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JP2008188070A - 印刷衛生薄葉紙及びその製造方法 - Google Patents

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誠 中村
Akira Hirasawa
朗 平沢
Takashi Mochino
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Abstract

【課題】際だったかつ見栄えのよい、しかも、大きい図柄で消費者に訴求力のあるデザインをもち、しかも、紙のシワ・ヨレの発生がない又は少ない衛生薄葉紙を提供する。
【解決手段】衛生薄葉紙表面を、線数が40〜100、網点面積率が15〜50%、114mm幅当たりの図柄が占める図柄占有率が10〜30%でかつ図柄面積が102mm2〜918mm2の少なくとも一つの図柄を有する条件で、水性インキにより所定の図柄12を印刷した。
【選択図】図1

Description

本発明は、ティシュペーパーやトイレットペーパーなどの表面に網点印刷した印刷衛生薄葉紙及びその製造方法に関するものである。
この種の衛生薄葉紙としては、例えば、抄紙段階において、スプレーノズルにより帯状、波状等の着色を施されたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
この衛生薄葉紙は、清潔感があり、芳香剤とのコーディネートもしやすいとされている。しかしながら、この衛生薄葉紙は、抄紙段階において、原料パルプが抄き幅に沿って帯状、波状等に着色されたものであるから、デザイン性に乏しく、また、使用者に違和感を与え、見栄えの点で難がある。
また、衛生薄葉紙、特にトイレットペーパーロールを対象として図柄を印刷しようとする場合、刷版を用いたインクの塗布(ベタ印刷)は、紙を収縮させ、ヨレやシワを発生させる。このため、印刷するデザインが大きくなると、シートの単位面積当たりのインクの塗布量が増加することとなり、紙のシワ・ヨレを生じ、柄の潰れ・巻き取り不良・それに伴う加工速度の低下など操業に様々な悪影響を及ぼす。そのために、単位面積当たりの図柄が占める図柄占有率としては、最高で6%程度が限界となり、高い図柄面積率をもって、すなわち大きな図柄の印刷ができないのが現状であった。
特開2003−310476号公報
本発明が解決しようとする主たる課題は、際だったかつ見栄えのよい、しかも、大きい図柄で消費者に訴求力のあるデザインをもち、しかも、紙のシワ・ヨレの発生がない又は少ない衛生薄葉紙を提供することにある。他の課題は以下の説明から明らかになる。
この課題を解決した本発明は、次のとおりである。
〔請求項1記載の発明〕
衛生薄葉紙表面を、線数が40〜100、網点面積率が15〜50%、114mm幅当たりの図柄が占める図柄占有率が10〜30%でかつ図柄面積が102mm2〜918mm2の少なくとも一つの図柄を有する条件で、水性インキにより所定の図柄を印刷したことを特徴とする印刷衛生薄葉紙。
(作用効果)
本発明者らは、デザインの多様性及び複雑な図柄も印刷によって得るために、フレキソ印刷を行うようにした。しかし、刷版を用いた網点印刷におけるインクの塗布は、用紙の紙粉を巻き込み、刷版の目詰まり及び柄潰れを発生させることを知見した。紙粉の巻き込みは、柄の潰れのみならず、印刷シートの巻き取り不良、それに伴う加工速度の低下など操業に様々な悪影響を及ぼすことが知見された。
しかるに、本発明の上記条件によれば、紙粉の巻き込みに伴う柄の潰れを防止でき、しかも、実用上十分に鮮明な図柄・デザインの印刷が可能となる。また、紙のシワ・ヨレの発生がない又は少ないものとなる。
〔請求項2記載の発明〕
衛生薄葉紙表面を、線数が40〜100、網点面積率が15〜50%、114mm幅当たりの図柄が占める図柄占有率が10〜30%でかつ図柄面積が102mm2〜918mm2の少なくとも一つの図柄を有する条件で、水性インキにより所定の図柄を印刷することを特徴とする印刷衛生薄葉紙の製造方法。
(作用効果)
請求項1のものと同様の作用効果を奏する。
〔請求項3記載の発明〕
