[go: up one dir, main page]

JP2008164398A - pH測定装置 - Google Patents

pH測定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008164398A
JP2008164398A JP2006353448A JP2006353448A JP2008164398A JP 2008164398 A JP2008164398 A JP 2008164398A JP 2006353448 A JP2006353448 A JP 2006353448A JP 2006353448 A JP2006353448 A JP 2006353448A JP 2008164398 A JP2008164398 A JP 2008164398A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cell
measurement
solution
test
standard solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006353448A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Iwamoto
恵和 岩本
Takeshi Mori
健 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Horiba Ltd
Original Assignee
Horiba Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Horiba Ltd filed Critical Horiba Ltd
Priority to JP2006353448A priority Critical patent/JP2008164398A/ja
Publication of JP2008164398A publication Critical patent/JP2008164398A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Abstract

【課題】入れ替える被検液の温度差の影響や、塩橋からの塩化カリウム溶液のリークによる影響を防止して、被検液のpH値を精度良く求めることができるpH測定装置を提供する。
【解決手段】pH標準液収容セル11と被検液収容セル21との熱容量を等しく構成するとともに、一次側連絡部12と二次側連絡部22との熱容量を等しく構成し、一次側測定電極4a、4bで測定した2つの一次側測定用セル11b、11c間の電位差を、被検液QのpH値の補正に用いるようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、被検液の正確なpH値を測定する装置、特に計量法・JISなどの規定による公的な調整法に準拠し調整された二次標準液のpH値を高精度に測定するpH測定装置に関するものである。
ガラス電極法によるpH測定は、水素電極法によるpH測定に比べ操作が簡便で、比較的精度や再現性が良いため、各種分野で広く実施されている。このガラス電極法によるpH測定は、ビーカー測定や流通型セルを用いた測定方法により行うのが一般的である。しかしながら、例えばビーカー測定では、比較電極とpH電極とを1つのビーカー内の被検液に浸漬させた状態で測定を行うため、(a)比較電極の内部液(塩化カリウム溶液)のリークにより、被検液自体のpH値が変動する、(b)攪拌などにより、被検液中に大気中の炭酸ガスが溶解し、被検液自体のpH値が変動する、(c)比較電極の基準電位が、被検液の攪拌や流動影響により電位変化が生じる、といった問題点を有している。このため、一次標準液(国が純度決定した試薬を溶解して一定濃度の水溶液としたものであり、この水溶液で示される電位がpH値の基準となる)のpH値や、二次標準液(一次標準液のpH値と同一のpH値を示すように事業者などにより調整されたもの)のpH値のように、1/1,000pH程度の高い測定精度を少なくとも要求されるpH測定を行うことが困難である。この問題は、流動型セル方法でも同様に生じる。
そこで、従来のガラス電極法によるpH測定装置は、比較電極槽と被検液槽とを別々に構成するとともに、各槽内の液を電気的に接続する塩橋に、被検液と同一組成の液を使用するようにしている。これにより、比較電極の基準電位が、被検液の攪拌や流動影響により変化することを防止するとともに、比較電極の内部液が被検液中にリークすることを防止している。また、蓋部により被検液を外気から完全に遮断することで、大気中の炭酸ガスの溶解によるpH変化を防止するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
