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JP2008170044A - 相変化冷媒循環ユニットおよび空調システム - Google Patents

相変化冷媒循環ユニットおよび空調システム Download PDF

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JP2008170044A
JP2008170044A JP2007002693A JP2007002693A JP2008170044A JP 2008170044 A JP2008170044 A JP 2008170044A JP 2007002693 A JP2007002693 A JP 2007002693A JP 2007002693 A JP2007002693 A JP 2007002693A JP 2008170044 A JP2008170044 A JP 2008170044A
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heat exchanger
outflow
inflow
pump
channel
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JP2007002693A
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English (en)
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Naoto Nakamura
直人 中村
Sukenari Tate
祐成 舘
Hideo Kawaguchi
秀夫 河口
Yosuke Mino
洋介 三野
Tsuneo Uekusa
常雄 植草
Shisei Waratani
至誠 藁谷
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NTT Facilities Inc
Toho Gas Co Ltd
Original Assignee
NTT Facilities Inc
Toho Gas Co Ltd
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Abstract

【課題】ポンプのキャビテーションを防止し,冷房時と暖房時とのいずれでもスムーズで安定した冷媒の循環ができるとともに,暖房停止時や再開時においても安定した冷媒循環が可能な相変化冷媒循環ユニットおよび空調システムを提供すること。
【解決手段】本発明のポンプユニット1は,冷温水側熱交換器2と室内機3とを有する空調システムに相変化冷媒を循環させるものであり,受液器12と,ポンプ11と,受液器12の入口に接続された流路15,16と,ポンプ11の出口に接続された流路17,18とを有し,流路15に開閉弁21と逆止弁22が配置され,流路16に開閉弁24と逆止弁23が配置され,流路17に開閉弁26と逆止弁25が配置され,流路18に開閉弁27が配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は,建物内の冷暖房設備に使用される相変化冷媒循環ユニットおよびその相変化冷媒循環ユニットを利用した空調システムに関する。さらに詳細には,1次側に冷温水を,2次側に相変化冷媒を利用した冷暖房設備に用いられ,相変化冷媒を循環させるためのポンプを含む相変化冷媒循環ユニットおよび空調システムに関するものである。
従来より,建物内の冷暖房は,水や相変化冷媒等の熱交換媒体を循環させて,室内空気と熱交換させることにより行っている。ここで,多層階建築物用の冷暖房設備では,縦方向の循環に関して,重力の影響を大きく受ける。そこで本出願人は,縦方向には水を利用した水循環回路を用い,横方向には気液相変化冷媒を利用した冷媒循環回路を用いる冷暖房設備を提案した(特許文献1参照。)。このようにすれば,冷媒循環回路における重力の影響を回避できる。
このような冷暖房設備では,1次側熱搬送路である水循環回路に冷水または温水を循環させ,気液相変化冷媒との間で熱交換を行う。2次側熱搬送路では,その気液相変化冷媒を循環させて,室内機において室内空気と熱交換させて冷暖房を行う。2次側熱搬送路においてスムーズな冷媒循環を実現するためには,2次側搬送路中のポンプへ液相の冷媒を途切れることなく確実に供給することが重要である。そのため,凝縮器として作用する熱交換器の下流側の近くに配置することが好ましいと考えられる。
しかし,冷媒循環回路では,冷房時と暖房時とで冷媒の循環方向が逆向きであり,凝縮器として作用する熱交換器が異なる。すなわち,冷房時では冷温水側熱交換器が,暖房時では室内機が,それぞれ凝縮器として作用する。これらは一般にかなり離れた配置となるが,冷房用と暖房用とにそれぞれポンプを具備することは現実的でない。そのため,図8と図9に示すように,冷温水側熱交換器と室内機とのほぼ中間の位置にポンプを配置し,4個の開閉弁によって冷媒の循環方向を切り替えることが行われていた。
これらの図に示した従来の冷暖房設備では,冷温水側熱交換器101と室内機102とに,冷媒ガス管103および冷媒液管104,105が接続されている。冷媒液管104,105の間には,ポンプ106が備えられている。ポンプ106の上流には受液器107が設けられ,これらと冷媒液管104,105とを接続する4個の開閉弁108,109,110,111が設けられている。冷温水側熱交換器101には,冷温水配管が接続され,冷水または温水が供給される。
ここで,図8は暖房運転時の状態を,図9は冷房運転時の状態をそれぞれ示している。これらの図では,各開閉弁108〜111の内,開放状態にあるものを白抜きで,閉止状態にあるものを黒塗りで示すとともに,閉止されている流路は破線で示している。また,図中の白抜き矢印は冷媒の循環方向を示している。
