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JP2008186876A - 電子部品及びその製造方法 - Google Patents

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JP2008186876A JP2007017233A JP2007017233A JP2008186876A JP 2008186876 A JP2008186876 A JP 2008186876A JP 2007017233 A JP2007017233 A JP 2007017233A JP 2007017233 A JP2007017233 A JP 2007017233A JP 2008186876 A JP2008186876 A JP 2008186876A
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Kyosuke Ozaki
恭輔 尾崎
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Abstract

【課題】半導体チップやモジュール基板等の電子部品に設けられた金属バンプの接合(付着)強度を向上する。
【解決手段】電子部品としてのSAWチップ10は圧電基板12を備え、この圧電基板12の表面上には櫛歯電極14とともに配線パターン18が形成されている。また、配線パターン18の表面上には配線パッド20が形成されており、この配線パッド20上に金バンプ22が付着されている。配線パッド20は、その表面に溝部20aによって凹凸を有する領域が形成されており、金バンプ22は超音波接合される際、溝部20a内に入り込んで食い込んだ状態となっている。
【選択図】図2

Description

本発明は例えば、メモリやLSI等の半導体チップや各種電子デバイスのモジュールとして利用される電子部品及びその製造方法に関するものである。
従来、半導体チップのフリップチップ実装プロセスにおいて、半導体チップに形成された電極上に金(Au)バンプを超音波接合により形成する方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この方法は、キャピラリーと称する治具で金線を繰り出し、その先端に熱エネルギーを付与してボール状に成形しておき、このボール状の部分を電極面に押し付けながら超音波振動を加えることで、ボール状の部分を半球状に変形させながら電極上に金バンプを形成するものである。
また上記のフリップチップ実装プロセスは、先の方法により半導体チップの電極上に複数の金バンプを形成した後、金バンプの先端に錫膜を転写する工程、そして半導体チップを別の配線基板に接合する工程へと続いている。このような工程を経ることで、フリップチップ実装時に金バンプと配線基板側の電極との間で形成される金錫合金量を充分に確保することができ、両者の接合信頼性を高めることができると考えられる。
特開2006−310334号公報(第4頁、図1−図6)
しかしながら従来の方法では、半導体チップの平らな電極面上に金バンプを超音波接合しているため、この金バンプを介して半導体チップを配線基板にフリップチップ実装しようとすると、超音波振動によって電極面と金バンプとの接合部に加わるせん断力で半導体チップの電極から金バンプが剥離しやすくなるという問題がある。このような状況にあっては、たとえ金バンプの先端部では充分な接合強度を確保できたとしても、金バンプの基部(半導体チップ側の根元)では接合強度が不足するため、電子部品全体としての充分な接合信頼性を得ることができない。
そこで本発明は、半導体チップやモジュール基板等に設けられた金属バンプの接合(付着)強度を向上する技術の提供を課題としたものである。
本発明は、電子部品を構成するべき構成部材について、金属バンプを付着させるための金属パッドの表面(露出する外面)に凹凸を形成しておき、この凹凸の形状に沿わせて金属バンプを形成し、その付着面を凹凸とすることで上記の課題を解決するものである。
より具体的には、電子部品を構成する構成部材に設けられた金属パッドには、その表面に凹凸を有する領域が形成されている。一方、金属バンプには、金属パッドの表面における凹凸に沿った形状の付着面が形成されている。
