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JP2008161743A - 吸着剤を利用した水分除去、冷熱の回収を行う、低温液化voc回収方法 - Google Patents

吸着剤を利用した水分除去、冷熱の回収を行う、低温液化voc回収方法 Download PDF

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JP2008161743A JP2006351231A JP2006351231A JP2008161743A JP 2008161743 A JP2008161743 A JP 2008161743A JP 2006351231 A JP2006351231 A JP 2006351231A JP 2006351231 A JP2006351231 A JP 2006351231A JP 2008161743 A JP2008161743 A JP 2008161743A
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Abstract

【課題】 本発明は、吸着剤を利用し水分の除去に続く低温VOC凝縮によるVOC回収方法を提供する。
【解決手段】 VOC、水分を含有する空気を加圧して水分選択型吸着剤吸着塔に導入して吸着剤と接触させて水分を吸着剤に吸着させて水分を除去した後に、低音でVOCを液化回収し、VOC回収後の乾燥低温空気から冷熱を回収した後、乾燥空気を向流パージガスとして使用して、水分を吸着した水分選択型吸着剤吸着塔を減圧して吸着塔から水分を離脱することによる、水分吸着除去、蓄熱式冷熱回収を行う、低温液化VOC回収方法。水分選択型吸着剤は、K−A、Na−A、Na−K−A及びCa−Aからなる群より選ばれる一種以上である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、吸着剤を利用した水分除去、冷熱の回収を行う、低温液化VOC回収方法に関する。
VOCを含有する排ガス処理に於いて最も頻繁に採用されている方法は、排ガスに含まれるVOCを高シリカゼオライトを充填した吸着塔に供給してVOCを吸着除去し,VOCを吸着した高シリカゼオライト吸着塔に高温熱風を供給してVOCを高温脱着させ,減容濃縮して脱着したVOCを触媒燃焼で酸化分解するTSA−VOC+触媒燃焼である。
又今後普及が予想されるものとしては米国環境保護局(EPA)が提案している強誘電体(チタン酸バリウム等)の充填塔において強誘電体表面で延命放電を行い,ここにVOC含有ガスを供給することで酸化分解する充填塔プラズマ処理 (Packed Bed Plasma)がある。これらの方法はVOCの処理に対し一定の性能を示しているが,TSA−VOC+触媒燃焼では装置の複雑さと操作の煩雑さによるコスト低減の限界があり,充填塔プラズマ処理では対象VOC及びVOC除去率に限界があり今後のVOC排出規制に対応できない懸念がある。
VOC含有ガスにオゾンを加えてVOCの均一気相反応による酸化分解をすることも考えられるが,低濃度VOCに対するオゾン酸化反応が遅いこと,未反応オゾンの処理が煩雑なこと,酸化剤として使用するオゾンの製造コストが高価なことから実用化には至っていない。又オゾン酸化反応の反応効率の向上のためVOCを高シリカゼオライトに吸着して除去した後,VOCを吸着した高シリカゼオライトにオゾンを添加してゼオライト中で共吸着したVOCとオゾンの酸化反応の高効率化を計ることが提案されている。この方法においてオゾン反応の高効率化は実現するが,オゾンの製造コストが高価な点については依然未解決である。
上述した従来技術において、高効率且つVOCを劣化することなく回収する方法は実用化されていない。特に、冷熱の回収法としてVOC回収後の低温空気を蓄熱式熱交換器を使用し、水分吸着剤の使用法としてVOC回収、冷熱回収後の乾燥空気を使用する連続的な、冷熱回収、水分除去方法の使用は知られていない。
本発明者等は、少なくとも2塔式の吸着塔の1塔に於いて、揮発性有機化合物(以下VOC)及び水分を含有する空気を加圧して水分選択型吸着剤吸着塔に導入して吸着剤と接触させて水分を吸着剤に吸着させてVOCと分離し、続いて低温に冷却された蓄熱材充填塔に導入して蓄熱材と接触させて冷却し、最寒冷温度になるように冷却器で冷却してVOCを液化回収し、流過する低温、低VOC、低水分濃度の空気を減圧して、他の蓄熱材充填塔に導入し蓄熱材と接触させて冷熱を回収して昇温し、空気を減圧して他の水分選択型吸着剤吸着塔に導入して吸着剤と接触させて水分を吸着剤から脱着させて水分吸着剤を再生し、水分が破過する前に塔を切り替えて水分除去、冷熱の回収を行うことにより連続的に低温液化条件でのVOC回収方法の成立することを見いだした。
かくして、本発明によれば、下記の1〜6の発明を提供する:
1.少なくとも2塔式の吸着塔の1塔に於いて、揮発性有機化合物(以下VOC)及び水分を含有する空気を加圧して水分選択型吸着剤吸着塔に導入して吸着剤と接触させて水分を吸着剤に吸着させてVOCと分離し、続いて低温に冷却された蓄熱材充填塔に導入して蓄熱材と接触させて冷却し、最寒冷温度になるように冷却器で冷却してVOCを液化回収して、流過する低温、低VOC、低水分濃度の空気を他の蓄熱材充填塔に導入して蓄熱材と接触させて冷熱を回収して昇温し、空気を減圧して他の水分選択型吸着剤吸着塔に導入して吸着剤と接触させて水分を吸着剤から脱着させて水分吸着剤を再生し、水分が破過する前に塔を切り替えて水分除去、冷熱の回収を行う、低温液化VOC回収方法。 (請求項1、2)

