JP2008184801A - 組立式簡易住宅 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上面と一方の側面に開口を形成し、三方の側面5と床面9a備えた第1の箱体2と、第1の箱体の開口を形成する一方の側面に対向する開口を形成し、上面12と三方の側面と床面9bを備えて配置される第2の箱体6と、第1の箱体2の三方の側面5の上部にそれぞれ配設される側部17と、これらの側部17上面の開口に覆設される屋根部3とを有し、第1の箱体2およびの第2の箱体6のそれぞれの床面9a,9bは枢軸部7を介して連結され、第2の箱体6は、枢軸部7を基軸に第1の箱体2の一方の側面に形成された開口から床面9a側に横倒可能に形成されることを特徴とする組立式簡易住宅1による。
【選択図】図1
Description
このような事情に対処するため、個片に分解して保管することができ、しかも組立容易な建物や、人が居住するために最低限必要な設備を備えた簡易住居に関する発明が開示されている。
特許文献1に記載の発明は、相互に直接係合または間接係合させるための接合部を端面に備えた複数のパネルにより床、壁、及び屋根をなす組立て分解可能な家屋であって、前記家屋の壁および屋根に窓や戸などの機能を有するための設備を前記パネルに持たせたことを特徴とするものである。
上記構成の特許文献1に係る発明によれば、地面の状況の影響を受けることなく設営ができ、風など天候の影響を受けることのない強度を持ち、また、設営の都度、その時々に応じたレイアウト変更が可能な組立て式の家屋を提供できるという効果を有する。
このような特許文献2に係る発明は、鉄骨構造の躯体により略直方体状に形成され屋内側床面積を10m2以下とした1ボックス型の簡易住宅であり、この簡易住宅の短辺側に設けた玄関部には手摺りを取付けたデッキを装着し、玄関部の屋内側には玄関土間部を設けて、玄関土間部と対向する短辺側の奥側にベッド5を備えたフリースペースとしての寝室部を設け、さらに、玄関土間部から寝室部に至る通路の両側には、付帯設備としての収納庫、キッチン設備及び浴室設備を配設したことを特徴とするものである。
上記構成の特許文献2に係る発明によれば、トラックなどで設置現場に輸送して設置した後、直ぐに居住することができる機動性が高く、かつ使い勝手のよい簡易住宅を提供できるという効果を有する。
また、特許文献1に開示される「野営用組立て家屋」においては、壁や屋根を構成するパネル同士を直に連結させることができるものの、このようにパネルを接続した場合、壁面の法線方向からの力に対しては十分な強度が期待できない可能性があった。
この結果、特許文献1に開示される「野営用組立て家屋」は、中長期的な居住に適さない可能性が高かった。
また、複数の「簡易住宅」を一時に搬送することが困難であり、多数の被災者に速やかに「簡易住宅」を提供するのは難しいという課題もあった。
上記構成の発明において、第1の箱体と、第2の箱体と、側部と、屋根部は、箱状に組み立てられて、人の居住空間を形成するという作用を有する。
また、第1の箱体およびの第2の箱体のそれぞれの床面に設けられる枢軸部は、第2の箱体を第1の箱体の床面側に横倒し可能にするという作用を有する。
上記構成の発明は、請求項1に記載の発明と同じ作用に加え、隣接する側部と側部の間に柱材を介設することで、請求項2記載の組立式簡易住宅に軸組み構造を付与して、建物の強度を高めるという作用を有する。
上記構成の発明は、請求項2に記載の発明と同じ作用に加え、柱材の側面に溝部を備えることで、この溝部で側部の端部を保持するという作用を有する。また、この溝部は柱材に側部を着脱可能に取設するという作用を有する。
上記構成の発明において、第1の箱体と、第2の箱体を構成する床面と、屋根部は第3の箱体を形成するという作用を有する。
この結果、請求項1に記載の組立式簡易住宅の外形寸法を小さくするという作用を有する。
また、第3の箱体の内部に側部を収容することで、請求項4記載の発明が占有する空間を小さくするという作用を有する。
上記構成の発明は、請求項4に記載の発明において、柱材も第3の箱体の内部に収容可能にしたものであり、請求項4に記載の発明と同じ作用を有する。
上記構成の発明は、請求項1乃至請求項5のそれぞれの発明と同じ作用に加え、第2の箱体の側面に出入口を備えることで、横倒になった第2の箱体を起立させることで、出入口を使用可能にするという作用を有する。
上記構成の発明において、請求項1乃至請求項6のそれぞれの発明と同じ作用に加え、第2の箱体の内部に給水設備を備えることで、横倒になった第2の箱体を起立させることで、給水設備を使用可能にするという作用を有する。
上記構成は、請求項1乃至請求項7のそれぞれの発明と同じ作用に加え、第1の箱体と第2の箱体とを連結する連結材を備えることで、第2の箱体を構成する床材の下側に支持材を設けることなく、第2の箱体の床面を第1の箱体の床面と略同一平面上に保持させるという作用を有する。
また、請求項8記載の発明である組立式簡易住宅に人が居住した場合でも、第2の箱体を構成する床材の下側に支持材を設けることなく、第2の箱体の床面を第1の箱体の床面と略同一平面上に保持させるという作用を有する。
また、本発明の請求項1に記載の組立式簡易住宅は、枢軸部を基軸に第2の箱体を第1の箱体の内側の床面側に横倒可能であるため、不使用時に請求項1に記載の発明が占有する体積を1から1/2以下にすることができるという効果を有する。
この結果、居住にするのに十分なスペースを備えた災害時用の簡易住宅を備蓄する際の、簡易住宅の占有スペースを小さくできるという効果を有する。
