,シリコンベアウエハ510中のシリコンと反応してシリサイド化する。期間P12の時間は例えば4秒とする。
続いて,期間P12の状態から四塩化チタンガスの供給を停止して期間P13へ移行する。この期間P13では,処理室内に水素ガスとアルゴンガスを期間P12と同じ流量で供給し,これらを処理室内でプラズマ化する。これによって,先の期間P12にて堆積したチタンがプラズマアニールされる。期間P13の時間は例えば5秒とする。
次いで,期間P13の状態からプラズマを消して期間P14に移行する。この期間P14は,次の期間P15が開始されるまでの待ち時間であり,この時間は例えば1秒とする。
以上の期間P11〜P14の処理を実行することで,極めて薄いチタン膜が形成される。なお,期間P11〜P14では,アルゴンガスを処理室に導入しないようにしてもよい。
次に,期間P15にて,期間P11〜P14の処理によって形成されたチタン膜をすべて窒化し,極めて薄い窒化チタン膜を形成する。ここでは,処理室内に水素ガス,アルゴンガス,およびアンモニアガス(窒素化合物ガス)を供給するとともに,シャワーヘッド(上部電極)320に例えば800Wの高周波電力を印加して処理室内にプラズマを再び形成する。このとき水素ガスの流量を例えば2000sccmに調整し,アルゴンガスの流量を例えば1600sccmに調整し,アンモニアガスの流量を例えば1500sccmに調整する。期間P15の時間は例えば2秒とする。
次の期間P16ではプラズマを消すとともに,処理室内へのアンモニアガスの供給を止める。水素ガスとアルゴンガスについては,期間P15のときと同じ流量に調整し,これらのガスによって処理室内に残留しているアンモニアガスをパージする。これによって,次のサイクルの期間P11において,処理室内に供給される四塩化チタンガスが残留アンモニアガスと混合してしまうことが防止され,より良質な窒化チタン膜を形成することができる。この期間P16の時間は例えば2秒とする。
以上の期間P11〜P16の処理を1サイクルとして,窒化チタン膜550が所定の膜厚,例えば5nmに達するまで同サイクルを繰り返す。
(SFDタングステン膜形成処理)
次に,SFDタングステン膜形成処理について図面を参照しながら説明する。上述のように,このSFDタングステン膜形成処理は,被処理ウエハ500にタングステン膜560を形成するためのものであり,熱CVD処理室400(処理室104D)にて行われる。このSFDタングステン膜形成処理の具体例を図9に示す。
SFDタングステン膜形成処理を行うにあたり,熱CVD処理室400の加熱ランプ454によって,載置台426上の被処理ウエハ500を加熱する。ただし,このときのウエハ温度(プロセス温度)については,従来の一般的な熱CVD処理におけるプロセス温度400〜450℃程度よりも低い250〜350℃程度に調整する。また,処理室内圧力(プロセス圧力)については,100〜1000Pa程度に調整する。そして,期間P21にて,熱CVD処理室400内に六フッ化タングステンガスを供給する。このとき,六フッ化タングステンガスの流量を10〜30sccmに調整する。また,この期間P21では,熱CVD処理室400内に,上記六フッ化タングステンガスとともにアルゴンガスまたは窒素ガスをキャリアガスとして供給する。期間P21の時間は例えば0.5〜5秒とする。
次に,期間P21の状態から六フッ化タングステンガスの供給を停止して期間P22に移行する。この期間P22は,次の期間P23が開始されるまでの待ち時間であり,この時間は例えば0.5〜3.0秒とする。この期間P22では,熱CVD処理室400内に,アルゴンガスまたは窒素ガスをパージガスとして供給し続けることが好ましい。
続いて,期間P23にて,熱CVD処理室400内に,モノシランガスを供給する。このとき,モノシランガスの流量を50〜100sccmに調整する。また,この期間P23では,熱CVD処理室400内に,上記モノシランガスとともにアルゴンガスまたは窒素ガスをキャリアガスとして供給する。期間P23の時間は例えば0.5〜5秒とする。なお,還元ガスとしては,このモノシランガスに代えて,ジシラン(Si)ガス,ジボランガスなどを用いることができる。
次いで,期間P23の状態からモノシランガスの供給を停止して期間P24に移行する。この期間P24は,次のサイクルの期間P21が開始されるまでの待ち時間であり,この時間は例えば0.5〜3.0秒とする。この期間P24では,熱CVD処理室400内に,アルゴンガスまたは窒素ガスをパージガスとして供給し続けることが好ましい。
以上の期間P21〜P24の処理を実行することで,極めて薄いタングステン膜が形成される。そして,期間P21〜P24の処理を1サイクルとして,タングステン膜560が所定の膜厚に達し,コンタクトホール530がタングステンで埋められるまで同サイクルを繰り返す。
このように,本実施形態にかかるSFDタングステン膜形成処理によれば,処理室内に六フッ化タングステンガスとモノシランガスを交互に繰り返し供給して,極めて薄いタングステン膜を積層させるようにしてタングステン膜560を形成する。したがって,従来の一般的な熱CVD処理時のプロセス温度400〜450℃よりも遥かに低い250〜350℃であっても,特性の良好なタングステン膜560を形成することができる。