2.水分選択型吸着剤が、K−A、Na−A、Na−K−A及びCa−Aからなる群より選ばれる一種以上である請求項1記載のVOC、水分含有空気からの水分除去後の低温液化VOC回収方法。(請求項2)

3.水分選択型吸着剤が、表面が液相で有機ケイ素化合物の加水分解生成物によりシリカコートされたK−A、Na−A、Na−K−A及びCa−Aからなる群より選ばれる一種以上である請求項1記載のVOC、水分含有空気からの水分除去後の低温液化VOC回収方法。
(請求項3)

4.水分選択型吸着剤が、表面が気相で有機ケイ素化合物の加水分解生成物によりシリカコートされたK−A、Na−A、Na−K−A及びCa−Aからなる群より選ばれる一種以上である請求項1記載のVOC、水分含有空気からの水分除去後の低温液化VOC回収方法。
(請求項4)

5.水分選択型吸着剤が、ハニカム形成された請求項1〜5のいずれか一に記載の水分除去、冷熱の回収を行う、低温液化VOC回収方法。
(請求項5)

6.吸着工程に於ける塔内圧力Pa(kPa)と再生工程に於ける塔内圧力Pd(kPa)として圧力比Pa/Pdを1.1以上とする水分除去、冷熱の回収を行う、低温液化VOC回収方法。
(請求項6)
本方法においてはVOCと水分との分離が大気圧近傍のVOCを殆ど吸着しない水分吸着剤を充填された吸着塔で行われるため、容易に超乾燥状態のVOC含有乾燥空気を調製することが可能であり、これに続く蓄熱材を充填した充填塔で冷却し、不足寒冷分を冷凍機で補充することにより、VOC含有空気中のVOCを室温以下の低温で高度に濃縮することなく液化、回収をすることが出来る。このため回収工程は爆発限界以下で実施されるため安全であり、またVOCは劣化することなく回収される。またVOC回収後の低温、超乾燥状態の空気は蓄熱材を充填した充填塔で寒冷が回収され、更に水分吸着塔の水分除去再生に使われることからVOC回収のエネルギーを大幅に低減することできる。本方法を採用することにより、爆発限界以下の安全な操作で、省エネルギーの、回収溶剤及び吸着剤の劣化のないVOCの回収装置を提供することが可能である。
本発明において用いる水分選択型吸着剤は、K−A、Na−A、Na−K−A及びCa−Aからなる群より選ばれる一種以上である。ここでNa−K−Aは、Na−A型ゼオライトのNaの一部をKに交換して熱処理することにより窓径を縮小させたものであり、この調製法はOxygen Selectivity on Partially K Exchanged Na−A Type Zeolite at Low Temperature, IZUMI J, SUZUKI M, ADSORPTION,VOL.7 PAGE.27−39,(2001), に記載されている。
上記吸着剤は、VOC−水分2成分系において高い水分/VOC分離係数を有すると判断される。
表面が液相又は気相で有機ケイ素化合物の加水分解生成物によりシリカコートされたK−A、Na−A、Na−K−A及びCa−Aからなる群より選ばれる一種以上であるのが好ましい。有機ケイ素化合物の加水分解生成物を気相又は液相で上記吸着剤結晶表面にシリカコートすることにより、水分選択性が強化される。
本発明において用いる結晶表面にシリカコートを施した吸着剤は、溶剤、例えばメチルアルコールにスラリー状にゼオライトパウダーを懸濁させ、これにテンプレート、例えばテトラエトキシオルソシリケート(TEOS)を結晶表面に必要厚さに相当する量加え、これにHO/TEOS比5〜20程度で水分を加えると、シリカが析出する。
