JP2008152176A - 表示デバイス駆動回路、表示デバイス、電子機器、表示デバイス駆動方法及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】データ線の両側にドライバを配置する従来手法の場合、立ち上がり立ち下がり特性を改善できる一方でコストや消費電力が増加する。
【解決手段】アクティブマトリクス駆動型の表示デバイスを駆動する表示デバイス駆動回路に、各水平走査期間の先頭に位置する第1の期間、対応画素に対する信号電圧の書き込みを制御するスイッチ素子を一斉にオフ状態に制御し、第1の期間に後続する第2の期間、スイッチ素子を一斉にオン状態に制御する走査線駆動部と、第1及び第2の期間中、各水平走査期間の信号電圧を対応するデータ線に印加するデータ線駆動部とを搭載する。
【選択図】図9
【解決手段】アクティブマトリクス駆動型の表示デバイスを駆動する表示デバイス駆動回路に、各水平走査期間の先頭に位置する第1の期間、対応画素に対する信号電圧の書き込みを制御するスイッチ素子を一斉にオフ状態に制御し、第1の期間に後続する第2の期間、スイッチ素子を一斉にオン状態に制御する走査線駆動部と、第1及び第2の期間中、各水平走査期間の信号電圧を対応するデータ線に印加するデータ線駆動部とを搭載する。
【選択図】図9
Description
この明細書で説明する発明は、アクティブマトリクス駆動型の表示デバイスの駆動技術に関する。なお、ここでの発明は、表示デバイス駆動回路、表示デバイス、電子機器、表示デバイス駆動方法及びコンピュータプログラムとしての側面を有する。
フラットパネル型の表示デバイスの大画面化と高精細化はますます進む方向にある。これに伴い、パネル表示素子の駆動周波数に対する信号遅延や駆動信号の立ち上がり立ち下り特性(周波数特性)の劣化が問題となっている。
図1に、アクティブマトリクス駆動型表示デバイスの駆動信号例を示す。なお、図1は、データ線を片側から駆動する場合の駆動信号例を示す。図1に示すように、各画素に対する信号電圧Vin(図1(A))の書き込みは、水平同期信号HS(図1(E))に同期する書き込み信号WS(図1(B)〜図1(D))の立ち上がりに伴って順番に実行される。
ところで、この駆動方法は、書き込み周波数の上昇に伴い、信号電圧Vinの波形の鈍りが大きくなる(図1(A)に破線で囲んで示す)。このため、表示素子内のキャパシタに信号電圧Vinを正確に書き込むのが困難になっている。
そこで、駆動周波数に対する立ち上がり立ち下がり特性の改善を目的として、駆動ラインを両側から駆動する方法が提案されている。
図2に、表示デバイス1の画面構成例を示す。図2に示すように、表示パネル3の上下両側に2つのデータ線ドライバ5が配置されている。
図2に、表示デバイス1の画面構成例を示す。図2に示すように、表示パネル3の上下両側に2つのデータ線ドライバ5が配置されている。
なお、信号電圧Vinの書き込み対象である画素11の選択は、書き込み信号WSを出力する走査線ドライバ7が実行する。
特開2005−345910号公報
しかし、2つのデータ線ドライバ5によりデータ線を両側から駆動する方法は、立ち上がり立ち下がり特性を改善できるプラス面がある一方で、製造コストや消費電力が増加するマイナス面がある。しかも、駆動周波数が上がるほど消費電力が上昇し易いマイナス面もある。従って、各種特性の改善とコスト面その他とのバランスに優れた技術の提案が求められる。
そこで、発明者は、アクティブマトリクス駆動型の表示デバイスを駆動する表示デバイス駆動回路として、(a)各水平走査期間の先頭に位置する第1の期間、対応画素に対する信号電圧の書き込みを制御するスイッチ素子を一斉にオフ状態に制御し、第1の期間に後続する第2の期間、スイッチ素子を一斉にオン状態に制御する走査線駆動部と、(b)第1及び第2の期間中、各水平走査期間の信号電圧を対応するデータ線に印加するデータ線駆動部とを有するものを提案する。
発明者の提案する発明の場合、各画素に対する信号電圧の書き込みを制御するスイッチ素子がオフ制御されている第1の期間(画素内の容量成分がデータ線側から見えない期間)を水平走査期間の先頭に設け、当該期間から信号電圧をデータ線に印加する。
勿論、信号電圧の書き込みを制御するスイッチ素子がオン制御された後も継続的に、信号電圧の印加を継続する。
すなわち、発明者の提案する発明では、時定数の小さい先頭期間内にデータ線の電位を信号電圧に出来るだけ近づけることができる。
すなわち、発明者の提案する発明では、時定数の小さい先頭期間内にデータ線の電位を信号電圧に出来るだけ近づけることができる。
