JP2008185200A - 取付部構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】複合材のクリープに起因する緩みを防止又は抑制することができる取付部構造を得る。
【解決手段】金属インサート16の雌ねじ部20及びフランジナット26の雄ねじ部30の螺合量を変えることでパネル14を挟む位置における金属インサート16の接合面16Aとフランジナット26のフランジ部34との間隔を設定可能となっている。また、雄ねじ部30が雌ねじ部20に螺合することによって、フランジナット26の圧入部32が金属インサート16の被圧入部22に圧入されてフランジナット26が金属インサート16に固定される。
【選択図】図1
【解決手段】金属インサート16の雌ねじ部20及びフランジナット26の雄ねじ部30の螺合量を変えることでパネル14を挟む位置における金属インサート16の接合面16Aとフランジナット26のフランジ部34との間隔を設定可能となっている。また、雄ねじ部30が雌ねじ部20に螺合することによって、フランジナット26の圧入部32が金属インサート16の被圧入部22に圧入されてフランジナット26が金属インサート16に固定される。
【選択図】図1
Description
本発明は、繊維と樹脂との複合材より成る板材と、前記板材の板厚方向一方側に固定されたベース部材と、を含んで構成される被取付体への取り付けに適用される取付部構造に関する。
3次元複合材織物にて構成された窓枠に金属製のナットを埋め込み、このナットに螺合させたボルトによって、窓枠に重ね合わせた複合材製の押え板を固定する締結構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、この従来技術では、複合材にて構成された押え板のクリープによって締結部に緩みを生じる可能性がある。
特開2003−34296公報
本発明は、上記事実を考慮して、複合材のクリープに起因する緩みを防止又は抑制することができる取付部構造を提供することを課題とする。
請求項1に記載する本発明の取付部構造は、繊維と樹脂との複合材より成る板材と、前記板材に対して当該板材の板厚方向の一方側に固定されたベース部材と、を含んで構成された被取付体への取り付けに適用される取付部構造であって、前記ベース部材に取り付けられ、当該ベース部材との間に前記板材を板厚方向に挟む取付部材と、前記ベース部材及び前記取付部材に対で形成されて互いに螺合可能とされ、この螺合量を変えることで前記板材を挟む位置における前記ベース部材と前記取付部材との間隔を設定可能な間隔設定手段と、前記ベース部材及び前記取付部材に対で形成され、前記間隔設定手段の螺合によって一方が他方に圧入されて前記取付部材を前記ベース部材に固定する圧入固定手段と、を有することを特徴とする。
請求項1に記載する本発明の取付部構造によれば、間隔設定手段がベース部材及び取付部材に対で形成されて互いに螺合可能とされ、この螺合量を変えることで板材を挟む位置におけるベース部材と取付部材との間隔を設定可能となっているので、この間隔が調整されることでベース部材及び取付部材が板材に作用する荷重を抑えることができる。このため、板材のクリープが抑制される。また、ベース部材及び取付部材に対で形成された圧入固定手段は、間隔設定手段の螺合によって一方が他方に圧入されて取付部材をベース部材に固定するので、ベース部材及び取付部材が所定間隔で板材を挟んだ状態で、取付部材がベース部材に強固に固定され、取付部材とベース部材との間の緩みが防止又は抑制される。
請求項2に記載する本発明の取付部構造は、請求項1記載の構成において、前記取付部材に、雄ねじ部材又は雌ねじ部材が螺合される締結部を設け、前記雄ねじ部材又は前記雌ねじ部材と、前記締結部との螺合によって、被締結部材に締結荷重を作用させることを特徴とする。
請求項2に記載する本発明の取付部構造によれば、雄ねじ部材又は雌ねじ部材と、取付部材の締結部との螺合によって、被締結部材に締結荷重を作用させるので、ベース部材及び取付部材が所定間隔で板材を挟んだ状態を維持しつつ、被締結部材に所定の締結荷重を作用させることができる。
