JP2008189278A - ステアリング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】エアバッグ展開時に運転者の移動が許容される距離を延長できる新たな構造のエアバッグ内蔵ステアリング装置を提供する。
【解決手段】ステアリング装置22は、ステアリングシャフトの上部先端部に固定されたステアリングホイール12と、ステアリングホイール12の内周側に配置され、内部にエアバッグを収納したホイールパッド38と、ホイールパッド38をステアリングシャフトの先端部から所定の高さで支持する支持機構34とを備える。支持機構34は、エアバッグ14の展開時にホイールパッド38をステアリングシャフトに向けて引込み、展開したエアバッグの収縮に伴いステアリングシャフトに向かって移動してくる運転者の胸部の移動許容距離を延長して、運転者に与えられる衝撃力の緩和を行う。
【選択図】図4
【解決手段】ステアリング装置22は、ステアリングシャフトの上部先端部に固定されたステアリングホイール12と、ステアリングホイール12の内周側に配置され、内部にエアバッグを収納したホイールパッド38と、ホイールパッド38をステアリングシャフトの先端部から所定の高さで支持する支持機構34とを備える。支持機構34は、エアバッグ14の展開時にホイールパッド38をステアリングシャフトに向けて引込み、展開したエアバッグの収縮に伴いステアリングシャフトに向かって移動してくる運転者の胸部の移動許容距離を延長して、運転者に与えられる衝撃力の緩和を行う。
【選択図】図4
Description
本発明は、ステアリング装置、特にエアバッグの展開時に運転者の胸部移動許容距離を延長できるエアバッグ内蔵ステアリング装置の改良に関する。
近年、エアバッグシステムを標準装備する車両が増えている。エアバッグシステムは、衝突などが原因で車両に大きな衝撃力が加えられたときに運転者とステアリングホイールの間に瞬間的にエアバッグを膨らませ、前方に投げ出される状態の運転者にエアバッグを押し潰させることにより、当該運転者が受けるダメージを軽減する装置である。
具体的には、前進走行している車両が物体に衝突すると、運転者はシートベルトに拘束されてはいるものの、前方に投げ出される。エアバッグは、車両の衝突を衝撃センサなどで検出してインフレータに通電着火することによりエアバッグにガスを送り込み膨張展開させる。前方に投げ出された運転者の胸部は膨張したエアバッグを潰しながらさらに前方移動し、ステアリングホイールに接触する。運転者の前方移動の運動エネルギが大きい場合、胸部はステアリングホイールを変形させながらさらに前方に移動する。このとき、エアバッグの潰し動作やステアリングホイールの変形動作は運転者の前方移動の運動エネルギを吸収するので、運転者が受ける衝撃を緩和することができる。
ところで、エアバッグは、ステアリングシャフトの先端にステアリングホイールとともに固定された金属板などで形成される支持体で支持されている。また、その支持体には、エアバッグを膨張させるガスを発生するインフレータなどが配置されている。したがって、エアバッグなどの動作によっても前方への運動エネルギが吸収しきれていない場合、運転者はエアバッグ支持体との接触で移動が規制され衝撃を受けてしまう可能性がある。そこで、エアバッグを搭載した車両においては、エアバッグ展開時に運転者の胸部の移動が許容される距離を延長して、エアバッグの支持体と運転者の接触をできるだけ回避するような構造が望まれている。
特許文献1には、ステアリングホイールの手前側のリムやスポークに運転者が衝突し荷重が加えられた場合、リムやスポークの変形に伴いエアバッグ装置を支持する支持体が引き込まれることで、運転者がエアバッグの支持体と接触するまでの移動距離を延長するステアリングホイールが開示されている。また、運転者の胸部移動許容距離を延長するための他の考案として、車両の衝突時にステアリングコラムが車両前方に引き込まれる構造についても提案されている。例えば、特許文献2には、車両の衝突を検出した場合、まずステアリングコラムを車両前方に退避してからエアバッグの展開を行うステアリングコラム装置が開示されている。
特開平11−278282号公報
特開2002−114159号公報
