[go: up one dir, main page]

JP2008166090A - マイクロ波加熱装置 - Google Patents

マイクロ波加熱装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008166090A
JP2008166090A JP2006353835A JP2006353835A JP2008166090A JP 2008166090 A JP2008166090 A JP 2008166090A JP 2006353835 A JP2006353835 A JP 2006353835A JP 2006353835 A JP2006353835 A JP 2006353835A JP 2008166090 A JP2008166090 A JP 2008166090A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microwave
wavelength
length
microwave heating
heating apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006353835A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Yoshino
浩二 吉野
Hirohisa Imai
博久 今井
Sanenori Ueda
実紀 上田
Tomotaka Nobue
等隆 信江
Yoshihiro Miyashita
功寛 宮下
Masaaki Sano
雅章 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2006353835A priority Critical patent/JP2008166090A/ja
Publication of JP2008166090A publication Critical patent/JP2008166090A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)

Abstract

【課題】指向性の強い回転アンテナを実現し、目的に応じて局所への集中加熱を可能にする。
【解決手段】マグネトロン2と、導波管3と、横長形状の加熱室4と、被加熱物を載置する載置台5と、アンテナ空間6と、加熱室4にマイクロ波を放射するために加熱室4の中心から略等距離に配置された回転アンテナ8、8と、回転アンテナ8、8を駆動するモータ9、9と、モータ9、9の回転、停止を制御する制御部10を備えて構成する。回転アンテナ8の放射部81は、長手方向の長さをマイクロ波の波長に略等しい120mmとし、結合部82から長手方向に長い側の長さをマイクロ波の波長の1/2より大きく、好ましくはマイクロ波の波長の略7/12に相当する70mmとし、短い側の長さをマイクロ波の波長の1/2より小さく、好ましくはマイクロ波の波長の略5/12に相当する50mmとして構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、被加熱物をマイクロ波で加熱するマイクロ波加熱装置に関する。
代表的なマイクロ波加熱装置である電子レンジは、代表的な被加熱物である食品を直接加熱できるので、鍋や釜を準備する必要がないという簡便さがあり、生活する上で不可欠ともいうべき調理器具になっている。これまでの電子レンジは、マイクロ波が放射される加熱室の食品を収納する空間の大きさが、幅方向および奥行き方向に300〜400mm、高さ方向に凡そ200mmであるものが一般に普及している。
近年、食品を収納する空間の底面をフラットにし、さらに幅方向の寸法を400mm以上として奥行き寸法よりも比較的大きくし、食品を同時に複数個並べて加熱できるようにした利便性の高い製品が実用化されている。
ところで、電子レンジで使用するマイクロ波の波長は約120mmであり、加熱室内には強弱の電界分布が生じ、更には被加熱物の形状やその物理特性の影響が相乗されて加熱むらが発生することが知られている。この加熱むらはできるだけ少ないことが望ましいが、特に幅方向の寸法が大きい加熱室の場合は、複数の食器に入れた食品を同時に加熱するために、加熱の均一性を一層高める必要がある。
