JP2008170664A - 液晶表示装置及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
ストークやフリッカ等の表示不良を良好に抑えることができる液晶表示装置及びその製造
方法を提供すること。
【解決手段】補助容量電極18aの表面の少なくとも一部を薄膜化された絶縁膜26で被
覆し、この薄膜化された絶縁膜26の表面を表面がMo層18b2からなるドレイン電極
Dを延在して形成した補助容量上電極18bで被覆する。次いで、端子部41上の第1絶
縁膜及び第2絶縁膜28と補助容量上電極18b上の第2絶縁膜28を同時にプラズマエ
ッチングPE法でエッチングしてコンタクトホールを形成する。途中で補助容量上電極1
8bが露出してPE雰囲気に曝されても、補助容量上電極18bの表面にはMo層18b
2が存在しているために補助容量上電極18bはダメージを受けず、補助容量上電極18
bと補助容量電極18aとの間の短絡が少なくなる。
【選択図】図2
Description
、しかも、画素ごとの開口率を減少させることなく補助容量を増大させた、フリッカやク
ロストークが少なく、良好な表示画質が得られる液晶表示装置及びその製造方法に関する
。
ている。このような液晶表示装置は、その表面にマトリクス状に走査線及び信号線を形成
し、この両配線により囲まれた領域に液晶駆動用のスイッチング素子である薄膜トランジ
スタ(Thin Film Transistor. 以下、「TFT」という。)、液晶に電圧を印加する画素
電極及び信号を保持するための補助容量線及び補助容量電極が形成されたアレイ基板と、
表面に赤(R)、緑(G)、青(B)等のカラーフィルタ層及び共通電極等が形成された
対向基板とを有し、両基板間に液晶が封入された構成を備えている。
保持する補助容量を形成するために設けられるものである。この補助容量は、この補助容
量電極とTFTのドレイン電極ないしは画素電極の一部を電極とし、TFTのゲート電極
を覆うゲート絶縁膜を誘電体として補助容量コンデンサを形成することにより設けられて
いる。なお、この補助容量線及び補助容量電極は一般的にAl、MoあるいはCrなどの
遮光性導電部材から形成されている。そして、例えば従来の液晶表示装置の1画素分の概
略平面図である図7に示すように、補助容量線51及び補助容量電極52をTFT53か
ら離れた位置の各画素の略中央部に設けることが普通に行われている。
容量を大きくする必要がある。しかしながら、近年の技術革新に伴って液晶表示装置の小
型化・高精細化が進展したことにより、個々の画素サイズが小さくなってきている。その
ため、図7に記載されたような構成の液晶表示装置50では、補助容量線51及び補助容
量電極52が遮光性であるため、画素ごとの開口率を考慮すると補助容量を大きくとるた
めに補助容量線51ないし補助容量電極52自体を太くすることは現実的に採用困難であ
る。
ものよりも補助容量を大きくした液晶表示装置の発明が開示されている。この下記特許文
献1に開示された液晶表示装置90のアレイ基板を図8及び図9を用いて説明する。なお
、図8は下記特許文献1に開示されているアレイ基板の数画素分の平面図であり、図9(
a)〜図9(g)は図8のアレイ基板の製造工程を順に示す部分断面図である。
(Indium Zinc Oxide)からなる補助容量線92をパターン形成する。次に、ゲート金属
膜93を形成しパターニングする(図9(a))。更に、プラズマCVD等によって、S
iNXあるいはSiOXからなる絶縁膜94、活性層としての例えばa−Siからなる非
晶質半導体膜95、更に、不純物をドープした例えばn+a−Si膜からなるオーミック
コンタクト用半導体膜96を連続して形成する(図9(b))。このとき、絶縁膜の膜厚
Xは、ドレイン・ゲート、ソース・ゲート間のショートが発生しないように充分厚く、例
えばX=4000Åに設定する。
でパターンにエッチングする(図9(c))。そして、補助容量線92と、後工程で形成
される画素電極97とが重なる部分を開口パターン(図7の破線部分)として残したレジ
スト(図9には図示せず)をコートし、絶縁膜94用のエッチャントにより、補助容量用
