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JP2008182036A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法 Download PDF

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JP2008182036A JP2007014047A JP2007014047A JP2008182036A JP 2008182036 A JP2008182036 A JP 2008182036A JP 2007014047 A JP2007014047 A JP 2007014047A JP 2007014047 A JP2007014047 A JP 2007014047A JP 2008182036 A JP2008182036 A JP 2008182036A
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裕孝 宮本
Keiichi Murayama
啓一 村山
Kenichi Miyajima
賢一 宮島
Akiyoshi Tamura
彰良 田村
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Abstract

【課題】電極のパターン異常及び電気特性の劣化を防ぐことのできる半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】GaAsから構成される部分を有する半絶縁性のGaAs基板1を備える半導体装置の製造方法であって、最上層がTiから構成される層である積層構造を有し、かつPtを含むTi/Pt/Au/Ti電極6a及び7aを半絶縁性のGaAs基板1上に形成する工程と、AuGeを含むコレクタ電極8をGaAsから構成される部分上に形成する工程と、Ti/Pt/Au/Ti電極6a及び7a並びにコレクタ電極8の双方の電極が表面に露出した状態でコレクタ電極8を熱処理する工程とを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、高周波数帯で動作する半導体装置における、パターン異常の発生や電気特性の劣化を防止することのできる製造方法に関するものである。
III-V族化合物半導体はSi(シリコン)半導体に比べて、電子移動度が高いという特長がある。この特長を活かし、高速動作や高効率動作を要求されるデバイスに多く用いられている。なかでもエミッタ・ベース間の接合にヘテロ接合を用いたヘテロ接合バイポーラトランジスタ(HBT)はエミッタ層のバンドギャップがベース層のバンドギャップよりも広いことにより、高周波特性に優れ、低歪みの信号増幅が可能で、単一電源での使用ができる等の優れた特徴を持つ。従って、HBTは携帯電話用のパワーアンプをはじめとした高周波数帯で動作する半導体部品として幅広く使用されるようになった。
更に近年、HBTに対しては携帯電話用のパワーアンプだけでなく、さらに高い周波数帯で動作する半導体部品として使用できるよう更なる高周波特性の向上が求められている。
高周波数帯で使用されるパワーアンプ等の特性の指標として最大発振周波数(fmax)があり、この値が高いほど高周波数帯での動作に優れているということになる。
このfmaxは次の式(1)の関係で示され、ベース・コレクタ間容量Cbcに反比例することがわかる。なお、式(1)においてfTは遮断周波数、Rbはベース抵抗である。
fmax=√{fT/(8π・Rb・Cbc)}・・・(1)
ベース・コレクタ間容量Cbcはベースメサの面積に比例するため、Cbcを小さくして高周波特性を向上させる方法として、単体HBTセルのエミッタ電極やベース電極の幅を狭めたり、セルフアライン法による電極形成などの手段によりベースメサの面積をできるだけ小さくしたりする方法が一般的に知られている。
図5は、従来のHBTの製造方法を示す断面図である(例えば、特許文献1参照)。
まず、半絶縁性のGaAs基板1の一表面に、GaAsからなるサブコレクタ層2、GaAsからなるコレクタ層3、GaAsからなるベース層4、及びInGaPもしくはAlGaAsからなるエミッタ層5を順次エピタキシャル成長させてGaAsウエハを形成する。その後、GaAsウエハにフォトリソグラフィー法並びにドライエッチング法を用いてエミッタメサ10を形成し、さらに同様にしてベースメサ11を形成する(図5(a))。
