以下、本発明の最良の形態に関し、図面を参照して説明する。なお、以下の説明に関してポインティングデバイスとしてはマウスを例として説明するが、これに限らず、ポインティングデバイスはマウスに限定されないことは言うまでもない。
図1は、本実施の形態に係る表示制御装置1の構成の一例を示すブロック図である。
本実施の形態に係る表示制御装置1は、ポインティングデバイスであるマウス2と、表示装置3とに接続されている。
マウス2は、第1の押し釦2a、第2の押し釦2b、及び移動検知センサ2cを備えている。
このマウス2は、ユーザーによって第1の押し釦2a、又は第2の押し釦2bの押圧操作がなされると、マウス2の第1の押し釦2aの押圧操作がなされたことを示す操作信号、第2の押し釦2bの押圧操作がなされたことを示す操作信号の少なくとも一方が本実施の形態に係る表示制御装置1に入力されるように構成されている。
また、マウス2は、ユーザーによって載置された平面上で水平方向の移動操作がなされると、移動検知センサ2cが水平方向の移動を検出したことを示す移動検出信号が本実施の形態に係る表示制御装置1に入力されるように構成されている。
なお、説明の便宜上、本実施の形態では、マウスが押し釦を2個有する場合に関して説明するが、マウスの有する押し釦は1個でもよいし、3個であってもよいことはいうまでもない。
表示装置3は、ユーザーのマウス2の操作によって表示画面上で選択された表示内容、例えば階層化されたフォルダの一覧や、階層化されたファイル及びプログラムの一覧等を表示内容として含むウインドウを表示する図示しない表示画面を有している。
本実施の形態に係る表示制御装置1は、操作パターン記憶メモリ1a、ファイル記憶部1b、入力制御部1c、ドラッグ操作判定部1d、スクロール情報表示制御部1e、カーソル位置特定部1f、領域判定部1g、表示領域記憶メモリ1h、及び表示制御部1iを備えている。
なお、本発明の一実施の形態に係る表示制御装置1は、記録媒体又は通信ネットワークを介してユーザー支援プログラムがインストールされた周知のコンピュータによって実現される。
本実施の形態に係る表示制御装置1を構成する各部は、ソフトウェア又はハードウェアもしくはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせの何れから構成されていてもよい。
操作パターン記憶メモリ1aは、第1の押し釦2aの操作の有無、第2の押し釦2bの操作の有無、及びマウス2の移動操作の有無の組み合わせを含むマウス2の操作パターンが記憶された操作パターン記憶テーブル1a1を有している。
図2は、本実施の形態に係る操作パターン記憶テーブル1a1の一例を示す模式図である。
本実施の形態に係る操作パターン記憶テーブル1a1には、第1の押し釦のクリック操作の有無(a)と、第1の押し釦のダブルクリック操作の有無(b)と、第1の押し釦の押圧操作の有無(c)と、第2の押し釦のクリック操作の有無(d)と、第2の押し釦のダブルクリック操作の有無(e)と、第2の押し釦の押圧操作の有無(f)と、マウスの移動操作の有無(g)と、マウスの操作状態(h)とが対応して記憶されている。
ファイル記憶部1bには、表示装置3の表示画面に表示する後述のファイル検索ウインドウのファイルがすくなくとも記憶されている。
入力制御部1cは、マウス2の第1の押し釦2aの操作により出力される操作信号、マウス2の第2の押し釦2bの操作により出力される操作信号、及び移動検出センサ2cから出力される移動検出信号を受け取り、受け取った操作信号及び移動検出信号をドラッグ操作判定部1dに出力する。
ドラッグ操作判定部1dは、入力制御部1cから出力された操作信号及び移動検出信号を受け取ると、第1の押し釦2aの押圧操作が有ったことを示す操作信号の有無と、第2の押し釦2bの押圧操作が有ったことを示す操作信号の有無と、移動検知センサ2cの出力である移動検出信号の有無とから、前述した操作パターン記憶メモリ1a内の操作パターン記憶テーブル1a1を参照して、この参照結果からユーザーによりドラッグ操作がなされているか否かを判定する機能(ドラッグ操作判定機能)と、ドラッグ操作がなされたと判定した場合、ドラッグ操作を継続させるドラッグ操作継続通知をスクロール情報表示制御部1eに出力する機能と、操作パターン記憶テーブル1a1の参照結果から第1の押し釦2aのクリック操作がなされたと判定した場合、このクリック操作により選択されたファイルの内容を示すウインドウ、例えば階層化されたフォルダの一覧や、階層化されたファイル及びプログラムの一覧等を表示内容として含む後述のファイル検索ウインドウを表示画面上に表示させる表示指令を表示制御部1iに出力する機能とを有する。
