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JP2008164570A - 試験チャンバ装置 - Google Patents

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JP2008164570A
JP2008164570A JP2007000585A JP2007000585A JP2008164570A JP 2008164570 A JP2008164570 A JP 2008164570A JP 2007000585 A JP2007000585 A JP 2007000585A JP 2007000585 A JP2007000585 A JP 2007000585A JP 2008164570 A JP2008164570 A JP 2008164570A
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正樹 桑嶌
Nobuo Takeda
信雄 武田
Masafumi Tsuyama
雅史 津山
Shigeto Nishiuchi
繁人 西内
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HGST Inc
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Hitachi Global Storage Technologies Netherlands BV
Hitachi Global Storage Technologies Inc
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Abstract

【課題】試験チャンバ装置において、被試験装置を設置する減圧空間の密閉性を維持し、減圧空間の正確な気圧制御を行う。
【解決手段】本発明の一実施形態において、減圧空間202と空間204とは、コネクト基板205によって仕切られている。コネクト基板205は、試験コンピュータ300aとHDD100aとの間の信号を伝送する。コネクト基板205は、減圧空間202と空間204とを画定する内壁208に固定されている。内壁208には開口207が形成されている。開口207よりも大きいコネクト基板205が、その開口207を塞いでいる。減圧空間202の気密性を維持するため、コネクト基板205はガスケット206を介して内壁208に固定されている。
【選択図】図3

Description

本発明は試験チャンバ装置に関し、特に被試験装置を設置する減圧空間を有する試験チャンバ装置に関する。
データ記憶装置として、光ディスクや磁気テープなどの様々な態様のメディアを使用する装置が知られている。その中で、ハードディスク・ドライブ(HDD)は、コンピュータの記憶装置として広く普及し、現在のコンピュータ・システムにおいて欠かすことができない記憶装置の一つとなっている。さらに、コンピュータ・システムにとどまらず、動画像記録再生装置、カーナビゲーション・システム、携帯電話、あるいはデジタル・カメラなどで使用されるリムーバブルメモリなど、HDDの用途はその優れた特性により益々拡大している。
HDDは、データを記憶する磁気ディスクと、磁気ディスクへアクセスするヘッド・スライダとを備えている。ヘッド・スライダは、磁気ディスクとの間のデータ読み出し及び/もしくは書き込みを行うヘッド素子部と、ヘッド素子部がその上に形成されたスライダとを有している。ヘッド・スライダは、磁気ディスク上を一定のギャップを置いて浮上する。HDDは、さらに、ヘッド・スライダを磁気ディスク上の所望の位置に移動するアクチュエータを備えている。アクチュエータはボイス・コイル・モータ(VCM)によって駆動され、回動軸を中心として回動することによって、回転する磁気ディスク上でヘッド・スライダを半径方向に移動する。これによって、ヘッド素子部が磁気ディスクに形成された所望のトラックにアクセスし、データの読み出し/書き込み処理を行うことができる。
HDDの設計及び製造工程において、HDDを減圧空間内に設置し、試験コンピュータに接続して動作試験や各種パラメータの設定、調整等が実施されている。ヘッド・スライダの浮上高は気圧によって変化するため、想定される使用環境として減圧状態での試験が必要とされる。HDD及び試験コンピュータは、試験チャンバ装置内に設置され、その中でHDDの試験を行う。試験チャンバ装置は、HDDを収納する空間を有しており、その空間内部の温度や気圧を調整可能となっている。