次に、エミッタメサ10及びベースメサ11を覆うフォトレジスト膜をマスクとしてイオン注入を行ない高抵抗層からなる素子分離領域12を形成し、HBTユニットセル領域(トランジスタ領域)9を区画する。その後、GaAsウエハ全体にSiO2膜からなるスペーサー膜13を形成する(図5(b))。
次に、フォトリソグラフィー法によってエミッタ電極21とベース電極22とを形成する場所に開口が形成されるようにレジストパターニングした後、レジストが開口された部分のスペーサー膜13を開口する。その後、Ti/Pt/Auを蒸着法により成膜した後、リフトオフ法にてエミッタ電極21、及びベース電極22を形成する(図5(c))。
次に、コレクタ電極8を形成する場所についても開口が形成されるように同様の方法でレジストパターニングした後、レジストが開口された部分のスペーサー膜13を開口する。その後、AuGe/Ni/Auを蒸着法により成膜した後、リフトオフ法にてコレクタ電極8を形成する(図5(d))。
次に、エミッタ電極21、ベース電極22、及びコレクタ電極8のそれぞれが層間膜に覆われていない状態、つまり表面に露出した状態で380℃、90秒の熱処理を各電極に対して行う。
次に、GaAsウエハ全面に対して第1層間膜14としてSiN膜をプラズマCVD法により形成する。その後、エミッタ電極21、ベース電極22、及びコレクタ電極8と第1配線層16とが接続される部分の第1層間膜14をドライエッチング法により除去して電極−第1配線層間コンタクト孔15を形成する(図5(e))。
最後に、周知の方法により、第1配線層16、第2層間膜(図示省略)、第2配線層17、及び最終保護膜(図示省略)を所定の場所に形成する(図5(f))。
特開平5−136159号公報
ところで、図5に示す従来のHBTの製造方法では、コレクタ電極8を形成する工程において、サブコレクタ層2とコレクタ電極8との間でオーミックコンタクトを取るために、380℃程度の熱処理(アロイ)を行う必要がある。しかし、この熱処理のときにコレクタ電極8として積層したAuGe/Ni/AuのGeと、コレクタ層3やサブコレクタ層2に含まれるGaとが結合するため、コレクタ層3やサブコレクタ層2で過剰になったAsがコレクタ電極8付近から遊離し、エミッタ電極21やベース電極22上に付着する場合がある。これにより、エミッタ電極21やベース電極22の表面が変色して電極のパターン異常が発生するだけでなく、付着したAsがTi/Pt/Auからなるエミッタ電極21やベース電極22の最上層のAuを通過してPtと結合する。その結果、PtAs化合物が生成して大幅に電極の抵抗が上昇して電気特性、特に高周波動作時のRF特性を大幅に悪化させるという問題がある。
また、HBTと同一チップ上に形成する裏面バイアホールストッパーメタルに、コレクタ電極8を構成するAuGe/Ni/Auと同一の材料を使用し、このストッパーメタルをコレクタ電極8の形成と同時に形成する場合は、チップ上に存在するAuGe/Ni/Auの面積が、他のメタル構造を裏面バイアホールストッパーメタルとして使用する場合と比較して大幅に増加する。従って、前述のベース電極・エミッタ電極への遊離As付着によるRF特性劣化が顕著となる。
上記の問題については、HBTを例として記載した。しかし、GaAsに直接接するAuGe/Ni/Au電極と、Ti/Pt/Au電極とを共に有し、かつ双方の電極部分が層間膜に覆われていない状態で熱処理を行う半導体装置であれば、電界効果トランジスタ(FET)等の他のデバイスであっても同様な問題が生じる。
そこで、本発明は、上記問題点を解決し、電極のパターン異常の発生及び電気特性の劣化を防止する半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の半導体装置の製造方法は、GaAsから構成される部分を有する半導体基板を備える半導体装置の製造方法であって、最上層がTiから構成される層である積層構造を有し、かつPtを含む第1電極を前記半導体基板上に形成する第1電極形成工程と、AuGeを含む第2電極を前記GaAsから構成される部分上に形成する第2電極形成工程と、前記第1電極及び第2電極の双方が表面に露出した状態で前記第2電極を熱処理する熱処理工程とを含むことを特徴とする。
ここで、前記第1電極形成工程では、最上層のTiの層厚が5nmから15nmの第1電極を形成することが好ましい。
