JP2008162330A - ガラスラン - Google Patents
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Abstract
【課題】ドアガラスの昇降に支障をきたすことなく、有効的にドアガラスの振れ止めを行うことができるガラスランを提供する。
【解決手段】自動車ドア1のガラスラン4は、断面ほぼコ字形の本体部40と、車内側、車外側の側壁42,43と、ドアガラス3の周縁部をシールする第1、第2のシールリップ44,45を備えている。ドアガラスの昇降を案内するガラスランの縦辺部の車内側側壁42には、その中間部に第1シールリップ44とほぼ平行に伸出し、先端が第1シールリップ44の先端よりも車内側かつ本体部40内奥側に位置するサブリップ47を備えている。サブリップ47の根元部よりも本体部40内奥側の車内側側壁の内面に、サブリップの先端部方向に突出するとともに、第1シールリップが屈曲してサブリップに当接し、さらに、第1シールリップとサブリップが屈曲したときにサブリップの先端部に当接する突出部50を形成したガラスラン。
【選択図】 図1
【解決手段】自動車ドア1のガラスラン4は、断面ほぼコ字形の本体部40と、車内側、車外側の側壁42,43と、ドアガラス3の周縁部をシールする第1、第2のシールリップ44,45を備えている。ドアガラスの昇降を案内するガラスランの縦辺部の車内側側壁42には、その中間部に第1シールリップ44とほぼ平行に伸出し、先端が第1シールリップ44の先端よりも車内側かつ本体部40内奥側に位置するサブリップ47を備えている。サブリップ47の根元部よりも本体部40内奥側の車内側側壁の内面に、サブリップの先端部方向に突出するとともに、第1シールリップが屈曲してサブリップに当接し、さらに、第1シールリップとサブリップが屈曲したときにサブリップの先端部に当接する突出部50を形成したガラスラン。
【選択図】 図1
Description
本発明は自動車ドアのドアフレームの内周に沿って取付けられるガラスランに関するものである。
図3に示すように、自動車ドア1のドアフレーム2の内周側にはガラスラン400が取付けられている。ガラスラン400は、図4に示すように断面ほぼコ字形の本体部400Aの底壁410と、車内側の側壁420および車外側の側壁430と、各側壁420,430の先端からそれぞれドアガラス3の周縁部を両面から挟むようにしてシールするシールリップ440,450が伸出する基本的構造を有しており、本体部400Aがドアフレーム2の内周に沿って形成したチャンネル部20に嵌着される。
また、ガラスラン400には、ドアガラス3の振れ止めを行うためにドアフレーム2の前後の縦枠2A(図3)に沿う前後の縦辺部4Aの車内側の側壁420、または両側壁420,430に、ドアガラス3の側面方向に向けて突出し先端がドアガラス3面と対向するガラスガイド460を形成することが行われている(例えば、特許文献1参照。)。
上記のガラスガイド460は、ドアガラス3のガラスラン400の本体部400A内への挿入時に、その先端がドアガラス3の車内側面または内外両側面と当接する、若しくは車内側シールリップ440等を介してドアガラス3の側面と当接するため、ドアガラス3の昇降時の摺動抵抗をあげてしまい昇降がスムーズに行えない恐れがあった。
また、図5に示すように、車内側シールリップ440の内側(車内側側壁420側)に、車内側シールリップ440とほぼ平行に伸出し、ドアガラス3が大きく振らついた場合に、上記車内側シールリップ440と共同してドアガラス3の振れ止めを行うサブリップ470を設けたものもある(例えば、特許文献2参照。)。
また、図5に示すように、車内側シールリップ440の内側(車内側側壁420側)に、車内側シールリップ440とほぼ平行に伸出し、ドアガラス3が大きく振らついた場合に、上記車内側シールリップ440と共同してドアガラス3の振れ止めを行うサブリップ470を設けたものもある(例えば、特許文献2参照。)。
しかしながら、上記サブリップ470を設けたものにおいても、サブリップ470の先端部と車内側側壁420との隙間が大きく残っており、ドアガラス3の振れ止めを有効的にできないと言う不具合があった。これは、一旦、ドアガラス3が大きく振れると、ドアガラス3の慣性力により、振動がしばらく続くことから生じているものと考えられる。
特開平10−942号公報
特開2000−280755号公報
本発明の課題は、ドアガラスが大きく振れることを防止して、有効的にドアガラスの振れ止めを行うことにある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ドアガラスの昇降に支障をきたすことなく、ドアガラスが大きく振れることを防止して、有効的にドアガラスの振れ止めを行うことができるガラスランを提供するものである。
