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JP2008162928A - 脂肪蓄積抑制剤 - Google Patents

脂肪蓄積抑制剤 Download PDF

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JP2008162928A JP2006353337A JP2006353337A JP2008162928A JP 2008162928 A JP2008162928 A JP 2008162928A JP 2006353337 A JP2006353337 A JP 2006353337A JP 2006353337 A JP2006353337 A JP 2006353337A JP 2008162928 A JP2008162928 A JP 2008162928A
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順 今村
Junko Murase
淳子 村瀬
Mari Okuma
万理 大隈
Kazuaki Koba
一哲 古場
Saori Kasahara
さおり 笠原
Koichi Sugita
耕一 杉田
Hiroyasu Ebinuma
宏安 海老沼
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Abstract

【課題】trans−10−,cis−12−共役リノール酸による動物生体内の脂肪組織減少効果が向上し、卓越した脂肪蓄積抑制効果を有する脂肪蓄積抑制剤、及び、該脂肪蓄積抑制剤を添加した組成物を提供すること。
【解決手段】trans−10−,cis−12−共役二重結合を持つ共役リノール酸の合成に関与する酵素遺伝子が導入された形質転換イネ種子を原材料とし、該イネ種子よりヘキサンにて抽出されるtrans−10−,cis−12−共役二重結合を持つ共役リノール酸を含有する油脂成分或いは該油脂成分を含むイネ種子材料を有効成分として含有する脂肪蓄積抑制剤からなる。この脂肪蓄積抑制剤は、各種臓器重量を低下させることなく、動物生体内の脂肪組織を減少させることができ、遊離状態のtrans−10−,cis−12−共役リノール酸のみを含有する脂肪蓄積抑制剤にくらべ、優れた効果を有する。
【選択図】なし

Description

本発明は、trans−10−,cis−12−共役二重結合を持つ共役リノール酸の合成に関与する酵素遺伝子が導入された形質転換イネ種子を原材料とし、該イネ種子より抽出される成分或いは該成分を含むイネ種子材料を有効成分として含有する脂肪蓄積抑制剤、及び該脂肪蓄積抑制剤を含む食品、医薬又は動物飼料用の組成物に関する。
共役リノール酸(幾つかの立体異性体や位置異性体がある。)は、モデル動物を使った実験で種々の生理機能を有することが確認されている。例えば、抗癌作用、免疫機能調節作用、動脈硬化の予防・退縮、抗肥満等の作用があることが知られている(非特許文献1、2)。また、cis−9−,trans−11−オクタデカジエン酸、trans−10−,cis−12−オクタデカジエン酸等の共役リノール酸を肝臓脂肪蓄積抑制組成物として用いるものが開示されている(特許文献1)。この特許文献に具体的に記載されているものは、コーン油、サフラワー油、バター脂等と、ミルクホエータンパク質とを混合し、反応させて製造された9、11−オクタデカジエン酸と10、12−オクタデカジエン酸等を含んだリノール酸の天然の供給源から製造されたようなものである。
上記のような共役リノール酸の生理機能についての実験の多くは、化学合成された脂肪酸である共役リノール酸(cis−9−,trans−11−共役リノール酸,trans−10−,cis−12−共役リノール酸の混合物)を使って行われている。一方で、共役リノール酸やリノレン酸を、リノール酸やリノレン酸を含有する油脂に、イソメラーゼを働かせて、製造する方法が開示されており、かかる共役リノール酸cis−9−,trans−11−共役リノール酸とtrans−10−,cis−12−共役リノール酸の合成に関与する酵素遺伝子も、それぞれLactobacillus reuteri(特許文献3)Propionibacterium acnes(特許文献4)から単離されている。
最近、trans−10−,cis−12−共役リノール酸の合成酵素遺伝子をイネに導入して、種子にその共役脂肪酸を蓄積させた遺伝子組換えイネが作出されている(非特許文献3)。また、プニカ酸のような共役トリエン型脂肪酸に関与する遺伝子をナタネ、ひまわり、パーム椰子や、トウモロコシ、イネのような植物に導入し、該植物から採取される植物油等を有効成分として、脂肪蓄積抑制剤として利用することが開示されている(特許文献2)。
特開平11−79987号公報。 特開2005−239704号公報。 WO99/32604(特表2002−508929号公報)。 WO01/00846(特表2003−503061号公報)。 池田郁男、日本油化学会誌、第48巻、第10号、21―28頁、1999年 菅野道廣、食品機能素材III、110−112頁、シーエムシー出版、2005年 Transgenic Res.、2006、15:95-100
本発明は、trans−10−,cis−12−共役リノール酸による動物生体内の脂肪組織減少効果が向上し、卓越した脂肪蓄積抑制効果を有する脂肪蓄積抑制剤、及び、該脂肪蓄積抑制剤を添加した組成物を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を達成するために鋭意検討を進めた結果、イネにtrans−10−,cis−12−共役リノール酸合成酵素遺伝子を導入することにより形質転換イネを作成し、該形質転換イネの種子からヘキサンにて抽出されるtrans−10−,cis−12−共役リノール酸を含有する油脂成分を動物に投与すると、trans−10−,cis−12−共役リノール酸による動物生体内の脂肪組織減少効果を向上させ、卓越した脂肪蓄積抑制効果を得ることができ、そして各種臓器重量を低下させることなく、脂肪蓄積量を効率よく抑制できることを見い出した。本発明はこれらの知見に基いて成し遂げられたものである。
