JP2008151664A - 三次元カムの測定方法、測定プログラムおよび測定ステージ - Google Patents
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Abstract
【課題】 カムの姿勢の傾きやカムの芯ズレを抑制して、三次元カムの形状を精度よく測定できる手段を提供する。
【解決手段】 三次元カムの測定方法は、以下のステップを備える。第1ステップでは、治具上に載置された三次元カムについて、所定の基準位置での形状が予備測定される。第2ステップでは、予備測定の結果に基づいて、三次元カムの姿勢が誤差範囲内に収まるか否かが判定される。第3ステップでは、三次元カムの姿勢が誤差範囲内に収まらない場合に、三次元カムと治具との位置関係を維持しつつ、予備測定の結果に基づいて治具の水平方向の位置および治具の傾きの少なくとも一方が調整され、第1ステップおよび第2ステップが繰り返される。第4ステップでは、三次元カムの姿勢が誤差範囲内に収まる場合に、三次元カムのカム面の形状が測定される。
【選択図】 図1
【解決手段】 三次元カムの測定方法は、以下のステップを備える。第1ステップでは、治具上に載置された三次元カムについて、所定の基準位置での形状が予備測定される。第2ステップでは、予備測定の結果に基づいて、三次元カムの姿勢が誤差範囲内に収まるか否かが判定される。第3ステップでは、三次元カムの姿勢が誤差範囲内に収まらない場合に、三次元カムと治具との位置関係を維持しつつ、予備測定の結果に基づいて治具の水平方向の位置および治具の傾きの少なくとも一方が調整され、第1ステップおよび第2ステップが繰り返される。第4ステップでは、三次元カムの姿勢が誤差範囲内に収まる場合に、三次元カムのカム面の形状が測定される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、三次元カムの形状の測定方法およびその関連技術に関する。
精密機器の機械要素の一つとして、回転軸方向に対してカム面が連続的に変化する三次元カムが従来から公知である。例えば、カメラのレンズ鏡筒には、レンズの繰り出し量を調整するために円筒型の三次元カムが使用されている。このような三次元カムを用いた精密機器では、三次元カムのカム面の形状精度に応じて製品の性能が左右されることとなる。そのため、三次元カムに関しては、金型の補正や製品検査のためにカム面の形状測定の精度を高めることが追求されている。例えば、三次元カムに関する測定方法の一例が特許文献1に開示されている。
特開2003−156327号公報
ところで、三次元カムの形状測定では、測定時におけるカムの姿勢の傾きやカムの芯ズレによって、カム面で測定すべき位置と実際の測定位置との間にズレが生じうる。しかし、従来は上記の三次元的な姿勢誤差を十分に補正しきれておらず、カム面の形状について有用な測定結果を得ることが現実には極めて困難であった。
一方で、ソフトウエア上の処理によって測定データのθh方向(回転方向および高さ方向)の誤差を補正することも従来から試みられている。しかし、測定姿勢に傾きや芯ズレのある場合には、そもそも測定すべき位置と実際の測定位置との間にズレが生じており、このような測定データに対してθh方向の二次元的な補正をかけても実効がないというのが現状であった。
一方で、ソフトウエア上の処理によって測定データのθh方向(回転方向および高さ方向)の誤差を補正することも従来から試みられている。しかし、測定姿勢に傾きや芯ズレのある場合には、そもそも測定すべき位置と実際の測定位置との間にズレが生じており、このような測定データに対してθh方向の二次元的な補正をかけても実効がないというのが現状であった。
本発明は上記従来技術の課題を解決するものである。本発明の目的の一つは、カムの姿勢の傾きやカムの芯ズレを抑制して、三次元カムの形状を精度よく測定できる手段を提供することにある。また、本発明の他の目的は、測定時における三次元カムの姿勢の傾きや芯ズレを的確に把握する手段を提供することである。
