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JP2008184065A - 車両およびその制御方法 - Google Patents

車両およびその制御方法 Download PDF

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JP2008184065A
JP2008184065A JP2007019904A JP2007019904A JP2008184065A JP 2008184065 A JP2008184065 A JP 2008184065A JP 2007019904 A JP2007019904 A JP 2007019904A JP 2007019904 A JP2007019904 A JP 2007019904A JP 2008184065 A JP2008184065 A JP 2008184065A
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control mode
power
fuel efficiency
mode
slip suppression
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JP2007019904A
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Yoshio Hasegawa
吉男 長谷川
Tadashi Nakagawa
正 中川
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
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Abstract

【課題】制御モードの並立の有無を含めて走行時の制御モードを設定する。
【解決手段】エコスイッチ90の操作によるECOモードの設定とスノースイッチ94の操作によるSNOWモードの設定とを独立で並立する関係とし、エコスイッチ90の操作によるECOモードの設定とパワースイッチ92の操作によるPOWERモードの設定とを排他的な関係とし、スノースイッチ94の操作によるSNOWモードの設定とパワースイッチ92の操作によるPOWERモードとを排他的な関係とする。これにより、エコスイッチ90,パワースイッチ92,スノースイッチ94の操作に対して制御モードをより適正に設定することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両およびその制御方法に関する。
従来、この種の車両としては、通常制御を行なうノーマルモードと燃費を優先する制御を行なうECOモードとパワーを優先する制御を行なうパワーモードと雪道走行用のスノーモードとを切り替える切替スイッチを備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この車両では、切替スイッチにより切り替えられたモードに対応したモード係数により自動変速機の変速の際に用いる基準変速線を補正してモードに応じた変速パターンを設定し、この設定した変速パターンに基づいて自動変速機を変速制御している。
特開平6−193723号公報
しかしながら、上述の車両では、切替スイッチにより各モードを切り替えることができるものの、複数のモードを並立させる場合や排他的にモードを設定することは考慮されていない。このため、必要に応じて複数のモードを並立して用いることができない場合や並立させることができないモードを並立させてしまう場合が生じる。
本発明の車両およびその制御方法は、制御モードの並立の有無を含めて走行時の制御モードを設定することを目的とする。
本発明の車両およびその制御方法は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の車両は、
走行用の動力を出力する動力出力装置を搭載する車両であって、
走行に際して燃費を優先する燃費優先制御モードのオンオフを指示可能な燃費優先スイッチと、
スリップしやすい走行路の走行に際してスリップを抑制するスリップ抑制制御モードのオンオフを指示可能なスリップ抑制スイッチと、
前記燃費優先スイッチの操作に基づいて前記燃費優先制御モードのオンオフを設定すると共に前記スリップ抑制スイッチの操作に基づいて前記燃費優先制御モードのオンオフとは独立に前記スリップ抑制制御モードのオンオフを設定するモード設定手段と、
前記燃費優先制御モードがオフに設定されていると共に前記スリップ抑制制御モードがオフに設定されているときには走行に際して前記動力出力装置に対して所定の制御を実行し、前記燃費優先制御モードがオンに設定されていると共に前記スリップ抑制制御モードがオフに設定されているときには走行に際して前記動力出力装置に対して燃費を優先する燃費優先制御を実行し、前記燃費優先制御モードがオフに設定されていると共に前記スリップ抑制制御モードがオンに設定されているときには走行に際して前記動力出力装置に対してスリップを抑制するスリップ抑制制御を実行し、前記燃費優先制御モードがオンに設定されていると共に前記スリップ抑制制御モードがオンに設定されているときには走行に際して前記動力出力装置に対して前記燃費優先制御と前記スリップ抑制制御とを同時に実行する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の車両では、燃費優先スイッチの操作に基づいて燃費優先制御モードのオンオフを設定すると共にスリップ抑制スイッチの操作に基づいて燃費優先制御モードのオンオフとは独立にスリップ抑制制御モードのオンオフを設定し、燃費優先制御モードがオフに設定されていると共にスリップ抑制制御モードがオフに設定されているときには走行に際して走行用の動力kを出力する動力出力装置に対して所定の制御を実行し、燃費優先制御モードがオンに設定されていると共にスリップ抑制制御モードがオフに設定されているときには走行に際して動力出力装置に対して燃費を優先する燃費優先制御を実行し、燃費優先制御モードがオフに設定されていると共にスリップ抑制制御モードがオンに設定されているときには走行に際して動力出力装置に対してスリップを抑制するスリップ抑制制御を実行し、燃費優先制御モードがオンに設定されていると共にスリップ抑制制御モードがオンに設定されているときには走行に際して動力出力装置に対して燃費優先制御とスリップ抑制制御とを同時に実行する。即ち、燃費優先制御モードとスリップ抑制制御モードとを独立にオンオフ設定するのである。これにより、燃費優先制御モードとスリップ抑制制御モードとを並立させて燃費優先制御とスリップ抑制制御とを同時に実行することができる。
