JP2008180143A - 密閉型圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】弁板の耐久性を向上させるとともに騒音や圧力損失を低減させることが可能な密閉型圧縮機を提供する。
【解決手段】密閉型圧縮機1は、シリンダ27と、吐出ポート35と、シート部37と、弁板36と、ケーシング2とを備えている。シリンダ27は、冷媒を圧縮する。吐出ポート35は、シリンダ27によって圧縮された冷媒が流れる。シート部37は、吐出ポート35に連通する開口37aを有する。弁板36は、シート部37に接触する位置に設けられている。弁板36は、吐出ポート35における冷媒のシリンダ27内部への逆流を止める。ケーシング2は、シリンダ27、シート部37、および弁板36を収納している。シート部37の開口37aの平面形状は、非円形状である。
【選択図】図1
【解決手段】密閉型圧縮機1は、シリンダ27と、吐出ポート35と、シート部37と、弁板36と、ケーシング2とを備えている。シリンダ27は、冷媒を圧縮する。吐出ポート35は、シリンダ27によって圧縮された冷媒が流れる。シート部37は、吐出ポート35に連通する開口37aを有する。弁板36は、シート部37に接触する位置に設けられている。弁板36は、吐出ポート35における冷媒のシリンダ27内部への逆流を止める。ケーシング2は、シリンダ27、シート部37、および弁板36を収納している。シート部37の開口37aの平面形状は、非円形状である。
【選択図】図1
Description
本発明は、密閉型圧縮機に関する。
従来より、冷媒ガスなどの圧縮媒体を圧縮する密閉型圧縮機が種々提案されている。特許文献1記載の密閉型ロータリー圧縮機では、吸入口から吸入された冷媒ガスをシリンダ内部においてローリングピストンの偏心回転によって圧縮し、圧縮された冷媒ガスを吐出バルブを有する吐出口を通してシリンダから排出する。また、特許文献2記載の気体圧縮機には、リード弁によって吐出口が閉じられた構造が示されている。これらの圧縮機では、円形形状の吐出口は、薄板形状のリード弁等で閉止されているが、圧縮された冷媒ガスは、その圧力によってリード弁を押し開けることによってシリンダ外部へ吐出される。
特開2001−132673号公報
特開2004−68780号公報
特許文献1および2記載の密閉型圧縮機において、圧縮機内からの吐出口の直径(いわゆるシート径)が大きいほど、吐出口付近での冷媒ガスの流速は遅くなるが、弁板にかかる差圧による引張応力に対する疲労強度の確保のため、一定以上大きくすることができない。一方、吐出口の流路面積を減少すれば、それに反比例して冷媒ガスの流速が速くなるので、騒音や圧力損失が増大するという問題がある。
本発明の課題は、弁板の耐久性を向上させるとともに騒音や圧力損失を低減させることが可能な密閉型圧縮機を提供することにある。
第1発明の密閉型圧縮機は、シリンダと、吐出ポートと、シート部と、弁板と、ケーシングとを備えている。シリンダは、冷媒を圧縮する。吐出ポートは、シリンダによって圧縮された冷媒が流れる。シート部は、吐出ポートに連通する開口を有する。弁板は、シート部に接触する位置に設けられている。弁板は、吐出ポートにおける冷媒のシリンダ内部への逆流を止める。ケーシングは、シリンダ、シート部、および弁板を収納している。シート部の開口の平面形状は、非円形状である。
ここでは、シート部の開口の平面形状が非円形状であるので、流路面積が同一でも、弁板の疲労強度を確保することが可能になる。これにより、弁板の疲労強度の安全率を維持しながら流路面積を拡大することが可能になる。その結果、シート部の開口での冷媒の流速を減らし、騒音や圧力損失の低減が可能になる。
第2発明の密閉型圧縮機は、第1発明の密閉型圧縮機であって、シート部の開口の平面形状は、弁板がシート部に押しつけられる際に生じる最大応力が円形状の場合よりも小さくなるような非円形状である。
ここでは、シート部の開口の平面形状は、弁板がシート部に押しつけられる際に生じる最大応力が円形状の場合よりも小さくなるような非円形状である。このため、弁板の耐久性をより向上させるとともに騒音や圧力損失をさらに低減させることが可能になる。
第3発明の密閉型圧縮機は、第1発明または第2発明の密閉型圧縮機であって、シート部の開口の平面形状は、楕円形状である。
ここでは、シート部の開口の平面形状が楕円形状であるので、弁板に発生する応力が小さくなるので、弁板の耐久性をより向上させるとともに騒音や圧力損失をさらに低減させることが可能になる。
