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JP2008190174A - 板ガラスの支持構造及び支持方法 - Google Patents

板ガラスの支持構造及び支持方法 Download PDF

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Hiroshi Kojima
浩士 小島
Hikari Ishida
光 石田
Kazutomi Kagami
一臣 加々美
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AGC Glass Kenzai Engineering Co Ltd
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Abstract

【課題】皿孔による板ガラスの板厚の制約をなくして外部側板ガラスと内部側板ガラスとで合わせ板ガラスの重量と面外方向の荷重とをバランスよく支持でき、孔加工コスト、部材コスト、施工コストが低い板ガラス支持構造を提供する。
【解決手段】外側板ガラス(1a)と内側板ガラス(1b)の双方の孔中心軸が略合致するストレート孔(A及びB)を有し、前記外側板ガラスの第一の該孔(A)の孔径が前記内側板ガラスの第二の該孔(B)の孔径より大径である前記合わせ板ガラスと、前記第一の該孔に内接し、かつ前記第二の該孔周辺の前記内側板ガラス表裏面を該孔端面から隔置して把持する樹脂材料からなる把持部材(2)と、前記把持部材の内部(C)に一部が嵌合し、躯体に取り付ける支持部材(3)と、前記支持部材に嵌合して前記把持部材を前記孔中心軸の前記外側板ガラス方向に押圧する押圧部材(4)と、を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、板ガラスの支持に関し、より詳細には合わせ板ガラスの孔を利用した板ガラスの支持構造及び支持方法に関する。
近年、DPG(Dot Point Glazing)構法と呼ばれるサッシを用いることなく多数枚の板ガラスを躯体で支持して、透明感の高いフラットな外壁を構築する例が増えている。特に、安全性や防犯性の確保のために、DPG構法に使用される板ガラスとして、合わせ板ガラスが多用されている。
このDPG構法は、例えば特許文献1に開示されているテンポイント(旭硝子(株):商品名)で代表されるように、皿孔加工された板ガラスに、板ガラスの支持部品であるロチュール(特殊ヒンジボルト部)をセットすることにより、板ガラスの表面をフラット(フラットサーフェイス)に仕上げることができ、その意匠性及び板ガラスの室外側表面にゴミが溜まらない等のメリットからが広く受け入れられている。
他方、皿孔の加工の観点から皿孔部分が欠けないように板厚が一定厚さ以上必要であり、また強度設計の観点からも想定した外力に対して板厚が不足しないようにする必要がある。皿孔加工は、皿部深さ5mmの皿孔であるが、板ガラスの板厚(JISで規定されている厚さであり、「呼び厚さ」とも呼ばれ、単位は「ミリ」と表記する。例えば、フロート板ガラスにおいてはJIS R3202(1996年度版)、強化板ガラスにおいてはJIS R3206(2003年度版)が例示される。本明細書において、以下同様。)が10ミリ以下の使用においては、前記の観点から問題があるとの実験結果が出ている。このため、板ガラスの板厚としては、皿孔がない場合に強度上10ミリを必要としない場合でも、皿孔があることにより最低板厚が10ミリになる。また、皿孔の加工コストは、その形状精度と孔周りの強度が重要で高品質な加工が必要なため高くなる問題がある。さらに、ロチュールは皿孔に対応した形状に加工する必要があり、また板ガラスとロチュール間に挿入する緩衝部材も皿孔形状に対応した精度の高い加工が必要であり、その部材コストも高くなり問題となる。
DPG構法に合わせ板ガラスを利用した例としては、例えば特許文献2及び特許文献3がある。DPG構法ではなく窓枠に支持される合わせ板ガラスの場合には、風圧力に対して2枚の板ガラスの合計板厚に近い耐力を有している。しかしながら、DPG構法に合わせ板ガラスを利用した場合には、前述のとおり皿孔加工による板厚の制限のため、皿孔加工した片側の板厚を10ミリ以下にすることができず、設計風圧が小さい場合には過剰な板厚構成となり不経済で問題となる。