スクロール表示制御部1eは、ドラッグ操作判定部1dから出力されたドラッグ操作継続通知を受け取り、スクロール操作によって後述のファイル検索ウインドウ内の表示内容が第1の速度で移動することを示す第1の表示領域と、スクロール操作によって後述のファイル検索ウインドウ内の表示内容が第2の速度で移動することを示す第2の表示領域とを後述のファイル検索ウインドウの周縁に関連付けて表示させる表示内容移動指令を表示制御部1iに出力する機能と、表示内容移動指令の表示制御部1iへの出力後、後述のファイル検索ウインドウの表示内容の移動が開始されたことを示す移動開始通知をカーソル位置特定部1fに出力する機能とを有する。
カーソル位置特定部1fは、スクロール表示制御部1eから出力された移動開始通知を受け取ると、表示画面のデータの転送要求を表示制御部1iに出力する機能と、この転送要求に応じて表示制御部1iから転送された表示画面のデータを探索してマウスカーソルの位置を特定する機能(カーソル位置特定機能)と、特定したマウスカーソルの位置情報を領域判定部1gに出力する機能とを有する。
領域判定部1gは、カーソル位置特定部1fから出力されたマウスカーソルの位置情報を受け取り、予め定められた第1の表示領域にマウスカーソルがあるか否かを判定する機能と、マウスカーソルが第1の表示領域にないと判定した場合、第2の表示領域にマウスカーソルがあるか否かを判定する機能と、マウスカーソルが第1の表示領域及び第2の表示領域の双方にない場合、これらの判定を繰り返す機能と、マウスカーソルが第1の表示領域にあるか、第2の表示領域にあるか、表示画面上でかつ第1の表示領域及び第2の表示領域以外の領域にあるかを示す判定結果を表示制御部1iに出力する機能とを有する。
表示領域記憶メモリ1hには、スクロール操作によって後述するファイル検索ウインドウ内の表示内容が第1の速度で移動することを示す第1の表示領域と、スクロール操作によって後述するファイル検索ウインドウ内の表示内容が第2の速度で移動することを示す第2の表示領域とを表示する表示画面上の表示位置、及び第1の表示領域と第2の表示領域との表示形式に関するデータが対応して記憶されている。
表示制御部1iは、ドラッグ操作判定部1dから出力された後述のファイル検索ウインドウの表示指令を受け取り、後述のファイル検索ウインドウのファイルをファイル記憶部1bから読み出して表示装置3の表示画面に後述のファイル検索ウインドウを表示させる機能と、スクロール表示制御部1eから出力された表示内容移動指令を受け取り、ファイル記憶部1bから後述のファイル検索ウインドウのファイルを読み出す機能と、後述するファイル検索ウインドウ内の表示内容が第1の速度で移動することを示す第1の表示領域と、後述するファイル検索ウインドウ内の表示内容が第2の速度で移動することを示す第2の表示領域とを表示する表示画面上の表示位置に関するデータを表示領域記憶メモリ1hから読み出し、読み出した第1の表示領域と第2の表示領域とを表示する表示画面上の表示位置に関するデータに基づいて読み出した後述のファイル検索ウインドウのファイルのデータを編集して第1の表示領域と、第2の表示領域とを周縁に関連付けて表示する後述のファイル検索ウインドウ(以下、便宜上、このウインドウをスクロール領域明示ウインドウと称する。)のデータを生成して表示装置3の表示画面上に表示させる機能(スクロール情報表示制御機能)と、領域判定部1gから出力された判定結果を受け取り、マウスカーソルが第1の表示領域にある場合には、スクロール領域明示ウインドウのデータを編集してスクロール領域明示ウインドウの表示内容を第1の速度で移動させて表示装置3の表示画面に表示させる機能(第1のカーソル移動機能)と、マウスカーソルが第2の表示領域にある場合には、スクロール領域明示ウインドウのデータを編集して、スクロール領域明示ウインドウの表示内容を第2の速度で移動させて表示装置3の表示画面に表示させる機能(第2のカーソル移動機能)とを有する。
