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JP2008155070A - ハロゲン化合物の分解処理方法及び装置 - Google Patents

ハロゲン化合物の分解処理方法及び装置 Download PDF

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JP2008155070A JP2006343040A JP2006343040A JP2008155070A JP 2008155070 A JP2008155070 A JP 2008155070A JP 2006343040 A JP2006343040 A JP 2006343040A JP 2006343040 A JP2006343040 A JP 2006343040A JP 2008155070 A JP2008155070 A JP 2008155070A
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catalyst
hydrogen
gas
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Shuichi Sugano
周一 菅野
Shuji Musha
修二 武者
Hidetoshi Karasawa
英年 唐澤
Takashi Sasaki
崇 佐々木
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Hitachi Ltd
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Abstract

【課題】CF、Cなどのハロゲン化合物を低コストかつ効率良く分解処理することを目的とする。
【解決手段】CF、Cなどのハロゲン化合物を含むガス流を、有効量の水素及び酸素の存在下でAlを含む触媒と200〜800℃で接触させ、前記ガス流中のハロゲンをハロゲン化水素に転化することを特徴とするハロゲン化合物の分解処理方法である。これにより、ハロゲン化合物を効率良く分解処理することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、CFなどのハロゲン化合物を低温で効率良く分解処理する方法及び装置に関する。
分子中にCl、F、Br及びIなどを含むハロゲン化合物は、それ自体有害なものが多く分解無害化のニーズが高い。また、分解しても有害なハロゲンガスを発生するため、適切な分解処理が望まれる。
ハロゲン化合物の中でも、CFなどのハロゲンとしてフッ素のみを含有するガスは、半導体や液晶のエッチング剤、エッチング装置の洗浄剤などに大量に使用されている。これらの物質は、大気中に放出されると地球の温暖化を引き起こす温暖化物質であることが判明している。既に米国では、これら温暖化物質の大気放出に対して自主規制を始めており、日本においても規制化が進んでいる。
ところで、CFなどのガスは、分子構成成分としてフッ素(F)を多く含有している。フッ素は全ての元素の中で最も電気陰性度が大きく、化学的に非常に安定な物質を形成する。特にCFなどは分子内力が強く、反応性に乏しい物質である。この性質から、燃焼などで分解するには高温が必要であり、大量のエネルギーを消費する。また、高温での分解反応は、生成するフッ化水素などのガスによる装置材料の腐食速度が大きく、適切な分解処理方法がないのが現状である。
従来の分解処理方法として、高温での燃焼技術が提案されている(非特許文献1)。しかしながらこの方法では、プロパンなどの可燃ガスを使用するため、燃焼後に大量のCO及び有害物質であるNOxが生成する。また、プロパンなどの可燃ガスを使用するため爆発の危険性がある。さらに、1000℃近くで燃焼させるため、ハロゲン化合物の分解で生成する腐食性ガスによって炉壁が損傷し、メンテナンスの頻度が高くなって運転コストが増大するという問題がある。従って、より低温でかつ有害物質を生成することなく分解できる技術が必要である。
