[go: up one dir, main page]

JP2008160915A - モータ駆動用インバータ制御装置および該装置を用いた機器 - Google Patents

モータ駆動用インバータ制御装置および該装置を用いた機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2008160915A
JP2008160915A JP2006344086A JP2006344086A JP2008160915A JP 2008160915 A JP2008160915 A JP 2008160915A JP 2006344086 A JP2006344086 A JP 2006344086A JP 2006344086 A JP2006344086 A JP 2006344086A JP 2008160915 A JP2008160915 A JP 2008160915A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inverter
current
phase
motor
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006344086A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Matsushiro
英夫 松城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2006344086A priority Critical patent/JP2008160915A/ja
Publication of JP2008160915A publication Critical patent/JP2008160915A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

【課題】周囲温度変化の影響を軽減して、モータの相電流の検出精度を向上させることにより、良好なモータ駆動が可能なモータ駆動用インバータ制御装置を提供する。
【解決手段】直流電圧を三相交流に変換してモータを駆動するインバータ装置において、モータの駆動中、インバータの上アームスイッチング素子を制御するPWM信号が、すべてオフ、またはすべてオンであるタイミングで、インバータ母線に流れる電流の大きさに応じた電圧を出力する直流電流検出器のオフセット電圧の調整を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、インバータ回路を備えた誘導モータ、直流モータのベクトル制御インバータ装置に関するものであり、より具体的には、該装置におけるモータ電流の検出方法に関するものである。
交流モータなどの可変速駆動を行うモータ駆動用インバータ制御装置において、その出力波形をパルス幅変調して高調波を低減したものが一般的に使用されている。図12は従来のパルス幅変調方式を用いたモータ駆動用インバータ制御装置であり、直流電源1、ブラシレスモータ3に供給する駆動電圧を生成、出力するインバータ2及びインバータ2を制御する制御部19を有している。
また、直流電流検出器11は、インバータ母線に流れる直流電流を検出し、相電流変換部7は、直流電流検出器11で検出した直流電流と、PWM信号生成部9が出力するPWM信号の各相デューティとから、モータ3に流れるU相モータ電流Iu、V相モータ電流Iv、及びW相モータ電流Iwを検出する。
検出したモータ電流Iu、Iv、及びIwと、外部から与えられる速度指令ω*とに基づき、PWM信号生成部9は、インバータ2を制御するPWM信号を作成する。
図13は、PWM信号生成部9が出力するPWM信号(インバータ2の上アーム分のみ)と、それによって発生するモータ印加電圧、さらにモータに流れる各相の電流を示したものである。
図14は、図13における期間Tの詳細を示している。上から上アームU相スイッチング素子制御信号、上アームV相スイッチング素子制御信号、上アームW相スイッチング素子制御信号、下アームU相スイッチング素子制御信号、下アームV相スイッチング素子制御信号、下アームW相スイッチング素子制御信号、及びインバータ母線に流れる直流電流である。インバータ母線にはモータの相電流が現れ、PWM信号生成部9が出力するPWM信号のデューティ情報を用いて、相電流変換部7においてモータ電流Iu、Iv、及びIwに変換する。
このインバータ母線に流れる電流からモータ電流Iu、Iv、Iwを求める方法については、特許文献1に詳細に記載されている。
特許第2712470号公報
通常、図12に示すようなシステム構成において、直流電流検出器11に流れる直流電流はインバータ側から直流電源側の向きに流れる場合が大半であるが、モータ3のインダクタンス成分が大きいと、印加した電圧に対して電流の位相が遅れて流れる現象が起こり、こうした場合、PWM信号の出力タイミングによっては直流電流検出器11に流れる直流電流の向きが、直流電源側からインバータ側になることがある。