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.自動車ドアのドアフレームの内周に沿って取付けられるガラスランであって、断面ほぼコ字形の本体部と、該本体部の車内側および車外側の側壁からそれぞれ互いに近づく方向に前記本体部内奥側へ伸出し、ドアガラス閉時にドアガラスの周縁部を車内側および車外側の両面から挟むように形成された第1および第2のシールリップを備え、少くともドアガラスの昇降を案内するガラスランの縦辺部の車内側の側壁には、その中間部において上記第1のシールリップとほぼ平行に伸出し、先端が上記第1のシールリップの先端よりも車内側かつ本体部内奥側に位置するサブリップを備えたガラスランにおいて、上記サブリップの根元部よりも本体部内奥側の上記車内側側壁の内面に、上記サブリップの先端部方向に突出するとともに、上記第1のシールリップが屈曲して上記サブリップに当接し、さらに上記第1のシールリップと上記サブリップが屈曲したときに上記サブリップの先端部に当接する突出部を形成したことを特徴とするガラスラン。
上記手段1によれば、断面ほぼコ字形の本体部と、ドアガラス閉時にドアガラスの周縁部を車内側および車外側の両面から挟むように形成された第1および第2のシールリップを備え、少くともドアガラスの昇降を案内するガラスランの縦辺部の車内側の側壁には、その中間部において第1のシールリップとほぼ平行に伸出し、先端が上記第1のシールリップの先端よりも車内側かつ本体部内奥側に位置するサブリップを備え、サブリップの根元部よりも本体部内奥側の車内側側壁の内面に、サブリップの先端部方向に突出するとともに、第1のシールリップが屈曲してサブリップに当接し、さらに第1のシールリップとサブリップが屈曲したときにサブリップの先端部に当接する突出部を形成したので、ドアガラスが大きく振れようとしても、直に、第1のシールリップ、サブリップと突出部とが当接してその振れを止めるため、大きな振幅とならず、結果として振動が長く続かず、有効的にドアガラスの振れ止めを行うことができる。
また、ドアガラスの昇降の設定位置の状態にあっては、第1のシールリップとサブリップとの間及びサブリップと突起との間に若干の隙間が形成されて設定されているので、ドアガラスの昇降時に摺動抵抗の増加とならず、従来と同様なスムーズなドアガラスの昇降ができる。
また、ドアガラスの昇降の設定位置の状態にあっては、第1のシールリップとサブリップとの間及びサブリップと突起との間に若干の隙間が形成されて設定されているので、ドアガラスの昇降時に摺動抵抗の増加とならず、従来と同様なスムーズなドアガラスの昇降ができる。
手段2.上記サブリップの先端部には、上記車内側側壁の方に膨出した膨出部を有し、上記サブリップの屈曲時に上記膨出部の先端が上記突出部に当接することを特徴とする手段1に記載のガラスラン。
上記手段2によれば、サブリップの先端部に、車内側側壁の方に膨出した膨出部を形成し、サブリップの屈曲時に膨出部の先端が上記突出部に当接するようにしたので、サブリップと突起との間の若干の隙間をさらに狭くでき、上記手段1の作用効果をさらに高めることができる。
また、サブリップの全体の肉厚を上げているのではないので、サブリップと突出部の当接時にサブリップが変形することができ、その時点での緩衝作用を奏することもできる。
手段3.上記突出部は凸状の湾曲表面を備えた山形に形成されていることを特徴とする手段1または手段2に記載のガラスラン。
上記手段3によれば、上記突出部は凸状の湾曲表面を備えた山形に形成されているので、サブリップとの当接時にその表面で滑るように移動が可能なため緩衝作用を奏し、上記手段1と2の作用効果をさらに高めることができる。
手段4.上記突出部の頂部と上記サブリップの先端部との間には、ドアガラスの昇降の設定位置の状態において、0.5mmから1.8mmの隙間が設けられていることを特徴とする手段1に記載のガラスラン。
上記手段4によれば、上記突出部の頂部と上記サブリップの先端部との間には、ドアガラスの昇降の設定位置の状態において、0.5mmから1.8mmの隙間が設けられているので、ドアガラスの昇降時に摺動抵抗の増加とならず、従来と同様なドアガラスのスムーズな昇降ができる。