こうした本発明の車両において、走行に際してパワーの出力を優先するパワー優先制御モードのオンオフを指示可能なパワー優先スイッチを備え、前記モード設定手段は、前記パワー優先スイッチの操作に基づいて、前記パワー優先制御モードのオンの設定と前記燃費優先制御モードのオンの設定とを排他的に且つ前記パワー優先制御モードのオンの設定と前記スリップ抑制制御モードのオンの設定とを排他的に、前記パワー優先制御モードのオンオフを設定する手段であり、前記制御手段は、前記燃費優先制御モードがオフに設定されていると共に前記スリップ抑制制御モードがオフに設定されており且つパワー優先制御モードがオフに設定されているときに前記所定の制御を実行し、前記燃費優先制御モードがオンに設定されていると共に前記スリップ抑制制御モードがオフに設定されており且つパワー優先制御モードがオフに設定されているときに前記燃費優先制御を実行し、前記燃費優先制御モードがオフに設定されていると共に前記スリップ抑制制御モードがオンに設定されており且つパワー優先制御モードがオフに設定されているときに前記スリップ抑制制御を実行し、前記燃費優先制御モードがオンに設定されていると共に前記スリップ抑制制御モードがオンに設定されており且つパワー優先制御モードがオフに設定されているときに前記燃費優先制御と前記スリップ抑制制御とを同時に実行し、前記燃費優先制御モードがオフに設定されていると共に前記スリップ抑制制御モードがオフに設定されており且つパワー優先制御モードがオンに設定されているときに走行に際して前記動力出力装置に対してパワーの出力を優先するパワー優先制御を実行する手段である、ものとすることもできる。こうすれば、パワー優先制御モードと燃費優先制御モードとを排他的にオンとすることができると共にパワー優先制御モードとスリップ抑制制御モードとを排他的にオンとすることができる。この場合、前記モード設定手段は、前記燃費優先制御モードおよび/または前記スリップ抑制制御モードがオンに設定されているときに前記パワー優先スイッチが操作されたときには前記燃費優先モードおよび前記スリップ抑制制御モードをオフに設定すると共に前記パワー優先制御モードをオンに設定し、前記パワー優先制御モードがオンに設定されているときに前記燃費優先スイッチが操作されたときには前記パワー優先制御モードをオフに設定すると共に前記燃費優先制御モードをオンに設定し、前記パワー優先制御モードがオンに設定されているときに前記スリップ抑制スイッチが操作されたときには前記パワー優先制御モードをオフに設定すると共に前記スリップ抑制制御モードをオンに設定する手段であるものとすることもできる。
本発明の車両の制御方法は、
走行用の動力を出力する動力出力装置と、走行に際して燃費を優先する燃費優先制御モードのオンオフを指示可能な燃費優先スイッチと、スリップしやすい走行路の走行に際してスリップを抑制するスリップ抑制制御モードのオンオフを指示可能なスリップ抑制スイッチと、を備える車両の制御方法であって、
前記燃費優先スイッチの操作に基づいて前記燃費優先制御モードのオンオフを交互に設定すると共に前記スリップ抑制スイッチの操作に基づいて前記燃費優先制御モードのオンオフとは独立に前記スリップ抑制制御モードのオンオフを交互に設定し、
前記燃費優先制御モードがオフに設定されていると共に前記スリップ抑制制御モードがオフに設定されているときには走行に際して前記動力出力装置に対して所定の制御を実行し、前記燃費優先制御モードがオンに設定されていると共に前記スリップ抑制制御モードがオフに設定されているときには走行に際して前記動力出力装置に対して燃費を優先する燃費優先制御を実行し、前記燃費優先制御モードがオフに設定されていると共に前記スリップ抑制制御モードがオンに設定されているときには走行に際して前記動力出力装置に対してスリップを抑制するスリップ抑制制御を実行し、前記燃費優先制御モードがオンに設定されていると共に前記スリップ抑制制御モードがオンに設定されているときには走行に際して前記動力出力装置に対して前記燃費優先制御と前記スリップ抑制制御とを同時に実行する、
ことを要旨とする。
この本発明の車両の制御方法では、燃費優先スイッチの操作に基づいて燃費優先制御モードのオンオフを設定すると共にスリップ抑制スイッチの操作に基づいて燃費優先制御モードのオンオフとは独立にスリップ抑制制御モードのオンオフを設定し、燃費優先制御モードがオフに設定されていると共にスリップ抑制制御モードがオフに設定されているときには走行に際して走行用の動力kを出力する動力出力装置に対して所定の制御を実行し、燃費優先制御モードがオンに設定されていると共にスリップ抑制制御モードがオフに設定されているときには走行に際して動力出力装置に対して燃費を優先する燃費優先制御を実行し、燃費優先制御モードがオフに設定されていると共にスリップ抑制制御モードがオンに設定されているときには走行に際して動力出力装置に対してスリップを抑制するスリップ抑制制御を実行し、燃費優先制御モードがオンに設定されていると共にスリップ抑制制御モードがオンに設定されているときには走行に際して動力出力装置に対して燃費優先制御とスリップ抑制制御とを同時に実行する。即ち、燃費優先制御モードとスリップ抑制制御モードとを独立にオンオフ設定するのである。これにより、燃費優先制御モードとスリップ抑制制御モードとを並立させて燃費優先制御とスリップ抑制制御とを同時に実行することができる。
こうした本発明の車両の制御方法において、前記車両は、走行に際してパワーの出力を優先するパワー優先制御モードのオンオフを指示可能なパワー優先スイッチを備え、前記パワー優先スイッチの操作に基づいて前記パワー優先制御モードのオンオフを交互に設定し、前記パワー優先制御モードのオンの設定と前記燃費優先制御モードのオンの設定とを排他的に行なうと共に前記パワー優先スイッチの操作と前記スリップ抑制スイッチの操作とに基づいて前記パワー優先制御モードのオンの設定と前記スリップ抑制制御モードのオンの設定とを排他的に行ない、前記燃費優先制御モードがオフに設定されていると共に前記スリップ抑制制御モードがオフに設定されており且つパワー優先制御モードがオフに設定されているときに前記所定の制御を実行し、前記燃費優先制御モードがオンに設定されていると共に前記スリップ抑制制御モードがオフに設定されており且つパワー優先制御モードがオフに設定されているときに前記燃費優先制御を実行し、前記燃費優先制御モードがオフに設定されていると共に前記スリップ抑制制御モードがオンに設定されており且つパワー優先制御モードがオフに設定されているときに前記スリップ抑制制御を実行し、前記燃費優先制御モードがオンに設定されていると共に前記スリップ抑制制御モードがオンに設定されており且つパワー優先制御モードがオフに設定されているときに前記燃費優先制御と前記スリップ抑制制御とを同時に実行し、前記燃費優先制御モードがオフに設定されていると共に前記スリップ抑制制御モードがオフに設定されており且つパワー優先制御モードがオンに設定されているときに走行に際して前記動力出力装置に対してパワーの出力を優先するパワー優先制御を実行する、ものとすることもできる。こうすれば、パワー優先制御モードと燃費優先制御モードとを排他的にオンとすることができると共にパワー優先制御モードとスリップ抑制制御モードとを排他的にオンとすることができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例である動力出力装置を搭載したハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、動力分配統合機構30に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに取り付けられた減速ギヤ35と、この減速ギヤ35に接続されたモータMG2と、動力出力装置全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。