本発明者らは、触媒を用いた分解処理方法として、反応剤に水蒸気(HO)を使用する方法を開発した(特許文献1)。この方法は、特にフッ素含有化合物を分解処理するための方法であり、水蒸気の存在下でAl及びNiの酸化物からなる触媒にフッ素含有化合物を接触させることによってフッ化水素に転化することを特徴とする。これにより、従来は処理が困難であったフッ素含有化合物をより低温でかつ効率良く分解することが可能となる。しかし、HOの加熱のためにエネルギーを必要とした。
Hideo Nagata et al., Chemistry Letters, pp. 1545-1546 (1993) 特許第3269456号公報
本発明は、CFなどのハロゲン化合物を低温かつ低コストで効率良く分解するための分解処理方法及び装置を提供することを目的とする。
本発明者らは、CFなどのハロゲン化合物を低温でかつ高効率で分解が可能であり、また分解のためのエネルギーが少ない分解処理方法の検討を詳細に進めた結果、本発明に至った。
すなわち、本発明の要旨は以下のとおりである。
(1)ハロゲン化合物を含むガス流を、水素及び酸素の存在下でAlを含む触媒に200〜800℃で接触させ、前記ガス流中のハロゲン化合物を分解してハロゲン化水素に転化することを特徴とするハロゲン化合物の分解処理方法。
(2)ハロゲン化合物を含むガス流を、水素、酸素及び水蒸気の存在下でAlを含む触媒に200〜800℃で接触させ、前記ガス流中のハロゲン化合物を分解してハロゲン化水素に転化することを特徴とするハロゲン化合物の分解処理方法。
(3)ハロゲン化合物が、ハロゲンとしてフッ素のみを含有するハロゲン化合物であることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載のハロゲン化合物の分解処理方法。
(4)ハロゲン化合物が、CF、CHF、C、C、C、C、SF及びNFから選ばれる一以上であることを特徴とする前記(3)に記載のハロゲン化合物の分解処理方法。
(5)ハロゲン化合物に対する水素の体積比が2〜4であることを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれかに記載のハロゲン化合物の分解処理方法。
(6)触媒が、Alに加えて、さらにNi、Zn、Co、W、Zr、Ti、Fe、Sn、Ce、Pd、Pt、Au及びSiから選ばれる一以上を含むことを特徴とする前記(1)〜(5)のいずれかに記載のハロゲン化合物の分解処理方法。
(7)ハロゲン化合物を含むガス流が、半導体又は液晶製造プロセスから排出されるガス流であることを特徴とする前記(1)〜(6)のいずれかに記載のハロゲン化合物の分解処理方法。
(8)ハロゲンとしてフッ素のみを含有するハロゲン化合物の触媒による分解を実施するために使用される分解処理装置であって、触媒を充填した反応器と、前記反応器に導入されるハロゲン化合物を含むガス流に、水素と酸素もしくは空気とをそれぞれ添加する手段又は水素と酸素とを含む混合ガスを添加する手段と、前記ガス流を前記触媒に200〜800℃で接触させるための加熱手段とを備えたことを特徴とするハロゲン化合物の分解処理装置。
(9)ハロゲンとしてフッ素のみを含有するハロゲン化合物の触媒による分解を実施するために使用される分解処理装置であって、触媒を充填した反応器と、前記反応器にハロゲン化合物を含むガス流を導入する手段と、前記反応器に水素と酸素もしくは空気とをそれぞれ添加する手段又は水素と酸素とを含む混合ガスを添加する手段と、前記ガス流を前記触媒に200〜800℃で接触させるための加熱手段とを備えたことを特徴とするハロゲン化合物の分解処理装置。
(10)水素の量を制御する手段を有することを特徴とする前記(8)又は(9)に記載のハロゲン化合物の分解処理装置。
(11)所定量以上の水素が供給された場合に、水素の添加を遮断する手段を有することを特徴とする前記(8)〜(10)のいずれかに記載のハロゲン化合物の分解処理装置。
本発明によれば、CF、Cなどのハロゲン化合物を低温かつ低コストで効率良く分解処理することができる。
従来の加水分解方法に比べて予熱が不要となり、分解に要するエネルギーが少なくて済む。また、Hが反応する際の熱を利用することができる。加水分解に比べて効率良く分解が進むため、ほぼ当量比のH量で分解が可能となり、分解ガスの冷却が容易である。さらに、本発明の処理装置はHガスを分解工程に供給する配管を設置すればよく、純水蒸発器などの機器が不要となる。