モータ3をベクトル制御により駆動させるには、瞬時の正確なモータ電流検出が不可欠であり、前述のような状態を想定すると、直流電流検出器11は双方向の電流が検出可能でなければならない。
直流電流検出器11において双方向の電流検出値を出力するにあたって、検出した電流値がゼロのときにオフセット電圧を、順方向に電流が流れればその大きさに応じてオフセット電圧より大きい電圧を、逆方向に電流が流れればその大きさに応じてオフセット電圧より小さい電圧を一次直線状に出力させるデバイスや回路が用いられ、検出した電流値を演算するにあたっては、オフセット電圧からの差を求めてから変換係数を乗算するといった方法が用いられる。
しかしながら、オフセット電圧はデバイスや回路内の部品の特性上、温度によってその出力する値が変化する。このため、モータ停止時のように相電流が流れていないときのオフセット電圧を電流値演算に用いると、モータ3を長時間連続駆動させた場合に周囲温度の変化とともに検出した電流値に誤差が生じてしまい、ひいてはモータ3の駆動性能を劣化させる要因となっていた。
本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、周囲温度変化の影響を軽減して、モータの相電流の検出精度を向上させることにより、良好なモータ駆動が可能なモータ駆動用インバータ制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のモータ駆動用インバータ制御装置は、相電流の各相に対応する上アームスイッチング素子および下アームスイッチング素子を有し、直流電力を三相交流電力に変換するインバータと、前記インバータを駆動するためのPWM信号を生成するPWM信号生成部と、前記インバータの母線に流れる電流の大きさに応じた電圧を出力し、前記インバータの母線に電流が現れない場合はオフセット電圧を出力する直流電流検出器と、前記PWM信号を受け、前記インバータの上アームスイッチング素子がすべてオフまたはすべてオンである第1のタイミングと前記インバータの母線に相電流が流れる第2のタイミングとにおいて前記直流検出器の出力電圧をサンプリングするデータ取得部と、前記データ取得部でサンプリングされた電圧に基づき前記オフセット電圧を調整しつつ前記相電流を再現する相電流変換部と、前記PWM信号に応じて前記上アームスイッチング素子および下アームスイッチング素子を駆動するドライブ回路とを備えたものである。
上記の構成によって、周囲温度変化によるモータ相電流の検出誤差を低減して、良好なモータ駆動を維持することを目的とする。
本発明のモータ駆動用インバータ制御装置は、周囲温度が変化した場合でも、モータ駆動中、定期的に直流電流検出器におけるオフセット電圧の調整を行うことにより、モータ相電流の検出誤差を低減することが可能となり、その結果、良好なモータ駆動を維持することが可能となる。
第1の発明は、相電流の各相に対応する上アームスイッチング素子および下アームスイッチング素子を有し、直流電力を三相交流電力に変換するインバータと、前記インバータを駆動するためのPWM信号を生成するPWM信号生成部と、前記インバータの母線に流れる電流の大きさに応じた電圧を出力し、前記インバータの母線に電流が現れない場合はオフセット電圧を出力する直流電流検出器と、前記PWM信号を受け、前記インバータの上アームスイッチング素子がすべてオフまたはすべてオンである第1のタイミングと前記インバータの母線に相電流が流れる第2のタイミングとにおいて前記直流検出器の出力電圧をサンプリングするデータ取得部と、前記データ取得部でサンプリングされた電圧に基
づき前記オフセット電圧を調整しつつ前記相電流を再現する相電流変換部と、前記PWM信号に応じて前記上アームスイッチング素子および下アームスイッチング素子を駆動するドライブ回路とを備えたものである。
これにより、周囲温度が変化した場合でも、モータ駆動中、定期的に直流電流検出器におけるオフセット電圧の調整を行うことにより、モータ相電流の検出誤差を低減することが可能となり、その結果、良好なモータ駆動を維持することが可能となる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、前記データ取得部は、前記第1のタイミングで前記直流検出器の出力電圧をサンプリングするサンプリング周期を、前記第2のタイミングでのサンプリング周期よりも長く設定するものである。これにより、処理時間の短縮が可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るモータ駆動用インバータ制御装置の構成を示すブロック図である。モータ駆動用インバータ制御装置は、直流電源1、ブラシレスモータ3に供給する駆動電圧を生成、出力するインバータ2及びインバータ2を制御する制御部6を有する。