コーティング終了後、シリカゾルを加えてゼオライト:シリカゾル:脱イオン水=5〜30:1〜10:100程度でスラリーを調製し、これをハニカム基材に浸積して担持させ、温度約90〜150℃で約0.5〜3時間表面水分を除去し、約30〜80℃/hで昇温して約250〜450℃、約0.5〜3時間保持してケイ酸の脱水を完了してゼオライト結晶表面のSi−O−Siのネットワークを完成し且つ、脱水による活性化が終了する。このコーテイング条件で結晶表面に0.05〜0.1μmのシリカ薄膜が生成する。
又同じくTEOS(tetra−ethyl−ortho−silicate), TMOS(tetra−methyl−ortho−silicate)含有アンモニア蒸気をA型ゼオライトのパウダーに吸着させるとA型ゼオライト結晶の表面でTEOS,TMOSの加水分解によりにSi−O−Siのネットワークが構成されてシリカ薄膜が生成する。
シリカコートを施したK−A、Na−A、Na−K−A及びCa−Aゼオライトは、これらの内の二種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明において用いる結晶表面にシリカコートを施した吸着剤は、ハニカム形成されたものを用いれば、吸着剤吸着塔を通過する際の圧損が小さくなることから望ましい。ハニカムの調製法としては、アルミノシリケートの基材に当該ゼオライトとシリカゾル等の無機バインダーの混合スラリーに浸積して、これを乾燥するとゼオライトが担持される。浸積と乾燥を数回繰り返すと所定の担持量に達する。(嵩密度0.3以上、ゼオライト担持量0.1g/ml以上)これを350℃以上、1時間焼成するとゼオライトの基材への固定と活性化が達成される。
他の方法としてはアルミノシリケートファイバー、当該ゼオライト、無機バインダー、セルロースでゼオライト含有ペーパを調製し(抄紙し)、この一部を段繰り機で波形に成型し、平板と波形板を交互に積層することでハニカムを成型する。これを350℃以上、1時間焼成するとゼオライトの基材への固定と活性化が達成される。
第1ステップ(A塔−吸着工程、B塔−向流パージ工程)
第1図に於いて、VOC、水分を含有する空気を流路1、ブロワー2からバルブ3aを通じて水分/VOC選択性の高い水分吸着剤5の充填された水分吸着塔4aに、吸着圧力約110〜150kPAで供給されると水分のみが選択的に吸着されてVOCを含有する室温、超乾燥状態の空気が塔後方から流過し、減圧弁6a、バルブ7aを通じて蓄熱材9の充填された蓄熱材充填塔8aに供給される。この時、塔8aは前回の再生工程で回収された冷熱により冷却されており、VOC含有、室温の乾燥空気と接触して、蓄熱材9は昇温し、乾燥空気は冷却される。流路10から流過した低温、VOC含有乾燥空気はチラーユニット11で最寒冷に冷却されて、流路12からVOCが液化回収される。未回収VOCを含有する低温、超乾燥空気は流路13から蓄熱材9の充填された蓄熱材充填塔8bに供給され蓄熱材9は冷却されて、乾燥空気は昇温する。昇温した乾燥空気はバルブ7b、減圧弁6bを通じて水分吸着剤5の充填された水分吸着塔4bに向流に供給される。ここで吸着塔4bは、バルブ9bを通じて真空ポンプ14で排気されるため、再生圧力約50〜80kPaの低圧で吸着された水分は脱着して再生される。ここで蓄熱材としては0.5〜10KMFの哲、アルミニュウム塔の金属吸
第2ステップ(A塔−吸着工程、B塔−昇圧工程)
水分吸着塔4bの水分吸着剤5の再生が終了し、水分吸着塔4aの水分吸着帯が塔後方に達する直前に、バルブ9bを閉じると蓄熱材充填塔8b、水分吸着塔4bの塔内圧力は吸着圧力とほぼ等しい圧力に昇圧して第2ステップは終了する。
ここで第1〜2ステップと同じ操作をA塔とB塔を変更して、第3〜4ステップで実施する。本装置による水分吸着除去、蓄熱式冷熱回収を行う、低温液化VOC回収方法のシーケンスを第1表に示す。
Figure 2008161743
以下実施例により本発明をさらに具体的に説明する。