しがって、金属パッドだけでなく金属バンプもまたその付着面が凹凸となり、このような凹凸は金属パッドの表面における凹凸に合致した形状となる。このため金属パッドの凹んだ部分には金属バンプの突き出た部分(凸部)が入り込み、逆に金属パッドの突き出た部分(凸部)は金属バンプの凹んだ部分に入り込む関係となることから、単なる平面同士の場合と比較して相互の付着強度が大幅に向上する。したがって、電子部品をベアチップとして配線基板等にフリップチップ実装する際、超音波振動によるせん断力が作用しても金属バンプが剥離しにくくなる。
本発明において金属パッドは、金(Au)を主成分として構成されていることが好ましい。すなわち本発明では、半田バンプのような単純加熱(リフロー等)によって接合するものではなく、超音波接合するものを想定したものである。超音波接合時には、ある程度の振幅で金属バンプと金属パッドとの付着面に振動が加わるため、本発明による凹凸形状を用いた付着強度の向上が極めて有効となる。
また実用的には、電子部品の構成部材には金属パッド及び金属バンプがそれぞれ複数箇所に設けられている。この場合、個々の金属パッドの表面に凹凸によって溝形状又は畝形状の部位が形成されるとともに、複数の金属パッド同士では、溝形状又は畝形状の部位が構成部材に対し全て同一の方向に延びている態様が好ましい。
このような態様であれば、金属バンプを形成した状態の構成部材を例えばベアチップとして配線基板等にフリップチップ実装する際、溝形状又は畝形状の方向と直交する方向に超音波振動を加えれば、構成部材の側で金属バンプの剥離が発生しにくくなる。
あるいは、個々の金属パッドの表面に凹凸によって複数の穴部が形成される態様であってもよい。この場合、穴部が凹みに相当し、隣り合う穴部の間が突き出た部分に相当する。複数の金属パッド同士では、全ての穴部が構成部材に対し同一の方向に配列されているので、上記のように穴部の配列方向と直交する方向に超音波振動を加えれば、構成部材の側で金属バンプの剥離が発生しにくくなる。
上記の金属バンプを有する本発明の電子部品は、以下の工程を通じて製造することができる。
(1)電子部品を構成するための構成部材に金属パッドを形成するパッド形成工程。
(2)金属パッドの表面に凹凸を有する領域を形成する凹凸形成工程。
(3)金属パッド表面の凹凸を有する領域に、金属バンプを超音波接合によって付着させる接合工程。
上記(1)及び(2)の工程は、時間をおいて進められるものであってもよいし、これらが同時に進行するものであってもよい。前者は、(1)の工程を経て表面が平らに形成された金属パッドに対し、後から(2)の工程で凹部又は凸部(もしくは凹凸の両方)を形成する方法である。これに対して後者は、表面に凹凸のある形状の金属パッドを、1つの工程で形成する方法である。
いずれにしても、金属パッドに対し超音波接合によって金属バンプを付着させる際に、加熱流動した金属バンプが金属パッドの凹凸に入り込む。また金属パッドの凹凸は、超音波接合時に金属バンプの振動や押圧力で僅かに変形しつつ、相対的に金属バンプに入り込む。これにより、金属パッドと金属バンプの相互の結合(食い込み)がより強固となり、剥離に対して強い金属バンプの構造が得られる。
また本発明は、上記(1)〜(4)の各工程を実行した後に、以下の工程をさらに追加した電子部品の製造方法を提供する。
(5)上記(1)〜(4)の各工程を通じて製造された電子部品を所定の配線基板に向き合わせた状態で、金属パッドの外面から延びた金属バンプの先端を配線基板に形成された接続パッドに接触させるとともに、配線基板に対して電子部品を相対的に振動させることで、金属バンプを介して電子部品と配線基板とを超音波接合する工程。
上記(5)の工程を追加すれば、上記(1)〜(4)の工程を経て得られた金属バンプ付きの電子部品を例えばベアチップとして、これをさらに別の配線基板に対してフリップチップ実装した電子部品を得ることができる。なお、ここでは配線基板と構成部材のいずれを振動させてもよいし、両者を互いに逆向きの振幅で振動させてもよい。
このとき、既に構成部材の側では金属パッドと金属バンプとの強固な結合が得られているので、次に上記(1)〜(4)の工程を経て得られた電子部品を超音波振動させて金属バンプを配線基板の接続パッドに接合する際、その構成部材側で金属バンプが剥離するおそれがなく、金属バンプによる接合強度の高い電子部品を得ることができる。
好ましくは、本発明において以下の要素が追加される。
先ず、上記(1)のパッド形成工程では、構成部材の複数箇所に金属パッドを形成する。