また,このような冷媒循環回路に用いられる開閉弁は,冷媒流量を確保できるサイズであることが必要である。そのため,開閉に必要なエネルギーや耐圧等の理由により,パイロット弁が用いられることが一般的である。パイロット弁方式のノーマルクローズの電磁弁では,入力側の圧力が出力側に比較して大きい場合には確実に閉止できるが,圧力の関係が逆であるとリークを完全には防止できない。そのため,各開閉弁は,その場所での冷媒の本来の流れ方向を確実に開閉できる向きに配置されている。すなわち,閉止されている開閉弁のリーク方向は,その場所での冷媒の本来の流れ方向とは逆になる。各図中では,閉止状態の開閉弁の下部に破線の矢印でリーク方向を示した。
特許第3680043号公報
しかしながら,前記した従来の設備では,冷房時に冷温水側熱交換器101からポンプ106までの間に,冷媒液管104中で冷媒が周囲の空気によって暖まって気化してしまうおそれがあった。その場合には,ポンプ106の吸い込み側にガスが混入してキャビテーションが生じるため,ポンプ106の循環性能が低下するという問題点があった。また,暖房時には,ポンプ106から冷温水側熱交換器101までの冷媒液管104を満たす量の液相の冷媒を用意する必要がある。そのため,大容量の受液器107が必要となるという問題点があった。
さらには,冬場の終業後等の暖房停止後では,室内機102周辺の温度が下がり,受液器107より低温となる場合がある。このようになると,受液器107側の冷媒圧力が室内機102側より高くなり,受液器107中の液相の冷媒が,閉止されている電磁弁109をリークして室内機102側に流出するおそれがある。さらに,冷温水側熱交換器101への温水供給が停止されていれば,液相の冷媒が,閉止されている電磁弁108をリークし,冷温水側熱交換器101を経由して室内機102側に流出するおそれがある。これらのリークにより受液器107中の液相の冷媒の量が低下すると,次回の暖房開始時にポンプ106を正常に作動させることができないという問題点があった。
また,冬場の暖房停止後に,室内機102や冷媒ガス管103等の温度が下がり,その内部で冷媒が液化してしまう場合がある。そのため,冬場の朝等の暖房運転開始時には,一旦開閉弁110を開け,ポンプ106で液冷媒を冷温水側熱交換器101に送る。その後,開閉弁110を閉じ,開閉弁109のみを開放する。そして,ポンプ106は停止した状態で冷温水側熱交換器101に温水を供給する。これによって,冷温水側熱交換器101を最高圧力とし,冷媒ガス管103,室内機102,冷媒液管105,受液器107の順に圧力差をつけて,途中の冷媒を受液器107に回収するという処理を行う。このとき,閉止されている開閉弁110のリーク方向が図8中右向きであるため,冷媒が冷温水側熱交換器101から開閉弁110をリークしてポンプ106の出口側へと流れ込むおそれがあった。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,ポンプの吸い込み側でキャビテーションが起きた時でも,冷房時と暖房時とのいずれでもスムーズで安定した冷媒の循環ができるとともに,暖房停止時や再開時においても安定した冷媒循環が可能な相変化冷媒循環ユニットおよび空調システムを提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた本発明の相変化冷媒循環ユニットは,1次熱交換器と2次熱交換器とを有する空調システムに相変化冷媒を循環させるものであり,液相の相変化冷媒を収容する受液器と,受液器の液相の相変化冷媒を送出するポンプと,受液器の入口に接続された第1および第2流入流路と,ポンプの出口に接続された第1および第2流出流路とを有し,第1流入流路および第1流出流路が1次熱交換器に接続され,第2流入流路および第2流出流路が2次熱交換器に接続される相変化冷媒循環ユニットであって,第1流出流路に配置された第1流出開閉弁と,第2流出流路に配置された第2流出開閉弁と,第1流入流路に配置されるとともに,開状態では双方向ともに流れを許容し,閉状態では,1次熱交換器から受液器へのリークを許容せず,受液器から1次熱交換器へのリークを許容する第1流入開閉弁と,第1流入流路に配置されるとともに,1次熱交換器から受液器への流れを許容し,受液器から1次熱交換器への流れを阻止する第1逆止弁と,第2流入流路に配置されるとともに,開状態では双方向ともに流れを許容し,閉状態では,2次熱交換器から受液器へのリークを許容せず,受液器から2次熱交換器へのリークを許容する第2流入開閉弁と,第2流入流路に配置されるとともに,2次熱交換器から受液器への流れを許容し,受液器から2次熱交換器への流れを阻止する第2逆止弁とを有するものである。
本発明の相変化冷媒循環ユニットによれば,第1および第2流入流路から受液器の入口に流入された液相の相変化冷媒が,ポンプによって第1および第2流出流路に送出される。そして,第1流入流路および第1流出流路が1次熱交換器に接続され,第2流入流路および第2流出流路が2次熱交換器に接続されているので,これらの熱交換器によって相変化冷媒の相変化が行われ,冷暖房が行われる。ここで,第1流出流路は第1流出開閉弁によって,第2流出流路は第2流出開閉弁によって,それぞれ開閉される。また,第1流入流路は第1流入開閉弁によって,第2流入流路は第2流入開閉弁によって,それぞれ開閉される。これらの第1流入開閉弁および第2流入開閉弁は,閉状態において受液器から1次熱交換器または2次熱交換器へのリークを許容するものである。しかし本発明では,これらのリーク方向の流れは,第1逆止弁および第2逆止弁によって阻止されている。従って,相変化冷媒が受液器から流出することが防止されている。
さらに本発明では,第1逆止弁は,第1流入開閉弁と受液器との間に配置されていることが望ましく,第2逆止弁は,第2流入開閉弁と受液器との間に配置されていることが望ましい。このようになっていれば,受液器からの流出圧はそれぞれの逆止弁によって阻止され,各流入開閉弁に加えられることはない。
また本発明の相変化冷媒循環ユニットは,1次熱交換器と2次熱交換器とを有する空調システムに相変化冷媒を循環させるものであり,液相の相変化冷媒を収容する受液器と,受液器の液相の相変化冷媒を送出するポンプと,受液器の入口に接続された第1および第2流入流路と,ポンプの出口に接続された第1および第2流出流路とを有し,第1流入流路および第1流出流路が1次熱交換器に接続され,第2流入流路および第2流出流路が2次熱交換器に接続される相変化冷媒循環ユニットであって,第1流入流路に配置された第1流入開閉弁と,第2流入流路に配置された第2流入開閉弁と,第2流出流路に配置された第2流出開閉弁と,第1流出流路に配置されるとともに,開状態では双方向ともに流れを許容し,閉状態では,ポンプから1次熱交換器へのリークを許容せず,1次熱交換器からポンプへのリークを許容する第1流出開閉弁と,第1流出流路に配置されるとともに,ポンプから1次熱交換器への流れを許容し,1次熱交換器からポンプへの流れを阻止する第3逆止弁とを有するものである。
