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JP2008161584A - 吸収性物品 - Google Patents

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JP2008161584A
JP2008161584A JP2006356559A JP2006356559A JP2008161584A JP 2008161584 A JP2008161584 A JP 2008161584A JP 2006356559 A JP2006356559 A JP 2006356559A JP 2006356559 A JP2006356559 A JP 2006356559A JP 2008161584 A JP2008161584 A JP 2008161584A
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JP2006356559A
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Masahito Tanaka
雅仁 田中
Hiroshi Kodaira
博志 小平
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Kao Corp
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Kao Corp
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Abstract

【課題】薄くて柔らかいにもかかわらず、液の保持力が高い吸収性物品を提供すること。
【解決手段】吸収性物品10は、20μm以下の合成繊維を含む繊維層を有する吸収コア13を備える。該繊維層における肌対向面側に存在する繊維の繊維間隙を、下着対向面側に存在する繊維の繊維間隙よりも広くなした。繊維層における肌対向面側に存在する繊維の平均繊維径を、下着対向面側に存在する繊維の平均繊維径よりも大きくすることで、繊維間隙を調整することが好ましい。繊維層における下着対向面側に、長さ方向に複数本に分割可能な繊維を前記ウォーターニードル法によって分割させて生じた平均繊維径7μm以下の極細繊維が含まれていることも好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、生理用ナプキンやパンティライナを始めとする各種吸収性物品に関する。
特許文献1には、薄い形態にもかかわらず、保液力を向上させて経血の漏れの発生を防止することを目的とした生理用ナプキンが開示されている。このナプキンは、粉砕パルプ層を有する吸収層及び高分子吸収層を有している。更に脱脂綿をウォーターニードル法により繊維交絡させてシート化した吸収拡散体が、前記の高分子吸収層よりも人体接触側に位置している。特許文献1によれば、前記の吸収拡散体を構成する脱脂綿の成分であるセルロース繊維による毛細管吸収によって、経血が急速に吸収され人体接触面側がさらっとした状態になるとされている。
前記の吸収拡散体を構成する脱脂綿の成分であるセルロース繊維はその太さが一般に14μm程度でクリンプ形状を有している。したがってウォーターニードル法によって脱脂綿からシート状の吸収拡散体を製造すると、その吸収拡散体においては繊維間隔が非常に詰まった状態にあり、外力等によっても繊維の動きが起こりにくくなっている。尤も、繊維間隔が詰まっていることに起因して、液の拡散性やシート形状が保持され易い利点は有している。しかし、シート形状が保持され、個々の繊維の動きが抑制されていることから、身体の様々な動きに対して追従性が充分ではなく、部分的に身体との乖離や吸収体との乖離が起こる場合があり、柔軟にフィットしづらいものであった。
特開昭61−176345号公報
本発明の目的は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る吸収性物品を提供することにある。
本発明は、表面シート、裏面シート並びに両者に介層される、主として繊維材料からなる吸収コアを少なくとも有する吸収性物品であって、該吸収コアは、平均繊維径20μm以下の合成繊維を含む繊維層を有し、該吸収コアにおける肌対向面側に存在する繊維の繊維間隙を、下着対向面側に存在する繊維の繊維間隙よりも広くなし、該肌対向面側の繊維層は、実質的に液を保持しない構造体となっている、吸収性物品を提供するものである。
本発明の吸収性物品は薄くて柔らかいにもかかわらず、液の保持力が高いものである。したがって本発明の吸収性物品は、薄型のタイプのもの、例えばカードタイプナプキン、パンティライナのほか、薄くて柔らかい失禁パッド、失禁ライナー等として特に好適なものである。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。先ず本発明の第1実施形態について説明する。図1には、本発明の吸収性物品の一例としての生理用ナプキンの幅方向断面図が模式的に示されている。同図に示すナプキン10は、肌対向面側に位置する表面シート11、下着対向面側に位置する裏面シート12及び両シート間に介在配置された吸収コア13を備えている。吸収コア13は平面視して縦長の矩形状をしている。表面シート11及び裏面シート12は、吸収コア13の前後端縁及び左右側縁から外方にそれぞれ延出しており、その延出部が互いに接合されている。
表面シート11及び裏面シート12としては、当該技術分野において従来用いられてきた材料と同様のものを特に制限なく用いることができる。表面シート11としては、例えば不織布や開孔フィルムなどの液透過性を有する材料を用いることができる。特に表面シート11は、嵩高で液の獲得性能の高い材料、例えばエアスルー不織布からなることが好ましい。中でも、PET/PEやPP/PE等からなる複合繊維が親水化処理されてなるステープルをカード法で積繊し、熱融着温度以上の熱風で結合処理した、坪量14〜40g/m2程度のエアスルー不織布が特に好ましい。繊維の動きによる柔軟性が得られ、嵩高で液の獲得性が高く、表面の乾燥したタッチ感が得られやすいからである。また、表面シート11として、コットンやレーヨンなどの本質的に親水性の繊維を堆積し、ウォーターニードル法により繊維交絡させて形成したシート(いわゆるコットンスパンレース不織布、レーヨンスパンレース不織布)を用いても良い。