実開昭61−30853号公報
しかしながら、上述した従来のpH測定装置で、一次標準液のpH値と二次標準液のpH値との両方を測定したり、複数の二次標準液のpH値を測定したりする場合には、被検液槽及び塩橋に用いる液を入れ替えなければならない。そして、入れ替え前後で液に温度差があると、温度特性(例えば温度により起電力が変化する)を有する測定電極は、その温度変化によってpH値に誤差を生じさせるため、高精度な測定が行うことができない。
そこで、塩橋に用いる液については、交換しなくて済むように塩化カリウム溶液とし、被検液のみを交換するようにして、入れ替え前後で被検液に温度差がある場合には、温度差がなくなるまで待ってから測定すれば良いようにも思われる。しかし、温度差が無くなるまでの時間が長くなると、塩橋から拡散する塩化カリウム溶液の量が増え、被検液のpH値が変動して、高精度な測定結果を得られなくなる。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、主たる目的は、入れ替える被検液の温度差の影響や、塩橋からの塩化カリウム溶液のリークによる影響を防止して、被検液のpH値を精度良く求めることができるpH測定装置を提供することにある。
すなわち本発明に係るpH測定装置は、pH標準液を収容する3つのpH標準液収容セルと、隣り合うpH標準液収容セル間に設けられ、各pH標準液収容セル内に収容するpH標準液を連絡させる2つの一次側連絡部と、被検液を収容する2つの被検液収容セルと、
これら2つの被検液収容セル間に設けられ、各被検液収容セル内に収容する被検液を連絡させる二次側連絡部と、電解質溶液を収容する電解質溶液収容セルと、前記電解質溶液収容セル内の電解質溶液と、前記pH標準液収容セルのうち一次側塩橋用セルとして用いるセル内のpH標準液、及び、前記被検液収容セルのうち二次側塩橋用セルとして用いるセル内の被検液とをそれぞれ電気的に接続する一次側塩橋及び二次側塩橋と、前記pH標準液収容セルのうち一次側測定用セルとして用いる2つのセル内のpH標準液にそれぞれ浸漬させて、前記pH標準液のpH値を求めるための電位を測定する測定電極と、前記電解質溶液に浸漬させ前記測定電極に基準電位を与える比較電極と、を具備し、前記pH標準液収容セルと前記被検液収容セルとの熱容量を等しく構成するとともに、前記一次側連絡部と前記二次側連絡部との熱容量を等しく構成し、前記測定電極で測定した2つの一次側測定用セル間の電位差を、前記被検液のpH値の補正に用いていることを特徴とする。
ここで、pH標準液収容セルと前記被検液収容セルとの熱容量を等しく構成するには、例えば、各セルの形状及び材質を同一にすることで実現できる。また、pH標準液のpH値や被検液のpH値が、空気中の炭酸ガスなどの影響を受けて変化することを防止するために、pH標準液収容セルや被検液収容セルは、密閉式のものとすることが望ましい。
このようなものであれば、二次側では、二次側塩橋用セルと二次側測定用セルとの間を二次側連絡部により接続しているため、二次側塩橋用セル内にリークした電解質溶液が、二次側測定用セルにさらにリークすることを防止できるようになる。このため、交換後の被検液と交換前の被検液との間に温度差があり、その温度差が無くなるのに時間がかかっても、二次側塩橋用セル内に流出した電解質溶液によって、二次側測定用セル内の被検液のpH値が変動することを、好適に防止できるようになる。
一次側では、一次側塩橋用セルと一次側測定用セルの一方(以下、塩橋側とする)との間を一次側連絡部により接続しているため、二次側の場合と同様に、一次側塩橋用セル内に流出する電解質溶液によって、塩橋側の一次側測定用セル内のpH標準液のpH値が変動することを、好適に防止できるようになる。
このように被検液を交換するときに、交換前後の被検液間に温度差があっても、一次側及び二次側でそれぞれ測定するpH標準液及び被検液のpH値が変動することを、好適に防止できるようになるので、被検液の高精度なpH測定が可能になる。
次に、温度差が無くなるのに時間がかかる等の理由で、二次側測定用セルに電解質溶液がリークした場合について考えると、この場合、塩橋側の一次側測定用セルと二次側測定用セルとの熱容量を等しく構成するとともに、一次側連絡部と二次側連絡部との熱容量を等しく構成しているため、塩橋側の一次側測定用セルにも、同様に、電解質溶液がリークする。このとき、二次側測定用セルで生じる被検液のpH値の変化量と、塩橋側の一次側測定用セルで生じるpH標準液のpH値の変化量とは、形状等を同一にしていることにより等しくなる。