第1の発明に係る三次元カムの測定方法は、以下のステップを備える。第1ステップでは、治具上に載置された三次元カムについて、所定の基準位置での形状が予備測定される。第2ステップでは、予備測定の結果に基づいて、三次元カムの姿勢が誤差範囲内に収まるか否かが判定される。第3ステップでは、三次元カムの姿勢が誤差範囲内に収まらない場合に、三次元カムと治具との位置関係を維持しつつ、予備測定の結果に基づいて治具の水平方向の位置および治具の傾きの少なくとも一方が調整され、第1ステップおよび第2ステップが繰り返される。第4ステップでは、三次元カムの姿勢が誤差範囲内に収まる場合に、三次元カムのカム面の形状が測定される。
第2の発明は、第1の発明がさらに以下のステップを備える。第5ステップでは、カム面の測定データに基づく空間座標値と、三次元カムの三次元形状モデルとを位置合わせして適合させる演算が実行される。第6ステップでは、上記の演算の結果に基づいて、測定データの取得時における三次元カムの姿勢の水平方向ズレ量および傾きが推定される。
第3の発明に係る三次元カムの測定方法は、以下のステップを備える。第1ステップでは、治具上に載置された三次元カムのカム面の形状が測定される。第2ステップでは、カム面の測定データに基づく空間座標値と、三次元カムの三次元形状モデルとを位置合わせして適合させる演算が実行される。第3ステップでは、上記の演算の結果に基づいて、測定データの取得時における三次元カムの姿勢の水平方向ズレ量および傾きが推定される。
第3の発明に係る三次元カムの測定方法は、以下のステップを備える。第1ステップでは、治具上に載置された三次元カムのカム面の形状が測定される。第2ステップでは、カム面の測定データに基づく空間座標値と、三次元カムの三次元形状モデルとを位置合わせして適合させる演算が実行される。第3ステップでは、上記の演算の結果に基づいて、測定データの取得時における三次元カムの姿勢の水平方向ズレ量および傾きが推定される。
第4の発明に係る三次元カムの測定プログラムは、以下のステップがコンピュータによって実行される。第1ステップでは、三次元カムのカム面の形状を測定した測定データが読み込まれる。第2ステップでは、測定データに基づく空間座標値と、三次元カムの三次元形状モデルとを位置合わせして適合させる演算が実行される。第3ステップでは、上記の演算の結果に基づいて、測定データの取得時における三次元カムの姿勢の水平方向ズレ量および傾きが推定される。
第5の発明に係る三次元カムの測定ステージは、回動可能な本体部と、治具と、第1位置調整部と、第2位置調整部とを備える。治具は、本体部の上部に配置されるとともに、三次元カムを載置可能に構成される。第1位置調整部は、三次元カムを治具に載置した状態において、三次元カムと治具との位置関係を維持しつつ、治具の水平方向の位置を調整する。第2位置調整部は、三次元カムを治具に載置した状態において、三次元カムと治具との位置関係を維持しつつ、治具の傾きを調整する。
本発明の一の形態によれば、治具上に配置されたカムの姿勢の傾きやカムの芯ズレを抑制して、三次元カムの形状を精度よく測定できる。また、本発明の一の形態によれば、測定時における三次元カムの姿勢の傾きや芯ズレを精度良く把握できる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、本実施形態における三次元カムの測定システムの概要を示す図である。図2は、図1に示す測定テーブルの平面図である。
まず、本実施形態において測定対象となる円筒型の三次元カム(以後、円筒カム11と称する)の構成を説明する。円筒カム11は、カメラのレンズ鏡筒に配設されるものであって、本体部分の全体形状が円筒状をなしている。この円筒カム11の本体部分の内周面には、内側に向けて突出した段付部11aが形成されており、本体部分と段付部11aとの段差部分がカム面を形成している。また、本実施形態の本体部分には同一形状のカム面が3つ設けられている。各々のカム面は、本体部分の軸周回方向に120度の角度で回転対称をなすように配置されている。なお、上記の円筒カム11は樹脂材料を金型で成型して製造される。
まず、本実施形態において測定対象となる円筒型の三次元カム(以後、円筒カム11と称する)の構成を説明する。円筒カム11は、カメラのレンズ鏡筒に配設されるものであって、本体部分の全体形状が円筒状をなしている。この円筒カム11の本体部分の内周面には、内側に向けて突出した段付部11aが形成されており、本体部分と段付部11aとの段差部分がカム面を形成している。また、本実施形態の本体部分には同一形状のカム面が3つ設けられている。各々のカム面は、本体部分の軸周回方向に120度の角度で回転対称をなすように配置されている。なお、上記の円筒カム11は樹脂材料を金型で成型して製造される。
