[go: up one dir, main page]

JP2008180371A - 管継手用パッキン及び管継手 - Google Patents

管継手用パッキン及び管継手 Download PDF

Info

Publication number
JP2008180371A
JP2008180371A JP2007249392A JP2007249392A JP2008180371A JP 2008180371 A JP2008180371 A JP 2008180371A JP 2007249392 A JP2007249392 A JP 2007249392A JP 2007249392 A JP2007249392 A JP 2007249392A JP 2008180371 A JP2008180371 A JP 2008180371A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock ring
pipe joint
packing
pipe
joint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007249392A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsumoru Nakada
積 中田
Shinji Aoki
伸次 青木
Makoto Ibayashi
誠 伊林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP2007249392A priority Critical patent/JP2008180371A/ja
Publication of JP2008180371A publication Critical patent/JP2008180371A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Gasket Seals (AREA)
  • Joints With Sleeves (AREA)

Abstract

【課題】 管体に対して、高い引抜き阻止力を有するとともに安価で、施工性の良い管継手用パッキンを提供する。
【解決手段】 管体100の外周面に外挿される環状のシール部31と、シール部31の一端側に設けられたロックリング5とからなり、ロックリング5は、管体100へ食い込む突起部51がロックリング5の内周面の円周方向に対して略等間隔に設けられ、シール部31とロックリング5とは、薄肉連結部37を介して一体に形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば排水鋼管を配管施工するために使用される排水用の管継手及びこれに利用される管継手用パッキンに関する。
汚水や雑排水が流下する排水配管においては、排水管(例えば炭素鋼鋼管)を接続するために、建築物の挙動に対する追随性を高めまた温排水の熱膨張を吸収できるようにするために、可撓性をもたせた管継手(例えば日本金属継手協会規格:JPF MDJ 002参照)が多用されている。この管継手によれば、両端部にパッキンを内装した継手本体にフランジを締結するフランジ接合方式により排水管の接続が行われる。
排水配管は、重力排水(自然流下)であるために管内に加わる圧力をそれほど考慮する必要がなく、配管施工を行う場合、例えば配管が詰まる、あるいは集中豪雨などで排水量が異常に増加して管内が満水状態になることなどにより、水位が増加した分の圧力が加わることを考慮すれば十分である。したがって、数kN程度の引抜阻止力があればよいので、従来の管継手には、パッキンとしてロックリング付ロックパッキンを使用することが一般的であった(特許文献1参照)。また特許文献2又は3には、管体の外周に嵌合可能な環状部の一端から延びる部分に複数個の剛体球を等間隔で設け、環状部の他端から延びる部分に管体の端部に配置される係止端部を設けるともに、環状部の一端とそこから延びる部分との間にスリットを設けたパッキン本体を使用し、継手の締結時に継手部材(フランジ部材)の内側内周面で剛球体を管の外周に食い込ませるようにした管継手が記載されている。
さらに、特許文献4には、接続管外面と継手本体とフランジ体間で圧縮させて密封させるリング状パッキンと、フランジ体内面に形成したテーパ面で複数の抜け止め球を接続管外周面に押し付けて管の抜け出しを防止する抜け止め機構を設けること、及び抜け止め球を保持するホルダと継手本体とを連結する押出軸を、パッキンの同一円周上に摺動自在に貫通させて、この押出軸でホルダをフランジ体側に移動させるようにした管継手が記載されている。
実公平7−10151号公報(第2〜3頁) 実用新案登録第3099370号公報(第3〜4頁、図1、図2) 実用新案登録第3104771号公報(第3〜4頁、図2、図3) 特開2005−308182号公報(第4〜5頁、図1、図2)
上記の特許文献1に記載された管継手用ロックパッキンによれば、ロックリングが縮径した状態で管体の外周径に沿う形状になる必要があり、実質的にはロックリングの内周面の一部しか管体と接触しないために、例えば地震等の高い引抜け力が作用する場合においては、その引抜き阻止力が十分でない、という課題があった。また、ロックリングの材料強度(硬度)が低いとロックリングが大きく変形し、管体外周への食い込みが不十分となり、結果として抜け止め力が低下する虞があった。