しかしながら、特許文献1に記載のステアリングホイールでは、リムやスポークに運転者が衝突しリムやスポークが変形した場合に支持体が引き込まれるので、運転者が直接支持体に衝突してしまう場合には運転者の胸部移動許容距離が延長されているわけではない。また、特許文献2に記載のステアリングコラム装置では、エアバッグの展開に先立ってステアリングコラムを前方に退避させるための機構が、コラム近傍に設けられる必要があるため、このようなステアリングコラム装置を小型車に装着することはスペースの観点から困難な場合が多い。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、エアバッグ展開時に運転者の移動が許容される距離を延長できる新たな構造のエアバッグ内蔵ステアリング装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のステアリング装置は、ステアリングシャフトの上部先端部に固定されたステアリングホイールと、前記ステアリングホイールの内周側に配置され、内部にエアバッグを収納したホイールパッドと、前記ホイールパッドを前記ステアリングシャフトの先端部から所定の高さで支持する支持機構とを備える。前記支持機構は、前記エアバッグの展開時に前記ホイールパッドを前記ステアリングシャフトに向けて引き込む。
この態様によると、エアバッグが展開した場合、ホイールパッドがステアリングシャフトに向けて引き込まれるので、その際のホイールパッドの移動距離だけ余分に運転者の移動が許容される距離を延長することができる。
前記支持機構は、前記エアバッグの非展開時に前記ステアリングホイールと前記ホイールパッドとが所定の距離となるようにそれぞれと連結されている連結部材と、前記エアバッグの展開時に前記連結部材を移動させる移動機構とを有してもよい。前記連結部材は、前記エアバッグの展開時に、前記移動機構により移動されながら、前記ステアリングホイールと締結されている第1の締結部に対して前記ホイールパッドと締結されている第2の締結部が近づくように、該第1の締結部および該第2の締結部の少なくともいずれかをガイドしてもよい。
連結部材としては、例えば、金属製の板状の部材を用いることができる。そして、例えば、連結部材をステアリングホイールとホイールパッドとの間の空間に配置し、その連結部材にステアリングホイールとホイールパッドとを締結したり嵌合させたりすることで、エアバッグの非展開時にはホイールパッドとステアリングホイールとが所定の距離で保持される。また、エアバッグの展開時には、連結部材は、移動機構により移動されながら、ステアリングホイールと締結されている第1の締結部に対してホイールパッドと締結されている第2の締結部が近づくように、第1の締結部および該第2の締結部の少なくともいずれかをガイドする。これにより、エアバッグの展開時には、連結部材の移動という簡易な動きでホイールパッドがステアリングホイールに向けて、換言すればホイールパッドがステアリングシャフトに向けて引き込まれるため、運転者がホイールパッドに接触するまでに移動が許容される移動許容距離が延長される。なお、連結部材の移動は、例えば、エアバッグの展開動作に関連して行われてもよい。連結部材の移動のタイミングは、車両の走行状態やエアバッグの性能、構造等に応じて最適なタイミングを選択すればよいが、例えば、エアバッグの展開に先立って連結部材を移動させてもよいし、エアバッグが展開されてから連結部材を移動させてもよい。
前記連結部材は、前記第1の締結部をガイドする第1のガイド部と、前記第2の締結部をガイドする第2のガイド部とを有してもよい。前記第1のガイド部および前記第2のガイド部は、該第1のガイド部のガイド方向と該第2のガイド部のガイド方向とが交差するように形成されていてもよい。ここで、ガイド部としては、例えば、金属製の板状の部材の表面に形成された溝や凸部であってもよい。これにより、第1のガイド部および第2のガイド部は、第1のガイド部のガイド方向と第2のガイド部のガイド方向とが交差するように形成されているため、連結部材が所定の方向に移動した場合に、第1のガイド部にガイドされる第1の締結部と第2のガイド部にガイドされる第2の締結部とを徐々に近づけることができる。
