[go: up one dir, main page]

JP2008161011A - 短絡方向継電装置 - Google Patents

短絡方向継電装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008161011A
JP2008161011A JP2006349316A JP2006349316A JP2008161011A JP 2008161011 A JP2008161011 A JP 2008161011A JP 2006349316 A JP2006349316 A JP 2006349316A JP 2006349316 A JP2006349316 A JP 2006349316A JP 2008161011 A JP2008161011 A JP 2008161011A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
circuit
short
relay device
direction relay
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006349316A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Takenaka
正実 竹中
Yoshiaki Date
義明 伊達
Shigeo Matsumoto
重穗 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2006349316A priority Critical patent/JP2008161011A/ja
Publication of JP2008161011A publication Critical patent/JP2008161011A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Abstract

【課題】事故除去時間を大幅に短縮することができる電源端用および対向端用の短絡方向継電装置を提供する。
【解決手段】平衡2回線送電線の自回線1Lの電源端側に設置される第1の電源端短絡方向継電装置101は、自回線1Lにおける短絡事故発生を検出すると自回線1Lの電源端側に設けられた第1の遮断器41を遮断するための第1のトリップ信号S1を発生するトリップ信号発生回路20を備える。トリップ信号発生回路20は、第1の短絡電流I1と第2の短絡電流I2との差を第1の短絡電流I1と第2の短絡電流I2と和で割った値を求め、求めた値が閾値よりも大きいと出力信号を出力する自回線事故判定回路25と、自回線事故判定回路25の出力信号と他回線2Lの電源端側に設けられた第2の遮断器42から入力される第2の接点信号SC2との論理積をとる第3の論理積回路23とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、短絡方向継電装置に関し、特に、平衡2回線送電線の電源端側および対向端側に設置するのに好適な短絡方向継電装置に関する。
一般に、電力系統における短絡事故時の保護に用いられている短絡方向継電装置(DS)は、自回線(短絡方向継電装置が設置された送電線)の電気量(線間電圧および相電流)の大きさおよび方向に基づいて短絡事故発生を判定するものであり、事故区間を判定させるために、対向端(非電源)背後の送電線に設置された他の短絡方向継電装置と時限協調(0.4s〜0.5sの積上げ)をとっている。
そのため、電源端側に設置された短絡方向継電装置では、以下に説明するように、事故除去時間が長くなるので、短絡方向継電装置は平衡2回線送電線においては後備保護として用いられ、保護区間内の短絡事故によって瞬時に動作する別方式の主保護継電装置を別に設置することにより、事故除去時間の短縮を図っている。
図7に示すように、電源1から電力を供給される母線から分岐された第1の送電線1L(以下、「自回線1L」と称する。)および第2の送電線2L(以下、「他回線2L」と称する。)の電源端側(母線側)に短絡方向継電装置(以下、「第1および第2の電源端短絡方向継電装置1101,1102」と称する。)がそれぞれ設置されており、自回線1Lおよび他回線2Lの対向端側(母線と反対側)にも短絡方向継電装置(以下、「第1および第2の対向端短絡方向継電装置1201,1202」と称する。)がそれぞれ設置されているとする。
第1の電源端短絡方向継電装置1101は、母線に設けられた第1の計器用変圧器21から入力される線間電圧(以下、「第1の線間電圧V1」と称する。)と自回線1Lの電源端側に設置された第1の計器用変流器31から入力される相電流(以下、「第1の短絡電流I1」と称する。)とに基づいて自回線1Lにおける短絡事故発生を検出すると、自回線1Lの電源端側に設置された第1の遮断器41を遮断するための第1のトリップ信号S1を発生する。
第2の電源端短絡方向継電装置1102は、第1の計器用変圧器21から入力される第1の線間電圧V1と他回線2Lに設置された第2の計器用変流器32から入力される相電流(以下、「第2の短絡電流I2」と称する。)とに基づいて他回線2Lにおける短絡事故発生を検出すると、他回線2Lの電源端側に設置された第2の遮断器42を遮断するための第2のトリップ信号S2を発生する。
第1の対向端短絡方向継電装置1201は、対向端側の母線(以下、「対向端母線」と称する。)に設けられた第2の計器用変圧器22から入力される線間電圧(以下、「第2の線間電圧V2」と称する。)と自回線1Lの対向端側に設置された第3の計器用変流器33から入力される相電流(以下、「第3の短絡電流I3」と称する。)とに基づいて自回線1Lにおける短絡事故発生を検出すると、自回線1Lの対向端側に設置された第3の遮断器43を遮断するための第3のトリップ信号S3を発生する。