エンジン22は、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関であり、エンジン22の運転状態を検出する各種センサから信号を入力するエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により燃料噴射制御や点火制御,吸入空気量調節制御などの運転制御を受けている。エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、エンジンECU24は、クランクシャフト26に取り付けられた図示しないクランクポジションセンサからの信号に基づいてクランクシャフト26の回転数、即ちエンジン22の回転数Neも演算している。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。動力分配統合機構30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32にはリングギヤ軸32aを介して減速ギヤ35がそれぞれ連結されており、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。リングギヤ32に出力された動力は、リングギヤ軸32aからギヤ機構60およびデファレンシャルギヤ62を介して、最終的には車両の駆動輪63a,63bに出力される。
モータMG1およびモータMG2は、いずれも発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやりとりを行なう。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2のいずれかで発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。したがって、バッテリ50は、モータMG1,MG2のいずれかから生じた電力や不足する電力により充放電されることになる。なお、モータMG1,MG2により電力収支のバランスをとるものとすれば、バッテリ50は充放電されない。モータMG1,MG2は、いずれもモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からの信号に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2も演算している。
バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51からの電池温度Tbなどが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。また、バッテリECU52は、バッテリ50を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量(SOC)を演算したり、演算した残容量(SOC)と電池温度Tbとに基づいてバッテリ50を充放電してもよい最大許容電力である入出力制限Win,Woutを演算している。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速V,走行に際して燃費を優先する燃費優先制御モード(ECOモード)のオンオフを行なうエコスイッチ90からのスイッチ信号,走行に際してパワーの出力を優先するパワー優先制御モード(POWERモード)のオンオフを行なうパワースイッチ92からのスイッチ信号,雪道のようにスリップしやすい走行路の走行に際してスリップを抑制するスリップ抑制制御モード(SNOWモード)のオンオフを行なうスノースイッチ94からのスイッチ信号などが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力をリングギヤ軸32aに出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。
実施例のハイブリッド自動車20では、ハイブリッド用電子制御ユニット70は、エコスイッチ90やパワースイッチ92,スノースイッチ94の操作に対して図2に示すように制御モードを設定する。即ち、初期状態としてECOモードもPOWERモードもSNOWモードも設定されていない通常制御モード(NORMALモード)のときには、エコスイッチ90が操作されるとECOモードを設定し、パワースイッチ92が操作されるとPOWERモードを設定し、スノースイッチ94が操作されるとSNOWモードを設定する。初期状態としてECOモードが設定されているときには、エコスイッチ90が操作されるとNORMALモードを設定し、パワースイッチ92が操作されるとPOWERモードを設定し、スノースイッチ94が操作されるとSNOW+ECOモードを設定する。ここで、SNOW+ECOモードは、ECOモードとSNOWモードとの双方が設定されるモードである。初期状態としてPOWERモードが設定されているときには、エコスイッチ90が操作されるとECOモードを設定し、パワースイッチ92が操作されるとNORMALモードを設定し、スノースイッチ94が操作されるとSNOWモードを設定する。初期状態としてSNOWモードが設定されているときには、エコスイッチ90が操作されるとSNOW+ECOモードを設定し、パワースイッチ92が操作されるとPOWERモードを設定し、スノースイッチ94が操作されるとNORMALモードを設定する。初期状態としてSNOW+ECOモードが設定されているときには、エコスイッチ90が操作されるとSNOWモードを設定し、パワースイッチ92が操作されるとPOWERモードを設定し、スノースイッチ94が操作されるとECOモードを設定する。これらのことから、ECOモードとSNOWモードとは独立に並立する関係であり、ECOモードとPOWERモードは排他的に設定される関係であり、SNOWモードとPOWERモードも排他的に設定される関係である。これは、ECOモードとSNOWモードとには排他的な理由が生じないと共に並立する必要性があることや、ECOモードとPOWERモードが相反する制御となること、SNOWモードとPOWERモードも相反する制御となること、に基づいている。このように、制御モードを設定することにより、エコスイッチ90,パワースイッチ92,スノースイッチ94の操作に対して制御モードをより適正に設定することができる。
次に、こうした制御モードを用いた実施例のハイブリッド自動車20の動作について説明する。図3は、ハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば数msec毎)に繰り返し実行される。
駆動制御ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや車速センサ88からの車速V,モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2,エンジン22の回転数Ne,制御モード,バッテリ50の入出力制限Win,Woutなど制御に必要なデータを入力する処理を実行する(ステップS100)。ここで、エンジン22の回転数Neはクランクシャフト26に取り付けられた図示しないクランクポジションセンサからの信号に基づいて演算されたものをエンジンECU24から通信により入力するものとした。また、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2は、回転位置検出センサ43,44により検出されたモータMG1,MG2の回転子の回転位置に基づいて演算されたものをモータECU40から通信により入力するものとした。さらに、バッテリ50の入出力制限Win,Woutは、バッテリ50の電池温度Tbとバッテリ50の残容量(SOC)とに基づいて設定されたものをバッテリECU52から通信により入力するものとした。