そして、このようなリークが、塩橋側の一次側測定用セルにあっても、塩橋側の一次側測定用セルと一次側測定用セルの他方(以下、反塩橋側とする)とを、一次側連絡部により接続しているため、塩橋側の一次側測定用セル内にリークした電解質溶液が、反塩橋側の一次側測定用セルにさらにリークすることを、防止できるようになる。これより、反塩橋側の一次側測定用セルで測定するpH標準液のpH値を、塩橋側の一次側測定用セルで測定するpH標準液のpH値よりも、信頼性の高い値として扱うことができるようになる。
その結果、測定電極で測定した2つの一次側測定用セル間の電位差を、被検液のpH値の補正に用いることにより、被検液のpH値を高精度に得られるようになる。
本発明の望ましい態様としては、2つの測定電極のうち、一次側塩橋用セルと隣り合う一次側測定用セルに浸漬させる一次側測定電極が、その一次側測定用セルから前記被検液収容セルのうち二次側測定用セルとして用いるセルに移動して、前記被検液のpH値を求めるための電位を測定する二次側測定電極としても用いる移動型のものが挙げられる。
このようなものであれば、一次側測定電極と二次側測定電極との校正ミスにより測定誤差が発生することを防止することができるとともに、それらの校正の手間が省ける上、測定電極の数が2本で済むので装置全体のコストダウンを図れる。
一般的に測定電極の液絡部は、該測定電極の下端側に設けられていることが多い。そこで、前記一次側連絡部を、前記pH標準液収容セルに収容させたpH標準液の液面直下に設ければ、一次側測定電極の液絡部と一次側連絡部との距離を稼いで、一次側測定電極について、電解質溶液のリークの影響を受け難くすることができる。同様に、二次側測定電極における電解質溶液のリークの影響を受け難くするには、前記二次側連絡部を、前記被検液収容セルに収容させた被検液の液面直下に設けていることが望ましい。
以上説明したように本発明のpH測定装置によれば、入れ替える被検液の温度差の影響や、塩橋からの電解質溶液のリークによる影響を防止しながら、pH標準液のpH値に基づいて被検液のpH値を精度良く求めることができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
本実施形態に係るpH測定装置Aは、図1、図2に示すように、3つのpH標準液収容セル11a、11b、11cと、2つの一次側連絡部12a、12bと、2つの被検液収容セル21a、21bと、二次側連絡部22と、電解質溶液収容セル3と、一次側塩橋13及び二次側塩橋23と、2つの測定電極4a、4bと、比較電極5と、恒温槽6と、pH値算出手段7と、を具備して成るものである。本実施形態では、pH標準液収容セル11a〜11cに収容するpH標準液Pとして一次標準液、具体的には「国が純度決定した試薬を溶解して一定濃度の水溶液としたものであり、この水溶液で示される電位がpH値の基準となるもの」を用いる一方、被検液収容セル21a、21bに収容する被検液Qとして、二次標準液、具体的には「一次標準液のpH値と同一のpH値を示すように事業者などにより調整されたもの」を用いることで、一次標準液のpH値に基づいて、二次標準液のpH値を精度良く求められるようにしている。なお、作図の都合上、図1では、各連絡部12a、12b、22、各塩橋13、23等を適宜省略している。以下、各部を具体的に説明する。
pH標準液収容セル11a、11b、11c(以下、pH標準液収容セル11と総称する場合もある)は、内部に収容する液に侵されない材質(例えばガラス)で形成した有底円筒形状を成すものであって、一次標準液をpH標準液Pとして内部に収容するようにしている。そして、本実施形態では、これら3つのpH標準液収容セル11のうち、1つのセル11aを、一次側塩橋用セルとして用い、他の2つのセル11b、11cを一次側測定用セルとして用いるようにしている。加えて、本実施形態では、該pH標準液収容セル11の開口に蓋部(図示せず)を設け、内部に不活性ガス(例えばNガスなど)を充填して密閉できるようにしている。さらに、各pH標準液収容セル11に収容するpH標準液Pの容量を、それぞれ20mlとしているが、実施態様に応じて適宜変更可能である。
一次側連絡部12a、12b(以下、一次側連絡部12と総称する場合もある)は、内部に収容する液に侵されない材質(例えば、ガラス)で形成した円筒形状を成すものであって、隣り合うpH標準液収容セル11間に設けられ、各pH標準液収容セル11内に収容するpH標準液Pを連絡させるものである。本実施形態では、この一次側連絡部12を、pH標準液収容セル11に収容させたpH標準液Pの液面直下に設けている(図示せず)。