第2の対向端短絡方向継電装置1202は、第2の計器用変圧器22から入力される第2の線間電圧V2と他回線2Lの対向端側に設置された第4の計器用変流器34から入力される相電流(以下、「第4の短絡電流I4」と称する。)とに基づいて他回線2Lにおける短絡事故発生を検出すると、他回線2Lの対向端側に設置された第4の遮断器44を遮断するための第4のトリップ信号S4を発生する。
第1の電源端短絡方向継電装置1101は、第1のトリップ信号S1を発生するために、図8に示すようなトリップ信号発生回路130を具備する。
ここで、トリップ信号発生回路130は、リレー判定回路131と、遅延回路(タイマー)132とを備える。
リレー判定回路131は、第1の短絡電流I1の大きさと第1の線間電圧V1および第1の短絡電流I1の位相関係とに基づいて自回線1Lの瞬時要素動作範囲内に発生した短絡事故を検出するとハイレベルの第1の瞬時要素トリップ信号STa1を出力するとともに、第1の短絡電流I1の大きさと第1の線間電圧V1および第1の短絡電流I1の位相関係とに基づいて自回線1Lの限時要素動作範囲内に発生した短絡事故を検出するとハイレベルの第1の限時遮断出力信号を遅延回路132に出力する。
遅延回路132は、リレー判定回路131の第1の限時遮断出力信号を時限協調時間T11だけ遅延して第1の限時要素トリップ信号STb1を生成する。ここで、時限協調時間T11は、自回線1Lの対向端背後の送電線に設置された他の短絡方向継電装置(不図示)との時限協調のために設定される。
第1の瞬時要素トリップ信号STa1および第1の限時要素トリップ信号STb1は、第1のトリップ信号S1として第1の遮断器41に出力される。
第2の電源端短絡方向継電装置1102は、上述したトリップ信号発生回路130と同様の構成のトリップ信号発生回路(不図示)を具備する。
第1の対向端短絡方向継電装置1201は、第3のトリップ信号S3を発生するために、図9に示すようなトリップ信号発生回路140を具備する。
ここで、トリップ信号発生回路140は、リレー判定回路141と、遅延回路(タイマー)142とを備える。
リレー判定回路141は、第3の短絡電流I3の大きさと第2の線間電圧V2および第3の短絡電流I3の位相関係とに基づいて自回線1Lの瞬時要素動作範囲内に発生した短絡事故を検出するとハイレベルの第3の瞬時要素トリップ信号STa3を出力するとともに、第3の短絡電流I3の大きさと第2の線間電圧V2および第3の短絡電流I3の位相関係とに基づいて自回線1Lの限時要素動作範囲内に発生した短絡事故を検出するとハイレベルの第3の限時遮断出力信号を遅延回路142に出力する。
遅延回路142は、リレー判定回路141の第3の限時遮断出力信号を時限協調時間T13だけ遅延する。ここで、図8に示した遅延回路132において設定された時限協調時間T11(たとえば800ms)は、時限協調のために、時限協調時間T13(たとえば400ms)よりも大きくなるように設定される(T11>T13)。
第2の対向端短絡方向継電装置1202は、上述したトリップ信号発生回路140と同様の構成のトリップ信号発生回路(不図示)を具備する。
第1の電源端短絡方向継電装置1101の保護区間である自回線1Lの限時要素動作範囲内において図10に示す時刻t0に短絡事故が発生したとすると、事故電流(短絡電流)は図7に破線の矢印で示すように事故点に向かって流れるため、短絡電流(第1乃至第3の短絡電流I1〜I3)の向きが動作方向(内部方向=+方向)と同じである第1の電源端短絡方向継電装置1101、第2の電源端短絡方向継電装置1102および第1の対向端短絡方向継電装置1201が動作する。
上述したように第1の対向端短絡方向継電装置1201の時限協調時間T13(=400ms)は第1の電源端短絡方向継電装置1101の時限協調時間T11(=800ms)よりも短いため、まず、第1の対向端短絡方向継電装置1201が動作して、自回線1Lの対向端側に設置された第3の遮断器43を遮断する。このとき、第3の遮断器43は、図10に示すように、第1の対向端短絡方向継電装置1201のリレー判定時間TRY(=50ms)および時限協調時間T13が経過した時刻t2に第1の対向端短絡方向継電装置1201から出力される第3のトリップ信号S3によって遮断されるが、第3の遮断器43が完全に遮断されるのは、時刻t2から遮断器遮断時間TCB(=50ms)が経過した時刻t3となる。
時刻t3に第3の遮断器43が完全に遮断されると、事故電流(短絡電流)は自回線1Lの電源端から事故点に向かってのみ流れるため(すなわち、図10に示すように第1の短絡電流I1のみが流れるため)、第1の電源端短絡方向継電装置1101のみが動作を続けて、自回線1Lの電源端側に設置された第1の遮断器41を遮断する。このとき、第1の遮断器41は、事故発生時刻t0から第1の電源端短絡方向継電装置1101のリレー判定時間TRY(=50ms)および時限協調時間T11が経過した時刻t4に第1の電源端短絡方向継電装置1101から出力される第1のトリップ信号S1によって遮断されるが、第1の遮断器41が完全に遮断されるのは、時刻t4から遮断器遮断時間TCB(=50ms)が経過した時刻t5となる。