こうしてデータを入力すると、制御モードがSNOWモードであるか否かを判定し(ステップS110)、制御モードがSNOWモードではないときにはノーマルモード用トルク設定用マップを実行用マップに設定し(ステップS120)、制御モードがSNOWモードであるときにはスノーモード用トルク設定用マップを実行用マップに設定し(ステップS130)、入力したアクセル開度Accと車速Vと設定した実行用マップとに基づいて車両に要求されるトルクとして駆動輪63a,63bに連結された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクTr*を設定すると共にエンジン22に要求される要求パワーPe*とを設定する(ステップS140)。ノーマルモード用トルク設定用マップの一例を図4に示し、スノーモード用トルク設定用マップの一例を図5に示す。図5中の破線は、ノーマルモード用トルク設定用マップにおけるアクセル開度Accが100%のときのものである。図4および図5に示すように、スノーモード用トルク設定用マップは、ノーマルモード用トルク設定用マップに比して同一のアクセル開度Accに対して小さな要求トルクTr*が設定される。このようにSNOWモードのときにはアクセルペダル83の踏み込みに対して小さな要求トルクTr*を設定することにより、駆動輪63a,63bの空転によるスリップを生じ難くしている。また、要求パワーPe*は、設定した要求トルクTr*にリングギヤ軸32aの回転数Nrを乗じたものとバッテリ50が要求する充放電要求パワーPb*とロスLossとの和として計算することができる。なお、リングギヤ軸32aの回転数Nrは、車速Vに換算係数kを乗じることによって求めたり、モータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで割ることによって求めることができる。
続いて、制御モードがECOモードかSNOW+ECOモードのいずれかであるか否かを判定し(ステップS150)、制御モードがECOモードでもSNOW+ECOモードでもないときにはノーマルモード用動作ラインを実行用動作ラインに設定し(ステップS160)、制御モードがECOモードかSNOW+ECOモードのいずれかであるときにはエコモード用動作ラインを実行用動作ラインに設定し(ステップS170)、設定した実行用動作ラインと設定した要求パワーPe*とに基づいてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する(ステップS180)。ノーマルモード用動作ラインの一例とこの動作ラインを用いてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定している様子を図6に示し、エコモード用動作ラインの一例とこの動作ラインを用いてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定している様子を図7に示す。図7中の一点鎖線はノーマルモード用動作ラインである。ノーマルモード用動作ラインは、図6に示すように、低回転高トルクの運転領域の異音や振動が生じる領域を避けてエンジン22を効率よく運転する動作ラインであり、エコモード用動作ラインは、図7に示すように、低回転高トルクの運転領域で異音や振動が生じてもエンジン22を効率よく運転する動作ラインである。なお、エンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*は、実行用動作ラインと要求パワーPe*(Ne*×Te*)が一定の曲線との交点として求めることができる。
次に、制御モードがPOWERモードであるか否かを判定し(ステップS190)、制御モードがPOWERモードであるときには、車速Vに基づいて下限エンジン回転数Nminを設定し(ステップS200)、目標回転数Ne*が下限エンジン回転数Nminより小さいときには(ステップS210)、下限エンジン回転数Nminをエンジン22の目標回転数Ne*として再設定すると共に要求パワーPe*を下限エンジン回転数Nminで除した値をエンジン22の目標トルクTe*として再設定する(ステップS220)。ここで、下限エンジン回転数Nminは、車速Vと下限エンジン回転数Nminとを予め定めて下限エンジン回転数設定用マップとしてROM74に記憶しておき、車速Vが与えられるとマップから対応する下限エンジン回転数Nminを導出することにより設定するものとした。下限エンジン回転数設定用マップの一例を図8に示す。図示するように、車速Vが大きいほど下限エンジン回転数Nminは大きな値として設定される。このように下限エンジン回転数Nminによりエンジン22の目標回転数Ne*を制限することにより、運転者がアクセルペダル83を踏み込んだときにエンジン22から出力するトルクの立ち上がりを迅速なものにし、運転者のアクセルワークにより迅速にパワフルに追従できるようにしている。なお、制御モードがPOWERモードではないときやPOWERモードであっても目標回転数Ne*が下限エンジン回転数Nmin以上のときにはエンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*の再設定は行なわれない。
こうしてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とが設定されると、設定した目標回転数Ne*とリングギヤ軸32aの回転数Nr(Nm2/Gr)と動力分配統合機構30のギヤ比ρとを用いて次式(1)によりモータMG1の目標回転数Nm1*を計算すると共に計算した目標回転数Nm1*と現在の回転数Nm1とに基づいて式(2)によりモータMG1のトルク指令Tm1*を計算する(ステップS230)。ここで、式(1)は、動力分配統合機構30の回転要素に対する力学的な関係式である。動力分配統合機構30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図を図9に示す。図中、左のS軸はモータMG1の回転数Nm1であるサンギヤ31の回転数を示し、C軸はエンジン22の回転数Neであるキャリア34の回転数を示し、R軸はモータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで除したリングギヤ32の回転数Nrを示す。式(1)は、この共線図を用いれば容易に導くことができる。なお、R軸上の2つの太線矢印は、モータMG1から出力されたトルクTm1がリングギヤ軸32aに作用するトルクと、モータMG2から出力されるトルクTm2が減速ギヤ35を介してリングギヤ軸32aに作用するトルクとを示す。また、式(2)は、モータMG1を目標回転数Nm1*で回転させるためのフィードバック制御における関係式であり、式(2)中、右辺第2項の「k1」は比例項のゲインであり、右辺第3項の「k2」は積分項のゲインである。
Nm1*=Ne*・(1+ρ)/ρ-Nm2/(Gr・ρ) (1)
Tm1*=前回Tm1*+k1(Nm1*-Nm1)+k2∫(Nm1*-Nm1)dt (2)