これに対して、DPG構法に合わせ板ガラスを利用した場合でも、皿孔加工を利用しない方法が、特許文献4で提案されている。特許文献4では、合わせ板ガラスを構成する外側板ガラス、及び内側板ガラスともに皿孔ではなくストレート孔を開口して双方のストレート孔の中心を合致させ、内側板ガラスのみを締付部材とナットとで締め付けて挟持することにより、合わせ板ガラス全体を支持する方法が開示されている。
特開平5−179739号公報 特開平5−214781号公報 特開平6−322867号公報 特開2000−129846号公報
しかしながら、特許文献4は、内側板ガラスのストレート孔を基準として支持部材を合わせ板ガラスに対して位置決めしているため、外側板ガラスのストレート孔と支持部材(締付部材の鍔部)との間に双方の孔の加工精度を原因とする位置ズレが発生し、その間隙にシール材を充填する必要がある。また外側板ガラスのストレート孔と支持部材(締付部材の鍔部)との意図しない偏心が外側から容易に見え、外観上好ましくない。
また、特許文献4は、合わせ板ガラスの重量と板ガラスの面外方向の荷重の両方を内側板ガラスのみで支持する構造なので、内側板ガラスの板厚を所定以上としなければならず、外側板ガラスと内側板ガラスとの板厚がアンバランスになる問題がある。
さらに、特許文献4は、風圧力がかかった場合の円孔周りの発生応力を低減するために、傾動機構を有するヒンジボルト(特殊ヒンジボルト)を必要とする。
本発明は、以上に鑑みてなされたもので、孔を有する合わせ板ガラスの支持構造において、フラットサーフェスの意匠性と円孔周りの外観を損なうことなく、皿孔による板ガラスの板厚の制約をなくして外側板ガラスと内側板ガラスとで合わせ板ガラスの重量と面外方向の荷重とをバランスよく支持でき、傾動機構を有するヒンジボルトが必要なく、さらには皿孔加工コストや部材コストを低減できる板ガラス支持構造とその支持方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、合わせ板ガラスのストレート孔に嵌合した樹脂材料からなる把持部材を利用して板ガラスを躯体に支持することを主な特徴とする合わせ板ガラスの支持構造及びこの構造に適した支持方法に関する下記の発明である。
(1)合わせ板ガラスを躯体に支持する板ガラス支持構造において、外側板ガラスと内側板ガラスの双方の孔中心軸が略合致するストレート孔を有し、前記外側板ガラスの第一の該孔の孔径が前記内側板ガラスの第二の該孔の孔径より大径である前記合わせ板ガラスと、前記第一の該孔に内接し、かつ前記第二の該孔周辺の前記内側板ガラス表裏面を該孔端面から隔置して把持する樹脂材料からなる把持部材と、前記把持部材の内部に一部が嵌合し、躯体に取り付ける支持部材と、前記支持部材に嵌合して前記把持部材を前記孔中心軸の前記外側板ガラス方向に押圧する押圧部材と、を含むことを特徴とする板ガラス支持構造。
(2)前記(1)に記載の板ガラス支持構造に対する板ガラス支持方法において、合わせ板ガラスの孔に樹脂材料からなる把持部材を嵌合する工程と、前記把持部材に支持部材を嵌合する工程と、前記押圧部材によって前記孔の中心軸の前記外側板ガラス方向に前記把持材を押圧する工程と、前記支持部材と躯体とを固定する工程と、を含むことを特徴とする板ガラス支持方法。
本発明に係る合わせ板ガラス支持構造によれば、外側板ガラスと内側板ガラスとで合わせ板ガラスの重量と面外方向の荷重とをバランスよく支持できるので、板厚がほぼ同厚の板ガラスで構成される合わせ板ガラスを好適に使用できる。
また、外側板ガラスのストレート孔には、製作誤差を吸収するクリアランスが不要であるため、従来技術では必要とされた弾性シーリング材等が不要となり、外側板ガラスと支持部材との偏心がない外観に優れたフラットな板ガラス壁面を実現できる。
さらに、皿孔を必要とせず部材点数も減るので、孔加工のコストを含む部材コスト及び前述の弾性シーリング材等も不用になる等により施工コストを抑制できる。