この結果、請求項2記載の組立式簡易住宅に長期間人が居住する場合でも、十分な強度と耐久性を発揮させることができるという効果を有する。
この結果、最低2名の人員で柱材への側部の取設作業を行うことができるので、被災時に少ない人手で迅速に請求項3に記載の組立式簡易住宅を組み立てることができるという効果を有する。
よって、被災時に十分な強度と耐久性を備えた一時的な住居を、迅速に被災者に提供できるという効果を有する。
この結果、請求項6記載の組立式簡易住宅の組立時に、出入口を設置する手間を省くことができるという効果を有する。
従って、建築に関して専門的な知識を有さない人でも、出入口を備えた簡易住宅を組み立てることができるという効果を有する。
従って、給水設備の取設に関して専門的な知識を有さない人でも、給水設備を備えた簡易住宅を組み立てることができるという効果を有する。
この結果、第2の箱体の床面の支持構造を簡素にできるという効果を有する。
図1に示すように、本実施の形態に係る組立式簡易住宅1は、上面と一方の側面に開口を有する、つまり、三方の側面を構成する壁材5と、床面を構成する床材9aを備えた第1の箱体2と、この第1の箱体2の側面に形成される開口と対向する位置に開口を有し、上面を構成する天井12と、三方の側面を構成する壁材14と、図示されない床材9bとを備える第2の箱体6とが枢軸部7を介して連結され、第1の箱体2を構成するそれぞれの壁材5の上面に、側部を構成する壁材17が配設され、さらに、これらの壁材17の上面により形成される開口に屋根部3が覆設されたものである。
この屋根部3は、例えば金属製の中空材からなる横架材3aにより形成された枠体に、被覆材3bが覆設されたものである。なお、屋根部3の強度を高めるために、横架材3aにより形成される枠体の対向する角部を図示しない金属製の線材で連結したり、あるいは、横架材3aにより形成される枠体の角部に図示しない火打ち材を設けても良い。
また、本実施の形態に係る組立式簡易住宅1においては、枢軸部7を基軸に第2の箱体6を図中の符号Aで示す方向に傾倒させて、第1の箱体2の内部に収容可能にしている。
よって上述のような、本実施の形態に係る組立式簡易住宅1によれば、不使用時には分解してコンパクトに変形させた状態で収納することができる簡易住宅を提供することができるという効果を有する。
なお、第1の箱体2の内部に確実に第2の箱体6を収容するためには、図1に示すように、第2の箱体6の側面(壁材14)の幅Bは、第1の箱体2の側面を構成する壁材5の高さCよりも小さいことが望ましい。
本実施の形態に係る柱材4a、横架材4b、横架材13、柱材11、横架材8の材質には、軽量でかつ強度の優れた金属性の中空材を採用しているが、このようなフレーム材の代わりに、木製の角材や、合成樹脂性の中空材を用いてもよい。もちろん、荷重が許せば中実材を用いてもよいことは言うまでもない。
よって、図1に示すように、第1の箱体2と第2の箱体6を、上述のようなフレーム材と、壁材5,床材9a,壁材14,天井12,床材9bのような平面材により構成した場合には、組立式簡易住宅1を住居として使用する際に十分な強度と耐久性を発揮させることができるという効果を有する。
たとえば、本実施の形態に係る組立式簡易住宅1では、図1に示すように、柱材15の下端Qが、柱材4a上端Pに連結され、柱材16の下端Rが、壁材5の上面の図中の符号Sで示す位置に跨設されている。
図2(a),(b)はいずれも本実施の形態に係る組立式簡易住宅の柱材の構造を示す概念図である。なお、図1に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
図2(a)に示すように、本実施の形態に係る柱材15は、金属製の中空材であるフレーム材45aの側面に、断面略コ字型のガイド47が固設されたものである。
また、上述のような柱材15は、この柱材15と同じ構造を有する柱材4aに着脱可能に連結させるために、柱材4aの下端Qに、フレーム材45bの内径と略同一の外径を有する挿入部48を備えている。
このため、柱材4aの上端Pに柱材15の挿入部48を挿入し、フレーム材45bと挿入部48の重なり部分に連穿される孔49,50に固定ピン51を挿入することで、柱材4aに柱材15を固定することができるという効果を有する。
なお、図2(a)には柱材15の下端Qに挿入部48を設けた場合を例にあげて説明しているが、挿入部48は柱材4aの上端Pに設けても良い。この場合、柱材15や柱材4aの中空部への雨水の流入を妨げることができるという効果を期待できる。
また、この時、孔49,50に固定ピン51を螺設した場合には、一層強固に柱材4aと柱材15を連結することができるという効果が期待できる。
そして、柱材15の側面に固設されるガイド47の溝部46に壁材17の端部を嵌合させることで、柱材15に壁材17を容易に設置することができる。あるいは、柱材15の上面側から溝部46に壁材17の端部を落とし込んでも良い。
なお、本実施の形態に係る柱材15においては、溝部46を設けるために、フレーム材45aの側面に断面コ字状のガイド47を固設しているが、フレーム材45aの代わりに、例えば、角材を用いる場合には、この角材の側面に直接溝部46を切削形成してもよい。この場合、断面コ字状のガイド47を設けた場合と同様の効果が期待できる。
あるいは、柱材15を構成する角材に図2(a)に示すようなガイド47を取り付けてもよい。この場合、柱材15の製造に係る手間を軽減できるという効果を有する。