ブラシレスモータ3は、中性点を中心にY結線された3相巻線4u,4v,4wが取付けられた固定子4と、磁石が装着された回転子5とからなる。U相巻線4uの非結線端にU相端子8uが、V相巻線4vの非結線端にV相端子8vが、W相巻線4wの非結線端にW相端子8wが、それぞれ接続されている。
インバータ2は、一対のスイッチング素子からなるハーフブリッジ回路をU相用、V相用、W相用として3相分有する。ハーフブリッジ回路の一対のスイッチング素子は、直流電源1の高圧側端と低圧側端の間に直列接続され、ハーフブリッジ回路に直流電源1から出力される直流電圧が印加される。
U相用のハーフブリッジ回路は、高圧側(上アーム)のスイッチング素子12u及び低圧側(下アーム)のスイッチング素子12xより成る。V相用のハーフブリッジ回路は、高圧側スイッチング素子12v及び低圧側スイッチング素子12yより成る。W相用のハーフブリッジ回路は、高圧側スイッチング素子12w及び低圧側スイッチング素子12zよりなる。また、各スイッチング素子と並列に、フリーホイールダイオード14u,14v,14w,14x,14y,14zが、それぞれ接続されている。
インバータ2におけるスイッチング素子12uとスイッチング素子12xの相互接続点、スイッチング素子12vとスイッチング素子12yの相互接続点、スイッチング素子12wとスイッチング素子12zの相互接続点に、ブラシレスモータ3の端子8u,8v,8wがそれぞれ接続される。
インバータ2に印加されている直流電力は、上述したインバータ2内のスイッチング素子のスイッチング動作によって三相の交流電力に変換され、それによりブラシレスモータ3が駆動される。インバータ2の母線には直流電流検出器11が設けられる。
制御部6は、PWM信号生成部9と、ベースドライバ10と、相電流変換部7と、データ取得部15、位相推定部17と、回転子速度推定部18とからなる。
PWM信号生成部9は、外部より与えられる目標速度を実現すべく、現在の速度と目標速度の誤差から演算により求められた出力電圧を出力するために、インバータ2の各スイッチング素子を駆動するためのPWM信号を生成する。生成されたPWM信号は、ベースドライバ10により、スイッチング素子を電気的に駆動するためのドライブ信号に変換される。そのドライブ信号に従って各スイッチング素子が動作する。
データ取得部15は、直流電流検出器11に流れる電流(以下「インバータ母線電流」という。)のデータを取得し、相電流変換部7は、その結果をブラシレスモータ3の相電流に変換する。相電流変換部7は、実際にはインバータ母線電流が変化したときから所定期間の間だけ電流を検出する。
位相推定部17は、相電流変換部7により変換されたブラシレスモータ3の相電流と、PWM信号生成部9で演算される出力電圧と、インバータ入力電圧検出部16により検出されるインバータ2への印加電圧の情報により、ブラシレスモータ3の位相を推定する。
さらに、回転子速度推定部18は、推定された位相からブラシレスモータ3の速度を推定する。推定された回転子磁極位置の情報に基づいて、PWM信号生成部9は、ブラシレスモータ3を駆動するためのPWM信号を生成する。その際、PWM信号生成部9は、推定された回転子5の速度と外部から与えられる目標速度との偏差情報に基づいて、回転子速度が目標速度となるようにPWM信号を制御する。
PWM信号生成部9は、目標速度ω*を実現するために、目標速度ω*と推定速度ωmとの差Δωにより、出力するべき電圧V*をPI演算などにより計算する。その電圧値V*から各相に出力するべき電圧V*s(sは、相u、vまたはwを表す)を求める。
さらに、求められた電圧V*sを出力するための各スイッチング素子に対するPWM信号は、ベースドライバ10にそれぞれ出力される。各スイッチング素子は、それぞれのPWM信号に従って駆動され、正弦波状の交流電力を生成する。
このように本実施例では、正弦波状の相電流を流すことにより、ブラシレスモータ3の正弦波駆動を実現している。
なお、制御部6においては、電圧値をデジタルデータとして取得するためのAD変換機能、および、デジタルデータであるPWM信号に基づいてスイッチング素子のゲートパルス信号を出力するためのDA変換機能を含め、そのすべての機能がマイクロプロセッサとメモリとを有する1チップのシステムLSIによって実現される。
ここで、図2〜図6を用いて、インバータ母線に流れる電流において、ブラシレスモータ3の相電流が現れる様子を説明する。
図2は、ブラシレスモータ3の各相巻線に流れる相電流の状態(図2(a))と、60°毎の電気角の各区間における各相巻線に流れる電流の方向とを示した図である(図2(b)〜(g))。図2を参照すると、電気角0〜60°の区間においては、U相巻線4uとW相巻線4wには非結線端から中性点に向けて、V相巻線4vには中性点から非結線端に向けて電流が流れている(図2(b))。