次に、本実施形態の測定システムの構成を説明する。測定システムは、測定ステージ12と、測定装置13と、制御装置14とを有している。
測定ステージ12は、本体部15と、姿勢調整テーブル16と、固定治具17とを有している。
測定ステージ12の本体部15の上面側には、姿勢調整テーブル16が固定されている。また、本体部15は、制御装置14の指示に応じて内蔵のモータ(不図示)を駆動させることで、図1の上下方向に延びる回転軸を中心として姿勢調整テーブル16を回転させる。
測定ステージ12は、本体部15と、姿勢調整テーブル16と、固定治具17とを有している。
測定ステージ12の本体部15の上面側には、姿勢調整テーブル16が固定されている。また、本体部15は、制御装置14の指示に応じて内蔵のモータ(不図示)を駆動させることで、図1の上下方向に延びる回転軸を中心として姿勢調整テーブル16を回転させる。
また、姿勢調整テーブル16は、シフトテーブル部18と、チルトテーブル部19とを有している。
シフトテーブル部18は、本体部15の上側に取り付けられている。このシフトテーブル部18は、本体部15に対して、本体部15の上面と水平なXY平面上で摺動可能に構成されている。また、シフトテーブル部18には、本体部15に対するX軸方向の移動量を調整する第1シフト駆動部20と、本体部15に対するY軸方向の移動量を調整する第2シフト駆動部21とが設けられている。上記した各々のシフト駆動部20,21は、リードナットおよびリードスクリューの組み合わせによるネジ送り機構と、リードスクリューを回動させるモータと、制御装置14の指示に応じてモータを駆動させる制御部とを有している。また、上記の制御部は無線通信機能を有しており、無線による制御装置14の指示によってモータを制御する(なお、各々のシフト駆動部20,21の構成に関する詳細な図示は省略する)。
シフトテーブル部18は、本体部15の上側に取り付けられている。このシフトテーブル部18は、本体部15に対して、本体部15の上面と水平なXY平面上で摺動可能に構成されている。また、シフトテーブル部18には、本体部15に対するX軸方向の移動量を調整する第1シフト駆動部20と、本体部15に対するY軸方向の移動量を調整する第2シフト駆動部21とが設けられている。上記した各々のシフト駆動部20,21は、リードナットおよびリードスクリューの組み合わせによるネジ送り機構と、リードスクリューを回動させるモータと、制御装置14の指示に応じてモータを駆動させる制御部とを有している。また、上記の制御部は無線通信機能を有しており、無線による制御装置14の指示によってモータを制御する(なお、各々のシフト駆動部20,21の構成に関する詳細な図示は省略する)。
また、シフトテーブル部18の上面には2つのリフトピン22が配置されている。各々のリフトピン22は、シフトテーブル部18に内蔵されたピン駆動部(不図示)によって、ピン先端位置が上下方向(本体部15の上面に対して垂直方向)に移動するように構成されている。なお、各々のピン駆動部は、それぞれ制御装置14と接続されている。
チルトテーブル部19は、その全体形状が略正方形状の平板であって、シフトテーブル部18の上側に配置されている。このチルトテーブル部19は、シフトテーブル部18の上面に配置された球状のスペーサ24と、2つのリフトピン22とによって三点で支持されている。そして、チルトテーブル部19は、2つのリフトピン22のピン先端位置を変化させることで、シフトテーブル部18に対する傾きを調整できるように構成されている。
チルトテーブル部19は、その全体形状が略正方形状の平板であって、シフトテーブル部18の上側に配置されている。このチルトテーブル部19は、シフトテーブル部18の上面に配置された球状のスペーサ24と、2つのリフトピン22とによって三点で支持されている。そして、チルトテーブル部19は、2つのリフトピン22のピン先端位置を変化させることで、シフトテーブル部18に対する傾きを調整できるように構成されている。