第4発明の密閉型圧縮機は、第3発明の密閉型圧縮機であって、楕円形状の楕円偏平率は、0.6以下である。
ここでは、楕円形状の楕円偏平率が0.6以下であるので、流路面積が同一でも、弁板の疲労強度を確実に確保することが可能になる。しかも、弁板の疲労強度についての安全率を確実に維持しつつ、流路面積を拡大することで、シート部での冷媒の流速を十分に減らすことが可能になり、騒音や圧力損失のさらなる低減が可能になる。
第5発明の密閉型圧縮機は、第1発明または第2発明の密閉型圧縮機であって、シート部の開口の平面形状は、長穴形状である。
ここでは、シート部の開口の平面形状が長穴形状であるので、弁板の耐久性を向上させるとともに騒音や圧力損失を低減させることが可能になり、かつ、開口の設計および加工が容易になる。
第6発明の密閉型圧縮機は、第1発明の密閉型圧縮機であって、使用される冷媒が二酸化炭素である。
ここでは、使用される冷媒が二酸化炭素であるので、シリンダ内外の差圧が他の冷媒と比較して大きくなるが、この場合も、弁板の耐久性が向上するので、シート部の開口面積を大きくすることが可能になる。
第1発明によれば、弁板の疲労強度の安全率を維持しながら流路面積を拡大することができる。これにより、シート部の開口での冷媒の流速を減らし、騒音や圧力損失の低減ができる。
第2発明によれば、弁板に発生する応力が小さくなるので、弁板の耐久性をより向上させるとともに騒音や圧力損失をさらに低減させることができる。
第3発明によれば、弁板に発生する応力が小さくなるので、弁板の耐久性をより向上させるとともに騒音や圧力損失をさらに低減させることができる。
第4発明によれば、流路面積が同一でも、弁板の疲労強度を確実に確保することができる。しかも、弁板の疲労強度についての安全率を確実に維持しつつ、流路面積を拡大することで、シート部での流速を十分に減らし、騒音や圧力損失のさらなる低減ができる。
第5発明によれば、弁板の耐久性を向上させるとともに騒音や圧力損失を低減させることができる。しかも、開口の設計および加工が容易になる。
できる。
できる。
第6発明によれば、シリンダ内外の差圧が他の冷媒と比較して大きくなっても、弁板の耐久性が向上するので、シート部の開口面積を大きくすることができる。
<密閉型圧縮機1の全体構成>
図1〜2に示されるCO2冷媒を圧縮媒体とする密閉型圧縮機1は、ケーシング2と、モータ3と、圧縮機構4と、シャフト6とを備えている。モータ3、圧縮機構4およびシャフト6は、ケーシング2の内部に収納されている。圧縮機構4は、単シリンダのスイング圧縮機であり、後述する揺動ピストン21、ブレード22、ブッシュ23およびシリンダ27を有している。
図1〜2に示されるCO2冷媒を圧縮媒体とする密閉型圧縮機1は、ケーシング2と、モータ3と、圧縮機構4と、シャフト6とを備えている。モータ3、圧縮機構4およびシャフト6は、ケーシング2の内部に収納されている。圧縮機構4は、単シリンダのスイング圧縮機であり、後述する揺動ピストン21、ブレード22、ブッシュ23およびシリンダ27を有している。
密閉型圧縮機1では、CO2冷媒を圧縮媒体としている。CO2冷媒が充填されたケーシング2の内圧は、高圧(12MPa程度)になっており、弁板36にかかるシリンダ27内外の差圧もフロン冷媒等の他の冷媒の場合と比較して高くなっている。
ケーシング2は、筒状部2aと、筒状部2aの上下の開口端を閉じる一対の鏡板2b、2cとを有している。ケーシング2の筒状部2aは、圧縮機構4のシリンダ27、シート部37(図4参照)、および弁板36を収納している。また、ケーシング2の筒状部2aは、モータ3のモータステータ8およびモータロータ9を収納している。
また、ケーシング2は、圧縮機構4の下部に冷凍機油Aを貯める貯油空間32を有する。
モータ3は、環状のモータステータ8と、モータステータ8の内部空間8aに回転自在に配置されたモータロータ9とを有している。モータロータ9は、シャフト6に連結され、シャフト6とともに回転することが可能である。
モータステータ8は、複数の点接合部7によって筒状部2aに固定されている。点接合部7は、具体的には、筒状部2aに貫通孔2dを形成し、その貫通孔2dを通してモータステータ8をスポット溶接することにより形成される。
<圧縮機構4の構成>
圧縮機構4は、図1〜2に示されるように、ブレード22を有する揺動ピストン21と、ブレード22を揺動可能に支持するブッシュ23と、シリンダ27と、シリンダ27の両端に位置するフロントヘッド33およびリアヘッド34と、弁板36と、シート部37とを有している。シリンダ27は、揺動ピストン21を収納するシリンダ室24、ブッシュ23が回転自在に挿入されたブッシュ孔25を有し、リアヘッド34は、ブッシュ孔25に連通するブッシュ給油路26を有している。