続いて、バッテリ50の入出力制限Win,Woutと計算したモータMG1のトルク指令Tm1*に現在のモータMG1の回転数Nm1を乗じて得られるモータMG1の消費電力(発電電力)との偏差をモータMG2の回転数Nm2で割ることによりモータMG2から出力してもよいトルクの上下限としてのトルク制限Tmin,Tmaxを次式(3)および式(4)により計算すると共に(ステップS240)、要求トルクTr*とトルク指令Tm1*と動力分配統合機構30のギヤ比ρを用いてモータMG2から出力すべきトルクとしての仮モータトルクTm2tmpを式(5)により計算し(ステップS250)、計算したトルク制限Tmin,Tmaxで仮モータトルクTm2tmpを制限した値としてモータMG2のトルク指令Tm2*を設定する(ステップS260)。このようにモータMG2のトルク指令Tm2*を設定することにより、駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力する要求トルクTr*を、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で制限したトルクとして設定することができる。なお、式(5)は、前述した図9の共線図から容易に導き出すことができる。
Tmin=(Win-Tm1*・Nm1)/Nm2 (3)
Tmax=(Wout-Tm1*・Nm1)/Nm2 (4)
Tm2tmp=(Tr*+Tm1*/ρ)/Gr (5)
こうしてエンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*,モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定すると、エンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*についてはエンジンECU24に、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*についてはモータECU40にそれぞれ送信して(ステップS270)、駆動制御ルーチンを終了する。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、エンジン22が目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによって示される運転ポイントで運転されるようにエンジン22における燃料噴射制御や点火制御などの制御を行なう。また、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、トルク指令Tm1*でモータMG1が駆動されると共にトルク指令Tm2*でモータMG2が駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
ここで、制御モードがNORMALモードのときには、ノーマルモード用トルク設定用マップを用いて要求トルクTr*が設定され、異音や振動が生じる領域を避けたノーマルモード用動作ラインを用いてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とが設定されるから、異音や振動を抑制しながらできる限りエンジン22を効率よく運転して走行することができる。この結果、乗り心地と燃費を両立することができる。制御モードがECOモードのときには、ノーマルモード用トルク設定用マップを用いて要求トルクTr*が設定され、異音や振動を考慮せずにエンジン22を効率よく運転するエコモード用動作ラインを用いてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とが設定されるから、異音や振動が生じるもののエンジン22を効率よく運転して走行することができる。即ち、若干の乗り心地は低下するものの燃費の向上を図ることができる。制御モードがSNOWモードのときには、アクセルペダル83の踏み込みに対して小さな要求トルクTr*を設定するスノーモード用トルク設定用マップを用いて要求トルクTr*が設定され、ノーマルモード用動作ラインを用いてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とが設定されるから、異音や振動を抑制しながらできる限りエンジン22を効率よく運転し、駆動輪63a,63bの空転によるスリップを抑制しながら走行することができる。制御モードがSNOW+ECOモードのときには、アクセルペダル83の踏み込みに対して小さな要求トルクTr*を設定するスノーモード用トルク設定用マップを用いて要求トルクTr*が設定され、異音や振動を考慮せずにエンジン22を効率よく運転するエコモード用動作ラインを用いてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とが設定されるから、異音や振動が生じるもののエンジン22を効率よく運転し、駆動輪63a,63bの空転によるスリップを抑制しながら走行することができる。制御モードがPOWERモードのときには、ノーマルモード用トルク設定用マップを用いて要求トルクTr*が設定され、車速Vに応じた下限エンジン回転数Nmin以上となるよう異音や振動が生じる領域を避けたノーマルモード用動作ラインを用いてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とが設定されるから、若干の燃費は低下するものの、運転者がアクセルペダル83を踏み込んだときに迅速にエンジン22から大きなトルクを出力することができる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、ECOモードとSNOWモードとを独立で並立する関係とし、ECOモードとPOWERモードとを排他的に設定される関係とし、SNOWモードとPOWERモードとを排他的に設定される関係とすることにより、エコスイッチ90,パワースイッチ92,スノースイッチ94の操作に対して制御モードをより適正に設定することができる。もとより、制御モードがNORMALモードのときには異音や振動を抑制しながらできる限りエンジン22を効率よく運転して走行することができ、制御モードがECOモードのときには異音や振動が生じるもののエンジン22を効率よく運転して走行することができ、制御モードがSNOWモードのときには異音や振動を抑制しながらできる限りエンジン22を効率よく運転して駆動輪63a,63bの空転によるスリップを抑制しながら走行することができ、制御モードがSNOW+ECOモードのときには異音や振動が生じるもののエンジン22を効率よく運転して駆動輪63a,63bの空転によるスリップを抑制しながら走行することができ、制御モードがPOWERモードのときには若干の燃費は低下するものの運転者がアクセルペダル83を踏み込んだときに迅速にエンジン22から大きなトルクを出力することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、エコスイッチ90とパワースイッチ92とスノースイッチ94とを備えるものとしたが、パワースイッチ92を備えないものとしてもよい。この場合、制御モードは、NORMALモード,ECOモード,SNOWモード,SNOW+ECOモードとなる。
