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JP2008165066A - 投射型画像投影装置 - Google Patents

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JP2008165066A JP2006356424A JP2006356424A JP2008165066A JP 2008165066 A JP2008165066 A JP 2008165066A JP 2006356424 A JP2006356424 A JP 2006356424A JP 2006356424 A JP2006356424 A JP 2006356424A JP 2008165066 A JP2008165066 A JP 2008165066A
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博満 竹中
Mitsuhiro Togashi
光宏 富樫
Katsutoshi Sasaki
勝利 佐々木
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Abstract

【課題】偏光分離手段を備える投射型画像投影装置において、偏光分離手段における光量損失を低減することができるようにする。
【解決手段】直線偏光された照明光を反射型画像表示素子5において空間変調し、画像を表す反射光として投影するようになされた投射型画像投影装置100であって、照明光と反射型画像表示素子5の表示面5aで反射された反射光とを、偏光方向に応じて透過又は反射させる偏光分離素子2と、偏光分離素子2と反射型画像表示素子5との間に位置決めされ、往復透過する光の偏光方向を光軸まわりに90°回転する偏光方向回転手段4とを備え、偏光分離素子2の偏光分離面2aを透過して表示面5aに入射される照明光の軸上主光線と、表示面5aで反射される反射光の軸上主光線とでなす角度を2等分する方向と、偏光方向回転手段4の光軸の方向とをほぼ一致させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、投射型画像投影装置に関する。
従来、反射型画像表示素子、例えば、DMD(Digital Micro mirror Device)などのデバイスを用いた投射型画像投影装置では、Fナンバーの大きな照明光を反射型画像表示素子に対して浅い入射角で入射させる必要があるため、照明光の光路と反射型表示素子からの反射光の光路とを分離する光路分離手段を反射型表示素子の近傍に配置するものが知られている。
例えば、特許文献1には、このような光路分離手段として、DMDに入射される光束とDMDから出射される光束とを分離するための偏光分離面を有する偏光分離プリズムと、この偏光分離面とDMDとの間に偏光方向を回転させるための偏光方向回転手段とを備えるプロジェクタ用光学系およびこれを用いたプロジェクタ装置(投射型画像投影装置)が記載されている。
特開2004−101826号公報
しかしながら、上記のような従来の投射型画像投影装置には、以下のような問題があった。
特許文献1に記載の技術では、偏光分離プリズムを用いている。そのため偏光分離面は、例えば誘電体多層膜などによって、1つの入射面を基準入射面として、この基準入射面のs偏光成分を最大限に透過(反射)し、p偏光成分を最大限に反射(透過)するような反射透過率特性が付与されている。
そして、基準入射面と交差する入射面に入射光が入射すると、s偏光成分とp偏光成分とが混在するため、偏光分離特性が悪化する。
さらに、このような入射面で入射する光では、偏光分離面で反射されると光の偏光方向が光の光軸まわりに回転する。そしてDMDで反射されて偏光方向回転手段を透過すると、この変化した偏光方向に対してさらに光軸まわりに90°回転される。
このため、DMDによる光線の反射方向が、入射方向と同方向であれば、偏光分離面で反射された光と偏光方向に対して光軸まわりに90°回転しているので、光量損失なく透過されるが、DMDの反射面に対する入射角が0°でない場合には、偏光分離面の再入射位置で効率的に透過される偏光方向と異なる偏光方向となり光量損失が発生する。
したがって、特許文献1の構成では、照明光の軸上主光線、および照明光と投写光との光軸を含む平面内では、偏光分離面で効率的に光路が分離されるが、これ以外の光線では、偏光分離面に対する入射時および透過時に光量損失を発生させるという問題がある。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、偏光分離手段を備える投射型画像投影装置において、偏光分離手段における光量損失を低減することができる投射型画像投影装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の投射型画像投影装置は、直線偏光された照明光を反射型画像表示素子において空間変調し、画像を表す反射光として投影するようになされた投射型画像投影装置であって、前記照明光と前記反射型画像表示素子の表示面で反射された前記反射光とを、偏光分離面にて偏光方向に応じて透過又は反射させる偏光分離手段と、前記偏光分離手段と前記反射型画像表示素子との間に位置決めされ、往復透過する光の偏光方向を光軸まわりに90°回転する偏光方向回転手段とを備え、前記偏光分離手段の前記偏光分離面を透過して前記反射型画像表示素子の前記表示面に入射される前記照明光の軸上主光線と、当該表示面で反射される前記反射光の軸上主光線とでなす角度を2等分する方向と、前記偏光方向回転手段の前記光軸の方向とをほぼ一致させるように、前記偏光分離手段及び前記偏光方向回転手段を前記反射型画像表示素子に対して配置する構成とする。