圧縮機構4は、図1〜2に示されるように、ブレード22を有する揺動ピストン21と、ブレード22を揺動可能に支持するブッシュ23と、シリンダ27と、シリンダ27の両端に位置するフロントヘッド33およびリアヘッド34と、弁板36と、シート部37とを有している。シリンダ27は、揺動ピストン21を収納するシリンダ室24、ブッシュ23が回転自在に挿入されたブッシュ孔25を有し、リアヘッド34は、ブッシュ孔25に連通するブッシュ給油路26を有している。
揺動ピストン21は、モータ3の回転駆動力を受けてシャフト6の偏心部6aが偏心して回転することによって、シリンダ室24の内部で揺動し、これによって、吸入管28から吸入されたCO2冷媒をシリンダ室24内部で圧縮する。圧縮されたCO2冷媒は、弁板36を押し開けて吐出ポート35を通してケーシング2の内部に吐出した後、ケーシング2の内部を通って上昇し、吐出管29から吐出される。
フロントヘッド33は、マウンティングプレート30にネジ止めされている。マウンティングプレート30は、マウンティングプレート接合部31によってケーシング2の筒状部2aに固定されている。マウンティングプレート接合部31は、スポット溶接により形成されている。
<弁板36およびシート部37の構成>
シリンダ27上部のフロントヘッド33は、図1〜5に示されるように、吐出ポート35と、シート部37と、弁板36とを有している。吐出ポート35は、シリンダ27によって圧縮された冷媒が流れる通路である。シート部37は、図3に示されるように、吐出ポート35に連通する開口37a(以下、開口37aという)を有している。弁板36は、シート部37の開口37aを閉じることにより、吐出ポート35における冷媒のシリンダ27内部への逆流を止める。弁板36は、シート部37の開口37a周囲に接触する位置に設けられている。シート部37および弁板36によって、吐出弁40が構成されている。
シリンダ27上部のフロントヘッド33は、図1〜5に示されるように、吐出ポート35と、シート部37と、弁板36とを有している。吐出ポート35は、シリンダ27によって圧縮された冷媒が流れる通路である。シート部37は、図3に示されるように、吐出ポート35に連通する開口37a(以下、開口37aという)を有している。弁板36は、シート部37の開口37aを閉じることにより、吐出ポート35における冷媒のシリンダ27内部への逆流を止める。弁板36は、シート部37の開口37a周囲に接触する位置に設けられている。シート部37および弁板36によって、吐出弁40が構成されている。
弁板36は、図3〜5に示されるように、弾性変形してたわむことが可能な薄板状の部材である。弁板36の一方の固定端36aは、フロントヘッド33にネジ止め等によって固定されている。弁板36の他方の自由端である閉鎖部分36bは、円板状であり、シート部37の開口37aを覆う。シリンダ27によって圧縮された冷媒が吐出ポート35から吐出されるときには、冷媒の吐出圧力によって弁板36が開くが、冷媒が吐出されないときには、シリンダ27内外の差圧Fによって弁板36が閉じている。
<吐出ポート35の形状について>
図3〜5に示されるように、シート部37の開口37aの平面形状は、楕円形等の非円形状である。すなわち、シート部37の開口37aは、長い方の直径A1α、短い方の直径A1βとする楕円形状になっている。ここで、円形状の吐出ポート35の直径A2と比較すれば、A1α>A2>A1βになっている。これにより、弁板36の耐久性を向上させるとともに騒音や圧力損失を低減させることが可能になる。後述するように、楕円偏平率(A1β/A1α)は、耐久性の向上および騒音や圧力損失の低減を好適に達成できるように0.6以下に設定されている。
図3〜5に示されるように、シート部37の開口37aの平面形状は、楕円形等の非円形状である。すなわち、シート部37の開口37aは、長い方の直径A1α、短い方の直径A1βとする楕円形状になっている。ここで、円形状の吐出ポート35の直径A2と比較すれば、A1α>A2>A1βになっている。これにより、弁板36の耐久性を向上させるとともに騒音や圧力損失を低減させることが可能になる。後述するように、楕円偏平率(A1β/A1α)は、耐久性の向上および騒音や圧力損失の低減を好適に達成できるように0.6以下に設定されている。
