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JP2008173571A - 濁水処理槽および濁水処理装置 - Google Patents

濁水処理槽および濁水処理装置 Download PDF

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JP2008173571A JP2007009846A JP2007009846A JP2008173571A JP 2008173571 A JP2008173571 A JP 2008173571A JP 2007009846 A JP2007009846 A JP 2007009846A JP 2007009846 A JP2007009846 A JP 2007009846A JP 2008173571 A JP2008173571 A JP 2008173571A
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Takashi Nomoto
岳志 野本
Satoru Kimura
哲 木村
Tsutomu Nakayama
努 中山
Haruhisa Nakada
晴久 中田
Toru Hirano
亨 平野
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Abstract

【課題】支保用の吹付けコンクリートなどによるセメント微粒子を浮遊物質として含む濁水を浄化する際に、セメント微粒子の固化により弊害を防止する。
【解決手段】浮遊物質としてセメント微粒子を含む濁水を貯留する貯水槽12と、貯水槽12内に配置されたバブル発生装置14と、貯水槽12内のバブル発生装置14の上方に配置されて、バブル発生装置14から発生したバブルおよび浮遊物質を通過させる複数の貫通穴17を有する浮遊物質造粒促進板16と、浮遊物質造粒促進板16の各貫通穴17の下方に配置された凝集浮遊物質を蓄積するための回収容器18を備える。貯水槽12に導入された濁水W中の浮遊物質SSは、貫通穴17を通って沈降し、バブル発生装置14からのバブルBが貫通穴17を通過する際に浮遊物質SSがバブルBに捕捉され、これを繰り返す間に凝集浮遊物質Cとなって回収容器18内に蓄積される。
【選択図】図1

Description

本発明は、トンネル掘削工事等において発生した処理濁水中に含まれるセメント微粒子を分離除去するための濁水処理槽およびこれを利用した濁水処理装置に関する。
トンネル掘削工事においては、湧水が発生しやすく、この湧水に工事により発生した土砂が混じって濁水となる。この濁水は、工事の妨げとなるので排出されなければならず、そのまま排出したのでは河川等を汚染することになるので、濁水処理装置により排出に適した水質に処理してから河川等に放流される。図6はこのような濁水処理装置の一例を示している。図6において、原水槽1には、トンネル工事により発生した濁水が、後工程における連続処理が可能なように一定量貯留される。原水槽1に貯留された濁水は、中和槽2へ送られ、中和槽2において炭酸ガスの供給を受けて中和される。中和された濁水は、凝集反応槽3に送られ、ここでポリ塩化アルミニウムおよび高分子凝集剤の注入を受けて、濁水中のスラリーが凝集される。凝集されたスラリーを含む濁水は、続いてシックナー4に送られ、ここで上層の上水と下層の凝集されたスラリーとに分離される。上層の上水はシックナー4からオーバフローして処理水槽5には入り、ここで一旦貯留された後、河川等に放流される。シックナー4の下層に沈殿したスラリーを含む濁水は、スラリー槽6に一旦貯留された後、フィルタープレス7に送られる。フィルタープレス7では、凝集されたスラリーが圧縮ろ過されて脱水ケーキとなり、所定の場所に排出されるとともに、そのとき搾り出されたろ液が原水槽1に戻される。