上記の特許文献2〜4に記載された管継手によれば、球体(剛体球又は抜け止め玉)が管体表面に食い込むので、高い引抜け力に対して管の抜け出しを防止することは可能であるが、球体を管外周へ均等に食い込ませようとすると少なくとも3ヶ以上の球体が必要で、実用上は4〜5ヶ以上、管の口径が大きくなればさらに多くの部材を必要とする。また、球体の数(管外周長さに対して球体の占める割合)を増やすことにより抜け止め力は高くなる事が確認されており、抜け止め力をさらに高く得ようとすれば、必然的に球体の数は多くなる。結果として球体を設けた部材やパッキンを製造する際、球体を入れ込む作業に手間や時間が掛かってしまい、コスト高となってしまう。
さらに、球体を設けたパッキンを管体に装着する際に、球体が分離、脱落してしまう懸念があり、その注意を図るために施工性が低下してしまうという問題があった。
したがって本発明の目的は、上記の問題点を解消して、高い引抜き阻止力を有するとともに安価で、施工性の良い管継手用パッキン及び管継手を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の管継手用パッキンは、管体の外周面に外挿される環状のシール部と、該シール部の一端側に設けられたロックリングとからなり、該ロックリングは、該ロックリングの円周方向に切り離された割部を有し、該管体へ食い込む突起部が該ロックリングの内周面の円周方向に対して略等間隔に設けられ、該シール部と該ロックリングとは、弾性体を介して一体に形成されていることを特徴とする。
本発明において、前記弾性体は、前記シール部と前記ロックリングとを連結する前記シール部と同材質の薄肉円筒状とすることができる。
本発明において、前記弾性体は、円周方向において、前記シール部と前記ロックリングとを部分的に連結することができる。
本発明において、前記ロックリングの外表面には、樹脂系被覆コーティング又は金属系メッキが施すことができる。樹脂系被覆コーティングにはゴム系のライニングを含む。また、樹脂系被覆コーティングとロックリングとの間に接着剤で密着力を高めることができる。さらに、この接着剤に防錆力を付与させることもできる。
本発明において、前記ロックリングの突起部は、その円周方向断面の先端が円弧状に形成されるとともに、前記ロックリングの外周面は、その円周方向断面において円弧状に形成することができる。
また、本発明の管継手は、鋼管が差し込まれる受口を有した継手本体と、鋼管を挿通させ該継手本体の該受口に相対して設けられ、該受口に向かって拡径するテーパ面が形成されたフランジ部材と、該継手本体と該フランジ部材とを締結する締結手段と、を有し、該受口と該フランジ部材の内周面に請求項1から5のいずれかに記載の管継手用パッキンを配置させたことを特徴とする。
また、上記管継手において、前記フランジ部材の前記テーパ面と、前記ロックリングの外周面との間には、低摩擦化手段を設けることが好ましい。
本発明によれば、シール部とロックリングとが一体に形成され、かつロックリングの内周面には管体に食い込む突起部が設けられているので、突起部が管体に食い込むことによって高い引抜け阻止力が得られるとともに、ロックリング(引抜け防止部材)が脱落することなく施工性のよい管継手用パッキン及び管継手とすることができる。
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施の形態を図1から図6を用いて説明する。
図1は本発明にかかる管継手の一実施例の縦断面図、図2は本発明の実施の形態にかかる管継手用パッキンの一実施例の斜視図、図3は図2に示す管継手用パッキンの縦断面図、図4は本発明にかかる管継手を施工する手順を示す断面模式図、図5は本発明にかかる管継手に引抜き力が加わったときの作用を示す断面模式図、図6は管体に曲げ方向の力が加わったときの作用を示す断面図である。
図1に示す管継手1は、全体が円筒形状に形成され、少なくとも一端部に排水鋼管が差し込まれる継手本体10と、そこにボルト41とナット42で固定されるフランジ部材2を有する。継手本体10は、排水鋼管の端部を受取る受口11を有し、受口11の端部に円周方向に沿って等角度間隔(例えば120°)をおいて複数の取付穴部111が形成されている。このフランジ部材2は、複数(例えば3個所)の締結部21を有し、各締結部21には、取付穴部111と同じ角度間隔で締付穴部211が形成されている。フランジ部材2及び継手本体1の内周面には、弾性体からなるリング状のパッキン3が嵌入されている。
図2及び図3に示すように、パッキン3は略円筒状のゴム製弾性体を主としており、厚肉のシール部31と、継手本体10に挿入される薄肉円筒部33と、薄肉円筒部の先端に管体の内径寸法にまで縮径されたクッション部35とが形成されている。一方、パッキン3のフランジ部材2に嵌め込まれる側の端部には、円周方向に沿って等角度間隔で配置された複数の突起部51が形成され、円周方向の一部に割部53が形成されたロックリング5が配設され、ロックリング5とシール部31とはゴム製弾性体の薄肉連結部37を介して一体化されている。
また、継手本体10の受口11には継手本体10の奥方向に向かって縮径するテーパ面12が形成され、フランジ部材2の継手本体1と相対する側には継手本体10側に向かって拡径するテーパ面22が形成され、他方テーパ面22の縮径する側には当接部24が形成されている。
一方、パッキン3のシール部31は、薄肉円筒部33側に向かって縮径するシール面32と、フランジ部材2のテーパ面22の最大内径よりも外径が大に設けられた圧縮部34を有している。従って、ボルト41とナット42とで継手本体10とフランジ部材2とを締め付けるとパッキン3は、フランジ部材2の端面で圧縮部34が押され、パッキン3を継手本体10側に圧縮するとともに、パッキンのシール面32は継手本体10のテーパ面12に食い込むように作用しつつシールすることができる(図4(C)及び(D)参照)。
