JP2008153344A - 半導体発光素子及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】素子の信頼性を損なうことなく、光取り出し効率を向上できる半導体発光素子及びその製造方法を提供する。
【解決手段】第1の主面とこれに対向する第2の主面とを有し、かつ発光層を含む半導体積層膜と、半導体積層膜における第2の主面に金属膜を介して貼り合わせられた支持基板とを備え、半導体積層膜における第2の主面及び支持基板における半導体積層膜に貼り合わせられる面にそれぞれ第1の凹凸及び第2の凹凸が設けられ、半導体積層膜と支持基板とは、第1及び第2の凹凸における互いの凸部と凹部とを合致させて貼り合わせられている。
【選択図】図1
【解決手段】第1の主面とこれに対向する第2の主面とを有し、かつ発光層を含む半導体積層膜と、半導体積層膜における第2の主面に金属膜を介して貼り合わせられた支持基板とを備え、半導体積層膜における第2の主面及び支持基板における半導体積層膜に貼り合わせられる面にそれぞれ第1の凹凸及び第2の凹凸が設けられ、半導体積層膜と支持基板とは、第1及び第2の凹凸における互いの凸部と凹部とを合致させて貼り合わせられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、半導体発光素子及びその製造方法に関する。
従来、半導体発光素子は、へき開やダイシングによって、例えば矩形形状に加工された後、モールド樹脂で覆われる。半導体発光素子内部で発光した光は、半導体結晶の高い屈折率と、モールド樹脂の屈折率との大きな相違により、素子外部に放出される効率が低下する問題が知られている。
従来、成長用基板上に形成した発光層を含む半導体多層膜を反射膜を介して支持基板に貼り替え、光取り出し面の反対方向に放出された光を反射膜で反射させて光取り出し面に導くようにした構造が提案されているが、さらなる光取り出し効率の向上が求められている。
例えば、特許文献1には、光取り出し効率を図らんとするべく発光層を凹凸形状に加工し、その発光層を平坦な支持基板に貼り付けた構造が開示されている。しかし、凹凸形状に加工された発光層を平坦な支持基板に貼り付けると、それら両者間に空隙が形成され、例えば樹脂モールドした際の応力などにより亀裂が生じ、素子の信頼性が低下しやすい。
特開2005−259768号公報
本発明は、素子の信頼性を損なうことなく、光取り出し効率を向上できる半導体発光素子及びその製造方法を提供する。
本発明の一態様によれば、第1の主面とこれに対向する第2の主面とを有し、かつ発光層を含む半導体積層膜と、前記半導体積層膜における第2の主面に金属膜を介して貼り合わせられた支持基板とを備え、前記半導体積層膜における前記第2の主面及び前記支持基板における前記半導体積層膜に貼り合わせられる面にそれぞれ第1の凹凸及び第2の凹凸が設けられ、前記半導体積層膜と前記支持基板とは、前記第1及び第2の凹凸における互いの凸部と凹部とを合致させて貼り合わせられていることを特徴とする半導体発光素子が提供される。
また、本発明の他の一態様によれば、第1の主面とこれに対向する第2の主面とを有し、かつ発光層を含む半導体積層膜と、前記半導体積層膜における第2の主面に金属膜を介して貼り合わせられた支持基板とを備え、前記半導体積層膜における前記第2の主面に凹凸が設けられ、前記凹凸の凹部に絶縁膜が埋め込まれていることを特徴とする半導体発光素子が提供される。
また、本発明のさらに他の一態様によれば、基板上に形成された発光層を含む半導体積層膜の表面を加工して第1の凹凸を形成し、前記半導体積層膜と、前記半導体積層膜の第1の凹凸に対応する第2の凹凸が表面に形成された支持基板とを、金属膜を介して、前記第1及び第2の凹凸における互いの凸部と凹部とを合致させて貼り合わせ、前記基板を除去することを特徴とする半導体発光素子の製造方法が提供される。
また、本発明のさらに他の一態様によれば、基板上に形成された発光層を含む半導体積層膜の表面を加工して凹凸を形成し、その凹凸の凹部に絶縁膜を埋め込んだ後、金属膜を介して前記半導体積層膜に支持基板を貼り付け、前記基板を除去することを特徴とする半導体発光素子の製造方法が提供される。