一方、濁水処理の基本技術として、バブル(気泡)を利用して濁水中の浮遊物質(Suspended Solid:SS、懸濁物質ともいう。)を除去し浄化する装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。これは、水質活性浄化剤を池等の水域の汚濁物質を含む原水中に注入して混合攪拌することにより、主として水中に懸濁し溶解している有機物や栄養塩類を凝集物化して、その中に微細気泡を噴射して微細気泡によりその凝集物を水面上に浮上分離させることにより、水中から汚濁物質を分離除去させるものである。また、水質活性浄化剤を使用せずに、処理槽に貯留した汚水を電解装置により電気分解することにより、汚水に含まれる有機物等の汚れ成分を分離するとともに、その汚水中に微細気泡を発生させて汚れ成分を浮上分離させる装置も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−117562号公報 特開2006−136767号公報
上記従来の汚水処理装置においては、有機物等の汚濁物質を主に分離除去の対象としているが、トンネル工事等における濁水中には有機物以外の汚濁物質が含まれている。例えば、トンネル工事において支保部材として使用される吹付けコンクリートや補助工法におけるセメント系注入材、アジテーター車の洗い水等により発生するセメント微粒子である。このようなセメント微粒子が濁水中に含まれると、上記のような濁水処理装置においては、セメント微粒子がシックナー下部やシックナーからスラリー槽への配管内において固まり、装置の濁水処理が不能になることがある。このため、清掃およびメンテナンスのため、濁水処理装置の運転を停止させなければならないことがあり、結果として工程の遅延につながる問題があった。また、バキューム清掃やハツリ清掃が必要となり、その労力が必要となり、清掃費用もかかることになる。さらに、フィルタープレスのろ布が目詰まりを起こし、濁水処理が不能となることがあり、このため、ろ布の交換頻度が多くなり、コスト高につながっていた。さらに、強アルカリのセメント粒子が濁水内に混入することによって、中和槽における中和処理のための薬剤(炭酸ガス、塩酸または硫酸)の量が多くなり、コスト高になるという問題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたもので、処理濁水中に含まれるセメント微粒子を容易かつ効率的に分離除去することのできる濁水処理槽および濁水処理装置を提供することを目的とする。
本発明の濁水処理槽は、浮遊物質としてセメント微粒子を含む濁水を貯留する貯水槽と、前記貯水槽内に配置されたバブル発生装置と、前記貯水槽内の前記バブル発生装置の上方に配置されて、前記バブル発生装置から発生したバブルおよび前記浮遊物質を通過させる複数の貫通穴を有する浮遊物質造粒促進板とを備えたことを特徴とする。
貯水槽内に上部から浮遊物質としてセメント微粒子を含む濁水を導入すると、濁水は浮遊物質造粒促進板の貫通穴を通って流下し貯水槽内を満たす。そこで、貯水槽内下部に配置されたバブル発生装置によりバブルを発生させると、バブルは浮遊物質造粒促進板の貫通穴を通過して上昇し、その際にセメント微粒子を含む浮遊物質を捕捉しながら上昇する。浮遊物質造粒促進板の上部に浮上した浮遊物質は、貯水槽内に導入された濁水とともに再び浮遊物質造粒促進板の貫通穴を沈降し、またバブルに捕捉されながら浮遊物質造粒促進板の貫通穴を浮上する。この浮上沈降作用を繰り返す間に、セメント微粒子は水和反応により固化する性質があるため次第に結合して造粒化し、自重による自然沈降力がバブルの浮上力を上回った時点で浮遊物質造粒促進板の貫通穴を降下し、貯水槽内に堆積する。したがって、一定期間経過後に貯水槽内の堆積した凝集浮遊物質を回収することにより、濁水中のセメント微粒子を容易かつ効率的に分離除去することができる。
また、本発明の濁水処理槽は、前記浮遊物質造粒促進板の各貫通穴の下方に、前記バブルと前記浮遊物質とが結合して造粒化した凝集浮遊物質を蓄積するための回収容器を備えたことを特徴とする。造粒化した凝集浮遊物質は、貯水槽にバキューム等の回収装置が備えられている場合には、その回収装置により貯水槽から回収することができるが、そのような回収装置がない場合には、浮遊物質造粒促進板の各貫通穴の下方に回収容器を配置することにより、回収容器内に蓄積した凝集浮遊物質を回収容器から回収することができる。
また、本発明の濁水処理槽は、前記回収容器が、前記浮遊物質造粒促進板の各貫通穴の下方に対向する位置に設けられたガイドパイプと、前記ガイドパイプを支持する容器本体とからなることを特徴とする。浮遊物質造粒促進板の各貫通穴を下降した凝集浮遊物質は、ガイドパイプに導かれて容器本体内に蓄積され、凝集浮遊物質をとともに流下した濁水は、容器本体から溢れて出てゆくため、容器本体内に凝集浮遊物質のみを容易かつ効率的に蓄積することができる。