前記移動機構は、ガスを発生させるガス発生装置と、発生したガスの導入により押し出され前記連結部材を移動させるピストンとを有してもよい。これにより、簡易な構成で瞬時に大きな力を発生することができるので、スムーズかつ確実に連結部材を移動させることができる。そのため、エアバッグの展開時にホイールパッドをステアリングシャフトに向けて確実に引き込むことができる。
本発明によれば、エアバッグ展開時に運転者の移動が許容される距離を延長できる。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。
本実施の形態のエアバッグ内蔵ステアリング装置は、エアバッグの展開時に当該エアバッグを収納するホイールパッドをステアリングシャフトに向かって引き込む。その結果、展開したエアバッグの収縮に伴いホイールパッドに向かって移動してくる運転者の胸部の移動許容距離を実質的に延長できるので、運転者に与えられる衝撃力の緩和が可能になる。
図1は本実施の形態のエアバッグ内蔵ステアリング装置を搭載する車両10において、エアバッグ14が展開した状態を説明する模式図である。図2は、本実施の形態のエアバッグ内蔵ステアリング装置におけるエアバッグの展開に関わるシステムを説明するブロック図である。エアバッグは、運転席用の他、助手席用、サイドウィンドウ用、後部座席用などがあるが、本実施の形態においては、特にステアリングホイール12に内蔵された運転席用のエアバッグ14に着目する。エアバッグ14は、例えばシリコンコーティングされたナイロン布などで構成され、インフレータなどで発生した、例えば窒素ガスにより瞬時に膨らみ展開される。
エアバッグ14を展開させるエアバッグ装置は、主としてエアバッグ14の動作制御を行う制御回路と、衝突など車両に衝撃が加わったことを検出するセンサと、エアバッグ14を展開させる駆動回路などで構成される。衝撃を検出するセンサとして、例えば、車両10の前部左右に設けられる2個のサテライトセンサ16と、フロアに配置されるフロアセンサ15がある。サテライトセンサ16は、主として車両10に加わる減速度を検出して減速度に対応する時系列の減速度信号を出力する。また、フロアセンサ15は、車両10に加わり車体を介して伝達する衝撃を測定する加速度センサであって、具体的には、車両に対して前後方向に加わる減速度を随時測定して、その測定値を信号として出力する。
サテライトセンサ16およびフロアセンサ15により所定閾値以上の衝撃(例えば、ステアリングシャフト20の軸方向に1kNの力がかかるような衝撃)が車両10に加えられたことが検出されると、CPU17や記憶回路を含む制御回路19は、点火信号をエアバッグ14のインフレータ36に送信する。点火信号を受信したインフレータ36は、点火して折りたたまれたエアバッグ14に窒素ガスを送り込む。
図3は、本実施の形態のエアバッグ内蔵ステアリング装置を上方から見た上面図である。エアバッグ14は、ステアリングホイール12の略中央に位置するホイールパッド38の内部に収納され、展開すると図1に示すように、ステアリングホイール12と運転者18との間の空間を埋めるように膨張する。
例えば、車両10前方の障害物に当該車両10が衝突し衝撃を受けると、運転者18は、前方(ステアリングシャフト20の軸方向前方)に向かって投げ出されるように移動を開始する。続いて、運転者18は衝撃により展開したエアバッグ14と接触し、エアバッグ14を潰しながらさらに前方への移動を継続する。さらに、前方への移動が進むと運転者18はステアリングホイール12に接触する。ステアリングホイール12は、エアバッグ14が展開しているような場合に運転者18へのダメージを軽減するために変形しやすい構造になっている。
このようなエアバッグ14の押し潰し動作やステアリングホイール12の変形動作により運転者18の持つ運動エネルギの一部または全部が吸収される。しかし、運動エネルギが残った場合、継続的に運転者18はステアリングシャフト20の軸方向前方に移動する。エアバッグ14は展開時に瞬時に膨張するため、十分な剛性を有する金属等で構成されたバッグホルダに支持された状態でホイールパッド38に収納されている。したがって、運転者18の前方への移動が継続した場合、ホイールパッド38の内部にあるバッグホルダとの接触で運転者18にダメージを与えてしまう可能性が高まる。そこで、本実施の形態のエアバッグ内蔵ステアリング装置は、エアバッグ14の展開時に、運転者18の胸部移動許容距離を延長できる構造を有している。