この発明によれば、直線偏光された照明光を、偏光分離手段の偏光分離方向に合わせて入射する。そして、偏光分離手段を透過又は反射することにより、偏光方向回転手段を介して、反射型画像表示素子の表示面に入射する。この表示面で反射された反射光は、偏光方向回転手段に再入射して、偏光方向が90°回転されるため、偏光分離手段によって偏光分離される。このとき、反射型画像表示素子の表示面に入射される照明光の軸上主光線と表示面で反射される反射光の軸上主光線とでなす角度を2等分する方向と、偏光方向回転手段の光軸の方向とがほぼ一致されているので、偏光分離手段に対する照明光の斜め入射による偏光方向の変化と、偏光分離手段に再入射する反射光の斜め入射による偏光方向の変化とがほぼ対称となるため、それぞれの偏光方向の変化を偏光方向回転手段により低減または除去することた可能となり、その結果、光量損失が低減される。
本発明の投射型画像投影装置によれば、偏光分離手段を用いていても、偏光分離手段に対する入射方向による偏光方向の回転の影響を低減または除去することができるので、偏光分離手段における光量損失を低減することができるという効果を奏する。
以下では、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。すべての図面において、実施形態が異なる場合であっても、同一または相当する部材には同一の符号を付し、共通する説明は省略する。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態に係る投射型画像投影装置について説明する。
図1(a)は、本発明の第1の実施形態に係る投射型画像投影装置の概略構成を示す模式的な正面図である。図1(b)は、図1(a)のA−A断面図である。図2は、本発明の第1の実施形態に係る投射型画像投影装置に用いる偏光分離手段の概略構成を示す斜視図である。
なお、便宜上、各図に相対的な方向を参照するため、位置関係がそれぞれ対応したXYZ直交座標系を示した。以下、誤解のおそれがない限り、この座標軸に基づいて方向を参照する(以下の図面も同じ)。
この座標系は、図1(a)において、Z軸が図示右から左に向かって水平に延ばされ、Z軸に直交して図示下側から上側に向かってY軸が延ばされ、紙面奥側から手前側にX軸が延ばされたもので、紙面がYZ平面となっている。
本実施形態の投射型画像投影装置100は、例えば、ビデオプロジェクタ、プロジェクションテレビジョンなどの投射型画像投影装置として好適に用いることができるものである。
投射型画像投影装置100の概略構成は、図1に示すように、照明部1、偏光分離素子2、1/4波長板3、偏光方向回転手段4、反射型画像表示素子5、および投影光学系6からなる。
図中の符号7は、投射型画像投影装置100の投影画像を映すスクリーンを示す。スクリーン7は、透過型スクリーン、反射型スクリーンのいずれであってもよい。スクリーン7が透過型スクリーンの場合には、投射型画像投影装置100の筐体(不図示)などに固定され、投射型画像投影装置100とともにリアプロジェクション型の画像投影装置を構成していてもよい。
照明部1は、光量分布が略均一化され直線偏光された波長λの光束を照明光として出射するものである。
照明部1の配置位置は、図1(a)、図2に示すように、照明部1から出射される光束の軸上主光線である光線Lが、XY平面内で、X軸負方向側からY軸負方向側に向けて斜めに進んで、偏光分離素子2に入射する配置位置とされる。光線Lの偏光方向は、図2に両矢印で示すように光軸に直交しXY平面に平行な方向とされている。光線LがY軸と交差する角度は、光路レイアウトの都合など必要に応じて設定することができるが、反射型画像表示素子5の反射面に対する入射角を小さくするために、浅い角度、例えば、15°以下の浅い角度であることが好ましい。
偏光分離素子2は、Y軸に平行な軸PをY軸負方向に進むs偏光光を、Z軸に平行な軸QをZ軸負方向に略100%反射し、軸P、Qの方向に進むp偏光光を略100%透過する、誘電体多層膜で構成された偏光分離面2aを有する偏光分離プリズムである。外形は、本実施形態では直方体とされている。
ここで、軸P、Qの張る平面は、偏光分離面2aでの反射と透過とによる偏光分離特性を規定するための基準入射面を構成している。すなわち、誘電体多層膜で偏光分離面を設計するため、偏光分離の効率を最大化するs偏光とp偏光との偏光方向を規定する。この基準入射面を入射面とする光は、入射角が一定の場合には、基準入射面と交差する面を入射面とする光よりも光量損失が少ない状態で偏光分離される。
偏光分離面2aと照明部1との間にある第1プリズム面2bは、照明光が偏光分離素子2に入射する界面を構成し、本実施形態ではZX平面に平行な平面からなる。
偏光分離面2aと1/4波長板3との間にある第2プリズム面2cは、偏光分離面2aで反射された光が偏光分離素子2から出射する界面を構成し、本実施形態ではXY平面に平行な平面からなる。
第2プリズム面2cに平行で、偏光分離面2aを第2プリズム面2cとの間に挟む第3プリズム面2dは、偏光分離面2aをZ軸負方向側から透過する光を投影光学系6に出射する界面を構成している。
図2において、第1プリズム面2b、第2プリズム面2cにそれぞれ描かれた破線Pは、偏光分離面2aの基準入射面のs偏光方向を参照する便宜のために描かれた仮想線である。
なお、偏光分離素子2の外形が直方体とされているのは、一例であって、本発明にとって本質的なことではない。外形を構成する第1プリズム面2b、第2プリズム面2c、第3プリズム面2dは、必要に応じて互いに適宜の角度で傾斜していてもよい。