被検液収容セル21a、21b(以下、被検液収容セル21と総称する場合もある)は、内部に収容する液に侵されない材質で形成した有底円筒形状を成すものであって、二次標準液を被検液Qとして内部に収容するようにしている。そして、本実施形態では、これら3つの被検液収容セル21のうち、1つのセル21aを、二次側塩橋用セルとして用い、他のセル21bを二次側測定用セルとして用いるようにしている。また、本実施形態では、該被検液収容セル21のセル形状及び材質をpH標準液収容セル11のものと同一とすることで、該被検液収容セル21の熱容量とpH標準液収容セル11の熱容量とを等しくさせている。加えて、本実施形態では、pH標準液収容セル11と同様、該被検液収容セル21の開口に蓋部(図示せず)を設け、内部に不活性ガス(例えばNガスなど)を充填して密閉できるようにしている。さらに、各被検液収容セル21に収容する被検液Qの容量を、それぞれ20mlとしているが、実施態様に応じて適宜変更可能である。
二次側連絡部22は、内部に収容する液に侵されない材質で形成した円筒形状を成すものであって、2つの被検液収容セル21間に設けられ、各被検液収容セル21内に収容する被検液Qを連絡させるものである。そして、本実施形態では、この二次側連絡部22の形状及び材質を一次側連絡部12のものと同一とすることで、二次側連絡部22の熱容量と一次側連絡部12の熱容量とを等しくさせている。加えて、本実施形態では、この二次側連絡部22を、前記被検液収容セル21に収容させた被検液Qの液面直下に設けている(図示せず)。
電解質溶液収容セル3は、内部に収容する液に侵されない材質(例えばガラス)で形成した有底円筒形状を成すものであって、電解質溶液Rを、内部液として収容するものである。本実施形態では、電解質溶液Rとして塩化カリウム溶液を用いているが、これに限られるものではなく、「陽イオンと陰イオンの移動度が略等しい組み合わせに係る塩の濃厚溶液」を用いることができる。加えて、本実施形態では、pH標準液収容セル11等と同様、該電解質溶液収容セル3の開口に蓋部を設け、内部に不活性ガス(例えばNガスなど)を充填して密閉できるようにしている。
一次側塩橋13は、内部に収容する電解質溶液Rに侵されない材質(例えばガラス)で形成した逆U字状を成すものであって、前記電解質溶液収容セル3内の電解質溶液Rと、一次側塩橋用セル11a内のpH標準液Pとを電気的に接続するものである。
二次側塩橋23は、内部に収容する電解質溶液Rに侵されない材質(例えばガラス)で形成した逆U字状を成すものであって、前記電解質溶液収容セル3内の電解質溶液Rと、二次側塩橋用セル21a内の被検液Qとを電気的に接続するものである。そして、本実施形態では、この二次側塩橋23の形状及び材質を一次側塩橋13のものと同一とすることで、該二次側塩橋23の熱容量と一次側塩橋13の熱容量とを等しくさせている。
測定電極4a、4b(以下、測定電極4と総称する場合もある)は、図示しない、pH応答性の電極膜、それを支えている高絶縁の支持管、ガラス電極内部液(本実施形態では塩化カリウム溶液を使用)、内部電極(本実施形態では塩化銀を使用)、リード線およびガラス電極端子などから構成されるものである。本実施形態では、測定電極4a、4bを、ともに一次側測定電極として用いるようにしている。具体的には、測定電極4a、4bを、一次側測定用セル11b、11c内のpH標準液Pにそれぞれ同時に浸漬させて、前記pH標準液PのpH値を求めるための電位を測定するのに用いる。そして、2つの測定電極4a、4bのうち測定電極4aは、二次側測定電極としても用いるようにしている。具体的には、測定電極4aは、pH標準液PのpH値を求めるための電位を測定したのち、直ぐに移動して、二次側測定用セル21b内の被検液Qに浸漬させて、前記被検液QのpH値を求めるための電位を測定するのに用いる。
比較電極5は、図示しない、液絡部、内部液、補充口、比較電極支持管、比較電極内部液(本実施形態では塩化カリウム溶液を使用)、内部電極(本実施形態では塩化銀)、及び電極リード線などから構成されるものである。本実施形態では、当該比較電極5を電解質溶液収容セル3内の電解質溶液Rに浸漬させて、各測定電極4に基準電位を与えるようにしている。そしてこの比較電極5は、液入れ替え時の拡散電位の安定性を確保するために、電解質溶液収容セル3内の電解質溶液Rに浸漬させたままとし、pH標準液Pや被検液Qに置換させない構成としている。
恒温槽6は、3つのpH標準液収容セル11、2つの一次側連絡部12、及び、電解質溶液収容セル3のほぼ全体を、槽内のヒータ(図示せず)及び温度センサTで温調された恒温水61に浸漬させた状態で保持することで、各セル11、12、3に収容する各液P、Q、Rの温度を、所定の温度に保つことができるようにしたものである。
