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JP2008161027A - 同期モータの駆動装置。 - Google Patents

同期モータの駆動装置。 Download PDF

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Kenji Tamura
建司 田村
Hirohisa Ogura
洋寿 小倉
Tatsuya Hizume
達也 樋爪
Yasuo Notohara
保夫 能登原
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Abstract

【課題】ベクトル制御方式で回転座標軸(d−q軸)と回転座標軸(dc−qc軸)との間に生じる軸誤差Δθに基づいて誘起電圧を補正することで、モータ電流の脈動を抑制して安定した速度制御を可能とすること。
【解決手段】位置センサレス・ベクトル制御方式で速度制御を行う同期モータの駆動装置において、ベクトル制御におけるd軸電流指令Id、q軸電流指令Iq、周波数指令f及び誘起電圧定数Keを入力とし、d軸電圧指令Vd、q軸電圧指令Vqを出力するモータ印加電圧演算部20を有し、同期モータの磁極位置を基準とした回転座標軸(d−q軸)と制御上で仮定している回転座標軸(dc−qc軸)との間に発生する軸誤差Δθに基づいて誘起電圧定数Keを補正する誘起電圧補正部22を設け、誘起電圧補正部22で補正した誘起電圧定数Kecをモータ印加電圧演算部20に入力すること。
【選択図】図2

Description

本発明は、同期モータの磁極位置を検出する磁極位置センサと同期モータの電流を検出する電流センサとを用いずに、同期モータの速度制御を行うことが可能な同期モータの駆動装置に関する。
同期モータの磁極位置を検出する磁極位置センサと、同期モータの電流を検出する電流センサとを用いることなく、誘導同期モータ、直流同期モータを安定した状態で高回転させることが可能なベクトル制御は従来知られている(例えば、特許文献1を参照)。
磁極位置の基本原理は、同期モータの電機定数とモータ電圧およびモータ電流に基づいて磁極位置を推定演算を行うものであるが、同期モータが回転することで発生する誘起電圧を利用して位置を推定する制御も知られている(例えば、特許文献2を参照)。磁極位置の推定は、同期モータの磁極位置を基準とした回転座標軸(d−q軸)と、制御上で仮定している回転座標軸(dc−qc軸)との間の軸誤差Δθを推定演算するものであり、この演算によって得られた軸誤差Δθが零となるように同期モータの周波数指令を修正することで、位置センサレス・ベクトル制御を実現することができる。
一方、電流センサを用いずに電流を検出する方法としては、同期モータを駆動するインバータの直流電流を検出し、その瞬時値とインバータブリッジ回路内のスイッチング素子のオン/オフ信号から同期モータの交流電流を再現する「インバータ母線に配したシャント抵抗を利用した方法」が知られている(例えば、非特許文献1を参照)。この非特許文献1によると、シャント抵抗(電流検出用抵抗)の電流は、インバータブリッジ回路内のスイッチング素子のオン/オフに同期して通流/遮断する電流であり、電流検出のタイミングが重要となるが、直流電圧が高い場合、或いはインバータブリッジ回路内のスイッチング素子を駆動する周波数が高い場合など、同期モータの様々な要因により、スイッチング素子のオン時間が短くなると電流検出器に流れる電流の通流時間が減少し、電流検出が困難となるという課題が生じる。
このような課題を解決した方法が、例えば、特許文献3に提案されている。この特許文献3によると、電動機電流を2相再現可能である場合と1相のみ再現可能である場合とをPWM制御の毎々の1チョッパ期間毎に判別し、2相再現可能である場合の時間が示す割合を算出し、この割合に基づいてPWM制御のチョッパ周波数を切り替えるように制御している。
