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JP2008173887A - 射出成形型用ガス抜き部材 - Google Patents

射出成形型用ガス抜き部材 Download PDF

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JP2008173887A JP2007010197A JP2007010197A JP2008173887A JP 2008173887 A JP2008173887 A JP 2008173887A JP 2007010197 A JP2007010197 A JP 2007010197A JP 2007010197 A JP2007010197 A JP 2007010197A JP 2008173887 A JP2008173887 A JP 2008173887A
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Abstract

【課題】耐久性が高く、先端の通気部に荷重がかかる型用部品にも適用することができる射出成形型用ガス抜き部材を提供する。
【解決手段】内部を貫通する挿通孔39が形成され、端部の外周に沿って筒状部31bが設けられた本体部31と、該本体部31の筒状部31bの内方に、前記挿通孔31の開口端39aに面して設けられた通気部33とを備え、前記通気部33の気孔率は、前記本体部31の気孔率よりも大きい所定範囲の値に設定され、これらの本体部31及び通気部33は、それぞれが結晶粒が連続して形成されることにより、一体に形成されてなることを特徴とするガス抜きピン29である。
【選択図】図2

Description

本発明は、溶融樹脂をキャビティ内に射出及び充填して所望形状の成形品を形成する射出成形型に用いられるガス抜き部材に関する。
従来から、射出成形型を用いて樹脂の成形品を作製する技術が知られている。前記射出成形型のキャビティ内に溶融樹脂を射出して充填させると、溶融樹脂からガスが発生する。このガスがキャビティ内に残留すると成形不良が生じるため、キャビティ外にガスを排出するガス抜き部材を射出成形型に設ける技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−299084公報
しかしながら、前記特許文献1に記載されたガス抜き部材は、円筒状の基部と、該基部の先端にロウ付けされた通気部とから構成されている。即ち、これらの基部及び通気部は互いに別部品であり、両者をロウ付けによって接合しているため、接合強度が低かった。従って、ガス抜き部材を長期間使用すると、先端の通気部が基部から外れるおそれがあった。また、先端の通気部に荷重がかかるイジェクターピン等の型用部品に前記ガス抜き部材を適用することは困難であった。
そこで、本発明は、耐久性が高く、先端の通気部に荷重がかかる型用部品にも適用することができる射出成形型用ガス抜き部材を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る射出成形型用ガス抜き部材は、内部を貫通する挿通孔が形成され、端部の外周に沿って筒状部が設けられた本体部と、該本体部の筒状部の内方に、前記挿通孔の開口端に面して設けられた通気部とを備え、前記通気部の気孔率は、前記本体部の気孔率よりも大きい所定範囲の値に設定され、これらの本体部及び通気部は、それぞれが結晶粒が連続して形成されることにより、一体に形成されてなることを特徴とする。
本発明に係る射出成形型用ガス抜き部材によれば、通気部と本体部の筒状部、通気部と本体部は、結晶粒が連続して形成されて一体になっているため、それぞれの界面における接合強度が高い。従来は、前述したように、通気部を本体部にロウ付け等によって接合していたが、本発明によれば接着剤等を用いない。従って、ガス抜き部材を射出成形型に組み付けた場合、長い期間使用しても、ガス抜き部材から通気部のみが外れることはない。
また、ガス抜き部材を、荷重がかかる型用部品、例えば成形品を押し出すエジェクターピンとしても好適に用いることができる。