また、以下の説明では、説明の簡略化のため、第1プリズム面2b、第2プリズム面2c、第3プリズム面2dなどの界面における屈折は無視して説明する。
1/4波長板3は、照明光の波長λに対する1/4波長板であり、主軸Nの方向を偏光分離面2aのs偏光方向に合わせた状態で、第2プリズム面2cのZ軸負方向側にXY平面に略平行に配置されている。
偏光方向回転手段4は、往復透過する光の偏光方向を光軸まわりに90°回転するもので、1/4波長板3に対してZ軸負方向側に略平行に配置されている。すなわち、偏光方向回転手段4の光軸は、軸Qに平行に配置されている。偏光方向回転手段4としては、例えば、液晶などを用いた旋光回転子などの手段を採用することができる。
反射型画像表示素子5は、表示画素に応じて、表示面5aに2次元格子状に配列された複数の表示要素の反射方向を制御することにより、照明光を空間変調して画像を表示するものである。本実施形態では、表示要素として、画像信号に応じて傾斜角がオン状態とオフ状態との2種類の傾斜角に変化されるマイクロミラー(不図示)を格子状に2次元配列したDMD(Digital Micro mirror Device)を採用している。
本実施形態では、オン状態のマイクロミラーはXY平面内に整列し、オフ状態のマイクロミラーはXY平面に対して傾斜することにより、照明光の反射光が後述する投影光学系6に入射しない方向に反射されるようになっている。
また、オン状態のマイクロミラーの反射面の法線は、偏光分離面2aの基準入射面に平行となっている。そのため、反射型画像表示素子5のオン状態のマイクロミラーに入射する光線は、偏光分離面2aの基準入射面に平行な面に対して面対称に反射されることになる。
なお、図示では、反射型画像表示素子5の表示面5aとオン状態のマイクロミラーの反射面が同一平面となるような位置関係に描いているが、これは一例であってオン状態のマイクロミラーは表示面5aに対して傾いていてもよい。本質的なのは、オン状態のマイクロミラーの法線と基準入射面との関係である。
投影光学系6は、反射型画像表示素子5に照射される照明光のうち、反射型画像表示素子5のオン状態のマイクロミラーによって反射され、偏光方向回転手段4、1/4波長板3、偏光分離素子2を順次透過した光による画像をスクリーン7に向かって拡大投影する光学素子または光学素子群である。
投影光学系6の光軸50は、本実施形態では、XY平面に整列されたマイクロミラーによる反射光の反射光軸に対応して、ZX平面内で、X軸負方向側からZ軸正方向側に向かって傾斜する方向に配置されている。
本実施形態において、偏光分離素子2、1/4波長板3、偏光方向回転手段4は、照明部1と反射型画像表示素子5との間および投影光学系6と反射型画像表示素子5との間で、照明光の光路と反射型画像表示素子5で反射される反射光の光路とを偏光方向に応じて分離する偏光分離手段20を構成している。
次に、本実施形態の投射型画像投影装置100の作用について、偏光分離手段の作用を中心に光路に沿って説明する。以下の説明における各光線は、特に断らない限り、投射型画像投影装置100を構成する光学系の軸上主光線を表すものとする。
図3(a)、(b)は、従来技術に係る比較例の偏光分離手段の作用を説明するための斜視説明図である。図4(a)は、本発明の第1の実施形態に係る1/4波長板の作用について説明する偏光方向変化の概念図である。図4(b)は、本発明の第1の実施形態に係る1/4波長板、偏光方向回転手段の複合的な作用について説明する偏光方向変化の概念図である。
照明部1から出射される光線Lは、図2に示すように、光軸に直交しXY平面に平行な方向に直線偏光されており、XY平面内で軸Pに対して浅い角度で傾斜した方向から、第1プリズム面2bに入射し、偏光分離面2a上の点aに到達する。点aにおいて、光線Lの偏光方向は、偏光分離面2aのs偏光の偏向面に一致するため、光線Lは偏光分離面2aにより略100%反射され、光線Lとして、第2プリズム面2c上の点bに進み、1/4波長板3に向けて出射される。
このとき、光線L、Lを含む偏光分離面2aに対する入射面は、基準入射面に対してわずかに傾斜しているため、この傾斜角に応じて、光線Lの偏光方向は基準変更のs偏光方向に対して回転する。例えば、点bにおいて、Z軸負方向から見て時計回りに角度φ(°)だけ回転する。
ここで、光線Lの偏光方向は、XY平面に対して傾いているため、光軸回りの回転角とXY平面内での回転角φとは厳密には異なるが、本実施形態では、光線Lの軸Qに対する傾斜角度が小さいため、ほとんど同様な角度になっている。
光線Lは、ZX平面内をX軸負方向側からZ軸負方向側に向かって軸Qに対して浅い角度αをなして進み、1/4波長板3、偏光方向回転手段4を透過して、反射型画像表示素子5に入射し、他の光束とともに、反射型画像表示素子5の表示面5aを照明する。
光線Lがオン状態のマイクロミラーに入射するものとすると、点dに入射角αで入射して、ZX平面内で出射角αの方向に光線Lとして反射される。そして、ZX平面内を、X軸負方向側からZ軸正方向側に向かって軸Qに対して浅い角度αをなして進み、偏光方向回転手段4、1/4波長板3を透過して、第2プリズム面2c上の点fに入射する。
すなわち、点fに到達する光線Lは、1/4波長板3、偏光方向回転手段4を往復透過したことになる。
ここで、1/4波長板3、偏光方向回転手段4の作用について説明する。
まず、図3(a)、(b)を参照して、1/4波長板3がない場合の例における偏光方向の変化を説明する。なお、図3(a)では、見易さのため、各光線を実際の光路である軸P、Qからずらして表示している。
