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JP2008173674A - 金属製リングの製造方法 - Google Patents

金属製リングの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】シェル型ニードル軸受に組み込むシールリングの様な、薄肉で、しかも内外径の寸法及び断面形状の精度を十分に確保する必要がある高精度薄肉リングを、低コストで造れる製造方法を実現する。
【解決手段】(A)→(B)の第一工程で、金属板製の素材5を打ち抜いて、円輪状の第一中間素材6とする。(B)→(C)の第二工程で、この第一中間素材6の内径寄り部分を軸方向に直角に折り曲げるバーリング加工を施す事により、円筒部8及び外向鍔部9を備えた、断面L字形で全体が円環状の第二中間素材10とする。(C)→(D)の第三工程で、この第二中間素材10の外向鍔部9を除去して、円筒状の第三中間素材12とする。(D)→(E)の第四工程で、冷間ローリング加工によりこの第三中間素材12の内外径及び断面形状を整えて、必要とする形状精度及び寸法精度を有する金属製リング13とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えばシェル型ニードル軸受を通過する潤滑油の流量を絞る事を目的として、このシェル型ニードル軸受に組み込む、金属製で短円筒状のシールリングの製造方法の改良に関する。
例えば自動車用の自動変速機等の、大きなラジアル荷重が加わる回転支持部分には、図8の(A)に示す様なシェル型ニードル軸受1が組み込まれている。このシェル型ニードル軸受1は、シェルと呼ばれる鍔付外輪2の内径側に複数本のニードル3を保持して成る。この様なシェル型ニードル軸受1を上記回転支持部分に組み込んだ状態では、潤滑油を軸方向に流通させて、このシェル型ニードル軸受1及び更に下流側に存在する可動部分を潤滑する。上記図8の(A)に示したシェル型ニードル軸受1は、潤滑油の流通に対する抵抗が小さい。この為、そのままでは各部に供給する潤滑油の量が不適切になる場合がある。そこで、この様な場合には、図8の(B)に示す様な、鍔付外輪2の内径側に各ニードル3と共にシールリング4を組み込んだシェル型ニードル軸受1aを使用する。このシールリング4は、上記鍔付外輪1の内径側を通過する潤滑油の流れに対する抵抗になり、上記各部に供給する潤滑油の量を適正にする。
例えば、自動車用変速機の回転支持部を構成するシェル型ニードル軸受に組み込む上記シールリング4は、例えば径方向に関する厚さ寸法(断面高さ)が1.0〜2.5mm程度の薄肉である。又、内外径は、上記潤滑油の流量を絞るべき程度に応じて、上記シールリング4の内径側に配置する回転軸の外径或いは外径側に配置する鍔付外輪2の内径との関係で規制する。更に、上記シールリング4の軸方向寸法に関しても、上記潤滑油の流量を絞るべき程度や、上記鍔付外輪2の軸方向寸法と上記各ニードル3の軸方向寸法との差に応じて規制する。従って、上記潤滑油を所望通りに絞ると共に、上記シェル型ニードル軸受1aを正常に機能させる為には、上記シールリング4の寸法(内外径及び軸方向長さ)の精度を確保する必要がある。
この為従来は、旋削等の切削加工により上記シールリング4を造っていたが、コストが嵩む事が避けられなかった。これに対して特許文献1、2には、塑性加工により短円筒状の金属製部品を造る方法が記載されている。但し、これら特許文献1、2に記載された製造方法は、上記シールリング4の様な高精度薄肉リングを造る事を意図したものではない。従って、上記特許文献1、2に記載された製造方法によっては、上記シールリング4の様な、薄肉で、しかも内外径の寸法及び断面形状の精度を十分に確保する必要がある高精度薄肉リングを造る事は難しい。
特開平10−146642号公報 特開2000−94080号公報
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、シェル型ニードル軸受に組み込むシールリングの様な、薄肉で、しかも内外径の寸法及び断面形状の精度を十分に確保する必要がある高精度薄肉リングを、低コストで造れる製造方法を実現すべく発明したものである。