また、チルトテーブル部19の上面側には固定治具17が固定されている。固定治具17の全体形状は、円筒カム11の外径より若干大きな内径を有する底浅の円筒形状をなしている。そのため、固定治具17の内側には、円筒カム11を直立状態で位置決めして載置できるようになっている。なお、固定治具17に対する円筒カム11の固定は、例えば粘着テープを用いて行われる。
測定装置13は、プローブ25と、プローブ移動機構26と、測定制御部27とを有している。
プローブ25は、測定時にワーク(円筒カム11)の表面と接触し、ワーク各部における位置情報を測定装置13に入力する。
プローブ移動機構26は、プローブ25を吊下状態で保持するスライダと、スライダを支持する支持アームとを備えている。スライダは、プローブ25を上下方向および左右方向へ移動させる。また、支持アームは、スライダおよびプローブ25を前後方向に移動させるように構成されている(スライダおよび支持アームの図示は省略する)。
プローブ25は、測定時にワーク(円筒カム11)の表面と接触し、ワーク各部における位置情報を測定装置13に入力する。
プローブ移動機構26は、プローブ25を吊下状態で保持するスライダと、スライダを支持する支持アームとを備えている。スライダは、プローブ25を上下方向および左右方向へ移動させる。また、支持アームは、スライダおよびプローブ25を前後方向に移動させるように構成されている(スライダおよび支持アームの図示は省略する)。
測定制御部27は、制御装置14と接続されている。この測定制御部27は、制御装置14の指示に基づいて測定装置13の各部動作を制御する。また、測定制御部27は、プローブ25の接触位置に基づいてワークの形状に関する測定値を求めるとともに、測定値のデータを制御装置14に対して出力する。
制御装置14は、CPU28および記録部29を有している。CPU28は、シーケンスプログラムの実行によって測定システム全体の統括的な制御を行うとともに、測定プログラムに基づく各種の演算処理を実行する。また、記録部29は、測定装置13からの測定値のデータや、円筒カム11の設計データである三次元CADデータなどを記録する。
制御装置14は、CPU28および記録部29を有している。CPU28は、シーケンスプログラムの実行によって測定システム全体の統括的な制御を行うとともに、測定プログラムに基づく各種の演算処理を実行する。また、記録部29は、測定装置13からの測定値のデータや、円筒カム11の設計データである三次元CADデータなどを記録する。
次に、図3の流れ図を参照しつつ、本実施形態における円筒カム11の測定方法の流れを説明する。
ステップ101:ユーザーは、測定ステージ12の固定治具17に円筒カム11を載置する。その後、ユーザーは、円筒カム11の形状測定を開始する旨の指示を制御装置14に与える。
ステップ101:ユーザーは、測定ステージ12の固定治具17に円筒カム11を載置する。その後、ユーザーは、円筒カム11の形状測定を開始する旨の指示を制御装置14に与える。
ステップ102:制御装置14のCPU28は、ユーザーの指示(S101)に応じて、測定装置13を動作させて円筒カム11の予備測定を実行する。この予備測定において、測定装置13は円筒カム11に予め設定されている任意の基準位置(例えば、円筒カム11の内周面の所定箇所およびカム面の端部など)を測定する。そして、CPU28は、測定装置13から出力された基準位置の測定データを記録部29に記録する。
ステップ103:CPU28は、予備測定(S102)における基準位置の測定データに基づいて、固定治具17に載置された円筒カム11の姿勢が目標値との誤差範囲内に収まるか否かを判定する。ここで、上記の目標値は、芯ズレおよび傾きのない姿勢で固定治具17に円筒カム11を載置した状態での基準位置を示すものである。また、上記の姿勢誤差のパラメータは、円筒カム11の公差に応じて設定される。一例として、本実施形態での誤差範囲は±5μm程度に設定される。
目標値との誤差範囲内に収まる場合(YES側)には、CPU28はS106に移行する。一方、目標値との誤差範囲内に収まらない場合(NO側)には、CPU28はS104に移行する。