裏面シート12としては、液不透過性ないし撥水性の材料、例えば熱可塑性樹脂製のフィルムや、これに不織布をラミネートしたものを用いることができる。またスパンボンド−メルトブローン−スパンボンド(SMS)不織布や、スパンボンド−メルトブローン−メルトブローン−スパンボンド(SMMS)不織布を用いることもできる。裏面シート12は透湿性を有していてもよい。透湿性を有する裏面シートとしては、熱可塑性樹脂及びそれと相溶性のない微粒子を含む樹脂組成物をフィルム状に押し出し、一軸又は二軸延伸して得られる多孔性フィルムや、上述のSMS不織布が挙げられる。裏面シートの厚みは、フィルムでは坪量15〜60g/m2程度がコストと使用中破れない強度のバランスの観点から好ましく、20〜45g/m2が特に好ましい。SMSやSMMSを用いる場合には、同様の理由に加え、吸収した液が圧力で下着側にしみ抜けることがないようにするために、25〜100g/m2程度、特に40〜80g/m2程度であることが好ましい。フィルムに不織布をラミネートする場合、及び透湿性のフィルムを用いる場合、何れも好ましいフィルムの厚み(坪量)は前述の範囲である。ラミネートする不織布の坪量は10〜30g/m2、特に12〜20g/m2であることが、コストや柔らかさ維持の面から好ましい。
本実施形態のナプキン10は、その吸収コア13に特徴の一つを有する。吸収コア13は、平均繊維径20μm以下の合成繊維を含む繊維層を備えている。ここで本実施形態の主たる特徴をなすのは、該繊維層の大半が、圧倒的に細い繊維から構成されていることにある。例えば吸収コア13を形成する繊維の一部に繊維径20μm程度の太い繊維を含んでいてもよいが、残りの大半は圧倒的に細い繊維である。この細い繊維に着眼した場合、その繊維の太さは、好ましくは0.1〜5μm、更に好ましくは0.2〜2μmである。詳細には、図1に示すとおり、吸収コア13は、肌対向面側に位置し且つ繊維材料からなる上層14と、該上層14に隣接すると共に下着対向面側に位置し且つ繊維材料からなる下層15の2層が一体化して構成された1枚の繊維シートから構成されており、少なくとも該下層15に前記の範囲の太さの合成繊維が含まれている。
下層15に前記の範囲の太さの繊維が含まれることを条件として、吸収コア13は、肌対向面側に存在する層である上層14に含まれる繊維の繊維間隙が、下着対向面側に存在する層である下層15に含まれる繊維の繊維間隙よりも広くなっている。上下層14,15における繊維間隙の関係がこのようになっていることで、本実施形態のナプキン10によれば次の顕著な効果が奏される。先ず、下層15に前記の太さの範囲の繊維が含まれていることで、下層15における繊維間隙が小さくなり毛管力が強く作用するようになる。その結果、下層15は液の保持力が高くなり、一旦吸収された液が放出されにくくなる。つまり液戻りが起こりにくくなる。尤も、下層15は、液の保持力が高くなる分、液の吸収速度が低下する傾向にある。そこで、下層15における液の吸収速度の低下を補うことを目的として、繊維間隙が大きく液の獲得作用が高い上層14を下層15上に配置している。その上、吸収コア13は、上層14及び下層15の2層構造からなる繊維材料のシートのみから構成されているので、該吸収コア13を極めて薄く且つ柔らかなものとすることが可能となる。これらの結果、本実施形態のナプキン10は、薄くて柔らかく、しかも液を素早く吸収し、且つ吸収された液の逆戻りが少ないという特徴を有するものとなる。
以上の吸収コア13の特徴は、以下のように整理できる。吸収コア13は、主に繊維シートからなり、一体的に形成された上層14と下層15を含む。また、上層14の繊維間隙が下層15より広い。更に、下層の繊維間隙が特別に小さく、液戻りや液移動することなくしっかり液を保持できる。
繊維間隙が特別に小さい下層14は、毛管力の高さゆえの高い液保持性を有するものの、体液を素早く構造内部に吸収することができない。具体的には、例えば女性の経血処理用具の場合、一度に2cc程度の経血が瞬時に排泄される可能性がある。下層単体の場合、あまりにも繊維間隙が小さいため、この液を内部に取り込むのに10分以上の時間を必要とし、その間に吸収しきれない液が表面拡散するほか、次の液排泄に全く対応できない。上層14は繊維間隙が相対的に広く、上記排泄液を1分以内に素早く吸収し、そのまま一時保持しておくことができる。更に下層15が一体的に形成され、かつ該下層15の毛管力が大きいため、該上層14が一旦保持した液は徐々に下層15に移行していき、最終的に上層14に残存する液はなくなって、次の液排泄に対応可能となる。これらの結果、本実施形態のナプキン10は、薄くて柔らかく、しかも液を素早く吸収し、且つ吸収された液の逆戻りが少ないという特徴を有するものとなる。
上述の特徴を一層顕著なものとする観点から、下層15に存在する繊維の繊維間隙は0.1〜100μm、特に3〜75μmであることが好ましい。一方、上層14に存在する繊維の繊維間隙は、0.5〜400μmであることが好ましい。特に好ましい実施形態である、吸収コア13全体が一枚のスパンレース不織布で構成されている場合の上層14の繊維間隙は8〜120μmである。繊維間隙をこのような範囲に設定することで、粘性液も含めた高い液獲得性と、素早い液吸収速度を両立させることが可能となる。
吸収コア13の好ましい厚み、及び上下層14,15の好ましい厚みは適宜調整可能である。一般に、吸収コア13の好ましい厚みは1〜4mmであり、更に好ましくは1.2〜3.5mmである。上層14の好ましい厚みは0.4〜3mmであり、更に好ましくは0.8〜2mmである。下層15の好ましい厚みは0.2〜3mmであり、更に好ましくは0.4〜2mmである。なお吸収コア13における上層14及び下層15それぞれの領域は、吸収コア13の縦断面の電子顕微鏡拡大観察などを元に、繊維集合状態を目視して決定する。尤も、後述するように上層14と下層15の間において層間の繊維組成(及び繊維集合状態)が連続的に変化し、両者が不可分の場合もある。この場合、上下層14,15の厚みの分配は測定不能なので、コア13全体の厚みのみを測定する。
吸収コア13の好ましい坪量は、45〜250g/m2であり、より好ましくは70〜170g/m2である。上層14の好ましい坪量は18〜150g/m2であり、より好ましくは20〜100g/m2である。下層15の好ましい坪量は40〜150g/m2であり、より好ましくは50〜130g/m2である。なお前述のとおり上下層14,15が不可分の場合もある。この場合、吸収コア13を作製する時の仕込み量が分かっているときにはその量で議論し、不明の場合は吸収コア13全体の坪量で議論するべきである。
上下層14,15の繊維間隙を調整するには、これらの層に含まれる繊維の平均繊維径を調整することが簡便である。具体的には、上層14に存在する繊維の平均繊維径を、下層15に存在する繊維の平均繊維径よりも大きくすることで、繊維間隙を調整することができる。この場合、下層15に存在する繊維の平均繊維径は10μm以下、特に0.1〜10μm、とりわけ0.2〜5μmであることが好ましい。上述の如く、下層15には太さの異なる複数種の繊維を含んでいてもよく、この場合、下層15に存在する細い繊維の繊維径は0.1〜5μm、特に0.2〜5μmであることが、繊維間隙を上述した範囲内に容易に設定できる観点で好ましい。上層14に存在する繊維の好ましい平均繊維径は、0.2〜80μmであり、特に4〜40μmである。
