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JP2008166115A - プラズマディスプレイパネルの製造方法 - Google Patents

プラズマディスプレイパネルの製造方法 Download PDF

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JP2008166115A
JP2008166115A JP2006354317A JP2006354317A JP2008166115A JP 2008166115 A JP2008166115 A JP 2008166115A JP 2006354317 A JP2006354317 A JP 2006354317A JP 2006354317 A JP2006354317 A JP 2006354317A JP 2008166115 A JP2008166115 A JP 2008166115A
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ink pattern
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ink
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JP2006354317A
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English (en)
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Hiroki Hirata
寛樹 平田
Tsutomu Takahashi
務 高橋
Ryuji Uesugi
隆二 植杉
Reiko Ogawa
怜子 小川
Keiji Ogawa
恵二 小川
Masahide Arai
将英 荒井
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Mitsubishi Materials Corp
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Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

【課題】繰り返しの印刷によるブランケットロールの転写不良や印刷精度の低下を防止して、プラズマディスプレイパネルを製造する方法を提供する。
【解決手段】ガラス板w上に、第1のインキパターンと第2のインキパターンとを積層して、電極を形成するプラズマディスプレイパネルの製造方法であって、上記第1のインキパターンを、第1のインキを第1の凹版21aに充填して形成した後に、第1の凹版から第1のブランケットロール22aに受理させて、上記第1のブランケットロールから上記ガラス板に転写する第1の転写工程を行った後に、上記第2のインキパターンを、第2のインキを第2の凹版21bに充填して形成した後に、この第2の凹版から第2のブランケットロール22bに受理させて、上記第2のブランケットロールから上記第1のインキパターンが転写されたガラス板に転写する第2の転写工程を行う方法とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、特に、プラズマディスプレイの前面板を製造するのに適したプラズマディスプレイパネルの製造方法に関するものである。
近年、上記プラズマディスプレイは、自己発光型のディスプレイであるため、液晶表示装置等と比較して、電力消費を低減可能であることや薄型で大画面化が容易であることから、大画面表示デバイスとして大きな期待が寄せられている。
このプラズマディスプレイは、前面板と背面板とによって構成されており、前面板には、ガラス板上にバス電極等の電極パターンが形成され、この電極パターン上を覆うように誘電体層等が形成されている。他方、背面板には、ガラス板上に電極パターン及び誘電体層が形成され、さらに、この誘電体層上にストライプ状の複数の隔壁が平行に形成されて、当該隔壁間に赤、青、緑等の蛍光体層が配置されている。
そして、例えば、上記バス電極は、フォトリソグラフィ法によって、ガラス板に黒の感光性ペーストを塗布し、露光、現像等を行った後に、銀の感光性ペーストを塗布・露光・現像等して、パターン形成されており、これによってバス電極の形成の際には、現像時に多量の感光性ペーストが洗浄、除去されている。このように、プラズマディスプレイは、その製造工程において除去される多量の無駄な材料が発生しており、これによって製造コストが極めて高くなることが家庭向けに普及させるにあたって大きな障害となっている。
このため、プラズマディスプレイの製造方法として、例えば、特許文献1に示すように、電極パターンをオフセット印刷により形成する方法が提案されている。すなわち、印刷版胴からブランケットロールに受理した黒インキパターンを、ガラス板に転写した後に、ブランケットロールを加熱してインキ中の溶剤を蒸発させ、その後、ブランケットロールを冷却させる。次いで、印刷版胴からブランケットロールに銀インキパターンを受理して、当該ブランケットロールによって銀インキパターンを上記黒インキパターン上に転写して、バス電極を形成する方法が提案されている。