請求項3に記載する本発明の取付部構造は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記圧入固定手段による圧入部位が、前記板材から離間した部位に設けられたことを特徴とする。
請求項3に記載する本発明の取付部構造によれば、圧入固定手段による圧入部位が、板材から離間した部位に設けられているので、板材を挟んでベース部材とは反対側に作用する荷重(例えば、被締結部材が締結されている場合には被締結部材に対して作用する軸直交方向のモーメント)が、板材から離間した圧入部位で効率良く受け止められる。
請求項4に記載する本発明の取付部構造は、請求項1から3のいずれか一項に記載の構成において、前記取付部材と、前記板材の板厚方向の他方側との間にシール手段を設けたことを特徴とする。
請求項4に記載する本発明の取付部構造によれば、取付部材と、板材の板厚方向の他方側との間にシール手段を設けたので、取付部材と、板材の板厚方向の他方側との間への水の浸入がシール手段によって防止又は抑制される。
以上説明したように、本発明に係る請求項1に記載の取付部構造によれば、複合材のクリープに起因する緩みを防止又は抑制することができるという優れた効果を有する。
請求項2に記載の取付部構造によれば、緩み難い取付部材に対して、単純な螺合構造によって、被締結部材を締結することができ、また、取付部材に被締結部材を締結するための締結荷重を、ベース部材及び取付部材によって挟まれた板材に作用する荷重とは、独立して設定することができるという優れた効果を有する。
請求項3に記載の取付部構造によれば、板材を挟んでベース部材とは反対側に作用する荷重を、効率良く支持することができるという優れた効果を有する。
請求項4に記載の取付部構造によれば、取付部材と、板材の板厚方向の他方側との間への水の浸入を、シール手段が防止又は抑制することができるという優れた効果を有する。
[第1実施形態]
本発明の第1の実施形態に係る取付部構造が適用された車両用締結部構造10について、図1〜図3に基づいて説明する。なお、以下の説明では、図中の矢印INとして示す側をパネル内側、矢印OUTとして示す側をパネル外側とする。
本発明の第1の実施形態に係る取付部構造が適用された車両用締結部構造10について、図1〜図3に基づいて説明する。なお、以下の説明では、図中の矢印INとして示す側をパネル内側、矢印OUTとして示す側をパネル外側とする。
図1には、車両用締結部構造10の全体構成が断面図で示されている。図1に示されるように、車両用締結部構造10は、車体(ボデー)骨格部材の一部を構成する板材としてのパネル14と、パネル14に対して当該パネル14の板厚方向の一方側となるパネル内側に固定されたベース部材(ベース金属部材)としての金属インサート16と、を含んで構成された被取付体12への取り付けに適用された構造であり、金属インサート16に取付部材(金属取付部材)としてのフランジナット26を取り付け、このフランジナット26上に部品である被締結部材44を締結によって固定する構造である。
パネル14は、繊維(例えば、炭素繊維)を樹脂で固めて成る複合材、すなわち、繊維強化プラスチック(FRP、例えば、炭素繊維強化プラスチック(CFRP))で構成されている。金属インサート16は、金属製(例えば、アルミニウム合金製)でブロック状に形成され、被締結部材44の締結箇所に対してパネル14を挟んだ反対側に配設されており、パネル14側に配置される接合面16Aがパネル14の内側面14Aに接着剤で接合されている。なお、本実施形態では、接着剤によって金属インサート16をパネル14に接合させているが、金属インサート16を固化前のパネル14に押し付けた状態でパネル14を固化させることによって金属インサート16をパネル14に接合させてもよい。
図3に示されるように、金属インサート16の中央部には、穴部18が形成され、穴部18における内面の穴上部には、間隔設定手段としての雌ねじ部20が形成されている。金属インサート16は、パネル14に貫通形成された貫通孔24から、穴部18を含む部分を露出させている。図2(B)に示されるように、穴部18内には、フランジナット26の軸部28が配置されるようになっており、穴部18の雌ねじ部20には、フランジナット26における間隔設定手段としての雄ねじ部30が螺合可能(ねじ込み可能)となっている。なお、パネル14の貫通孔24及び金属インサート16の穴部18の加工は、ドリル加工及び雌ねじ加工で足りるので、容易にできて加工費を抑えることも可能になる。