また、電気角60〜120°の区間においては、U相巻線4uには非結線端から中性点に向けて、V相巻線4vとW相巻線4wには中性点から非結線端に向けて電流が流れている(図2(c))。以降、図2(d)〜(g)において、電気角60°毎に各相の巻線に
流れる相電流の状態が変化していく様子が示されている。
例えば、図2において、電気角30°の時にPWM信号生成部9で生成された1キャリア周期分のPWM信号が、図3のように変化する場合を考える。ここで、図3において、信号「U」は上アームスイッチング素子12uを、信号「V」は上アームスイッチング素子12vを、信号「W」は上アームスイッチング素子12wを、信号「X」は下アームスイッチング素子12xを、信号「Y」は下アームスイッチング素子12yを、信号「Z」は下アームスイッチング素子12zを動作させる信号をそれぞれ示す。これらの信号は、アクティブ・ハイで動作する。
この場合、インバータ母線には、タイミング(1)では、図4(a)に示すように電流が現れず、タイミング(2)では図4(b)に示すようにW相巻線4wに流れる電流(W相電流)が現れ、タイミング(3)では図4(c)に示すようにV相巻線4vに流れる電流(V相電流)が現れる。
別の例として、図2において電気角30°の時に、PWM信号生成部9で生成された1キャリア周期のPWM信号が図5のように変化する場合を考える。この場合は、図6(a)に示すようにインバータ母線にはタイミング(1)では電流が現れず、図6(b)に示すようにタイミング(2)ではU相巻線4uに流れる電流(U相電流)が現れ、図6(c)に示すようにタイミング(3)ではV相巻線4vに流れる電流(V相電流)が現れる。
さらに別の例として、図2において電気角30°の時に、PWM信号生成部9で生成された1キャリア周期のPWM信号が図7のように変化する場合を考える。この場合は、図8(a)に示すように、インバータ母線にはタイミング(1)では電流が現れず、図8(b)に示すように、タイミング(2)ではU相巻線4uに流れる電流(U相電流)が現れ、図8(c)に示すように、タイミング(3)ではW相巻線4wに流れる電流(W相電流)が、これまでと異なり直流電源側からインバータ側の向きに現れる。
以上のように、インバータ母線上にはインバータ2の各スイッチング素子の状態に応じてブラシレスモータ3の相電流が現れ、1キャリア周期内の近接したタイミングで二相分の電流を判断することができれば、次に示す式(1)の関係から三相それぞれの電流iu、iv、iwが求められる。
iu+iv+iw=0 …(1)
なお、タイミング(4)とタイミング(5)は、スイッチング素子の動作遅れにより、インバータ上下アームが短絡するのを防止するためのデッドタイム期間であり、この期間におけるインバータ母線に流れる電流は、各相電流の流れる向きによって不定である。
次に、直流電流検出器11について説明する。図9は直流電流検出器11の特性を示した一例であるが、検出した電流値がゼロのときにオフセット電圧の2.5Vを出力し、順方向に20Aの電流が流れれば5Vを、逆方向に20A電流が0Vを出力することを表しており、この特性は、上述したインバータ母線上に現れるブラシレスモータ3の相電流を双方向において検出するために必要なものである。
図2において電気角30°の時に、PWM信号生成部9で生成された1キャリア周期のPWM信号とインバータ母線に流れる電流と直流電流検出器11の出力電圧の関係を、図10に示す。
ここで、直流電流検出器11の特性を図9に示すようなものとすると、タイミング(1)ではインバータ母線には電流は流れない(すなわち、インバータ母線電流は0A)が、
この場合は、直流電流検出器11の出力電圧は2.5Vとなり、タイミング(2)でインバータ母線に現れるU相電流が10Aだとすると、直流電流検出器11の出力電圧は3.75Vとなり、タイミング(3)でインバータ母線に現れるW相電流が−5Aだとすると、直流電流検出器11の出力電圧は1.875Vとなる。
すなわち、図9のような特性の直流電流検出器11であれば、式(2)によってインバータ母線に流れる電流値を求めることが可能である。
検出電流=(出力電圧−オフセット電圧)×変換係数
=(出力電圧−2.5)×8 …(2)
図9に示すような特性におけるオフセット電圧は、直流電流検出器11として用いられるデバイスや回路の仕様から求まるが、これには個体差があって製品一つ一つにバラツキが生じる。
このバラツキを解消すべく、ブラシレスモータ3が停止していて相電流が流れていない状態、すねわち、インバータ母線に流れる電流が定常的にゼロであるときに直流電流検出器11の出力電圧を計測し、このときの値を検出電流演算に用いるオフセット電圧とする方法が一般的に行われている。
しかしながら、直流電流検出器11のオフセット電圧に関しては、周囲温度の変動に影響される特性があるため、上述したようなブラシレスモータ3が停止している際のオフセット電圧と、ブラシレスモータ3がある程度の時間運転し続けて周囲温度が変化したときのオフセット電圧とに誤差が発生してしまう。