なお、ドアガラスが配置されていない状態において、第1のシールリップとサブリップの間は4mmから6mmであり、ドアガラスが配置された状態においても、その間は1.5mmから2.0mmあり、上記突出部が設けられていないと、ドアガラスが大きく(4mmぐらい)振れる恐れがあったが、今回、サブリップと突出部の隙間を0.5mmから1.8mmと狭くしたので、ドアガラスが大きく振れようとしても、直に、第1のシールリップ、サブリップと突出部とが当接してその振れを止めるため、大きな振幅とならず、結果として振動が長く続かず、有効的にドアガラスの振れ止めを行うことができるという上記手段1の作用効果をさらに高めることができる。
なお、ドアガラスが配置されていない状態において、第1のシールリップとサブリップの間は4mmから6mmであり、ドアガラスが配置された状態においても、その間は1.5mmから2.0mmあり、上記突出部が設けられていないと、ドアガラスが大きく(4mmぐらい)振れる恐れがあったが、今回、サブリップと突出部の隙間を0.5mmから1.8mmと狭くしたので、ドアガラスが大きく振れようとしても、直に、第1のシールリップ、サブリップと突出部とが当接してその振れを止めるため、大きな振幅とならず、結果として振動が長く続かず、有効的にドアガラスの振れ止めを行うことができるという上記手段1の作用効果をさらに高めることができる。
手段5.上記山形の突出部は車内側側壁からの突出高さを0.5mmから1.0mmとされ、その肉厚を車内側側壁の肉厚とほぼ同じにした手段3に記載のガラスラン。
上記手段5によれば、上記山形の突出部は、その肉厚を車内側側壁の肉厚とほぼ同じにしたので、ガラスランの押出成形時に大きな肉厚の変化部分が無く、容易に製造することができるとともに、上記手段3の作用効果をさらに高めることができる。なお、突出部の裏側の肉抜きをすることもでき、その場合肉抜き部分で緩衝作用を得ることができる。
以下に、実施形態について図面を参照して説明する。図3に示すように、ガラスラン4は、ドアガラス3の昇降を案内する前後の押出成形の縦辺部4Aとドアガラス3が上昇端に至ったときにその上端縁を受入れる押出成形の上辺部4Bを型成形接続部4Cで接続して構成されている。ガラスラン4はEPDMゴム等からなり、各辺部は、ほぼ共通の断面形状を有している。また、自動車ドア1としては、図3ではフロントドアを例示しているが、その他、リヤドア等でも良い。
図1は本実施形態の図3における縦辺部4AのC−C位置での断面を示すもので、縦辺部4Aは、底壁41および相対向する車内側および車外側の側壁42,43からなる断面ほぼコ字形の本体部40と、両側壁42,43の先端からそれぞれ本体部内奥側へゆるやかに湾曲して伸出し先端が近接対向する第1および第2のシールリップ44,45を備えている。車内側の側壁42は車外側の側壁43よりも長く形成してあり、第1のシールリップ44は第2のシールリップ45よりも長く、かつ厚肉としてある。
また、ドアフレーム2の内周側には全長にわたり断面ほぼコ字形のチャンネル部20が形成してあり、ガラスラン4はその本体部40をチャンネル部20に嵌合することにより取付けられる。そして、ガラスラン4の前後の縦辺部4Aでは、ドアガラス3はその前後の縦縁が両面から第1および第2のシールリップ44,45によって挟まれた状態で昇降し、上辺部4Bでは、ドアガラス3の上縁が第1および第2のシールリップ44,45の間に挿入され、各シールリップ44,45とドアガラス3の表面との当接によりシールが行われている。なお、ドアガラス3の摺動性を良くするために、第1および第2のシールリップ44,45の対向面、底壁41の内底面および車外側の側壁43の内面の一部には滑性層48が形成してある。
上記ガラスラン4の縦辺部4Aの車内側の側壁42には、その中間部において上記第1のシールリップ44とほぼ平行に伸出し、先端が上記第1のシールリップ44の先端よりも車内側かつ本体部40内奥側にサブリップ47が形成されている。さらに、サブリップ47の根元部よりも本体部40内奥側の車内側側壁42の内面に、上記サブリップ47の先端部方向に突出する突出部50が形成されている。
突出部50は、上記第1のシールリップ44が屈曲して上記サブリップ47に当接し、さらに第1のシールリップ44とサブリップ47が屈曲したときにサブリップ47の先端部に当接するものである。
なお、サブリップ47は第1のシールリップ44の一般部よりも若干薄肉で、第1のシールリップ44とほぼ平行に伸びており、その先端は、第1のシールリップ44の先端よりも車内側かつ本体部40内奥側に位置している。
突出部50は、上記第1のシールリップ44が屈曲して上記サブリップ47に当接し、さらに第1のシールリップ44とサブリップ47が屈曲したときにサブリップ47の先端部に当接するものである。
なお、サブリップ47は第1のシールリップ44の一般部よりも若干薄肉で、第1のシールリップ44とほぼ平行に伸びており、その先端は、第1のシールリップ44の先端よりも車内側かつ本体部40内奥側に位置している。