なお、上型と下型との型合わせ部分に隙間を設けて、該隙間からガスを排出させる構造とは全く異なるため、前記隙間に溶融樹脂が入り込んで成形品にバリが発生することもない。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
[第1実施形態]
(射出成形型)
図1は、本発明の第1実施形態による射出成形型の断面図である。
射出成形型1の上側には、上型用取付板3及び該上型用取付板3に固定された上型5が設けられている。また、下側には、下型用取付板7及び該下型用取付板7にスペーサーブロック9を介して取り付けられた下型11が設けられている。上型5の内面5aと下型11の内面11aとによってキャビティ13が形成されている。下型11には、内面11aの端部側に固定ピン15が設けられ、内面11aの中央側にエジェクターピン17が設けられている。これらの固定ピン15及びエジェクターピン17は、細長い円柱状のガス抜きピン(ガス抜き部材)に形成され、後述するように、上端には通気部が設けられている。また、固定ピン15及びエジェクターピン17の上端面17aは、下型11の内面11aに面一になるように配置されている。そして、固定ピン15の下端面15bは保持プレート19によって保持され、エジェクターピン17の下端面17bは上下2枚のエジェクタープレート21,23に固定されている。このエジェクタープレート21,23が上下に移動することにより、エジェクターピン17が成形品を押し出すように構成されている。さらに、キャビティ13は、ゲート25及びランナー27を介して、図外のスプルーに連通されている。なお、前記保持プレート19には、固定ピン15の下端15bに当接する部位に貫通孔(図示せず)が設けられ、エジェクタープレート23にも、エジェクターピン17の下端面17bに当接する部位に図外の貫通孔が設けられている。
(ガス抜きピンの構造)
図2は、本発明の第1実施形態によるガス抜きピンを示す断面図である。
このガス抜きピン29は、本体部31及び通気部33から構成されている。本体部31は、下端につば部31aが形成され、上端に筒状部31bが形成されている。該筒状部31bは、本体部31の上端部の外周に沿って円筒状に形成されており、本体部31には長軸方向に沿って内部を貫通する挿通孔39が形成されている。
また、筒状部31bの内方には、前記挿通孔39の開口端39aに面して通気部33が形成されている。この通気部33の気孔率は、本体部31及び本体部31の筒状部31bの気孔率よりも高い所定範囲内に設定されている。具体的には、キャビティ13内の溶融樹脂が浸透せず、かつ、キャビティ13内のガスが通気する範囲である。そして、本体部31及び本体部31の筒状部31bの気孔率は、溶融樹脂及びガスのいずれも浸透及び通気しない範囲に設定されている。
図3は図2のA−A線による断面図、図4は図2のB−B線による断面図である。
図3に示すように、筒状部31bよりも下側の本体部31の断面は、径方向中心に挿通孔39を有する円筒状に形成され、図4に示すように、本体部31の筒状部31b及び通気部33の断面は、径方向中心部に通気部33が設けられている。
(ガス抜きピンの製造方法)
次いで、本実施形態によるガス抜きピン29の製造方法を説明する。本実施形態では、一実施例として金属光造形複合加工法によってガス抜きピン29を製造する方法を説明する。
この金属光造形複合加工法は、金属粉末を所定厚さに積層し、レーザーを照射して焼結を施し、この焼結した金属層の上に再度、金属粉末を積層してレーザーを照射して焼結を施すことを複数回繰り返して金属部材を製造する方法である。
図5は、図3の部分を金属光造形複合加工法を用いて製造している状態を示す概念図である。
図5に示すように、筒状部31bよりも下側の本体部31については、所定厚さに積層した円板状の金属粉末に対して、矢印に示すように上方からレーザー光線Lを往復させながら照射することにより、金属粉末を焼結させる。ここで、本体部31の挿通孔39に相当する中央部の円形部位には、レーザー照射を行わない。これによって、挿通孔39に相当する部位は、金属粉末の状態で、その他の円筒状の部位はレーザー光線Lによって金属粉末が焼結されて金属層が形成される。これらの工程を繰り返すことによって、本体部31の下端から筒状部31bの下端までの本体部31の製造が行われる。