平均繊維径及び平均の繊維間隙、並びに下層15の細い繊維の繊維径は、構成繊維の種類が1種類か多種類かを問わず、以下の方法で計測する。
電子顕微鏡((株)日立製;品番S−4300SE/N)を使用し、上層及び下層の任意の位置におけるZ軸方向(ナプキンの上面〜下面方向)断面の拡大写真を撮影する。倍率は任意であるが、1枚の写真内に繊維の断面が20〜40本撮影されていることが計測の上で好ましい。画像解析装置(NEXUS製;商品名NEW QUBE ver.4.20)を使用して、得られた写真から「画面上の繊維の本数」、「計測した全面積」、「繊維が占める面積」及び「1本当たりの面積」を計測する。繊維本数の合計が50本を超えるまで計測を繰り返す。「1本当たりの繊維面積」の算出においては、なるべく繊維の真の断面積を算出する観点から、繊維の切断角度が60°未満、特に80°未満と見做せるものは計測から除外する。また、除外される繊維が30%未満となるように切断位置及び切断角度を選択する。
平均繊維径:「1本当たりの繊維面積」の測定結果の平均(少なくとも50本以上の平均)を、円の面積と見立て円の直径(円相当径)を算出し、その値を平均繊維径とする。
細い繊維の中には、後述するように分割繊維由来で、断面形状がミカンの房のような狭い扇形をした、極端に長軸と短軸の長さの異なる異型断面のものもあり得るが、上述のように円相等径に換算することで均等化できる。
平均の繊維間隙:繊維の配置を最密充填モデルと見做し、2本の繊維によって、4つの繊維間空間(2次元)が形成されるとする。そのため、計測した空間の数は「画面上の繊維の本数」×2となり、以下の式1より繊維間空間1つあたりの面積を求め、この面積を円と見た立ててその直径(円相当径)を求める。
細い繊維の繊維径:平均繊維径を算出する際に、円相等径の最小値を求め、これを細い繊維の繊維径とする。すなわち50本以上計測した繊維(の円相等径)のうち、最小となる繊維の繊維径である。この時元の画像を参照して、ノイズを読み誤らないよう注意する。
Figure 2008161584
繊維間隙の測定に際しての断面の形成には、未使用のフェザー剃刀片刃(FAS−10)を用いた。嵩高で繊維間隙が大きい繊維シートの場合、切断操作で繊維間が圧縮されるおそれがあるため、予め液体窒素に30秒程度浸漬させて凍結させた後に直ちに切断することで、繊維の集合状態を変えないように工夫しても良い。
上下層14,15に含まれる繊維の平均繊維径を上述の範囲内にするためには、これらの層に含まれる繊維として適切な繊維径のものを用いればよい。例えば次に述べる方法によって、所望の平均繊維径を有する上下層14,15を備えた繊維シートからなる吸収コア13を得ることができる。
〔方法(1)〕
図2に示す製造装置20を用いる。装置20は、第1カード機21、第2カード機22及び高圧ジェット水流の噴射装置23を備えている。第1カード機21からは第1ウエブ14’が繰り出される。第1ウエブ14’は、長さ方向に複数本に分割可能な繊維(以下、分割繊維という)及び分割繊維以外の繊維が混合されてなるものである。或いは第1ウエブ14’は、分割繊維以外の繊維のみからなるものである。第1ウエブ14’は、吸収コア13における上層14となるべきものである。一方、第2カード機22からは、第1ウエブ14’に含まれている分割繊維と同種又は異種の分割繊維からなる第2ウエブ15’が繰り出される。第2ウエブ15’は、吸収コア13における下層15となるべきものである。分割繊維は、例えば外力や化学的作用によって、長さ方向に複数本に分割可能になっている。
図2に示すように、第1ウエブ14’上に第2ウエブ15’が重ね合わされた状態で、両ウエブは高圧ジェット水流の噴射装置23の位置まで搬送される。そして噴射装置23から噴射される高圧ジェット水流によって、各ウエブ14’,15’内においてそれらの構成繊維が交絡する共に、ウエブ14’,15’間においても繊維の交絡が生じる。
繊維の交絡と共に、各ウエブ14’,15’に含まれている分割繊維が、高圧ジェット水流によって加わった外力の作用で長さ方向に複数本に分割されて極細繊維が生じる。この場合、高圧ジェット水流は第2ウエブ15’の側から噴射されるので、第2ウエブ15’に含まれる分割繊維の方が、第1ウエブ14’に含まれる分割繊維よりも分割の程度が大きくなる。
このようにして製造された長尺不織布13’は、第1ウエブ14’に由来する上層14と、第2ウエブ15’に由来する下層15とが一体化されてなるものである。第2ウエブ15’に含まれていた分割繊維は、高圧ジェット水流の作用によってその分割の程度が大きいので、該ウエブ15’に由来する下層15においては、分割繊維の分割によって生じた極細繊維が数多く存在する。その結果、下層15に含まれる繊維の平均繊維径は小さなものとなる。一方、第1ウエブ14’に分割繊維が含まれている場合、該分割繊維は、その分割の程度が第2ウエブ15’に含まれていた分割繊維よりも小さいので、第1ウエブ14’に由来する上層14に含まれる極細繊維の数は、下層15よりも少なくなる。しかも第1ウエブ14’には分割繊維以外の繊維、即ち高圧ジェット水流によって分割しない繊維が含まれているので、上層14に含まれる繊維の平均繊維径は、下層15よりも大きくなる。その結果、図2に示す方法で製造された不織布13’においては、下層15よりも上層14の方が、繊維間隙が大きくなる。このような構造を有する不織布13’を、親水化処理した後所望の大きさに裁断することで、目的とする吸収コア13が得られる。
親水化処理には当業者公知の各種親水化を好適に用いることができる。特に親水化剤として、αオレフィンスルホン酸塩に代表される各種アルキルスルホン酸塩、アクリル酸塩、アクリル酸塩/アクリルアミド共重合物、エステルアミド、エステルアミドの塩の他、ポリマー親水化剤(例えばポリエチレングリコール及びその誘導物、水溶性ポリエステル樹脂、各種水溶性ポリビニルアルコール及びその誘導体、各種シリコーン誘導物、各種糖類誘導物)、及びこれらの混合物などを用い、高速ジェット水流印加後の濡れたウエブに親水化剤水溶液を所定量塗工して乾燥する方法、乾燥後の不織布13’に改めて親水化処理を行う方法、等を適宜行うことができる。
以上の説明から明らかなように、図2に示す方法で製造された吸収コア13は、分割繊維がウォーターニードル法によって分割されて生じた極細繊維を含む下層15と、分割繊維以外の繊維からなるか、又は分割繊維以外の繊維及び分割繊維がウォーターニードル法によって分割されて生じた極細繊維を含む上層14から構成されるものである。極細繊維の繊維径は5μm以下、特に0.2〜2μmであることが、下層15における毛管力を十分に高くする観点から好ましい。