結果的に、データ線駆動部から見える容量が大きくなる第2の期間(スイッチ素子がオン制御された後の期間)にデータ線駆動部が駆動すべきデータ線の電圧変化は小さくなる。このため、目標電位までの電圧変化が小さければ、時定数が大きくても短時間のうちにデータ線の電位を信号電圧まで駆動することができる。従って、駆動周波数に対する信号電圧の立ち上がり特性及び立ち下がり特性の改善が実現される。
以下、発明をアクティブマトリクス駆動型の有機ELディスプレイ装置に適用する場合に好適な駆動制御例を説明する。
なお、本明細書で特に図示又は記載されない部分には、当該技術分野の周知又は公知技術を適用する。
また以下に説明する形態例は、発明の一つの形態例であって、これらに限定されるものではない。
なお、本明細書で特に図示又は記載されない部分には、当該技術分野の周知又は公知技術を適用する。
また以下に説明する形態例は、発明の一つの形態例であって、これらに限定されるものではない。
(A)形態例1
(A−1)有機ELディスプレイ装置の全体構成
図3に、有機ELディスプレイ装置21の主要構成部分を示す。有機ELディスプレイ装置21は、有機ELパネル23、データ線ドライバ25、走査線ドライバ27及びタイミングジェネレータ29を主要な構成要素とする。
(A−1)有機ELディスプレイ装置の全体構成
図3に、有機ELディスプレイ装置21の主要構成部分を示す。有機ELディスプレイ装置21は、有機ELパネル23、データ線ドライバ25、走査線ドライバ27及びタイミングジェネレータ29を主要な構成要素とする。
(A−2)各部の構成
有機ELパネル23は、画素31がパネル解像度に応じてマトリクス状に配置された自発光型の表示パネルである。この形態例の場合、有機ELパネル23はカラー表示用であり、画素31は発光色別に配置される。ただし、画素31が複数色の発光層を積層した構造の有機EL素子の場合、1つの画素31が複数の発光色に対応する。
有機ELパネル23は、画素31がパネル解像度に応じてマトリクス状に配置された自発光型の表示パネルである。この形態例の場合、有機ELパネル23はカラー表示用であり、画素31は発光色別に配置される。ただし、画素31が複数色の発光層を積層した構造の有機EL素子の場合、1つの画素31が複数の発光色に対応する。
図4に、データ線DLと走査線WLとの交点位置に形成される画素31と駆動回路との接続関係を示す。
画素31は、スイッチ素子T1、キャパシタC、電流ドライブ素子T2及び有機EL素子Dで構成される。
画素31は、スイッチ素子T1、キャパシタC、電流ドライブ素子T2及び有機EL素子Dで構成される。
スイッチ素子T1は、データ線DLに印加された信号電圧のキャパシタCへの書き込みを制御するトランジスタである。書き込み信号WSは、走査線ドライバ27から走査線WLを通じて各スイッチ素子T1に供給される。
キャパシタCは、書き込まれた信号電圧Vinを1フレームの間保持する記憶素子である。キャパシタCを用いることで、信号電圧Vinの書き込みが線順次に実行される場合でも、面順次走査方式で書き込まれる場合と同様の発光態様が実現される。
電流ドライブ素子T2は、キャパシタCに保持されている信号電圧Vinに応じた駆動電流を有機EL素子Dに供給するトランジスタである。ここでの駆動電流値は、電流ドライブ素子T2のゲートソース間に印加される電圧Vgsにより定まる。
データ線ドライバ25は、有機ELパネル23のデータ線DLを駆動する回路デバイスである。図5に、データ線ドライバ25の内部構成例を示す。
データ線ドライバ25は、シフトレジスタ部251、ラッチ部253、D/A変換部255及びラッチ部257で構成される。
データ線ドライバ25は、シフトレジスタ部251、ラッチ部253、D/A変換部255及びラッチ部257で構成される。
シフトレジスタ部251は、逐次入力される階調値(信号値)Dinを水平方向に順次シフトし、1走査線単位でラッチ部253に出力する処理を実行する。ラッチ部253は、画素単位で読み出した階調値(信号値)DinをD/A変換部255に出力する処理を実行する。D/A変換後の信号電圧Vinは、対応するデータ線DL別にラッチ部257に出力される。
走査線ドライバ27は、信号電圧Vinの書き込みタイミングを与える回路デバイスである。走査線ドライバ27は、水平同期信号HSが入力されるたび1つの走査線を選択的に書き込み可能な状態に制御する。
この制御信号が、書き込み信号WSである。ただし、この形態例で使用する走査線ドライバ27は、水平走査期間T0より短い期間Tb(特許請求の範囲における「第2の期間」に対応する。)だけスイッチ素子T1にオン電位を印加する。
なお、水平走査期間T0の先頭にはスイッチ素子T1をオフ制御する期間Ta(特許請求の範囲における「第1の期間」に対応する。)が配置される。この期間Taは、画素31がデータ線DLから切り離されている期間に当たる。従って、図6(A)に示すように、デー線ドライバ25の駆動対象はデータ線DLだけとなる。
ところで、データ線DLの配線容量は、画素回路内の総容量Ctotal(信号電圧を蓄積するキャパシタCと画素回路内の寄生容量)に比べかなり小さい。このため、この先頭期間Taにおける駆動周波数に対する立ち上がり立ち下がり特性が改善される。参考までに、図7に、画素回路内に存在する各種の容量成分を示す。
一方、期間Tb(スイッチ素子T1のオン期間)は、画素31がデータ線DLに接続される。従って、図6(B)に示すように、デー線ドライバ25にはデータ線DLと画素回路内の総容量Ctotal とが接続されているように見える。
総容量Ctotal は、配線容量CL に比してかなり大きい。従って、期間Tbにおける駆動周波数に対する立ち上がり立ち下がり特性は低下する。
ただし、データ線DLの電位VDは、書き込むべき信号電圧Vinに近い電位まで駆動されている。従って、データ線ドライバ25は、スイッチ素子T1をオン状態に切り替える直前の電位VDと信号電圧Vinとの差電圧ΔVだけを駆動すれば良い。
ただし、データ線DLの電位VDは、書き込むべき信号電圧Vinに近い電位まで駆動されている。従って、データ線ドライバ25は、スイッチ素子T1をオン状態に切り替える直前の電位VDと信号電圧Vinとの差電圧ΔVだけを駆動すれば良い。
差電圧ΔVは一般に小さいので、短時間のうちにデータ線DLの電位を信号電圧Vに駆動することができる。結果的に、解像度の向上等により水平走査期間が短縮しても(すなわち、駆動周波数が高くなっても)、データ線の電位VDを短時間のうちに信号電圧Vinまで駆動でき、キャパシタCに信号電圧Vinを確実に書き込むことが可能になる。
図8に、前述した書き込みを可能とする走査線ドライバ27の内部構成例を示す。また、図9に、走査線ドライバ27の内部信号例を示す。
走査線ドライバ27は、シフトレジスタ271、ラッチ273、論理積回路275及びバッファ回路277で構成される。
シフトレジスタ271は、垂直解像度数分の段数を有するレジスタ段で構成される。
走査線ドライバ27は、シフトレジスタ271、ラッチ273、論理積回路275及びバッファ回路277で構成される。
シフトレジスタ271は、垂直解像度数分の段数を有するレジスタ段で構成される。
先頭位置のレジスタ段には、各フレームの先頭時に書き込み信号WS(図9(A))が入力される。書き込み信号WSの信号幅T0は水平走査期間と同じである。
書き込み信号WSは、水平同期信号HS(図9(F))に同期したクロック(図9(B))で順次次段に出力され、各走査線DLに対応した書き込み信号WSとしてラッチ273に出力される。ラッチ273は、書き込み信号WSのタイミング調整を実行する。
書き込み信号WSは、水平同期信号HS(図9(F))に同期したクロック(図9(B))で順次次段に出力され、各走査線DLに対応した書き込み信号WSとしてラッチ273に出力される。ラッチ273は、書き込み信号WSのタイミング調整を実行する。
論理積回路275は、書き込み信号WS(図9(A))と書き込みイネーブル信号WSenable (図9(C))の論理積を演算する。書き込みイネーブル信号WSenable は、例えば第1の期間Taに対応するパルス幅を有するパルスを論理反転して生成する。
図9(D)にI行目の走査線DLの選択に使用する書き込み信号WS(I)を示し、図9(E)にI+1行目の走査線DLの選択に使用する書き込み信号WS(I+1)を示す。
ところで、書き込みイネーブル信号WSenable の立ち上がり開始時点は、データ線DLの立ち上がり時間を考慮して設定する。
ところで、書き込みイネーブル信号WSenable の立ち上がり開始時点は、データ線DLの立ち上がり時間を考慮して設定する。
また、スイッチ素子T1のオフ期間に対応する期間Taとスイッチ素子T1のオン期間に対応する期間Tbの比率は、この形態例の場合、Ta:Tb=K・CLi:Ctotal を満たすように決定する。
前式におけるCLiは、i行目の走査線WLを駆動する場合のデータ線部分の容量である。また、係数Kは、期間Taを最低限確保するための係数である。因みに、製造誤差を無視すると各画素の総容量Ctotal は基本的に同じである。
一般に、データ線ドライバ25からの距離が遠いほど配線容量CLiは大きくなる。従って、図10に示すように、データ線ドライバ25から遠い位置の画素31を駆動する場合ほど、水平走査期間の先頭部分に確保する期間Taの比率が増えることになる。