対象衛生薄葉紙の米坪が10〜30g/m2、伸長率が15〜35%であり、前記水性インキが、粘度10〜50cps、ビヒクルが5〜25質量%、水分量が95〜75質量%である条件で印刷する請求項2記載の印刷衛生薄葉紙の製造方法。
(作用効果)
かかる条件であると、低い米坪及び伸長率が高い用紙を対象にするにもかかわらず、鮮明で紙粉の巻き込みがない印刷を確実に行うことができる。
本発明に従うと、要すれば、際だったかつ見栄えのよい、しかも、大きい図柄で消費者に訴求力のあるデザインをもち、しかも、紙のシワ・ヨレの発生がない又は少ない衛生薄葉紙を得ることができる。さらに、紙粉の巻き込に伴う柄の潰れがないものとなる。
次に、本発明の実施の形態を説明する。
〔用途〕
本発明の衛生薄葉紙は、その用途が特に限定されない。例えば、トイレットペーパーやティシュペーパー、キッチンペーパー、タオルペーパーなどとして利用することができる。特に、紙粉の発生が相対的に多いトイレットペーパーロール製品において顕著な利点をもたらす。さらに、紙のシワ・ヨレを防止することが大きな課題としてあらわれる製品幅が、80mm〜300mmの衛生薄葉紙(シート)について、顕著な利点をもたらす。
〔原紙〕
本形態の衛生薄葉紙は、原紙に印刷などの加工が加えられて、製造されたものである。
本形態において、原紙の原料は、特に限定されない。トイレットペーパー、ティシュペーパー、キッチンペーパー、タオルペーパーなどの各用途に応じてパルプ繊維を選択できる。
具体的には、例えば、原料たるパルプ繊維(原料パルプ)としては、木材パルプ、非木材パルプ、合成パルプ、古紙パルプなどから、より具体的には、砕木パルプ(GP)、ストーングランドパルプ(SGP)、リファイナーグランドパルプ(RGP)、加圧式砕木パルプ(PGW)、サーモメカニカルパルプ(TMP)、ケミサーモメカニカルパルプ(CTMP)、ブリーチドケミサーモメカニカルパルプ(BCTMP)等の機械パルプ(MP)、化学的機械パルプ(CGP)、半化学的パルプ(SCP)、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)等のクラフトパルプ(KP)、ソーダパルプ(AP)、サルファイトパルプ(SP)、溶解パルプ(DP)等の化学的パルプ(CP)、ナイロン、レーヨン、ポリエステル、ポリビニルアルコール(PVA)等を原料とする合成パルプ、脱墨パルプ(DIP)、ウエストパルプ(WP)等の古紙パルプ、かすパルプ(TP)、木綿、アマ、麻、黄麻、マニラ麻、ラミー等を原料とするぼろパルプ、わらパルプ、エスパルトパルプ、バガスパルプ、竹パルプ、ケナフパルプ等の茎稈パルプ、靭皮パルプ等の補助パルプなどから、一種又は数種を適宜選択して使用することができる。
パルプ繊維原料は、例えば、公知の抄紙工程(段階)、具体的には、ワイヤパート、プレスパート、ドライヤパート、サイズプレス、カレンダパート等を経るなどして、印刷等の加工の対象となる原紙とすることができる。この抄紙に際しては、例えば、分散剤、苛性ソーダ、アンモニア水等のpH調整剤、消泡剤、防腐剤、離型剤、耐水化剤、流動変性剤、歩留まり向上剤などの適宜の薬品を添加することができる。
〔衛生薄葉紙〕
図1に示すように、本形態の衛生薄葉紙10は、緑色やピンク色などに着色された、花や木などの図柄が描かれた図柄部12を有する。必要により、図示のように、図柄部12周辺に白色以外の色による周辺着色部11を形成してもよい。ただし、この周辺着色部11は、紙のシワ・ヨレを生じさせない染料などを使用して、抄紙段階で着色したもので、本発明の印刷及び図柄部12とは異なるものである。
また、図柄部12の図柄としては特に限定されない。例えば、花、木、草等の植物や、人、動物、魚、貝、昆虫等の生き物、山、川、海、雲、森、林等の自然、月、太陽、星等の惑星・衛星、車、飛行機、電車等の人工物、などの図柄の中から、1種又は数種が適宜選択されて描かれた形態を、例示することができる。
本形態の衛生薄葉紙10は、図柄部12の着色が、図1中に拡大して示すように、原紙に対して多数の網点(ドット)d,d…を印刷してなる網点印刷によってなされている。
本形態において、各網点d,d…の形状は、特に限定されない。例えば、図示例のような菱形のほか、正方形、長方形、円形、楕円形、多角形、星形などとすることができる(好適には円形又は菱形もしくは正方形である。)。
