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JP2008180320A - 自動変速機の制御装置および制御方法 - Google Patents

自動変速機の制御装置および制御方法 Download PDF

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JP2008180320A
JP2008180320A JP2007015379A JP2007015379A JP2008180320A JP 2008180320 A JP2008180320 A JP 2008180320A JP 2007015379 A JP2007015379 A JP 2007015379A JP 2007015379 A JP2007015379 A JP 2007015379A JP 2008180320 A JP2008180320 A JP 2008180320A
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friction
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JP2007015379A
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Kinya Fujimoto
欽也 藤本
Yoshiyuki Yoshida
義幸 吉田
Tetsuo Matsumura
哲生 松村
Kentaro Shishido
健太郎 宍戸
Daiji Kiyomiya
大司 清宮
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

【課題】プリシフト失敗時の復帰をスムーズなものとするとともに、同期噛合い機構の劣化を抑制できるツインクラッチ式の自動変速機の制御装置及び制御方法を提供することにある。
【解決手段】変速機制御ユニット100は、所定の変速段を達成しているときに、予測手段の予測結果に基づき、所定の同期噛合い機構を操作して、現在の変速段の達成のために使用されていない方の摩擦伝達機構が連結された変速機入力軸と変速機出力軸とを所定の歯車列を介して連結状態にして待機せしめる、プリシフト制御を行う。予測結果に基づき同期噛合い機構の連結動作を行う際、同期噛合い機構の連結動作が完了しない場合に、同期噛合い機構を中立位置へ戻すとともに、連結状態にせしめんとした所定の歯車列を備える変速機入力軸に連結される摩擦伝達機構を締結して待機し、次の変速動作に備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、自動変速機の制御装置及び制御方法に係り、特に、自動車に用いる歯車式変速機の制御に好適な自動変速機の制御装置および制御方法に関する。
近年、手動変速機に用いられる歯車式変速機を用いて、摩擦機構であるクラッチの操作と、歯車選択機構である同期噛合い機構の操作を自動化したシステムとして、自動化マニュアルトランスミッション(以下、「自動MT」と称する)が開発されている。自動MTでは、変速が開始されると、駆動力源であるエンジンのトルクを伝達、遮断するクラッチを解放し、同期噛合い機構を切り替え、しかる後に再度クラッチを締結する。
自動MTの一つして、変速機への入力トルクを伝達する2つのクラッチを設け、2つのクラッチによって交互に駆動トルクを伝達する、ツインクラッチ式自動MTが知られている(例えば、特許文献1,特許文献2参照)。このツインクラッチ式自動MTでは、変速が開始されると、変速前にトルクを伝達していたクラッチを徐々に解放しながら、次変速段のクラッチを徐々に締結することで、駆動トルクを変速前ギア比相当から、変速後ギア比相当へと変化させることにより、駆動トルク中断を回避してスムーズな変速を行えるものである。
また、ツインクラッチ式自動MTにおいては、次段への変速時間を短縮するために、所定の変速段を達成しているときに次の変速段を予測し、現在の変速段の達成のために使用されていない方のクラッチが連結された変速機入力軸と変速機出力軸とを、同期噛合い機構によって選択的に連結することにより所定の変速段に待機させる、所謂プリシフト制御が知られている(例えば、特許文献3,特許文献4参照)。
特開2000−234654号公報 特開2001−295898号公報 特開平10−318361号公報 特開2003−269592号公報
しかしながら、ツインクラッチ式自動MTにおいては、プリシフト制御を行うために、ツインクラッチ式ではない自動MTに比較して、変速機入力軸と変速機出力軸を連結する同期噛合い機構の使用頻度が高いものである。加えて、プリシフト制御が失敗した場合に、再度同期噛合い機構によるギア締結を試みるリトライ制御を行うようにすると、さらに同期噛合い機構の使用頻度が高くなり、同期噛合い機構が早く劣化するという問題点がある。また、車両状態が大きく変化しない状況下でリトライ制御を実施しても、必ずしもギア締結できるとは限らず、この場合も、リトライ回数の増大による同期噛合い機構の劣化を招くし、予測した次の変速段で待機することができないという問題もある。