また図2に示すように、ロックリング5は管体100よりも高い硬度の断面略円形の鋼製線材を円周形状に曲げ加工した後、ブローチ加工等で不要部分を打ち抜いて、正面形状が略三角形の突起部51が形成されている。例えばSWRCH45Kを用いて熱処理を行うことで、ビッカース硬さはHv400程度とすることができる。したがって、ロックリング5は、突起部51が管体100に食い込みやすく、またフランジ部材2のテーパ面22と当接する外周面が曲面で形成されているので、管体100に引抜き力が加わったときには、ロックリング5がテーパ面22の縮径方向にすべり、ロックリング5が更に縮径して、突起部51が、なおいっそう管体100に食い込むこととなるので高い引抜き阻止力が得られる。
またロックリング5の表面は薄いゴム製弾性材でライニングされ、ほぼ覆われている。ロックリング5をライニングすることによって、防食性保持し長期間に亘って引抜き防止効果を維持することができる。また、このライニングとロックリング5との密着力を上げるために接着剤を塗布することができる。この接着剤に防錆力を付与させてコーティングの代わりにすることもできる。例えば、ロードファーイースト社製の「ケムロック」などが好適である。なお、ライニングに変わって、ロックリング5の表面に金属メッキを施すこともできる。
続いて、図4を用いて、本発明の使用手順を説明する。図4(A)は管体に管継手用パッキンを装着した状態、図4(B)はボルト・ナットを締め付ける前の状態、図4(C)はボルト・ナットを締め付け施工が完了した状態、また図4(D)は引抜き力が加わったときの状態をそれぞれ示している。
まず図4(A)に示すように、管体100にフランジ部材2を挿入しておき、管体100の管端部がパッキン3のクッション部35に当接するまで挿入する。このとき、パッキン3はゴム製の弾性体を主としているので、管体100に挿入するときには、若干広げながら挿入することになる。このときロックリング5は、薄肉連結部37を介してパッキン3と一体に形成されているので、分離することなく、また鋼球の場合のように、脱落してしまうという虞もない。なお、クッション部35は、熱膨張等で管体100が伸びた場合に、継手本体1と管体100とが直接接触することを防止している。
つぎに図4(B)に示すように、継手本体10の受口11に管体100の端部を挿入しボルト41とナット42とを装着する。このとき薄肉連結部37は弾性的に変形可能であるので薄肉連結部37が徐々に圧縮され、ロックリング5はパッキン3に当接する。
さらに、図4(C)に示すようにボルト41とナット42を用いて、継手本体10とフランジ部材2とを締め付け、締結する。しかして、ロックリング5は、フランジ部材2のテーパ面22によって縮径方向の力を受け、縮径しつつ管体100に突起部51が当接した状態となる。また、シール部31の圧縮部34はフランジ部材2の端面で圧縮され、継手本体1と管体100とをシールする。
そして図4(D)に示すように、管体100に引抜き力が加わった場合には、フランジ部材2のテーパ面22と当接する外周面が曲面で形成されているので、ロックリング5がテーパ面22の縮径方向にすべり、ロックリング5が更に縮径して、突起部51が、更に管体100に食い込むこととなるので高い引抜き阻止力が得られる。また、このとき薄肉連結部37は弾性的に伸張し、パッキン3とロックリング5とが分離されることはない。
図5の(a)は管体100に引抜き力が加わったときにロックリング5が管体100に食い込む様子を模式的に示している。A−Aは引抜き力が加わる前の状態(すなわち図4(C)の状態)、B−Bは引抜き力が加わり始めた状態、C−Cは最大の引抜き力が加わった状態を示している。また図5(b)は図5(a)を管体の軸方向から見た断面図、図5(c)はc部の拡大図で、A−Aを太実線、B−Bを破線、C−Cを細実線で示している。すなわち、管体100に引抜き力が加わると、ロックリング5はフランジ部材2のテーパ面22に沿って徐々に縮径し、管体100に食い込むこととなる。
このとき図5(b)に示すように、ロックリング5の割部53の巾Lは、ロックリング5の内径Dと管体100の外径d、および突起部高さHに対して、式(1)で示される寸法に設けている。
L≧πD−π(d−H×2) 式(1)
例えば、管体100が100Aの鋼管である場合、管体100の外径dはφ114.3mmであり、このときのロックリング5の内径Dはφ115mm、割部53の巾Lは15mmである。突起部高さHは1.5mmである。すなわち、πD−π(d−H×2)≒11.62≦Lとなる。このように管体100の外径とロックリング5の内径と割部53の巾との寸法は、式(1)に示す関係にあるので、ロックリング5は容易に縮径することが可能である。
また、図5(a)から(c)に示すように、突起部51は管体100の軸方向に縮径しつつ、管体100の円周方向にも滑りつつ管体100に食い込むことがわかる。ロックリング5の突起部51は、その円周方向断面の先端が円弧状に形成されるとともに、ロックリング5の外周面は、その円周方向断面において円弧状に形成しているので、ロックリング5の外周面はフランジ部材2のテーパ面22に沿って移動しやすく、また突起部51は管体100の円周方向に滑りながら食い込むことができる。