以下、本発明について詳述する。
本発明の対象とするハロゲン化合物は、分子中に塩素、フッ素、臭素及びヨウ素などを含む化合物であり、特にハロゲンとしてフッ素のみを含有する化合物である。化合物の構成成分としては、フッ素などのハロゲンの他、炭素、酸素、硫黄、窒素などであり、ハロゲン化水素は除かれる。化合物の一例としてはCF、CHF、CH、CHF、C、CHF、C、C、C、CF、C、CHOCFCF、C、C、C、SF、NF等が挙げられ、好ましくはCF、CHF、C、C、C、C、SF及びNFから選ばれる一以上である。
本発明のハロゲン化合物の分解処理方法においては、Alを含む触媒を用いる。触媒中のAlは酸化物として存在する。Alは単独で用いることができるが、その他にNi、Zn、Co、W、Zr、Ti、Fe、Sn、Ce、Pd、Pt、Au、Siから選ばれる一成分以上を含むことができ、これらの金属との複合酸化物として用いることができる。さらに、原料として硫酸塩などを使用して触媒の酸性質を増加させて分解活性を高めることができる。
触媒性能として必要なのは、高い分解率と長い触媒寿命を持つことである。これらの性能を示す触媒を詳細に検討した結果、Al単体でも使用する原料によって高い分解性能を持たすことができることを見出した。原料としてはベーマイトなどがあり、この粉末を、乾燥し、適切な温度で焼成したAl触媒は高い分解活性を示す。
高い分解率を得るためには、Alと、Ni、Zn、Co、W、Zr、Ti、Fe、Sn、Ce、Pd、Pt、Au、Siのうちの少なくとも一成分を含む触媒を用いればよい。この触媒中では、AlはAl、または添加した金属成分との複合酸化物の状態で存在する。Ni、Zn、Co、W、Zr、Ti、Fe、Sn、Ce、Pd、Pt、Au、Siは、酸化物、またはAlとの複合酸化物の状態で存在する。これらの触媒において、Al:M(=Ni、Zn、Co、W、Zr、Ti、Fe、Sn、Ce、Pd、Pt、Au、Si)の原子比は、Alが50〜99.98モル%でMが50〜0.02モル%であることが好ましい。またはPtをAl重量に対し、0.1〜2wt%(0.026〜0.523モル%)含有することが好ましい。Pt以外の貴金属の使用も好ましい。Mとしては一成分あるいは一成分以上でも構わないが、一成分以上の場合の添加量は、その金属成分の合計が50〜0.02モル%の範囲となることが好ましい。好ましくは、Mが20〜30モル%である。添加成分が多過ぎると、AlをMが覆ってしまい、その結果ガスが吸着できずAlの分解活性が抑制される。
また、長い触媒寿命を得るには触媒中のAlの結晶化を抑制することが必須であり、NiAl、ZnAlなどのように、添加した金属成分とAlとを複合酸化物化することが有効な手段の一つである。さらに触媒性能向上の方法としては、触媒中にSを添加する方法がある。Sの添加方法としては、触媒調製時に硫酸塩を使用する、硫酸を使用する、などがある。触媒中のSはSOイオンの形などで存在し、触媒の酸性質を強める働きをする。Sの量は0.1〜20重量%が好ましい。
本発明の分解処理方法では、ハロゲン化合物を含むガス流を、水素及び酸素の存在下で触媒に接触させる。酸素は、分解ガス中のCOなどの酸化反応に使うことができる。
ハロゲン化合物の分解反応の代表的な反応には次のようなものがある。
CF+2H+O→CO+4HF (式1)
+3H+2O→2CO+6HF (式2)
CHF+H+O→CO+3HF (式3)
SF+3H+3/2O→SO+6HF (式4)
NF+3/2H+O→NO+3HF (式5)
添加する水素の量は、処理するハロゲン化合物中のハロゲン原子の数(例えば、F数)と少なくとも同等の水素分子が存在するよう調節する必要がある。このことにより、化合物中のハロゲンはハロゲン化水素になり、例えば分解生成物中のFは後処理しやすいフッ化水素の形態となる。
具体的には、CFなどのハロゲン化合物に対する水素の体積比(H/ハロゲン化合物)が2〜4になるような量とすることが好ましい。