また、前記半導体装置の製造方法は、さらに、前記熱処理の後に前記第1電極及び第2電極の双方の上に層間膜を形成する層間膜形成工程と、前記第1電極及び第2電極の双方を引き出し配線に接続するために前記層間膜の一部を除去する除去工程とを含んでもよい。さらに、前記除去工程では、前記層間膜の除去と同時に、前記第1電極における最上層のTiを除去してもよい。
従来の半導体装置の製造方法においては、Ti/Pt/Au等のPtを含みかつAuが最上層となる電極と、AuGe/Ni/Au等の電極とが、層間膜に覆われない状態で同時に熱処理をされると、上述したように、遊離AsによるPtAs化合物の生成により電極のシート抵抗が大幅に上昇する。しかし、本発明の半導体装置の製造方法によれば、Ti/Pt/Au等のPtを含みかつAuが最上層となる電極の代わりにTi/Pt/Au/Ti等の最上層がTiとなる電極を使用するため、Tiがバリアメタルとなることにより遊離AsとPtとの結合は生じない。
以上のようにこの発明にかかる半導体装置の製造方法によれば、遊離AsによるPtAs化合物が生じないため、電極のパターン異常を防止できる効果がある。
また、この発明にかかる半導体装置の製造方法によれば、遊離AsによるPtAs化合物が生じないため、電極のシート抵抗がウエハ面内でほぼ一定となり、高周波数帯で動作する半導体装置において安定したRF特性を得ることができるという効果がある。
また、この発明にかかる半導体装置の製造方法によれば、従来の半導体装置の製造方法と比較して、新規に必要となる設備・物質が不要のため、コストアップをすることなく簡便な方法でパターン異常と電気特性の劣化とを防止した半導体装置を得る事ができるという効果がある。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係るHBTの製造方法について、図面を参照しながら説明する。
図1(a)〜(f)は本発明の第1の実施形態におけるHBTの製造方法を示す断面図である。
まず、半絶縁性のGaAs基板1の一表面にGaAsからなるサブコレクタ層2、GaAsからなるコレクタ層3、GaAsからなるベース層4、及びInGaPからなるエミッタ層5を順次エピタキシャル成長させてGaAsウエハを形成する。その後、GaAsウエハにフォトリソグラフィー法並びにドライエッチング法を用いてエミッタメサ10を形成し、さらに同様にしてベースメサ11を形成する(図1(a))。
次に、エミッタメサ10及びベースメサ11を覆うフォトレジスト膜をマスクとしてイオン注入を行い、高抵抗層からなる素子分離領域12を形成し、HBTユニットセル領域(トランジスタ領域)9を区画する。その後、GaAsウエハ全体にSiO2膜からなるスペーサー膜13を形成する(図1(b))。
次に、フォトリソグラフィー法によってTi/Pt/Au/Ti電極6a及び7aを形成する場所に開口が形成されるようにレジストパターニングした後、レジストが開口された部分に露出したスペーサー膜13を開口する。その後、Ti/Pt/Au/Tiを蒸着法により成膜した後、リフトオフ法にて下層よりTi/Pt/Au/Tiと積層されたTi/Pt/Au/Ti電極6a及び7aを形成する(図1(c))。
次に、コレクタ電極8を形成する場所についても開口が形成されるように同様の方法でレジストパターニングした後、レジストが開口された部分に露出したスペーサー膜13を開口する。その後、AuGe/Ni/Auを蒸着法により成膜した後、リフトオフ法にて下層よりAuGe/Ni/Auと積層されたコレクタ電極8を形成する(図1(d))。
次に、Ti/Pt/Au/Ti電極6a及び7a、並びにコレクタ電極8のそれぞれが層間膜に覆われていない状態、つまり表面に露出した状態で380℃、90秒の熱処理を各電極に対して行う。なお、この熱処理工程では、Asの遊離を極力抑える観点と、ベース電極及びエミッタ電極と第1配線層との間のコンタクト抵抗低減の観点から、熱処理時の処理温度は360℃から420℃の間に、処理時間は15秒から360秒の間にそれぞれ最適化されれば380℃、90秒の熱処理条件でなくてもよい。