特許第3783159号 特許第3411878号 特開2004−104977号公報 平成14年電気学会全国大会「インバータ母線電流センシングによるPMモータの正弦波駆動」第201頁(2002年3月26日発行)
ところで、同期モータの加速/減速中、或いは外乱や高負荷状態、特に、低回転数の高負荷で1回転中に高回転/低回転と状態が入れ替わる状態(1回転中で回転脈動がある状態)において、同期モータの磁極位置を基準とした回転座標軸(d−q軸)と、制御上で仮定している回転座標軸(dc−qc軸)との間に軸誤差Δθが発生する。同期モータが回転することで発生する誘起電圧においても、磁極位置のズレと同様に、同期モータの誘起電圧(例えば、1000rpmの回転数制御しようとしているときに、実際には負荷変動などで950rpmで回転する場合があり、950rpm回転のときに固定子巻線に実際に発生する誘起電圧)と制御上で仮定している誘起電圧(例えば、1000rpmの回転数による誘起電圧)との間でズレが発生する。
しかし、上記特許文献や上記非特許文献に開示されている従来技術では、軸誤差Δθを零とするように周波数を補正する周波数補正手段はあるが、誘起電圧を補正する手段はなく同期モータへのモータ印加電圧は一定のままである。そのため、同期モータへのモータ印加電圧が過剰もしくは不足となり、シャント抵抗(電流検出用抵抗)に流れる直流電流が脈動する場合がある。
本発明の目的は、上述した回転座標軸(d−q軸)と回転座標軸(dc−qc軸)との間に生じる軸誤差Δθに基づいて誘起電圧を補正することで、モータ電流の脈動を抑制して安定した速度制御を可能とする同期モータの駆動装置を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明は主として次のような構成を採用する。
位置センサレス・ベクトル制御方式で速度制御を行う同期モータの駆動装置において、
ベクトル制御におけるd軸電流指令Id、q軸電流指令Iq、周波数指令f及び誘起電圧定数Keを入力とし、d軸電圧指令Vd、q軸電圧指令Vqを出力するモータ印加電圧演算部を有し、同期モータの磁極位置を基準とした回転座標軸(d−q軸)と制御上で仮定している回転座標軸(dc−qc軸)との間に発生する軸誤差Δθに基づいて前記誘起電圧定数Keを補正する誘起電圧補正部を設け、前記誘起電圧補正部で補正した誘起電圧定数を前記モータ印加電圧演算部に入力する構成とする。
また、位置センサレス・ベクトル制御方式で速度制御を行う同期モータの駆動装置において、
ベクトル制御におけるd軸電流指令Id、q軸電流指令Iq、周波数指令f及び誘起電圧定数Keを入力とし、d軸電圧指令Vd、q軸電圧指令Vqを出力するモータ印加電圧演算部を有し、前記d軸電圧指令Vd、前記q軸電圧指令Vq、前記周波数指令に比例したモータ電圧位相基準値θに前記軸誤差Δθを加算したモータ電圧位相瞬時値θdを入力とし、U相モータ電圧Vu、V相モータ電圧Vv、W相モータ電圧Vwを出力する2相−3相変換演算部を有し、同期モータの磁極位置を基準とした回転座標軸(d−q軸)と制御上で仮定している回転座標軸(dc−qc軸)との間に発生する軸誤差Δθに基づいて前記誘起電圧定数Keを補正する誘起電圧補正部を設け、前記誘起電圧補正部で補正した誘起電圧定数を前記モータ印加電圧演算部に入力することで、モータ電流の脈動を軽減させる構成とする。
また、前記同期モータの駆動装置において、前記誘起電圧補正部は、前記軸誤差Δθに補正ゲインKpを乗算して誘起電圧補正値ΔKeとし、入力された基準の誘起電圧定数Keに前記誘起電圧補正値ΔKeを加算して、補正後の誘起電圧定数として出力する構成とする。
