JP2008162236A - テープ印刷システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 入力文字列に係る基本的な行数が指定された場合において、入力文字列の実際の行数がその指定行数と異なっていても、入力文字列の印刷を保証する。
【解決手段】 本発明のテープ印刷システムは、(1)利用者に、テープに印刷する文字列の行数を指定させた上で、指定された行数における各行の文字サイズの組み合わせを選択させるか、又は、テープに印刷する各行の文字サイズを同一にする固定サイズを選択させる文字サイズ属性選択手段と、(2)文字サイズ属性選択手段によって、利用者に、テープに印刷する文字列の行数を指定させた上で、指定された行数における各行の文字サイズの組み合わせが選択された場合において、利用者に指定された行数と、実際に印刷を行う文字列の行数とが不一致の場合に、選択された文字サイズの組み合わせを、不一致用の文字サイズの組み合わせに置き換える行数不一致時置換手段とを有する。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明のテープ印刷システムは、(1)利用者に、テープに印刷する文字列の行数を指定させた上で、指定された行数における各行の文字サイズの組み合わせを選択させるか、又は、テープに印刷する各行の文字サイズを同一にする固定サイズを選択させる文字サイズ属性選択手段と、(2)文字サイズ属性選択手段によって、利用者に、テープに印刷する文字列の行数を指定させた上で、指定された行数における各行の文字サイズの組み合わせが選択された場合において、利用者に指定された行数と、実際に印刷を行う文字列の行数とが不一致の場合に、選択された文字サイズの組み合わせを、不一致用の文字サイズの組み合わせに置き換える行数不一致時置換手段とを有する。
【選択図】 図1
Description
本発明はテープ印刷システムに関する。
テープ印刷システム(専用装置単体で成立するシステム又は専用周辺装置がパソコンに接続されて相互に連携してテープを作製・印刷するシステム)は、入力された文字(記号、絵文字、外枠、地紋等を含む概念とする)の列をテープに印刷し、好適には印刷されたテープを切断して排出するものである。文字列が印刷されたテープはラベルと呼ばれている。
テープ印刷システムは、複数行の文字列を印刷できるものもある。このような印刷を行う場合、各行の文字サイズを指定する必要がある。そこで、利用者が文字サイズの指定を行わなくてもすむ方法や、又は、文字サイズの指定を簡便にする方法が提案されている。特許文献1には、入力された行数とテープの幅とに応じて最適な文字サイズを決定する従来技術が記載されている。特許文献2には、入力された行数に応じて各行の文字サイズの組み合わせ(フォーマット)の候補を提示し、利用者に各行の文字サイズの組み合わせを選択させる従来技術が提案されている。
特開平5−084975号公報
特開平7−156499号公報
しかしながら、これらの従来技術は、いずれも、入力された文字列の行数に着目して各行の文字サイズを決定する技術である。また、いったん印刷した後にその文字列を保存し、再度編集して印刷する際に行数が変更された場合、再度文字サイズを指定するなどの必要があるといった問題がある。より具体的には例えば次のような問題点がある。
特許文献1の記載技術では、入力文章の行数とテープの幅とで一律に文字サイズが定まってしまうため、利用者が好みの文字サイズを指定することができない。つまり、利用者が望むレイアウトのラベルを作製することができない。
一方、特許文献2の記載技術では、利用者の好みを取り入れることができる。しかしながら、印刷の直前に、入力された文章の行数を認識して(カウントして)文字サイズを決定するため、予め各行の文字サイズを決定して(指定して)から印刷を行うということはできず、入力行数が決定してから各行の文字サイズを指定する必要がある。
また、特許文献2の記載技術には、印刷後に、その入力文章を保存し、さらに編集・印刷する場合の文字サイズの取扱いについても定められていない。 例えば、一度作成して保存しておいた入力文章のデータを呼出して、適宜編集して、類似するレイアウトのラベルを作成する場合に上記問題が顕在化する。特許文献2の記載技術を採用した場合、入力文章の行数を印刷の直前に認識して文字サイズを決定しているため、各行の文字サイズなどの属性情報を入力文章のデータに付随させて記憶する必要はない。そのため、データを読み出して再編集した後に印刷する場合、その直前に再度行数をカウントし、それに応じた各行の文字サイズの組み合わせの候補を利用者に提示し、利用者に選択させなければならない。一方、最初の印刷時における利用者に選択された各行の文字サイズの組み合わせを入力文章のデータに併せて保存し、編集後にその組み合わせに基づいて印刷し、各行の文字サイズの組み合わせを選択する必要をなくする構成も考えられる。しかし、3行で作成したデータを修正して2行や4行に変更するなど編集処理で行数が増減したり、編集処理後の入力文章を印刷させるテープの幅がデータを保存させる際のテープの幅と異なっていたりすることがある。従って、特許文献2の記載技術では、文字列のデータを保存した後に再編集するということに適切に対応できない問題が生じる。
なお、この明細書において「行」とは、テープの幅方向と垂直な方向における文字列の集合のことを言う。例えば、図5における「CHINA」という文字列と「USA」という文字列はそれぞれ一行を構成する。つまり、この段落2では2行の文字列が存在することとなる。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、テープにおける各行の文字サイズの組み合わせ(レイアウト)を利用者が指定した通りに印刷することができ、また、指定後に行数等が変更された場合でも印刷が保証されるテープ印刷システムを提供しようとしたものである。
かかる課題を解決するため、本発明のテープ印刷システムは、入力文字列をテープに印刷するものであって、(1)利用者に、テープに印刷する文字列の行数を指定させた上で、指定された行数における各行の文字サイズの組み合わせを選択させるか、又は、テープに印刷する各行の文字サイズを同一にする固定サイズを選択させる文字サイズ属性選択手段と、(2)上記文字サイズ属性選択手段によって、利用者に、テープに印刷する文字列の行数を指定させた上で、指定された行数における各行の文字サイズの組み合わせが選択された場合において、利用者に指定された行数と、実際に印刷を行う文字列の行数とが不一致の場合に、選択された文字サイズの組み合わせを、不一致用の文字サイズの組み合わせに置き換える行数不一致時置換手段とを有し、上記文字サイズ属性選択手段で選択された文字サイズ、若しくは上記行数不一致時置換手段で置換された文字サイズで入力された文字列をテープに印刷することを特徴とする。