本発明の目的は、プリシフト失敗時の復帰をスムーズなものとするとともに、同期噛合い機構の劣化を抑制できるツインクラッチ式の自動変速機の制御装置及び制御方法を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、駆動力源の動力を伝達・遮断する複数の摩擦伝達機構と、前記摩擦伝達機構にそれぞれ連結される複数の変速機入力軸と、前記複数の変速機入力軸と、変速機出力軸との間を複数の同期噛合い機構の選択操作によって選択的に連結する複数の歯車列とを有する自動変速機に用いられ、一方の摩擦伝達機構が連結された変速機入力軸と変速機出力軸とを歯車列を介して連結し、かつ、一方の摩擦伝達機構を係合するとともに他方の摩擦伝達機構を解放することにより所望の変速段を達成し、所定の変速段を達成している場合に、次の変速段を予測し、前記予測結果に基づき、所定の同期噛合い機構を操作して、現在の変速段の達成のために使用されていない方の摩擦伝達機構が連結された変速機入力軸と変速機出力軸とを所定の歯車列を介して連結状態にして待機せしめる待機制御を行う自動変速機の制御装置であって、前記予測結果に基づき同期噛合い機構の連結動作を行う際、同期噛合い機構の連結動作が完了しない場合に、同期噛合い機構を中立位置へ戻すとともに、連結状態にせしめんとした側の変速機入力軸に連結される摩擦伝達機構を締結して待機させる制御手段を備えるようにしたものである。
かかる構成により、プリシフト失敗時の復帰をスムーズなものとするとともに、同期噛合い機構の劣化を抑制できるものとなる。
(2)上記(1)において、好ましくは、前記制御手段は、締結して待機する側の摩擦伝達機構の締結力を、該摩擦伝達機構が連結される変速機入力軸系イナーシャに基づき計算するようにしたものである。
(3)上記(1)において、好ましくは、前記制御手段は、待機中に前記予測結果が変化した場合は、締結して待機している摩擦伝達機構を解放し、変化した予測結果に基づき、再度、同期噛合い機構の連結動作を行うようにしたものである。
(4)上記(1)において、好ましくは、前記制御手段は、待機中に、所望の変速段を達成するため、締結して待機している摩擦伝達機構に連結される変速機入力軸に備えられた歯車列を連結することが選択された場合は、締結して待機している摩擦伝達機構を解放するようにしたものである。
(5)また、上記目的を達成するために、本発明は、駆動力源の動力を伝達・遮断する複数の摩擦伝達機構と、前記摩擦伝達機構にそれぞれ連結される複数の変速機入力軸と、前記複数の変速機入力軸と、変速機出力軸との間を複数の同期噛合い機構の選択操作によって選択的に連結する複数の歯車列とを有する自動変速機に用いられ、一方の摩擦伝達機構が連結された変速機入力軸と変速機出力軸とを歯車列を介して連結し、かつ、一方の摩擦伝達機構を係合するとともに他方の摩擦伝達機構を解放することにより所望の変速段を達成し、所定の変速段を達成している場合に、次の変速段を予測し、前記予測結果に基づき、所定の同期噛合い機構を操作して、現在の変速段の達成のために使用されていない方の摩擦伝達機構が連結された変速機入力軸と変速機出力軸とを所定の歯車列を介して連結状態にして待機せしめる待機制御を行う自動変速機の制御方法であって、前記予測結果に基づき同期噛合い機構の連結動作を行う際、同期噛合い機構の連結動作が完了しない場合に、同期噛合い機構を中立位置へ戻すとともに、連結状態にせしめんとした側の変速機入力軸に連結される摩擦伝達機構を締結して待機させるようにしたものである。
かかる方法により、プリシフト失敗時の復帰をスムーズなものとするとともに、同期噛合い機構の劣化を抑制できるものとなる。
本発明によれば、プリシフト失敗時の復帰をスムーズなものとするとともに、同期噛合い機構の劣化を抑制できるものとなる。
以下、図1〜図4を用いて、本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置の構成及び動作について説明する。
最初に、図1を用いて、本実施形態による自動変速機の制御装置を備えた自動車の構成について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置を備えた自動車のシステム構成を示すスケルトン図である。
駆動力源であるエンジン7には、エンジン7の回転数を計測するエンジン回転数センサ(図示しない)、エンジントルクを調節する電子制御スロットル(図示しない)、吸入空気量に見合う燃料量を噴射するための燃料噴射装置(図示しない)が設けられている。エンジン制御ユニット101は、吸入空気量、燃料量、点火時期等を操作することで、エンジン7のトルクを高精度に制御することができる。燃料噴射装置には、燃料が吸気ポートに噴射される吸気ポート噴射方式あるいはシリンダ内に直接噴射される筒内噴射方式があるが、エンジンに要求される運転域(エンジントルク、エンジン回転数で決定される領域)を比較して燃費が低減でき、かつ排気性能が良い方式のエンジンを用いるのが有利である。駆動力源としては、ガソリンエンジンのみならず、ディーゼルエンジン、天然ガスエンジンや、電動機などでも良い。
自動変速機50には、第1クラッチ8、第2クラッチ9、第1入力軸41、第2入力軸42、出力軸43、第1ドライブギア1、第2ドライブギア2、第3ドライブギア3、第4ドライブギア4、第5ドライブギア5、後進ドライブギア(図示しない)、第1ドリブンギア11、第2ドリブンギア12、第3ドリブンギア13、第4ドリブンギア14、第5ドリブンギア15、後進ドライブギア(図示しない)、第1同期噛合い機構21、第2同期噛合い機構22、第3同期噛合い機構23、回転センサ31、回転センサ32、回転センサ33が設けられている。自動変速機50は、第1クラッチ8を係合・解放することで、エンジン7のトルクを第1入力軸41に伝達、遮断することが可能である。また、第2クラッチ9を係合・解放することで、エンジン7のトルクを第2入力軸42に伝達・遮断することが可能である。第1クラッチ8,第2クラッチ9には、本例では湿式多板クラッチを用いているが、乾式単板クラッチを用いても良く、すべての摩擦伝達機構を用いることが可能である。また、電磁パウダークラッチによって構成することも可能である。
第2入力軸42は、中空になっている。第1入力軸41は、第2入力軸42の中空部分を貫通し、第2入力軸42に対し回転方向への相対運動が可能な構成となっている。