フランジナット26は、金属製(例えば、アルミニウム合金製)とされ、図3に示されるように、雄ねじ部30が上部外周面に形成された軸部28と、軸部28の上方部で径方向に延設されたフランジ部34と、を含んで構成され、軸心部には、ねじ穴36が形成されている。図2(B)に示されるように、フランジナット26のフランジ部34は、パネル14を金属インサート16の接合面16Aとの間に板厚方向に挟むようになっている。また、対で形成されて互いに螺合可能とされた金属インサート16の雌ねじ部20及びフランジナット26の雄ねじ部30は、その螺合量を変えることでパネル14を挟む位置における金属インサート16の接合面16Aとフランジナット34のフランジ部34との間隔を設定可能としている。
また、図3に示されるように、金属インサート16における穴部18には、雌ねじ部20の穴下方部に第1テーパ部21が設けられ、この第1テーパ部21は、穴上方側の内径よりも穴下方側の内径が小さいテーパ状に形成されている。第1テーパ部21の穴下方部には、雌ねじ部20の内径に比べて小径とされた圧入固定手段としての被圧入部22が形成されている。この被圧入部22は、雌ねじ部20と同軸上に形成されている。被圧入部22の穴下方部には、穴下方側へ向けて縮径する第2テーパ部23が形成されている。なお、第1テーパ部21の形状(面)及び第2テーパ部23の形状(面)は、いずれもドリル加工によって形成されたテーパ形状(面)であるが、必要に応じて該テーパ形状(面)を加工して、この部分の形状を他形状(例えば、湾曲形状や段付形状等)にしてもよい。
また、金属インサート16における穴部18内に配置されるフランジナット26の軸部28には、雄ねじ部30よりも軸先端側部分において軸先端側へ向けて縮径するテーパ部31が形成され、このテーパ部31よりも更に軸先端側には、圧入固定手段としての圧入部32が形成されている。また、軸部28において、雄ねじ部30よりもフランジ部34側とされる軸基部29は、雄ねじ部30の外径(換言すれば、雌ねじ部20の内径)に比べて小径とされている。圧入部32は、雄ねじ部30と同軸上に形成されて短円柱状とされており、被圧入部22に圧入可能(嵌合可能)な外径寸法(本実施形態では、被圧入部22の内径寸法に比べて極僅かに大きい外径寸法)に設定されている。また、圧入部32が被圧入部22に圧入された状態で、圧入部32の中心軸と被圧入部22の中心軸とは同軸上に配置されるようになっている。
対で形成された金属インサート16の被圧入部22及びフランジナット26の圧入部32は、金属インサート16の雌ねじ部20とフランジナット26の雄ねじ部30との螺合によって、一方となる圧入部32が他方となる被圧入部22に圧入されて(圧入荷重付加手段として機能し、)フランジナット26を金属インサート16に固定するようになっている。また、図1に示されるように、金属インサート16の被圧入部22及びフランジナット26の圧入部32による圧入部位は、パネル14を挟んで被締結部材44の締結される側とは反対側でかつパネル14から離間した部位に設けられている。
図2(A)に示されるように、フランジナット26のフランジ部34は、フランジナット26を軸回りに回転させる際の荷重受け部であり、トルク(回転力)を加えやすいように、平面視での外形状が六角形状となっている。また、図2(B)に示されるように、フランジ部34における軸部28寄りの部分には、パネル14と接触して着座する着座面34Aが形成されている。フランジ部34において着座面34Aよりも径方向外側部分には、シール手段としてのOリング40を取り付けるための取付溝34Bが形成されている。取付溝34Bは、底面視で環状とされており、この取付溝34Bに嵌め込まれて装着されたOリング40は、取り扱いを容易にするために、取付溝34Bの開口側が下方側へ向けられても、自らの張力で落ちない(外れない)ようになっている。