本発明のテープ印刷システムが適用するテープ印刷方法は、入力文字列をテープに印刷するものであって、(0)文字サイズ属性選択手段及び行数不一致時置換手段を備え、(1)上記文字サイズ属性選択手段は、利用者に、テープに印刷する文字列の行数を指定させた上で、指定された行数における各行の文字サイズの組み合わせを選択させるか、又は、テープに印刷する各行の文字サイズを同一にする固定サイズを選択させ、(2)上記行数不一致時置換手段は、上記文字サイズ属性選択手段によって、利用者に、テープに印刷する文字列の行数を指定させた上で、指定された行数における各行の文字サイズの組み合わせが選択された場合において、利用者に指定された行数と、実際に印刷を行う文字列の行数とが不一致の場合に、選択された文字サイズの組み合わせを、不一致用の文字サイズの組み合わせに置き換え、上記文字サイズ属性選択手段で選択された文字サイズ、若しくは上記行数不一致時置換手段で置換された文字サイズで入力された文字列をテープに印刷することを特徴とする。
本発明のテープ印刷システムを構築し得るテープ印刷プログラムは、入力文字列をテープに印刷する機構を制御するコンピュータに搭載されたテープ印刷プログラムであって、(0)コンピュータを、(1)利用者に、テープに印刷する文字列の行数を指定させた上で、指定された行数における各行の文字サイズの組み合わせを選択させるか、又は、テープに印刷する各行の文字サイズを同一にする固定サイズを選択させる文字サイズ属性選択手段と、(2)上記文字サイズ属性選択手段によって、利用者に、テープに印刷する文字列の行数を指定させた上で、指定された行数における各行の文字サイズの組み合わせが選択された場合において、利用者に指定された行数と、実際に印刷を行う文字列の行数とが不一致の場合に、選択された文字サイズの組み合わせを、不一致用の文字サイズの組み合わせに置き換える行数不一致時置換手段として機能させることを特徴とする。
第4の本発明のテープ印刷システムは、入力された文字列をテープに印刷するテープ印刷システムにおいて、入力された文字列をテープに印刷するシステムであって、(1)印刷する文字列の行数を利用者に指定させる行数指定手段と、(2)上記行数指定手段によって指定された行数における、各行の文字サイズの組み合わせを利用者に複数提示し、印刷に用いる各行の文字サイズの組み合わせを選択させる文字サイズ指定手段と、(3)入力された文字列のうち行数指定手段で選択された行数分の文字列について、文字サイズ指定手段で選択された文字サイズの組み合わせに基づいて印刷を行う印刷手段とを有することを特徴とする。
本発明のテープ印刷システムによれば、利用者が文字サイズのレイアウトを予め指定し、その指定したレイアウト通りのラベルを作製することができる。また、印刷の前後で入力された文字列の増減があっても最適なレイアウトで再印刷を行うことが可能となる。
(A)第1の実施形態
以下、本発明によるテープ印刷システムの第1の実施形態を、図面を参照しながら説明し、あわせてテープ印刷方法及びテープ印刷システムに用いられるプログラムについても説明する。
以下、本発明によるテープ印刷システムの第1の実施形態を、図面を参照しながら説明し、あわせてテープ印刷方法及びテープ印刷システムに用いられるプログラムについても説明する。
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、第1の実施形態に係るテープ印刷システムに該当するテープ印刷装置の電気的な全体構成を示すブロック図であり、図2は、そのテープ印刷システムの外観イメージを示す概略斜視図である。なお、第1の実施形態のテープ印刷システムは、テープ印刷専用の独立した装置(テープ印刷装置:ラベルライター)として構成されている。
図1は、第1の実施形態に係るテープ印刷システムに該当するテープ印刷装置の電気的な全体構成を示すブロック図であり、図2は、そのテープ印刷システムの外観イメージを示す概略斜視図である。なお、第1の実施形態のテープ印刷システムは、テープ印刷専用の独立した装置(テープ印刷装置:ラベルライター)として構成されている。
図1において、第1の実施形態のテープ印刷システム1は、大きくは、入力部10、制御部20及び出力部30から構成されており、制御部20が、入力部10からの情報やその時点の処理段階等に応じた処理を実行し、その処理結果等を出力部30によって表示出力又は印刷出力させるようになされている。
入力部10は、詳細の構成は省略するが押下キー(やダイヤルキー)を備えたキー入力部11(図2参照)や、テープ種類検出センサ12などを有する。キー入力部11は、制御部20に与える文字コードや各種の制御データを発生するものである。テープ種類検出センサ12は、装填されているテープの幅や色(透明を含む)などを検出してテープ種類情報を制御部20に与えるものである。例えば、テープはインクリボンと共にテープカセット(テープカートリッジ)に収納されており、テープカセットにはテープ幅や色などを規定する孔などの物理的な識別要素が設けられており、テープ種類検出センサ12はこの物理的な識別要素を読み取ってテープ種類情報を出力する。
図2における透明窓部を有する蓋体50は、テープカセットTCを収容する装置筐体内部の空間の上部に設けられたものであり、この蓋体50の下方にテープカセットTCが装填され、その装填状態のテープカセットTCの物理的な識別要素をテープ種類検出センサ12が読み取る。
出力部30は、印刷構成や表示構成などを有する。印刷構成は、テープに対して印刷を行う構成であり、表示構成は、ラベルに印刷させる入力情報や、操作ガイダンスのメッセージなどを表示する構成である。
テープ・リボン走行機構31は、例えばステッピングモータや直流モータ等によって構成されており、テープカセットTCに収納されているテープやインクリボンを所定の印刷位置へ送り出したり装置外部へ排出したりするものである。印刷ヘッド32は、走行するテープに対して印刷を行うものである。例えば、印刷ヘッド32としてサーマルヘッドが採用された場合、熱転写によってテープに印刷を行う。
テープ・リボン走行機構31及び印刷ヘッド32はそれぞれ、制御部20の制御下で、走行駆動回路(モータなどを含む)33やヘッド駆動回路34によって駆動される。
印刷ヘッド32によって印刷が施されたテープの切断は、制御部20の制御下で、モータなどで構成されるカッタ駆動回路38によって駆動されるカッタ37によって行なわれる。図2に示す排出口52は、印刷が施されたテープを排出する出口であり、排出口52の近傍にカッタ37が設けられている。
テープTは、図4の断面図に示すように、裏紙(剥離紙)T1と、粘着層を有する表紙(テープ本体)T2とを有するものである。カッタ37は、フルカッタ37aとハーフカッタ37bとで構成されている。フルカッタ37aは、制御部20からテープTをすべて切断するように命じられた場合(全切断モードにおいて)表紙T2と裏紙T1とを共に切断する。ハーフカッタ37bは、制御部20から表紙T2のみを切断するように命じられた場合(ハーフ切断モードにおいて)裏紙T1を切断することなく表紙T2だけを切断する。なお、一つのカッタの動作・処理を変更することでフルカッタ37aとハーフカッタ37bとを構成することもできる。