分割繊維以外の繊維としては、その繊維径が10〜90μm、特に12〜80μmのものを用いることが、上層14の繊維間隙を確実に広くし得る点から好ましい。一方、分割繊維としては、上述のとおり、外力又は化学的作用によって長さ方向に複数本に分割可能な繊維が用いられる。分割繊維は、その分割前の繊維径が10〜30μm、特に12〜24μmであることが、非分割繊維との混合性に優れ、カード法など汎用の積繊工程で容易にウエブ形成できる点から好ましい。分割数は通常6〜24個で、分割数が多いほど微細な繊維が形成される。容易に分割するためには、繊維を構成する熱可塑性樹脂として、互いに相溶性がなく、SP値が離れた2種類の樹脂を選択することが重要である。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ乳酸、ポリビニルアルコール、水溶性ポリビニルアルコール、及びこれらの誘導体から選択された2種類の樹脂を用いることができる。この二相ブレンドを、所定の断面パターンになるよう連続押し出しし、延伸して繊維を形成する。特に分割繊維として、極細繊維形成樹脂と、水溶性熱可塑性樹脂とが繊維の横断面方向において扇形に交互に配置され、且つこれらの樹脂が繊維の長さ方向に延びている構造のものを用いると、高圧ジェット水流によって分割繊維が分割すると共に水溶性熱可塑性樹脂が溶解して不織布13’の表面を被覆し、該不織布13’を親水化するので別途親水化する必要がなくなる。この際、水溶性成分除去のため、ジェット水流に温水を用いることができる。或いは不織布形成後温水処理する等の方法を用いることもできる。
図2に示す装置20を用いた吸収コア13の製造方法の別法として、第1カード機21を用いず、第2カード機22から繰り出された分割繊維のみからなる第2ウエブ15’のみを用い、該ウエブ15’に高圧ジェット水流を吹き付ける方法が挙げられる。この方法においては、第2ウエブ15’における高圧ジェット水流の吹き付け面側に位置する分割繊維ほど、該面とは反対の面側に位置する分割繊維よりも分割の程度が高くなる。この結果、第2ウエブ15’の厚さ方向において、分割によって生ずる極細繊維の数に勾配が生じる。即ち、第2ウエブ15’における高圧ジェット水流の吹き付け面側に近いほど、分割によって生ずる極細繊維の数が多くなる。その結果、この方法によって得られる吸収コア13においては、その一方の面側に存在する極細繊維の数が、他方の面側に存在する極細繊維の数よりも多くなる。換言すれば、吸収コア13の一方の面側に存在する繊維の平均繊維径が、他方の面側に存在する繊維の平均繊維径よりも小さくなる。このようにすることで、吸収コア13の一方の面側と他方の面側とで繊維間隙を異ならせることができる。分割によって生ずる極細繊維の数の勾配を確実に形成する目的で、高圧ジェット水流によるウォーターニードル法を複数段で行ってもよい。
上層14の平均繊維径を太く且つ下層15の平均繊維径を細くする方法として、先に述べた非分割性の太い繊維を上層ウエブに混合する方法の他に、(イ)第1ウエブ14’に含まれる分割繊維の分割度を低くする、例えば第1ウエブ14’に6分割、第2ウエブ15’に24分割の分割繊維を用いる、又は(ロ)分割前の繊維の太さを変える、例えば第1ウエブ14’に含まれる分割繊維の分割前の太さを太くし且つ第2ウエブ15’に含まれる分割繊維の分割前の太さを細くする、等の方法を適宜組み合わせることも可能である。
このように、最も好ましい実施形態における吸収コア13は、吸収コア13全体が分割繊維を含み、上下層14,15共に平均的な繊維間隙が狭く、液の毛管保持力が高い。特に上下層14,15の毛管勾配によって速やかに液を下層15に移行させ、該下層15の高い毛管保持力のゆえに、高吸収性ポリマー等の付加的な液貯蔵手段がなくとも、高い液保持力が実現可能である。一方で、吸収コア13を構成するシート自体が薄く且つシートの結合が熱結合や化学結合によっていないので、吸収コア13はしなやかで柔らかいという特徴を有する。
また本製造法によれば、表面シート11と吸収コア13とを一体化することもできる。例えば表面シートとしてコットンスパンレース不織布を用いる場合には、図2における第1ウエブ14’の外面にコットン繊維のウエブを配し、ウォーターニードル法により該コットン繊維のウエブ、第1ウエブ14’及び第2ウエブ15’を一体化することで、表面シートと吸収コアとが一体化する。この方法によれば表面シートと吸収コアとを固定する手段が不要となるという利点がある。また分割繊維の分割度が、非肌当接面側から肌当接面側に向けて連続的に小さくなるように変化するので(コットン繊維が防壁になって水流が弱まるため)、繊維間隙の勾配が自然に形成されるという利点もある。更に、コットンスパンレース不織布の強度が、その下に位置する吸収コアで強化されるので、従来用いられてきたような高い坪量の表面シートが必要ないという利点もある。これらの利点に起因して、より薄く、柔らかく、表面のべたつきが少ない吸収性物品(コットンライナー)が得られる。この場合のコットンスパンレース不織布の好ましい坪量は15〜60g/m2であり、特に好ましくは20〜35g/m2である。この表面シートと一体化した吸収コアの好ましい坪量は20〜100g/m2であり、特に好ましくは30〜80g/m2である。
前記の如く表面シート11と吸収コア13とを一体化したシートにおいては、あえて表面シート11と吸収コア13とを分類すると、シートの断面観察をしたときに、コットンの繊維のみを含む部分を表面シート13、コットンと分割繊維が混在する層を吸収コア13の上層14、分割繊維のみの部分を吸収コア13の下層15とみなすことが可能である。この場合も、前述した吸収コア13の上層14と下層15の関係が維持されている。
次に、吸収コア13の別の好ましい実施形態について説明する。本実施形態においては、吸収コア13が上下2層からなること、並びに下層15の繊維、繊維間隙及び繊維太さは、前記の好ましい実施形態と同様である。
本実施形態においては、上層14として、主に熱融着繊維からなり、該熱融着繊維どうしが熱結合することでネットワークが形成されたサーマルボンド不織布が用いられる。特に、熱結合が熱風処理によって成されたエアスルー不織布が好適に用いられる。このようにして得られた上層14は、繊維間隙が比較的広く、嵩高で、柔らかいため、液獲得層として液の一時保持に用いるのに好適である。一方、上層14が下層15と一体的に結合していない場合には、液が速やかに下層15に移行できず、上層14部分での液広がりや液戻りを来たすおそれがある。このため、上下層を一体的に形成する方法が重要である。この方法を以下に説明する。
〔方法(2)〕
図3に示す製造装置30を用いる。装置30は、第1原反15”の繰り出し部31、第2原反14”の繰り出し部32、及びエンボス接合部33を備えている。繰り出し部31から繰り出される第1原反15”は、吸収コア13における下層15となるべきものである。繰り出し部32から繰り出される第2原反14”は、吸収コア13における上層14となるべきものである。