本発明の相変化冷媒循環ユニットによれば,第1流出流路には,第1流出開閉弁と第3逆止弁とが設けられているので,ポンプが停止されている場合においても,1次熱交換器からポンプへの流れは阻止されている。従って,システムの停止中であっても冷媒が1次熱交換器からポンプへ流れ込むおそれはない。
さらに本発明では,第3逆止弁は,第1流出開閉弁と1次熱交換器との間に配置されていることが望ましい。このようになっていれば,1次熱交換器からの流れは第3逆止弁によって阻止され,第1流出開閉弁に加えられることはない。
また本発明の相変化冷媒循環ユニットは,1次熱交換器と2次熱交換器とを有する空調システムに相変化冷媒を循環させるものであり,液相の相変化冷媒を収容する受液器と,受液器の液相の相変化冷媒を送出するポンプと,受液器の入口に接続された第1および第2流入流路と,ポンプの出口に接続された第1および第2流出流路とを有し,第1流入流路および第1流出流路が1次熱交換器に接続され,第2流入流路および第2流出流路が2次熱交換器に接続される相変化冷媒循環ユニットであって,第1流入流路に配置された第1流入開閉弁と,第2流入流路に配置された第2流入開閉弁と,第1流出流路に配置された第1流出開閉弁と,第2流出流路に配置された第2流出開閉弁と,受液器の入口とポンプの出口とを接続する循環路と,循環路に配置された循環路開閉弁と,循環路に設けられ,相変化冷媒と暖房されていない空気との間で熱交換を行う空気熱交換器とを有するものである。
本発明の相変化冷媒循環ユニットによれば,1次熱交換器と2次熱交換器とを介した相変化冷媒の循環以外に,空気熱交換器と循環路とを介して循環させることができる。これにより,受液器の状態を一時的に変化させることができる。
さらに本発明では,空気熱交換器は,暖房されていない空間に設置されることが望ましい。また,受液器に液面センサを設置することが望ましい。さらに,通常時は循環路開閉弁を閉じるとともに,暖房運転中に液面センサにより受液器内の液面低下が検出されたときに循環路開閉弁を開く循環路制御部とを有することとが望ましい。このようになっていれば,受液器の液面低下が検出されたら,循環路を介した冷媒の循環が行われる。従って,受液器の状態を一時的に変化させて,受液器の液面を復活させることができる。
また本発明は,1次熱交換器と,2次熱交換器と,液相の相変化冷媒を収容する受液器と,受液器の液相の相変化冷媒を送出するポンプと,受液器の入口に接続された第1および第2流入流路と,ポンプの出口に接続された第1および第2流出流路とを有し,第1流入流路および第1流出流路が1次熱交換器に接続され,第2流入流路および第2流出流路が2次熱交換器に接続された空調システムであって,第1流出流路に配置された第1流出開閉弁と,第2流出流路に配置された第2流出開閉弁と,第1流入流路に配置されるとともに,開状態では双方向ともに流れを許容し,閉状態では,1次熱交換器から受液器へのリークを許容せず,受液器から1次熱交換器へのリークを許容する第1流入開閉弁と,第1流入流路に配置されるとともに,1次熱交換器から受液器への流れを許容し,受液器から1次熱交換器への流れを阻止する第1逆止弁と,第2流入流路に配置されるとともに,開状態では双方向ともに流れを許容し,閉状態では,2次熱交換器から受液器へのリークを許容せず,受液器から2次熱交換器へのリークを許容する第2流入開閉弁と,第2流入流路に配置されるとともに,2次熱交換器から受液器への流れを許容し,受液器から2次熱交換器への流れを阻止する第2逆止弁とを有する空調システムにも及ぶ。
また本発明は,1次熱交換器と,2次熱交換器と,液相の相変化冷媒を収容する受液器と,受液器の液相の相変化冷媒を送出するポンプと,受液器の入口に接続された第1および第2流入流路と,ポンプの出口に接続された第1および第2流出流路とを有し,第1流入流路および第1流出流路が1次熱交換器に接続され,第2流入流路および第2流出流路が2次熱交換器に接続された空調システムであって,第1流入流路に配置された第1流入開閉弁と,第2流入流路に配置された第2流入開閉弁と,第2流出流路に配置された第2流出開閉弁と,第1流出流路に配置されるとともに,開状態では双方向ともに流れを許容し,閉状態では,ポンプから1次熱交換器へのリークを許容せず,1次熱交換器からポンプへのリークを許容する第1流出開閉弁と,第1流出流路に配置されるとともに,ポンプから1次熱交換器への流れを許容し,1次熱交換器からポンプへの流れを阻止する第3逆止弁とを有する空調システムにも及ぶ。
また本発明は,1次熱交換器と,2次熱交換器と,液相の相変化冷媒を収容する受液器と,受液器の液相の相変化冷媒を送出するポンプと,受液器の入口に接続された第1および第2流入流路と,ポンプの出口に接続された第1および第2流出流路とを有し,第1流入流路および第1流出流路が1次熱交換器に接続され,第2流入流路および第2流出流路が2次熱交換器に接続される空調システムであって,第1流入流路に配置された第1流入開閉弁と,第2流入流路に配置された第2流入開閉弁と,第1流出流路に配置された第1流出開閉弁と,第2流出流路に配置された第2流出開閉弁と,受液器の入口とポンプの出口とを接続する循環路と,循環路に配置された循環路開閉弁と,循環路に設けられ,相変化冷媒と暖房されていない空気との間で熱交換を行う空気熱交換器とを有する空調システムにも及ぶ。
また本発明の空調システムは,1次熱交換器と,2次熱交換器と,液相の相変化冷媒を収容する受液器と,受液器の液相の相変化冷媒を送出するポンプと,受液器の入口に接続された第1および第2流入流路と,ポンプの出口に接続された第1および第2流出流路とを有し,第1流入流路および第1流出流路が1次熱交換器に接続され,第2流入流路および第2流出流路が2次熱交換器に接続される空調システムであって,第1流入流路に配置された第1流入開閉弁と,第2流入流路に配置された第2流入開閉弁と,第1流出流路に配置された第1流出開閉弁と,第2流出流路に配置された第2流出開閉弁とを有し,2次熱交換器における相変化冷媒を通す部分の容積より,ポンプの出口から1次熱交換器の入口に至るまでの配管の容積が小さいものである。