実施例のハイブリッド自動車20では、ECOモードとして、ノーマルモード用トルク設定用マップを用いて要求トルクTr*を設定すると共に異音や振動を考慮せずにエンジン22を効率よく運転するエコモード用動作ラインを用いてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定するものとしたが、これに限定されるものではなく、エンジン22の間欠運転を許可するエンジン22の冷却水温度をNORMALモードのときに比して低くしてエンジン22の間欠運転の実行頻度を高くすることにより燃費の向上を図るものとしたり、乗員室の暖房要求によりエンジン22の運転要求を行なわないことにより燃費の向上を図るものとしたり、種々の手法により燃費の向上を図るものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、SNOWモードとして、アクセルペダル83の踏み込みに対して小さな要求トルクTr*を設定するスノーモード用トルク設定用マップを用いて要求トルクTr*を設定すると共にノーマルモード用動作ラインを用いてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定するものとしたが、スノーモード用トルク設定用マップに代えてノーマルモード用トルク設定用マップを用いて設定されるトルクに値1未満の補正係数を乗じて要求トルクTr*を設定すると共にノーマルモード用動作ラインを用いてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定するものなど、アクセルペダル83の踏み込みに対して実質的な要求トルクTr*にNORMALモードに比して小さな値が設定されれば如何なる手法によるものとしても構わない。
実施例のハイブリッド自動車20では、POWERモードとして、ノーマルモード用トルク設定用マップを用いて要求トルクTr*を設定すると共に車速Vに応じた下限エンジン回転数Nmin以上となるよう異音や振動が生じる領域を避けたノーマルモード用動作ラインを用いてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定するものとしたが、ノーマルモード用トルク設定用マップに代えてトルク優先のマップを用いたり、車速Vに拘わらず、高い下限エンジン回転数Nminによりエンジン22の目標回転数Ne*を設定するものとするなど、運転者のアクセルワークに迅速に対応するものであれば、種々の手法によるものとしても構わない。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG2の動力を減速ギヤ35により変速してリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図10の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、モータMG2の動力をリングギヤ軸32aが接続された車軸(駆動輪63a,63bが接続された車軸)とは異なる車軸(図10における車輪64a,64bに接続された車軸)に接続するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22の動力を動力分配統合機構30を介して駆動輪63a,63bに接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図11の変形例のハイブリッド自動車220に例示するように、エンジン22のクランクシャフト26に接続されたインナーロータ232と駆動輪63a,63bに動力を出力する駆動軸に接続されたアウターロータ234とを有し、エンジン22の動力の一部を駆動軸に伝達すると共に残余の動力を電力に変換する対ロータ電動機230を備えるものとしてもよい。
また、こうしたハイブリッド車に本発明を適用する場合に限定されるものではなく、電気自動車に本発明を適用するものとしてもよいし、電動機や発電機を搭載しないガソリンエンジン車に本発明を適用するものとしても構わない。さらに、車両の制御方法の形態としてもよい。
ここで、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22と動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2と減速ギヤ35とバッテリ50とが「動力出力装置」に相当し、エコスイッチ90が「燃費優先スイッチ」に相当し、スノースイッチ94が「スリップ抑制スイッチ」に相当し、エコスイッチ90とスノースイッチ94との操作に基づいてECOモードとSNOWモードとを独立に且つ並立する関係としてNORMALモード,ECOモード,SNOWモード,SNOW+ECOモードを設定するハイブリッド用電子制御ユニット70が「モード設定手段」に相当し、制御モードがNORMALモードのときにはノーマルモード用トルク設定用マップを用いて要求トルクTr*を設定すると共に異音や振動が生じる領域を避けたノーマルモード用動作ラインを用いてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定して制御し、制御モードがECOモードのときにはノーマルモード用トルク設定用マップを用いて要求トルクTr*を設定すると共に異音や振動を考慮せずにエンジン22を効率よく運転するエコモード用動作ラインを用いてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定して制御し、制御モードがSNOWモードのときにはアクセルペダル83の踏み込みに対して小さな要求トルクTr*を設定するスノーモード用トルク設定用マップを用いて要求トルクTr*を設定すると共にノーマルモード用動作ラインを用いてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定して制御し、制御モードがSNOW+ECOモードのときにはアクセルペダル83の踏み込みに対して小さな要求トルクTr*を設定するスノーモード用トルク設定用マップを用いて要求トルクTr*を設定すると共に異音や振動を考慮せずにエンジン22を効率よく運転するエコモード用動作ラインを用いてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定して制御する図3の駆動制御ルーチンを実行するハイブリッド用電子制御ユニット70と目標回転数Ne*と目標トルクTe*とに基づいてエンジン22を制御するエンジンECU24とトルク指令Tm1*,Tm2*に基づいてモータMG1,MG2を制御するモータECU40とが「制御手段」に相当する。また、パワースイッチ92が「パワー優先スイッチ」に相当し、エコスイッチ90とパワースイッチ92とスノースイッチ94との操作に基づいてECOモードとSNOWモードとを独立に且つ並立する関係とすると共にECOモードとPOWERモードとを排他的に設定される関係とし、更に、SNOWモードとPOWERモードとを排他的に設定される関係とするハイブリッド用電子制御ユニット70がパワー優先スイッチを備える態様における「モード設定手段」に相当し、制御モードがNORMALモードやECOモード,SNOWモード,SNOW+ECOモードのときの制御に加えて制御モードがPOWERモードのときにはノーマルモード用トルク設定用マップを用いて要求トルクTr*を設定すると共に車速Vに応じた下限エンジン回転数Nmin以上となるよう異音や振動が生じる領域を避けたノーマルモード用動作ラインを用いてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定して制御する図3の駆動制御ルーチンを実行するハイブリッド用電子制御ユニット70と目標回転数Ne*と目標トルクTe*とに基づいてエンジン22を制御するエンジンECU24とトルク指令Tm1*,Tm2*に基づいてモータMG1,MG2を制御するモータECU40とがパワー優先スイッチを備える態様における「制御手段」に相当する。ここで、「動力出力装置」としては、エンジン22と動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2と減速ギヤ35とバッテリ50との組み合わせやこの組み合わせから動力分配統合機構30とモータMG1とに代えて対ロータ電動機230を備えるものなどに限定されるものではなく、電動機や内燃機関など、走行用の動力を出力するものであれば如何なるものとしても構わない。