この印刷方法によれば、印刷版胴によってパターン形成された黒インキパターンや銀インキパターンを、ブランケットロールを介してガラス板に転写することができるため、フォトリソグラフィ法のように製造工程において除去される多量な無駄な材料が発生することなく、プラズマディスプレイの製造コストを低減させることができる。
しかしながら、上記印刷方法においては、黒インキパターンと銀インキパターンとが同一のプランケットロールによってガラス板に転写されるため、両者のインキパターン形状を微調整することが難しい上に、ブランケットロールの素材を両方のインキにあわせて選択する必要がある。このため、ブランケットロールは、それぞれのインキ溶剤による膨潤を防止するのに適した素材を選択することができないため、インキの受理転写を繰り返すうちに、膨潤して転写不良を起こす可能性が高くなるという問題がある。
さらには、上記ブランケットロールの膨潤を防止すべく、上述のようにインキパターンをブランケットロールからガラス板に転写した後に、ブランケットロールを加熱、冷却すると、加熱や冷却に処理時間を要してしまう上に、この加熱・冷却の繰り返しによって、プラズマディスプレイパネルを製造しているクリーンルームの温度管理の悪化だけでなく、ブランケットロールの劣化を招く恐れがある。その結果、インキパターンの転写精度そのものが低下してしまうことにより、印刷精度が著しく低下する恐れがある。
特開2005−7599号公報
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、繰り返しの印刷によるブランケットロールの転写不良や印刷精度の低下を防止して、コスト競争力を有する印刷方法によってプラズマディスプレイパネルを製造する方法を提供することを課題とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、ガラス板上に、第1のインキパターンと第2のインキパターンとを積層して、電極を形成するプラズマディスプレイパネルの製造方法であって、上記第1のインキパターンを、第1のインキを第1の凹版に充填して形成した後に、この第1の凹版から第1のブランケットロールに受理させ、次いで、上記第1のブランケットロールから上記ガラス板に転写する第1の転写工程を行った後に、上記第2のインキパターンを、第2のインキを第2の凹版に充填して形成した後に、この第2の凹版から第2のブランケットロールに受理させ、次いで、上記第2のブランケットロールから上記第1のインキパターンが転写されたガラス板に転写する第2の転写工程を行うことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法において、上記第1の転写工程において、上記第1のインキパターンを円柱状の上記第1のブランケットロールに受理させた後に、上記第1のブランケットロールの外周面を上記ガラス板の表面に接触させた状態で上記第1のブランケットロールを上記ガラス板の表面に沿って移動させつつ上記第1のブランケットロールを軸線回りに回転させることによって、上記第1のインキパターンを上記第1のブランケットロールからガラス板に転写し、かつ上記第2の転写工程において、上記第2のインキパターンを円柱状の上記第2のブランケットロールに受理させた後に、上記第2のブランケットロールの外周面を上記ガラス板の表面に接触させた状態で上記第2のブランケットロールを上記ガラス板の表面に沿って移動させつつ上記第2のブランケットロールを軸線回りに回転させることによって、上記第2のインキパターンを上記第2のブランケットロールから第1のインキパターンが転写されたガラス板に転写することを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法において、上記第1の転写工程において、上記第1のブランケットロールに受理した上記第1のインキパターンを乾燥させた後に、この乾燥させた第1のインキパターンを上記ガラス板に転写するとともに、上記第1の転写工程と上記第2の転写工程との間には、上記ガラス板に転写された上記第1のインキパターンを硬化、乾燥させる第1の硬化・乾燥工程を有し、かつ上記第2の転写工程において、上記第2のブランケットロールに受理した上記第2のインキパターンを乾燥させた後に、この乾燥させた第2のインキパターンを上記ガラス板に転写するとともに、上記第2の転写工程の後には、当該ガラス板に転写された上記第2のインキパターンを硬化、乾燥させる第2の硬化・乾燥工程を有することを特徴としている。
請求項1ないし3の何れか一項に記載の発明によれば、第1の転写工程において、第1の凹版によってパターン形成された第1のインキパターンを、第1のブランケットロールを介してガラス板に転写して、この第1のインキパターンが転写されたガラス板に、第2の転写工程において、同様に第2のインキパターンを転写することができる。