pH値算出手段7は、詳細は図示しないが、測定電極4a、4bと比較電極5とにそれぞれ接続され1/1000pH以下の分解能を有するpH計71と、図示しないメモリ721及び算出部722などを備えた情報処理装置72等とから構成されるものである。このうち算出部722は、測定電極4a、4bと比較電極5とを用いて測定したpH標準液Pと被検液Qとの電位差から被検液QのpH値を算出するものである。そして、本実施形態では、pH標準液収容セル11に収容するpH標準液Pをそれぞれ測定したときのそれらの電位差を、被検液QのpH値の補正に用いるようにしている。
以上のように構成されるpH測定装置Aを用いて、被検液QのpH値を測定する方法を説明する。
(1)pH標準液の測定
まず、図3に示すように、測定電極4a、4bを、一次側測定用セル11b、11c内のpH標準液Pにそれぞれ同時に浸漬させるとともに、比較電極5を、電解質溶液収容セル3内の電解質溶液Rに浸漬させる。そして、pH計71により、比較電極5に対する測定電極4a、4bの電位をそれぞれ測定して、これら測定電極4a、4bでそれぞれ測定したpH標準液Pの電位の値(それぞれE1、E2とする)をメモリ721に一時記憶させる。
(2)被検液の測定
次に、図4に示すように、測定電極4aをpH標準液収容セル11から抜き出して、二次側測定用セル21b内の被検液Qに浸漬させる。そして、pH計71により、比較電極5に対する測定電極4aの電位を測定して、測定電極4aで測定した被検液Qの電位の値(E3とする)をメモリ721に一時記憶させる。
(3)被検液のpH値の算出
そして、メモリ721に一時記憶しているpH標準液Pの電位の値と、被検液Qの電位の値とに基づいて、pH値算出手段7の算出部722が被検液QのpH値を算出する。このとき、測定電極4a、4bでそれぞれ測定したpH標準液Pの電位の値同士を比較し、等しくない場合には、これらの値の差分を被検液QのpH値の補正に用いる。
具体的には、例えば、電解質溶液収容セル3からの電解質溶液Rの漏れにより、一次側測定用セル11b内のpH標準液P及び二次側測定用セル21b内の被検液Qに等しい電位の変化があったとする。図3、図4に示すように、測定電極4a、4bでそれぞれ測定したpH標準液Pの電位をE1、E2とし、測定電極4aで測定した被検液Qの電位をE3としたとき、図5、図6に示すように、差分△E(=E1−E2)を、E3から減算する補正をすることで、被検液QのpH値を精度良く求めることができる。
(4)他の被検液の測定する場合
他の被検液Qを続けて測定する場合は、被検液収容セル21に収容する被検液Qを交換し、上記(2)(3)の順で交換した被検液Qの測定とそのpH値の算出を行う。
このように構成した本実施形態に係るpH測定装置Aによれば、二次側では、二次側塩橋用セル21aと二次側測定用セル21bとの間を二次側連絡部22により接続しているため、二次側塩橋用セル21a内にリークした電解質溶液Rが、二次側測定用セル21bにさらにリークすることを防止できるようになる。このため、交換後の被検液Qと交換前の被検液Qとの間に温度差があり、その温度差が無くなるのに時間がかかっても、二次側塩橋用セル21a内に流出した電解質溶液Rによって、二次側測定用セル21b内の被検液QのpH値が変動することを、好適に防止できるようになる。
一次側では、一次側塩橋用セル11aと塩橋側の一次側測定用セル11bとの間を一次側連絡部12aにより接続しているため、二次側の場合と同様に、一次側塩橋用セル11a内に流出する電解質溶液Rによって、塩橋側の一次側測定用セル11b内のpH標準液PのpH値が変動することを、好適に防止できるようになる。
このように被検液Qを交換するときに、交換前後の被検液Q間に温度差があっても、一次側及び二次側でそれぞれ測定するpH標準液P及び被検液QのpH値が変動することを、好適に防止できるようになるので、被検液Qの高精度なpH測定が可能になる。
次に、温度差が無くなるのに時間がかかる等の理由で、二次側測定用セル21bに電解質溶液Rがリークした場合について考えると、この場合、塩橋側の一次側測定用セル11bと二次側測定用セル21bとの熱容量を等しく構成するとともに、一次側連絡部12aと二次側連絡部22との熱容量を等しく構成しているため、塩橋側の一次側測定用セル11bにも、同様に、電解質溶液Rがリークする。このとき、二次側測定用セル21bで生じる被検液QのpH値の変化量と、塩橋側の一次側測定用セル11bで生じるpH標準液PのpH値の変化量とは、形状等を同一にしていることにより等しくなる。
そして、このようなリークが、塩橋側の一次側測定用セル11bにあっても、塩橋側の一次側測定用セル11bと反塩橋側の一次側測定用セル11cとを、一次側連絡部12bにより接続しているため、塩橋側の一次側測定用セル11b内にリークした電解質溶液Rが、反塩橋側の一次側測定用セル11cにさらにリークすることを、防止できるようになる。これより、反塩橋側の一次側測定用セル11cで測定するpH標準液PのpH値を、塩橋側の一次側測定用セル11bで測定するpH標準液PのpH値よりも、信頼性の高い値として扱うことができるようになる。