とくに、シート部37の開口37aの平面形状は、弁板36がシート部37に押しつけられる際に生じる最大応力が円形状の場合よりも小さくなるような楕円形等の非円形状であるので、弁板36の耐久性をより向上させるとともに騒音や圧力損失をさらに低減させることが可能になる。
実施形態では、シート部37の開口37aの平面形状は、楕円形状である。図6は、異なる3機種のCO2圧縮機における開口37aの楕円偏平率と(弁板36の疲労強度についての)安全率との関係を示すグラフである。異なる3機種(No.3、2および6)は、表1に記載されたCO2圧縮機である。図6によれば、異なる3機種すべてについて、偏平率0.6以下の場合の安全率は、0.6より大きい範囲の場合の安全率と比較して常に高くなっている。
図7は、異なる3機種(表1参照)のCO2圧縮機における開口37aの楕円偏平率と冷媒の流速(開口37aにおける流速)との関係を示すグラフが示されている。図7によれば、異なる3機種すべてについて、偏平率0.6以下の場合の流速は、0.6より大きい範囲の場合の流速と比較して常に低くなっている。
以上の図6〜7のグラフの結果からわかるように、楕円形状の楕円偏平率が、0.6以下であるように設定されているのが好ましいことがわかる。すなわち、シート部37の形状を偏平率(短軸÷長軸)0.6以下の非円形の楕円形状にすることで、流路面積が同一でも、弁板36の疲労強度を確実に確保することが可能になる。しかも、(弁板36の疲労強度についての)安全率を確実に維持しつつ、流路面積を拡大することで、シート部37での冷媒の流速を十分に減らすことが可能になり、弁板36の耐久性をより向上させるとともに騒音や圧力損失をさらに低減させることが可能になる。
<シート径と流速、騒音、安全率との関係>
たとえば、通常の密閉型圧縮機では、図8に示されるように、シート部37の開口37aの直径であるシート径A1が大きいほど、シート部37での流速が遅くなるが、弁板36にかかる差圧Fによる引張応力に対する疲労強度の確保のため、一定以上のシート径A1を大きくすることができなかった。吐出ポート35の直径であるポート径をA2とすれば、フロン冷媒(R410A)用の密閉型圧縮機においては、(シート径A1)/(ポート径A2)=(流路比率E)は、1.27〜1.39程度(表1参照)であるのに対して、CO2冷媒用の密閉型圧縮機における流路比率Eは、1.21〜1.29程度(表1参照)に抑えざるをえない。
たとえば、通常の密閉型圧縮機では、図8に示されるように、シート部37の開口37aの直径であるシート径A1が大きいほど、シート部37での流速が遅くなるが、弁板36にかかる差圧Fによる引張応力に対する疲労強度の確保のため、一定以上のシート径A1を大きくすることができなかった。吐出ポート35の直径であるポート径をA2とすれば、フロン冷媒(R410A)用の密閉型圧縮機においては、(シート径A1)/(ポート径A2)=(流路比率E)は、1.27〜1.39程度(表1参照)であるのに対して、CO2冷媒用の密閉型圧縮機における流路比率Eは、1.21〜1.29程度(表1参照)に抑えざるをえない。
しかし、本発明の密閉型圧縮機1では、シート部37の開口37aの平面形状が楕円形等の非円形状であるので、シート径A1の大口径化に伴って流路比率Eが大きくなっても、弁板36にかかる差圧による引張応力に対する疲労強度の確保が可能である。したがって、同一シート径A1の場合でも弁板36の耐久性を向上させるとともに騒音や圧力損失を低減させることが可能になる。
ここで、参考のために、図9には、シート径と流速と騒音との関係をライトヒル公式によって算出したグラフが示されている。図9のグラフによると、流速および騒音は、定性的にシート径に反比例しており、シート径の増加によって、流速および騒音が低下することがわかる。
また、図10には、シート径と(弁板36の疲労強度の)安全率との関係を示すグラフが示されている。この図10のグラフでは、フロン冷媒(R410A)の場合の曲線、CO2冷媒の場合の曲線が示されている。シート径A1の減少による安全率の低下が示されている。なお、図10において、3本の測定結果のグラフが示されており、上から順に、CO2冷媒の場合における弁厚t=0.381mm、0.305mmの条件の測定結果、およびフロン冷媒(R410A)の場合における弁厚t=0.406mmの条件における測定結果が示されている。図10のグラフによると、シート径の増加によって安全率が低下することがわかる。
以上の図9〜10のグラフに示される実験結果から考察すれば、シート部37の開口37aの流路面積の減少に反比例して、シート部37での流速が早まり、騒音や圧力損失が生じてしまうことがわかる。