また、本発明の濁水処理槽は、前記浮遊物質造粒促進板および前記回収容器が前記貯水槽に着脱可能に取り付けられていることを特徴とする。浮遊物質造粒促進板および回収容器を貯水槽に着脱可能に取り付けることにより、凝集浮遊物質の回収の際には、浮遊物質造粒促進板および回収容器を貯水槽から取り外すことにより、凝集浮遊物質の回収を容易に行うことができる。
また、本発明の濁水処理槽の別の実施態様では、浮遊物質としてセメント微粒子を含む濁水を貯留する貯水槽と、前記貯水槽内に配置されたバブル発生装置と、前記貯水槽内の前記バブル発生装置の上方に配置されて、上下方向に貫通する複数の差し込み穴を有する浮遊物質造粒促進板と、前記浮遊物質造粒促進板の各差し込み穴に着脱可能に差し込まれて、前記バブル発生装置から発生したバブルおよび前記浮遊物質を通過させる貫通穴を有する複数のプラグ部材と、前記プラグ部材と同径以下でその下方に前記プラグ部材との間に空間を設けて連結され、前記バブルと前記浮遊物質とが前記プラグ部材の貫通穴を通る間に結合して造粒化した凝集浮遊物質を蓄積するための回収容器とを備えたことを特徴とする。この構成により、回収容器と連結されたプラグ部材を浮遊物質造粒促進板から取り外すことにより、浮遊物質造粒促進板を貯水槽に固定した状態で回収容器を取り出すことができ、回収容器内部に蓄積された凝集浮遊物質を容易に回収することができる。
また、本発明の濁水処理装置は、上記した濁水処理槽を原水槽として備え、前記原水槽からの濁水を処理して浄化するための複数のプロセスを有する。より詳しくは、この濁水処理装置は、浮遊物質としてセメント微粒子を含む濁水を一定量貯留してセメント微粒子を凝集除去する原水槽と、原水槽から送られた濁水を中和する中和ユニットと、中和された濁水にポリ塩化アルミニウムおよび高分子凝集剤を供給して濁水中のスラリーを凝集させる凝集反応槽と、濁水中の凝集されたスラリーを沈降させてスラリーと上水とを分離するシックナーと、分離された上水を貯留して放流する放流処理水槽と、沈降したスラリーを含む濁水を貯留するスラリー槽と、スラリー槽に貯留された濁水を圧縮ろ過して脱水ケーキとろ液に分離するフィルタープレスとを備えている。
本発明の濁水処理槽は、浮遊物質としてセメント微粒子を含む濁水を貯留する貯水槽と、貯水槽内に配置されたバブル発生装置と、貯水槽内のバブル発生装置の上方に配置されて、バブル発生装置から発生したバブルおよび浮遊物質を通過させる小径の複数の貫通穴を有する浮遊物質造粒促進板とを備えているので、貯水槽内に導入された濁水が、浮遊物質造粒促進板の貫通穴を通って流下し、またバブル発生装置により発生したバブルにより浮遊物質が浮遊物質造粒促進板の貫通穴を通過して浮上沈降作用を繰り返す間に、セメント微粒子が結合して造粒化し、自重により下降して貯水槽内に堆積するので、濁水中のセメント微粒子を容易かつ効率的に捕捉除去することができる。
また、この濁水処理槽を濁水処理装置の原水槽として利用することにより、原水槽下流において、セメント微粒子がシックナー下部やシックナーからスラリー槽への配管内において固まり、装置の濁水処理が不能になる問題を回避することができ、バキューム清掃やハツリ清掃が不要となり、その労力と清掃費用を削減することができる。さらに、フィルタープレスのろ布が目詰まりを起こし、濁水処理が不能となることを回避することができ、さらに、強アルカリのセメント粒子が濁水内に混入することによる中和槽における中和処理のための多量の薬剤(炭酸ガス、塩酸または硫酸)が不要となる等の効果を有する。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。本発明における濁水処理装置の全体の構成は図6に示したものと同じであるので、以下には原水槽としての濁水処理槽に限って説明する。図1(a)は本実施の形態における濁水処理槽の概略断面図、図1(b)はその平面図である。図1において、濁水処理槽10は、浮遊物質SSとしてセメント微粒子を含む濁水Wを貯留する貯水槽12と、貯水槽12内の底部に配置されたバブル発生装置14と、貯水槽12内のバブル発生装置14の上方に配置されて、バブル発生装置14から発生したバブルBおよび浮遊物質SSを通過させる小径の複数の貫通穴17を有する浮遊物質造粒促進板16と、浮遊物質造粒促進板16の各貫通穴17の下方に、バブルBと浮遊物質SSとが結合して造粒化した凝集浮遊物質C(一部のみを図示)を蓄積するための回収容器18とを備えている。浮遊物質SSとしてセメント微粒子を含む濁水Wは、貯水槽12の上方から供給管20を通じて導入され、排水ポンプ22により排出管24を通じて排出される。