その結果、一次側測定電極で測定した2つの一次側測定用セル11b、11c間の電位差を、被検液QのpH値の補正に用いることにより、被検液QのpH値を高精度に得られるようになる。
加えて、pH標準液収容セル11及び被検液収容セル21は、それぞれ内部に不活性ガスを充填して密閉できるようにしているため、各セルに収容する液が、空気中の炭酸ガスを吸収して、各液のpH値が変動するといった不具合を防止することができる。
すなわち、入れ替える被検液Qの温度差の影響や、塩橋からの塩化カリウム溶液のリークによる影響を防止して、被検液QのpH値を精度良く求めることができるpH測定装置Aを提供することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。
例えば、pH標準液収容セル11及び被検液収容セル21の形状及び材質は、それぞれのセルの熱容量が同一になる場合に限り、適宜変更することができる。また、各セルの個数も適宜変更可能である。一次側連絡部12及び二次側連絡部22の形状及び材質も、それぞれの連絡部の熱容量が同一になる場合に限り、適宜変更することができる。
pH標準液収容セル11に収容するpH標準液は、上述した一次標準液に限られない。被検液収容セル21に収容する被検液Qは、上述した二次標準液に限られない。
図2などに示すように、3つのpH標準液収容セル11、2つの被検液収容セル21、及び電解質溶液収容セル3を平面視した際に、これらが格子状を成すように配列しているが、配置態様は本実施形態に限られるものではない。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明に係る一実施形態であるpH測定装置を示す全体概略図。 同実施形態におけるpH標準液収容セル等の配置態様を示す図。 同実施形態におけるpH測定装置での測定方法を説明するための図。 同実施形態におけるpH測定装置での測定方法を説明するための図。 同実施形態における被検液のpH値の補正を説明するための図(被検液の電位がpH標準液の電位より高い場合)。 同実施形態における被検液のpH値の補正を説明するための図(被検液の電位がpH標準液の電位より低い場合)。
符号の説明
P・・・・・・・・・・・・・pH標準液
Q・・・・・・・・・・・・・被検液
R・・・・・・・・・・・・・電解質溶液
3・・・・・・・・・・・・・電解質溶液収容セル
4・・・・・・・・・・・・・測定電極
4a、4b・・・・・・・・・一次側測定電極
4a・・・・・・・・・・・・二次側測定電極
5・・・・・・・・・・・・・比較電極
11・・・・・・・・・・・・pH標準液収容セル
11a・・・・・・・・・・・pH標準液収容セル(一次側塩橋用セル)
11b、11c・・・・・・・pH標準液収容セル(一次側測定用セル)
12(12a、12b)・・・一次側連絡部
13・・・・・・・・・・・・一次側塩橋
21・・・・・・・・・・・・被検液収容セル
21a・・・・・・・・・・・被検液収容セル(二次側塩橋用セル)
21b・・・・・・・・・・・被検液収容セル(二次側測定用セル)
22・・・・・・・・・・・・二次側連絡部
23・・・・・・・・・・・・二次側塩橋

Claims (4)

  1. pH標準液を収容する3つのpH標準液収容セルと、
    隣り合うpH標準液収容セル間に設けられ、各pH標準液収容セル内に収容するpH標準液を連絡させる2つの一次側連絡部と、
    被検液を収容する2つの被検液収容セルと、
    これら2つの被検液収容セル間に設けられ、各被検液収容セル内に収容する被検液を連絡させる二次側連絡部と、
    電解質溶液を収容する電解質溶液収容セルと、
    前記電解質溶液収容セル内の電解質溶液と、前記pH標準液収容セルのうち一次側塩橋用セルとして用いるセル内のpH標準液、及び、前記被検液収容セルのうち二次側塩橋用セルとして用いるセル内の被検液とをそれぞれ電気的に接続する一次側塩橋及び二次側塩橋と、
    前記pH標準液収容セルのうち一次側測定用セルとして用いる2つのセル内のpH標準液にそれぞれ浸漬させて、前記pH標準液のpH値を求めるための電位を測定する測定電極と、
    前記電解質溶液に浸漬させ前記測定電極に基準電位を与える比較電極と、を具備し、
    前記pH標準液収容セルと前記被検液収容セルとの熱容量を等しく構成するとともに、前記一次側連絡部と前記二次側連絡部との熱容量を等しく構成し、
    前記測定電極で測定した2つの一次側測定用セル間の電位差を、前記被検液のpH値の補正に用いているpH測定装置。