印刷ヘッド32及び切断用カッタ37間におけるテープTの走行経路上には、ミシン目形成部材39が配置されている。ミシン目形成部材39は、ミシン目形成モードのときに、制御部20の制御下で、ミシン目形成駆動回路40によって駆動されて、裏紙T1だけにその幅方向にミシン目を形成させるものである。ミシン目形成部材39は、針状のものであって進退動によりミシン目を形成させるものであってもよく、ミシン目の深さに応じた分だけ径が異なる部分が交互に配置されている円盤状カッタでなり、それを回転移動させることによりミシン目を形成させるものであってもよい。
切断用のカッタ37及びミシン目形成部材39の存在により、制御部20は、ラベルを印刷する場合においては、ラベル部分間に対する切断態様として、多様な切断態様をとることができる。切断態様としては、例えば、表紙T2と裏紙T1とを共に切断する態様、表紙T2のラベル部分間を切断するが裏紙T1を繋げたままとする態様、表紙T2のラベル部分間を切断し、裏紙T1のラベル部分間にミシン目を入れる態様などを挙げることができる。上述した最初の切断態様にだけ対応できるように装置を構成する場合であれば、ハーフカッタ37b、ミシン目形成部材39及びミシン目形成駆動回路40は省略することができる。また、カッタ37は、カッタ駆動回路38を設けず、制御部20等の制御によらず、手動でテープを切断する構成としてもよい。
表示部としては、例えば、所定サイズの文字を数行(例えば4行)に亘って数文字(例えば12文字)程度表示できる程度の液晶ディスプレイ35が採用される。液晶ディスプレイ35は、制御部20の制御下でディスプレイ駆動回路36によって駆動される。図2に示す例では、液晶ディスプレイ35は、蓋体50上など、テープ印刷装置の上面に設けられている。液晶ディスプレイ35は、図3に示すように、入力文字列や行番号や印刷イメージや長さ情報などを表示するドット表示部2、及び、属性インジケータ部3(3−1〜3−n)とを有する。そのため、ディスプレイ駆動回路36も、大別すると、ドット表示部2に表示を行うための駆動部36a、及び、属性インジケータ部3に表示を行うための駆動部36bとを有する。
制御部20は、例えば、マイクロコンピュータによって構成されており、CPU21、ROM22、RAM23、キャラクタジェネレータROM(CG−ROM)24、入力インタフェース25及び出力インタフェース26がシステムバス27を介して接続されて構成されている。
ROM22は、1又は複数個のROMチップでなり、各種の処理プログラムや、かな漢字変換用辞書データ等の固定データが格納されている。例えば、ROM22には、段落スタイル指定プログラム(固定データを含む)22a、印刷プログラム(固定データを含む)22bなどが格納されている。
RAM23は、1又は複数個のRAMチップでなり、ワーキングメモリとして用いられるものであり、また、ユーザ入力に係る固定データ等も格納される。この明細書におけるRAMとは、ワーキングメモリとして用いられるEEPROM等の他のメモリ素子を含む概念とする。RAM23は、印刷する文字列をドット展開して格納する印刷バッファや、入力文字列などについての表示画像を格納する表示バッファや、印刷や入力に係る文字データ等を格納するテキストバッファや、行番号についての表示態様を保持する行番号状態保持バッファや、属性インジケータ3についての表示態様を保持する属性インジケータ状態保持バッファ、最新の入力文章のデータを属性情報と共に格納する入力文章バッファ等を有する。
CG−ROM24は、当該テープ印刷システムに用意されている文字や記号のドットパターンを格納しているものであり、文字や記号を特定するコードデータが与えられたときに対応するドットパターンを出力するものである。なお、表示用と印刷用とで別個のCG−ROMが設けられていてもよい。フォント情報の格納形式は、アウトラインフォント形式及びビットマップ形式のいずれであってもよい。
入力インタフェース25は、入力部10及び制御部20間のインタフェースを行うものであり、出力インタフェース26は、出力部30及び制御部20間のインタフェースを行うものである。
CPU21は、入力部10からの入力信号やそのときの処理段階に応じて定まるROM22内の処理プログラムを、RAM23をワーキングエリアとして利用しながら処理を行う。また、必要に応じて、ROM22やRAM23に格納されている固定データを適宜用いて処理する。そして、処理状況や処理結果等を液晶ディスプレイ35に表示させたりテープに印刷させたりするものである。
(A−2−1)段落スタイルの指定動作
次に、第1の実施形態のテープ印刷システム1における段落スタイルの指定動作を、図面を参照しながら説明する。
次に、第1の実施形態のテープ印刷システム1における段落スタイルの指定動作を、図面を参照しながら説明する。
入力文章に係る属性は、大きく、3つに分かれている。文字単位の属性と、文章全体に対する属性と、文字単位と文章全体との中間である文章区間(適宜、段落と呼ぶ)に対する属性(適宜、段落スタイルと呼ぶ)とに分かれる。テープ印刷システム1における段落は、テープ長手方向に分割される区画であり、利用者に任意に設定される。例えば、図5に示す例では、段落1は1行の文字列で構成され、段落2は2行の文字列で構成され、段落3は3行の文字列で構成されていると規定される。また、図5に示すように、一つのラベルにおいて、異なる段落で(段落1〜3で)それぞれ行数が異なるようにしてもよい。ただし、同一の行数でも別の段落とすることができる。段落はラベルにおいて一つのみとすることもできる。すなわち、文章の入力は段落毎に行ない、入力された段落をテープ長手方向に並べて印刷することで利用者所望のラベルが実現される。
第1の実施形態の場合、段落スタイルの属性種目として、「縦書き、横書き」、「文字サイズ」、「割付け」、「外枠・表組」が用意されている。「縦書き、横書き」属性は、その段落を縦書きで表示・印刷するか、横書きにするかということに関する規定である。「文字サイズ」属性は、その段落の各行の文字サイズの組み合わせに関する規定である。「割付け」属性は、その段落の各行を均等割付するか、右揃えするか、左揃えするか、中央揃えするかに関する規定である。「外枠・表組」属性は、その段落に外枠又は表組を付与するかということに関する規定である。
キー入力部11には、段落スタイルの指定動作を開始させるキー(専用キー又は汎用キーの何れであってもよい)が設けられており、そのキーが操作されたときには、CPU21は、段落スタイル指定プログラム22aを開始する。
図6は、段落スタイル指定プログラム22aにおける段落スタイルの指定動作の流れを示すフローチャートである。
CPU21は、図6に示す処理を開始するとまず、段落スタイルの指定動作に関する階層である第1階層の選択画面の初期画面を液晶ディスプレイ35に表示させ(ステップ100)、第1階層の選択画面での選択肢を取り込み(利用者に選択肢を選択させ:ステップ101)、利用者に選択された選択肢が何であるかを判別する(ステップ102)。なお、階層とは、階層構造に組み立てられた選択肢の階層のことを指す。すなわち、利用者は、階層構造をたどることで目的の選択肢を選択することが可能となる。選択肢は属性に対応している。例えば、選択肢「縦書き・横書き」は、属性「縦書き・横書き」を選択するための選択肢である。