次に、以上のように構成された表示制御装置1の実行するユーザー支援処理に関し、図面を参照して説明する。
図3は、本実施の形態に係る表示制御装置1の実行するユーザー支援処理の一例を説明するためのフローチャートである。
なお、以下の説明では、便宜上、マウスの第1の押し釦2aが押圧操作された場合に関して説明するが、第2の押し釦2bが押圧された場合に同様の動作を行わせてもよいことはいうまでもない。
本実施の形態に係る表示制御装置1にインストールされた表示制御プログラムは、後述のファイル検索ウインドウが表示されると自動的に起動するようになっている。
以下、本実施の形態に係る表示制御装置1で後述のファイル検索ウインドウが表示されるまでの処理について簡単に説明する。
始めに、Windows(登録商標)系のOSの起動後、表示装置3の表示画面の左下に表示される図示しない[スタートボタン]がユーザーの第1の押し釦2aのクリック操作によって選択されると、図示しない[プログラム]の項目が表示装置3の表示画面上に表示される。
次に、この[プログラム]の項目がマウス2の移動操作によって選択されると、図示しない[アクセサリー]の項目が表示装置3の表示画面上に表示される。
次に、[アクセサリー]の項目から図示しない[エクスプローラ]がユーザーによるマウスの第1の押し釦のクリック操作で選択されると、例えば図4に示すような階層構造を有するフォルダの一覧を表示内容として含み、移動可能領域の上端Hと下端Lとの間を移動可能に設けられたスクロールバーSBを右端に有するファイル検索ウインドウW1が表示装置3の表示画面上に表示される。
このファイル検索ウインドウW1内に表示された階層構造では、最上位の階層に「□Aフォルダ」が属しており、「□Aフォルダ」の下の同一階層に「□Bフォルダ」と「□Cフォルダ」とが属しており、「□Bフォルダ」の下位の同一階層には、「○1ファイル」と、「○2ファイル」とが属している。また「□Cファイル」の下位の同一階層には、「□1ファイル」と、「□2ファイル」とが属している。
なお、階層構造は、木構造又はツリー構造と呼んでもよい。
また、フォルダはディレクトリと呼んでもよい。
なお、ファイル検索ウインドウW1は、階層構造を有しているフォルダ、ファイル、及びプログラムの何れか1つが含まれていればよく、本実施の形態のファイル検索ウインドウW1に限定されるものではないことは言うまでもない。
このファイル検索ウインドウW1が表示装置3の表示画面に表示されると、本実施の形態に係る表示制御装置1にインストールされた表示制御プログラムが起動して以下のユーザー支援処理を実行する。
始めに、工程ST1では、ドラッグ操作判定部1dは、マウス2の第1の押し釦2aの操作がなされたことを示す操作信号の有無と、マウス2の移動操作を検出したことを示す移動検出信号の有無とから、前述した操作パターン記憶メモリ1a内の操作パターン記憶テーブル1a1を参照してユーザーによってドラッグ操作がなされたか否かを判定する。この工程ST1がドラッグ操作判定手段に該当する。
例えば、図5に示すように、前述したファイル検索ウインドウW1内でマウスカーソルMCを「○1ファイル」の近傍に移動させた上で、マウス2の第1の押し釦2aの押圧操作によって「○1ファイル」が選択された後、マウス2の水平方向における移動に伴ってマウスカーソルMCがファイル検索ウインドウW1内の上側又は下側に移動されると、ドラッグ操作判定部1dは、この操作信号と移動検出信号とを受け取った後、操作パターン記憶テーブル1a1を参照することにより、ユーザーによってドラッグ操作がなされたと判定することになる。
次に、表示制御部1iは、前述した工程ST1でドラッグ操作判定部1dによりドラッグ操作がなされたと判定された場合(ST1:Yes)、スクロール表示制御部1eから出力された表示内容移動指令を受け取って、ファイル記憶部1bからファイル検索ウインドウW1のファイルを読み出す。