通常、Hガスは100vol%濃度のガスが使用されている。Hの爆発限界は4〜76vol%であるため、100vol%から4vol%未満の濃度に低下させる。あるいは、反応器にHガスを導入する前に、予めH濃度を4vol%未満に調整してから供給する。
ハロゲン化合物を含むガス流を200L/minで処理する場合は、Hガスを8L/min未満で供給する。これにより反応器内のH濃度は4vol%以下となる。Hガスは流量制御器を通して反応器に供給し、流量制御器の設定値を越える流量が流れた場合は、流量制御器と反応器との間に設置した流量切り替え手段により、反応器へのH流入を遮断する。
/Hの体積比率は2〜10で供給することが望ましい。好ましくは5〜8が良い。
また、予めH濃度を調整して供給する場合は、Hを反応器に供給する配管に流量制御器を設け、流量制御器と反応器との間にOを供給する配管を設ける。O配管にもHと同様に流量制御器を設ける。H流量制御器又はO流量制御器の設定値を越える流量が流れた場合は、流量切り替え手段によりH又はHとOの混合ガスの反応器流入を停止する。なお、O源としては空気を使用しても良い。
さらに本発明の分解処理方法では、ハロゲン化合物を分解するため、Hと水蒸気(HO)とを同時に使用することができる。例えば、反応系中にハロゲン化合物が3vol%含まれると、Hの量は6vol%以上とすることが本来望ましいが、Hの爆発限界を避けるために濃度を上げることができない場合、不足分をHOを添加することにより補うことができる。
Oによるハロゲン化合物の分解反応の代表的な例には次のようなものがある。
CF+2HO→CO+4HF (式6)
+3HO→CO+CO+6HF (式7)
CHF+HO→CO+3HF (式8)
本発明で用いられる反応温度は、200〜800℃が好ましい。より好ましくは約400〜800℃である。特に炭素とフッ素、水素から少なくとも構成されるハロゲン化合物については、約500〜800℃が好ましい。これ以上高温で使用すると、高分解率は得られるが、触媒の劣化が速い。また、装置材料の腐食速度が急激に大きくなる。逆に、これ以下の温度では分解率が低い。
本発明では、分解生成物としてHF等のハロゲン化水素が生成する。このハロゲン化水素を除去する工程としては、水を使用することができるが、アルカリ溶液をスプレーして洗浄する方法が効率が高く、結晶析出などによる配管の閉塞が起こりにくいので好ましい。アルカリ溶液中に分解生成ガスをバブリングする方法あるいは充填塔を用いて洗浄する方法でもよい。また、アルカリ性の固体を用いてもよい。アルカリとしては、水酸化ナトリウムや水酸化カルシウムなどを使用することができる。
本発明の触媒を調製するためのAl原料としては、γ−アルミナ、γ−アルミナとδ−アルミナの混合物などを使用することができる。特にベーマイトなどをAl原料として用い、最終的な焼成により酸化物を形成するのも好ましい方法である。
本発明の触媒を調製するための各種金属成分の原料としては、硝酸塩、硫酸塩、アンモニウム塩、塩化物などを用いることができる。特にTi原料としては、硫酸チタン、チタニアゾルなどを使用することができる。
本発明の触媒の製造法は通常触媒の製造に用いられる沈殿法、含浸法、混練法、などいずれも使用できる。
また、本発明における触媒は、そのまま粒状、ハニカム状などに成形して使用することができる。成形法としては、押し出し成形法、打鍵成形法、転勤造粒法など目的に応じ任意の方法を採用できる。また、セラミックスや金属製のハニカムや板にコーティングして使用することもできる。
本発明の処理方法を実施するために使用される反応器は、通常の固定床、移動床あるいは流動床型のものでよいが、分解生成ガスとしてHFなどの腐食性のガスが発生するので、これらの腐食性のガスによって、損傷しにくい材料で反応器を構成すべきである。
本発明の分解処理方法の一実施形態を図1に示す。ハロゲン化合物を含むガス流に、Hを添加し、さらにOまたは空気を添加する。このガス流を分解工程に導入し、ハロゲン化合物を分解する。なお、図示しないが、ハロゲン化合物を含むガス流にH及びOを添加するに当たっては、流量制御器を設けてH及びOが所定の濃度になるよう制御することができる。また、所定量以上の水素もしくは酸素が供給された場合には、流量制御器の後に流量切り替え手段を設けて、ハロゲン化合物を含むガス流への水素等の添加を遮断することができる。分解ガスはHFなどの酸性ガスを含むため、HF除去工程で酸成分を除去した後、排気する。