段落スタイルの指定動作に関する階層である第1階層の選択画面は、表題文字列として「段落スタイル」が表示され、選択肢として「縦、横」、「文字サイズ」、「割付け」、「外枠・表組」、「終わり?」の一つ又は複数(全部を含む)が表示され、1個の選択肢にカーソルが位置している。カーソルの表示方式として固定カーソル方式を適用する場合には、キー入力部11を用いてカーソルの移動指示が入力された際(例えば、キー入力部11に設けられるカーソル上移動キーやカーソル下移動キーなどのカーソル移動キーが操作された際)に、選択肢の表示位置を変化させる。また、液晶ディスプレイ35の表示面に比べて、選択肢の数が多い場合などには、一部の選択肢だけを表示し、他の選択肢はカーソル移動キーなどによる利用者からの指示に基づきスクロール表示させるようにしてもよい。
図7は、段落スタイルの指定動作に関する第1階層の選択画面の一例を示す説明図である。図7は、カーソルが選択肢「文字サイズ」に位置した例を示している。例えば、カーソルが選択肢「縦、横」に位置していた場合において、カーソルの移動指示が利用者から出て、カーソルが一つ移動した例となる。
なお、ステップ100における第1階層の初期画面においてカーソルが位置する選択肢は、好ましくは前回の操作時に選択された選択肢とする。ただし、デフォルトの選択肢としてもよく、選択される回数が多い選択肢としてもよい。第2階層以降の階層においても同様である。
このように、ステップ100で第1階層の選択画面を表示し、ステップ101で利用者からキー入力部11を通して選択された(実行キーが操作された)、カーソルが位置していた選択肢が選択され、ステップ102でその選択された選択肢を判別することとなる。
本明細書においては、選択肢「縦、横」、「割付け」、「外枠・表組」又は「終わり?」が選択された場合の処理については特に詳細に説明はしないが、簡単に説明すると次の通りである。選択肢「縦、横」、「割付け」又は「外枠・表組」が選択された際には、CPU21は、「縦書き、横書き」属性、「割付け」属性又は「外枠・表組」属性それぞれの第2階層の選択画面を液晶ディスプレイ35に表示させ、表示させた選択肢の中から利用者に選択肢を選択させ、各属性についての設定を決定する処理に移行する。選択肢「終わり?」が選択された際には、CPU21は、その際までに利用者から指示された各種属性の指定内容を確定し、RAM23等に格納された各段落の設定を確定する(入力文章に付随する段落スタイル属性を今回の処理で利用者から指定されたものに更新される)、段落スタイルの指定動作を終了する(ステップ103)。
第1階層の選択画面において、選択肢「文字サイズ」が選択されると、CPU21は、段落スタイルの指定動作に関する第2階層の選択画面の初期画面を液晶ディスプレイ35に表示させる(ステップ104)。次いで、利用者に、キー入力部11を用いて第2階層の選択肢を選択させる(ステップ105)。そして、選択された選択肢を判別する(認識する:ステップ106)。
図6のフローチャートにおける第2階層である「文字サイズ」属性の(段落スタイルの指定動作に関する)選択画面は、表題文字列として「文字サイズ」が表示され、選択肢として、「固定」、「1行」、「2行」、「3行」、「4行」、「5行」、「6行」、「7行」、「8行」の一つ又は複数(全部を含む。)が表示され、一つの選択肢にカーソルが位置している。第2階層の選択画面でも第1階層の選択画面と同様に、カーソルの表示方式として固定カーソル方式を適用することができる。
選択肢(属性)「固定」は、入力文章の行数やテープ幅に関係なく、各行の文字サイズを予め定められている固定の文字サイズとするための選択肢(属性)である。予め定められている固定の文字サイズは、例えばシステムが予め用意している文字サイズの中で最小の文字サイズとされる。なお、印刷する際に文字サイズを縮小する機能を備えたシステムであったとしても、その機能は使用できないようにする。
選択肢「1行」、「2行」、「3行」、「4行」、「5行」、「6行」、「7行」、「8行」はそれぞれ、入力文章の行数が何行であるかを利用者に予め指定させる選択肢である。つまり、段落スタイルの指定動作を開始した時点での入力文章の行数や印刷する際の行数に関係なく、選択が行われている段落の行数の指定を利用者から入力される構成となっている。
図8は、段落スタイルの指定動作に関する第2階層の選択画面の例を示す説明図である。図8(A)は、選択肢として、「固定」、「1行」及び「2行」が表示され、選択肢「1行」にカーソルが位置している選択画面例であり、図8(B)は、選択肢として、「4行」、「5行」及び「6行」が表示され、選択肢「5行」にカーソルが位置している選択画面例である。
ステップ106では、ステップ104で表示した選択画面において、ステップ105で利用者に選択された選択肢が何であるか判別する。
選択肢「固定」が選択されると、CPU21は、段落スタイルの指定内容をバッファリングするバッファに、「文字サイズ」属性として文字サイズ固定が選択されたことを書込む(ステップ107)。次いで、カーソルを、選択肢「文字サイズ」の次の選択肢「割付け」に位置させた第1階層の選択画面を表示させ(ステップ108)、上述したステップ101に戻る。
選択肢「1行」、「2行」、「3行」、「4行」、「5行」、「6行」、「7行」又は「8行」が選択されると、CPU21は、段落スタイルの指定動作に関する第3階層の選択画面(の初期画面)を液晶ディスプレイ35に表示させ(ステップ109)、第3階層の選択画面での選択肢を取り込み(利用者に選択肢を選択させ:ステップ110)、選択された選択肢を判別する(ステップ111)。つまり、利用者に、段落における行数が指定されると、その段落における各行の文字サイズを利用者に決定させる。
なお、図6では省略しているが、第2階層の選択画面が表示されているときに、キー入力部11の戻りキーが操作されたときには、CPU21は、表示画面を第1階層の選択画面に戻す。
ステップ109では、表題文字列として第2階層の選択画面で選択された指定行数「1行」、「2行」、「3行」、「4行」、「5行」、「6行」、「7行」又は「8行」が表示される。選択肢としてその指定行数における各行での文字サイズの組み合わせの候補が表示される。そして、その選択肢のうちの一つにカーソルが位置する。第3階層の選択画面でも、上記同様に、カーソルの表示方式として固定カーソル方式を適用できる。
指定行数における各行での文字サイズの組み合わせの候補は、「特」、「大」、「中」、「小」、「細」などの文字サイズの相対値で表示されている。相対値表示は、後述する印刷処理時において、そのときに装填されているテープの幅に応じて、絶対的な文字サイズに変換されるものである。この5つの相対値表示「特」、「大」、「中」、「小」、「細」は、文字サイズの大小関係を表している。例えば、幅が広いテープが装填されているときと、幅が狭いテープが装填されているときとでは、相対値表示「大」に対する絶対的な文字サイズは前者の方が大きくなる。同一の幅のテープを用いる場合であって、選択肢「特」が選択された際には、選択肢「大」が選択された際よりも大きな文字サイズで印刷される。「中」は「大」が選択された場合に比べて小さく、「小」が選択された場合に比べて大きな文字サイズであることを示す。文字サイズの大きさは「特」「大」「中」「小」「細」となるにつれて小さなものとなる。文字サイズの大きさを「6ポイント」や「10ポイント」のように絶対値で表現しても、利用者は、実際に印刷される文字の大きさを想像しにくいため、その大きさを感覚的に理解できるようにするために相対的な表現を用いている。また、異なるテープ幅で同一の文字サイズ指定のラベルが作製された場合に、大きさが異なる複数のラベルでの文字列のバランスが略相似形になるように相対的な表現を用いている。但し、絶対的な表現を用いることを制限するものではない。