また図5(a)示すように、フランジ部材2に当接部24が形成されているので、引抜き力が作用してもロックリング5はC−Cの状態にまで縮径するが、このときロックリング5が当接部24に当接し、ロックリング5はフランジ部材2から飛び出すことなく管体100を保持することができる。
ところで、本発明に係る管継手用パッキンを用いる管継手は、管体に曲げ方向の力が加わったときにも柔軟な可とう性を有することを特徴としている。図6は、管体100に曲げ方向の力が加わったときの作用を示す断面図である。
図6に示すように管体100に曲げ方向の力が加わり、正常な状態から管体100が角度θだけ傾いた場合、ロックリング5の一方はフランジ部材2のテーパ面22に沿ってテーパ面22の縮径方向に移動し、他方はフランジ部材2のテーパ面22に沿ってテーパ面22の拡径方向に移動する。すなわち、管体100とロックリング5との相対位置が変わることなく、ロックリング5は管体100を保持することができる。
これに対して、従来技術で述べた剛体球による抜止め構造としたパッキンによれば、剛体球がそれぞれ独立して作用するので、必要以上に管体に食い込んだり、複数の剛体球の一部が管体から離れたりするので正常に管体を保持することができない虞がある。
[第2、第3の実施の形態]
続いて、本発明の第2、第3の形態の詳細を添付図面を参照して説明する。
図7は本発明の第2の形態を示す斜視図、図8はロックリングの別の形態を示す部分斜視図、また図9は本発明の第3の形態を示す斜視図である。なお、図1から図6を用いて説明した同一部分は同一符号を付し、その説明を省略する。
図7に示すように、ロックリング5aは、2つの略半円弧状部材で、円周方向に略等間隔の割部53a配してパッキン3と一体化されている。このように設けられたロックリング5aは、略C型のロックリング5と比較して縮径変形が容易であるとともに、安価に製造することができ、また突起部51aの形状を適宜選択しやすくなる。
なお、ロックリングの分割は3つ、4つと更に分割することも可能であるが、部品数が増加するとコストが増加するとともに、ロックリングのひとつのピースの長さが短くなるので、引抜き力が加わった場合にロックリングに加わるねじり方向の力に対抗する耐力が弱くなるために、引抜き阻止力が低下してしまう。また、パッキンとの成形には部品数の少ない方が成形しやすい。したがって、2つの略半円弧状部材からなるロックリング5aが好ましい。
ロックリングは、例えば図8(A)から(D)に示すような形態とすることが可能である。図8(A)に示すように、ロックリング5aは断面略円形で内径側に略等間隔の突起51aを設けている。したがって、管体100に引抜き力が作用したときには、ロックリング5aの外周面がフランジ部材2のテーパ面22を滑って、管体100に突起部51aが更に食い込むことができる。
図8(B)に示すロックリング5bは、突起部51bの形状をロックリング5aの突起部51aと同一としつつ外形側の円弧を緩く設けた円弧状としている。図8(C)に示すロックリング5cの突起部51cは、四角錐状の突起部である。また、図8(D)に示すロックリング5dの突起部51dは、三角柱状の突起部である。
これらの形状は、管体100及びフランジ部材2の機械的性質等で適宜選択することが望ましい。本発明のパッキンは、口径(呼び径)が32A〜250A(好ましくは100A〜150A)の範囲にある炭素鋼鋼管(JIS G 3452:SGP管)又は亜鉛めっき鋼管(JIS G 3442:SGPW管)からなる排水管の接続に使用することが好ましいが、SGP−VA管及びSGP−PA管などの内面樹脂被覆鋼管、更には一部の塩化ビニル管の接続に使用することもできる。
例えば、管体100の硬度が高く食い込みにくい材質である場合には、ロックリング5cの四角錐形状であると食い込みやすく好ましい。一方、管体100がやわらかい材質である場合には、ロックリング5dの形状であると三角柱の端面が強固に管体100に食い込むことができる。
特に上述のように管体100に引抜き力が加わった場合には、ロックリングはフランジ部材2のテーパ面22を縮径方向に縮径しつつ管体100に食い込むので、突起部は管体100の軸方向に向かって正面略三角形状で、かつ円周方向断面において円弧状に形成され、またロックリングの外周面も円弧状に形成することが好ましい。したがって、図8(A)または図8(B)の形態が好適である。
また、本発明のパッキンは、適度な可撓性を付与し、かつ実用性(コスト)も考慮すると、ジェン系ゴム(例えばニトリルブタジエンゴム(NBR)、スチレンブタジエンゴム(SBR))又はオレフィン系ゴム(例えばエチレンプロピレンゴム(EPDM))で形成することが好ましい。
また、図9に示すように、パッキン3とロックリング5とは、部分的に連結された薄肉連結部37aとすることができる。図4を用いて上述したように施工完了の状態において薄肉連結部37aは弾性的に圧縮され、また管体に引抜き力が加わったときには弾性的に伸張することが望ましい。したがって、選択したゴム材料の硬度を検討した上で、適宜部分的な薄肉連結部37aとすることが好ましい。
[第4の実施の形態]
次に図10及び図11を用いて本発明にかかる管継手の第4の形態について説明する。図10は本発明にかかる管継手の第4の形態の断面図、図11は本発明にかかる管継手に接続された管に引抜き力が加わった場合の模式図である。なお、図1から図6における管継手の構成と同一の構成は、同一符号を付してその説明を省略する。