絶縁膜として所望の膜厚Y=2000Åにまで薄くなるようにエッチングする(図9(d
))。
イン、及びソース用金属膜98を形成パターニングし(図9(f))、TFTのチャネル
部に残されたオーミックコンタクト用半導体膜96をエッチング除去すると液晶表示装置
用アレイ基板が完成する(図9(g))。このような構成により得られたアレイ基板を液
晶物質を介して共通電極基板に対向配置することにより液晶表示装置90が得られる。
に相当し、補助容量線92と画素電極97との間に存在する絶縁膜94がコンデンサの誘
電体に相当する。そして、ゲート金属膜93上の絶縁膜94の厚さはX=4000Åであ
るのに対し、補助容量線92上の絶縁膜の厚さはY=2000Åとなっているから、ドレ
イン−ゲート、ソース−ゲート間のショートは発生し難くなっているとともに、補助容量
線92の面積を広くしなくても必要な補助容量を確保できるという効果を奏するものであ
る。
補助容量電極を用いた場合に比すればより大きな補助容量を確保できるが、補助容量線9
2としてゲート金属膜93とは異なるITO等の透明導電性材料を使用しているため、工
数が増え、しかも、画素電極と重なっている補助容量線の面積が大きいため、開口率につ
いては依然として改善の余地が存在する。
1上にITOからなる補助容量線92をパターン形成した後にゲート金属膜93をパター
ン形成することによって走査線とゲート電極とを形成しているため、上記液晶表示装置9
0では、製造時に工数が増えてしまうので製造効率が低下する。また、マスクずれ等を考
慮して画素電極97とソース用金属膜98との間の距離を大きくとる必要が生じ、しかも
、TFTの部分に画素電極を設けることができないことから開口率が小さくなってしまう
。そのため、上記液晶表示装置90の補助容量形成手段は、近年の比較的小さな画素面積
ないしは高精細化された液晶表示装置用の補助容量形成手段として採用することは困難で
ある。
した液晶表示装置の発明を、既に特願2006−147713号(以下、「先願」という
。)として特許出願している。この先願の発明は、補助容量を形成するコンデンサの補助
容量電極と対になる補助容量上電極としてTFTのドレイン電極を延在させて使用すると
ともに、補助容量電極とドレイン電極との間の間隔をより短くするために、両者間にゲー
ト絶縁膜に換えてゲート絶縁膜よりも薄い絶縁膜部分を介在させたものである。そして、
この先願の発明は特に工数の増加や開口率の低下をもたらすことなく補助容量コンデンサ
の容量を増大させることができるという効果を奏するものである。
に同時に端子部を形成すると、製造時に補助容量電極と補助容量上電極としてのドレイン
電極との間の短絡が増加するため、輝点不良の発生が増加することが見出されている。発
明者等はこの原因について種々検討を重ねた結果、端子部の表面の絶縁膜及びドレイン電
極の表面の絶縁膜に同時にコンタクトホールを形成する際に、それぞれの絶縁膜の厚さの
相違に基づいてドレイン電極の表面が長時間エッチング雰囲気に曝されてしまうことが原
因であることを見出した。
れている絶縁膜の厚さよりも厚いため、ドレイン電極の表面の絶縁膜のエッチングが終了
しても端子部の表面の絶縁膜のエッチングは終了せず、更なる端子部の表面の絶縁膜のエ
ッチング時にドレイン電極がエッチング雰囲気に曝されてしまう。そしてドレイン電極の
表面の絶縁膜をエッチングする際、一般的に反応性イオンエッチング(Reactive Ion Etc
hing:RIE)法で行われている。このRIE法は強い異方性を有することが特徴であり
、この特徴によりエッチングした部分にテーパを形成できることが知られている。そして
このテーパ部分があると画素電極に切れが生じ難くなるため、ドレイン電極の表面に形成
された絶縁膜をエッチングする際にはRIE法が採用されている。しかしながらドレイン
電極がこのRIE法によるエッチング雰囲気に長時間曝されてしまうと、ドレイン電極が
ダメージを受けてしまう。ドレイン電極がダメージを受けたとしても、通常のように補助
容量電極とドレイン電極との間に充分な厚さの絶縁膜が存在していれば問題はない。しか