また、これに続けて、図6に示すように、筒状部31b及び通気部33を金属光造形複合加工法によって形成する。
具体的には、金属粉末を円板状に所定厚さ分だけ積層し、図6(a)に示すように、筒状部31bに相当する部位にレーザー光線Lを照射して金属粉末を焼結させる。次に、図6(b)に示すように、通気部33に相当する部位にレーザー光線Lを照射する。このとき、通気部33の焼結に用いるレーザー強度を、筒状部31bのレーザー強度よりも小さく設定する。なお、筒状部31bの焼結に用いるレーザー強度は、筒状部31bよりも下側の本体部31を焼結する際のレーザー強度と同等である。また、前記金属粉末としては、例えば、SCM440(JIS)などを用いることが好ましい。
図7は、図2のX部を拡大した結晶状態を示す概念図である。
上下に沿った一点鎖線よりも左側は、通気部33に形成され、右側は筒状部31bに形成されている。同図において、小さい粒は結晶粒41を示す。通気部33の結晶粒41は、筒状部31bの結晶粒41と連続して形成されている。また、通気部33は、やや大きな気孔43が多数形成された高通気層に形成されているが、筒状部31bは、結晶粒が緻密に配列された緻密層に形成されており、高通気層よりも気孔43が非常に小さい。従って、通気部33はガスが通過しやすく、筒状部31bはガスが通過しにくい構造となっている。
図8は、図7に対応する断面写真である。
図8の左右両端部及び下端部(一点鎖線の外側に配置されたU字状の部位)は、前記緻密層45に形成されている。この緻密層45の内方には、高通気層47が形成されており、やや大きな気孔43が多数見られる。なお、一点鎖線は緻密層45と高通気層47とを区別しやすくするために仮想的に引いたものである。
(ガス抜きピンの作用効果)
図1に示す射出成形型1のキャビティ13内でガスが発生すると、ガスが図2に示すガス抜きピン29の通気部33から侵入して該通気部33内を通過し、挿通孔39からガス抜きピン29の外部に排出される。
ここで、通気部33と本体部31の筒状部31b、通気部33と本体部31は、結晶粒が連続して形成されて一体になっているため、それぞれの界面における接合強度が高い。従って、ガス抜きピン29を長い期間使用した場合でも、ガス抜きピン29から通気部33のみが外れることはない。また、ガス抜きピン29を、成形品を押し出すエジェクターピン17としても好適に用いることができる。
[第2実施形態]
次いで、本発明の第2実施形態について説明する。ただし、前述した第1実施形態と同一構造の部位は同一符号を付して説明を省略する。
前記第1実施形態では、ガス抜きピン29の全体を金属光造形複合加工法によって製造したが、第2実施形態では、鋼材からなる本体部を予め用意し、該本体部に金属光造形複合加工法によって通気部を形成する。
図9は、本発明の第2実施形態によるガス抜きピンを示す断面図である。
本実施形態によるガス抜きピン49は、鋼材からなる本体部51と該本体部51の上側に形成された通気部33とから構成されている。この鋼材としては、例えば、S55C、SCM440及びSKH(JIS)などを用いることが好ましい。
この本体部51と通気部33との境界部には、ロウ付け等による接合層が設けられておらず、本体部51と通気部33とが直接に接合されている。これによって本体部51及び通気部33は一体に形成されている。また、図9及び図10に示すように、通気部33は、円柱状に形成されており、本体部51の挿通孔39の上端に設けられた開口端39aに面している。
このガス抜きピン49を製造する工程を簡単に説明する。
まず、本体部51を構成する円筒状の鋼材を準備する。この鋼材の径方向中心には、長軸方向に沿って挿通孔39が貫通して形成されている。
次いで、本体部51の上面に、所定厚さの円板状の金属粉末を積層し、該金属粉末の全面にレーザーを照射する。このレーザーの照射強度は、第1実施形態における通気部製造時の場合と同等とする。
この工程を繰り返し行うことにより、鋼材からなる本体部51の上部に通気部33を一体に形成することができる。
以下に、本実施形態による作用効果を説明する。