従来、この種のマイクロ波加熱装置は、一つの放射アンテナを備え、そのアンテナを回転駆動させるものであったが、近年、加熱の均一性を高める方策として複数の放射アンテナを備えるもの、或いは複数の高周波攪拌手段を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、加熱室内部が広くても常に大量の食品を同時に加熱するとは限らず、例えば、マグカップ一杯の牛乳を温めるなどの時は、加熱室内部の全体を均一に加熱しなくても牛乳のみに集中して加熱させる方が効率的である。
また、複数の食品を同時に加熱する場合でも、例えば、冷凍食品と室温の食品とを同時に加熱する場合のように、食品の温める前の温度に差があれば、低温の食品のみを集中的に加熱したい場合がある。更に、幕の内弁当のように、一つの容器に漬物やサラダ、デザートなど加熱しない食品と、ごはんやおかずなど加熱する食品が含まれている場合に、加熱する食品のみを集中的に加熱したいという場合がある。
このような場合は、加熱室内部の全体を均一に加熱するのではなく、局所のみを集中加熱できる機能が必要となる。これを実現するものとして、複数の回転アンテナを切り替えるとともに、停止位置の制御を行うことによって集中加熱を可能にするものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−259646号公報 特許第3617224号公報
上記従来の構成においては、局所への集中加熱について、例えば図7に示す電子レンジ21のように、同一形状の二つの回転アンテナ27、27を加熱室24の中心に対して対称に配置し、各アンテナ27、27の指向性の強い部分29、29を局所加熱したい方向に向けて停止させることで集中加熱を実現できるとしている。
しかしながら、実際に、アンテナ27、27の指向性の強い部分29、29を局所加熱したいエリアに向き合わせて実験を行ってみたところ、局所への集中加熱という点で十分な結果が得られなかった。これは、互いに向き合ったアンテナとアンテナの間では、両方向から放射された電波が反発、又は干渉することが原因であると考えられ、これを解決するには、より指向性の強いアンテナが必要である。
一方、通信用のアンテナでは、開放空間でアンテナから十分離れた遠方から見た指向性について、アンテナの長さが半波長である場合は垂直方向に強い指向性があり、波長と等しい場合は前後各方向に同等の強い指向性を持つことが知られている。しかしながら、これを電子レンジに応用しようとしても、電子レンジの加熱室は密閉空間であるため、電波が反射して定在波になり、また、アンテナから食品までの距離が近いことなどによって、単純に応用するというわけにはいかない。
本発明は、上記従来の事情に鑑みてなされたもので、指向性の強い回転アンテナを実現することができ、目的に応じて局所への集中加熱を可能にするマイクロ波加熱装置を提供することを目的とする。
本発明のマイクロ波加熱装置は、所定波長のマイクロ波を発生するマイクロ波発生部と、前記マイクロ波発生部からマイクロ波を伝播する導波管と、前記マイクロ波で加熱する被加熱物を収納する加熱室と、前記導波管から前記加熱室に前記マイクロ波を放射する複数の回転アンテナと、前記回転アンテナを駆動する駆動部と、前記駆動部を制御して前記回転アンテナの向きを制御する制御部と、を備え、前記回転アンテナの少なくとも一つは、前記加熱室内において前記マイクロ波を放射する長手方向を有する放射部と、前記放射部と結合して、前記導波管から前記放射部に前記マイクロ波を伝播する結合部と、を含み、前記放射部は、前記結合部に対して前記長手方向に偏心した位置に設けられ、前記結合部から前記長手方向に長い側の長さが、前記マイクロ波の波長の1/2より長く、前記結合部から前記長手方向に短い側の長さが、前記マイクロ波の波長の1/2より短い構成としたものである。
この構成により、回転アンテナを構成する放射部の給電位置である結合部に対して長い側に強い指向性を有する回転アンテナを実現することができ、例えば二つの回転アンテナを備えて、各放射部の結合部に対する長い側を互いに向き合わせることで、二つの回転アンテナの中間に置いた被加熱物への集中加熱が可能となる。
また、本発明の一態様として、上記のマイクロ波加熱装置において、前記複数の回転アンテナの少なくとも一つの放射部が、前記長い側の長さが、前記マイクロ波の波長の1/2より長くかつ前記マイクロ波の波長より短い構成とし、前記短い側の長さが、前記マイクロ波の波長の1/4より長くかつ前記マイクロ波の波長の1/2より短い構成としたものも含まれる。
この構成により、回転アンテナを構成する放射部の結合部に対して長い側、短い側の長さを適正化することで指向性の強い回転アンテナを実現することができるとともに、例えば二つの回転アンテナを備えて、各放射部の結合部に対する長い側を互いに向き合わせることにより、回転アンテナ間に置いた被加熱物への集中加熱が可能となる。