フランジナット26が金属インサート16に固定される場合、フランジナット26は、フランジ部34の着座面34Aがパネル14の外側面14Bに着座するまで締め付けられ、Oリング40は、パネル14に押し付けられて潰れるようになっている。すなわち、Oリング40の潰れ量は、フランジ部34の着座面34Aとパネル14の外側面14Bとの接触によってコントロールしている。このように、フランジ部34に着座面34Aを設定することでOリング40に適切な圧力を加えるようになっており、フランジナット26が金属インサート16に固定された状態では、フランジナット26のフランジ部34と、パネル14の外側面14B(板厚方向の他方側)との間にOリング40が適切な面圧で(シール状態で)配設されるようになっている。
また、車両用締結部構造10では、フランジナット26のねじ穴36の内面に、雄ねじ部材としてのボルト42(図1参照)が螺合される締結部としての雌ねじ部38が形成されている。図1に示されるように、ボルト42は、被締結部材44を貫通した雄ねじ部42Aを、フランジナット26の雌ねじ部38に螺合することで、その頭部42Bとフランジナット26のフランジ部34との間で被締結部材44を締め付けている。すなわち、車両用締結部構造10では、ボルト42の雄ねじ部42Aとフランジナット26の雌ねじ部38との螺合によって、被締結部材44に締結荷重を作用させるようになっており、これによって、被締結部材44が車体骨格部材の一部を構成するパネル14側に締結されている。
(作用・効果)
次に、上記実施形態の作用及び効果を説明する。
次に、上記実施形態の作用及び効果を説明する。
対で形成された金属インサート16の雌ねじ部20及びフランジナット26の雄ねじ部30が互いに螺合可能とされ、この螺合量を変えることでパネル14を挟む位置における金属インサート16の接合面16Aとフランジナット26のフランジ部34との間隔を設定可能となっているので、この間隔が調整されることで金属インサート16及びフランジナット26がパネル14に作用する荷重を抑えることができる。このため、パネル14のクリープ、すなわち、板厚方向に圧縮された永久変形(所謂へたり)が抑制される。
また、フランジナット26の雄ねじ部30が金属インサート16の雌ねじ部20に螺合することによって、フランジナット26の圧入部32が金属インサート16の被圧入部22に圧入されてフランジナット26が金属インサート16に固定される。すなわち、金属インサート16の接合面16A及びフランジナット26のフランジ部34が所定間隔でパネル14を挟んだ状態で、フランジナット26が金属インサート16に強固に固定され、フランジナット26と金属インサート16との間の緩みが防止又は抑制される。
以上のように、本実施形態に係る車両用締結部構造10によれば、パネル14のクリープに起因する緩みを防止又は抑制することができると共に、金属インサート16にフランジナット26を強固に固定することができる。なお、仮にパネル14にクリープが生じても、フランジナット26は、金属インサート16から緩み難い。
また、ボルト42の雄ねじ部42Aとフランジナット26の雌ねじ部38との螺合によって、被締結部材44に締結荷重を作用させるので、金属インサート16の接合面16A及びフランジナット26のフランジ部34が所定間隔でパネル14を挟んだ状態を維持しつつ、被締結部材44に所定の締結荷重を作用させることができる。すなわち、緩み難いフランジナット26に対して、単純な螺合構造によって、被締結部材44を締結することができ、また、フランジナット26に被締結部材44を締結するための締結荷重を、金属インサート16及びフランジナット26によって挟まれたパネル14に作用する荷重とは、独立して設定することができる。
さらに、フランジナット26の圧入部32が金属インサート16の被圧入部22に圧入される圧入部位が、パネル14から離間した部位に設けられているので、パネル14を挟んで金属インサート16とは反対側に作用する荷重、例えば、被締結部材44に対して作用する軸直交方向のモーメントMが、パネル14から離間した圧入部位で効率良く受け止められる(支持される)。