減圧状態におけるHDDの試験において、HDDを収納する空間内部の密閉性がHDDを試験する際のポイントの1つである。空間内部が適正に密閉されないと、空間内部を所望の気圧にすることができず、HDDの試験を適正に実施することができない。また、空間内部を所望の温度に保てず、同様にHDDの試験が適正に実施されない。従来の技術においては、HDDを設置する部屋の壁に孔を設け、その孔にケーブルを通して樹脂部材によって封止し、減圧空間内のHDDと減圧空間外部の試験コンピュータとを接続する方法や、HDD及び試験コンピュータの双方を減圧空間内に設置して試験を行う方法が用いられていた。
尚、本発明とはその要旨を異にするが、空間内外の装置を接続する方法として、特許文献1は、密閉空間の壁に絶縁体を介して信号ピンを形成し、密閉空間の内外を電気的に接続する半導体検査システムを開示している。
特開平6−66881号公報
上述のように、密閉空間の壁に設けられた孔にケーブルを通す方法においては、ケーブルの内部を空気が通ることによって、密閉空間の密閉性が損なわれてしまう場合がある。また、ケーブルを樹脂材料によって壁に固定するため、ケーブルが破損した場合や異なるタイプのHDDの試験を行う場合にも、簡単にケーブルを交換することができなかった。また、上述の密閉空間内部にHDD及び試験コンピュータの双方を設置する方法は、減圧する空間体積が大きくなり、空間内の正確で微妙な気圧制御が困難となる。
本発明の一態様に係る試験チャンバ装置は、試験装置によって試験される被試験装置が設置される減圧空間と、前記減圧空間を画定する壁の一部として固定された基板と、前記基板の前記減圧空間に露出した面上に形成され、前記試験装置と前記被試験装置との間の信号を伝送する端子と、前記減圧空間に露出した面の反対面上に形成され、前記試験装置と前記被試験装置との間の信号を伝送する端子とを有するものである。これによって、減圧空間の密閉性を維持し、減圧空間の正確な気圧制御を可能とする。
好ましくは、前記基板は、前記減圧空間を画定する壁に形成され前記基板よりも小さい開口を塞ぐように、前記減圧空間を画定する壁にシーリング部材を介して着脱可能に固定されている。これによって、より確実に減圧空間の密閉性を維持することができる。
好ましくは、前記基板の前記減圧空間に露出した面上の端子に回路的に接続され前記被試験装置に物理的かつ電気的に接続されるコネクタを有する着脱可能な相互接続基板をさらに有する。これによって、被試験装置に応じて相互接続基板を容易に交換することができ、種々の被試験装置に対応することができる。同様に、さらに、前記基板の前記反対面上の端子に回路的に接続され、前記試験装置に物理的かつ電気的に接続されるコネクタを有する着脱可能な第2の相互接続基板をさらに有することが好ましい。
好ましくは、前記基板の前記減圧空間に露出した面上の端子に物理的かつ電気的に接続され、前記被試験装置に回路的に接続されるケーブルをさらに有する。これによって信号品質の劣化を抑制することができる。さらに、前記ケーブルは、その一端が前記基板に半田によって電気的かつ物理的に接続され、その他端にコネクタを有していることが好ましい。これによって信号品質の劣化を抑制すると共に、ケーブルに接続される部品の交換を容易とする。
あるいは、前記基板に回路的に接続され、前記被試験装置と電気的かつ物理的にコネクタによって接続される相互接続基板をさらに有し、前記ケーブルは、前記相互接続基板にコネクタによって電気的かつ物理的に接続され、前記基板に半田によって電気的かつ物理的に接続されていることが好ましい。さらに、前記ケーブルのコネクタは、前記相互接続基板上において、その中央よりも前記被試験装置に電気的かつ物理的に接続されるコネクタに近い位置に接続されることが好ましい。これによって信号品質の劣化を抑制することができる。
本発明によれば、試験チャンバ装置において、被試験装置を設置する減圧空間の密閉性を維持し、減圧空間の正確な気圧制御を可能とする。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略及び簡略化がなされている。又、各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略されている。本実施形態は、被試験装置を空間内に収容し、減圧状態で被試験装置の試験を行う試験チャンバ装置の構造に特徴の一つを有している。本実施形態においては、被試験装置として、ハードディスク・ドライブ(HDD)を例として説明する。そこで、まず、本形態に係る試験チャンバ装置において試験されるHDDの構成を説明する。