本発明の空調システムによれば,ポンプの出口から1次熱交換器の入口に至るまでの配管の容積が,2次熱交換器の内部に溜まることのできる相変化冷媒の容量より小さくされている。さらには,2次熱交換器の内部に溜まる液相の相変化冷媒の容量より小さくすることが望ましい。2次熱交換器の内部には普通,液相の相変化冷媒のみでなく気相の相変化冷媒も存在する。例えば,相変化冷媒を通す部分の容積のうち,液相の相変化冷媒は50%程度を占めていることが多い。その場合には,2次熱交換器における相変化冷媒を通す部分の容積の50%より,ポンプの出口から1次熱交換器の入口に至るまでの配管の容積が小さいものとすればよい。このようにすれば,ポンプの入口側に気相の相変化冷媒が混入するおそれはない。なお,2次熱交換器が複数ある場合には,その内の最小のものの容積より小さくなるようにすればよい。
本発明の相変化冷媒循環ユニットおよび空調システムによれば,ポンプの吸い込み側でキャビテーションが起きた時でも,冷房時と暖房時とのいずれでもスムーズで安定した冷媒の循環ができるとともに,暖房停止時や再開時においても安定した冷媒循環が可能となっている。
以下,本発明を具体化した最良の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,1次側に冷温水を,2次側に相変化冷媒(以下,単に冷媒という)を利用した冷暖房設備に用いられるポンプユニットに本発明を適用したものである。なお,本形態では,ポンプユニットが相変化冷媒循環ユニットに相当し,これに1次側の熱交換器(ここでは冷温水側熱交換器)と2次側の熱交換器(ここでは室内機)とを加えたものが空調システムに相当する。
1次側に冷温水を,2次側に冷媒を利用した冷暖房設備では,図1に示すように,冷温水側熱交換器2と室内機3との2種類の熱交換器が用いられる。冷温水側熱交換器2には冷温水配管4および冷媒配管5が通され,これらを流れる冷温水と冷媒との間で熱交換が行われる。そして,冷房時には冷温水配管4に冷水が流れ,冷温水側熱交換器2において,冷媒は気相から液相へと相変化する。また,暖房時には冷温水配管4に温水が流され,冷温水側熱交換器2において,冷媒は液相から気相へと相変化する。この冷温水側熱交換器2が1次熱交換器に,室内機3が2次熱交換器にそれぞれ相当する。
また,室内機3には,気相状態の冷媒が流される冷媒ガス管6と液相状態の冷媒が流される冷媒液管7とが接続されている。冷房時には,冷媒液管7から流れ込む液相の冷媒が,室内機3において,室内の空気から熱を奪って気相へ相変化し,冷媒ガス管6へと流出する。暖房時には,冷媒ガス管6から流れ込む気相の冷媒が,室内機3において,室内の空気に熱を奪われて液相へ相変化し,冷媒液管7へと流出する。
本形態のポンプユニット1は,ポンプ11とその上流の受液器12とを有し,複数の弁や流路が組み込まれてユニット化されているものである。これは,図1に示すように,接続口13,14を介して冷媒液管7と接続され,そこから液相の冷媒が入出力される。接続口13は冷温水側熱交換器2側に,接続口14は室内機3側に設けられている。そして,ポンプユニット1内には,ポンプ11と受液器12とを中心として,流路15,16,17,18,および循環路19が設けられている。
流路15は,接続口13と受液器12の入口とを接続するものであり,その流路15中には接続口13側から順に開閉弁21,逆止弁22が配置されている。流路16は,受液器12の入口と接続口14とを接続するものであり,その流路16中には受液器12側から順に逆止弁23,開閉弁24が配置されている。流路17は,接続口13とポンプ11の出口とを接続するものであり,その流路17中には接続口13側から順に逆止弁25,開閉弁26が配置されている。流路18は,ポンプ11の出口と接続口14とを接続するものであり,その流路18中には開閉弁27が配置されている。なお,各開閉弁や逆止弁の向きについては後述する。
すなわち,流路15が第1流入流路,流路16が第2流入流路に相当し,開閉弁21が第1流入開閉弁に,逆止弁22が第1逆止弁に相当する。また,開閉弁24が第2流入開閉弁に,逆止弁23が第2逆止弁に相当する。また,流路17が第1流出流路,流路18が第2流出流路に相当し,開閉弁26が第1流出開閉弁に,逆止弁25が第3逆止弁に相当する。また,開閉弁27が第2流出開閉弁に相当する。
また,循環路19は,受液器12の入口とポンプ11の出口とを繋いで循環する流路であり,受液器12側に開閉弁28が,ポンプ11側にファン付きの空気熱交換器29がそれぞれ配置されている。なお,各流路15〜18および循環路19は,図1中に黒丸で示した箇所において合流されており,その他の交差箇所では合流されていない。また,ポンプ11は図中に矢印で示したように,流路17,18,または循環路19へと液相の冷媒を押し出すものである。
また,受液器12中には,貯溜されている冷媒の液面を検出するための液面センサ31が備えられている。さらに,ポンプユニット1は各部の制御を行う制御部32を有している。すなわち,制御部32は,各開閉弁21,24,26,27,28の開閉,ポンプ11の駆動・停止,空気熱交換器29の駆動・停止の各制御を行うとともに,液面センサ31の結果が入力される。
ここで,開閉弁21,24,26,27,28は,いずれも従来のものと同様のパイロット弁方式のノーマルクローズ電磁開閉弁であり,一般に入力口と出力口の向きが決められている。入力口側の流体圧が出力口側の外部圧より大きい場合には,入力口から出力口への流体の流通を適切に開閉できる。すなわち,この場合には弁閉状態においてその弁のリークはない。しかし,逆向きの圧力がかかった場合には,閉止は確実にはできない。出力口側の外部圧の方が高い流路中では,弁を閉状態としても,出力口側から入力口側へのリークを完全には防止できないのである。そのため,各開閉弁は通常の状況下で高圧となる側に入力口が向くように配置される。