なお、柱材15と柱材4aの接続部分に、弾性体等からなるパッキンを設けるなどして水密構造を付与した場合には、柱材4aの内部に雨水が流入するのを一層効果的に防止することができるという効果を有する。従って、柱材15や柱材4aが雨水により腐食して劣化するのを防止することができるという効果を有する。この結果、本実施の形態に係る組立式簡易住宅1の耐久性を一層高めることができるという効果が期待できる。
もちろん上述のような弾性体等からなるパッキンを用いた水密構造は、組立式簡易住宅1における柱材4a,15,16,11や横架材4b,8,13,3aと、壁材5,14,17との接続部分に設けても良い。この場合も、組立式簡易住宅1の内部への雨水の流入を防止することができ、組立式簡易住宅1により形成される住空間を快適にすることができる。また、雨水の侵入による組立式簡易住宅1の劣化を防止して、組立式簡易住宅1の耐久性を一層高めることができるという効果が期待できる。
この場合、壁材17と壁材17を直に連結すると、組立式簡易住宅1の側壁における強度が著しく損なわれてしまい、この結果、人が中長期間居住するために必要な強度が発揮されない可能性がある。
そこで、本実施の形態に係る組立式簡易住宅1では、側部を複数の壁材17により構成する際に、側部の強度を高める目的で壁材17と壁材17の間に柱材16を介設している。
このような柱材16は、図2(b)に示すように、角筒状の中空材からなるフレーム材45cの対向する2つの側面のそれぞれに、平板材52a,52bを貼設したものであり、フレーム材45cの下端よりも平板材52a,52bの下端を長くしている。
このように、フレーム材45cの下端よりも平板材52a,52bの下端を長くすることで、第1の箱体2の壁材5の上面に柱材16を設置する際に、平板材52a,52bにより壁材5が挟持されて、壁材5の上面にフレーム材45cを垂直に起立させることができるという効果を有する。
また、柱材16には平板材52a,52bとフレーム材45cの側面により、溝部46が形成されるため、この溝部46に壁材17の端部を嵌合させることで壁材17を柱材16に取設することができるという効果を有する。
なお、フレーム材45cについても、上述のフレーム材45aの場合と同様に、木質製の角材や合成樹脂性の中空材を用いることが可能であり、この場合、フレーム材45cに平板材52a,52bを釘やビス等を用いて容易に固定することができるので、柱材16の作製にかかる手間を軽減できるという効果を有する。
あるいは、角材から成るフレーム材45cを切削して溝部46を直接形成し、壁材5との接続部分に挟持部材を設けた構成にした場合も同様の効果が期待できる。
なお、図1及び図2に示す組立式簡易住宅1においては、柱材15,16の溝部46に嵌合させる壁材17が平板状である場合を例に挙げて説明しているが、壁材17は必ずしも平板状である必要はなく、例えば野地板等のような長板を積層するように溝部46に嵌設して側部を形成してもよい。この場合も、人が中長期間居住するのに十分な強度を備えた組立式簡易住宅1を提供することができるという効果を有する。また、柱材16においては、強度を十分に与えることが可能であれば、柱材15と同様に、例えば壁材5に中空のフレーム材を埋め込み、その上端に柱材16の下部に挿入部を設けて挿入し、フレーム材と挿入部の重なり部分に孔を連穿して固定ピンを挿入することで、フレーム材と柱材16を固定するようにしてもよい。
従って、本実施の形態に係る組立式簡易住宅1は、軸組み構造を有する建物となり、その強度が一層高められるのである。
さらに、本実施の形態に係る組立式簡易住宅1の側部を、複数の壁材17により形成した場合には、組立式簡易住宅1を収納する際に、第1の箱体2の内部に壁材17を容易に収容することができるという効果が発揮される。
この結果、組立式簡易住宅1を搬送する際の部品の紛失や損傷を防止できるという効果を有する。
そして、特に、組立式簡易住宅1に係る側部を複数の壁材17により構成する場合に、壁材17と壁材17の接続部分に柱材16を介設することで、組立式簡易住宅1の側部の強度を一層高めることができるという効果が発揮されるのである。
先の図1に示すように、本実施の形態に係る組立式簡易住宅1においては、枢軸部7を基軸に第2の箱体6を図中の符号Aで示す方向へ回動させて第1の箱体2の内側に横倒しにすることが可能である。
この時、図3に示すように、第1の箱体2の側面に設けられる開口に、第2の箱体6の床材9bが配置されて、略直方体型の箱体が形成される。さらに、第1の箱体2の上面の開口に屋根部3を覆設することで、本実施の形態に係る組立式簡易住宅1の外形寸法を組立時の1/2以下にすることができるのである。この組立式簡易住宅1の外形寸法の縮小率は、壁材5と、壁材5及び壁材17の寸法によるものである。従って、1/2以下はもちろんのこと、壁材5の寸法を調整すれば、1より小さな値で、任意の縮小率にすることができる。もちろん、その前提として図3に示されるような箱体2の内部に柱材や壁材、さらには住宅に用いられる部材が収納されることが必要である。このことは、その他の実施例においても同様である。
この場合、屋根部3の下面側に配設される横架材3aの四隅に、柱材4aの上端Pに挿入可能な挿入部48(図1を参照)を設けておき、さらに、この挿入部48に柱材4aの孔50と符号する位置に孔49(図示せず)を形成しておくことで、固定ピン51により屋根部3を柱材4aに固定することができる。
なお、上述のような挿入部48を柱材4aの上端Pに設けた場合には、横架材3aの四隅に挿入部48を挿入するための孔を設けておけばよい。