本発明によれば、素子の信頼性を損なうことなく、光取り出し効率を向上できる半導体発光素子及びその製造方法が提供される。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体発光素子の要部断面構造を表す模式断面図である。図2は、同半導体発光素子の上面を表す模式平面図である。図1は、図2においてボンディングパッド13が設けられていない部分の一部拡大断面を表す。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体発光素子の要部断面構造を表す模式断面図である。図2は、同半導体発光素子の上面を表す模式平面図である。図1は、図2においてボンディングパッド13が設けられていない部分の一部拡大断面を表す。
本実施形態に係る半導体発光素子は、第1の主面10とこれに対向する第2の主面とを有し且つ発光層を含む半導体積層膜5と、半導体積層膜5における第2の主面に金属膜6、9を介して貼り合わせられた支持基板2とを備える。
半導体積層膜5は、発光層(活性層)をクラッド層で挟んだ積層構造を有する。発光層は、これよりもバンドギャップの大きいクラッド層で挟まれ、クラッド層のうち一方は第1導電型、他方は第2導電型の半導体からなる。
例えば、クラッド層としてInAlP、InGaAlP、発光層としてInGaP/InGaAlPの多重量子井戸構造を用いることができる。あるいは、クラッド層としてAlGaN、発光層としてAlGaN/AlInGaNの多重量子井戸構造を用いることもできる。もちろん、各層の材料は上記で挙げたものに限定されるものではなく、他の半導体材料を用いてもよい。
半導体積層膜5の第1の主面(光を主に取り出す側の面)10に対向する第2の主面には第1の凹凸が設けられ、半導体積層膜5は逆メサ形状の多数の微小発光要素5aに分割されている。なお、半導体積層膜5を完全に分割することに限らず、図1において下側(p電極側)のクラッド層のみに第1の凹凸を形成して、発光層及び第1の主面10側(n電極側)のクラッド層は面方向につながっていてもよい。いずれにしても、半導体積層膜5の側面を傾斜させることで第1の主面10からの光取り出し効率を向上させることができる。
半導体積層膜5において、第1の主面10に対向する第2の主面の一部および側面を絶縁膜7が覆っている。さらに、その絶縁膜7を覆うように金属膜9が形成されている。金属膜9は、絶縁膜7に形成された開口を介して、半導体積層膜5における第2の主面に接している。
支持基板2において、半導体積層膜5と貼り合わせられる側の第1の主面上には金属膜6が形成され、その金属膜6と前述した金属膜9との接合により、半導体積層膜5と支持基板2とが貼り合わせられている。金属膜6、9は、例えばAuを含む金属材料(合金も含み、例えば具体的な材料としてAuGe、AuZn、Ge、Ni、Znが挙げられる。)からなる。金属膜6、9は、発光層から第1の主面10の反対面(第2の主面)側に放出された光を第1の主面10側に反射させる反射膜として機能する。
支持基板2において半導体積層膜5と貼り合わせられる側の第1の主面には、半導体積層膜5に設けられた第1の凹凸に対応した第2の凹凸が設けられ、半導体積層膜5と支持基板2とは、第1及び第2の凹凸における互いの凸部と凹部とを合致させて貼り合わせられている。すなわち、半導体積層膜5の凹部に支持基板2の凸部が対向して入り込み、半導体積層膜5の凸部は支持基板2の凹部に対向してその凹部に入り込んでいる。
半導体積層膜5の第1の主面10の上には、テーパ面を備え表面側に微小凹凸が設けられ断面台形状のテーパ構造層(窓層と呼ばれることもある)3が形成されている。そのテーパ構造層3を覆うようにして透明電極(n側電極)11が形成されている。ここで、テーパ構造層3の微小要素の一部分と透明電極11との間にはGaAsなどのコンタクト層があってもよい。テーパ構造層3は、発光層から放出される光に対する光透過性を有する。さらに、テーパ構造層3は、導電性も有し、透明電極11を介して供給される電流を半導体積層膜5に拡散させる電流拡散層としても機能する。また、本実施形態を含む各実施形態において、テーパ構造層3の上表面(テーパ面も含む)を半導体発光素子の光取り出し面と呼ぶことにする。
半導体発光素子における透明電極11上の中央には、図2に表すボンディングパッド13が設けられている。ボンディングパッド13には、図示しない外部回路と接続するためのワイヤが接続される。支持基板2の裏面には、p側電極として機能する電極4が形成されている。
支持基板2は、両電極11、4間の導通を確保するため、導電性を有する。例えば、支持基板2として、安価で加工も容易なシリコン基板を用いることができる。ここで、他の代替可能な基板材料として、Ge、InP、GaP、GaAsなどが挙げられる。