「燃費優先スイッチ」としては、エコスイッチ90に限定されるものではなく、その名称等に拘わらず、走行に際して燃費を優先する燃費優先制御モードのオンオフを指示可能なものであれば如何なるものとしても構わない。「スリップ抑制スイッチ」としては、スノースイッチ94に限定されるものではなく、その名称等に拘わらず、スリップしやすい走行路の走行に際してスリップを抑制するスリップ抑制制御モードのオンオフを指示可能なものであれば如何なるものとしても構わない。「モード設定手段」としては、燃費優先スイッチの操作に基づいて燃費優先制御モードのオンオフを設定すると共にスリップ抑制スイッチの操作に基づいて燃費優先制御モードのオンオフとは独立にスリップ抑制制御モードのオンオフを設定するものであれば如何なるものとしても構わない。「制御手段」としては、ハイブリッド用電子制御ユニット70とエンジンECU24とモータECU40とからなる組み合わせに限定されるものではなく単一の電子制御ユニットにより構成されるなどとしてもよい。また、「制御手段」としては、制御モードがNORMALモードのときにはノーマルモード用トルク設定用マップを用いて要求トルクTr*を設定すると共にノーマルモード用動作ラインを用いてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定して制御し、制御モードがECOモードのときにはノーマルモード用トルク設定用マップを用いて要求トルクTr*を設定すると共にエコモード用動作ラインを用いてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定して制御し、制御モードがSNOWモードのときにはスノーモード用トルク設定用マップを用いて要求トルクTr*を設定すると共にノーマルモード用動作ラインを用いてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定して制御し、制御モードがSNOW+ECOモードのときにはスノーモード用トルク設定用マップを用いて要求トルクTr*を設定すると共にエコモード用動作ラインを用いてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定して制御するものに限定されるものではなく、燃費優先制御モードがオフに設定されていると共にスリップ抑制制御モードがオフに設定されているときには走行に際して動力出力装置に対して所定の制御を実行し、燃費優先制御モードがオンに設定されていると共にスリップ抑制制御モードがオフに設定されているときには走行に際して動力出力装置に対して燃費を優先する燃費優先制御を実行し、燃費優先制御モードがオフに設定されていると共にスリップ抑制制御モードがオンに設定されているときには走行に際して動力出力装置に対してスリップを抑制するスリップ抑制制御を実行し、燃費優先制御モードがオンに設定されていると共にスリップ抑制制御モードがオンに設定されているときには走行に際して動力出力装置に対して燃費優先制御とスリップ抑制制御とを同時に実行するものであれば如何なるものとしても構わない。「パワー優先スイッチ」としては、パワースイッチ92に限定されるものではなく、その名称等に拘わらず、走行に際してパワーの出力を優先するパワー優先制御モードのオンオフを指示可能なものであれば如何なるものとしても構わない。パワー優先スイッチを備える態様における「制御手段」としては、パワー優先スイッチを備えない態様の制御手段におけるNORMALモード,ECOモード,SNOWモード,SNOW+ECOモードの各制御に加えて、制御モードがPOWERモードのときにはノーマルモード用トルク設定用マップを用いて要求トルクTr*を設定すると共に車速Vに応じた下限エンジン回転数Nmin以上となるようノーマルモード用動作ラインを用いてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定して制御するものに限定されるものではなく、燃費優先制御モードがオフに設定されていると共にスリップ抑制制御モードがオフに設定されており且つパワー優先制御モードがオフに設定されているときに所定の制御を実行し、燃費優先制御モードがオンに設定されていると共にスリップ抑制制御モードがオフに設定されており且つパワー優先制御モードがオフに設定されているときに燃費優先制御を実行し、燃費優先制御モードがオフに設定されていると共にスリップ抑制制御モードがオンに設定されており且つパワー優先制御モードがオフに設定されているときにスリップ抑制制御を実行し、燃費優先制御モードがオンに設定されていると共にスリップ抑制制御モードがオンに設定されており且つパワー優先制御モードがオフに設定されているときに燃費優先制御とスリップ抑制制御とを同時に実行し、燃費優先制御モードがオフに設定されていると共にスリップ抑制制御モードがオフに設定されており且つパワー優先制御モードがオンに設定されているときに走行に際して動力出力装置に対してパワーの出力を優先するパワー優先制御を実行する、ものであれば如何なるものとしても構わない。なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための最良の形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明の実施の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、車両の製造産業などに利用可能である。
本発明の一実施例であるハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 制御モードの初期状態とエコスイッチ90,パワースイッチ92,スノースイッチ94の操作によって設定される制御モードを一覧として示す説明図である。 実施例のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 ノーマルモード用トルク設定用マップの一例を示す説明図である。 スノーモード用トルク設定用マップの一例を示す説明図である。 ノーマルモード用動作ラインの一例と目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定している様子を示す説明図である。 エコモード用動作ラインの一例と目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定している様子を示す説明図である。 下限エンジン回転数設定用マップの一例を示す説明図である。 動力分配統合機構30の回転要素を力学的に説明するための共線図の一例を示す説明図である。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車220の構成の概略を示す構成図である。
符号の説明
20,120,220 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35 減速ギヤ、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、60 ギヤ機構、62 デファレンシャルギヤ、63a,63b 駆動輪、64a,64b 車輪、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、90 エコスイッチ、92 パワースイッチ、94 スノースイッチ、230 対ロータ電動機、232 インナーロータ 234 アウターロータ、MG1,MG2 モータ。