下記の特許文献1には、保護協調上必要な時間、継続して事故の検出および保護動作出力を送出可能にするために、入力電流と入力電圧の位相差を検出する方向要素と、入力電流の大きさを検出する過電流要素と、これら両要素により検出された位相差および電流の大きさから短絡事故の有無を判定し、短絡事故有りと判定されると保護動作出力を送出する判定部と、この判定部により短絡事故が発生していると判定されたことを条件に入力電流から短絡事故電流の大きさを検出して短絡事故が継続しているか否かを判定し、事故継続していると判定されると保護動作出力を送出する事故継続検出手段と、判定部および事故継続検出手段より出される保護動作出力を電力系統上の他の保護継電器との保護協調に必要な時限後に送出する時限装置とを備えた、短絡方向継電器が開示されている。
下記の特許文献2には、電力系統の平衡2回線送電線に流れる差電流が所定値以上のとき動作する過電流リレーと、差電流および母線電圧を入力とする短絡選択リレーとを備え、平衡2回線送電線の事故回線を選択遮断する回線選択継電装置において、母線短絡により平衡2回線送電線に循環電流が流れる後方故障時に誤って遮断器トリップ信号を出力させないようにするために、平衡2回線送電線の各回線に流れる電流の方向を検出する第1および第2電流方向リレーを設け、過電流リレーと短絡選択リレーと第1および第2電流方向リレーの各出力のアンド条件成立時に遮断器をトリップさせる回線選択継電装置が開示されている。
特開2000−92693号公報 特開平11−164470号公報
しかしながら、上述した第1の電源端短絡方向継電装置1101では、自回線1Lの限時要素動作範囲内において短絡事故が発生した場合に、第1の遮断器41は事故発生時刻t0からリレー判定時間TRY、時限協調時間T11および遮断器遮断時間TCBの合計時間(=50ms+800ms+50ms=900ms)だけ経過した時刻t5に遮断されるため(図10参照)、この短絡事故を除去するのに時間を要し、設備に悪影響を与えるという問題がある。
また、第1の対向端短絡方向継電装置1201でも、第3の遮断器43は事故発生時刻t0からリレー判定時間TRY、時限協調時間T13および遮断器遮断時間TCBの合計時間(=50ms+400ms+50ms=500ms)だけ経過した時刻t3に遮断されるため(図10参照)、この短絡事故を除去するのに時間を要し、設備に悪影響を与えるという問題がある。
本発明の目的は、事故除去時間を大幅に短縮することができる電源端用および対向端用の短絡方向継電装置を提供することにある。
本発明の第1の短絡方向継電装置は、電源端側の母線と対向端側の対向端母線との間に敷設された自回線(1L)および他回線(2L)からなる平衡2回線送電線の該自回線の電源端側に設置される短絡方向継電装置(101)であって、前記自回線における短絡事故発生を検出すると、該自回線の電源端側に設けられた自回線遮断器(41)を遮断するためのトリップ信号(S1)を発生するトリップ信号発生回路(20)を具備し、該トリップ信号発生回路が、前記自回線の電源端から事故点に向かって流れる自回線短絡電流(I1)および該自回線の対向端から該事故点に向かって流れる他回線短絡電流(I2)の差と該自回線短絡電流および該他回線短絡電流の和との比率に基づいて短絡事故を検出すると、前記トリップ信号を瞬時に発生するトリップ信号発生手段を備えることを特徴とする。
ここで、前記トリップ信号発生手段が、前記他回線の電源端側に設置された隣回線遮断器(42)が遮断されていないことを条件に、前記比率に基づいて前記自回線における短絡事故発生を検出すると、前記トリップ信号を瞬時に発生してもよい。
前記トリップ信号発生手段が、前記自回線短絡電流と前記他回線短絡電流との差を該自回線短絡電流と該他回線短絡電流と和で割った値を求め、該求めた値が閾値以上であると出力信号を出力する自回線事故判定回路(25)と、該自回線事故判定回路の出力信号と、前記隣回線遮断器から入力される接点信号(SC2)との論理積をとる論理積回路(23)とを備えてもよい。
前記閾値が、前記自回線の電源端から対向端までのX%の区間を時限短縮保護区間とする場合には、“1−X/100”とされてもよい。
前記時限短縮保護区間が、前記自回線の電源端から対向端までの80〜85%までの区間とされてもよい。
前記他回線の電源端側に設置される他の短絡方向継電装置(102)が、前記短絡方向継電装置と同じ構成を有しかつ一体に構成されていてもよい。
本発明の第2の短絡方向継電装置は、電源端側の母線と対向端側の対向端母線との間に敷設された自回線(1L)および他回線(2L)からなる平衡2回線送電線の該自回線の対向端側に設置される短絡方向継電装置(301)であって、前記自回線における短絡事故発生を検出すると、該自回線の対向端側に設けられた自回線遮断器(43)を遮断するためのトリップ信号(S3)を発生するトリップ信号発生回路(40)を具備し、該トリップ信号発生回路が、対向端側において短絡電流が前記他回線から前記自回線に回り込む比率に基づいて短絡事故を検出すると、前記トリップ信号を瞬時に発生するトリップ信号発生手段を備えることを特徴とする。
ここで、前記トリップ信号発生手段が、前記他回線の対向端側に設置された隣回線遮断器(44)が遮断されていないことを条件に、前記比率に基づいて前記自回線における短絡事故発生を検出すると、前記トリップ信号を瞬時に発生してもよい。
前記トリップ信号発生手段が、前記自回線の対向端から事故点に向かって流れる自回線短絡電流(I3)と前記他回線の対向端から前記事故点に向かって流れる他回線短絡電流(I4)との差の絶対値を該自回線短絡電流の2倍の値で割った値を求め、該求めた値が第1の閾値よりも大きくて第2の閾値よりも小さいと出力信号を出力する自回線事故判定回路(45)と、該自回線事故判定回路の出力信号と前記隣回線遮断器から入力される接点信号(SC4)との論理積をとる論理積回路(43)とを備えてもよい。