本発明の金属製リングの製造方法は、下記の第一〜第四工程を備える。
「第一工程」:金属板を打ち抜く事により円輪状の第一中間素材とする。
「第二工程」:この第一中間素材の内径寄り部分を軸方向に直角に折り曲げるバーリング加工を施す事により、円筒部及びこの円筒部の軸方向一端部から径方向外方に折れ曲がった外向鍔部を備えた、断面L字形で全体が円環状の第二中間素材とする。
「第三工程」:この第二中間素材の外向鍔部を除去して、円筒状の第三中間素材とする。「第四工程」:冷間ローリング加工によりこの第三中間素材の内外径及び断面形状を整えて、必要とする形状精度及び寸法精度を有する金属製リングとする。尚、この形状精度には、断面形状に関する精度は勿論、真円度等、全体形状に関する精度も含む。
上述の様な本発明の金属製リングの製造方法を実施する場合に、具体的には、請求項2に記載した様に、上記第四工程時に、上記第三中間素材を円環状のダイスの内周面に保持する。そして、この状態で、ローラによりこの第三中間素材の内周面をこのダイスの内周面に向けて押し付ける。
この様な請求項2に記載した発明を実施する場合に、好ましくは、請求項3に記載した様に、上記第三工程で、完成後の金属製リングの外径に一致する外径を有する第三中間素材を形成する。その後、上記第四工程で、この第三中間素材の外径を変化させず、内径及び内周面の形状を変化させる。
又、本発明を実施する場合に好ましくは、請求項4に記載した様に、上記第一工程の後、上記第四工程の前、即ち、この第一工程と上記第二工程との間、この第二工程と上記第三工程との間、或いは、この第三工程と上記第四工程との間のうちの何れかの間で、中間素材(第一〜第三中間素材のうちの何れか)に予備成形を施す。そして、当該中間素材の外周面両端縁のうちの少なくとも一方の端縁の断面形状を、例えば四分の一円弧状の凸円弧形にする。
上述の様に構成する本発明の金属製リングの製造方法によれば、薄肉で、しかも内外径の寸法及び断面形状の精度を十分に確保する必要がある高精度薄肉リングを、低コストで造れる。
即ち、本発明の製造方法の場合には、造るべき金属製リングの径方向厚さに応じて原材料となる金属板の厚さを選択すれば、薄肉の金属製リングでも、厚さ寸法に関して必要な精度を確保しつつ、言い換えれば内外径の精度を十分に確保しつつ、形状精度に関しても良好な高精度薄肉リングを造れる。
特に、請求項2、3に示した様に、ダイスの内周面に第三中間素材を保持した状態で、この第三中間素材に冷間ローリング加工を施せば、優れた形状精度及び寸法精度を有する金属製リングを能率良く造れる。
更に、請求項4に記載した様に、中間素材の外周面端縁の断面形状を凸円弧形にする予備成形を行なえば、この端縁がシャープエッジではない、良質の金属製リングを能率良く造れる。
[実施の形態の第1例]
図1〜4は、請求項1〜3に対応する、本発明の実施の形態の第1例を示している。尚、本発明の実施に供する金属板の材質は、塑性変形可能な材質であれば特に問わないが、一般的には、低炭素鋼板の如き軟鋼板等の、鉄系合金を使用する。但し、必要に応じて、銅又は銅系合金、アルミニウム又はアルミニウム系合金等の非鉄金属を使用する事もできる。
本例の金属製リングの製造方法は、先ず、アンコイラから引き出した長尺な金属板を、プレス等により円形に打ち抜き加工する事により、図1の(A)に示す様な素材5を形成する。
次いで、第一工程として、プレス等による打ち抜き加工で、上記素材5の中央部を打ち抜く事により、図1の(B)の上段に示した様な、円輪状の第一中間素材6とする。打ち抜きの結果生じた、この図1の(B)の下段に示した円板状スクラップ7は、廃棄するか、或いは、より小径の金属製リングを造る為の素材として利用する。
上記第一中間素材6には、第二工程として、この第一中間素材6の内径寄り部分を軸方向に直角に折り曲げるバーリング加工を施す。このバーリング加工は、従来から金属加工の分野で広く知られている様に、この第一中間素材6の外径寄り部分を1対の抑え型により軸方向両側から挟持した状態で、この第一中間素材6の内径寄り部分にパンチ型を押し込む事により行なう。この様にして行なうバーリング加工により、図1の(C)に示す様な、円筒部8及びこの円筒部8の軸方向一端部から径方向外方に折れ曲がった外向鍔部9を備えた、断面L字形で全体が円環状の第二中間素材10とする。本発明の金属製リングの製造方法によれば、この第二中間素材10のうちの円筒部8から高精度薄肉リングを造る。これに対して、上記外向鍔部9のうちでこの円筒部8の外周面よりも径方向外方に存在する部分は、次述する第三工程で、円環状スクラップ11{図1の(D)の下段参照}として廃棄する。