バブル発生装置14は、例えば加圧ポンプにより水を送り出し、空気を負圧により吸引して、直径がマイクロからミリオーダーのバブルを発生させるタイプのものであり、ここでは直径が数十ミクロン程度のマイクロバブル発生装置が使用されているが、発生させるバブルの直径は、濁水に含まれているセメント微粒子の粒径に応じて決定される。バブル発生装置は、濁水処理槽の稼動中は常時動作している。他のバブル発生装置としては、キャビテーション方式、旋回方式、加圧溶解方式、ベンチュリー方式などが使用可能である。
浮遊物質造粒促進板16は、厚さが15cm程度のポリプロピレンまたはアクリル樹脂製のもので、貯水槽12の左右の両壁面にそれぞれ設けられた2個ずつの支持片11に載せられて着脱可能になっている。また、図1(b)に示すように、貯水槽12の両側長辺側において、貯水槽12の壁面との間に間隔を設けてある。この間隔は、供給管20を通じて大量の濁水が供給された場合に、浮遊物質造粒促進板16が障害となって溢流するのを防ぐためである。貫通穴17は、バブルBおよび浮遊物質SSが通過しやすいように、上部および下部がR面取りされている。貫通穴17の直径は、数mmから数cm程度、ここでは直径が2cm程度の貫通穴17が、互いに20cm程度の間隔を設けて形成されている。浮遊物質造粒促進板16の材料としては、他には鋼やアルミニウム等の金属材料が使用可能であり、表面に塗装などの処理を施してもよい。
回収容器18は、浮遊物質造粒促進板16の各貫通穴17の下方に対向する位置に設けられたガイドパイプ18aと、このガイドパイプ18aを支持する容器本体18bとからなり、図2に示すように、ガイドパイプ18aの外周面には、4枚の羽根18cが等分に設けられ、この4枚の羽根18cを容器本体18bの内周面に嵌め込むことにより、ガイドパイプ18aが容器本体18bの中間に浮いた状態で支持されている。回収容器18の各部の材料は、ポリプロピレンまたはアクリル樹脂製または鋼やアルミニウム等の金属材料が使用可能であり、表面に塗装などの処理を施してもよい。また、容器本体18b下部の等分4箇所には、ワイヤ支持片18dが形成され、そこに形成された取り付け穴18eに支持ワイヤ18fの一端が差し込まれ、支持ワイヤ18fの他端は、浮遊物質造粒促進板16の各貫通穴17の周辺4箇所に取り付けられたフック18gに係止されて、回収容器18の全体が宙吊り状態になっている。支持ワイヤ18fの長さは、ガイドパイプ18aの先端部と浮遊物質造粒促進板16の下部との間に数mm程度の間隔があくように設定されている。
次に、図1および図3を参照して濁水処理槽10の作用について説明する。供給管20から貯水槽12に供給されたトンネル工事による濁水Wは、浮遊物質SSとして支保用の吹き付けコンクリート等のセメント粒子が混じっており、この浮遊物質SSのあるものが、浮遊物質造粒促進板16の貫通穴17を通って沈降する。一方、バブル発生装置14から発生したバブルBは上昇して、あるものは貫通穴17を通って浮遊物質造粒促進板16の上に浮上する。その際、沈降した浮遊物質SSのあるものはバブルBに捕捉されて、貫通穴17を通って浮遊物質造粒促進板16の上に浮遊し、再び貫通穴17を通って沈降する。浮遊物質SSには、水和反応により固化するセメント分が多く存在するため、この沈降、浮上を繰り返すうちに、浮遊物質SSが互いに結合されて造粒化する。そして、造粒化した浮遊物質SSの自重による自然沈降力がバブルBの浮上力を上回ると、凝集浮遊物質Cは濁水Wとともに貫通穴17から回収容器18のガイドパイプ18aを通って容器本体18b内に回収される。この際、ガイドパイプ18aは凝集浮遊物質Cを逃がさずに効率よく回収する役目を果たす。容器本体18b内に流入した濁水Wは、容器本体18bの上部から逸流し、凝集浮遊物質Cのみが容器本体18b内に堆積する。容器本体18b内に堆積された凝集浮遊物質Cは、所定期間経過後、装置を停止して、容器本体18bを浮遊物質造粒促進板16ごと貯水槽12から取り外し、支持ワイヤ18fを外して容器本体18b内部の凝集浮遊物質Cを取り除く。その後、支持ワイヤ18fにより容器本体18bを浮遊物質造粒促進板16に係止させて、浮遊物質造粒促進板16を貯水槽12の支持片11に載せて元の状態に戻し、運転を再開する。