すなわち本発明は、trans−10−,cis−12−共役二重結合を持つ共役リノール酸の合成に関与する酵素遺伝子が導入された形質転換イネ種子を原材料とし、該イネ種子よりヘキサンにて抽出されるtrans−10−,cis−12−共役二重結合を持つ共役リノール酸を含有する油脂成分或いは該油脂成分を含むイネ種子材料を有効成分として含有する脂肪蓄積抑制剤からなる。本発明において、trans−10−,cis−12−共役二重結合を持つ共役リノール酸を含有する油脂成分或いは該油脂成分を含むイネ種子材料としては、コメ油或いはコメぬかを挙げることができる。
本発明において、trans−10−,cis−12−共役二重結合を持つ共役リノール酸は、トリアシルグリセロール及び/又はリン脂質の脂肪酸成分として含有される。該脂肪酸成分は、トリアシルグリセロール及び/又はリン脂質の脂肪酸成分の少なくとも1以上が、trans−10−,cis−12−共役二重結合を持つ共役リノール酸であるような構造のものであることが好ましく、該trans−10−,cis−12−共役二重結合を持つ共役リノール酸を含有する油脂成分或いは該油脂成分を含むイネ種子材料中のtrans−10−,cis−12−共役リノール酸の含有量は、0.01重量%以上10重量%以下であることが好ましい。
本発明の脂肪蓄積抑制剤は、これを飲食品、医薬、或いは動物飼料に添加して、脂肪蓄積抑制機能を有する飲食用、医薬用、又は動物飼料用の組成物として提供することができる。
すなわち具体的には本発明は、(1)trans−10−,cis−12−共役二重結合を持つ共役リノール酸の合成に関与する酵素遺伝子が導入された形質転換イネ種子を原材料とし、該イネ種子よりヘキサンにて抽出されるtrans−10−,cis−12−共役二重結合を持つ共役リノール酸を含有する油脂成分或いは該油脂成分を含むイネ種子材料を有効成分として含有することを特徴とする脂肪蓄積抑制剤や、(2)trans−10−,cis−12−共役二重結合を持つ共役リノール酸を含有する油脂成分或いは該油脂成分を含むイネ種子材料が、コメ油或いはコメぬかであることを特徴とする前記(1)に記載の脂肪蓄積抑制剤や、(3)trans−10−,cis−12−共役二重結合を持つ共役リノール酸が、トリアシルグリセロール及び/又はリン脂質の脂肪酸成分として含有されていることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の脂肪蓄積抑制剤や、(4)トリアシルグリセロール及び/又はリン脂質の脂肪酸成分の少なくとも1以上が、trans−10−,cis−12−共役二重結合を持つ共役リノール酸であることを特徴とする前記(3)に記載の脂肪蓄積抑制剤や、(5)trans−10−,cis−12−共役二重結合を持つ共役リノール酸を含有する油脂成分或いは該油脂成分を含むイネ種子材料中のtrans−10−,cis−12−共役二重結合を持つ共役リノール酸の含有量が、0.01重量%以上10重量%以下であることを特徴とする、前記(1)〜(4)のいずれかに記載の脂肪蓄積抑制剤からなる。
また、本発明は、(6)前記(1)〜(5)のいずれかに記載の脂肪蓄積抑制剤を添加したことを特徴とする飲食用、医薬用、又は動物飼料用組成物からなる。
本発明によれば、trans−10−,cis−12−共役リノール酸合成酵素遺伝子が導入された形質転換イネ種子を原材料とし、卓越した脂肪蓄積抑制効果を有する脂肪蓄積抑制剤が提供される。この脂肪蓄積抑制剤は、trans−10−,cis−12−共役リノール酸を遊離又は脂質等の脂肪酸成分として含有し、該trans−10−,cis−12−共役リノール酸の働きにより、各種臓器重量を低下させることなく、動物生体内の脂肪組織を減少させることができる。しかも、その効果は、遊離状態のtrans−10−,cis−12−共役リノール酸のみを含有する脂肪蓄積抑制剤、例えば、合成trans−10−,cis−12−共役リノール酸を主成分とする脂肪蓄積抑制剤と比べ、動物生体内の脂肪組織減少効果を向上させることができ、該遊離状態のtrans−10−,cis−12−共役リノール酸に比べて優れた効果を有する。
そして、本発明の脂肪蓄積抑制剤を用いることにより、優れた脂肪蓄積抑制機能を有する飲食用、医療用、又は動物飼料用の組成物を提供することができる。このように、本発明によれば、ヒト等の哺乳動物において体内に蓄積する脂肪量増加の抑制に有用な天然素材の脂肪蓄積抑制剤を提供することができ、又、該脂肪蓄積抑制剤を用いて、天然素材の安全、かつ優れた脂肪蓄積抑制機能を有する組成物を提供することができる。
本発明は、trans−10−,cis−12−共役二重結合を持つ共役リノール酸の合成に関与する酵素遺伝子が導入された形質転換イネ種子を原材料とし、該イネ種子よりヘキサンにて抽出されるtrans−10−,cis−12−共役二重結合を持つ共役リノール酸を含有する油脂成分或いは該油脂成分を含むイネ種子材料を有効成分とする脂肪蓄積抑制剤からなる。本発明を実施するための最良の形態を以下に詳細に説明する。
[trans−10−,cis−12−の合成に関与する酵素遺伝子]
trans−10−,cis−12−共役リノール酸合成酵素遺伝子としては、嫌気性細菌Propionibacterium acnesから単離された遺伝子等が知られているが、本発明においては、この遺伝子以外にも、cis−9−,cis−12−共役リノール酸など植物の種子に通常蓄積する脂肪酸を基質として、trans−10−,cis−12−共役リノール酸を合成できる酵素の遺伝子であれば、上記trans−10−,cis−12−共役リノール酸合成酵素遺伝子として使用することができる。
trans−10−,cis−12−共役リノール酸合成酵素遺伝子は、上記嫌気性細菌等、この酵素を有する生物のゲノムDNA、cDNAから、当業者の常套手段を利用して調製できる。また、この酵素のアミノ酸配列情報に基づき、化学合成することによっても、調製できる。
例えば、ゲノムDNAからtrans−10−,cis−12−共役リノール酸合成酵素遺伝子を調製する場合には、上記Propionibacterium acnesを嫌気性条件下で培養増殖させ、遠心分離により菌体を回収し、回収した菌体からCTAB法その他の定法によりゲノムDNAを抽出した後、抽出されたゲノムDNAを鋳型としてPCRを行って、この遺伝子を増幅し、単離すればよい。嫌気培養法には嫌気ジャー法、嫌気グローブボックス法、ロールストリークチューブ法などがあるが、例えば、嫌気ジャー法による場合は、合成樹脂性の上蓋つきジャーに菌体を懸濁した培地を入れ、蓋をして固定装置でとめてから、容器内部にアネロパック(三菱瓦斯化学株式会社)などの混合ガス発生装置を入れて培養する。