図9は、ステップ109における選択画面の2つの例を示す説明図である。
図9(A)は、指定行が3行の場合の選択画面であり、選択肢として、「同大」、「同小」、「1特」、「1大」、「1中」、「3小」、「2大」、「2中」、「1小」、「3特」、「3大」、「3中」、「2小」などが用意されており、液晶ディスプレイ35大きさの都合上一部の選択肢のみを表示する例を示している。図9(A)は、選択肢「同大」及び「同小」が表示されている状態を示している。選択肢「同大」は、3行共に、「同小」と比べて大きな、同一の文字サイズにする選択肢である。選択肢「同小」は、3行共に、選択肢「同大」の場合と比べて小さな、同一の文字サイズとする選択肢である。選択肢「1大」は、1行目を2行目、3行目と比べて大きな文字サイズとし、残った2行には2行分の幅で均等に割り当てられる文字サイズを割り当てる選択肢である。例えば12mm幅のテープがシステムに装填されている場合には、1行目は10ポイントの文字サイズに、2、3行目は6ポイントの文字サイズに変換される。つまり、選択肢の一文字目(「同」、「1」、「2」、「3」)は段落における行の番号(全行、一行目、二行目、三行目)を示しており、選択肢の二文字目(「特」、「大」、「中」、「小」、「細」)は、印刷に用いられるテープの幅が同一の場合における文字の大きさを抽象的に示している。したがって、選択肢「同大」を選択した場合の1行目の文字サイズと、選択肢「1大」を選択した場合の1行目の文字サイズとは、テープの幅が同じ場合には同じとなる。選択肢「1中」は、1行目を「同大」の場合と「同小」の場合の文字サイズの中間の文字サイズとし、残った2行には2行分の幅で均等に割り当てられる文字サイズを割り当てる選択肢である。選択肢「3小」は、3行目を小さな文字サイズ(「中」で特定される文字サイズよりもさらに小さな文字サイズ)とし、残った2行には2行分の幅で均等に割り当てられる文字サイズを割り当てることを表している。他の選択肢も同様であるので説明を省略する。なお、液晶ディスプレイ35の表示領域に余裕がある場合などには、上記したような略語(「大」や「1」など)を使用せず、文章で表現することも当然に可能である。また、その文章をスクロール表示することなども当然に可能である。
図9(B)は、指定行が5行の場合の選択画面であり、選択肢として「均等」のみが用意されている。選択肢「均等」は、全ての行の文字サイズを、装填されているテープの幅に応じて定まる同じサイズにする選択肢である。テープの幅に比べて行数が多い場合や、装填可能なテープの幅とシステムに用意されている文字サイズの関係から各行の文字サイズを設定することは実質的に無意味な場合(採用可能な文字サイズが、システムに用意されている文字サイズの中で最も小さなものにせざるを得ない場合)などに、このような選択肢のみを表示するとよい。なお、図9(B)に示すように選択肢が1つしか用意されていない行数がステップ105で選択された場合には、図6のフローチャートに示すステップ109〜ステップ111は行わなくてもよい。この場合、CPU21は、各行の文字サイズをどのようにするかという図9(B)に示すような情報を液晶ディスプレイ35に一定時間表示させるだけで、文字サイズの選択動作(ステップ110)が終了したこととしてもよい。当然、図9(B)に示すような画像を表示しなくてもよい。
図9(A)や図9(B)における各選択肢における文字列の右側の「3a」〜「3k」、「5a」などは、文字サイズの指定内容を特定するコードである。このコードをキー入力部11から利用者に入力させることをステップ110としてもよい。この場合、ステップ111では、入力されたコードに対応する選択肢を選択されたとCPU21が判断すればよい。また、図9(A)や図9(B)における相対値表示を表す文字列の左側の図形は、各行の文字サイズの関係を矩形の大きさによって直感的に把握できるようにするためのものである。つまり、各行の文字サイズの大きさを矩形などの図形の大きさによって相対的に示している。
このように、ステップ109において第3階層の選択画面(文字サイズの選択画面)が表示されていた状態で、ステップ110においてキー入力部11を用いてカーソルが位置された選択肢が選択されたことになり、CPU21はステップ111でこの選択肢を判別すればよい。
CPU21は、段落スタイルの指定内容をバッファリングするバッファに、「文字サイズ」属性として、第3階層での選択肢の内容を書込んだ後(ステップ112)、カーソルを、選択肢「文字サイズ」の次の選択肢「割付け」に位置させた第1階層の選択画面を表示させ(ステップ108)、上述したステップ101に戻る。
なお、図6では省略しているが、第3階層の選択画面が表示されているときに、キー入力部11の戻りキーが操作されたときには、CPU21は、表示画面を第2階層の選択画面に戻す。
以上のようにして、利用者は、文字サイズを各行一律の固定の文字サイズにするのか、又は、行数を指定した上で各行の相対的な文字サイズの組み合わせを指定するのかを任意に選択することができる。
なお、利用者が図6に係る指定動作を実行しない場合には、システムが用意しているデフォルトの文字サイズの指定内容が適用されることになる。デフォルトの文字サイズの指定内容は、第2階層で選択肢「固定」が選択された状態と同様である。
(A−2−2)印刷動作
次に、第1の実施形態のテープ印刷システム1における印刷動作を、図面を参照しながら説明する。
次に、第1の実施形態のテープ印刷システム1における印刷動作を、図面を参照しながら説明する。
キー入力部11には、印刷動作を開始させるキー(専用キー又は汎用キーの何れであってもよい)が設けられており、そのキーが操作されたときには、CPU21は、印刷プログラム22bを開始する。図10は、印刷プログラム22bによる印刷動作の流れを示すフローチャートである。
CPU21は、図10に示す処理を開始するとまず、入力文章の各段落の行数を認識し(ステップ200)、その後、RAM23から、各段落についての文字サイズの指定情報を取り出し(ステップ201)、全ての段落について認識行数と指定行数とが一致しているかを判別する(ステップ202)。
ここで、指定行数が具体的な行数ではなく「固定」の場合には認識行数と不一致であるものとする。指定行数が具体的な場合には、認識行数と同一な場合を一致するものとする。