本形態では,通常の冷暖房時には,液相の冷媒は,流路15または流路16を介して受液器12に流入し,流路17または流路18を介してポンプ11から流出する。また,循環路19では,その使用時にはポンプ11の出口から受液器12の入口へと循環する。そのため,いずれの開閉弁も,この向きの流れに沿った向きに配置される。すなわち,開閉弁21,24,28は,出力口を受液器12側として配置される。よって,閉状態では受液器12に流入する方向のリークを許容しない。また,開閉弁26,27は,入力口をポンプ11側として配置される。よって,閉状態でポンプ11から流出する方向のリークを許容しない。
そして,本形態では,各開閉弁の出力口側に逆止弁を配置することにより,逆向きの流れを阻止している。例えば,図1中,開閉弁21の入力口は接続口13側であり,接続口13から受液器12への流れは開閉弁21により確実に開閉できる。一方,受液器12側が高圧となった場合は,逆止弁22が受液器12から開閉弁21へ向かう流れを阻止する。すなわち,逆止弁22は,開閉弁21から受液器12の入口へ向かう向きの流れのみを許容する。なお,図1中で各逆止弁の下部に示した矢印は,その弁における流通が許容される方向を示している。また,各開閉弁の下部に,その弁のリーク方向を破線矢印で示している。
また,開閉弁24の入力口は接続口14側であり,開閉弁24と受液器12との間には逆止弁23が配置されている。逆止弁23は,受液器12から開閉弁24へ向かう流れを阻止する。さらに,開閉弁26の入力口はポンプ11側であり,開閉弁26と接続口13との間には逆止弁25が備えられている。逆止弁25は,接続口13から開閉弁26へ向かう流れを阻止する。
次に,このポンプユニット1を,図1に示すような冷暖房設備の中で使用する場合の,ポンプ11と冷温水側熱交換器2との配置の関係について説明する。本形態のポンプユニット1は,従来のもののように冷温水側熱交換器2と室内機3との中間の位置に配置するのではなく,冷房時に凝縮器として機能する冷温水側熱交換器2の近傍に配置する。特に,ポンプ11や受液器12と冷温水側熱交換器2とができるだけ近くなるように配置する。
一方,暖房運転時には,室内機3が凝縮器として機能する。本形態では,室内機3とポンプ11や受液器12との距離が離れることとなるが,ポンプ11の入口までの間に確実に液化させることができればよい。そのために,ポンプ11の出口から冷温水側熱交換器2の入口までの間の配管の容積を小さくする。特に,室内機3のうち最も小さいものの容積より小さくするのである。さらに具体的には,室内機3に溜められる液相の冷媒量より小さくすることが好ましい。一般には,冷媒のうち,液相のものが占める割合は50%程度であり,液相の冷媒量は総内容積の半分程度となる。
ここで図2に太線で示した範囲P1は,ポンプ11の出口から冷温水側熱交換器2の入口までの間の配管であり,この内容積が容量C1となる。また,範囲P2は,室内機3中を通る配管を模式的に示したものであり,この内容積の約50%が容量C2である。そしてこれらは,以下の関係を満たす。
容量C1 < 容量C2
例えば,28kWビルトインダクト型R−407C用室内機の場合の冷媒量は以下のようにして算出される。室内機の冷媒を通す配管は,複数のフィンチューブからなっており,各フィンチューブは外径9.5mm,肉厚0.8mmのものが使用されている。そのため,長さ1mあたりの内容積は約0.049L(リットル)である。この室内機では,長さ1.55mのフィンチューブが54本使用されているので,その合計内容積は,約4.1Lとなる。そのうち50%が液相の冷媒で占められているとすると,容量C2は約0.2Lであることが分かる。
一方,ポンプ11の出口から冷温水側熱交換器2の入口までの間の配管の容積は,その配管の内断面積に配管長さを掛けたものである。例えば,配管として,φ6/8Bを使用する場合は,外径19.05mm,肉厚1.00mmであることから,長さ1mあたりの内容積は約0.228Lである。これに配管の長さを掛けると容量C1が得られる。そこで,配管の容量C1を上記の容量C2より小さくするためには,配管の長さを約0.9m以内とすればよい。
このようにすれば,ポンプ11の出口から冷温水側熱交換器2の入口までの間に溜まる液相の冷媒の量は,各室内機3の1台分よりも少ない。従って,ポンプ11の吸い込み側での液切れが防止される。従って,ポンプ11のキャビテーションが確実に防止されている。
次に,本形態のポンプユニット1を接続した冷暖房設備による冷暖房時の動作について説明する。まず,暖房運転時について図3を参照して説明する。この場合には,開閉弁21,27,28を閉止し,開閉弁24と開閉弁26を開放する。従って,流路16,17が開放され,流路15,18,循環路19が閉止される。以下の各図中では,開放状態の開閉弁を白抜きの記号で,閉止状態の開閉弁を黒塗りの記号で示している。また,連通状態の流路を実線で,閉止状態の流路を破線で示している。なお,暖房時には冷温水配管4には外部より温水が供給される。
暖房運転が開始されると,ポンプ11が駆動され,ポンプ11によって押し出された液相の冷媒は,流路17,開閉弁26を介して冷温水側熱交換器2に入力される。さらに,冷温水側熱交換器2において,温水から熱を受けて気化される。そして,気相となった気相の冷媒は冷媒ガス管6を介して室内機3に入力される。室内機3において室内空気に熱を放出して,冷媒は液化される。さらに,液化された冷媒は,冷媒液管7を介して接続口14からポンプユニット1に入力される。そして,流路16,開閉弁24を介して,受液器12に戻され,再びポンプ11に供給される。なお,閉状態の開閉弁21,27,28は,いずれも入力口側が高圧になっているので,リークは問題とならない。
このように冷媒が循環すると,冷温水側熱交換器2において,温水の温度より2℃程度低い温度を飽和温度とする気相の冷媒が発生する。この気相の冷媒の状態を基準とすると,室内機3から受液器12を経由してポンプ11の入口までの冷媒液管7〜流路16における冷媒には,相対的に過冷却がつく。そのため,室内機3から受液器12までの間に,冷媒は確実に液化される。
従って,ポンプ11の入口側には,キャビテーションのない液相の冷媒が安定して供給される。これにより,暖房時に凝縮器として機能する室内機3とポンプ11との距離が離れていても,スムーズで安定した冷媒循環が可能である。なお,ポンプ11のキャビテーション対策のみであれば,受液器12を大きくすることによってもある程度対応は可能であるが,設備が大型化するため好ましくない。