さらにまた、フランジナット26のフランジ部34とパネル14の外側面14Bとの間にOリング40を配設して所定の面圧を確保したので、車両の使用環境下において、パネル14の外側面14Bへ水がかかることがあっても、フランジナット26のフランジ部34とパネル14の外側面14Bとの間への水の浸入がOリング40によって防止又は抑制される。その結果として、仮にパネル14の一部を構成する繊維が導電体であってフランジナット26や金属インサート16と異種材であっても、水の介在によって異種材間で発生する電食(接触腐食)を防止又は抑制することができる。
[第2実施形態]
なお、図4に示されるように、フランジナット26のフランジ部34の形状は、平面視で略四角形状(厳密には、四角形状のコーナ部がR状とされた形状)とされてもよい(第2の実施形態)。すなわち、圧入部32を被圧入部22(図3参照)へ圧入させるためのトルクを発生させることができる形状であれば、平面視で六角形状以外の形状であってもよい。そのようなフランジナット26を適用した構成であっても、第1の実施形態と同様の作用及び効果が得られる。
なお、図4に示されるように、フランジナット26のフランジ部34の形状は、平面視で略四角形状(厳密には、四角形状のコーナ部がR状とされた形状)とされてもよい(第2の実施形態)。すなわち、圧入部32を被圧入部22(図3参照)へ圧入させるためのトルクを発生させることができる形状であれば、平面視で六角形状以外の形状であってもよい。そのようなフランジナット26を適用した構成であっても、第1の実施形態と同様の作用及び効果が得られる。
[第3実施形態]
また、図5に示されるように、本発明の第3の実施形態に係る取付部構造が適用された車両用締結部構造50は、Oリング40(図1等参照)の代わりに、フランジナット26のフランジ部34とパネル14の外側面14Bとの間にシール手段としての接着剤52を塗布する構造とされている。なお、図5においては、第1の実施形態と実質的に同様の構成部に同一符号を付しており、これらについての説明は省略する。第3の実施形態の構成によっても、第1の実施形態と同様の作用及び効果が得られる他、フランジナット26のパネル14側への取付強度(換言すれば、被締結部材44(図1参照)を締結するための締結部の強度)を向上させることができる。
また、図5に示されるように、本発明の第3の実施形態に係る取付部構造が適用された車両用締結部構造50は、Oリング40(図1等参照)の代わりに、フランジナット26のフランジ部34とパネル14の外側面14Bとの間にシール手段としての接着剤52を塗布する構造とされている。なお、図5においては、第1の実施形態と実質的に同様の構成部に同一符号を付しており、これらについての説明は省略する。第3の実施形態の構成によっても、第1の実施形態と同様の作用及び効果が得られる他、フランジナット26のパネル14側への取付強度(換言すれば、被締結部材44(図1参照)を締結するための締結部の強度)を向上させることができる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態に係る取付部構造が適用された車両用締結部構造60について、図6に基づいて説明する。図6に示されるように、車両用締結部構造60は、フランジナット26(図1等参照)に代えて、フランジ付きのスタッドボルト62を用いる点が特徴である。なお、第1の実施形態と実質的に同様の構成部については、同一符号を付して説明を省略する。
次に、本発明の第4の実施形態に係る取付部構造が適用された車両用締結部構造60について、図6に基づいて説明する。図6に示されるように、車両用締結部構造60は、フランジナット26(図1等参照)に代えて、フランジ付きのスタッドボルト62を用いる点が特徴である。なお、第1の実施形態と実質的に同様の構成部については、同一符号を付して説明を省略する。