さらにまた、樹脂からなる把持部材によって、合わせガラス板の微小並進及び回転を許容できるので、円孔まわりの発生応力を低減でき、傾動可能なヒンジボルトによらなくても支持できる。
以下、図面(図1〜6)に従って、本発明に係る支持構造の実施の形態について説明する。
図2は、実施の形態に係る合わせ板ガラスの支持構造が、板ガラス製手摺りに適用された例を示す斜視図である。同図に示す板ガラス製手摺り10は、地下鉄のコンコースの通路12に沿って設けられたもので、棒状の手摺り本体14と、この手摺り本体14を通路に沿って配設する複数の柱16、16…と、これらの柱16、16…に沿って配設された合わせ板ガラス1とから構成される。合わせ板ガラス1が、以下に説明する合わせ板ガラスであり、この合わせ板ガラス1が実施の形態の支持構造を介して柱16(躯体)に支持されている。
図1に、合わせ板ガラス1にストレート孔を有する合わせ板ガラスの板ガラス支持構造の実施の形態の断面図を示す。合わせ板ガラス1は、外側板ガラス1aと内側板ガラス1bで構成される。なお、建物の外壁としての施工の場合には、外側板ガラス1aが室外側ガラスで、内側板ガラスが室内側を示す。外側板ガラス1aには、所望の位置に比較的大径のストレート孔Aが形成される。内側板ガラス1bには、外側板ガラス1aのストレート孔Aと同軸で、それよりも小径のストレート孔Bが形成される。ストレート孔A及びBに嵌合する樹脂材料からなる把持部材2は、合わせ板ガラス1と支持部材の間にあって、外側板ガラス1aの孔端面を通じて主に自重を支持し、内側板ガラス1bの孔周辺を把持することによって面外方向荷重を支持し、さらに水密性及び気密性を保つ目的で設ける。
把持部材2は、ストレート孔Aと同径で外側板ガラス1aとほぼ等しい厚さの外側部分2a、ストレート孔Bよりも大径の内側部分2c、及び外側部分2aと内側部分2cとの間にあってストレート孔Bよりも小径で内側板ガラス1bとほぼ等しい厚さの中央部分2bから構成されている。外側部分2aが、ストレート孔Aと同径であることよりこの部分がストレート孔Aに内接し、かつストレート孔Bよりも大径であることよりストレート孔B周辺の内側板ガラス1b表面に接する。内側部分2cが、ストレート孔Bよりも大径であることよりストレート孔B周辺の内側板ガラス1bの裏面に接する。したがって、把持部材2の外側部分2aと内側部分2cによって内側板ガラス1bの表裏面を把持することができる。また、中央部分2bがストレート孔Bよりも小径であることより、ストレート孔Bにおける内側板ガラス1b端面と中央部分2bとの間を隔置して空間Dを形成することができる。
これにより、前述のとおり外側板ガラス1aの孔端面を通じて主に自重を支持し、内側板ガラス1bの孔周辺を把持することによって面外方向荷重を支持して、合わせ板ガラスにかかる自重と面外方向荷重とを、各支持部で分担して負担の偏りを減らすためである。また、合わせ板ガラス1のストレート孔A及びBは、孔加工時と合わせ板ガラスの組み合わせ時でのそれぞれの誤差によって、孔の中心に若干のズレが発生するが、この空間Dによって、この孔中心のずれを吸収できる。
把持部材2は上記外側部分2a、内側部分2c、及び中央部分2bが一体に構成されていることが好ましいがこれに限られない(図5参照)。また、これら部分の材料は同一の樹脂材料からなっていることが好ましい。例えば、図5に示す把持部材2の中央部分2bは外側部分2aと内側部分2cとは異なる樹脂材料からなっていてもよい。
また、把持部材2を支持部材3に固定するために、同じく把持部材2を孔中心軸の外側板ガラス方向に押圧する押圧部材4を設ける。支持部材3は、把持部材2を自重方向と面外方向の荷重に対して固定し、さらに支持部材3自体を躯体に固定するためのものである。