ところで,SFDタングステン膜形成処理によれば,上述のように1サイクルで堆積するタングステンの量は極めて少ないため,例えば200〜300nmの厚さのタングステン膜を形成しようとすると,かなり長いプロセス時間が必要となり,スループットが低下してしまう。そこで,このスループット低下を防止するために,上記のSFDタングステン膜形成処理の後に,高い成膜レートが得られる第2のタングステン膜形成処理を行うようにしてもよい。
この第2のタングステン膜形成処理では,例えば,プロセス温度を400〜450℃程度まで上昇させ,プロセス圧力を2000〜20000Pa程度に調整する。また,還元ガスとしてのモノシランガスを水素ガスに切り換え,キャリアガスとともにこの水素ガスと六フッ化タングステンガスとを同時にかつ連続的に処理室に供給する。このとき,水素ガスの流量を例えば300〜3000sccm程度とし,六フッ化タングステンガスの流量を30〜300sccm程度に調整する。このようなプロセスレシピを用いることによって,高い成膜レート,例えば1000〜5000Å/minでタングステン膜560を形成することができる。
以上のように,本実施形態にかかる成膜処理によれば,プラズマSFD窒化チタン膜形成処理によって,薄いチタン膜を形成し,これを窒化することによって例えば5nmの厚さの窒化チタン膜550を形成する。このとき,チタン膜が薄いために,チタン膜を残すことなくそのすべてを確実に窒化することができる。このように,本実施形態によれば,タングステン膜560を形成するために用いられる六フッ化タングステンガスに含まれるフッ素と活発に反応するおそれのあるチタン膜が窒化チタン膜550の下に存在しなくなるため,下地膜からの窒化チタン膜550とタングステン膜560の剥離を防止することができる。
また,本実施形態によれば,250〜350℃程度の低いプロセス温度でタングステン膜560を形成してコンタクトホール530に対するタングステンの埋め込みを行うことができる。このような低いプロセス温度であれば,フッ素の活性化が抑えられ,窒化チタン膜550が5nm程度に薄くても,この窒化チタン膜550はフッ素の拡散を防止するバリア層として十分に機能する。したがって,窒化チタン膜550の下層,すなわちチタンシリサイド層514や層間絶縁膜520にフッ素が侵入せず,これらの膜質を良好な状態に保つことができる。
また,本実施形態によれば,薄い窒化チタン膜550によって十分なバリア機能が得られるため,従来のような厚い窒化チタン膜が不要となる。したがって,厚い窒化チタン膜を形成するために従来必要であった処理室を省略することができるため,半導体処理装置のコスト低減が可能となる。また,厚いチタン膜を形成するための工程を省略することができるため,製造スループットが向上し,生産性を向上させることができる。
さらに,本実施形態のように,窒化チタン膜550の膜厚を例えば5nmと薄く構成できれば,コンタクトホール530の中により多くのタングステンを埋め込むことができる。したがって,コンタクトホール内に厚いチタン膜が存在していた従来に比べて,本実施形態にかかる半導体装置の膜構造によれば,コンタクトの水平方向の断面においてタングステンの占める割合が大きくなる。タングステンの電気抵抗は窒化チタンに比べて格段に小さいことから,コンタクトの低抵抗化が実現する。特に,半導体装置の微細化が進み,コンタクトホールの径がより小さくなると,チタン膜と厚い窒化チタン膜を省略した本実施形態にかかる半導体装置の膜構造は,コンタクト抵抗を低減するためにも極めて有効である。
なお,上記各処理室104A〜104Dの構成は図3に示すものに限られるものではない。例えば各処理室104A〜104Dのうちのどの処理室をCOR処理室,PHT処理室,チタン膜処理室,タングステン膜形成処理室として構成してもよい。また,被処理ウエハ500の搬送順序も,各処理室104A〜104DのうちのCOR処理室,PHT処理室,チタン膜処理室,タングステン膜形成処理室の順に搬送すれば,必ずしも処理室104A〜104Dの順でなくてもよい。
上記実施形態により詳述した本発明については,複数の機器から構成されるシステムに適用しても,1つの機器からなる装置に適用してもよい。上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記憶した記憶媒体等の媒体をシステムまたは装置に供給し,そのシステムまたは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体等の媒体に格納されたプログラムを読み出して実行することによっても,本発明が達成され得る。