第1ステップ(A塔−吸着工程、B塔−向流パージ工程)
第1図に於いて、トルエン5,000ppm、水分2.5vol%を含有する空気を流路1、ブロワー2からバルブ3aを通じて水分/トルエン選択性の高い水分吸着剤5の充填された水分吸着塔4aに、吸着圧力約110〜150kPAで供給されると水分のみが選択的に吸着されてトルエンを含有する室温(25℃)、超乾燥状態(水分濃度10ppm以下、D.P.−60℃以下)の空気が塔後方から流過し、減圧弁6a、バルブ7aをを通じて蓄熱材9の充填された蓄熱材充填塔8aに供給される。水分吸着剤は候補吸着剤粉末を担持したハニカム(嵩密度0.4g/cm3,プレート間ピッチ2mm、プレート厚0.2mm)である。この時、塔8aは前回の再生工程で回収された冷熱により−50℃に冷却されており、トルエン5,000ppm含有、25℃の乾燥空気と接触して、蓄熱材9は20℃に昇温し、乾燥空気は−50℃に冷却される。流路10から流過した−50℃、トルエン5,000ppm含有乾燥空気はチラーユニットで最寒冷の−65℃に冷却されて、流路12から回収率90%程度で液化回収される。未回収VOC500ppmを含有する温度−65℃、水分濃度10ppm以下(D.P.−60℃以下)の超乾燥空気は流路13から蓄熱材9の充填された蓄熱材充填塔8bに供給され蓄熱材9は−50℃に冷却されて、乾燥空気は20℃に昇温する。昇温した乾燥空気はバルブ7b、減圧弁6bを通じて水分吸着剤5の充填された水分吸着塔4bに向流に供給される。ここで吸着塔4bは、バルブ9bを通じて真空ポンプ14で排気されるため、再生圧力約50〜80kPaの低圧で吸着された水分は脱着して再生される。
減圧条件下、乾燥空気を向流に流すことで吸着剤を再生する操作を向流パージと呼ぶ。吸着圧力をPa(kPa)、再生圧力をPd(kPa)として向流パージ率Kは、
K = Pa/Pd
で定義される。本実験結果によるとKは少なくとも1.1以上でないと出口水分濃度を10ppm以下に保つことは難しい。
第2ステップ(A塔−吸着工程、B塔−昇圧工程)
水分吸着塔4bの水分吸着剤5の再生が終了し、水分吸着塔4aの水分吸着帯が塔後方に達する直前に、バルブ9bを閉じると蓄熱材充填塔8b、水分吸着塔4bの塔内圧力は吸着圧力とほぼ等しい110〜150kPaに昇圧して第2ステップは終了する。
ここで第1〜2ステップと同じ操作をA塔とB塔を変更して、第3〜4ステップで実施する。
実施例1〜13及び比較例14及び15:水分選択型吸着剤として各種ゼオライト系水分吸着剤の調製例及び性能評価
本発明の有効性を確認するため充填塔4aの水分選択型吸着剤ハニカム5として、K−A、Na−A、Na−K−A、K−A(10nm)、Na−A(10nm)、Na−K−A(10nm)、K−A(50nm)、Na−A(50nm)、Na−K−A(50nm)、K−A(100nm)、Na−A(100nm)、Na−K−A(100nm)の比較評価を行った。
ここでK−A、Na−A、Na−K−Aの( )内はシリカコートの薄膜厚さである。ここでK−A、Na−A、Na−K−Aのシリカコートによるゼオライト結晶上の薄膜成長には、メチルアルコールにスラリー状にゼオライトパウダーを懸濁させ、これにテトラエトキシオルソシリケート(TEOS)を結晶表面に必要厚さに相当する量加え、これにHO/TEOSモル比10程度で水分を加えると、シリカが析出する。(今回は1回のコーティングで10〜20nmのシリカが析出するように調整し、今回は3回で50nm、5回で100nmになるように調整した。)
コーテイング終了後、ハニカム基材に浸積して嵩比重0.4程度に担持した後、110℃で1時間表面水分を除去した後に、50℃/hで昇温して350℃にし、350℃で1時間保持してケイ酸の脱水を完了してゼオライト結晶表面のSi−O−Siのネットワークを完成し且つ、脱水による活性化が終了する。
実施例1〜13結果を第2表に示す。(SAMPLE#14,15は比較参照試験結果。)
Figure 2008161743