また、第1の箱体2に柱材4aを設けない場合には、すなわち、第1の箱体2を壁材5のみで構成する場合には、上述のような連結構造に代えて、屋根部3に予め掛着具を設けるなどして第1の箱体2に着脱可能に固定してもよい。
従って、本実施の形態に係る組立式簡易住宅1は、第1の箱体2と、第2の箱体6の床材9bと、屋根部3により構成される第3の箱体29に変形することで、組立式簡易住宅1を組み立てた場合に比べてその体積を1/2以下にすることができるという効果を有する。
また、図3に示すように、屋根部3の四隅近傍に突部10を設け、さらに、第1の箱体2を構成する略矩形状の横架材4bの下面に、突部10の設置位置と符号する位置に窪部21を設けることで、第3の箱体29に変形させた組立式簡易住宅1の屋根部3の上面側に、第3の箱体29に変形させた組立式簡易住宅1を多段に積み重ねることができると同時に、組立式簡易住宅1同士を着脱可能に固定することができるという効果を有する。
この場合、組立式簡易住宅1を大量に備蓄する際の占有スペースを一層小さくすることができるという効果が発揮される。
また、本実施の形態に係る組立式簡易住宅1においては、略直方体状の第3の箱体29に変形させることで、第3の箱体29の内部に、人が居住する際に最低限必要な設備を予め収容しておくことができるという効果を有する。
さらに、本実施の形態に係る組立式簡易住宅1においては、第1の箱体2を構成するそれぞれの側壁を、一枚の壁材5により構成しているが、この壁材5を、その長さ方向と平行に複数に分割してもよいし、その高さ方向と平行に複数に分割しても良い。いずれの場合も、壁材5を1枚のパネル材で構成した場合と同様の効果が期待できる。
図4に示すように、第3の箱体29の内部において、第2の箱体6の内側には、すなわち、図4の紙面左下部分には、組立式簡易住宅1の側部を構成する10枚の壁材17が収納され、その上に2本の柱材16と4本の柱材15が収納されている。
また、第2の箱体6の中央部分、すなわち、図4の紙面中央部分には、組立式簡易住宅1の内部空間を仕切るための、間仕切りパネル30a〜30dや庇25が収納され、その右横には、就寝用スペースの床面を形成するベッド32a〜32dが収納されている。さらに、ベッド32a〜32dの上には、シャワールームとなる床面を他の床面とを分離するための防水パン38及び、レンジフード34とコンロ台35、及び組立式簡易住宅1の室内に系止させて使用するテーブル33が収納されている。
さらに、第3の箱体29の内部において、第2の箱体6の外には、すなわち、図4中の紙面上部には、吊戸棚37や消火器43、1槽シンク31や、水回り用品や時計が収容され、収納用の箱としても利用可能な収納箱41a,41bが収納され、1槽シンク31の内部には換気扇40や外灯42等の小型の設備が、また、収納箱41a,41bの上にはポータブルトイレ39やカーテンレールを備えたシャワーカーテン36が収容されている。
そして、第2の箱体6の天井12の近傍には、天井12と屋根部3の隙間部分を被覆するための被覆材56が収容されている。
さらに、第2の箱体6において、出入口を備える側面の上面側に、空きスペースが形成される場合には、この部分に、物干し竿57を収納しておいても良い。
なお、図4には示さないが、第2の箱体6の内側において、シャワー室の壁面には給水設備(給湯設備)を、また、台所を形成す壁面には1槽シンク31に水を供給するための別の給水設備を予め設置しておいてもよい。
より具体的には、上述の給水設備とは、例えば、浴室に設けられるシャワーやキッチンに設けられる蛇口に、水又は湯を供給するための電動式ポンプと、このような電動式ポンプに電力を供給するためのバッテリーとにより構成されるものである。
なお、本実施の形態に係る組立式簡易住宅1においては、上述のようなバッテリーから、屋根部3の下面側に着脱可能にあるいは固設される照明や換気扇40、レンジフード34に電力が供給されるよう構成されているので、組立式簡易住宅1に設置される電化製品に効率よく電力を分配して作動させることができるという効果を有する。
また、この場合、組立式簡易住宅1を組立てる際に上述のような給水設備を別途設置する手間を省くことができるという効果を有する。よって、給水設備の取付けに関して特殊な技能を有さない人でも、容易に本実施の形態に係る組立式簡易住宅1を組み立てて居住可能にすることができるという効果を有する。
さらに、第3の箱体29の内部において、図4に示さない出入口18を備える第2の箱体6の側面上に、屋根部3の上面側に収容可能な太陽光発電用のソーラーパネルを予め収容しておいても良い。この場合、ソーラーパネルにより発電された電力を上述の給水設備を作動させるためのバッテリーに供給するようソーラーパネルとバッテリーを接続して構成することで、災害等により外部の電力供給設備が機能しない場合でも、組立式簡易住宅1に設置される電化製品を作動させることができるという効果を有する。この結果、災害発生時等の非常時に居住者に快適な住空間を提供することができるという効果を有する。
なお、太陽光発電用のソーラーパネルは、屋根部3以外に組立式簡易住宅1の壁材14,17,5や天井12、あるいは、地表面上の任意の場所に設置可能としてもよく、さらに、これらの複数個所にソーラーパネル設置可能に構成してもよい。このとき、ソーラーパネルの取付角度を調整可能に構成してもよい。
特に、ソーラーパネルの設置位置を選択可能に構成した場合や、ソーラーパネルの取付角度を調整可能とした場合には、ソーラーパネルの発電効率を高めることができるという効果を有する。また、組立式簡易住宅1の複数個所にソーラーパネルを設置した場合には、ソーラーパネルの発電量を増加させることができるという効果を有する。