前記第1および第2の閾値が、前記対向端の変流器誤差、リレー誤差および線路定数誤差を含む誤差に応じて決定されてもよい。
前記トリップ信号発生手段が、前記他回線の対向端側に設置された他の短絡方向継電装置(302)が不動作であることを条件に、前記トリップ信号を瞬時に発生してもよい。
前記他回線の対向端側に設置される他の短絡方向継電装置(302)が、前記短絡方向継電装置と同じ構成を有しかつ一体に構成されていてもよい。
本発明の短絡方向継電装置は、以下に示す効果を奏する。
(1)平衡2回線送電線の電源端側に設置される短絡方向継電装置は、自回線の電源端から事故点に向かって流れる自回線短絡電流および他回線の電源端から事故点に向かって流れる他回線短絡電流の差と自回線短絡電流および他回線短絡電流の和との比率に基づいて短絡事故を検出するとトリップ信号を瞬時に発生するので、自回線において発生した短絡事故の除去時間を大幅に短縮することができる。
(2)平衡2回線送電線の対向端側に設置される短絡方向継電装置は、対向端側において短絡電流が他回線から自回線に回り込む比率に基づいて短絡事故を検出するとトリップ信号を瞬時に発生するので、自回線において発生した短絡事故の除去時間を大幅に短縮することができる。
(3)事故継続時間も大幅に短縮するので、事故時の設備への悪影響を低減することができる。
(4)主保護継電装置を省略することも可能であるため、設備への投資コストの低減も図れる。
上記の目的を、自回線の電源端側に設置された短絡方向継電装置が自回線短絡電流および他回線短絡電流の差と自回線短絡電流および他回線短絡電流の和との比率に基づいて短絡事故を検出するとトリップ信号を瞬時に発生し、また、自回線の対向端側に設置された短絡方向継電装置が対向端側において短絡電流が他回線から自回線に回り込む比率に基づいて短絡事故を検出するとトリップ信号を瞬時に発生することにより実現した。
以下、本発明の短絡方向継電装置の実施例について、図面を参照して説明する。
まず、本発明の第1の実施例による短絡方向継電装置について、図1乃至図3を参照して説明する。
本実施例による短絡方向継電装置は、平衡2回線送電線の電源端側に設置される短絡方向継電装置であって、短絡事故発生時には平衡2回線送電線の電源端では事故回線の事故電流(第1の短絡電流I1)の比率の方が健全回線の事故電流(第2の短絡電流I2)の比率よりも大きくなることに着目し、健全回線の遮断器情報と、事故回線の事故電流および健全回線の事故電流の差と事故回線の事故電流および健全回線の事故電流の和との比率(前者を後者で割った値)とに基づいて短絡事故を検出すると、トリップ信号を瞬時に発生することを特徴とする。
したがって、図1に示す第1の電源端短絡方向継電装置101(本発明の第1の実施例による短絡方向継電装置)は、健全回線である他回線2Lの電源端側に設置された第2の遮断器42が遮断されておらず、かつ、(1)式に示す自回線事故判定条件に基づいて事故回線である自回線1Lにおける短絡事故発生を検出すると第1のトリップ信号S1を瞬時に発生する機能を備えている点で、図7に示した従来の第1の電源端短絡方向継電装置1101と相違する。
(I1−I2)/(I1+I2)≧0.2 (1)
ここで、閾値は時限短縮保護区間(すなわち、短絡事故に対して第1のトリップ信号S1を瞬時に発生する自回線1Lの範囲)によって決定され、自回線1Lの電源端から対向端までのX%の区間を時限短縮保護区間とする場合には、閾値=1−X/100とされる。したがって、(1)式における閾値=0.2は、自回線1Lの電源端から対向端までの80%の区間を時限短縮保護区間とする場合に用いる。なお、時限短縮保護区間は、変流器誤差(CT誤差)、リレー誤差および線路定数誤差などの誤差を考慮すると、15〜20%程度のマージンが必要であるため、自回線1Lの電源端から対向端までの80〜85%までの区間とする。
すなわち、第1の電源端短絡方向継電装置101は、第2の遮断器42から入力される第2の接点信号SC2がハイレベルであり(第2の遮断器42が遮断されていないことを示す。)、かつ、第1の計器用変流器31から入力される第1の短絡電流I1と第2の計器用変流器32から入力される第2の短絡電流I2との差(=I1−I2)を第1の短絡電流I1と第2の短絡電流I2と和(I1+I2)で割った値が閾値(=0.2)以上であることを条件に、第1のトリップ信号S1を瞬時に発生する。
これを実現するために、第1の電源端短絡方向継電装置101は、図8に示したトリップ信号発生回路120の代わりに、図2に示すトリップ信号発生回路20を具備する。
トリップ信号発生回路20は、図2に示すように、リレー判定回路21と、遅延回路(タイマー)22と、論理積回路23と、自回線事故判定回路25とを備える。
リレー判定回路21は、図8に示したリレー判定回路131と同様に、第1の短絡電流I1の大きさと第1の線間電圧V1および第1の短絡電流I1の位相関係とに基づいて自回線1Lの瞬時要素動作範囲内に発生した短絡事故を検出するとハイレベルの第1の瞬時要素トリップ信号STa1を出力するとともに、第1の短絡電流I1の大きさと第1の線間電圧V1および第1の短絡電流I1の位相関係とに基づいて自回線1Lの限時要素動作範囲内に発生した短絡事故を検出するとハイレベルの第1の限時遮断出力信号を遅延回路22および論理積回路23に出力する。
遅延回路22は、図8に示した遅延回路132と同様に、リレー判定回路21の第1の限時遮断出力信号を時限協調時間T11だけ遅延して第1の限時要素トリップ信号STb1を生成する。