本形態において、原紙の物性は、トイレットペーパー又はティシュペーパーを用途とする場合、1プライの縦強度(MDT)が75〜250gf/15mm、横強度(CDT)が20〜100gf/15mmであり、縦伸び(MDS)が10〜30%(測定はJIS P 8113に準拠)であるのが好ましい。
一方、キッチンペーパー、タオルペーパー又はナプキンを用途とする場合は、1プライの縦強度(MDT)が200〜1200gf/15mm、横強度(CDT)が50〜400gf/15mmであり、縦伸び(MDS)が5〜30%(測定はJIS P 8113に準拠)であるのが好ましい。
さらにトイレットペーパーの場合には、JIS P 8113)に準拠した、1プライの乾燥縦強度(MDT)が45〜150gf/15mm、乾燥横強度(CDT)が15〜60gf/15mmであり、縦伸び(MDS)が10〜30%であるのが好ましい。
原紙の強度が、これらの下限値を下回ると、印刷などの加工に際して破断等が生じるおそれがある。他方、原紙の強度が、これらの上限値を超えると、風合いが悪化する。また、原紙の伸びが、これらの下限値を下回ると、印刷などの加工に際して破断等が生じるおそれがある。他方、原紙の伸びが、これらの上限値を超えると、しわ等が発生して精細な印刷を行うことができなくなるおそれがある。
本形態において、原紙には、クレープ加工を行うのが紙の柔軟性を高める。その場合におけるクレープ高低差が100μm未満であるのが好ましく、10〜70μmであるのがより好ましく、15〜40μmであるのが特に好ましい。クレープ高低差が100μm未満の原紙は、表面性がよいため、印刷が精細となり、見栄えのよい衛生薄葉紙10となる。
また、原紙は、クレープ率が10〜30%であるのが好ましく、13〜23%であるのがより好ましく、15〜19%であるのが特に好ましい。クレープ率が30%未満の原紙は、表面性がよいため、印刷が精細となり、見栄えのよい衛生薄葉紙10となる。他方、クレープ率が10%以上の原紙は、紙のコシが下がり、柔らかい紙質となるため、肌触りが良く、使い心地の良い衛生薄葉紙10となる。
本形態において、衛生薄葉紙10は、トイレットペーパー又はティシュペーパーを用途とする場合、2プライ又は3プライであるのが好ましく、その1プライのJIS P 8124による坪量が、10〜25g/m2であるのが好ましい。坪量が10g/m2未満であると、柔らかさの点においては好ましいが、適正な強度を確保することができなくなる。他方、坪量が25g/m2を超えると、硬くなりすぎて、肌触りが悪化する。
〔衛生薄葉紙の製造方法〕
本形態の衛生薄葉紙10を製造するにあたっては、原紙に刷版ロールにより転写方式によりフレキソ印刷(凸版印刷)によって印刷するのが望ましい。また、グラビア印刷等の凹版印刷、オフセット印刷等の平版印刷などを、採用することもできる。
本発明において、転写ロール(アニロックスロール)の網点の線数及び網点面積率の選定が重要である、「線数」は、1インチ(2.54cm)当りの網点の列数を意味する。「網点面積率」は、単位面積あたりの占める網点の面積割合である。
本発明では、線数が40〜100(より好ましくは50〜80)、網点面積率が15〜50%(より好ましくは20〜45)の条件で、所定の図柄を印刷したものでる。線数が多いと、ベタ印刷に近く、印刷時、紙粉を巻き込み、柄つぶれを生じる。線数が少ないと、凸部高さが大きくなり、凸部間に紙粉が混入し、柄つぶれを生じる。他方、網点面積率が高いと、ベタ印刷に近く、印刷時、紙粉を巻き込み、柄つぶれを生じる。網点面積率が過度に低い場合は、凸部高さが大きくなり、凸部間に紙粉が混入し、柄つぶれを生じる。
対象衛生薄葉用紙の米坪が10〜30g/m2、伸長率が15〜30%であり、印刷インキが、粘度10〜50cps、ビヒクルが5〜25質量%、水分量が95〜75質量%である条件で印刷するのが望ましい。
さて、本発明においては、114mm幅当たりの図柄が占める図柄占有率が10〜30%でかつ図柄面積が102mm2〜918mm2の少なくとも一つの図柄を有する条件で、水性インキにより所定の図柄部12を印刷したものである。