第1原反15”上に第2原反14”が重ね合わされた状態で、両原反14”,15”はエンボス接合部33の位置まで搬送され、そこでエンボス加工が施される。エンボス加工によって、両原反が接合一体化された不織布13”得られる。その後、不織布13”を所望の大きさに裁断することで、目的とする吸収コア13が得られる。
本製造方法において用いられる原反14”,15”においては、原反14”の構成繊維の平均繊維径の方が、原反15”の構成繊維の平均繊維径よりも太くなっている。その結果、不織布13”においては下層15よりも上層14の方が、繊維間隙が大きくなる。原反14”としては、繊維間隙が大きく、液の獲得作用が大きな不織布が好適に用いられる。そのような不織布としては、上述のとおり、例えばエアスルー不織布を用いることができる。一方、原反15”としては、繊維間隙が小さく、液の保持作用が大きな不織布が好適に用いられる。そのような不織布としては、例えば分割繊維が分割されてなる極細繊維を含むスパンレース不織布、メルトブローン不織布、スパンボンド不織布を用いることができる。
以上の説明から明らかなように、図3に示す方法で製造された吸収コア13は、エアスルー不織布からなる上層14と、分割繊維が分割されてなる極細繊維を含むスパンレース不織布、メルトブローン不織布又はスパンボンド不織布からなる下層15とが接合一体化されてなるものである。なお本製造法においては、2層の不織布を接合一体化する前に、各層を所定の親水化手段によって親水化しておくことが望ましい。勿論、接合一体化した後に親水化することも可能である。
また方法(2)の最も好ましい実施方法として、原反15”に代えて、方法(1)と同様に、図2に示す分割繊維を含む第2ウエブ15’を、図3に示す第2原反14”上に重ね合わせ、ウォーターニードル法により両者を一体的に繊維交絡させる方法が挙げられる。原反14”としてはエアスルー不織布を用いることが以下に述べる理由により好ましい。またウエブ15’を構成する好ましい繊維の詳細は、先に述べた方法(1)に準ずる。特に、極細繊維形成樹脂と、水溶性熱可塑性樹脂とが繊維の横断面方向において扇形に交互に配置され、且つこれらの樹脂が繊維の長さ方向に延びている構造の分割繊維が、以下の理由(1)ないし(3)の点から特に好ましい。
理由(1)
上下両方からウォーターニードル法による繊維交絡を行った場合であっても、原反14”側、つまりエアスルー不織布側に吹き付けられた高圧ジェット水流は、該エアスルー不織布によってその勢いが抑制される。したがってウエブ15’に含まれる分割繊維のうち、エアスルー不織布に近い側位置する分割繊維は、その分割の程度が低くなる。これに対してウエブ15’側には高圧ジェット水流が直接当たるので、該ウエブ15’に含まれる分割繊維の分割が促進される。これらの結果、分割繊維の分割度に自然に勾配が形成される。
理由(2)
原反14”であるエアスルー不織布が高圧ジェット水流に晒されて、該不織布の構成繊維に付着している親水化剤が洗い流され、親水性が低下する場合があるが、前述のとおり、ウエブ15’に含まれる分割繊維から溶出した水溶性熱可塑性樹脂が、エアスルー不織布の構成繊維にも付着して該構成繊維が親水化するので、付加的な親水化処理が不要である。
理由(3)
原反14”であるエアスルー不織布に由来する嵩高なネットワークが予め形成され、且つ該エアスルー不織布は引っ張り強度及び表面強度が高いので、該エアスルー不織布と組み合わせるウエブ15’を薄くしても、吸収コア13全体の厚み、強度及び吸収性を担保しやすい。
方法(2)によって製造される吸収コア13の上層14においては、好ましい繊維間隙は12〜400μm、特に50〜300μmであり、構成繊維の好ましい平均繊維径は8〜80μm、特に10〜72μmであり、好ましい厚みは0.4〜3mm、特に0.4〜2mmであり、好ましい坪量は18〜100g/m2であり、特に20〜80g/m2である。下層15は、ウォーターニードル法等による繊維交絡によって、その構成繊維の一部が上層14に入り込み、繊維間隙が連続的に変化するような構造となっていることが最も望ましい。このような繊維を選択することが、液を速やかに吸収でき且つ一時保持可能な繊維集合状態を形成できる点で望ましい。下層15の繊維間隙、平均繊維径、厚み、坪量は、先に説明した実施形態に準ずる。
これまで説明してきた吸収コア13と同様の繊維集合構造を、ウォーターニードル法によらず形成することも可能である。その方法を以下に説明する。
〔方法(3)〕
図4に示す製造装置40を用いる。装置40は、原反14Aの繰り出し部41、及びメルトブロー法の紡糸ノズル42を備えている。繰り出し部41から繰り出される原反14Aは、吸収コア13における上層14となるべきものである。
繰り出し部41から繰り出された原反14は紡糸ノズル42の位置まで搬送される。紡糸ノズル42からは、メルトブロー法により紡出された極細繊維43が、熱風に搬送されて吹き出されている。極細繊維43は溶融又は半溶融状態のうちに原反14A上に落下して堆積し、原反14Aの構成繊維に融着によって接合する。その結果、原反14A上にはメルトブローン不織布の層15Aが形成される。メルトブローン不織布の層15Aは、吸収コア13における下層15となるべきものである。このようにして原反14A上にメルトブローン不織布の層15がインラインで融着して一体化した不織布13Aが得られる。その後、不織布13Aを所望の大きさに裁断することで、目的とする吸収コア13が得られる。
本製造方法において用いられる原反14Aの構成繊維の平均繊維径は、メルトブローン不織布の層15Aを構成する極細繊維43の平均繊維径よりも太くなっている。その結果、不織布13Aにおいては下層15よりも上層14の方が、繊維間隙が大きくなる。原反14Aとしては、図3に示す方法で用いられる原反14”と同様に、繊維間隙が大きく、液の獲得作用が大きな不織布であるエアスルー不織布が好適に用いられる。
以上の説明から明らかなように、図4に示す方法で製造された吸収コア13は、好ましくはエアスルー不織布からなる上層14の下面側に、メルトブローン不織布の層からなる下層15がインラインで融着により一体化してなるものである。なお本製造法においては、上層14と下層15であるメルトブローン不織布との一体化を促すために、方法(2)と同様にエンボス接合による接合一体化を併用してもよい。またメルトブローン不織布の層15Aの親水化のために、原反14Aとメルトブローン不織布の層15Aを一体化した後に親水化することが好ましい。本製造法によって得られるメルトブローン不織布の層15Aにおける繊維間隙、繊維太さ、厚み、坪量の好ましい値は、方法(1)で得られる吸収コアにおける下層15に準ずる。