不一致の段落がある場合には、CPU21は、その段落の各行の文字サイズを、システムが予め用意している文字サイズの中で縮小処理を伴わない最小の文字サイズに置き換える(ステップ203)。この置き換えは、入力文章の段落に不在させて格納しているRAM23の文字サイズの格納情報の更新は伴わず、取り出した文字サイズの指定情報をバッファしている領域で置き換える。つまり、その段落についての各行の文字サイズの情報は保存したまま、その情報を用いず、印刷で用いる文字サイズを置き換えるものである。このように処理することで、当該段落が再編集され、認識行数と指定行数とが一致した場合に、予め指定した文字サイズでその段落の印刷を行うことが可能となる。
全ての段落について認識行数と指定行数とが一致している場合、又は、不一致段落に対するステップ203の是正処理が終了した場合には、CPU21は、装置に装填されているテープ幅の情報を取り込む(ステップ204)。なお、装填時や電源投入時に、テープ幅の情報を取り込んでRAM23に書き込んでおき、ステップ204ではRAM23に格納されている情報を取り出すものであってもよい。また、テープが装填されていない場合であれば、図11では省略しているが、テープの装填を促すメッセージを表示させ、装填されたテープの幅を検出するようにすればよい。
その後、装填されているテープの幅では対応できない段落があるか否かを判別する(ステップ205)。例えば、狭い幅のテープ(例えば6mm)が装填されている場合に、多くの行数(例えば8行)が指定された段落がある場合には、装填されているテープの幅では対応できないと判断される。文字サイズが小さくなりすぎて実用にたえないものとなってしまうからである。また、システムに用意されている最小の文字サイズで印刷することができない場合にも同様の判断が行われる。
装填されているテープの幅では対応できない段落があれば、CPU21は、その旨の印刷できない理由を所定時間だけ表示させた後、印刷キーが操作される前の状態に復帰させ、図11に示す一連の処理を終了する(ステップ206、207)。
全ての段落が装填されているテープの幅で対応できる場合であって、相対的な文字サイズの組み合わせの指定段落があれば、CPU21は、テープ幅に応じて、相対値指定を絶対的な文字サイズに変換する(ステップ208)。この変換は、テープ幅と上記相対値(「大」や「小」など)との対応関係を記した変換テーブルや、テープ幅毎に用意されている変換式を用いて行われる。
これ以降は、CPU21は、文字サイズ以外の属性(文字間ピッチ、行間ピッチなど)を決定し、入力文章を展開した後、テープに入力文章を印刷させる(ステップ209〜211)。その後、印刷キーが操作される前の状態に復帰させ、図10に示す一連の処理を終了する(ステップ207)。
なお、上述の展開時において、複数の段落がある場合には、複数の段落はテープ長手方向に順に並べられて展開される。
(A−3)第1の実施形態の効果
第1の実施形態によれば、行数を指定させた後、各行の文字サイズの組み合わせを指定させるようにしたので、利用者の文字サイズに係る意図をラベルによく反映できる。また、利用者に指定された行数と入力された行数とが一致しない場合、最小サイズの文字サイズを適用することとしたので、どのようなテープ幅のテープが装填されていても入力行数がテープ幅で定まる最大行数を超えていなければ印刷を実行することができる。
第1の実施形態によれば、行数を指定させた後、各行の文字サイズの組み合わせを指定させるようにしたので、利用者の文字サイズに係る意図をラベルによく反映できる。また、利用者に指定された行数と入力された行数とが一致しない場合、最小サイズの文字サイズを適用することとしたので、どのようなテープ幅のテープが装填されていても入力行数がテープ幅で定まる最大行数を超えていなければ印刷を実行することができる。
因みに、それぞれのテープ幅で印刷可能な最大な行数は、全ての行について最小の文字サイズが指定された場合の行数に印刷可能な行数となっている。
また、第1の実施形態によれば、行数を指定しない「固定」での文字サイズも、最小サイズを適用することとしたので、どのようなテープ幅のテープが装填されていても入力行数がテープ幅で定まる印刷可能な最大行数を超えていなければ印刷を実行することができる。
さらに、第1の実施形態では、入力文章の入力によって、入力文章の行数が指定行数より多くなり、利用者が文字サイズを指定し直す際においても、変更前の情報(例えば、3行で「1大」)を保持しているので、再設定する際にその情報を初期表示すれば、変更後の指定行に応じた相対的な文字サイズを指定する際の参考となる。
(B)第2の実施形態
次に、本発明によるテープ印刷システム、方法及びプログラムの第2の実施形態を、図面を参照しながら説明する。以下では、上述した第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
次に、本発明によるテープ印刷システム、方法及びプログラムの第2の実施形態を、図面を参照しながら説明する。以下では、上述した第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
この第2の実施形態のテープ印刷システムも、その構成は、第1の実施形態に係る上述した図1で表すことができる。但し、第2の実施形態は、CPU21が実行する段落スタイル指定プログラム(第2の実施形態については符号22a−2で表す)が、第1の実施形態のものと一部異なっている。
図11は、第2の実施形態の段落スタイル指定プログラム22a−2における段落スタイルの指定動作の流れを示すフローチャートであり、第1の実施形態に係る図6と同等のステップ・対応するステップには同一符号を付して示している。このようなステップについては説明を省略する。
第2の実施形態は、第2階層の選択画面を表示させていた状態で、選択肢「固定」が選択された際の処理が第1の実施形態と異なっている。
すなわち、第1の実施形態では、図6に示すように、選択肢「固定」が選択された場合には、入力文章の行数やテープ幅に関係なく、システムが予め定めている固定の文字サイズ(最小文字サイズ)を文字サイズの選択サイズにするものである。この選択肢が選択されると、CPU21は、段落スタイルの指定内容をバッファリングするバッファに、「文字サイズ」属性として文字サイズ固定が選択されたことを書込んだ後(ステップ107)、カーソルを、選択肢「文字サイズ」の次の選択肢「割付け」に位置させた第1階層の選択画面を表示させ(ステップ108)、上述したステップ101に戻る処理を実行する。
これに対して、第2の実施形態の場合、第2階層における選択肢「固定」を選択した場合、入力文章の行数やテープ幅に関係なく固定の文字サイズを文字サイズの選択サイズにすることができ、その文字サイズは利用者が定めることができる。
第2の実施形態では、選択肢「固定」が選択されると、CPU21は、段落スタイルの指定動作に関する、「固定」用の第3階層の選択画面(の初期画面)を液晶ディスプレイ35に表示させ(ステップ150)、第3階層の選択画面での選択肢を取り込み(ステップ151)、段落スタイルの指定内容をバッファリングするバッファに、「文字サイズ」属性として、第3階層での選択肢の内容(固定に適用する文字サイズ)を書込んだ後(ステップ152)、カーソルを、選択肢「文字サイズ」の次の選択肢「割付け」に位置させた第1階層の選択画面を表示させ(ステップ108)、上述したステップ101に戻る。