なお、PCRの際に使用するプライマーは、trans−10−,cis−12−共役リノール酸合成酵素遺伝子をコードしているORF全てを含むように設計されていればよく、例えば、AX062088のシークエンスの5’用には+1から+30の30bpを、3’用には+1246から+1275の30bpを使用することができる。またPCR条件も、特に限定されるものではないが、例えば、94℃1分処理後、94℃30秒、55℃1分、72℃3分のサイクルを30回くりかえした後、72℃で10分反応させることにより、この遺伝子を増幅できる。増幅した遺伝子は、PCR反応液の一部をアガロースゲル電気泳動に供して、そのサイズを調べることにより確認できる。
また、DNAの化学合成には、市販のDNA合成機等が利用できる。DNA合成機を用いれば、単に既知のtrans−10−,cis−12−共役リノール酸合成酵素をコードする遺伝子を取得することができるばかりではなく、植物の貯蔵タンパク質遺伝子でよく使用されるコドンを参考に、アミノ酸の縮重等を考慮して、この遺伝子を改変したDNAも容易に取得することができる。例えば、イネ種子の場合には、イネ種子貯蔵タンパク質遺伝子において高頻度に使用されるコドンを参考にして、trans−10−,cis−12−共役リノール酸合成酵素遺伝子が、イネ種子でより効率良く翻訳されるように改変することができる。
[trans−10−,cis−12−共役リノール酸合成酵素遺伝子の導入]
trans−10−,cis−12−共役リノール酸合成酵素遺伝子のイネへの導入は、この遺伝子がイネ種子で発現可能なように組み込まれた組み換えベクターを、イネの細胞に導入して行うことができる。trans−10−,cis−12−共役リノール酸合成酵素遺伝子をイネ種子で発現させるためには、この遺伝子を、イネ種子で機能し、遺伝子の発現を促進する働きを有する各種プロモーターやターミネーター等に連結して、その制御下に置かなければならない。プロモーターやターミネーター等の制御下となるように、所望のDNAを配置し、連結すること等は、一般的な遺伝子工学技術を用いて実施することができる。
なお、本発明においてtrans−10−,cis−12−共役リノール酸合成酵素遺伝子は、脂質を合成している組織で機能するプロモーター、例えば、イネ種子で特異的に発現するプロモーターにより発現制御されることが好ましい。このようなプロモーターとしては、ナピン、クルシフェリン、グルテリン、プロラミン、グリシン、グロブリン等、種子貯蔵タンパク質をコードする遺伝子のプロモーター、又は、脂質合成に関与する酵素、その他のタンパク質もしくは脂質を蓄積するオイルボディーを構成するタンパク質をコードする遺伝子のプロモーター、例えば、アセチルCoA結合タンパク質をコードする遺伝子のプロモーターや、オレオシンをコードする遺伝子のプロモーターを例示することができる。もっとも、本発明において用いるプロモーターは、これらのプロモーターに限定されるものではなく、汎用のプロモーター、例えば、植物ウイルス由来のカリフラワーモザイクウィルス35Sプロモーター(Mol.Gen.Genet、1990、220、389-392)等のプロモーターであっても構わない。
ターミネーターとしては、例えば、イネ種子に存在する植物貯蔵タンパク質グルテリンの遺伝子0.6kb GluB−1のターミネーターを始め、ノパリン合成酵素遺伝子のターミネーター、オクトピン合成酵素遺伝子のターミネーター等の汎用のターミネーター、その他DNAデーターベースに登録されている植物遺伝子のターミネーターを適宜選択して、trans−10−,cis−12−共役リノール酸合成酵素遺伝子の3’末端に連結し、使用することができる。
プロモーター及びターミネーターと連結したtrans−10−,cis−12−共役リノール酸合成酵素遺伝子を組み込み、イネの細胞に導入するためのベクターは、公知の種々のベクターから選択して使用すればよい。ベクター中に組み込まれた上記プロモーター、trans−10−,cis−12−共役リノール酸合成酵素遺伝子及びターミネーター等の構造を安定的に保持でき、イネ細胞のDNAにこれらの構造を導入するにあたって支障を生じさせないものであれば、種類を問わず、また、発現ベクターであっても非発現ベクターであっても、使用できる。例えば、後記するように、イネ細胞へのベクター導入法として、アグロバクテリウムを介する間接導入法を採用する場合には、pIG121−Hm(Plant Cell Report、15、809-814、1995)やpBI121(EMBO J.、6、3901-3907、1987)等、25bpのボーダー配列を有するバイナリーベクターを、物理的手法を用いる直接導入法を採用する場合には、一連のpUCシリーズのベクター等、大腸菌由来のプラスミドを使用することができる。
上記プロモーター、trans−10−,cis−12−共役リノール酸合成酵素遺伝子及びターミネーター等の構造のベクターへの組み込みは、定法に従い、制限酵素による所定の制限酵素サイトでのDNA切断と、リガーゼによるDNA結合とを適宜繰返せば、行うことができる。
なお、上記のようにしてtrans−10−,cis−12−共役リノール酸合成酵素遺伝子等の構造が組み込まれ、イネ細胞に導入されるベクターには、遺伝子導入処理後に、これらの構造がDNAに導入された形質転換イネ細胞を選抜するための選抜マーカー遺伝子も、組み込んでおくことが好ましい。選抜マーカー遺伝子としては、例えば、抗生物質ハイグロマイシンへの耐性を付与するハイグロマイシンホスホトランスフェラーゼ遺伝子(HPT遺伝子)、カナマイシンまたはゲンタマイシンへの耐性を付与するネオマイシンホスホトランスフェラーゼ遺伝子(NPTII遺伝子)、および除草剤ホスフィノスリシンへの耐性を付与するアセチルトランスフェラーゼ遺伝子等が挙げられる。また、バイオサイエンスとインダストリーVol.55、No.3、1997、210−212等に記載のように、サイトカイニン関連遺伝子及び薬剤耐性遺伝子を選抜マーカー遺伝子として、これらの選抜マーカー遺伝子を部位特異的組換え系等の脱離能を有するDNA因子と組合せて用いれば、trans−10−,cis−12−共役リノール酸合成酵素遺伝子等の遺伝子が導入され、かつ、その選抜の際に用いた選抜マーカー遺伝子が残存していない形質転換イネ種子を得ることができる。