タイミングジェネレータ29は、データ信号Dinに基づいて各種のタイミング信号を生成する処理デバイスである。クロック信号の他、書き込みイネーブル信号WSenable 等も生成する。
(A−3)駆動動作
図11に、有機ELディスプレイ装置21の駆動動作を説明する信号波形例を示す。
図11(A)は、データ線DLの駆動による電位VDの変化を示す。図11(B)及び(C)は、走査線ドライバ27が供給する書き込み信号WSである。
図11に、有機ELディスプレイ装置21の駆動動作を説明する信号波形例を示す。
図11(A)は、データ線DLの駆動による電位VDの変化を示す。図11(B)及び(C)は、走査線ドライバ27が供給する書き込み信号WSである。
なお、図11(B)は、第I行目の走査線WLに印加される書き込み信号WSであり、図11(C)は、第I+1行目の走査線WLに印加される書き込み信号WSである。図11(D)は、水平同期信号HSである。
図11に示すように、水平走査期間が開始すると同時に、データ線DLの電位VDは、印加された信号電圧Vinに近づくように急速に変化する。
この際、データ線ドライバ25から見た容量はスイッチ素子T1がオン制御されている場合に比して格段に小さく見える。
この際、データ線ドライバ25から見た容量はスイッチ素子T1がオン制御されている場合に比して格段に小さく見える。
すなわち、時定数が小さく見える。このため、データ線DLの電位VDは、急峻に立ち上がる。
やがて、この期間Taが終了すると、書き込み信号WSがLレベルからHレベルに切り替わる。
やがて、この期間Taが終了すると、書き込み信号WSがLレベルからHレベルに切り替わる。
このタイミング以降、スイッチ素子T1はオン状態に制御され、スイッチ素子T1を通じて画素内のキャパシタCに対する信号電圧Vinの書き込みが開始される。
ただし、ここでの書込電位は、期間Taの駆動により到達した電位との最終到達電位である信号電圧Vinとの差分である。
ただし、ここでの書込電位は、期間Taの駆動により到達した電位との最終到達電位である信号電圧Vinとの差分である。
従って、データ線ドライバ25が駆動すべき負荷容量は大きくなるが、短時間のうちにデータ線DLの電位を信号電圧Vinまで駆動することができる。図11(A)ではこの動作を2段階の遷移波形として表している。
なお、消費電力Wは、C・V2・f
(C:容量,V:電圧,f:周波数)で算出される。この形態例の駆動方法の場合、期間Taの負荷容量は、配線容量CL だけで済む。従って、従来手法のように水平駆動期間の先頭からスイッチ素子T1をオン状態に制御する場合に比して、消費電力は大幅に低減される。
(C:容量,V:電圧,f:周波数)で算出される。この形態例の駆動方法の場合、期間Taの負荷容量は、配線容量CL だけで済む。従って、従来手法のように水平駆動期間の先頭からスイッチ素子T1をオン状態に制御する場合に比して、消費電力は大幅に低減される。
因みに、期間Taの終了後は、従来手法と同じ負荷容量を駆動する必要があるが、今度は駆動すべき電圧が大幅に小さくなる。従って、信号電圧Vinを画素31に書き込む際の消費電力Wは従来手法に比して大幅に小さくなる。
(A−4)形態例の効果
結果的に、信号電圧Vinに立ち上がるまでの総時間は、既存の駆動方式だけで駆動する場合に比して大幅に短縮される。従って、有機ELパネル23の解像度や駆動周波数が高い場合にも、特別な配線パターンや駆動回路を増やすことなく、十分な書き込み時間を確保することが可能になる。
結果的に、信号電圧Vinに立ち上がるまでの総時間は、既存の駆動方式だけで駆動する場合に比して大幅に短縮される。従って、有機ELパネル23の解像度や駆動周波数が高い場合にも、特別な配線パターンや駆動回路を増やすことなく、十分な書き込み時間を確保することが可能になる。
すなわち、データ線DLの電位は、キャパシタCに電位を書き込むのに十分な時間を残して信号電圧Vinまで変化する。結果的に、キャパシタCには、信号電圧Vinを忠実に書き込むことができ、画像品質の向上を実現できる。
また、信号電圧Vinの書き込みに伴い消費される電力も既存の駆動方式に比して小さくなる。
また、信号電圧Vinの書き込みに伴い消費される電力も既存の駆動方式に比して小さくなる。
また、この形態例の場合、画素内の総容量Ctotal がデータ線DLの容量及び抵抗に対して無視できないときも、書き込み電圧を高速化(オーバードライブ)することなく、簡易かつ低コストで駆動周波数の高速化に追従することができる。
(B)他の形態例
(B−1)期間Taの自動調整
前述の形態例においては、データ線ドライバ25からの書き込み対象である画素列までの距離(配線長)に応じて期間Taを固定的に設定する場合について説明した。
(B−1)期間Taの自動調整
前述の形態例においては、データ線ドライバ25からの書き込み対象である画素列までの距離(配線長)に応じて期間Taを固定的に設定する場合について説明した。
しかし、実際には製造ばらつき等の影響により、設定された期間では想定通りの特性が得られない可能性がある。すなわち、データ線DLの電位の変化が少なすぎたり、多すぎたりする可能性がある。
従って、適切な特性が得られるように先頭期間長を自動的に調整できることが望まれる。
図12に、期間Taの自動調整機能を搭載する有機ELディスプレイ装置21の主要構成部分を示す。
図12に、期間Taの自動調整機能を搭載する有機ELディスプレイ装置21の主要構成部分を示す。
図12は、1つのデータ線DLと1つの画素31との関係のみを表しているが実際には、この接続関係が全てのデータ線DLについて用意される。
期間Taの自動調整機能を実現する書き込みイネーブル信号幅調整部41は、タイミングジェネレータ29の内部に配置する。
期間Taの自動調整機能を実現する書き込みイネーブル信号幅調整部41は、タイミングジェネレータ29の内部に配置する。
書き込みイネーブル信号幅調整部41は、データ線ドライバ25から最も離れた位置から引き出したフィードバック線を通じて入力されるデータ線電位の変化を監視し、その変化が基準特性と一致するか否かに基づいて書き込みイネーブル信号WSenable の信号幅を増減する。
図13に、書き込みイネーブル信号幅調整部41の内部構成例を示す。
書き込みイネーブル信号幅調整部41は、A/D変換器43、信号幅制御部45、基準特性記憶部47及び書き込みイネーブル信号発生部49を搭載する。
書き込みイネーブル信号幅調整部41は、A/D変換器43、信号幅制御部45、基準特性記憶部47及び書き込みイネーブル信号発生部49を搭載する。
A/D変換器43は、フィードバック線を通じて入力されるアナログ電位をディジタルデータに変換する処理を実行する。変換対象であるアナログ電位は、テスト信号をデータ線DLに印加する場合にデータ線DLの最遠端側に出現する電位の変化である。
信号幅制御部45は、フィードバック線を通じて検出されたデータ線DLに固有の立ち上がり立ち下がり特性波形と基準特性記憶部47に記憶されている基準特性とを比較し、比較結果に応じて先頭部分の期間長を指定する制御信号を出力する。制御信号は書き込みイネーブル信号発生部47に与えられる。
書き込みイネーブル信号発生部49は、信号幅制御部45の制御信号により与えられる期間長だけスイッチ素子T1をオフ制御する書き込みイネーブル信号WSenable を発生する処理デバイスである。
図14に、書き込みイネーブル信号発生部49の内部回路例を示す。イネーブル信号発生部49は、例えば制御信号で指定される先頭期間長だけ各水平走査期間の先頭からHレベルに立ち上がるパルスを発生するパルス幅変調回路491と、パルス幅変調回路491から出力されるパルスを論理反転するインバーター493とで構成する。インバーター493の出力が書き込みイネーブル信号WSenable である。
因みに、この先頭期間長の調整機能は(データ線DLに対するテスト信号の印加は)、出荷前テスト時や経年変化に対する補正機能として定期的に実行されることが望ましい。
(B−2)他の画素構造
前述の形態例においては、スイッチ素子T1がNチャネルFET、電流ドライブ素子T2がPチャネルFETで構成される場合について説明した。
しかし、製造プロセス等に応じて必ずしもこの組み合わせである必要はない。
前述の形態例においては、スイッチ素子T1がNチャネルFET、電流ドライブ素子T2がPチャネルFETで構成される場合について説明した。
しかし、製造プロセス等に応じて必ずしもこの組み合わせである必要はない。
例えばスイッチ素子T1と電流ドライブ素子T2の両方をNチャネルFETで構成しも良い。図15に、この場合に対応する画素の等価回路を示す。この場合、キャパシタCの一方の電極は電流ドライバ素子T2のゲート端子に接続され、他方の電極はドレイン端子に接続される。
また例えばスイッチ素子T1をPチャネルFETで構成し、電流ドライブ素子T2をNチャネルFETで構成しても良い。また例えばスイッチ素子T1と電流ドライブ素子T2の両方をPチャネルFETで構成しも良い。
(B−3)製品例
(a)ドライブIC
有機ELディスプレイ装置21を構成する有機ELパネル23、データ線ドライバ25及び走査線ドライバ27は、いずれも1つのパネル上に形成することもできるが、ドライバと画素マトリクスとを別々に製造し、流通することもできる。
(a)ドライブIC
有機ELディスプレイ装置21を構成する有機ELパネル23、データ線ドライバ25及び走査線ドライバ27は、いずれも1つのパネル上に形成することもできるが、ドライバと画素マトリクスとを別々に製造し、流通することもできる。
例えば、データ線ドライバ25及び走査線ドライバ27はそれぞれ独立したドライブIC(integrated circuit)として製造し、有機ELパネル23とは独立に流通することもできる。
(b)表示モジュール
前述した形態例における有機ELディスプレイ装置21は、中間生成品である表示モジュールの形態で流通することもできる。
前述した形態例における有機ELディスプレイ装置21は、中間生成品である表示モジュールの形態で流通することもできる。
図16に、表示モジュール51の外観例を示す。表示モジュール51は、支持基板55の表面に対向部53を貼り合わせた構造を有している。対向部53は、ガラスその他の透明部材を基材とし、その表面にはカラーフィルタ、保護膜、遮光膜等が配置される。
なお、表示モジュール51には、外部から支持基板55に信号等を入出力するためのFPC(フレキシブルプリントサーキット)57等が設けられていても良い。
(c)電子機器
前述した形態例における有機ELディスプレイ装置21は、電子機器に実装された商品形態でも流通される。
図17に、電子機器61の概念構成例を示す。電子機器61は、前述した有機ELディスプレイ装置21及びシステム制御部63で構成される。システム制御部63で実行される処理内容は、電子機器61の商品形態により異なる。
前述した形態例における有機ELディスプレイ装置21は、電子機器に実装された商品形態でも流通される。
図17に、電子機器61の概念構成例を示す。電子機器61は、前述した有機ELディスプレイ装置21及びシステム制御部63で構成される。システム制御部63で実行される処理内容は、電子機器61の商品形態により異なる。
なお、電子機器61は、機器内で生成される又は外部から入力される画像や映像を表示する機能を搭載していれば、特定の分野の機器には限定されない。
この種の電子機器61には、例えばテレビジョン受像機が想定される。図18に、テレビジョン受像機71の外観例を示す。
この種の電子機器61には、例えばテレビジョン受像機が想定される。図18に、テレビジョン受像機71の外観例を示す。
テレビジョン受像機71の筐体正面には、フロントパネル73及びフィルターガラス75等で構成される表示画面77が配置される。表示画面77の部分が、形態例で説明した有機ELディスプレイ装置21に対応する。
また、この種の電子機器61には、例えばデジタルカメラが想定される。図19に、デジタルカメラ81の外観例を示す。図19(A)が正面側(被写体側)の外観例であり、図19(B)が背面側(撮影者側)の外観例である。
デジタルカメラ81は、撮像レンズ(図19は保護カバー83が閉じた状態であるので、保護カバー83の裏面側に配置される。)、フラッシュ用発光部85、表示画面87、コントロールスイッチ89及びシャッターボタン91で構成される。このうち、表示画面87の部分が、形態例で説明した有機ELディスプレイ装置21に対応する。
また、この種の電子機器61には、例えばビデオカメラが想定される。図20に、ビデオカメラ101の外観例を示す。
ビデオカメラ101は、本体103の前方に被写体を撮像する撮像レンズ105、撮影のスタート/ストップスイッチ107及び表示画面109で構成される。このうち、表示画面109の部分が、形態例で説明した有機ELディスプレイ装置21に対応する。
ビデオカメラ101は、本体103の前方に被写体を撮像する撮像レンズ105、撮影のスタート/ストップスイッチ107及び表示画面109で構成される。このうち、表示画面109の部分が、形態例で説明した有機ELディスプレイ装置21に対応する。
また、この種の電子機器61には、例えば携帯端末装置が想定される。図21に、携帯端末装置としての携帯電話機111の外観例を示す。図21に示す携帯電話機111は折りたたみ式であり、図21(A)が筐体を開いた状態の外観例であり、図21(B)が筐体を折りたたんだ状態の外観例である。
携帯電話機111は、上側筐体113、下側筐体115、連結部(この例ではヒンジ部)117、表示画面119、補助表示画面121、ピクチャーライト123及び撮像レンズ125で構成される。このうち、表示画面119及び補助表示画面121の部分が、形態例で説明した有機ELディスプレイ装置21に対応する。
また、この種の電子機器61には、例えばコンピュータが想定される。図22に、ノート型コンピュータ131の外観例を示す。
ノート型コンピュータ131は、下型筐体133、上側筐体135、キーボード137及び表示画面139で構成される。このうち、表示画面139の部分が、形態例で説明した有機ELディスプレイ装置21に対応する。
ノート型コンピュータ131は、下型筐体133、上側筐体135、キーボード137及び表示画面139で構成される。このうち、表示画面139の部分が、形態例で説明した有機ELディスプレイ装置21に対応する。
これらの他、電子機器61には、オーディオ再生装置、ゲーム機、電子ブック、電子辞書等が想定される。
(B−4)他の表示デバイス例
形態例の説明においては、表示デバイスが有機ELディスプレイ装置21である場合について説明した。
しかし、データ線ドライバ25及び走査線ドライバ27は、その他の自発光表示装置にも適用することができる。例えば無機ELディスプレイ装置、LEDを配列する表示装置、FEDディスプレイ装置やPDPディスプレイ装置等にも適用できる。
形態例の説明においては、表示デバイスが有機ELディスプレイ装置21である場合について説明した。
しかし、データ線ドライバ25及び走査線ドライバ27は、その他の自発光表示装置にも適用することができる。例えば無機ELディスプレイ装置、LEDを配列する表示装置、FEDディスプレイ装置やPDPディスプレイ装置等にも適用できる。
また、データ線ドライバ25及び走査線ドライバ27は、液晶表示装置等の非自発光表示装置にも適用できる。
図23に、データ線DLと走査線WLとの交点位置に形成される画素141と駆動回路との接続関係を示す。
図23に、データ線DLと走査線WLとの交点位置に形成される画素141と駆動回路との接続関係を示す。
図23に示すように、画素141の等価回路は、スイッチ素子T1とキャパシタC1として表すことができる。キャパシタC1が画素電極と対向電極に挟まれる液晶に対応する。発明者の提案する駆動方法を液晶表示装置に応用する場合にも、信号電圧の書き込み特性を改善することができる。従って、コストの増加を伴うことなく画質の向上を実現できる。
(B−5)制御デバイス構成
前述の説明では、データ線ドライバ25の駆動タイミングや走査線ドライバ27の駆動タイミングをハードウェア的に制御する場合について説明した。
しかし、これらの制御タイミングは、ソフトウェア処理を通じて制御しても良い。
前述の説明では、データ線ドライバ25の駆動タイミングや走査線ドライバ27の駆動タイミングをハードウェア的に制御する場合について説明した。
しかし、これらの制御タイミングは、ソフトウェア処理を通じて制御しても良い。
(B−6)その他
前述した形態例には、発明の趣旨の範囲内で様々な変形例が考えられる。また、本明細書の記載に基づいて創作される又は組み合わせられる各種の変形例及び応用例も考えられる。
前述した形態例には、発明の趣旨の範囲内で様々な変形例が考えられる。また、本明細書の記載に基づいて創作される又は組み合わせられる各種の変形例及び応用例も考えられる。
21 有機ELディスプレイ装置
23 有機ELパネル
25 データ線ドライバ
27 走査線ドライバ
29 タイミングジェネレータ
41 書き込みイネーブル信号幅調整部
61 電子機器
23 有機ELパネル
25 データ線ドライバ
27 走査線ドライバ
29 タイミングジェネレータ
41 書き込みイネーブル信号幅調整部
61 電子機器
Claims (9)
- アクティブマトリクス駆動型の表示デバイスを駆動する表示デバイス駆動回路において、
各水平走査期間の先頭に位置する第1の期間、対応画素に対する信号電圧の書き込みを制御するスイッチ素子を一斉にオフ状態に制御し、前記第1の期間に後続する第2の期間、前記スイッチ素子を一斉にオン状態に制御する走査線駆動部と、
前記第1及び第2の期間中、各水平走査期間の信号電圧を対応するデータ線に印加するデータ線駆動部と
を有することを特徴とする表示デバイス駆動回路。 - 請求項1に記載の表示デバイス駆動回路において、
前記第1の期間の長さは、信号電圧を書き込む画素列とデータ線駆動部とを接続するデータ線長に応じて個別に設定される
ことを特徴とする表示デバイス駆動回路。 - 請求項2に記載の表示デバイス駆動回路において、
前記第1の期間の長さTaと前記第2の期間の長さTbの比率を次式で設定する
ことを特徴とする表示デバイス駆動回路。
Ta:Tb=K・CLi:Ctotal
Kは、第1の期間を最低限確保するための係数
CLiは、データ線駆動部から信号電圧を書き込む画素列までのデータ線部分の容量
Ctotal は、画素内の総容量 - アクティブマトリクス駆動型の画素構造を有する表示領域と、
各水平走査期間の先頭に位置する第1の期間、対応画素に対する信号電圧の書き込みを制御するスイッチ素子を一斉にオフ状態に制御し、前記第1の期間に後続する第2の期間、前記スイッチ素子を一斉にオン状態に制御する走査線駆動部と、
前記第1及び第2の期間中、各水平走査期間の信号電圧を対応するデータ線に印加するデータ線駆動部と
を有することを特徴とするアクティブマトリクス駆動型の表示デバイス。 - 請求項4に記載の表示デバイスにおいて、
各画素がエレクトロルミネセンス素子で構成される
ことを特徴とする表示デバイス。 - 請求項4に記載の表示デバイスにおいて、
各画素が液晶で構成される
ことを特徴とする表示デバイス。 - アクティブマトリクス駆動型の画素構造を有する表示領域と、
各水平走査期間の先頭に位置する第1の期間、対応画素に対する信号電圧の書き込みを制御するスイッチ素子を一斉にオフ状態に制御し、前記第1の期間に後続する第2の期間、前記スイッチ素子を一斉にオン状態に制御する走査線駆動部と、
前記第1及び第2の期間中、各水平走査期間の信号電圧を対応するデータ線に印加するデータ線駆動部と、
システム制御部と
を有することを特徴とする電子機器。 - アクティブマトリクス駆動型の表示デバイスを駆動する表示デバイス駆動方法において、
各水平走査期間の先頭に位置する第1の期間、対応画素に対する信号電圧の書き込みを制御するスイッチ素子を一斉にオフ状態に制御し、前記第1の期間に後続する第2の期間、前記スイッチ素子を一斉にオン状態に制御する処理と、
前記第1及び第2の期間中、各水平走査期間の信号電圧を対応するデータ線に印加する処理と
を有することを特徴とする表示デバイス駆動方法。 - アクティブマトリクス駆動型の表示デバイスの駆動タイミングを制御するコンピュータに、
各水平走査期間の先頭に位置する第1の期間、対応画素に対する信号電圧の書き込みを制御するスイッチ素子を一斉にオフ状態に制御し、前記第1の期間に後続する第2の期間、前記スイッチ素子を一斉にオン状態に制御する処理と、
前記第1及び第2の期間中、各水平走査期間の信号電圧を対応するデータ線に印加する処理と
を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006342427A JP2008152176A (ja) | 2006-12-20 | 2006-12-20 | 表示デバイス駆動回路、表示デバイス、電子機器、表示デバイス駆動方法及びコンピュータプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006342427A JP2008152176A (ja) | 2006-12-20 | 2006-12-20 | 表示デバイス駆動回路、表示デバイス、電子機器、表示デバイス駆動方法及びコンピュータプログラム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2008152176A true JP2008152176A (ja) | 2008-07-03 |
Family
ID=39654366
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2006342427A Pending JP2008152176A (ja) | 2006-12-20 | 2006-12-20 | 表示デバイス駆動回路、表示デバイス、電子機器、表示デバイス駆動方法及びコンピュータプログラム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2008152176A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016189596A1 (ja) * | 2015-05-22 | 2016-12-01 | 堺ディスプレイプロダクト株式会社 | 表示装置 |
-
2006
- 2006-12-20 JP JP2006342427A patent/JP2008152176A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016189596A1 (ja) * | 2015-05-22 | 2016-12-01 | 堺ディスプレイプロダクト株式会社 | 表示装置 |
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