第2入力軸42には、第1ドライブギア1と、第3ドライブギア3と、第5ドライブギア5と、後進ドライブギア(図示しない)とが固定されており、これらのギアは、第1入力軸41に対しては、回転自在となっている。また、第1入力軸41には、第2ドライブギア2と、第4ドライブギア4が固定されており、これらのギアは、第2入力軸42に対しては、回転方向への相対運動が可能な構成となっている。
第1入力軸41の回転数を検出する手段として、入力軸回転数センサ31が設けられており、第2入力軸42の回転数を検出する手段として、入力軸回転数センサ32が設けられている。
一方、出力軸43には、第1ドリブンギア11、第2ドリブンギア12、第3ドリブンギア13、第4ドリブンギア14、第5ドリブンギア15、後進ドリブンギア(図示しない)が設けられている。第1ドリブンギア11、第2ドリブンギア12、第3ドリブンギア13、第4ドリブンギア14、第5ドリブンギア15、後進ドリブンギア(図示しない)は、出力軸43に対して回転自在に設けられている。
また、出力軸43の回転数を検出する手段として、出力軸回転数センサ33が設けられている。
これらのギアの中で、第1ドライブギア1と第1ドリブンギア11とが噛合し、第2ドライブギア2と第2ドリブンギア12とが、噛合している。また、第3ドライブギア3と第3ドリブンギア13とが噛合し、第4ドライブギア4と第4ドリブンギア14とが、噛合している。さらに、第5ドライブギア5と第5ドリブンギア15とが、噛合している。また、後進ドライブギア(図示しない)と、アイドラーギア(図示しない)と、後進ドリブンギア(図示しない)とがそれぞれ係合しており、
また、第1ドリブンギア11と第3ドリブンギア13の間には、第1ドリブンギア11を出力軸43に係合させたり、第3ドリブンギア13を出力軸43に係合させる、第1同期噛合い機構21が設けられている。第2ドリブンギア12と第4ドリブンギア14の間には、第2ドライブギア12を出力軸43に係合させたり、第4ドリブンギア14を出力軸43に係合させる、第3同期噛合い機構23が設けられている。第5ドリブンギア15には、第5ドリブンギア15を出力軸43に係合させる、第2同期噛合い機構22が設けられている。
変速機制御ユニット100によって、油圧機構105に設けられた電磁弁105c、電磁弁105dの電流を制御することで、シフトアクチュエータ61内に設けられた油圧ピストン(図示しない)およびシフトフォーク(図示しない)を介して第1同期噛合い機構21の位置もしくは荷重を制御し、第1ドリブンギア11、または第3ドリブンギア13と係合させることで、第2入力軸42の回転トルクを、第1同期噛合い機構21を介して出力軸43へと伝達することができる。ここでは、電磁弁105dの電流を増加することで、第1同期噛合い機構21が第1ドリブンギア11側へ移動する方向へ荷重が加わり、電磁弁105cの電流を増加することで、第1同期噛合い機構21が第3ドリブンギア13側へ移動する方向へ荷重が加わるように構成している。なお、シフトアクチュエータ61には第1同期噛合い機構21の位置を計測する位置センサ(図2の位置センサ61a)が設けられている。
また、変速機制御ユニット100によって、油圧機構105に設けられた電磁弁105e、電磁弁105fの電流を制御することで、シフトアクチュエータ62内に設けられた油圧ピストン(図示しない)およびシフトフォーク(図示しない)を介して第2同期噛合い機構22の位置もしくは荷重を制御し、第5ドリブンギア15と係合させることで、第2入力軸42の回転トルクを、第2同期噛合い機構22を介して出力軸43へと伝達することができる。なお、シフトアクチュエータ62には第2同期噛合い機構22の位置を計測する位置センサ(図2の位置センサ62a)が設けられている。
また、変速機制御ユニット100によって、油圧機構105に設けられた電磁弁105g、電磁弁105hの電流を制御することで、シフトアクチュエータ63内に設けられた油圧ピストン(図示しない)およびシフトフォーク(図示しない)を介して第3同期噛合い機構23の位置もしくは荷重を制御し、第2ドリブンギア12、または第4ドリブンギア14と係合させることで、第1入力軸41の回転トルクを、第3同期噛合い機構23を介して出力軸43へと伝達することができる。なお、シフトアクチュエータ63には第3同期噛合い機構23の位置を計測する位置センサ(図2の位置センサ63a)が設けられている。
このように第1ドライブギア1、第2ドライブギア2、第3ドライブギア3、第4ドライブギア4、第5ドライブギア5から、第1ドリブンギア11、第2ドリブンギア12、第3ドリブンギア13、第4ドリブンギア14、第5ドリブンギア15を介して変速機出力軸43に伝達された変速機入力軸41の回転トルクは、変速機出力軸43に連結されたディファレンシャルギア(図示しない)を介して車軸(図示しない)に伝えられる。
また、変速機制御ユニット100によって、油圧機構105に設けられた電磁弁105aの電流を制御することで、第1クラッチ8内に設けられたプレッシャプレート(図示しない)を制御し、第1クラッチ8の伝達トルクの制御を行っている。変速機制御ユニット100によって、油圧機構105に設けられた電磁弁105bの電流を制御することで、第2クラッチ9内に設けられたプレッシャプレート(図示しない)を制御し、第2クラッチ9の伝達トルクの制御を行っている。
また、レバー装置301から、Pレンジ、Rレンジ、Nレンジ、Dレンジ等のシフトレバー位置を示すレンジ位置信号が変速機制御ユニット100に入力される。
変速機制御ユニット100、エンジン制御ユニット101は、通信手段103によって相互に情報を送受信する。