<特徴>
(1)
実施形態の密閉型圧縮機1では、シート部37の開口37aの平面形状が非円形状であるので、流路面積が同一でも、弁板36の疲労強度を確保することが可能になっている。これにより、弁板36の疲労強度の安全率を維持しながら流路面積を拡大することが可能になる。その結果、シート部37の開口37aでの冷媒の流速を減らし、騒音や圧力損失の低減が可能になる。
(1)
実施形態の密閉型圧縮機1では、シート部37の開口37aの平面形状が非円形状であるので、流路面積が同一でも、弁板36の疲労強度を確保することが可能になっている。これにより、弁板36の疲労強度の安全率を維持しながら流路面積を拡大することが可能になる。その結果、シート部37の開口37aでの冷媒の流速を減らし、騒音や圧力損失の低減が可能になる。
(2)
実施形態の密閉型圧縮機1では、シート部37の開口37aの平面形状は、弁板36がシート部37に押しつけられる際に生じる最大応力が円形状の場合よりも小さくなるような非円形状である。このため、弁板36の耐久性をより向上させるとともに騒音や圧力損失をさらに低減させることが可能になる。
実施形態の密閉型圧縮機1では、シート部37の開口37aの平面形状は、弁板36がシート部37に押しつけられる際に生じる最大応力が円形状の場合よりも小さくなるような非円形状である。このため、弁板36の耐久性をより向上させるとともに騒音や圧力損失をさらに低減させることが可能になる。
(3)
実施形態の密閉型圧縮機1では、シート部37の開口37aの平面形状が楕円形状であるので、弁板36の耐久性をより向上させるとともに騒音や圧力損失をさらに低減させることが可能になる。また、楕円形状の開口37aは、内周面が滑らかなので、他の非円形状の開口(例えば、長方形状の開口)と比較して、開口37a通過時の冷媒の運動エネルギーの低減を抑えることが可能である。
実施形態の密閉型圧縮機1では、シート部37の開口37aの平面形状が楕円形状であるので、弁板36の耐久性をより向上させるとともに騒音や圧力損失をさらに低減させることが可能になる。また、楕円形状の開口37aは、内周面が滑らかなので、他の非円形状の開口(例えば、長方形状の開口)と比較して、開口37a通過時の冷媒の運動エネルギーの低減を抑えることが可能である。
(4)
実施形態の密閉型圧縮機1では、シート部37の形状を偏平率0.6以下の非円形の楕円形状にすることで、流路面積が同一でも、弁板36の疲労強度を確実に確保することが可能になる。しかも、(弁板36の疲労強度についての)安全率を確実に維持しつつ、流路面積を拡大することで、シート部37での冷媒の流速を十分に減らすことが可能になり、弁板36の耐久性をより向上させるとともに騒音や圧力損失をさらに低減させることが可能になる。
実施形態の密閉型圧縮機1では、シート部37の形状を偏平率0.6以下の非円形の楕円形状にすることで、流路面積が同一でも、弁板36の疲労強度を確実に確保することが可能になる。しかも、(弁板36の疲労強度についての)安全率を確実に維持しつつ、流路面積を拡大することで、シート部37での冷媒の流速を十分に減らすことが可能になり、弁板36の耐久性をより向上させるとともに騒音や圧力損失をさらに低減させることが可能になる。
(5)
実施形態の密閉型圧縮機1は、使用される冷媒がCO2冷媒である。CO2冷媒は、シリンダ内外の差圧が大きくなる性質を有している。このようなCO2冷媒の場合も、弁板の耐久性が向上するので、シート部の開口面積を大きくすることが可能になる。
実施形態の密閉型圧縮機1は、使用される冷媒がCO2冷媒である。CO2冷媒は、シリンダ内外の差圧が大きくなる性質を有している。このようなCO2冷媒の場合も、弁板の耐久性が向上するので、シート部の開口面積を大きくすることが可能になる。
<変形例>
(A)
実施形態では、シート部37の開口37aの平面形状が楕円形状であるが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明の変形例として、シート部37の開口37aの平面形状は、他の非円形状、例えば、長穴形状であってもよく、この場合も、弁板36の耐久性を向上させるとともに騒音や圧力損失を低減させることが可能になる。とくに、長穴形状の開口37aの場合には、楕円形状の開口よりも開口の設計および加工が容易になる。また、開口37aの長穴の方向は、閉鎖部分36bから固定端36aへ向かう方向に延びているが、本発明にこれに限定されるものではなく、他の方向、例えば、図3の開口37aの長穴の方向に対してどの角度に傾斜した方向(直角、45度、30度等)であってもよい。