図10に示すように、管継手1Aを構成するパッキン3は、ロックリング5の外周面に低摩擦部材45を備えている。この低摩擦部材45は粘着テープ状の部材でロックリング5の外周面に貼付されている。また、管継手1Aのフランジ部材2Aは、一端に向かって縮径するテーパ面22を有し、このテーパ面22の拡径側には、円筒内面26が形成されている。
この円筒内面26は、傾斜のない円筒状内面、又は鋳造時の抜き勾配程度の傾斜を設けているもので、ボルト41、ナット42を締め付けた際に、フランジ部材2Aの当接部24がパッキン3の圧縮部34を押圧することを確実にすることができる。
上記低摩擦部材45の材料としては、その取扱いの容易性、及び低摩擦係数を有することから、フッ素系樹脂が好ましい。フッ素系樹脂としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、ポリビニリデンフルオライド(PVDF)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、クロロトリフルオエチレン・エチレン共重合体(ECTFE)を用いることができ、特に動摩擦係数が0.1から0.2であるPTFEやPFAが好ましい。
また、フッ素系樹脂に限らず、セルロース系樹脂、フェノール、ポリイミドアミド等を用いることができる。セルロース系樹脂としては、セルロースアセテート(CA)、セルロースアセテートブチレート(CAB)があげられる。
更に、低摩擦材料としては、潤滑油、固体潤滑剤を選択することができる。固体潤滑剤としては、二硫化モリブデン、二硫化タングステン、黒鉛、フッ化黒鉛、窒化ホウ素、銅、ニッケル、鉛、錫、銀などの軟質金属等を用いることができる。
また、固体潤滑剤をフランジ部材のテーパ面と、ロックリングの外周面との間に設ける方法としては、粉体を直接塗布する方法、潤滑油やグリース、ペースト中に分散させる方法、樹脂材料などと複合化して乾性潤滑膜(ドライフィルム)として使用する方法、フッ素系樹脂やセルロース系樹脂は、テープ状に成形し貼付する方法などがあげられる。
図11(a)に示すように、管継手に接続された管体100に引抜き力Fが加わった場合、管体100とロックリング5との見掛けの摩擦力Fpと、ロックリング5とテーパ面22との見掛けの摩擦力Ffが発生する。このとき、ロックリング5がフランジ部材2のテーパ面22を滑り、管体100に食い込んで、管体100の引抜きを阻止するためには、図11(b)に示すように、管体100とロックリング5との見掛けの摩擦力Fpよりも、ロックリング5とテーパ面22との見掛けの摩擦力Ffを低い領域(領域1)にある必要がある。
[実施例]
図12は、管体100に引抜き変位を与えたときの、抜け止め荷重を測定した実施例である。図中の実線(イ)は低摩擦部材45を有する図10に示した管継手1Aの管体100に引抜き変位を与えた場合、破線(ロ)は低摩擦部材45を有しない図1に示した管継手1の管体100に引抜き変位を与えた場合である。なお、低摩擦部材45には、日東電工株式会社製ニトフロン(同社の登録商標)No.903UL(巾10mm、厚さ0.08mm)を使用した。
図12から明らかなように、実線(イ)と破線(ロ)とは引抜き変位が約10mmまでは、ほぼ同一の抜け止め荷重を示すが、低摩擦部材45を有しない破線(ロ)は、抜け止め荷重が約45kNでピークとなる。これは、低摩擦部材45を有しない場合、ロックリング5とテーパ面22との見掛けの摩擦力Ffが徐々に大きくなり、管体100とロックリング5とが滑り始めていると考えられる。
これに対して、低摩擦部材45を有する実線(イ)は引抜き変位30mmを越えても抜け止め荷重が上昇しつづけている。これは、フランジ部材2のテーパ面22とロックリング5との間に低摩擦部材45を有することによって、ロックリング5が管体100へ食い込み、抜け止め荷重が上昇していると考えられる。
即ち、図10に示した管継手1Aは、パッキン3のロックリング5の外周面に低摩擦部材45を備えているので、確実に管体100とロックリング5との見掛けの摩擦力Fpよりも、ロックリング5とテーパ面22との見掛けの摩擦力Ffを低くすることができ、管体100に引抜き力が加わった場合においても、確実に引抜きを阻止することができる。
本発明にかかる管継手の一実施例の縦断面図である。 本発明の実施の形態にかかる管継手用パッキンの一実施例の斜視図である。 図2に示す管継手用パッキンの縦断面図である。 本発明にかかる管継手を施工する手順を示す断面模式図である。 本発明にかかる管継手に引抜き力が加わったときの作用を示す断面模式図である。 管体に曲げ方向の力が加わったときの作用を示す断面図である。 本発明の実施の第2形態にかかる管継手用パッキンの斜視図である。 ロックリングの別の形態を示す部分斜視図である。 本発明の実施の第3形態にかかる管継手用パッキンの斜視図である。 本発明の実施の第4形態にかかる管継手の断面図である。 本発明にかかる管継手に接続された管に引抜き力が加わった場合の模式図である。 本発明の実施の第4形態にかかる管継手に引抜き変位を加えたときの実施例である。
符号の説明
1、1A:管継手、10:継手本体、11:受口、111:取付穴部
2、2A:フランジ部材、21:締付部、211:締付穴部、22:テーパ面、24:当接部、26:円筒内面、
3、3a、3b:パッキン、31:シール部、32:シール面、33:薄肉円筒部、34:圧縮部、35:クッション部、37:薄肉連結部、38:筋状凸、39:のぞき窓
41:ボルト(締結手段)、42:ナット(締結手段)、45:低摩擦部材
5、5a、5b、5c、5d:ロックリング、51、51a,51b,51c、51d:突起部、53:割部
100:管体