これによって、第1のインキパターンや第2のインキパターンをガラス板に転写する際に、フォトリソグラフィ法のように製造工程において除去される多量の無駄な材料が発生することなく、コスト競争力を有するプラズマディスプレイパネルを提供することができる。
さらには、第1のブランケットロール及び第2のブランケットロールは、それぞれ第1のインキ又は第2のインキにあわせて素材を選択することができるため、インキ溶剤による膨潤によって、転写不良が発生することを防止できる。
また、請求項2に記載の発明のように、上記第1の転写工程は、上記第1のインキパターンを円柱状の上記第1のブランケットロールに受理させた後に、上記第1のブランケットロールの外周面を上記ガラス板の表面に接触させた状態で上記第1のブランケットロールを上記ガラス板の表面に沿って移動させつつ上記第1のブランケットロールを軸線回りに回転させることによって、上記第1のインキパターンを上記第1のブランケットロールからガラス板に転写することが転写精度の向上の観点から好ましく、上記第2の転写工程は、上記第2のインキパターンを円柱状の上記第2のブランケットロールに受理させた後に、上記第2のブランケットロールの外周面を上記ガラス板の表面に接触させた状態で上記第2のブランケットロールを上記ガラス板の表面に沿って移動させつつ上記第2のブランケットロールを軸線回りに回転させることによって、上記第2のインキパターンを上記第2のブランケットロールから第1のインキパターンが転写されたガラス板に転写することが転写精度の向上の観点から好ましい。
特に、請求項3に記載の発明によれば、第1のブランケットロールに受理した第1のインキからなる第1のインキパターンを第1の転写工程において乾燥させて、当該第1のインキパターンの粘度を高めて、凝集力を大きくした状態でガラス板に転写することができ、第1のインキパターンの転写性を向上させることができる。次いで、このガラス板上に形成された第1のインキパターンを、第1の硬化・乾燥工程において硬化、乾燥させた後に、同様に、第2のブランケットロールに受理した第2のインキパターンを、第2の転写工程において乾燥させて、凝集力を大きくした状態でガラス板に転写して、第2の硬化・乾燥工程において硬化、乾燥させることができる。
従って、第1のインキパターンをガラス板に転写させた後の第1のブランケットロールや第2のインキパターンをガラス板に転写させた後の第2のブランケットロールが、それぞれのインキ溶剤の残存によって膨潤する等の問題がなく、第1のブランケットロール及び第2のブランケットロールを加熱・冷却する必要がないことから、クリーンルームの温度管理の悪化や各ブランケットロールの劣化を防止して、インキパターンの転写精度の低下を防止することができる。
以下、本発明に係るプラズマディスプレイの前面板の製造方法を説明するに際して、まずは、前面板及びこれを製造する装置について、簡単に説明する。
本実施形態のプラズマディスプレイの前面板は、矩形状のガラス板wに、オフセット印刷によってバス電極を形成し、かつこのバス電極の上に誘電体層を形成することによって構成されている。
このガラス板にバス電極を印刷形成するオフセット印刷機としては、図1に示すように、ガラス板wを載置するヒータ内蔵の載置台1と、この載置台1の上方に配設された2組のオフセット印刷版胴セット2a、2bと、ガラス板wの真上から水平方向に移動可能に設けられた硬化乾燥手段3とを備えたものが用いられている。
これらのオフセット印刷版胴セット2a、2bは、ガラス板wを間に挟むようにしてガラス板wの対向辺の両側方の上方に対向配設されており、一方のオフセット印刷版胴セット2aは、第1の凹版21aと第1のブランケットロール22aとを有し、他方のオフセット印刷版胴セット2bは、第2の凹版21bと第2のブランケットロール22bとを有している。
これらの第1の凹版21a及び第2の凹版21bは、それぞれ軸線周りに回転可能な円柱状に形成されたグラビア版胴であり、各々ガラス板wの対向辺C、Dの両側方の上方に、当該対向辺C、Dと凹版21a、21bの軸線方向とを互いに平行にして配設されている。
また、第1の凹版21a及び第2の凹版21bの外方には、それぞれインク溜め(図示を略す)及びこのインク溜めから凹版21a、21bにインキを供給するファニッシャーロール(図示を略す)を具備するインキ供給部と、このインキ供給部によって凹版21a、21bに充填された余分なインキを掻き落とすドクターブレード(図示を略す)とが備えられている。
そして、凹版21aの外方のインク溜めには、樹脂及び溶剤に、顔料等の黒色の粉末を加えて、ミキサーで予備混合し、その後、3本ロールミルを用いて混練することにより得られた黒インキが収容されている。他方、凹版21bの外方のインキ溜めには、同様に、溶剤等に銀粉等の銀色の粉末を加えて、予備混合及び混練して得られた銀インキが収容されている。