ガスが図9に示すガス抜きピン49の通気部33から侵入して該通気部33内を通過し、挿通孔39からガス抜きピン49の外部に排出される。
ここで、通気部33と本体部51とは、接合層を介することなく、直接に接合されて一体になっているため、それぞれの界面における接合強度が高い。従って、ガス抜きピン49を長い期間使用した場合でも、ガス抜きピン49から通気部33のみが外れることはない。また、ガス抜きピン49を、成形品を押し出すエジェクターピン17として用いることができる。
[第3実施形態]
次いで、本発明の第3実施形態について説明する。ただし、前述した第1及び第2実施形態と同一構造の部位は同一符号を付して説明を省略する。
前記第2実施形態では、鋼材からなる本体部51を予め用意し、該本体部51に金属光造形複合加工法によって通気部33を形成した。第3実施形態においては、鋼材からなる本体部を予め用意し、該本体部に金属光造形複合加工法によって筒状部及び通気部を形成する。
図11は、本発明の第3実施形態によるガス抜きピンを示す断面図である。
本実施形態によるガス抜きピン53は、鋼材からなる本体部51と、該本体部51の上部に形成された筒状部55と、該筒状部55の内方に設けられた通気部33とから構成されている。
本体部51と筒状部55とは、接合層を介することなく、直接に接合されており、これによって本体部51及び筒状部55は一体に形成されている。さらに、本体部51と通気部33とは、接合層を介することなく、直接に接合されており、これによって本体部51及び通気部33は一体に形成されている。また、通気部33における結晶粒は、筒状部55の結晶粒に連続して配置されており、これによって通気部33は、筒状部55に一体に形成されている。
このガス抜きピン53を製造する工程を簡単に説明する。
まず、本体部51を構成する円筒状の鋼材を準備する。この鋼材の径方向中心には、長軸方向に沿って挿通孔39が形成されている。
次いで、本体部51の上面に、所定厚さの円板状の金属粉末を積層する。そして、第1実施形態の図6で説明したように、筒状部55に相当する部位にレーザー光線を照射して金属粉末を焼結させ、通気部33に相当する部位には、筒状部55の場合よりも照射強度が小さいレーザー光線を照射する。
この工程を繰り返し行うことにより、鋼材からなる本体部51の上部に通気部33を一体に形成することができる。
以下に、本実施形態による作用効果を説明する。
ガスが図11に示すガス抜きピン51の通気部33から侵入して該通気部33内を通過し、挿通孔39からガス抜きピン51の外部に排出される。
ここで、本体部51と筒状部55、及び本体部51と通気部33とは直接に接合され、筒状部55と通気部33とは、互いの結晶粒が連続して一体に形成されているため、それぞれの界面における接合強度が高い。従って、ガス抜きピン53を長い期間使用した場合でも、ガス抜きピン53から通気部33が外れることはない。また、ガス抜きピン53を、成形品を押し出すエジェクターピン17としても好適に用いることができる。
[第4実施形態]
次いで、本発明の第4実施形態について説明する。ただし、前述した第1〜第3実施形態と同一構造の部位は同一符号を付して説明を省略する。
前記第2実施形態では、鋼材からなる本体部51を予め用意し、該本体部51に金属光造形複合加工法によって通気部33を形成した。第4実施形態においては、鋼材からなる本体部を予め用意し、該本体部に金属光造形複合加工法によって介設部及び通気部を形成する。
図12は、本発明の第4実施形態によるガス抜きピンを示す断面図である。
本実施形態によるガス抜きピン57は、鋼材からなる本体部51と、該本体部51の上部に形成された介設部59と、該介設部59の上部に設けられた通気部33とから構成されている。これらの本体部51と介設部59とは直接に接合され、介設部59と通気部33とは、互いの結晶粒が連続して一体に形成されている。
このガス抜きピン57を製造する工程を簡単に説明する。
まず、本体部51を構成する円筒状の鋼材を準備する。この鋼材の径方向中心には、長軸方向に沿って挿通孔39が形成されている。