ストレート孔Aは、面外方向の荷重として高い風圧力に耐えることを目的とする場合には、少なくとも隅部に設けることが好ましい。把持部材2には、支持部材3を嵌合するために、ストレート孔Aと同軸に形成した開空間Cを内側に有していることが好ましい。また、前述のとおり支持部材3は、把持部材2を自重方向と面外方向の荷重に対して固定するため、頭部3a、ボルト部3b、及び端部3cからなることが好ましい。頭部3aは、合わせ板ガラスにかかる外側板ガラス1a側への力に対して、把持部材2が抜けないように嵌合するため、及び把持部材2によって内側板ガラス1bを効果的に把持するために頭部3aの径はストレート孔Bよりも大径である方がよい。ボルト部3bは、合わせ板ガラスに加わる内側板ガラス側への力に対して、合わせガラス板がはずれないように、押圧部材4としてのナットによって締め付けることが好ましい。
支持部材3の躯体への固定にあたっては、従来のDPG構法と同様に躯体に固定したケーブルに支持部材3を取り付けてもよいし、柱、梁などの躯体(構造体)に直接固定してもよい。この固定方法としては、公知技術としてのボルトとナットによる方法、溶接による方法などが挙げられる。
次に各構成について、より詳しく説明する。合わせ板ガラスを構成する各ガラスは、網入り板ガラス、フロート板ガラス、強化板ガラスなどの単板ガラスからなる。また、外側板ガラス1aまたは内側板ガラス1bのそれぞれが、上記の単板ガラスの組み合わせからなる合わせ板ガラスまたは複層板ガラスでもよい。
図1及び図3〜6の符号1cは樹脂である。樹脂1cは、膜状のものや2枚の板ガラス間に注入された液状の樹脂を硬化させたものを表す。膜状の樹脂は、中間膜と呼ばれるもので、膜強度の観点からポリビニールブチラール(PVB)などが好ましい。液状の樹脂を硬化させたものは、熱硬化または光硬化性を有するウレタンアクリレート、エポキシアクリレート、ポリエステルアクリレートなどが好ましい。安全性や防犯性を意図する場合には、膜強度の高い中間膜タイプがより好ましい。
把持部材2は樹脂材料からなり、ゴムやエラストマーなどの柔軟な樹脂材料からなることが好ましい。その硬さはJIS K6301(1995年度版)のA型スプリング式硬さ試験による硬さ60〜95度が好ましい。硬さが60度未満の場合は板ガラスを支持する弾性が不足する可能性が高く、95度を超えると水密性や気密性が不十分となるおそれがある。また、把持部材2の構造によってはストレート孔Bの径より大きい内側部分2cをストレート孔Bに通す必要があり、内側部分2cの樹脂材料が硬すぎるとこれが困難になるおそれもある。
把持部材2の樹脂材料は耐候性や耐久性が高い材料であることが必要であり、したがってシリコーンゴムやエチレンプロピレンゴム(これらはシリコーンエラストマーやエチレンプロピレンエラストマーと呼ばれることもある)などの高耐久性のゴムやエラストマーが好ましい。また、把持部材2は異なる樹脂材料2種以上から構成されていてもよく、例えば中央部分2bは他の部分とは異なる樹脂材料から構成されていてもよい。把持部材2は、好ましくは、上記範囲内の硬さのシリコーンゴムまたはエチレンプロピレンゴムからなる一体成形物からなる。
支持部材3は、アルミ、ステンレススチールなどの金属製材料からなることが好ましい。支持部材の頭部3aの形状は、図1のように円柱状でもよいし、図3のように逆テーパを有するものでもよい。外側板ガラス1a側への力に対して抜けないのであれば、例示した断面形状である必要はない。
押圧部材4は、支持部材と同様に、アルミ、ステンレススチールなどの金属製材料からなることが好ましい。押圧部材4は、単なるナット形状のものでもよいし、図4のように把持部材2と押圧部材4としてのナットとの間に押圧部材4の一部としてのテーパージッパー5(押圧部材)を設けてもよい。これによって、把持部材2の内側板ガラス1b側の端部の外周を小さくできるので、外側板ガラス1a側から嵌合しやすくなる。このテーパージッパー5は、把持部材2を押圧できればよいので支持部材3と同様にアルミ、ステンレススチールなどの金属材料でもよいし、把持部材2と同様に樹脂材料であってもよい。
図5に示す合わせ板ガラス支持構造は、前述のように把持部材を孔の中心軸に垂直な面で仕切られる3つの部分(2a、2b、2c)に分けたものである。これによって、各部分の形状を単純化でき、部材コストをさらに下げられる。分割は、3つである必要はなく、2つでも3つ以上でもよい。