(A)
実施形態では、シート部37の開口37aの平面形状が楕円形状であるが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明の変形例として、シート部37の開口37aの平面形状は、他の非円形状、例えば、長穴形状であってもよく、この場合も、弁板36の耐久性を向上させるとともに騒音や圧力損失を低減させることが可能になる。とくに、長穴形状の開口37aの場合には、楕円形状の開口よりも開口の設計および加工が容易になる。また、開口37aの長穴の方向は、閉鎖部分36bから固定端36aへ向かう方向に延びているが、本発明にこれに限定されるものではなく、他の方向、例えば、図3の開口37aの長穴の方向に対してどの角度に傾斜した方向(直角、45度、30度等)であってもよい。
本発明は、吐出弁を備えた密閉型圧縮機であればいかなるタイプの圧縮機にも適用することが可能であり、本実施形態で示されたスイング式のロータリー圧縮機以外にも、他の圧縮方式(例えば、ローリングピストン式)のロータリー圧縮機、またはロータリー圧縮機以外の圧縮機にも採用することが可能である。
1 密閉型圧縮機
2 ケーシング
27 シリンダ
35 吐出ポート
36 弁板
37 シート部
37a 開口
40 吐出弁
2 ケーシング
27 シリンダ
35 吐出ポート
36 弁板
37 シート部
37a 開口
40 吐出弁
Claims (6)
- 冷媒を圧縮するシリンダ(27)と、
前記シリンダ(27)によって圧縮された冷媒が流れる吐出ポート(35)と、
前記吐出ポート(35)に連通する開口(37a)を有するシート部(37)と、
前記シート部(37)に接触する位置に設けられ、前記吐出ポート(35)における冷媒の前記シリンダ(27)内部への逆流を止める弁板(36)と、
前記シリンダ(27)、シート部(37)、および弁板(36)を収納しているケーシング(2)と、
を備えており、
前記シート部(37)の開口(37a)の平面形状は、非円形状である、
密閉型圧縮機(1)。 - 前記シート部(37)の開口(37a)の平面形状は、前記弁板(36)が前記シート部(37)に押しつけられる際に生じる最大応力が円形状の場合よりも小さくなるような非円形状である、
請求項1に記載の密閉型圧縮機(1)。 - 前記シート部(37)の開口(37a)の平面形状は、楕円形状である
請求項1または2に記載の密閉型圧縮機(1)。 - 前記楕円形状の楕円偏平率は、0.6以下である、
請求項3に記載の密閉型圧縮機(1)。 - 前記シート部(37)の開口(37a)の平面形状は、長穴形状である、
請求項1または2に記載の密閉型圧縮機(1)。 - 使用される冷媒が二酸化炭素である、
請求項1から5のいずれかに記載の密閉型圧縮機(1)。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007014231A JP2008180143A (ja) | 2007-01-24 | 2007-01-24 | 密閉型圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007014231A JP2008180143A (ja) | 2007-01-24 | 2007-01-24 | 密閉型圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
2007
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Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015064759A1 (ja) * | 2013-11-01 | 2015-05-07 | ダイキン工業株式会社 | 圧縮機 |
| JP2015110946A (ja) * | 2013-11-01 | 2015-06-18 | ダイキン工業株式会社 | 圧縮機 |
| US9651049B2 (en) | 2013-11-01 | 2017-05-16 | Daikin Industries, Ltd. | Compressor |
| JP7389533B1 (ja) * | 2022-04-14 | 2023-11-30 | 株式会社インフォム | 換気機能付き中敷きおよび靴 |
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