電磁弁105c、電磁弁105dによってシフトアクチュエータ61を制御し、第1同期噛合い機構21と第1ドリブンギア11を噛合し、第2クラッチ9を係合することによって第1速段走行となる。電磁弁105g、電磁弁105hによってシフトアクチュエータ63を制御し、第3同期噛合い機構23と第2ドリブンギア12を噛合し、第1クラッチ8を係合することによって第2速段走行となる。電磁弁105c、電磁弁105dによってシフトアクチュエータ61を制御し、第1同期噛合い機構21と第3ドリブンギア13を噛合し、第2クラッチ9を係合することによって第3速段走行となる。
また、電磁弁105g、電磁弁105hによってシフトアクチュエータ63を制御し、第3同期噛合い機構23と第4ドリブンギア14を噛合し、第1クラッチ8を係合することによって第4速段走行となる。電磁弁105e、電磁弁105fによってシフトアクチュエータ62を制御し、第2同期噛合い機構22と第5ドリブンギア15を噛合し、第2クラッチ9を係合することによって第5速段走行となる。電磁弁105e、電磁弁105fによってシフトアクチュエータ62を制御し、第2同期噛合い機構22と後進ドリブンギア(図示しない)を噛合し、第2クラッチ9を係合することによって後進段走行となる。
ここで、例えば1速段から2速段へのアップシフトは、電磁弁105c、電磁弁105dによってシフトアクチュエータ61を制御し、第1同期噛合い機構21と第1ドリブンギア11を噛合し、第2クラッチ9を係合した状態から、電磁弁105g、電磁弁105hによってシフトアクチュエータ63を制御し、第3同期噛合い機構23と第2ドリブンギア12を噛合し、第1クラッチ8を徐々に締結するとともに、第2クラッチ9を徐々に解放することによって行われる。
なお、第1噛合い伝達機構21、第2噛合い伝達機構22、第3噛合い伝達機構23を動作させる機構として、本例においては、電磁弁、油圧ピストンを用いた油圧機構として構成しているが、電磁弁、油圧ピストンの替わりに、電動モータおよび減速ギアを用いて構成しても良いし、電動モータ、ドラムを用いて構成しても良く、噛合い伝達機構21、22、23を制御するための他の機構を用いても構成可能である。また、電動モータを用いる場合は、モータは磁石が固定されて巻線が回転される、いわゆる直流モータによって構成してもよいし、巻線が固定して磁石が回転される、いわゆる永久磁石同期モータでも良く、種々のモータが適用可能である。
また、第1クラッチ8、第2クラッチ9を動作させるために、本例においては電磁弁を用いた油圧機構として構成しているが、電動モータ、減速ギアを用いてクラッチを動作させるように構成しても良いし、電磁コイルによってクラッチのプレッシャプレートを制御する構成としても良く、第1クラッチ8、第2クラッチ9を制御するための他の機構を用いても構成可能である。
次に、図2を用いて、本実施形態による自動変速機の制御装置における変速機制御ユニット100とエンジン制御ユニット101との間の入出力信号関係について説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置における変速機制御ユニットとエンジン制御ユニットのシステム構成を示すブロック図である。
変速機制御ユニット100は、入力部100iと、出力部100oと、コンピュータ100cを備えたコントロールユニットとして構成される。同様に、エンジン制御ユニット101も、入力部101iと、出力部101oと、コンピュータ101cを備えたコントロールユニットとして構成される。
変速機制御ユニット100からエンジン制御ユニット101に、通信手段103を用いてエンジントルク指令値TTeが送信されると、エンジン制御ユニット101は、エンジントルク指令値TTeを実現するように、エンジン7の吸入空気量、燃料量、点火時期等(図示しない)を制御する。また、エンジン制御ユニット101内には、変速機への入力トルクとなるエンジントルクの検出手段(図示しない)が備えられ、エンジン制御ユニット101によってエンジン7の回転数Ne、エンジン7が発生したエンジントルクTeを検出し、通信手段103を用いて変速機制御ユニット100に送信する。エンジントルク検出手段には、トルクセンサを用いるか、またはインジェクタの噴射パルス幅や吸気管内の圧力とエンジン回転数等など、エンジンのパラメータによる推定手段としてもよいものである。
変速機制御ユニット100は、所望の第1クラッチ伝達トルクを実現するために、電磁弁105aへ印加する電圧V_claを調整することで、電磁弁105aの電流を制御し、第1クラッチ8を係合、解放する。また、変速機制御ユニット100は、所望の第2クラッチ伝達トルクを実現するために、電磁弁105bへ印加する電圧V_clbを調整することで、電磁弁105bの電流を制御し、第2クラッチ9を係合、解放する。また、変速機制御ユニット100は、所望の第1同期噛合い機構21の位置を実現するために、電磁弁105c、105dへ印加する電圧V1_slv1、V2_slv1を調整することで、電磁弁105c、105dの電流を制御し、第1同期噛合い機構21の噛合、解放を行う。
また、変速機制御ユニット100は、所望の第2同期噛合い機構22の位置を実現するために、電磁弁105e、105fへ印加する電圧V1_slv2、V2_slv2を調整することで、電磁弁105e、105fの電流を制御し、第2同期噛合い機構22の噛合、解放を行う。また、変速機制御ユニット100は、所望の第3同期噛合い機構23の位置を実現するために、電磁弁105g、105hへ印加する電圧V1_slv3、V2_slv3を調整することで、電磁弁105g、105hの電流を制御し、第3同期噛合い機構23の噛合、解放を行う。
なお、変速機制御ユニット100には、電流検出回路(図示しない)が設けられており、各電磁弁の電流が目標電流に追従するよう電圧出力を変更して、各電磁弁の電流を制御している。