Claims (7)

  1. 管体の外周面に外挿される環状のシール部と、該シール部の一端側に設けられたロックリングとからなり、
    該ロックリングは、該ロックリングの円周方向に切り離された割部を有し、該管体へ食い込む突起部が該ロックリングの内周面の円周方向に対して略等間隔に設けられ、
    該シール部と該ロックリングとは、弾性体を介して一体に形成されていることを特徴とする管継手用パッキン。
  2. 前記弾性体は、前記シール部と前記ロックリングとを連結する前記シール部と同材質の薄肉円筒状であることを特徴とする請求項1に記載の管継手用パッキン。
  3. 前記弾性体は、円周方向において、前記シール部と前記ロックリングとを部分的に連結することを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の管継手用パッキン。
  4. 前記ロックリングの外表面には、樹脂系被覆コーティング又は金属系メッキが施されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の管継手用パッキン。
  5. 前記ロックリングの突起部は、その内周面の円周方向断面の先端が円弧状に形成されるとともに、前記ロックリングの外周面は、その円周方向断面において円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の管継手用パッキン。
  6. 鋼管が差し込まれる受口を有した継手本体と、
    鋼管を挿通させ該継手本体の該受口に相対して設けられ、該受口に向かって拡径するテーパ面が形成されたフランジ部材と、
    該継手本体と該フランジ部材とを締結する締結手段と、を有し、
    該受口と該フランジ部材の内周面に請求項1から5のいずれかに記載の管継手用パッキンを配置させたことを特徴とする管継手。
  7. 前記フランジ部材の前記テーパ面と、前記ロックリングの外周面との間には、低摩擦化手段を設けたことを特徴とする請求項6に記載の管継手。
JP2007249392A 2006-12-27 2007-09-26 管継手用パッキン及び管継手 Pending JP2008180371A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007249392A JP2008180371A (ja) 2006-12-27 2007-09-26 管継手用パッキン及び管継手