ボンディングパッド13及び電極4を介して、発光層に電流を注入すると発光層から光が放出される。発光層から、第1の主面10に向けて放出された光は第1の主面10からテーパ構造層3を介して素子外部に取り出される。発光層から、第1の主面10の反対側の面(第2の主面)に向けて放出された光は金属膜9、6で反射され、その反射光の一部は第1の主面10に向かい、第1の主面10から素子外部に取り出される。
次に、図3〜5を参照して、本実施形態に係る半導体発光素子の製造方法の一例について説明する。
まず、図3(a)に表すように、基板1上に、テーパ構造層3及び半導体積層膜5を順にエピタキシャル成長させる。基板1は、上記各層の良好なエピタキシャル成長に適したものが用いられ、例えば、InGaAlP系発光素子の場合には、GaAsを用いることができ、GaN系発光素子の場合には、サファイアやSiCを用いることができる。
次に、図示しないレジストマスクを半導体積層膜5上に選択的に形成した後、例えばRIE(Reactive Ion Etching)法にて、半導体積層膜5を選択的にエッチングする。これにより、図3(b)に表すように、半導体積層膜5に第1の凹凸が形成される。
次に、図3(c)に表すように、半導体積層膜5を覆うように絶縁膜7を形成する。絶縁膜7は、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)法にて形成されたシリコン酸化膜である。ここで、他の代替可能な絶縁膜材料として、窒化シリコン(SiN)、窒化酸化シリコン(SiON)などが挙げられる。
次に、図3(d)に表すように、絶縁膜7の一部を開口して半導体積層膜5上面の一部を露出させた後、絶縁膜7を覆うように金属膜9(具体的な材料として、例えばAu、Ge、Ni、Zn、V、TiPtAuなどが挙げられる。)を形成する。金属膜9は、例えば蒸着法により形成される。金属膜9は、絶縁膜7にあけられた開口を介して半導体積層膜5の表面に接する。このようにして得られた発光層を含む積層体に対して、支持基板2が貼り合わせられる。支持基板2を貼り合わせるにあたっては、予め図4に表すように支持基板2にも第2の凹凸を形成しておく。
その第2の凹凸の形成は、まず図4(a)に表すように、支持基板2の主面上にレジストマスク30を選択的に形成した後、例えばRIE法にて支持基板2の主面側を選択的にエッチングする。これにより、図4(b)に表すように、支持基板2の主面に第2の凹凸が形成される。次に、図4(c)に表すように、第2の凹凸が形成された主面を覆うように金属膜6を形成し、さらに、支持基板2の裏面に電極4を形成する。金属膜6及び電極4(具体的な材料として、例えばAuZn、NiAu、Alなどが挙げられる。)は、例えば蒸着法により形成される。
そして、発光層を含む積層体と、支持基板2とを、図5(a)に表すように、第1及び第2の凹凸における互いの凸部と凹部とを合致させて貼り合わせる。具体的には、金属膜9、6どうしを圧接させた状態で加熱して圧着接合させる。
次に、発光層を含む半導体積層膜5のエピタキシャル成長に用いた基板1を、例えばウェットエッチングにより除去し、これにより、図5(b)に表すようにテーパ構造層3が露出する。本実施形態のようにInGaAlPなど四元系の場合は、通常、発光層を含む半導体積層膜のエピタキシャル成長に好適な基板は、発光層から放出される光に対しての光透過性に優れず、そのような基板が第1の主面側から除去されることで、素子外部への光取り出し効率が向上する。
その露出したテーパ構造層3に対して、図示しないレジストマスクを用いて、例えばRIE法により選択的にエッチング行い、図5(c)に表すように、テーパ構造層3に微小凹凸を形成する。従来、平滑な光取り出し面において光の全反射の影響により光取り出し効率が低下していた。これに対して、本実施形態では、このテーパ構造層3を更に設けることで、発光層からテーパ構造層3側に出射される光をテーパ構造層3におけるテーパ面も含む上表面(光取り出し面)から素子外部へ効率良く取り出すことができる。
そして、テーパ構造層3の表面(側面のテーパ面も含む)を覆うように、図1に表す透明電極11を形成し、さらに透明電極11上に図2に表すボンディングパッド13を形成して、本実施形態に係る半導体発光素子が得られる。
光取り出し効率を向上させるべく、発光層を含む半導体積層膜5を例えばテーパ形状に加工した場合には、その半導体積層膜5に対して貼り合わせられる支持基板2との間に、図12に表す比較例のように空隙15が形成され、例えば樹脂モールドの際のストレスなどに対して十分な強度が得られなくなることがある。