また、変速機制御ユニット100には、入力軸回転センサ31、入力軸回転センサ32、出力軸回転センサ33から、第1入力軸回転数NiA、第2入力軸回転数NiB、出力軸回転数Noがそれぞれ入力される。また、レバー装置301から、Pレンジ、Rレンジ、Nレンジ、Dレンジ等のシフトレバー位置を示すレンジ位置信号RngPosと、アクセル開度センサ302からアクセルペダル踏み込み量Apsと、ブレーキが踏まれているか否かを検出するブレーキスイッチ304からのON/OFF信号Brkが入力される。
なお、本例においては、運転者が手動でアップシフト/ダウンシフトを指令するための所謂マニュアルモード機能を備えた場合を記載しており、変速機制御ユニット100へ、アップスイッチ306、ダウンスイッチ307からのON/OFF信号UpSw、DnSwがそれぞれ入力される。
また、変速機制御ユニット100には、スリーブ1位置センサ61a、スリーブ2位置センサ62a、スリーブ3位置センサ63aから、第1同期噛合い機構21、第2同期噛合い機構22、第3同期噛合い機構23のそれぞれのストローク位置を示す、スリーブ1位置RPslv1、スリーブ2位置RPslv2、スリーブ3位置RPslv3が入力される。
変速機制御ユニット100は、例えば、運転者がシフトレンジをDレンジ等にしてアクセルペダルを踏み込んだときは、運転者に発進、加速の意志があると判断し、また、運転者がブレーキペダルを踏み込込んだときは運転者に減速、停止の意志があると判断し、運転者の意図を実現するように、エンジントルク指令値TTe、第1クラッチ目標伝達トルクTTs1、第2クラッチ目標伝達トルクTTs2を設定する。
また、出力軸回転数Noから算出する車速Vspとアクセルペダル踏み込み量Apsから目標とする変速段を設定し、設定した変速段への変速動作を実行するよう、エンジントルク指令値TTe、第1クラッチ目標伝達トルクTTs1、第2クラッチ目標伝達トルクTTs2、目標スリーブ1位置TPslv1、目標スリーブ2位置TPslv2、目標スリーブ3位置TPslv3を設定する。
また、変速機制御ユニット100は、設定した第1クラッチ目標伝達トルクTTs1、第2クラッチ目標伝達トルクTTs2、目標スリーブ1位置TPslv1、目標スリーブ2位置TPslv2、目標スリーブ3位置TPslv3を実現するよう、電磁弁105a、105b、105c、105d、105e、105f、105g、105hへ印加する電圧V_cla、V_clb、V1_slv1、V2_slv1、V1_slv2、V2_slv2、V1_slv3、V2_slv3を出力する。
次に、図3及び図4を用いて、本実施形態による自動変速機の制御装置による第1のプリシフト制御の制御内容について説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置の第1のプリシフト制御の制御内容の概略を示すフローチャートである。図4は、本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置の第1のプリシフト制御の制御内容の概略を示すタイミングチャートである。
図3に示すように、第1のプリシフト制御フローは、ステップ301(目標スタンバイ位置演算)と、ステップ302(スタンバイギア締結制御)と、ステップ303(スタンバイギア締結失敗判定)と、ステップ304(スタンバイギア解放制御)と、ステップ305(クラッチ締結制御)から構成される。
図3に示すプリシフト制御の内容は、変速機制御ユニット100のコンピュータ100cにプログラミングされ、あらかじめ定められた周期で繰り返し実行される。すなわち、以下のステップ301〜305の処理は、変速機制御ユニット100によって実行される。
ステップ301(目標スタンバイ位置演算)において、変速機制御ユニット100のコンピュータ100cは、レンジ位置信号RngPos、アップスイッチUpSw、ダウンスイッチDnSw、アクセルペダル踏み込み量Aps、車速Vsp、ブレーキON/OFF信号Brkなどから、次の変速動作に備えて待機しておくべきギア段の目標値である目標スタンバイギア位置tGP_stbを設定する。
次に、ステップ302(スタンバイギア締結制御)において、コンピュータ100cは、スリーブ位置を入力とした関数によって締結荷重を設定する。ここで関数は、スリーブ位置が小さい(ニュートラル付近)場合は比較的小さい値とし、スリーブ位置が中間領域(同期位置付近)となる領域においては比較的大きい値とし、スリーブ位置が大きい(噛合い位置付近)場合は再び比較的小さい値とすることが望ましい。また、関数の設定は、同期噛合い機構の耐久性を踏まえ、スタンバイギアの締結が可能である値であり、かつ可能な限り小さい値とすることが望ましい。
次に、ステップ303(スタンバイギア締結失敗判定)において、コンピュータ100cは、スタンバイギアの締結制御を開始してから予め定めた所定時間が経過したときに、スリーブ位置が噛合い位置に無い場合は、締結失敗と判定し、ステップ304へ進む。スリーブ位置が噛合い位置にある場合は、スタンバイギア締結が完了したと判断し、プリシフト制御を終了する。
次に、ステップ304(スタンバイギア解放制御)において、コンピュータ100cは、ニュートラル位置とスリーブ位置の偏差による位置フィードバック制御により、解放荷重を演算し、スタンバイギアの解放を行う。
次に、ステップ305(クラッチ締結制御)において、コンピュータ100cは、クラッチが連結される入力軸の回転数 Ni と、エンジン回転数 Ne、目標回転同期時間 T と、クラッチが連結される入力軸の入力軸系イナーシャ Ii とを用いて、クラッチ目標トルク Tc を 下記(1)式により演算し、クラッチの締結を行う。

Tc = Ii × (Ne − Ni) ÷ T ・・・(1)

ここで、クラッチ目標トルク Tcは、クラッチが締結して、入力軸が回転するのに必要な最低のトルクであり、クラッチが締結することにより、クラッチが連結される入力軸は回転することになる。入力軸が回転していれば、次の同期噛合い機構の同期時に、同期噛合い機構の同期時間を短縮できる。