図3(a)に示すように、光線Lに代えて、軸P上を進む光線L10が偏光分離素子2に入射された場合を考える。光線L10の偏光方向は、基準入射面のs偏光方向に一致されており、偏光分離面2aで略100%反射されて、光線L20として第2プリズム面2cから出射され、偏光方向を変えることなく、偏光方向回転手段4を透過し、反射型画像表示素子5で光線30として反射されて、偏光方向回転手段4を再度透過して、第2プリズム面2cに再入射する。
このとき、光線L30では、偏光方向回転手段4を往復透過することで、偏光方向が光軸まわりに90°回転され、反射偏光方向と直交する方向になっている。そのため、偏光分離面2aに到達した光線L30は、略100%透過され、光線L40として第3プリズム面2dから出射される。
したがって、略光量損失を起こすことなく、光線10の光路と光線40の光路とが偏光分離される。
図3(b)は、本実施形態から1/4波長板3のみを除去した場合の例である。この場合、光線Lが出射されるまでは、本実施形態と同様のため、光線Lは、偏光方向が、偏光分離面2aの基準入射面のs偏光方向に対して角度φだけ傾斜している。このため、光線Lが偏光方向回転手段4、反射型画像表示素子5、偏光方向回転手段4を経て光線L31として、第2プリズム面2cに到達すると、点fでの光線L31の偏光方向は、光軸まわりに90°回転され、偏光分離面2aの反射偏光方向に対して(90°−φ)だけ傾斜している。また、反射偏光方向に直交する方向に対しては、Z軸負方向から見て時計回りにφだけ回転している。
ところが、光線L、Lは、偏光分離面2aの基準入射面に対して面対称な位置関係にあるため、偏光分離面2aで最も効率的に反射される偏光方向および最も効率的に透過される偏光方向もまた基準入射面に対して面対称となる。したがって、点fで、基準入射面のs偏光方向に対してZ軸負方向から見て反時計回りにφだけ回転した偏光方向を有する偏光成分が、偏光分離面2aの点gにおいて略100%反射され、また基準入射面のs偏光にXY平面内で直交する方向(X軸方向)に対してZ軸負方向から見て反時計回りにφだけ回転した偏光方向を有する偏光成分が、略100%透過されることになる。
したがって、光線L31は、このような点gにおける偏光分離の偏光方向に対してZ軸負方向から見て時計回りに2・φだけずれた偏光方向を有することになる。そのため、図3(b)に示すように、点gにおいて、透過光L41Tと反射光L41Rに偏光分離される。この反射光L41Rは、投影光学系6に到達しないため、光量損失となってしまう。
これに対して、本実施形態では、偏光分離素子2と偏光方向回転手段4との間の光線L、Lの間に、主軸が基準入射面のs偏光方向と同方向の1/4波長板3を配置しているため、光線Lの偏光方向が、偏光分離面2aで最も効率よく透過される偏光方向に補正される。
1/4波長板3は、直線偏光を主軸Nとのなす角度に応じて、楕円偏光または円偏光に変換し、あるいはその逆変換を行うものであるが、反射面を介して往復透過させる場合、1/2波長板と等価に働くため、直線偏光の偏光方向を主軸Nに対して折り返す作用を有する。すなわち、本実施形態で、偏光方向回転手段4を削除した場合を考えると、図4(a)に示すように、点fにおける光線Lの偏光方向p’は、点bにおける光線Lの偏光方向pを主軸Nに対して折り返すため、主軸Nに対して、Z軸負方向から見て反時計回りに角度φだけ回転したのと同様である。また、主軸Nは、基準入射面の法線方向に一致しているから、1/4波長板3は、往復透過した直線偏光を基準入射面に関して対称変換する機能を有するものである。
本実施形態のように、1/4波長板3と反射型画像表示素子5との間に偏光方向回転手段4が入ると、この間では直線偏光でないため、あくまで概念的な説明になるが、図4(b)に示すように、偏光方向pが偏光方向回転手段4によって光軸まわりに90°回転され、主軸Nに対して折り返されることで、点fの偏光方向pが、X軸に対してZ軸負方向から見て反時計回りに角度φ回転したのと等価な偏光方向変換作用を示す。
すなわち、1/4波長板3と偏光方向回転手段4とは、偏光分離面2aで偏光分離されて反射型画像表示素子5に向かう光の偏光方向を、基準入射面に関する対称変換と光軸まわりの90°の回転変換との合成変換に相当する変換によって補正する偏光方向補正手段を構成している。
したがって、図2に示すように、本実施形態では、光線Lの偏光方向は、偏光分離面2aの点gにおいて略100%透過される偏光方向に一致し、光線Lとして、略100%透過され、第3プリズム面2dから出射される。
そして、図1に示すように、光線Lは、投影光学系6の光軸50に沿って進み、投影光学系6によってスクリーン7に投影される。
このように、投射型画像投影装置100では、偏光分離素子2の基準入射面と交差する方向から、照明光を入射しても、軸上主光線は、偏光分離素子2においてほとんど光量損失しない状態で偏光分離される。このため、例えば、図3(b)に示すような1/4波長板3を偏光分離素子2と偏光方向回転手段4との間の光路に備えない構成に比べて、光量損失を低減することができる。
なお、このような作用は、反射型画像表示素子5の反射面の法線が偏光分離素子2の基準入射面に平行となるように配置することで、軸上主光線の光路上で、偏光方向の傾きがが基準入射面に対して面対称となることを利用している。
このような位置関係が実現されない場合、そのずれ量に応じて光量損失が発生するが、光量損失が許容できる範囲であれば、反射型画像表示素子5の反射面の法線を基準入射面とわずかに傾斜させた略平行の位置関係でもよい。
また、以上の説明では、軸上主光線による1/4波長板3の作用を説明したが、軸上主光線以外の照明光において、基準入射面に交差する方向から入射する光も、同様に1/4波長板3の補正作用を受けて、光量損失が低減される。