自回線事故判定回路25は、第1の短絡電流I1と第2の短絡電流I2との差(=I1−I2)を第1の短絡電流I1と第2の短絡電流I2と和(I1+I2)で割った値を求め、求めた値が閾値(=0.2)以上であるとハイレベルの出力信号を出力する。
論理積回路23は、リレー判定回路21の第1の限時遮断出力信号と自回線事故判定回路25の出力信号と第2の接点信号SC2との論理積をとって第1の瞬時トリップ信号STc1を生成する。ここで、リレー判定回路21の第1の限時遮断出力信号を論理積回路23に入力しているのは、リレー判定回路21が短絡事故を検出していないとき(第1の電源端短絡方向継電装置101が動作していないとき)にハイレベルの第1の瞬時トリップ信号STc1が誤って出力されないようにするためである。
第1の瞬時要素トリップ信号STa1、第1の限時要素トリップ信号STb1および第1の瞬時トリップ信号STc1は、第1のトリップ信号S1として第1の遮断器41に出力される。
次に、図1に示す自回線1Lの限時要素動作範囲内において短絡事故が発生した場合のトリップ信号発生回路20の動作について、図3を参照して説明する。
自回線1Lの限時要素動作範囲内において時刻t0に短絡事故が発生すると、短絡電流(第1乃至第3の短絡電流I1〜I3)の向きが動作方向(内部方向=+方向)と同じである第1の電源端短絡方向継電装置101、第2の電源端短絡方向継電装置102および第1の対向端短絡方向継電装置1201が動作する(図7参照)。
第1の電源端短絡方向継電装置101が具備するトリップ信号発生回路20のリレー判定回路21は、第1の線間電圧V1と第1の短絡電流I1とに基づいて自回線1Lの限時要素動作範囲内において短絡事故が発生したと判定して、ハイレベルの第1の限時遮断出力信号を出力する。
また、第1の短絡電流I1と第2の短絡電流I2との差(=I1−I2)を第1の短絡電流I1と第2の短絡電流I2と和(I1+I2)で割った値が“0.2”以上であると、自回線事故判定回路25は、自回線1Lにおいて短絡事故が発生したと判定して、ハイレベルの出力信号を出力する。
その結果、第2の遮断器42から入力される第2の接点信号SC2がハイレベルであると、論理積回路23からハイレベルの第1の瞬時トリップ信号STc1が出力される。
その結果、ハイレベルの第1のトリップ信号S1が、事故発生時刻t0から第1の電源端短絡方向継電装置101のリレー判定時間TRY(50ms)だけ経過した時刻t1にトリップ信号発生回路20から第1の遮断器41に出力される。
このとき、第1の対向端短絡方向継電装置1201においても、図9および図10を参照して説明したように、事故発生時刻t0から第2の対向端短絡方向継電装置1202のリレー判定時間TRY(50ms)および時限協調時間T13(400ms)の合計時間(=50ms+400ms=450ms)だけ経過した時刻t2にハイレベルの第3のトリップ信号S3が第3の遮断器43に出力されるが、ハイレベルの第1のトリップ信号S1が出力される時刻t1は、図3に示すように、ハイレベルの第3のトリップ信号S3が出力される時刻t2よりも早くなる。
したがって、第1の遮断器41は、第3の遮断器43よりも早く、時刻t1から遮断器遮断時間TCB(50ms)だけ経過した時刻t1aに完全に遮断される。その結果、図3に破線で示した従来の第1の電源端短絡方向継電装置1101の場合(図10参照)に比べて、第1の遮断器41をt5−t1a=T11(=800ms)だけ早く遮断することができる。
第1の遮断器41が完全に遮断されると、事故電流は他回線2Lの電源端から事故点に向かってのみ流れるため、第1の対向端短絡方向継電装置1201が動作を続けて、第3の遮断器43が時刻t2から遮断器遮断時間TCB(50ms)だけ経過した時刻t3に完全に遮断される。したがって、第3の遮断器43は、図10に示した従来の場合と同じ時刻t3に完全に遮断される。
第2の電源端短絡方向継電装置102も第1の電源端短絡方向継電装置101と同様に構成することにより、他回線2Lの限時要素動作範囲内において短絡事故が発生した場合に、従来の第2の電源端短絡方向継電装置1102と比べて第2の遮断器42を第2の電源端短絡方向継電装置102,1102の時限協調時間T12だけ早く遮断することができる。
以上の説明では、第1および第2の電源端短絡方向継電装置101,102を個々に構成したが、一体に構成してもよい。
次に、本発明の第2の実施例による短絡方向継電装置について、図4乃至図6を参照して説明する。
本実施例による短絡方向継電装置は、平衡2回線送電線の対向端側に設置される短絡方向継電装置であって、短絡事故発生時には平衡2回線送電線の対向端では事故電流(短絡電流)が健全回線から事故回線に回り込むことに着目し、健全回線の遮断器情報と事故電流が健全回線から事故回線に回り込む比率とに基づいて短絡事故を検出すると、トリップ信号を瞬時に発生することを特徴とする。
したがって、図4に示す第1の対向端短絡方向継電装置301(本発明の第2の実施例による短絡方向継電装置)は、健全回線である他回線2Lの対向端側に設置された第4の遮断器44が遮断されておらず、かつ、(2)式に示す自回線事故判定条件に基づいて事故回線である自回線1Lにおける短絡事故発生を検出すると、第3のトリップ信号S3を瞬時に発生する機能を備えている点で、図7に示した従来の第1の電源端短絡方向継電装置1201と相違する。
0.86<|I3−I4|/(I3×2)<1.18 (2)
ここで、2つの閾値(第1および第2の閾値)は対向端の変流器誤差(CT誤差)、リレー誤差および線路定数誤差などの誤差に応じて決定される。(2)に示した第1の閾値=0.86および第2の閾値=1.18はこの誤差を±15%とする場合に用いる。なお、この誤差を±10%とする場合には、第1の閾値は“0.9”とし、第2の閾値は“1.12”とする。