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006351292 2006-12-27
JP2007249392A JP2008180371A (ja) 2006-12-27 2007-09-26 管継手用パッキン及び管継手

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008180371A true JP2008180371A (ja) 2008-08-07

Family

ID=39724413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007249392A Pending JP2008180371A (ja) 2006-12-27 2007-09-26 管継手用パッキン及び管継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008180371A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008240952A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Hasegawa Chukosho:Kk 管継手
WO2011021348A1 (ja) * 2009-08-20 2011-02-24 未来工業株式会社 管継手と管継手付き管
JP2011064323A (ja) * 2009-08-20 2011-03-31 Mirai Ind Co Ltd 管継手と管継手付き管
CN105156788A (zh) * 2015-09-30 2015-12-16 山西泫氏实业集团有限公司 一种承插管道减震补偿密封胶圈
CN105402513A (zh) * 2015-12-30 2016-03-16 安徽凯升管业有限公司 钢带管承插式连接结构及连接方法
JP2020148286A (ja) * 2019-03-14 2020-09-17 積水化学工業株式会社 ゴム輪及びそれを用いた配管用部材

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55165184U (ja) * 1979-05-16 1980-11-27
JPS62121489U (ja) * 1986-01-23 1987-08-01
JPS63175385U (ja) * 1987-01-19 1988-11-14
JPH0251694A (ja) * 1988-08-09 1990-02-21 Sekisui Chem Co Ltd 管継手
JPH05302611A (ja) * 1992-04-24 1993-11-16 Kanai Hiroyuki 止め輪用線材およびその製造方法
JPH0710151B2 (ja) * 1993-02-19 1995-02-01 株式会社芝浦製作所 回転電機の固定子鉄心
JPH0771668A (ja) * 1993-09-02 1995-03-17 Hitachi Metals Ltd ライニング管用管継手
JPH08145254A (ja) * 1994-11-18 1996-06-07 Hasegawa Chiyuukoushiyo:Kk 管継手用ロックパッキン
JPH1194154A (ja) * 1997-09-25 1999-04-09 Kubota Corp 絶縁ロックリング
JP2001082653A (ja) * 1999-09-10 2001-03-30 Sekisui Chem Co Ltd 管接合部の構造
JP2001124264A (ja) * 1999-10-27 2001-05-11 Higashio Mech Co Ltd 管継手及びその製法
JP2002188775A (ja) * 2000-12-22 2002-07-05 Toho Gas Co Ltd 絶縁継手
JP3099370U (ja) * 2003-07-22 2004-04-02 伊藤鉄工株式会社 可撓管継手用パッキング
JP2004340365A (ja) * 2003-04-24 2004-12-02 Cosmo Koki Co Ltd 流体管の離脱防止装置