さらに、本発明の一態様として、上記のマイクロ波加熱装置において、前記複数の回転アンテナの少なくとも一つの放射部が、前記長手方向の長さが、前記マイクロ波の波長と略等しい構成としたものも含まれる。
この構成により、回転アンテナ全体の長さを最適化することで指向性の強い回転アンテナを実現することができ、例えば二つの回転アンテナを備えて、各放射部の結合部に対する長い側を互いに向き合わせることにより、回転アンテナ間に置いた被加熱物への集中加熱が可能となる。
また、本発明の一態様として、上記のマイクロ波加熱装置において、前記複数の回転アンテナの少なくとも一つの放射部が、前記長い側の長さが、前記マイクロ波の波長の略7/12であり、前記短い側の長さが、前記マイクロ波の波長の略5/12である構成としたものも含まれる。
この構成により、回転アンテナの給電位置を最適化することで指向性の強い回転アンテナを実現することができるとともに、例えば二つの回転アンテナを備えて、各放射部の結合部に対する長い側を互いに向き合わせることにより、回転アンテナ間に置いた被加熱物への集中加熱が可能となる。
また、本発明の一態様として、上記のマイクロ波加熱装置において、前記制御部が、前記複数の回転アンテナの少なくとも一つの前記放射部の前記長い側を、他の回転アンテナの前記結合部の中心側に向けて停止するように制御するものも含まれる。
この構成により、複数の回転アンテナの各放射部の結合部に対する長い側を互いに向き合わせて停止させることで、回転アンテナ間に置いた被加熱物への集中加熱を行うことができる。
また、本発明の一態様として、上記のマイクロ波加熱装置において、前記導波管から前記加熱室に前記マイクロ波を放射する二つの回転アンテナを有し、前記制御部が、前記二つの回転アンテナの前記放射部の前記長い側を、互いに前記結合部の中心側に向けて停止するように制御するものも含まれる。
この構成により、二つの回転アンテナの各放射部の結合部に対する長い側を互いに向き合わせて停止させることで、回転アンテナ間に置いた被加熱物への集中加熱を行うことができる。
さらに本発明の一態様として、前記回転アンテナの少なくとも一つは、平板状を呈した前記放射部と、円筒状を呈する前記結合部を含むものも含まれる。さらには前記放射部の前記長い側は略L字形状を有するものも含まれ、前記放射部のL字をなす角度が大きくなるほど前記長い側の長さを長く設定するのが好ましい。更に、前記放射部の前記長い側が、長方形形状、鎌状、T字状、ピッケル状のうちいずれかの形状を有するものも本発明の一態様として含まれる。
本発明によれば、指向性の強い回転アンテナを実現することができ、目的に応じて局所への集中加熱を可能にするマイクロ波加熱装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施形態によって本発明が限定されるものではない。
図1は、本発明に係る実施形態のマイクロ波加熱装置である電子レンジの概略構成を示す図であり、(a)は正面から見た正断面図、(b)は上方から見た平断面図である。
図1(a)、(b)において、本実施形態の電子レンジ1は、代表的なマイクロ波発生部であるマグネトロン2と、マグネトロン2から放射されるマイクロ波を伝播する導波管3と、導波管3の上部に接続された横長形状の加熱室4と、加熱室4内に固定されて被加熱物を載置する載置台5と、載置台5より下方に形成されたアンテナ空間6と、加熱室4の中心から略等距離の底面に設けた2つの結合孔7、7と、載置台5上に配されて結合孔7、7を中心に回転可能な回転アンテナ8、8と、嵌合させた駆動軸を介して回転アンテナ8、8に駆動する駆動部としてのモータ9、9と、モータ9、9の回転、停止を制御する制御部10を備える構成である。
また、本実施形態の電子レンジ1は、加熱室4の正面に設定手段11を備え、使用者が食品や調理内容に応じて調理メニューを選択することができる。そして、この選択結果に基づき、制御部10はマグネトロン2を制御してマイクロ波の発生や停止を行うとともに、モータ9を制御して回転アンテナ8、8の回転や停止を制御する。これにより、載置台5に載置された食品12の加熱、調理を行うことができる。
回転アンテナ8は、略I型をしたパッチアンテナであり、長手方向を有する平板状の導電性材料から成る放射部81と、結合孔7を貫通し、放射部81と電気的及び機械的に一体化された円筒状の導電性材料から成る結合部82から構成されている。