ステップ104:CPU28は、基準位置の測定データと目標値との差分に基づいて、円筒カム11の姿勢の補正量(水平方向のシフト補正量、傾き補正量)を演算する。
ステップ104:CPU28は、基準位置の測定データと目標値との差分に基づいて、円筒カム11の姿勢の補正量(水平方向のシフト補正量、傾き補正量)を演算する。
ステップ105:CPU28は、円筒カム11の姿勢の補正量(S104)に基づいて姿勢調整テーブル16を制御し、円筒カム11と固定治具17との位置関係を維持しつつ円筒カム11の姿勢を微調整する。具体的には、CPU28は、上記のシフト補正量に基づいて第1シフト駆動部20および第2シフト駆動部21を駆動させる。これにより、姿勢調整テーブル16のシフトテーブル部18が水平方向に移動し、円筒カム11の姿勢の芯ズレが補正される。また、CPU28は、上記の傾き補正量に基づいてピン駆動部を駆動させて、2本のリフトピン22のピン先端位置をそれぞれ調整する。これにより、姿勢調整テーブル16のチルトテーブル部19の傾きが変化し、円筒カム11の姿勢の傾きが補正されることとなる。
その後、CPU28はS102に戻って再び予備測定を実行して上記動作を繰り返す。すなわち、円筒カム11の姿勢が目標値との誤差範囲に収まるまで、CPU28は姿勢調整テーブル16によって円筒カム11の姿勢を機械的に調整し続ける。
ステップ106:CPU28は、測定装置13および測定ステージ12を動作させて、円筒カム11のカム面の形状の本測定を実行する。上記の本測定は、円筒カム11の3つのカム面に対してそれぞれ行われる。
ステップ106:CPU28は、測定装置13および測定ステージ12を動作させて、円筒カム11のカム面の形状の本測定を実行する。上記の本測定は、円筒カム11の3つのカム面に対してそれぞれ行われる。
具体的には、CPU28は、測定装置13のプローブ25を円筒カム11のカム面に接触させてから、測定ステージ12の本体部15を所定方向に回転させる。円筒カム11の回転に伴いプローブ25がカム面に倣って上下動することで、カム面の形状が測定装置13に入力される。そして、CPU28は、測定装置13から出力されたカム面の形状の測定データを記録部29に記録する。なお、カム面の形状の測定データは、例えば、測定ステージ12の回転角度ごとのプローブ25の位置のデータなどで構成される。
ステップ107:CPU28は、本測定によるカム面の形状の測定データ(S106)を、空間座標値の点群データにそれぞれ変換する。
ステップ108:CPU28は、空間座標値の点群データ(S107)と、三次元CADデータとのフィッティング処理を実行する。
第1に、CPU28は、点群データの各座標点に対して、三次元CADデータによるコンピュータ上の三次元形状モデルを位置合わせして適合させる演算を行う。一例として、CPU28は、点群データの各々の座標点と、三次元形状モデルのカム面の座標点との差が最小化する位置を最小二乗法により探索する。そして、CPU28は、三次元形状モデルの姿勢を調整して上記演算を繰り返すことで、点群データの各座標点と三次元形状モデルとの位置合わせを行う。このとき、CPU28は、ユーザーから与えられた拘束条件に基づいて、位置合わせのときに三次元形状モデルの姿勢変化の自由度を制限することもできる。さらに、CPU28は、カム面の任意部分の点群データを対象として、三次元形状モデルとのフィッテイング処理を行うようにしてもよい。
ステップ108:CPU28は、空間座標値の点群データ(S107)と、三次元CADデータとのフィッティング処理を実行する。
第1に、CPU28は、点群データの各座標点に対して、三次元CADデータによるコンピュータ上の三次元形状モデルを位置合わせして適合させる演算を行う。一例として、CPU28は、点群データの各々の座標点と、三次元形状モデルのカム面の座標点との差が最小化する位置を最小二乗法により探索する。そして、CPU28は、三次元形状モデルの姿勢を調整して上記演算を繰り返すことで、点群データの各座標点と三次元形状モデルとの位置合わせを行う。このとき、CPU28は、ユーザーから与えられた拘束条件に基づいて、位置合わせのときに三次元形状モデルの姿勢変化の自由度を制限することもできる。さらに、CPU28は、カム面の任意部分の点群データを対象として、三次元形状モデルとのフィッテイング処理を行うようにしてもよい。