そして上記(2)の凹凸形成工程で凹凸を形成する際、全ての金属パッドについて構成部材に対して同一の方向で、かつ、超音波接合時に振動が加わる方向に対して交差する方向に延びる溝形状又は畝形状の部位を形成する。
あるいは、上記(2)の凹凸形成工程で凹凸を形成する際、全ての金属パッドについて構成部材に対して同一の方向で、かつ、超音波接合時に振動が加わる方向に対して交差する方向に配列された複数の穴部を形成する。
このような要素を追加することにより、上記(5)の超音波接合の工程で金属バンプが金属パッドから剥離しにくくなり、製品としての信頼性を大きく向上することができる。
本発明は、製造過程で生じる金属バンプの剥離等を未然に防止し、完成された電子部品としての品質や信頼性、性能を大きく向上することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、電子部品の一形態として挙げられる表面弾性波素子のチップ(以下、単に「SAW(Surface Acoustic Wave)チップ」と称する。)10を示す平面図である。また図2は、図1中のII−II線に沿ってSAWチップ10の層構成を示した断面図である。
SAWチップ10は圧電基板12を備え、この圧電基板12の表面上には櫛歯電極(IDT:Interdigital Transducer)14、反射器16、配線パターン18等が設けられている。また、配線パターン18上には配線パッド20が形成されており、さらに配線パッド20上には金バンプ22が形成されている。このようなSAWチップ10は、例えば別の配線基板(図示されていない)に対してベアチップとして実装される。SAWチップ10が配線基板に実装されると、これらは別の形態の電子部品となる。この電子部品がさらに、例えば封止樹脂(図示されていない)等によってパッケージされると、SAWデバイスとしての電子部品が得られる。
〔第1実施形態〕
以下、SAWチップ10の第1実施形態について説明する。
図2に示されているように、SAWチップ10は、構成部材としての圧電基板12を備えている。圧電基板12は、例えばリチウムタンタレート(タンタル酸リチウム:LiTaO)又はリチウムナイオベート(ニオブ酸リチウム:LiNbO)等の圧電材料から構成されている。
圧電基板12の表面(主面)上には、上記の櫛歯電極14とともに配線パターン18が設けられている。また図2には示されていないが、この他に圧電基板12の表面上には上記の反射器16が設けられている。各櫛歯電極14は、圧電基板12の表面に沿って櫛歯状に延びる多数の電極線を有しており、これら多数の電極線が両極間で対をなし、互いに一定の間隔をおいて交互に位置するように配列されている。
公知のように櫛歯電極14は、圧電基板12に生じる表面弾性波を電圧信号に変換したり、逆に電圧信号を表面弾性波に変換したりする機能を有する。また反射器16は、櫛歯電極14から遠ざかる方向に伝搬する表面弾性波を反射し、その変換効率を高めるものである。
また配線パターン18は、圧電基板12の表面上で各櫛歯電極14に接続されている。各櫛歯電極14への電圧信号の印加や、表面弾性波を各櫛歯電極14で変換して得られた電圧信号の取り出しは、それぞれ配線パターン18を通じて行われる。なお、ここでは各櫛歯電極14と配線パターン18とが、圧電基板12の表面上で一体の金属膜として形成されている。櫛歯電極14、反射器16及び配線パターン18は、例えば銅(Cu)又は銅合金、アルミニウム(Al)又はアルミニウム合金から構成されている。
配線パッド20は、配線パターン18上に積層されるようにして膜状に形成されている。配線パッド20は、金バンプ22を接合するためのパッドとして機能し、例えばアルミニウム(Al)又はアルミニウム合金(AlにCu,Si等を添加したもの等)の金属膜によって形成されている。なお図1に示されているように、本実施形態では配線パッド20の端部が円形状に形成されており、この円形状の端部にて配線パッド20の面積が他より拡大されている。
円形状に形成された配線パッド20の端部には、その表面上に金バンプ22が接合されている。金バンプ22は、金(Au)を主成分とする金属バンプであり、この金バンプ22はSAWチップ10を別の配線基板(図示されていない)に実装する際のバンプとして機能する。なお、配線基板へのSAWチップ10の実装についてはさらに後述する。