放射部81は、長手方向の長さをマイクロ波の波長に略等しい120mmとし、かつ、マイクロ波の給電位置である結合部82に対して長手方向に偏心させている。そして、結合部82の中心から端部までの長さを長い側にマイクロ波の波長の略7/12である70mmとし、短い側にマイクロ波の波長の略5/12である50mmとして、長い側の端部83側に指向性の強いマイクロ波を放射させる構成である。
これにより、図1に示す回転アンテナ8、8の少なくとも一方の放射部81の端部83が所定の向き、例えば、他方の回転アンテナ8の結合部82に向かうように制御することで、特定の食品を集中加熱することができる。
放射部81の端部83側で放射されるマイクロ波の指向性は、放射部81の形状、長手方向の長さ、結合部82の中心から端部までの長い側及び短い側のそれぞれの長さによって変化する。以下、発明者が実験によって得た知見について説明する。
図2は、パッチアンテナにおける放射部の形状および寸法と、指向性の評価結果を示すものである。
図2(a)に示す放射部のサンプルは、長手方向の長さがマイクロ波の波長とほぼ等しい120mmで、短辺の長さが20mmの長方形形状(以下、ストレート型という)を有するとともに、結合部の中心から長手方向に長い側の長さが70mm、短い側の長さが50mmとして構成したものである。
また、放射部の結合部を中心とする回転半径は70mmである。これにより二つの回転アンテナを回転させた際に、端部間の距離を適宜に保つことができる。
この構成において、放射部は、図2(a)の写真に示すように、結合部の中心から長手方向に長い側の先端部が強く加熱され、この方向への放射指向性が強くなっていることが判る。
図2(b)に示す放射部のサンプルは、L字形状(以下、L字型という)を有するとともに、結合部の中心から長手方向に長い側の端部までの長さが直線距離で60mm、短い側の長さが50mmとして構成したものである。また、放射部の幅寸法は20mmである。さらに、結合部を中心とする回転半径は60mmであり、これにより二つの回転アンテナを回転させた際に、端部相互間の距離を適宜に保つことができる。
この構成において、放射部は、図2(b)の写真に示すように、結合部の中心から長手方向に長い側の先端部が強く加熱され、この方向への放射指向性が強くなっていることが判る。
図3は、ストレート型に構成した放射部において、結合部から長手方向に長い側の長さを70mmに固定し、短い側の長さAと幅寸法Bをパラメータとして行ったベンチマーク結果を示すものである。
図3において、1は、Aが50mm、Bが20mmの場合であり、2は、Aが50mm、Bが40mmの場合である。また、3は、AとBがそれぞれ40mmと等しい場合である。
図3に示す「実験(のり:実験における温度測定用の媒体)」の欄について1〜3を参照すると、1と2の場合は結合部から長手方向に長い側の端部の方向へ強い放射指向性が現れており、3では長手方向に長い側だけでなく短い側にも同等の指向性が現れている。
これらのことから、電子レンジの回転アンテナを構成する放射部の長さをマイクロ波の波長とほぼ等しい120mmとし、かつ、結合部から長手方向に長い側の長さをマイクロ波の波長の略7/12に相当する70mmとし、短い側の長さをマイクロ波の波長の略5/12に相当する50mmとし、幅を20から40ミリとして構成することにより、結合部から長手方向に長い側の端部の方向に強い放射指向性が得られることが判明した。
その結果、図1に示した本実施形態の電子レンジ1において、上記のように構成した放射部を用いて二つの回転アンテナ8、8を構成し、制御部10によって、結合部82から長手方向に長い側の放射部81の端部83が向かい合わせになるよう停止制御することで、載置台5の中央に置いた、例えばマグカップに入れた牛乳など特定の食品12を集中加熱することができる。
ただし、図3の2の構成は必須ではなく、1、2の構成でも本発明の効果は得られる。すなわち、少なくとも、放射部における長手方向に長い側の長さ(図3の70mm)が、マイクロ波の波長の1/2より長く、放射部における長手方向に短い側の長さ(図3のA)が、マイクロ波の波長の1/2より短ければよい。さらには、長手方向に長い側の長さを、マイクロ波の波長の1/2より長くかつマイクロ波の波長より短い構成とし、短い側の長さを、マイクロ波の波長の1/4より長くかつマイクロ波の波長の1/2より短い構成とした場合も本発明の効果は得られる。図3の三つの例はこのような条件を満たしている。
図4及び図5は、図2(b)に示したL字型放射部の変形例を示すものである。
図4において、このL字型放射部は、結合部に対して短い側の長さは50mmであり、長い側は一点鎖線で示す基準線に沿って結合部の中心から35mmの位置で角度83.62°をなしてL字状に曲がり、そこから45mmの先端部が結合部を中心とする半径60mmからなる円弧の一部をなすように構成したものである。