すなわち、第1の対向端短絡方向継電装置301は、第4の遮断器44から入力される第4の接点信号SC4がハイレベルであり(第4の遮断器44が遮断されていないことを示す。)、かつ、第3の計器用変流器33から入力される第3の短絡電流I3と第4の計器用変流器34から入力される第4の短絡電流I4との差の絶対値(=|I3−I4|)を第3の短絡電流I3の2倍の値(I3×2)で割った値が第1の閾値(0.86)よりも大きくて第2の閾値(=1.18)よりも小さいことを条件に、第3のトリップ信号S3を瞬時に発生する。
これを実現するために、第1の対向端短絡方向継電装置301は、図9に示したトリップ信号発生回路140の代わりに、図5に示すトリップ信号発生回路40を具備する。
トリップ信号発生回路40は、図5に示すように、リレー判定回路41と、遅延回路(タイマー)42と、論理積回路43と、自回線事故判定回路45とを備える。
リレー判定回路41は、図9に示したリレー判定回路141と同様に、第3の短絡電流I3の大きさと第2の線間電圧V2および第3の短絡電流I3の位相関係とに基づいて自回線1Lの瞬時要素動作範囲内に発生した短絡事故を検出するとハイレベルの第3の瞬時要素トリップ信号STa3を出力するとともに、第3の短絡電流I3の大きさと第2の線間電圧V2および第3の短絡電流I3の位相関係とに基づいて自回線1Lの限時要素動作範囲内に発生した短絡事故を検出するとハイレベルの第3の限時遮断出力信号を遅延回路42および論理積回路43に出力する。
遅延回路42は、図9に示した遅延回路142と同様に、リレー判定回路41の第3の限時遮断出力信号を時限協調時間T13だけ遅延して第3の限時要素トリップ信号STb3を生成する。
自回線事故判定回路45は、第3の短絡電流I3と第4の短絡電流I4との差の絶対値(=|I3−I4|)を第3の短絡電流I3の2倍の値(I3×2)で割った値を求め、求めた値が第1の閾値(0.86)よりも大きくて第2の閾値(=1.18)よりも小さいとハイレベルの出力信号を出力する。
論理積回路43は、リレー判定回路41の第3の限時遮断出力信号と自回線事故判定回路45の出力信号と第4の接点信号SC4との論理積をとって第3の瞬時トリップ信号STc3を生成する。ここで、リレー判定回路41の第3の限時遮断出力信号を論理積回路43に入力しているのは、第1の対向端短絡方向継電装置301が動作していないときにハイレベルの第3の瞬時トリップ信号STc3が誤って出力されないようにするためである。
次に、図4に示す自回線1Lの限時要素動作範囲内において短絡事故が発生した場合のトリップ信号発生回路40の動作について、図6を参照して説明する。
自回線1Lの限時要素動作範囲内において時刻t0に短絡事故が発生すると、短絡電流(第1乃至第3の短絡電流I1〜I3)の向きが動作方向(内部方向=+方向)と同じである第1の電源端短絡方向継電装置1101、第2の電源端短絡方向継電装置1102および第1の対向端短絡方向継電装置301が動作する(図7参照)。
第1の対向端短絡方向継電装置301が具備するトリップ信号発生回路40のリレー判定回路41は、第2の線間電圧V2と第3の短絡電流I3とに基づいて自回線1Lの限時要素動作範囲内において短絡事故が発生したと判定して、ハイレベルの第3の限時遮断出力信号を出力する。
また、第3の短絡電流I3と第4の短絡電流I4との差の絶対値(=|I3−I4|)を第3の短絡電流I3の2倍の値で割った値が“0.86”よりも大きくて“1.18”よりも小さいと、自回線事故判定回路45は、自回線1Lにおいて短絡事故が発生したと判定して、ハイレベルの出力信号を出力する。
その結果、第4の遮断器44から入力される第4の接点信号SC4がハイレベルであると、論理積回路43からハイレベルの第3の瞬時トリップ信号STc3が出力される。
その結果、ハイレベルの第3のトリップ信号S3が、事故発生時刻t0から第1の対向端短絡方向継電装置301のリレー判定時間TRY(=50ms)だけ経過した時刻t1にトリップ信号発生回路40から第3の遮断器43に出力される。
したがって、第3の遮断器43は、時刻t1から遮断器遮断時間TCB(=50ms)だけ経過した時刻t1aに完全に遮断される。その結果、図6に破線で示した従来の第1の対向端短絡方向継電装置1201の場合(図10参照)に比べて、第3の遮断器43をt3−t1a=T13(=400ms)だけ早く遮断することができる。
第3の遮断器43が完全に遮断されると、事故電流は自回線1Lの電源端から事故点に向かってのみ流れるため、第1の電源端短絡方向継電装置1101が動作を続けて、第1の遮断器41が事故発生時刻t0から第1の電源端短絡方向継電装置1101のリレー判定時間TRY(=50ms)、時限協調時間T11(=800ms)および遮断器遮断時間TCB(=50ms)の合計時間(=50ms+800ms+50ms=900ms)だけ経過した時刻t5に完全に遮断される。したがって、第1の遮断器41は、図10に示した従来の場合と同じ時刻t5に完全に遮断される。
第2の対向端短絡方向継電装置302も第1の対向端短絡方向継電装置301と同様に構成することにより、他回線2Lの限時要素動作範囲内において短絡事故が発生した場合に、従来の第2の対向端短絡方向継電装置1202と比べて第4の遮断器44を第2の対向端短絡方向継電装置302,1202の時限協調時間T14だけ早く遮断することができる。