第2階層で選択肢「固定」が選択されたことに伴う段落スタイルの指定動作に関する第3階層の選択画面は、図12に示すように、表題文字列として、「固定」が表示され、選択肢として、絶対的な文字サイズを表す「6ポイント」、「10ポイント」、「13ポイント」、「19ポイント」、「26ポイント」、「38ポイント」、「51ポイント」が候補として(選択肢として)表示されこれらの候補の1個の選択肢にカーソルが位置している。カーソルの表示方式としては、上記同様に固定カーソル方式が採用される。
つまり、選択肢「固定」が選択された場合には、CPU21は、各行の文字サイズを同一にすると利用者から指示されたと判断し、次いで、その文字サイズの絶対値(絶対的な文字サイズ)を利用者に提示し、採用する文字サイズを利用者に選択させる。
なお、利用者に提示する文字サイズは、当該システムが用意している全ての文字サイズとしてもよい。用意している中の一部のもの(例えばその中で相対的に小さい複数のもの)としてもよい。また、装填されているテープの幅によって、候補として含む絶対的な文字サイズの種類を変動させるようにしてもよい。例えば、最小テープ幅のテープが装填されている場合に、「6ポイント」及び「10ポイント」のように小さな文字サイズを候補として提示し、最大テープ幅のテープが装填されている場合に、システムが用意している全ての文字サイズを候補として提示するということもできる。
第2の実施形態の印刷動作は第1の実施形態と同様である。
第2の実施形態によっても、第1の実施形態と同様な効果を奏することができる。さらに、第2の実施形態によれば、全行が同じ文字サイズになる場合に、相対的な文字サイズではなく、絶対的な文字サイズを利用者が選択できるという効果をも奏する。また、その場合に、複数の文字サイズを利用者に選択させることも可能となる。
(C)第3の実施形態
次に、本発明によるテープ印刷システム、方法及びプログラムの第3の実施形態を、図面を参照しながら説明する。以下では、上述した第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
次に、本発明によるテープ印刷システム、方法及びプログラムの第3の実施形態を、図面を参照しながら説明する。以下では、上述した第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
この第3の実施形態のテープ印刷システムも、その構成は、第1の実施形態に係る上述した図1で表すことができる。また、第3の実施形態においても、段落スタイルの指定動作は第1の実施形態と同様である。当然、第2の実施形態と同様であってもよい。
一方、第3の実施形態は、CPU21が実行する印刷プログラム(第3の実施形態については符号22b−3で表す)が、第1の実施形態のものと一部異なっている。
図13は、第3の実施形態の印刷プログラム22b−3による印刷動作の流れを示すフローチャートであり、第1の実施形態に係る図11との同一、対応ステップには同一符号を付して示している。
第1の実施形態では、全ての段落について認識行数と指定行数とが一致しているかの判別結果が、不一致の段落があるという結果のときに(図10のステップ202参照)、その段落についての文字サイズの指定内容を、システムが予め用意している文字サイズの中で縮小処理を伴わない最小の文字サイズの固定が指定された状態に置き換えていた(図10のステップ203参照)。
第3の実施形態では、不一致の段落があるという結果のときに、複数の絶対的な文字サイズを選択肢として含む選択画面(図12と同様な選択画面)を表示させて絶対的な文字サイズを選択させ(ステップ250)、不一致の段落についての文字サイズの指定内容を、その選択された絶対的な文字サイズの固定が指定された状態に置き換える(ステップ251)。これ以降の処理は、第1の実施形態と同様である。
利用者に提示する文字サイズは第2の実施形態と同様のものとすることができる。
第3の実施形態によっても、指定行数と入力文章の行数が不一致でも印刷を実行できるという第1の実施形態と同様な効果を奏することができる。また、第3の実施形態によれば、不一致時の絶対的な文字サイズを利用者が選択できるという効果をも奏する。選択候補をテープ幅に応じたものとすれば、テープ幅に対応した、任意の絶対的な文字サイズを利用者は選択することができる。
(D)他の実施形態
上記実施形態の説明においても、種々変形実施形態を示したが、さらに以下に例示するような変形実施形態を挙げることができる。
上記実施形態の説明においても、種々変形実施形態を示したが、さらに以下に例示するような変形実施形態を挙げることができる。
第1の実施形態では、文字サイズの第2階層の選択肢「固定」は、全行の文字サイズを、システムが用意している最小の文字サイズにすることを意味するものであったが、全行の文字サイズを同一の文字サイズにすることを意味するものとしてもよい。この場合、CPU21が、印刷動作の中で、予め用意されている変換テーブルに従って、又は、テープ幅に応じて、全行の文字サイズとして適用する絶対的な文字サイズを定めるようにすればよい。このようにすれば、テープ幅に適した文字サイズを適用することができる。
このような文字サイズの決定方法を、指定行数と入力文章の行数が不一致な段落についての文字サイズの決定方法に適用するようにしてもよい。
第3の実施形態では、印刷動作で、指定行数と入力文章の行数が不一致な場合に、適用する絶対的な文字サイズを選択させるものを示したがいつでも選択できるようにしてもよい。例えば、電源投入時に選択させたり、文字サイズの行数指定時の一環として(例えば図6のステップ104〜112(但し108は除く)の間に)、不一致が生じた場合の文字サイズを選択させたりしてもよい。
上記各実施形態では、入力文章の行数が指定行数より多い場合も少ない場合も不一致として取り扱うものを示したが、入力文章の行数が指定行数より多い場合だけを、上記各実施形態での不一致として扱い、入力文章の行数が指定行数より少ない場合には差分の行を空白行(文字を1文字も含まないが存在する行)として扱うようにしてもよい。例えば、指定行数が4行であって、入力文章の行数が3行である場合には、3行目までをそのままとし、4行目に空白行を追加した入力文章に置き換えて処理するようにしてもよい。なお、空白行の位置も利用者が選択できるようにしてもよい(例えば、1行目側、最終行側、中間付近から選択させる)。
また、上記各実施形態では、指定行数と入力文章の行数が不一致な段落については、固定の文字サイズの段落として扱うものを示したが、入力文書の行数を、表題の行数とする第3階層の選択画面(図9参照)を表示し、相対的な文字サイズの組み合わせを利用者に再度問い合わせるようにしてもよい。
上記各実施形態では、指定行数と入力文章の行数が不一致な場合に、指定行数での指定された文字サイズを、他の文字サイズに変更して印刷するものを示したが、指定行数での指定された文字サイズをそのまま適用して印刷するようにしてもよい。この構成を採用すれば、利用者によって予め指定された各行の文字サイズのレイアウト通りのラベルを作製するようにすることができる。