次に、GaAsウエハ全面に対して第1層間膜14としてSiN膜をプラズマCVD法により形成する。その後、Ti/Pt/Au/Ti電極6a及び7a、並びにコレクタ電極8と引き出し配線としての第1配線層16とが接続される部分の第1層間膜14をドライエッチング法により除去して電極−第1配線層間コンタクト孔15を形成する(図1(e))。この電極−第1配線層間コンタクト孔15を形成する工程におけるドライエッチングの処理条件は最適化され、Ti/Pt/Au/Ti電極6a及び7aの最上層のTiも電極−第1配線層間コンタクト孔15の形成と同時に除去される。これにより、Auが表面に露出するように最上層のTiの一部が除去されたTi/Pt/Au/Tiから構成されるエミッタ電極6及びベース電極7が形成される。このように、最上層のTiの一部が除去されるのは、エミッタ電極6及びベース電極7と第1配線層16とが接触する部分にTiがあると、ベース電極7及びエミッタ電極6と第1配線層16との間のコンタクト抵抗がTi/Pt/Au電極と比較して上昇してしまうからである。
最後に、周知の方法により、第1配線層16、第2層間膜(図示省略)、第2配線層17、及び最終保護膜(図示省略)を所定の場所に形成する(図1(f))。
なお、Ti/Pt/Au/Ti電極6a及び7aの最上層のTi膜厚は、ベース電極7及びエミッタ電極6と第1配線層16との間のコンタクト抵抗の低減と、電極−第1配線層間コンタクト孔15の寸法制御性との観点から5nmから15nmの間に設定する必要があり、本実施形態では10nmとしている。
参考までに、図2にTi/Pt/Au/Ti電極6a及び7aの最上層のTiの膜厚と、ベース電極7及びエミッタ電極6と第1配線層16との間のコンタクト抵抗との関係を示したグラフを示す。また、図3にTi/Pt/Au/Ti電極6a及び7aの最上層のTiの膜厚と電極−第1配線層間コンタクト孔15の寸法との関係を示したグラフを示す。
図2から、Ti/Pt/Au/Ti電極6a及び7aの最上層のTiの膜厚が5nmより小さいと、コンタクト抵抗が大きく上昇することがわかる。また、図3から、Ti/Pt/Au/Ti電極6a及び7aの最上層のTiの膜厚が15nmより大きいと、電極−第1配線層間コンタクト孔15の寸法精度が大きく劣化することがわかる。
以上、本実施形態のHBTの製造方法によると、電極の熱処理の際にAuGe/Ni/Auからなるコレクタ電極8が形成された領域からAsが遊離するものの、Ti/Pt/Au/Ti電極6a及び7aの最上層がTiであるため、遊離AsとTi/Pt/Au/Ti電極6a及び7aのPtとの結合は発生しない。よって、エミッタ電極6やベース電極7の表面異常やシート抵抗の上昇が発生しないため、GaAsウエハ全面に対して電極のパターン異常及び電気特性の劣化がないHBTを製造することができる。
また、本実施形態のHBTの製造方法によると、従来のHBTの製造方法と比較して追加される工程や物質はほとんどない。従って、ほとんどコストアップすることなく電極のパターン異常及び電気特性の劣化を防いでHBTを製造することが可能となる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態に係るHBTの製造方法について、図面を参照しながら説明する。
図4(a)〜(f)は本発明の第2の実施形態におけるHBTの製造方法を示す断面図である。
まず、半絶縁性のGaAs基板1の一表面にGaAsからなるサブコレクタ層2、GaAsからなるコレクタ層3、GaAsからなるベース層4、及びInGaPからなるエミッタ層5を順次エピタキシャル成長させてGaAsウエハを形成する。その後、GaAsウエハにフォトリソグラフィー法並びにドライエッチング法を用いてエミッタメサ10を形成し、さらに同様にしてベースメサ11を形成する(図4(a))。
次に、エミッタメサ10及びベースメサ11を覆うフォトレジスト膜をマスクとしてイオン注入を行い、高抵抗層からなる素子分離領域12を形成し、HBTユニットセル領域(トランジスタ領域)9を区画する。その後、GaAsウエハ全体にSiO2膜からなるスペーサー膜13を形成する(図4(b))。
次に、フォトリソグラフィー法によってTi/Pt/Au/Ti電極6a及び7aを形成する場所に開口が形成されるようにレジストパターニングした後、レジストが開口された部分に露出したスペーサー膜13を開口する。その後、Ti/Pt/Au/Tiを蒸着法により成膜した後、リフトオフ法にて下層よりTi/Pt/Au/Tiと積層されたTi/Pt/Au/Ti電極6a及び7aを同時に形成する(図4(c))。