図6に示されるように、取付部材(金属取付部材)としてのスタッドボルト62は、金属製(例えば、鋼製やアルミニウム合金製)とされ、軸線方向に延設されたボルト本体64と、ボルト本体64における軸線方向の中間部から径方向に延設されたフランジ部66とを含んで構成されている。ボルト本体64は、フランジ部66を挟んで軸線方向の一端側(図6では下端側)である第1軸部70が他端側である第2軸部68に比べて大径とされている。これら第1軸部70及び第2軸部68は、同軸上に形成されている。また、第1軸部70におけるフランジ部66寄り部分には、第1雄ねじ部72が形成され、第2軸部68には、第2雄ねじ部69が形成されている。なお、本実施形態では、第1軸部70を第2軸部68に比べて大径としているが、必要に応じて、第1軸部70の外径と第2軸部68の外径とを等しくしてもよく、また、第1軸部70を第2軸部68に比べて小径としてもよい。
間隔設定手段としての第1雄ねじ部72は、金属インサート16の雌ねじ部20に螺合可能(ねじ込み可能)となっている。ここで、第1雄ねじ部72と雌ねじ部20との螺合量を変えることで、パネル14を挟む位置における金属インサート16の接合面16Aとスタッドボルト62のフランジ部66との間隔を設定可能となっている。
スタッドボルト62の第1軸部70には、第1雄ねじ部72よりも軸先端側部分において軸先端側へ向けて縮径するテーパ部73が形成され、このテーパ部73よりも更に軸先端側には、圧入固定手段としての圧入部74が被圧入部22の対として形成されている。圧入部74は、第1雄ねじ部72と同軸上に形成されて短円柱状とされており、被圧入部22に圧入可能(嵌合可能)な外径寸法(本実施形態では、被圧入部22の内径寸法に比べて極僅かに大きい外径寸法)に設定されている。圧入部74が被圧入部22に圧入された状態では、圧入部74の中心軸と被圧入部22の中心軸とは同軸上に配置されるようになっている。また、対で形成されたスタッドボルト62の第1雄ねじ部72と金属インサート16の雌ねじ部20との螺合によって、圧入部74が金属インサート16の被圧入部22に圧入されて、スタッドボルト62を金属インサート16に固定するようになっている。
フランジ部66における第1軸部70寄りの部分には、パネル14との接触によって着座する着座面66Aが形成されている。フランジ部66において着座面66Aよりも径方向外側部分には、Oリング40を取り付けるための取付溝66Bが形成されている。なお、着座面66Aは、第1の実施形態における着座面34A(図1等参照)と実質的に同様の構成部であり、取付溝66Bは、第1の実施形態における取付溝34B(図1等参照)と実質的に同様の構成部であるので、詳細な説明を省略する。
第2軸部68には、被締結部材44を貫通した締結部としての第2雄ねじ部69に、雌ねじ部材としてのナット76が螺合され、これによって、ナット76とスタッドボルト62のフランジ部66との間に被締結部材44が締め付けられている。すなわち、車両用締結部構造60では、スタッドボルト62の第2雄ねじ部69とナット76との螺合によって、被締結部材44に締結荷重を作用させるようになっており、これによって、被締結部材44が車体骨格部材の一部を構成するパネル14側に締結されている。
以上説明したような第4の実施形態の構成によっても、第1の実施形態と同様の作用及び効果が得られる。
[実施形態の補足説明]
なお、上記実施形態では、ベース部材としての金属インサート16に雌ねじ部20が形成されると共に、取付部材としてのフランジナット26やスタッドボルト62に雄ねじ部(雄ねじ部30、第1雄ねじ部72)が形成され、これらが間隔設定手段を構成しているが、ベース部材に雄ねじ部が形成されると共に取付部材に雌ねじ部が形成され、当該雄ねじ部及び当該雌ねじ部が互いに螺合可能な間隔設定手段とされる構成としてもよく、当該間隔設定手段の螺合量を変えることで板材を挟む位置におけるベース部材と取付部材との間隔を設定可能にしてもよい。
なお、上記実施形態では、ベース部材としての金属インサート16に雌ねじ部20が形成されると共に、取付部材としてのフランジナット26やスタッドボルト62に雄ねじ部(雄ねじ部30、第1雄ねじ部72)が形成され、これらが間隔設定手段を構成しているが、ベース部材に雄ねじ部が形成されると共に取付部材に雌ねじ部が形成され、当該雄ねじ部及び当該雌ねじ部が互いに螺合可能な間隔設定手段とされる構成としてもよく、当該間隔設定手段の螺合量を変えることで板材を挟む位置におけるベース部材と取付部材との間隔を設定可能にしてもよい。