し、容量を増大させるため補助容量電極とドレイン電極との間隔を短くするような上記構
成を採用した場合には、ドレイン電極のダメージにより、ドレイン電極の一部が薄い絶縁
膜を破り、薄い絶縁膜の下の補助容量電極と短絡してしまうことが判明した。
たものであり、その目的は、製造時に輝点不良の発生が少なく、かつ、特に工数の増加を
招くことなく補助容量を形成するコンデンサの効率をより高くするとともに同時に端子部
も形成でき、しかも、画素ごとの開口率が大きく、クロストークやフリッカ等の表示不良
を抑制することができる小画素面積もしくは高精細化した画素を有する液晶表示装置及び
その製造方法を提供することにある。
透明基板上に走査線及び補助容量電極部分を有する補助容量線を互いに平行に複数本配
設するとともに、前記透明基板の周縁部に端子部を形成する工程と、
前記透明基板上の全面を覆うように第1絶縁膜を形成するとともに、前記補助容量電極
上の前記第1絶縁膜の一部に薄肉化された絶縁膜部分を形成する工程と、
前記走査線のゲート電極に対応する位置の第1絶縁膜の表面に半導体層を形成する工程
と、
前記透明基板の表面全体に導電性金属層を形成した後にエッチングし、前記走査線に直
交するようにソース電極部分に連なる信号線を複数本配設するとともに、前記薄肉化され
た絶縁膜部分を被覆するように延在するドレイン電極を形成する工程と、
前記透明基板の表面全体を第2絶縁膜で被覆する工程と、
プラズマエッチング法により、前記薄肉化された絶縁膜部分上のドレイン電極上に位置
する前記第2絶縁膜にコンタクトホールを形成するとともに、前記端子部の第2絶縁膜及
び第1絶縁膜をエッチングして除去する工程と、
前記第2絶縁膜上に前記コンタクトホールを介して前記ドレイン電極と電気的に接続す
るように画素電極を形成する工程と、
を含むことを特徴とする。
置する第2絶縁膜にコンタクトホールを形成する際に、端子部の第2絶縁膜及び第1絶縁
膜もプラズマエッチング(Plasma Etching:PE)法により除去するようにしている。こ
のとき、薄肉化された絶縁膜部分上のドレイン電極上には第2絶縁膜しか形成されていな
いが、端子部上には第1絶縁膜及び第2絶縁膜の2層が形成されているため、第2絶縁膜
のエッチングが終了してドレイン電極が露出しても端子部には第1絶縁膜がまだ残留して
いる。そのため、このまま端子部の第1絶縁膜のエッチングを継続すると、ドレイン電極
はプラズマ雰囲気に長時間露出されたままとなるが、PE法を用いることで薄肉化された
絶縁膜部分上のドレイン電極及びこの下部の薄肉化された絶縁膜部分が受けるダメージが
少なくなる。その結果補助容量電極と補助容量上電極となる薄肉化された絶縁膜部分上の
ドレイン電極との間の短絡の発生が少なくなり、製造時の輝点不良を大幅に減少させるこ
とができる。
ための導電性金属層は、表面がMo層であることを特徴とする。
層は非常にエッチングされ難いため、補助容量電極と補助容量上電極となる薄肉化された
絶縁膜部分上のドレイン電極との間の短絡の発生がより一層少なくなり、製造時の輝点不
良を大幅に減少させることができる。
を形成する工程は、前記第1絶縁膜を複数回に分けて複数層に形成する工程と、その内の
少なくとも一層を除去する工程を含むことを特徴とする。
を形成する工程は、前記第1絶縁膜を複数回に分けて複数層に形成する際に最初に形成し
た層を除去する工程であることを特徴とする。
し、前記補助容量電極上に形成された複数層の絶縁層のうちの一層、すなわち、第1絶縁
膜の最初に形成された層を除去するようにしたので、簡単に補助容量線の表面の一部に第
1絶縁膜よりも薄い厚さの薄肉化された絶縁膜部分を形成することができる。
子部の表面に前記画素電極と同材料の導電性部材で被覆して導電性端子を形成することを
特徴とする。
時に形成できるため、別途端子部の表面の導電製端子製造用材料を用意する必要がなくな
るとともに、この導電製端子製造用の工程を別に設ける必要がなくなる。
は、本発明の技術思想を具体化するためのものを例示するものであって、本発明をこのも
のに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態