いずれもトルエン回収率90%以上、水分吸着塔出口露点−60℃を下回っており、本発明の有効性が示される。特にK−A、Na−K−A、Na−A及びこれらのシリカコート品はトルエンに対し分子篩効果を示す高い水分吸着性能を示した。特にK−A(10nm)は高い水分除去性能と高いトルエン回収率を示した。これは比較的大きな水分吸着速度とトルエンに対する分子篩効果を有する程度の窓径(結晶のガスの通り道)であるためと思われる。
実施例14
次に、吸着剤として最も性能の高いK−A(10nm)をハニカムとして、サイクルタイム5分における入口流量とトルエン回収率、出口水分濃度の関係を調べた。結果を第3表に示す。
Figure 2008161743
原料流量の増大に伴いトルエン回収率は増大して99.5%に増加するが、水分吸着塔出口の水分濃度も増大する。しかし、7,500mN/hにおいても水分濃度は8ppm程度にとどまっており高い性能を維持している。又流量を4,000mN/h程度に減少するとトルエン回収率は97%に低下するが、水分濃度は2ppmまで低減できる。
実施例15
次に吸着剤として最も性能の高いK−A(10nm)をハニカムとして、サイクルタイムとトルエン回収率、水分吸着塔出口水分濃度の関係を調べた。結果を第4表に示す
Figure 2008161743
サイクルタイムの短縮に伴いトルエン回収率は上昇し、水分吸着塔出口の水分濃度は低下する。サイクルタイム5分ではトルエン回収率99.6%、出口水分濃度6ppm程度を維持している。また、サイクルタイムを1分程度に減少するとトルエン回収率99.8%、出口水分濃度2ppm程度に性能が向上する。従ってサイクルタイムの短縮で吸着剤の使用量を削減できることが判る。
実施例16
次に、吸着剤として最も性能の高いK−A(10nm)をハニカムとして、吸着圧力とトルエン回収率、水分吸着塔出口水分濃度の関係を調べた。結果を第5表に示す。
Figure 2008161743
吸着圧力の増大に伴いトルエン回収率は上昇し、水分吸着塔出口の水分濃度は低下する。吸着圧力120kPaではトルエン回収率は99.6%に上昇し、水分吸着塔出口の水分濃度は3ppmに低下する。
実施例16
次に、吸着剤として最も性能の高いK−A(10nm)をハニカムとして、再生圧力とトルエン回収率、水分吸着塔出口水分濃度の関係を調べた。結果を第6表に示す。
Figure 2008161743
再生圧力の低下に伴いトルエン回収率は上昇し、水分吸着塔出口の水分濃度は低下する。再生圧力80kPaではトルエン回収率は99.6%に上昇し、水分吸着塔出口の水分濃度は6ppmに低下する。
実施例16
次に、吸着剤として最も性能の高いK−A(10nm)をハニカムとして、凝縮温度とトルエン回収率、水分吸着塔出口水分濃度の関係を調べた。結果を第7表に示す。
Figure 2008161743
凝縮温度の低下に伴いトルエン回収率は上昇し、凝縮温度−60℃で99.6%に達する。
実施例18
入口ガス流量5,000mN/h、ガス組成としてメチルエチルケトン5,000ppm、水分2.5vol%、バランスガス空気、サイクルタイム5分、吸着圧力120kPa、再生圧力80kPa、凝縮温度−65℃でメチルエチルケトンの回収を行いメチルエチルケトン回収率98%、水分濃度5ppmの回収性能を確認した。
実施例19
入口ガス流量5,000mN/h、ガス組成としてイソプロピルアルコール25vol%、水分2.5vol%、バランスガス窒素、サイクルタイム5分、吸着圧力120kPa、再生圧力80kPa、凝縮温度−65℃でイソプロピルアルコールの回収を行いイソプロピルアルコール回収率98%、水分濃度5ppmの回収性能を確認した。なお回収イソプロピルアルコール中の水分濃度は0.01w%以下に低下しており無水アルコールの製造可能なことが示された。
実施例20
入口ガス流量5,000mN/h、ガス組成としてトルエン5000ppm、水分2.5vol%、バランスガス空気、サイクルタイム5分、吸着圧力120kPa、再生圧力80kPa、凝縮温度−65℃でのトルエン回収において、蓄熱式熱交換器に替えて、チラーユニットの入口出口間にプレートフィン式熱交換機を設けて、吸着工程出口ガスと再生工程入口ガス間の熱交換を行い、蓄熱式熱交換器と同様な性能を確認した。(トルエン回収率99.6%、水分濃度6ppm)

