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JP2008192738A - 内燃機関用点火装置 - Google Patents

内燃機関用点火装置 Download PDF

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JP2008192738A
JP2008192738A JP2007024188A JP2007024188A JP2008192738A JP 2008192738 A JP2008192738 A JP 2008192738A JP 2007024188 A JP2007024188 A JP 2007024188A JP 2007024188 A JP2007024188 A JP 2007024188A JP 2008192738 A JP2008192738 A JP 2008192738A
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Abstract

【課題】高周波ノイズによってサージ保護回路のトランジスタが誤動作してしまうことを防止する。
【解決手段】サージ保護回路20にコンデンサ24を備えた構成とする。これにより、出力端子IGfや電源入力端子3aもしくは入力端子IGtを通じて高周波ノイズが印加されても、コンデンサ24を高周波通過手段として高周波ノイズを通過させることが可能となる。したがって、MOSトランジスタ23のゲート−ドレイン間に形成された寄生容量を介して流れる電流が抵抗22ではなくコンデンサ24側に流れ、MOSトランジスタ23のゲート電位VGが上昇しない。これにより、MOSトランジスタ23のゲート電圧VGが上昇することによるMOSトランジスタ23の誤動作を防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、コイル電流を通電・遮断するパワースイッチング素子と、それを制御するための制御回路とを有し、さらに、制御回路をサージから保護する機能を備えた内燃機関用点火装置(以下、単に点火装置という)に関するものである。
従来、点火装置においては、制御回路にサージが印加されることを防止するために、サージ保護回路が設けられている。図7に、従来のサージ保護回路の回路図を示す。この図では、サージ保護回路J1の一例として、コイル電流が的確に流れたか否かを検出するフェイル検出回路J2によりオンオフされるトランジスタJ3の上流側の出力端子IGfとGND端子の間に備えられたものを示してある。フェイル検出回路J2では、例えば、コイル電流が流れていないときにはトランジスタJ3をオフとして出力端子IGfの電位がHiレベルとなるようにし、コイル電流が流れるとトランジスタJ3をオンすることで出力端子IGfの電位をLowレベルにする。これにより、出力端子IGfの電位が伝えられるエンジンECU(図示せず)において、コイル電流の流れるタイミングで出力端子IGfの電位がLowレベルになれば的確にコイル電流が流れており、Lowレベルにならなければ的確にコイル電流が流れていないと判別していると共に、コイル電流の流れないタイミングで出力端子IGfの電位がLowレベルになればフェイルであると判別している。
このようなフェイル検出回路J2に備えられたサージ保護回路J1では、通常時にはトランジスタJ4がオフしている。ところが、出力端子IGfからサージが印加され、出力端子IGfの電位がツェナーダイオードJ5のクランプ電圧以上まで上昇すると、ツェナーダイオードJ5がグレイクダウンし、抵抗J6に電流が流れてトランジスタJ4のベース電圧VBが上昇するため、トランジスタJ4がオンする。したがって、サージ電流がGND端子側に逃がされ、フェイル検出回路J2側に流れることを防止することが可能となる。
特開2000ー230300号公報
しかしながら、上記従来のサージ保護回路J1では、高周波ノイズが出力端子IGfのラインに重畳すると、トランジスタJ4のベース−コレクタ間に形成された寄生容量を介して抵抗J6に電流が流れ、トランジスタJ4のベース電圧VBが上昇してしまい、トランジスタJ4がオンするという誤動作を行う。
このような場合、例えば上記のようにサージ保護回路J1がフェイル検出回路J2に適用されたときには、出力端子IGfの出力がコイル電流が流れたときと同様にLowレベルとなってしまう。このため、出力端子IGfの出力がエンジンECUに入力されたときに、コイル電流が流れるタイミングでないにも拘わらずコイル電流が流れたものとしてフェイルであると判別される。これにより、点火異常であると判定され、燃料カットやエンジン停止を行ってしまうという問題がある。