また、以上の説明では、反射型画像表示素子5の入射面がZX平面内に設定され、基準入射面と直交する位置関係にある場合の例で説明した。反射型画像表示素子5の入射面がマイクロミラーの反射面の法線まわりに回転した斜めの状態、例えば、図3(a)の偏光分離面2a上での入射位置である点aがY軸正方向側に、点gがY軸負方向側にずれたような位置となる光路を通る光線では、偏光方向の回転は基準入射面に対称にはならないため、偏光方向の回転は完全には補正されないが、回転の程度は低減される。そのため、やはり偏光方向補正手段を備えない場合に比べて、光量損失が低減される。
次に、本実施形態の第1変形例について説明する。
図5は、本発明の第1の実施形態の第1変形例に係る投射型画像投影装置に用いる偏光分離手段の概略構成を示す斜視図である。
本変形例は、上記実施形態の偏光分離素子2に代えて、基準偏光方向が透過光の方向となる偏光分離面2eを有する偏光分離素子2Aを備え、照明光の偏光方向が、基準入射面のp偏光となるようにしたものである。そのため、偏光分離面2eによって反射されて反射型画像表示素子5側に向かう光の偏光方向に合わせて、1/4波長板3の主軸NをXY平面内で90°回転して、Y軸方向に沿って配置する。
図5には、偏光分離面2eによって反射されて反射型画像表示素子5側に向かう光の偏光方向の理解を助けるため、参考として、このような基準入射面のp偏光の偏光面に沿う仮想線を破線Pとして、各光路上に示した。第2プリズム面2c上の破線Pが、1/4波長板3の主軸Nと平行であることが分かれば、図示の目的は達せられる。
本変形例によれば、照明部1からの照明光の軸上主光線である光線L13は、YZ平面内を、Z軸正方向側からY軸負方向側に向かって軸Pと浅い角度をなして、第1プリズム面2bに入射し、偏光分離面2e上の点hに到達する。
光線L13は、p偏光光のため、偏光分離面2eで略100%反射されて、光線L23として第2プリズム面2cの点iから出射され、1/4波長板3、偏光方向回転手段4を介して、反射型画像表示素子5に到達する。そして、反射型画像表示素子5上のマイクロミラーによって光線L33として反射され、偏光方向回転手段4、1/4波長板3を再透過して、第2プリズム面2c上の点nに到達する。
ここで、点iの偏光方向はX軸方向のため、1/4波長板3の主軸Nと同方向となるため、点nの偏光方向は偏光方向回転手段4のみの作用により光軸まわりに90°回転されX軸方向となる。
そのため、光線L33は、点qにおいて偏光分離面2eを略100%透過して、第3プリズム面2dから光線L43として、光軸50に沿って投影光学系6に入射され、スクリーン7に投影される。
このように、本実施形態では、軸上主光線が偏光分離素子2Aにおいてほとんど光量損失することとなく偏光分離される。その際、軸上主光線は、基準入射面内を進むため、1/4波長板3による、偏光方向の補正作用を受けない。しかしながら、軸上主光線以外の照明光において、基準入射面に交差する方向から入射する光は、上記実施形態と同様に、偏光方向が回転するが、1/4波長板3の補正作用を受けて、光量損失が低減される。そのため、照明光全体としては、1/4波長板3の作用により、光量損失が低減される。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態に係る投射型画像投影装置について説明する。
図6(a)は、本発明の第2の実施形態に係る投射型画像投影装置の概略構成を示す模式的な正面図である。図6(b)は、図6(a)のB−B断面図である。図7は、本発明の第2の実施形態に係る投射型画像投影装置に用いる偏光分離手段の概略構成を示す斜視図である。図8は、本発明の第2の実施形態に係る1/4波長板の作用について説明する偏光方向変化の概念図である。
本実施形態の投射型画像投影装置110は、図6(a)、(b)に示すように、上記第1の実施形態の投射型画像投影装置100から1/4波長板3を削除し、偏光方向回転手段4に代えて1/4波長板9を備えるものである。偏光分離素子2と1/4波長板9とは、偏光分離手段21を構成している。以下、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
1/4波長板9は、照明光の波長λに対する1/4波長板であり、図7に示すように、主軸Nの方向を基準入射面のs偏光方向に対して略45°傾斜させた状態で、第2プリズム面2cのZ軸負方向側にXY平面に略平行に配置されている。
本実施形態の構成によれば、上記第1の実施形態では光線L、Lが1/4波長板3、偏光方向回転手段4を往復透過したところ、本実施形態では1/4波長板9を往復透過するものである。
その際、図8に示すように、光線Lは、1/4波長板9にその主軸Nに対してZ軸負方向側から見て時計回りに45°回転した偏光方向pで入射するので、光線Lは、主軸Nの方向に対して折り返された偏光方向pに補正される。そのため、偏光方向pは、基準入射面のs偏光方向に直交する方向からZ軸負方向側から見て反時計回りに角度φだけ回転されたのと同じ方向となる。したがって、この光線Lは、上記第1の実施形態と同様に、偏光分離面2aを略100%透過して、光軸50に沿って投影光学系6に入射する。
すなわち、1/4波長板9は、このような配置により、偏光分離面2aで偏光分離されて反射型画像表示素子5に向かう光の偏光方向を、基準入射面に関する対称変換と光軸まわりの90°の回転変換との合成変換に相当する変換によって補正する偏光方向補正手段を構成している。
なお、このような作用は、反射型画像表示素子5の反射面の法線が偏光分離素子2の基準入射面に平行となるように配置することで、軸上主光線の光路上で、偏光方向の傾きがが基準入射面に対して面対称となることを利用している。