まず、図3に示す第3の箱体29からユニック等を利用して屋根部3を吊り上げて取外し、第2の箱体6の出入口18を備える側面上にソーラーパネルが収容されている場合には、このソーラーパネルを取り出しておく。
この後、第3の箱体29の中から、第2の箱体6の天井12と壁材5の間に収容される設備を取り出してから、再びユニック等を用いて、第1の箱体2内に横倒しになっている第2の箱体6を引き起こして起立させ、第1の箱体2内に収納される壁材17や間仕切りパネル30a〜30d等の設備を第3の箱体29の外に取り出す。
この時、図1に示すように、第2の箱体6は組立式簡易住宅1の側面に設けられる開口と対向する位置に、起立した状態で配置される。
また、第2の箱体6の側面を構成する壁材14には出入口18や窓19a,19b、及び、給水設備が予め設けられているので、第2の箱体6を引き起こすだけで、出入口18や窓19a,19b、及び、給水設備を使用可能にできる上、組立式簡易住宅1の組立時に出入口18や窓19a,19b、及び、給水設備を取り付ける手間を省くことができるという効果を有する。
よって、本実施の形態に係る組立式簡易住宅1を速やかに居住可能にすることができるという優れた効果が発揮されるのである。
この後に、略同一平面上に配置された壁材17と壁材17の間に、壁材17の上面側から柱材16を落とし込んで柱材16の下端Rで壁材5を挟持して柱材16を設置する。
なお、壁材17と柱材16の設置の順序は逆でも良い。つまり、先に柱材16を壁材5の上面に跨設しておき、その後、柱材15と柱材16に設けられる溝部46に壁材17を落とし込んでも良い。
また、特に図示しないが、壁材5と壁材17の接触部分及び、17と壁材17の接触部分を嵌合構造とし、その間に、ゴムや合成樹脂製等のパッキンを介設してもよい。この場合、組立式簡易住宅1を住居として使用する際に、室内に外からの隙間風や雨水が入るのを防止することができるという効果が期待できる。
さらに、図1に示すように、組立式簡易住宅1の側部を形成する壁材17に予め窓19cや19dを取り付けておいてもよい。この場合、組立式簡易住宅1を組み立てる際に、窓を取り付ける作業を省略できるだけでなく、窓の取付に関する技術を有さない人でも容易に組立式簡易住宅1を居住可能に組み立てることができるという効果を期待できる。
また、柱材15や柱材16への壁材17の設置を、図2に示すような溝部46と壁材17の端部の嵌合により行うことで、最低2名の人員があれば容易に組立式簡易住宅1を組み立てることができるという優れた効果が発揮される。従って、避難者等の簡易建物を必要としている人に対して速やかに居住空間を提供できるという効果が期待できる。
また、壁材17に予め通気孔20を設けておいてもよい。この場合、本実施の形態に係る組立式簡易住宅1を住居として使用する際に、空調設備を容易に設置することができるという効果が期待できる。
なお、屋根部3の下面側に設けられる矩形状の横架材3aの下面に、窪部22を予め設けておき、この窪部22に柱材16の上端Vを挿入できるよう構成してもよい。この場合、本実施の形態に係る組立式簡易住宅1における側部(壁材17,柱材15,16により形成される組立式簡易住宅1の側壁)と、屋根部3との接続をより強固にすることができるという効果を有する。
さらに、屋根部3の挿入部48と柱材15の上端Tの重なり部分に、図示しない連穿孔を設けておき、例えば、図2に示すような固定ピン51を挿入した場合には、屋根部3と組立式簡易住宅1の側部の接続を一層強固にすることができる。
また、柱材15は、柱材16と屋根部3の横架材3aの重なり部分にも固定ピン51設けても良い。この場合、上述の効果を一層促進することができる。
他方、本実施の形態に係る組立式簡易住宅1において、柱材15を設けない場合には、壁材17のみ、あるいは、壁材17及び柱材16により構成される側部に屋根部3を直接覆設する必要があるのであるが、この場合、屋根部3を組立式簡易住宅1の側部に掛着具又はボルト等を用いて確実に固定しておくことが望ましい。
最終段階として、第3の箱体29の内部から取り出しておいたソーラーパネル(図示せず)を屋根部3や、壁材14,17,5又は天井12、あるいは、地表面上の任意の場所に設置すればよい。なお、組立式簡易住宅1とその近傍において、日当たりが特に良好な複数個所にソーラーパネルを設置することが望ましい。
図5に示すように、本実施の形態に係る組立式簡易住宅1において横架材4bにより形成される枠体の四隅に、あるいは、横架材4bを設けない場合には、第1の箱体2の図示しない床材9aの四隅に、組立式簡易住宅1を地表面から離間させた状態で支持するための支持部26を設けても良い。このような支持部26も図4に示す第3の箱体29内に予め収容しておくとよい。この場合、床材9a,9bを地表面から離間することで、降雨時に雨水の流入を防止することができるという効果を有する。
そして、このような支持部26としては、従来公知の床束を用いても良いし、あるいは、図5に示すような車輪27を備えた支持部26を設けてもよい。この場合、組立後の組立式簡易住宅1を容易に移動させることができるという効果を有する。
また、支持部26は、その長さを自在に調節可能な高さ調整部28を備えてもよい。この場合、平坦でない地表面に組立式簡易住宅1を設置する場合に、第1の箱体2の床面を略水平に調節することができるという効果を有する。この結果、組立式簡易住宅1における居住を快適にすることができるという効果が発揮される。