図3は、配線パッド20の端部を詳細に示した平面図及びその縦断面図である。ここでは図3中(A)が平面図に相当し、図3中(B)が縦断面図に相当する。
第1実施形態の場合、配線パッド20の円形状の端部には、金バンプ22が接合される予定の領域(参照符号P)内に複数条の溝部20aが形成されている。複数条ある溝部20aは、例えば圧電基板12の長辺に沿って全て同一の方向に延びており、互いに一定の間隔をおいて平行に配列されている。また、領域Pの円形状に合わせて、その中央に位置する溝部20aの全長が最も長く、そこから周辺に向かうにつれて各溝部20aの長さは短縮されている。
また図3中(B)に示されているように、各溝部20aの深さは配線パッド20の厚みと同じであり、各溝部20aの底は配線パターン18の表面にまで達している。
金バンプ22は、配線パッド20の円形状の端部における領域P内に付着して形成されている。図3中(B)に示される断面形状から明らかなように、金バンプ22はその基部が各溝部20aの内部に入り込んでいる。このため金バンプ22と配線パッド20との付着面の形状は、各溝部20aの形状に沿うようにして凹凸形状に形成されている。
このように第1実施形態では、配線パッド20の領域P内に形成された複数条の溝部20aにより凹凸が形成されており、この凹凸に沿って金バンプ22の付着面もまた凹凸に形成されている。その結果、金バンプ22の基部は各溝部20a内に入り込み、また配線パッド20は、隣り合う溝部20a同士の間の部分が金バンプ22の基部に食い込んだ状態となることから、配線パッド20と金バンプ22とを相互に強く結合させることができる。
また、図3には1箇所の配線パッド20及び金バンプ22のみが示されているが、SAWチップ10の全体で例えば6箇所ある全ての配線パッド20及び金バンプ22について、圧電基板12に対して全て同一の方向に延びる複数条の溝部20aが形成されている。
次に、SAWチップ10の製造方法について説明する。
図4は、SAWチップ10の製造方法を工程順に説明した図である。以下、各工程別に説明する。
図4中(A):パターン形成工程
圧電基板12の表面上に、櫛歯電極14及び配線パターン18を形成する工程である。この工程では、例えば圧電基板12の全面に数回に分けて積層状の金属膜を形成し、これをエッチングすることにより、上記の櫛歯電極14、反射器16及び配線パターン18を形成する。
図4中(B):パッド形成工程,凹凸形成工程
配線パターン18の表面上に配線パッド20の金属膜を形成する工程及び溝部20aを形成する工程である。配線パッド20の金属膜は、例えばフォトリソグラフィ技術やシルクスクリーン印刷技術等を用いて形成することができる。いずれにしても、溝部20aに相当する範囲を予めマスクしておくことで、配線パッド20と溝部20aとを同時進行で形成することができ、それによってSAWチップ10の製造効率を向上することができる。
図4中(C),(D):接合工程
配線パッド20に金バンプ22を超音波接合によって付着させる工程である。この工程では、先ず図4中(C)に示されているように金ワイヤWの先端部分を球状に成型しておく。金ワイヤWは、金バンプ22の材料となる部材である。そして、先の工程で形成した溝部20aを有する配線パッド20の領域Pに対し、金ワイヤの先端部分を接触させた状態で、図示しない治具(超音波ホーン等)によって金ワイヤWに超音波振動を加える。このとき金ワイヤWに加えられる振動の方向は、溝部20aに対して直交する方向である。
金ワイヤWは、超音波振動による配線パッド20との摩擦で熱溶解し、合わせて上方からの加圧により、金ワイヤWが流動して配線パッド20の各溝部20a内に入り込み、先端部分の変形を伴って付着する。そして、最後に治具とともに金ワイヤWを上方へ引き上げると、配線パッド20に付着した部分が金ワイヤWから破断し、図4中(D)に示されるように金バンプ22が形成される。
上記のように、溝部20aに対して直交する方向に超音波振動を加えながら金バンプ22を付着させることで、金バンプ22(金ワイヤW)を溝部20a内へ確実に入り込ませた状態で付着させることができる。また、図では詳しく示していないが、実際には隣り合う溝部20a同士の間で配線パッド20も振動方向(溝部20aの幅方向)に変形し、それによって金バンプ22との結合力を高めることができる。
〔第2実施形態〕
次に、SAWチップ10の第2実施形態について説明する。