イネ細胞への組換えベクターの導入は、カリフラワーモザイクウイルス、ジェミニウイルス、タバコモザイクウイルス、ブロムモザイクウイルス等のウイルスや、アグロバクテリウム・ツメファシエンス(以下、A.ツメファシエンスと略す。)、アグロバクテリウム・リゾジェネス(以下、A.リゾジェネスと略す。)等の細菌を介して行う間接導入法、エレクトロポレーション法、DEAEデキストラン法、リン酸カルシウム法、ポリエチレングリコール法、パーティクルガン法等の物理的手法を用いる直接導入法など、公知の方法にて行うことができる。また、この場合においてベクターが導入されるイネ細胞としては、植物体に再生可能なあらゆる種類の形態のイネの細胞が含まれる。例えば、葉、根、茎、花および種子中の胚盤等の細胞、カルス、懸濁培養細胞等を、定法に従って、上記したそれぞれの導入法に適した状態となるように調製し、使用することができる。
[trans−10−,cis−12−共役リノール酸合成酵素遺伝子が導入された形質転換イネの作出]
trans−10−,cis−12−共役リノール酸合成酵素遺伝子が導入された形質転換イネは、上記のようにして、trans−10−,cis−12−共役リノール酸合成酵素遺伝子が組み込まれた組換えベクターが導入されたイネ細胞を、公知の方法、例えば、特開2001-29075号公報に記載の方法に従って培養することにより、作出することができる。
こうして得られた形質転換イネは、馴化過程を経た後、非形質転換体と同様に、つまり通常のイネと同様に育てることができ、自殖又は他殖によって、trans−10−,cis−12−共役リノール酸が蓄積された種子を得ることができる。また、この形質転換イネからは、有性生殖又は無性生殖により子孫を得ることができ、更に、この形質転換イネ又は子孫の組織(例えば、種子、果実、切穂、塊茎、塊根、株、カルス、プロトプラスト等)から、クローンを量産することも可能である。
[trans−10−,cis−12−共役リノール酸合成酵素遺伝子が導入された形質転換イネからの脂肪蓄積抑制剤の取得]
本発明の脂肪蓄積抑制剤は、trans−10−,cis−12−共役リノール酸合成酵素遺伝子が導入された形質転換イネ種子から、ヘキサンにて抽出され得る成分(以下、単にヘキサン抽出画分とも記載する。)を有効成分として含む。このような成分が含まれていれば、単に、かかる形質転換イネ種子や、これを胚成分、胚乳成分、胡粉層を含む部分等に分別したものをそのまま、又は、これらをすりつぶしたり、フィルタープレス等により圧搾して得られたコメ油等を、本発明の脂肪蓄積抑制剤として使用できる。なお、ここで胡粉層とは、いわゆるコメぬかである。イネ種子のヘキサン抽出画分は、通常、コメぬかやコメ油中に多く含まれるので、上記のようにして形質転換イネから得られるコメぬかやコメ油は、本発明の脂肪蓄積抑制剤及びその原料として有用である。コメぬかやコメ油の取得方法は特に限定されず、公知の方法が採用できる。
また、本発明においては、形質転換イネ種子より上記のようにして得られた、コメぬかやコメ油等の脂肪蓄積抑制剤に対して、更に、有機溶媒抽出や、遠心分離等、公知の手段を組合せて抽出・分離・精製を行うことで、より高濃度・高純度のヘキサン抽出画分を含む脂肪蓄積抑制剤を得ることができる。特に、本発明の脂肪蓄積抑制剤を食品に使用する場合には、上記形質転換イネ種子より、必要な濃度のヘキサン抽出画分を含む中間製品を得た後、適宜、脱ガム、脱酸、脱色、脱臭等の操作を施して精製することが好ましい。また、抽出・分離・精製操作の最終段階としてカラムクロマトグラフィー等を行い、trans−10−,cis−12−共役リノール酸を単離して、医薬品等に使用することもできる。種子中の脂肪酸含量は常法により測定することができる。たとえば、葉や種子を材料としてBrowseらの方法(Anal.Biochem.、vol.152、p.141-145、1985)に従って脂肪酸のメチルエステルを調製し、これをヘキサンで抽出した後、ガスクロマトグラフィーにて測定すればよい(Plant Physiol.Biochem.、vol.30、p.425-434、1992)。
[trans−10−,cis−12−共役リノール酸合成酵素遺伝子が導入された形質転換イネから取得された脂肪蓄積抑制剤の利用]
本発明の脂肪蓄積抑制剤は、そのまま又はこれを適宜配合した医薬用組成物、飲食用組成物もしくは動物飼料用組成物として利用することができる。
また、本発明においては、上記のようにして得られた脂肪蓄積抑制剤を、更に加水分解したり、誘導体にしたりして、加工して利用することもできる。例えば加水分解は、本発明の形質転換イネ種子より得られたコメ油を、必要に応じて前処理した後、水酸化カリウム等のアルカリでケン化する、酸化亜鉛、酸化カルシウム、もしくは酸化マグネシウムを触媒として用い、中圧条件下で分解する(中圧触媒分解法)、又は、高圧下連続的に分解する(連続高圧分解法)等の化学的手法や、リパーゼもしくは微生物を用いる生物学的手法等により行うことができる。
このとき前処理は、加工するコメ油を融点以上の温度で放置して比重の大きなものを沈降させて除去したり、比重の軽いものを遠心分離して除去するといった物理的手法や、加工するコメ油に硫酸もしくはリン酸を加えて加熱攪拌し、タンパク質、有機色素類を分解した後、中和、洗浄したり、活性白土を加えて加熱処理し、分解物、着色物質、樹脂状物質等を吸着させて除去するといった化学的手法を、適宜用いることができる。得られた加水分解物は、更に、バッチ式、半連続式、連続式蒸留装置、又は精密蒸留装置を用いて蒸留精製する方法、過飽和状態の溶液又は溶融体を所定の温度に冷却し、生成した結晶を、圧搾法、Solexol法(米国特許第2293674号)、Emersol法(米国特許第2421157号)、Henkel法(J.Am.Oil Chem.Soc.、vol.45、471、1968)等の方法を用いて分取する方法等により、分離精製することもできる。
上記コメ油の加水分解物は、生理学的に許容される塩、水和物並びに溶媒和物等であってもよい。生理学的に許容される塩としては、例えば、無機塩基との塩、有機塩基との塩、塩基性アミノ酸との塩等があげられる。無機塩基との塩の好適な例としては、例えばナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アルミニウム塩、アンモニウム塩等があげられる。有機塩基との塩の好適な例としては、例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、ピコリン、2,6−ルチジン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、シクロヘキシルアミン、ジシクロヘキシルアミン、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン等との塩があげられる。塩基性アミノ酸との塩の好適な例としては、例えばアルギニン、リジン、オルニチン等との塩があげられる。