図1は、HDD100の構成を模式的に示す平面図である。HDD100は、データを記録するディスクとしての磁気ディスク101を備えている。磁気ディスク101は、磁性層が磁化されることによってデータを記録する不揮発性メモリである。HDD100の各構成要素は、ベース102内に収容されている。ベース102は、ベース102の上部開口を塞ぐカバー(不図示)とガスケット(不図示)を介して固定されることによってディスク・エンクロージャ(筐体)を構成し、HDD100の各構成要素を収容することができる。
ヘッド・スライダ105は、ホスト(不図示)との間で入出力されるデータについて、磁気ディスク101への書き込み及び/又は読み出しを行うヘッド素子部と、そのヘッド素子部がその面上に形成されているスライダとを備えている。ヘッド素子部は、磁気ディスク101への記憶データに応じて電気信号を磁界に変換する記録素子及び/又は磁気ディスク101からの磁界を電気信号に変換する再生素子を有する
アクチュエータ106は、ヘッド・スライダ105を保持、移動する。アクチュエータ106は回動軸107に回動自在に保持されており、駆動機構としてのVCM(ボイス・コイル・モータ)109によって駆動される。アクチュエータ106は、ヘッド・スライダ105が配置された長手方向におけるその先端部から、サスペンション110、アーム111、コイル・サポート112及びフラットコイル113の順で結合された各構成部材を備えている。VCM109は、フラットコイル113、上側ステータ・マグネット保持板114に固定されたステータ・マグネット(不図示)、及び下側ステータ・マグネット(不図示)から構成されている。
磁気ディスク101は、ベース102に固定されたスピンドル・モータ(SPM)103に保持され、SPM103により所定の速度で回転される。磁気ディスク101からのデータの読み取り/書き込みのため、アクチュエータ106は回転している磁気ディスク101表面のデータ領域上空にヘッド・スライダ105を移動する。磁気ディスク101に対向するスライダのABS(Air Bearing Surface)面と回転している磁気ディスク101との間の空気の粘性による圧力が、サスペンション110によって磁気ディスク101方向に加えられる圧力とバランスすることによって、ヘッド・スライダ105は磁気ディスク101上を一定のギャップを置いて浮上する。
磁気ディスク101の回転が停止する等のときには、アクチュエータ106はヘッド・スライダ105をデータ領域からランプ115に退避させる。尚、ヘッド・スライダ105がデータ書き込み/読み出し処理を行わない場合に、磁気ディスク101の内周に配置されているゾーンに退避するCSS(Contact Start and Stop)方式に、本発明を適用することも可能である。また、上記の説明では、簡単のために磁気ディスク101が一枚構成で、片面記憶のハードディスク・ドライブを説明しているが、HDD100は、1もしくは複数枚の両面記憶磁気ディスクを備えることができる。
典型的なHDD100の製造は、まず、ヘッド・スライダ105を製造する。また、ヘッド・スライダ105とは別に、サスペンション110を製造する。ヘッド・スライダ105をサスペンション110に固着してヘッド・ジンバル・アセンブリ(HGA)を製造する。その後、HGAにアーム111及びVCMコイルを固定して、アクチュエータ106とヘッド・スライダ105とのアセンブリであるヘッド・スタック・アセンブリ(HSA)を製造する。製造されたHSAの他、SPM103、磁気ディスク101などをベース102内に実装して、トップ・カバーでベース102内空間を密封することによってヘッド・ディスク・アセンブリ(HDA)が完成する。このHDAに制御回路が実装された回路基板(不図示)を実装することによって、HDD100が完成する。
この様に組み立てられたHDD100は、設計段階、あるいは製造段階における抜き取りテストなどにおいて、減圧空間内に設置され、専用の試験コンピュータに接続された上で、出荷前の動作試験や各種パラメータの設定、調整などが施される。図2は、本実施形態に係る試験チャンバ装置200の外観及び内部に形成された空間の一部を模式的に示す斜視図である。
図2においては、試験チャンバ装置200の一部を透過させて示している。図2に示すように、本実施形態に係る試験チャンバ装置200は、外壁201によって囲まれ、そのなかに複数の部屋を有している。一つは、被試験装置としてのHDD1を設置する空間202である。空間202は、減圧状態に維持されるため、以下において、これを減圧空間202と呼ぶ。気圧のレベルは設計によって変化する。減圧空間202の入り口は開閉扉203cによって閉じられている。図2の例においては、4つの開閉扉203a−dが例示されている。