吸収コア13の製造に、以上の方法(1)ないし(3)の何れの方法を用いる場合であっても、吸収コア13を含むナプキン10の全体の厚みは、発明の目的とするところである薄さ及び柔らかさを実現する観点からは、1〜7mm、特に2〜4mmであることが好ましい。
吸収コア13の厚みに関しては上述したとおりであるところ、該吸収コア13はその厚みが小さいので柔軟なものとなる。吸収コア13の柔軟性の尺度としてバルクソフトネスを用いた場合、その値は好ましくは20〜300gf(0.2〜2.94N)、更に好ましくは40〜160gf(0.39〜1.57N)となる。吸収コア13を含むナプキン10の全体としての値は、好ましくは50〜500gf(0.49〜4.9N)、更に好ましくは70〜280gf(0.686〜2.74N)となる。
これに対して、吸収性物品の吸収コアとして従来は綿状パルプ、紙、高吸収性ポリマー及びこれらの複合物が好適に用いられてきた。パルプはセルロース繊維からなる本質的に親水性の短繊維である。パルプは、繊維どうしが密に集合すると、高い毛管力を発現し、高い液保持性を有する特徴がある。他方、繊維どうしが密に集合すると、水素結合が生じて繊維どうしが密着してしまい固くなるという欠点を有する。例えば、坪量300〜750g/m2の綿状パルプと、坪量20〜200g/m2の高吸収性ポリマーを混合積層し、坪量20g/m2程度の吸収紙で包んで作製された吸収コアは、綿状パルプの柔らかさを有しているものの、吸収コアの厚みが10mm以上と厚くなり、フィット性や装着感に劣る。またそのままでは繊維間隙が広く、後述するウエットバック防止性や遠心保持量が劣ったものになってしまう。そこで、該吸収コアをエンボスロールで強圧縮して厚み4mm程度の圧縮パルプ層に成形することも可能が、そのような吸収コアは、パルプの繊維間結合が強まる結果、極端に硬くなってしまう。同様に、2枚の吸収紙の間に高吸収性ポリマーを挟持した構造の吸収コアを作製することも可能であるが、そのような吸収コアは、紙のパルプ繊維間水素結合や高吸収性ポリマーの固定に起因して、硬い風合いのものとなってしまう。
バルクソフトネスは、以下の方法で測定される。テンシロン(オリエンテック(株)製、型式:RTC−1210A)を用い、吸収コア13をその長手方向に150mm、幅方向に30mmカットして矩形片を得る。この矩形片から高さ30mmの円筒を作る。その上端と下端をステープルで止め、測定用の円筒サンプルを作る。この円筒サンプルを、その高さ方向に圧縮速度10mm/minで圧縮する。その時の最大荷重を測定し、その値をバルクソフトネス値とする。ナプキン10のバルクソフトネスの測定は、長さ150mm、幅45mmの試験片をナプキンの中央からサンプリングする点、表面シート側を外側にした円筒を作る点、及び終点を第1極大点とする点以外は、吸収コア13のバルクソフトネスの測定方法と同様の手順で行う。
吸収コア13は、下層15に平均繊維径の小さな繊維が含まれており、繊維空隙が狭くなっているので、それに起因して毛管力による液の保持性が高いものである。従来、液保持性を高めるためには、相当量の高吸収性ポリマーを吸収コアに配することが一般的であった。本実施形態においても高吸収性ポリマーを併用することは好適ではあるが、吸収コアそのものの本質的な液保持性が高いことが、次の観点から極めて好ましい。第1に、本実施形態の吸収コア13によれば、高吸収性ポリマーなど粒子状物質を脱落なく固定する工夫が必要ないので、柔らかい吸収コアを作製できる。第2に、高吸収性ポリマーは対象液の性状によって極端に性能が変化することがあるが、本実施形態の吸収コア13は安定した吸収容量を持つので、薄くても安定して低いウエットバック量を維持できる。第3に、上述のとおり本実施形態によれば薄くて柔らかい吸収コア13を容易に得られるので、自由に切ったり折ったりする二次加工が可能である。
吸収コア13の液の保持性が高いことは上述のとおりであるところ、該吸収コア13の液の保持性を遠心保持量で表した場合、その値は好ましくは7〜50g/g、更に好ましくは10〜35g/gとなる。またナプキン全体の遠心保持量は好ましくは3〜40g/g、更に好ましくは5〜25g/gとなる。また、吸収コア13を含むナプキン10は、そのウエットバック量が好ましくは1g以下、更に好ましくは0.5g以下という少量になる。遠心保持量及びウエットバック量は以下の方法で測定される。
〔遠心保持量の測定方法〕
吸収コア13全体を取り出して予め重量を測定する。この値を初期重量とする。吸収コア13を生理食塩水中に浸漬して1分間放置する。吸収コアを拡げて(株)コクサン製遠心分離機H−130Cバスケット内に固定し、2000回転/分(895G相当)で10分遠心分離し、その重量を測定する。得られた数値を用いて、以下に示す式から遠心保持量を求める。
遠心保持量(g/g)=[遠心分離後のサンプル重量―初期重量]/初期重量
吸収コア13中に高吸収性ポリマーなどの粒状物質や短繊維など、脱落の可能性がある共存成分がある場合は、不織布又はナイロンメッシュなどで作製された袋を用意し、この袋の中に吸収コア13を拡げて入れてもよい。またコア13が大きい場合、吸収コア13中央部を適宜切り取り、例えば1g分を用いて同様に測定を行ってもよい。ナプキン10の遠心保持量を測定する場合は、ナプキンの中央から5g程度を切り取って試験片とする点、及びナプキン10の表面シート側が外(バスケット開孔面)側を向くように遠心分離機に設置する点以外は、吸収コア13の遠心保持量の測定と同様とする。
〔ウエットバック量の測定方法〕
直径10mmφの穴の開いたアクリル製注液プレート(注液部に内径22mmφ、高さ40mmの円筒付き)、アクリル板、No.2のろ紙(80×190mm10枚1セット)、重り、馬脱繊維血を用意しておく。ナプキンの全面(又は注液プレートで荷重がかかる面積の範囲)に5g/cm2の荷重が加わるように注液プレートの重量を予め調整し、更に同じく50g/cm2の荷重がかかるようにアクリル板の重量を予め調整しておく。ナプキンを上向きに広げ、その上に注液プレートを静かに載せて5g/cm2になるよう荷重する。馬脱繊維血3gを10mlビーカーに測り取り、注液プレートの円筒部に一気に注ぎ込む。この時、注ぎ込み開始から、プレート円筒部の血液が完全にナプキン内部に取り込まれるまでの時間を測定し、吸収時間とする。注入開始後5分後に注液プレートを外し、予め秤量済みのNo.2ろ紙10枚をナプキンの表面に載せ、更にその上にアクリルプレートと重りを静かに載せて50g/cm2の荷重を1分間かける。1分後にプレートを外してろ紙10枚を取り出し、その重量を測定する。重量増加分をウエットバックとする。3点の平均値を測定値とする。なお、注入後3分経過しても液を吸収しきれなかった場合は、吸収時間「3分以上」、ウエットバック「計測不能」として測定を終了した。