あるいは、支持部26には車輪27と高さ調整部28の両方を備えてもよく、この場合、上述のそれぞれの効果を合わせた効果が期待できる。
また、本実施の形態に係る組立式簡易住宅1においては、第1の箱体2と第2の箱体6を連結する連結材23を設けても良い。
この場合、連結材23により、第2の箱体6及びその内部に収容される設備の荷重が支えられるので、第2の箱体6の図示しない床材9bに支持部26を設けることなく、第2の箱体6の床材9bを第1の箱体2の床材9aと略同一平面上に保持することができるという効果が期待できる。
この結果、本実施の形態に係る組立式簡易住宅1にかかる構成材料を少なくできるという効果を有する。
そして、出入口18の上部には、第3の箱体29に収容されていた庇25が、さらに、庇25の内側には、やはり、第3の箱体29内に収容され図示しない外灯42を設置してもよい。
また、屋根部3と天井12の段差により形成される隙間に第3の箱体29内に予め収容しておいた被覆材56を設けることで、この部分から雨水が居住空間に浸入するのを防止することができるという効果が期待できる。
また、組立式簡易住宅1の壁材17の屋外側に配置される面の2ヶ所に、物干し受62を予め設けておいても、あるいは、組立式簡易住宅1の組立後に物干し受62を取り付けてもよい。このような物干し受62は、たとえば、物干し受62の下端を基軸に壁材17の表面から離れる方向に回動するよう、つまり、図中の符号Dで示す方向に回動するように取り付けてもよく、この場合、物干し受62の上面側に図示しない物干し竿57を掛渡すことができるので、組立式簡易住宅1に居住する際に洗濯物を干せて便利である。
なお、物干し受62は、柱材15や柱材16の屋外側に配置される面に予め設置しておいても、あるいは、組立式簡易住宅1の組立後に柱材15や柱材16の屋外側に取付けてもよい。
なお、本実施の形態に係る組立式簡易住宅1においては、建物自体の美観を考慮して、第2の箱体6の側壁を複数の壁材14により構成しているが、第2の箱体6を構成する3つの側面は、分解されずにそのまま第1の箱体2の内側に収容されるので、それぞれを1枚の壁材14により構成してもよい。この場合、組立式簡易住宅1を構成する部材を少なくすることができるという効果を期待できる。
このように、帯板59を設けた場合、帯板59の軒樋60の端部のいずれかに雨水を導出するための導出管61を連結することで、屋根部3の上面に降った雨水を軒樋60へと流出させることができ、さらに、軒樋60に集められた雨水を導出管61を通じて図5中の符号Eで示す方向に速やかに排出することができるという効果を有する。
あるいは、導出管61に図示しないホース等の中空管を接続し、この中空管の下側開口に貯水タンクを設置した場合には、屋根部3により捕捉された雨水を貯留しておくことができるという効果を有する。
この場合、災害等で水が不足した場合に、屋根部3において補足した雨水を組立式簡易住宅1における生活用水として有効に活用することができるという優れた効果が期待できる。
この後、最終段階として、図5に示すように組み立てられた組立式簡易住宅1の内部に、第3の箱体29から取り出した室内用の設備を設置すればよい。
図3,図4に示すような、第3の箱体29に収容されていた内装用設備を所定の位置に設置した場合の本実施の形態に係る組立式簡易住宅1の内部構造は図6に示すとおりである。
図6に示すように、出入口18を備える第2の箱体6の側壁の内側には、先にも述べたように給水設備44a,44bが予め設置されているので、この側面近傍をシャワールームやキッチンとして利用することができる。
より、具体的には、本実施の形態に係る組立式簡易住宅1において出入口18から組立式簡易住宅1の内部に入った場合に、右手側にはキッチンが設けられており、壁材14に予め設置される給水設備44bの隣には、給水設備44bから供給される水で炊事等を行うことができるよう1槽シンク31が設けられている。
なお、この1槽シンク31の下側には、図示しないが、給水設備44a,44bのシャワーや蛇口に水又は湯を供給するための電動ポンプと、この電動ポンプを作動させると同時に、組立式簡易住宅1の室内に設置される照明具や換気扇40、レンジフード34等、組立式簡易住宅1において居住するのに最低限必要な電化製品に電力を供給するためのバッテリーが収納されている。そして、このバッテリーは、屋外のソーラーパネルにおいて発電された電力が送給されるようソーラーパネルと接続してもよい。
このため、たとえば、被災地において外部の電力の供給設備が機能しない場合でも、組立式簡易住宅1において生活にするにあたり最低限必要な電化製品を、すなわち、給水設備給水設備44a,44b、照明具、レンジフード34,換気扇40を使用することができるという効果を有する。この結果、非常時においても組立式簡易住宅1により快適な住空間を提供できるという効果を有する。
また、この1槽シンク31の下側には給水設備44a,44bに水を供給するための貯水タンクが収容されており、この貯水タンクに水を供給するだけで、外部の給水設備が機能しない場合でも給水設備44a,44bを使用することができるという効果を有する。よって、外部の給水設備が機能しない場合でも組立式簡易住宅1においてシャワールームやキッチンを使用することができるという優れた効果を有する。
また、この1槽シンク31の真上には吊戸棚37が設置されており、調理道具等が収納可能になっている。