VOCガスを含む各種排気ガスよりVOCを回収することができ、外部に排出しない。また、回収されたVOCは殆ど劣化しておらず、VOCを低コスト、高効率に回収し、完全再利用することができる。
本発明の第一の実施態様を示す。
符号の説明
10,12,13 流路
2 ブロワー
3a,3b.7a,7b,9a,9b 自動弁
4a、4b 水分吸着塔
5 水分選択型吸着剤
6a,6b 減圧弁
8a,8b 蓄熱材充填塔
9 蓄熱材
11 チラーユニット
14 真空ポンプ

Claims (7)

  1. 少なくとも2塔式の吸着塔の1塔に於いて、揮発性有機化合物(以下VOC)及び水分を含有する空気を加圧して水分選択型吸着剤吸着塔に導入して吸着剤と接触させて水分を吸着剤に吸着させてVOCと分離し、続いて最寒冷温度になるように冷却器で冷却してVOCを液化回収し、流過する低VOC、低水分濃度の空気を減圧して、他の水分吸着した水分選択型吸着剤吸着塔に導入して吸着剤と接触させて水分を吸着剤から脱着させて水分吸着剤を再生し、水分が破過する前に塔を切り替えて水分除去する低温液化VOC回収方法。
  2. 請求項1において、水分選択型吸着剤吸着塔に導入して吸着剤と接触させて水分を吸着剤に吸着させてVOCと分離し、続いて低温に冷却された蓄熱材充填塔に導入して蓄熱材と接触させて冷却し、最寒冷温度になるように冷却器で冷却してVOCを液化回収して、流過する低温、低VOC、低水分濃度の空気を他の蓄熱材充填塔に導入して蓄熱材と接触させて冷熱を回収して昇温し、空気を減圧して他の水分選択型吸着剤吸着塔に導入して吸着剤と接触させて水分を吸着剤から脱着させて水分吸着剤を再生し、水分が破過する前に塔を切り替えて水分除去、冷熱の回収を行う、低温液化VOC回収方法。
  3. 水分選択型吸着剤が、K−A、Na−A、Na−K−A及びCa−Aからなる群より選ばれる一種以上である請求項1記載のVOC、水分含有空気からの水分除去後の低温液化VOC回収方法。
  4. 水分選択型吸着剤が、表面が液相で有機ケイ素化合物の加水分解生成物によりシリカコートされたK−A、Na−A、Na−K−A及びCa−Aからなる群より選ばれる一種以上である請求項1記載のVOC、水分含有空気からの水分除去後の低温液化VOC回収方法。
  5. 水分選択型吸着剤が、表面が気相で有機ケイ素化合物の加水分解生成物によりシリカコートされたK−A、Na−A、Na−K−A及びCa−Aからなる群より選ばれる一種以上である請求項1記載のVOC、水分含有空気からの水分除去後の低温液化VOC回収方法。
  6. 水分選択型吸着剤が、ハニカム形成された請求項1〜5のいずれか一に記載の水分除去、冷熱の回収を行う、低温液化VOC回収方法。
  7. 吸着工程に於ける塔内圧力Pa(kPa)と再生工程に於ける塔内圧力Pd(kPa)として圧力比Pa/Pdを1.1以上とする水分除去、冷熱の回収を行う、低温液化VOC回収方法。
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