次いで、本体部51の上面に、所定厚さの円板状の金属粉末を積層する。そして、第1実施形態の図3で説明したように、本体部51に相当する部位にレーザー光線を照射して金属粉末を焼結させ、挿通孔39に相当する部位にはレーザー光線を照射しない。このレーザー光線の照射強度は、第1実施形態の図3で説明した場合と同等とする。
この工程を繰り返し行うことにより、鋼材からなる本体部51の上部に、挿通孔61を有する円筒状の介設部59を一体に形成することができる。
さらに、介設部59の上部に、所定厚さの円板状の金属粉末を積層する。そして、第2実施形態における図10で説明したように、金属粉末の全面に亘ってレーザー光線を照射することにより、介設部59の上部に通気部33を形成する。なお、通気部33の下端面は、介設部59の挿通孔61の開口端61aに面している。
以下に、本実施形態による作用効果を説明する。
ガスが図12に示すガス抜きピン57の通気部33から侵入して該通気部33内を通過し、介設部59の挿通孔61から本体部51の挿通孔39を介して、ガス抜きピン57の外部に排出される。
ここで、本体部51と円筒状の介設部59とは直接に接合され、介設部59と通気部33とは、互いの結晶粒が連続して一体に形成されているため、それぞれの界面における接合強度が高い。従って、ガス抜きピン57を長い期間使用した場合でも、ガス抜きピン57から通気部33が外れることはない。また、ガス抜きピン57を、成形品を押し出すエジェクターピン17としても好適に用いることができる。
[第5実施形態]
次いで、本発明の第5実施形態について説明する。ただし、前述した第1〜第4実施形態と同一構造の部位は同一符号を付して説明を省略する。
前記第4実施形態においては、鋼材からなる本体部51を予め用意し、該本体部51に金属光造形複合加工法によって、通気部33及び円筒状の介設部59を形成した。本実施形態では、鋼材からなる本体部の上部に設けた介設部を、底部を有する有底円筒部とし、該有底円筒部の内方に通気部を形成する。
図13は、本発明の第5実施形態によるガス抜きピンを示す断面図である。
本実施形態によるガス抜きピン63は、鋼材からなる本体部51と、該本体部51の上部に形成された、有底円筒部(介設部)65と、該有底円筒部65の内方に設けられた通気部33とから構成されている。これらの本体部51と有底円筒部65とは直接に接合され、有底円筒部65と通気部33とは、互いの結晶粒が連続して一体に形成されている。また、有底円筒部65は、円筒状の底部65aと、該底部65aの外周側端部に周方向に沿って立設された筒状部65bとが一体に形成されたものであり、底部65a及び筒状部65bが緻密層に形成されている。
このガス抜きピン63を製造する工程を簡単に説明する。
まず、本体部51を構成する円筒状の鋼材を準備する。この鋼材の径方向中心には、長軸方向に沿って挿通孔39が形成されている。
次いで、本体部51の上面に、所定厚さの円板状の金属粉末を積層する。そして、第1実施形態の図3で説明したように、有底円筒部65の底部65aに相当する部位にレーザー光線を照射して金属粉末を焼結させ、挿通孔67に相当する部位にはレーザー光線を照射しない。このレーザー光線の照射強度は、第1実施形態の図3で説明した場合と同等とする。
この工程を繰り返し行うことにより、鋼材からなる本体部51の上部に、挿通孔67を有する有底円筒部65の底部65aを一体に形成することができる。
さらに、有底円筒部65の底部65aの上部に、所定厚さの円板状の金属粉末を積層する。そして、第1実施形態の図6で説明したように、筒状部65bに相当する部位にレーザー光線を照射して金属粉末を焼結させ、通気部33に相当する部位に、筒状部65bの場合よりも強度の小さいレーザー光線を照射する。なお、通気部33の下端面は、有底円筒部65の底部65aに設けられた挿通孔67の開口端67aに面している。
以下に、本実施形態による作用効果を説明する。
ガスが図13に示すガス抜きピン63の通気部33から侵入して該通気部33内を通過し、有底円筒部65の底部65aの挿通孔67から本体部51の挿通孔39を介して、ガス抜きピン63の外部に排出される。