本発明の脂肪蓄積抑制剤を有効成分として配合した組成物、例えば、医薬用組成物、飲食用組成物もしくは動物飼料用組成物は、これらの組成物の添加剤として公知の、適当な添加剤を必要に応じて配合し、定法により調製することができる。
医薬用組成物として利用する場合は、本発明の脂肪蓄積抑制剤を、薬理学的に許容される担体、香味剤、賦形剤、ベヒクル、防腐剤、安定剤、結合剤等の製剤用添加物と共に、一般に認められた製剤実施に要求される単位用量形態で混和し、調製するのが好ましい。例えば、錠剤、カプセル剤等の調製に用いられる添加剤としては、ゼラチン、コーンスターチ、トラガント、又はアラビアゴム等の結合剤、結晶性セルロース等の賦形剤、セルロース、マンニトール、又はラクトース等の充填剤、コーンスターチ、ゼラチン、又はアルギン酸等の膨化剤、澱粉、ポリビニルポリピロリドン、澱粉誘導体、又はナトリウム澱粉グリコラート等の崩壊剤、ステアリン酸マグネシウム等の滑沢剤、ラウリル硫酸ナトリウム等の湿潤剤、ショ糖、乳糖又はサッカリン等の甘味剤、ペパーミント、アカモノ油又はチェリー等の香味剤等を例示することができる。また、錠剤は必要に応じて腸溶性コーティング剤等を用いてコーティングを施す場合もある。カプセル剤については、更に油脂のような液状担体が用いられる場合もある。製剤は、打錠又は充填等の当業界で周知の方法を用いて行うことができる。
こうして、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、細粒剤、散剤、丸剤、マイクロカプセル剤、リポソーム製剤、トローチ、舌下剤、液剤、エリキシル剤、乳剤、懸濁剤等として調製すれば、経口的に使用することができ、また、無菌の水性液もしくは油性液として注射剤や、座剤、軟膏、貼付剤等として調製すれば、非経口的に使用することができる。なお、これらの医薬品組成物における有効成分量は、指示された範囲の適当な容量が得られるようにするものである。
かくして得られる、本発明の脂肪蓄積抑制剤を配合した医薬品組成物は安全で低毒性であるので、例えば、ヒトや、ヒト以外の哺乳動物に対して、その体内の脂肪蓄積を抑制する目的で投与することができる。この場合の投与量は、対象疾患、症状、対象臓器、投与対象、投与方法等により差異はあるが、例えば、上記目的でヒトに経口投与する場合は、一般的に成人(体重60kgとして)においては、一日につき約5mg〜10g、好ましくは約30mg〜3g、より好ましくは約300mg〜3gを、1〜数回に分けて投与するとよい。ヒト以外の他の動物の場合も、60kg当たりに換算した量を同様に投与することができる。
本発明の脂肪蓄積抑制剤は、そのままでも飲食用に供することができる。しかし、各種の担体及び/又は添加剤と適宜混和して調製し、飲食用組成物として供するのが好ましい。この場合において、飲食用組成物全体に対する本発明の脂肪蓄積抑制剤の配合量は、そのヘキサン抽出画分の濃度及び純度によっても異なるが、例えば、本発明の脂肪蓄積抑制剤としてコメそのもの、コメぬかもしくはコメ油、又はこれらの加工物を使用するのであれば、固形分換算で0.01〜10重量%の範囲にあればよく、好ましくは0.05〜2重量%、特に好ましくは0.08〜0.8重量%の範囲にあればよい。また、この飲食用組成物中の脂肪分に対しては、固形分換算で0.1重量%以上、好ましくは0.5重量%以上、特に好ましくは1.2重量%以上あればよい。
上記飲食用組成物の担体としては、例えば、キャリアー担体、エクステンダー剤、希釈剤、増量剤、分散剤、ブドウ糖、乳糖等の賦形剤、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、ポリビニルピロリドン(PVP)等の結合剤、水、エタノール、植物油等の溶媒、溶解補助剤、重曹等の緩衝剤、溶解促進剤、ナトリウムCMC、HPMC、カンテン、ゼラチン等のゲル化剤、ナトリウムCMC、ナトリウムアルギネート等の懸濁化剤等を使用することができる。しかし、これらに限らず、飲食用組成物の担体として許容されるものであれば、特に制限なく使用することができる。
また、上記飲食用組成物の添加剤としては、例えば、グルタミン酸、イノシン酸等の可食性、嗜好性を向上させるための調味料、バニラ、ミント、ローズマリー、リナロール、天然香料等の香料、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンE、パントテン酸、ニコチン酸等のビタミン類、ステビア等の甘味料、クエン酸、リンゴ酸、フマル酸、マロン酸、コハク酸、酒石酸、乳酸等の有機酸、着色料、湿気防止剤、ファイバー、電解質、ミネラル、抗酸化剤、保存剤、芳香剤、湿潤剤、茶抽出物、コーヒー抽出物、ココア抽出物、オレンジ、グレープ、アップル、モモ、パイナップル、ナシ、プラム、サクランボ、パパイア、トマト、メロン、イチゴ、ラズベリー等のフルーツ抽出物等の天然植物抽出物を使用することができる。しかし、この添加剤についても、これらに限らず、飲食用組成物の添加剤として許容されるものであれば、特に制限なく使用することができる。
具体的に、本発明の脂肪蓄積抑制剤が配合される飲食用組成物としては、コーヒー、紅茶、緑茶、ウーロン茶等の茶飲料類、豆乳、青汁、果物ジュース、野菜ジュース等の果実野菜飲料類、ヨーグルト等の乳酸菌飲料類、牛乳等の乳飲料類、コーラ等の炭酸飲料類、各種スポーツドリンク類、パン類等のベーカリー製品、米飯、麺類、豆腐等の大豆加工食品、ソーセージやハム等の魚畜肉加工食品、ケーキ、クッキー、饅頭、煎餅、アイスクリーム、プデイング、羊羹、キャンディー、チョコレート等の菓子類、バター、ヨーグルト、チーズ等の乳製品、マーガリン、ショートニング等の加工油脂食品、マヨネーズ、ドレッシング、醤油、味噌、ソース等の調味料、コンニャク、漬け物類等が挙げられる。
本発明の脂肪蓄積抑制剤は、そのまま動物飼料用に供してもよいが、可食性や嗜好性を向上するための調味料、香料等の添加剤と適宜混和して調製し、動物飼料用組成物として供することもできる。このとき、一定の物性を保つため、乳化剤や安定剤を配合してもよい。また、本発明の脂肪蓄積抑制剤は、他の動物飼料用組成物に直接振りかけたり、混合したりして用いてもよく、種々の加工飼料、ペットフードの原料素材として用いてもよい。この場合において、動物飼料用組成物全体に対する本発明の脂肪蓄積抑制剤の配合量は、そのヘキサン抽出画分の濃度及び純度によっても異なるが、例えば、本発明の脂肪蓄積抑制剤としてコメそのもの、コメぬかもしくはコメ油、又はこれらの加工物を使用するのであれば、固形分換算で0.01〜10重量%の範囲にあればよく、好ましくは0.05〜2重量%、特に好ましくは0.08〜0.8重量%の範囲にあればよい。また、この動物飼料用組成物中の脂肪分に対しては、固形分換算で0.1重量%以上、好ましくは0.5重量%以上、特に好ましくは1.2重量%以上あればよい。