また、上記実施形態では、ベース部材としての金属インサート16に被圧入部22が形成されると共に、取付部材としてのフランジナット26やスタッドボルト62に圧入部32、74が形成され、これらが圧入固定手段を構成しているが、例えば、金属インサート16の穴部18の底中央部に軸線方向へ突出する短円柱状の凸部を形成すると共に、フランジナット26やスタッドボルト62の軸先端部(穴部18へ挿入される側の先端部)に前記凸部が圧入可能(嵌合可能)な凹部を形成し、前記凸部及び前記凹部を圧入固定手段としてもよく、間隔設定手段の螺合によって前記凸部(一方)が前記凹部(他方)に圧入されて取付部材をベース部材に固定してもよい。
また、第1〜第3の実施形態では、フランジナット26(取付部材)にボルト42(雄ねじ部材)が螺合される雌ねじ部38(締結部)が形成され、第4の実施形態では、スタッドボルト62(取付部材)にナット76(雌ねじ部材)が螺合される第2雄ねじ部69(締結部)が形成されているが、取付部材に雄ねじ部材又は雌ねじ部材が螺合される締結部を設けず、例えば、取付部材に雄ねじ部等の間隔設定手段の突出方向とは反対向きに突出する突出部を設け、この突出部を他部材の孔へ貫通させることで、部材取付用の突出部としてもよい。
さらに、上記実施形態では、圧入部32、74が被圧入部22に圧入される圧入部位が、パネル14から離間した部位に設けられており、このような構成が好ましいが、圧入固定手段による圧入部位は、板材に近接した部位に設けられてもよく、また、板材から離間した部位と板材に近接した部位との両方に設けられてもよい。
さらにまた、上記実施形態では、圧入される圧入部32、74の形状が円柱状とされているが、圧入固定手段の一方を構成する圧入部の形状は、円筒状、角柱状、先端側が小径とされてテーパ面を備えた円錐台状等のような他の形状としてもよい。
なお、上記実施形態では、金属インサート16(ベース部材)は、一面がパネル14(板材)に接合される他は、他部材に接合されていないが、ベース部材は、複数面が板材に接合されてもよく、また、特定面が板材に接合されると共に他の面が板材以外の部材に接合されてもよい。
また、上記実施形態では、取付部構造が車両用締結部構造10、50、60に適用された場合について説明したが、取付部構造は、例えば、各種装置における被取付体等のような他の被取付体への取り付けに適用されてもよい。
また、上記実施形態では、図3に示される被取付体12は、貫通孔24が形成されたパネル14と、穴部18が形成された金属インサート16と、を貫通孔24と穴部18との位置を合わせて接合させた構造となっているが、被取付体は、例えば、パネル(板材)と金属インサート(ベース部材)とを接合させてから穴加工及び雌ねじ加工をして形成した構造としてもよい。すなわち、貫通孔(24)が形成されていないパネル14と穴部(18)が形成されていない金属インサート16とを接合した後、図7(A)に示されるように、ドリル加工によって被圧入部22を形成し、その後、図7(B)に示されるように、ドリル加工によって、被圧入部22よりもパネル外側寄り部分に被圧入部22に比べて大径の雌ねじ部用のねじ穴部17を形成し、さらに、このねじ穴部17に対して、図7(C)に示されるように、雌ねじ加工をすることによって、被取付体12を得てもよい。この場合、パネル14の貫通孔24の内面にも、間隔設定手段の一部を構成する雌ねじ部24Aが形成されることになる。なお、図7では、図1〜図6と実質的に同様の構成部には同一符号を付している。
10 車両用締結部構造(取付部構造)
12 被取付体
14 パネル(板材)
16 金属インサート(ベース部材)
20 雌ねじ部(間隔設定手段)
22 被圧入部(圧入固定手段)
24A 雌ねじ部(間隔設定手段)
26 フランジナット(取付部材)
30 雄ねじ部(間隔設定手段)
32 圧入部(圧入固定手段)
38 雌ねじ部(締結部)
40 Oリング(シール手段)
42 ボルト(雄ねじ部材)
44 被締結部材
