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JP2008172914A - 電源装置および画像形成装置 - Google Patents

電源装置および画像形成装置 Download PDF

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JP2008172914A
JP2008172914A JP2007003279A JP2007003279A JP2008172914A JP 2008172914 A JP2008172914 A JP 2008172914A JP 2007003279 A JP2007003279 A JP 2007003279A JP 2007003279 A JP2007003279 A JP 2007003279A JP 2008172914 A JP2008172914 A JP 2008172914A
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Keisuke Samejima
啓祐 鮫島
Shinichiro Matsumoto
真一郎 松本
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Abstract

【課題】ゼロクロス検知部で消費される無駄な電力を削減できる電源装置、およびこの電源装置を用いた画像形成装置を提供する。
【解決手段】交流入力を直流に変換する直流電源部103、104と、前記直流電源部に接続され、前記直流電源部の出力電力をその電圧とは異なる電圧の直流電力に変換する、負荷の待機時にも動作する第1のコンバータ105と、前記直流電源部に接続され、前記直流電源部の出力電力をその電圧とは異なる電圧の直流電力に変換する、前記負荷の待機時は停止する第2のコンバータ401と、前記第2のコンバータから電源供給を受けて、前記交流入力のゼロクロスポイントを検知するゼロクロス検知部201と、を備えた電源装置により前記課題を解決する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に好適な、ゼロクロス検知回路付きの電源装置に関し、特にそのゼロクロス検知回路の消費電力の削減に関するものである。なお、このゼロクロス検知回路は、交流電源のゼロクロスポイントすなわち交流位相の0度、180度のタイミングを検知する回路であり、位相検知回路ともいう。
昨今、画像形成装置の待機時の消費電力は、ブルーエンジェルや、エナジースターといった国際的な省エネ規格として規格化されている。
待機時の消費電力を低減させることは、画像形成装置を開発する際の主要なテーマであり、画像形成装置の商品価値を著しく高めるファクターである。
図9は、従来の画像形成装置における電源装置ならびにゼロクロス検知回路の1例を示す図である。以下この従来の装置、回路を従来例1という。
図中101はACインレット、102はコモンモードコイル、103は整流ダイオードブリッジ、104は1次平滑電解コンデンサである。
105はコンバータA電源である。例として、フライバック電源を図示した。
コンバータA電源105は以下の構成部品からなる。
106は起動抵抗、107はスイッチングFET、108は電源IC、109、110、111、121、122、125、126は抵抗、112、119はダイオード、113、123はコンデンサである。114はトランス、115はトランスの一次側巻線、116はトランスの補助巻線、117はトランスの二次側巻線、120は平滑コンデンサ、118はフォトカプラ、124はシャントレギュレータである。
201はゼロクロス検知回路である。
ゼロクロス検知回路201は以下の構成部品からなる。
202、203、204、207、208は抵抗、205はコンデンサ、206はNPNトランジスタ、209はフォトカプラ、210はゼロクロス検知信号の出力端である。
301はコンバータBの停止信号回路である。
コンバータBの停止信号回路301は以下の構成部品からなる。
302、306はNPNトランジスタ、303、305、307、308は抵抗、304はフォトカプラ、309はコンバータB停止信号の入力端である。
401はコンバータB電源である。例としてフォワードタイプの電源を図示した。
コンバータB電源41は以下の構成部品からなる。
402は電源IC、403、405、413、414、417、418は抵抗、404はスイッチングFET、406はトランス、407はトランスの一次側巻線、408はトランスの二次側巻線である。409はダイオードアレー、410はチョークコイル、411は平滑コンデンサ、412はフォトカプラ、415はコンデンサ、416はシャントレギュレータである。
通常動作として、ACインレット101より入力された、商用交流電源は、コモンモードコイル102、整流ダイオードブリッジ103を通り、全波整流され、1次平滑電解コンデンサ104に平滑される。
これとは別に、コンバータAに対しては、コモンモードコイル102を通った商用交流電源は起動抵抗106を通り、電源IC108を起動させ、スイッチングFET107を動作させ、トランス114に電流を流すことで動作を開始する。
トランス114が動作すると、トランスの補助巻線116により作られた電源電圧が、電源IC108へ供給されるようになり、電源IC108は動作を続けることが可能となる。このことにより、スイッチングFETI07をスイッチング動作させることができるようになり、トランス114は安定した動作を続けることが可能となる。
さらに、トランス114の二次側巻線117より出力された二次側の電圧は整流ダイオード119で整流され、平滑コンデンサ120により平滑され直流出力Vaが出力可能となる。
直流出力Vaの電圧制御は、以下のように行なわれている。
直流出力Vaを抵抗125と抵抗126で分圧した電圧をシャントレギュレータ124に入力することで、直流出力Vaから抵抗121を介して、フォトカプラ118のLEDに電流が流れる。
このことより、フォトカプラ118のフォトトランジスタ側にコレクタ電流を流すことができ、フォトカプラ118が接続される電源IC108の端子電圧が変化することでフィードバック電位が作られる。
このフィードバック電位の変化が、スイッチングFET107のスイッチングデューティや、スイッチング周波数を変化させる主なトリガーとなり、安定した直流出力Vaの制御が可能となる。
なお、抵抗122、コンデンサ123は前述した一連のフィードバックループにおける位相補償を行っている。
以上がコンバータA電源105の動作である。
次に、コンバータB電源401の動作を説明する。
コンバータA電源105のトランスの補助巻線116を電源供給源として、トランジスタ302を介して電源IC402が起動する。
電源IC402が起動すると、スイッチングFET404を動作させ、トランス406に電流を流すことで動作を開始し、安定した動作を続けることが可能となる。
さらに、トランス406の二次側巻線408より出力された二次側の電圧はダイオードアレー409で整流され、平滑コンデンサ411により平滑され直流出力Vbが出力可能となる。
直流出力Vbの電圧制御は、以下のように行なわれている。
直流出力Vbを抵抗417と抵抗418で分圧した電圧をシャントレギュレータ416に入力することで、直流出力Vbから抵抗413を介してフォトカプラ412のLEDに電流が流れる。
このことより、フォトカプラ412のフォトダイオード側にコレクタ電流を流すことができ、電源IC402の端子電圧が変化することでフィードバック電位が作られる。
このフィードバック電位の変化が、スイッチングFET404のスイッチングデューティや、スイッチング周波数を変化させる主なトリガーとなり、安定した直流出力Vbの制御が可能となる。
なお、抵抗414、コンデンサ415は前述した一連のフィードバックループにおける位相補償を行っている。
次に、ゼロクロス検知回路201は以下のような動作を行う。
ゼロクロス検知回路201は、整流ダイオードブリッジ103の整流前の交流電圧が検知対象の電源となる。
この電源が、抵抗202と抵抗203とで分圧され、抵抗204とコンデンサ205で構成されるCRフィルタを抜け、トランジスタ206のベースに供給され、コレクタ電流を流したり、遮断したりすることを可能となる。
このことからフォトカプラ209のLED側の電流を流したり、遮断したりすることも可能となる。さらに、フォトカプラ209のLED側の光を受け、フォトカプラ209のフォトトランジスタ側は、コレクタ電流を流したり、遮断したりすることが可能となり、その結果、ゼロクロス検知信号を出力することが可能となる。
なお、この際のトランジスタ206の電源は、コンバータA電源105のトランス114の補助巻線116からなる電源である。
また、フォトカプラ209のフォトトランジスタ側のコレクタ電流の電源は、コンバータA電源105の直流出力Vaである。
次に、コンバータB停止信号回路301は、コンバータA電源105が動作しているときに、電源装置外の外部信号により、コンバータBを動作させたり停止させたりすることを可能とする回路である。
以下に、コンバータB電源401を出力停止/出力動作する際の回路動作概要を説明する。
・コンバータB電源401を出力停止する場合
コンバータB停止信号回路301におけるコンバータB停止信号の入力端309をGNDレベルにする。
このようにすることで、トランジスタ306にコレクタ電流を流すことができず、フォトカプラ304のLEDを発光させ、フォトカプラ304のフォトトランジスタ側にコレクタ電流を流すことになる。
その結果、トランジスタ302はコレクタ電流を流すことができず、コンバータB電源401の電源IC402への電源供給が停止し、この結果コンバータB電源401は出力停止する。
なお、トランジスタ302のエミッタ側と電源IC402とが接続される端子は、電源IC402の電源端子である。
・コンバータB電源401を出力動作する場合
コンバータB停止信号の入力端309をHIレベルにする。
なお、この場合コンバータB停止信号の入力端309にはトランジスタ306のコレクタ電流を流せるだけのHIレベルが必要である。
このようにすることで、トランジスタ306はコレクタ電流を流すこととなり、フォトカプラ304のLEDを光らせなくすることとなる。
この結果、トランジスタ302はコレクタ電流を流すことが可能となり、コンバータB電源401の電源IC402への給電が可能となり、コンバータB電源401は出力動作する。
補足として、この従来例1の画像形成装置は、電子写真プロセスを用い、紙などの記録材上にトナー画像を転写し、このトナーが転写された画像を定着ローラによって熱定着させる方式の画像形成装置である。
このため、定着ローラで転写画像を熱定着させる際、定着ローラ内の定着ヒータの温度制御に商用交流の位相制御を使うため、商用交流電圧のゼロクロスポイントを検知するゼロクロス検知信号は必要な信号である。
また、ゼロクロス検知信号は画像形成待機時では必要のない信号でもある。
また、コンバータB電源は、画像形成装置が画像形成待機時には必要のない電源であり、コンバータB電源は画像形成時には、動作し、画像形成待機時には、停止させることを前提としている。
なお、停止させる目的は、画像形成待機時の消費電力の削減である。
図10に、従来例2のレーザビームプリンタの構成を示す。まず、画像形成動作について説明する。
商用交流電源1から供給された交流電圧は、メインスイッチ2を介して、低圧電源3、ゼロクロス検知回路8、定着電源6に供給される。
低圧電源3は、商用交流電圧を直流電圧Vs,Vpに変圧する。
Vsは制御部5用の電源電圧、Vpは駆動部4用の電源電圧である。
制御部5には、外部から供給された画像データをレーザの発光パターンに変調する画像処理装置や、アクチュエータを制御する論理演算装置などが含まれる。
駆動部4には、紙搬送や画像形成動作を行うモータなどのアクチュエータ、レーザによって描かれた潜像をトナー画像に現像し、紙面上に転写する高圧電源などが含まれる。
ゼロクロス検知回路8は、商用交流電圧の電圧位相を検知するモジュールであり、その出力信号ZEROXは制御部5に供給される。制御部5は、ZEROX信号を基に、定着電源6の駆動タイミングを制御する。
定着電源6は、商用交流をON/OFFし、定着装置7に供給する。
定着装置7内には、対向した2本の定着ローラ9,10が配置される。
定着ローラ9内には、発熱抵抗体であるヒータ11、および定着ローラ9の温度を検出する温度センサ(不図示)が配置される。温度センサの出力信号は、制御部5に供給される。制御部5から定着電源6へは、ヒータ駆動信号FSRDが供給されている。制御部5は、温度センサの出力信号にもとづいて、定着ローラ9の温度を一定にすべく、定着電源6の出力をON/OFFする。
紙面上に転写されたトナー画像は、定着ローラ9,10の対向圧力と熱によって融解され、紙面上に定着される。
以下、各モジュールの詳細な構成と動作を説明する。
低圧電源3を説明する。
ユーザがスイッチ2をONすると、商用交流電圧が、ダイオードブリッジ12に供給される。ダイオードブリッジ12は商用交流電圧を整流し、後段の一次平滑コンデンサ13に供給する。
一次平滑コンデンサ13は、この電圧を平滑化し、トランス15の一次巻線15p1を介してFET16に供給する。一方、一次平滑コンデンサ13の端子電圧は、起動抵抗14を介して、PWMモジュール17のスタートアップ端子Vstにも供給されている。
スタートアップ端子Vstに電圧が供給されると、PWMモジュール17は、FET16のスイッチングを開始する。すると、トランス15の二次巻線15s、および補助巻線15p2にパルス電圧が誘起する。
二次巻線15sに誘起したパルス電圧は、ダイオード28,29、および二次平滑コンデンサ30,31によって整流、平滑化され、直流電圧Vp,Vsとなる。
一方、補助巻線15p2に誘起したパルス電圧は、ダイオード18、およびコンデンサ20によって整流、平滑化され、直流電圧Vicとなる。このVicは、PWMモジュール17の電源端子Vccに供給される。一般に、PWMモジュールは、Vccの端子電圧が規定値以上に達すると、スタートアップ端子Vstから流れ込む電流をモジュール内部で遮断する。
ゼロクロス検知回路8を説明する。
商用交流電圧は、抵抗Rin(21)を介して、トランジスタ25のベース端子に供給される。トランジスタ25のコレクタ端子には、抵抗24を介して直流電圧Vicが供給される。一方で、トランジスタ25のコレクタ端子は、フォトカプラ26内LEDのアノード端子に接続されている。
トランジスタ25のエミッタ端子、およびフォトカプラ26内LEDのカソード端子は、一次平滑コンデンサ13の−端子に接続される。フォトカプラ26の二次側端子は、ZEROX信号として制御部5に供給される。
前述の回路構成において、商用交流電圧Vacが正極性の場合(図11 t1からt2)、トランジスタ25がONし、エミッタ−コレクタ間電圧が、ほぼ零となる。これにより、フォトカプラ26内LEDの端子電圧も、ほぼ零となるため、LEDは消灯する。したがって、ZEROX信号は、Hレベルとなる。
商用交流電圧Vacが負極性の場合(図11 t2からt3)、トランジスタ25がOFFする。すると、それまでトランジスタ25に流れていた電流がフォトカプラ26内LEDに流入し、LEDが発光する。これにより、ZEROX信号は、Lレベルとなる。
すなわち、ZEROX信号の立ち上がりエッジが商用交流電源電圧の位相0°をあらわし、立下りエッジが商用交流電源電圧の位相180°をあらわす。これらの位相情報は、後述する定着電源6のON/OFF制御に用いられる(特許文献1)。
定着電源6を説明する。
商用交流のL1相は、ヒータ11に直接結線される。ヒータ11の他端は、トライアック34のT2端子に接続される。トライアック34のT1端子は、商用交流のL2相に接続される。トライアック34のT2−G端子間には、抵抗33、およびフォトトライアックカプラ35が接続される。フォトトライアックカプラ35のLED側には、トランジスタ38が接続される。トランジスタ38のベースには、抵抗37を介して、制御部5よりヒータ駆動信号FSRDが供給される。
以上の回路で制御部5がFSRD信号をHレベルにした場合、トランジスタ38がONし、フォトトライアックカプラ35のLEDが発光、フォトトライアックカプラ35がONする。
すると、抵抗32,33によって分圧された電圧がトライアック34のG端子に印加され、トライアック34がONする。これにより、ヒータ11に商用交流電圧が印加される(図12 t1)。
逆に制御部5がFSRD信号をLレベルにした場合、フォトトライアックカプラ35がOFFし、トライアック34のG端子が抵抗32によってT1端子にプルダウンされる。しかし、トライアック34はサイリスタ素子であるため、一度ONすると、電流が流れている間はOFFできない(図12 t2)。商用交流電圧の位相が0°付近となり、電流がほぼ零(保持電流値以下)となったタイミングでOFFする。これにより、ヒータ11への通電が停止される(図12 t3)。
制御部5は、定着ローラ9の温度を一定にすべく、定着電源6のON時間を調整する。
具体的には、ヒータ11に供給する商用交流電圧の位相角を制御する。この通電位相角制御を行うため、前述のZEROX信号を用いる。
特開2006−126657号公報
これまで従来例1として説明したような2コンバータ方式で、一方のコンバータを外部信号により停止と動作可能でかつ、ゼロクロス検知回路をもつ電源装置を搭載した画像形成装置は、画像形成待機時に、不要な電力を消費している画像形成装置である。
なぜならば、画像形成待機時に、一方のコンバータが停止時にも、ゼロクロス検知信号が不要にもかかわらずゼロクロス検知回路が動作を続けるからである。
また、従来例2に関しても次のような問題がある。
たとえば、前述したように、PWMモジュール17の電源端子Vccの電圧が規定値以上に達した場合、スタートアップ端子Vstから流れ込む電流を遮断するように構成された低圧電源が周知である。
商用交流電圧は、比較的高電圧である。よって、起動抵抗14での電力消費も比較的大きい。低圧電源起動後、スタートアップ端子Vstから流れ込む電流を遮断することで、起動抵抗14での無駄な電力消費を抑えることができる。
ところが、商用交流電圧のゼロクロス検知回路においては、入力抵抗Rin(21)での電力消費が常時発生する。
図11で示したように、Rin(21)には、商用交流電源の半波電圧が常に印加される。商用交流電圧は、比較的高電圧である。よって、Rin(21)での電力消費も比較的大きい。
たとえば欧州の商用交流電圧はAC240Vrms程度であり、入力抵抗Rin(21)には一般に100KΩ前後の抵抗素子が用いられる。したがって、Rin(21)では、0.3W程度の電力(=240Vx240V÷100KΩ÷2)が常に消費されることとなる。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、ゼロクロス検知部で消費される無駄な電力を削減できる電源装置、およびこの電源装置を用いた画像形成装置を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明では、電源装置を次の(1)ないし(3)のとおりに構成し、画像形成装置を次の(4)のとおりに構成する。
(1)交流入力を直流に変換する直流電源部と、前記直流電源部に接続され、前記直流電源部の出力電力をその電圧とは異なる電圧の直流電力に変換する、負荷の待機時にも動作する第1のコンバータと、前記直流電源部に接続され、前記直流電源部の出力電力をその電圧とは異なる電圧の直流電力に変換する、前記負荷の待機時は停止する第2のコンバータと、前記第2のコンバータから電源供給を受けて、前記交流入力のゼロクロスポイントを検知するゼロクロス検知部と、を備えた電源装置。
(2)交流入力を整流ダイオードブリッジにより整流し直流に変換する直流電源部と、前記直流電源部に接続され、前記直流電源部の出力電力をその電圧とは異なる電圧の直流電力に変換するコンバータと、前記整流ダイオードブリッジの1辺に並列に接続された、ダイオードと電流検知素子と直流定電圧源の直列回路を有し、前記電流検知素子で検知した電流にもとづいて前記交流入力のゼロクロスポイントを検知するゼロクロス検知部と、を備えた電源装置。
(3)交流入力を整流ダイオードブリッジにより整流し直流に変換する直流電源部と、前記直流電源部に接続され、前記直流電源部の出力電力をその電圧とは異なる電圧の直流電力に変換する、負荷の待機時にも動作する第1のコンバータと、前記直流電源部に接続され、前記直流電源部の出力電力をその電圧とは異なる電圧の直流電力に変換する、前記負荷の待機時は停止する第2のコンバータと、前記整流ダイオードブリッジの1辺に並列に接続された、ダイオードと電流検知素子と直流定電圧源の直列回路を有し、前記電流検知素子と前記直流定電圧源の電源を前記第2のコンバータとし、前記電流検知素子で検知した電流にもとづいて前記交流入力のゼロクロスポイントを検知するゼロクロス検知部と、を備えた電源装置。
(4)前記(1)ないし(3)のいずれかに記載の電源装置と、サイリスタ素子により温度制御される定着器とを備えた画像形成装置であって、前記サイリスタ素子は、前記ゼロクロス検知部で検知したゼロクロスポイントを基準にして導通位相角制御される画像形成装置。
本発明によれば、ゼロクロス検知部付き電源装置における不要な消費電力を抑えることで、省エネルギーの効果を上げることができる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、画像形成装置の実施例により詳しく説明する。
図1は、実施例1である“画像形成装置”における電源装置の構成を示す回路図である。
なお、図中、コンバータA電源105、コンバータB電源401、ゼロクロス検知回路201、コンバータ停止信号回路301のそれぞれの動作概要は、従来例1で説明したものと同じであるため、説明は繰り返さないことにする。
本実施例の要部を示す図1の説明に先立って、図2により画像形成装置の構成を簡単に説明する。
図2は、実施例1である画像形成装置全体の構成を模式的に示す断面図である。
図中1101は画像形成装置、1127は手差し給紙トレー、1102は用紙カセット、1103は給紙ローラ、1104は転写ベルト駆動ローラ、1105は転写ベルト、1106〜1109はイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの感光ドラムである。1110〜1113は転写ローラ、1114〜1117はイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのカートリッジ、1118〜1121はイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの光学ユニットである。1122、1123は定着ユニットの定着加圧ローラ、1124はレジシャッター、1125は記録材、1208はオペレーションパネルユニットである。
画像形成装置1101は、電子写真プロセスを用い記録材1125上にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像を重ねて転写し、定着ローラ1122、1123によってトナー画像を温度制御に基づき熱定着させる。
各色の光学ユニット1118〜1121は、各感光ドラム1106〜1109の表面をレーザビームによって露光走査して潜像を形成するよう構成される。これら一連の画像形成動作は搬送される記録材1125上のあらかじめ決まった位置から画像が転写されるよう同期をとって走査制御している。
さらに、画像形成装置1101は、記録材1125を給紙、搬送する給紙モータと転写ベルト駆動ローラを駆動する転写ベルト駆動モータと各色感光ドラムおよび転写ローラ1110〜1113を駆動する感光ドラム駆動モータを備えている。さらに定着加圧ローラ123を駆動する定着駆動モータを備えている。
画像形成装置1101が備える制御CPU(図示せず)は、定着ユニットによって、所望の熱量を記録材1125に与えることによって、記録材1125上のトナー画像を融着し定着させる。
また、オプション設定として、オプションカセット1126と両面オプション1128を備えている。
図2では、電源部の表示は省略されているが、電源部は、待機時も動作する制御CPU等に電力を供給する、第1のコンバータと、待機時には停止する画像形成部に電力を供給する第2のコンバータを備えている。
次に、図1により、本実施例の要部である、電源装置について説明する。図9で示した従来例1と比較して変更もしくは追加となった回路部品は以下のとおりである。
・変更部品
コンバータB電源401のトランス501(一次側巻線502、補助巻線503、二次側巻線504)
・追加部品
コンデンサ505、抵抗506、ダイオード507
この実施例1の特徴は、コンバータB電源のトランス501は、従来例1と違い補助巻線502を持ち、補助巻線502で発生した電源をダイオード507で整流し、コンデンサ505でチャージした電位を、ゼロクロス検知回路201の電源としたことにある。さらに、コンバータB電源の直流出力Vbを、ゼロクロス検知回路201のフォトカプラ209を流れるコレクタ電流の電源として使用したことも特徴である。
つまり、従来例1では、コンバータA電源105を電源としていたゼロクロス回路201を、本実施例1では、コンバータB電源401を電源とするように変更している。
このような構成にすることで、コンバータB電源401の動作が停止した際には、ゼロクロス検知回路201に使用している電源供給のうち、コンバータB電源401が供給している電源が停止する。
このようにして、ゼロクロス検知回路201が消費する電力のうち、以下にあげる電力を削減することが可能となる。
抵抗207からフォトカプラ209(LED側)もしくは抵抗207からトランジスタ206へ流れる電流による消費電力。さらに、抵抗208を介してフォトカプラ209(フォトトランジスタ側)へ流れる電流による消費電力。これらを抑えることが可能となる。
ただし、本実施例1では、商用交流電源から、抵抗202と抵抗203の分圧抵抗に流れる電流による消費電力を削減できないため、ゼロクロス検知回路201の消費電力を完全に削減するに至っていない。
次に従来例1を例にとり、コンバータB電源401が停止時に、不必要に消費している電力を概算することにする。
図9において、補助巻線116で発生し、コンデンサ113に蓄えられる電圧を20V、抵抗207を4.7KΩ、コンバータA電源105の直流出力Vaを3.3V、抵抗208を1KΩとする。また、ゼロクロス検知信号の出力端210から外部に流れ出す電流を無視、ゼロクロス検知回路のDUTYを50%、フォトカプラ209のLED側の順方向電圧を1V、一次回路から二次回路への変換効率を70%とした場合の電力を概算する。
一次電力で換算した消費電力は、(一次回路分:83mW)+(二次回路分:11mW⇒一次回路換算15.7mW)=98.7mW≒100mWである。
本実施例1においてはこのような不要な電力を削減することができ、その結果、消費電力を抑えることが可能となる。
以上説明したように、本実施例によれば、画像形成待機時に、コンバータBの動作を停止した際に、ゼロクロス検知回路で不必要に消費していた電力を部分的に削減することが可能となる。
図3は、実施例2である“画像形成装置”における電源装置の構成を示す回路図である。
実施例1と比較して異なる点は、
・コンバータB停止信号回路の構成部品であるトランジスタ302を削除した点。
・コンバータB電源401の電源IC402を、動作停止信号端子を持つタイプとした点。
の2点である。
また、この実施例2の特徴としては、コンバータB停止信号により、コンバータB電源401の電源IC402の動作停止信号をコントロールすることで、外部信号によりコンバータB電源401に対し、出力停止/出力動作のコントロールを可能としたことである。
なお、図3でフォトカプラ601のフォトトランジスタのコレクタ側が接続されている電源IC402の1端子が、電源IC402の動作停止信号の入力端子とし、動作停止信号がGNDレベルのときは、電源IC402の動作が停止する。逆に、GNDレベルではないときは、電源IC402の動作は停止せず通常に動作することとする。
次に、以下に、実施例2の動作概要をコンバータB電源の出力停止/出力動作に分けて説明する。
・コンバータB電源401を出力停止する場合
コンバータB停止信号回路301のコンバータB停止信号の入力端309をGNDレベルにする。
このようにすることで、トランジスタ306にコレクタ電流を流すことができず、フォトカプラ601のLEDを発光させ、フォトカプラ601のフォトトランジスタ側にコレクタ電流を流すことになる。
この結果、電源IC402の動作停止信号端子は、GNDレベルとなり、コンバータB電源401は出力停止する。
・コンバータB電源401を出力動作する場合
コンバータB停止信号の入力端309をHIレベルにする。
なお、この場合コンバータB停止信号の入力端309にはトランジスタ306のコレクタ電流を流せるだけのHIレベルが必要である。
このようにすることで、トランジスタ306はコレクタ電流を流すこととなり、フォトカプラ601のLEDは光らなくなる。
この結果、電源IC402の動作停止信号端子は、GNDレベルではなくなり、コンバータB電源401は出力動作する。
なお、本実施例2で削減できる電力は、実施例1とほぼ同じであり、実施例1と同様の効果が得られる。
図4は、実施例3である“画像形成装置”における電源装置の構成を示す回路図である。実施例3で、実施例1と比較して異なる点は、ゼロクロス検知回路946である。
コンバータB電源401におけるトランス補助巻線503出力を整流・平滑した電圧Vicの直流定電圧源(以下直流定電圧源Vicともいう)から、ACインレット101から入力される商用交流電源に向けて流れる電流を、トランジスタ942を用いて検出する。これにより、商用交流電源の電圧位相を検知する一方で、ダイオード940により、商用交流電源から流入する電流を遮断することが特徴である。
コンバータBの出力は、シャントレギュレータ416によりフィードバック制御されているので、定電圧となっている。よって、トランス補助巻線503の出力をダイオード507、コンデンサ505で整流・平滑した電圧は定電圧であり、直流定電圧源Vicを構成している。この直流定電圧源Vicは、トランジスタ942のエミッタ端子に供給される。トランジスタ942のベース端子は、抵抗Rin(941)、ダイオード940を介して、商用交流電源のL1相に接続される。トランジスタ942のコレクタ端子は、抵抗943を介して、フォトカプラ944内LEDのアノード端子に接続される。フォトカプラ944内LEDのカソード端子は、ブリッジダイオードのローサイド出力端に接続される。フォトカプラ944の二次側端子は、ゼロクロス検知信号(ZEROX)として出力される。
前述の回路構成において、商用交流電圧Vacが直流定電圧源Vicの電圧よりも大きい場合、ダイオード940が逆バイアスされる。したがって、トランジスタ942のベース電流は流れず、トランジスタ942はOFFする。これにより、フォトカプラ944内LEDの順電流も遮断され、LEDは消灯する。したがって、ZEROX信号は、HIレベルとなる。
一方、商用交流電圧Vacが直流定電圧源Vicの電圧よりも小さい場合、
『直流定電圧源Vic→トランジスタ942のエミッタ→トランジスタ942のベース→抵抗Rin(941)→ダイオード940→商用交流電源101のL1相』のルートで電流が流れる。すると、トランジスタ942がONし、フォトカプラ944内LEDに順電流が流れ、LEDが発光する。これにより、ZEROX信号は、LOWレベルとなる。
すなわち、ZEROX信号の立ち上がりエッジは、商用交流電圧Vacが、直流定電圧源Vicの電圧を上回ったタイミングとなる。一方、立下りエッジは、商用交流電圧Vacが、直流定電圧源Vicの電圧を下回ったタイミングとなる。
このときの商用交流電源1の電圧位相φは、商用交流電圧の最大値Vacpkを用いて、概略以下の式で表される。
φ=sin^−1(Vic/Vacpk)
ここで、直流定電圧源の電圧Vic、および商用交流電圧の最大値Vacpkは、既知の値であるから、ZEROX信号のエッジのタイミングから、商用交流電源の位相を知ることができる。
たとえば、Vic=20Vとすれば、商用交流電圧の最大値Vacpkは、欧州では約340V(=AC240Vx√2)なので、φ=sin^−1(20V/340V)=3°および177°となる。
すなわち、ZEROX信号の立ち上がりエッジのタイミングが、商用交流電圧の位相3°付近をあらわし、ZEROX信号の立ち下がりエッジのタイミングが、商用交流電圧の位相177°付近をあらわす。
ところで、前述の一連の動作のなかで、抵抗Rin(941)に印加される電圧は、ダイオードブリッジ103が存在するため、トランス補助巻線503の出力により形成される直流定電圧源の電圧値Vic以下である。
直流定電圧源の電圧Vicは20V前後に設定されることが望ましい。これは、商用交流電圧と比較して非常に小さい。よって、抵抗Rin(941)で消費される電力も非常に小さく抑えることができる。Rin(941)は、トランジスタ942の直流電流増幅率を考慮し、数十KΩから数百KΩに設定されることが望ましい。仮にRin(941)を100KΩとすれば、Rin(941)で消費される電力は、0.002W程度である(=20Vx20V÷100KΩ÷2)。
さらに、前述のような回路にすることで、コンバータB電源401の動作が停止した際には、直流定電圧源Vicが停止する。すると、商用交流電源101の電圧によらず、常にダイオード940が逆バイアスされるため、ゼロクロス検知回路946内の抵抗Rin(941)での消費電力は概略零となる。
これにより、コンバータBの動作を停止した際に、ゼロクロス検知回路で不必要に消費していた電力をさらに削減することが可能となる。
以上説明したように、本実施例によれば、ゼロクロス検知回路で不必要に消費していた電力を大きく削減することが可能となる。
図5は、実施例4である“画像形成装置”の構成を示す図である。
なお、従来例2で説明した項目には、同様の符号を付し、ここでの説明を省略する。
本実施例の特徴は、ゼロクロス検知回路46にある。
トランス補助巻線15p2の出力を整流・平滑した電圧Vicを直流定電圧源として使用する。直流定電圧源Vicから商用交流電源1のL1相に向けて流れる電流を、トランジスタ42を用いて検出する。これにより、商用交流電源1の電圧位相を検知する。一方で、ダイオード40により、商用交流電源1から流入する電流を遮断することが特徴である。
直流定電圧源Vicは、トランジスタ42のエミッタ端子に供給される。トランジスタ42のベース端子は、抵抗Rin(41)、ダイオード40を介して、商用交流電源1のL1相に接続される。トランジスタ42のコレクタ端子は、抵抗43を介して、フォトカプラ44内LEDのアノード端子に接続される。フォトカプラ44内LEDのカソード端子は、一次平滑コンデンサ13の−端子に接続される。フォトカプラ44の二次側端子は、位相検知信号ZEROXとして制御部5に供給される。
前述の回路構成において、商用交流電圧Vacが直流定電圧源Vicよりも大きい場合(図6 t1からt2)、ダイオード40が逆バイアスされる。したがって、トランジスタ42のベース電流は流れず、トランジスタ42はOFFする。これにより、フォトカプラ44内LEDの順電流も遮断され、LEDは消灯する。したがって、ZEROX信号は、Hレベルとなる。
一方、商用交流電圧Vacが直流定電圧源Vicよりも小さい場合(図6 t2からt3)、
『直流定電圧源Vic→トランジスタ42のエミッタ→トランジスタ42のベース→抵抗Rin(41)→ダイオード40→商用交流電源1のL1相』のルートで電流が流れる。すると、トランジスタ42がONし、フォトカプラ44内LEDに順電流が流れ、LEDが発光する。これにより、ZEROX信号は、Lレベルとなる。
すなわち、ZEROX信号の立ち上がりエッジは、商用交流電圧Vacが、直流定電圧源Vicの電圧を上回ったタイミングである。一方、立下りエッジは、商用交流電圧Vacが、直流定電圧源Vicの電圧を下回ったタイミングである。
このときの商用交流電源1の電圧位相φは、商用交流電圧の最大値Vacpkを用いて、概略以下の式で表される。
φ=sin^−1(Vic/Vacpk)
ここで、直流定電圧源Vicの電圧Vic、および商用電源電圧の最大値Vacpkは、既知の値であるから、ZEROX信号のエッジのタイミングから、商用交流電源の位相を知ることができる。
たとえば、Vic=20Vとすれば、商用交流電圧の最大値Vacpkは、欧州では約340V(=AC240Vx√2)なので、φ=sin^−1(20V/340V)=3°および177°となる。
すなわち、ZEROX信号の立ち上がりエッジのタイミングが、商用交流電圧の位相3°付近をあらわし、ZEROX信号の立ち下がりエッジのタイミングが、商用交流電圧の位相177°付近をあらわす。
制御部5は、これらの位相情報を基にトライアックの導通位相角を制御し、ヒータ11に供給する商用交流電圧の位相角を制御する。
ところで、図6に示したように、前述の一連の動作のなかで、抵抗Rin(41)に印加される電圧は、ダイオードブリッジ12が存在するため、直流定電圧源Vicの電圧値以下である。
一般にPWMモジュール17の電源電圧Vccは、20V前後である。よって、直流定電圧源Vicも20V前後であり、商用交流電圧と比較して非常に小さい。よって、抵抗Rin(41)で消費される電力も非常に小さく抑えることができる。Rin(41)は、トランジスタ42の直流電流増幅率を考慮し、数十KΩから数百KΩに設定されることが望ましい。仮にRin(41)を100KΩとすれば、Rin(41)で消費される電力は、0.002W程度である(=20Vx20V÷100KΩ÷2)。
前述したとおり、従来のゼロクロス検知回路8の入力抵抗Rin(21)では、0.3W程度の電力が消費されていた。本実施例におけるRin(41)の消費電力は0.002W程度と、従来に比べて非常に小さい。
以上説明したように、本実施例によれば、ゼロクロス検知部において、比較的高電圧である商用交流電源から流入する電流を遮断し、直流定電圧源から商用交流電源に流れ出す電流でゼロクロスポイントの検知を行っている。そして、直流定電圧源の電圧は、商用交流電源電圧に比べ、低く設定することが可能であるから、ゼロクロス検知回路で消費される無駄な電力を大きく削減することができる。
図7は、実施例5である“画像形成装置”の構成を示す図である。
なお、従来例2で説明した項目には、同様の符号を付し、ここでの説明を省略する。
本実施例の特徴は、ゼロクロス検知回路54にあり、実施例4で交流位相検知に用いたトランジスタ42を省略し、フォトカプラ内LEDを用いて直接検知するようにした点である。
すなわち、トランス補助巻線15p2の出力を整流・平滑した電圧Vicを直流定電圧源として使用する。直流定電圧源Vicから商用交流電源1のL1相に向けて流れる電流を、フォトカプラ52内LEDを用いて検出し、商用交流電源1の電圧位相を検知する。一方で、ダイオード50により、商用交流電源1から流入する電流を遮断することが特徴である。
直流定電圧源Vicは、フォトカプラ52内LEDのアノード端子に接続される。フォトカプラ52内LEDのカソード端子は、抵抗Rin(51)、ダイオード50を介して、商用交流電源1のL1相に接続される。フォトカプラ52の二次側端子は、位相検知信号ZEROXとして制御部5に供給される。
前述の回路構成において、商用交流電圧Vacが直流定電圧源Vicよりも大きい場合(図6 t1からt2)、ダイオード50が逆バイアスされる。したがって、フォトカプラ52内LEDの順電流が流れず、LEDは消灯する。したがって、ZEROX信号は、Hレベルとなる。
一方、商用交流電圧Vacが直流定電圧源Vicよりも小さい場合(図6 t2からt3)、