この樹脂としては、光硬化性、熱硬化性のいずれのものも用いられるが、好ましくは、アクリルースチレン系共重合体、アクリルーウレタン系共重合体、アクリルーエポキシ系共重合体、ウレタンアクリレート又はエポキシアクリレートを含有する熱硬化性のものが用いられている。この樹脂は、インキに高い凝集力を付与し、ブランケットロール22a、22bからガラス板wへの転写の際に、インキ内部の凝集破壊を抑制するものである。この樹脂の分子量は、好ましくは数百〜数百万であり、低分子量の場合には速乾性を有し、高分子量の場合にはインキ内部での凝集破壊を一段と抑制するため、より転写性に優れている。
また、溶剤としては、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、γ−ブチルラクトン、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコール、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール、ポリエステルポリオール[炭素数が2〜12の脂肪族多塩基酸・炭素数が2〜12の脂肪族多価アルコール]、ポリエステルポリオール[炭素数が8〜15の芳香族多塩基・炭素数が2〜12の脂肪族多価アルコール]及び水酸基含有液状アクリル樹脂からなる群より選ばれた1種又は2種以上を含むものが用いられる。これらの溶剤を含有することによって、上記樹脂を溶解することが可能であり、ブランケットロール22a、22bに受理した際に溶剤の一部がブランケットロール22a、22bのシリコーンゴムに吸収されることによって、インキとブランケットロール22a、22bとの間に弱境界層(WBL)が形成されるため、インキパターンをブランケットロール22a、22bに残すことなく転写することができる。
また、粉末としては、金属粉末、金属酸化物、金属窒化物又はそれらの混合粉末からなる顔料や染料が用いられる。
さらに、上記インキは、上述の樹脂が5〜20質量%、溶剤が5〜30質量%の割合で配合されていることが好ましく、また、上述の粉末、樹脂及び溶剤に加えて、印刷表面を平滑にすべく、1〜10質量%の割合で分散剤が含まれていることがより好ましい。
さらには、第1の凹版21a及び第2の21bの外周には、それぞれ円弧状のカバー部材23が配設されており、これらのカバー部材23は、第1の凹版21a及び第2の21bの外周面に沿って、それぞれファニッシャーロールによるインキの供給及びインキパターンのブランケットロール22a、22bへの転写を妨げない程度に間隔をあけて、複数枚(本実施形態では2枚)配設されている。
他方、第1のブランケットロール22a及び第2のブランケットロール22bは、それぞれ円柱状に形成されるとともに、外周表面がシリコーンゴムによって形成されている。そして、ブランケットロール22a、22bは、各々ガラス板wの対向辺の両側方の上方に、ブランケットロール22a、22bの軸線方向と凹版21a、21bの軸線方向とが互いに平行に、かつシリコーンゴムの表面が凹版21a、21bの外周表面に接触するように配設されて、軸線周りに凹版21a、21bと同期して回転可能に設けられている。これにより、1枚のガラス板wに転写されるインキパターンを凹版21a、21bから受理するようになっている。
また、ブランケットロール22a、22bは、それぞれ昇降及び水平移動可能に設けられており、これによって、上記両側方の上方位置から降下して、ガラス板w面に接触して、ガラス板wの一方の対向辺C側から他方の対向辺D側まで又は他方の対向辺D側から一方の対向辺C側まで移動しつつ軸線回りに回転するようになっている。
さらに、これらのブランケットロール22a、22bの外周には、それぞれブランケットロール22a、22bがガラス板wの対向辺C、Dの両側方の上方に位置する際に、凹版21a、21bから受理したインキパターンに向けて乾燥空気を吹き付ける円弧状の送風機構24a、24bが設けられている。
一方、上記硬化乾燥手段3は、上記ブランケットロール22a、22bの移動方向に直交する方向に水平移動可能に設けられるとともに、ガラスwの真上にて垂直移動可能に設けられており、ガラス板wに形成されたインキパターンが光硬化性樹脂を含有している場合には同インキパターンを光照射して硬化させ、かつ光硬化又は載置台1に内蔵のヒータによって熱硬化したインキパターンに室温風又は熱風を吹き付けてインキパターンを乾燥させるようになっている。
次いで、本発明のプラズマディスプレイパネルの製造方法に係る本実施形態のプラズマディスプレイの前面板の製造方法について、説明する。
本実施形態の前面板の製造方法は、上述の黒インキパターン(第1のインキパターン)を、第1の凹版21aから第1のブランケットロール22aに受理して、ガラス板wに転写させる第1の転写工程と、この第1の転写工程においてガラス板wに転写された黒インキパターンを硬化、乾燥させる第1の硬化・乾燥工程とを有している。
また、この第1の硬化・乾燥工程の後に、上述の銀インキパターン(第2のインキパターン)を、第2の凹版21bから第2のブランケットロール22bに受理して、上記黒インキパターンが形成されたガラス板wに転写させる第2の転写工程と、この第2の転写工程においてガラス板wに転写された銀インキパターンを硬化、乾燥させる第2の硬化・乾燥工程とを有している。