以下に、実施例により本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるものではない。なお、以下の実施例において、更に詳細な実験操作は、特に述べる場合を除き、分子生物学的手法についてはMolecular Cloning(Sambrook et. al., 1989)又は製造業者の取り扱い説明書に従い行われた。
この実施例では、trans−10−,cis−12−共役リノール酸合成酵素遺伝子を導入した形質転換イネを作成し、この形質転換イネ種子について脂質の分析を行った。
[(1)Propionibacterium acnesからのtrans−10−,cis−12−共役リノール酸合成酵素遺伝子の単離]
Propionibacterium acnesの菌体を懸濁したアネロコロンビアウサギ血清培地3mlを合成樹脂性の上蓋つきジャーに入れ、固定装置でとめた後、容器内部にアネロパック(三菱瓦斯化学株式会社)を入れて3日間培養した。この培養液を3000rpmで5分間遠心分離して菌体を回収し、回収した菌体に567μlのTEと3μlの20mg/ml proteinaseKを加えて懸濁し、37℃で1時間反応させた後、100μlの5M NaClを加えて撹拌し、更に、80μlの10%CTAB/0.7M NaClを加えて65℃で10分間反応させてから、等量のクロロホルム:イソアミルアルコール(24:1)溶液をこの液に加え、ボルテックスで懸濁後、分離してきた上層を新しいチューブに回収した。
次いで、回収した上層に等量のフェノール:クロロホルム(1:1)混合液を加えて懸濁し、遠心分離を行って再び上層を回収した後、この上層に0.6倍量のイソプロパノールを加え、15000回転で遠心分離を行うことにより、Propionibacterium acnesのゲノムDNAを沈殿として得た。このようにして得られたPropionibacterium acnesのゲノムDNAは、1mlの70%エタノールを加えて洗浄した後、遠心分離を行って回収し、乾燥させてから、50μlのTEに懸濁して保存した。
trans−10−,cis−12−共役リノール酸合成酵素遺伝子は、上記Propionibacterium acnesのゲノムDNA懸濁液1μlを取分けて、PCRを行なうことにより単離した。PCR用プライマーとしては、AX062088のシークエンスの5’用に+1から+30の30bpを5’側プライマーとして、3’用に+1246から+1275の30bpを3 ’側プライマーとして使用した。また、PCR反応は、94℃にて1分処理した後、94℃30秒、55℃1分、72℃3分のサイクルを30回繰返してから、72℃にて10分処理することにより行った。目的とするtrans−10−,cis−12−共役リノール酸合成酵素遺伝子の増幅は、PCR反応後の試料の一部をアガロースゲル電気泳動に供して、1.3kbのDNA断片が増幅されていることにより確認した。
[(2)trans−10−,cis−12−共役リノール酸合成酵素遺伝子を含む、イネ形質転換用ベクターpO/PAISOMの作製]
プラスミドpTL7(H.Ebinuma et al.、Molecular Methods of Plant Analysis、22:95、2002)のEco RI−Sse 8387I制限酵素部位間に、制限酵素Eco RI及びSse 8387Iで切り出した、イネオレオシンプロモーター、上記(1)にて単離したtrans−10−,cis−12−共役リノール酸合成酵素遺伝子、及び、ノパリン合成酵素のポリアデニル化シグナルを連結した遺伝子断片を挿入し、プラスミドpTL−O/PAISOMを得た。
目的とするプラスミドは、このpTL−O/PAISOMのSse8387I制限酵素部位に、pNPI 130Hm(WO04/087910)より制限酵素Sse8387Iで切出した、酵母の部位特異的組換え系の組換え配列Rsに挟まれた領域を挿入することにより得られ、これをプラスミドpO/PAISOM(2006年12月18日付で、独立行政法人 産業技術総合研究所 特許生物寄託センターに、受領番号:FERM AP―21136として寄託されている。)と命名した。
[(3)アグロバクテリウムへのpO/PAISOMの導入]
アグロバクテリウム ツメファシエンス(A.ツメファシエンス)EHA105株を、10mlのYEB液体培地(5g/lビーフエキス、1g/l酵母エキス、5g/lペプトン、5g/lショ糖、2mM MgSO4、22℃でのpH7.2(以下、特に示さない場合、22℃でのpHとする。))に接種し、OD630が0.4から0.6の範囲に至るまで、28℃で培養した後、培養液を6900×g、4℃、10分間遠心して菌体を回収した。回収した菌体は、20mlの10mM HEPES(pH8.0)に懸濁して、再度6900×g、4℃、10分間遠心することにより集菌し、この菌体を200μlのYEB液体培地に懸濁して、プラスミド導入用菌液とした。
0.5mlチューブ内で、上記プラスミド導入用菌液50μlとプラスミドpO/PAISOM3μlとを混合し、エレクトロポレーション法(ジーンパルサーIIシステム[BIORAD社])を用いて、A.ツメファシエンスEHA105株へのpO/PAISOM導入処理を行った。pO/PAISOM導入処理後の菌体は、200μlのYEB液体培地を加えて25℃で、振とうしつつ1時間培養を行ってから、50mg/lカナマイシン添加YEB寒天培地(寒天1.5w/v%、他の組成は上記に同じ。)に播種し、28℃、2日間培養した。次いで、生じた菌コロニーをYEB液体培地に移植して更に培養し、増殖した菌体からアルカリ法でプラスミドを抽出して、これらの菌体にpO/PAISOMが導入されていることを確認した。こうしてpO/PAISOMの導入が確認されたA.ツメファシエンスを、EHA105(pO/PAISOM)と命名した。
[(4)感染材料の調製]