このような位置関係が実現されない場合、往復透過により偏光方向を光軸まわりに90°回転させる偏光方向変換に1/4波長板を用いる場合のように、入射光の偏光方向と主軸Nとを45°交差させただけでは、光線Lの偏光方向が光軸まわりに90°回転し、偏光分離面2aに斜め入射する位置で、最も効率的に偏光分離する偏光方向とは一致しなくなるものである。
ただし、光量損失が許容できる範囲であれば、反射型画像表示素子5の反射面の法線を基準入射面とわずかに傾斜させた略平行の位置関係でもよい。
このように、投射型画像投影装置110では、投射型画像投影装置100と同様に、例えば、図3(b)に示すような偏光分離素子2と反射型画像表示素子5との間の光路上に、偏光方向回転手段4のみを有する構成に比べて、光量損失を低減することができる。
[第3の実施形態]
本発明の第3の実施形態に係る投射型画像投影装置について説明する。
図9(a)は、本発明の第3の実施形態に係る投射型画像投影装置の概略構成を示す模式的な正面図である。図9(b)は、図9(a)のC−C断面図である。図9(c)は、図9(a)のD−D断面図である。図10は、本発明の第3の実施形態に係る投射型画像投影装置に用いる偏光分離手段の概略構成を示す斜視図である。
本実施形態の投射型画像投影装置120は、図9(a)、(b)、(c)に示すように、上記第1の実施形態の投射型画像投影装置100の偏光分離素子2に代えて、ワイヤーグリッド偏光子(以下、WGP)8を備え、1/4波長板3を削除したものである。以下、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
本実施形態では、照明部1、投影光学系6、スクリーン7は、上記第1の実施形態と同様の配置としている。ただし、照明部1からの照明光は、WGP8の透過光を反射型画像表示素子5に導くようにしているため、偏光方向回転手段4、反射型画像表示素子5は、ZX平面に平行に配置されている。
WGP8は、図10に示すように、絶縁体からなる基板8B上に金属細線である複数の金属ワイヤー8Aを微細ピッチで平行に配列し、光の電気ベクトルが金属ワイヤー8Aの延びる方向に直交するTM偏光成分を略100%透過し、光の電気ベクトルがTM偏光成分と直交するTE偏光成分を略100%反射するようにしたものである。金属ワイヤー8Aの配列ピッチは、照明部1の照明光の波長λに応じて偏光分離の効率が良好となるように適宜設定される。
以下では、金属ワイヤー8Aの延びる方向に平行でかつ基板8Bに直交する入射面をWGP8の基準入射面と称する。
本実施形態では、基板8Bは、YZ平面に直交し、ZX平面およびXY平面にそれぞれ傾斜するように配置されており、反射型画像表示素子5の反射面の法線Vが基準入射面に平行に配置されている。すなわち、軸Vを通るTE偏光光がWGP8で反射されると、Z軸に平行な軸Uに沿って進むようになっている。
本実施形態において、WGP8、偏光方向回転手段4は、照明部1と反射型画像表示素子5との間および投影光学系6と反射型画像表示素子5との間で、照明光の光路と反射型画像表示素子5で反射される反射光の光路とを偏光方向に応じて分離する偏光分離手段22を構成している。
投射型画像投影装置120によれば、図10に示すように、X軸方向に直線偏光された照明部1からの照明光の軸上主光線である光線Lは、XY平面をX軸負方向側からY軸負方向側に向かって、基準入射面に対して傾斜して進む。
光線Lは、WGP8に対してTM偏光光となっているので、光線L24として偏光方向回転手段4側に略100%透過する。透過後の光線L24の偏光方向は、WGP8の金属ワイヤー8Aの方向なのでTM偏光が維持される。これは、透過光の偏光方向を決定するのが金属ワイヤー8Aの延びる方向のみであり、金属ワイヤー8Aに対する入射面の基準入射面に対する角度に依存しないためである。
そして、光線L24は、偏光方向回転手段4を透過し、反射型画像表示素子5のオン状態の反射面で反射され、光線L34として偏光方向回転手段4に再入射する。
偏光方向回転手段4を透過後の光線L34は、偏光方向が光軸まわりに90°回転され、TE偏光光として偏光方向回転手段4に入射する。そのため、TE偏光光となった光線L34は、WGP8で略100%反射され、光線L44として光軸50に沿って進む。光線L44は、投影光学系6に入射し、スクリーン7に投影される。このようにして、照明部1からの照明光のうち、反射型画像表示素子5のオン状態の反射面で反射された光は、WGP8でほとんど光量損失を起こすことなく、投影光学系6に入射して、スクリーン7上に投影される。
このように、本実施形態の投射型画像投影装置120によれば、WGP8の基準入射面と交差する方向から、照明光を入射しても、軸上主光線は、WGP8においてほとんど光量損失しない状態で偏光分離される。このため、例えば、図3(b)に示すような偏光分離手段が、偏光分離素子2と偏光方向回転手段4のみからなる構成に比べて、光量損失を低減することができる。
また、本実施形態のように、WGP8を偏光分離素子として用いると、偏光分離される反射光、透過光の偏光方向は、誘電体多層膜を偏光分離面として用いる場合のように入射面の基準入射面に対する傾斜角や、光線の入射角が問題とならないため、光路設定の自由度が向上される。
例えば、本実施形態の説明では、上記第1、第2の実施形態と同様に、反射型画像表示素子5のオン状態の反射面の法線が、WGP8の基準入射面に平行となっている場合の例で説明したが、本実施形態では、このような位置関係は本質的ではなく、必要に応じて種々の位置関係に変形することができる。
次に、本実施形態の第1変形例について説明する。