Claims (5)

  1. 走行用の動力を出力する動力出力装置を搭載する車両であって、
    走行に際して燃費を優先する燃費優先制御モードのオンオフを指示可能な燃費優先スイッチと、
    スリップしやすい走行路の走行に際してスリップを抑制するスリップ抑制制御モードのオンオフを指示可能なスリップ抑制スイッチと、
    前記燃費優先スイッチの操作に基づいて前記燃費優先制御モードのオンオフを設定すると共に前記スリップ抑制スイッチの操作に基づいて前記燃費優先制御モードのオンオフとは独立に前記スリップ抑制制御モードのオンオフを設定するモード設定手段と、
    前記燃費優先制御モードがオフに設定されていると共に前記スリップ抑制制御モードがオフに設定されているときには走行に際して前記動力出力装置に対して所定の制御を実行し、前記燃費優先制御モードがオンに設定されていると共に前記スリップ抑制制御モードがオフに設定されているときには走行に際して前記動力出力装置に対して燃費を優先する燃費優先制御を実行し、前記燃費優先制御モードがオフに設定されていると共に前記スリップ抑制制御モードがオンに設定されているときには走行に際して前記動力出力装置に対してスリップを抑制するスリップ抑制制御を実行し、前記燃費優先制御モードがオンに設定されていると共に前記スリップ抑制制御モードがオンに設定されているときには走行に際して前記動力出力装置に対して前記燃費優先制御と前記スリップ抑制制御とを同時に実行する制御手段と、
    を備える車両。
  2. 請求項1記載の車両であって、
    走行に際してパワーの出力を優先するパワー優先制御モードのオンオフを指示可能なパワー優先スイッチを備え、
    前記モード設定手段は、前記パワー優先スイッチの操作に基づいて、前記パワー優先制御モードのオンの設定と前記燃費優先制御モードのオンの設定とを排他的に且つ前記パワー優先制御モードのオンの設定と前記スリップ抑制制御モードのオンの設定とを排他的に、前記パワー優先制御モードのオンオフを設定する手段であり、
    前記制御手段は、前記燃費優先制御モードがオフに設定されていると共に前記スリップ抑制制御モードがオフに設定されており且つパワー優先制御モードがオフに設定されているときに前記所定の制御を実行し、前記燃費優先制御モードがオンに設定されていると共に前記スリップ抑制制御モードがオフに設定されており且つパワー優先制御モードがオフに設定されているときに前記燃費優先制御を実行し、前記燃費優先制御モードがオフに設定されていると共に前記スリップ抑制制御モードがオンに設定されており且つパワー優先制御モードがオフに設定されているときに前記スリップ抑制制御を実行し、前記燃費優先制御モードがオンに設定されていると共に前記スリップ抑制制御モードがオンに設定されており且つパワー優先制御モードがオフに設定されているときに前記燃費優先制御と前記スリップ抑制制御とを同時に実行し、前記燃費優先制御モードがオフに設定されていると共に前記スリップ抑制制御モードがオフに設定されており且つパワー優先制御モードがオンに設定されているときに走行に際して前記動力出力装置に対してパワーの出力を優先するパワー優先制御を実行する手段である、
    車両。
  3. 前記モード設定手段は、前記燃費優先制御モードおよび/または前記スリップ抑制制御モードがオンに設定されているときに前記パワー優先スイッチが操作されたときには前記燃費優先モードおよび前記スリップ抑制制御モードをオフに設定すると共に前記パワー優先制御モードをオンに設定し、前記パワー優先制御モードがオンに設定されているときに前記燃費優先スイッチが操作されたときには前記パワー優先制御モードをオフに設定すると共に前記燃費優先制御モードをオンに設定し、前記パワー優先制御モードがオンに設定されているときに前記スリップ抑制スイッチが操作されたときには前記パワー優先制御モードをオフに設定すると共に前記スリップ抑制制御モードをオンに設定する手段である請求項2記載の車両。
  4. 走行用の動力を出力する動力出力装置と、走行に際して燃費を優先する燃費優先制御モードのオンオフを指示可能な燃費優先スイッチと、スリップしやすい走行路の走行に際してスリップを抑制するスリップ抑制制御モードのオンオフを指示可能なスリップ抑制スイッチと、を備える車両の制御方法であって、
    前記燃費優先スイッチの操作に基づいて前記燃費優先制御モードのオンオフを交互に設定すると共に前記スリップ抑制スイッチの操作に基づいて前記燃費優先制御モードのオンオフとは独立に前記スリップ抑制制御モードのオンオフを交互に設定し、
    前記燃費優先制御モードがオフに設定されていると共に前記スリップ抑制制御モードがオフに設定されているときには走行に際して前記動力出力装置に対して所定の制御を実行し、前記燃費優先制御モードがオンに設定されていると共に前記スリップ抑制制御モードがオフに設定されているときには走行に際して前記動力出力装置に対して燃費を優先する燃費優先制御を実行し、前記燃費優先制御モードがオフに設定されていると共に前記スリップ抑制制御モードがオンに設定されているときには走行に際して前記動力出力装置に対してスリップを抑制するスリップ抑制制御を実行し、前記燃費優先制御モードがオンに設定されていると共に前記スリップ抑制制御モードがオンに設定されているときには走行に際して前記動力出力装置に対して前記燃費優先制御と前記スリップ抑制制御とを同時に実行する、
    車両の制御方法。
  5. 請求項4記載の車両であって、
    前記車両は、走行に際してパワーの出力を優先するパワー優先制御モードのオンオフを指示可能なパワー優先スイッチを備え、
    前記パワー優先スイッチの操作に基づいて前記パワー優先制御モードのオンオフを交互に設定し、前記パワー優先制御モードのオンの設定と前記燃費優先制御モードのオンの設定とを排他的に行なうと共に前記パワー優先スイッチの操作と前記スリップ抑制スイッチの操作とに基づいて前記パワー優先制御モードのオンの設定と前記スリップ抑制制御モードのオンの設定とを排他的に行ない、
    前記燃費優先制御モードがオフに設定されていると共に前記スリップ抑制制御モードがオフに設定されており且つパワー優先制御モードがオフに設定されているときに前記所定の制御を実行し、前記燃費優先制御モードがオンに設定されていると共に前記スリップ抑制制御モードがオフに設定されており且つパワー優先制御モードがオフに設定されているときに前記燃費優先制御を実行し、前記燃費優先制御モードがオフに設定されていると共に前記スリップ抑制制御モードがオンに設定されており且つパワー優先制御モードがオフに設定されているときに前記スリップ抑制制御を実行し、前記燃費優先制御モードがオンに設定されていると共に前記スリップ抑制制御モードがオンに設定されており且つパワー優先制御モードがオフに設定されているときに前記燃費優先制御と前記スリップ抑制制御とを同時に実行し、前記燃費優先制御モードがオフに設定されていると共に前記スリップ抑制制御モードがオフに設定されており且つパワー優先制御モードがオンに設定されているときに走行に際して前記動力出力装置に対してパワーの出力を優先するパワー優先制御を実行する、
    車両の制御方法。
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