イネ品種「日本晴」の完熟種子を、細胞工学別冊 植物細胞工学シリーズ4 モデル植物の実験プロトコール(p93−98)の方法に従い殺菌した後、この完熟種子を、N6Cl2培地(N6無機塩類及びビタミン類(Chu C.C.、1978, Proc.Symp.Plant TissueCuture、Sience Press Peking、pp.43-50)、30g/lシュークロース、2.8g/lプロリン、0.3g/lカザミノ酸、2mg/l 2,4−D、4g/lゲルライト、pH=5.8)に置床し、サージカルテープでシールしてから28℃明所で培養して発芽させ、アグロバクテリウムEHA105(pO/PAISOM)による感染材料とした。
[(5)アグロバクテリウムEHA105(pO/PAISOM)によるイネの形質転換]
YEB寒天培地(15g/lバクトアガー、他の組成は上記に同じ。)にて培養したアグロバクテリウムEHA105(pO/PAISOM)を、YEB液体培地に移植して、25℃、180rpmで一晩培養した後、3000rpm、20分間遠心して集菌し、アセトシリンゴン10mg/lを含むN6液体培地(N6無機塩類及びビタミン類、30g/lシュークロース、2mg/l 2,4−D、pH=5.8)に、OD630=0.15となるように懸濁し、感染用アグロバクテリウム懸濁液とした。
(4)で調整したイネの発芽種子を50mlチューブに入れ、感染用アグロバクテリウム懸濁液を注いで1.5分間浸漬した。浸漬後、アグロバクテリウム懸濁液を捨て、発芽種子を滅菌したろ紙の上に置いて余分な水分を除去してから、この種子を、共存培養培地N6Cl2培地(N6無機塩類及びビタミン類、30g/lシュークロース、2.8g/lプロリン、0.3g/lカザミノ酸、2mg/l 2,4−D、4g/lゲルライト、pH=5.2)に置床し、サージカルテープでシールして28℃暗所で3日間培養し、次いで、N6Cl2TCH25培地(N6無機塩類及びビタミン類、30g/lシュークロース、2.8g/lプロリン、0.3g/lカザミノ酸、2mg/l 2,4−D、500mg/lカルベニシリン、25mg/lハイグロマイシン、4g/lゲルライト)に移植して培養した。
上記N6Cl2TCH25培地での培養開始から1週間後、発芽した芽を胚盤組織から除去して、残った胚盤組織を、N6Cl4TCH25培地(N6無機塩類及びビタミン類、30g/lシュークロース、2.8g/lプロリン、0.3g/lカザミノ酸、4mg/l 2,4−D、500mg/lカルベニシリン、25mg/lハイグロマイシン、4g/lゲルライト)で1週間培養し、更に、MSRC培地(MS無機塩類及びビタミン類(Murashige、T. and Skoog、F.、1962 Physiol. Plant.、15、473)、30g/lシュークロース、30g/lソルビトール、2g/lカザミノ酸、500mg/lカルベニシリン、4g/lゲルライト)に移植して培養することにより、芽又は幼植物体を再分化させた。この再分化に要した期間は、EHA105(pO/PAISOM)との共存培養開始から1ヶ月乃至2ヶ月であった。
[(6)形質転換イネの作成]
(5)にて胚盤組織から再分化させた芽又は幼植物体を、発根培地に移植して背丈20cm程度の幼苗となるまで生育させた後、この幼苗から、DNeasy 96 Plant Kit(QIAGEN社)を用いて染色体DNAを抽出し、PCR法によりtrans−10−,cis−12−共役リノール酸合成酵素遺伝子の存在を確認した。次いで、trans−10−,cis−12−共役リノール酸合成酵素遺伝子が導入された形質転換イネを馴化・栽培し、完熟種子(T1種子)を収穫して、以下の脂肪酸分析に供した。
[(7)形質転換イネ種子の脂肪酸分析]
WO03/027296号公報記載の実施例2の方法に従って、(6)で得られたT1種子の全粒中に含まれる脂質の脂肪酸組成を分析した。すなわち、形質転換イネのT1種子及び非形質転換イネの種子、各1粒を乳鉢及び乳棒ですりつぶし、それぞれに1.5mlの0.5Mナトリウムメトキシド/メタノールを加えて懸濁し、懸濁液をガラス管に移して50℃で1時間メチル化処理した後、ガスクロマトグラフィー分析(GC分析)を行い、両者を比較することにより、形質転換イネのT1種子全体に含まれる脂質の脂肪酸組成を分析した。この結果、形質転換体のT1種子(図1b)では、非形質転換イネの種子(図1a)には見られない新たなピークが、化学合成された共役脂肪酸であるtrans−10−,cis−12−共役リノール酸のピークと同じ時間に検出され、該形質転換体T1種子中では、trans−10−,cis−12−共役リノール酸が生成していることが明らかになった。
なお、図1中、ピーク近辺に付した符号は、ダブルコロンの前に記載された数値が炭素数を、ダブルコロンの後ろに記載された数値が不飽和結合の数を、また、c及びtはそれぞれシス(cis)及びトランス(trans)を示している。従って、18:0は当該ピークがステアリン酸(stearic acid)のメチルエステルによるものであることを表し、同様に、18:1はオレイン酸(oleic acid)、18:2はリノール酸(linoleic acid)、18:3はリノレン酸(α-linoleic acid)、20:0はアラキジン酸(arachidic acid)、20:1はエイコセン酸(eicosenoic acid)、そして10t,12c−CLAはtrans−10−,cis−12−共役リノール酸(conjugated linoleic acid:CLA)のメチルエステルによるものであることを表している。
この実施例では、trans−10−,cis−12−共役リノール酸合成酵素遺伝子を導入した形質転換イネの種子より得られるヘキサン抽出画分について、脂肪蓄積抑制効果を調査した。
[(1)形質転換イネ種子からのヘキサン抽出画分の分離と、その脂肪酸組成の分析]
実施例1の(6)にて収穫した形質転換イネのT1種子約780gを小型粉砕機で粉砕し、等量のヘキサンを加え、懸濁して一晩静置した後、懸濁液をフィルターでろ過してヘキサンを回収すると共に、残渣を分離した。この残渣について同様の操作を更に2度行った後、回収したヘキサンを合せ、エバポレーターにてヘキサンを飛ばして濃縮し、形質転換イネ種子のヘキサン抽出画分(コメ油)17.5gを得た。得られた形質転換イネ種子のヘキサン抽出画分について、脂肪酸組成の分析を、以下のようにして行った。