例えば、図11に示すように、ブラシレスモータ3が、ある程度の時間運転することにより周囲温度が変化するために、オフセット電圧が2.5Vから2.8Vに変化する場合を想定すると、順方向の検出電流に対してはプラス2.4Aの誤差を生じ、逆方向の検出電流に対してはマイナス2.4Aの誤差を生じてしまう。
この相電流値の誤差は、ブラシレスモータ3のベクトル制御などにおいて最適な駆動実現を阻害する要因となり、消費電力の増大や回転トルクの減少、騒音や振動などを引き起こしてしまう。
そこで、データ取得部15は、モータの駆動中においても、図10のタイミング(1)、すなわち、インバータ2の上アームスイッチング素子を制御するPWM信号がすべてオフである期間に、直流電流検出器11の出力電圧データのサンプリングを行い、その値をオフセット電圧に設定する。なお、データ取得部15は、上アームスイッチング素子を制御するPWM信号がすべてオンであるタイミングにおいて、データサンプリングを行っても、同様の効果が得られる。
以上のように、本発明のモータ駆動用インバータ制御装置によれば、モータ駆動中、定期的に直流電流検出器におけるオフセット電圧の調整を行うことにより、周囲温度が変化した場合でも、モータの相電流の検出誤差を低減することが可能となり、その結果、良好なモータ駆動を維持することが可能となる。
なお、上述のように、3つの相電流のうちの2つの相電流は、図10のタイミング(2)および(3)においてサンプリングされ、残りの1つの相電流は、サンプリングされた2つの相電流のデータから式(1)を用いて計算されるが、データ取得部15におけるデータサンプリングの周期、すなわち、直流電流検出器11のオフセット電圧の調整を行う時間的間隔は、2つの相電流のサンプリング周期より長くても実用上問題はない。
なぜならば、一般的にインバータ2のスイッチング素子を制御するPWM信号のキャリア周波数は数kHz〜数十kHzであり、相電流の検出と計算の頻度は1秒間に数千回から数万回となるが、機器周辺の温度は、さほど急激に変化するものではないからである。
よって、オフセット電圧の調整は、数秒に一度行えば十分であり、オフセット電圧のデータサンプリング周期を長くすることによって、マイコンなどの制御装置の処理負荷を軽減することが可能となる。
また、本発明のモータ駆動用インバータ制御装置は、空気調和機、冷蔵庫、電気洗濯機、電気乾燥機、電気掃除機、送風機、ヒートポンプ給湯器など、インバータ回路を使用してモータを駆動するモータ駆動用インバータ制御装置に適用でき、いずれの場合においても、信頼性の高い製品の実現に貢献するものである。
以上のように、本発明にかかるモータ駆動用インバータ制御装置は、インバータ母線に流れる直流電流を検出する直流電流検出器の出力オフセット値を常時調整することにより、温度変化によるモータの相電流検出誤差をなくすことができ、システムの信頼性向上が図れるため、空気調和機における圧縮機駆動モータなどのようにパルスジェネレータなどの速度センサを使用することができない場合に限らず、サーボドライブなどのように速度センサを具備することができる場合においても本発明は適用できる。
本発明の実施の形態1を示すモータ駆動用インバータ制御装置のシステム構成をしめすブロック図 モータの相電流状態の時間的変化の一例、及び、電気角の各区間におけるモータの各相巻線での電流の状態を表す図 1キャリア周期におけるPWM信号の一例を表す図 図3における、PWM信号による駆動時にモータ及びインバータに流れる電流状態を表す図 1キャリア周期におけるPWM信号の一例を表す図 図5における、PWM信号による駆動時にモータ及びインバータに流れる電流状態を表す図 1キャリア周期におけるPWM信号の一例を表す図 図7における、PWM信号による駆動時にモータ及びインバータに流れる電流状態を表す図 直流電流検出器11の出力特性の一例を表す図 1キャリア周期のPWM信号とインバータ母線に流れる電流と直流電流検出器11の出力電圧の関係を表す図 図9に示す特性をもつ直流電流検出器11の温度変化が生じた際の出力特性の一例を表す図 従来のモータ駆動用インバータ制御装置の構成を表すブロック図 従来のモータ駆動用インバータ制御装置の動作を示す波形図 図13におけるT部の動作波形図
符号の説明
1 直流電源
2 インバータ
3 ブラシレスモータ
4 固定子
4u〜4w 巻線
5 回転子
6 制御部
7 相電流変換部
8u〜8w 端子
9 PWM信号生成部
10 ベースドライバ
11 直流電流検出器
12u〜12w 上アームスイッチング素子
12x〜12z 下アームスイッチング素子
14u〜14w、14x〜14z フリーホイールダイオード
15 データ取得部
16 インバータ入力電圧検出部
17 位相推定部
18 回転子速度推定部