この場合、組立式簡易住宅1の外部から電力を取り込める場合や、被災地において電力供給設備が復旧した場合には、外部から供給される電力を、ブレーカー63を介して組立式簡易住宅1に取り込むことができるという効果を有する。このため、組立式簡易住宅1の室内に設置される電化製品を外部電力により作動させることができるという効果を有する。
この結果、1槽シンク31の下側に設置されるバッテリーの容量や、組立式簡易住宅1の外部に設置されるソーラーパネルの発電量に制限されることなく組立式簡易住宅1に設置される電化製品を使用できるという効果を有する。さらに、組立式簡易住宅1における中長期間の居住に際し、組立式簡易住宅1に洗濯機やエアコン等の空調設備を別途設置する場合には、外部電力によりこれらを作動させることができるという効果が期待できる。
従って、たとえば被災直後で電力供給設備が全く機能しない被災地等に本実施の形態に係る組立式簡易住宅1を設置した場合には、ソーラーパネルにより発電される電力により給水設備や照明具等の生活に最低限必要な電化製品を作動させて、被災者に快適な居住空間を提供することができるという効果を有する。
その後、外部の電力供給設備が復旧した場合には、ブレーカー63を介して外部電力を取り込むことにより、比較的消費電力が大きい洗濯機や空調設備等を作動させることができるという効果を有する。
つまり、第2の箱体6の壁材14に設けられるブレーカー63は、本実施の形態に係る組立式簡易住宅1と外部のライフラインとの接続を可能にし、本実施の形態に係る組立式簡易住宅1を一時的な避難設備としてだけでなく、人が中長期間居住するための仮設住宅としても使用可能にするという優れた効果を有するのである。
また1槽シンク31の端部と間仕切りパネル30dの間にはコンロ台35が掛渡され、その真上にレンジフード34が設置されるので、コンロ台35の上で加熱調理器を使用することができる。
さらに、このシャワールームの奥には3枚の間仕切りパネル30a〜30cにより仕切られた矩形状の空間が形成され、また、第2の箱体6と第1の箱体2の境界部分に設置される間仕切りパネル30bには、この矩形状の空間への出入口が設けられおり、この矩形状の空間に第3の箱体29に収容されるポータブルトイレ39及び換気扇40を設置することでトイレとして使用することができる。
そして、このトイレとキッチンのさらに奥には、間仕切りパネル30a,30dと窓19dを備える壁材17の間に、就寝用の床面を形成するベッド32a〜32dが2段ずつ掛架されており、居間兼寝室として使用可能になっている。
また、この居間兼寝室の中央部壁側には、第1の箱体2の側面を構成する壁材5に端部を掛着させて使用するテーブル33が設けられており、ベッド32a,32cを腰掛として使用できるよう構成されている。また、ベッド32a,32cの下面側は、収納スペースとして利用することができ、時計や水回り品が収納された収納箱41a,41bが収納されている。
従って、本実施の形態に係る組立式簡易住宅1によれば、最大4名の人員に対して、シャワールームやキッチン、トイレや居間兼寝室といった生活するのに最低限必要な設備を備えた居住空間を迅速に提供することができるという優れた効果を有する。また、ベッド32a〜32dは、間仕切りパネル30a及び30dを補強する補強部材としても機能するため、組立式簡易住宅1の内部における間仕切りパネル30a〜30dの転倒を防止するという効果も有する。
図7は本発明の実施の形態に係る組立式簡易住宅の床面の構造の一例を示す概念図である。なお、図1乃至図6に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
図5にも示すように、本実施の形態に係る組立式簡易住宅1では、床材9aの下面側に設けられる4本の支持部26でその荷重のすべてを支えている。
このため、第1の箱体2及び第2の箱体6を構成する床材9a,9bは、それのみで第1の箱体2や第2の箱体6に収容される設備の荷重、及び、組立式簡易住宅1において生活する人の体重を支えられる必要がある。
そこで、本実施の形態に係る組立式簡易住宅1においては、床材9a,9bに図7で示すような構造を採用している。
図7に示すように、本実施の形態に係る床材9a,9bは、主に面状構造体53と、この面状構造体53に垂設される複数の平板材55により構成されるものであり、より具体的には、平板部53aの上面側にフィン状に突設される突状帯53b,53b,…の上面側に平板材55が覆設されたものである。
また、面状構造体53を構成する平板部53a及び突状帯53bの内部断面には、多数の空隙53cが形成されている。
このように、本実施の形態に係る組立式簡易住宅1の床面に、平板部53aと突状帯53bを有する面状構造体53と平板材55を組み合せた床材9a,9bを敷設した場合、平板材55の上面側から作用する荷重を突状帯53bと平板部53aの2種類の構成により支持することができるので、平板材55のみを床面に敷設した場合に比べて、床面の耐荷重性を飛躍的に向上させることができるという効果を有する。
さらに、上述のような床材9a,9bによれば、図7にも示すように、突状帯53bと突状帯53bの間に配管58a,58bや図示しない配線を収容することができるので、組立式簡易住宅1の床面の機能性を高めることができるという効果が期待できる。
なお、図7には示さないが、床材9bの下面側には、外部の給水設備から組立式簡易住宅1への水の供給を可能にする給水用バルブが設けられている。よって、たとえば被災地において外部の給水設備が、つまり水道が復旧した場合に、水道から供給される水を、床材9bの下面に設けられる給水用バルブを介して組立式簡易住宅1の内部の給水設備44a,44bへと送給することができるという効果を有する。