のものも等しく適応し得るものである。なお、以下に示す実施例の液晶表示装置としては
透過型の液晶表示装置について説明するが、本発明の液晶表示装置は透過型に限らず、半
透過型あるいは反射型の液晶表示装置についても適応可能であることは明白である。
平面図であり、図2は図1のA−A断面図であり、図3は走査線、信号線及び端子部の配
置を説明するための液晶表示装置の部分概略平面図であり、図4(a)〜図4(f)は図
1のアレイ基板製造工程のうち補助容量上電極形成時までの工程を示す断面図であり、図
5(a)〜図5(e)は同じく補助容量上電極形成後の工程を示す断面図であり、また、
図6はRIE法(図6(a))及びPE法(図6(b))によるエッチング状態をそれぞ
れ示す概略図である。なお、図4(a)〜図4(f)及び図5(a)〜図5(e)はいず
れも図1のA−A断面に対応する位置及び端子部を含めた状態を示す。
11、12上に各種配線等が形成されたアレイ基板13及びカラーフィルタ基板14から
なる一対の基板の表面外周部をシール材(図示省略)により貼り合わせ、その内部に液晶
層15が封入された構成を備えている。
、複数本の走査線16間に平行に設けられた複数本の補助容量線18と、ソース電極S、
ゲート電極G、ドレイン電極D、及び半導体層19からなるTFTと、走査線16と信号
線17とで囲まれた画素領域を覆うように設けられたITOないしはIZO等からなる透
明な画素電極20とが設けられている。なお、TFTの半導体層19としては通常アモル
ファスシリコン(a−Si)が用いられているが、ポリシリコン(p−Si)を用いる場
合もある。また、アレイ基板13の周縁部には、図3に示したように、複数本の走査線1
6及び信号線17のそれぞれに接続された端子部41が設けられている。
けられたブラックマトリクス21と、このブラックマトリクス21により囲まれた領域に
設けられる赤(R)、緑(G)、青(B)等のカラーフィルタ層22と、カラーフィルタ
層22を覆うように設けられた共通電極23とが通常設けられている。ただし、本発明は
これに限定されることなく、横電界方式の場合には共通電極がない場合もあり、白黒表示
であればカラーフィルタがない場合もあり、更には、色補完型のカラー表示の場合には三
原色ではなくもっと多くの種類のカラーフィルタで構成する場合もある。
には基板間距離を均一にするための柱状スペーサ等が必要に応じて複数個配設されている
とともに、液晶15が封入されている。
ら説明する。先ず、図4(a)に示すように、透明基板11上に例えばAl合金層からな
る導電性金属層241、Mo層242の複層構造からなる導電物質層24を成膜する。こ
のとき、Mo層242は必ずしも必要ではないが、Al合金層からなる導電性金属層24
1だけだと、酸化しやすく、またピンホールと呼ばれるような微細な穴が形成されやすい
などの問題が生じやすい。しかしながらMo層242を設けておくことでこのような問題
が生じ難くなる。そして、図4(b)に示すように、周知のフォトリソグラフィー法を用
いてパターニングすることによりその一部をエッチングして除去し、横方向に伸びる複数
本の走査線16、この走査線16に連なるゲート電極G及びこれら複数本の走査線16の
間にそれぞれ補助容量線18を形成するとともに、アレイ基板の周縁部に端子部41を形
成する。なお、図4(b)においては走査線16から伸びるゲート電極Gと補助容量線1
8の一部を幅広とすることにより形成されたAl合金層18a1及びMo層18a2の複
層構造からなる補助容量電極18a及び同じくAl合金層411及びMo層412からな
る端子部41が示されている。
された透明基板11を真空装置内で高温、例えば250℃〜350℃に加熱し、常法に従
ってプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法等により表面に所定厚さ(例えば
3000Å)の窒化硅素からなる厚肉の絶縁膜25を形成する。
画素領域毎の補助容量電極18a上に存在する厚肉の絶縁膜25をPE法によってエッチ
ングすることにより窓部Wを形成する。このPE法は、等方性ドライエッチング法の1種
であり、エッチング条件が穏やかであるので、補助容量電極18aの表面のMo層を残し