試験者は、開閉扉203cを開けて減圧空間202内にHDD100を設置し、開閉扉203cを閉じた状態で減圧空間202を減圧状態に維持する。減圧空間202の奥、開閉扉203cの反対側には、減圧空間202と異なる部屋である空間204が存在する。空間204は、HDD100の試験を行う試験装置の一例である試験コンピュータを収容する。なお、図2は、開閉扉203cに対応した減圧空間202と空間204とを明示しているが、試験チャンバ装置200は、他の開閉扉203a、203b、203dに対応した減圧空間202と空間204とをもちろん有している。
図3は、減圧空間202と空間204のそれぞれに、HDD100a、100bと、試験コンピュータ300a、300bとを設置した状態を示す断面図である。減圧空間202は、ポンプ(不図示)を使用して減圧状態に維持される。開閉扉203cは閉じており、減圧空間202の密閉性を維持する。図3の例においては、減圧空間202は二つのHDD100a、100bを収容し、空間204が二台の試験コンピュータ300a、300bを収容している。試験コンピュータ300a、300bは、試験チャンバ装置200外部のホスト・コンピュータ(不図示)に接続されており、試験コンピュータ300a、300bは、ホスト・コンピュータからの指示に従ってHDD100a、100bの試験を開始すると共に、その試験結果をホスト・コンピュータに報告する。なお、図2では、減圧空間202に2台のHDDを収容した場合を示しているが、2台に制限するものではなく、2台で1組と考え複数の組を収容することができる。
試験コンピュータ300aが回路的に接続されたHDD100aの試験を行い、試験コンピュータ300bがHDD100bの試験を行う。回路的接続とは、配線や端子あるいは他の回路を介して接続され、回路上の信号を授受できる状態で接続されていることをいう。試験コンピュータ300a、300bは、それぞれ、プロセッサが実装されたIC312a、312bと、IC312a、312bが実装されたCPU基板311a、311bとを有している。さらに、HDD100a、HDD100bとの間の信号を生成するインターフェース基板231a、インターフェース基板231bとを有している。図3に示すように、試験コンピュータ300aとHDD100aの構成及び接続構成は、試験コンピュータ300bとHDD100bと同様である。従って、以下においては、試験コンピュータ300aとHDD100aについて説明を行い、試験コンピュータ300bとHDD100bについての説明を省略する。
減圧空間202と空間204とは、コネクト基板205によって仕切られている。コネクト基板205は、端子、配線及びコネクタを有しており、電源のほか、試験コンピュータ300aとHDD100aとの間の信号を伝送する。コネクト基板205は、減圧空間202と空間204とを画定する内壁208に固定されている。内壁208には開口207が形成されている。開口207よりも大きいコネクト基板205が、その開口207を塞いでいる。従って、コネクト基板205が減圧空間202の一部を画定する壁となる。減圧空間202の気密性を維持するため、コネクト基板205はガスケット206を介して内壁208に固定されている。
典型的には、ガスケット206は、シリコーン・ゴムなどの樹脂性部材である。ガスケット206は、内壁208とコネクト基板205との間で挟持され、シーリング部材として減圧空間202を封止する。図3の例においては、コネクト基板205は空間204内に設置され、内壁208の空間204側の面に固定されているが、減圧空間202側の面にコネクト基板205を固定してももちろんよい。
コネクト基板205はネジ251a、251bによって内壁208に着脱可能に固定されている。ネジを着脱することによって、コネクト基板205を容易に交換することができる。異なるHDD100によって対応したコネクト基板205に交換し、あるいは、コネクト基板205が故障した場合などに容易に交換することができる。
HDD100aは、相互接続基板としてのアダプタ基板211aを介して、コネクト基板205に接続されている。従って、HDD100aは、アダプタ基板211aに回路的にも接続されている。HDD100aは、コネクタ212aによって、アダプタ基板211aに物理的かつ電気的に接続されている。コネクタ212aを使用することで、アダプタ基板211aに対するHDD100aの着脱を容易に行うことができる。コネクタ212aは、電源の他、試験において伝送される高速信号であるデータ、あるいはHDD100aが動作していることを示す低速な信号などを伝送する。
なお、コネクタは、通常、オスコネクタとメスコネクタの二つの部品から構成され、その一方が接続される一方の装置に、他方が接続される他方の装置に固定されている。本明細書においては、コネクタは、オスコネクタもしくはメスコネクタの一方のみ、あるいはその双方から構成されるアセンブリとしてのコネクタの全てを含む概念である。