本発明の別の実施形態を図2に示す。図1に示すフローにおいて、ハロゲン化合物の濃度が高い場合は、水蒸気を分解工程の前段で添加してもよい。これにより、Hで分解できなかったハロゲン化合物をHOで分解することができる。
本発明の処理方法を実施するために使用される分解処理装置を図4に示す。反応器13には、ハロゲン化合物を流入させる流入口があり、ハロゲン化合物を含有するガス流を導入する。また、空気が流入する流入口があり、空気を酸素源として導入する。また、水素が流入する流入口があり、所定量のHを導入する。Hは半導体や液晶製造工場で多く使用されており、これらのHガス配管から分岐して供給することができる。Hは流量制御器10で所定量以下に制御された後に反応器13に導入する。なお、流量制御器10と反応器13との間にガス分岐バルブ11を設置し、所定量以上のHが流入した場合にはバルブ11を切り替えて反応器への水素の導入を遮断し、Hガスをガス排気ラインに排気する。反応器13には触媒14が充填されており、触媒の上部にガスを所定温度に加熱する予熱槽を有している。反応器は、電気炉12などで外側から加熱することができる。また、予熱槽部分のみを加熱してもよい。触媒を通過した分解生成ガスは酸性ガスを含むため、一般的なガス処理方法で酸成分を除去することができる。
図5はH供給の別の例である。反応器13にHを直接供給するのではなく、流量制御器10で流量を制御した酸素または空気をHガスに添加し混合ガスとしてから供給する。この場合も、H流量制御器の設定流量より多いHが流入した場合、また、O流量制御器の設定流量より少ないOが流入した場合は、ガス分岐バルブ11を切り替えて、H含有ガスをガス排気ラインに排気する。
図6は反応器に予熱槽がない例である。Hガスを触媒内部で導入することができる。また、空気を触媒内部で導入することができる。
図7には、半導体・液晶製造プロセスから排出されるガス流を処理する例を示す。CFなどのハロゲン化合物を含むガス流は、さらにエッチング生成物であるSi化合物などを含む。このため、まずSi化合物を除去するための入口スプレー塔15に流通させる。入口スプレー塔15の上部にはデミスタ16を設置してもよい。なお、ハロゲン化合物を含有するガス流をガス排気ラインに排気する切り替えバルブ11を設置してよい。Si化合物を除去した後のガス流は、反応器13に導入する。H供給方法としては、前述の図4の方法などを使用できる。分解ガスは冷却室17で水を噴霧して急冷した後、排ガス洗浄塔19でHFなどの酸性分を除去する。入口スプレー塔、冷却室、排ガス洗浄塔で使用された水は排水タンク18に集められ、排水ポンプ20で排水する。なお、排出された水は、イオン交換処理などを経て、純水原料として再利用することが可能である。排ガス洗浄塔の上部にはデミスタ16を設置してもよい。装置内のガスは、装置後段のエゼクタ21などで吸引排気する。
既設の半導体工場へ本発明のハロゲン化合物含有ガスの分解処理方法を適用することもできる。半導体工場には一般に酸成分ガスの排ガス処理装置があるため、これを利用し、本発明におけるAlを含む触媒をCFなどのハロゲン化合物の排ガスラインに設置し、水素及び酸素、さらに必要に応じて水蒸気を添加して加熱すれば、ハロゲン化合物を分解処理することができる。
以下、実施例にて本発明をさらに詳細に説明する。本発明は、これら実施例にのみ限定されるものではない。
(実施例1)
本実施例は、半導体エッチング工程中で分解処理を行う場合の実施例である。図3に分解処理プロセスを示す。
エッチング工程では、減圧したエッチング炉内にCFなどのハロゲン化合物を入れて、プラズマで励起し、半導体と反応させる。その後チャンバ内を真空排気してエッチング炉内から排出している。
この排出ガスはエッチングで生成するSi化合物などを含んでいる。これらのSi化合物は触媒に流入すると触媒表面に堆積して触媒活性を低下させるため、Si化合物除去工程により不純物を除去する。Si除去工程を通過した後のガスに、所定量のHとOを添加する。添加した後のガスを分解工程として反応器中に導入し、触媒と接触させる。分解工程を通過した後のガスは分解生成物であるHFを含むため、HF除去工程により酸成分を除去した後、排気する。なお、酸素に代えて空気を添加してもよい。