たまま窓部Wを形成することができる。このとき、異方性ドライエッチング法であるRI
E法を採用すると、イオンによるスパッタリングとエッチングガスの化学反応が同時に起
こり、窓部Wに存在するMo層18a2もエッチングされてしまうため、PE法を採用す
ることが望ましい。このように補助容量電極18a上に存在する厚肉の絶縁膜25を除去
して窓部Wを形成する際にPE法を採用すると、Mo層18a2を残すことができるため
、補助容量電極18a上のAl合金層18a1に対する熱負荷を減少させることができる
。
法等により厚肉の絶縁膜25よりも薄い所定厚さ(例えば1000Å)の窒化硅素からな
る薄肉化された絶縁膜部分26を形成する。このとき、透明基板11の表面は、補助容量
電極18aを除いて全て厚肉の絶縁膜25及び薄肉化された絶縁膜部分26の2層の絶縁
膜により被覆され、補助容量電極18aの表面は第2絶縁膜のみにより被覆される。この
うち厚肉の絶縁膜25及び薄肉化された絶縁膜部分26の両者がゲート絶縁膜として機能
するが、補助容量電極18a上の薄肉化された絶縁膜部分26は補助容量形成用誘電体と
して機能する。
Tのゲート電極G部分で静電気により絶縁破壊を起こさないようにするため、従来から普
通に採用されている2500〜5500Åとするとよい。また、薄肉化された絶縁膜部分
26の厚さは短絡を起こさない限り薄い方が好ましく、500〜1500Åとするとよい
。薄肉化された絶縁膜部分26の厚さが500Å未満であると補助容量線18の補助容量
電極18aと補助容量上電極18bとなるドレイン電極Dとの間の短絡が多くなるので好
ましくなく、また、厚さが1500Åを越えると補助容量が小さくなるので好ましくない
。
からなる半導体層19を所定の厚さ(例えばa−Si層1300Å及びn+a−Si層3
00Å)に形成した後、RIE法によってTFTのゲート電極G上の薄肉化された絶縁膜
部分26の表面に半導体層19が残るようにパターニングする。
を成膜した後、図1及び図4(f)に示すように、走査線16に直交する方向に延びる複
数本の信号線17、この信号線17から延設されて半導体層19に接続されたソース電極
S、一端が半導体層19に接続され、他端が補助容量電極18a上の薄肉化された絶縁膜
部分26の表面まで延在されたドレイン電極Dをパターニングする。これにより、透明基
板11の走査線16及び信号線17との交差部近傍にはスイッチング素子となるTFTが
形成され、補助容量電極18a上の薄肉化された絶縁膜部分26の表面にはドレイン電極
Dに接続されている補助容量上電極18bが形成される。この補助容量上電極18bは、
下層のAl合金層18b1及び上層のMo層18b2の複層構造からなる。なお、このと
きもの上層のMo層18b2は必ずしも必要ではないが、Al合金層18b1が後述する
ITOなどからなる透明電極材料との密着性があまりよくないため、Mo層18b2を形
成する方がよい。
として機能する無機絶縁性材料(例えば窒化硅素)からなる例えば厚さ4000Åの第2
絶縁膜28を成膜する。続いて、アレイ基板13の表面を平坦化するためのアクリル等の
有機絶縁材料からなる層間絶縁膜29を形成した後、コンタクトホールを形成するため図
5(b)に示すように、エッチングにより補助容量上電極18b上の第2絶縁膜28を露
出させる。
、端子部41の表面は厚肉の絶縁膜25と薄肉化された絶縁膜部分26の両者からなる第
1絶縁膜及び第2絶縁膜28により被覆されている。従って、補助容量上電極18b上の
絶縁膜の厚さd1は第2絶縁膜28の厚さ4000Åに等しいが、端子部41上の絶縁膜
の厚さd2は、厚肉の絶縁膜25の厚さ(3000Å)、薄肉化された絶縁膜部分26の
厚さ(1000Å)及び第2絶縁膜28の厚さ(4000Å)の和である8000Åに等
しくなる。
縁膜28をエッチングすることによりコンタクトホール30を形成する。この時のエッチ
ング方法としては、PE法が必須である。通常、コンタクトホール30を形成するために
、補助容量上電極18b上及び端子部41上に位置する第2絶縁膜28をエッチングする
場合には、RIE法が用いられている。これはRIE法が強い異方性を有しているため第