本発明によれば、同期モータの加速/減速中、或いは外乱や高負荷状態、特に低回転数の高負荷で1回転中に高回転/低回転と状態が入れ替わる状態において、同期モータの磁極位置を基準とした回転座標軸(d−q軸)と、制御上で仮定している回転座標軸(dc−qc軸)との間に軸誤差Δθが生じることで発生するモータ電流脈動を、誘起電圧補正手段を用いることによって軽減することができる。
本発明の実施形態に係る同期モータ駆動装置について、図1〜図5を参照しながら以下詳細に説明する。図1は本発明の実施形態に係る同期モータ駆動装置におけるベクトル制御方式の全体回路構成を示す図である。図2は本実施形態に関するベクトル制御演算を構成するブロック図である。図3は本実施形態に関するベクトル制御演算ブロックに含まれる誘起電圧補正手段を示す図である。図4は本実施形態に関する誘起電圧補正手段を適用しない場合におけるU相のモータ電流波形を示す図である。図5は本実施形態に関する誘起電圧補正手段を適用した場合におけるU相のモータ電流波形を示す図である。
図1において、1は商用電源、2はインダクタンス(リアクトル)、3は整流ダイオード(第1の整流回路)、4は切替リレー(スイッチ)、5〜7は平滑コンデンサ(5,6は分圧コンデンサ、7は平滑コンデンサ)、8は電流検出用抵抗、9はインバータブリッジ回路(インバータ)、10は整流ダイオード(第2の整流回路)、11はスイッチング素子(IGBT等)、12はAD変換器、13〜15はドライバ、16は中央演算処理装置(CPU)、17はマイコン、18は同期モータ(直流ブラシレスモータ)、をそれぞれ表す。
図1に示す本実施形態に関する回路構成の動作について説明する。商用電源1からの交流電源は、インダクタンス2を介して整流ダイオード3により整流され、平滑コンデンサ5〜7によって平滑されて直流電源に変換される。インバータブリッジ回路9には直流電源が供給され、インバータブリッジ回路を構成する6個のスイッチング素子のオンオフ動作によって同期モータ18に回転磁界を与え同期モータ18を駆動する。インバータブリッジ回路9がオンオフ動作することで電流検出用抵抗8に電流IDCが流れる。
マイコン17はAD変換器12によってアナログからデジタル化された電流IDCを読込み、ベクトル制御に必要な演算処理を行う。ベクトル制御演算により得られる振幅と位相の正弦波電圧がインバータブリッジ回路9を介して同期モータ18に出力されるようにドライバ15にPWM(Pulse Width Modulation)信号を出力する。また、インバータインバータブリッジ回路9に供給する直流電圧のレベルを変更するため、リレー4を駆動するドライバ13に切り替え信号を出力する。リレー4をオンして分圧コンデンサ6をチャージすることにより倍電圧整流回路が構成される。
更に、回路の力率を向上させるため、スイッチング素子11を駆動するドライバ14に駆動信号を出力することでインバータインバータブリッジ回路9に供給する直流電圧のレベルが上昇する。このように、マイコン17はAD変換器12によって電流検出用抵抗8に流れる電流IDCを読み込み、ベクトル制御によって同期モータを駆動する。
次に、図2を用いてベクトル制御演算の構成について説明する。20はモータ印加電圧演算、21は2相→3相変換演算、22は誘起電圧補正器、23は位相補正器、24は軸誤差演算器、25は一次遅れフィルタ、26は3相→2相変換演算、27は相電流再現演算、12,15,16は図1と同一である。Id*はd軸電流指令、Iq*はq軸電流指令、f*は周波数指令、Vd*はd軸電圧指令、Vq*はq軸電圧指令、VuはU相モータ電圧、VvはV相モータ電圧、VwはW相モータ電圧、Keは誘起電圧定数(発電定数)、Kecは誘起電圧補正後の定数、θdは軸誤差補正後の電圧位相、Idcはd軸モータ電流、Iqcはq軸モータ電流、Δθはq軸電流指令とq軸モータ電流との軸誤差、IuはU相モータ電流、IwはW相モータ電流、IDCは電流検出用抵抗8に流れる直流電流である。
