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JP2008174190A - パーキングロック装置の電動アクチュエータ - Google Patents

パーキングロック装置の電動アクチュエータ Download PDF

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JP2008174190A
JP2008174190A JP2007011571A JP2007011571A JP2008174190A JP 2008174190 A JP2008174190 A JP 2008174190A JP 2007011571 A JP2007011571 A JP 2007011571A JP 2007011571 A JP2007011571 A JP 2007011571A JP 2008174190 A JP2008174190 A JP 2008174190A
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electric actuator
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parking
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Masaki Iijima
正樹 飯島
Toshiki Machiya
俊樹 町屋
Tetsuya Hayashi
徹也 林
Kiyoshi Kimura
清 木村
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Honda Motor Co Ltd
Mitsuba Corp
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Honda Motor Co Ltd
Mitsuba Corp
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Abstract

【課題】電動アクチュエータを手動で駆動させるときに必要な操作荷重を低減させる。
【解決手段】電動アクチュエータ4は、アーマチュア47のイナーシャを2kgf・m以下にし、ベアリング45,46で回転自在に支持している。コア50はスキューさせており、コアティース57の外周面に溝57Aを刻んでいる。さらに、ブラシ53を押圧するスプリング55の押圧力を300gf以下にし、偏心したマグネット48で磁気回路を形成している。モータ42のフリクションが低減することで、ロッド92を手動で進退させる場合に必要な操作荷重を低減させている。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両の変速機に用いられるパーキングロック装置の電動アクチュエータに関する。
車両の変速機には、出力軸に設けたパーキングギヤにパーキングポールを係合させることで停車時に駆動輪をロックできるように構成したものがある。ここで、パーキングポールを駆動させる電動アクチュエータとしては、例えば、特許文献1に開示されているものがある。この電動アクチュエータは、モータに結合された回転軸と、パーキングポールを押し引きするロッドが平行に配置されている。回転軸には、スライダがねじ結合されており、スライダとロッドが連結部材を介して係合されている。連結部材は、コイルバネによってスライダに面接触しており、回転軸の軸線方向に直交する方向に延びた後でロッドに固定されている。駆動輪をロックするときは、モータを回転させる。モータの回転は、スライダの直進運動に変換される。スライダに連結部材を介して連結されているロッドが同じ方向に直線運動し、パーキングポールがパーキングギヤに係合させられる。さらに、この種の電動アクチュエータでは、モータを電動できないときに手動でロックを解除できるように手動ロック解除手段が設けられているものがある。手動ロック解除手段は、レバー操作でロッドを進退させるように構成されている。
特開2000−85552号公報
このようなパーキングロック装置の電動アクチュエータで手動でロックを解除するときは、ボールネジやモータのフリクションが引き摺り抵抗になるのが、従来のモータはフリクションが大きかったので、大きい力が必要であった。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、電動アクチュエータを手動で駆動させるときに必要な操作荷重を低減させることを主な目的とする。