2絶縁膜28をエッチングする際に、その上のレジストも徐々に削りながらエッチングが
進行していく。そのため第2絶縁膜28に図6(a)に示したようなテーパが形成される
。このように第2絶縁膜28の上面と側面との角が鈍角となるテーパがあると、コンタク
トホール30に画素電極となる透明電極材料を形成した際に、第2絶縁膜28の上面と側
面との角で透明電極材料の切れが生じ難くなる。しかし、RIE法を採用すると図6(a
)に示したようにMo層18b2までエッチングされ、補助容量上電極18bにダメージ
が生じてしまう。このとき補助容量上電極18bの下部の絶縁膜が厚ければ問題はない。
実施例の構成においては、補助容量上電極18bのダメージにより、補助容量電極18a
と補助容量上電極18bとの間に短絡が生じてしまうことになる。そこで、この実施例で
は従来から使用されているRIE法に換えてPE法を用いることとした。上述したように
、RIE法を採用するとMo層18b2までエッチングされてしまうが、等方性を有する
PE法によれば、図6(b)に示すように、第2絶縁膜28の上面と側面との角はほぼ垂
直な状態となるが、Mo層18b2はエッチングされない。従って、補助容量上電極18
b上に位置する第2絶縁膜28及び端子部41上に位置する第2絶縁膜28のエッチング
が終了したとき、図5(c)に示したように、補助容量上電極18bは露出するが、端子
部41上にはまだ厚肉の絶縁膜25と薄肉化された絶縁膜部分26の両者からなる第1絶
縁膜が残存している。このとき、補助容量上電極18bの表面はMo層18b2で形成さ
れているため、このMo層18b2はエッチングされずに表面に露出している。
肉化された絶縁膜部分26の両者からなる第1絶縁膜のエッチングを続行すると、その間
に補助容量上電極18bはエッチング雰囲気に曝され続けることとなる。しかしながら、
補助容量上電極18bの表面にはMo層18b2が存在しているため、補助容量上電極1
8b及びその下部の薄肉化された絶縁膜部分26が受けるダメージは少ない。そして、端
子部41の表面の絶縁膜のエッチングが終了すると、図5(d)に示すように、補助容量
上電極18b上にはコンタクトホール30が形成され、端子部41上にはコンタクトホー
ル43が形成される。
電極を形成した後、エッチングすることにより走査線16及び信号線17によって囲まれ
た1画素領域ごとに画素電極20を形成するとともに、端子部41上にも外部接続のため
の導電性端子44を形成する。なお、画素電極20は、光漏れを防止するために、好まし
くは画素電極20の一部が走査線16及び信号線17上に位置し、かつ隣接する画素電極
20同士が非接続状態となるように設ける。以上の工程により実施例のアレイ基板13が
製造される。
a及び補助容量上電極18bがコンデンサの電極に相当し、補助容量電極18a及び補助
容量上電極18bの間に配置された薄肉化された絶縁膜部分26がコンデンサの誘電体に
相当する。この薄肉化された絶縁膜部分26からなる誘電体の厚さは、従来から使用され
ているゲート絶縁膜の厚さ2500〜4500Åよりも大幅に薄い500〜1500Åと
することができるから、補助容量電極18aの面積を大きくしなくても補助容量を飛躍的
に増大させることができる。また、ゲート電極G及び走査線16は厚肉の絶縁膜25と薄
肉化された絶縁膜部分26の積層体からなる厚さ2500〜4500Åの第1絶縁膜によ
って覆われているので、絶縁性及び耐絶縁破壊性は十分に確保される。
(1)ドレイン電極Dを延在することにより形成された補助容量上電極18bの表面がM
o層18b2からなるものとし、
(2)補助容量上電極18b上に存在する第2絶縁膜28及び端子部41上に存在する第
2絶縁膜28、厚肉の絶縁膜25と薄肉化された絶縁膜部分26の両者からなる第1絶縁
膜をそれぞれ同時にPE法によりエッチングするようにした。
はPE雰囲気下ではエッチングされずに安定に存在しているので、補助容量上電極18b
及びその下部の薄肉化された絶縁膜部分26が受けるダメージは少ない。従って、補助容
量電極18aと補助容量上電極18bとの間の短絡が抑制され、輝点不良が少なく、信頼
性の高い液晶表示装置10が得られる。