次に、図4を用いて、図3に示したプリシフト制御時の各部の動作について説明する。
この第1のプリシフト制御例では、車両は2速で走行している状態で、次の変速動作に備えて待機しておくべきギア段の目標値である目標スタンバイギア位置を3速ギアから1速ギアに切り替えようとするが、1速ギアへの締結が失敗した場合のプリシフト制御内容を示している。
図4において、図4(A)は目標ギア位置tGP_nxtを示している。図4(B)は目標スタンバイギア位置tGP_stbを示している。図4(C)はスリーブ位置RPslvを示している。3rdは3速側の締結位置、Nは中立位置、1stは1速側の噛合い位置を示している。図4(D)は3速ギアまたは1速ギアが連結される入力軸のクラッチトルクを示している。
時刻t1以前では、図4(A)に示すように、目標ギア位置tGP_nxtは「2速」の2nd、図4(B)に示すように、目標スタンバイギア位置tGP_stbは「3速」の3rd、図4(C)に示すように、スリーブ位置RPslvは3速側の締結位置3rdであり、2速で走行しており、かつ、次の変速動作に備えて3速ギアで待機している状態である。
時刻t1において、図3のステップ301(目標ギア位置演算)によって、図4(B)目標スタンバイギア位置tGP_stbが「3速」の3rdから「1速」の1stへと切り替えられると、図4(C)スリーブ位置RPslvが3速締結位置の3rdから中立位置であるNまで移動する。
中立位置Nであることが確定すると、スリーブ位置RPslvが中立位置であるNから1速締結位置の1stまで移動しようとするが、時刻t2において、図3のステップ303(スタンバイギア締結失敗判定)により、締結制御を開始してから所定時間が経過しても、スリーブ位置が1st噛合い位置に無いため締結失敗と判定する。そして、図3のステップ304(スタンバイギア解放制御)により、スリーブ位置RPslvを中立位置であるNまで移動する。
時刻t3において、中立位置Nであることが確定すると、図3のステップ305(クラッチ締結制御)により、図4(D)クラッチトルクを演算し、クラッチを締結する。
以上説明したように、プリシフト制御を行なう際のギア締結失敗時に、スリーブ位置RPslvを中立位置Nに移動することで、不要なリトライを回避でき、同期噛合い機構の使用頻度が高くなるのを回避でき、同期噛合い機構の劣化を防止できる。また、中立位置Nでクラッチを締結して待機することで、次回ギア締結時の同期噛合い機構の同期時間を短縮できるので、スムーズなギア締結が可能となる。
次に、図5及び図6を用いて、本発明の第2の実施形態による自動変速機の制御装置の構成及び動作について説明する。なお、本実施形態による自動変速機の制御装置を備えた自動車のシステム構成は、図1に示したものと同様である。また、本実施形態による自動変速機の制御装置における変速機制御ユニットとエンジン制御ユニットのシステム構成は、図2に示したものと同様である。
図5は、本発明の第2の実施形態による自動変速機の制御装置の第2のプリシフト制御の制御内容の概略を示すフローチャートである。図6は、本発明の第2の実施形態による自動変速機の制御装置の第2のプリシフト制御の制御内容の概略を示すタイミングチャートである。なお、図5において、図3と同一のステップ番号は、同一の処理内容を示している。また、図6(A)〜(D)は、図4(A)〜(D)と同一のものである。
図5に示すように、第2のプリシフト制御フローは、ステップ301(目標スタンバイ位置演算)と、ステップ302(スタンバイギア締結制御)と、ステップ303(スタンバイギア締結失敗判定)と、ステップ304(スタンバイギア解放制御)と、ステップ305(クラッチ締結制御)と、ステップ306(目標スタンバイ位置変化判定)と、ステップ307(クラッチ解放制御)と、ステップ308(スタンバイギア締結制御)とから構成される。
図5に示すプリシフト制御の内容は、変速機制御ユニット100のコンピュータ100cにプログラミングされ、あらかじめ定められた周期で繰り返し実行される。すなわち、以下のステップ301〜308の処理は、変速機制御ユニット100によって実行される。
ステップ301(目標スタンバイ位置演算)〜ステップ305(クラッチ締結制御)の処理内容は、図3にて説明したものと同様である。
図5のステップ306(目標スタンバイ位置変化判定)において、変速機制御ユニット100のコンピュータ100cは、図3のステップ303において締結失敗と判定されたスタンバイ位置と比較して、新たに演算した目標スタンバイ位置が変化したかどうかを判定し、変化した場合は、ステップ307へ進む。目標スタンバイ位置の変化がない場合は、フローを終了する。なお、目標スタンバイ位置がニュートラルへ変化した場合は、スタンバイ位置が変化したとは判定せずに、フローを終了するように構成することもできる。図5に示した制御処理内容は、あらかじめ定められた周期で繰り返し実行されているので、あるタイミングでは、目標スタンバイ位置の変化がない場合でも、次回のタイミングでは、ステップ301の処理で目標スタンバイ位置が再演算され、変化が生じる場合がある。
目標スタンバイ位置が変化した場合は、ステップ307(クラッチ解放制御)において、コンピュータ100cは、クラッチトルクを零となるまで低減することで、締結状態にあるクラッチを解放する。
次に、ステップ308(スタンバイギア締結制御)において、コンピュータ100cは、図3のステップ302(スタンバイギア締結制御)で示すものと同様に、締結荷重を設定し、スタンバイギアの締結を行う。このとき、少なくともステップ307においてクラッチを解放する以前の状態では、クラッチが連結される入力軸が回転しており、本ステップにて、スタンバイギアを締結する際にも、入力軸は回転していることが期待できるため、よって、同期噛合い機構の同期時間を短縮できる。