指定行数と入力文章の行数が不一致でも、指定された文字サイズをそのまま適用する場合において、入力文章の行数が指定行数より少ないときには、例えば、上述したような空白行の挿入方法を適用する。
指定行数と入力文章の行数が不一致でも、指定された文字サイズをそのまま適用するようにした場合において、入力文章の行数が指定行数を超えたときには、超えた行数以上の文字列を入力できないようにしてもよい。
指定行数と入力文章の行数が不一致でも、指定された文字サイズをそのまま適用するようにした場合において、入力文章の行数が指定行数を超えたときには、印刷する文字列の行数を利用者に再指定させ、再指定された行数に基づき、各行の文字サイズの組み合わせも再指定させるようにしてもよい。
上記各実施形態では、行数を指定した上で、その指定行数での文字サイズを選択させるものを示したが、行数群(2〜4行、3行〜5行、…、奇数行数、偶数行数など)を指定させ、その行数群について文字サイズを指定させるようにしてもよい。例えば、3行〜5行の行数群を選択し、第1行目だけを他の行より大きくする(「1大」)という文字サイズの指定をできるようにする。この場合、入力行数が3行であっても4行であっても5行であっても、第1行目のみを他の行よりも大きくするといった、各行の文字サイズのレイアウト設定ができるようになる。指定行数を以上のように指定できるようにすれば、入力文章の行数が、編集などにより変化したとしても、入力文章の行数が指定した行数群内の行数と一致し、所望するレイアウトとできる機会を増大できる。
上記各実施形態では、印刷動作における指定行数と入力文章の行数が不一致な場合の対応を説明したが、印刷イメージの提供動作でも、同様な方法を適用してもよい。特許請求の範囲における「印刷」の用語には、印刷イメージの提供を含む概念とする。
さらに、上記各実施形態では、専用機としてのテープ印刷システムを示したが、パソコンとラベルプリンタとが結合されたテープ印刷システムに、本発明の技術思想を適用するようにしてもよい。
上記各実施形態では、文字サイズ属性選択手段(機能)や行数不一致時置換手段(機能)などを、上記プログラムに従ったCPUが実現しているが、これらの機能を実現するための電気回路を設けるなどして、本発明を実現することも当然に可能である。
1…テープ印刷システム、10…入力部、11…キー入力部、12…テープ種類検出センサ、20…制御部、21…CPU、22…ROM、22a…段落スタイル指定プログラム、22b…印刷プログラム、23…RAM、30…出力部、31…テープ・リボン走行機構、32…サーマルヘッド、35…液晶ディスプレイ。
Claims (10)
- 入力された文字列をテープに印刷するテープ印刷システムにおいて、
利用者に、テープに印刷する文字列の行数を指定させた上で、指定された行数における各行の文字サイズの組み合わせを選択させるか、又は、テープに印刷する各行の文字サイズを同一にする一又は複数の固定サイズを選択させる文字サイズ属性選択手段と、
上記文字サイズ属性選択手段によって、利用者に、テープに印刷する文字列の行数を指定させた上で、指定された行数における各行の文字サイズの組み合わせが選択された場合において、利用者に指定された行数と、実際に印刷を行う文字列の行数とが不一致の場合に、選択された文字サイズの組み合わせを、不一致用の一又は複数の文字サイズの組み合わせに置き換える行数不一致時置換手段と
を有し、上記文字サイズ属性選択手段で選択された文字サイズ、若しくは上記行数不一致時置換手段で置き換えられた文字サイズで入力された文字列をテープに印刷することを特徴とするテープ印刷システム。 - 上記テープ印刷システムは、さらに、当該システムに装填されているテープの幅を検出するテープ幅検出手段を備え、
上記文字サイズ属性選択手段は、固定サイズとして複数の種類の文字サイズが用意されており、上記テープ幅検出手段によって検出された当該システムに装填されているテープの幅に応じて採用可能と定められた一又は複数の固定サイズを利用者に提示し、提示した固定サイズの中から印刷に用いる文字サイズを利用者に選択させることを特徴とする請求項1に記載のテープ印刷システム。 - 上記行数不一致時置換手段は、不一致時用固定サイズとして複数の種類の文字サイズが用意されており、その用意された文字サイズの中から印刷に用いる文字サイズを利用者に選択させ、利用者に選択された文字サイズを用いて印刷を行うことを特徴とする請求項1に記載のテープ印刷システム。
- 上記テープ印刷システムは、さらに、当該システムに装填されているテープの幅を検出するテープ幅検出手段を備え、
上記行数不一致時置換手段は、不一致時用固定サイズとして複数の種類の文字サイズが用意されており、上記テープ幅検出手段によって検出された当該システムに装填されているテープの幅に応じて採用可能と定められた一又は複数の固定サイズを利用者に提示し、提示された固定サイズの中から印刷に用いる文字サイズを利用者に選択させることを特徴とする請求項1に記載のテープ印刷システム。 - 入力された文字列をテープに印刷するシステムであって、
印刷する文字列の行数を利用者に指定させる行数指定手段と、
上記行数指定手段によって指定された行数における、各行の文字サイズの組み合わせを利用者に複数提示し、印刷に用いる各行の文字サイズの組み合わせを選択させる文字サイズ指定手段と、
入力された文字列のうち上記行数指定手段で選択された行数分の文字列について、上記文字サイズ指定手段で選択された文字サイズの組み合わせに基づいて印刷を行う印刷手段と
を有することを特徴とするテープ印刷システム。 - 上記印刷手段は、入力された文字列の行数が上記行数指定手段で選択された行数に満たなかった場合には、当該入力された文字列に、行数を満たす分だけの空白行を付加して印刷することを特徴とする請求項5に記載のテープ印刷システム。
- 上記印刷手段は、入力された文字列の行数が上記行数指定手段で選択された行数を超える場合には印刷を行わないことを特徴とする請求項5に記載のテープ印刷システム。
- 上記行数指定手段で選択された行数を超えた行数以上の文字列を入力させない過剰行数入力拒否手段をさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載のテープ印刷システム。
- 入力された文字列の行数が上記行数指定手段で選択された行数を超える場合には、上記行数指定手段によって印刷する文字列の行数を利用者に再指定させ、再指定された行数に基づき上記文字サイズ指定手段で印刷に用いる各行の文字サイズの組み合わせを選択させることを特徴とする請求項5に記載のテープ印刷システム。
- 上記行数指定手段で利用者に選択させる文字列の行数は複数の行数からなる行数群であり、
上記印刷手段は、入力された文字列のうち上記行数指定手段で選択された行数分の文字列について、上記文字サイズ指定手段で利用者に選択された各行数群ごとの文字サイズの組み合わせに基づいて印刷を行うことを特徴とする請求項5〜請求項9のいずれかに記載のテープ印刷システム。
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2007
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