図6に示す合わせ板ガラス支持構造は、本発明の実施の形態の支持部材3として傾動機構を有するボルト部3bを採用した場合である。本発明において、傾動機構を有するヒンジボルトは必須要素ではない。しかしながら、これを加えた場合には、本発明の目的の傾動機構を用いないこと及びそれによる部材コストに関わる効果が減るものの、その他の効果は損なわれることなく、特に合わせ板ガラスの孔周りの発生応力を、傾動機構を用いない場合の発生応力に比べて、より一層低減することもできる。このボルト部3bは、ボルト部3bの頭部3aとネジ部3cとを別部品で構成し、頭部3aの内側に形成された球面凹部に、緩衝リング6を介してネジ部の球体部を傾動自在に嵌合させることにより構成できる。
次に、実施の形態の板ガラス支持構造を形成する方法について説明する。まず、合わせ板ガラス1の孔に外側板ガラス1a側または内側ガラス1b側から、把持部材2を嵌合する。把持部材2は樹脂材料でできているので樹脂の硬さに応じて比較的簡単に嵌合できる。次に、支持部材3を把持部材2に、外側板ガラス1a側または内側ガラス1b側から嵌合する。次に、押圧部材4によって把持材2を孔の中心軸の外側板ガラス方向に押圧し、支持部材3に固定する。この固定にあたっては、支持部材3のボルト部3bに押圧部材4としてのナット4を螺着して把持部材2を締め付けることが好ましい。最後に、躯体と支持部材3とを固定する。躯体への固定にあたっては、前述のとおり公知の方法が適用できる。
把持部材2を合わせガラスの孔に嵌合する工程において、把持部材2の半径方向の一断面に切れ目を入れて挿入しやすくしてもよい。この場合でも、樹脂でできているので、嵌合後に切れ目の部分も相互に密着し水密及び気密性が保たれる。また、支持部材3を把持部材2に嵌合する工程において、支持部材の頭部3aと支持部材ボルト部3bとを分割可能にし、把持部材2に支持ボルト部3bを嵌合後に支持部材の頭部3aを固定することもできる。
なお、前述の工程の順序は、変更可能であり、たとえば、あらかじめ支持部材3に把持部材2を嵌合後に、合わせガラス板1を取り付けてもよい。把持部材2は、あらかじめ成形したものを嵌合する他に、支持部材3の表面上に型枠を利用して直接硬化前の樹脂を形成してもよい。この場合には、把持部材2の支持部材3への嵌合が、硬化前の樹脂が硬化した時点で終了することになる。
以下に、本発明に係る板ガラス支持構造の効果について説明する。前述のように、合わせ板ガラス1にかかる荷重を外側板ガラス1aと内側板ガラス1bとに分担して支持するので、全てを内部側板ガラスで負担する従来構造と比較して、板厚のアンバランスがなく、各板ガラスに発生する応力を低減できる。また、把持部材2が柔軟性を有するので、気密及び水密性を有し、従来のDPG構法で必要なシール材の施工や気密材などの利用が必要ない。このため、部材コスト面及び施工性に優れるだけでなく、シリコーンシーリング材に起因する板ガラス壁面の汚れも防止できる。また、シーリング材の材質によっては、合わせ板ガラスの中間膜1cと化学反応を起こし、中間膜1cが黄色に変化する現象が生じることもあるが、実施の形態の合わせ板ガラス支持構造では、こうした心配はない。
さらに、把持部材2は、板ガラスを柔軟に支えて外力を受けた場合に微小に並進及び回転できるため、気密性と水密性を維持してストレート孔A及びBの応力集中を緩和することができる。これは、より大きな板ガラスサイズへの対応も可能にし、また従来の傾動機構を有するヒンジボルトを必須の要素としない。
その他、合わせ板ガラスの製造時に内側板ガラス1bのストレート孔Bの周辺の中間膜側表面に中間膜を残置して把持部材2を取り付ける際に、この中間膜部分を把持部材2に直接中間膜が当たらないように緩衝材を介して把持部材2で挟み込むことによって、板ガラスの破損時にも把持部材2が中間膜の端部を挟んで保持できるので、保持性能を向上させることも可能である。
実施の一形態の支持構造の断面を示す図である。 手摺りに適用された本発明の合わせ板ガラス支持構造の斜視図である。 実施の形態の別の支持構造の断面を示す図である。 実施の形態の別の支持構造の断面を示す図である。 実施の形態の別の支持構造の断面を示す図である。 実施の形態の別の支持構造の断面を示す図である。
符号の説明