なお、ここでは半導体スイッチング素子として用いているトランジスタJ4としてバイポーラトランジスタを用いる場合を例に挙げて説明したが、LDMOS等のMOSトランジスタを半導体スイッチング素子として用いる場合にも同様のことが言える。
本発明は上記点に鑑みて、高周波ノイズによってサージ保護回路のトランジスタが誤動作してしまうことを防止できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、外部に接続される端子(3a、IGt、IGf)に繋がるラインに接続されたサージ保護を行うためのサージ保護回路(20)を有し、サージ保護回路(20)は、前記ラインと該サージ保護回路(20)の接続点(A)に対してドレインが接続されていると共に、ソースが接地されたMOSトランジスタ(23)と、MOSトランジスタ(23)のゲート−ソース間に接続された高周波通過手段(24、26、27)と、を備えていることを特徴としている。
このような構成によれば、端子(3a、IGt、IGf)を通じて高周波ノイズが印加されたときに、高周波通過手段(24、26、27)にて高周波ノイズを通過させることが可能となる。したがって、高周波ノイズが印加されたとしても、MOSトランジスタ(23)のゲート−ドレイン間に形成された寄生容量を介して流れる電流を高周波通過手段(24、26、27)に流すことができ、MOSトランジスタ(23)のゲート電位が上昇してしまわないようにできる。これにより、MOSトランジスタ(23)のゲート電圧が上昇してしまうことによりMOSトランジスタ(23)がオンするという誤動作を防止できる。
例えば、サージ保護回路(20)は、接続点(A)に対して接続されたツェナーダイオード(21)と、ツェナーダイオード(21)に対して直列接続された抵抗(22)とを備えた構成にでき、MOSトランジスタ(23)のゲートがツェナーダイオード(21)と抵抗(22)との間に接続された構成にできる。
同様に、本発明では、サージ保護回路(20)は、外部に接続される端子(3a、IGt、IGf)に繋がるラインと該サージ保護回路(20)の接続点(A)に対してコレクタが接続されていると共に、エミッタが接地されたバイポーラトランジスタ(25)と、バイポーラトランジスタ(25)のベース−エミッタ間に接続された高周波通過手段(24、26、27)と、を備えた構成にもできる。この場合、サージ保護回路(20)は、バイポーラトランジスタ(25)のベースがツェナーダイオード(21)と抵抗(22)との間に接続された構成とされる。
例えば、高周波通過手段としてコンデンサ(24)を用いることができる。この場合、コンデンサ(24)を60pF以上にすると好ましい。
また、サージ保護回路(20)の適用対象としては、点火装置に半導体スイッチング素子(5)に流れる電流(I1)に基づいてコイル電流を検出するフェイル検出回路(12)が備えられている場合、フェイル検出回路(12)により駆動されるトランジスタ(13)と出力端子(IGf)とを繋ぐラインにサージ保護回路(20)を接続することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
以下、本発明の一実施形態が適用された車両用の点火装置について説明する。
図1は、本実施形態における点火装置1の回路構成図である。以下、この図を参照して、本実施形態における点火装置1について説明する。
図1に示されるように、点火装置1には、スイッチIC2と制御回路IC3とが備えられている。本実施形態では、これらスイッチIC2と制御回路IC3とを別々のチップで構成しており、互いに配線W1、W2等を介して接続された構成となっている。
スイッチIC2は、点火コイル4の1次巻線4aへの通電のスイッチング制御を行うためのものである。このスイッチIC2には、IGBT5と抵抗6が備えられている。
IGBT5には、点火コイル4の1次巻線4aへの通電のスイッチング制御を行うために用いられるメインセル側に形成されたものと、メインセル側のIGBT5に流される電流量を検出するために用いられる電流検出セル側に形成されたものとがある。これら各セルのIGBT5へのゲート電圧の制御は、抵抗6を介して入力される制御回路IC3からの制御信号によって行われる。なお、ここでいうIGBT5のうちのメインセル側の部分が本発明の半導体スイッチング素子に相当する。