本実施の形態における浮遊物質SSの粒径は0.075mm以下なので、土粒子密度2.65g/cm3、水温10℃とした場合、浮遊物質SSの沈降速度は13.9m/h(約23cm/min)となる。実際の沈降では、相互干渉、乱流や偏流の発生等により沈降速度は減少するので、上記の数値は大体の目安である。また、バブル発生装置14から発生したバブルBの浮上は、バブルBの粒径が0.01mmの場合、その上昇速度は3cm/minになり、粒径1mmのバブルの場合の上昇速度は500〜600cm/minになる。したがって、1つのバルブBに1つの浮遊物質SSが捕捉されて造粒化されると考えると、造粒化された浮遊物質SSがその沈降速度に打ち勝って浮上するには、バブルBの粒径が数百μm程度必要と考えられる。そして最終的に、造粒化した凝集浮遊物質Cの沈降力がバブルBの浮上力を上回ったところで、容器本体18b内に回収される。
なお、浮遊物質造粒促進板16は、全体的に均一の厚さにすると厚さが厚い場合には重量がかさむので、図3aに示すように、ポリプロピレンまたはアクリル等の樹脂により、貫通穴17の部分を除いた残りの部分が中空になるように一体に成形してもよい。または、上下方向に2分割して、互いに向き合わせて接合するようにしてもよい。肉厚tは数ミリから数センチが好ましく、全体の厚さTは15cm程度、貫通穴17の直径は数ミリから数センチ程度が好ましい。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態2は、全体の構成は、図1に示すように貯水槽12とその内部底部に設置されたバブル発生装置14を備えており、実施の形態1と異なるのは、浮遊物質造粒促進板16および回収容器18の構造なので、その点についてのみ図4および図5を用いて説明する。図4において、浮遊物質造粒促進板26には、上下方向に貫通するストレートな差し込み穴27が所定の間隔を置いて複数個形成されている。この差し込み穴27には、ポリプロピレンまたはアクリル製のプラグ(プラグ部材)28が着脱可能に差し込まれている。プラグ28は、図5に示すように、上部の鍔部28aと下部の胴部28bとからなり、軸方向中央部には実施の形態1の貫通穴17と同様な貫通穴28cが形成されている。さらに、鍔部28aの対向する外周2箇所には取っ手28dが形成され、胴部28b外周の等分4箇所には、軸方向に平行に係止溝28eが形成されている。取っ手28dは任意の形状、構造のものでよく、さもなければ鍔部28aを厚くするだけでもよい。このプラグ28の下部には、回収容器29が着脱可能に取り付けられる。回収容器29は、ポリプロピレンまたはアクリル製で、プラグ28の胴部28bと同径またはそれ以下の直径を有する容器本体29aと、この容器本体29aの上端部の等分4箇所から上方に向けて形成された係止片29bとからなる。この係止片29bは、プラグ28の係止溝28eに着脱可能に係合するもので、係止溝28eの部分における内径よりも係止片29bにおける内径が少し小さく設定されて、係止片29bが有する弾性により係止溝28eに弾性的に係止されるようになっている。
本実施の形態2における浮遊物質造粒促進板および回収部は、以上のように構成されているので、プラグ28を浮遊物質造粒促進板26の差し込み穴27に差し込むことにより、実施の形態1と同様にして、プラグ28の貫通穴28cおよび回収容器29の係止片29bの間を通して、バブル発生装置24からのバブルBおよび濁水W中の浮遊物質SSを浮上、沈降させることができ、その間にバブルBにより浮遊物質SSを造粒化して、回収容器29内に凝集浮遊物質Cを堆積させることができる。そして、所定期間経過後、浮遊物質造粒促進板26の差し込み穴27からプラグ28を取っ手28dを持って回収容器29ごと取り外し、回収容器29内に蓄積した凝集浮遊物質Cを容易に取り除くことができる。