図5は、第2実施形態のSAWチップ10の構成を部分的に示した平面図及びその縦断面図である。第2実施形態のSAWチップ10は、配線パッド20の形態が第1実施形態と異なっているが、その他の構成は共通である。このため、ここでは第1実施形態と異なる点についてのみ説明し、第1実施形態と共通する事項については、その重複した説明及び図示を省略する。また以下の説明では、第1実施形態と共通する部位には同じ符号を付している。
第2実施形態の場合、配線パッド20の円形状の端部における領域P内に、複数個の穴部20bが形成されている。これら穴部20bはいずれも、例えば圧電基板12の長辺に沿う方向及び短辺に沿う方向をそれぞれ基準とした格子状に一定間隔をおいて配列されている。また、領域Pの円形状に合わせて、その中央付近では穴部20bの配列数が最も多く、そこから周辺に向かうにつれて穴部20bの配列数は減少している。
また図5中(B)に示されているように、各穴部20bの深さは配線パッド20の厚みと同じであり、各穴部20bの底は配線パターン18の表面にまで達している。
また図5中(B)に示される断面形状から明らかなように、金バンプ22はその基部が各穴部20bの内部に入り込んでいる。このため金バンプ22と配線パッド20との付着面の形状は、各穴部20bの形状に沿うようにして凹凸形状に形成されている。
このように第2実施形態では、配線パッド20の領域P内に形成された複数個の穴部20bにより凹凸が形成されており、この凹凸に沿って金バンプ22の付着面もまた凹凸に形成されている。その結果、金バンプ22の基部は各穴部20b内に入り込み、また配線パッド20は、隣り合う穴部20b同士の間の部分が金バンプ22の基部に食い込んだ状態となることから、配線パッド20と金バンプ22とを相互に強く結合させることができる。
また、図5には1箇所の配線パッド20及び金バンプ22のみが示されているが、SAWチップ10の全体で例えば6箇所ある全ての配線パッド20及び金バンプ22について、圧電基板12に対して同一の方向を基準とする格子状に配列された複数個の穴部20bが形成されている。
第2実施形態のSAWチップ10についても、上述した製造工程(図4参照)を通じて製造することができる。なお、第2実施形態のSAWチップ10を製造する場合、配線パッド20の形成とともに穴部20bが同時進行で形成される(図4中(B))。
〔第3実施形態〕
次に、SAWチップ10の第3実施形態について説明する。
図6は、第3実施形態のSAWチップ10の構成を部分的に示した縦断面図である。第3実施形態のSAWチップ10は、配線パッド20の形態が第1,第2実施形態と異なっているが、その他の構成は共通である。したがって、ここでは第1,第2実施形態と異なる点についてのみ説明し、第1,第2実施形態と共通する事項については、その重複した説明及び図示を省略する。また以下の説明では、第1,第2実施形態と共通する部位には同じ符号を付している。
第3実施形態の場合、配線パッド20の円形状の端部における領域P内に、複数条の溝部20a’もしくは複数個の穴部20b’が形成されている。第3実施形態の溝部20a’と第1実施形態の溝部20aとでは、その深さが異なっている。すなわち、第1実施形態の溝部20aは配線パッド20の厚みと同じ深さを有していたが、第3実施形態の溝部20a’の深さは配線パッド20の厚みよりも小さい。
同様に、第3実施形態の穴部20b’と第2実施形態の穴部20bとでも、その深さが異なっている。すなわち、第2実施形態の穴部20bは配線パッド20の厚みと同じ深さを有していたが、第3実施形態の穴部20b’の深さは配線パッド20の厚みよりも小さい(0<深さ<配線パッド20の厚み)。
なお、図6には溝部20a’及び穴部20b’を共通に示しているが、その具体的な大きさや個数、配列等については第1又は第2実施形態を参考にして決定することができる。
第3実施形態では溝部20a’又は穴部20b’の深さが第1又は第2実施形態と異なるものの、図6に示される断面形状から明らかなように、金バンプ22はその基部が各溝部20a’又は各穴部20b’の内部に入り込んでいる。このため金バンプ22と配線パッド20との付着面の形状は、各溝部20a’又は各穴部20bの形状に沿うようにして凹凸形状に形成されている。