1…合わせ板ガラス、1a…外側板ガラス、1b…内側板ガラス、1c…樹脂、2…把持部材、2a…把持部材の外側部分、2b…把持部材の中央部分、2c…把持部材の内側部分、3…支持部材、3a…支持部材の頭部、3b…支持部材のボルト部、3c…支持部材の端部、4…押圧部材(ナット)、5…押圧部材の一部としてのテーパージッパー、6…緩衝リング、10…板ガラス製手摺り、12…地下鉄のコンコースの通路、14…棒状の手摺り本体、16…手摺り本体14を通路に沿って配設する柱、A…外側板ガラスのストレート孔、B…内側板ガラスのストレート孔、C…把持部材の内側空間、D…内側板ガラスのストレート孔と把持部材との空間。

Claims (11)

  1. 合わせ板ガラスを躯体に支持する板ガラス支持構造において、
    外側板ガラスと内側板ガラスの双方の孔中心軸が略合致するストレート孔を有し、前記外側板ガラスの第一の該孔の孔径が前記内側板ガラスの第二の該孔の孔径より大径である前記合わせ板ガラスと、
    前記第一の該孔に内接し、かつ前記第二の該孔周辺の前記内側板ガラス表裏面を該孔端面から隔置して把持する樹脂材料からなる把持部材と、
    前記把持部材の内部に一部が嵌合し、躯体に取り付ける支持部材と、
    前記支持部材に嵌合して前記把持部材を前記孔中心軸の前記外側板ガラス方向に押圧する押圧部材と、
    を含むことを特徴とする
    板ガラス支持構造。
  2. 前記支持部材は、前記把持部材の内部に一部が嵌合する頭部と、該頭部から前記第一の該孔の中心軸の前記内側板ガラス方向に延出するボルト部とを含み、かつ前記押圧部材は、該ボルト部に螺着するナットを含む請求項1に記載の板ガラス支持構造。
  3. 前記把持部材は、前記第一の該孔に内接し、かつ前記第二の該孔周辺の前記内側板ガラス表裏面を該孔端面から隔置して把持し、該第一の該孔と同軸で内側に開空間を有する樹脂材料からなり、かつ前記支持部材は、前記把持部材の前記開空間に嵌合する頭部と、該頭部から前記第一の該孔の中心軸の前記内側板ガラス方向に延出し、前記把持部材に一部が嵌合する前記頭部よりも直径の小さいボルト部とを含み、かつ前記押圧部材は、該ボルト部に螺着するナットを含む請求項1に記載の板ガラス支持構造。
  4. 前記樹脂材料は、シリコーンゴム及びエチレンプロピレンゴムから選ばれる少なくとも一種類からなる請求項1から3のいずれかに記載の板ガラス支持構造。
  5. 前記合わせ板ガラスは、前記外側板ガラスと前記内側板ガラスとの間に中間膜を挟着する請求項1から4のいずれかに記載の板ガラス支持構造。
  6. 請求項1に記載の板ガラス支持構造に対する板ガラス支持方法において、
    合わせ板ガラスの孔に樹脂材料からなる把持部材を嵌合する工程と、
    前記把持部材に支持部材を嵌合する工程と、
    前記押圧部材によって前記孔の中心軸の前記外側板ガラス方向に前記把持材を押圧する工程と、
    前記支持部材と躯体とを固定する工程と、
    を含むことを特徴とする板ガラス支持方法。
  7. 前記樹脂材料は、シリコーンゴム及びエチレンプロピレンゴムから選ばれる少なくとも一種類からなる請求項6に記載の板ガラス支持方法。
  8. 前記合わせ板ガラスは、前記外側板ガラスと前記内側板ガラスとの間に中間膜を挟着する請求項6または7に記載の板ガラス支持方法。
  9. 請求項2または3に記載の板ガラス支持構造に対する板ガラス支持方法において、
    合わせ板ガラスの孔に樹脂からなる把持部材を嵌合する工程と、
    前記把持部材に支持部材を嵌合する工程と、
    前記支持部材のボルト部にナットを螺着して前記把持部材を締め付ける工程と、
    前記支持部材と躯体とを固定する工程と、
    を含むことを特徴とする板ガラス支持方法。
  10. 前記樹脂材料は、シリコーンゴム及びエチレンプロピレンゴムから選ばれる少なくとも一種類からなる請求項9に記載の板ガラス支持方法。
  11. 前記合わせ板ガラスは、前記外側板ガラスと前記内側板ガラスとの間に中間膜を挟着する請求項9または10に記載の板ガラス支持方法。
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