しかし、本実施形態に係る半導体発光素子は、光取り出し効率を向上させるべく、発光層を含む半導体積層膜5を例えばテーパ形状に加工して第1の凹凸が形成されても、その半導体積層膜5に対して貼り合わせられる支持基板2にも貼り合わせ面側に第1の凹凸に対応する第2の凹凸を形成し、第1及び第2の凹凸における互いの凸部と凹部とを合致させて両者が貼り合わせられた構造としたため、貼り合わせ部分に図12の比較例のような空隙15が形成されず、貼り合わせ部分における密着面積を大きくして素子の機械的強度を高めることができる。この結果、素子の信頼性を損なうことなく、光取り出し効率の向上による高輝度化が図れる。
以下、本発明の他の実施形態について説明する。なお、前述したものと同様の要素については、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
[第2の実施形態]
図6は、本発明の第2の実施形態に係る半導体発光素子の要部断面構造を表す模式断面図である。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る半導体発光素子の要部断面構造を表す模式断面図である。
本実施形態に係る半導体発光素子も、上記第1の実施形態と同様、第1の主面10とこれに対向する第2の主面とを有しかつ発光層を含む半導体積層膜5と、半導体積層膜5における第2の主面に金属膜6、9を介して貼り合わせられた支持基板2とを備える。
発光層を含む半導体積層膜5の第1の主面10に対向する第2の主面には凹凸が設けられ、半導体積層膜5は逆メサ形状の多数の微小発光要素5aに分割されている。半導体積層膜5において、第2の主面の一部および側面を絶縁膜7が覆っている。さらに、本実施形態では、絶縁膜7で覆われた微小発光要素5a間の凹部に、絶縁膜21が埋め込まれている。
絶縁膜7、21を覆うように金属膜9が形成され、金属膜9は、絶縁膜7に形成された開口を介して、半導体積層膜5における第1の主面10の反対面(第2の主面)に接している。
支持基板2において、半導体積層膜5と貼り合わせられる側の第1の主面上には金属膜6が形成され、その金属膜6と前述した金属膜9との接合により、半導体積層膜5と支持基板2とが貼り合わせられている。金属膜6、9は、発光層から第1の主面10の反対面側に放出された光を第1の主面10側に反射させる反射膜として機能する。
半導体積層膜5の第1の主面10の上には、テーパ面を備え表面側に微小凹凸が設けられ断面台形状のテーパ構造層3が形成されている。そのテーパ構造層3を覆うようにして透明電極(n側電極)11が形成されている。テーパ構造層3は、発光層から放出される光に対する光透過性を有する。さらに、テーパ構造層3は、導電性も有し、透明電極11を介して供給される電流を半導体積層膜5に拡散させる電流拡散層としても機能する。半導体発光素子における透明電極11上の中央には、図2に表すボンディングパッド13が設けられ、そのボンディングパッド13には、図示しない外部回路と接続するためのワイヤが接続される。支持基板2の裏面には、p側電極として機能する電極4が形成されている。
支持基板2は、両電極11、4間の導通を確保するため、導電性を有する。例えば、支持基板2として、安価で加工も容易なシリコン基板を用いることができる。
ボンディングパッド13及び電極4を介して、発光層に電流を注入すると発光層から光が放出される。発光層から、第1の主面10に向けて放出された光は第1の主面10からテーパ構造層3を介して素子外部に取り出される。発光層から、第1の主面10の反対側の面(第2の主面)に向けて放出された光は金属膜9、6で反射され、その反射光の一部は第1の主面10に向かい、第1の主面10から素子外部に取り出される。
本実施形態に係る半導体発光素子を得るにあたっては、前述した第1の実施形態における図3(c)に表す工程の後、図7(a)に表すように、絶縁膜7を覆うように例えばポリイミドからなる絶縁膜21を塗布する。
次に、その絶縁膜21を平坦化した後、例えばRIE法にてエッチバックして、図7(b)に表すように、絶縁膜7の一部(半導体積層膜5における第1の主面10の反対面を覆っている部分)を露出させる。
次に、図7(c)に表すように、露出された絶縁膜7の一部を開口して半導体積層膜5上面の一部を露出させた後、絶縁膜7、21を覆うように金属膜9を形成する。金属膜9は、絶縁膜7にあけられた開口を介して半導体積層膜5の表面に接する。このようにして得られた発光層を含む積層体に対して、図8(a)に表すように、支持基板2が貼り合わせられる。支持基板2においてその貼り合わせ面側には、上記第1の実施形態のような第2の凹凸は形成されず、平坦になっている。発光層を含む積層体と、支持基板2とは、金属膜9、6どうしを圧接させた状態で加熱して圧着接合される。