コネクタ212aの反対側において、アダプタ基板211aはコネクタ213aを介して、コネクト基板205に接続されている。アダプタ基板211aは、コネクト基板205の減圧空間202に露出している面に固定されており、その面に垂直に立設し、延在している。本例において、コネクタ213aは、コネクト基板205の減圧空間202に露出している面に形成された端子を含み、アダプタ基板211aを物理的かつ電気的にコネクト基板205に接続している。従って、アダプタ基板211aは、コネクト基板205に回路的にも接続されている。
本形態の試験チャンバ装置200は、コネクト基板205とアダプタ基板211aとを接続するケーブル221aを有している。ケーブル221aは、コネクト基板205の減圧空間202に露出している面に接続部223aにおいて接続されている。接続部223aにおいて、ケーブル221aは、コネクト基板205の端子に半田付けによって電気的かつ物理的に接続されている。また、ケーブル221aのコネクト基板205への物理的接続を強固にするため、接続部223aはエポキシなどの樹脂材料によって固定されている。
ケーブル221aの接続部223aと反対側の端部は、コネクタ222aによって、アダプタ基板211aに物理的かつ電気的に接続されている。このように、アダプタ基板211aはコネクタ222aによってケーブル221aと接続され、また、コネクタ213によってコネクト基板205に接続されている。これによって、試験を行うHDD100に従ってアダプタ基板211aを容易に交換することができ、あるいは、故障した場合などに容易に対応することができる。
ケーブル221aは、インターフェース基板231aとHDD100aとの間の高速(高周波)信号を伝送する。具体的には、HDD100aの入出力データを伝送する。ケーブル221aを使用することによって、基板内の配線で伝送する場合に比較して、信号品質の劣化を抑制することができる。また、ケーブル221aは、コネクト基板205に半田によって接続されており、コネクタを使用していない。コネクタは信号品質を劣化させやすいため、交換の必要性が低いケーブル221aをコネクト基板205に半田接続することで信号品質の劣化を抑制することができる。
一方、アダプタ基板211a上に形成されている配線は、電源やHDD100aが動作していることを示す信号など、HDD100aのリード/ライトにおける実際の入出力データと異なる低速信号を伝送する。これによって、インターフェースに応じた規格品としてのケーブル221aを使用することができる。また、上述のような低速な信号は信号劣化の恐れがないため、問題となることもない。
試験コンピュータ300aは、相互接続基板としてのインターフェース基板231aを介して、コネクト基板205に接続されている。CPU基板311aは、コネクタ233aによって、インターフェース基板231aに物理的かつ電気的に接続されている。従って、CPU基板311aは、インターフェース基板231aに回路的にも接続されている。コネクタ233aを使用することで、インターフェース基板231aに対するCPU基板311aの着脱を容易に行うことができる。コネクタ233aは、試験において伝送される高速信号であるデータ、あるいはHDD100aが動作していることを示す低速な信号などを伝送する。
コネクタ233aの反対側において、インターフェース基板231aはコネクタ232aを介して、コネクト基板205に接続されている。インターフェース基板231aは、コネクト基板205の空間204に露出している面に固定されており、その面に略垂直に立設し、延在している。本例において、コネクタ232aは、コネクト基板205の空間204に露出している面に形成された端子を含み、インターフェース基板231aを物理的かつ電気的にコネクト基板205に接続している。従って、インターフェース基板231aは、コネクト基板205に回路的にも接続されている。
本形態の試験チャンバ装置200は、コネクト基板205とインターフェース基板231aとを接続するケーブル241aを有している。ケーブル241aは、コネクト基板205の減圧空間202に露出している面に接続部242aにおいて接続されている。接続部242aにおいて、ケーブル241aは、コネクト基板205の端子に半田付けによって電気的かつ物理的に接続されている。また、ケーブル241aのコネクト基板205への物理的接続を強固にするため、接続部242aはエポキシなどの樹脂材料によって固定されている。