この場合,記憶媒体等の媒体から読み出されたプログラム自体が上述した実施形態の機能を実現することになり,そのプログラムを記憶した記憶媒体等の媒体は本発明を構成することになる。プログラムを供給するための記憶媒体としては,例えば,フロッピー(登録商標)ディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,CD−RW,DVD−ROM,DVD−RAM,DVD−RW,DVD+RW,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,またはROMなどを用いることができる。また,プログラムの供給媒体には,インターネットやイントラネットなどの電気通信回線が含まれる。
なお,コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより,上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく,そのプログラムの指示に基づき,コンピュータ上で稼動しているオペレーションシステムなどが実際の処理の一部または全部を行い,その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も,本発明に含まれる。
さらに,記憶媒体等の媒体から読み出されたプログラムが,コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後,そのプログラムの指示に基づき,その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い,その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も,本発明に含まれる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば,上記実施形態においては,チタン化合物ガスとして四塩化チタンガスを用いた場合を例に挙げて説明したが,これに限定されるものではなく,他のチタン化合物ガスを採用してもよい。例えば有機チタンとしてTDMAT(ジメチルアミノチタニウム),TDEAT(ジエチルアミノチタン)等を用いることもできる。
本発明は,半導体ウエハ,FPD基板などの被処理基板上に所定の膜を成膜する成膜方法,基板処理装置,および所定の膜構造を有する半導体装置に適用可能である。
本発明の実施形態にかかる基板処理装置の構成例を示す断面図である。 図1に示す制御部の構成例を示すブロック図である。 図1に示す基板処理装置における処理室の構成例を示す図である。 同実施形態にかかるプラズマCVD処理室の構成例を示す断面図である。 同実施形態にかかる熱CVD処理室の構成例を示す断面図である。 同実施形態にかかるウエハ処理の工程を示すフローチャートである。 同実施形態にかかる異物除去処理を説明するための模式図である。 同実施形態にかかるプラズマSFD窒化チタン膜形成処理を説明するための模式図である。 同実施形態にかかるSFDタングステン膜形成処理を説明するための模式図である。 同実施形態にかかるプラズマSFD窒化チタン膜形成処理の具体例を示すタイミングチャートである。 同実施形態にかかるSFDタングステン膜形成処理の具体例を示すタイミングチャートである。 従来のコンタクト構造を示す模式図である。
符号の説明
100 基板処理装置
102 共通搬送室
104(104A〜104D) 処理室
105(105A〜105D) 載置台
106A〜106D ゲートバルブ
107A,107B ゲートバルブ
108(108A,108B) ロードロック室
109(109A,109B) 搬送口
110 搬入側搬送室
112(112A〜112C) 導入ポート
114 オリエンタ
116 処理室側搬送機構
116A,116B ピック
118 搬入側搬送機構
118A,118B ピック
200 制御部
210 CPU
220 ROM
230 RAM
240 表示手段
250 入出力手段
260 報知手段
270 各種コントローラ
280 プログラムデータ記憶手段
282 搬送処理プログラム
284 プロセス処理プログラム
290 設定情報記憶手段
292 搬送設定情報
294 プロセス処理設定情報
300 プラズマCVD処理室
311 処理室
311G ゲートバルブ
312 サセプタ
313 支持部材
314 ガイドリング
315 ヒータ
316 下部電極
318 搬入出口
319 絶縁部材
320 シャワーヘッド
321 ベース部材
322 シャワープレート
323 ヒータ
324 吐出孔
325 ガス拡散空間
326 ガス導入ポート
330 ガス供給手段
331 四塩化チタンガス供給源
331C〜334C マスフローコントローラ
331L 四塩化チタンガス供給ライン
332 アルゴンガス供給源
332L アルゴンガス供給ライン
333 水素ガス供給源
333L 水素ガス供給ライン
334 アンモニアガス供給源
334L アンモニアガス供給ライン
337 ガス混合部
338 混合ガス供給ライン
340 ヒータ電源
341 ヒータ電源
342 整合器
343 高周波電源
350 排気室
351 排気管
352 排気装置
360 ウエハ支持ピン
361 支持板
362 駆動機構