工程ST2では、表示制御部1iは、スクロール操作によって表示内容が第1の速度で移動することを示す第1の表示領域と、スクロール操作によって表示内容が第2の速度で移動することを示す第2の表示領域とを表示する表示画面上の表示位置に関するデータを表示領域記憶メモリ1hから読み出し、読み出した第1の表示領域と第2の表示領域とを表示する表示位置に関するデータに基づいて、読み出したファイル検索ウインドウW1のファイルのデータを編集して第1の表示領域と、第2の表示領域とをファイル検索ウインドウW1の周縁に関連付けて表示するスクロール領域明示ウインドウのデータを生成して表示装置3の表示画面上に表示させる。この工程ST2がスクロール情報表示制御手段に該当する。これにより、表示装置3の表示画面には、後述のスクロール領域明示ウインドウが表示される。
図6は、本実施の形態に係る表示制御装置1の表示画面に表示されるスクロール領域明示ウインドウW2の一例を示す模式図である。
本実施の形態に係るスクロール領域明示ウインドウW2では、前述したファイル検索ウインドウW1の上端H及び下端Lに、スクロール操作によってスクロール領域明示ウインドウW2の表示内容が第1の速度で移動することを示す第1の表示領域W21と、スクロール操作によってスクロール領域明示ウインドウW2の表示内容が第2の速度で移動することを示す第2の表示領域W22とが相異なる表示形式で表示されている。
なお、本実施の形態に係るスクロール領域明示ウインドウW2では、第1の表示領域W21と第2の表示領域W22とが当該ウインドウの上端H及び下端Lに設けられていたが、これに限らず、当該ウインドウの右端及び左端に設けられていてもよい。この場合、右端及び左端に設けられた、第1の表示領域及び第2の表示領域の何れかの表示領域にマウスカーソルがユーザーによるマウスの操作によって移動されると、スクロール領域明示ウインドウW2の表示内容がウインドウの横方向に移動するように構成するものとする。
また、本実施の形態に係るスクロール領域明示ウインドウW2では、第1の表示領域W21と第2の表示領域W22とが上端H及び下端Lに設けられていたが、これに限らず、スクロール領域明示ウインドウW2の周縁部全てに設けられていてもよい。この場合、右端及び左端に設けられた、第1の表示領域及び第2の表示領域の何れかの表示領域にマウスカーソルがユーザーによるマウスの操作によって移動されると、スクロール領域明示ウインドウW2の表示内容がウインドウの横方向に移動するように構成するものとする。
更に、本実施の形態に係るスクロール領域明示ウインドウW2では、第1の表示領域W21と第2の表示領域W22とが上端H及び下端Lに設けられていたが、これに限らず、第1の表示領域W21と第2の表示領域W22とがポップアップ・ウインドウの形式でスクロール領域明示ウインドウW2の外部に表示されるようにしてもよい。
また、本実施の形態に係るスクロール領域明示ウインドウW2では、第1の表示領域W21と第2の表示領域W22とが異なる表示形式で設けられていたが、これに限らず、第1の表示領域W21と第2の表示領域W22とは、ユーザーが明瞭に識別できるように色彩、濃淡、及び模様の少なくとも一つが異なる表示形式で設けられていればよく、例えば異なる色彩で表示するように設けてもよいし、グラデーション表示するように設けてもよいことはいうまでもない。また、模様には、網掛け等の地模様が含まれる。
更に、本実施の形態に係るスクロール領域明示ウインドウW2では、第1の表示領域W21と第2の表示領域W22とが異なる表示形式で設けられていたが、例えば、色彩とグラデーション表示との組み合わせ等でユーザーに明瞭に視認可能なように表示されるように設ければいかなる形式で表示してもよい。
なお、本実施の形態に係るスクロール領域明示ウインドウW2では、ユーザーのスクロール操作及びドラッグ操作に支障を来たさないよう配慮する観点から、第1の表示領域W21と第2の表示領域W22とは、半透明の色彩で表示されることがより好ましい。
一方、ドラッグ操作判定部1dは、前述した工程ST1でドラッグ操作がなされていないと判定された場合には(ST1:No)、この工程ST1を繰り返す。
次の工程ST3では、カーソル位置特定部1fは、スクロール表示制御部1eから移動開始通知を受け取ると、表示制御部1iに表示画面に関するデータの転送要求を出力し、転送要求に伴って表示制御部1iから転送された表示画面に関するデータを探索してマウスカーソルの位置を特定する。この工程ST3が、カーソル位置特定手段に該当する。