ケーブル241aの接続部242aと反対側の端部は、コネクタ243aによって、インターフェース基板231aに物理的かつ電気的に接続されている。このように、インターフェース基板231aはコネクタ243aによってケーブル241aと接続され、また、コネクタ232aによってコネクト基板205に接続されている。これによって、試験を行うHDD100aに従ってインターフェース基板231aを容易に交換することができ、あるいは、故障した場合などに容易に対応することができる。
ケーブル241aは、インターフェース基板231aとHDD100aとの間の高速(高周波)信号を伝送する。具体的には、HDD100aの入出力データを伝送する。ケーブル241aを使用することによって、基板内の配線で伝送する場合に比較して、信号品質の劣化を抑制することができる。また、ケーブル241aは、コネクト基板205に半田によって接続されており、コネクタによる信号品質の劣化を抑制することができる。一方、インターフェース基板231a上に形成されているコネクタ232aからの配線は、HDD100aのリード/ライトにおける実際の入出力データと異なる低速信号を伝送する。
図4は、減圧空間202側から見たコネクト基板205の設置状態を模式的に示す斜視図である。図4は、内壁208を透過してコネクト基板205を示している。また、図4は、コネクト基板205には、アダプタ基板211a、211b及びケーブル221a、211bが接続されていない状態を示している。矩形状のコネクト基板205は、内壁208に4つのネジ251a−251dによって固定されている。ネジの数は、コネクト基板205を確実に固定できるように設計によって決められる。例えば、1つのネジのみでコネクト基板205を固定すること、あるいは、5以上のネジを使用してもよい。内壁208には、矩形状の開口207が形成されている。
コネクト基板205の内壁208に対向する面の面積は、開口207よりも大きく、コネクト基板205は開口207と完全に重なりそれを塞ぐように配置されている。コネクト基板205と内壁208との間には矩形リング状のガスケット206が設置されている。ガスケット206は、ガスケット206の径は開口207の径よりも大きく、ガスケット206は開口207の周囲を囲んでいる。ガスケット206は、コネクト基板205と内壁208との間において押圧された状態にあり、コネクト基板205と内壁208との間の空隙を塞ぎ、開口207を介して減圧空間202に空間204から空気が流入することを防止する。なお、開口207、ガスケット206そしてコネクト基板205の外形は、設計によって適切なものが選択される。例えば、内壁208がコネクタ213aとコネクタ213bとの間を延びる部分を有し、その部分とコネクト基板205とをネジで固定してもよい。
図5は、図4に示したコネクト基板205に、アダプタ基板211bが接続された状態を模式的に示している。コネクト基板205とアダプタ基板211bとを接続する2本のケーブル221b、221cが存在する。ケーブル221b、221cの構造は、上述の221aの構造と同様である。HDD100のインターフェースには、ATA、SCSIなどの種々のプロトコル知られており、図5は二つのポートを有するSASの例を示している。
上述のように、ケーブル221b、221cの信号伝送によって、信号品質の劣化を抑制することが重要である。そのためには、信号を伝送するアダプタ基板211b上の配線長を短くすることが好ましい。従って、ケーブル221b、221cの各コネクタ222b、222cは、アダプタ基板211bとHDD100bとを接続するコネクタ212bの近傍にあることが好ましい。
具体的には、図5の点線及び矢印で示すように、アダプタ基板211bのコネクト基板205側の端からコネクタ212b側の端への方向において、アダプタ基板211bの中央よりもコネクタ212bに近い位置において、ケーブル221b、221cを接続することが好ましい。さらに好ましくは、アダプタ基板211bのコネクタ212b側の端から、上記方向におけるアダプタ基板211bの1/3よりも近い位置において、ケーブル221b、221cの各コネクタ222b、222cを接続する。
なお、二つのケーブル221b、221cの内の一方のみを上述の条件で接続しても相応の効果を得ることができるが、好ましくは双方のケーブル221b、221cを上述の条件で接続する。また、インターフェース基板231a、231bとケーブル241a、241bとの接続についても、信号品質の低下を抑制するため、上述のような基板上の配線が短くなる条件に従うことが好ましい。