上記第二中間素材10には、続く第三工程で、プレス加工等による打ち抜き加工を施し、上記外向鍔部9を除去して、図1の(D)の上段部分に示した様な、円筒状の第三中間素材12とする。この第三中間素材12の外径は、造るべき金属製リング13の外径と一致している。
この様にして得られた第三中間素材12には、続く第四工程で、冷間ローリング加工を施す。そして、この冷間ローリング加工による塑性加工により、上記第三中間素材12の内外径及び断面形状を整えて、図1の(E)に示す様な、必要とする形状精度及び寸法精度を有する金属製リング13とする。上記第三中間素材12をこの金属製リング13に加工する冷間ローリング加工に就いて、図2〜4により詳しく説明する。
上記第三中間素材12は、円環状のダイス14に内嵌支持する。このダイス14は、互いに同心の円筒面である内外両周面を有し、それぞれの外周面をこのダイス14の外周面に転がり接触させた、図示しない複数個の支持ローラにより、(径方向の変位を阻止した状態で)回転のみ自在に支持されている。又、上記ダイス14は、造るべき金属製リング13(及び上記第三中間素材12)の外径に一致する内径を有する。上記第四工程時には、この第三中間素材12を上記ダイス14の内周面に保持する。そして、この状態で、特許請求の範囲に記載したローラである押圧ローラ15により、上記第三中間素材12を上記ダイス14の内周面に向けて、図2の矢印の方向に押し付ける。
上記押圧ローラ15の中間部外周面で上記第三中間素材12に整合する部分には凹溝16が、全周に亙って形成されている。この凹溝16の断面形状は矩形で、軸方向に関する幅寸法は、上記造るべき金属製リング13の幅寸法に一致している。又、上記押圧ローラ15の径方向に関する、上記凹溝16の深さは、上記造るべき金属製リング13の厚さ寸法以下としている。上記第三中間素材12を上記金属製リング13に加工する際には、この様な押圧ローラ15を上記ダイス14の内周面に、自転させつつ押し付ける。そして、このダイス14の内周面と上記凹溝16の内面との間で、上記第三中間素材12の円周方向の一部を強く抑え付ける。
上記押圧ローラ15の押し付けに伴って上記ダイス14は、この押圧ローラ15の自転方向と同方向に回転しつつ、この押圧ローラ15による押圧力を支承する。又、上記第三中間素材12も、上記ダイス14と共に回転する。従って、この第三中間素材12のうちで、このダイス14の内周面と上記凹溝16の内面との間で強く抑え付けられる部分は、円周方向に関して連続的に変化する。この結果、上記第三中間素材12の断面形状が、全周に亙って、図4の(A)→(B)に示す様に変化する。即ち、この第三中間素材12の断面形状が、上記ダイス14の内周面と上記凹溝16の内面とに合致する様に塑性変形して、上記金属製リング13となる。即ち、上記ダイス14と上記押圧ローラ15とを使用して行なう上記第四工程時には、上記第三中間素材12の外径及び外周面の形状を変化させず、内径及び内周面の形状を変化させて、上記金属製リング13に加工する。
上述の様に構成する本例の金属製リングの製造方法によれば、薄肉で、しかも内外径の寸法及び断面形状の精度を十分に確保する必要がある、高精度薄肉リングである上記金属製リング13を、低コストで造れる。即ち、本例の製造方法の場合には、造るべき金属製リング13の径方向厚さに応じて、素材5となる金属板の厚さを選択すれば、薄肉の金属製リング13でも厚さ寸法に関して必要な精度を確保しつつ、言い換えれば内外径の精度を十分に確保しつつ、形状精度に関しても良好な高精度薄肉リングを造れる。特に、上記第三中間素材12を上記金属製リング13に加工する冷間ローリング加工を、上述の様なダイス14と押圧ローラ15とを利用して行なうので、優れた形状精度及び寸法精度を有する金属製リング13を能率良く造れる。
[実施の形態の第2例]