なお、モータ印加電圧演算20は、f*、Id*、Iq*及び補正後の誘起電圧定数Kecを入力とし、Vd*とVq*を出力とし、この入力と出力の関係式は従来知られていることであって、因みに、背景技術欄で引用した特許第3411878号の段落番号0126に記載されている数式で示されている。ここで、Kecはこの数式で使用される定数であり、この定数を本願の図2に示す誘起電圧補正器22の出力で変更することが、後述するが本実施形態の特徴である。
ここにおいて、本実施形態に係る同期モータ駆動装置における構成上の特徴についてまず概説する。本実施形態では、同期モータへの印加電圧を演算する電圧指令演算器(図2のモータ印加電圧演算に対応)に対して、同期モータが回転することで発生する誘起電圧から同期モータの磁極位置を求めた回転座標軸(d−q軸)(実際の回転軸)と、制御上で仮定している回転座標軸(dc−qc軸)(マイコンで仮定して制御したいとしている回転軸)との間に生じる軸誤差Δθによって誘起電圧を補正する補正手段(図2の誘起電圧補正器に対応)を設け、この誘起電圧補正器により演算された誘起電圧補正値ΔKeを、モータ印加電圧を演算する電圧指令演算器に含まれる誘起電圧に加算して最適なモータ印加電圧を演算し、同期モータに供給する駆動制御である。
定性的に説明すると、同期モータが回転することによって固定子巻線に発生する誘起電圧は、Ke・ω(2πf)で決まるが、この周波数fに対応した誘起電圧と等しい値の誘起電圧が発生していないと軸ずれを起こしていると云える。発生している誘起電圧が当該f対応の誘起電圧よりも高いと云うことは実際の回転数が制御したい回転数よりも高くなっていて磁極位置が進んでいることを表している。この場合には、同期モータへの制御出力としてモータ印加電圧が不足していることになるので、誘起電圧が高くなった分の補正値をプラスして同期モータに印加することとなる。そして、従来技術では軸誤差Δθを求めてこのΔθによってモータの回転速度を直接に制御するものであったのに対して、本実施形態では、モータの脈動に基づいた誘起電圧の補正値を用いてモータに印加する電圧を対象として制御するものであるので、モータの回転脈動を軽減することができるものである。
具体的には、図2と図3の説明で詳述するが、同期モータの磁極位置を基準とした回転座標軸(d−q軸)と、制御上で仮定している回転座標軸(dc−qc軸)との間に生じる軸誤差Δθを軸誤差演算器24により演算する。誘起電圧補正器22は、この軸誤差演算器24により演算された軸誤差Δθに補正ゲイン28を乗算し、誘起電圧補正値ΔKeとする。その際、軸誤差Δθの値が同期モータの磁極位置を基準とした回転座標軸(d−q軸)に対し、制御上で仮定している回転座標軸(dc−qc軸)が進んでいるという場合、制御側の周波数指令f*に対して同期モータが遅れている状態で、同期モータの誘起電圧値が制御上で認識している誘起電圧値よりも小さく、同期モータに対して過剰にモータ印加電圧(20の出力)を与えていることになる。従って、誘起電圧補正値をマイナス値とする。
逆に、軸誤差Δθの値が同期モータの磁極位置を基準とした回転座標軸(d−q軸)に対し、制御上で仮定している回転座標軸(dc−qc軸)が遅れているという場合、制御側の周波数指令f*に対して同期モータが進んでいる状態で、同期モータの誘起電圧値が制御上で認識している誘起電圧値より大きく、同期モータに対してモータ印加電圧(20の出力)が不足している。従って、誘起電圧補正値ΔKeをプラス値とする。
この誘起電圧補正器22により演算された誘起電圧補正値ΔKeをモータ印加電圧を演算する電圧指令演算器20に含まれる誘起電圧に加算して最適なモータ印加電圧を演算し、同期モータに供給することである。