より詳しく説明すると、突出部50は凸状の湾曲表面を備えた山形に形成されており、車内側側壁42からの突出高さを1.0mmに設定されている。なお、突出高さは0.5mmから1.5mmの範囲で設定されることが好ましい。
また、ドアガラス3が配置されていない状態において、第1のシールリップ44とサブリップ47の間は5mm程度あり、ドアガラス3が配置された状態においても、その間は2mm程度ある。このため、突出部50が設けられていないと、ドアガラス3が大きく(4mmぐらい)振れる恐れがあった。しかし今回、サブリップ47と突出部50の隙間を1.0mmに設定したので、ドアガラス3が大きく振れようとしても、直に、第1のシールリップ44、サブリップ47と突出部50とが当接してその振れを止めるため、大きな振幅とならず、結果として振動が長く続くことなくドアガラス3の振れを有効的に防止することができる。なお、突出部50の頂部とサブリップ47の先端部との隙間は、0.5mmから1.8mmの範囲で設定されることが好ましい。
また、ドアガラス3が配置されていない状態において、第1のシールリップ44とサブリップ47の間は5mm程度あり、ドアガラス3が配置された状態においても、その間は2mm程度ある。このため、突出部50が設けられていないと、ドアガラス3が大きく(4mmぐらい)振れる恐れがあった。しかし今回、サブリップ47と突出部50の隙間を1.0mmに設定したので、ドアガラス3が大きく振れようとしても、直に、第1のシールリップ44、サブリップ47と突出部50とが当接してその振れを止めるため、大きな振幅とならず、結果として振動が長く続くことなくドアガラス3の振れを有効的に防止することができる。なお、突出部50の頂部とサブリップ47の先端部との隙間は、0.5mmから1.8mmの範囲で設定されることが好ましい。
なお、第1のシールリップ44の先端は略く字形に屈曲し、サブリップ47の先端部側面に向けて突出する膨出部443が形成されている。第1のシールリップ44の根元部441近傍には、ノッチ442が形成されている。なお、上記サブリップ47,ノッチ442および突起443は、ガラスラン4の上記上辺部4Bでは、これらを形成してもよいし、形成しなくてもよい。
ドアガラス3の昇降時、ガラスラン4の縦辺部4Aでは第1のシールリップ44はドアガラス3の内面により押されてノッチ442形成部で屈曲して車内側に倒れ先端の膨出部443がサブリップ47に近接した状態となる。そして、ドアガラス3昇降時およびドア1閉操作時にドアガラス3に車幅方向の振れが発生すると、第1のシールリップ44の膨出部443がサブリップ47を押し、両リップ44,47は車内側へ撓む。この場合、従来の構造においては、両リップ44,47はともに撓みつつ共働してドアガラス3を支えるから、ドアガラス3の振れは抑制され、かつ吸収されるが、両リップ44,47の反撥力を低減しようとすると、ドアガラス3の振れ幅が大きくなる。そのため、本願では、両リップ44,47の反撥力を低減しつつ、車幅方向の振れ幅を抑制するために車内側側壁42に突出部50を設け、ドアガラス3の車幅方向の移動量を少なくしたものである。そしてこの場合、両リップ44,47はそれらの根元側を中心としてほぼ同方向に撓むから、第1のシールリップ44の先端の突起442とこれに接触するサブリップ47の先端部側面とはほとんど相対移動せず、両者間に摩擦抵抗が生じたり、或るいは、こすれ摩耗が生じることはない。
ドアガラス3の昇降時、ガラスラン4の縦辺部4Aでは第1のシールリップ44はドアガラス3の内面により押されてノッチ442形成部で屈曲して車内側に倒れ先端の膨出部443がサブリップ47に近接した状態となる。そして、ドアガラス3昇降時およびドア1閉操作時にドアガラス3に車幅方向の振れが発生すると、第1のシールリップ44の膨出部443がサブリップ47を押し、両リップ44,47は車内側へ撓む。この場合、従来の構造においては、両リップ44,47はともに撓みつつ共働してドアガラス3を支えるから、ドアガラス3の振れは抑制され、かつ吸収されるが、両リップ44,47の反撥力を低減しようとすると、ドアガラス3の振れ幅が大きくなる。そのため、本願では、両リップ44,47の反撥力を低減しつつ、車幅方向の振れ幅を抑制するために車内側側壁42に突出部50を設け、ドアガラス3の車幅方向の移動量を少なくしたものである。そしてこの場合、両リップ44,47はそれらの根元側を中心としてほぼ同方向に撓むから、第1のシールリップ44の先端の突起442とこれに接触するサブリップ47の先端部側面とはほとんど相対移動せず、両者間に摩擦抵抗が生じたり、或るいは、こすれ摩耗が生じることはない。