第2に、CPU28は、点群データが適合した状態での三次元モデルの水平方向ズレ量や傾きに基づいて、本測定時における円筒カム11の姿勢(円筒カム11の水平方向ズレ量および傾き)を推定する。そして、CPU28は、上記の測定姿勢の推定データを本測定の測定データ(S106)に対応付けして記録部29に記録する。なお、CPU28は、点群データが適合した状態において、各々の測定データの三次元形状モデルとの誤差量を、θh成分またはθr成分として出力することもできる。以上で図3の流れ図の説明を終了する。
以下、本実施形態の作用効果を説明する。
本実施形態の測定システムでは、予備測定の結果に応じて円筒カム11の姿勢が機械的に調整される(S102〜S105)。そのため、円筒カム11の傾きや芯ズレによる姿勢誤差が本測定前にほぼ除去されるので、円筒カム11のカム面の形状を精度よく測定できる。
本実施形態の測定システムでは、予備測定の結果に応じて円筒カム11の姿勢が機械的に調整される(S102〜S105)。そのため、円筒カム11の傾きや芯ズレによる姿勢誤差が本測定前にほぼ除去されるので、円筒カム11のカム面の形状を精度よく測定できる。
また、本実施形態の測定システムでは、空間座標値の点群データと三次元CADデータとのフィッティング処理によって、本測定時における円筒カム11の測定姿勢の推定データが生成される(S108)。そのため、ユーザーは、測定姿勢の推定データを参照することで本測定時の円筒カム11の姿勢を把握でき、各々の測定データの信頼性をより正確に評価できるようになる。さらに、信頼性の高い測定データから把握された製品形状を金型にフィードバックすることで、より寸法精度の優れた円筒カム11を製造することが可能となる。
(実施形態の補足事項)
(1)上記実施形態でのCPU28は、S108の後に測定姿勢の推定データに基づいて姿勢調整テーブル16を制御して円筒カム11の姿勢を調整し、再び本測定を行うようにしてもよい。また、本発明の形状測定方法では、予備測定に基づく円筒カム11の姿勢調整の工程を省略し、本測定の後に三次元モデルとのフィッティング処理のみを行うようにしてもよい。
(1)上記実施形態でのCPU28は、S108の後に測定姿勢の推定データに基づいて姿勢調整テーブル16を制御して円筒カム11の姿勢を調整し、再び本測定を行うようにしてもよい。また、本発明の形状測定方法では、予備測定に基づく円筒カム11の姿勢調整の工程を省略し、本測定の後に三次元モデルとのフィッティング処理のみを行うようにしてもよい。
(2)本発明の形状測定方法は、上記実施形態の円筒カムの形状測定に限定されるものではなく、他の形状の三次元カムを含む三次元形状加工物に広く応用できる。
(3)上記実施形態では、プローブ25による接触式の三次元測定器を用いる例を説明したが、本発明の構成は、レーザーなどを用いた非接触式の三次元測定器で形状測定を行うものであってもよい。
(3)上記実施形態では、プローブ25による接触式の三次元測定器を用いる例を説明したが、本発明の構成は、レーザーなどを用いた非接触式の三次元測定器で形状測定を行うものであってもよい。
なお、本発明は、その精神またはその主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形で実施することができる。そのため、上述した実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明は、特許請求の範囲によって示されるものであって、本発明は明細書本文にはなんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内である。
11…円筒カム、12…測定ステージ、13…測定装置、14…制御装置、15…本体部、16…姿勢調整テーブル、17…固定治具、18…シフトテーブル部、19…チルトテーブル部、20…第1シフト駆動部、21…第2シフト駆動部、22…リフトピン、28…CPU
Claims (5)
- 治具上に載置された三次元カムについて、所定の基準位置での形状を予備測定する第1ステップと、
前記予備測定の結果に基づいて、前記三次元カムの姿勢が誤差範囲内に収まるか否かを判定する第2ステップと、