以下、本実施の形態のエアバッグ内蔵ステアリング装置(以下、ステアリング装置という)22の概略について図4から図7を参照して説明する。図4は、図3に示すステアリング装置のA−A断面図である。図5は、図3に示すステアリング装置をB方向から見た場合の側面図である。図6は、図3に示すステアリング装置をC方向から見た場合の側面図である。図7は、図3に示すステアリング装置をD方向から見た場合の側面図である。
図4に示すように、ステアリングシャフト20の上部端部には、ナット24などの締結部材によりステアリングホイール12が固定されている。ステアリングホイール12は、リング状のステアリングリム26と、ステアリングリム26を支持する2本のスポーク28と、スポーク28が接続されてステアリングシャフト20に固定されるボス30で構成される。ステアリングリム26やスポーク28は、芯金26a,28aの周囲に樹脂部材26b,28bなどが周設されている。樹脂部材26b,28bは、衝突時の衝撃吸収を行うとともに、手触り感や見た目の向上を図っている。ステアリングリム26の内周側の中央部には、内部にエアバッグ14が収納されたホイールパッド38が配置されている。
ステアリングシャフト20の上部先端部には、ステアリングホイール12のボス30が固定されている。また、ボス30には、エアバッグ14を支持するバッグホルダ32を収納したホイールパッド38を、ステアリングシャフト20の先端位置から所定の高さで支持する支持機構34が固定されている。エアバッグ14は、収納時には図4に示すようにコンパクトに畳み込まれて、開放端がバッグホルダ32上に固定されている。バッグホルダ32は、エアバッグ14の展開時の反力に耐えうるように金属版などで形成された皿型の部材である。バッグホルダ32上には、インフレータ36が配置されている。
インフレータ36は、車両10が所定値以上の衝撃を受けたとき、電気信号により点火され瞬時に大量の窒素ガスを発生させてエアバッグ14を展開させる。エアバッグ14は樹脂などで形成されたパッドカバー38aで覆われ、全体としてホイールパッド38を形成している。パッドカバー38aは、エアバッグ14の展開時に予め設定された割れ目が裂けて当該エアバッグ14をステアリングホイール12と運転者18との間に展開させる。エアバッグ14には、空気を抜くための小さな孔が形成され、運転者18が接触することにより孔から窒素ガスが抜け、運転者18を支えながら収縮する。
支持機構34は、エアバッグ14の展開時にホイールパッド38をステアリングシャフト20に向けて引き込むように構成されている。詳細は後述するが、支持機構34は、支持機構34が支持するホイールパッド38をステアリングシャフト20の軸方向に逃がすことが可能になり、運転者18がバッグホルダ32との接触により受けるダメージを軽減することができる。なお、運転者18はシートベルトにより拘束されているため、ステアリングシャフト20の軸方向前方への移動量は物理的に制限される。したがって、わずかでも運転者18と接触する障害物をステアリングシャフト20の軸方向前方に逃がすことにより、運転者18に対するダメージを著しく軽減できる。このようにエアバッグ14が展開したときに、支持機構34がホイールパッドを38をステアリングシャフト20の軸方向に引き込むことにより運転者18の安全性向上に大きく寄与することができる。特に、電動パワーステアリングユニットなどの構造物がステアリングシャフト20周辺に配置され、ステアリングシャフト20の収縮構造が採用しにくい場合など、本実施の形態によればステアリング装置22で収縮構造を実現できる。その結果、車両10の設計自由度の向上に寄与できるとともに、ステアリングシャフト20周辺のスペースの有効利用ができる。
具体的には、本実施の形態の支持機構34は、エアバッグ14の非展開時にはステアリングホイール12とホイールパッド38とが所定の距離となるようにそれぞれと連結される連結部材として機能する引込みプレート40と、エアバッグ14の展開時に引込みプレート40を移動させる移動機構42とを有する。引込みプレート40は、図6や図7に示すように、板状の金属部材である。引込みプレート40の側面40aには、ガイド溝40b1,40b2がステアリングシャフト20の軸方向に対して斜めに形成されている。