次の工程ST4では、領域判定部1gは、カーソル位置特定部1fから出力された特定したマウスカーソルの位置を受け取り、このマウスカーソルの位置が前述したスクロール領域明示ウインドウW2内の第1の表示領域W21にあるか否かを判定する。
前述した工程ST4でマウスカーソルが第1の表示領域にあると判定された場合(ST4:Yes)、次の工程ST5では、表示制御部1iは、第1の表示領域にマウスカーソルがある旨の判定結果を領域判定部1gから受け取ると、前述したスクロール領域明示ウインドウW2の表示内容である階層構造を有するフォルダの一覧を第1の速度でスクロール領域明示ウインドウW2の上端H又は下端Lに向かって移動させるように表示装置3の表示画面に表示させた後(第1のカーソル移動手段)、ユーザー支援処理を終了する。これにより、表示装置3の表示画面には、例えば図7に示すように、スクロール領域明示ウインドウW2の表示内容である階層構造を有するフォルダの一覧が第1の速度v1でスクロール領域明示ウインドウW2の下端に向かって移動するように表示される。
なお、本実施の形態に係る表示制御装置1では、スクロール領域明示ウインドウW2の表示内容である階層構造を有するフォルダの一覧を、このスクロール領域明示ウインドウW2の下端に向かって第1の速度で移動させたが、これに限らず、ユーザーのマウス2の操作により例えばスクロール領域明示ウインドウW2の上端に向かって第1の速度で移動するように表示させてもよいことはいうまでもない。
一方、前述した工程ST4でマウスカーソルが第1の表示領域W21にないと判定された場合(ST4:No)、工程ST6では、領域判定部1gは、カーソル位置特定部1fから受け取ったマウスカーソルの位置が前述したスクロール領域明示ウインドウW2内の第2の表示領域W22にあるか否かを判定する。
表示制御部1iは、前述した工程ST6でマウスカーソルが第2の表示領域にあると判定された場合(ST6:Yes)、第2の表示領域W22にマウスカーソルがある旨の判定結果を領域判定部1gから受け取ると、前述したスクロール領域表示ウインドウW2の表示内容である階層構造を有するフォルダの一覧を、第2の速度でスクロール領域明示ウインドウW2の上端H又は下端Lに向かって移動させるように表示装置3の表示画面に表示させた後(ST7:第2のカーソル移動手段)、ユーザー支援処理を終了する。これにより、表示装置3の表示画面には、例えば図8に示すように、スクロール領域明示ウインドウW2の表示内容である階層構造を有するフォルダの一覧が第2の速度v2でスクロール領域明示ウインドウW2の下端に向かって移動するように表示される。
なお、本実施の形態に係る表示制御装置1では、スクロール領域明示ウインドウW2の表示内容である階層構造を有するフォルダの一覧をスクロール領域明示ウインドウW2の下端に向かって第2の速度で移動させたが、これに限らず、ユーザーのマウス2の操作により例えばスクロール領域明示ウインドウW2の上端に向かって第2の速度で移動させてもよいことはいうまでもない。
また、本実施の形態に係る表示制御装置1では、第1の速度が第2の速度よりも大きい場合に関して説明を行ったが、これに限らず、第2の速度のほうが第1の速度よりも大きくてもよいことはいうまでもない。
なお、本実施の形態に係る表示制御装置1では、階層構造を有するフォルダの一覧を表示内容として含むウインドウの表示内容を下端又は上端に向かって移動させたが、本実施の形態に係る表示制御装置1が表示装置3の表示画面に表示させるウインドウは、階層構造を有するフォルダの一覧を表示内容として含むウインドウに限定されないことは言うまでもない。
一方、前述した工程ST5でマウスカーソルが第2の表示領域W2にないと判定された場合(ST5:No)、前述した工程ST4に戻る。
以上により、本実施の形態の表示制御装置1は、実行するユーザー支援処理を終了する。
本実施の形態に係る表示制御装置1によれば、スクロール操作によってスクロール領域明示ウインドウW2内の表示内容が第1の速度で移動することを示す第1の表示領域W21と、スクロール操作によってスクロール領域明示ウインドウW2内の表示内容が第2の速度で移動することを示す第2の表示領域W22とがスクロール領域明示ウインドウW2の周縁に関連付けて表示されるので、ドラッグ対象の元の位置と、移動先の位置とが離れている場合であっても、移動先の近傍まで第1の速度及び第2の速度のうち、ウインドウ内の表示内容が移動する速度の大きい方を示す表示領域にカーソルを移動することによって高速で移動させることができるため、通常のドラッグ操作及びスクロール操作を行った場合と比較して操作に要する時間を短縮でき、スクロール操作時におけるユーザーの利便性を向上させることが可能となる。