メインセル側のIGBT5のコレクタ端子に負荷となる点火コイル4の1次巻線4aが接続され、エミッタ端子にGNDが接続されている。また、電流検出セル側のIGBT5のコレクタ端子は、メインセル側のIGBT5のコレクタ端子と共通化されており、エミッタ端子は抵抗7を介して制御回路IC3に接続されていると共に、抵抗8を介してGNDに接続されている。これにより、エミッタ端子から流れる電流検出用のセンス電流、すなわちメインセル側のIGBT5に流れる電流I1に比例する電流に応じた電圧値が制御回路IC3にフィードバックされる。
このような構成のスイッチIC2において、IGBT5へのゲート電圧は、抵抗6を介して入力される制御回路IC3からの制御信号によって行われる。そして、IGBT5へのゲート電圧の電位レベルがハイレベルになるとIGBT5がオンし、点火コイル4における1次巻線4aへの通電が行われ、ゲート電圧の電位レベルがローレベルになるとIGBT5がオフし、点火コイル4における1次巻線4aへの通電が遮断されるようになっている。
なお、抵抗6は、IGBT5のゲートに対してゲート電圧を印加するための入力抵抗である。
一方、制御回路IC3は、エンジンECU9から送られてくる点火信号をスイッチIC2におけるIGBT5の制御信号として伝える役割を果たすものである。制御回路IC3の電源入力端子3aには、保護抵抗3bを通じて所定電圧を発生させる電源3cからの電力供給が為されており、この電源3cからの電力供給に基づいて制御回路IC3が駆動される。
この制御回路IC3には、本発明の制御回路に相当する波形整形回路10とゲートドライブ回路11が備えられている。これらの構成により、制御回路IC3に入力された点火信号は、波形整形回路10によって波形整形されたのち、ゲートドライブ回路11によってIGBT5をオン/オフ駆動するためのゲート電圧に変換される。このため、ゲートドライブ回路11から印加されるゲート電圧によってIGBT5がオン/オフ駆動される。
また、制御回路IC3には、フェイル検出回路12も備えられている。フェイル検出回路12は、センス電流に基づいてコイル電流が的確に流れているか否かを検出する為のものである。フェイル検出回路12は、トランジスタ13のベース電位を調整することで、エンジンECU9に対してコイル電流が流れたことを伝える。具体的には、トランジスタ13のコレクタ端子に抵抗14が接続されていると共に、抵抗14が出力端子IGfに接続され、さらに出力端子IGfが点火装置1の外部に備えられた定電圧源(5V電源)15に抵抗16を介して接続された構成とされている。このため、トランジスタ13がオフのときには出力端子IGfの電位がハイレベル(5V)となり、トランジスタ13をオンすると出力端子IGfの電位が抵抗14および抵抗16の分圧値で表されるLowレベルとなる。したがって、フェイル検出回路12は、コイル電流の流れをIGBT5のセンス電流に基づくIGBT5のエミッタ端子の電位変化から検出し、それに応じてトランジスタ13をオン/オフ駆動することで、エンジンECU9にコイル電流が流れたことを伝えている。
また、制御回路IC3には、保護回路17も備えられている。保護回路17は、入力端子IGt、電源入力端子3aおよび出力端子IGfそれぞれに繋がるラインに接続されるにように構成されている。また、保護回路17内において、入力端子IGt、電源入力端子3aおよび出力端子IGfが接続点Aにて接続されるが、これら各端子間を分離するために、保護回路17には、接続点Aと入力端子IGt、電源入力端子3aおよび出力端子IGfそれぞれとを結ぶライン中にダイオード18a〜18cが備えられている。なお、保護回路17には、出力端子IGfとGNDとの間に配置されたダイオード19が備えられており、出力端子IGfの高電圧保護が行われている。
この保護回路17にはサージ保護回路20が備えられており、接続点Aにサージ保護回路20が接続されることで、入力端子IGt、電源入力端子3aおよび出力端子IGfが共通のサージ保護回路20に接続された構成とされている。
サージ保護回路20は、ツェナーダイオード21、抵抗22、MOSトランジスタ23およびコンデンサ24を有した構成とされている。ツェナーダイオード21は、1つ以上のものが直列的に接続点Aに接続されている。抵抗22は、ツェナーダイオード21とGNDとの間に接続されている。MOSトランジスタ23は、ゲート端子がツェナーダイオード21と抵抗22の接続点に、ドレイン端子が接続点Aに、ソース端子がGNDにそれぞれ接続されている。コンデンサ24は、抵抗22に対して並列接続、つまりMOSトランジスタ23のゲート−ソース間に接続されている。コンデンサ24の容量は大きければ大きいほど良いが、コンデンサ24の具体的な容量値に関しては後で詳細に説明する。