次に、本発明の他の実施形態を図5ないし図10を参照しながら説明する。これらの実施形態に関し特に説明しない点については、先に詳述した第1実施形態に関する説明が適宜適用される。また図5ないし図10において、図1ないし図4と同じ部材には同じ符号を付してある。
図5に示す第2実施形態の吸収コア13においては、下層15に機能性粒子16が添加されている。機能性粒子16として種々のものを用いることによって吸収コア13に付加的な機能を付与することができる。例えば機能性粒子16として高吸収性ポリマーの粒子を用いることで、吸収コア13の液の保持力を一層高めることができる。また液の保持量も高めることができる。機能性粒子16として消臭作用や脱臭作用を有する粒子、例えば活性炭やゼオライト、シリカ等を用いることで、吸収コアに消臭機能や脱臭機能を付与することができる。
本実施形態の吸収コア13は、図6に示す製造装置を用いて製造できる。同図に示す装置は、第1カード機21、第2カード機22及び機能性粒子のホッパー24を備えている。第1カード機21及び第2カード機22からは、同種又は異種の分割繊維のウエブWが繰り出される。2つのウエブW間には、ホッパー24から機能性粒子16が散布される。つまり機能性粒子16は2つのウエブWによってサンドイッチされる。この状態下に、ウエブWに対して高圧ジェット水流の噴射装置(図示せず)から高圧ジェット水流が噴射される。高圧ジェット水流は先ず上側のウエブWに向けて噴射され、次いで下側のウエブWに向けて噴射される。引き続き上側及び下側のウエブWの順で高圧ジェット水流が噴射される。この操作によって分割繊維が分割されて極細繊維が生じると共にスパンレース不織布15”が形成される。分割繊維の分割は、機能性粒子による研磨効果で促進される。この後は、図3に示す製造装置を用いた操作と同様の操作が行われる。
図7に示す第3実施形態においては、上層14及び下層15を有する繊維シートの下側に、パルプと高吸収性ポリマーとの混合積繊層17が配置されて、吸収コア13が構成されている。パルプと高吸収性ポリマーとの混合積繊層17を用いることで、ナプキン10の液保持量を一層高めることができる。なお、本実施形態の変形例として、上層14及び下層15を有する繊維シートの上側に、パルプと高吸収性ポリマーとの混合積繊層17を配置した形態もある。
図8に示す第4実施形態においては、吸収コア13は、上層14及び下層15を有する繊維シートが、その幅方向に略Ω字状に折り畳まれて形成された長手方向に延びる中高部18を有している。中高部18の長手方向は、ナプキン10の長手方向と一致している。中高部18を形成することで、着用者の排泄部位にナプキン10を一層確実に当接させることが可能となり、液漏れを防止することができる。
図9に示す第5実施形態においては、吸収コア13は、上層14及び下層15を有する繊維シートの下側に、ティッシュペーパー等の吸収紙19Aが配置され、更に該繊維シートと吸収紙19Aとの間に高吸収性ポリマーの散布層19Bが形成されてなる構造を有している。本実施形態の吸収コア13によれば、その薄い厚みを維持したままで、液の吸収容量を一層高めることが可能となる。
図10に示す第6実施形態におけるナプキン10では、上層14及び下層15を有する繊維シートからなる吸収コア13における上層16の上に、表面シート11が該繊維シートと一体的に形成されている。一体化には、高圧ジェット水流を用いた繊維交絡を用いることが好ましい。本実施形態における表面シート11としては、コットンやレーヨン等のセルロース繊維を構成繊維とするものを用いることが好ましい。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば前記の各実施形態においては、吸収コア13の一部をなす繊維シートは、上下層14,15の2層構造であったが、該繊維シートを3層以上の構造となしてもよい。その場合に、上下層14,15の間にパルプ、レーヨン、コットン等の親水性繊維層を一体的に含んでいてもよい。
図8に示す中高構造の繊維シートの下側に、図7に示すパルプと高吸収性ポリマーとの混合積繊層17を配置してもよい。
また表面シート11と吸収コア13との間に、液透過層を付加してもよい。この層は吸収コア13上層14の液一時保持機能の一部を補う。透過層には坪量16〜45g/m2程度の熱融着繊維からなるエアスルー不織布が特に好適に用いられる。
また図3に示す装置30を用いた吸収コア13の製造においては、第1原反15”の上に高吸収性ポリマーやシリカゲルの粒子を散布した後に第2原反14”を重ね、それらをエンボス接合部33によって接合一体化させてもよい。このようにして得られる吸収コア13は、上層14と下層15との間に高吸収性ポリマーやシリカゲルの粒子が配置された構造になる。
本発明の吸収性物品は、これを薄型のもの、例えば生理用ナプキンやパンティライナに適用した場合に特に有効であるが、これ以外の吸収性物品、例えば使い捨ておむつや尿取りパッド等にも同様に適用できる。特に、本発明をパンティライナに適用する場合には、表面シートとして、先に述べたコットンスパンレース不織布やレーヨンスパンレース不織布を用いることが好ましい。例えばコットンスパンレース不織布を表面シートとして用い、また分割繊維を含む繊維シートを吸収コア13として用い、所定の方法で該繊維シートの繊維間隙を調整したものは、柔軟で薄く、且つ繊維シートの方が毛管力が大きいため、コットンスパンレース不織布の表面に液が残らずべたつきが低減したものとなる。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。しかしながら本発明の範囲はかかる実施例に制限されない。特に断らない限り「%」は「重量%」を意味する。
〔実施例1〕
図2に示す方法に従い1枚の繊維シートからなる吸収コア13を製造した。図2における第1ウエブ14’として、以下に示す分割性の複合繊維60%と、繊度4.6dtex、繊維長52mmであるPET繊維40%を予備混合の上カード積繊した、坪量50g/m2のウエブを用いた。図2における第2ウエブ15’には、前記の分割性の複合繊維100%からなる坪量50g/m2のカードウェブを用いた。
両ウエブに共通して用いる分割性の複合繊維はPP/PEからなる。分割前の繊度は3.3dtexである。この複合繊維は、それぞれの樹脂を溶融混練して同一紡糸ノズル内に所定のパターンで導入し、紡糸、延伸することで得られたものである。複合繊維の断面は、扇形の樹脂領域が集合して円形になった形状である。該扇形は各樹脂8片計16片で、16分割可能である。繊維の繊維長は52mmである。
両ウエブは前記の坪量でそれぞれ積繊された後重ね合わされ、ジェットノズル23を用いたウォーターニードル法により繊維交絡された。図では省略されているが、下流で同様のジェットノズルによる繊維交絡が繰り返され、結局第2ウエブ15’側で2回、第1ウエブ14’側で1回の計3回水流交絡がなされてスパンレース不織布が得られた。この不織布にノニオン系界面活性剤(花王(株)製)のアルキルグリコシド)を0.75%付着させて親水化した。これによって坪量100g/m2の吸収コア13を得た。