ここで、本発明の「図柄面積」とは、図柄の外形を囲む面積を言う。ただし、図示の花弁の図柄部12は、一つの花弁と隣の花弁との間に小さい隙間があるので、正確には図柄としては一つの花弁そのものとなるが、デザイン的には一つの花として現れ、しかも、小図柄(花弁)間の距離は小さいので、すなわちシワ・ヨレの発生を回避する要素となる直径4mmの円が入る隙間ではないので、この条件を満たさない限り、小図柄の塊を一つの図柄として扱うものである。また、たとえば、一つの図柄としてまとまりがあるものの、直径4mmの円が入る隙間がある場合には、一つの図柄の面積から当該隙間面積分を減算し、あるいは大円の中に小円がくり抜きで現れたくり抜き図形では、大円図柄の面積から小円図柄の面積を減算して、本発明の「図柄面積」とする。
本発明では、図1のように、図柄部12として図柄面積が大きいものを印刷可能としたものである。本発明の「図柄占有率」としては、114mm幅当たりの図柄が占める「図柄面積」の幅Sの割合(百分率)である(S/W%)。なお、図1の例において、Wはトイレットペーパーロール幅の114mmである。従来では、前述のように、最高で6%程度が限界であったのに対し、本発明によれば、図柄占有率として10〜30%の範囲で図柄を形成でき、際だったかつ見栄えのよい、しかも、大きい図柄で消費者に訴求力のあるデザインの図柄の印刷が可能である。ちなみに、「114mm幅」とはJISで規定されたトイレットペーパーロール幅である。しかしながら、114mm幅に限定されるものではなく、これより短幅又は広幅のものでもよく、90〜130mm幅の範囲内であれば、本発明の「図柄占有率」の規定をそのまま適用できることを知見している。なお、「図柄面積」についてもそのまま適用できるものである。
本発明が規定する、図柄占有率が10〜30%でかつ図柄面積が102mm2〜918mm2の少なくとも一つの図柄の意味をさらに説明する。その意味の第1は、大きな図柄を少なくとも一つ有すること、第2に、「図柄面積」としては大きくとも、縦長(巻き取りシートのライン方向)に長いものであれば、実際的に紙のシワ・ヨレを生じることはない又は少ないので、「図柄占有率」なる定義をもって、横方向について、大きな図柄をもったものとして規定するものである。第3に小さい図柄が、直径4mmの円が入る隙間を超える密度で多数存在していたとしても、シワ・ヨレを生じることはない又は少ないので、これについては無視できる点である。
本発明の「図柄面積」は、102mm2〜918mm2であり、より好ましくは177mm2〜491mm2である。小さい図柄であれば、シワ・ヨレを生じることはない又は少ないので、本発明では。これについては無視し、大きい図柄を対象とすることを意味する。過度の大きい図柄では、「図柄占有率」が10〜30%の範囲を外れることが多いばかりでなく、本発明で規定する「図柄占有率」の上限の30%以下であるとしても、長手方向のシワ・ヨレの問題を生じる。
本発明の「図柄占有率」は、10〜30%とされるが、特に13〜22%が望ましい。「図柄占有率」が過度に高いと、シワ・ヨレを生じる。「図柄占有率」の下限は、従来技術による6%との限界との対比で規定したものである。
上記の「図柄面積」及び「図柄占有率」はマクロな観点から、範囲が定められたものである。
かかる大図柄は、本発明がミクロな観点から規定する、図柄内におけるシワ・ヨレ発生を防止し、かつ、柄つぶれのない際だった印刷条件として「線数が40〜100、網点面積率が15〜50」なる条件で達成できる。
線数が100を超えると、ベタ印刷に近づき、印刷時、紙粉を巻き込み、柄つぶれを生じる。線数が40未満であると、凸部高さが大きいため、凸部間に紙粉が混入し、柄つぶれを生じる。
網点面積率が15未満であると、凸部高さが大きいため、凸部間に紙粉が混入し、柄つぶれを生じる。網点面積率が50超えると、ベタ印刷に近づき、印刷時、紙粉を巻き込み、柄つぶれを生じる。
ベタ印刷に近づくと、図柄の鮮明の観点から良好であるものの、当該図柄面積内のインク塗布量が多くなるために、水性インキの水分により紙を収縮させ、その図柄を大きいと、前述のように、紙にシワ・ヨレを生じさせる。このために、過度な線数及び網点面積率を避けて所定の範囲内とするものである。
他方で、図柄の鮮明性が低下することになるが、凸部間に紙粉が混入し、柄つぶれを防止すれば、人間の肉眼での識別能力からして、多少「網点が粗」であったとしても、一つの図柄として十分に認識するようになる点で、過小な線数及び網点面積率を避けて所定の範囲内とするものである。