これにより、結合部に対する長い側の長さは、一点鎖線で示す基準線上で合計80mmとなり、より強い放射指向性を得ることができた。併せて、L字をなす角度(図4では83.62°)が大きくなるほど結合部に対する長い側の長さを長くした方が放射指向性を強くする上で効果的であることも判明した。
図5は、図4に示したL字型放射部の更に変形例であり、L字状に曲がる部分の内側を図に示す寸法で凹状に形成したものである。この変形例は、図4の放射部の一部を凹状にくり抜くことにより形成可能である。これにより、更に強い放射指向性を得ることができた。尚、図2(b)、図4、図5の例は略L字型形状として総称される。
図6は、放射部の長い側の更に別の変形例であり、(a)は結合部に対する長い側を鎌状に形成したものである。また、(b)は結合部に対する長い側をT字状に形成したものであり、(c)は結合部に対する長い側をピッケル状に形成したものである。これら形状を有する放射部により、更に強い放射指向性が得られることを確認した。
以上説明したように、このような本発明の実施形態に係るマイクロ波加熱装置によれば、回転アンテナの放射部を長手方向に偏心させたストレート型にするとともに、長手方向の長さをマイクロ波の波長に略等しい120mmとし、結合部から長手方向に長い側の長さをマイクロ波の波長の1/2より大きく、好ましくはマイクロ波の波長の略7/12に相当する70mmとし、短い側の長さをマイクロ波の波長の1/2より小さく、好ましくはマイクロ波の波長の1/4より長く、さらに好ましくはマイクロ波の波長の略5/12に相当する50mmとして構成する。
これにより、結合部から長手方向に長い側の端部側に指向性の強いマイクロ波を放射させることができた。また、二つの回転アンテナを備えた場合、その結合部から長手方向に長い側の放射部端部を向かい合うように制御することで、載置台の中央に置いた特定の食品を集中加熱することが可能となった。
また、回転アンテナを構成する放射部の形状は、ストレート型に限定されるものではなく、図4、5に示したL字型またはその変形例、さらには図6に示した種々の例のように、結合部から長手方向に長い側の長さをマイクロ波の波長の1/2より長く、短い側の長さをマイクロ波の波長の1/2より短く構成することにより、長い側の端部側に指向性の強いマイクロ波を放射させることができた。尚、放射部の長手方向の長さは、図4、5、6に示すように、放射部の幅方向の中心に位置する一点鎖線で示した基準線の長手方向の長さによって定義づけることができる。
また、本実施形態の電子レンジでは、回転アンテナが二つの場合について説明してきたが、回転アンテナの数はこれに限定されるものではなく、3個以上の複数個でもよい。例えば、3個の回転アンテナを有する構成とし、各回転アンテナの放射部の端部が加熱室内の中央付近を向くように制御することにより、中央付近に位置する食品を集中的に加熱することができる。
以上、本発明の各種実施形態を説明したが、本発明は前記実施形態において示された事項に限定されず、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者がその変更・応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
本発明のマイクロ波加熱装置は、回転アンテナの長手方向の長さと回転アンテナへの給電位置を最適化することで指向性の強い回転アンテナを実現でき、目的に応じて局所への集中加熱を可能にする効果を有し、マイクロ波を使用する調理器具としての電子レンジ、オーブンレンジ、各種誘電体の加熱、解凍装置であるとか、マイクロ波を使用する半導体装置、乾燥装置などの工業分野での加熱装置、陶芸加熱、焼結あるいは生体化学反応等の用途等に有用である。
(a)は本発明の実施形態におけるマイクロ波加熱装置の概略構成を示す正断面図で、(b)は本発明の実施形態におけるマイクロ波加熱装置の概略構成を示す平断面図 (a)は本発明の実施形態におけるマイクロ波加熱装置のストレート型回転アンテナの形状と放射指向性の評価結果を示す図で、(b)は本発明の実施形態におけるマイクロ波加熱装置のL字型回転アンテナの形状と放射指向性の評価結果を示す図 本発明の実施形態におけるマイクロ波加熱装置のストレート型回転アンテナの形状とベンチマーク結果を示す図 本発明の実施形態におけるマイクロ波加熱装置のL字型放射部の他の形状を示す図 本発明の実施形態におけるマイクロ波加熱装置のL字型放射部の更に他の形状を示す図 (a)は本発明の実施形態におけるマイクロ波加熱装置の鎌型放射部を示す図で、(b)は本発明の実施形態におけるマイクロ波加熱装置のT字型放射部を示す図で、(c)は本発明の実施形態におけるマイクロ波加熱装置のピッケル型放射部を示す図 従来のマイクロ波加熱装置の概略構成を示す平断面図