暖房運転期間中において,朝の始業時等に暖房運転を開始する時には,まず起動処理を行う。暖房運転期間中は外気温が低く,特に夜間の冷気により設備が冷やされて室内機3や冷媒ガス管6等の温度が下がり,その内部で冷媒が液化してしまう場合がある。そこですべてが停止されている状態から,開閉弁26を開け,液冷媒を冷温水側熱交換器2に送る。その後,図4に示すように,開閉弁26を閉止して,開閉弁24を開放する。そして,他の開閉弁21,27,28を閉止したままで,冷温水側熱交換器2に温水を供給する。このとき,ポンプ11も停止したままとする。
これにより,冷温水側熱交換器2中に残留していた冷媒が気化され,冷温水側熱交換器2内の圧力が上昇する。その結果,冷温水側熱交換器2を最高圧力として冷媒ガス管6,室内機3,冷媒液管7,受液器12の順に圧力が下がった状態となる。この圧力差によって,途中の冷媒は上記の順に流れ,受液器12に回収される。
このとき,冷温水側熱交換器2は流路17より高圧であるので,冷温水側熱交換器2中の冷媒は,冷媒ガス管6だけでなく流路17へ向かっても流れようとする。しかし,この形態では,流路17中に逆止弁25を配置したので,逆止弁25によって,冷温水側熱交換器2からポンプ11の出口へ向かう流れは阻止されている。図4中破線で示した流路には冷媒は流れない。これによって,液相の冷媒は,受液器12に確実に回収される。
次に,暖房運転期間中において,終業後等に運転を停止したときの処理について説明する。本形態の冷暖房設備において運転を停止すると,ポンプ11を停止するとともに,すべての開閉弁(開閉弁21,24,26,27,28)を閉止し,冷媒の循環は停止される。ここで,暖房運転期間では外気温が低く,暖房運転を停止した後の室内機3の近傍の温度は低下する。一方,冷媒が貯溜されている受液器12は,冷媒にある程度蓄熱された状態となっており,すぐに温度が下がるわけではない。このため,室内機3より受液器12の方が高温となる場合がある。その場合には,受液器12の周辺が室内機3の周辺より高圧となる。
開閉弁21および開閉弁24を閉止していても,受液器12の入口からの冷媒のリークはそれだけでは防止できない。しかし,本形態のポンプユニット1では,図5に示すように,逆止弁22,23を有しているので,受液器12の入口側からの冷媒の流出は逆止弁22,23によって阻止されている。従って,受液器12が室内機3より高圧となった場合でも,流路15,16を介しての冷媒の漏れは防止されている。すなわち,図5中に実線で示した流路には冷媒が流れるものの,破線で示した流路には冷媒は流れない。これにより,受液器12内の冷媒が,夜間に減少してしまうことはない。従って,翌日の運転開始時には,受液器12内に十分な量の冷媒が保持されており,ポンプ11に液相の冷媒を確実に供給することができる。
次に,極寒期の暖房運転の処理について説明する。極寒期等においては,暖房運転中にもかかわらず,冷媒ガス管6や室内機3周辺が非常に冷却されるような事態が発生しうる。すると,その部分で気相の冷媒が液化してしまうことがある。気相の冷媒が液化すると圧力が低下し,その部分にさらに冷媒が流れ込んで凝縮する。これを繰り返すと,その部分に液相の冷媒が溜まり,いわゆる「寝込んだ」状態となる。このまま,通常の運転を続けていても,この寝込んだ冷媒を受液器12に戻すことはできない。
このようになると,受液器12に貯留される冷媒量が減少するため液面が下がる。本形態では,受液器12内に液面センサ31を設けているので,液面が下がったら制御部32において検知できる。所定量以上の冷媒が寝込んだ状態となって,液面が所定の位置まで下がっていることが検出されたら,図6に示すように,開閉弁28を開放し,空気熱交換器29のファンを作動させる。この空気熱交換器29は,暖房運転期間中では他の流路に比較して確実に低温の状態となる位置に配置される。例えば,冷暖房設備の範囲外に配置されることが好ましい。なお,厳寒地域の場合では,ファン無しのものでもよい。
このようにすると,図6中に実線で示した流路に冷媒が流れる。破線で示した流路には冷媒は流れない。すなわち,循環路19にも冷媒が流れる。そして,循環路19に流された冷媒は,空気熱交換器29によって冷却される。従って,循環路19内の冷媒温度が下がり,循環路19の圧力が下がる。またこれにより,受液器12内の冷媒温度が下がり,受液器12の圧力が下がる。そして,受液器12が,冷媒液管7,室内機3,冷媒ガス管6に対して負圧となるので,寝込んだ冷媒が受液器12に引き込まれる。従って,受液器12に貯留される冷媒量が増える。液面センサ31によって,所定の液面位置に到達したことが検知されたら,開閉弁28を閉止して,空気熱交換器29のファンを停止させる。そして,通常の暖房運転を継続すればよい。
次に,本形態のポンプユニット1を使用した冷暖房設備において,冷房運転時の処理について図7を参照して説明する。冷房時には,開閉弁24,26,28を閉止し,開閉弁21,27を開放する。従って,流路15,18が開放され,流路16,17,循環路19が閉止される。図3と同様に図7中でも,開放状態の開閉弁を白抜きの記号で,閉止状態の開閉弁を黒塗りの記号で示している。また,閉止状態の流路を破線で示している。なお,冷房時には冷温水配管4には外部より冷水が供給される。
冷房運転が開始されると,ポンプ11から押し出された液相の冷媒は,流路18,開閉弁27から接続口14を介して冷媒液管7へ送り出される。そして,室内機3において室内の空気から熱を奪い気化される。さらに,気相となった気相の冷媒は冷媒ガス管6を介して冷温水側熱交換器2に入力され,冷温水配管4中の冷水に熱を放出して凝縮される。液相状態となった冷媒は接続口13からポンプユニット1に入力される。さらに,流路15を介して受液器12に戻される。
ここで,ポンプ11や受液器12と冷温水側熱交換器2とが近くに配置されているので,冷房時には,冷温水側熱交換器2で凝縮された液相の冷媒が受液器12に到達する途中で圧力損失を受けることはほとんどない。従って,ポンプ11から室内機3までの流路中でも液相状態が維持される。これにより,冷房運転時においても,スムーズで安定した冷媒循環が可能である。