次に、図6を用いて、図5に示した第2のプリシフト制御時の各部の動作について説明する。
この第2のプリシフト制御例では、車両は2速で走行している状態で、次の変速動作に備えて待機しておくべきギア段の目標値である目標スタンバイギア位置を3速ギアから1速ギアに切り替えようとするが、1速ギアへの締結が失敗し、ギアをニュートラルとし、クラッチを締結して待機している間に、目標スタンバイギア位置が3速へ変化した場合のプリシフト制御内容を示している。
時刻t3までは、図4に示す内容と同一である。
時刻t4において、図6(B)目標スタンバイギア位置tGP_stbが「1速」の1stから「3速」の3rdへと切り替えられると、図6(D)クラッチトルクが、図4のステップ307(クラッチ解放制御)により、零となるまで低減され、クラッチが解放される。
そして、時刻t5において、クラッチの解放が完了すると、図4のステップ308(スタンバイギア締結制御)により、図6(C)スリーブ位置RPslvが中立位置であるNから3速締結位置の3rdへの移動を開始する。時刻t6において、3rdであることが確定すると、制御を終了する。
以上説明したように、プリシフト制御を行なう際のギア締結失敗後、目標スタンバイギア位置が変化した場合には、新たな目標スタンバイギア位置とすることで、不要なリトライを回避でき、同期噛合い機構の使用頻度が高くなるのを回避でき、同期噛合い機構の劣化を防止できる。また、新たな目標スタンバイギア位置で待機することで、次回ギア締結時の同期噛合い機構の同期時間を短縮できるので、スムーズなギア締結が可能となる。
次に、図7及び図8を用いて、本発明の第3の実施形態による自動変速機の制御装置の構成及び動作について説明する。なお、本実施形態による自動変速機の制御装置を備えた自動車のシステム構成は、図1に示したものと同様である。また、本実施形態による自動変速機の制御装置における変速機制御ユニットとエンジン制御ユニットのシステム構成は、図2に示したものと同様である。
図7は、本発明の第3の実施形態による自動変速機の制御装置の第3のプリシフト制御の制御内容の概略を示すフローチャートである。図8は、本発明の第3の実施形態による自動変速機の制御装置の第3のプリシフト制御の制御内容の概略を示すタイミングチャートである。なお、図7において、図5と同一のステップ番号は、同一の処理内容を示している。また、図8(A)〜(D)は、図4(A)〜(D)と同一のものである。
図7に示すように、第2のプリシフト制御フローは、ステップ301(目標スタンバイ位置演算)と、ステップ302(スタンバイギア締結制御)と、ステップ303(スタンバイギア締結失敗判定)と、ステップ304(スタンバイギア解放制御)と、ステップ305(クラッチ締結制御)と、ステップ306(目標スタンバイ位置変化判定)と、ステップ307(クラッチ解放制御)と、ステップ309(目標ギア締結制御)とから構成される。
図7に示すプリシフト制御の内容は、変速機制御ユニット100のコンピュータ100cにプログラミングされ、あらかじめ定められた周期で繰り返し実行される。すなわち、以下のステップ301〜308の処理は、変速機制御ユニット100によって実行される。
ステップ301(目標スタンバイ位置演算)〜ステップ307(クラッチ解放制御)の処理内容は、図5にて説明したものと同様である。
図7のステップ309(目標ギア締結制御)において、変速機制御ユニット100のコンピュータ100cは、目標ギアに締結する。
次に、図8を用いて、図7に示した第3のプリシフト制御時の各部の動作について説明する。
図8は、本発明の一実施形態による自動変速機の制御装置を備えた自動車の、第3のプリシフト制御例を示すタイムチャートである。この第3のプリシフト制御例では、車両は2速で走行している状態で、次の変速動作に備えて待機しておくべきギア段の目標値である目標スタンバイギア位置を3速ギアから1速ギアに切り替えようとするが、1速ギアへの締結が失敗し、ギアをニュートラルとし、クラッチを締結して待機している間に、車両の走行ギアである目標ギア位置が、2速から3速へ変化し、目標スタンバイギア位置が2速へ変化した場合のプリシフト制御内容を示している。
時刻t4までは、目標ギア位置、目標スタンバイギア位置の変化を除き、図6に示す内容と同一である。
時刻t4において、図8(A)目標ギア位置tGP_nxtが「2速」の2ndから「3速」の3rdへと切り替えられたことをトリガとするクラッチ解放制御により、図8(D)クラッチトルクが、零となるまで低減され、クラッチが解放される。
また、時刻t5において、クラッチの解放が完了すると、図8(A)目標ギア位置tGP_nxtが「2速」の2ndから「3速」の3rdへと切り替えられたことをトリガとするギア締結制御により、図8(C)スリーブ位置RPslvが中立位置であるNから3速締結位置の3rdへの移動を開始する。
そして、時刻t6において、3rdであることが確定すると、目標ギア位置である「3速」の3rdで走行するために、クラッチを締結することである。
以上説明したように、プリシフト制御を行なう際のギア締結失敗後、目標ギア位置が変化した場合には、新たな目標ギア位置とすることで、不要なリトライを回避でき、同期噛合い機構の使用頻度が高くなるのを回避でき、同期噛合い機構の劣化を防止できる。また、新たな目標スタンバイギア位置で待機することで、次回ギア締結時の同期噛合い機構の同期時間を短縮できるので、スムーズなギア締結が可能となる。