  2. 2つの測定電極のうち、一次側塩橋用セルと隣り合う一次側測定用セルに浸漬させる一次側測定電極が、その一次側測定用セルから前記被検液収容セルのうち二次側測定用セルとして用いるセルに移動して、前記被検液のpH値を求めるための電位を測定する二次側測定電極としても用いる移動型のものである請求項1記載のpH測定装置。
  3. 前記一次側連絡部を、前記pH標準液収容セルに収容させたpH標準液の液面直下に設けている請求項1または2記載のpH測定装置。
  4. 前記二次側連絡部を、前記被検液収容セルに収容させた被検液の液面直下に設けている請求項1乃至3いずれか記載のpH測定装置。
JP2006353448A 2006-12-27 2006-12-27 pH測定装置 Pending JP2008164398A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006353448A JP2008164398A (ja) 2006-12-27 2006-12-27 pH測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006353448A JP2008164398A (ja) 2006-12-27 2006-12-27 pH測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008164398A true JP2008164398A (ja) 2008-07-17

Family

ID=39694107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006353448A Pending JP2008164398A (ja) 2006-12-27 2006-12-27 pH測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008164398A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8900441B2 (en) Ionic probe
US20090173629A1 (en) Multiparameter system for environmental monitoring
US11397161B2 (en) Calibration electrode
US8608925B2 (en) Multiple-electrode ionic probe
CA2847886A1 (en) Carbon monoxide sensor system
US8753495B2 (en) Electrochemical half cell, electrochemical sensor and method for measuring at least one measured variable of a measured medium with an electrochemical sensor
US20180136020A1 (en) Wireless sensor for detection and measurement of properties in liquids over an internet-based network
CN107271324A (zh) 一种微量挥发性液体密度测量装置及方法
US20060081471A1 (en) Multiparameter system for environmental monitoring
CN111721817A (zh) 多种气体的耦合干扰误差校正方法和气体传感器装置
US3839178A (en) Potentiometric oxygen sensor
JP2008164398A (ja) pH測定装置
JP6136570B2 (ja) 水質検査装置
GB2559619A (en) Sensor calibration system
CN213022957U (zh) 一种超纯水型在线pH电极
WO2009055274A1 (en) Ionic probe
JP2001356110A (ja) pHセンサ
JPH06347444A (ja) 液体のpHを決定するための方法および装置
JP2021117096A (ja) 電気化学測定用の電極体
JP4824489B2 (ja) 参照電極、その参照電極を用いたイオン濃度測定装置、参照電極用内部液、参照電極用内部液のpH調節方法、及び塩橋
US8205480B2 (en) Measuring device
US20090032396A1 (en) Unitary ionic probe
JP2003042998A (ja) 水素吸蔵放出特性測定方法及びその装置
KR200225571Y1 (ko) 염분 측정기의 봉 센서
JPH0328364Y2 (ja)