次に、発光層を含む半導体積層膜5のエピタキシャル成長に用いた基板1を、例えばウェットエッチングにより除去し、これにより、図8(b)に表すようにテーパ構造層3が露出する。そして、以降は第1の実施形態と同様に、露出したテーパ構造層3を微小凹凸形状に加工し、そのテーパ構造層3の表面(側面のテーパ面も含む)を覆うように透明電極11を形成し、さらに透明電極11上に図2に表すボンディングパッド13を形成して、本実施形態に係る半導体発光素子が得られる。
本実施形態に係る半導体発光素子においても、光取り出し効率を向上させるべく、発光層を含む半導体積層膜5を例えばテーパ形状に加工している。本実施形態では、半導体発光素子5の凹部に絶縁膜21を埋め込んで支持基板2に貼り合わせられる面側を略平坦にした状態で、支持基板2に対して半導体積層膜5が貼り合わせられるので、支持基板2に凹凸を設けなくても、貼り合わせ部分に図12の比較例のような空隙15が形成されず、貼り合わせ部分における密着面積を大きくして素子の機械的強度を高めることができる。この結果、素子の信頼性を損なうことなく、光取り出し効率の向上による高輝度化が図れる。
また、図12に表す比較例に係る半導体発光素子の場合、テーパ構造層3を凹凸形状に加工する際、絶縁膜7がオーバーエッチングされ、そのエッチング後に形成される透明電極11が金属膜9と短絡してしまうことが起こり得る。こうなると、より抵抗の小さい透明電極11、金属膜9、6間を電流が流れ、半導体積層膜5への電流注入効率が低下し、発光効率が低下してしまう。
これに対して、本実施形態では、図6に表すように、絶縁膜7の下に、この絶縁膜7よりも厚い絶縁膜21が設けられているため、テーパ構造層3を凹凸形状に加工する際、絶縁膜7がオーバーエッチングされても、そのエッチング後に形成される透明電極11が金属膜9と短絡することを回避できる。
図9は、第2の実施形態に係る半導体発光素子の他の製造方法の具体例を表す要部工程断面図である。
図9(a)に表すように、絶縁膜7を覆うように絶縁膜21を塗布した後、絶縁膜7を露出させずに、図9(b)に表すように、絶縁膜21を例えばRIE法にて選択的にエッチングし、その後絶縁膜7の一部を開口して半導体積層膜5上面の一部を露出させてもよい。この場合、例えば酸化シリコンからなる絶縁膜7に対してエッチング選択比が比較的低いガラス質のSOG(spin on glass)を絶縁膜21として用いることもできる。
前述した図7(c)に表す具体例では、半導体積層膜5の凹凸形状に合わせて形成された絶縁膜7の凹凸が金属膜9に反映されやすいが、本具体例では平坦化された絶縁膜21(半導体積層膜5とのコンタクト用の開口は、絶縁膜21の平坦面に比べて非常に小さい)の上に金属膜9を形成することで、金属膜9に凹凸を反映させにくい。したがって、貼り合わせ面の平坦性を上げ、密着面積を増大させて、より強度を高めることができる。
その後、図9(c)に表すように、絶縁膜21を覆うように金属膜9を形成し、その金属膜9は、絶縁膜21及び絶縁膜7にあけられた開口を介して半導体積層膜5の表面に接する。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態として、前述した半導体発光素子を搭載した半導体発光装置について説明する。すなわち、前述した実施形態で説明した半導体発光素子(それら半導体発光素子を以下の説明ではまとめて符号101で表す)を、リードフレームや基板などの実装部材に実装することにより、高輝度且つ信頼性の高い半導体発光装置が得られる。
次に、本発明の第3の実施形態として、前述した半導体発光素子を搭載した半導体発光装置について説明する。すなわち、前述した実施形態で説明した半導体発光素子(それら半導体発光素子を以下の説明ではまとめて符号101で表す)を、リードフレームや基板などの実装部材に実装することにより、高輝度且つ信頼性の高い半導体発光装置が得られる。
図10は、その半導体発光装置の一具体例を表す模式断面図である。本具体例の半導体発光装置100は、「砲弾型」などと呼ばれる樹脂封止型の半導体発光装置である。
リード102の上部にはカップ部106が設けられ、半導体発光素子101はカップ部106の底面に導電性ペーストなどによりマウントされている。半導体発光素子101の上面側の電極(ボンディングパッド)と、もう一方のリード103とはワイヤ104により電気的に接続されている。カップ部106の内壁面106aは、光反射面を構成し、半導体発光素子101から放出された光を反射して上方に取り出すことができる。