符号の説明
1 電子レンジ(マイクロ波加熱装置)
2 マグネトロン(マイクロ波発生部)
3 導波管
4 加熱室
5 載置台
6 アンテナ空間
7 結合孔
8 回転アンテナ
9 モータ
10 制御部
11 設定手段
81 放射部
82 結合部
83 端部

Claims (10)

  1. 所定波長のマイクロ波を発生するマイクロ波発生部と、
    前記マイクロ波発生部からマイクロ波を伝播する導波管と、
    前記マイクロ波で加熱する被加熱物を収納する加熱室と、
    前記導波管から前記加熱室に前記マイクロ波を放射する複数の回転アンテナと、
    前記回転アンテナを駆動する駆動部と、
    前記駆動部を制御して前記回転アンテナの向きを制御する制御部と、を備え、
    前記回転アンテナの少なくとも一つは、前記加熱室内において前記マイクロ波を放射する長手方向を有する放射部と、前記放射部と結合して、前記導波管から前記放射部に前記マイクロ波を伝播する結合部と、を含み、
    前記放射部は、前記結合部に対して前記長手方向に偏心した位置に設けられ、前記結合部から前記長手方向に長い側の長さが、前記マイクロ波の波長の1/2より長く、前記結合部から前記長手方向に短い側の長さが、前記マイクロ波の波長の1/2より短い構成としたマイクロ波加熱装置。
  2. 請求項1に記載のマイクロ波加熱装置であって、
    前記複数の回転アンテナの少なくとも一つの放射部が、前記長い側の長さが、前記マイクロ波の波長の1/2より長くかつ前記マイクロ波の波長より短い構成とし、前記短い側の長さが、前記マイクロ波の波長の1/4より長くかつ前記マイクロ波の波長の1/2より短い構成としたマイクロ波加熱装置。
  3. 請求項1または2に記載のマイクロ波加熱装置であって、
    前記複数の回転アンテナの少なくとも一つの放射部が、前記長手方向の長さが、前記マイクロ波の波長と略等しい構成としたマイクロ波加熱装置。
  4. 請求項3に記載のマイクロ波加熱装置であって、
    前記複数の回転アンテナの少なくとも一つの放射部が、前記長い側の長さが、前記マイクロ波の波長の略7/12であり、前記短い側の長さが、前記マイクロ波の波長の略5/12である構成としたマイクロ波加熱装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のマイクロ波加熱装置であって、
    前記制御部が、前記複数の回転アンテナの少なくとも一つの前記放射部の前記長い側を、他の回転アンテナの前記結合部の中心側に向けて停止するように制御するマイクロ波加熱装置。
  6. 請求項5に記載のマイクロ波加熱装置であって、
    前記導波管から前記加熱室に前記マイクロ波を放射する二つの回転アンテナを有し、
    前記制御部が、前記二つの回転アンテナの前記放射部の前記長い側を、互いに前記結合部の中心側に向けて停止するように制御するマイクロ波加熱装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載のマイクロ波加熱装置であって、
    前記回転アンテナの少なくとも一つは、平板状を呈した前記放射部と、円筒状を呈する前記結合部を含むマイクロ波加熱装置。
  8. 請求項7に記載のマイクロ波加熱装置であって、
    前記放射部の前記長い側は略L字形状を有するマイクロ波加熱装置。
  9. 請求項8に記載のマイクロ波加熱装置であって、
    前記放射部のL字をなす角度が大きくなるほど前記長い側の長さが長く設定されるマイクロ波加熱装置。
  10. 請求項7に記載のマイクロ波加熱装置であって、
    前記放射部の前記長い側は、長方形形状、鎌状、T字状、ピッケル状のうちいずれかの形状を有するマイクロ波加熱装置。
JP2006353835A 2006-12-28 2006-12-28 マイクロ波加熱装置 Pending JP2008166090A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006353835A JP2008166090A (ja) 2006-12-28 2006-12-28 マイクロ波加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006353835A JP2008166090A (ja) 2006-12-28 2006-12-28 マイクロ波加熱装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008166090A true JP2008166090A (ja) 2008-07-17