以上、本発明を好ましい実施形態を例として説明したが、本発明が上記の実施形態に限定されるものではない。当業者であれば、上記の実施形態の各要素を、本発明の範囲において容易に変更、追加、変換することが可能である。例えば、本発明の試験チャンバ装置はHDDの減圧状態における試験に特に有用であるが、他の装置の試験に使用することができる。上述の例は、アダプタ基板及びインターフェース基板をコネクト基板に直接に接続するが、アダプタ基板及びインターフェース基板とコネクト基板との間に他のインターポーザ基板を挿入してもよい。この場合、アダプタ基板あるいはインターフェース基板は、コネクト基板に物理的には直接接続されていないが、回路的に接続されている。また、ケーブルを各インターポーザ基板に接続し、インターポーザ基板とアダプタ基板、あるいはインターポーザ基板とインターフェース基板とはコネクタによって接続してもよい。
本実施形態に係る試験チャンバ装置の全体構成及びその内部空間の一部を模式的に示す斜視図である。 本実施形態に係る被試験装置としてのHDDの内部構成を模式的に示す平面図である。 本実施形態に係る試験チャンバ装置内に、被試験装置としてのHDDと試験用コンピュータが設置された状態を模式的に示す断面図である。 本実施形態おいて、減圧空間側から見たコネクト基板の設置状態を模式的に示す斜視図である。 本実施形態おいて、減圧空間側から見たコネクト基板の設置状態及びアダプタ基板の接続状態を模式的に示す斜視図である。
符号の説明
100a、100b HDD、101 磁気ディスク、102 ベース、103 SPM
105 ヘッド・スライダ、106 アクチュエータ、107 回動軸、109 VCM
110 サスペンション、111 アーム、112 コイル・サポート
113 フラットコイル、114 上側ステータ・マグネット保持板、115 ランプ
200 試験チャンバ装置、201 外壁、202 減圧空間
203a−203d 開閉扉、205 コネクト基板、206 ガスケット
207 開口、208 内壁、211a、211b アダプタ基板
212a、222b コネクタ、213a、222b コネクタ
221a−221c ケーブル、223a、223b 接続部
222a−222c コネクタ、231a、231b インターフェース基板
233a、233b コネクタ、232a、232b コネクタ
241a、241b ケーブル、242a、242b 接続部
243a、243b コネクタ、251a−251d ネジ
300a、300b 試験コンピュータ、312a、312b IC
311a、311b CPU基板

Claims (8)

  1. 試験装置によって試験される被試験装置が設置される減圧空間と、
    前記減圧空間を画定する壁の一部として固定された基板と、
    前記基板の前記減圧空間に露出した面上に形成され、前記試験装置と前記被試験装置との間の信号を伝送する端子と、
    前記減圧空間に露出した面の反対面上に形成され、前記試験装置と前記被試験装置との間の信号を伝送する端子と、
    を有する試験チャンバ装置。
  2. 前記基板は、前記減圧空間を画定する壁に形成され前記基板よりも小さい開口を塞ぐように、前記減圧空間を画定する壁にシーリング部材を介して着脱可能に固定されている、
    請求項1に記載の試験チャンバ装置。
  3. 前記基板の前記減圧空間に露出した面上の端子に回路的に接続され、前記被試験装置に物理的かつ電気的に接続されるコネクタを有する、着脱可能な相互接続基板をさらに有する、
    請求項1に記載の試験チャンバ装置。
  4. 前記基板の前記反対面上の端子に回路的に接続され、前記試験装置に物理的かつ電気的に接続されるコネクタを有する、着脱可能な第2の相互接続基板をさらに有する、
    請求項3に記載の試験チャンバ装置。
  5. 前記基板の前記減圧空間に露出した面上の端子に物理的かつ電気的に接続され、前記被試験装置に回路的に接続されるケーブルを、さらに有する、
    請求項1に記載の試験チャンバ装置。
  6. 前記ケーブルは、その一端が前記基板に半田によって電気的かつ物理的に接続され、その他端にコネクタを有している、
    請求項5に記載の試験チャンバ装置。
  7. 前記基板に回路的に接続され、前記被試験装置と電気的かつ物理的にコネクタによって接続される相互接続基板をさらに有し、
    前記ケーブルは、前記相互接続基板にコネクタによって電気的かつ物理的に接続され、前記基板に半田によって電気的かつ物理的に接続されている、
    請求項5に記載の試験チャンバ装置。
  8. 前記ケーブルのコネクタは、前記相互接続基板上において、その中央よりも前記被試験装置に電気的かつ物理的に接続されるコネクタに近い位置に接続される、
    請求項7に記載の試験チャンバ装置。
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