反応器に導入する前の排出ガス中のハロゲン化合物の濃度は約0.1〜5.0vol%である。分解工程では、ハロゲン化合物含有ガスを、空間速度100〜3,000毎時(空間速度(h−1)=反応ガス流量(ml/h)/触媒量(ml))の条件でAlを含む触媒と300〜800℃で接触させる。この場合、反応ガスを加熱してもよく、電気炉などにより触媒を加熱してもよい。生成した分解ガスは、HF除去工程に送られる。HF除去工程には、分解ガスを急冷する冷却室や、スプレー塔や充填塔などの排ガス洗浄塔を含むことができる。
(実施例2)
本実施例は、HによるCF分解反応を行った例である。
純度99%以上のCFガスをNで希釈した。この希釈ガスに、さらに空気を添加した。さらに、3%H−Nガスを所定量添加した。触媒層入口の反応ガス組成は、CF:H:O:N=0.31:0.94:1.31:97.43(vol%)である。この反応ガスを、電気炉により反応管外部から所定温度に加温した触媒と空間速度が1604毎時の条件で接触させた。
反応管は内径32mmのインコネル製の反応管で、触媒層を反応管中央に有しており、内部に外径3mmのインコネル製の熱電対保護管を有している。触媒層を通過した分解生成ガスは水道水中にバブリングさせてHFを除去した後、系外に放出した。CFの分解率は、反応ガス中のCF濃度とHFを除去した後のガス中のCF濃度をFTIR(フーリエ変換赤外分光計)で測定し、各ガス流量から物質量を算出して次式で求めた。
分解率=1−(分解ガス中のCF量)/(反応ガス中のCF量)×100(%)
以下に上記条件で試験に供した各触媒の調製法を示す。
触媒1;
市販のべ一マイト粉末を120℃で2時間乾燥した。この乾燥粉末200gを300℃で0.5時間焼成し、さらに焼成温度を700℃に上げ2時間焼成した。得られた粉末を金型に入れ、500kgf/cmの圧力で圧縮成型した。成型品を粉砕、篩い分けして0.5〜1mm粒径として試験に供した。
触媒2;
市販のべ一マイト粉末を120℃で1時間乾燥した。この乾燥粉末300gに、硝酸ニッケル6水和物125.04gを溶かした水溶液を添加し、混練した。混練後、250〜300℃で約2時間乾燥し、さらに700℃で2時間焼成した。焼成物を粉砕、篩い分けして0.5〜1mm粒径として試験に供した。
触媒3;
市販のべ一マイト粉末を120℃で1時間乾燥した。この乾燥粉末200gに、硝酸亜鉛6水和物85.38gを溶かした水溶液を添加し、混練した。混練後、250〜300℃で約2時間乾燥し、700℃で2時間焼成した。焼成物を粉砕、篩い分けして0.5〜1mm粒径として試験に供した。
触媒4;
市販のべ一マイト粉末を120℃で1時間乾燥した。この乾燥粉末300gに、硝酸コバルト6水和物125.87gを溶かした水溶液を添加し、混練した。混練後、250〜300℃で約2時間乾燥し、さらに700℃で2時間焼成した。焼成物を粉砕、篩い分けして0.5〜1mm粒径として試験に供した。
触媒5;
市販のべ一マイト粉末を120℃で1時間乾燥した。この乾燥粉末200gに、硝酸ジルコニル2水和物76.70gを溶かした水溶液を添加し、混練した。混練後、250〜300℃で約2時間乾燥し、さらに700℃で2時間焼成した。焼成物を粉砕、篩い分けして0.5〜1mm粒径として試験に供した。
触媒6;
市販のべ一マイト粉末を120℃で1時間乾燥した。この乾燥粉末300gに、硝酸ニッケル6水和物125.04gを溶かした水溶液を添加し、混練した。混練後、250〜300℃で約2時間乾燥し、さらに700℃で2時間焼成した。焼成物を粉砕、篩い分けして0.5〜1mm粒径とした。
さらに、この触媒に、硝酸Pd溶液をPdとして0.1wt%となるよう含浸させた。含浸後、120℃で2時間乾燥し、750℃で2時間焼成して試験に供した。
上記触媒1〜6について、反応温度750℃でのCF分解率を調べた結果、全ての触媒が99%以上の分解率を示した。
(実施例3)