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55165184U (ja) * 1979-05-16 1980-11-27
JPS62121489U (ja) * 1986-01-23 1987-08-01
JPS63175385U (ja) * 1987-01-19 1988-11-14
JPH0251694A (ja) * 1988-08-09 1990-02-21 Sekisui Chem Co Ltd 管継手
JPH05302611A (ja) * 1992-04-24 1993-11-16 Kanai Hiroyuki 止め輪用線材およびその製造方法
JPH0710151B2 (ja) * 1993-02-19 1995-02-01 株式会社芝浦製作所 回転電機の固定子鉄心
JPH0771668A (ja) * 1993-09-02 1995-03-17 Hitachi Metals Ltd ライニング管用管継手
JPH08145254A (ja) * 1994-11-18 1996-06-07 Hasegawa Chiyuukoushiyo:Kk 管継手用ロックパッキン
JPH1194154A (ja) * 1997-09-25 1999-04-09 Kubota Corp 絶縁ロックリング
JP2001082653A (ja) * 1999-09-10 2001-03-30 Sekisui Chem Co Ltd 管接合部の構造
JP2001124264A (ja) * 1999-10-27 2001-05-11 Higashio Mech Co Ltd 管継手及びその製法
JP2002188775A (ja) * 2000-12-22 2002-07-05 Toho Gas Co Ltd 絶縁継手
JP2004340365A (ja) * 2003-04-24 2004-12-02 Cosmo Koki Co Ltd 流体管の離脱防止装置
JP3099370U (ja) * 2003-07-22 2004-04-02 伊藤鉄工株式会社 可撓管継手用パッキング

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008240952A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Hasegawa Chukosho:Kk 管継手
WO2011021348A1 (ja) * 2009-08-20 2011-02-24 未来工業株式会社 管継手と管継手付き管
JP2011064323A (ja) * 2009-08-20 2011-03-31 Mirai Ind Co Ltd 管継手と管継手付き管
US8414033B2 (en) 2009-08-20 2013-04-09 Mirai Industry Co., Ltd. Pipe joint and pipe equipped with pipe joint
CN105156788A (zh) * 2015-09-30 2015-12-16 山西泫氏实业集团有限公司 一种承插管道减震补偿密封胶圈
CN105402513A (zh) * 2015-12-30 2016-03-16 安徽凯升管业有限公司 钢带管承插式连接结构及连接方法
JP2020148286A (ja) * 2019-03-14 2020-09-17 積水化学工業株式会社 ゴム輪及びそれを用いた配管用部材
JP7328772B2 (ja) 2019-03-14 2023-08-17 積水化学工業株式会社 配管用部材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008180371A (ja) 管継手用パッキン及び管継手
KR101653238B1 (ko) 관 조인트
CA2776816C (en) Simplified low insertion force sealing device capable of self restraint and joint deflection
JP4906973B1 (ja) 管継手
JP4730972B2 (ja) プラスチック樹脂パイプ用の管継手
CN104620034A (zh) 管接头构造
EP1394460A1 (en) Flexible pipe joint
US20100181760A1 (en) Snap-fit fitting for corrugated stainless steel tubing
GB2388169A (en) Pipe joint
JP2015224673A (ja) ユニオンナット管継手
JP6097120B2 (ja) 管継手
JP4901393B2 (ja) 管継手部の離脱防止構造
JP6112842B2 (ja) 管継手構造
JP3171690U (ja) 地中埋設用のステンレス鋼管継手
JP2008038924A (ja) 管継手
CN214789580U (zh) 一种自来水内衬复合管的密封装置
JP5934667B2 (ja) 管継手
JP6404434B1 (ja) 管継手構造
JP3479354B2 (ja) 管接続構造
JP4445788B2 (ja) コルゲート管用接続継手
JPH1144387A (ja) 防食管継手
JP5118160B2 (ja) 管端防食構造
JP5736202B2 (ja) 管継手
JP2020067137A (ja) 絶縁継手構造
JP2006046620A (ja) 可撓管継手用パッキング

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20100910

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A521 Written amendment

Effective date: 20111011

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A977 Report on retrieval

Effective date: 20120510

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120518

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120928