図11(a)は、本発明の第3の実施形態の第1変形例の偏光分離手段の模式的な側面図である。図11(b)は、図11(a)と比較するための本発明の第3の実施形態の偏光分離手段の模式的な側面図である。図12は、本発明の第3の実施形態およびその第1変形例の偏光分離効率について説明する模式的なグラフである。横軸は金属格子偏光分離素子に対する入射角θ、縦軸は偏光分離効率をそれぞれ示す(図14も同じ)。図13は、本発明の第3の実施形態の第1変形例の偏光分離手段の他の光路を示す模式的な側面図である。図14は、図13の光路配置の場合の偏光分離効率について説明する模式的なグラフである。
本変形例は、図11(a)に示すように、上記第3の実施形態のWGP8の金属ワイヤー8Aの延びる方向を基板8B上で90°回転した配置としたものである。すなわち、上記第3の実施形態では、WGP8に入射する照明光である光線Lの入射面と、反射型画像表示素子5で反射された反射光である光線L34のWGP8における入射面とが交差しており、それら入射面の交差角を2等分するとともに、反射型画像表示素子5の反射面の法線を含む中間平面(図10の軸U、Vの張る平面)に対して、金属ワイヤー8Aが平行に延ばされているが、本変形例では、金属ワイヤー8Aをこの中間平面の法線方向に配置している。照明光の入射面と投影光の入射面とが同一平面である場合には共通の入射面の法線方向に配置する。
このため、WGP8に入射する照明光は、偏光方向を上記第3の実施形態とは光軸まわりに90°回転させた光線L15を入射させている。光線L15は、偏光方向回転手段4を透過して反射型画像表示素子5で反射され、偏光方向が光軸回りに90°回転された光線L25として、WGP8に入射し、光線L35として反射される。
この場合、上記第3の実施形態と同様にして偏光分離されるが、さらに、上記第3の実施形態に比べて偏光分離効率を向上することができる。ここで、偏光分離効率とは、偏光分離手段へ入射される照明光の光量と偏光分離手段から出射されて投影に寄与する反射型画像表示素子からの反射光の光量との比を意味する。
WGP8に対する照明光の入射角をθとすると、入射角θと、偏光分離効率との関係は図12の曲線200のように、入射角θが0°から70°まで増大する間に略平坦に近い、山なりの変化を示す。
これに対して、図11(b)に示すように、金属ワイヤー8Aを上記第3の実施形態と同様の方向に配置した場合は、図12に曲線201に示すように、射角θが0°から55°まで増大する間に略平坦な変化の後、60°以上で、偏光分離効率が悪化する。そのため、WGP8に対する入射角が大きい場合には、金属ワイヤー8Aは、本変形例の方向に設けることが好ましい。
本変形例では、図13に示すような光路も採用することができる。すなわち、WGP8と反射型画像表示素子5との間で、照明光である光線L15の光路と、WGP8で反射して偏光分離された光線L35との光路とが交差している。
この場合、光路を交差させるため、コンパクトなレイアウトとすることができる。ただし、図14に曲線202に示すように、図11(a)に示すような、光線L15、L35のそれぞれの光路が交差していない場合と比べて、全般的に偏光分離効率が劣るので、偏光分離効率をより大きくするためには、光線L15、L35が、交差しないような位置関係とすることが好ましい。
なお、上記の第1、2の実施形態の説明では、照明光を偏光分離手段で反射して画像表示素子に入射させる場合の例で説明し、上記第3の実施形態の説明では、照明光を偏光分離手段で透過して画像表示素子に入射させる場合の例で説明したが、それぞれの光路は逆進させても偏光分離作用は変わらないため、上記偏光分離手段に関する光路は、すべて、進行方向を逆向きにした構成もすべて採用することができる。
また、上記の説明では、簡単のため、各光路がXY、YZ、ZX平面などに沿うような場合の例で説明したが、これらは一例であって、本発明の技術的思想の範囲内で、偏光分離面、反射面の配置角度を適宜設定することにより、これらの位置関係に限定されない種々の光路において、実施することができる。
また、上記第3の実施形態の説明では、偏光方向回転手段として偏光方向回転手段4を用いた例で説明したが、基準入射面に対して主軸を45°させた1/4波長板を用いてもよい。この場合、第2の実施形態と異なり、反射型画像表示素子5のオン状態の反射面の法線が基準入射面と平行でなくてもWGP8ではほとんど光量損失が発生しないという利点がある。
また、上記の説明では、照明部からの照明光が波長λの場合で説明したが、例えば、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の波長光を照射する複数の照明部を設け、それぞれ波長光に応じて、偏光分離手段と画像表示素子とを配置し、各波長光を合成するダイクロイックプリズムなどの光路合成手段によって光路を合成してから、投影光学系に入射させるなどして、フルカラーの投射型画像投影装置としてもよい。この場合、各波長で共通利用できる偏光分離手段を用いることができる場合には、複数の照明光を1つの光路に合成する光路合成手段を設けて、偏光分離手段と画像表示素子とを各波長光で共通化する構成してもよい。
また、上記の実施形態に記載された構成要素は、技術的に可能であれば、本発明の技術的思想の範囲内で適宜組み合わせて実施することができる。