上記の課題を解決する本発明の請求項1に係る発明は、車両の変速機に設けられたパーキングギヤにパーキングポールを噛み合わせて駆動輪をロックさせるパーキングロック装置に用いられ、前記パーキングポールを駆動させる電動アクチュエータであって、外部の指令を受けて回転するモータと、前記モータの出力軸に連結される回転軸にスライダが進退自在に取り付けられ、モータの回転を直線運動に変換する変換機構と、前記回転軸に略平行に配置され、前記パーキングポールを駆動させるロッドと、前記スライダと前記ロッドに連結可能で、前記回転軸と前記ロッドのそれぞれに略直交する方向に延びるリンクアームと、を備え、前記モータとしてフリクションがピーク値で15mN・m以下の低フリクションモータを用いたことを特徴とするパーキングロック装置の電動アクチュエータとした。
このパーキングロック装置の電動アクチュエータは、低フリクションのモータを使用することで、外部から力を入力してアーマチュア又は回転子を回転させても、モータに起因して発生するフリクションが小さくなる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のパーキングロック装置の電動アクチュエータにおいて、前記モータは、コイルを巻装するコアがスキューしていることを特徴とする。
このパーキングロック装置の電動アクチュエータは、スキューしたコアを使用することで、コギングトルクが低減する。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載のパーキングロック装置の電動アクチュエータにおいて、前記モータは、マグネットのコイルに臨む周面が軸線に対して偏心していることを特徴とする。
このパーキングロック装置の電動アクチュエータは、偏心マグネットを使用することで、コギングトルクが低減する。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のパーキングロック装置の電動アクチュエータにおいて、前記モータは、軸受けとしてベアリングを使用したこと特徴とする。
このパーキングロック装置の電動アクチュエータは、ベアリングの使用によって、アーマチュア又は回転子のフリクションが低減する。
請求項5に係る発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のパーキングロック装置の電動アクチュエータにおいて、前記モータは、コアのティースの外周面に溝が回転方向に所定の間隔で並ぶように形成されていることを特徴とする。
このパーキングロック装置の電動アクチュエータは、ティースに溝に形成することで、コギングトルクが低減する。
請求項6に係る発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のパーキングロック装置の電動アクチュエータにおいて、前記モータは、給電用のブラシを押圧するスプリングの初期押圧力が300gf以下であることを特徴とする。
このパーキングロック装置の電動アクチュエータは、ブラシの初期押圧力を下げることで、アーマチュアとブラシの間のフリクションが低減される。
請求項7に係る発明は、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のパーキングロック装置の電動アクチュエータにおいて、前記モータは、2kgf・m以下の低イナーシャのアーマチュアを有することを特徴とする。
このパーキングロック装置の電動アクチュエータは、低イナーシャのアーマチャを使用することでフリクションが低減される。
請求項8に係る発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のパーキングロック装置の電動アクチュエータにおいて、前記モータは、ブラシレスモータであることを特徴とする。
このパーキングロック装置の電動アクチュエータは、ブラシを有しないので、フリクションが低減する。
請求項9に係る発明は、請求項8に記載のパーキングロック装置の電動アクチュエータにおいて、前記モータは、2kgf・m以下の低イナーシャの回転子を有することを特徴とする。
このパーキングロック装置の電動アクチュエータは、低イナーシャの回転子を使用することでフリクションが低減される。
本発明によれば、モータのフリクションが低減されるので、ロッドを手動操作するときにモータの引き摺り抵抗が小さくなって、操作荷重を低減させることができる。
発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各実施の形態で、同じ構成要素には同じ符号を付してある。また、各実施の形態で重複する説明は省略する。
(第1の実施の形態)
図1に電動アクチュエータを含むパーキングロック装置の全体構成を示す。パーキングロック装置1は、変速機2のケースに配設されたパーキング機構3と、パーキング機構3を駆動させるための電動アクチュエータ4とを主に含んで構成されている。