このように第3実施形態においては、配線パッド20の領域P内に形成された複数条の溝部20a又は複数個の穴部20b’により凹凸が形成されており、この凹凸に沿って金バンプ22の付着面もまた凹凸に形成されている。その結果、金バンプ22の基部は各溝部20a’又は各穴部20b’内に入り込み、また配線パッド20は、隣り合う溝部20a’同士又は穴部20b’同士の間の部分が金バンプ22の基部に食い込んだ状態となることから、配線パッド20と金バンプ22とを相互に強く結合させることができる。
また、図6には1箇所の配線パッド20及び金バンプ22のみが示されているが、SAWチップ10の全体で例えば6箇所ある全ての配線パッド20及び金バンプ22について、圧電基板12に対して同一の方向に延びる複数条の溝部20a’又は同一の方向を基準として格子状に配列された複数個の穴部20b’が形成されている。
第3実施形態のSAWチップ10は、上述した製造工程(図4参照)を通じて製造することができる。なお、第3実施形態のSAWチップ10を製造する場合、先に配線パターン18の表面上に配線パッド20となる金属膜を形成した後、例えばエッチング等により溝部20a’又は穴部20b’が形成されるので、パッド形成工程と凹凸形成工程とが同時進行ではなくなる(図4中(B))。ただし、その後のバンプ形成工程(図4中(C),(D))については共通に使用することができる。
〔第4実施形態〕
次に、SAWチップ10の第4実施形態について説明する。
図7は、第4実施形態のSAWチップ10の構成を部分的に示した平面図及びその縦断面図である。第4実施形態のSAWチップ10は、配線パッド20の形態が第1〜第3実施形態と異なっているが、その他の構成は共通である。このため、ここでは第1〜第3実施形態と異なる点についてのみ説明し、第1〜第3実施形態と共通する事項については、その重複した説明及び図示を省略する。また以下の説明では、第1〜第3実施形態と共通する部位には同じ符号を付している。
第4実施形態の場合、配線パッド20の円形状の端部における領域P内に、複数条の畝部20cが形成されている。複数条ある畝部20cは、例えば圧電基板12の長辺に沿って全て同一の方向に延びており、互いに一定の間隔をおいて平行に配列されている。また、領域Pの円形状に合わせて、その中央に位置する畝部20cの全長が最も長く、そこから周辺に向かうにつれて各畝部20cの長さは短縮されている。
また図7中(B)に示されているように、各畝部20cは配線パッド20の表面から上方に突き出た凸形状をなし、その突出高さは例えば配線パッド20の厚みと略同じか、もしくはそれよりも低い(0<畝部20cの高さ≦配線パッド20の厚み)。あるいは、畝部20cの高さが配線パッド20の厚みより大きくてもよい。
また図7中(B)に示される断面形状から明らかなように、金バンプ22はその基部が隣り合う畝部20c同士の間に入り込んでおり、各畝部20cは、金バンプ22の基部に対して食い込んでいる。このため金バンプ22と配線パッド20との付着面の形状は、各畝部20cの形状に沿うようにして凹凸形状に形成されている。
このように第4実施形態では、配線パッド20の領域P内に形成された複数条の畝部20cにより凹凸が形成されており、この凹凸に沿って金バンプ22の付着面もまた凹凸に形成されている。その結果、金バンプ22の基部は隣り合う畝部20c同士の間に入り込み、また配線パッド20は、各畝部20cが金バンプ22の基部に食い込んだ状態となることから、配線パッド20と金バンプ22とを相互に強く結合させることができる。
また、図7には1箇所の配線パッド20及び金バンプ22のみが示されているが、SAWチップ10の全体で例えば6箇所ある全ての配線パッド20及び金バンプ22について、圧電基板12に対して全て同一の方向に延びる複数条の畝部20cが形成されている。
第4実施形態のSAWチップ10は、上述した製造工程(図4参照)を通じて製造することができる。なお、第4実施形態のSAWチップ10を製造する場合、先に配線パターン18の表面上に配線パッド20となる金属膜を形成した後、例えばエッチング等により畝部20c以外の部分が除去される。あるいは、先に配線パターン18の表面上に配線パッド20となる金属膜を形成した後、例えばフォトリソグラフィ技術又はシルクスクリーン印刷技術により、畝部20cとなる部分が上層に追加される。このため、第4実施形態のSAWチップ10の製造方法において、パッド形成工程と凹凸形成工程とは同時進行ではなくなる(図4中(B))。ただし、その後のバンプ形成工程(図4中(C),(D))については共通に使用することができる。
〔溝又は穴の深さ,畝の高さについての言及〕