なお、本実施形態においては、黒インキ及び銀インキが熱硬化性の樹脂を含有している。
この第1の転写工程においては、黒インキが充填されたインキ溜めからファニッシャーロールを用いて時計回りのA方向に回転する凹版21aに黒インキを供給するとともに、ドクターブレードによって第1の凹版21aに充填された余分な黒インキを掻き落とすことにより黒インキパターン形成して、この黒インキパターンを反時計回りのA方向に回転する第1のブランケットロール22aに受理させる。
次いで、第1のブランケットロール22aに受理した黒インキパターンを、送風機構24aによって乾燥空気を第1のブランケットロール22aの外周面に沿って流通させることにより乾燥させる。その後、第1のブランケットロール22aを、ガラス板wの側方の上方位置から降下させるとともに、ガラス板wの表面に接触させて、ガラス板wの一方の対向辺C側から他方の対向辺D側まで移動させつつ第1の凹版21aからのインキ受理時と逆方向の時計回り(B方向)に回転させる。これによって、送風機構24aの乾燥空気による乾燥によって粘度が高く、かつ凝集力が大きくなった黒インキパターンが全てガラス板wに転写される。
次ぎに、第1の硬化・乾燥工程においては、載置台1に内蔵されたヒータによってガラス板wの黒インキパターンを加熱して、硬化させた後に、硬化乾燥手段3をブランケットロール22aの移動方向に直交する方向に水平移動させて、ガラス板wの真上に位置したところで、垂直下方(図1中における矢印方向)に向けて移動させる。これにより、ガラス板wに接近させた硬化乾燥手段3によって、黒インキパターンに熱温風又は熱風を吹き付けることにより、黒インキパターンを乾燥させる。その後、硬化乾燥手段3を垂直上方に(図1中における矢印方向)に移動させた後に、水平移動させて、ガラス板wの真上から元の位置に戻す。
次いで、第2の転写工程においては、銀インキが充填されたインキ溜めからファニッシャーロールを用いて反時計回りのA方向に回転する第2の凹版21bに銀インキを供給するとともに、ドクターブレードによって第2の凹版21bに充填された余分な銀インキを掻き落とすことにより銀インキパターン形成して、この銀インキパターンを時計回りのA方向に回転する第2のブランケットロール22bに受理させる。
次いで、第2のブランケットロール22bに受理した銀インキパターンを、送風機構24bによって乾燥空気を第2のブランケットロール22bの外周面に沿って流通させることにより乾燥させる。その後、第2のブランケットロール22bを、ガラス板wの側方の上方位置から降下させるとともに、ガラス板wの表面に接触させて、ガラス板wの他方の対向辺D側から一方の対向辺C側まで移動させつつ第2の凹版21bからのインキ受理時と逆方向の反時計回り(B方向)に回転させる。これによって、送風機構24bの乾燥空気による乾燥によって粘度が高く、かつ凝集力が大きくなった全ての銀インキパターンがガラス板wに転写される。
次ぎに、第2の硬化・乾燥工程においては、第1の硬化・乾燥工程と同様に、載置台1に内蔵されたヒータによってガラス板wの銀インキパターンを加熱して、硬化させた後に、硬化乾燥手段3をブランケットロール22a、22bの移動方向に交差する方向に水平移動させて、ガラス板wの真上に位置したところで、垂直下方(図1中における矢印方向)に向けて移動させる。これにより、ガラス板wに接近させた硬化乾燥手段3によって、銀インキパターンに熱温風又は熱風を吹き付けることにより、銀インキパターンを乾燥させる。その後、硬化乾燥手段3を垂直上方に(図1中における矢印方向)に移動させた後に、水平移動させて、ガラス板wの真上から元の位置に戻す。
次いで、黒インキパターン及び銀インキパターンが形成されたガラス板wを硬化乾燥手段3と同方向に移動させて、搬出し、当該ガラス板wに次工程において誘電体層等を形成して、プラズマディスプレイパネルの前面板を構成した。なお、ガラス板wの搬入も、ガラス板wを硬化乾燥手段3と同方向に移動させることによって行った。
上述の実施形態のプラズマディスプレイの前面板の製造方法によれば、第1の転写工程において、第1の凹版21aによってパターン形成された黒インキパターンを、第1のブランケットロール22aに受理させた後に、送風機構24aによって乾燥させるため、転写性を高めてガラス板wに転写させることができる。
次いで、第1の硬化・乾燥工程において黒インキパターンを硬化乾燥させた後に、第2の転写工程において、第2の凹版21bによってパターン形成された銀インキパターンを、第2のブランケットロール22bに受理させて、送風機構24bによって乾燥させるため、転写性を高めてガラス板wに転写させることができる。その後、第2の硬化・乾燥工程において、銀インキパターンを硬化乾燥させた後に、ガラス板wを搬出して、次工程において誘電体層等を形成することにより、プラズマディスプレイの前面板を製造することができる。