カップ部106は、光透過性の樹脂105により封止されている。樹脂105の光取り出し面105aは集光曲面を形成し、半導体発光素子101から放出される光を適宜集光させて所定の配光分布が得られるようにすることができる。
図11は、半導体発光装置の他の具体例を表す模式断面図である。本具体例の半導体発光装置110は、「表面実装型」などと称されるものであり、半導体発光素子101は、リード112の上に導電性ペーストなどを介してマウントされ、半導体発光素子101の上面側の電極(ボンディングパッド)は、もうひとつのリード113にワイヤ104により電気的に接続されている。これらリード112、113は、第1の樹脂116にモールドされており、半導体発光素子101は、透光性を有する第2の樹脂115により封止されている。第1の樹脂116は、例えば、酸化チタンの微粒子などを分散させることにより、光反射性が高められている。そして、その内壁面116aが光反射面として作用し、半導体発光素子101から放出された光を外部に導く。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明は、それらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
支持基板2は導電性を有していなくてもよく、この場合、支持基板2の主面上に金属膜6と接続されるボンディングパッドが設けられる。また、テーパ構造層3を凹凸形状に加工せず、単に電流拡散層として用いてもよい。
1…基板、2…支持基板、3…テーパ構造層、4…電極、5…半導体積層膜、6…金属膜、7…絶縁膜、9…金属膜、11…透明電極、13…ボンディングパッド、21…絶縁膜
Claims (5)
- 第1の主面とこれに対向する第2の主面とを有し、かつ発光層を含む半導体積層膜と、前記半導体積層膜における第2の主面に金属膜を介して貼り合わせられた支持基板とを備え、
前記半導体積層膜における前記第2の主面及び前記支持基板における前記半導体積層膜に貼り合わせられる面にそれぞれ第1の凹凸及び第2の凹凸が設けられ、前記半導体積層膜と前記支持基板とは、前記第1及び第2の凹凸における互いの凸部と凹部とを合致させて貼り合わせられていることを特徴とする半導体発光素子。 - 第1の主面とこれに対向する第2の主面とを有し、かつ発光層を含む半導体積層膜と、前記半導体積層膜における第2の主面に金属膜を介して貼り合わせられた支持基板とを備え、
前記半導体積層膜における前記第2の主面に凹凸が設けられ、前記凹凸の凹部に絶縁膜が埋め込まれていることを特徴とする半導体発光素子。 - 前記半導体積層膜における前記第1の主面の上に、テーパ面を備えた微小凹凸形状のテーパ構造層が設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体発光素子。
- 基板上に形成された発光層を含む半導体積層膜の表面を加工して第1の凹凸を形成し、前記半導体積層膜と、前記半導体積層膜の第1の凹凸に対応する第2の凹凸が表面に形成された支持基板とを、金属膜を介して、前記第1及び第2の凹凸における互いの凸部と凹部とを合致させて貼り合わせ、前記基板を除去することを特徴とする半導体発光素子の製造方法。
- 基板上に形成された発光層を含む半導体積層膜の表面を加工して凹凸を形成し、その凹凸の凹部に絶縁膜を埋め込んだ後、金属膜を介して前記半導体積層膜に支持基板を貼り付け、前記基板を除去することを特徴とする半導体発光素子の製造方法。
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| JP2006338207A JP2008153344A (ja) | 2006-12-15 | 2006-12-15 | 半導体発光素子及びその製造方法 |
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015026868A (ja) * | 2014-11-04 | 2015-02-05 | 株式会社東芝 | 半導体発光素子及びその製造方法 |
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-
2006
- 2006-12-15 JP JP2006338207A patent/JP2008153344A/ja active Pending
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