パーキング機構3は、変速機2のいずれかの出力軸に固定されたパーキングギヤ11に噛み合うパーキングポール12を有する。パーキングポール12は、基端部が支持軸13によって変速機2のケースに回動自在に取り付けられている。支持軸13には、パーキングポール12をパーキングギヤ11から離れる方向に付勢するスプリング14が装着されている。パーキングポール12は、支持軸13に支持されている基端部から延びる先端に爪12Aが突設されている。この爪12Aは、パーキングギヤ11の外周に等間隔に形成された凹部に係合可能である。さらに、爪12Aから支持軸13に至るまでの間で、爪12Aの突設位置と反対側の側部には、カム15に係合する爪12Aが形成されている。カム15は、支持軸16で変速機2に回動自在に取り付けられており、ロッド17を進退させると、支持軸16回りに回動する。ロッド17が引かれたときには、カム15が突部12Bを押圧してパーキングポール12をパーキングギヤ11に噛み合せることができる。ロッド17が押されたときには、カム15が突部12Bから離れる。これによって、パーキングポール12がスプリング14に付勢されて回動し、爪12Aがパーキングギヤ11から離れる。カム15の付いたロッド17の一端部は、ディテントプレート21に取り付けられている。
ディテントプレート21は、支持軸22で変速機2のケースに回動自在に支持されており、ロッド17が取り付けられた部分を越えて延びており、先端部には2つのディテント溝23,24が支持軸22を中心とする円周方向に並んで凹設されている。いずれか一方のディテント溝23,24には、弾性付勢された係止部材であるディテントスプリング25が常に係合されている。カム15側のディテント溝23は、パーキング時にディテントスプリング25が係合される。残りのディテント溝24は、ドライブ時にディテントスプリング25が係合される。ディテントプレート21の支持軸22は、ステー26で回転駆動が可能である。ステー26にはケーブル28の一端部が取り付けられており、ケーブル28を進退させることで、ディテントプレート21を回動させることができる。このケーブル28の他端部は、電動アクチュエータ4に連結されている。
電動アクチュエータ4は、ケース41の側方にモータ42が取り付けられている。モータ42は、ブラケット43とヨーク44の底部44Aのそれぞれに圧入されたベアリング45,46でアーマチュア47を回転自在に支持した構成を有し、ヨーク44の内周にはマグネット48が複数固定されている。アーマチュア47の回転軸49(出力軸)には、コア50とコンミテータ51が固定されている。コア50には、コイル52が巻装されており、コイル52の巻線は、コンミテータ51のセグメント51Aに接続されている。セグメント51Aは、周方向に複数配設されており、その外周面にブラケット43側に保持されたブラシ53が摺接している。ブラシ53は、ブラケット43に固定されたブラシホルダ54に収容されており、スプリング55でセグメント51Aに向けて付勢されている。モータ42の回転軸49は、ブラケット43を通ってケース41内に突出しており、ジョイント56を介してボールネジ61のボールネジ軸62の一端部に連結されている。
ここで、図2に示すモータ42は、アーマチュア47のコア50が回転軸49の軸線に対してスキューしている。さらに、図3に示すように、コア50は、周方向の複数のコアティース57が放射状に形成されている。なお、各コアティース57にコイル52が1つずつ巻装される(図3には不図示)。コアティース57の外周部には、溝57Aが2つ形成されている。これら溝57Aは、コアティース57の外面に沿って延びている。溝57Aの周方向の幅は、コアティース57が形成するスロット58の開口部58Aの幅と略等しく、溝57Aと開口部58Aとが等間隔に配列されるように形成されている。つまり、溝57Aは、開口部58Aの間を補間することで、周方向に等間隔に凹部が配置されるような所定の間隔で形成されている。マグネット48は、回転軸49に対して対称に2つ固定されている。各マグネット48は、円弧形を有し、内周面の円弧の中心がロータ47の中心に対して偏心した偏心マグネットが用いられている。これによって、コアティース57が磁界を通過する際にコアティース57に対して磁極面が徐々に遠ざかり、次の磁極のマグネット48が徐々に近付くようになる。磁界がコアティース57に与える影響が徐々に変化するようになるので、磁極が切り替わるときのトルク変動が抑制される。
また、ブラシ53のスプリング55は、押圧力の低いもの、例えば、初期押圧力が300gf以下のものが使用されている。
このようなアーマチュア47は、低イナーシャ、例えば、2kgf・cm以下のものが使用されている。イナーシャを低くする手段としては、外径を小さくして、軸線L1の方向に細長にしたり、肉盗みして重量を低減したりすることがあげられる。
ボールネジ61は、回転軸となるボールネジ軸62にスライダ63をねじ係合させた構成を有し、モータ42の回転運動をスライダ63の直線運動に変換する変換機構である。ボールネジ軸62は、モータ42の回転軸49と平行に配置されており、その他端部はベアリング64を介してケース41に回転自在に支持されている。ベアリング64は、ケース41に圧入されており、外側からプレート65で閉塞されている。