つまり、床材9bの下面に設けられる給水用バルブは本実施の形態に係る組立式簡易住宅1と外部のライフラインとの接続を可能にし、組立式簡易住宅1を一時的な避難設備としてだけでなく、人が中長期間居住することができる仮設住宅としても使用可能にするという効果を有する。
また、図7に示すように、面状構造体53の突状帯53b,53bの間に断熱材54を収容してもよい。この場合、床材9a,9bの断熱効果を一層高めることができるので、組立式簡易住宅1による居住を快適にすると同時に、冷暖房に係るコストを節約できるという効果を有する。
また、平板材55の上面側には図示しないが、例えば、フローリング材を敷設してもよい。この場合、組立式簡易住宅1に係る床面の汚れを防止できると同時に、組立式簡易住宅1の内部の美観を向上させることができるので、組立式簡易住宅1における居住を一層快適にすることができるという効果を有する。
この場合、被覆材3b及び壁材5,壁材14,壁材17と、上述のような床材9a,9bとを併用することで、組立式簡易住宅1を軽量でかつ優れた断熱効果を有する建物にすることができるという効果を有する。
この結果、被災者に快適な住空間を提供することができるという優れた効果が発揮されるのである。
以上説明したように、本実施の形態に係る組立式簡易住宅1によれば、不使用時には外形寸法が組立時の1/2以下となるよう変形させることができると同時に、複数の組立式簡易住宅1を積層した状態で保管や搬送することができ、また、人が中長期間居住するために必要な設備として、キッチンとシャワールームとトイレと居間兼寝室の全てを備えて最大4名の人員を収容することができ、さらに、最大2名の人員とユニック等により容易に組立てることが可能であり、しかも、断熱性に優れ、軽量で十分な強度を備えた簡易住宅を提供できるという優れた効果を有する。
また、本実施の形態に係る組立式簡易住宅1があれば、水を準備するだけで、ライフラインが機能しない被災地に快適な住空間を提供できるという効果を発揮する。そして、ライフラインが復旧した後は、本実施の形態に係る組立式簡易住宅1とライフラインとを接続することで、被災地が復興するまでの中長期間、組立式簡易住宅1を仮設住宅として使用することができるという効果を発揮する。
つまり、本実施の形態に係る組立式簡易住宅1によれば、被災者に対して迅速に緊急避難用設備兼仮設住宅を提供できるという効果を有するのである。
Claims (8)
- 上面と一方の側面に開口を形成し、三方の側面と床面を備えた第1の箱体と、前記第1の箱体の開口を形成する一方の側面に対向する開口を形成し、上面と三方の側面と床面を備えて配置される第2の箱体と、前記第1の箱体の三方の側面の上部にそれぞれ配設される側部と、これらの側部上面の開口に覆設される屋根部とを有し、
前記第1の箱体および前記第2の箱体のそれぞれの床面は枢軸部を介して連結され、
前記第2の箱体は、前記枢軸部を基軸に前記第1の箱体の一方の側面に形成された開口から前記床面側に横倒可能に形成されることを特徴とする組立式簡易住宅。 - 前記側部と側部は、柱材を介して連結されることを特徴とする請求項1に記載の組立式簡易住宅。
- 前記柱材は、その側面に前記柱材の長手方向に平行な溝部を備え、この溝部に前記側部の端部を嵌合させて前記側部を保持することを特徴とする請求項2に記載の組立式簡易住宅。
- 前記第2の箱体を、前記枢軸部を基軸に前記第1の箱体の一方の側面に形成された開口から前記床面側に横倒して前記第1の箱体に収容し、第1の箱体の三方の側面上面に前記屋根部を覆設して、略直方体型の第3の箱体を形成し、
前記側部は、前記第3の箱体内に収容されることを特徴とする請求項1に記載の組立式簡易住宅。 - 前記第2の箱体を、前記枢軸部を基軸に前記第1の箱体の一方の側面に形成された開口から前記床面側に横倒して前記第1の箱体に収容し、第1の箱体の三方の側面上面に前記屋根部を覆設して、略直方体型の第3の箱体を形成し、
前記側部及び前記柱材は、前記第3の箱体内に収容されることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の組立式簡易住宅。 - 前記第2の箱体の側面は出入口を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の組立式簡易住宅。
- 前記第2の箱体は、その内部に給水設備を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の組立式簡易住宅。
- 前記第1の箱体と前記第2の箱体とを連結する連結材を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の組立式簡易住宅。
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20091208 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20100118 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100122 |
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| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20100525 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |