[go: up one dir, main page]

JP2008172162A - 点火コイル用の軟磁性体 - Google Patents

点火コイル用の軟磁性体 Download PDF

Info

Publication number
JP2008172162A
JP2008172162A JP2007006146A JP2007006146A JP2008172162A JP 2008172162 A JP2008172162 A JP 2008172162A JP 2007006146 A JP2007006146 A JP 2007006146A JP 2007006146 A JP2007006146 A JP 2007006146A JP 2008172162 A JP2008172162 A JP 2008172162A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
soft magnetic
central core
coil
magnetic body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007006146A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsunori Akimoto
克徳 秋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2007006146A priority Critical patent/JP2008172162A/ja
Publication of JP2008172162A publication Critical patent/JP2008172162A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】一定の大きさのエアギャップを、製品毎にばらつきなく安定して形成することができる点火コイル用の軟磁性体を提供すること。
【解決手段】点火コイル用の軟磁性体5は、一次コイル及び二次コイルを備えた点火コイルの閉磁路の一部を構成する。軟磁性体5は、軟磁性粉末を圧縮成形してなる2つの圧粉体5A、Bを連結してなる。2つの圧粉体5A、Bの連結部位には、互いに係合して一定の大きさのエアギャップ501を形成するギャップ形成係合部50が設けてある。2つの圧粉体の一方5Aは、一次コイル及び二次コイルの内周側に配置する中心コア51と、中心コア51の軸方向他端部512に配置する中継コアとを一体成形したものであり、他方5Bは、中心コア51の軸方向一端部511に配置する中継コア52Aである。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用エンジン等の内燃機関に使用する点火コイルの閉磁路の一部を構成する軟磁性体に関する。
車両用エンジン等の内燃機関に使用する点火コイルにおいては、同一軸線を中心に内周側と外周側に重ねて巻回した一次コイル(一次側コイル)と二次側コイル(二次コイル)とを用い、電磁誘導作用を利用して例えば20〜40kVの高電圧を二次コイルに発生させている。そして、この高電圧により、二次コイルに接続したスパークプラグにおける一対の電極間にスパークを発生させ、このスパークにより内燃機関における燃焼動作を行っている。
また、一次コイル及び二次コイルの内周側には、軟磁性体からなる中心コアを配置すると共に、一次コイル及び二次コイルの外周側には、軟磁性体からなる外周コアを配置している。そして、一次コイルに通電を行ったときに生ずる磁束を、中心コア及び外周コアを通過させて、磁気回路を形成している。また、点火コイルにおける間隙内は、エポキシ樹脂等の絶縁性の樹脂を充填して、一次コイル、二次コイル、中心コア等の各構成部品を固定すると共に、各構成部品同士の絶縁性を確保している。
また、所望の形状に成形して必要とする磁気性能を確保することが容易である等の理由より、例えば、特許文献1の点火コイルに開示されるように、軟磁性粉末を圧縮成形して、圧粉体からなる軟磁性体を作製することが行われている。
また、例えば、特許文献2の内燃機関用点火コイルにおいては、珪素鋼板を積層してなる第1鉄心の積み重ね方向に対向させて、鉄心材の粉末をほぼ半球状に成形してなる第2鉄心及び第3鉄心を配置しており、第1鉄心と第2鉄心及び第3鉄心との間に閉磁路を形成している。そして、材料の節約及び渦電流等の問題を解決して、安価で小型化した点火コイルを形成している。
ところで、点火コイルにおいて、中心コア、外周コアを用いると共に、これらを軸方向両端部において中継する一対の中継コアを用いて、閉磁路の磁気回路を形成する場合には、この磁気回路に磁気飽和が生ずることを抑制するために、所定の位置にエアギャップ(空隙)を形成している。
しかしながら、従来の点火コイルにおいては、上記エアギャップは、中心コア、外周コア又は中継コアの軟磁性体は、点火コイルにおける構成部品との組付を行ったときに形成される。つまり、エアギャップの大きさ(空隙の幅)は、軟磁性体と他の構成部品との位置関係によって決定されることになる。そのため、所定の大きさのエアギャップを安定して形成するには十分ではない。
特開2004−186588号公報 特開2005−142393号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、一定の大きさのエアギャップを、製品毎にばらつきなく安定して形成することができる点火コイル用の軟磁性体を提供しようとするものである。
本発明は、一次コイル及び二次コイルを備えた点火コイルの閉磁路の一部を構成する軟磁性体であって、
該軟磁性体は、軟磁性粉末を圧縮成形してなる2つの圧粉体を連結してなり、
該2つの圧粉体の連結部位には、互いに係合して一定の大きさのエアギャップを形成するギャップ形成係合部を設けたことを特徴とする点火コイル用の軟磁性体にある(請求項1)。
本発明の点火コイル用の軟磁性体は、2つの圧粉体を連結してなり、2つの圧粉体の連結部位に、互いに係合して一定の大きさ(幅)のエアギャップを形成するギャップ形成係合部を設けている。これにより、本発明の軟磁性体は、2つの圧粉体を連結することによって、常に一定の大きさのエアギャップを形成することができる。そのため、軟磁性体を用いる点火コイル毎に、エアギャップの大きさにばらつきが生ずることを防止することができる。
それ故、本発明の点火コイル用の軟磁性体によれば、一定の大きさのエアギャップを、製品毎にばらつきなく安定して形成することができる。
上述した本発明における好ましい実施の形態につき説明する。
本発明において、上記軟磁性体を構成する軟磁性粉末は、例えば、絶縁被膜を備える鉄系粉末を主成分として構成することができる。鉄系粉末としては、例えば、Fe−Si系合金粉末等の表面に絶縁樹脂による被膜を形成したものを用いることができる。また、軟磁性体は、多数の鉄系粉末をバインダーによって結合して圧縮成形することができる。
また、上記軟磁性体は、上記一次コイル及び二次コイルの内周側に配置する中心コアと、該中心コアの軸方向端部を上記一次コイル及び二次コイルの外周側に配置する外周コアに中継するための中継コアとを構成しており、上記2つの圧粉体の一方は、上記中心コアとし、他方は、上記中心コアの軸方向一端部に配置する上記中継コアとすることができる(請求項2)。この場合には、中心コアと中継コアとを互いに係合させたときに、これらの間に一定の大きさのエアギャップを安定して形成することができる。
また、上記軟磁性体は、上記一次コイル及び二次コイルの内周側に配置する中心コアと、該中心コアの軸方向端部を上記一次コイル及び二次コイルの外周側に配置する外周コアに中継するための中継コアとを構成しており、上記2つの圧粉体の一方は、上記中心コアと該中心コアの軸方向他端部に配置する上記中継コアとを一体成形したものとし、他方は、上記中心コアの軸方向一端部に配置する上記中継コアとすることもできる(請求項3)。この場合にも、中心コアと中継コアとを互いに係合させたときに、これらの間に一定の大きさのエアギャップを安定して形成することができる。
また、上記ギャップ形成係合部は、上記中心コアの軸方向一端部の外周面に、上記中継コアの内周面から突出形成した複数の突起を当接させる構成とすることができる(請求項4)。この場合には、中心コアの外周面と、中継コアにおける複数の突起とによって、中心コアと中継コアとの間に一定の大きさのエアギャップを安定して形成することができる。
また、上記ギャップ形成係合部は、上記中心コアの軸方向一端部の外周面から突出形成した複数の突起を、上記中継コアの内周面に当接させる構成とすることもできる(請求項5)。この場合には、中心コアにおける複数の突起と、中継コアの内周面とによって、中心コアと中継コアとの間に一定の大きさのエアギャップを安定して形成することができる。
また、上記ギャップ形成係合部は、上記中心コアの軸方向一端部の外周面から突出形成した複数の突起を、上記中継コアの内周面に当接させると共に、上記中心コアの軸方向一端部の外周面に、上記中継コアの内周面から突出形成した複数の突起を当接させる構成とすることもできる(請求項6)。この場合には、中心コアにおける複数の突起と、中継コアにおける複数の突起とを併用して、中心コアと中継コアとの間に一定の大きさのエアギャップを安定して形成することができる。
また、上記複数の突起の少なくとも1つと対向する上記中心コアの外周面又は上記中継コアの内周面の対向部位には、当該突起を係止する係止凹部が形成してあり、該係止凹部により上記2つの圧粉体同士の周方向における回り止めを行うことが好ましい(請求項7)。この場合には、中心コアと中継コアとが周方向に位置ずれを行ってしまうことを防止することができる。
また、上記軟磁性体は、上記一次コイル及び二次コイルの内周側に配置する中心コアと、該中心コアの軸方向端部を上記一次コイル及び二次コイルの外周側に配置する外周コアと中継するための中継コアとを構成しており、上記2つの圧粉体の一方は、上記中心コアの一部と該中心コアの軸方向一端部に配置する上記中継コアとを一体成形したものとし、他方は、上記中心コアの残部と該中心コアの軸方向他端部に配置する上記中継コアとを一体成形したものとすることもできる(請求項8)。この場合には、中心コアの一部と中心コアの残部とを互いに係合させたときに、これらの間に一定の大きさのエアギャップを安定して形成することができる。
また、上記ギャップ形成係合部は、上記中心コアの一部における軸方向の中心側端面に形成した軸方向突起と、上記中心コアの残部における軸方向の中心側端面に形成した軸方向凹部とを係合させることにより、当該中心側端面同士の間に上記エアギャップを形成する構成とすることができる(請求項9)。この場合には、軸方向突起と軸方向凹部との係合によって、中心コアの一部と中心コアの残部との間に一定の大きさのエアギャップを安定して形成することができる。
以下に、本発明の点火コイル用の軟磁性体にかかる実施例につき、図面と共に説明する。
(実施例1)
本例の点火コイル用の軟磁性体5は、図3に示すごとく、一次コイル21及び二次コイル22を備えた点火コイル1の閉磁路の一部を構成する。図1、図2に示すごとく、この軟磁性体5は、軟磁性粉末を圧縮成形してなる2つの圧粉体5A、Bを連結してなる。2つの圧粉体5A、Bの連結部位には、互いに係合して一定の大きさ(幅)のエアギャップ(空隙)501を形成するギャップ形成係合部50が設けてある。
以下に、本例の本例の点火コイル用の軟磁性体5につき、図1〜図12と共に詳説する。
図1〜図3に示すごとく、本例の点火コイル1においては、上記軟磁性体5により構成した中心コア51及び中継コア52と、一次コイル21及び二次コイル22の外周側に配置する軟磁性材料からなる外周コア23とによって、閉磁路の磁気回路を構成する。そして、上記ギャップ形成係合部50により、閉磁路におけるエアギャップ501を形成する。また、各中継コア52の外周面は、外周コア23の軸方向両端部における内周面とそれぞれ連結されている。
図1に示すごとく、本例の軟磁性体5は、一次コイル21及び二次コイル22の内周側に配置する中心コア51と、中心コア51の軸方向両端部511、512を外周コア23に中継するための中継コア52とを構成している。そして、2つの圧粉体の一方5Aは、中心コア51と中心コア51の軸方向他端部512に配置する中継コア52Bとを一体成形したものであり、他方5Bは、中心コア51の軸方向一端部511に配置する中継コア52Aである。本例の軟磁性体5(各圧粉体5A、B)は、絶縁樹脂による被膜を備える多数の鉄系粉末(Fe−Si系合金粉末等)を、バインダーによって結合した状態で圧縮成形してなる。
同図に示すごとく、中心コア51は、円柱形状を有しており、中心コア51に一体成形した中継コア52Bは、円盤形状を有している。また、中心コア51とは別体に成形した中継コア52Aは、中心コア51を挿入する挿入穴520を備えた円環形状を有している。
本例のギャップ形成係合部50は、中心コア51の軸方向一端部511の外周面510と、中継コア52Aの挿入穴520における内周面521から突出形成した複数の突起53とによって形成してある。そして、本例のエアギャップ501は、中心コア51の軸方向一端部511の外周面510に、中継コア52Aにおける複数の突起53を当接させたときに、複数の突起53同士の間に形成された空隙である。本例の突起53は、2つの圧粉体5A、B同士の係合を安定させるために、中継コア52の挿入穴520における内周面521の3箇所に形成してある。なお、この突起53は、これ以外にも例えば4箇所に形成することもできる。
上記2つの圧粉体5A、Bによるギャップ形成係合部50は、上記以外にも種々の構成とすることができる。
具体的には、ギャップ形成係合部50は、図4、図5に示すごとく、中心コア51の軸方向一端部511の外周面510から突出形成した複数の突起53を、中継コア52Aの挿入穴520における内周面521に当接させる構成とすることもできる。
また、ギャップ形成係合部50は、図6、図7に示すごとく、中心コア51の軸方向一端部511の外周面510から突出形成した複数の突起53を、中継コア52Aの挿入穴520における内周面521に当接させると共に、中心コア51の軸方向一端部511の外周面510に、中継コア52Aの挿入穴520における内周面521から突出形成した複数の突起53を当接させる構成とすることもできる。そして、中心コア51の外周面510の互いに対向する2箇所に突起53を形成すると共に、中心コア51における突起53とは90°位相をずらして、中継コア52の内周面521の互いに対向する2箇所に突起53を形成することができる。
また、図8に示すごとく、中継コア52Aに複数の突起53を形成する場合において、中継コア52Aにおける複数の突起53のうちのいずれかである第1突起53Aは、残りの突起53である第2突起53Bよりも突出高さを大きくし、第1突起53Aと対向する中心コア51の外周面510の対向部位には、第1突起53Aを係止する係止凹部54を形成することができる。そして、第1突起53Aを係止凹部54に係止させることにより、2つの圧粉体5A、B同士の周方向における回り止めを行うことができる。これにより、中心コア51と中継コア52とが周方向に位置ずれを行ってしまうことを防止することができる。
なお、図9に示すごとく、中心コア51に複数の突起53を形成する場合において、中心コア51における複数の突起53のうちのいずれかである第1突起53Aは、残りの突起53である第2突起53Bよりも突出高さを大きくし、第1突起53Aと対向する中継コア52Aの外周面510の対向部位には、第1突起53Aを係止する係止凹部54を形成することもできる。また、中心コア51及び中継コア52Aにそれぞれ突起53を形成する場合においても、第1突起53Aと係止凹部54とを同様に形成することができる。
また、図示は省略するが、中心コア51と中心コア51の軸方向他端部512に配置する中継コア52Bとは、一体成形することなく、成形後に連結することもできる。この場合にも、2つの圧粉体の一方5Aを中心コア51とし、他方5Bを中心コア51の軸方向一端部511に配置する中継コア52Aとすることができる。
本例の点火コイル1は、図3に示すごとく、一次コイル21及び二次コイル22を備えたコイル部2を、エンジン(シリンダヘッドカバー)のプラグホール内に配置して用いるスティックタイプのものである。
一次コイル21は、断面円環形状を有する熱可塑性樹脂からなる一次スプール211の外周に巻回してなる。二次コイル22は、一次コイル21よりも細径の電線を用い、断面円環形状を有する熱可塑性樹脂からなる二次スプール221の外周に、一次コイル21の巻回数よりも多い巻回数で巻回してなる。一次コイル21、二次コイル22、中心コア51及び外周コア23は、熱可塑性樹脂からなるコイルケース31内に収容してある。
同図に示すごとく、コイルケース31の高電圧側端部には、断面円環形状を有する熱可塑性樹脂からなり、二次コイル22の高電圧側端部225と導通される高電圧端子42を内部に収容する高電圧タワー33が連結してある。この高電圧タワー33には、断面円環形状を有する絶縁性のゴムからなり、スパークプラグを装着するためのプラグ装着部材34が取り付けてある。高電圧タワー33の内周側には、プラグ装着部材34の内周側に装着したスパークプラグの碍子部の先端の端子部と接触するスプリング43が、高電圧端子42と導通した状態で配置してある。
図3に示すごとく、コイルケース31の低電圧側端部には、当該点火コイル1をエンジンのECU(電子制御ユニット)に電気接続するためのコネクタ接続部321を取り付けるコネクタケース部32が形成してある。本例のコネクタケース部32内には、電力制御回路を備えたイグナイタ41が配置してある。
また、点火コイル1における間隙、すなわちコネクタケース部32、コイルケース31及び高電圧タワー33によって囲まれた空間における間隙には、熱硬化性樹脂からなる充填材11が充填してある。
また、本例の中心コア51は、軟磁性体5により構成したため、中心コア51の外周面510にエッジ等の凹凸が形成されない。そのため、充填材11に亀裂が入ることを防止するために、中心コア51の外周に配置する樹脂製又はゴム製のテープ又はチューブを廃止することができる。
また、本例の中心コア51の軸方向一端部511側は、スパークプラグ側に配置した。これに対し、中心コア51の軸方向他端部512側を、スパークプラグ側に配置することもできる。
また、上記軟磁性体5から構成した中心コア51及び中継コア52を適用する点火コイル1は、上記以外にも種々の構成のものとすることができる。
例えば、点火コイル1は、図10に示すごとく、コイル部2をプラグホール外に配置する形状のものとすることができる。
また、点火コイル1は、図11に示すごとく、一次コイル21および二次コイル22をエンジン(シリンダヘッドカバー)のプラグホール外に(プラグホールの軸方向と垂直に)配置して用いる矩形タイプのものとすることもできる。この場合に、図12に示すごとく、中継コア52A、Bは、中心コア51の全周に向けて突出する円環形状又は円盤形状とする必要はなく、中心コア51の周方向における一部から外方へ突出する形状に形成することができる。また、外周コア23は、中継コア52A、Bの外周面における円弧部分に沿った断面円弧形状に形成することができる。
本例の点火コイル1において、ECUからのパルス状のスパーク発生信号によって、一次コイル21に電流を流したときには、中心コア51、中継コア52A、B及び外周コア23を通過する磁界が形成される。次いで、一次コイル21に流す電流を遮断したときには、自己誘導作用により一次コイル21に電圧が発生すると共に、相互誘導作用により二次コイル22に高電圧の誘導起電力が発生し、点火コイル1に取り付けたスパークプラグにおける一対の電極間にスパークを発生させることができる。また、中心コア51の軸方向一端部511と中継コア52Aとの間に上記エアギャップ501が形成されていることにより、中心コア51、中継コア52A、B及び外周コア23による閉磁路において、磁気飽和による磁気エネルギーの低下を抑制することができる。
本例の点火コイル用の軟磁性体5は、上記のごとく2つの圧粉体5A、Bを連結してなり、2つの圧粉体5A、Bの連結部位に、互いに係合して一定の大きさのエアギャップ501を形成するギャップ形成係合部50を設けている。これにより、本例の軟磁性体5は、2つの圧粉体5A、Bを連結することによって、常に一定の大きさのエアギャップ501を形成することができる。
そして、このエアギャップ501は、軟磁性体5を点火コイル1に組み付ける前の段階において安定して形成することができる。そのため、軟磁性体5を用いる点火コイル1毎に、エアギャップ501の大きさにばらつきが生ずることを防止することができる。
それ故、本例の点火コイル用の軟磁性体5によれば、一定の大きさのエアギャップ501を、製品毎にばらつきなく安定して形成することができる。
(実施例2)
本例は、上記ギャップ形成係合部50を、中心コア51の軸方向における中間部位に形成した例である。
図13、図14に示すごとく、本例の2つの圧粉体の一方5Aは、中心コア51の一部と中心コア51の軸方向一端部511に配置する中継コア52Aとを一体成形したものであり、他方5Bは、中心コア51の残部と中心コア51の軸方向他端部512に配置する中継コア52Bとを一体成形したものである。そして、本例のギャップ形成係合部50は、中心コア51の一部における軸方向の中心側端面513に形成した軸方向突起55と、中心コア51の残部における軸方向の中心側端面513に形成した軸方向凹部56とを係合させることにより、当該中心側端面513同士の間にエアギャップ501を形成する構成とすることができる。
図13、図14に示すごとく、本例の軸方向突起55は、中心コア51の一部における中心側端面513の横断面方向の中心部に形成し、軸方向凹部56は、中心コア51の残部における中心側端面513の中心部に形成してある。また、軸方向突起55及び軸方向凹部56は、種々の形状に形成することができ、例えば、図15、図16に示すごとく、軸方向突起55を平板状に突出して形成し、軸方向凹部56を、平板状の軸方向突起55と係合するよう溝状に形成することができる。
本例においても、その他の構成は上記実施例1と同様であり、上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
実施例1における、点火コイル用の軟磁性体を構成する2つの圧粉体を示す斜視説明図。 実施例1における、2つの圧粉体を連結してエアギャップを形成した状態を示す断面説明図。 実施例1における、点火コイルを示す断面説明図。 実施例1における、点火コイル用の軟磁性体を構成する他の2つの圧粉体を示す斜視説明図。 実施例1における、他の2つの圧粉体を連結してエアギャップを形成した状態を示す断面説明図。 実施例1における、点火コイル用の軟磁性体を構成する他の2つの圧粉体を示す斜視説明図。 実施例1における、他の2つの圧粉体を連結してエアギャップを形成した状態を示す断面説明図。 実施例1における、他の2つの圧粉体を連結してエアギャップを形成すると共に、これらの周方向の周り止めを行った状態を示す断面説明図。 実施例1における、他の2つの圧粉体を連結してエアギャップを形成すると共に、これらの周方向の周り止めを行った状態を示す断面説明図。 実施例1における、他の点火コイルを示す断面説明図。 実施例1における、他の点火コイルを示す断面説明図。 実施例1における、他の点火コイル用の軟磁性体を構成する2つの圧粉体を示す斜視説明図。 実施例2における、点火コイル用の軟磁性体を構成する2つの圧粉体を示す斜視説明図。 実施例2における、2つの圧粉体を連結してエアギャップを形成した状態を示す側面説明図。 実施例2における、点火コイル用の軟磁性体を構成する他の2つの圧粉体を示す斜視説明図。 実施例2における、他の2つの圧粉体を連結してエアギャップを形成した状態を示す側面説明図。
符号の説明
1 点火コイル
2 コイル部
21 一次コイル
22 二次コイル
23 外周コア
31 コイルケース
5 軟磁性体
5A、B 圧粉体
50 ギャップ形成係合部
501 エアギャップ
51 中心コア
510 外周面
511 軸方向一端部
512 軸方向他端部
52A、B 中継コア
521 内周面
53 突起
53A 第1突起
53B 第2突起
54 係止凹部
55 軸方向突起
56 軸方向凹部

Claims (9)

  1. 一次コイル及び二次コイルを備えた点火コイルの閉磁路の一部を構成する軟磁性体であって、
    該軟磁性体は、軟磁性粉末を圧縮成形してなる2つの圧粉体を連結してなり、
    該2つの圧粉体の連結部位には、互いに係合して一定の大きさのエアギャップを形成するギャップ形成係合部を設けたことを特徴とする点火コイル用の軟磁性体。
  2. 請求項1において、上記軟磁性体は、上記一次コイル及び二次コイルの内周側に配置する中心コアと、該中心コアの軸方向端部を上記一次コイル及び二次コイルの外周側に配置する外周コアに中継するための中継コアとを構成しており、
    上記2つの圧粉体の一方は、上記中心コアであり、他方は、上記中心コアの軸方向一端部に配置する上記中継コアであることを特徴とする点火コイル用の軟磁性体。
  3. 請求項1において、上記軟磁性体は、上記一次コイル及び二次コイルの内周側に配置する中心コアと、該中心コアの軸方向端部を上記一次コイル及び二次コイルの外周側に配置する外周コアに中継するための中継コアとを構成しており、
    上記2つの圧粉体の一方は、上記中心コアと該中心コアの軸方向他端部に配置する上記中継コアとを一体成形したものであり、他方は、上記中心コアの軸方向一端部に配置する上記中継コアであることを特徴とする点火コイル用の軟磁性体。
  4. 請求項2又は3において、上記ギャップ形成係合部は、上記中心コアの軸方向一端部の外周面に、上記中継コアの内周面から突出形成した複数の突起を当接させる構成としたことを特徴とする点火コイル用の軟磁性体。
  5. 請求項2又は3において、上記ギャップ形成係合部は、上記中心コアの軸方向一端部の外周面から突出形成した複数の突起を、上記中継コアの内周面に当接させる構成としたことを特徴とする点火コイル用の軟磁性体。
  6. 請求項2又は3において、上記ギャップ形成係合部は、上記中心コアの軸方向一端部の外周面から突出形成した複数の突起を、上記中継コアの内周面に当接させると共に、上記中心コアの軸方向一端部の外周面に、上記中継コアの内周面から突出形成した複数の突起を当接させる構成としたことを特徴とする点火コイル用の軟磁性体。
  7. 請求項2〜6のいずれか一項において、上記複数の突起の少なくとも1つと対向する上記中心コアの外周面又は上記中継コアの内周面の対向部位には、当該突起を係止する係止凹部が形成してあり、該係止凹部により上記2つの圧粉体同士の周方向における回り止めを行ったことを特徴とする点火コイル用の軟磁性体。
  8. 請求項1において、上記軟磁性体は、上記一次コイル及び二次コイルの内周側に配置する中心コアと、該中心コアの軸方向端部を上記一次コイル及び二次コイルの外周側に配置する外周コアと中継するための中継コアとを構成しており、
    上記2つの圧粉体の一方は、上記中心コアの一部と該中心コアの軸方向一端部に配置する上記中継コアとを一体成形したものであり、他方は、上記中心コアの残部と該中心コアの軸方向他端部に配置する上記中継コアとを一体成形したものであることを特徴とする点火コイル用の軟磁性体。
  9. 請求項8において、上記ギャップ形成係合部は、上記中心コアの一部における軸方向の中心側端面に形成した軸方向突起と、上記中心コアの残部における軸方向の中心側端面に形成した軸方向凹部とを係合させることにより、当該中心側端面同士の間に上記エアギャップを形成する構成としたことを特徴とする点火コイル用の軟磁性体。
JP2007006146A 2007-01-15 2007-01-15 点火コイル用の軟磁性体 Pending JP2008172162A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007006146A JP2008172162A (ja) 2007-01-15 2007-01-15 点火コイル用の軟磁性体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007006146A JP2008172162A (ja) 2007-01-15 2007-01-15 点火コイル用の軟磁性体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008172162A true JP2008172162A (ja) 2008-07-24

Family

ID=39699951

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007006146A Pending JP2008172162A (ja) 2007-01-15 2007-01-15 点火コイル用の軟磁性体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008172162A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011082469A (ja) * 2009-10-12 2011-04-21 Denso Corp 点火コイル
JP2013222865A (ja) * 2012-04-17 2013-10-28 Tamura Seisakusho Co Ltd 磁性コア及びインダクタ
WO2016088460A1 (ja) * 2014-12-03 2016-06-09 三菱電機株式会社 デュアルモードチョークコイル及びそれを用いた高周波フィルタ並びに車載用モータ一体型電動パワーステアリング及び車載用充電装置

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02229413A (ja) * 1989-03-01 1990-09-12 Aisan Ind Co Ltd 内燃機関用点火コイル
JPH0487311A (ja) * 1990-07-30 1992-03-19 Nippondenso Co Ltd 内燃機関用コイルの中心鉄心の製造方法
JPH06260347A (ja) * 1993-03-03 1994-09-16 Asahi Chem Ind Co Ltd 磁性体コア
JPH10340808A (ja) * 1997-06-10 1998-12-22 Hitachi Metals Ltd ボンド軟磁性体及びそれを用いた点火コイル
JPH1154333A (ja) * 1997-07-30 1999-02-26 Tdk Corp インダクタ用フェライトコア及びこれを用いたチップインダクタ
JP2000311823A (ja) * 1999-04-26 2000-11-07 Hanshin Electric Co Ltd 内燃機関用点火コイルの閉磁路鉄心体
JP2002313635A (ja) * 2001-04-10 2002-10-25 Mitsumi Electric Co Ltd インダクタのギャップ管理方法
JP2004186588A (ja) * 2002-12-05 2004-07-02 Denso Corp 点火コイル
JP2004363338A (ja) * 2003-06-05 2004-12-24 Hanshin Electric Co Ltd 内燃機関用点火コイル

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02229413A (ja) * 1989-03-01 1990-09-12 Aisan Ind Co Ltd 内燃機関用点火コイル
JPH0487311A (ja) * 1990-07-30 1992-03-19 Nippondenso Co Ltd 内燃機関用コイルの中心鉄心の製造方法
JPH06260347A (ja) * 1993-03-03 1994-09-16 Asahi Chem Ind Co Ltd 磁性体コア
JPH10340808A (ja) * 1997-06-10 1998-12-22 Hitachi Metals Ltd ボンド軟磁性体及びそれを用いた点火コイル
JPH1154333A (ja) * 1997-07-30 1999-02-26 Tdk Corp インダクタ用フェライトコア及びこれを用いたチップインダクタ
JP2000311823A (ja) * 1999-04-26 2000-11-07 Hanshin Electric Co Ltd 内燃機関用点火コイルの閉磁路鉄心体
JP2002313635A (ja) * 2001-04-10 2002-10-25 Mitsumi Electric Co Ltd インダクタのギャップ管理方法
JP2004186588A (ja) * 2002-12-05 2004-07-02 Denso Corp 点火コイル
JP2004363338A (ja) * 2003-06-05 2004-12-24 Hanshin Electric Co Ltd 内燃機関用点火コイル

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011082469A (ja) * 2009-10-12 2011-04-21 Denso Corp 点火コイル
JP2013222865A (ja) * 2012-04-17 2013-10-28 Tamura Seisakusho Co Ltd 磁性コア及びインダクタ
WO2016088460A1 (ja) * 2014-12-03 2016-06-09 三菱電機株式会社 デュアルモードチョークコイル及びそれを用いた高周波フィルタ並びに車載用モータ一体型電動パワーステアリング及び車載用充電装置
JP6038385B2 (ja) * 2014-12-03 2016-12-07 三菱電機株式会社 デュアルモードチョークコイル及びそれを用いた高周波フィルタ並びに車載用モータ一体型電動パワーステアリング及び車載用充電装置
CN107077951A (zh) * 2014-12-03 2017-08-18 三菱电机株式会社 双模扼流圈、使用双模扼流圈的高频滤波器、车载用马达一体型电动助力转向系统及车载用充电装置
CN107077951B (zh) * 2014-12-03 2019-05-03 三菱电机株式会社 双模扼流圈、使用双模扼流圈的高频滤波器、车载用马达一体型电动助力转向系统及车载用充电装置
US10366826B2 (en) 2014-12-03 2019-07-30 Mitsubishi Electric Corporation Dual-mode choke coil and high-frequency filter using same, and on-board motor integrated electric power steering and on-board charging device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2535094B2 (ja) 点火コイル
CN109859937B (zh) 一种环形磁性电力装置
US7212092B2 (en) Device for energy storage and energy transformation
EP2660833B1 (en) Ignition coil
US7626481B2 (en) Ignition coil
JP2008172162A (ja) 点火コイル用の軟磁性体
JP7255153B2 (ja) リアクトルおよびその製造方法
JP6427924B2 (ja) 点火コイル用磁気回路及び点火コイル装置
JP4506352B2 (ja) 点火コイル
US7239224B2 (en) Ignition coil having center core
JP6554823B2 (ja) 内燃機関用の点火コイル
CN113257550B (zh) 点火线圈
JP5460533B2 (ja) 閉磁路型変圧装置
WO2014181497A1 (ja) トランス
JP4747987B2 (ja) 点火コイル
JP5212329B2 (ja) 点火コイルの製造方法
JP6648935B2 (ja) 点火コイル
JP2008283031A (ja) 点火コイル
JP7567273B2 (ja) 内燃機関用点火コイル
JP7559637B2 (ja) 内燃機関用の点火コイル
JP7666224B2 (ja) 内燃機関用の点火コイル
US11776739B2 (en) Ignition coil for internal combustion engine
JP2769743B2 (ja) 内燃機関用点火コイル
JP2008277459A (ja) 点火コイル
JP2827043B2 (ja) 内燃機関用点火コイル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110607

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111213