『直流定電圧源Vic→フォトカプラ52内LEDのアノード→フォトカプラ52内LEDのカソード→抵抗Rin(51)→ダイオード50→商用交流電源1のL1相』のルートで電流が流れる。すると、フォトカプラ52内LEDが発光する。これにより、ZEROX信号は、Lレベルとなる。
すなわち、ZEROX信号の立ち上がりエッジは、商用交流電圧Vacが、直流定電圧源Vicの電圧を上回ったタイミングとなる。一方、立下りエッジは、商用交流電圧Vacが、直流定電圧源Vicの電圧を下回ったタイミングとなる。
このときの商用交流電源1の電圧位相φは、商用交流電圧の最大値Vacpkを用いて、概略以下の式で表される。
φ=sin^−1(Vic/Vacpk)
ここで、直流定電圧源の電圧Vic、および商用電源電圧の最大値Vacpkは、既知の値であるから、ZEROX信号のエッジのタイミングから、商用交流電源の位相を知ることができる。
たとえば、Vic=20Vとすれば、商用交流電圧の最大値Vacpkは、欧州では約340V(=AC240Vx√2)なので、φ=sin^−1(20V/340V)=3°および177°となる。
すなわち、ZEROX信号の立ち上がりエッジのタイミングが、商用交流電圧の位相3°付近をあらわし、ZEROX信号の立ち下がりエッジのタイミングが、商用交流電圧の位相177°付近をあらわす。
制御部5は、これらの位相情報を基にトライアック34の導通位相角を制御し、ヒータ11に供給する商用交流電圧の位相角を制御する。
ところで、図8に示したように、前述の一連の動作のなかで、抵抗Rin(51)に印加される電圧は、直流定電圧源Vicの電圧値以下である。
一般にPWMモジュール17の電源電圧Vccは、20V前後である。よって、直流定電圧源Vicも20V前後であり、商用交流電圧と比較して非常に小さい。よって、抵抗Rin(51)で消費される電力も非常に小さく抑えることができる。
Rin(51)は、フォトカプラ52の光変換効率(CTR)を考慮し、数百Ωから数十KΩに設定されることが望ましい。仮にRin(51)を4.7KΩとすれば、Rin(51)で消費される電力は、0.04W程度である(=20Vx20V÷4.7KΩ÷2)。
前述したとおり、従来例2のゼロクロス検知回路8の入力抵抗Rin(21)では、0.3W程度の電力が消費されていたが、本実施例におけるRin(51)の消費電力は0.04W程度となり、従来例2に比べて非常に小さい。
実施例1における電源装置の回路図 実施例1の概略構成を示す断面図 実施例2における電源装置の回路図 実施例3における電源装置の回路図 実施例4における電源装置の回路図 実施例4におけるゼロクロス検知回路の波形図 実施例5における電源装置の回路図 実施例5におけるゼロクロス検知回路の波形図 従来例1の回路図 従来例2の回路図 従来例2におけるゼロクロス検知回路の波形図 導通位相角制御の説明図
符号の説明
103 整流ダイオードブリッジ
104 平滑電解コンデンサ
105 コンバータA電源
201 ゼロクロス検知回路
401 コンバータB電源

Claims (5)

  1. 交流入力を直流に変換する直流電源部と、
    前記直流電源部に接続され、前記直流電源部の出力電力をその電圧とは異なる電圧の直流電力に変換する、負荷の待機時にも動作する第1のコンバータと、
    前記直流電源部に接続され、前記直流電源部の出力電力をその電圧とは異なる電圧の直流電力に変換する、前記負荷の待機時は停止する第2のコンバータと、
    前記第2のコンバータから電源供給を受けて、前記交流入力のゼロクロスポイントを検知するゼロクロス検知部と、
    を備えたことを特徴とする電源装置。
  2. 請求項1に記載の電源装置において、
    前記第2のコンバータは、電源制御用ICを備え、
    前記電源制御用ICは、前記負荷の待機時に外部信号により停止されることを特徴とする電源装置。
  3. 交流入力を整流ダイオードブリッジにより整流し直流に変換する直流電源部と、
    前記直流電源部に接続され、前記直流電源部の出力電力をその電圧とは異なる電圧の直流電力に変換するコンバータと、
    前記整流ダイオードブリッジの1辺に並列に接続された、ダイオードと電流検知素子と直流定電圧源の直列回路を有し、前記電流検知素子で検知した電流にもとづいて前記交流入力のゼロクロスポイントを検知するゼロクロス検知部と、
    を備えたことを特徴とする電源装置。
  4. 交流入力を整流ダイオードブリッジにより整流し直流に変換する直流電源部と、
    前記直流電源部に接続され、前記直流電源部の出力電力をその電圧とは異なる電圧の直流電力に変換する、負荷の待機時にも動作する第1のコンバータと、
    前記直流電源部に接続され、前記直流電源部の出力電力をその電圧とは異なる電圧の直流電力に変換する、前記負荷の待機時は停止する第2のコンバータと、
    前記整流ダイオードブリッジの1辺に並列に接続された、ダイオードと電流検知素子と直流定電圧源の直列回路を有し、前記電流検知素子と前記直流定電圧源の電源を前記第2のコンバータとし、前記電流検知素子で検知した電流にもとづいて前記交流入力のゼロクロスポイントを検知するゼロクロス検知部と、
    を備えたことを特徴とする電源装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の電源装置と、サイリスタ素子により温度制御される定着器とを備えた画像形成装置であって、
    前記サイリスタ素子は、前記ゼロクロス検知部で検知したゼロクロスポイントを基準にして導通位相角制御されることを特徴とする画像形成装置。
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