図5〜7は、請求項1〜4に対応する、本発明の実施の形態の第2例を示している。上述の第1例の場合、得られる金属製リング13の断面形状の四隅部(内外両周面の軸方向両端縁)が尖っていた(当該部分の断面形状の曲率半径が極端に小さかった)。これに対して本例の場合には、断面形状の四隅部を凸円弧面とする(隅Rを形成する)事を意図している。内周縁の軸方向両端縁の隅Rに関しては、上述した実施の形態の第2例でも、押圧ローラ15の外周面に形成した凹溝16の底面隅部に隅Rを設ければ(底面隅部の断面形状を凹円弧面とすれば)形成できる。これに対して、外周面の軸方向両端縁の隅Rをダイスの内周面の形状のみで造ると、完成後の金属製リングを当該ダイスの内周面から取り出せなくなる。
本例の製造方法は、この様な事情に鑑みて、内周面の軸方向両端縁だけでなく、外周面の軸方向両端縁にも隅Rを形成した金属製リング13aを、ダイス14aから取り出せる製造方法の実現を意図して考えたものである。尚、本例の製造方法を示す図5で、(A)〜(C)は、上述した実施の形態の第1例を示す、図1の(A)〜(C)と同じである。又、図5の(E)は、一部に次述する隅R部17が形成されている点を除き、上記図1の(D)と同じである。本例の特徴は、図5の(D)に示した予備加工工程を設けると共に、(F)で行なう、冷間ローリング加工に使用するダイス14aの内周面形状を工夫した点にある。そこで、上述した実施の形態の第1例と同様の部分に関する、重複する図示並びに説明は、省略若しくは簡略にし、以下、この第1例と異なる部分を中心に説明する。
上述の様な意図で考えた、本例の金属製リングの製造方法の場合には、図5の(E)の上段に示した第三中間素材12aの外周面一端縁部に、図6に示す様な隅R部17を形成する。この隅R部17を形成する工程は、上記第三中間素材12aを図7に示したダイス14aの内周面にセット(円環状のダイス14aに内嵌)する以前に行なえば良い。即ち、図5の(B)→(C)の間、同(C)→(E)の間、同(E)→(F)の間の何れで行なっても良い。本例の場合には、(C)に示した第二中間素材10を(E)に示した第三中間素材12aに加工する以前に、図5の(D)で、円筒部8の外周面先端縁部に、上記図6に示す様な隅R部17を形成する。この様な隅R部17の形成作業は、上記円筒部8を円筒状の中子に外嵌した状態で、この円筒部8の外周面先端縁部に、先端面に凹円弧面状の押圧面を全周に亙って形成した円環状の押型を押し付け、この外周面先端縁部を塑性変形させる事で行なう。
この様にして行なう予備加工工程で、上記円筒部18の円筒部8の外周面先端縁部に上記隅R部17を形成した、図5の(D)に示した予備中間素材18には、前述した実施の形態の第1例の場合と同様に、プレス加工等による打ち抜き加工を施す。そして、外向鍔部9を除去して、図5の(E)の上段部分に示した様な、円筒状の第三中間素材12aとする。この第三中間素材12aの内外両周面の軸方向両端縁部のうち、外周面の軸方向一端縁には、上記隅R部が設けられている。これに対して、外周面の軸方向他端縁及び内周面の軸方向両端縁は、尖ったままである。そこで、図5の(E)→(F)に示した第四工程で、上記第三中間素材12aの内外径及び断面形状を整える際に、上記外周面の軸方向他端縁及び内周面の軸方向両端縁に隅R部を形成する。そして、断面形状の四隅部分に何れも隅R部を形成し、且つ、必要とする形状精度及び寸法精度を有する、前記金属製リング13aとする。
この様な金属製リング13aを得る為に、上記第四工程に使用する円環状のダイス14aの内周面は、図7に示す様に、互いに同心の円筒面である大径部19と小径部20とを段差部21により連続させた、段付円筒面としている。又、この段差部21を、断面形状が四分の一円弧状の凹円弧面としている。又、押圧ローラ15aの外周面に形成した凹溝16aの底部軸方向両端隅部に関しても、断面形状が四分の一円弧状の凹円弧面としている。冷間ローリング加工装置に関するその他の部分の構成に就いては、前述した実施の形態の第1例の場合と同様である。