続いて、ベクトル制御演算の内容について説明する。図2は、本実施形態の特徴である誘起電圧補正器22を除いて、ベクトル制御演算として一般的な計算を示したものである。各演算ブロックの計算式は電気工学ハンドブックの第594頁〜第596頁(2001年2月20日発行)に示されているので説明は省略する。モータ印加電圧演算20は、d軸電流指令Id*、周波数指令f*、q軸モータ電流Iqcを一次遅れフィルタ25を介して平滑/平均化されたq軸電流指令Iq*に基づいて、d軸電圧指令Vd*、q軸電圧指令Vq*を算出する。
誘起電圧補正器22は、誘起電圧定数Keに軸誤差演算器24により算出された軸誤差Δθに基づいて補正値を求め、それを加算して誘起電圧補正後の定数Kecを算出する。位相補正器23は、周波数指令f*に比例させてモータ電圧位相の基準値θを求め、軸誤差演算器24により算出された軸誤差Δθを加算してモータ電圧位相の瞬時値θdとする。この軸誤差補正後の電圧位相θdを2相→3相変換演算21に印加する。2相→3相変換演算21は、電圧位相θd、d軸電圧指令Vd*、q軸電圧指令Vq*より、U相モータ電圧Vu、V相モータ電圧Vv、W相モータ電圧Vwを算出する。
軸誤差演算器24は、同期モータの磁極位置を求めた回転座標軸(d−q軸)と、制御上で仮定している回転座標軸(dc−qc軸)との間に生じる軸誤差Δθを算出する。相電流再現演算27は、AD変換器12によって電流検出用抵抗8に流れる直流電流IDCを読み込み、U相モータ電流Iu、W相モータ電流Iwを算出する。3相→2相変換演算26は、U相モータ電流Iuの、W相モータ電流Iwのからq軸モータ電流Iqc、d軸モータ電流Idcを算出する。
また、直流電流IDCが読めなかった場合、IuとIwが再現できない。そこで、前回有効のIuとIwから求めたq軸モータ電流Iqc、d軸モータ電流Idcを基に、Iuの値、Iwの値を求めておき、相電流再現演算27にて相電流が再現できなかった場合に、このIuとIwの値で代用する。一次遅れフィルタ25は、q軸電流指令Iq*算出用であり、q軸モータ電流Iqcを一次遅れフィルタ処理しq軸電流指令Iq*とする。
次に、図3を用いて、本実施形態の構成上の特徴である誘起電圧補正器22について説明する。28は補正ゲインKp、29は加算器であり、22は図2と同一である。Δθは同期モータの磁極位置を求めた回転座標軸(d−q軸)と、制御上で仮定している回転座標軸(dc−qc軸)との間に生じる軸誤差、Keは同期モータが回転することで発生する誘起電圧の定数、ΔKeは軸誤差Δθに補正ゲインKpを乗算した値である。
補正ゲインKp28は、軸誤差Δθに補正ゲインKpを乗算し誘起電圧補正値ΔKeを出力する。加算器29は、この誘起電圧補正値ΔKeと基準の誘起電圧定数(基準の発電定数)Keを加算して誘起電圧補正後の誘起電圧定数(発電定数)Kecとする。
次に、図4と図5に示す電流波形について説明する。図4は、誘起電圧補正手段の無い従来の駆動装置で、低回転数かつ高負荷状態で同期モータを駆動した際のU相のモータ電流波形である(U相に限らずどの相でも同様な波形)。図を見ても判るようにモータ電流がある一定の周期で脈動している。
図5は、図4と全く同じ条件で、本実施形態で採用する誘起電圧補正手段を用いた駆動装置で同期モータを駆動させた場合の波形である。図を見ても判るように誘起電圧補正手段を用いることでモータ電流の脈動が軽減されている。さらに、図3に示す誘起電圧補正器24内の補正ゲインKpを調整することで、モータ電流の脈動を一層抑制することも可能である。これによって、軸誤差Δθがほぼ零に近づくこととなり、モータの回転数の脈動が軽減され、安定した駆動制御ができようになる。
本発明の実施形態に係る同期モータ駆動装置におけるベクトル制御方式の全体回路構成を示す図である。 本実施形態に関するベクトル制御演算を構成するブロック図である。 本実施形態に関するベクトル制御演算ブロックに含まれる誘起電圧補正手段を示す図である。 本実施形態に関する誘起電圧補正手段を適用しない場合におけるU相のモータ電流波形を示す図である。 本実施形態に関する誘起電圧補正手段を適用した場合におけるU相のモータ電流波形を示す図である。