本実施例は、実施例2の条件の3%H−N量を変化させ、H/CF比を2、2.5と変えてCF分解率を測定した例である。触媒2のH/CF比とCF分解率との関係を図8に示す。H/CF=3、2.5ではCF分解率は99.2%以上であった。H/CF=2でも、分解率は89.9%であり、高い分解率を示した。
本発明に係る分解処理方法の一実施形態を示す図である。 本発明に係る分解処理方法の一実施形態を示す図である。 本発明に係る分解処理方法の一実施形態を示す図である。 本発明に係る分解処理装置の一実施形態を示す図である。 本発明に係る分解処理装置の一実施形態を示す図である。 本発明に係る分解処理装置の一実施形態を示す図である。 本発明に係る分解処理装置の一実施形態を示す図である。 実施例3における測定結果を示すグラフである。
符号の説明
10 流量制御器
11 ガス分岐バルブ
12 電気炉
13 反応器
14 触媒
15 入口スプレー塔
16 デミスタ
17 冷却室
18 排水タンク
19 排ガス洗浄塔
20 排水ポンプ
21 エゼクタ

Claims (11)

  1. ハロゲン化合物を含むガス流を、水素及び酸素の存在下でAlを含む触媒に200〜800℃で接触させ、前記ガス流中のハロゲン化合物を分解してハロゲン化水素に転化することを特徴とするハロゲン化合物の分解処理方法。
  2. ハロゲン化合物を含むガス流を、水素、酸素及び水蒸気の存在下でAlを含む触媒に200〜800℃で接触させ、前記ガス流中のハロゲン化合物を分解してハロゲン化水素に転化することを特徴とするハロゲン化合物の分解処理方法。
  3. ハロゲン化合物が、ハロゲンとしてフッ素のみを含有するハロゲン化合物であることを特徴とする請求項1又は2に記載のハロゲン化合物の分解処理方法。
  4. ハロゲン化合物が、CF、CHF、C、C、C、C、SF及びNFから選ばれる一以上であることを特徴とする請求項3に記載のハロゲン化合物の分解処理方法。
  5. ハロゲン化合物に対する水素の体積比が2〜4であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のハロゲン化合物の分解処理方法。
  6. 触媒が、Alに加えて、さらにNi、Zn、Co、W、Zr、Ti、Fe、Sn、Ce、Pd、Pt、Au及びSiから選ばれる一以上を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のハロゲン化合物の分解処理方法。
  7. ハロゲン化合物を含むガス流が、半導体又は液晶製造プロセスから排出されるガス流であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のハロゲン化合物の分解処理方法。
  8. ハロゲンとしてフッ素のみを含有するハロゲン化合物の触媒による分解を実施するために使用される分解処理装置であって、触媒を充填した反応器と、前記反応器に導入されるハロゲン化合物を含むガス流に、水素と酸素もしくは空気とをそれぞれ添加する手段又は水素と酸素とを含む混合ガスを添加する手段と、前記ガス流を前記触媒に200〜800℃で接触させるための加熱手段とを備えたことを特徴とするハロゲン化合物の分解処理装置。
  9. ハロゲンとしてフッ素のみを含有するハロゲン化合物の触媒による分解を実施するために使用される分解処理装置であって、触媒を充填した反応器と、前記反応器にハロゲン化合物を含むガス流を導入する手段と、前記反応器に水素と酸素もしくは空気とをそれぞれ添加する手段又は水素と酸素とを含む混合ガスを添加する手段と、前記ガス流を前記触媒に200〜800℃で接触させるための加熱手段とを備えたことを特徴とするハロゲン化合物の分解処理装置。
  10. 水素の量を制御する手段を有することを特徴とする請求項8又は9に記載のハロゲン化合物の分解処理装置。
  11. 所定量以上の水素が供給された場合に、水素の添加を遮断する手段を有することを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載のハロゲン化合物の分解処理装置。
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