また、ドア強閉時、ドアガラス3が大きく車内側へ振れようとすると、ドアガラス3は第1のシールリップ44、サブリップ47を介して突出部50に当接し、それ以上振れない。この場合、当接前にドアガラス3の振れ力の大部分は両リップ44,47の撓みで吸収されるから当接時のドアガラス3に作用する反力は小さく、当接後のドアガラス3の振れは急激に減衰する。その結果、大きな振幅とならないとともに、振動が長く続かず、有効的にドアガラス3の振れ止めを行うことができる。
以上詳述したように、サブリップ47の根元部よりも本体部40内奥側の車内側側壁42の内面に、サブリップ47の先端部方向に突出するとともに、第1のシールリップ44が屈曲してサブリップ47に当接し、さらに第1のシールリップ44とサブリップ47が屈曲したときにサブリップ47の先端部に当接する突出部50を形成したので、ドアガラス3が大きく振れようとしても、直に、第1のシールリップ44、サブリップ47と突出部50とが当接してその振れを止め、大きな振幅とならず、結果として振動が長く続かず、有効的にドアガラス3の振れ止めを行うことができる。
尚、上記実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)図2に示すように、サブリップ47の先端部にも、第1のシールリップ44の先端の膨出部443と同様に車内側側壁42の方に膨出する膨出部471を形成する構成としてもよい。
この場合、サブリップ47の屈曲時に膨出部471の先端が突出部50に当接するので、両者の間の若干の隙間をさらに狭くできるとともに、サブリップ47の全体の肉厚を上げているのではないので、サブリップ47と突出部50の当接時にサブリップ47が変形することができ、その時点での緩衝作用を奏することができる。
(b)上記実施形態では、山形の突出部50は、その肉厚を車内側側壁42の肉厚とほぼ同じに形成し、ガラスラン4の押出成形時に大きな肉厚の変化部分を無くして容易に製造することができるが、突出部50の裏側の肉抜きをすることもでき、その場合、肉抜き部分で緩衝作用を得ることができる。
(c)上記実施形態では、ガラスラン4の材料としてEPDMゴムを採用しているが、その外にもスチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレン共重合ゴム、アクリルゴム等の各種ゴム材料、又は、オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)或いは軟質のポリ塩化ビニル等のゴム状弾性を有する他の弾性材料により構成してもよい。
1…ドア、2…ドアフレーム、3…ドアガラス、4…ガラスラン、40…本体部、41…底壁、42…車内側側壁、43…車外側側壁、44…第1のシールリップ、45…第2のシールリップ、47…サブリップ、50…突出部。
Claims (4)
- 自動車ドアのドアフレームの内周に沿って取付けられるガラスランであって、断面ほぼコ字形の本体部と、該本体部の車内側および車外側の側壁からそれぞれ互いに近づく方向に前記本体部内奥側へ伸出し、ドアガラス閉時にドアガラスの周縁部を車内側および車外側の両面から挟むように形成された第1および第2のシールリップを備え、少くともドアガラスの昇降を案内するガラスランの縦辺部の車内側の側壁には、その中間部において上記第1のシールリップとほぼ平行に伸出し、先端が上記第1のシールリップの先端よりも車内側かつ本体部内奥側に位置するサブリップを備えたガラスランにおいて、
上記サブリップの根元部よりも本体部内奥側の上記車内側側壁の内面に、上記サブリップの先端部方向に突出するとともに、上記第1のシールリップが屈曲して上記サブリップに当接し、さらに上記第1のシールリップと上記サブリップが屈曲したときに上記サブリップの先端部に当接する突出部を形成したことを特徴とするガラスラン。 - 上記サブリップの先端部には、上記車内側側壁の方に膨出した膨出部を有し、上記サブリップの屈曲時に上記膨出部の先端が上記突出部に当接することを特徴とする請求項1に記載のガラスラン。
- 上記突出部は凸状の湾曲表面を備えた山形に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガラスラン。
- 上記突出部の頂部と上記サブリップの先端部との間には、ドアガラスの昇降の設定位置の状態において、0.5mmから1.8mmの隙間が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のガラスラン。
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