符号の説明
1:商用電源、2:インダクタンス(リアクトル)、3:は整流ダイオード(第1の整流回路)、4:切替リレー(スイッチ)、5〜6:分圧コンデンサ、7:平滑コンデンサ、8:電流検出用抵抗、9:インバータブリッジ回路(インバータ)、10:整流ダイオード(第2の整流回路)、11:スイッチング素子(IGBT等)、12:AD変換器、13〜15:ドライバ、16:中央演算処理装置、17:マイコン、18:同期モータ(直流ブラシレスモータ)、20:モータ印加電圧演算、21:2相→3相変換演算、22:誘起電圧補正器、23:位相補正器、24:軸誤差演算器、25:一次遅れフィルタ、26:3相→2相変換演算、27:相電流再現演算、Id*:d軸電流指令、Iq*:q軸電流指令、f*:周波数指令、Vd*:d軸電圧指令、Vq*:q軸電圧指令、Vu:U相モータ電圧、Vv:V相モータ電圧、Vw:W相モータ電圧、Ke:誘起電圧定数、Kec:誘起電圧補正後の定数、θd:軸誤差補正後の電圧位相、Idc:d軸モータ電流、Iqc:q軸モータ電流、Δθ:同期モータの磁極位置と制御上の磁極位置との軸誤差、Iu:U相モータ電流、Iw:W相モータ電流、IDC:電流検出用抵抗8に流れる直流電流、22:誘起電圧補正器、28:補正ゲイン、29:加算器、Δθ:同期モータの磁極位置と制御上の磁極位置との軸誤差、Ke:誘起電圧の定数、ΔKe:誘起電圧補正値、Kec:誘起電圧補正後の定数

Claims (4)

  1. 位置センサレス・ベクトル制御方式で速度制御を行う同期モータの駆動装置において、
    ベクトル制御におけるd軸電流指令Id、q軸電流指令Iq、周波数指令f及び誘起電圧定数Keを入力とし、d軸電圧指令Vd、q軸電圧指令Vqを出力するモータ印加電圧演算部を有し、
    同期モータの磁極位置を基準とした回転座標軸(d−q軸)と制御上で仮定している回転座標軸(dc−qc軸)との間に発生する軸誤差Δθに基づいて前記誘起電圧定数Keを補正する誘起電圧補正部を設け、
    前記誘起電圧補正部で補正した誘起電圧定数を前記モータ印加電圧演算部に入力する
    ことを特徴とする同期モータの駆動装置。
  2. 位置センサレス・ベクトル制御方式で速度制御を行う同期モータの駆動装置において、
    ベクトル制御におけるd軸電流指令Id、q軸電流指令Iq、周波数指令f及び誘起電圧定数Keを入力とし、d軸電圧指令Vd、q軸電圧指令Vqを出力するモータ印加電圧演算部を有し、
    前記d軸電圧指令Vd、前記q軸電圧指令Vq、前記周波数指令に比例したモータ電圧位相基準値θに前記軸誤差Δθを加算したモータ電圧位相瞬時値θdを入力とし、U相モータ電圧Vu、V相モータ電圧Vv、W相モータ電圧Vwを出力する2相−3相変換演算部を有し、
    同期モータの磁極位置を基準とした回転座標軸(d−q軸)と制御上で仮定している回転座標軸(dc−qc軸)との間に発生する軸誤差Δθに基づいて前記誘起電圧定数Keを補正する誘起電圧補正部を設け、
    前記誘起電圧補正部で補正した誘起電圧定数を前記モータ印加電圧演算部に入力することで、モータ電流の脈動を軽減させる
    ことを特徴とする同期モータの駆動装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記誘起電圧補正部は、前記軸誤差Δθに補正ゲインKpを乗算して誘起電圧補正値ΔKeとし、入力された基準の誘起電圧定数Keに前記誘起電圧補正値ΔKeを加算して、補正後の誘起電圧定数として出力する
    ことを特徴とする同期モータの駆動装置。
  4. 請求項3において、
    前記補正ゲインKpの値を調整することによって前記モータ電流の脈動軽減を微調整することを特徴とする同期モータの駆動装置。
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