なお、本実施の形態2において、プラグ28と回収容器29との連結を、回収容器29に一体に設けた係止片29bにより行っているが、実施の形態1と同様に、ワイヤを用いてその両端をそれぞれプラグ28と回収容器29とに連結してもよい。また、実施の形態1と同様に、回収容器29内にガイドパイプを羽根を介して設けるようにしてもよい。
また、本実施の形態2においても、浮遊物質造粒促進板26は、差し込み穴27の部分を除いた残りの部分が中空になるように成形してもよい。
また、上記実施の形態1および2では、回収容器18または29を使用して凝集浮遊物質Cを回収したが、このような回収容器を用いずに、貫通穴17または28cから沈降した凝集浮遊物質Cを貯水槽12の底部に直接堆積させるようにしてもよい。この場合には、貯水槽12底部に堆積した凝集浮遊物質Cを人力により、またはバキューム装置などの機械を使用して除去することになる。
以上のように、本発明に係る濁水処理槽および濁水処理装置は、浮遊物質としてセメント微粒子を含む濁水からセメント微粒子を容易かつ効率的に捕捉除去することができ、トンネル掘削工事用の他にも、セメントを使用するダム建設工事、構造物基礎工事用等にも適用することができる。
本発明の実施の形態1における濁水処理槽の断面図(a)と平面図(b)である。 実施の形態1における回収容器の斜視図である。 実施の形態1における動作説明図である。 実施の形態1における浮遊物質造粒促進板の別の例を示す部分断面図である。 実施の形態2における浮遊物質造粒促進板、プラグおよび回収容器の断面図である。 実施の形態2におけるプラグおよび回収容器の分解斜視図である。 本発明が適用される濁水処理装置の概略構成を説明するブロック図である。
符号の説明
B バブル
C 凝集浮遊物質
SS 浮遊物質
W 濁水
10 濁水処理槽(原水槽)
11 支持片
12 貯水槽
14 バブル発生装置
16 浮遊物質造粒促進板
18 回収容器
18a ガイドパイプ
18b 容器本体
18c 羽根
18d ワイヤ支持片
18e 取り付け穴
18f 支持ワイヤ
18g フック
20 供給管
22 排水ポンプ
24 排水管
26 浮遊物質造粒促進板
27 差し込み穴
28 プラグ(プラグ部材)
28a 鍔部
28b 胴部
28c 貫通穴
28d 取っ手
28e 係止溝
29 回収容器
29a 胴部
29b 係止片

Claims (6)

  1. 浮遊物質としてセメント微粒子を含む濁水を貯留する貯水槽と、前記貯水槽内に配置されたバブル発生装置と、前記貯水槽内の前記バブル発生装置の上方に配置されて、前記バブル発生装置から発生したバブルおよび前記浮遊物質を通過させる複数の貫通穴を有する浮遊物質造粒促進板とを備えたことを特徴とする濁水処理槽。
  2. 前記浮遊物質造粒促進板の各貫通穴の下方に、前記バブルと前記浮遊物質とが結合して造粒化した凝集浮遊物質を蓄積するための回収容器を備えたことを特徴とする請求項1に記載の濁水処理槽。
  3. 前記回収容器が、前記浮遊物質造粒促進板の各貫通穴の下方に対向する位置に設けられたガイドパイプと、前記ガイドパイプを支持する容器本体とからなることを特徴とする請求項2に記載の濁水処理槽。
  4. 前記浮遊物質造粒促進板および前記回収容器が前記貯水槽に着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の濁水処理槽。
  5. 浮遊物質としてセメント微粒子を含む濁水を貯留する貯水槽と、前記貯水槽内に配置されたバブル発生装置と、前記貯水槽内の前記バブル発生装置の上方に配置されて、上下方向に貫通する複数の差し込み穴を有する浮遊物質造粒促進板と、前記浮遊物質造粒促進板の各差し込み穴に着脱可能に差し込まれて、前記バブル発生装置から発生したバブルおよび前記浮遊物質を通過させる貫通穴を有する複数のプラグ部材と、前記プラグ部材と同径以下でその下方に前記プラグ部材との間に空間を設けて連結され、前記バブルと前記浮遊物質とが前記プラグ部材の貫通穴を通る間に結合して造粒化した凝集浮遊物質を蓄積するための回収容器とを備えたことを特徴とする濁水処理槽。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の濁水処理槽を原水槽として備え、前記原水槽からの濁水を処理して浄化するための複数のプロセスを有する濁水処理装置。
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