スライダ63は、ベアリング64側から軸線L1の方向に沿って順番にナット部71と、ダンパー72と、リンクユニット73と、ダンパー74と、エンドプレート75を有する。ナット部71は、ボールネジ軸62にネジ込まれており、他の構成要素はナット部71に固定されている。具体的には、ボールネジ軸62を通した状態でナット部71側から挿入されたボルト76でナット部71に締め付けられている。なお、ダンパー72,74は、衝撃を吸収するもので、例えば、ウレタンなどの弾性部材から製造されている。
図4及び図5に示すように、リンクユニット73は、中央にボールネジ軸62を通す孔81が形成されており、この孔81を囲むようにボルト76を通す孔82が複数形成されている。これら孔81、82は、リンクユニット73の軸線L1の方向の一方の端部73Aから他方の端部73Bまで貫通しており、各端部A73A、73Bの端面には、スライダ63内での位置決め用の突部73Cが複数突設されている。
リンクユニット73の外周には、軸線L1の方向の両端部を残して幅を減少させるように凹部83が形成されている。凹部83は、幅方向に略直交する平面84(摺動面)を有している。また、凹部83によって幅方向に突出する両端部73A,73Bの壁面85A,85Bには、互いに対向するように推力伝達部である凸部86を膨出させてある。凸部86は、半円形の滑らかなカーブを有し、その頂点が図2に示すように側面視でスライダ63及びボールネジ軸62の軸線L1と略一致させてある。つまり、凸部86は、ボールネジ軸62を挟むように一対ずつ設けられており、端部73A側の2つの凸部86の頂点と、端部73B側の2つの凸部86の頂点と、ボールネジ61の軸線L1とが、平面84に直交する同一平面状に配置されている。
このようなリンクユニット73の凹部83には、リンクアーム91が挿入される。リンクアーム91は、ボールネジ軸62と平行に通されたロッド92に固定されたボス部93を有し、ボス部93からロッド92と略直交する方向に延びるアーム部94を有する。図6に示すように、リンクアーム91は、ボス部93にロッド92を通す孔93Aが形成されている。アーム部94は、幅方向に離間して延びる一対のアーム95を備える略U字形を有している。アーム95の配置間隔は、リンクユニット73の平面84間の距離に略等しく、アーム95の軸線方向の厚さは、リンクユニット73の凸部86の頂点間の距離より小さい。このため、アーム95と凸部86の間には、所定長のクリアランスが形成されている。なお、アーム部94には凹部94Aが一箇所形成されている。この凹部94Aには、図2に示すスイッチプレート98がネジで取り付けられる。スイッチプレート98は、リンクアーム91と共に軸線方向に移動可能であり、その移動経路上には、リンクアーム91の位置でパーキングギヤ11のロックとリリースを検出する接触式のスイッチ(不図示)が配設されている。
ロッド92は、ケース41を貫通しており、ケース41からモータ42側に突出する端部には、図1に示すケーブル99を介して手動ロック解除レバー100が連結されている。ケース41の反対側に突出するロッド92の端部は、図1に示すケーブル27が連結される。このロッド92は、ケース41内でリンクアーム91を挟むように2箇所でベアリング101によって軸線方向に移動自在に支持されている。各ベアリング101の外側には、オイルシール102が設けられており、ケース41の内部にオイルが進入しないようにしてある。
なお、ケース41内には、ボールネジ61、リンクアーム91、スイッチプレート98、ロッド92が駆動するのに十分なスペースが形成されている。
次に、この実施の形態の作用について図1から図6を参照して説明する。
車両を駐車させる場合など、運転者がシフトレバーをパーキングに入れると、パーキングロック装置1が駆動輪をロックする。この際、電動アクチュエータ4には、シフト装置110に設けられたセンサ111からモータ42のドライバ回路112に対して駆動指令が入力される。ドライバ回路112は、モータ42を予め定められた方向に所定量だけ回転させる。モータ42の回転軸49に連結されたボールネジ軸62が回転させられ、ボールネジ軸62に装着されているスライダ63が軸線方向に直線的に移動する。スライダ63のリンクユニット73には、端部73B側の凸部86の頂点を介してリンクアーム91の一対のアーム95が点接触しており、この点を介して推力がリンクアーム91に伝達される。凸部86は、ボールネジ61の軸線L1を通り、リンクアーム91の長さ方向に直交する平面上で、かつ軸線L1を跨ぐように対になって配置されているので、リンクアーム91に均等に荷重がかかる。
その結果、リンクアーム91が固定されているロッド92がスライダ63と同じ方向に、同じ距離だけ移動する。例えば、ロッド92がモータ42の取り付け位置と反対側のロック方向に押し込まれたときには、ケーブル27を介して連結されているディテントプレート21が回転し、ディテントスプリング25がパーキングの位置に設けられたディテント溝23に係合する。この際に、ロッド17が引っ張られてカム15がパーキングポール12を押圧して爪12Aをパーキングギヤ11の凹部に噛み合させる。これによって、変速機2の出力軸がロックされるので、駆動輪が確実に停止する。ロッド92は、ディテントスプリング25がディテント溝23に引き込まれるときの荷重で引っ張られ、リンクアーム91がスライダ73の端部73A側の凸部86に当接したところで停止する。