Claims (3)

  1. 相電流の各相に対応する上アームスイッチング素子および下アームスイッチング素子を有し、直流電力を三相交流電力に変換するインバータと、
    前記インバータを駆動するためのPWM信号を生成するPWM信号生成部と、
    前記インバータの母線に流れる電流の大きさに応じた電圧を出力し、前記インバータの母線に電流が現れない場合はオフセット電圧を出力する直流電流検出器と、
    前記PWM信号を受け、前記インバータの上アームスイッチング素子がすべてオフまたはすべてオンである第1のタイミングと前記インバータの母線に相電流が流れる第2のタイミングとにおいて前記直流検出器の出力電圧をサンプリングするデータ取得部と、
    前記データ取得部でサンプリングされた電圧に基づき前記オフセット電圧を調整しつつ前記相電流を再現する相電流変換部と、
    前記PWM信号に応じて前記上アームスイッチング素子および下アームスイッチング素子を駆動するドライブ回路と、
    を備えたモータ駆動用インバータ制御装置。
  2. 前記データ取得部は、前記第1のタイミングで前記直流検出器の出力電圧をサンプリングするサンプリング周期を、前記第2のタイミングでのサンプリング周期よりも長く設定する請求項1に記載のモータ駆動用インバータ制御装置。
  3. モータを有し、請求項1または2に記載のモータ駆動用インバータ制御装置を用いて前記モータを駆動する機器。
JP2006344086A 2006-12-21 2006-12-21 モータ駆動用インバータ制御装置および該装置を用いた機器 Pending JP2008160915A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006344086A JP2008160915A (ja) 2006-12-21 2006-12-21 モータ駆動用インバータ制御装置および該装置を用いた機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006344086A JP2008160915A (ja) 2006-12-21 2006-12-21 モータ駆動用インバータ制御装置および該装置を用いた機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008160915A true JP2008160915A (ja) 2008-07-10