Family

ID=39695283

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006353835A Pending JP2008166090A (ja) 2006-12-28 2006-12-28 マイクロ波加熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008166090A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011070765A1 (ja) * 2009-12-09 2011-06-16 パナソニック株式会社 マイクロ波加熱装置及びその設計支援方法
WO2013172620A1 (ko) * 2012-05-14 2013-11-21 한국전기연구원 차단 근접 조건에 기초하여 피가열물의 균일 가열을 위한 마이크로웨이브 가열 장치
KR101387661B1 (ko) 2012-05-14 2014-04-22 한국전기연구원 차단 근접 조건에 기초하여 피가열물의 균일 가열을 위한 마이크로웨이브 가열 장치
KR101420246B1 (ko) * 2012-10-26 2014-07-21 한국전기연구원 차단 근접 조건의 도파관과 마이크로웨이브 발생기를 이용한 마이크로웨이브 가열 장치
KR101420256B1 (ko) * 2012-10-26 2014-07-21 한국전기연구원 연속 투입되는 피가열물을 균일 가열하기 위한 마이크로웨이브 가열 장치

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5644495A (en) * 1979-09-20 1981-04-23 Nissan Motor Co Ltd Impeller for centrifugal compressor
JPS5684894A (en) * 1979-12-12 1981-07-10 Hitachi Netsu Kigu Kk High frequency heater
JPS58133798A (ja) * 1982-02-01 1983-08-09 松下電器産業株式会社 高周波加熱装置
JPS5942795A (ja) * 1982-08-31 1984-03-09 松下電器産業株式会社 高周波加熱装置
JPS6258597A (ja) * 1985-09-05 1987-03-14 株式会社日立ホームテック 高周波加熱装置
JPH0636874A (ja) * 1992-07-20 1994-02-10 Sanyo Electric Co Ltd 電子レンジ
JPH10172750A (ja) * 1996-12-16 1998-06-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高周波加熱装置
JPH113776A (ja) * 1997-06-11 1999-01-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高周波加熱装置
JP2002110339A (ja) * 2000-09-28 2002-04-12 Hitachi Hometec Ltd 高周波加熱装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5644495A (en) * 1979-09-20 1981-04-23 Nissan Motor Co Ltd Impeller for centrifugal compressor
JPS5684894A (en) * 1979-12-12 1981-07-10 Hitachi Netsu Kigu Kk High frequency heater
JPS58133798A (ja) * 1982-02-01 1983-08-09 松下電器産業株式会社 高周波加熱装置
JPS5942795A (ja) * 1982-08-31 1984-03-09 松下電器産業株式会社 高周波加熱装置
JPS6258597A (ja) * 1985-09-05 1987-03-14 株式会社日立ホームテック 高周波加熱装置