前記三次元カムの姿勢が誤差範囲内に収まらない場合に、前記三次元カムと前記治具との位置関係を維持しつつ、前記予備測定の結果に基づいて前記治具の水平方向の位置および前記治具の傾きの少なくとも一方を調整し、前記第1ステップおよび前記第2ステップを繰り返す第3ステップと、
前記三次元カムの姿勢が誤差範囲内に収まる場合に、前記三次元カムのカム面の形状を測定する第4ステップと、
を備えることを特徴とする三次元カムの測定方法。 - 請求項1に記載の三次元カムの測定方法において、
前記カム面の測定データに基づく空間座標値と、前記三次元カムの三次元形状モデルとを位置合わせして適合させる演算を実行する第5ステップと、
前記演算の結果に基づいて、前記測定データの取得時における前記三次元カムの姿勢の水平方向ズレ量および傾きを推定する第6ステップと、
をさらに備えることを特徴とする三次元カムの測定方法。 - 治具上に載置された三次元カムのカム面の形状を測定する第1ステップと、
前記カム面の測定データに基づく空間座標値と、前記三次元カムの三次元形状モデルとを位置合わせして適合させる演算を実行する第2ステップと、
前記演算の結果に基づいて、前記測定データの取得時における前記三次元カムの姿勢の水平方向ズレ量および傾きを推定する第3ステップと、
を備えることを特徴とする三次元カムの測定方法。 - 三次元カムのカム面の形状を測定した測定データを読み込む第1ステップと、
前記測定データに基づく空間座標値と、前記三次元カムの三次元形状モデルとを位置合わせして適合させる演算を実行する第2ステップと、
前記演算の結果に基づいて、前記測定データの取得時における前記三次元カムの姿勢の水平方向ズレ量および傾きを推定する第3ステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とする三次元カムの測定プログラム。 - 回動可能な本体部と、
前記本体部の上部に配置されるとともに、三次元カムを載置可能な治具と、
前記三次元カムを前記治具に載置した状態において、前記三次元カムと前記治具との位置関係を維持しつつ、前記治具の水平方向の位置を調整する第1位置調整部と、
前記三次元カムを前記治具に載置した状態において、前記三次元カムと前記治具との位置関係を維持しつつ、前記治具の傾きを調整する第2位置調整部と、
を備えることを特徴とする三次元カムの測定ステージ。
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2008151664A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100944975B1 (ko) | 2009-09-30 | 2010-03-05 | (주)리모텍 | 캠 검사장치를 이용한 캠 검사방법 |
| JP2010185804A (ja) * | 2009-02-13 | 2010-08-26 | Mitsutoyo Corp | 形状測定装置、形状測定方法、及びプログラム |
| CN116243651A (zh) * | 2023-03-14 | 2023-06-09 | 西门子(中国)有限公司 | 跨周期凸轮曲线创建与同步控制方法、系统、介质以及电子设备 |
-
2006
- 2006-12-18 JP JP2006340415A patent/JP2008151664A/ja not_active Withdrawn
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010185804A (ja) * | 2009-02-13 | 2010-08-26 | Mitsutoyo Corp | 形状測定装置、形状測定方法、及びプログラム |
| KR100944975B1 (ko) | 2009-09-30 | 2010-03-05 | (주)리모텍 | 캠 검사장치를 이용한 캠 검사방법 |
| CN116243651A (zh) * | 2023-03-14 | 2023-06-09 | 西门子(中国)有限公司 | 跨周期凸轮曲线创建与同步控制方法、系统、介质以及电子设备 |
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