なお、隣回線である他回線2Lの対向端に設置された第2の対向端短絡方向継電装置302の不動作条件を付加してもよい。この場合には、図5に示したトリップ信号発生回路40に、第2の対向端短絡方向継電装置302から出力される第4のトリップ信号S4の極性を反転させるインバータ回路を追加し、このインバータ回路の出力信号を論理積回路43に入力させて、リレー判定回路41の出力信号と自回線事故判定回路45の出力信号と第4の接点信号SC4とインバータ回路の出力信号との論理積を論理積回路43にとらせるようにすればよい。
以上の説明では、第1および第2の対向端短絡方向継電装置301,302を個々に構成したが、一体に構成してもよい。
図2に示した遅延回路22などの遅延回路は、入力信号を所定の時間だけ遅延する回路で構成してもよいし、入力信号が入力されると所定の回数だけカウントしたのちに出力信号を出力するタイマーで構成してもよい。
本発明の第1の実施例による短絡方向継電装置である第1の電源端短絡方向継電装置101について説明するための図である。 図1に示した第1の電源端短絡方向継電装置101が具備するトリップ信号発生回路20の構成を示すブロック図である。 図1に示す自回線1Lにおいて短絡事故が発生した場合の図2に示したトリップ信号発生回路20の動作について説明するための図である。 本発明の第2の実施例による短絡方向継電装置である第1の対向端短絡方向継電装置301について説明するための図である。 図4に示した第1の対向端短絡方向継電装置301が具備するトリップ信号発生回路40の構成を示すブロック図である。 図4に示す自回線1Lにおいて短絡事故が発生した場合の図5に示したトリップ信号発生回路40の動作について説明するための図である。 短絡方向継電装置が平衡2回線送電線において後備保護として用いられていることを説明するための図である。 図7に示した第1の電源端短絡方向継電装置1101が具備するトリップ信号発生回路130の構成を示すブロック図である。 図7に示した第1の対向端短絡方向継電装置1201が具備するトリップ信号発生回路140の構成を示すブロック図である。 自回線1Lにおいて短絡事故が発生したときの図7に示した第1の電源端短絡方向継電装置1101および第1の対向端短絡方向継電装置1201の動作について説明するための図である。
符号の説明
1 電源
1,22 第1および第2の計器用変圧器
1〜34 第1乃至第4の計器用変流器
1〜44 第1乃至第4の遮断器
101,102,1101,1102 第1および第2の電源端短絡方向継電装置
20,40,130,140 トリップ信号発生回路
21,41,131,141 リレー判定回路
22,42,132,142 遅延回路
23,43 論理積回路
25,45 自回線事故判定回路
301,302,1201,1202 第1および第2の対向端短絡方向継電装置
1L 自回線
2L 他回線
1 第1の線間電圧
2 第2の線間電圧
1〜I4 第1乃至第4の短絡電流
1〜S4 第1乃至第4のトリップ信号
STa1〜STa4 第1乃至第4の瞬時要素トリップ信号
STb1〜STb4 第1乃至第4の限時要素トリップ信号
STc1〜STc4 第1乃至第4の瞬時トリップ信号
C1〜SC4 第1乃至第4の接点信号
T11〜T14 時限協調時間
RY リレー処理時間
CB 遮断器遮断時間
0〜t5,t1a 時刻

Claims (12)

  1. 電源端側の母線と対向端側の対向端母線との間に敷設された自回線(1L)および他回線(2L)からなる平衡2回線送電線の該自回線の電源端側に設置される短絡方向継電装置(101)であって、
    前記自回線における短絡事故発生を検出すると、該自回線の電源端側に設けられた自回線遮断器(41)を遮断するためのトリップ信号(S1)を発生するトリップ信号発生回路(20)を具備し、
    該トリップ信号発生回路が、前記自回線の電源端から事故点に向かって流れる自回線短絡電流(I1)および該他回線の電源端から該事故点に向かって流れる他回線短絡電流(I2)の差と該自回線短絡電流および該他回線短絡電流の和との比率に基づいて短絡事故を検出すると、前記トリップ信号を瞬時に発生するトリップ信号発生手段を備える、
    ことを特徴とする、短絡方向継電装置。
  2. 前記トリップ信号発生手段が、前記他回線の電源端側に設置された隣回線遮断器(42)が遮断されていないことを条件に、前記比率に基づいて前記自回線における短絡事故発生を検出すると、前記トリップ信号を瞬時に発生することを特徴とする、請求項1記載の短絡方向継電装置。
  3. 前記トリップ信号発生手段が、
    前記自回線短絡電流と前記他回線短絡電流との差を該自回線短絡電流と該他回線短絡電流と和で割った値を求め、該求めた値が閾値以上であると出力信号を出力する自回線事故判定回路(25)と、
    該自回線事故判定回路の出力信号と、前記隣回線遮断器から入力される接点信号(SC2)との論理積をとる論理積回路(23)と、
    を備えることを特徴とする、請求項2記載の短絡方向継電装置。
  4. 前記閾値が、前記自回線の電源端から対向端までのX%の区間を時限短縮保護区間とする場合には、“1−X/100”とされることを特徴とする、請求項3記載の短絡方向継電装置。
  5. 前記時限短縮保護区間が、前記自回線の電源端から対向端までの80〜85%までの区間とされることを特徴とする、請求項4記載の短絡方向継電装置。
  6. 前記他回線の電源端側に設置される他の短絡方向継電装置(102)が、前記短絡方向継電装置と同じ構成を有しかつ一体に構成されていることを特徴とする、請求項1乃至5いずれかに記載の短絡方向継電装置。
  7. 電源端側の母線と対向端側の対向端母線との間に敷設された自回線(1L)および他回線(2L)からなる平衡2回線送電線の該自回線の対向端側に設置される短絡方向継電装置(301)であって、