JPH0636874A (ja) * 1992-07-20 1994-02-10 Sanyo Electric Co Ltd 電子レンジ
JPH10172750A (ja) * 1996-12-16 1998-06-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高周波加熱装置
JPH113776A (ja) * 1997-06-11 1999-01-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高周波加熱装置
JP2002110339A (ja) * 2000-09-28 2002-04-12 Hitachi Hometec Ltd 高周波加熱装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011070765A1 (ja) * 2009-12-09 2011-06-16 パナソニック株式会社 マイクロ波加熱装置及びその設計支援方法
WO2013172620A1 (ko) * 2012-05-14 2013-11-21 한국전기연구원 차단 근접 조건에 기초하여 피가열물의 균일 가열을 위한 마이크로웨이브 가열 장치
KR101387661B1 (ko) 2012-05-14 2014-04-22 한국전기연구원 차단 근접 조건에 기초하여 피가열물의 균일 가열을 위한 마이크로웨이브 가열 장치
US10660166B2 (en) 2012-05-14 2020-05-19 Korea Electrotechnology Research Institute Microwave heating apparatus for uniformly heating objects based on near-cutoff condition
KR101420246B1 (ko) * 2012-10-26 2014-07-21 한국전기연구원 차단 근접 조건의 도파관과 마이크로웨이브 발생기를 이용한 마이크로웨이브 가열 장치
KR101420256B1 (ko) * 2012-10-26 2014-07-21 한국전기연구원 연속 투입되는 피가열물을 균일 가열하기 위한 마이크로웨이브 가열 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5116260B2 (ja) 高周波加熱装置
JP2009156546A (ja) 加熱調理器
WO2009084169A1 (ja) 加熱調理器
JP5674914B2 (ja) 高周波加熱装置
US20240172337A1 (en) High-frequency heating apparatus
JP2008258091A (ja) マイクロ波加熱装置
JP5467330B2 (ja) マイクロ波加熱装置
JP2008166090A (ja) マイクロ波加熱装置
JP4241861B2 (ja) マイクロ波加熱装置
JP5273930B2 (ja) マイクロ波加熱装置
JP2016213099A (ja) 加熱調理器
JP4966649B2 (ja) マイクロ波加熱装置
JP4966650B2 (ja) マイクロ波加熱装置
JP4966648B2 (ja) マイクロ波加熱装置
CN109417839B (zh) 具有改进的烘脆功能的多重馈送式微波炉
JP4888221B2 (ja) マイクロ波加熱装置
JP2008170075A (ja) マイクロ波加熱装置
JP5402406B2 (ja) 電子レンジ
JP5028821B2 (ja) マイクロ波加熱装置
JP4882427B2 (ja) マイクロ波加熱装置
JP2008257972A (ja) マイクロ波加熱装置
JP2007280971A (ja) マイクロ波加熱装置
KR100657482B1 (ko) 전자레인지
JP4832315B2 (ja) 高周波加熱装置
JP2007141538A (ja) マイクロ波加熱装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090818

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110614

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110728

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111025