以上のような構成により点火装置1が構成されている。そして、スイッチIC2に備えられたIGBT5のコレクタ端子に点火コイル4の1次巻線4aが接続されると共に、点火コイル4の2次巻線4bがプラグ30に接続されることで、点火装置1によるプラグ30の点火タイミングの制御が行われるようになっている。
続いて、このような構成の点火装置1の作動について、図2に示す点火装置1の基本機能のタイミングチャートを参照して説明する。
点火装置1は、エンジンECU9からの点火信号がハイレベルとなり、入力端子IGtがHiレベルになると(図2中の時点T1)、制御回路IC3および抵抗6を介して各IGBT5に高いゲート電圧VGが印加され(図2中の時点T2)、各IGBT5がオン状態とされる。このため、各IGBT5のコレクタ−エミッタ間に電流I1が流れ、点火コイル4の1次巻線4aに流されるコイル電流が上昇していく。これにより、2次巻線4bからプラグ30の放電に必要な電流が流され、内燃機関において点火が行われる。このとき、コイル電流が流れ始めると共に点火コイル4の1次巻線4aとIGBT5の間の電位V1が低下する。
そして、エンジンECU9からの点火信号がLowレベルとなると(図2中時点T3)、IGBT5のゲート電圧VGが低下するため、IGBT5がオフ状態とされ、点火コイル4の1次巻線4aへのコイル電流が遮断される。
このような基本動作中に、コイル電流が流れが各IGBT5のコレクタ−エミッタ間に流れる電流I1に比例するセンス電流にて検出される。すなわち、フェイル検出回路12に、センス電流および抵抗8の両端電圧に応じた電位が入力されると、電流I1が第1トリガ電流値に相当するときの電位以下であればトランジスタ13をオフ、電流I1が第1トリガ電流値に相当するときの電位以上になると電流I1が第2トリガ電流値に相当するときの電位以上となるまでトランジスタ13をオンする(図2中の期間Ton)。そして、トランジスタ13がオフのときには出力端子IGfの電位がハイレベル(5V)となり、トランジスタ13をオンすると出力端子IGfの電位が抵抗14および抵抗16の分圧値で表されるLowレベルとなる。したがって、フェイル検出回路12にてトランジスタ13がオン/オフ駆動されることで、エンジンECU9にコイル電流が流れたことが伝えられる。
これにより、エンジンECU70において、コイル電流の流れるタイミングに出力端子IGfの電位がLowレベルになれば的確にコイル電流が流れており、Lowレベルにならなければ的確にコイル電流が流れていないと判別できると共に、コイル電流の流れないタイミングで出力端子IGfの電位がLowレベルになればフェイルであると判別できる。
また、サージ保護回路20では、通常時にはトランジスタ23がオフしているが、例えば出力端子IGfや電源入力端子3aもしくは入力端子IGtからサージが印加され、出力端子IGfの電位がツェナーダイオード21のクランプ電圧以上まで上昇すると、ツェナーダイオード21がグレイクダウンし、抵抗22に電流が流れてMOSトランジスタ23のベース電圧VBが上昇するため、MOSトランジスタ23がオンする。したがって、サージ電流がGND端子側に逃がされ、フェイル検出回路12側に流れることを防止することが可能となる。
さらに、本実施形態の場合、サージ保護回路20にコンデンサ24を備えた構成としている。このため、出力端子IGfや電源入力端子3aもしくは入力端子IGtを通じて高周波ノイズが印加されたときに、コンデンサ24を高周波通過手段として高周波ノイズを通過させられる。したがって、MOSトランジスタ23のゲート−ドレイン間に形成された寄生容量を介して流れる電流が抵抗22ではなくコンデンサ24側に流れ、MOSトランジスタ23のゲート電位VGが上昇しないようにできる。これにより、MOSトランジスタ23のゲート電圧VGの上昇によるMOSトランジスタ23の誤動作を防止できる。また、MOSトランジスタ23の誤動作によりエンジンECU9が点火異常であると誤判定してしまうことを防止でき、誤って燃料カットやエンジン停止を行ってしまうという問題が発生することを防止できる。
次に、サージ保護回路20に備えられたコンデンサ24の具体的な容量値について説明する。図3は、コンデンサ24の容量値〔pF〕とエンジンECU9にて出力端子IGfの電位がLowレベルと判定して点火異常であると誤判定してしまう高周波ノイズの振幅〔V〕との関係について実験した結果を示すグラフである。本実験では、ノイズ振幅を調整できる発信器を出力端子IGfに接続し、ノイズ振幅を大小変化させたときのエンジンECU9での判定結果を調べている。