第1〜第3実施形態において、溝部20a,20a’又は穴部20b,20b’の深さDは、配線パッド20の厚みをTとすると、以下の関係式を満たすことが一例として好ましい。
0.1 ≦ D/T ≦1.0
上記関係式の下限値は、配線パターン18の成膜時における厚みの公差を上回るものであり、各実施形態において金バンプ22の充分な付着強度を得ることができる凹凸の指標となるものである。
〔電子部品としての別形態〕
以上の第1〜第4実施形態で挙げたSAWチップ10を、さらに別の配線基板に対してフリップチップ実装することにより、電子部品としての別形態である表面弾性波デバイス(以下、「SAWデバイス」と称する。)を得ることができる。以下、別形態であるSAWデバイス及びその製造方法について説明する。
図8は、SAWデバイスの製造方法を工程順に説明した図である。以下、各工程別に説明する。
図8中(A):第1〜第4実施形態のSAWチップ10を治具28により保持し、別途用意された配線基板30に対向して配置させる。配線基板30は、例えば多層セラミックの基板32を有し、この基板32の実装面上には配線パターン34及び接続パッド36等が形成されている。治具28に保持された状態で、SAWチップ10に設けられた金バンプ22の先端は、それぞれ対応する接続パッド36に位置決めされる。なお、図8では便宜上、配線パッド20及び金バンプ22の詳細な断面形状は図示を省略しているが、実際には第1〜第4実施形態で挙げたいずれかの形状が採用されている。
図8中(B):配線基板30とSAWチップ10とを相互に位置決めした状態で治具28が下降し、金バンプ22の先端を配線基板30の接続パッド36に接触させる。また、このとき金バンプ22には適度な押圧力(圧縮力)が付加される。そして、超音波ホーン等により治具28を超音波振動させ、金バンプ22を配線基板30の接続パッド36に超音波接合により付着させる。
このとき第1〜第4実施形態で述べたように、SAWチップ10側では既に配線パッド20と金バンプ22との強固な結合が得られているので、次にSAWチップ10を超音波振動させて金バンプ22を配線基板30の接続パッド36に接合する際、SAWチップ10側で金バンプ22が剥離するおそれがなく、その結果、SAWチップ10と配線基板30との接合強度の高いSAWデバイス40を得ることができる。
また、このとき治具28に加えられる超音波振動は、SAWチップ10の各配線パッド20に形成された溝部20a,20a’又は畝部20cに対して直交する方向である。あるいは、SAWチップ10が穴部20b,20b’を有する場合、超音波振動は穴部20b,20b’の1つの配列方向に対して直交する方向である。したがって、SAWチップ10側では金バンプ22と配線パッド20との付着面にせん断力が加わったとしても、その凹凸の形状によって付着強度を高く保持することができ、それによって金バンプ22が剥離する等のトラブルを未然に防止することができる。
図8中(C):配線基板30の接続パッド36に対する金バンプ22の付着により、ベアチップとしてのSAWチップ10が配線基板30に対してフリップチップ実装される。この結果、SAWチップ10とは別形態であるSAWデバイス40が得られる。得られたSAWデバイス40は、金バンプ22による接合が強固で確実なものとなっていることから、電子部品としての信頼性が大きく向上する。
本発明は上述した実施形態に制約されることなく、各種の変形を伴って実施することができる。例えば、配線パッド20に形成される溝部20a,20a’や穴部20b,20b’、畝部20c等の配列間隔や大きさ等については特に限定がなく、実施する電子部品の具体的な大きさ、形状に合わせて適宜に変更することができる。
また本発明は、SAWチップ10やSAWデバイス40としてだけでなく、半導体チップや半導体デバイス等の電子部品にも適用可能であるし、これらの製造方法にも適用できる。
SAWチップ10の製造過程において、金ワイヤWを超音波振動させる方向は、溝部20aや畝部20cの延びる方向に対して厳密に直交していなくてもよい。例えば、ある程度の角度をもって交差しているだけでも、金バンプ22の付着強度を充分に発揮することができる。同様に、SAWデバイス40の製造過程でSAWチップ10を超音波振動させる際にも、その振動方向が溝部20aや畝部20cの延びる方向に対して交差していればよい。