Family

ID=39661188

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006344086A Pending JP2008160915A (ja) 2006-12-21 2006-12-21 モータ駆動用インバータ制御装置および該装置を用いた機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008160915A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102778600A (zh) * 2011-05-06 2012-11-14 罗伯特·博世有限公司 在具有多个驱动电动机的驱动系统中校准电流测量的方法和设备
WO2017043212A1 (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 日立オートモティブシステムズ株式会社 インバータ駆動装置、電動ブレーキ装置、及び電動パワーステアリング装置
JP2017216764A (ja) * 2016-05-30 2017-12-07 日立オートモティブシステムズ株式会社 モータ制御装置、並びにそれを用いる電動システム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004135441A (ja) * 2002-10-11 2004-04-30 Daikin Ind Ltd モータ駆動方法およびその装置
WO2006103869A1 (ja) * 2005-03-29 2006-10-05 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki 電流制御装置とその電流オフセット補正方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004135441A (ja) * 2002-10-11 2004-04-30 Daikin Ind Ltd モータ駆動方法およびその装置
WO2006103869A1 (ja) * 2005-03-29 2006-10-05 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki 電流制御装置とその電流オフセット補正方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102778600A (zh) * 2011-05-06 2012-11-14 罗伯特·博世有限公司 在具有多个驱动电动机的驱动系统中校准电流测量的方法和设备
WO2017043212A1 (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 日立オートモティブシステムズ株式会社 インバータ駆動装置、電動ブレーキ装置、及び電動パワーステアリング装置
JP2017055608A (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 日立オートモティブシステムズ株式会社 インバータ駆動装置、電動ブレーキ装置、及び電動パワーステアリング装置
US10511249B2 (en) 2015-09-11 2019-12-17 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Inverter driving device, electric brake apparatus, and electric power steering apparatus
JP2017216764A (ja) * 2016-05-30 2017-12-07 日立オートモティブシステムズ株式会社 モータ制御装置、並びにそれを用いる電動システム
WO2017208730A1 (ja) * 2016-05-30 2017-12-07 日立オートモティブシステムズ株式会社 モータ制御装置、並びにそれを用いる電動システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3931079B2 (ja) 電動機駆動装置及びそれを用いた冷凍装置
US8035330B2 (en) Apparatus and method for driving synchronous motor
KR101718848B1 (ko) 센서 없는 브러시리스 직류 모터들에서의 감소된 제로-크로싱 입상용 가변 펄스폭 변조
US7936146B2 (en) Motor control device
US20070296371A1 (en) Position sensorless control apparatus for synchronous motor
JP2004282969A (ja) 交流電動機の制御装置及び制御方法
WO2009113509A1 (ja) インバータ装置
JP2010193668A (ja) 交流電動機のインバータ制御装置、電動圧縮機
JP2010011540A (ja) モータ制御装置
JP6463966B2 (ja) モータ駆動装置およびモータ駆動用モジュール並びに冷凍機器
JP2009077503A (ja) 電動機の制御装置,空気調和機の制御装置
JP6854404B2 (ja) インバータ制御装置
JP2013110859A (ja) モータ制御装置、および空気調和機
JP3638265B2 (ja) 電力変換装置
JP4788416B2 (ja) モータ駆動用インバータ制御装置及び冷凍装置
JP2008160915A (ja) モータ駆動用インバータ制御装置および該装置を用いた機器
JP6827182B2 (ja) インバータ制御装置
JP4435635B2 (ja) ブラシレスモータの制御装置
JP2018183004A (ja) インバータ制御装置
JP4734984B2 (ja) モータ駆動用インバータ制御装置
JPH11187691A (ja) ブラシレスモータの駆動装置
JP2006271108A (ja) インバータ制御用半導体装置及びモータ駆動用インバータ制御装置
JP2005341740A (ja) 発電システム
JP2008043048A (ja) モータ駆動用インバータ制御装置
JP4631575B2 (ja) インバータ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090828

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20090914

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110803

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110823

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111014

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120703