以上詳細に説明したように,本形態のポンプユニット1によれば,流路中の開閉弁に逆流防止用の逆止弁を設けたので,パイロット弁方式の電磁開閉弁を利用しても逆流は防止されている。特に,設備を停止している期間中に圧力差から逆流することが防止されている。また,循環路19と空気熱交換器29を有しているので,流路中に寝込んだ冷媒を容易に回収できる。さらに,ポンプ11が冷温水側熱交換器2の近傍に配置されるとともに,ポンプ11の出口から冷温水側熱交換器2の入口までの間の配管の容積を,室内機3のうち最も小さいものの液相の冷媒量より小さくしている。従って,暖房時と冷房時とのいずれにおいてもキャビテーションが防止され,スムーズで安定した冷媒の循環ができる。従って,ポンプの吸い込み側でキャビテーションが起きた時でも,冷房時と暖房時とのいずれでもスムーズで安定した冷媒の循環ができるとともに,暖房停止時や再開時においても安定した冷媒循環が可能な冷暖房設備となっている。
また,逆止弁がいずれも,対応する開閉弁のリーク方向に対して上流側に設けられているので,リーク方向の流れは各開閉弁に到達しない。従って,開閉弁の出力口側に圧力が加えられることはない。
なお,本形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。
例えば,1次側に冷温水配管4を設け,冷温水を熱媒体とするとしたが,純粋な水に限るものではない。顕熱を利用できる液体の熱媒体であればなんでもよい。また,各図では1台の室内機3のみを示しているが,複数台の室内機3が接続されている設備にも本発明は適用可能である。
本形態のポンプユニットの概略構成を示す構成図である。 ポンプユニットの室内機とポンプとの関係を示す説明図である。 暖房時の冷媒の循環を示す説明図である。 暖房起動時の冷媒の循環を示す説明図である。 暖房停止時の冷媒の循環を示す説明図である。 極寒期における暖房時の冷媒の循環を示す説明図である。 冷房時の冷媒の循環を示す説明図である。 従来の冷暖房設備による暖房運転時の冷媒の循環を示す説明図である。 従来の冷暖房設備による冷房運転時の冷媒の循環を示す説明図である。
符号の説明
1 ポンプユニット
2 冷温水側熱交換器
3 室内機
11 ポンプ
12 受液器
15,16,17,18 流路
19 循環路
21,24,26,27,28 開閉弁
22,23,25 逆止弁
29 空気熱交換器
31 液面センサ
32 制御部

Claims (10)

  1. 1次熱交換器と2次熱交換器とを有する空調システムに相変化冷媒を循環させるものであり,液相の相変化冷媒を収容する受液器と,前記受液器の液相の相変化冷媒を送出するポンプと,前記受液器の入口に接続された第1および第2流入流路と,前記ポンプの出口に接続された第1および第2流出流路とを有し,前記第1流入流路および第1流出流路が1次熱交換器に接続され,前記第2流入流路および第2流出流路が2次熱交換器に接続される相変化冷媒循環ユニットにおいて,
    前記第1流出流路に配置された第1流出開閉弁と,
    前記第2流出流路に配置された第2流出開閉弁と,
    前記第1流入流路に配置されるとともに,
    開状態では双方向ともに流れを許容し,
    閉状態では,1次熱交換器から前記受液器へのリークを許容せず,前記受液器から1次熱交換器へのリークを許容する第1流入開閉弁と,
    前記第1流入流路に配置されるとともに,
    1次熱交換器から前記受液器への流れを許容し,
    前記受液器から1次熱交換器への流れを阻止する第1逆止弁と,
    前記第2流入流路に配置されるとともに,
    開状態では双方向ともに流れを許容し,
    閉状態では,2次熱交換器から前記受液器へのリークを許容せず,前記受液器から2次熱交換器へのリークを許容する第2流入開閉弁と,
    前記第2流入流路に配置されるとともに,
    2次熱交換器から前記受液器への流れを許容し,
    前記受液器から2次熱交換器への流れを阻止する第2逆止弁とを有することを特徴とする相変化冷媒循環ユニット。
  2. 請求項1に記載の相変化冷媒循環ユニットにおいて,
    前記第1逆止弁は,前記第1流入開閉弁と前記受液器との間に配置されており,
    前記第2逆止弁は,前記第2流入開閉弁と前記受液器との間に配置されていることを特徴とする相変化冷媒循環ユニット。
  3. 1次熱交換器と2次熱交換器とを有する空調システムに相変化冷媒を循環させるものであり,液相の相変化冷媒を収容する受液器と,前記受液器の液相の相変化冷媒を送出するポンプと,前記受液器の入口に接続された第1および第2流入流路と,前記ポンプの出口に接続された第1および第2流出流路とを有し,前記第1流入流路および第1流出流路が1次熱交換器に接続され,前記第2流入流路および第2流出流路が2次熱交換器に接続される相変化冷媒循環ユニットにおいて,
    前記第1流入流路に配置された第1流入開閉弁と,
    前記第2流入流路に配置された第2流入開閉弁と,
    前記第2流出流路に配置された第2流出開閉弁と,
    前記第1流出流路に配置されるとともに,
    開状態では双方向ともに流れを許容し,
    閉状態では,前記ポンプから1次熱交換器へのリークを許容せず,1次熱交換器から前記ポンプへのリークを許容する第1流出開閉弁と,
    前記第1流出流路に配置されるとともに,
    前記ポンプから1次熱交換器への流れを許容し,
    1次熱交換器から前記ポンプへの流れを阻止する第3逆止弁とを有することを特徴とする相変化冷媒循環ユニット。
  4. 請求項3に記載の相変化冷媒循環ユニットにおいて,
    前記第3逆止弁は,前記第1流出開閉弁と1次熱交換器との間に配置されていることを特徴とする相変化冷媒循環ユニット。
  5. 1次熱交換器と2次熱交換器とを有する空調システムに相変化冷媒を循環させるものであり,液相の相変化冷媒を収容する受液器と,前記受液器の液相の相変化冷媒を送出するポンプと,前記受液器の入口に接続された第1および第2流入流路と,前記ポンプの出口に接続された第1および第2流出流路とを有し,前記第1流入流路および第1流出流路が1次熱交換器に接続され,前記第2流入流路および第2流出流路が2次熱交換器に接続される相変化冷媒循環ユニットにおいて,