これに対して、運転者がシフトレバーをドライブに入れて、駆動輪のロックを解除するときは、シフト装置110の駆動指令を受けたドライバ回路112がロック時と反対方向にモータ42を回転させる。スライダ63の軸線L1と同じ位置で端部73A側の凸部86と点接触するリンクアーム91が移動してロッド92が引き戻される。ディテントプレート21が回動してドライブの位置に設けられたディテント溝24にディテントスプリング25が係合する。カム15がパーキングポール12から離れ、爪12Aとパーキングギヤ11の噛み合いが解消される。これによって、変速機2の出力軸がフリーになるので、駆動輪を駆動できるようになる。なお、ロッド92は、ディテントスプリング25がディテント溝24に引き込まれるときの荷重で引っ張られ、リンクアーム91がスライダ73の端部73B側の凸部86に当接したところで停止する。
ここで、手動でロック状態を解除するときは、手動ロック解除レバー100を手動で引いてロッド92をケース41に対して引き戻す。電動でロックを解除する場合と同様にしてパーキングポール12の爪12Aとパーキングギヤ11の噛み合いが解消されて、駆動輪を動かすことができるようになる。また、手動で駆動輪をロックする場合には、手動ロック解除レバー100を手動で押してロッド92をケース41に対して押し込む。電動でロックを解除する場合と同様にしてパーキングポール12の爪12Aとパーキングギヤ11が噛み合って、駆動輪がロックされる。
この際に、ロッド92と共に移動するリンクアーム91がスライダ63の凸部86に当たると、ボールネジ61と、ボールネジ61に連結されているモータ42が抵抗となって、手動ロック解除レバー100の操作が重くなる。このときに必要な操作荷重Fは、F=2π×T/(L×η)から算出できる。Tは駆動トルクで、モータ42の駆動トルクとボールネジ61の駆動トルクと、その他ロストルクの和である。Lはボールネジ61のリードで、ηはボールネジ61の逆効率である。この実施の形態では、リードLが2.5mmで与圧のないボールネジ61を使用することで必要な荷重Fを低減させている。さらに、前記したようにモータ42にフリクションを低減させることで駆動トルクを小さくしている。これによって、手動操作時の操作荷重を低減させているので、従来に比べて小さい力で駆動輪のロックや、ロックの解除が行える。
なお、ボールネジ61のリードLは、1〜10mmの範囲であれば、手動操作時の荷重低減が図れた。ボールネジ61の与圧は、軸方向の隙間が0〜0.02mmの間であれば、手動操作時の荷重低減が図れた。
この実施の形態では、モータ42を低フリクションになるように構成したので、手動操作時に操作荷重を低減することができる。アーマチュア47のコア50をスキューさせ、コイル52に臨む内周面が軸線L1に対して偏心したマグネット48を使用することでコギングを低減させることができる。軸受けとしてベアリング45,46を使用することで、フリクションの低減が図れる。コアティース57に溝57Aを形成することでコギングの低減が図れる。ブラシ53のスプリング55として、低押圧力のスプリングを使用することで、フリクションを低減できる。そして、低イナーシャのアーマチュア47にすることでフリクションを低減できる。
ここで、モータ42の構成要素に前記した全てを実施する代わりに、いずれか2つ以上を組み合わせて実施しても良い。例えば、コア50のスキューと、偏心したマグネット48の使用は、フリクション低減に大きく寄与する。このため、スキューしたコア50と偏心したマグネット48を使用し、スプリング55を低押圧力にすると、手動操作時の荷重を十分に低減することができる。
また、偏心したマグネット48と、ベアリング45,46、低押圧力のスプリング55、低イナーシャの47を組み合わせて使用しても手動操作時の荷重を十分に低減できる。この場合のモータ42の回転軸49に外部負荷を入力してフリクションを測定したところ、ピーク値で15m・Nm、平均値で10.7Nmを実現できた。
なお、本発明は、前記した各実施の形態に限定されずに広く応用することができる。
例えば、図7に示すように、低フリクションのモータとして、ブラシレスモータ120を使用しても良い。ブラシレスモータ120は、ブラケット121でケース41に固定されており、ステータ123と、ロータ124(回転子)とを有する。ロータ124は、ベアリング45,46で回転自在に支持されており、低イナーシャ、例えば、2kgf・cm以下のものが使用されている。ステータ123を構成するステータコア125は、スキューしており、ティース125Aの内周面には、不図示の溝が形成されている。溝は、ティース125Aが形成するスロットの開口部の幅と略等しく、スロットの開口部と溝が回転方向に等間隔に並ぶように形成されている。ロータ124のマグネット126は、コイル127に臨む外周面が軸線L1に対して偏心しており、磁極が切り替わる境界部分がステータ123から徐々に離れる形状を有する。この電動アクチュエータ4では、ブラシを有しないブラシレスモータ120を使用したので、外部負荷に対するフリクションをピーク値で15mN・m以下にできる。その他の効果は、前記と同様である。