合金層18a1及びMo層18a2からなるのを使用した例を示したが、必ずしもこれに
限定されるものではなく、Mo層18a2は設けなくてもよく、更にはAl合金層18a
1として走査線や補助容量線として普通に使用されているAl層を用いてもよい。またド
レイン電極Dないし補助容量上電極18bは表面がMo層18b2からなるものとする構
成も、必ずしも必須ではないが、上述したような、Mo層18b2があることにより、P
E法によってもより一層エッチングされ難くなる点等で、Mo層18b2を形成するほう
がより好ましい。
縁膜28をともに窒化硅素からなるものとした例を示したが、酸化硅素ないしは酸化アル
ミニウムからなるものとすることができる。ただし、絶縁性の点からすると薄肉化された
絶縁膜部分26及び第2絶縁膜28は窒化硅素からなるものとする方がよい。
を構成する電極部分を小さくでき、画素の開口率を上げることができる。更に、ドレイン
電極Dが補助容量を構成する電極を兼ねているため、補助容量の電極としてドレイン電極
D以外に特別に電極(導電層)を設ける場合よりも画素内の遮光部分を少なくすることが
でき、開口率をより向上することができる。
を薄くした方がよい。この実施例では厚肉の絶縁膜25を部分的に取り除くことで補助容
量部分に薄い薄肉化された絶縁膜部分26を得ているので、単に補助容量を大きくするた
めにはこの厚肉の絶縁膜25を取り除く部分を補助容量電極18aよりも大きくすること
により達成し得る。つまり厚肉の絶縁膜25の窓部Wのエッジが補助容量電極18aのエ
ッジの外側になるようにすればよい。
6の近くに配置される。そのため補助容量部分の外側まで薄肉化された絶縁膜部分26を
薄くしてしまうと、補助容量上電極(ドレイン電極D)と走査線16の間隔が近くなり過
ぎてしまい、寄生容量などの問題が発生する。従ってドレイン電極Dが補助容量上電極を
兼ねる場合は、補助容量の上電極と走査線16の間隔を広く取りながら、補助容量部分の
薄肉化された絶縁膜部分26を薄くする必要があり、薄肉化された絶縁膜部分26の薄い
部分のエッジが補助容量電極18aのエッジの内側に位置するようにするとよい。
18aのエッジ付近ではその他の部分よりも薄くなりやすいため、補助容量電極18aの
エッジ付近において補助容量電極18aと上電極との静電耐圧を確保するためにも、補助
容量電極18aのエッジ付近の絶縁膜を補助容量電極18aの中央付近の薄肉化された絶
縁膜部分26よりも厚くした方がよい。この実施例では、厚肉の絶縁膜25を取り除く部
分(窓部W)のエッジが補助容量電極18aの内側になるようにすることで、補助容量上
電極(ドレイン電極D)と走査線16との間に十分な間隔を取ると共に補助容量上電極と
補助容量電極との静電耐圧も確保している。
して、先に厚肉の絶縁膜25を成膜し、その厚肉の絶縁膜25の補助容量電極18aと対
応する部分を完全に取り除き、その上から厚肉の絶縁膜25よりも薄肉化された絶縁膜部
分26を積層している。補助容量部分の薄肉化された絶縁膜部分26を薄くする方法とし
ては、この他にも先に厚めの絶縁膜を成膜し、その絶縁膜を部分的にエッチングして薄く
する方法もあるが、この実施例の方が補助容量部分の薄肉化された絶縁膜部分26の厚み
を制御しやすく、均一な厚さの薄肉化された絶縁膜部分26を形成することができる。
電極18bとの間の短絡を抑制しながらも、遮光性材料からなる補助容量電極18aの面
積を大きくすることなく補助容量を増大させることができるので、画素ごとの開口率を低
下させることなく、クロストーク及びフリッカ等の表示不良を抑えることができる。加え
て、画素電極20は平らな層間絶縁膜29上に設けられているので、得られる液晶表示装
置10のセルギャップを均一となし得るため、表示画質の良好な液晶表示装置10が得ら
れる。
極のコンタクトホール30を除く領域に形成された層間絶縁膜29の表面に部分的に微細
な凹凸を形成するとともに、この凹凸部と画素電極20との間又は画素電極20の表面に
光反射材料からなる反射膜を成膜すればよい。半透過型の液晶表示装置においては、透過
型の液晶表示装置に比べて透過部の面積が狭いため、開口部の面積を広くすることができ