これにより、第1の凹版21a及び第2の凹版21bによってそれぞれパターン形成された黒インキパターンや銀インキパターンをガラス板wに転写するため、フォトリソグラフィ法のように製造工程において除去される多量の無駄な材料が発生することなく、コスト競争力を有するプラズマディスプレイパネルを提供することができる。
また、このガラス板wへの転写の際に、黒インキパターン及び銀インキパターンが高い転写性を有するため、全てのインキをガラス板wに転写して、第1のブランケットロール22a及び第2のブランケットロール22bに残存するインキ溶剤によって、同ブランケットロール22a、22bが膨潤して、転写不良が生じることを防止できる。従って、ブランケットロール22a、22bを加熱・冷却する必要がないことから、クリーンルームの温度管理の悪化やブランケットロール22a、22bの劣化を防止して、インキパターンの転写精度の低下を防止することができる。
さらには、第1のブランケットロール22a及び第2のブランケットロール22bは、それぞれ黒インキ又は銀インキにあわせてシリコーンゴム素材を選択することができるため、インキ溶剤による膨張によって、転写不良が発生することをより確実に防止することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態により何ら限定されるものではなく、例えば、ブランケットロール22a、22bの移動に代えて、ガラス板wをブランケットロール22a、22bの下部の外周面に接した状態で移動させてもよく、ブランケットロール22a、22bとガラス板wとを相対移動させればよい。また、熱硬化性樹脂でなく、光硬化性樹脂を用いることによって、第1の硬化・乾燥工程及び第2の硬化・乾燥工程において、硬化乾燥手段3を用いて、インキパターンを光照射して、硬化させた後に、熱温風等を吹き付けることによって乾燥させてもよく、また、硬化乾燥手段3による光照射及び載置台1のヒータによる加熱によって、インキパターンを硬化させた後に、乾燥させてもよいものである。
本発明に係るオフセット印刷機の概念説明図である。
符号の説明
w ガラス板
21a 第1の凹版
21b 第2の凹版
22a 第1のブランケットロール
22b 第2のブランケットロール

Claims (3)

  1. ガラス板上に、第1のインキパターンと第2のインキパターンとを積層して、電極を形成するプラズマディスプレイパネルの製造方法であって、
    上記第1のインキパターンを、第1のインキを第1の凹版に充填して形成した後に、この第1の凹版から第1のブランケットロールに受理させ、次いで、上記第1のブランケットロールから上記ガラス板に転写する第1の転写工程を行った後に、
    上記第2のインキパターンを、第2のインキを第2の凹版に充填して形成した後に、この第2の凹版から第2のブランケットロールに受理させ、次いで、上記第2のブランケットロールから上記第1のインキパターンが転写されたガラス板に転写する第2の転写工程を行うことを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
  2. 上記第1の転写工程において、上記第1のインキパターンを円柱状の上記第1のブランケットロールに受理させた後に、上記第1のブランケットロールの外周面を上記ガラス板の表面に接触させた状態で上記第1のブランケットロールを上記ガラス板の表面に沿って移動させつつ上記第1のブランケットロールを軸線回りに回転させることによって、上記第1のインキパターンを上記第1のブランケットロールからガラス板に転写し、かつ
    上記第2の転写工程において、上記第2のインキパターンを円柱状の上記第2のブランケットロールに受理させた後に、上記第2のブランケットロールの外周面を上記ガラス板の表面に接触させた状態で上記第2のブランケットロールを上記ガラス板の表面に沿って移動させつつ上記第2のブランケットロールを軸線回りに回転させることによって、上記第2のインキパターンを上記第2のブランケットロールから第1のインキパターンが転写されたガラス板に転写することを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。
  3. 上記第1の転写工程において、上記第1のブランケットロールに受理した上記第1のインキパターンを乾燥させた後に、この乾燥させた第1のインキパターンを上記ガラス板に転写するとともに、上記第1の転写工程と上記第2の転写工程との間には、上記ガラス板に転写された上記第1のインキパターンを硬化、乾燥させる第1の硬化・乾燥工程を有し、かつ
    上記第2の転写工程において、上記第2のブランケットロールに受理した上記第2のインキパターンを乾燥させた後に、この乾燥させた第2のインキパターンを上記ガラス板に転写するとともに、上記第2の転写工程の後には、当該ガラス板に転写された上記第2のインキパターンを硬化、乾燥させる第2の硬化・乾燥工程を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。
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