ここで、本体部51と有底円筒部65とは直接に接合され、有底円筒部65と通気部33とは、互いの結晶粒が連続して一体に形成されているため、それぞれの界面における接合強度が高い。従って、ガス抜きピン63を長い期間使用した場合でも、ガス抜きピン63から通気部33が外れることはない。また、ガス抜きピン63を、成形品を押し出すエジェクターピン17としても好適に用いることができる。
以上、本発明を第1実施形態〜第5実施形態によって説明したが、本発明はこれらに限定されず、種々の変形及び変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、ガス抜き部材を細長い円筒状のガス抜きピンとしたが、押出駒、形状入子、角形状のエジェクターピンなどをガス抜き部材とすることができる。
本発明の第1実施形態による射出成形型の断面図である。 本発明の第1実施形態によるガス抜きピンを示す断面図である。 図2のA−A線による断面図である。 図2のB−B線による断面図である。 図3の部分を金属光造形複合加工法を用いて製造している状態を示す概念図である。 図4の部分を金属光造形複合加工法を用いて製造している状態を示す概念図であり、(a)は外周側の筒状部を製造している状態を示し、(b)は内周側の通気部を製造している状態を示している。 図2のX部を拡大した結晶状態を示す概念図である。 図7に対応する、等倍率の断面写真である。 本発明の第2実施形態によるガス抜きピンを示す断面図である。 図9のC−C線による断面図である。 本発明の第3実施形態によるガス抜きピンを示す断面図である。 本発明の第4実施形態によるガス抜きピンを示す断面図である。 本発明の第5実施形態によるガス抜きピンを示す断面図である。
符号の説明
1…射出成形型
15…固定ピン(ガス抜きピン)(ガス抜き部材)
17…エジェクターピン(ガス抜きピン)(ガス抜き部材)
29,49,53,57,63…ガス抜きピン(ガス抜き部材)
31,51…本体部
31b,55…筒状部
33…通気部
39…挿通孔
39a…開口端
41…結晶粒
59…介設部
65…有底円筒部(介設部)

Claims (5)

  1. 内部を貫通する挿通孔が形成され、端部の外周に沿って筒状部が設けられた本体部と、該本体部の筒状部の内方に、前記挿通孔の開口端に面して設けられた通気部とを備え、
    前記通気部の気孔率は、前記本体部の気孔率よりも大きい所定範囲の値に設定され、これらの本体部及び通気部は、それぞれが結晶粒が連続して形成されることにより、一体に形成されてなることを特徴とする射出成形型用ガス抜き部材。
  2. 内部を貫通する挿通孔が形成され、鋼材からなる本体部と、該本体部の端部に、前記挿通孔の開口端に面して設けられた通気部とを備え、
    前記通気部の気孔率は、前記本体部の気孔率よりも大きい所定範囲の値に設定され、これらの本体部及び通気部は、直接に接合されることにより一体に形成されてなることを特徴とする射出成形型用ガス抜き部材。
  3. 前記本体部の端部の外周に沿って設けられた筒状部を更に備え、該筒状部の内方に前記通気部を形成し、前記本体部と筒状部、及び本体部と通気部とは直接に接合されて一体に形成されると共に、前記筒状部と通気部とは、結晶粒が連続して形成されることにより一体に形成されてなることを特徴とする請求項2に記載の射出成形型用ガス抜き部材。
  4. 内部を貫通する挿通孔が形成され、鋼材からなる本体部と、該本体部の端部に設けられ、前記本体部の挿通孔に連通する連通孔を有する介設部と、該介設部の連通孔の開口端に面して設けられた通気部とを備え、
    前記通気部の気孔率は、前記本体部及び介設部の気孔率よりも大きい所定範囲の値に設定され、前記本体部と介設部とは直接に接合されて一体に形成されると共に、前記介設部と通気部とは、結晶粒が連続して形成されることにより一体に形成されてなることを特徴とする射出成形型用ガス抜き部材。
  5. 前記介設部は、底部を有する有底筒状部に形成され、該有底筒状部の内方に前記通気部を形成し、前記本体部と有底筒状部とは直接に接合されて一体に形成されると共に、前記有底筒状部と通気部とは、結晶粒が連続して形成されることにより一体に形成されてなることを特徴とする請求項4に記載の射出成形型用ガス抜き部材。
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