本発明の第1の実施形態に係る投射型画像投影装置の概略構成を示す模式的な正面図、およびそのA−A断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る投射型画像投影装置に用いる偏光分離手段の概略構成を示す斜視図である。 従来技術に係る比較例の偏光分離手段の作用を説明するための斜視説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る1/4波長板の作用について説明する偏光方向変化の概念図、および本発明の第1の実施形態に係る1/4波長板、偏光方向回転手段の複合的な作用について説明する偏光方向変化の概念図である。 本発明の第1の実施形態の第1変形例に係る投射型画像投影装置に用いる偏光分離手段の概略構成を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る投射型画像投影装置の概略構成を示す模式的な正面図、およびそのB−B断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る投射型画像投影装置に用いる偏光分離手段の概略構成を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る1/4波長板の作用について説明する偏光方向変化の概念図である。 本発明の第3の実施形態に係る投射型画像投影装置の概略構成を示す模式的な正面図、およびそのC−C断面図、D−D断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る投射型画像投影装置に用いる偏光分離手段の概略構成を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態の第1変形例の偏光分離手段の模式的な側面図、およびそれと比較するための本発明の第3の実施形態の偏光分離手段の模式的な側面図である。 本発明の第3の実施形態およびその第1変形例の偏光分離効率について説明する模式的なグラフである。 本発明の第3の実施形態の第1変形例の偏光分離手段の他の光路を示す模式的な側面図である。 図13の光路配置の場合の偏光分離効率について説明する模式的なグラフである。
符号の説明
1 照明部
2 偏光分離素子
2a 偏光分離面
3 1/4波長板
4 偏光方向回転手段
5 反射型画像表示素子
6 投影光学系
7 スクリーン
8 WGP(金属格子偏光分離素子)
8A 金属ワイヤー
8B 基板
9 1/4波長板(偏光回転手段)
20、21、22 偏光分離手段
100、110、120 投射型画像投影装置

Claims (7)

  1. 直線偏光された照明光を反射型画像表示素子において空間変調し、画像を表す反射光として投影するようになされた投射型画像投影装置であって、
    前記照明光と前記反射型画像表示素子の表示面で反射された前記反射光とを、偏光分離面にて偏光方向に応じて透過又は反射させる偏光分離手段と、
    前記偏光分離手段と前記反射型画像表示素子との間に位置決めされ、往復透過する光の偏光方向を光軸まわりに90°回転する偏光方向回転手段とを備え、
    前記偏光分離手段の前記偏光分離面を透過して前記反射型画像表示素子の前記表示面に入射される前記照明光の軸上主光線と、当該表示面で反射される前記反射光の軸上主光線とでなす角度を2等分する方向と、前記偏光方向回転手段の前記光軸の方向とをほぼ一致させるように、前記偏光分離手段及び前記偏光方向回転手段を前記反射型画像表示素子に対して配置する
    ことを特徴とする投射型画像投影装置。
  2. 前記偏光分離手段は、
    誘電体多層膜で形成され、前記偏光分離面においてs偏光光とp偏光光とを分離する偏光分離素子でなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の投射型画像投影装置。
  3. 前記偏光分離手段は、
    前記反射型画像表示素子側に向かって、絶縁体上に複数の金属細線を微細ピッチで平行に配列した金属格子偏光分離素子でなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の投射型画像投影装置。
  4. 前記金属格子偏光分離素子の前記金属細線の配線方向が、前記金属格子偏光分離素子における前記照明光の軸上主光線の入射面および前記金属格子偏光分離素子における前記反射光の軸上主光線の入射面の交差角を2等分するとともに、投影方向に向けて前記反射光を反射する反射面の法線を含む中間平面の法線方向である
    ことを特徴とする請求項3に記載の投射型画像投影装置。
  5. 前記金属格子偏光分離素子を透過してから前記反射型画像表示素子の表示面に到達するまでの前記照明光の軸上主光線の光路長が、前記反射型画像表示素子の表示面を反射してから前記金属格子偏光分離素子に到達するまでの前記反射光の軸上主光線の光路長よりも短くなるように、前記金属格子偏光分離素子及び前記反射型画像表示素子を配置した
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の投射型画像投影装置。
  6. 前記偏光分離手段と前記偏光方向回転手段との間に位置決めされ、前記偏光分離面で分離された2つ偏光方向のうち、前記反射型画像表示素子側に向かって偏光分離される光の偏光方向と略同方向の主軸を有する1/4波長板
    を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の投射型画像投影装置。
  7. 前記偏光方向回転手段は、
    前記偏光分離面で分離された2つ偏光方向のうち、前記反射型画像表示素子側に向かって偏光分離される光の偏光方向に対して、光軸に直交する面内で略45°傾斜した主軸を有する1/4波長板からなることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の投射型画像投影装置。
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