本例の場合には、上記ダイス14aに上記第三中間素材12aを、このダイス14aの内周面に設けた、上記凹円弧面である段差部21に、この第三中間素材12aの外周面の軸方向他端縁(尖った縁)を対向させた状態で内嵌する。そして、前述した実施の形態の第1例の場合と同様に、上記押圧ローラ15aにより、上記第三中間素材12aを、上記ダイス14aの内周面に向けて押し付ける。この押し付けの結果、この第三中間素材12aの断面形状が、全周に亙って、図7の(A)→(B)に示す様に変化する。即ち、この第三中間素材12aの断面形状が、上記ダイス14aの内周面と上記凹溝16aの内面とに合致する様に塑性変形して、上記金属製リング13aとなる。この際、この凹溝16aの底部軸方向両端隅部を構成する凹円弧面の形状が上記第三中間素材12aの内周面両端縁部に、上記段差部21の形状がこの第三中間素材12aの外周面の軸方向他端縁部に、それぞれ転写される。この第三中間素材12aの外周面の軸方向一端縁部には、元々前記隅R部17が形成されているので、上記第四工程の結果得られる、上記金属製リング13aの内外両周面の軸方向両端縁部には、それぞれ断面形状が四分の一円弧状である隅R部が形成されている。
上述の様に構成する本例の金属製リングの製造方法によれば、内外両周面の軸方向両端縁部に、それぞれ断面形状が四分の一円弧状である隅R部が形成された、良質の金属製リング13aを、工業的手法により能率良く造れる。即ち、単に内外両周面の軸方向両端縁部に隅R部を形成するのであれば、前述した実施の形態の第1例で造った金属製リング13に、旋削、研削等の機械加工を施す事でも造れる。但し、この様な機械加工により隅R部を形成する方法では、加工コストが嵩み、得られた金属製リング、延てはこの金属製リングを組み込んだ、自動車用変速機等の、各種機械装置のコストが嵩む事が避けられない。これに対して本例の製造方法によれば、上記金属製リング13aの製造コストを低く抑えられる。
本発明の製造方法は、前述した様な、シェル型ニードル軸受に組み込むシールリングに限らず、電気機器、精密機械等、各種機械装置に組み込む高精度薄肉リングの製造に利用できる。
本発明の実施の形態の第1例を工程順に示す断面図。 冷間ローリング加工の実施状況を示す側面図。 図3のa−a断面図。 (A)は冷間ローリング加工の開始前の状態を、(B)は加工後の状態を、それぞれ示す、図3のb部拡大図。 本発明の実施の形態の第2例を工程順に示す断面図。 図5の(D)のc部拡大図。 (A)は冷間ローリング加工の開始前の状態を、(B)は加工後の状態を、それぞれ示す、図4と同様の図。 従来から知られているシェル型ニードル軸受の構造の2例を示す、部分断面図。
符号の説明
1、1a シェル型ニードル軸受
2 鍔付外軸
3 ニードル
4 シールリング
5 素材
6 第一中間素材
7 円板状スクラップ
8 円筒部
9 外向鍔部
10 第二中間素材
11 円環状スクラップ
12、12a 第三中間素材
13、13a 金属製リング
14、14a ダイス
15、15a 押圧ローラ
16、16a 凹溝
17 隅R部
18 予備中間素材
19 大径部
20 小径部
21 段差部

Claims (4)

  1. 金属板を打ち抜く事により円輪状の第一中間素材とする第一工程と、この第一中間素材の内径寄り部分を軸方向に直角に折り曲げるバーリング加工を施す事により、円筒部及びこの円筒部の軸方向一端部から径方向外方に折れ曲がった外向鍔部を備えた、断面L字形で全体が円環状の第二中間素材とする第二工程と、この第二中間素材の外向鍔部を除去して円筒状の第三中間素材とする第三工程と、冷間ローリング加工によりこの第三中間素材の内外径及び断面形状を整えて、必要とする形状精度及び寸法精度を有する金属製リングとする第四工程とを備えた金属製リングの製造方法。
  2. 第四工程時に、第三中間素材を円環状のダイスの内周面に保持した状態で、ローラによりこの第三中間素材の内周面をこのダイスの内周面に向けて押し付ける、請求項1に記載した金属製リングの製造方法。
  3. 第三工程で、完成後の金属製リングの外径に一致する外径を有する第三中間素材を形成した後、第四工程で、この第三中間素材の外径を変化させず、内径及び内周面の形状を変化させる、請求項2に記載した金属製リングの製造方法。
  4. 第一工程の後、第四工程の前に、中間素材の外周面両端縁のうちの少なくとも一方の端縁の断面形状を凸円弧形にする予備成形を行なう、請求項1〜3のうちの何れか1項に記載した金属製リングの製造方法。
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