50 車両用締結部構造(取付部構造)
52 接着剤(シール手段)
60 車両用締結部構造(取付部構造)
62 スタッドボルト(取付部材)
69 第2雄ねじ部(締結部)
72 第1雄ねじ部(間隔設定手段)
74 圧入部(圧入固定手段)
76 ナット(雌ねじ部材)
12 被取付体
14 パネル(板材)
16 金属インサート(ベース部材)
20 雌ねじ部(間隔設定手段)
22 被圧入部(圧入固定手段)
24A 雌ねじ部(間隔設定手段)
26 フランジナット(取付部材)
30 雄ねじ部(間隔設定手段)
32 圧入部(圧入固定手段)
38 雌ねじ部(締結部)
40 Oリング(シール手段)
42 ボルト(雄ねじ部材)
44 被締結部材
50 車両用締結部構造(取付部構造)
52 接着剤(シール手段)
60 車両用締結部構造(取付部構造)
62 スタッドボルト(取付部材)
69 第2雄ねじ部(締結部)
72 第1雄ねじ部(間隔設定手段)
74 圧入部(圧入固定手段)
76 ナット(雌ねじ部材)
Claims (4)
- 繊維と樹脂との複合材より成る板材と、前記板材に対して当該板材の板厚方向の一方側に固定されたベース部材と、を含んで構成された被取付体への取り付けに適用される取付部構造であって、
前記ベース部材に取り付けられ、当該ベース部材との間に前記板材を板厚方向に挟む取付部材と、
前記ベース部材及び前記取付部材に対で形成されて互いに螺合可能とされ、この螺合量を変えることで前記板材を挟む位置における前記ベース部材と前記取付部材との間隔を設定可能な間隔設定手段と、
前記ベース部材及び前記取付部材に対で形成され、前記間隔設定手段の螺合によって一方が他方に圧入されて前記取付部材を前記ベース部材に固定する圧入固定手段と、
を有することを特徴とする取付部構造。 - 前記取付部材に、雄ねじ部材又は雌ねじ部材が螺合される締結部を設け、前記雄ねじ部材又は前記雌ねじ部材と、前記締結部との螺合によって、被締結部材に締結荷重を作用させることを特徴とする請求項1記載の取付部構造。
- 前記圧入固定手段による圧入部位が、前記板材から離間した部位に設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の取付部構造。
- 前記取付部材と、前記板材の板厚方向の他方側との間にシール手段を設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の取付部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007021885A JP2008185200A (ja) | 2007-01-31 | 2007-01-31 | 取付部構造 |
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| JP (1) | JP2008185200A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101411271B1 (ko) * | 2012-02-14 | 2014-07-01 | 주식회사 에이취 케이 | 복합소재 내의 인서트 적용 구조 및 방법 |
| JP2015025438A (ja) * | 2013-07-29 | 2015-02-05 | 株式会社ケーヒン | 内燃機関用吸気マニホールド |
| KR101832741B1 (ko) * | 2016-06-20 | 2018-02-27 | 주식회사 성우하이텍 | 플라스틱 복합소재 구조체 및 이의 제조방법 |
| CN115507096A (zh) * | 2021-06-23 | 2022-12-23 | 伯尔霍夫连接技术有限公司 | 公差补偿元件、具有公差补偿元件的部件、第一和第二部件相关连接结构、生产和连接方法 |
-
2007
- 2007-01-31 JP JP2007021885A patent/JP2008185200A/ja active Pending
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