なお、本実施の形態では、コンピュータにインストールされたOS(Operating System)がWindows(登録商標)系のOSである場合に関して説明したが、Macintosh(登録商標)のOS、Linux、TRON等の任意のOSであってもよいことはいうまでもない。
また、本実施の形態に係る表示制御プログラムがインストールされたコンピュータは、パーソナルコンピュータであったが、これに限らず、タブレット型コンピュータ、サーバー、PDA(Personal Digital Assistants)、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)等であってもよいことは言うまでもない。
なお、本実施の形態に係る表示制御プログラムは、一般的な高級言語、例えばC言語、C#、Delphiや、オブジェクト指向言語(C++、JAVA(登録商標)、JAVA2、オブジェクトPASCAL、Small Talk)等の任意のプログラム言語で作成されたものであってもよい。
なお、本実施の形態に係る表示制御プログラムは、コンピュータにインストールされた、アプリケーションプログラム、OS、ブラウザー、ミドルウェア等によってその機能が実現されるものであってもよい。
なお、上述した実施の形態に示す手法は、コンピュータにより読み出して実行させることの出来るプログラムとして磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、光磁気ディスク(MO)、半導体メモリ等の記録媒体に格納して頒布することによりユーザーに提供することが出来る。
また、本発明に係る表示制御プログラムの提供手法としては、例えば表示制御プログラムを記録媒体に記録させた状態でユーザーに頒布する手法や、例えばインターネット等の通信ネットワークを介してユーザーの保有するコンピュータに送信し、送信したプログラムをコンピュータにインストールさせる手法等が上げられる。また、本実施の形態に係る表示制御プログラムを提供する手法としては、いわゆる周知のASP(Application Service Provider)による手法によってもよいことはいうまでもない。
また、本発明に関して記録媒体としては、プログラムを記録でき、かつ、コンピュータが読み取り可能な記録媒体であれば、記録形式はいかなる形式であっても、例えば、磁気テープ、半導体フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM、CD−R/RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−R/−RW、DVD+R/+RW、MO等のいずれの形態であってもよい。
更に、本発明に係る記録媒体は、コンピュータと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等の通信ネットワークを介して記憶又は一時記憶した媒体であってもよい。
また、本発明では、記録媒体の種類及び数は、ひとつである必要は無く、同一の形態または形態の異なる複数の記録媒体の組み合わせからなっていてもよいことはいうまでもない。
なお、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、実施段階では本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が可能である。更に前記実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば実施の形態に示される全構成要件からいくつかの要件が省略されることで発明が抽出される場合には、その抽出された発明を実施する段階では省略部分が周知慣用技術で補われるものである。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することが出来る。