電子部品の一形態として上げられるSAWチップの平面図である。 図1中、II−II線に沿ってSAWチップの層構成を示した断面図である。 第1実施形態における配線パッドの端部を詳細に示した平面図及びその縦断面図である。 SAWチップの製造方法を工程順に説明した図である。 第2実施形態のSAWチップの構成を部分的に示した平面図及びその縦断面図である。 第3実施形態のSAWチップの構成を部分的に示した縦断面図である。 第4実施形態のSAWチップの構成を部分的に示した平面図及びその縦断面図である。 SAWデバイスの製造方法を工程順に説明した図である。
符号の説明
10 SAWチップ(電子部品)
12 圧電基板(構成部材)
14 櫛歯電極
16 反射器
18 配線パターン
20 配線パッド(金属パッド)
20a,20a’ 溝部
20b,20b’ 穴部
20c 畝部
22 金バンプ(金属バンプ)

Claims (8)

  1. 電子部品を構成する構成部材と、
    前記構成部材に設けられた金属パッドと、
    前記金属パッドの表面に形成された凹凸を有する領域と、
    前記金属パッドに対し前記凹凸を有する領域に付着され、前記金属パッドとの付着面がその表面における凹凸に沿って形成された金属バンプと
    を備えたことを特徴とする電子部品。
  2. 請求項1に記載の電子部品において、
    前記金属バンプは、金を主成分として構成されることを特徴とする電子部品。
  3. 請求項1又は2に記載の電子部品において、
    前記構成部材には、前記金属パッド及び前記金属バンプがそれぞれ複数箇所に設けられており、
    前記金属パッドには、個々の表面に前記凹凸によって溝形状又は畝形状の部位が形成されるとともに、複数の前記金属パッド同士では、前記溝形状又は畝形状の部位が前記構成部材に対し全て同一の方向に延びていることを特徴とする電子部品。
  4. 請求項1又は2に記載の電子部品において、
    前記構成部材には、前記金属パッド及び前記金属バンプがそれぞれ複数箇所に設けられており、
    前記金属パッドには、個々の表面に前記凹凸によって複数の穴部が形成されるとともに、複数の前記金属パッド同士では、全ての前記穴部が前記構成部材に対し同一の方向に配列されていることを特徴とする電子部品。
  5. 電子部品を構成するための構成部材に金属パッドを形成するパッド形成工程と、
    前記金属パッドの表面に凹凸を有する領域を形成する凹凸形成工程と、
    前記金属パッド表面の前記凹凸を有する領域に、金属バンプを超音波接合によって付着させる接合工程と
    から構成されることを特徴とする電子部品の製造方法。
  6. 請求項5に記載の各工程を実行した後に、
    前記各工程を通じて製造された電子部品を所定の配線基板に向き合わせた状態で、前記金属パッドの外面から延びた前記金属バンプの先端を前記配線基板に形成された接続パッドに接触させるとともに、前記配線基板に対して前記電子部品を相対的に振動させることで、前記金属バンプを介して前記電子部品と前記配線基板とを超音波接合する工程をさらに追加して構成されることを特徴とする電子部品の製造方法。
  7. 請求項5又は6に記載の電子部品の製造方法において、
    前記パッド形成工程では、前記構成部材の複数箇所に前記金属パッドを形成し、
    前記凹凸形成工程では、全ての前記金属パッドについて前記構成部材に対して同一の方向で、かつ、前記超音波接合時に振動が加わる方向に対して交差する方向に延びる溝形状又は畝形状の部位を形成するべく前記凹凸を形成することを特徴とする電子部品の製造方法。
  8. 請求項5又は6に記載の電子部品の製造方法において、
    前記パッド形成工程では、前記構成部材の複数箇所に前記金属パッドを形成し、
    前記凹凸形成工程では、全ての前記金属パッドについて前記構成部材に対して同一の方向で、かつ、前記超音波接合時に振動が加わる方向に対して交差する方向に配列された複数の穴部を形成するべく前記凹凸を形成することを特徴とする電子部品の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111403304A (zh) * 2013-12-30 2020-07-10 台湾积体电路制造股份有限公司 形成迹线上凸块(bot)组件的方法和半导体结构

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