得られた吸収コア13における第1ウエブ側に表面シート11を配し、また第2ウエブ側にポリエチレンフィルム製の裏面シート12を配してナプキン10を得た。表面シート11としては、親水化処理された坪量25g/m2のエアスルー不織布を用いた。この不織布の構成繊維は、繊度2.2dtexであるPET/PEの芯鞘型複合繊維であった。
〔実施例2〕
図3に示す装置30を用い、1枚の繊維シートからなる吸収コア13を製造した。第1原反15”として、坪量40g/m2のエアスルー不織布を用いた。この不織布の構成繊維は繊度2.2dtexであるPET/PEの芯鞘型複合繊維であった。第2原反14”として、エチレン/1−オクテン共重合体樹脂(密度0.93g/cm3)のメルトブローン不織布(坪量40g/m2)を用いた。このメルトブローン不織布及びエアスルー不織布には、実施例1と同様の親水化を行った。メルトブローン不織布上にエアスルー不織布を重ね、エンボス処理を行い、これらを一体化して吸収コア13を得た。これら以外は実施例1と同様にして生理用ナプキン10を得た(エアスルー不織布側が表面シート側)。
〔比較例1〕
実施例1で用いた16分割の分割繊維を積繊し、裏表2回ずつウォーターニードル法により繊維交絡させた。次いで実施例1と同様に親水化及び乾燥を行い坪量20g/m2のスパンレース不織布を得た。この不織布は裏表同じ繊維分割状態であった。この不織布とは別に、坪量18g/m2の吸収紙に高吸収性ポリマー(アクアリック(商品名、日本触媒(株)製))を坪量30g/m2で散布し、少量の水散布後同じ吸収紙を重ね合わせて乾燥し、ポリマーシートを得た。更にこれらとは別に、粉砕パルプを坪量100g/m2で積繊してパルプ層を得た。そして前記ポリマーシート、前記スパンレース不織布及び前記パルプ層を、この順に重ね合わせて吸収コアを得た。これら以外は実施例1と同様にして比較例のナプキンを得た(パルプ層が表面シート側)。
〔比較例2〕
比較例1と同じ繊維と作り方で、坪量100g/m2のスパンレース不織布を得た。得られた不織布を吸収コアとする以外は比較例1と同様にして比較例2のナプキンを得た。
〔評価〕
(1)吸収コア
実施例及び比較例で得られたナプキンについて、その吸収コアの上下層の構成繊維の平均繊維径及び繊維空隙を測定した。更に吸収コアのバルクソフトネス、遠心保持容量及び厚みを測定した。これらの結果を表1に示す。
(2)ナプキン
実施例及び比較例で得られたナプキンの厚み、吸収時間、ウエットバック量、吸収量、装着感を測定した。これらの結果を表2に示す。
吸収量の測定では、特開平2−239863号に記載された可動式女性腰部モデルを用いて、馬脱繊維血が漏れ出す最大吸収量を計測した。具体的には、該可動モデルに試験サンプルを装着してショーツをはかせた後、モデルを100歩/分で歩行運動させながら、3分おきに2gずつ馬脱繊維血を滴下用チューブポンプで注入し、横もれが生じるまでに吸収した馬脱繊維血の量を計測した。結果はN=3の平均値とする。
装着感は装着テストで評価した。女性12人に各サンプルを2枚ずつ渡して自由に装着させ、次の評価項目について最も自分の気持ちに近い数字を選ばせた。その平均値を装着感とした。平均値が1に近いほど装着感がよいことを意味する。
装着感;1.よい、2.ややよい、3.どちらともいえない、4.やや悪い、5.悪い
Figure 2008161584
Figure 2008161584
表1に示す結果から明らかなように、実施例のナプキンは、その吸収コアのバルクソフトネスの値が小さく、柔軟なものであることが判る。また吸収コアの厚みが薄いにもかかわらず、遠心保持容量が高いことが判る。また表2に示す結果から明らかなように、実施例のナプキンは、薄いにもかかわらず吸収量が高きまたウエットバック量が少ないものであることが判る。更に、薄く柔軟なことに起因して装着感が良好であることが判る。一方、比較例1のナプキンは、厚く曲げにくいため、バルクソフトネスの値が大きく、装着感に劣る。また液の吸収固定が不完全なためウエットバック量が大きく、吸収量も高くない。また比較例2のナプキンは、実施例1のナプキンと同等の薄いスパンレース吸収体より構成され、バルクソフトネスの値が小さく、柔軟な為装着感は良好であるが、液を吸収体内部に吸収できず、吸収性に極端に劣る。
本発明の吸収性物品の一実施形態を示す幅方向断面図である。 図2に示す吸収性物品における吸収コアを製造するための装置を示す模式図である。 図2に示す吸収性物品における吸収コアを製造するための別の装置を示す模式図である。 図2に示す吸収性物品における吸収コアを製造するための更に別の装置を示す模式図である。 本発明の吸収性物品の他の実施形態における吸収コアの構造を示す断面図である。 図5に示す吸収コアを製造するための装置を示す模式図である。 本発明の吸収性物品の他の実施形態における吸収コアの構造を示す断面図である。 本発明の吸収性物品の他の実施形態における吸収コアの構造を示す断面図である。 本発明の吸収性物品の他の実施形態における吸収コアの構造を示す断面図である。 本発明の吸収性物品の他の実施形態の構造を示す断面図である。
符号の説明
10 ナプキン
11 表面シート
12 裏面シート
13 吸収コア
14 上層
15 下層

Claims (4)

  1. 表面シート、裏面シート並びに両者に介層される、主として繊維材料からなる吸収コアを少なくとも有する吸収性物品であって、該吸収コアは、平均繊維径20μm以下の合成繊維を含む繊維層を有し、該吸収コアにおける肌対向面側に存在する繊維の繊維間隙を、下着対向面側に存在する繊維の繊維間隙よりも広くなし、該肌対向面側の繊維層は、実質的に液を保持しない構造体となっている、吸収性物品。
  2. 前記繊維層における肌対向面側に存在する繊維の平均繊維径を、下着対向面側に存在する繊維の平均繊維径よりも大きくすることで、前記繊維間隙を調整した請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記繊維層が、ウォーターニードル法によって繊維を交絡させることで、前記繊維層における肌対向面側に存在する繊維の平均繊維間隙が、下着対向面側に存在する繊維の平均繊維間隙よりも大きくなるように形成されたものである請求項1又は2記載の吸収性物品。
  4. 前記繊維層における少なくとも下着対向面側に、長さ方向に複数本に分割可能な繊維を前記ウォーターニードル法によって分割させて生じた繊維径5μm以下の繊維が含まれている請求項3記載の吸収性物品。
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