この図に示すように、コンデンサ24を備えるだけで、高周波ノイズが印加されたときのエンジンECU9での誤判定を抑制できることが判る。そして、コンデンサ24の容量値が大きくなる程、高周波ノイズの振幅〔V〕が大きくてもそれを通過させることができ、エンジンECU9による誤判定を更に抑制できる。特に、コンデンサ24の容量値が60pF以上になると、高周波ノイズの振幅が20〔V〕になってもエンジンECU9での誤判定を防止することが可能となる。
したがって、コンデンサ24を備えることにより、上記効果を得ることができ、さらにコンデンサ24の容量値を60pF以上にすることで、高周波ノイズの振幅が20〔V〕という大きな値となっても、上記効果を得ることが可能となる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。図4は、本実施形態の点火装置1の回路構成図である。
上記第1実施形態では、サージ保護回路20の半導体スイッチング素子としてMOSトランジスタ23を適用する場合について説明したが、本実施形態では、図4に示すように、バイポーラトランジスタ25を適用している。このように、バイポーラトランジスタ25を採用する場合にも、バイポーラトランジスタ25のベース−エミッタ間に対してコンデンサ24を接続することで、第1実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。
図5は、コンデンサ24の容量値〔pF〕とエンジンECU9にて出力端子IGfの電位がLowレベルと判定して点火異常であると誤判定してしまう高周波ノイズの振幅〔V〕との関係について示したグラフである。
この図に示すように、本実施形態においても、コンデンサ24を備えるだけで、高周波ノイズが印加されたときのエンジンECU9での誤判定を抑制できることが判る。そして、コンデンサ24の容量値が大きくなる程、高周波ノイズの振幅〔V〕が大きくてもそれを通過させることができ、エンジンECU9による誤判定を更に抑制できる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。図6は、本実施形態の点火装置1の回路構成図である。
本実施形態は、第1実施形態に対して、高周波通過手段をコンデンサ24ではなくバイポーラトランジスタ26および抵抗27で構成したものである。このような構成では、高周波ノイズが印加されたときに、バイポーラトランジスタ26のベース−コレクタ間に形成された寄生容量を介して抵抗27に電流が流れ、バイポーラトランジスタ26のベース電圧VBが上昇するため、バイポーラトランジスタ26がオンする。つまり、MOSトランジスタ23で発生する本発明の課題を意図的にバイポーラトランジスタ26で発生させる。これにより、MOSトランジスタ23のゲート電圧VGの上昇を抑制できるため、MOSトランジスタ23の誤動作を防止することが可能となる。これにより、上記第1実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。
(他の実施形態)
上記第1〜第3実施形態では、サージ保護回路20を入力端子IGt、電源入力端子3aおよび出力端子IGfに接続する構成としたが、そのうちの1つもしくは2つにのみ接続するようにしても良い。また、1つのサージ保護回路20で共用させているが、複数個設け、入力端子IGt、電源入力端子3aおよび出力端子IGfそれぞれに1つずつ配置するようにしても良い。
また、第1〜第3実施形態では、サージ保護回路20の適用例として、入力端子IGt、電源入力端子3aおよび出力端子IGfに繋がるラインに接続する構成を説明したが、上記各実施形態で説明したライン以外にもサージ保護回路20を適用することが可能である。特に、インピーダンスが高くなるラインのサージ保護に適用すると有効がある。
また、第3実施形態のサージ保護回路20では、MOSトランジスタ23を適用する場合を説明したが、バイポーラトランジスタ25としても良い。
本発明の第1実施形態にかかる点火装置の回路構成図である。 点火装置の基本機能のタイミングチャートである。 コンデンサの容量値〔pF〕とエンジンECUにて出力端子IGfの電位がLowレベルと判定して点火異常であると誤判定してしまう高周波ノイズの振幅〔V〕との関係について実験した結果を示すグラフである。 本発明の第2実施形態にかかる点火装置の回路構成図である。 コンデンサの容量値〔pF〕とエンジンECUにて出力端子IGfの電位がLowレベルと判定して点火異常であると誤判定してしまう高周波ノイズの振幅〔V〕との関係について実験した結果を示すグラフである。 本発明の第3実施形態にかかる点火装置の回路構成図である。 従来のサージ保護回路の回路図である。
符号の説明