本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置を備えた自動車のシステム構成を示すスケルトン図である。 本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置における変速機制御ユニットとエンジン制御ユニットのシステム構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置の第1のプリシフト制御の制御内容の概略を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態による自動変速機の制御装置の第1のプリシフト制御の制御内容の概略を示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態による自動変速機の制御装置の第2のプリシフト制御の制御内容の概略を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態による自動変速機の制御装置の第2のプリシフト制御の制御内容の概略を示すタイミングチャートである。 本発明の第3の実施形態による自動変速機の制御装置の第3のプリシフト制御の制御内容の概略を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態による自動変速機の制御装置の第3のプリシフト制御の制御内容の概略を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1…第1ドライブギア
2…第2ドライブギア
3…第3ドライブギア
4…第4ドライブギア
5…第5ドライブギア
7…エンジン
8…第1クラッチ
9…第2クラッチ
11…第1ドリブンギア
12…第2ドリブンギア
13…第3ドリブンギア
14…第4ドリブンギア
15…第5ドリブンギア
21…第1同期噛合い機構
22…第2同期噛合い機構
23…第3同期噛合い機構
31…第1入力軸回転センサ
32…第2入力軸回転センサ
33…出力軸回転センサ
41…変速機第1入力軸
42…変速機第2入力軸
43…変速機出力軸
50…自動変速機
61…第1シフトアクチュエータ
62…第2シフトアクチュエータ
63…第3シフトアクチュエータ
100…変速機制御ユニット
101…エンジン制御ユニット
103…通信手段
105…油圧機構
105a…第1クラッチ用電磁弁
105b…第2クラッチ用電磁弁
105c…第1同期噛合い機構用第1電磁弁
105d…第1同期噛合い機構用第2電磁弁
105e…第2同期噛合い機構用第1電磁弁
105f…第2同期噛合い機構用第2電磁弁
105g…第3同期噛合い機構用第1電磁弁
105h…第3同期噛合い機構用第2電磁弁
301…レバー装置

Claims (5)

  1. 駆動力源の動力を伝達・遮断する複数の摩擦伝達機構と、前記摩擦伝達機構にそれぞれ連結される複数の変速機入力軸と、前記複数の変速機入力軸と、変速機出力軸との間を複数の同期噛合い機構の選択操作によって選択的に連結する複数の歯車列とを有する自動変速機に用いられ、
    一方の摩擦伝達機構が連結された変速機入力軸と変速機出力軸とを歯車列を介して連結し、かつ、一方の摩擦伝達機構を係合するとともに他方の摩擦伝達機構を解放することにより所望の変速段を達成し、
    所定の変速段を達成している場合に、次の変速段を予測し、前記予測結果に基づき、所定の同期噛合い機構を操作して、現在の変速段の達成のために使用されていない方の摩擦伝達機構が連結された変速機入力軸と変速機出力軸とを所定の歯車列を介して連結状態にして待機せしめる待機制御を行う自動変速機の制御装置であって、
    前記予測結果に基づき同期噛合い機構の連結動作を行う際、同期噛合い機構の連結動作が完了しない場合に、同期噛合い機構を中立位置へ戻すとともに、連結状態にせしめんとした側の変速機入力軸に連結される摩擦伝達機構を締結して待機させる制御手段を備えることを特徴とする自動変速機の制御装置。
  2. 請求項1記載の自動変速機の制御装置において、
    前記制御手段は、締結して待機する側の摩擦伝達機構の締結力を、該摩擦伝達機構が連結される変速機入力軸系イナーシャに基づき計算することを特徴とする自動変速機の制御装置。
  3. 請求項1記載の自動変速機の制御装置において、
    前記制御手段は、待機中に前記予測結果が変化した場合は、締結して待機している摩擦伝達機構を解放し、変化した予測結果に基づき、再度、同期噛合い機構の連結動作を行うことを特徴とする自動変速機の制御装置。
  4. 請求項1記載の自動変速機の制御装置において、
    前記制御手段は、待機中に、所望の変速段を達成するため、締結して待機している摩擦伝達機構に連結される変速機入力軸に備えられた歯車列を連結することが選択された場合は、締結して待機している摩擦伝達機構を解放することを特徴とする自動変速機の制御装置。
  5. 駆動力源の動力を伝達・遮断する複数の摩擦伝達機構と、前記摩擦伝達機構にそれぞれ連結される複数の変速機入力軸と、前記複数の変速機入力軸と、変速機出力軸との間を複数の同期噛合い機構の選択操作によって選択的に連結する複数の歯車列とを有する自動変速機に用いられ、
    一方の摩擦伝達機構が連結された変速機入力軸と変速機出力軸とを歯車列を介して連結し、かつ、一方の摩擦伝達機構を係合するとともに他方の摩擦伝達機構を解放することにより所望の変速段を達成し、
    所定の変速段を達成している場合に、次の変速段を予測し、前記予測結果に基づき、所定の同期噛合い機構を操作して、現在の変速段の達成のために使用されていない方の摩擦伝達機構が連結された変速機入力軸と変速機出力軸とを所定の歯車列を介して連結状態にして待機せしめる待機制御を行う自動変速機の制御方法であって、
    前記予測結果に基づき同期噛合い機構の連結動作を行う際、同期噛合い機構の連結動作が完了しない場合に、同期噛合い機構を中立位置へ戻すとともに、連結状態にせしめんとした側の変速機入力軸に連結される摩擦伝達機構を締結して待機させることを特徴とする自動変速機の制御方法。
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