次に、コレクタ電極8並びに裏面バイアホールストッパーメタル18を形成する場所についても開口が形成されるように同様の方法でレジストパターニングした後、レジストが開口された部分に露出したスペーサー膜13を開口する。その後、AuGe/Ni/Auを蒸着法により成膜した後、リフトオフ法にて下層よりAuGe/Ni/Auと積層されたコレクタ電極8並びに裏面バイアホールストッパーメタル18を形成する(図4(d))。裏面バイアホールストッパーメタル18は、半絶縁性のGaAs基板1の表面と裏面とを電気的に接続するために半絶縁性のGaAs基板1のバイアホールが形成される部分の上に形成される金属である。裏面バイアホールストッパーメタル18は、裏面電極金属20形成に際し、バイアホールを介して半絶縁性のGaAs基板1の表面に裏面電極金属20が噴き出すのを防止する。
次に、Ti/Pt/Au/Ti電極6a及び7a、コレクタ電極8、並びに裏面バイアホールストッパーメタル18のそれぞれが層間膜に覆われていない状態、つまり表面に露出した状態で380℃、90秒の熱処理を各電極及び裏面バイアホールストッパーメタル18に対して行う。なお、この熱処理工程では、Asの遊離を極力抑える観点と、ベース電極7及びエミッタ電極6と第1配線層16との間のコンタクト抵抗低減の観点から、熱処理時の処理温度は360℃から420℃の間に、処理時間は15秒から360秒の間にそれぞれ最適化されれば380℃、90秒の熱処理条件でなくてもよい。
次に、GaAsウエハ全面に対して第1層間膜14としてSiN膜をプラズマCVD法により形成する。その後、Ti/Pt/Au/Ti電極6a及び7a、コレクタ電極8、並びに裏面バイアホールストッパーメタル18と、引き出し配線としての第1配線層16とが接続される部分の第1層間膜14をドライエッチング法により除去して電極−第1配線層間コンタクト孔15を形成する(図4(e))。この電極−第1配線層間コンタクト孔15を形成する工程におけるドライエッチングの処理条件は最適化され、Ti/Pt/Au/Ti電極6a及び7aの最上層のTiも電極−第1配線層間コンタクト孔15の形成と同時に除去される。これにより、Auが表面に露出するように最上層のTiの一部が除去されたTi/Pt/Au/Tiから構成されるエミッタ電極6及びベース電極7が形成される。
次に、周知の方法により、第1配線層16、及び第2配線層17を所定の場所に形成する。
最後に、研磨により半絶縁性のGaAs基板1を100umまで薄くし、ドライエッチング法により所定の位置に裏面バイアホール19を形成した後、裏面電極金属20をメッキ法により半絶縁性のGaAs基板1の裏面に形成する(図4(f))。
なお、下層よりTi/Pt/Au/Tiと積層されたTi/Pt/Au/Ti電極6a及び7aの最上層のTi膜厚は、ベース電極7及びエミッタ電極6と第1配線層16との間のコンタクト抵抗と、電極−第1配線層間コンタクト孔15の寸法制御性との観点から5nmから15nmの間に設定する必要があり、第1の実施形態と同様に本実施形態でも10nmとしている。
以上、本実施形態のHBTの製造方法によると、電極の熱処理の際に裏面バイアホールストッパーメタル18のような大面積のAuGe/Ni/Au電極領域からAsが遊離するものの、Ti/Pt/Au/Ti電極6a及び7aの最上層がTiのため、遊離AsとTi/Pt/Au/Ti電極6a及び7aのPtとの結合は発生しない。よって、エミッタ電極6やベース電極7の表面異常やシート抵抗の上昇が発生しないため、GaAsウエハ全面に対して電極のパターン異常や電気特性の劣化がないHBTを製造することができる。
また、本実施形態のHBTの製造方法によると、従来のHBTの製造方法と比較して追加される工程や物質がほとんど無い。従って、ほとんどコストアップすることなく電極のパターン異常及び電気特性の劣化を防いでHBTを製造することが可能となる。
以上、本発明の半導体装置の製造方法について、実施形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施形態に限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲内で当業者が思いつく各種変形を施したものも本発明の範囲内に含まれる。
例えば、本発明の半導体装置としてHBTを例示した。しかし、GaAsから構成される部分を有する半導体基板と、その半導体基板のGaAsに直接接するAuGe/Ni/Au電極と、Ti/Pt/Au電極とを共に有し、かつ双方の電極部分が層間膜に覆われていない状態でAuGe/Ni/Au電極に熱処理を行う半導体装置であれば、これに限られず、電界効果トランジスタ(FET)等の他のデバイスであってもよい。