以上のように、本発明は、対象が衛生薄葉紙であることに鑑み、「図柄面積」及び「図柄占有率」、線数、並びに網点面積率の各相関関係に注目し、最適範囲を決定したものであり、衛生薄葉紙における従来例を遙かに越えるものであることは、後記の実施例からも明らかになる。
なお、印刷に際し、線数及び網点面積率に注目することは本発明者も知っている事項であるが、その印刷は、一般用紙での印刷の場合であって、本発明のように、紙にシワ・ヨレが生じることの観点から選定されたものではなく、しかも、本発明に従う印刷図柄は、一般用紙についての印刷のように高精細のものではないことを付言する。また、一般用紙での印刷では、紙にシワ・ヨレが生じないから、大きな図柄及び紙への全面印刷が可能であり、そもそも本発明の「図柄面積」の制限や「図柄占有率」の概念が入り込む余地のないものである。
本発明では、対象衛生薄葉用紙の米坪が10〜30g/m2、伸長率が15〜35%であり、前記水性インキが、粘度10〜50cps、ビヒクルが5〜25質量%、水分量が95〜75質量%である条件で印刷する場合に作用効果が顕著にあらわれる。ここで、米坪はJIS P 8124により、伸長率はJIS P 8113により、粘度はB型粘度計により測定した値である。
さらに本発明の衛生薄葉紙の吸水度が、5〜15mm(JIS P 8141)である場合に、本発明の作用効果が顕著にあらわれる。
印刷後のシートに、必要により適宜の態様でエンボス加工を施し、柔らかさ及び嵩高性を高めることができる。
次に、本発明の実施例及び比較例を示し本発明の効果を明らかにする。
<実験例1>
トイレットペーパーロールの製造用原紙として、市販品のほとんどを包含する代表する例として、そのパルプがNBKP 30%・LBKP 70%であり、米坪が15.5g/m2、伸長率が15%であり、クレープが22%、吸水度が10mmものを使用した。この原紙に対し、粘度20cps、ビヒクルが5質量%、水分量が95質量%の水性インキにより、花柄を印刷した。
印刷に際し、網点の線数、網点面積率、図柄占有率及び図柄面積を変えて印刷を行い、評価者を50人にとする官能評価(見栄え・デザイン(図柄)のきわだち・総合評価)を行った。条件及び結果を表1に示した。なお、「見栄え」及び「デザイン」のきわだちについては、最も良いと感じた場合を5とし、順に数値を下げ、最も悪いと感じた場合を1とする5段階評価とした。他方、「総合評価」については、とても良いと感じた場合を◎、良いと感じた場合を○、普通と感じた場合を△、悪いと感じた場合を×、とても悪いと感じた場合を××とする5段階評価とした。また、図柄占有率及び図柄面積の変更は、図1に示す図柄をそのまま拡大及び収縮することにより変更することにより行った。
Figure 2008188070
<実験例2>
実験例1において最適であることが判った実施例1の印刷条件において、水性インキの物性を変えて印刷を行った。結果を表2に示した。
Figure 2008188070
衛生薄葉紙の一部平面図である。 網点の線数と面積率の説明図である。
符号の説明
10…衛生薄葉紙、11…下地部、12…図柄部、d…網点。

Claims (3)

  1. 衛生薄葉紙表面を、線数が40〜100、網点面積率が15〜50%、114mm幅当たりの図柄が占める図柄占有率が10〜30%でかつ図柄面積が102mm2〜918mm2の少なくとも一つの図柄を有する条件で、水性インキにより所定の図柄を印刷したことを特徴とする印刷衛生薄葉紙。
  2. 衛生薄葉紙表面を、線数が40〜100、網点面積率が15〜50%、114mm幅当たりの図柄が占める図柄占有率が10〜30%でかつ図柄面積が102mm2〜918mm2の少なくとも一つの図柄を有する条件で、水性インキにより所定の図柄を印刷することを特徴とする印刷衛生薄葉紙の製造方法。
  3. 対象衛生薄葉紙の米坪が10〜30g/m2、伸長率が15〜35%であり、前記水性インキが、粘度10〜50cps、ビヒクルが5〜25質量%、水分量が95〜75質量%である条件で印刷する請求項2記載の印刷衛生薄葉紙の製造方法。
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