リンクアーム91と凸部86の間にクリアランスを設けずに、進退方向の2つの凸部86でリンクアーム91を挟み込んでも良い。
凸部86を設けずにリンクユニット73と一対のアーム95のそれぞれを面接触させても良い。推力伝達部は、半球形状に限定されない。
電動アクチュエータ4は、パーキングロック装置1に限定されず、電動及び手動でワイヤを押し引きする他の用途に用いても良い。
本発明の実施の形態に係るパーキングロック装置の電動アクチュエータを含むシステムの概略を示す図である。 リンクアームとロッドの間にクリアランスを有する電動アクチュエータの構成を示す図であって、側部を断面にした図である。 図2のA−A線に沿った断面図である。 リンクユニットの側面図である。 図4のB−B線に沿った断面図である。 リンクアームの構成と、リンクアームにリンクユニットを挿入させた状態を示す図である。 低フリクションのモータとしてブラシレスモータを使用した例を示す図である。
符号の説明
1 パーキングロック装置
4 電動アクチュエータ
11 パーキングギヤ
12 パーキングポール
42 モータ
48 マグネット
49 回転軸
50 コア
52 コイル
53 ブラシ
55 スプリング
57 コアティース
57A 溝
61 ボールネジ(変換機構)
62 ボールネジ軸(回転軸)
63 スライダ
91 リンクアーム
92 ロッド
120 ブラシレスモータ
124 ロータ(回転子)
125 コア
125A ティース
126 マグネット

Claims (9)

  1. 車両の変速機に設けられたパーキングギヤにパーキングポールを噛み合わせて駆動輪をロックさせるパーキングロック装置に用いられ、前記パーキングポールを駆動させる電動アクチュエータであって、
    外部の指令を受けて回転するモータと、
    前記モータの出力軸に連結される回転軸にスライダが進退自在に取り付けられ、モータの回転を直線運動に変換する変換機構と、
    前記回転軸に略平行に配置され、前記パーキングポールを駆動させるロッドと、
    前記スライダと前記ロッドに連結可能で、前記回転軸と前記ロッドのそれぞれに略直交する方向に延びるリンクアームと、
    を備え、前記モータとしてフリクションがピーク値で15mN・m以下の低フリクションモータを用いたことを特徴とするパーキングロック装置の電動アクチュエータ。
  2. 前記モータは、コイルを巻装するコアがスキューしていることを特徴とする請求項1に記載のパーキングロック装置の電動アクチュエータ。
  3. 前記モータは、マグネットのコイルに臨む周面が軸線に対して偏心していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパーキングロック装置の電動アクチュエータ。
  4. 前記モータは、軸受けとしてベアリングを使用したこと特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のパーキングロック装置の電動アクチュエータ。
  5. 前記モータは、コアのティースの外周面に溝が回転方向に所定の間隔で並ぶように形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のパーキングロック装置の電動アクチュエータ。
  6. 前記モータは、給電用のブラシを押圧するスプリングの初期押圧力が300gf以下であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のパーキングロック装置の電動アクチュエータ。
  7. 前記モータは、2kgf・m以下の低イナーシャのアーマチュアを有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のパーキングロック装置の電動アクチュエータ。
  8. 前記モータは、ブラシレスモータであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のパーキングロック装置の電動アクチュエータ。
  9. 前記モータは、2kgf・m以下の低イナーシャの回転子を有することを特徴とする請求項8に記載のパーキングロック装置の電動アクチュエータ。
JP2007011571A 2007-01-22 2007-01-22 パーキングロック装置の電動アクチュエータ Withdrawn JP2008174190A (ja)

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