400 熱CVD処理室
414 処理室
414G ゲートバルブ
416 シャワーヘッド
420 ガス噴射口
422 リフレクタ
424 保持部材
426 載置台
428 ウエハ支持ピン
430 リング部材
432 貫通孔
434 シャフト
436 ピン孔
438 ベローズ
440 アクチュエータ
442 排気口
444 排気装置
451 透過窓
452 加熱室
454 加熱ランプ
456 回転台
458 モータ
500 被処理ウエハ
510 シリコンベアウエハ
512 シリコン含有表面
514 チタンシリサイド層
520 層間絶縁膜
530 コンタクトホール
550 窒化チタン膜
560 タングステン膜
W ウエハ

Claims (14)

  1. シリコン含有表面上に形成された絶縁膜と,前記絶縁膜に形成され,前記シリコン含有表面まで達するホールと,を有する被処理基板に対する成膜方法であって,
    前記絶縁膜上および前記ホール底部の前記シリコン含有表面上にチタン膜を形成するチタン膜形成工程と,
    前記チタン膜をすべて窒化し,単一の窒化チタン膜を形成する窒化工程と,
    前記窒化チタン膜上にタングステン膜を形成するタングステン膜形成工程と,
    を有することを特徴とする成膜方法。
  2. 前記チタン膜形成工程では,前記被処理基板を収容した処理室内にチタン化合物ガスと還元ガスを導入しつつこの処理室内にプラズマを生成して前記チタン膜を形成することを特徴とする請求項1に記載の成膜方法。
  3. 前記チタン膜形成工程では,前記シリコン含有表面のシリコンと前記チタン膜のチタンとが反応して前記シリコン含有膜表面上に合金層が形成されるように前記被処理基板を第1の温度に調整することを特徴とする請求項1に記載の成膜方法。
  4. 前記第1の温度は,400〜550℃であることを特徴とする請求項3に記載の成膜方法。
  5. 前記チタン膜形成工程にて形成される前記チタン膜の膜厚は,5nm以下であることを特徴とする請求項1に記載の成膜方法。
  6. 前記チタン膜形成工程と前記窒化工程を交互に複数回繰り返すことを特徴とする請求項1に記載の成膜方法。
  7. 前記タングステン膜形成工程は,
    前記被処理基板の温度を,フッ素と前記合金層の合金とが反応しない第2の温度に維持しつつ前記被処理基板を収容した処理室内にフッ化タングステンガスと還元ガスを交互に複数回導入して第1のタングステン膜を形成する第1のタングステン膜形成工程を含むことを特徴とする請求項3に記載の成膜方法。
  8. 前記第2の温度は,250〜350℃であることを特徴とする請求項7に記載の成膜方法。
  9. 前記タングステン膜形成工程はさらに,
    前記処理室内に前記フッ化タングステンガスと前記還元ガスを共に導入して前記第1のタングステン膜上に第2のタングステン膜を形成する第2のタングステン膜形成工程を含むことを特徴とする請求項7に記載の成膜方法。
  10. 前記チタン膜形成工程の前に,フッ化水素ガスを含むクリーニングガスによって前記被処理基板上に付着した異物を除去するクリーニング処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の成膜方法。
  11. 前記クリーニング処理は,前記異物を前記クリーニングガスと反応させることによって生成物を生成し,前記被処理基板を加熱して前記生成物を気化させる処理であることを特徴とする請求項10に記載の成膜方法。
  12. 前記クリーニング処理は,前記フッ化水素ガスと水分を用いて前記異物を除去する処理であることを特徴とする請求項10に記載の成膜方法。
  13. シリコン含有表面上に形成された絶縁膜と,前記絶縁膜に形成され,前記シリコン含有表面まで達するホールと,を有する被処理基板に対して窒化チタン膜を形成する処理室と,
    前記処理室内に少なくともチタン化合物ガスおよび還元ガスを供給するガス供給手段と,
    前記処理室内にプラズマを生成するプラズマ生成手段と,
    前記処理室内に載置された前記被処理基板の温度を調整する温度調整手段と,
    前記ガス供給手段,前記プラズマ生成手段,および前記温度調整手段の動作を制御する制御部と,
    を備えた基板処理装置であって,
    前記制御部は,
    前記絶縁膜上および前記ホール底部の前記シリコン含有表面上にチタン膜を形成するチタン膜形成工程と,
    前記チタン膜をすべて窒化し,単一の窒化チタン膜を形成する窒化工程と,
    を行うことを特徴とする基板処理装置。
  14. シリコン含有表面上に形成された絶縁膜と,
    前記絶縁膜に形成され,前記シリコン含有表面まで達するホールと,
    前記絶縁膜上および前記ホール底部の前記シリコン含有表面上に形成されたチタン膜をすべて窒化して形成された単一の窒化チタン膜と,
    前記窒化チタン膜の上に形成されたタングステン膜と,
    を有することを特徴とする半導体装置。
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