図6に示すように、ステアリングホイール12のボス30の上部には4本の支持部材44が設けられており、各支持部材44の端部には不図示の孔部が設けられている。そして、ピン48は、支持部材44の孔部に挿入され、ピン48の頭部が支持部材44を締め付けながらピン48の先端部がガイド溝40b1と嵌合することで、引込みプレート40と支持部材44とが締結される。つまり、本実施の形態の引込みプレート40は、図5に示すように、支持部材44およびピン48からなる第1の締結部56によりステアリングホイール12と締結されている。なお、ピン48にネジ山を、支持部材44の孔部にネジ溝を形成することで、引込みプレート40の移動時の衝撃によりピン48が孔部から脱落することを防止することができる。
一方、図6に示すように、ホイールパッド38の底部には4本の支持部材46が設けられており、各支持部材46の端部には不図示の孔部が形成されている。そして、ピン49は、支持部材46の孔部に挿入され、ピン49の頭部が支持部材46を締め付けながらピン49の先端部がガイド溝40b2と嵌合することで、引込みプレート40と支持部材46とが締結される。つまり、本実施の形態の引込みプレート40は、図5に示すように、支持部材46およびピン49からなる第2の締結部58によりホイールパッド38と締結されている。なお、ピン49にネジ山を、支持部材46の孔部にネジ溝を形成することで、引込みプレート40の移動時の衝撃によりピン49が孔部から脱落することを防止することができる。
したがって、エアバッグ14の非展開時においては、引込みプレート40が支持部材44および支持部材46と固定されていることで、ステアリングホイール12とホイールパッド38とが所定の距離で保持される。
次に、移動機構42について図4や図6を参照して説明する。移動機構42は、ガスを発生させるガス発生装置50と、発生したガスの導入により押し出され引込みプレート40を移動させるピストン52と、ガス発生装置50およびピストン52とを収容しボス30に固定された直方体の筐体54とを含む。筐体54は、ステアリングシャフト20の軸方向と垂直な方向に貫通孔54aが設けられている。そして、貫通孔54aの内部の引込みプレート40に近い側にピストン52が配置され、引込みプレート40と対向するピストン52の先端側と反対側の後端側にガス発生装置50が配置されている。
次に、支持機構34がホイールパッド38をステアリングシャフト20に向かって引き込むメカニズムを説明する。図8は、エアバッグ展開時にホイールパッドが引き込まれた状態のステアリング装置の側面図である。前述のように、フロアセンサ15やサテライトセンサ16により所定閾値以上の衝撃が車両10に加えられたことが検出されると、図2に示すように、制御回路19は、ガス発生装置50に対して点火信号を送信する。点火信号を受信したガス発生装置50は、電気信号により点火され瞬時に大量のガスを発生させる。これにより、簡易な構成で瞬時に大きな力を発生することができるので、スムーズかつ確実に引込みプレート40を移動させることができる。
ピストン52は、図7に示すように、発生したガスの圧力により矢印X方向に押し出され、引込みプレート40を押圧する。その結果、それまで第1の締結部56および第2の締結部58で固定されていた引込みプレート40が動き出す。引込みプレート40は、ガイド溝40b1が第1の締結部56をガイドし、ガイド溝40b2が第2の締結部58をガイドしながら移動する。第1のガイド部であるガイド溝40b1および第2のガイド部であるガイド溝40b2は、ガイド溝40b1のガイド方向Y1とガイド溝40b2のガイド方向Y2とが交差するように形成されている。そして、引込みプレート40がX方向に移動した場合、図8に示すように、ガイド溝40b1にガイドされる第1の締結部56とガイド溝40b2にガイドされる第2の締結部58とが徐々に近づくことになる。
これにより、エアバッグ14の展開時には、引込みプレート40の移動という簡易な動きでホイールパッド38がステアリングホイール12に向けて、換言すればホイールパッド38がステアリングシャフト20に向けて引き込まれるため、運転者がホイールパッド38に接触するまでに移動が許容される移動許容距離が延長される。