る本発明の液晶表示装置及びその製造方法は特に有効である。また、この液晶表示装置を
反射型としたい場合は、層間絶縁膜29との間又は画素電極20の表面の全域に反射膜を
成膜すればよい。
基板、15:液晶層、16:走査線、17:信号線、18:補助容量線、18a:補助容
量電極、18b:補助容量上電極、19:半導体層、20:画素電極、22:カラーフィ
ルタ層、23:共通電極、24:導電物質層、25:厚肉の絶縁膜、26:薄肉化された
絶縁膜部分、28:第2絶縁膜、29:層間絶縁膜、30:コンタクトホール、41:端
子部、43:コンタクトホール、44:導電性端子、W:窓部
Claims (5)
- 透明基板上に走査線及び補助容量電極部分を有する補助容量線を互いに平行に複数本配
設するとともに、前記透明基板の周縁部に端子部を形成する工程と、
前記透明基板上の全面を覆うように第1絶縁膜を形成するとともに、前記補助容量電極
上の前記第1絶縁膜の一部に薄肉化された絶縁膜部分を形成する工程と、
前記走査線のゲート電極に対応する位置の第1絶縁膜の表面に半導体層を形成する工程
と、
前記透明基板の表面全体に導電性金属層を形成した後にエッチングし、前記走査線に直
交するようにソース電極部分に連なる信号線を複数本配設するとともに、前記薄肉化され
た絶縁膜部分を被覆するように延在するドレイン電極を形成する工程と、
前記透明基板の表面全体を第2絶縁膜で被覆する工程と、
プラズマエッチング法により、前記薄肉化された絶縁膜部分上のドレイン電極上に位置
する前記第2絶縁膜にコンタクトホールを形成するとともに、前記端子部の第2絶縁膜及
び第1絶縁膜をエッチングして除去する工程と、
前記第2絶縁膜上に前記コンタクトホールを介して前記ドレイン電極と電気的に接続す
るように画素電極を形成する工程と、
を含むことを特徴とする液晶表示装置の製造方法。 - 前記ドレイン電極を形成するための導電性金属層は、表面がMo層であることを特徴と
する請求項1に記載の液晶表示装置の製造方法。 - 前記薄肉化された絶縁膜部分を形成する工程は、前記第1絶縁膜を複数回に分けて複数
層に形成する工程と、その内の少なくとも一層を除去する工程を含むことを特徴とする請
求項1に記載の液晶表示装置の製造方法。 - 前記薄肉化された絶縁膜部分を形成する工程は、前記第1絶縁膜を複数回に分けて複数
層に形成する際に最初に形成した層を除去する工程であることを特徴とする請求項1に記
載の液晶表示装置の製造方法。 - 前記画素電極形成時に前記端子部の表面に前記画素電極と同材料の導電性部材で被覆し
て導電性端子を形成することを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置の製造方法。
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|---|---|---|---|
| JP2007003087A JP2008170664A (ja) | 2007-01-11 | 2007-01-11 | 液晶表示装置及びその製造方法 |
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Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2008170664A true JP2008170664A (ja) | 2008-07-24 |
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ID=39698814
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|---|---|---|---|
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-
2007
- 2007-01-11 JP JP2007003087A patent/JP2008170664A/ja not_active Withdrawn
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