すなわち、まず抽出画分一滴をガラス管に垂らし、それに1mlの0.5Mナトリウムメトキシド/メタノールを加えて、50℃で1時間、メチル化処理してから、1.5mlの0.9M NaClと1mlのヘキサンを加えて攪拌し、2000×g、5分間遠心して上清を回収、真空乾燥した後、更にヘキサン20μlに溶解して、試料1μlを取分け、これをGC分析用試料として、GC18A(Shimadzu社)を用い、GC分析を行った。このとき、キャピラリーカラムは60m×0.25mm、ID0.25μmのGL Science社製TC−70を用い、150℃から240℃に3℃/分で昇温させた後、240℃で6分間恒温に保って分析を行った。結果を表1に示す。
表1より明らかなように、実施例1で得られた形質転換イネ種子のヘキサン抽出画分には、trans−10−,cis−12−共役リノール酸が、ヘキサン抽出画分中1.0重量%も含有されていた。
Figure 2008162928
[(2)形質転換イネ種子のヘキサン抽出画分のマウスにおける脂肪蓄積抑制効果]
6週齢のICR系CD−1雄マウス15匹を5匹ずつ3群に分け、うち1群(試験群)には(1)で得られた形質転換イネ種子のヘキサン抽出画分を、もう1群(ブランク群)には非形質転換イネ種子のコメ油(ホーソー油脂化学社製『スーパーサラダ油コシヒカリ』)を、更に残りの1群(対照群)には化学合成CLA 0.25%を含有するコメ油(日清オイリオ(株)にて化学合成されたCLA(trans−10−,cis−12−共役リノール酸を含有)を、上記非形質転換イネ種子のコメ油に添加して調製)を、オリエンタル酵母(株)社製の精製飼料(マウス・ラット用標準配合AIN−93G)に配合した、米国国立栄養研究所(The American Institute of Nutrition:AIN)推奨のAIN−93G組成に基づく純化食(表2:マウスに与えた食餌の組成)を与え、18日間自由摂食させて飼育した。
Figure 2008162928
また、上記食餌中の脂肪成分の脂肪酸組成を表3(食餌中の脂肪成分の脂肪酸組成(重量%))に示す。
Figure 2008162928
上記飼育期間中、食餌及び水は一週間に一回の頻度で交換し、2日から3日毎にマウスの摂食量と体重を測定した。飼育期間終了後のマウスは、絶食させることなく、ジエチルエーテルの吸入麻酔下で後大静脈より採血してから屠殺し、内臓組織(肝臓、腎臓、脾臓、心臓、肺)及び内臓脂肪組織(腎周辺と副睾丸周辺の白色脂肪組織)の重量を測定した。その結果を表4(腎臓周辺脂肪組織への影響)及び表5(副睾丸周辺脂肪組織への影響)に示す。
表4及び表5より明らかなように、腎臓周辺脂肪組織重量及び副睾丸周辺脂肪組織重量共に、形質転換イネ種子のヘキサン抽出画分を食餌に配合した試験群では、非形質転換イネ種子のコメ油を食餌に配合したブランク群に比べ低値を示し、特に、副睾丸周辺脂肪組織の重量は、著しい減少を示した。また、これらの脂肪組織重量の差はいずれも、Student’s T testによる有意差検定(P<0.05)で有意差が認められ、形質転換イネ種子から得られるヘキサン抽出画分の脂肪蓄積抑制剤としての効果が実証された。
一方、化学合成CLA 0.25%を含有するコメ油を食餌に配合した対照群では、腎臓周辺脂肪組織の重量に関してはブランク群に比べて低値を示したが、その差は上記試験群とブランク群との間で認められた差よりも小さく、副睾丸周辺脂肪組織の重量に関しては、むしろブランク群よりも高値を示し、化学合成CLAの脂肪蓄積抑制剤としての効果は、形質転換イネ種子から得られるヘキサン抽出画分よりもかなり劣ることが明らかになった。表3より明らかなように、試験群及び対照群に与えた食餌中には、どちらも10t,12c−CLAが1.0%含まれている。にもかかわらず、試験群と対照群とで、脂肪蓄積抑制剤としての効果に大きな差が生じた理由としては、この10t,12c−CLAの存在形態の相違が考えられる。すなわち、対照群に与えた食餌中の10t,12c−CLAは、科学的に合成されたものであるため、全て遊離脂肪酸として存在しているが、形質転換イネ種子のヘキサン抽出画分中に存在する10t,12c−CLAは、全体の約70%がリン脂質やトリアシルグリセロール(TAG)として存在しており、遊離脂肪酸として存在するのは約28%に過ぎない(非特許文献3)。このような存在形態の相違が、10t,12c−CLAの脂肪蓄積抑制剤としての効果に、上記のような差をもたらしたものと考えられる。
なお、以上の実験において、各内臓組織自体の重量は、試験群、ブランク群及び対象群の間で有意差は存在しなかった。
Figure 2008162928
Figure 2008162928
本発明の実施例において、本発明における合成酵素遺伝子を導入して作製した形質転換イネ種子の脂肪酸分析試験におけるガスクロマトグラフィー分析(GC分析)の結果を示す図である。

Claims (6)

  1. trans−10−,cis−12−共役二重結合を持つ共役リノール酸の合成に関与する酵素遺伝子が導入された形質転換イネ種子を原材料とし、該イネ種子よりヘキサンにて抽出されるtrans−10−,cis−12−共役二重結合を持つ共役リノール酸を含有する油脂成分或いは該油脂成分を含むイネ種子材料を有効成分として含有することを特徴とする脂肪蓄積抑制剤。
  2. trans−10−,cis−12−共役二重結合を持つ共役リノール酸を含有する油脂成分或いは該油脂成分を含むイネ種子材料が、コメ油或いはコメぬかであることを特徴とする請求項1に記載の脂肪蓄積抑制剤。
  3. trans−10−,cis−12−共役二重結合を持つ共役リノール酸が、トリアシルグリセロール及び/又はリン脂質の脂肪酸成分として含有されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の脂肪蓄積抑制剤。
  4. トリアシルグリセロール及び/又はリン脂質の脂肪酸成分の少なくとも1以上が、trans−10−,cis−12−共役二重結合を持つ共役リノール酸であることを特徴とする請求項3に記載の脂肪蓄積抑制剤。
  5. trans−10−,cis−12−共役二重結合を持つ共役リノール酸を含有する油脂成分或いは該油脂成分を含むイネ種子材料中のtrans−10−,cis−12−共役二重結合を持つ共役リノール酸の含有量が、0.01重量%以上10重量%以下であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の脂肪蓄積抑制剤。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の脂肪蓄積抑制剤を添加したことを特徴とする飲食用、医薬用、又は動物飼料用組成物。
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