また、本発明の第1電極としてTi/Pt/Au/Ti電極を例示したが、Ptを含んでかつ最上層がTiとなるような積層構造の電極であればこれに限られない。
さらに、本発明の第2電極としてAuGe/Ni/Auから構成されるコレクタ電極を例示したが、HBTを構成するGaAsに接するAuGeを含む電極であればこれに限られない。
さらにまた、本発明の半導体基板として半絶縁性のGaAs基板を例示したが、GaAsから構成される部分を有する半導体基板であればこれに限られない。
本発明は、半導体装置の製造方法に有用であり、特に高周波数帯で動作する半導体装置の製造方法に有用である。
(a)〜(f)第1の実施形態に係るHBTの製造方法における各工程を示す断面図である。 下層よりTi/Pt/Au/Tiと積層されたTi/Pt/Au/Ti電極の最上層のTi膜厚とコンタクト抵抗との関係を示す図である。 下層よりTi/Pt/Au/Tiと積層されたTi/Pt/Au/Ti電極の最上層のTi膜厚と、その上方に形成される電極−第1配線層間コンタクト孔の寸法との関係を示す図である。 (a)〜(f)第2の実施形態に係るHBTの製造方法における各工程を示す断面図である。 (a)〜(f)従来のHBTの製造方法における各工程を示す断面図である。
符号の説明
1 半絶縁性のGaAs基板
2 サブコレクタ層
3 コレクタ層
4 ベース層
5 エミッタ層
6、21 エミッタ電極
6a、7a Ti/Pt/Au/Ti電極
7、22 ベース電極
8 コレクタ電極
9 HBTユニットセル領域
10 エミッタメサ
11 ベースメサ
12 素子分離領域
13 スペーサー膜
14 第1層間膜
15 電極−第1配線層間コンタクト孔
16 第1配線層
17 第2配線層
18 裏面バイアホールストッパーメタル
19 裏面バイアホール
20 裏面電極金属

Claims (8)

  1. GaAsから構成される部分を有する半導体基板を備える半導体装置の製造方法であって、
    最上層がTiから構成される層である積層構造を有し、かつPtを含む第1電極を前記半導体基板上に形成する第1電極形成工程と、
    AuGeを含む第2電極を前記GaAsから構成される部分上に形成する第2電極形成工程と、
    前記第1電極及び第2電極の双方が表面に露出した状態で前記第2電極を熱処理する熱処理工程とを含む
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記第1電極形成工程では、最上層のTiの層厚が5nmから15nmの第1電極を形成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第2電極形成工程では、前記第1電極と同時に、前記半導体基板上に裏面バイアホールストッパーメタルを形成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記熱処理工程では、360℃から420℃の間の温度で前記熱処理を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記半導体装置の製造方法は、さらに、
    前記熱処理の後に前記第1電極及び第2電極の双方の上に層間膜を形成する層間膜形成工程と、
    前記第1電極及び第2電極の双方を引き出し配線に接続するために前記層間膜の一部を除去する除去工程とを含む
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記除去工程では、前記層間膜の除去と同時に、前記第1電極における最上層のTiを除去する
    ことを特徴とする請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記半導体装置が、ヘテロ接合バイポーラトランジスタである
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記半導体装置が、電界効果トランジスタである
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
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