    前記第1流入流路に配置された第1流入開閉弁と,
    前記第2流入流路に配置された第2流入開閉弁と,
    前記第1流出流路に配置された第1流出開閉弁と,
    前記第2流出流路に配置された第2流出開閉弁と,
    前記受液器の入口と前記ポンプの出口とを接続する循環路と,
    前記循環路に配置された循環路開閉弁と,
    前記循環路に設けられ,相変化冷媒と暖房されていない空気との間で熱交換を行う空気熱交換器とを有することを特徴とする相変化冷媒循環ユニット。
  6. 請求項5に記載の相変化冷媒循環ユニットにおいて,
    前記空気熱交換器は,暖房されていない空間に設置されるものであり,
    前記受液器に設けられた液面センサと,
    通常時は前記循環路開閉弁を閉じるとともに,暖房運転中に前記液面センサにより前記受液器内の液面低下が検出されたときに前記循環路開閉弁を開く循環路制御部とを有することを特徴とする相変化冷媒循環ユニット。
  7. 1次熱交換器と,2次熱交換器と,液相の相変化冷媒を収容する受液器と,前記受液器の液相の相変化冷媒を送出するポンプと,前記受液器の入口に接続された第1および第2流入流路と,前記ポンプの出口に接続された第1および第2流出流路とを有し,前記第1流入流路および第1流出流路が前記1次熱交換器に接続され,前記第2流入流路および第2流出流路が前記2次熱交換器に接続された空調システムにおいて,
    前記第1流出流路に配置された第1流出開閉弁と,
    前記第2流出流路に配置された第2流出開閉弁と,
    前記第1流入流路に配置されるとともに,
    開状態では双方向ともに流れを許容し,
    閉状態では,前記1次熱交換器から前記受液器へのリークを許容せず,前記受液器から前記1次熱交換器へのリークを許容する第1流入開閉弁と,
    前記第1流入流路に配置されるとともに,
    前記1次熱交換器から前記受液器への流れを許容し,
    前記受液器から前記1次熱交換器への流れを阻止する第1逆止弁と,
    前記第2流入流路に配置されるとともに,
    開状態では双方向ともに流れを許容し,
    閉状態では,前記2次熱交換器から前記受液器へのリークを許容せず,前記受液器から前記2次熱交換器へのリークを許容する第2流入開閉弁と,
    前記第2流入流路に配置されるとともに,
    前記2次熱交換器から前記受液器への流れを許容し,
    前記受液器から前記2次熱交換器への流れを阻止する第2逆止弁とを有することを特徴とする空調システム。
  8. 1次熱交換器と,2次熱交換器と,液相の相変化冷媒を収容する受液器と,前記受液器の液相の相変化冷媒を送出するポンプと,前記受液器の入口に接続された第1および第2流入流路と,前記ポンプの出口に接続された第1および第2流出流路とを有し,前記第1流入流路および第1流出流路が前記1次熱交換器に接続され,前記第2流入流路および第2流出流路が前記2次熱交換器に接続された空調システムにおいて,
    前記第1流入流路に配置された第1流入開閉弁と,
    前記第2流入流路に配置された第2流入開閉弁と,
    前記第2流出流路に配置された第2流出開閉弁と,
    前記第1流出流路に配置されるとともに,
    開状態では双方向ともに流れを許容し,
    閉状態では,前記ポンプから前記1次熱交換器へのリークを許容せず,前記1次熱交換器から前記ポンプへのリークを許容する第1流出開閉弁と,
    前記第1流出流路に配置されるとともに,
    前記ポンプから前記1次熱交換器への流れを許容し,
    前記1次熱交換器から前記ポンプへの流れを阻止する第3逆止弁とを有することを特徴とする空調システム。
  9. 1次熱交換器と,2次熱交換器と,液相の相変化冷媒を収容する受液器と,前記受液器の液相の相変化冷媒を送出するポンプと,前記受液器の入口に接続された第1および第2流入流路と,前記ポンプの出口に接続された第1および第2流出流路とを有し,前記第1流入流路および第1流出流路が前記1次熱交換器に接続され,前記第2流入流路および第2流出流路が前記2次熱交換器に接続される空調システムにおいて,
    前記第1流入流路に配置された第1流入開閉弁と,
    前記第2流入流路に配置された第2流入開閉弁と,
    前記第1流出流路に配置された第1流出開閉弁と,
    前記第2流出流路に配置された第2流出開閉弁と,
    前記受液器の入口と前記ポンプの出口とを接続する循環路と,
    前記循環路に配置された循環路開閉弁と,
    前記循環路に設けられ,相変化冷媒と暖房されていない空気との間で熱交換を行う空気熱交換器とを有することを特徴とする空調システム。
  10. 1次熱交換器と,2次熱交換器と,液相の相変化冷媒を収容する受液器と,前記受液器の液相の相変化冷媒を送出するポンプと,前記受液器の入口に接続された第1および第2流入流路と,前記ポンプの出口に接続された第1および第2流出流路とを有し,前記第1流入流路および第1流出流路が前記1次熱交換器に接続され,前記第2流入流路および第2流出流路が前記2次熱交換器に接続される空調システムにおいて,
    前記第1流入流路に配置された第1流入開閉弁と,
    前記第2流入流路に配置された第2流入開閉弁と,
    前記第1流出流路に配置された第1流出開閉弁と,
    前記第2流出流路に配置された第2流出開閉弁とを有し,
    前記2次熱交換器における相変化冷媒を通す部分の容積より,前記ポンプの出口から前記1次熱交換器の入口に至るまでの配管の容積が小さいことを特徴とする空調システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02279960A (ja) * 1989-04-21 1990-11-15 Hitachi Ltd 熱回収形空冷ヒートポンプ式冷凍装置の制御回路
JP2006258390A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Tokyo Gas Co Ltd 空気調和システム

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