なお、本実施の形態の支持機構34は、図5や図7に示すように、支持部材44,46とピン48,49との間に、第1の締結部56および第2の締結部58の動きを規制する板状の規制プレート60を備えている。規制プレート60は、ボス30に固定されており、ステアリングシャフトの軸方向に形成された開口溝60aを有している。そして、規制プレート60は、第1の締結部56および第2の締結部58がX方向に動くことを規制するとともに第2の締結部58を開口溝60aの長手方向と平行な方向にガイドする。これにより、支持機構34は、エアバッグの展開時に、ホイールパッド38を傾くことなく確実にステアリングシャフトに向かって引き込むことができる。
このように本実施の形態のステアリング装置22によれば、エアバッグ14の展開時に運転者18の胸部移動許容距離を速やかに延長できるので、運転者18が受ける衝撃力を軽減できる。
なお、移動機構42の駆動源は駆動反応速度が確保できれば任意であり、ガス圧駆動の他、液圧駆動、モータ駆動でもよく、本実施の形態と同様な効果を得ることができる。
以上、本発明を上述の実施の形態を参照して説明したが、これは例示であり、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、実施の形態の構成を適宜組み合わせたものや置換したものについても本発明に含まれるものである。また、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を各実施の形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施の形態も本発明の範囲に含まれうる。
10 車両、 12 ステアリングホイール、 14 エアバッグ、 20 ステアリングシャフト、 22 ステアリング装置、 30 ボス、 32 バッグホルダ、 34 支持機構、 36 インフレータ、 38 ホイールパッド、 40 引込みプレート、 40b1 ガイド溝、 40b2 ガイド溝、 42 移動機構、 44 支持部材、 46 支持部材、 48 ピン、 49 ピン、 50 ガス発生装置、 52 ピストン、 56 第1の締結部、 58 第2の締結部。
Claims (4)
- ステアリングシャフトの上部先端部に固定されたステアリングホイールと、
前記ステアリングホイールの内周側に配置され、内部にエアバッグを収納したホイールパッドと、
前記ホイールパッドを前記ステアリングシャフトの先端部から所定の高さで支持する支持機構とを備え、
前記支持機構は、前記エアバッグの展開時に前記ホイールパッドを前記ステアリングシャフトに向けて引き込むことを特徴とするステアリング装置。 - 前記支持機構は、
前記エアバッグの非展開時に前記ステアリングホイールと前記ホイールパッドとが所定の距離となるようにそれぞれと連結されている連結部材と、
前記エアバッグの展開時に前記連結部材を移動させる移動機構とを有し、
前記連結部材は、前記エアバッグの展開時に、前記移動機構により移動されながら、前記ステアリングホイールと締結されている第1の締結部に対して前記ホイールパッドと締結されている第2の締結部が近づくように、該第1の締結部および該第2の締結部の少なくともいずれかをガイドすることを特徴とする請求項1に記載のステアリング装置。 - 前記連結部材は、前記第1の締結部をガイドする第1のガイド部と、前記第2の締結部をガイドする第2のガイド部とを有し、
前記第1のガイド部および前記第2のガイド部は、該第1のガイド部のガイド方向と該第2のガイド部のガイド方向とが交差するように形成されていることを特徴とする請求項2に記載のステアリング装置。 - 前記移動機構は、ガスを発生させるガス発生装置と、発生したガスの導入により押し出され前記連結部材を移動させるピストンとを有することを特徴とする請求項2または3に記載のステアリング装置。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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| JP2008189278A true JP2008189278A (ja) | 2008-08-21 |
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
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