    前記自回線における短絡事故発生を検出すると、該自回線の対向端側に設けられた自回線遮断器(43)を遮断するためのトリップ信号(S3)を発生するトリップ信号発生回路(40)を具備し、
    該トリップ信号発生回路が、対向端側において短絡電流が前記他回線から前記自回線に回り込む比率に基づいて短絡事故を検出すると、前記トリップ信号を瞬時に発生するトリップ信号発生手段を備える、
    ことを特徴とする、短絡方向継電装置。
  8. 前記トリップ信号発生手段が、前記他回線の対向端側に設置された隣回線遮断器(44)が遮断されていないことを条件に、前記比率に基づいて前記自回線における短絡事故発生を検出すると、前記トリップ信号を瞬時に発生することを特徴とする、請求項7記載の短絡方向継電装置。
  9. 前記トリップ信号発生手段が、
    前記自回線の対向端から事故点に向かって流れる自回線短絡電流(I3)と前記他回線の対向端から前記事故点に向かって流れる他回線短絡電流(I4)との差の絶対値を該自回線短絡電流の2倍の値で割った値を求め、該求めた値が第1の閾値よりも大きくて第2の閾値よりも小さいと出力信号を出力する自回線事故判定回路(45)と、
    該自回線事故判定回路の出力信号と前記隣回線遮断器から入力される接点信号(SC4)との論理積をとる論理積回路(43)と、
    を備えることを特徴とする、請求項7記載の短絡方向継電装置。
  10. 前記第1および第2の閾値が、前記対向端の変流器誤差、リレー誤差および線路定数誤差を含む誤差に応じて決定されることを特徴とする、請求項9記載の地絡方向継電装置。
  11. 前記トリップ信号発生手段が、前記他回線の対向端側に設置された他の短絡方向継電装置(302)が不動作であることを条件に、前記トリップ信号を瞬時に発生することを特徴とする、請求項7乃至10いずれかに記載の短絡方向継電装置。
  12. 前記他回線の対向端側に設置される他の短絡方向継電装置(302)が、前記短絡方向継電装置と同じ構成を有しかつ一体に構成されていることを特徴とする、請求項7乃至11いずれかに記載の短絡方向継電装置。
JP2006349316A 2006-12-26 2006-12-26 短絡方向継電装置 Withdrawn JP2008161011A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006349316A JP2008161011A (ja) 2006-12-26 2006-12-26 短絡方向継電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006349316A JP2008161011A (ja) 2006-12-26 2006-12-26 短絡方向継電装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008161011A true JP2008161011A (ja) 2008-07-10

Family

ID=39661270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006349316A Withdrawn JP2008161011A (ja) 2006-12-26 2006-12-26 短絡方向継電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008161011A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9618586B2 (en) Method and device for detection of a fault in a protected unit
JP2018064416A (ja) 並行2回線送電線保護システム
CN101212137A (zh) 电路保护系统
EP1335470B1 (en) Directional comparison distance relay system
JP2019004661A (ja) 母線保護装置
JP5201971B2 (ja) 反限時要素付き保護継電器および電力系統の保護方法
JP5100423B2 (ja) 保護継電システム
JP2007244138A (ja) 保護回路
JP4731403B2 (ja) 総合後備保護機能付き母線保護継電装置
JP2010166769A (ja) 地絡距離継電装置
JP2008161011A (ja) 短絡方向継電装置
JP6209109B2 (ja) 保護継電装置
JP5208684B2 (ja) 地絡保護継電システム
JP2008161012A (ja) 過電流継電装置
JP2008160910A (ja) 保護継電装置
JP2011254626A (ja) 送電線保護装置
JP2009254036A (ja) 地絡保護継電システム
JP4602271B2 (ja) 平行2回線送電線の保護方式
JP2008161013A (ja) 地絡過電流継電装置
JP2012157115A (ja) 断線検出保護装置
KR102127471B1 (ko) 변전소 종합 ai 후비보호시스템
JP5300319B2 (ja) 距離継電装置
JP2010115079A (ja) 短絡保護継電システム
JP2011125103A (ja) 遮断器不動作対策装置
JP5574666B2 (ja) 保護継電装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20100302