1…点火装置、2…スイッチIC、3…制御回路IC、3a…電源入力端子、3c…電源、4…点火コイル、5…IGBT、9…エンジンECU、11…ゲートドライブ回路、12…フェイル検出回路、13…トランジスタ、14、16…抵抗、15…定電圧源、17…保護回路、18a〜18c…ダイオード、20…サージ保護回路、21…ツェナーダイオード、22…抵抗、23…MOSトランジスタ、24…コンデンサ、25、26…バイポーラトランジスタ、27…抵抗、IGf…出力端子、IGt…入力端子

Claims (7)

  1. 点火コイル(4)に流されるコイル電流のスイッチングを行う半導体スイッチング素子(5)と、
    前記半導体スイッチング素子(5)をオンオフ制御するための制御信号を出力する制御回路(10、11)とを備え、
    前記制御回路(10、11)に対して点火信号を入力することで、該点火信号に基づいて前記制御回路(10、11)から前記半導体スイッチング素子(5)への制御信号が出力されるように構成された内燃機関用点火装置であって、
    外部に接続される端子(3a、IGt、IGf)に繋がるラインに接続されたサージ保護を行うためのサージ保護回路(20)を有し、
    前記サージ保護回路(20)は、前記ラインと該サージ保護回路(20)の接続点(A)に対してドレインが接続されていると共に、ソースが接地されたMOSトランジスタ(23)と、前記MOSトランジスタ(23)のゲート−ソース間に接続された高周波通過手段(24、26、27)と、を備えていることを特徴とする内燃機関用点火装置。
  2. 前記サージ保護回路(20)は、前記接続点(A)に対して接続されたツェナーダイオード(21)と、前記ツェナーダイオード(21)に対して直列接続された抵抗(22)とを備え、前記MOSトランジスタ(23)のゲートが前記ツェナーダイオード(21)と前記抵抗(22)との間に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用点火装置。
  3. 点火コイル(4)に流されるコイル電流のスイッチングを行う半導体スイッチング素子(5)と、
    前記半導体スイッチング素子(5)をオンオフ制御するための制御信号を出力する制御回路(10、11)とを備え、
    前記制御回路(10、11)に対して点火信号を入力することで、該点火信号に基づいて前記制御回路(10、11)から前記半導体スイッチング素子(5)への制御信号が出力されるように構成された内燃機関用点火装置であって、
    外部に接続される端子(3a、IGt、IGf)に繋がるラインに接続されたサージ保護を行うためのサージ保護回路(20)を有し、
    前記サージ保護回路(20)は、前記ラインと該サージ保護回路(20)の接続点(A)に対してコレクタが接続されていると共に、エミッタが接地されたバイポーラトランジスタ(25)と、前記バイポーラトランジスタ(25)のベース−エミッタ間に接続された高周波通過手段(24、26、27)と、を備えていることを特徴とする内燃機関用点火装置。
  4. 前記サージ保護回路(20)は、前記接続点(A)に対して接続されたツェナーダイオード(21)と、前記ツェナーダイオード(21)に対して直列接続された抵抗(22)とを備え、前記バイポーラトランジスタ(25)のベースが前記ツェナーダイオード(21)と前記抵抗(22)との間に接続されていることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関用点火装置。
  5. 前記高周波通過手段はコンデンサ(24)であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の内燃機関用点火装置。
  6. 前記コンデンサ(24)は60pF以上であることを特徴とする請求項5に記載の内燃機関用点火装置。
  7. 前記半導体スイッチング素子(5)に流れる電流(I1)に基づいて前記コイル電流を検出するフェイル検出回路(12)を備え、
    前記フェイル検出回路(12)により駆動されるトランジスタ(13)と出力端子(IGf)とを繋ぐラインに前記サージ保護回路(20)が接続されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の内燃機関用点火装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010067894A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Fuji Electric Systems Co Ltd Cmosの集積回路
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